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崖の上に連れ去られた子供達!

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●アックス&ウィザーズ
 剣と魔法と竜の世界、アックス&ウィザーズ。
 この世界は滅びた筈の古代帝国が復活し、タンジョンから出現するモンスターや、邪悪な魔法使い、盗賊や悪魔、そしてドラゴンなどが跋扈する世界……。
 ここで今ある問題が……。

●連れ去られた子供達
 ハーピーが現れたのは、今から数日前の事だった。
 その頃からハーピーが村に現れ、子供達を連れ去り始めたようである。
 ハーピーが、どういった目的で子供達を連れ去っているのか分からないが、このまま放っておけば犠牲者は増えていくばかり。
 しかし、ハーピーの巣があるのは、そびえ立つ崖の上。
 ただでさえ、そこは怪鳥が飛び回っている場所なので、村人達は近づく事さえ出来なかった。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてありがとうね」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 ……やる事は、簡単。
 実にシンプルッ!
 そびえ立つ崖を登って、ハーピーの手から、子供達を助け出すだけ。
 ただ、それだけではあるものの、一歩間違えば、地上に真っ逆さま。
 あっという間に、お陀仏、ヘヴンな感じになってしまうため、皆に頑張って欲しいと言う事だった。
「万が一、途中で崖から落ちたとしても、コンテニューはないと思うから、みんなガッツとファイトで頑張ってね!」
 そう言ってガジルがイイ笑顔を浮かべ、猟兵達を見送った。


ゆうきつかさ
 今回のシナリオは展開を予想しつつ、プレイングを書いてください。
 その行動が結果になって、話を作っていく感じになります。
 逆に言えば『断崖絶壁の途中に横穴が!』、『まさか、こんなところにアレがあるなんて……』と言う展開もアリかも知れません。
 もちろん、内容によっては失敗する場合もありますが、なるべく採用していくつもりなので、ぶっ飛んだプレイングでも構いません。
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第1章 冒険 『そびえ立つ崖を登れ!』

POW   :    気合で登れ! 体力の続く限り!

SPD   :    体力が尽きる前に素早く登る!

WIZ   :    道具や魔法を使って登る。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

最上・空
子供達を救う為に美幼女が登場ですよ!

空は村の子供に変装し囮になり、ハーピーに連れ去られてみようかと思います!体を張った囮ですね!
えぇ、決して崖を登るのが全力で面倒な訳ではないですよ!

村に転送して貰い、「いつどこで」「どんな子供が」誘拐されたのか軽く調査し、可能なら衣装を借り似たような恰好で犯行現場付近で待ちます!

成功すれば何もせず待っているだけで、巣に移動出来ますからね!
仮に万が一失敗しても、囮は見抜かれると言う事実が判明しますからね!一石二鳥です!

「美幼女的に崖登りはNGなので、薄幸な囮役に志願ですよ!」
「空の美幼女力にも反応しない所、囮は見抜かれてますね!」
「所詮は鳥頭!ちょろいです!」


宇冠・由
お母様(f00173)と参加しますわ

私はヒーローマスクでありビーストマスター、崖登りに最適な動物なら知っています
【終わらないやり取り】で白山羊と黒山羊を召喚、片方は私が合体し、もう片方はお母様に乗ってもらいます

山羊はどんな山岳地帯や崖下でも踏破できる力を持ち、その広範囲の視野は危機察知能力も備えていますの

その脚力を以て崖を素早く登ります
山羊が疲れたのなら、手紙やそのへんに生えてる草を食べてスピードアップですわ

(ハーピーは子供を集めて何をしているのでしょうか、まさか人間の親の真似事でも?)


宇冠・龍
由(f01211)と共に参加します


私は由の出してくれた山羊に乗って一緒に崖を登ります
(い、意外と揺れるんですね――私、重くないかしら?)
山羊の体力を心配と共に、女性共通の悩みを頭の中で巡らせます

万が一のため、【画竜点睛】をいつでも出せるようにしておきます
崖からどこまでも伸びる亡者の腕が、足を踏み外した方、落下している方をつかんで救出するでしょう
もしくは緊急用の足場に使っていただいても構いません

(連れ去られた子供達、無事でいるといいんですが)
親元から連れ去られてきっと寂しがっているはずです。一刻も早く救わなければありません


祝聖嬢・ティファーナ
崖の上を見上げて「ハーピーって大きいんだよね?」と鷲に聞くと「面倒でズル賢くて卑怯な連中さ」と教えられて大親友の紅葉に声を掛けて「上がれる?」と聞くと力強く登って行く姿を見て、上がって行きます☆ 
紅葉を『クリスタライズ』で姿を隠して上まで行ったら子供達には姿を見せて『フェアリーランド』の中に「みんなも入れるから入っちゃって♪」と言って入ってもらいます☆

紅葉や他の猟兵に「準備OKだよ~♪」と言ってロック鳥を怒らせない様にハーピーの邪魔になる闇と小さな竜巻で目隠ししながら降りて行きます♪
最優先は大事に子供たちを守ります☆
猟兵には話して場合によっては『クリスタライズ』で姿を消しておきます♪


ノエル・スカーレット
POW:気合で登れ! 体力の続く限り!

心情
子供を連れ去る悪いハーピーは退治しちゃいましょう。

行動
「崖登りですか……私、飛べるんですけどねー」
今回は飛んで一人で崖上に行っても一人だと多勢に無勢なのとハーピーが警戒を強めて他の猟兵達が崖を登り難くなるので皆と一緒にロッククライミングする。

小さい身体を生かして崖をするする登る。
登っていると崖の裂け目を発見。その裂け目は岩山の地中に繋がっていてそこは……。
(何があるかおまかせ)


飛行能力は落下防止や仲間の落下時の救出時に使用。
【使用技能】空中戦20、情報収集5、第六感5

アドリブ&他の猟兵との絡みなど歓迎です。


草野・千秋
ハーピーによる誘拐事件ですか……
捨て置けませんね
必ず解決してみせましょう
【POW】
気合いで登りますよ!
サイボーグの怪力、ここが見せ所
登る度、鋼の筋肉が唸る!
ちょっと僕鋼の体で体重重いかもしれませんが
そこはそれ!

……ふう、ハーピーの根城は見つかりましたかねえ?
念の為ユーベルコードで
自分の防御力を上げておく


照崎・舞雪
「子供なんて攫って何するつもりなんでしょうかねー、怪鳥さん」
「食べるとか?」

ユーベルコードにより、翼を生やした3mほどの白イルカを召喚
その背に乗って飛んで崖の上まで行く
「あと一人、小さい子なら二人くらいは乗せられそうですけど…誰か乗ります?」

飛んでる途中でハーピーの襲撃があるかもしれない、と念の為に警戒はしておく


チェリカ・ロンド
 普通に崖を登ると手も服も汚れちゃいそうだから、私は別の手段でいくわ!

 地面に向かって【属性攻撃】で光属性を強化した【全力魔法】の【チェリカ砲】を撃って、反動で崖上までジャンプよ! 方向には注意しないとね。
 
 疲れたら、【光聖剣「バルムンク」】を壁にぶっ刺して、広い刃の上で小休止するわ。

 これだけ撃つと地面にクレーターができるかもだけど、ハーピーを倒すためだもの、仕方ないわね!

 こんな時、ヴァンパイアの能力をもっとうまく使えれば、空を飛んだり眷属の蝙蝠に運んでもらったりできるのだろうけど……ま、私は私のやり方でいくまでよ!

 顔を洗って待ってなさい、ハーピー! 聖なる光でボッコボコにしてやるわ!



●キセリ村
「子供達を救う為に美幼女が登場ですよ!」
 最上・空(美幼女・f11851)はハーピーに連れ去られた子供達を救うため、被害が多発しているキセリ村にやってきた。
 子供達が連れ去られるのは、決まって広場で遊んでいる時。
 そのため、空は子供に変装して、ハーピーを誘き寄せる囮になった。
 そもそも、美少女的に壁登りはNGッ!
 そういった意味でも、囮役は最適ッ!
 いかにも、幸薄そうな表情を浮かべ、広場で歌い、ハーピーが現れるのを待った。
 だが、そこに現れたのは、ハーピーではなく、森の動物達。
 しかも、その動物が空の歌に合わせて、ミュージカルタッチで踊り始めた。
 ……何か違う。
 ……絶対に違う!
 これじゃまるで、ディズ……いや、ディステニー的な何か。
 何処が、どうディステニーなのか分からないが、とにかく求めていた展開はコレじゃないッ!
「……えっ?」
 次の瞬間、空の身体が宙に浮いた。
 一瞬、自分がティンカー的な何かになったような錯覚を覚えたものの、どうやらそれはハーピーに掴まれたため……。
 つまり、作戦は成功……いや、大成功と言う訳である。
(「所詮は鳥頭!ちょろいです!」)
 そして、空は勝ち誇った様子で笑みを浮かべ、そのままハーピーの巣に向かうのだった。

●約束の時間
「ハーピーって大きいんだね~」
 一方、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は天高く飛び立ったハーピーを眺め、感動した様子で瞳をランランと輝かせた。
 だが、辺りを飛び交う鷲達は、『ハーピーなんて、面倒でズル賢くて卑怯な連中さ』と皮肉り、何やら不満げな様子。
 そんな中、ティファーナは遅刻した大親友を待って、お花畑でのんびりティータイム。
 ここで大親友を見捨てて、先に急いだところで、良い事がある訳でもないため、のんびり気ままにほんわか気分。
 ふと崖を見れば、崖の途中に峠茶屋的なモノがあり、豆粒ほどのヒト(?)がこちらに向かって、元気よく手を振っていた。
 おそらく、崖を登る者達にとって、あの場所はオアシス。
 いわゆるセーブポイントと言う奴である。
 そのため、目立つように旗を立てているようだが、怪鳥達の襲撃に遭い、何度もボロボロになっていた。
 そのたび、新しい旗を立てているようだが、怪鳥達も『待ってました!』とばかりに攻撃を仕掛けてくるため、何度やってもキリがないようだった。
 これだけでも、見ていて飽きないのだが、大親友は……まだ来ない。
 もしかすると、目覚ましをセットし忘れて、寝坊をしたのではないかと思いつつ、ティファーナが紅茶を口に含むのだった。

●ひとつ上の賢いやり方
「普通に崖を登ると手も服も汚れちゃいそうだから、私は別の手段でいくわ!」
 それと時を同じくして、チェリカ・ロンド(聖なる光のバーゲンセール・f05395)は【属性攻撃】で光属性を強化した【全力魔法】の【チェリカ砲】を地面に撃ち、その反動で崖上までジャンプしようと考えていた。
 しかし、ここで角度を間違えば、岩壁にぶつかって、未来永劫残るシミ的な存在になってしまう事は確実。
 それはそれで、後世まで語り継がれる気もするのだが、壁画のような状態のまま晒されるのは、正直言ってキツイものがある。
 だが、ここで躊躇う訳にも行かないため、チェリカ砲を地面に撃って、その反動で天高く跳び上がった。
 それと同時に、地面がクレーターちっくにヘコんだモノの、ハーピーを倒すためには仕方のない犠牲であった。
 しかし、ここでひとつの問題が発生した。
 それは怪鳥達の存在であった。
 怪鳥達は地上から飛んできた未確認飛行物体的なチェリカに体当たりを食らわせ、その角度を微妙にズラした。
「……って、ちょっ!」
 チェリカも予想外の出来事に驚きつつ、【光聖剣「バルムンク」】を壁にぶっ刺して、広い刃の上で小休止。
 危うく地面に落下して、『アイツ、無理しやがって……』な状態になるところだったが、何となく無事。おそらく、無事ッ!
 後は壁の上まで気合と根性で、登るだけである。

●ファイトで一発、頑張ろうッ!
「ハーピーによる誘拐事件ですか……、捨て置けませんね。必ず解決してみせましょう」
 同時刻、草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は気合と根性で、断崖絶壁を登っていた。
 ある意味、ここが力の見せ所。
 サイボークの怪力であれば、例え断崖絶壁であろうと、何のその。
 崖を登る度、鋼の筋肉が唸る!
 鋼の身体が負担になって、誰かに引っ張られているような錯覚に陥っているものの、ハッキリ言って些細な問題ッ!
 崖を抉るようにして登っているため、後から崖を登ってくる猟兵も大助かり……のはずである。
「それにしても、子供なんて攫って何するつもりなんでしょうかねー、怪鳥さん」
 照崎・舞雪(未来照らし舞う雪の明かり・f05079)が、翼を生やした3mほどの白イルカに乗ったまま、同じように崖の上を目指していた。
 ハーピーがどんな目的で子供達を連れ去っているのか分からないが、もしかすると食べるため……。
 場合によっては、別の理由があるのかも知れないが、あまり期待をし過ぎるのも良くないと言うのが現実であった。
 最悪、気分ブルーで、テンションだだ下がりな展開になる可能性があるため、油断は禁物。
 気持ちをシッカリと持っていなければ駄目である。
「……ん? あれは……」
 そんな中、ノエル・スカーレット(チビッ子ダンピール・f00954)が大きな裂け目を見つけ、慎重に足場を確保しながら、ゆっくりと距離を縮めていった。
 そこは洞窟のようになっており、何処かに繋がっているようだった。
「ハーピー……もしくは怪鳥の巣……ですかね?」
 舞雪が警戒した様子で、洞窟の中を入っていく。
 洞窟の中はジメジメとしており、おどろおどろしい雰囲気が漂っていた。
 最悪、ここにハーピー……もしくは怪鳥の巣があるような気もするのだが、その割にはまったく羽根が落ちておらず、ケモノ臭いと言う訳でもなかった。
そういった意味でも、安全……。
 ……安全のはず。
 万が一、ヤバかった場合は、ダッシュで逃げるだけである。
「まあ、何か出てきたとしても、倒すだけですけどねぇ……」
 千秋が念のため『gladius damanatorius(ダンザイノケン)』を使い、自らの防御力を上げておく。
 だが、洞窟の中にモンスターの気配はなく、代わりに『頂上っぽいところまで、あと少し』と書かれた立て看板がぶっ刺さっていた。
 どうやら、何者かが崖の上に行くため、掘り進めたモノらしく、よく見れば下に続く道もあった。
 この時点で『今まで苦労して登った意味って……』と思ったりもしたが、逆に言えば帰りは楽と言う事である。
「それじゃ、子供を連れ去る悪いハーピーを退治しに行きましょうか」
 そう言ってノエルが仲間達を連れ、てっぺん的なところを目指すのだった。

●てっぺんにあるモノは?
「さあ、お母様。これなら崖も楽勝ですわ」
 それとは別に、宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)は【終わらないやり取り(ホイール・オブ・フォーチュン)】を使い、【手紙を咥えた白山羊と黒山羊】を召喚し、崖を登り始めたところであった。
 山羊は、どんな山岳地帯や崖下でも踏破できる力を持ち、広範囲の視野で危機察知能力も備えているため、今回の依頼に適した動物ッ!
 しかも、二匹いるため、ふたりで一緒に崖を登る事が出来たと言う訳である……!
(「い、意外と揺れるんですね――私、重くないかしら?」)
 その横で、宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)が、気まずい様子で汗を流した。
 何となく、白山羊が汗ビッショリになりつつ、ヒイヒイ言いながら、崖を登っているような気がするのだが、おそらく気のせいではないはず。
 そういった意味でも、てっぺんまで体力が持つのか、怪しいところ。
 『もしかして、自分が重いから……?』と思ったりもしたが、別に太っている訳ではないため、白山羊の負担にはなっていない……はず。
 それでも不安が無いと言ったらウソになる。
 万が一のため、【画竜点睛】をいつでも出せるようにしておき、途中で落ちた時のクッション代わりにしようと思っているのだが、それよりも心配なのが怪鳥達の存在であった。
 怪鳥達は崖を登ってくる人間にちょっかいを出しており、彼らが落ちる姿を見て、愉しんでいるようだった。
 しかし、怪鳥達の注意が別の相手に向けられている、今がチャンス!
 途中で落下した人達には申し訳ないが、ここで彼らを助けるだけの余裕はない。
 とにかく、崖の上を目指して進まねば、すべてが手遅れになってしまう……!
(「ハーピーは子供を集めて何をしているのでしょうか、まさか人間の親の真似事でも?」)
 そんな中、由がハーピーに連れ去られた子供達の事を考え、複雑な気持ちになった。
 それならば、子供達は全員無事だが、別の目的……例えば食料として運ばれていったのであれば、確実に命の保証はない。
 そればかりはハーピーの巣に行ってみないと分からないため、現時点では何とも言えなかった。
「連れ去られた子供達、無事でいるといいんですが……。親元から連れ去られて、きっと寂しがっているはずです。一刻も早く救わなければいけませんね」
 そして龍達は山羊に乗ったまま、何とか崖のてっぺんに辿り着いた。
 だが、そこにそびえ立っていたのは、天を衝くほど巨大な……樹であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『雲海を越えて』

POW   :    木登りの要領で駆け登っていく

SPD   :    空を飛んだり太い枝を足場にして飛び登っていく

WIZ   :    自然や動物の力を借りたりして登っていく

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

宇冠・龍
由(f01211)と一緒に登ります

由の肩に乗って一緒に木登りをします
「お願いだから無茶はしないで。難しそうなら、別の手段を考えましょう?」
娘にしか頼ることのできない歯痒さを胸に、せめてものサポートとして【蛟竜雲雨】で由の疲労を少しでも肩代わりします

(本当にこの上に巣があるの? あったとしても、相当気温が低いのでは? ハーピーってそんなに寒冷耐性あったかしら?)
色んな疑問と共に、子供達の心配を。もし生きているなら凍えているかもしれない

それと同時に、かつて旅人だった血と挑戦心も少しだけ騒ぎます
もしかしたら雲の上にまだ見ぬ王国や大陸があるかも、と


宇冠・由
お母様(f00173)といざ木登りを

「これはこれは――巣があるのは雲の上?」
(もう、山羊は使えませんし、怪鳥を頼ったとしても未知数。なら自力で登るしかありませんわね)
疲れた様子の山羊を見て、【七草仏ノ座】を使用

10Mの鬼となり、そのままお母様を連れて木登り。太い枝を足場にしたりして登っていきますわ
決してキングコ〇グとかではありませんのよ!

(なんだか、ジャックと豆の木を思い出しますわ)
たしか木の上には人食い鬼がいるんだったでしょうか? あと、金の卵を産む鶏――もしかして、過去の童話が雑じったオブビリオンだったり? あのハーピー、金の卵を産んだりしませんわよね


祝聖嬢・ティファーナ
今回は『クリスタライズ』で1名は姿を隠せる事を皆に伝えておきます☆

翔びながら鷲や鷹や燕に狙われにくい場所を聞きならがら上に向かって行きます♪ 風や臭いでハーピーに気付かれ難くなる様に[オーラ防御Lv5]で防ぎながら進みます☆
猟兵たちがロープとか持ち上げる必要ならば手伝います♪

上に上がりながらロック鳥に「人の子供を助けに来ただけだから、玉子は狙わないから襲わないでくれるよね?☆」」と断って置きます♪
上まで上がったら子供たちを探してみます☆


チェリカ・ロンド
まだ上があるのね……。いいわ! 登り切ってみせるんだから!

 さっきの崖上りで服ドロドロだし、もう関係ないわ! 地道によじ登っていくわよ!

 もし怪鳥が近づいてきたら、まとめて【力溜め】した【属性攻撃】の【全力魔法】で【超チェリカ砲】よ!
 聖なる破壊の光で薙ぎ払ってやるわ!

 落ちそうな味方がいたら【怪力】で助けるわ。
 必ずみんなで登り切りましょう!

 アドリブ、絡み歓迎よ!


最上・空
絶賛拉致られ中の美幼女が参上ですよ!(小声)

空の天才的な頭脳プレ-のお陰で、良い感じでハ-ピ-さんに輸送されているみたいなので、このまま巣を目指しますよ!

落とされると割と洒落にならないので、最新の注意を払いつつ、一般的な幼女のフリをし、ハーピーさんの機嫌を損ねないようにします!

にしても崖の上がゴ-ルかと思ったら、崖の上に樹ですか、ココから更に上昇するんですよね?……何かよく考えたら、この作戦は割と全力で命懸けな気がして来ましたよ!

ふと気になったのですが、事情を知らない他の猟兵さん方から見ると、アイツしくじってお持ち帰りされてやがるぜ!的な光景に見えるんでしょうかね?

※アドリブ&まとめご自由に


ノエル・スカーレット
WIZ:眷属に力を借り登っていく

心情
頂上までもう少しですね頑張って登ってハーピーを倒して子供たちを助け出すぞー。

行動
「最初から協力してもらえばよかったです」
サイレントチェイサーを使用して自分の眷属である6匹の極小さい優秀な情報集能力をもった蝙蝠を召喚する。
「危なくなったらちゃんと隠れたり帰ってくるんですよ」
安全なルートを見つけてもらいながら登っていく

ハーピー達は悪いモンスターじゃなくて子供たちを世話したり崖上が凄い綺麗な場所で遊ばせてあげる為に攫ったんじゃないかな~なんて思っていたりしています。
頂上までの道を誰かが作ったのも簡単に遊びに行ける様にだと。

アドリブ&他の猟兵さんたちとの絡み歓迎。


草野・千秋
【POW】
気合いで登っていく
登るにつれだんだんいい景色が見えてきましたよ?
下は見ると怖いかもしれませんが人によっては

僕は小さい頃から木登りは好きで
よく登っていたものです
皆さんは高いところって大丈夫ですか?
とにかく攫われた子どもたちを
早く救わなきゃ!
急げ急げ、ですよ
急ぎすぎて落ちないようにも注意ですがね



●崖の上
「まだ上があるのね……。いいわ! 登り切ってみせるんだから! さっきの崖上りで服ドロドロだし、もう関係ないわ! 地道に、よじ登っていくだけよ!」
 チェリカ・ロンド(聖なる光のバーゲンセール・f05395)は首が痛くなるほど高い樹を眺め、自分自身に気合を入れた。
 全身泥だらけのせいか、色々な意味で覚悟が決まっているものの、そんな時に限って視界の隅でチラつくのは、温泉宿の旗。
 ……入りたい。
 正直言えば、のんびり温泉に浸かりたい。
 しかも、旗には『旅の疲れと、身体の汚れを落としましょう』と書かれており、至れり尽くせりなサービスがカモーンな感じで待っているような感じであった。
 だからと言って、ここで温泉に浸かれば、気力がぷしゅーっと抜けてしまい、大木に登る気持ちが失せてしまう。
 そのせいか、何やら策士めいた人物が、ほくそ笑む姿を思い浮かんだりしているのだが、それこそ迷い……心の迷いが生み出した幻影であるッ!
 故に、これは罠ッ!
 間違いなく、罠であるッ!
 ここまで来た猟兵達を堕落させるために用意された危険な罠ッ!
 そう思っておかなければ、自然と足が温泉宿に向かってしまい、後戻りする事が出来なくなってしまうため、涙を飲んで大木を登る事にした。
 そのせいか、何やら負のオーラが漂っており、怪鳥達も警戒ムード。
 まるで結界が張られているかの如く、怪鳥達が近寄ってこないため、今のところ【超チェリカ砲】の出番はなさそうだ。

●大木の下
「これは、これは――……、もしや巣があるのは雲の上?」
 宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)は、困った様子で大木を見上げていた。
 既に山羊達は使えない。
 二頭とも疲れて、グッタリ。
 念のため、【七草仏ノ座】を使用したものの、これでは山羊達が途中で力尽き、そのまま地上に真っ逆さまが、オチである。
 だからと言って、怪鳥は人間達を見下しているため、頼ったところで協力してくれる腰はないだろう。
 そのため、自力で登るしかないのだが、正直言って、かなり……キツイ。
 それこそ、上を見上げただけでも、心が折れてしまうレベルである。
「お願いだから、無茶はしないで。難しそうなら、別の手段を考えましょう?」
 宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)が由の肩に乗り、心配した様子で声を掛ける。
 出来る事なら、何とかしたいところだが、娘に頼る事しか出来ないせいか、ともて歯痒いようである。
 そんな気持ちを胸に秘め、せめてものサポートとして【蛟竜雲雨】を使い、由の疲労を少しでも肩代わりしようとした。
「絶対に……登り切ってみせますわ!」
 由が覚悟を決めた様子で、太い枝を足場にしつつ、大木を登っていく。
 その姿は、まるでタワーに登る巨大なコングッ!
 何となく、ジャックと豆の木が脳裏に浮かんだりもしたが、てっぽんにいるのは、金の卵を産む鶏ではなく、ハーピーである。
 そして、そこに子供達がいる……はず!
(「本当にこの上に巣があるの? あったとしても、相当気温が低いのでは? ハーピーって、そんなに寒冷耐性あったかしら?」)
 そんな中、龍の心に不安が過る。
 それと同時に、かつて旅人だった血と挑戦心も少しだけ騒ぐ。
 もしかすると雲の上には、まだ見ぬ王国や大陸があるかも知れない。
 今は、まだ見つかっていないだけで、そういった場所を求めて、旅をしている冒険家がいるかも知れない。
 考えれば考える程、想像は膨らむばかり……。
 だが、今はそれよりも、子供達の事を考えねばならない。
 最悪の場合、子供達が既に息絶えている可能性もあるが、ここは異世界。
 自分達の世界の常識が通用しない事もあるのだから、その可能性に賭けるしかない。
「もうすぐ……ハーピーの巣につきますわ!」
 そう言って由が最後の力を振り絞り、大木を登っていく。
 既に意識が朦朧としており、頭がフラフラしているものの、ここで諦める訳には行かないため、最後のスパートをかけるようにして、徐々にスピードを上げていった。

●大木の途中
「こっちに行けば、近道です」
 それと時を同じくして、ノエル・スカーレット(チビッ子ダンピール・f00954)は【サイレントチェイサー】で情報収集能力に優れた極小さな6匹の蝙蝠を召喚し、安全なルートを見つけてもらいながら、仲間の猟兵達と大木を登っていた。
「それにしても、なかなかハーピーの巣につきませんね」
 草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)が大木の枝で、小休止。
 大木から見える景色は、とても美しく、時間を忘れてしまう程だった。
 ただし、ほんの少し下を見ただけで、震えあがってしまう程の高さ。
 そのため、両足が小刻みにリズムを刻み、頭がクラクラ、フラフラである。
 それでも、小さい頃から木登りが好きだったため、下さえ見なければ大丈夫……のはずなのだが、やはり震えが止まらない。
 しかも、そんな千秋を嘲笑うようにして、怪鳥がちょっかいを出してくるため、何度か下に落ちそうになった。
「良かったら、姿を消しておく? さっきから、ずっと狙われているようだし……」
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が、心配した様子で千秋に声を掛ける。
 何故だか、よく分からないが、先程から千秋ばかり狙われている。
 もしかすると、前世で因縁のある相手だったのかも知れない。
 そう考えなければ、納得する事が出来ない程、千秋ばかりが狙われていた。
「いえ、大丈夫です。それよりも、攫われた子ども達を、早く救わなきゃ! 急げ急げ、ですよ」
 千秋が怪鳥の攻撃を巧みにかわし、上を目指して、えんやこら。
 そのせいか、怪鳥達も執拗に攻撃を仕掛けているものの、スタイリッシュジャンプで難なく回避。
 だんだん怪鳥のパターンを把握してきたのか、たまに怪鳥を踏み台にしつつ、どんどん上に登っていた。
「何か見つけたのですか……?」
 そんな中、ノエルが不思議そうに首を傾げながら、帰ってきた蝙蝠達に話を聞いた。
 蝙蝠達の話では、この先にハーピーの巣があり、そこに子供達もいたようだ。
 一応、子供達は元気のようだが、巣にはハーピーがいるため、迂闊に近づく事は出来ない。
 だからと言って、ハーピーがいない間に、子供達を助けたのでは、再び連れ去られてしまう可能性があるため、現時点では倒すしかないようである。
 ただし、巣には子供達の他に、ハーピーの子供もいるため、ここでハーピーの命を奪う事は、結果的にその子達の命も奪う事になる。
 そこまでして、子供達を救う必要があるかは別として、どちらにしてもハーピーの巣に着くまでに、結論を出しておく必要があった。
「ロック鳥の話だと、もうすぐハーピーの卵が孵るみたい。その時に親がいないと、やっぱり……」
 ティファーナがロック鳥から聞いた話を仲間にした後、色々な意味で複雑な気持ちになった。
 果たして、ハーピーの命を奪うのが、本当に正しい事なのだろうか……?
 ハーピーが子供達の命を奪ったのであれば、躊躇う事無く、こちらも命を奪っていたかもしれないが、残念ながら……そうではない。
 その状況でハーピーの命を奪う事は、何か違う気がした。
 しかし、それ以外に子供達を救う術がない。
 むしろ、ハーピーを倒す事が、当たり前の状況……。
 それが分かっていても、ハーピーを倒す事が正しいとは思えなかった。

●ハーピーの巣
「さて、ハーピーの巣まで来たのはいいんですが……」
 一方、最上・空(美幼女・f11851)は天才的な頭脳プレ-のお陰で、ハーピーの巣に運ばれ、ハーピーの子供達と一緒に、ぴーちくぱーちくやってきた。
 よく見れば、連れ去られた子供達もいるのだが、同じようにぴーちく、ぱーちく。
 ……気まずい。
 実に……気まずい。
 此処は空気を読んで、ぴーちく、ぱーちくすべきかも知れないが、子供達の目が完全に死んでいる。
 洗脳されている訳ではないようだが、色々な意味で大変な思いをしてきたのだろう。
 そうしているうちに、親のハーピーが巣に戻り、子供達に大きなミミズを与え始めた。
「……えっ?」
 空が青ざめた表情を浮かべ、気まずい様子で汗を流す。
 ハーピーの子供達は、一匹のミミズを引っ張り合いながら、ムシャムシャ食べているが、子供達はさすがに……。
 そう思いつつ、子供達に視線を送ると、ハーピーの子供を真似て、ムシャムシャと食べていた。
 故に、目が死んでいた。
 おそらく、美味しくないのだろう。
 ハーピー的には、良かれと思ってやっている事だが、子供達にとってはノーサンキュー。
 そして、一斉にこちらを見た。
「……えっ?」
 思わず、二度見。
 だが、後ろには誰もいない。
「あ、あの……」
 これは間違いなく、食べなければいけないパターン。
「ハーピーに怪しまれると面倒だから、グイッとやっちゃって! ……大丈夫。最初は泥の味がするけど、食べているうちに土の味がしてくるから♪」
 そう言って、傍にいた子供が死んだ魚のような目で、歓迎のサムズアップするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ハーピー』

POW   :    エキドナブラッド
【伝説に語られる『魔獣の母』の血】に覚醒して【怒りと食欲をあらわにした怪物の形相】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    ハーピーシャウト
【金切り声と羽ばたきに乗せて衝撃波】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ハーピーズソング
【ハーピーの歌声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
真っ先に子供たちの前に行って[オーラ防御Lv6]と[鼓舞Lv6]を利用して『シンフォニック・キュア』でキュア・サニティ(平常心化)で子供たちの気持ちを落ち着けます♪

『エレメンタル・ファンタジア』で暴風x光の嵐で子供たちを目隠しして、抜けてきたハーピーたちには『神罰の聖矢』で攻撃をします☆
猟兵たちの怪我人にも『生まれながらの光』+『シンフォニック・キュア』で治癒と治療をしておきます♪

ロック鳥にも「人の子供たちをお家に帰してあげたいから力を貸して!」と訴えます☆
猟兵にはハーピーを懲らしめても殺さないでおいてくださいね!と必ず伝えて置きます!☆


草野・千秋
とうとう来ましたね……ハーピー!
もうお前に悪さはさせない!
【POW】
ヴァリアブル・ウェポンで攻撃
2回攻撃も駆使しつつ着実にダメージを与えていきますよ
被ダメージを負いそうな仲間がいたら盾受けで庇う
大丈夫でしたか!
ハーピー、お前はここで倒れる宿命なんだ
トドメを刺せそうなら捨て身の一撃
……やれましたかね?


チェリカ・ロンド
そう……ハーピーには子供がいたのね。可哀想と思わないこともないわ。
でも私は猟兵であなたはオブリビオン。やるべきことは一つよ! ボコボコにするわ!

【属性攻撃】の【全力魔法】で、【魔導の奔流】を使うわ。属性は状況や仲間の動きにに合わせて、火氷雷を使い分けていくわ。
シャウトとソングは、弾速の速い雷で早めに対処よ!

近づけたなら、【怪力】で振り回した聖光剣で叩き切る! まぁハーピーすばしっこから、当たれば御の字って感じね。

戦闘後は……子供たちをどうするかね。人になつくとも思えないし、放置するわけにもいかないわよね。
もし倒さなきゃならないなら、【力溜め】で聖女の祈りを込めた【超チェリカ砲】で、天に帰すわ。


宇冠・龍
由(f01211)と共に参加します

まず子供達が無事(?)で何より
戦闘後には料理を振舞ってあげます

ここまで高所での戦闘は久しぶり、足場に気を付けて落ちないようにしないと
そして相手はその声で惑わすハーピー、【画竜点睛】で相手を拘束、かつその口を塞いで声を出さないようにしましょう

(親ってことは、もう一体いる可能性も……? それとも片親でこんなにも沢山の子供を養っていたのかしら、他所様の子の面倒まで看る辺り、子供好きなんでしょうか)
念のため伏兵や、人間の子供達に攻撃や流れ玉がいかないように注意


宇冠・由
お母様(f00173)と参加

空中戦なら私の得意とする場
空を舞うのが自分だけでないことをハーピーに見せてあげますわ

【熾天使の群れ】でハーピーと空中戦に洒落込みましょう
追尾する炎の群れ、交差しぶつかり合う互いの身体、空中ならではのドックファイトをお見せします
まぁ、私は傷ついても全身炎なので再生しますし【七草繁縷】で一方的に相手を妨害もできるのですが

(そういえば、帰りは来た道をもう一度戻らないといけないんですわよね、人間の子供達を連れて。最終手段で、ハーピーの子供達に協力を仰げないのでしょうか)

そしてチラッと、巣に卵がないか調べます
冒険心は大事。金色ならもっと大事



●ハーピーの巣
「とうとう来ましたね……ハーピー! もうお前に悪さはさせない!」
 草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)はハーピーの巣に辿り着き、【ヴァリアブル・ウェポン】で攻撃を仕掛けた。
 もしかすると、ハーピーに悪意があった訳ではないかも知れない。
 だが、ここで倒しておかなければ、再びハーピーが子供達を連れ去り、新たな悲しみを生む事になるだろう。
 少なくとも、現時点ではそう思えて仕方がないため、千秋も躊躇いがなかった。
 むしろ、覚悟を決めてハーピーと戦っていた。
「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 一方、ハーピーの方は自分達の子供を守るため、猟兵達を殺す気で攻撃を仕掛けてきた。
「……ハーピーには子供がいたのね。可哀想と思わないこともないわ。でも私は猟兵であなたはオブリビオン。やるべきことは一つよ! ボコボコにするわ!」
 それを迎え撃つようにして、チェリカ・ロンド(聖なる光のバーゲンセール・f05395)が【属性攻撃】の【全力魔法】で【魔導の奔流】を使う。
 ここでの迷いは、命取り。
 ハーピーの事情を考えて行動していたのでは、命がいくらあっても足りないだろう。
「空中戦なら私の得意とする場。空を舞うのが自分だけでないことを、今から見せてあげますわ」
 続いて、宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)が【熾天使の群れ(キラキラボシ)】で、自動追尾する自身の炎で出来た不死鳥の大群を放ち、ハーピーと空中戦に洒落込んだ。
 それでも、ハーピーは怯まない。
 我が子を守るため、全力全開ッ!
(「とりあえず、子供達は無事のようですね」)
 そんな中、宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)がハーピーの巣にいる子供達に視線を送り、ホッとした様子で溜息をもらす。
「うわあああああああああああああああああああん!」
 その途端、子供達が龍達の姿を見て緊張の糸が途切れたのか、ワンワンと大声を出して泣き出した。
「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 そのせいか、余計にハーピーが殺気立ち、猟兵達に対する敵意が、爆発的に膨らんだッ!
「ハーピー、お前はここで倒れる宿命なんだ」
 それに気づいた千秋が【ヴァリアブル・ウェポン】を使い、2回攻撃も駆使しつつ着実にダメージを与えていった。
 ハーピーはだいぶ傷ついているものの、自分の子供を守るために必死なようだった。
「みんな、落ち着いて」
 すぐさま、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が【オーラ防御】と【鼓舞】を利用し、【シンフォニック・キュア】で何とか子供達を落ち着かせ、【エレメンタル・ファンタジア】で目隠しした。
 これ以上のモノは、子供達にとっても、刺激的。
 それが原因になって、トラウマになっても困るため、ティファーナなりの配慮である。
 子供達も何となく空気を察したのは、口を押さえて沈黙モード。
「……なかなか、しぶといですわね」
 その間も、由はハーピーと空中戦を広げ、互いの身体をぶつけ合うようにして、空中ならではのドックファイト。
「キィシャャャャャャャャャャャャ!」
 だが、ハーピーはどんなに傷ついても怯まない。
 むしろ、猟兵達の命を奪うため、捨て身の覚悟で、何度も執拗に攻撃を仕掛けてきた。
(「ここまで高所での戦闘は久しぶり、足場に気を付けて落ちないようにしないと……」)
 龍も覚悟を決めた様子で【画竜点睛】を使い、ハーピーの動きと口を封じ込めた。
「……!!」
 その途端、ハーピーが動揺した様子で、翼をバサバサさせた。
「これで終わらせます……!」
 次の瞬間、千秋が捨て身の覚悟で距離を取り、内蔵兵器でハーピーを撃ち抜いた。
 それに合わせて、チェリカが【怪力】で振り回した聖光剣で、ハーピーの身体を斬りつけた。
 その一撃を食らったハーピーがキリモミ状態で、巣の中にドシンと落ちた。
「……そこまでです!」
 ティファーナがハーピーを守るようにして陣取り、仲間達に対して釘をさす。
 ハーピーは既に戦意を喪失させ、猟兵達に対して恐怖を感じているようだった。
 しかも、巣の上空を旋回しているのは、他の巣にいたハーピー達であった。
 そういった意味でも、これ以上戦うと、色々な意味で面倒な事になりそうだ。
「あるのは……普通の卵だけですね」
 そんな中、由が巣の中に残った卵を見つめ、残念そうに溜息をもらす。
 だが、この世界の何処かに黄金の卵がある。
 ……そう思えて仕方がなかった。
「人の子供たちをお家に帰してあげたいから力を貸して!」
 その後ろでティファーナが祈るような表情を浮かべ、傍にいたロック鳥にオネガイした。
『……仕方ねぇな。今回だけ……だぞ?』
 ロック鳥がツンデレちっくな雰囲気を漂わせ、子供達を背中に乗せて飛び立った。
 これで子供達も無事に、村まで帰る事が出来るはず。
 途中で怪鳥がちょっかいを出して来るかも知れないが、ロック鳥であれば何とかしてくれるだろう。
「さて……、本当にこれでいいの? このまま放っておくと、仕返しに来るように気もするけど……」
 チェリカが警戒した様子で、ハーピーを見下ろした。
 しかし、ハーピーは既に白旗状態。
 ハーピーの子供達も、『これ以上、ママをイジめないで』と、瞳をウルウル。
 おそらく、ここでハーピーの命を奪えば、上空を旋回しているハーピー達が仲間を呼び、余計に面倒な事になるだろう。
 ハーピー自身も『二度としません! ゴメンナサイ!』とばかりにションボリとしていたため、とりあえず今回は放っておく事にした。
 これで再び悪さをするようであれば、次は情け容赦なし。
 ハーピーだけでなく、子供達も纏めて、消し炭と化すだけである。
 それが分かっているせいか、ハーピー達も借りてきた猫の如く行儀よくしたまま、猟兵達が見えなくなるまで、その姿を見送っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月25日


挿絵イラスト