#アルダワ魔法学園
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●魔導実験の失敗作
「そんな危険な触手!失敗作じゃないか!」
「待ってください先生!この触手は、オレたち触手愛好会の大事な希望なんです!」
生徒は失敗作と呼ばれたことに深く悲しみ、その場にしゃがみ込む。先生と呼ばれた人は生徒の言葉に最後まで耳を傾けることなく、その触手を持ってどこかへ去っていく。恐らく、触手をどこかへ廃棄しに向かったのだろう。
魔導実験の失敗作。そんなレッテルを張られた触手が先生に没収されてから数日。その触手を魔導実験で生成したという生徒が行方不明になったのだ――。
●グリモアベース
「あ、アルダワ魔法学園の地下迷宮にちょっと困った災魔が現れたようです」
少し困った様子でグリモアベースで猟兵たちにリーチャ・コッコが依頼を呼びかける。
「地下迷宮に探索中の生徒を襲撃するオブリビオン、災魔の討伐が今回の任務となります」
そういって、地下迷宮の入り口へのルートが描かれた地図を広げて、猟兵たちに見せていく。
「迷宮の罠についてなのですが……これがまた意外なもので、どうやら『チョコ』のようなのです」
チョコが罠。どういうことだと猟兵たちはポカンと口を開けて、リーチャの次の言葉を待つ。
「足元にはチョコのぬかるみ、壁からはチョコの噴水、更に天井からは時折チョコの塊が降って来る。そんな部屋がいくつも続くのですが、道中の通路が凄く温度が低く、身体に付着したチョコが固まり、身動きが取れなくなってしまうそうです」
なるほど?と首をかしげつつも、強烈なカカオの匂いに囲まれた部屋を想像すると何となく厄介に感じるかもしれない。
「更に、その奥に行くと。どうやら触手に関するトラップがあるようなのです。災魔も触手を持っていた様子でしたので、何か関係があるのかもしれません」
チョコに触手のトラップだらけの地下迷宮。単純な罠の危険度とは別に厄介な迷宮ということらしい。
そんな地下迷宮に姿を変えさせる災魔だ。最奥でのオブリビオン討伐も一筋縄ではいかないのだろう。
「骨の折れる依頼ではりますが。どうか、よろしくお願いいたします」
リーチャは猟兵たちに深々と頭を下げる。猟兵たちは罠に対抗するべく、入念な準備の後に地下迷宮へと向かっていった――。
えんぷ茶
この度はオープニングを閲覧頂きましてありがとうございます。えんぷ茶(てぃ)です。厄介な罠と戯れながらも、最奥にいるオブリビオンをしっかりと討伐して頂ければと存じます。以下、各章での説明となります。
☆第1章☆
チョコトラップ迷宮です。危険度こそ高くはありませんが、のんびりしているとチョコが固まってしまい、最悪、その後の迷宮でも上手く身体が動かせなくなる可能性もあります。チョコに触れない工夫や、チョコを落とす対策。部屋の温度に対する対策などを取ることで、スムーズに突破することも可能でしょう。
☆第2章☆
触手トラップ迷宮です。どうやら、一番最初にこの迷宮を通った人が最初に思い浮かべたトラップがそのまま具現化して今に至るようです。触手トラップに引っかかると、触手に捕らえられてしまったり、チョコトラップ迷宮に投げ込まれ、チョコの池に突き落とされてしまう可能性もあり得るでしょう。
☆第3章☆
ボス戦です。魔導実験の失敗作が地下迷宮の骸の海まで探しに来た生徒と合体してしまったようです。大魔王の仕業かオブリビオンの仕業か。生徒の意思は残っていない為、何はともあれ倒さなくてはなりません。
第1章 冒険
『チョコは食っても食われるな』
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POW : チョコがひたすら美味しい。チョコトラップを味わいながら進む
SPD : チョコなんかもうこりごりだ。チョコトラップを無視して進む
WIZ : チョコで遊ぶんじゃありません。チョコトラップを避けて進む。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
弥久・銀花
くすくす、私は人狼ですよ、そんな私がチョコレートなんて……。 (でも甘い匂いに釣られてちょっとだけ指で舐めてみる)
うまー! 何これ、凄く美味しい!
こ、これ全部こんな味……?!
こうしちゃ居られません、ここをチョコレート工場にします!
【WIZ】
チョコレートが出て来る所に立て看板とか用意しつつ進みます。(銀花は立て看板を取りに一旦引き返しました。)
チョコトラップを避けて通って下さい、埃や泥がチョコに混入したら最悪ですので。
……? 何だか動き辛くなって来た様な……。 (作業で全身チョコ塗れになっています、下半身がチョコに浸かる様に作業していました。)
「くすくす、私は人狼ですよ、そんな私がチョコレートなんて……」
弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)はそうは言いながらも甘い匂いが気になるようで壁から噴水の如くあふれ出るチョコを一口すくってペロリ。
刹那、ココアの香りが銀花の口の中に一瞬で拡がっていく。コクのある風味が身体中を駆け巡り、その後からじっくりと甘さが染み渡る。
「うまー! 何これ、凄く美味しい!」
何かの間違いではないかともう一口すくって舐めてみる。そのチョコも同じ味がする。この空間のチョコは全て同じ味で無限に湧き出ているようだ。
その味に感銘を受けた銀花はチョコレートが出て来る所に目印となるように看板を立てていく。
埃や泥がチョコに混入しないよう、銀花は最新の注意を払い、チョコトラップを避けて進んでいく。
順調に進んだかのように思えたが、トラップを全て除けすぐ迷宮を抜けるというところで銀花の身体に異変が訪れる。
(……? 何だか動き辛くなって来た様な……。)
トラップこそ避けて進んでいたものの、あまりに夢中で作業をしていた為に下半身がチョコに浸かっていたことに気づかなかったのだろう。
銀花の下半身は、じわじわとチョコレートで固まっていく。少しずつ身体の動きが鈍くなり最後には歩くことも難しくなってしまうだろう。
幸いにも次の迷宮への入り口までたどり着いた銀花は、無理して進行することなく、他の猟兵たちの到着を待つことにした。
苦戦
🔵🔴🔴
テフラ・カルデラ
チョコの迷宮…とても素敵ですぅね!
ゴスロリ服で汚れちゃうと嫌なのでスク水(女子用)に着替えてから挑戦!
もちろんトラップは我が身で受けますぅ!
チョコのぬかるみに足をとられて転んでチョコまみれになったり…
壁からのチョコ噴水や天井から降り注ぐチョコの塊を浴びたり…
めいっぱいトラップを楽しみながら次の迷宮への入り口直前で…段々固まってしまいます
必死に動かそうとしてもまるで石や鉄のように動けなくなって…
端から見たら女の子の形をしたチョコの彫像…ですぅ…ね…
(このあと通りすがりの傭兵さんに助けられました)
「チョコの迷宮…とても素敵ですぅね!」
テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)は、辺り一面見渡す限りのチョコにテンションが上がっていた。
お気に入りなのだろうか。女子用のスク水に着替えると、チョコに向かって一目散に走りだした。
当然トラップに警戒することなく走っていけば、チョコのぬかるみに足をとられて転び、壁の噴水や天井から降り注ぐチョコに自らまみれていく。
テフラは純粋に楽しんでいるだけのようだが壁の近くを走ることで隠れていた噴水が現れてテフラに吹きかけたり、テフラの足跡によってぬかるみ具合が推測できるようになったり。不明確な罠の情報が猟兵たちに伝わっていく。
しかし当然ながら全身チョコまみれとなってしまったテフラは、次の迷宮への入り口近く。銀花のすぐそばにでやはり身体が段々と固まってしまう。
必死に動かそうとしてもまるで石や鉄のように動けなくなっていく感覚にテフラは興奮していた。
(端から見たら女の子の形をしたチョコの彫像…ですぅ…ね…)
やがて全身がカチカチに動けなくなったテフラは、トラップを無事に抜ける猟兵たちの到着を待つこととなった――。
苦戦
🔵🔴🔴
霜降・あやめ
チョコ迷宮ですか…
スイーツで迷宮とはなんて魅惑な響きなのでしょうか
これは私が解決するしかありません。
とは言えですよ。さすがに無作為に迷宮を進むのは愚の骨頂というものです。
トラップを避ける手段を講じるのが大人の女性というものです。
「あなたの出番ですよ」
【あやめ・オルタ】を使用してトラップの生贄を用意するとしましょう。
「さあ、私の代わりに先行してトラップを外してください」
『違うよね!?それ私にチョコまみれになれってことでしょ?酷くない!?』
チョコまみれになる彼女を見て私は自分の作戦が正しかったことに確信を得ました。他の人には見せられない姿ですね。私はひつみの頭を撫でながらそんなことを思うのでした。
「チョコ迷宮ですか…」
スイーツで迷宮という魅惑的なこの場所に霜降・あやめ(ダンピールの人形遣い・f05726)は、自分がこの迷宮の問題を解決しようと意気込んでいた。
とはいえ、先の猟兵たちが次々とチョコレートの罠に魅了されていることを考えると一筋縄ではいかないのだろう。
「あなたの出番ですよ」
トラップを避ける手段を何かを閃いたのか、もう一人の自分を出現させて相談することにした。
『私に何をさせるつもりなの?』
もう一人のあやめは、あたりを見渡すと厄介な状況なのだとすぐさま理解してあやめの指示を待つ。
「さあ、私の代わりに先行してトラップを外してください」
『違うよね!?それ私にチョコまみれになれってことでしょ?酷くない!?』
トラップの生贄として呼び出されたことにもう一人のあやめは文句を言うものの。最後は仕方ないわね、と。先行して迷宮を歩く。
もう一人のあやめは、その身体にチョコを受けながらも。壁の噴水チョコを噴出方向をずらし、ぬかるみの少ない道を自らの足で探し、罠のないルートをあやめに示していく。
次の迷宮への入り口近くにたどり着いたもう一人のあやめは全身チョコまみれになり、迷宮探索に疲労したのだろう。少し苦しんでいるような表情のまま固まってしまった。
「他の人には見せられない姿ですね」
(早く助けなさいよー!)
相棒の人形であるひつじ型のぬいぐるみを優しく撫でつつ、もう一人のあやめのチョコをどう落とすかを考えることにした。
成功
🔵🔵🔴
ノエル・スカーレット
POW:チョコがひたすら美味しい。チョコトラップを味わいながら進む
心情
チョコがトラップなんて素敵ですね♪
私はお菓子でマカロンの次にチョコが好きです
行動
壁のチョコを食べながら進みます。
ぬかるみは飛行で回避し天井からの落下チョコに注意しながら進む。
指先からちょっと緋色の炎を放ち焼きチョコにして食べたりする。
「美味しいチョコですね。是非お仕事が終わったら持って帰りましょう♪」
チョコまみれになり固まって身動き取れなくなりそうな時は最小威力のスカーレッド・ノヴァでチョコ自体を炎滅します。
アドリブ&他の猟兵さんとの絡み歓迎です。
ベール・ヌイ
「もったいない・・・おばけが・・・来る予感・・・」
一人称はヌイ 喋り方は間間に「・・・」が入ります
依頼が依頼なだけにかなりけだるけです
とろこでこのチョコ持って帰ってチョコ菓子作りの練習に使えないかな?汚いからダメか流石に
火鳥乱舞を使って自分の周辺を熱しながらあるこう
できる限りトラップは避けるけどもしチョコがかかってもこれなら大丈夫・・・なはず
ウインド・ノーワルド
【WIZ】
おー……チョコの迷宮とはこれまた
こりゃ面白いトラップですが、チョコでべたべたになるのは勘弁ってことでサクサク行きましょうか
ビター系のチョコエリアがあればちょっとつまみ食いしたいですが……これだけチョコだらけだとあんまり期待はできねーですねぇ
チョコが吹きかけられたら風でも吹き荒らして吹き飛ばしましょうか
付着して固められそうなら装備してる「虚黒の風」に炎の属性を持たせて溶かしつつ
逆に固めないといけないときは氷の属性に変えて…と、パパっと進んでいきますか
しかし触手愛好会ですかぁ……そんなにいいもんですかね、アレ。一応私も出せますが
ま、何が潜んでるかは気になります、愉しませてもらいましょうか
「おー……チョコの迷宮とはこれまた面白い」
「チョコがトラップなんて素敵ですね♪」
「ヌイも・・・そう思うけど・・・もったいない・・・おばけが・・・来る予感・・・」
ウインド・ノーワルド(自称ドクター・f09121)、ベール・ヌイ(桃から産まれぬ狐姫・f07989)、ノエル・スカーレット(チビッ子ダンピール・f00954)は、チョコの迷宮に興味深く観察しながらゆっくりと迷宮を進んでいた。
「美味しいチョコですね。是非お仕事が終わったら持って帰りましょう♪」
ノエルは壁のチョコを食べながら壁のチョコを食べながら進んでいた。
「チョコ・・・持ち帰る・・・」
ヌイもノエルと一緒に壁のチョコを食べながらそんなことを呟く。
「私はビター系のチョコのほうが好きなので。帰りに持って帰るなら手伝いますよ?」
ウィンドは、ビター系のチョコがないことを悟ると、壁の噴水から噴き出すチョコを身体に纏う黒い風を吹き荒らして無力化する。
ノエルも、壁をしっかりと調べなら慎重に進み、罠をしっかりと見極めながら進んでいく。
ヌイもまた、けだるけにしているように見えるが、罠にかかるのももっと面倒になるだろうと、壁のチョコを調べながら順調に進んでいた。
しかしぬかるんだ地形に差し掛かると、罠は更に激しく過激になっていった。
ノエルは飛行して先行しようと試みるが、その分天井から降り注ぐチョコを避けるのが難しく、いくらかチョコが身体に付いてしまう。
ウィンドは身体に纏う黒い風に氷の属性をして吹かせることでぬかるみを固定して道を作っていくが、広い範囲を固めることは出来ず、少しずつ身体にチョコが付着していく。
ヌイも可能な限りのトラップは避けて進んでいたが。それでも少しずつ、チョコがヌイの身体を浸食し始めていた。
「火の鳥よ・・・敵を啄め・・・不死鳥よ・・・仇なすモノを・・・倒せ」
ヌイは鳥の形をした炎を放ち、火傷しない程度の温度で炎を身体に充てていく。少し固まりかけていたチョコはみるみるうちに溶け出し、炎に焼かれて消えていく。
「これなら大丈夫・・・」
ヌイが炎でチョコを払っていく姿を見て、ノエルとウィンドも、チョコを炎で溶かしていく。
「全てを燃やし尽くす我が炎‐スカーレッド・ノヴァ‐」
巨大な緋色で球状の炎を放ったノエルは、ヌイと同じように身体にかかったチョコに炎を充てて溶かしながら進んでいく。
ウィンドは虚黒の風を炎属性に変換して自身に風を充てることでチョコを丁寧に溶かしていく。
3人は、それぞれの炎でチョコを落とすことで迷宮を抜けていった。やがて次の迷宮への入り口まで進むと、辛うじて上半身は動く銀花とあやめが手を振って助けを求めた。
チョコで固まって動けなくなっている猟兵たちにも炎を充てると、猟兵たちを固めていたチョコがすぐに溶けていき、やがて炎に飲まれるようにして消えていった。
こうして無事にチョコトラップ迷宮を突破した猟兵たちだったが、迷宮はまだまだ続く。この先に待っているのはどんな迷宮なのだろうか。
興味。期待。不安。数多の思いが交差していく中で猟兵たちは災魔を討伐する為に迷宮の奥へと進んでいく――。
大成功
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第2章 冒険
『オンリートラップを突破せよ!』
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POW : 力尽くで攻略する
SPD : 罠が発動する前に突破する
WIZ : 罠を利用したり解除したりして突破する
👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
迷宮を抜けると、そこはまた迷宮だった。
先ほどのチョコレートの匂いは一切なくなり、しかし辺りには不気味な粘液のようなもので湿っていた。
どんな迷宮なのかと猟兵たちが見える範囲で確認すると。壁から地面から天井から。あらゆるところから触手が生えては、何かを捕まえるような動作をしてまた壁や地面や天井へと還っていく。
道も特に枝分けしている様子もなく、ただひたすらに触手から逃れつつ最奥に到達すれば良いのだろう。
触手たちは、そのヌメリで光を反射し、異様な雰囲気で猟兵たちを待ち構えていた――。
ベール・ヌイ
「駆けろ・・・狼さん・・・風のように・・・」
やっぱり眠たい目のまま白狼に乗って一気に走っていきましょう
イメージとしてはチョコでできた触手がくるのなか?とぼんやり思ってます
とりあえず来た場合は氷火双銃のクイックドロウ 属性攻撃・火 二回攻撃で触手を撃ち落としていきましょうかね
無事に到着すれば他の人の動きを「援護射撃」で援護します
ノエル・スカーレット
POW:力尽くで攻略する
心情
チョコはいいですけどこのうねうねネバネバは凄い嫌ですねー。
気持ち悪い……帰りたい。
行動
異次元空間から愛用の大鎌клювを取り出して凄い嫌そうな表情で半身になって触手を刈り取っていく。
「凄い大きな消化管の中を進んでるみたいですね」
刈り取った触手はスカーレッド・ノヴァで炎滅処理しながらゆっくりだが確実に進んでいく。
触手に触られた場合は悲鳴をあげる。
顔とか触れられたらたぶん軽く意識飛ぶと思います。それから怒って辺り一面にスカーレッド・ノヴァを放ちまくる。
戦闘技能:なぎ払い30、残像46、捨て身の一撃5、第六感5、生命力吸収30、空中戦20
アドリブ&他の猟兵さんとの絡み歓迎
弥久・銀花
ふぅ、暫く固められてたので、足が凝っちゃいました。
見えない所にチョコが残ってるかもしれないので、次の迷宮に入る前に人狼咆哮でちょっと服を綺麗にしますね(不用意に迷宮の入り口で使用しています)
さぁ、これで大丈夫、きっと中の触手も萎縮したでしょう。
先に行きますね、ほら、大丈夫ですよ。 (調子に乗って後ろ歩きで迷宮の奥へと)
それにしても足元がヌメリますね……、気を付けて進んだ方が良さそうです。 (更に油断して足元に視線を落とす銀花)
ん? 背中にべちゃっとした感触……?
きゃー!?
ウインド・ノーワルド
うわぁ……こりゃあまぁ、よくやるなぁってレベルですがさて
急がば回れ、とも言いますし、少し様子を見てから進むとしましょうか
どこから出てくるかわからない以上、トラップの解除とかは難しそうですし
何を原因に触手が現れ、襲ってくるか……という点を見ていきましょう
ざっと見た感じ、何かを感知したわけじゃなく、掴まえる場所も決まってるように見えなくはないですからね
定期的に触手が現れて捕獲行動を…ってとこでしょうか、タイミングには注意して進みますか
大体来るのが分かってしまえば【黒圧の風】で抑え込むのもできそうですしね
愉しまれるのは平和を手に入れてからってことで。まぁ、サービスシーンは若い子の方が映えますからねぇ
霜降・あやめ
えっ?なんですかこれ?聞いてないのですが。
あの触手が私の身体に纏わりつくのを想像しただけで身震いします。
私の身体に酷いことする気ですね!薄い本みたいに!薄い本みたいに!
ここはやはり突破するにはこの手しかないでしょう。
【あやめ・オルタ】を使用して、触手からの攻撃を防ぐ事を試みます。
『いや、なにしれっと私を出してるのよ!私だって嫌よ!』
嫌がる彼女をあしらいながら先に進むように促します。
私は薄い本のネタになる気はないのです。
『私ばかり不公平だよね?そんな簡単に通すと思った?』
ちょっと!私を巻き込まないで!触手がヌメヌメする!
助けてもらうまで触手に身体を弄られてしまいました。
★他の人と絡みは大歓迎です
●触手迷宮の脅威
「チョコはいいですけどこのうねうねネバネバは凄い嫌ですねー」
「ええ、あの触手が私の身体に纏わりつくのを想像しただけで身震いします」
ノエル・スカーレットと霜降・あやめは、チョコレートの匂いから一転してねばねばとした邪な何かを感じる空間に戸惑っていた。
「はあああああああああああああっ!」
銀花は自身にまだ付着しているチョコを音圧で振り落としと触手への委縮も兼ねて、凛々しく力強い声で激しい咆哮を放っていた。
「凄い大きな消化管の中を進んでるみたいですね」
迷宮の通路のあちこちにねばねばとした液体が付着していて、触手独特の臭いも放っている。長居はしたくないのか、ノエルの足はゆっくりとであるが、確実に進んでいく。しかしその速度は徒歩よりも遅く、多少は萎縮しているのが誰から見ても伝わるくらいだった。
あやめは、呼び出していた"もう一人のあやめ"を呼び出して、触手攻撃の身代わりになるように説得を始める。
『私ばかり不公平だよね?そんな簡単に通すと思った?』
「私は薄い本のネタになる気はないのです」
あやめと"もう一人のあやめ"は言い争いになり、どちらが先行するかまとまらないでいる。すると銀花が一歩前へと踏み出し、猟兵たちの方へとふり返る
「先に行きますね、ほら、大丈夫ですよ」
軽快なステップで足元を警戒しつつ進む銀花は、ヌメリ具合に気をつけながら進み、ノエル達の方を向き手を振る。
「『「銀花(さん)!後ろ後ろ!」』」
「後ろ?ん? 背中にべちゃっとした感触……?」
銀花がふり返ると、目の前には全長数メートルはあろうかという巨大な触手が銀花の目の前に立っていた。背中の感覚は、その触手が頭からべとべとした液体を垂れ流していたのだ。
「きゃー!?」
銀花は得物と握ろうとしたが、触手の不意打ちはそれよりも早く。銀花をあっという間に巻き取って縛り上げてしまう。締め付けられる感覚。触手が動く度に弾力性のある触手の身体が銀花を揺らしていた。
触手の背後から更に触手の数は増えていき、ヌメリヌメリと囲むようにしてノエルやあやめ達との距離を縮めていく。
嫌がるもう一人のあやめに無理やり先行させて、一点突破を図る3人。あやめ達は触手と触手との間を抜けようと走るが、床のぬめり気に足を取られて転んでしまう。
その隙をついて、触手がもう一人のあやめを捕縛している。この隙に立ち上がって駆け抜けようとするが、もう一人のあやめがあやめの足を掴む。
『私ばかり不公平だよね?そんな簡単に通すと思った?』
「ちょっと!私を巻き込まないで!触手がヌメヌメする!」
互いに足を引っ張りあった2人は、そのまま触手に捕縛されてしまう。触手は上手く身体を縛れなかったのか、あやめの身体を執拗に弄り回して縛りやすい部分を探り持ち上げる。
そんな様子を目の当たりにしたノエルは異次元空間から愛用の大鎌клювを取り出して触手を刈り取っていく。しかし、ぬめぬめした足場では上手く踏ん張ることが出来ず、上手く刈り取れないでいた。
伸びてきた触手を何とか大鎌でいなすものの、その触手が僅かに頬に触れる。悲鳴をあげながら気を失っていく。しかし、触手をがまたノエルの身体を触れようとすると、そのヌメリとしか感覚で目が覚める。
「全てを燃やし尽くす我が炎‐スカーレッド・ノヴァ‐」
気持ち悪いヌメリ、弾力、臭い。ノエルはまた気を失いそうになるものの、怒って辺り一面にスカーレッド・ノヴァを放ちまくる。
触手は炎に驚いて迷宮の奥へと還っていく。3人を縛っていた触手たちもその炎に驚き、三人を解放してそのまま去っていく。
ひどい目にあいグロッキーな気分の4人は、その後また触手と遭遇して縛られ触れられたりするものの、確実に迷宮の奥へと進んでいく――。
●触手迷宮攻略
「駆けろ・・・狼さん・・・風のように・・・」
凶悪な罠を目の当たりにしてもやっぱり眠たい目のままのヌイは、純白の狼に騎乗し触手迷宮を走り抜けていく。白狼は本来立った状態では地面に付かない爪をしっかりと突き立て、ヌメリとした足場でも転ばないように工夫していた。
そんなヌイと白狼の前に、チョコでできた触手が現れる。弾力性はさほど感じないものの、ドロドロとしたチョコがまるで自我を持って動いているような、先の触手やチョコの罠とは違った不気味さを放っている。
「邪魔・・・撃ち落とす・・・」
氷火双銃で炎の弾丸をセットしたヌイは、チョコでできた触手に狙いを定めていく。
「狼さん・・・」
ヌイの言葉に反応した狼はまるでドリフトするように身体を斜めにして滑り、爪を立てて止まる。その一瞬の停止と共にヌイは炎の銃弾を触手に素早く放つ。
炎が触手の身体中に伝達しそのまま溶けていく触手を見届けたヌイは、再び白狼を走らせる。
(うわぁ……こりゃあまぁ、よくやるなぁ)
急がば回れと、迷宮の様子を見てから進もうと眺めていた。どこから出てくるかわからない以上、トラップの解除は難しいと判断し、何を原因に触手が現れるかを考えていた。
先に進んだ猟兵たちが触手に襲われたところと同じ場所まで歩くと触手が現れる。
「黒き風は力に抗う反旗と化す。っていいますが、抑え込むだけですよ」
黒い風を放ち、接近される前に触手を風で薙ぎ払う。その隙に部屋を進むと、同じ触手が再び現れることはなかった。
(定期的に触手が現れて捕獲行動を…ってとこでしょうか)
触手が見えなくなったタイミングを見計らってどんどん奥へと進んでいくウインド。出てくるタイミングさえ分かっているなら慌てることがない。
最後まで冷静に道を進んでいくウインド。触手の数が多いポイントでは、先に到着していたヌイの銃撃もあり、危なげなく触手迷宮を突破していった。
こうして触手迷宮を無事に突破した猟兵たちは、ひときわ大きな扉の前に集まっていた。この扉を開けばその先には災魔が待ち構えている。
猟兵たちはそれぞれ頷き合うと、その重い扉を開けている。猟兵たちと触手との戦いは、ここから更に激しくなることだろう――。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ウォークグルェート』
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POW : 大斧の一撃 + 服破り + ずぶ濡れ
【触手から吐き出した粘液】が命中した対象に対し、高威力高命中の【防具を破壊する大斧での一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 触手乱撃 + 捕縛 + うごめき
【悍ましい触手】【粘液まみれの触手】【いやらしい触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : 悲しき性質 + 壊アップ + 狙アップ
自身の【欲望が理性を上回る性質】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠茲乃摘・七曜」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
扉の向こう。迷宮の奥で待ち構えていたのは、大きな斧に腕と同じくらいの太い触手。そして2本の鋭い牙。
「よく来たナ……オレの触手を見てくれ。こいつをどう思う!」
ウォークグルェートは斧を振り回し、触手を振り回す。その辺りには触手迷宮で見たような液体が飛び散っていた。
理性こそ少ないオブリビオンではあるが、欲望に忠実な生物というのもまた強敵であることに変わりはない。猟兵たちは油断することなく、討伐の為ウォークグルェートに立ち向かっていく――!
ベール・ヌイ
「・・・痛そう?」
触手をみた感想を答えつつゴリラを召喚します
ゴリラにまっすぐ突っ込んでもらい、そのゴリラの動きを
双銃のクイックドロウ・二回攻撃・属性攻撃(氷)・誘導弾・援護射撃で援護します
ゴリラが十分近づけましたらウォーク相手に電撃込みの水平チョップからのパイルドライバーをやってもらいましょうか
なおゴリラは教育に悪いものをみせてる相手なので激おこプンプン丸です
弥久・銀花
【SPD】
触手を見てくれと言われましても、触手ですねとしか……。
強いて言えばですが。
可愛そうな触手。
ヌルヌルした触手。
そして、何かを模した形の触手ですか? (【いやらしい触手】を見て)
何の触手なんです?
・
・(銀花、質問の答えを拝聴中)
・
な、な、な、何でそんな、エッチです! 破廉恥な!
こっちに向けないで下さい!
近付けたら、この刀で……。 (ここで刀が汚れると思い至りました。)
くぅ……、仕方ないです、後で磨いてあげますからね (自分の刀の白嵐玉椿に語りかけています)
この刀で、その触手を先端から突き刺して、縦に裂いてあげます。
とは言った物の、チャンスが出来たら鋭刃線閃で出来るだけ纏めて切断です。
ウルフシャ・オーゲツ
なんじゃ、予知探して迷宮を散歩してたらいつの間にか……?
「……すごく、おおきいです……」
はっ!?ウチは一体何を……たしか、素敵な触手があるってきいて、いてもたっても……あれ?
ウチそんなキャラじゃったっけ……?
でも気にしない!さぁ力比べと行こう!
最近強化した【誘惑】しつつ【騎乗】して【大食い】
ウチはどんな大きい肉でも食ろうてやろう!(健全
きっと発動してくれる【フードファイト・ワイルドモード】を信じて
「ふふふ、防具が壊されようとも義体じゃからはずかしくない」
「見られて恥じる鍛え方はしておらぬ」
む?そういう問題ではない?
大丈夫、ウチは綺麗で健全なウルフシャさんじゃからな!
アドリブOKじゃ!
霜降・あやめ
許さない……許さない……許さない
服についた粘着物の不快感を感じながら災魔を睨みます。
触手を見ると先程の事を思い出してつい恥ずかしくなります。
とりあえず遠距離(安全圏)から攻撃をするとしましょう。
他の人の邪魔にならないよう位置を移動し導線を確保します。
「ひつみ少しの間よろしくね」
人形遣いの実力を見せてやります。ひつみに守ってもらいながら詠唱を紡ぎます。
「泣いて謝っても許してやらないですわ!燃え尽きなさい!」
【ウィザード・ミサイル】を連発して災魔を集中砲火です。
え?人形遣いの力じゃないですって?それはまた今度お見せしますわ(笑顔
とりあえず早く帰ってお風呂に入りたいですの!
★他の人と絡みは大歓迎です
ウインド・ノーワルド
いやはやこれまた、大きさと粘液による厄介な行動阻害
複雑な動きはこちらの狙いを困惑させる
ふむ、触手としてはいいセンスじゃねーですかね。とりあえずぶっ潰すのに変わりませんが
動く触手に注意して近接戦と行きますか、手術開始…なんてね
粘液の類はまぁ…医者やってりゃなれますよってことで気にせず
関節を狙ったり、支点を崩したりで味方が攻める隙を作りましょうか
【黒滅の風】は叩き込める時に叩き込みましょうか
纏う風は周囲の触手を凍らせる様に冷気を放ち、んでもって一発ぶんなぐりますか
オブリビオンからひきはがせりゃ万々歳ですがね
切除手術、なーんて丁寧さはねーですが一応試してみますか
※アドリブや他の人との絡みは歓迎です
ノエル・スカーレット
WIZ:覚醒して全力で戦う
ゴミでも見るかのように冷たい目でウォークグルェートを見る。
「……殺します」
血統大覚醒で金色の髪に覚醒して18歳相当な容姿の不死のヴァンパイアに変身する。
ヴァンパイアチェインを使用して異次元から無数の黒い鎖をウォークグルェートに放ち縛りあげ仲間の猟兵達に集中攻撃してもらったり自分は大鎌で滅多切り攻撃をする。
第六感を働かせて敵の攻撃を察知して残像を伴った素早い動きで避ける。
【戦闘技能】なぎ払い30、残像46、捨て身の一撃5、吸血5、オーラ防御5、第六感5、生命力吸収30、おびき寄せ5、空中戦20
アドリブ&他の猟兵さんとの絡み歓迎。
「……すごく、おおきいです……」
「・・・痛そう?」
「触手ですねとしか……」
「触手としてはいいセンスじゃねーですかね」
「……殺します」
「許さない……」
猟兵たちの答えは見事にバラバラだった。触手に無関心なもの。興味を持ったもの。嫌悪感を抱くもの。それぞれの思いが触手と交差し、触手と新たな歴史を築いていく。
「はっ!?ウチは一体何を……」
ウルフシャ・オーゲツ(しょしんしゃ・f00046)は、迷宮を散歩してたらいつの間にか触手迷宮に迷い込んでしまったようだ。
「たしか、素敵な触手があるってきいて、いてもたっても……あれ?」
困惑しているウルフシャだったが、ウォークグルェートから見れば乗り込んで来た敵。触手からウルフシャに向けて粘液を吐き出して威嚇する。
ウルフシャは粘液を避けると、派手に回避したせいか、和服ひらひらがふありと浮かび上がる。見えそうで見えない魅惑の太ももにウォークグルェートは激しく興奮する。
「ショクシュバエ……!」
ウォークグルェートはウルフシャに自慢の触手を繰り出していく。ウルフシャは何を思ったのか、その触手に逃げも隠れもせずに両手で受け止めた!
「さぁ力比べと行こう!」
ウルフシャはなんとその触手を口に咥えていた。予想外も過ぎるウルフシャの行動にウォークグルェートはむしろ困惑して棒立ちになっている。
「ふふふ、防具が壊されようとも義体じゃからはずかしくない」
触手はさらにウルフシャへと襲いかかり、身体を縛り上げようと防具ごと絡みつく。粘液で防具が少しずつ溶かされていくが、ウルフシャは全く気にしていないようだ。
「見られて恥じる鍛え方はしておらぬ」
触手は太く大きく。全体の数パーセントほどしか食べることができなかったウルフシャだったが、ウォークグルェートの動きを完封していた。
「可愛そうな触手。ヌルヌルした触手。そして、これらは何かを模した形の触手ですか?」
自慢げに触手を見せていたウォークグルェートを不思議に思っていた銀花は、一段とウネウネしている元気な触手を眺めながら思わず呟いていた。
「んんっ……ほれわだの(それわじゃの)」
触手を齧りながら答えようとするウルフシャ。それよりもはやくウォークグルェートが手で身体の一部を指すジェスチャーで応える。
「な、な、な、何でそんな、エッチです! 破廉恥な!」
当然触手は触手である。ウォークグルェートの欲望が理性を上回る性質が悪戯心を刺激したのだろう。銀花は顔を真っ赤に染めて刀を握る。
(くぅ……、仕方ないです、後で磨いてあげますからね)
銀花は自分の刀『白嵐玉椿』に念じるようにして語りかける。刀に語りかけていくうちに少しは落ち着いたのか。銀花は襲いかかる触手に向けて走り出した――!
襲いかかる触手を勢いのままに先端から突き刺して、縦に裂いていく。しかし、いくら強い刀だったとしても、持ち主の技量があったとしても。強いヌメリ気を帯びてしまえば切れ味は必然的に落ちていく。
「研ぎ澄まされた刃に斬れぬ物無し! 鋭刃線閃!」
持久戦には持ち込めないと悟ったのか、今度は触手を輪切りに切断していく。とにかく斬って斬って斬りまくる。しかし、触手はすぐさまヌメリ気を帯びて生えてキリがない。
「どうすれば……」
悩む銀花の傍から触手に向かって走る者もいた。ゴリラだ。ヌイがいつの間にか召喚していたゴリラは、触手をものともせずにまっすぐ突っ込んでいた。ゴリラの肩に乗っていたヌイは、双銃で触手を牽制し、ゴリラの進路を確保していたのだ。
双銃からの早撃ちだけでなく、凍りを帯びた弾丸は被弾した触手の動きも鈍くしていく。
「今は亡き雷獣よ…どうかその力をここに…」
ヌイの想いに応えるように雷を纏うゴリラ。ウォークグルェートとの距離が縮まった所でヌイはゴリラから飛び降り、双銃でウォークグルェートの足元を狙う。
触手で身を守ろうと、近くの触手を自身の目の前にと集中させる。その隙をゴリラは見逃さなかった。
背後に回っていたゴリラは電撃込みの水平チョップで首元を狙い、ウォークグルェートがよろけた隙に身体を逆さにして持ち上げる。
ゴリラは教育に触手をみせてるウォークグルェートにげきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームだったのか。そのまま激しく頭から地面に叩きつけた。
ウォークグルェートは気絶したのか、そのまま立ち上がることなく倒れ込んでしまう。
しかし触手は健在だ。ウォークグルェートを守ろうと献身的な動きでヌメる壁となって猟兵たちに立ちふさがる。
「さて、手術開始…なんてね」
ウインドは触手にも存在する関節部分を丁寧に分析して丁寧に打撃を与えていく。粘液の類も特に気にしていないようだ。
一撃一撃にこそ派手なダメージはないものの。防御に徹している触手がいつ攻撃的に切り替えるかも分からない。捕まる危険を少しでも減らし、より確実に触手を削り取ろうという算段だ。
関節の太さ、大きさから。目の前の触手が根本に近い部位だと分かると、ウインドは黒い風を呼び出そうと少し触手から距離を置く。
「黒き風は過去を滅する烈風となる。なーんて、ぶん殴るだけですがね」
切除手術、というには少々手荒な攻撃ではあるものの、ウインドの黒い風を纏った打撃は、触手をバラバラに引き裂いていき、ウォークグルェートの姿が見える。
ウォークグルェートも意識が戻ったのか。大斧を杖のようにしてよろよろと起き上がる。
そんなウォークグルェートをゴミでも見るかのように冷たい目で見ている。金色髪の女性の姿があった。ノエルだ。18歳相当の大人の色香漂う姿に覚醒していたのだ。異次元空間から無数の黒き鎖を放ち、ウォークグルェートと捕縛する。
「許さない……許さない……許さない……」
服についた粘着物の不快感を感じながらも災魔を睨み続けていたあやめは、今がチャンスとばかりに動き出す。
あやめを狙って攻撃を仕掛けてくる触手を見ると先程の事を思い出してしまうのか、顔を赤く染めてしまうが。すぐに冷静さを取り戻す。
「ひつみ、少しの間よろしくね」
無防備になる身体をひつみに守ってもらい、その間に少しずつ言葉を紡ぎ始めるあやめ。まるで音楽のような優しい声から一転。
「泣いて謝っても許してやらないですわ!燃え尽きなさい!」
あやめの言葉と同時に、大量の魔法の矢があやめの上空に現れる。その魔法の矢は炎で覆われ、未だ健在の触手に深く突き刺さり激しく燃えていく。
「ト・・・モダ・・・チ!」
ウォークグルェートは触手を斬られ燃やされ、深く悲しんでいるのだろう。杖替わりにしていた斧を持ち上げ、猟兵の元へ向かおうと一歩足を運ぶ。
「言ったでしょう?殺しますって」
しかし、敵の動きを察知していたノエルはウォークグルェートが気づく前に背後を取っていた。慌てたウォークグルェートは斧を振り下ろそうとするが、ノエルの鎌の方が早かった。
ウォークグルェートの身体中から粘液や鮮血が飛び散っていく。災魔のいなくなったこの迷宮も少しすれば落ち着くことになるだろう。
「とりあえず早く帰ってお風呂に入りたいですの!」
あやめの言葉を皮切りに、猟兵たちは迷宮を戻り魔法学園を目指す。きっと猟兵たちは、この先よくも悪くも触手のことを忘れることは多分ないだろう。
触手愛好会の肩身はますます狭くなってしまうのだろうが、その分猟兵たちの心に何かが刻まれたのであった――。
大成功
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