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Let's game(作者 KS
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#UDCアース  #感染型UDC 


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 どこかで子供の声がする。
 ええん、ええん。
 お母さんは何をしているのだろうか。お父さんは?
 お家はどこも大変ね。
 散歩に発ってから随分経った。服で見えない箇所が痛む。
 夕陽はくれて随分過ぎた。このまま皆んな起きなければ良いのに。街灯だけが行く道を照らす。
 スマホにはあの人からの通知でいっぱいだ。
 ……もう嫌だ。
 もういやだ、堪えられない。
 ダメね、誰の顔も思い出せない。
 このまま、死んでしまおうかしら。
 「迷子かい、お嬢さん」
 涙で歪んだ視界を上げる。
 燈の下、少し離れた真正面。
 俳優かモデルみたいな金髪の外人の男の人が立っていた。
 え?
「私もでね。」
 声も顔もいい。持っている人、なのだろう。不安で押しつぶされそうな心に寄り添う、優しい笑みだと思った。
 詐欺師かしら。
 私は何も持っていないわ。
「詐欺師ではないんだが、まぁ、君がそう思うならそれでもいいさ」
 目を見開く。
 どうして?
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」
 怖い恐いこわい!
 不愉快にさせたら殴られてしまう。
 ふ、と小さく笑って、彼は立てた人差し指、爪で自分の唇を軽く叩いた。「ゲームをしないかい?」
 小さな小さな囁きに、つられて私の声も止まる。
 彼に気を悪くした様子は欠片もない。
「ゲーム、やった事はあるかい」
「む、昔、少しだけ」
「それは良い事を聞いた」
 ーー…。
 いいな、と思った。少しだけ。
「で、でも、私」「こんなに怪しい男には、ついて行きたくないかね」「ち、ちがうわ!でも、」「でも?」「か、帰らない、と…」
 喋りながら思い出す。怒号、暴力、無関心。ひとりにするなと縋る声。明かりなんてどこにもない。
 それでも、あの人が。
「其処は本当に、帰りたい場所かな」
 ちか、と電球が瞬いた。
「…え」
 いやだ。
 街灯に虫がぶつかる音がする。「少なくとも私にはそう見えない程度に、君は疲労している様だ」光が彼の後光に見える。「い、いいえ、誤解なの…」誤解などではない癖に、口が勝手にそう紡ぐ。
「安心したまえ。ここに君を害する者はいない」
 涙が再び顔を焼く。助けて。声も出せないまま明かりへと一歩近付く。
「どうしたら、いいの…」
 疑問は手を伸ばす予備動作だと、誰かが言っていた。
 独り言以下の音に、けれど彼は目を細める。
 脚がぶるぶると震えてしまうのは、踏み出そうとする勇気よりも恐怖が勝っている証だった。見つかったらどうしよう。大人の男ひとりが怖いか、私はよく知っている。こわい。

 ポケットに入っていたケータイが鳴る。着信。鳴らすにんげんなんてひとりしかいない。あのひとだ。

「選択肢は幾らでもある」

 ああ、光が。

 いつの間にか街灯の下へと立っていった。

 喉がひきつる。そうだ、私は逃げてきた。明かりを求めて歩いたのは、紛れも無く自分自身だ。「お手を失礼」指先が私の空いている手をすくう。いやみも含みもない。ただ触れられるものがある事に、息を吸えた。
 これはわるいことだ。
 わかっているのに。

「選ぶのが君ならば」
 さえざえ青い瞳が、うつくしい。
 暗闇に浮かぶ青い空。

 ちかちかする。

「選ぶのも君だ」
 あんなにも怖かったコール音がただの雑音に成り果てる。

「家族も友人も、すべて君の行動次第だ」
 気付くとケータイの電源を落としていて。

「それを永遠にするのも」
 私は、随分久しぶりに、ぐしゃぐしゃの顔で笑っていた。

 手を差し出される。
 少し落ち着いてからその手を取る。
 さて行こうかと指された先は、大きな廃墟ビル。
 怖くはいない。
 騙されていたって構わない。
 このまま何もせずに死ぬぐらいなら、何かをしてからでも遅くはない筈だ。

●盛大な疑問符を頭に浮かべて
「行方不明者の捜索、と言うと不穏そうに聞こえるかもしれないが、危ない事無さそうなんだよな」
 グリモアベースで首を傾げているダンド・スフィダンテ(挑む七面鳥・f14230)はそう言ってうーんと唸った。
 まさか自分が悪夢ではない夢を見た事が不思議な様に。
「まぁなんにしろ原因はオブリビオン。過去の者だ。見つけたら送らなければ、何れ世界が軋む」
 でも厄介な相手では無さそうだから、人数も最低限で良いだろうし、遊びに行くつもりで構わないと付け加えて。
「貴殿らは、ゲームをした事はあるか?鬼ごっこ、ボードゲーム、携帯ゲーム、なんでも良いんだが」
 ふっと笑う。
「誰かと遊ぶ事は、楽しいよな。今回はきっと、そういう話だ。」
 赤いグリモアが静かに集まっていた猟兵の足元へ広がっていく。
「目指すは、夜毎子供の声が聞こえると噂の廃ビルだ。そこに行方不明者も、オブリビオンもいる筈だからな」
 行方不明者の中には子供も居る。
 そして廃ビルは、ジャガーノートと呼ばれる者たちで守られているそうだ。
 彼らと戦う事で、先へと進むことが出来るらしい。
「油断はせずに、どうか気をつけて」
 送り出される直前で、あ!と声がした。
「忘れてた!道中でお菓子を二袋用意して行ってくれ!コンビニでもスーパーでも、手持ちのモノでもいいから!廃ビルに入るのに必要なんだ!」
 どうして、という疑問を口にする前に、君たちは街へと到着する。

 大きな大きな廃ビルが、夕陽に照らされながら猟兵達を出迎えた。


KS
 みんなでスマブラやったりトランプしたりしてほしい。
 それだけの為に作られたシナリオです。
 攻撃系のユーベルコードはあまり輝かないかもしれません。

 こんにちは、KSです。
 このシナリオですが、一章では門番にお菓子を二袋渡して中へと潜入し、ジャガーノート達を倒し先へと進んでもらいます。
 二章では行方不明者を探しながら廃ビルを探索し、ボスの場所を探ります。
 そして三章ではボスと数字揃えたり色揃えたり英語が書いてあるカードを使って、手札を減らしたり増やしたりするゲームをします。
 最後の一枚になったら商標登録に引っかからないオリジナルの言い回しで、最後の一枚である宣言をしてください。

 このシナリオはほのぼのです。
 尚、ボスである欺き導く者の宿敵主様からはPL単位での好きにして良いとの許可を頂いており、オープニングをパク…オマージュさせて頂いたいのとMSにもその旨の許可は頂いています。怒られない様にKSも必死です。

 このシナリオはシリアスではありません。
 進行人数は最低限を想定しており、採用も関係者の方を優先させて頂きます。
 開始は断章をお待ちください。

 それでは皆様、良い遊戯を。
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第1章 集団戦 『ジャガーノーツ』

POW ●I'm JUGGERNAUT.
いま戦っている対象に有効な【能力を持つネームド個体のジャガーノート】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD ●You are JUGGERNAUT.
自身が操縦する【子供に寄生する同族化装置(破壊で解除可)】の【寄生候補の探索力・捕獲力・洗脳力・操作力】と【ジャガーノート化完了迄のダウンロード速度】を増強する。
WIZ ●We are JUGGERNAUTS.
【増援】を呼ぶ。【電子の亜空間】から【強力なネームド個体のジャガーノート】を放ち、【更に非ネームド個体の軍隊からの援護射撃】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。