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帝竜戦役⑬〜気づきしモノ

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #帝竜 #ベルセルクドラゴン #群竜大陸

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 猟兵達の侵攻により新たな場所の予知が可能になった。
 そこは『皆殺しの平野』以上に閑散とした場所で、戦争初期の予知からは『群竜大陸の超生物さえも死滅させる程の暴力を持つ、ヴァルギリオス直属の腹心たる帝竜がいる』…という情報以外は何も分からなかった。
 そしてその地の詳細な情報が入ったとき、グリモア・ベースは騒然となった。

「帝竜ベルセルクドラゴン…コイツは帝竜ヴァルギリオスと並んで最重要討伐ターゲットと指定された」
 ある意味では、ヴァルギリオスよりも倒しておかなければならない存在かも…と、泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)は集まった猟兵達の前で呟いた。
「ベルセルクドラゴンについての事が分かったとき、どうやらコイツはグリモア…そしてグリモア猟兵の存在に気付いている」
 これまでグリモア猟兵の存在に朧気ながらも気付いたモノはいたかもしれない…が、ここまではっきりとグリモア猟兵の存在に気付いたモノはいなかったはずだ。
「どんな相手にもアドバンテージをとれたのは…まぁ…グリモア猟兵の存在あっての事だと理解はしてると思う」
 敵…オブリビオンがグリモアやグリモア猟兵の存在を知ったとき、どのような事態がおこるかは誰にも分からない。
 最悪…グリモア・ベースの存在が知られる事になった場合、何が起こるかは十分に想像出来るが…、

「とにかく依頼の説明に入らせてもらう」
 星流はいつものようにグリモアと愛用の箒を使って魔法陣を描き出し、その中にベルセルクドラゴンの姿を写し出した。
「もはや帝竜の名前を冠しているから分かってるとは思うけど、先制攻撃…それも自己強化してくる」
 星流の『自己強化してくる』…という言葉に緊張がはりつめる者が数名いた。
「一発二発対処すればいい攻撃系のユーベルコードと違って、戦闘中は効果がずっと持続する…ユーベルコードの対処法が、そのままベルセルクドラゴンへの対応になると思って欲しい」
 そう言うと、星流はベルセルクドラゴンのユーベルコードの説明に入った。

「最後に一つ…転送についてだけど、これは細心の注意を払い、みんなを転送後はいったん閉じさせてもらう」
 理由について追求すると、ベルセルクドラゴンはグリモアの力の追求の為、猟兵を探しては戦闘をしかけろうと、戦場の彷徨している為、撤退・撤収は細心の注意をもって行ってくれとの話らしい。
「あえて言うまでもないかもしれないけど、自分の身を大事にしてほしい」
 本人が倒れて動けない…となると、その回収行為が困難になるだろう…と、

「それじゃあみんな…もう一度言うけど、自分の身を大事にしてほしい」
 星流は緊張感をもって猟兵達を送った。


旅野文師
 今後はこういうボスが増えてくるんじゃないかと思ってる旅野文師です。

 去年の今頃は猟兵…というか、プレイヤーさんの見事な返しに、必ず先制攻撃~に思うところがあり、重荷に感じてたりしてました(まぁ…星流君が猟兵達にネタバレさせてるのが悪いと後で思いました)。
 自己強化系だと、あっさり防御とかカウンターでは終わらないので、書いてて楽しさもあります。

 ではまずはプレイングボーナス、
『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』
(敵は必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります)
 ボスの使うユーベルコードは指定したユーベルコードに対応します、複数種選んだ場合はボスも複数種使います。

 ユーベルコードの捕捉、
 POWのユーベルコードは必ずしも1vs1とは限りません、多人数参加希望、他の方との組み合わせしやすさなど、あらゆる状況が想定出来る為、攻撃対象となる方はこちらで判断させてもらいます。
 攻撃対象希望…という方、また他の方との組み合わせは遠慮したい方はプレイングに一筆願います。

 参加者お待ちしてます。
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第1章 ボス戦 『帝竜ベルセルクドラゴン』

POW   :    ベルセルク・プレデター
【特定の1体に対する『殺意』】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    ベルセルク・グラップラー
【翼を巨大な腕として使う】事で【四腕格闘形態】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    ベルセルク・レイジ
全身を【狂える竜のオーラ】で覆い、自身が敵から受けた【負傷】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。

イラスト:爪尾

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ふむ…今…確かに界渡りのような気配を感じた」
 しかしその気配をすぐに消えた…が、その代わりにその気配を感じたところから、いくつか『強者の気配』を感じ取れるようになった。
「来たか猟兵達よ…思う存分殺し合い…そして予知能力の正体を我に捧げるがいい」
 ベルセルクドラゴンは猟兵との邂逅…その先にあるものを心待ちにして彷徨をつづけるのだった。
 
七瀬・麗治
敵はまずベルセルクレイジで強化して殴りかかってくるだろう。
警戒すべきは拳での〈吹き飛ばし〉、〈踏みつけ〉、尾の〈なぎ払い〉
など。〈見切り〉で動きのクセを見抜きたい。
〈ダッシュ〉と〈スライディング〉で回避しつつ、
ロケットランチャーを撃って牽制。
「文明の利器を喰らえ!」
黒剣と、鎧から放つ混沌の炎で〈武器受け〉と〈オーラ防御〉
の構えを取る。あとは<気合>。防御後すぐに【模倣と解析】を発動。
寄生体が〈学習力〉で「竜のオーラ」をコピーする!
コピー後はサイボーグホースを呼び騎乗。高い機動力を行かして攻撃を
逃れつつ、ヒット&アウェイで〈鎧砕き〉攻撃。
素早く離脱し、<生命力吸収><継戦能力>で戦闘続行だ。



「見つけたぞ猟兵!!」
 まず会敵したのは七瀬・麗治(悪魔騎士・f12192)だった。
 迫るベルセルクドラゴンに麗治は冷静に…
『敵はまずベルセルクレイジで強化して殴りかかってくるだろう。』
 その考えどおりベルセルクドラゴンは『狂える竜のオーラ』で全身を覆いながら麗治へと迫ってきた。
 これは相手が自分はどの属性のユーベルコードを使うか何となく察知できるからだ。
 ゆえに相手の先制攻撃の能力を逆手にとり、後手のアドバンテージを猟兵達はとっていた。

『ブオォン!!!!』

 ベルセルクドラゴンの風をも巻き起こす爪の一撃にあえて突っ込み、スライディングでベルセルクドラゴンの股下を潜り抜けて回避した。
「甘いわっ!!」
 股下を抜けた麗治を尾で叩き潰そうとしたが…
「文明の利器を喰らえ!」
 …と、ロケットランチャーで尻尾を迎撃した。

 尻尾を迎撃後…武装を換装…デモンメイルを身に纏い黒剣を装備…鎧と剣から混沌の炎が噴き出し身構える。
「そのような小細工で吾に敵うと思うかっ!!!!」
 ベルセルクドラゴンは麗治を叩き潰そうと腕を振り下ろす。
「ぐうっ!!」
 麗治は混沌の炎に加えオーラ防御も使い黒剣でその腕を防御する。
「このまま押しつぶしてくれるっ!!」
 …と、ベルセルクドラゴンが攻勢に出た瞬間…麗治の体から『狂える竜のオーラ』が発せられた。

『これが貴様の能力か。使わせてもらうぞ』
 ベルセルクドラゴンからのダメージで戦闘力を向上させ、生命力吸収を使い力が鈍くなった腕から麗治は逃れ…
「来いっ!!サイバーホースっ!!」
 体の至る所を機械化したサイボーグ軍馬を呼び出して騎乗した。

 麗治はサイボーグ軍馬を操りベルセルクドラゴン様子を伺いつつ、隙あらば…もしくはベルセルクドラゴンの動きを注視し攻撃を回避し、その後の隙を狙って一撃入れると間合いを取る…の繰り返しで確実にダメージを与えていった…が…

「ぐおっ!!!!」

 麗治がベルセルクドラゴンの攻撃を見誤り、一撃いいのを貰ってしまい軍馬もろとも吹っ飛ばされた。
「…ここが潮時か…」
 麗治が攻撃を見誤ったのは『狂える竜のオーラの効果でベルセルクドラゴンの戦闘能力が上がった』…からである。
 『狂える竜のオーラ』は敵からの負傷で戦闘力と生命吸収能力が向上…これまでの戦闘で蓄積されたダメージで戦闘力が向上し、麗治を圧倒したのだった。
「自分の身を大事にしろと言われているんでね…」
「逃がすかっ!!…………うぐぅっ!!!!」
 ベルセルクドラゴンは麗治へと襲い掛かるが、麗治は全力で混沌の炎を放ちベルセルクドラゴンを牽制…自分の目前から放たれた混沌の炎が消えると…既に麗治の姿はなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

灘杜・ころな
(選択UCの結果、完全に肉体の主導権を女神・天照に奪われ中)

ふむ、なかなかの速さじゃが、それならばアレじゃ!
『シーブズ・ギャンビット』なるUCがあったじゃろ?
アレを真似して妾もスピードアップじゃ♪

(ころな「ちょぉぉ!? 何脱いどるん! 下に着とったビキニアーマーが丸見えやん! うちのキャラクターが……!!」)

ころなの社会的イメージは犠牲になったのじゃ……。
あ、まだ追い付けんようならビキニアーマーも脱いで全裸になるぞ。

(ころな「にゃああああああああっ!?)

そうしてベルセルクドラゴンを超えるスピードを体得して対抗。
正面から殴り勝ってくれるのじゃ!!

(ころな「こんな代償割に合わへんー!!」)



 ベルセルクドラゴンは麗冶に逃げられてからしばらく…今度は灘杜・ころな(鉄壁スカートのひもろぎJK・f04167)と会敵していた。
 ベルセルクドラゴンの翼が変化し、本来の腕よりも巨大な腕と変化させると…
「小娘とて猟兵であるならば容赦はせん…叩き潰してくれるっ!!!!」
 四本の腕を広げ、ころなへと襲い掛かってきた。

「よ…よし…やるよっ!!!!」
 ころなは意を決してユーベルコード『天照様のイケイケGOGO♪(テンジョウテンゲユイガドクソン)』を発動させ…肉体の主導権を女神・天照に渡した。
 それとほぼ同時にころなの目の前を掠めていくベルセルクドラゴンの腕
『ふむ、なかなかの速さじゃが、それならばアレじゃ!『シーブズ・ギャンビット』なるUCがあったじゃろ?…アレを真似して妾もスピードアップじゃ♪』
 ころな…もとい女神・天照は服を脱ぎだした。

(ころな「ちょぉぉ!? 何脱いどるん! 下に着とったビキニアーマーが丸見えやん! うちのキャラクターが……!!」)
「ころなの社会的イメージは犠牲になったのじゃ……あ、まだ追い付けんようならビキニアーマーも脱いで全裸になるぞ」
(ころな「にゃああああああああっ!?)

 ころなが変な悲鳴を上げている頃…女神・天照はベルセルクドラゴンの攻撃をなんとか凌いでいた。
「小娘…この状態の我と渡り合うとは…予知能力の秘密を暴くために殺し合いをするなどと思っておったが…いささか慢心していたようだ…」
 油断をすればやられるのは自分だ…と、ベルセルクドラゴンは認識を新たにころな(の身体を操ってる女神・天照)へと襲い掛かるのだった。

「どうやら相手は本気になってきたようだ…妾も本気でやらねばなるまい…」
 女神・天照はまるで重りを外すかのようにビキニアーマーも脱いでいった。
(ころな「や…やめて…本当にやめてぇぇ…」)
 女神・天照の脳裏にころなの悲痛な声が響いた。
「心配するでない…ここには妾達とあやつしかおらん…誰も見ている者など…」

 グリモア猟兵の星流君は猟兵のサポートの為に戦場や猟兵の様子を見る為に、例の魔法陣でこの戦闘をみていた。(そして鼻血の海に沈んでいた)

「童には刺激が強かったようじゃな…」
(ころな「こんな代償割に合わへんー!!」)
 なぜか分かった天照の言葉に…天照以外聞くことができない悲鳴をあげるのだった。
 そして結果だけをいうなら、女神・天照がついにベルセルクドラゴンのスピードを上回り…四本の腕を掻い潜り顔への連続殴打で追い詰めたところで、ころなが身体を奪い返し…誰も来ないうちに身をかくしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天星・零
【戦闘知識+世界知識+情報収集+追跡】で戦況、地形、弱点死角を把握し警戒、敵の行動を予測し臨機応変に

※防御は【オーラ防御】で霊力を生かし壁を作って対応

先制攻撃は上記技能を駆使し、※をしたり
武器を盾にしたり、地形を利用して回避
距離を取るなら、足元からグレイヴ・ロウを出しピストン要領で自分に当て瞬時に距離を取る
万が一の為【第六感】も働かせる


遠距離は十の死とグレイヴ・ロウを戦況により使用
十の死の凍死で部位を凍らせ動きを鈍らせる、感電死で落雷で麻痺など敵を状態異常に

近接はØ

指定UCを発動し強化、回復効果を反転
元々、デメリットの効果は反転しないので毒死の骸を出して猛毒のある攻撃、【呪詛】で攻撃していく 



「どうやら僕のところに向かってくるようだね…」
 いつ襲撃されるか分からない…ゆえに、周囲の状況を探りながらベルセルクドラゴンを探していた天星・零(零と夢幻、真実と虚構・f02413)は、その方向に視線を向けた。

「どうやら逃げずに吾を待ち受けていたようだな…」
 ふいに出会った…というより、明らかに自分が会敵するまでそこに佇んでいた零の様子にそう言うのだった。
「先程は不覚をとったが今度はそうはいかんっ!!」
 ベルセルクドラゴンは『狂える竜のオーラ』を纏い襲い掛かってきた。

 それに対して零は大量の濃い霧を自身の周り発生させた。
「くっ…目くらましかっ!!」
 零は霧を利用してベルセルクドラゴンから距離をとるのだった。
 『十の死』の冷気攻撃やグレイブ・ロウによる足元などから飛び出す十字架の墓石による攻撃で攻め、接近された時にはオーラ防御を使用した壁や…再び霧を発生させて距離をとったりの繰り返しだった。

「うぐ…これは…どういうことだ?」
 ベルセルクドラゴンは突然襲った脱力感に膝をつくのだった。
「どうやら効果が出てきたようですね」
 零が何度か発生させた霧…『噂綴・壱「永眠街」(ウワサツヅリ・エイミンガイ)』は目くらましではなく、回復や強化の効果を反転させ負傷弱体化させるというユーベルコードだった。
 零の攻撃はベルセルクドラゴンにとっては一発一発はそれほど大きなダメージではない…が、『狂える竜のオーラ』の効果の反転により蓄積されるダメージは倍増していたのだった。

「くっ…ここは吾は退くしかない…」
 このままこの男と戦い続けるのは危険…と、ベルセルクドラゴンはまだ動けるうちに即時撤退するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

亞東・霧亥
【SPD】

先制対策
【早業、武器改造、ダッシュ、忍び足、残像、見切り、目立たない、足場習熟、地形の利用】
クリエイトフォースをプリズムの破片に変え散布し光の屈折を利用、更に緩急を付けた足運びで無数の残像と虚像を創る。
時に突出した岩肌に身を隠したり、攻撃を掻い潜りながら近付いていく。

【UC】
軸足を切断したら、翼まで腕にしている以上は飛ぶなどの回避は出来ず、体幹を崩せるはず!

【ジャンプ、空中戦、怪力、重量攻撃、槍投げ、スナイパー、串刺し】
態勢を崩したら、あらゆる技術を駆使して喉笛を狙う。
たとえ防がれても竜喰槍は奴の血肉を喰らう!

※絡み大歓迎


オーガスト・メルト
グリモアについて気付いている…ね。
まぁ、今までの戦争にも一人や二人、そういうのが紛れ込んでたとは思うが…
危険の芽は摘んでおかないとな。

【POW】連携・アドリブ歓迎
敵の殺意の対象が誰になるにせよ、俺のやる事は変わらんな。
デイズ、ナイツ、【竜鱗飛甲】を召喚。操作はお前たちに任せる。
『うきゅー!』『うにゃー!』
俺は【焔迅刀】を構えて接敵。敵の攻撃を【見切り】、【残像】も駆使してとにかく回避に徹する。
竜鱗飛甲の【シールドバッシュ】による牽制も入れて注意を拡散させるのも併用する。
敵の攻撃の隙が出来たらUC【赤光断雷】で強化を解除!
そのまま炎の【属性攻撃】の【二回攻撃】を叩き込む。


ケルスティン・フレデリクション
何で私達の存在がばれちゃったんだろう…
…むむ、わかんない。でも、これ以上知られたら、だめだから…がんばって、たおさなきゃ。
てきが、きょーかして攻撃してくるならUC【ひかりのまもり】を【全力魔法】で使うね。
ぜったいにこの壁は壊れないよ
他の人が居たらこれで守るね。

自分が攻撃できるようになったら、【全力魔法】【属性攻撃】で氷の魔法を使うね。氷の石礫を浴びせて、他の人が攻撃しやすいように。
居ないのならば【範囲攻撃】も追加して氷の雨を降らせるよ

攻撃された場合は【ひかりのまもり】を使うけど…私が防げない、そう感じた瞬間にそれは壊れちゃうから、それくらい敵が強化されたら、引くしかないよね…


ルード・シリウス
外套と靴の能力で気配と音を殺し、残像を囮としてばら撒きながら、死角を取る様に立ち回る
特定の『一体』が単純な個体としてか、残像に関係なく俺としてによるが、前者なら殺意を散らす事で強化を抑える事が出来る。後者なら…強化したのを踏まえた上で攻撃の軌道とタイミングを見切って回避、どちらの場合も回避不能なら、神喰と無愧の二刀を重ねて盾の様に構えて防御。致命傷を受けるのだけは全力で防ぐ
攻撃を凌ぎ切れたら、【魂装】発動。武装の真名及び自身の真の姿を開放
更に嘗て喰らった敵達を憑依させて強化。二刀による連撃と捕食能力で頭を喰い千切る様に斬りつけ血肉を喰らう

捧げるのはお前の血肉と魂だ
俺が強くなる為の糧となれ…っ



『攻勢に出るなら今…』
 グリモア猟兵の星流からの連絡にベルセルクドラゴンの現在地を知らされ、猟兵達は各々の判断でベルセルクドラゴンへと迫るのだった。

「グリモアについて気付いている…ね。まぁ、今までの戦争にも一人や二人、そういうのが紛れ込んでたとは思うが…危険の芽は摘んでおかないとな。」
「何で私達の存在がばれちゃったんだろう……むむ、わかんない。でも、これ以上知られたら、だめだから…がんばって、たおさなきゃ。」
 ベルセルクドラゴンへと真っ先に会敵したのは、オーガスト・メルト(竜喰らいの末裔・f03147)とケルスティン・フレデリクション(始まりノオト・f23272)だった。

「どうやら吾を追い込んだつもりのようだが…殺し殺されの戦いをしているとはいえ、狩るのは吾の方だと思い知らせてくれるっ!!」
 猟兵達の気配が自分へと集まってきているのを感じ…また、『それを指示した者』の気配を感じ取ったベルセルクドラゴンは殺気をみなぎらせると、それを己の力に変えると、その体を巨大化させて猟兵達へと襲い掛かるのだった。

 ベルセルクドラゴンはまずオーガストを狙った…が…
『きらめき、まもって!』
 ケルスティンが間に咄嗟に割って入り、無敵の盾を想像より想像してオーガストを捨て身でかばった。
「ぜったいにこの盾はこわれないよ」
「小娘…ならば貴様から殺してくれるっ!!!!」
 ベルセルクドラゴンはターゲットをオーガストからケルスティンへと変えた。
 ケルスティンは全魔力…この盾は壊れない…という祈りにもにた想いを込め、気力を振り絞り、ベルセルクドラゴンの攻撃と盾を通じてくる衝撃に耐えた。

「…う…も…もうダメ…」
 盾より先にケルスティンの魔力・体力…何よりこのユーベルコードを維持するのに最も大事な気力が先に尽き…無敵の盾が消えると…
『ガシッ!!!!』
 ベルセルクドラゴンは気を失ったケルスティンの身体を捕らえた。
「殺しはせん…お前は予知能力の秘密を解き明かす為の材料…情報源だ…」
 解剖して調べるか?それとも口を割るまで痛めつけるか?…ベルセルクドラゴンはその手の中にあるケルスティンを見ながら考えた。

『ズバッ!!!!!!!!』
「グギャアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
 ケルスティンを捕まえていたベルセルクドラゴンの腕が途中からなくなった。

「油断大敵だぜ…いや…単に周りが見えてなかっただけか…」
 正確には気配を消して近づきつつ攻撃の機会を伺っていた亞東・霧亥(峻刻・f05789)のユーベルコード『竜破斬(ドラグスレイブ)』にて斬りおとされたのだった。

 猟兵達はケルスティンが攻撃されている間に、ケルスティンを信じて『必殺の一撃』を放つ準備を整えていたのだった。
 そして気配を消して近づいていたのは霧亥だけではない

 自分の間合いまで近づいたルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)がユーベルコード『魂装・神魔喰ライシ暴食ノ暴君(リンケージ・タイラント)』を発動して真の姿となり…

「アルダワの魔王を食らい…暴食の化身となり更なる力を得た俺の剣をくらえっ!!!!」
 左右一閃…暴食剣「神喰」と呪詛剣「無愧」による巨大化したベルセルクドラゴンの足を十文字に斬りつける。
 ベルセルクドラゴンの体勢が崩れた。
 その隙をついてオーガストが動き…ベルセルクドラゴンの真横を通り過ぎつつ一閃…したが、ベルセルクドラゴンの身体には何の以上も無い…と思われたが、その体躯が急激に小さくなり元の大きさへと戻った。
『我が抜刀に……滅せぬものなし』
 オーガストの一撃はベルセルクドラゴンの身体ではなく、ユーベルコードの効果を斬りつけ…無効化したのだった。

 手痛いダメージを受け、ユーベルコードの効果を無効化されたベルセルクドラゴンは三人の剣士達のその後の波状攻撃の前に成す術もなく、素早い動きと残像に翻弄され全身を滅多斬りにされて…
「捧げるのはお前の血肉と魂だ…俺が強くなる為の糧となれ…っ」
 ルードの暴食剣「神喰」の斬撃に『喰われて』ベルセルクドラゴンは倒された。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月15日


挿絵イラスト