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炎と水の争い

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●炎の精霊と水の大蛇
 湿った沼地に、水流で出来た大蛇が空へ鼻先を向けた。
 虎の姿をした炎の精霊が空を駆けていると、水の大蛇は不服そうに口から水弾を放った。
「水の何故にその様な事をする!」
 炎の精霊の尻尾を掠めた水弾が気に触ったのだろう、水の大蛇に向かって咆哮した。
「何、沼から出られぬワシの遊び相手にして欲しいだけよ」
 ぴちゃり、と口の間から出された細長い舌から水を滴らせ、水の大蛇は悪気がない様子で言った。
「いいや、観念ならん! 正々堂々と戦え! 場所はあの村だ、負けたら幾らでも遊んでやろう」
 そう言い残して炎の精霊は、水の大蛇に尻尾を向けて走り去った。

●グモリアベース
「皆、集まってくれてありがとう。アックス&ウィザーズ世界で炎の精霊と水の大蛇が衝突する予知があった」
 神山・楼炎(蒼銀の堕人狼・f01748)が集まった猟兵達にそう告げた。
「放置すれば良いと思っているだろうが、皆にお願いする理由は他にもあるワケだ」
 古びた用紙を広げ、それにはアックス&ウィザーズ世界の1部だけだが地図が描かれていた。
「そう、ぶどう酒が名産である村が戦場になるかもしれないからだ」
 炎の精霊が通ると予知されたルート上に、村があり水の大蛇も迎え撃つ為に沼の規模も広げながら村へと進んでいる事を地図に駒を置いて、ソレを動かしながら説明をする。
「そいう事もあり双方が衝突する前に、炎の精霊と水の大蛇を討伐して欲しい」
 楼炎は銀と緋色の瞳で猟兵に視線を向けた。
「水の大蛇の移動速度はかなり遅いから、先に炎の精霊を討伐して欲しい。大丈夫、皆なら出来る。おっと、それと村を助けた後は豊作を願って闘技大会が行われるそうだから参加しても良いぞ。それじゃ、朗報をまってる」
 と、言って楼炎は猟兵達を見送った。


龍真 神
 こんにちは、まだまだ新米MSの龍真 神です。
 1章、炎の精霊 退治
 2章、水の大蛇 退治
 3章、闘技大会
 の、3章構成となっております。
 皆さんの参加をお待ちしております。
 よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『炎の精霊』

POW   :    炎の身体
【燃え盛る身体】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に炎の傷跡が刻まれ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD   :    空駆け
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
WIZ   :    火喰い
予め【炎や高熱を吸収する】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

トレイシー・ノックス
はぁ……面倒だけど、放置した方がもっと面倒になりそうな状況ね。
せめて早めに片づけたいところだけど……。

まずは炎の精霊を退治するって話だったわね。
空を自在に駆け回るみたいだけど、私の【神算曲射】の複雑な軌道を読み切って回避できるのかしら?
どれだけジャンプを繰り返そうと、計算で上回って捕えてやるわ。

てかこいつ……喧嘩するんなら他人に迷惑かけないとこでやりなさいよ。
なんでわざわざ人のいる村まで行って喧嘩しようとするのか……。
喧嘩を見世物にして自分の力を固持しようとでも言うんなら、精霊のくせして随分と幼稚なことね。

「お子様のじゃれあいで面倒ごとが増えるのは御免なの。消えてくれる?」



「はぁ……面倒だけど、放置した方がもっと面倒になりそうな状況ね」
 グモリア猟兵から話を聞いたトレイシー・ノックス(インドア狩人・f06024)は、小さくため息を吐くとアックス&ウィザーズ世界へ足を踏み入れた。
 広々とした草原に風が通り抜け、赤い三つ編みの髪がふわりと靡いた。
 村とは反対側に視線を向けると、酸素を受けた炎の精霊の体は激しく燃え上がらせながら空を駆けている。
「どう撃てばどんな軌道を描くのか、全部この頭に入っているのよ」
 トレイシーが『神算曲射(カルキュレーション・ショット)』を発動させ、愛用の狩猟弓に矢をつがえて弦をぐっと引いた。
 綿密な計算により、放たれた矢は複雑な軌道を描きながら炎の精霊に吸い込まれる様に刺さるハズがーー『空駆け』を発動して避けられてしまった。
「お子様のじゃれあいで面倒ごとが増えるのは御免なの。消えてくれる?」
 トレイシーはもう一度、矢をつがえて愛用の狩猟弓で放つと炎の精霊に刺さり、大地を揺るがす程の咆哮を上げた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

箒星・仄々
心情
大勢の方の命がかかっています
絶対に負けられません
相手がオブリビオンなら尚更です
村をお守りしましょう

手段
今を生き未来へ進む者たちを称える歌で仲間を鼓舞し
聖なる調べで敵の行動を鈍らせます
:歌唱&破魔&鼓舞&演奏&祈り&優しさ&勇気&手をつなぐ

魔法で姿を隠し目を眩ませた後
一気に残像分身
UCで攻撃力強化
紅・蒼・碧の各色のオーラに
刀身と全身が包まれた私&分身さん達が
怒涛の連続攻撃!
:迷彩&忍び足&残像&早業&先制攻撃&見切り&属性攻撃&串刺し

敵攻撃は霧影分身こと残像&早業&見切りで回避
炎の傷跡は水の魔力で打ち消し
炎吸収は霧雨を降らせることで阻害

未来を
命を護る為
過去である貴方を骸の海へ還します!



「大勢の方の命がかかっています! 絶対に負けられません。相手がオブリビオンなら尚更です。村をお守りしましょう!」
 箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)が大きな瞳に映る炎の精霊に向かって声高らかに言った。
 カッツェンリートをかき鳴らし仲間を鼓舞し、勇気づけると美しい旋律を口で奏でながら優しさを込め、そして祈るーー炎の精霊よ、その足を止めよ。
 だが、炎の精霊は咆哮で歌を打ち消してしまう。
「耳障りな!」
 『炎の身体』を発動させ、炎のの精霊は燃え盛る体のまま仄々へ大きな前足で切り裂いた。
「……っ!」
 小さな四肢で踏ん張り、火傷により所々熱さを通り越した痛みに耐えながらも仄々は顔を上げた。
 『トリニティ・エンハンス』を発動させ、攻撃力を強化するとカッツェンナーゲルを手にして残像を残しながら魔法剣を振るう。

 未来を

 命を護る為

 過去である貴方を骸の海へ還します!

 斬ーー水の魔力を纏ったカッツェンナーゲルによって、炎の精霊に傷を負わせる事が出来た。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

花巻・里香
一応、人間の体に変装しておくとして。
闘技大会…そこはぶどう踏みではないのね?時期が悪かったかしら
それにしてもすごく天敵そうな相手ね
とはいえ、こちらもただの人形や糸では無いわよ

悪いけれどここから先へは行かせないわ
挑発し相手にとっては敵にもならない弱者や獲物の誘惑で誑かし誘き寄せ、
油断を誘ってだまし討ちするように仕掛けた罠を
サイキックエナジーの糸で炎の精霊達を抵抗する間も与えずに【蟲惑の小部屋】へ送り込むわね
傍迷惑な獣は小さな花に擬態した、炎も喰らう火食い蟲達の餌食となりなさい
熱も痕跡も残させないわよ

小部屋から脱出してきたのなら透明化したからくり人形でだまし討ちとばかりに追撃するわ



「悪いけれどここから先へは行かせないわ」
 炎の精霊の前に立ち塞がる花巻・里香(クリスタリアンの人形遣い・f05048)は、じっとルビーの様な瞳で見つめた。
「何? 水の大蛇に挑発されて、怒る心の狭いオブリビオンがいるとは聞いていましたわ。まだ、水の大蛇の方が心が広いようですわね」
 里香が炎の精霊を挑発に乗るような言葉を口にすると、怒りを露にしたまま草原を焼き払いながら駆け出す。
 フォース・ストリングから極めて細く丈夫なサイキックエナジーでできた糸を張り、怒りで我を忘れた炎の精霊は易々と引っ掛かった。
「蟲惑の小部屋――」
 抵抗出来ぬように糸で炎の精霊を縛ると、里香は『蟲惑の小部屋(コワクノコベヤ)』を発動し、蟲達の小部屋へ吸い込まれる様に入っていった。
「小さき虫……か」
 『火喰い』であらかじめ炎を吸収していた炎の精霊は、素早く動きながら虫達を蹴散らすもののーー虫は炎をも喰らった。
「入るのは難だが、出るのは容易い、か」
 炎の精霊が小部屋から飛び出すと、風景と擬態した花蟷螂が騙し討ちするがーー咆哮を上げて操ってる主である里香に向かって叩き返した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ガルディエ・ワールレイド
喧嘩なら他所に迷惑をかけぇようにやりな。
一応聞いといてやるが、今から帰る気はねぇのか? 帰らねぇって言うんなら討伐せざるを得ねぇが。

◆戦闘
武装は【怪力】【2回攻撃】を活かす長剣とハルバードの二刀流
武器にはライフドレイン(【生命力吸収】)と水(【属性攻撃】)の魔力を付与するぜ。精霊とやらに普通の物理攻撃が効くかわからねぇからな。

守りは【武器受け】【オーラ防御】を活用
味方に通ってヤバそうな攻撃は【かばう】

ユーベルコードは【竜神気】を使用
単純な攻撃手段としても使うし、敵の体勢を崩す意図でも使うぜ
特に敵がジャンプした時だな。これで自分や仲間の命中回避を援護出来りゃ良いんだが。



「喧嘩なら他所に迷惑をかけぇようにやりな。一応聞いといてやるが、今から帰る気はねぇのか? 帰らねぇって言うんなら討伐せざるを得ねぇが」
 鋭い眼光を向けながらガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)は、燃える様な体の炎の精霊に問うた。
「何故? 喧嘩ではない、我と水のどちからが上かを確認する戦いである」
 炎の精霊が答えると、ガルディエは何故“村でする必要があるのか?”と疑問が脳裏を過った。
 答えは出てるーー彼らがオブリビオンだからだ。
 怪力を活かしてガルディエは、複合魔槍斧ジレイザと複合魔剣レギアを2本を手にした。
「精霊とやらに普通の物理攻撃が効くかわからねぇからな」
 空気を切りながら複合魔槍斧ジレイザを振り、炎の精霊が回避した瞬間に息を吐かせる暇を与えずに複合魔剣レギアを突き出した。
「成程、人にしては面白い事をする」
 炎の身体に傷が付いたのを見て、炎の精霊は口元を吊り上げて笑った。
 『炎の身体』を発動させ、草原に火を放って自身の戦闘力を上げる。
「ありがとうよ。悪ぃな。そこも俺の間合いだ」
 ガルディエは『竜神気(ドラゴニック・フォース)』を発動させ、見えない己が内から湧き出る異端の神の力を放つと炎の精霊の体を貫いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

リメイヤ・ルシータ
ここが別の世界…。地面も空も自然の物なんだよね…?今度ゆっくり見て回りたいなぁ~…。

あの遠目にこっちにやって来てるのが炎の精霊ってやつね。
これ以上村の方に行かないように気を引いてみましょう。
携帯端末のゲームの中の機械を具現化して「エレクトロレギオン」を使うよ。
うーん、でも、これで大ダメージって訳にもいかないでしょうし、【時間稼ぎ】ができるように頑張るわ。

それにしても、地面に穴をあけても大丈夫って今まで考えたこともなかったわ。



「ここが別の世界……地面も空も自然の物なんだよね……? 今度ゆっくり見て回りたいなぁ~……」
 初めてアックス&ウィザーズ世界に足を着けたリメイヤ・ルシータ(スペースノイドの電脳魔術士・f01041)は、宇宙船から見える宇宙や人工物等しか知らないから本物の草原を灰色の瞳に映すと思わず息を吐くのも忘れてしまう。
「そして、あれが炎の精霊……」
 焦げ臭い煙り上がっている方向に視線を向けると、リメイヤの視界には赤い体にオレンジ色のラインで虎の様な模様である炎の精霊。
「村に近付けないようにしないとね」
 リメイヤは『エレクトロレギオン』を発動させ、見慣れた携帯端末のゲームの中の機械をモデルとして召喚した70体の『機械兵器』を炎の精霊に向けて前進させた。
 倒せないだろう、致命傷を与えるのは不可能ならばーーやれる事は時間稼ぎ。
 電脳ゴーグルを被ったまま、機械兵器を携帯端末のゲームを操作する様に動かして炎の精霊の足元を駆け抜けた。
「大丈夫。わたしが出来る事をすれば……うん!」
 リメイヤは機械兵器を操り、炎の精霊の進行を止めて時間稼ぎする事に成功した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユウヤ・シュバルツ
相棒の結華(f01731)と一緒に参加するぜ!アドリブ歓迎!

炎の虎が空をかける姿を見て感嘆して
「すげーな!あの虎、空を飛んでやがるぜ」
いつものダガーでなく、二丁の拳銃を取り出し結華に目配せし
「あれに近接戦を挑むのはちと厄介だ。こっちでいくぜ?」
「おう、任せとけ!」

敵の動きを【見切り】風の弾丸を【2回攻撃】で撃ち込む。
「巨体に似合わず速ぇな。だが、こっちだって負けてねぇぞ!」
敵の攻撃は【残像】で回避する。
「当たってたまるかよ!」

【風霊召喚】でシルフを呼び出し、魔力のリロードと弾丸の強化を頼む。
「まだ足りねぇか。なら……シルフ!」
呼び出された少女に目配せし、ニヤリと笑い
「さぁ、こっからが本番だぜ」


御門・結華
マスターであるユウヤ(f01546)と一緒に参加。アドリブ歓迎です。

「マスター。喜んでる場合ではありません」
水を纏う薙刀、アクアグレイブを抜刀し【精霊武装】で水のエレメントを装着します。
「わかりました。格闘戦はお任せ下さい」
水のエレメントによりウンディーネの魔力を体に纏い、瞳と髪の色が青色に染まります。
「マスター、援護射撃をお願いします」

水の【オーラ防御】を纏うことで得た【火炎体勢】を活かし、近接戦闘を挑みます。
「力を貸してください、ウンディーネ」
【ダッシュ】で踏み込み、刃に纏わせた水の魔力による【属性攻撃】を放ちます。
「断ち斬ります」
敵の攻撃は水を纏わせた刃で【武器受け】します。
「甘いです」



「すげーな! あの虎、空を飛んでやがるぜ」
 空を駆ける炎の精霊を見てユウヤ・シュバルツ(人間のシーフ・f01546)が感嘆の声を上げた。
「マスター。喜んでる場合ではありません」
 無邪気に言うユウヤを横目に御門・結華(色褪せた精霊人形・f01731)は、水の精霊ウンディーネの加護が宿る薙刀『アクアグレイブ』を両手で持つと構え、『精霊武装(エンチャントエレメンタル)』を発動させた。
「あれに近接戦を挑むのはちと厄介だ。こっちでいくぜ?」
 ユウヤが腰に付いているガンホルダーから、風の精霊シルフの力が込められた精霊銃『風霊銃』2丁を取り出した。
「わかりました。格闘戦はお任せ下さい」
 水の精霊ウンディーネの加護より、結華の灰色の瞳と髪は透き通る様な水色に変化した。
「マスター、援護射撃をお願いします」
 結華が水色の髪を靡かせ、草原を蹴って走り出した。
「おう、任せとけ!」
 結華に目配せすると、ユウヤは風霊銃の銃口を素早く炎の精霊に向けた。
「力を貸してください、ウンディーネ」
 水のオーラ防御、そして火炎耐性がある結華は、ダッシュで炎の精霊と間を詰めた。
「断ち斬ります」
 結華が淡々とした口調で言いながら、水属性を得たアクアグレイブを下から振り上げた。
 手応えはあったがーー炎の精霊は、『火喰い』より強化されていたので攻撃をものともせずに前足を振り上げた。
「巨体に似合わず速ぇな。だが、こっちだって負けてねぇぞ!」
 腕をクロスしてユウヤは、風霊銃のトリガーを引いて弾丸を炎の精霊に向かって放った。
「甘いです」
 弾丸も受けてもなお、炎の精霊は前足を振り下ろすがーー結華が水飛沫を上げながら攻撃をアクアグレイブで受け止めた。
「まだ足りねぇか。なら……シルフ!」
 『風霊召喚(サモンシルフ)』を発動させ、ユウヤの2丁ある風霊銃の強化と魔力のリロードを手伝って貰った。
「さぁ、こっからが本番だぜ」
 呼ばれた風の精霊にユウヤは視線を向けると、互いに笑みを浮かべた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルビィ・リオネッタ
相棒の紫音と連携

「シオン…アンタ闘技大会って聞いてうずうずしてるでしょ」

・戦法
アタシとシオンで空と地から連携&挟撃

飛行して炎の精霊の上へ
翅を持つ者として空では負けない
機動力を生かして『相手を空に逃がさない』

レイピアには属性攻撃で氷の力を込める
『早業・2回攻撃・フェイント・先制攻撃』で手数を増やし、顔付近を飛び回り『目潰し・マヒ攻撃・毒使い』で移動を制限

攻撃は『視力・見切り』でよく視て『残像・空中戦・逃げ足』で回避

二人の攻撃で水蒸気が沢山発生するかもね
目隠しに使い『目立たない・暗視・暗殺』を生かすわ

相手の疲労が見えたら『精霊の抱擁』
文字通り敵を氷属性の魔法の手で掴んで動きを止める

「シオン今よ!」


六道・紫音
ふむ、闘技大会とは興味深いが…まずは前哨戦として精霊達を切り捨てよう。
「無論、ぜひ参加させて頂きたいのでな」

・策
「ルビィ、行くぞ!」
相棒ルビィと共闘。
ルビィと俺で連携して敵を空と地から挟撃し、疲れさせながら斬り伏せてゆき最後は一網打尽にする。

・移
『残像』を伴いながら『ダッシュ』で一足飛びに駆ける《縮地》にて、刀の間合いまで素早く距離を詰める。

・攻
「任せろルビィ!」
相棒とタイミングを合わせて攻勢に出る。
『鎧無視効果』と『怪力』を発揮し守りすら無効化する【伍之太刀《氷牙》】を叩き込み『属性攻撃』の力で地形ごと凍らせながら跡形も無く粉砕する氷の斬撃を『二回攻撃』で素早く連続で繰り出し、敵を殲滅する。


亞東・霧亥
【WIZ】
おー、すげえな。
周囲の炎や熱気が吸い込まれていく。
そこそこ時間が掛かりそうだから、俺も溜め始めるとしよう。

白、青、黄、緑、赤、紫、虹の順に攻撃力が高まっていく。
最大溜めが1分ちょい。
銃身が虹色に光る頃、敵の準備も終わったっぽい?

『グラップル』の特殊な体捌きで『残像』を作り囮にする。
同時に『見切り』を行い『カウンター』を試みる。

【アニマ・インジェクション】
『零距離射撃』も併用。

「普通は炎虎に熱線銃は相性最悪なんだが、残念ながら今から撃つのは俺の生命力、高純度のエネルギーだ。耐えれたら褒めてやる。」



「シオン……アンタ闘技大会って聞いてうずうずしてるでしょ」
 パタパタと羽根をはばたかせながらルビィ・リオネッタ(小さな暗殺蝶・f01944)は、隣にいる相棒である六道・紫音(剣聖・f01807)に微笑みながら言った。
「無論、ぜひ参加させて頂きたいのでな」
 否定せず、素直に紫音は頷きながら答えた。
「ルビィ、行くぞ!」
 宝刀《皇月》を抜刀すると、紫音が駆け出すとルビィはふわりと青空が広がる空へと舞い上がった。
「空はアンタだけの領域ってワケじゃないけど、空へ逃がすワケにはいかないのよ」
 ルビィは氷の属性を纏った銀のレイピアを鞘から引き抜くと、先制攻撃を早業で鮮やかにレイピアを捌きを2回攻撃で見せる。
「この、虫がぁ!」
 炎の精霊が前足を振り上げると、ルビィはフェイントをして見切りで避けると顔の周囲を飛び回り、目を突いたり毒使いで毒にさせた。
「隙有り!」
 残像を伴うダッシュで素早く炎の精霊との間を詰めた。
「可愛がってあげるわ♪」
 『精霊の抱擁(セイレイノホウヨウ)』を発動させ、ルビィは見えない氷属性魔法の手で炎の精霊を掴む。
「シオン今よ!」
「任せろルビィ!」
 ルビィが声を上げると、紫音は力強く答えた。
「凍らせてやろう…!」
 『伍之太刀《氷牙》(ゴノタチ・ヒョウガ)』が発動し、氷属性の剣気を纏った宝刀《皇月》で炎の精霊を一刀両断すると草原までも氷に覆われた。
 しかし、炎の精霊はそれでもなお『炎の身体』で氷を溶かし、再び草原や大地を燃やす。
 更に『火喰い』で炎や高熱を吸収すると、凍り掛かった体は再び燃え上がった。
「おー、すげえな。周囲の炎や熱気が吸い込まれていく」
 その様子を眺めている亞東・霧亥(冒険野郎若作りなおっさん・f05789)が、炎の精霊がそこまでの生命力を持っていることに感嘆の声を上げた。
「そこそこ時間が掛かりそうだから、俺も溜め始めるとしよう」
 霧亥が集中する間に、ルビィと紫音は炎の精霊から一旦距離を開けて体勢を立て直す事にした。
 深呼吸をするとガンホルダーから取り出したSacrificeを額に当てると、生命力をゆっくりと注ぎ込む。
 白、青、黄、緑、赤、紫、虹へと順番に色がゆっくりと変化していき、炎の精霊が少し開いた口から炎を吐きながら猟兵達を見据えた。
「準備完了だ。さぁ、相手してやるぜ!」
 霧亥は素早い身のこなしでグラップルの特殊な体捌きをで残像を残しながら、炎の精霊の攻撃を見切ると素早くカウンターで攻撃を叩き込んだ。
「魂の一撃!」
 『Anima injection(アニマ・インジェクション)』を発動し、Sacrificeに生命力射出装置を搭載し銃口を炎の精霊に向けた。
「隙を作ってやるよ!」
 ルビィが炎の精霊の眼前まで飛ぶと、氷属性が付与された銀のレイピアで素早く貫く。
「今度こそ、その燃え盛る体の芯から凍らせてやろう!」
 『伍之太刀《氷牙》(ゴノタチ・ヒョウガ)』で氷属性の剣気を纏った刀で横一閃に斬ると、2回攻撃で素早くもう一度斬激を繰り出した。
「普通は炎虎に熱線銃は相性最悪なんだが、残念ながら今から撃つのは俺の生命力、高純度のエネルギーだ。耐えれたら褒めてやる」
 炎の精霊の咆哮にも負けぬ位に声を上げながら、霧亥はSacrificeのトリガーを引きビームを放つと炎の精霊は跡形も無く消え去った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『水の大蛇』

POW   :    水の身体
【液体の身体により】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
SPD   :    口からの水弾
レベル×5本の【水】属性の【弾丸】を放つ。
WIZ   :    身体の復元
【周囲の水を体内に取り込み】【自身の身体を再生】【肥大化を行うこと】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・由です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●沼の主
 沼の規模を広げながらも、水の大蛇は村へと着実に進む最中に炎の精霊が空を駆ける姿をそのアメシストの様な瞳に映すが、草原から吹く風からは熱は帯びておらず、どちらかといえば冷たく感じた。
「なるほど、アヤツは倒されたという事じゃな」
 アメシストの様な瞳を細めると、水の大蛇は歩みを止めるとコチラに近付いてくる気配がする方に頭を向けた。
「やはり、猟兵という我らの天敵だったようじゃ」
 口元を吊り上げると、水の大蛇は炎の精霊の代わりに猟兵を狩る事にした。
 怒る事せず、ただーーオブリビオンの本能が『戦え』と囁いたからだ。
「来る前に、沼の規模をもっと広げねばのう」
 びしゃり、と沼からもう1体の水の大蛇が現れると、一気に沼は広がり村へと進む速度を上げた。
ラムダ・ツァオ
水の蛇ね。
蛇の天敵は蛞蝓と聞いたことはあるけど、生憎試す暇はなさそうね。
切れるのか正直不安が大きいのだけど、
手数は大いに越したことはないし、支援に回るわ。
周囲の水を吸収するのなら、水場に近づけないようにするだけでも少しはマシでしょ。
千刃でけん制しつつ、水場から遠ざけたり、
他の皆の攻撃が当たるように注意を引いたり、そのくらいならできるわ。
足にも自信があるから、きっちり攻撃を見切りつつ、囮役を務めるわ。
ただ、足元が濡れたりぬかるんだりすると思うから、
足元にも注意が必要ね。



「水の蛇ね。蛇の天敵は蛞蝓と聞いたことはあるけど、生憎試す暇はなさそうね」
 ラムダ・ツァオ(影・f00001)は、サングラス越しで黒曜石の様な瞳で水の大蛇を見据えた。
 斬れるだろうかーーと、ラムダは白鋼を鍛えた脇差『白刃』をすらりと鞘から刀身を抜いた。
「刻め」
 何もしないよりかは良い、他の猟兵達の戦闘の邪魔にならるように、そしてせめて沼から遠ざける為に『千刃(センジン)』を発動させ、複製された白刃を念力で動かす。
「鬱陶しいのう」
 水の大蛇が周囲を飛び交う複数の白刃に対し、顔をしかめると口からの水弾を雨のように吐き出した。
「……っ! なんて、数っ!」
 素早く回避すると黒いコートを扇が開いたかの様に裾が広がり、ラムダは無数の水弾を残像を残しながら見切りで避けるものの、沼の中なのだろうか容赦なく体を掠めていく。
 コートにはあちらこちらに穴が空き、動く度にパシャッと水が跳ねて泥で体は汚れていった。
(こちらに意識が向いてくれれば、この位の傷は致し方がないわ)
 ラムダは水の大蛇から視線を逸らさず、無数の白刃を操りながら沼に足を取られつつも避けた。

成功 🔵​🔵​🔴​

亞東・霧亥
【WIZ】

沼に毒を・・・と思ったが、毒水のブレスを吐かれるのはマズイ。先に対策する必要があるな。

【レプリカクラフト】
凝固剤で出来た囲いを創る。
高さ10m、幅10m、縦10m。
10立方mを最大限に活用する。
形は凹で、ヘコミの部分に水蛇が居る事になる。
【仕掛け罠:凝固】
水に触れると溶けて混ざり、徐々に凝固する。

これで、水蛇が固まっても、沼が固まっても良し。
とりあえず、ブラスターで焼く。



「沼に毒を……と思ったが、毒水のブレスを吐かれるのはマズイ。先に対策する必要があるな」
 と、広がる沼を見て霧亥は作戦を思い付くものの、戦場が自然と沼の中になってしまい。
 毒を撒いては、他の猟兵への影響や水の大蛇に利用されて最悪の事態になるのは目に見えてる。
 『レプリカクラフト』を発動させ、凝固剤で出来た水の大蛇を囲める位に大きな囲いを造った。
 水の大蛇を囲いの中に押し込め、そのまま固めるか沼が固まってしまえば良いと安易な考えであった事は、実行して直ぐに気が付いた。
「なっ! 余計に悪化している!?」
 凝固剤はあっという間に水を固めてしまい、沼自体は固めのゼリー状になってしまい足を踏み入れた抱けでも、ぐちゃりと音を立てながら足を飲み込んだ。
 ラムダが突然の出来事に反応が遅れ、水弾が四肢に当たり痛みに顔を歪ませると、素早く固まった沼から離れた。
「おや、沼より歩きやすいじゃないか」
 水の大蛇は固まった沼の上をにゅるりと進み、『身体の復元』を発動させて更に体を肥大化させた。
「せめて……喰らいやがれ!」
 霧亥が手にしているSacrificeを水の大蛇に向け、トリガーを引いて生命力を犠牲にしてビームを放つと、油断していた大蛇の体を貫いた。

失敗 🔴​🔴​🔴​

花巻・里香
やっぱり火も水も天敵そうな相手ね。
誘惑やフェロモンが通じるなら手はあるのだけれど今回はサポートと行きましょう。
【蘭花の饗宴】で無数の花びらと蜂達で目を晦ませ、旱魃などの水不足に苦しむ者の呪詛を取り込んだからくり人形で仕掛けるわね。
たっぷりとあるもの、その水を苦しむ者の成就に使わせて貰うわ。

そうして目晦ましでイラつかせ、攻撃を見切り回避してドンドン注意を誘き寄せて他の猟兵をサポートしましょ。
大技狙いの猟兵を対象に【擬態の外装人形】で入れ替えてだまし討ち、チャンスを作るわね。
コレは所謂変わり身の術のようなものだけれど、入れ替え擬態を解いた後もそのスピードで釘付けにするわね。


ラティナ・ドラッケンリット
「遅れてすまない。状況は把握した。私は前衛でいかせてもらおう」
やれやれ摩擦抵抗を減らされてしまうのでは斧で叩き斬るだけでは済まなそうだ
まず【ダッシュ】【勇気】【覚悟】【見切り】【武器受け】で
槍の間合いに張り付き続ける
【見切り】【武器受け】【なぎ払い】【ジャンプ】【勇気】【覚悟】で
水弾の予備動作が読めたら邪魔をさせてもらう
必中の隙を突けるまで張り付きを続け
【捨て身の一撃】【串刺し】で『ドラゴニック・エンド』を狙う
肥大化してくれるなら狙い易くなるし
場合によっては【槍投げ】を使ってでも槍を命中させるぞ
成功したら召喚ドラゴン『たると』に炎のブレスを吐かせて足許の沼地ごと干上がらせてやろう



「遅れてすまない。状況は把握した。私は前衛でいかせてもらおう」
 『竜殺し』と畏れられた一族の出身者であるラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)が、『冒険者』と呼ぶに相応の姿で赤色の髪を風に靡かせた。
 その手にはドラッケンリット家に代々伝わる槍、穿竜槍『たると』を手にして恐れぬ勇気と覚悟を胸にダッシュして水の大蛇の元へ。
「蘭花の饗宴――」
 後方から里香が歌うように口ずさむと、十指から伸びる糸の先にあるからくり人形はカタカタと動き出した。
 蘭花の饗宴(ランカノキョウエン)ーーが発動すると、武器と防具を無数の蜂、蘭の花びら吹雪の様にはたまたは嵐の様に渦を巻き、水の大蛇の視界を覆うように舞った。
 小さな花に擬態したからくり人形は、花びらと共に蜂達を誘引するように動かし、干ばつで苦しむ者の呪詛を込めてからくり人形で大蛇に鎌を先を刺した。
「たっぷりとあるもの、その水を苦しむ者の成就に使わせて貰うわ」
 苦しみを、人にしか分からない苦しみをオブリビオンにも味合わせる為にーー

 だけども、水の大蛇は水で出来ている

 そう、水だからその呪詛はーー

 全く理解が及ばぬ、内容であった

「水が無くすのは死じゃ、飢える前に静寂なる死しか訪れぬ」
 里香を言葉に水の大蛇は首を振ると、凝固されてない比較的無事な沼に尾を突っ込み、口からの水弾を雨のように降り注ぐ。
「ドラゴンのブレスよりも容易い!」
 手の中で穿竜槍『たると』を回すとラティナは、水弾をなぎ払うと次の動作には間に合わないのを察して、武器受けで自身に飛んできた水弾を防いだ。
「擬態の外装人形――」
 見切りで避けながら里香は、『擬態の外装人形(ギダイノアウタードール)』を発動し攻撃をしているラティナをからくり人形ら擬態する。
 擬態したからくり人形は、槍を手にして素早い一撃を繰り出すと隙が出来た瞬間にラティナと入れ替わる。
「大蛇さんこっちよ」
 ピンク色のコートの裾を翻すと、里香は水の大蛇の視界にワザと入って素早い動きで視線を釘付けにさせる。
「手間が省けたなーー最高の、見せ場だ」
 不敵な笑みを浮かべると、ラティナが現状を直ぐに判断し穿竜槍『たると』を両手で握り締め、捨て身の一撃で落下する力も加えて串刺しにした。
「燃えちまいな」
 水の大蛇の体を蹴り飛ばし、離れると素早く沼の上に着した瞬間ーー『ドラゴニック・エンド』を発動させてたるとが小さな口を大きく開けて炎をゴウッと吐き出した。
 だがーー『水の身体』を発動させ、液体の身体により自身の摩擦抵抗を極限まで減らして、炎で蒸発した水の壁によりこれ以上は炎で熱しても意味は無いと察すると、『たると』は水の大蛇から離れてラティナの肩に乗った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ユウヤ・シュバルツ
二丁拳銃を構えながら
「ったく、火の次は水かよ。戦いづれぇな」
【風霊召喚】で呼び出したシルフに魔力供給や弾丸強化をお願いするぜ。
「シルフ、引き続き頼むぜ?」

敵の攻撃を【見切り】【残像】で回避しながら、風の弾丸を【2回攻撃】で放つ。
「チッ、数が多いな!」「こっちの番だぜ!」

結華が苦労しているのを見て、シルフに援護を頼む。
「……シルフ、アイツの力になってくれ」
「よし、頼んだぜ?」

結華が安定するまで時間稼ぎを行う。
「お前の相手はオレだぜ」
「どこ見てやがる!」

敵の隙を見て【暗殺】による逆手持ち二刀流ダガーによる攻撃を行う。
「オレのこと、甘く見てただろ。油断し過ぎなんだよ」

「お前の力、見せてやれ!結華!」


御門・結華
アドリブ歓迎します。

火、水、土、今の私の精霊では有効打に欠けます……せめて、雷か氷の力が完全に使えれば。
「いま、やれることをするだけです」
【精霊武装】を再使用、アクアグレイブから水のエレメント外し氷のエレメントに付け替えます。
「ウンディーネ、能力の補助をお願いします」
グレイブの刀身や身に纏う防具に冷気や氷を纏わせます。
「マスター、いま援護します」

氷【属性攻撃】によって、水の弾丸や液体の体、周囲の水ごと敵の体を凍らせます。
「もっと、力を……!」
ユウヤのシルフの力を借りて、ウンディーネの力も合わせて氷の精霊の力を制御します
「水と風の力……これなら!」
「マスター、遅くなりすみません。全力で参ります」



「ったく、火の次は水かよ。戦いづれぇな」
 そうぼやきながらユウヤは、二丁の風霊銃を構えながら『風霊召喚(サモンシルフ)』で呼び出したシルフに、魔力供給に弾丸強化をお願いする。
「シルフ、引き続き頼むぜ?」
 と、ユウヤが言うと、シルフはこくりと頷いた。
 ユウヤが二丁の風霊銃のトリガーを引いて射つと、水の大蛇は口から無数の水弾を放った。
「チッ、数が多いな!」
 ユウヤは残像を残しながら水弾の雨を当たらぬように、見切りで避けながら駆け抜ける。
「こっちの番だぜ!」
 水弾の雨からどうにか逃れたユウヤが声を上げると、二丁の風霊銃の銃口から風の弾丸が放たれた。

「いま、やれることをするだけです」
 結華はアクアグレイブから、水の精霊から与えられた青色の宝石『水のエレメント』を外して氷の精霊から与えられた水色の宝石『氷のエレメント』を装着した。
「ウンディーネ、能力の補助をお願いします」
 と、言うと結華は『精霊武装(エンチャントエレメンタル)』を発動させ、ウンディーネは武器、防具に冷気を纏わせた。
「マスター、いま援護します」
 結華の氷属性攻撃により、水弾や沼の水を凍らせていき、水の大蛇も凍らせたかと思ったがーー直ぐに氷の膜を破壊してしまった。
「もっと、力を……!」
 結華はアクアグレイブを両手で強く握り締めるた。
「……シルフ、アイツの力になってくれ」
 ユウヤは結華の様子を察して、隣に飛んでいる風の精霊シルフに言うと、こくりと頷くと結華の元へ飛んで行った。
「よし、頼んだぜ?」
 と、呟くとユウヤは水の大蛇に視線を向けた。
「お前の相手はオレだぜ」
 風霊銃に魔力を込めて弾丸を装填し、ユウヤは素早く水の大蛇に向かって放った。
「どこ見てやがる!」
 今のユウヤの役目は、結華の力が安定するまでの時間稼ぎだ。

 結華の肩にふわりと足を付けたのは風の精霊シルフ。
「水と風の力……これなら!」
 シルフとウンディーネの力を借りて、結華は氷の精霊を制御する。
「マスター、遅くなりすみません。全力で参ります」
 氷の精霊を制御した結華は、ユウヤの元へと駆け寄った。
「お前の力、見せてやれ! 結華!」
 ユウヤが力強く言うと、結華は制御した氷属性の力を使い沼ごと水の大蛇を凍らせた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルビィ・リオネッタ
相棒のシオンと連携

「シオン…!」

声をかけて頷く
二人で息を合わせた攻撃は、2倍以上の力になるわ

・戦法
連携で水の大蛇の首を落とすわ
水の体を持つ蛇は斬れなくても、氷漬けにすれば斬れる筈
首か頭だけでも十分よ!

『目立たない・暗殺・逃げ足』技能で気配を消して
『空中戦・ダッシュ』で水の大蛇の後を追尾

(シオンは絶対にやる…信じてその瞬間に集中するわ)

シオンが敵を凍らせると同時に、
斧を手に妖精の盾を蹴って『ダッシュ・空中戦』で落下

効果的な部位を『見切り』、
落下の力も加えた『早業・2回攻撃・暗殺・先制攻撃・鎧砕き』の『sfz』
『sfz』に『炎の属性攻撃』の力を溜めて振り下ろして切断するわ

「これで終わりよ!」


六道・紫音
相棒ルビィと連携。
「今度は水か…あれはさすがの俺でも斬るのは難しそうだ」
だが倒す為の術理はある、ルビィとならそれも容易く成せよう。

・策
ルビィとの連携
俺がヤツを凍らせ、ルビィが火属性の力で断ち切る。
「今日はお前が主攻だ、頼んだぞルビィ」

・攻
「物の怪よ、俺が相手だ!」
『残像』を伴いながら『ダッシュ』で一足飛びに駆ける《縮地》にて足場から足場へ飛び移り沼地を駆け、必要なら氷属性の斬撃で沼を凍らせ小さな足場も作る。
攻撃では『鎧無視効果』で首筋を狙い『捨て身の一撃』で全神経を一刀に集中させ『怪力』を発揮し振るう【伍之太刀《氷牙》】を『属性攻撃』の力で凍結力を増幅させ叩き込む。
「今だ!ルビィ!」



「今度は水か……あれはさすがの俺でも斬るのは難しそうだ」
 紫音はそう言うと、宝刀《皇月》の柄を握る手に力が自然と入る。
「シオン……!」
 ルビィが名前を呼ぶと、二人は顔を見合わせるとこくりと頷いた。
「今日はお前が主攻だ、頼んだぞルビィ」
 紫音がルビィに言うと、こくりと頷き気配を消して別の水の大蛇の後ろを静かに追尾する。
(シオンは絶対にやる……信じてその瞬間に集中するわ)
 小さな手を胸元でぎゅっと握り締めながら、ルビィは静かに息を殺して上空から紫音を見据えた。

「物の怪よ、俺が相手だ!」
 水の大蛇の傍まで来た紫音は、すらりと宝刀《皇月》の刀身を鞘から抜くと、剣先を水流で出来た巨大な体に向けた。
「お主一人でか? まぁ、よい。遊んでもらおう」
 水の大蛇は紫音の方へ頭を向けると、大きな牙を剥き出しにして喰らおうとするがーー残像を残しながらダッシュし、一足飛びに駆ける縮地で素早く別の足場へ移動した。
 顔を上げようとする前に、宝刀《皇月》を振り上げ捨て身の一撃で力強く首筋に向かって降り下ろした。
「うぁぁぁぁぁっ!」
 悲鳴を上げならが水の大蛇は頭を激しく横に振り、暴れるがーー
「凍らせてやろう……!」
 紫音は『伍之太刀《氷牙》(ゴノタチ・ヒョウガ)』を発動させ、氷属性の剣気を纏った刀で横一閃。
 水の大蛇は切り口から凍って行き、パキッと音を立てながら氷の破片が周囲に散った。
「今だ! ルビィ!」
 紫音が声を上げた。
「この一撃に賭けるわ!」
 フェアリーアックスを手にして、妖精の盾を蹴ってルビィは凍った水の大蛇に向かって落ちる。
 『sfz(スフォルツァンド)』を発動させ、フェアリーアックスは炎の属性で紅くなり、持てる全ての力を使いーー
「これで終わりよ!」
 ルビィのフェアリーアックスが、水の大蛇の頭に当たるとそのまま地面まで真っ直ぐに割った。
 凍った沼も真っ二つに割れるほどにーーそして、1体の水の大蛇を倒すことに成功した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ガルディエ・ワールレイド
炎虎が倒れても行動方針に変更は無さそうか
まぁ、それが過去の存在であるオブリビオンって奴か
ちと哀れにも感じるが仕方ねぇ。炎虎と遊ぶのはあの世で続きをやりな!

◆戦闘
こいつの水の体は炎虎以上に厄介そうだな。
ということで、攻撃は【竜神の裁き】を主体にするぜ。
【属性攻撃】も乗せて強化した雷で敵の全身を薙ぎはらう。

武装は【怪力】【2回攻撃】を活かす長剣とハルバードの二刀流で、武器に【生命力吸収】の魔力を流す。
守りには【オーラ防御】や【武器受け】を駆使。

あと、こいつは足が遅いらしいな。
【ダッシュ】で距離を取り、ユーベルコードで遠距離戦の撃ち合いも視野に入れるぜ。
ただ味方との連携上、前衛が必要そうなら前に出る


リメイヤ・ルシータ
えっと、確かさっきの炎の精霊は水の大蛇と戦うんだったよね?
…なにあれ、地面があっという間に水浸し!?

水には電気…、は、こっちの世界でも有効なのよね…?
両手のサイキックエナジーを2本の電撃の槍に変換、2体共に当たるように軌道プログラムを書いて飛ばすよ。
直撃すればそれなりにダメージがあると思うのだけど、どうかな…?

(そういえば、わたしの力って物を動かすくらいだと思ってたけど、猟兵になって何ができるのかちゃんと整理した方がいいかも…)



「炎虎が倒れても行動方針に変更は無さそうか。まぁ、それが過去の存在であるオブリビオンって奴か。ちと哀れにも感じるが仕方ねぇ。炎虎と遊ぶのはあの世で続きをやりな!」
 水の大蛇に向かってガルディエは声を上げると、複合魔槍斧ジレイザと複合魔剣レギアの2本を手にしたまま駆け出した。
「この雷は半端じゃねぇぜ。覚悟しな!」
 『竜神の裁き(ドラゴニック・ジャッジメント)』を発動し、己に秘められた異端の神の力である赤い雷が水の大蛇に向かって放たれた。
 もちろん、属性攻撃で強化されているので、水の大蛇はその一撃だけでも既にボロボロになってしまった。
「さっさと、未来への土台となってくれよな!」
 ガルディエは怪力で複合魔槍斧ジレイザでなぎ払い、複合魔剣レギアで貫きながら水の大蛇の生命力を吸収した。
「もう、おしまいか……呆気ねぇな。まぁ、そんくらいの方が楽っちゃ楽なんだけどな」
 灰と化し、風に吹かれて消えていく水の大蛇を見上げながらガルディエは呟いた。

「水には電気……は、こっちの世界でも有効なのよね……?」
 他の猟兵達の戦いを見回しながらリメイヤは、少し自信無さげに呟くと目の前でガルディエが雷で水の大蛇を倒した姿を見上げていた。
 その反対側に顔を向けると、凍った水の大蛇がただ静かに何処かを見つめていた。
(そういえば、わたしの力って物を動かすくらいだと思ってたけど、猟兵になって何ができるのかちゃんと整理した方がいいかも……)
 相手は動けぬオブリビオンだ、リメイヤの力を試すにはもってこいの獲物。
 腕に着けたサイコキャノンを見つつ、『サイキックブラスト』を発動させると両腕が帯電し始めた。
「両手の掌を、対象に向けるだけだよね」
 リメイヤが両方の掌を凍った水の大蛇に向けると、高圧電流が放たれて凍った水の大蛇は粉砕された。
「……す、凄い。使う場所を考えないと、こんな水浸しの場所だと他の猟兵が痺れちゃうね」
 ぽかーんと自分の両手を見つめながら、リメイヤはうーんと考え込んだ。
 無事に水の大蛇も討伐が完了し、猟兵達は村人に安全な事を伝えに向かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『円形闘技場の剣闘試合』

POW   :    剣闘試合に参加する。対戦相手は正面からねじ伏せてこそチャンピオンだ。

SPD   :    剣闘試合に参加する。戦いは華麗に、蝶のように舞い、蜂のように刺すのさ。

WIZ   :    さあて、誰に賭けようか、大穴狙いで一儲けか? それとも堅実に行くか?

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●円形闘技場の剣闘試合
 オブリビオンの危険から村は救われ、無事に村では豊作を祈った闘技大会が行われる事になった。
 村に丁度来ていた冒険者達や、年に数回ある楽しみで盛り上がる酒場。
「お疲れ様だ。ワインやら葡萄ジュースだけはささやかだが、こちらで用意させてもらった。ある意味お祭り騒ぎだから、気を抜いて参加すると良い」
 疲れた猟兵達を楼炎が出迎えると、甘い葡萄の香りがするワインやジュースが入った木製のジョッキをアナタ達に渡した。
 村の広場には簡素だが闘技場が作られており、その回りには誰が勝つか賭けたり、参加しようか悩む冒険者の様子が見られた。
 さぁ、豊作を祈って楽しもう!
亞東・霧亥
まず、安易な策で巻き添えにしたラムダ・ツァオに果物詰合せを持っていき、平謝りする。

さて、祭だ無礼講だ。
同じ馬鹿なら踊らにゃ損。
駆け付け3杯ワインを煽る。

【SPD】
華麗にリングに飛び込むと神山・楼炎をリングに誘う。
リングに上がっても、上がらなくても良し。
本命は、これだ!

【神山クラフト】
神山一族を創るので、極めて精巧な『男装楼炎』と『普段の楼炎』を作り、それぞれ並べ、声を張上げ皆に問う。

「この2体は実は同一人物だ!君達が格好良いと思う方に挙手するよーに!!」
皆注目してるぞ。
「まず男装のっ?」
後ろから肩を掴まれる。
あらやだ、笑顔なのに目が笑ってないや。
ちょ!?三味線は鈍器ではなっ(ブラックアウト)。


リメイヤ・ルシータ
整理しないといけないことはあるけど、今は思いっきり楽しんじゃいましょう~。

あ、この木のジョッキ可愛いわね。
葡萄ジュースのジョッキをもらって飲みながら観戦するよ。

え?さっき戦ってたのに出ないのか、って?
無理無理無理!他の猟兵さんたちみたいに上手く動けないわよ…。



「あ、この木のジョッキ可愛いわね」
 リメイヤは葡萄ジュースを頼むと、渡された木製のジョッキを見て言うと、『気に入ったなら持って帰れ!』と村の人々が言った。
「お嬢さんは怪物と戦ってたのに、大会にはでないんだな?」
「無理無理無理! 他の猟兵さんたちみたいに上手く動けないわよ……」
 葡萄酒を飲んでいい具合に出来上がっている村人の言葉に、リメイヤは慌てて首を振ると小さくため息を吐きながら葡萄ジュースを飲んだ。

 水の大蛇との戦いで、作戦で巻き込んだ他の猟兵に謝り終えた霧亥は、葡萄酒が入ったジョッキを片手に声を上げた。
「さて、祭だ無礼講だ」
 村人達と乾杯して水の様に葡萄酒を飲み干すと、楼炎に向かってリングの上に上がるように言う。
「構わないが、大丈夫なのか?」
 楼炎は霧亥が飲んだ葡萄酒のビンを指しながら言った。
「本命は、これだ!」
 意気揚々と霧亥がしたのはーー『神山クラフト(カミヤマクラフト)』という誰得なユーベルコードを発動して作った。

 楼炎の等身大フィギュア!

 もう一度言う!

 楼炎の等身大フィギュアだ!

「この2体は実は同一人物だ! 君達が格好良いと思う方に挙手するよーに!!」
 霧亥が『男装版』と『通常版』の2体を並べ、葡萄酒が入っていた瓶をマイク代わりに声を上げた。
 村人の男達は、見たこともない出来の良い等身大の人形(フィギュア)を見て目を丸くするが、酒が入っているからだろうか?
 霧亥の言葉に答える様に歓声を上げた。
「まず男装のっ?」
 と、手を上げながら霧亥が言うとーーガシッと肩を掴まれた。
「な、何……をしているんだ?」
 笑みのえの字もない、怒りを通り越して表情にらない楼炎が霧亥を見詰める。
「ちょ!? 三味線は鈍器ではなっ!」
「知っているか? 現代ではパフォーマンスとも言うんだ」
 三味線で殴るフリをし、霧亥の顔面に葡萄酒を掛けてからのダブルラリアット!
「……うん、無理ね。女性にあんな事をするなんて信じられないわね」
 リメイヤが冷ややかな視線を霧亥向け、『葡萄ジュース美味しい、お土産に持って帰りたいな』と思っていた。
「葡萄園が無傷だから、葡萄ジュースは欲しいだけ持って帰ってもいいぞ」
「ありがとう、そろそろその辺にしないと大会が開けないらしいよ」
 霧亥を海老固めしながら楼炎が言うと、リメイヤは村人が困惑している様子を察して言った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

花巻・里香
折角のお祭りだもの楽しまなきゃ損よね
だから私は参加に迷う冒険者を誘惑して参加者を増やし盛り上げていきましょう
私?私は勿論試合には不参加よ
誘惑した相手が勝ったら何かを考えてもいいかもしれないわね
それと誘惑した責任があるもの例え大損になっても誘惑で参加を決めた人には賭けて置くわ

【魅惑の外装人形】の対象を自由に操るフェロモンで1日だけの強化、限界の枷を外しても良いのだけれど流石に無いわよね
試合に参加する猟兵がユーベルコードを使いそうならこちらも使うぐらいかしら
少しぐらいは強敵として立ち塞がってあげないとね
冒険者の枷を外した時は明日には筋肉痛で酷くなるでしょうから
頑張りに報いるためにご褒美も忘れずにね



「魅惑の外装人形――」
 里香は『魅惑の外装人形(ミワクノアウタードール)』を発動させ、村の豊作を祈ったお祭りに参加している冒険者を誘惑する。
「まぁ、あなた強そうね。どうかしから、闘技大会に出てくれない? そうね、勝ったら……」
 言葉とフェロモンで人の心を巧みに操り、冒険者達は里香のお願いに素直に返事をする。
(誘惑した責任もあるからね)
 闘技大会に参加していく冒険者達を見つめながら里香は、誰が勝つか賭けをする人々に混ざって誘惑した冒険者全員分を支払う。
「羽振り良いねぇ」
「ふふ、私がお祭りを盛り上げるために誘って、賭けないのは酷いじゃない?」
 村長が感嘆の声を上げると、里香は妖艶に微笑みながら答えた。
「いやー、そんないい子が戦うなんて勿体ないねぇ」
「それに、普通の冒険者より強い人も参加するから、ちょっと、ね?」
 そんな村長に、里香は指先をくるくると回すと悪戯をする少年の様な笑みを浮かべた。
「悪いお嬢さんだ」
「でも、見返りはちゃんと出すわよ」
「どんな?」
 村長が興味津々に問うも、里香はすっと金貨で村長の口を塞ぐ。
「秘密よ。これは、一番頑張った冒険者の特権よ」
 くすくす笑う里香を見て、村長は『こりゃ魔女よりタチの悪いお嬢さんだ』と思った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユウヤ・シュバルツ
「よし、参加だ!」「結華もやるだろ?」

試合では真の姿(風の精霊であるシルフを憑依させ身体強化)し、二本のダガーを逆手持ちで構える。
「よし、いこうぜ。シルフ!」「さぁ、お互い楽しもうぜ?」

【先制攻撃】で敵に接近する。
敵の攻撃は【見切り】【残像】で回避しながら隙を見て二刀流【2回攻撃】【シーブズ・ギャンビット】を放つ。
「スピードなら負けねぇぜ?」「これは挨拶代わりだ。受け取りな!」

回避しきれないときは上着を目暗ましに敵に投げ捨て、スピードアップして【逃げ足】で下がりながら、投げた上着ごしにダガーを【暗殺】【投擲】
「おっと、危ねぇ!」
距離が離れたら風霊銃から風の弾丸を放つ
「見えねぇだろ?」


御門・結華
ユウヤと試合に参加します。
「了解しました、マスター」

試合前に丁寧に一礼します。
水のエレメントをグレイブに【精霊武装】する。
髪や瞳が青色に変化し、水の【オーラ防御】を纏います。
「行きますよ。ウンディーネ」

足運びは【ダッシュ】で素早く、舞うような優雅な動きで、水の刃による【属性攻撃】を放ったり【武器受け】します。
「水の舞踏を御覧に入れましょう」

ステージの床や対戦相手が水で濡れていたらグレイブを囮に投擲。
「いまです!」
雷のエレメントを【精霊武装】したフレイムソードを抜刀。
「いきますよ、サラマンダー!」

右目が赤く、左目が青く、髪が金色のツインテールに。
雷を纏う刃を地面に突き立て感電させる。
「轟雷刃!」


六道・紫音
相棒にして恋人ルビィの応援を受け闘技大会に出場

数多の強者と鎬を削れる場、無論、出る以上は優勝するつもりだ…ルビィに微笑みを返し、試合へ。

・戦術
「我が剣閃、見切れるか?」
移動は『残像』を伴いながら『ダッシュ』で一足飛びに駆ける《縮地》にて、自身の間合いまで一瞬で距離を詰める。
相手の攻撃は『第六感』と『見切り』で見極めて紙一重で回避、残心のまま即座に『カウンター』。
攻撃は『鎧無視効果』で弱点を狙い『怪力』を発揮して膂力を増した【壱之太刀《斬鋼》】を『二回攻撃』で連続発動して斬り伏せる、勝機を見極めたら『捨て身の一撃』。

・試合後
ルビィが称えてくれた事に喜びキスをして。
「ふふ、葡萄酒でも飲みに行こう」


ルビィ・リオネッタ
相棒、そして恋人になりたての紫音の応援をするわ
剣闘試合、楽しみにしてたものね

アタシも剣を握る者。
シオンの強さはよく知ってる
時に戦いの行方が実力通りいかないのも知っているわ

だから、シオンの勝利と無事を祈る
集中を乱したくないから【視力】と組み合わせた手に気持ちを込めて
言葉にしなくてもきっと大丈夫
(ここで見てるわ、シオン)

試合が終わったら【ダッシュ・空中戦】でシオンの胸に抱きつきに行く
優勝ならおめでとうを。そうじゃなくても頑張ったのを称えに。
「堂々と戦ってるシオンは……(顔を赤くし小声で)すごくカッコ良かったわ」

頭を撫でて肩に乗って…
「さ、喉が渇いたでしょ?ここは葡萄酒やジュースが美味しいんだって」


ガルディエ・ワールレイド
【POW】剣闘試合に参加

さて、決闘で注目を集めるのも騎士の宿命だろ
1つ暴れてやるとするか


武装は【怪力】【2回攻撃】を活かす二刀流(基本的には模擬剣。相手が猟兵で本気の武装なら、主力武装の長剣&ハルバード)

相手の姿勢に余裕が有るか否かを見極めて、力の解放タイミングを選ぶ
下手に全力を出していなされるとヤバイからな

様子見時は、片手で強い斬撃を撃ちつつ他方の手には余裕を持たせておくぜ
武器が接触するタイミングでは【武器受け】の要領で受けて【怪力】で敵の体勢を崩す
敵が武器の接触を避けるなら、逃げ場を潰すよう片手で【なぎ払い】

勝負時は一気に力で押し切る(相手がユーベルコードを使う場合のみ此方も血統覚醒使用)



「よし、参加だ! 結華もやるだろ?」
 と、ユウヤが結華に視線を向けた。
「了解しました、マスター」
 結華はこくりと頷き、闘技大会の参加者名簿に名前を書き込んだ。

「剣闘試合、楽しみにしてたものね」
「数多の強者と鎬を削れる場、無論、出る以上は優勝するつもりだ」
 ルビィへ笑みを向けると紫音は、参加者名簿に名前を書くと闘技場に足を踏み入れた。
「さて、決闘で注目を集めるのも騎士の宿命だろ! 1つ暴れてやるとするか」
 紫音とタッグを組むことになったガルディエは、意気揚々と力強く言いながら闘技場に足を踏み入れると、村人達や冒険者達の歓声が上がった。
 ユウヤ&結華は、紫音&ガルディエの双方はじっと互いを見つめ会う。
「よし、いこうぜ。シルフ!」
 と、声を上げるとユウヤの体にシルフが憑依し、真の姿になると無銘の刃と疾風の刃の二本をくるりと手の中で回すと逆手持ちにした。
「よろしくお願いします」
 結華が丁寧にお辞儀をすると、アクアグレイブを水の精霊から与えられた青色の宝石『水のエレメント』を装着する。
 精霊の属性に合わせて、結華の髪と瞳は海のような青い色に変わった
「さぁ、お互い楽しもうぜ?」
 ニッと口元を吊り上げなら言うと、ユウヤは先制攻撃を仕掛けた。
「行きますよ。ウンディーネ」
 水を纏いながら結華は軽やかに闘技場の地面を蹴り、ダッシュすると舞うように躍りながらアクアグレイブを横一閃に振った。
「我が剣閃、見切れるか?」
 ユウヤと結華の攻撃を第六感で感じて見切ると、紫音が宝刀《皇月》を抜刀すると同時にカウンターで斬りつけた。

(ここで見てるわ、シオン)
 ルビィは戦う恋人の為に、胸元で手をぎゅっと握り締めると❗真剣な眼差して見つめる。

 その隙にガルディエが、怪力を活かして複合魔槍斧ジレイザと複合魔剣レギアの二刀流で応戦する。
 結華のアクアグレイブを複合魔槍斧ジレイザで弾き、ユウヤの攻撃を受けつつも複合魔剣レギアで肩を貫いた。
「……っ! やるな!」
 全力で戦える、それだけユウヤのワクワクは強くなり、それに同じ猟兵と戦う機会なんて滅多にない。

 楽しいーー

 猟兵達は、悔しいとか真剣だとかじゃなく

 こうして剣を、力を、ぶつけ合うだけで

 オブリビオン以上の強敵と戦える、それだけで十分だ

「これは挨拶代わりだ。受け取りな!」
 風を纏い、赤兎馬の如く素早く掛けて『シーブズ・ギャンビット』を発動させた。
「スピードなら負けねぇぜ?」
 ユウヤによる、素早いダガーの攻撃を2回繰り出されるとガルディエが武器で受け止めるより先にーー斬り裂いた。

「水の舞踏を御覧に入れましょう」
 アクアグレイブをに向かって投げると、結華は雷の精霊から与えられた黄色の宝石『雷のエレメント』を装着したフレイムソードを、すらりと鞘からゆっくりと引き抜いた。
「精霊よ、我が武具に宿れ」
 『精霊武装(エンチャントエレメンタル)』を発動させると、ガルディエの懐に入り込んだ。
「いきますよ、サラマンダー!」
 帯電しているフレイムソードを振り上げずに、闘技場の地面に突き刺した。
 結華の右目はルビーの様に赤く、左目はサファイヤの様に青く変化し、髪は金色に変わり風に靡かせ靡かせた。
「轟雷刃!」
 凛とした声をが響くと、投擲したアクアグレイブから水が滴り水浸しにしており、雷の力を放つとガルディエの体に電撃が襲う。
「う、うぁぁぁぁぁ!」
 悲痛な叫びを上げ、電撃が終わると同時にガルディエは地面に膝を着き、肩で息をしていた。

「おっと、危ねぇ!」
 上着を放り投げると、ユウヤはダガーの気配を消してヒュッと投擲するがーー紫音は、第六感で微かな気配で察して投げられたダガーを見切って避けた。
「壱之太刀…斬鋼!」
 『壱之太刀《斬鋼》(イチノタチ・ザンコウ)』を発動させ、宝刀《皇月》でユウヤを斬撃で切断した。
「ならば……っ! これなら、見えねぇだろ?」
 斬られた部分を庇いながらユウヤは後退すると、2丁の風霊銃の銃口を紫音にむけると『風の弾丸』を放った。
 激戦が繰り広げられる中で、決着がやっと着いた。
「本日の闘技大会優勝者はーー六道・紫音だ!」
 立会人が紫音の腕を上げさせると、ぶつかる勢いで飛んできたルビィが抱きついた。
「堂々と戦ってるシオンは……すごくカッコ良かったわ」
 熱くなる頬を隠す様に抱き締めたまま、ルビィは少し恥ずかしそうに祝辞を言う。
「ありがとう、ルビィ」
 肩に乗せると、紫音はそっとルビィに口付けをした。
「ふふ、葡萄酒でも飲みに行こう」
 キスをされて顔を真っ赤になっているルビィに、紫音は笑みを向けて提案をする。
「さ、喉が渇いたでしょ? ここは葡萄酒やジュースが美味しいんだって」
 そっと、ルビィが紫音の頭を撫でると、葡萄酒を飲んで出来上がっていゆ村人や、雑談ひながら楽しそうに葡萄ジュースや葡萄酒を飲んでいる猟兵を指した。
「よっしゃ、オレたちも運動した後の1杯でもしようぜ!」
「マスターがそうしたのでしたら……」
 ユウヤは結華を手首を掴むと、更に賑やかになっていくお祭りに参加するべく、仲間の元へ駆け出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月28日


挿絵イラスト