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迫る嫉妬の魔の手、バレンタインデーライブを守り抜け!

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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「バレンタインデー、何それ美味しいの?」
 ハイライトの消えた暗い瞳で、グリモア猟兵のステラ・ハシュマールは呟いた。バレンタインデーに碌な思い出がないのだろうか。
「エヘンッ……まあボクの気持ちは置いておき……皆、キマイラフューチャーで事件の予兆が確認されたよ」
 咳払いをしたのち、ハシュマールは改めて事件の概要を説明し始めた。
 事件はこうだ。バレンタインデーを祝うライブが現在行われているのだが、そこに怪人たちが襲撃をかけてくるそうだ。怪人の下っ端である働き蜂戦闘員たちは、この事件に乗り気ではないようだが、指揮してる怪人が恐ろしくて嫌々従ってるそうだ。指揮している怪人の正体は解らないそうだが、きっとバレンタインデーに相当な怨みを抱いてる存在だろうとはハシュマールの推測だ。
「まずは乗り気じゃないところ悪いけど、働き蜂戦闘員たちにはご退場願おうか。彼らが暴れていると、指揮官の怪人はいつまでたっても姿を現さないと思うしね」
 そう告げると、グリモア猟兵の証明である、蒼白のグリモアを出現させて、現場へのテレポートを開く。テレポート先は現在楽しくライブ中のようで、大勢のキマイラたちがわいわいと騒いでいた。
「そうそうこの事件が終わったら、皆にはライブにゲリラ出演してもらおうと思うんだよね。襲撃されて散々な目にあったままじゃ、せっかくのバレンタインデーも暗くなっちゃうし、猟兵のゲリラライブでその落ち込んだ気分を上げてもらおうと思ってね」
 ボクも呼ばれたら参加する予定だよ。そう呟きつつ、愛用のヴァンパイアを見せるハシュマールであった。
「なんにしても、せっかくのバレンタインデー。明るく祝おうじゃないか。皆、今回もよろしく頼むよ」
 そう言ってテレポートに飛び込む猟兵を、手を振り見送るのであった。


しじる
 バレンタインデー……もらう相手なんていないなぁ。
 はいどうでもいいですね。初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは!しじるでございます。
 今回の依頼はバレンタインデーライブを襲撃する、怪人の討伐となります。
 集団戦では、出来るだけ無双ゲームのようなリプレイを書くつもりですので、今回大成功率は当社比高めとなっております。その分指揮官怪人はそれ相応の力を持たせますので、ヌルゲーとはいかないでしょう。
 大抵のプレゼントは拾いますが、零れてしまった場合はスケジュールの都合ですので、再プレイングは大歓迎です!また、しじるはアドリブをそこそこ入れる者です。アドリブによる改変や追加の苦手、または嫌な方は【アドリブ不可】と記載していただけると幸いです。
 それでは皆様のプレイングお待ちしております!
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第1章 集団戦 『働き蜂戦闘員』

POW   :    御槍奉公
【槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    飛行モード
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
WIZ   :    数で圧す
自身が戦闘で瀕死になると【さらなる増援】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「なあ俺たち、何のためにライブを襲撃してるんだっけ」
「俺に聞くな……」
 非常に低い士気ではあるが、輝くライブ会場に突如出現するのは怪人の働き蜂戦闘員たちだ。その姿を見たキマイラたちは悲鳴を上げて混乱を隠せずにいる。
「俺、この仕事無かったらチョコ貰う約束してたんっすよ?」
「それ辛いな~、でもやるしかないよな~」
 本当に、恐ろしい程士気が低い。どうやら普通にバレンタインデーを楽しみにしていた戦闘員もいるようだ。しかしいくら士気が今は低くとも、そこは怪人。猟兵を目視すれば息の合ったコンビネーションで襲い掛かって来るだろう。彼らのためにも、早く倒してあげて、根本の怪人を叩こう!
フロッシュ・フェローチェス
なんでこう、馬鹿が多いの?
……ふざけた命令下すなら、己だけで何とかしろよ。

呆れはすれど敵はオブリビオン。同情は無い、士気が低いうちに【ダッシュ】で中心へ飛び込み、【先制攻撃】として【角砲ナーガ・ヴィパー】を叩き込もう。
地形諸共破壊したなら【地形の利用】として破片に紛れ、葬って行く。
……一か所へ留まらないようにしないとね。
擦れ違いざまの蹴り、【早業】で撃つ散弾銃で、戦闘員をミンチにしていくか。

士気が上がって来た、それとも下がって来た……?
どちらでも好都合。敢えてストップして誘い込み【残像】で回避、回り込んで【カウンター】――【選択したUC】で纏めて食い千切る。

さっさと出てこい、頭目。

※アドリブ可


シーラ・フリュー
バレンタイン、私も縁がない方ではありますが…イベントを邪魔するのは、よくないですね…。
…それにしても、何と言いますか…戦闘員も大変ですね…。少し、同情します…。
せっかくのバレンタインも、仕事には勝てないのですね…。
まぁ、だからと言って容赦はしませんが…。

【POW】判定
リボルバーで【2回攻撃】【早業】【クイックドロウ】を駆使して、どんどん撃ちますね。
こちらに近付かれたら【猟犬の咆哮】で応戦します。

後は、なるべく囲まれないように、位置取りを意識していきたいですね…。
もし囲まれている方がいらっしゃったら…そちらを援護や、共闘するのもいいかもしれません…。


フローライト・ルチレイテッド
「愛を忘れた人達に!愛に迷う人たちに!さあ、愛を届けるんだ!」
【マヒ攻撃】【援護射撃】【催眠術】【範囲攻撃】【歌唱】【楽器演奏】【早業】【パフォーマンス】を駆使し、
ギターをかき鳴らし、巻き込めるだけの相手へユーベルコード【Cross the sky~スピード狂の愛天使】を発動。
操られてるかはさておき、【封印をとく】 イヤイヤならやめればいいという後押しもつけるのに【言いくるめ】【鼓舞】もくっつけます。

敵からの攻撃へは、【野生の勘】【見切り】等で相手の動きを見ながら、【パフォーマンス】に含んで飛んだり走ったり対処します。

「嫌なことなんて投げ出せばいいよ!世界は楽しまないと!」



「なんでこう、馬鹿が多いの?」
 【フロッシュ・フェローチェス】は呆れと怒りと胸にそう呟いた。それもそうだ、他人を巻き込んでまでやるなと言う話。それで呼び出されるのは猟兵なのだから。
「……ふざけた命令下すなら、己だけで何とかしろよ」
「何と言いますか…戦闘員も大変ですね…。少し、同情します…」
 同じく【シーラ・フリュー】も、付き合わされる戦闘員たちに同情を隠せない。彼らも普通にバレンタインデーを楽しみたかったのだ。言うなれば彼らもまた一種の被害者なのかもしれない。だが怪人は怪人。そしてライブを破壊しようとしていることには変わらない。二人は戦闘員たちを駆逐するため、同時に駆けだした。
「ん?あ、猟兵!!ってどぅあ!!?」
 戦闘員たちが、迫る二人に気付いて攻撃体勢を取る。しかし攻撃なぞさせない。フェローチェスのユーベルコード【角砲ナーガ・ヴィパー】が炸裂。猛烈怒涛の連続蹴りが、大地を踏み砕き変形させる。それはまさに破壊の一撃。もろに受けた戦闘員も、回避を辛うじてできた戦闘員も、等しく無防備な宙へと飛ばされる。
「合わせます、フロッシュさん」
 散弾銃を放ち、キマイラの身体能力を生かし、宙に浮いた瓦礫を足場にして自在に飛び回るフェローチェス。彼女を援護すべくフリューも自身のリボルバーを引き抜いた。弾丸が飛び交い、瓦礫に跳弾してあらぬ方向から飛んで来る銃弾に、戦闘員たちは混乱を隠せない。
「あれか!近づけ近づけ!!」
 それでも空中を自在に蹴り飛び、フリューをその槍で裂いてしまおうとするが、何も接近が出来ないわけではない。
「この距離なら――これで……!」
 リロードのタイミングを狙ったが、フリューのそれは尋常ではない。凄まじい速度で弾倉に弾を込め終わり、近づいてきた戦闘員たちの脳天に強烈な銃撃をお見舞いした。ユーベルコード【猟犬の咆哮(ハウンド・ロア)】、彼女はどの距離でも隙はなし。
「ワタシを忘れるとは良い度胸だ」
 そして猟兵はフリューだけではない。先程から飛び回っていたフェローチェスが、既に戦闘員たちの背後にいた。その脚部を、鮫のような異形の怪物に変形させ、戦闘員の身体を食いちぎる。ユーベルコード【咬砲『フロスト・バイト』(ヒートファングフロストバイト)】が纏めて多くの戦闘員を腹の中へと納め込んだ。
「ひぃい、今日は厄日だ!!」
 その凄惨な死に様を見て、流石の戦闘員たちも、戦闘意欲が一気に下がる。元々士気が低かったのもあってか、戦闘員たちの戦線はボロボロだ。
「嫌なことなんて投げ出せばいいよ!世界は楽しまないと!」
 追い打ちをかけるように声が響く。誰だと振り返れば彼はいた。猟兵【フローライト・ルチレイテッド】だ。
「急加速飛び込んでいく!飛ばせ!Cross the sky! 君は そうさ天使!走れ!Cross the sky!愛を届けるんだ!」
 その歌声は、戦闘で傷ついた戦闘員たちに深く突き刺さり、その士気をさらに下げていく。そうだよな、嫌だったら辞めてもいいよなと声が上がる。今日は愛を祝う日。何が悲しくてそれを嫉まなくてはならないのか。一部の戦闘員たちを除いて、殆どが武器を投げ出し、そそくさと自分の愛する人の下へと帰っていく。
「愛を忘れた人達に!愛に迷う人たちに!さあ、愛を届けるんだ!」
 その愛は確かに届いた。残されるのはわずかな戦闘員たちのみ。
「もう少しか……さっさと出てこい、頭目」
 それをよそ目に、フェローチェスは忌々し気にそう呟くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

死絡・送
哀れな戦闘員達を解き放ってやるか。
降魔化身法で化身忍者死絡に変身して登場
「正義の忍者、死絡、見参っ!!」
「その悪しき業、断ち切るっ!!」
と叫びワールドライトブレードを振るい、残っている戦闘員達をバッタバッタと倒して成敗していく。


紗桐・靜音
バレンタイン……。確か、チョコを食べる日ね?
あれ、違ったかな……。まぁ良いわ。

ライブ、とっても賑やかで素敵。だけど、折角楽しんでる人達の邪魔するオブリビオンは許さない。


手始めに薙刀による【2回攻撃】で蜂の戦闘員に斬り付ける。けど……なんか手応えがいまいち。
蜂の戦闘員にやる気が無いって言ってたけど、そのせい? なら、そこに付け入って【なぎ払い】で攻めていくわ。

何か、蜂の戦闘員の数が増えてる気がする、一度距離を取るわ。
別に逃げた訳じゃ無い。数が多いなら……複数に攻撃すれば良いんだもの。

UC【炎舞「狐火」】を舞って、炎を操作し戦闘員を焼いていく。
……こんな所かしら。相手にやる気が無いと、いまいちね。



「正義の忍者、死絡、見参っ!!」
 颯爽と現れるのは化身忍者【死絡・送】。ワールドライトブレードを片手に戦闘員たちの群れへと突っ込んで行く。その刃は戦闘員たちを斬り裂き、次々と戦闘不能へと変えていく。
「その悪しき業、断ち切るっ!!」
 ユーベルコード【降魔化身法】によって毒を今回は受けているが、そんなのはお構いなし。刃は風を切り、肉を裂く。
「くう……やられっぱなしじゃないぞ!」
 反撃とばかりに宙を飛び回り、その鋭い槍を突き出してくる。しかしそれが死絡に届くことはなかった。
 側面から薙刀の薙ぎ払いが、戦闘員たちを襲う。まるで暴風の様に、刃は戦闘員たちを吹き飛ばしていく。その刃の振るい手は【紗桐・靜音】。
「折角楽しんでる人達の邪魔するオブリビオンは許さない」
 決意のこもった瞳を燃やし一閃二閃。舞い踊るかのように薙刀が閃を描く。戦闘員たちの絶叫が響き、宙へと打ち上げられていく。士気が低くなってるのも原因か、風に煽られる木の葉の様に呆気無く、吹き飛んでいく。
 しかし腐っても悪の戦闘員。ただでは死んでやらない。その数を瀕死になるたび増やしていく。より強力に、よりしぶとく。士気が低くとも根性で増えていく。ならばその増えた分を纏めて消し飛ばすだけ。
「相手にやる気がないとイマイチね……狐火よ、我が舞と共に、眼前の者を燃やして」
 ユーベルコード【炎舞「狐火」(エンブ・キツネビ)】が炸裂する。薙刀に沿うように、生み出された14個の狐火が、戦闘員たちを焼き尽くさんと差し迫る。炎は紗桐の思うがままに動き、延焼させていく。それはまるで風を存分に浴びた業火の様。一つだけに収まらず、次へ次へと着火し炎獄が出来上がる。虫の身体故か、戦闘員たちは随分と燃えやすいようだ。
「ぎゃあああああああああ!死ぬぅ!」
「逃げろ、こんな仕事やってらんねぇ!!」
 前の猟兵たちの活躍もあってか、焼かれて尚息の合った戦闘員たちは急いで撤退。あっという間にライブ会場は、戦闘員たちの撤収により静寂が訪れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ハートブレイク・チョコレート怪人』

POW   :    ジェラシックフレイム
【チョコレートの頭部から噴き出す嫉妬の炎 】が命中した対象を燃やす。放たれた【嫉妬の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    センチメンタル・ギリチョコワールド
戦闘中に食べた【義理チョコ 】の量と質に応じて【過去の悲しみを糧として】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    ジェラシック・ラブイーター
【嫉妬 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【とろけるチョコの塊】から、高命中力の【愛を食らう触手】を飛ばす。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠滝舘・穂刈です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 戦闘員たちがいなくなり、静寂に包まれたライブ会場。しかしそこに現れる一つの影。それはまるで割れた手作りチョコレート。涙声で彼?彼女?男とも女とも取れる声で慟哭した。
「リア充爆発しろ!!」
 ……醜い嫉妬の咆哮だ。
「なぜあいつらが結ばれて私はダメなの!?なぜあいつはあんなにチョコレートをもらえて俺は0なんだ!?私達、俺たち……何が悪いんだ!!潰れてしまえこんなイベント、血のバレンタインデーに変えてやるぅ!!」
 集まった嫉妬と憎悪の感情の塊、それがこの怪人の正体であった。ここまで来ると同情の一つでも湧いてくるが、怪人ならば仕方あるまい。
 せめて、もう2度とこんな黒い感情を持たないように、きれいさっぱり倒してあげるのが情けと言うものだろう。猟兵たちよ、嫉妬に燃えたチョコレートを、鎮火しよう。
フローライト・ルチレイテッド
昔から隣の芝は青いっていうよね。
ライブラリで見たよ!

さあ、塗り替えよう、誰かを羨むだけのキミの世界を!

【歌唱】【楽器演奏】【鼓舞】【早業】【存在感】【誘惑】【パフォーマンス】を駆使してギターをかき鳴らして歌い、
ユーベルコード【Evolution World】を発動。

世界は嘆くためにあるんじゃない、世界は楽しまなきゃ!
ラストまで走り抜けるよ!

あちらからの攻撃には【野生の勘】【呪詛耐性】【パフォーマンス】で動き回って対応しまーす。


シーラ・フリュー
戦闘員さんは、なんとかなりましたね…。後は…このチョコレート怪人、ですか…。
チョコレートは…貰えたら嬉しいくらいの気持ちで居た方が、楽な気がします…。
…私も、貰った事はないんですけれど。ですが…別に気にしたことないですよ…。
まぁ、何はともあれ。頑張って倒さないとですね…。

【SPD】判定
今回は【スナイパー】で、【目立たない】ように遠距離からの援護に回ります…。
チョコレートの部分を端の方から、削ったりできないでしょうか…?
後は、怪人が義理チョコを食べる前に【早業】と【クイックドロウ】で撃ち落とせないか、試したいですね…。
…少し、もったいないですけれど…。



 燃え上がる嫉妬の業火、しかしそれをなだめる様に、刺激的なギターがかき鳴らされる音が響く。その軽快で明るいギターを弾くのは【フローライト・ルチレイテッド】。ユーベルコード【Evolution World(エボリューション・ワールド)】によって流れるリズムは、猟兵たちを強く鍛え上げる。
「歌おうぜ 俺達は世界を塗り替えていく 拳を掲げしラストは歓声の中 EvolutionNewWorld! Oh、NewWorld!」
「何がNewWorldだ、私達の憎しみを味わえぇ!!!」
 嫉妬に駆られた怪人から轟々と燃えがる紫の業火が放たれる。それはまさしく嫉妬の焔。幸せを蝕む過去からの妬みのサプライズプレゼント。直撃は避けておきたい。
「世界は嘆くためにあるんじゃない、世界は楽しまなきゃ!」
 そうルチレイテッドは声を上げて行動する。飛んでくる嫉妬の炎や形容しがたい愛を喰らう触腕に襲われるが、それをギリギリで躱していく。時たま服に掠るが大事には至ってない。そうしてルチレイテッドが派手に目立つ行動をとったため、この女性がノーマークになっていた。
 【シーラ・フリュー】、彼女のユーベルコード【鷹の目(ホークアイ)】が怪人の身体を捉えていた。しかしその四肢を撃つ前にもう一つ撃つものがあった。それは義理チョコ。怪人が義理チョコを食べてパワーアップする前に叩き落してしまえという考えであったのだ。
「…少し、もったいないですけれど…ターゲット・ロックオン、です……」
 その時が来た。目の前で明るい音楽をかき鳴らすルチレイテッドが相当苛立ってきたのか、一気にケリを付けようと義理チョコを手に持った。そこに目掛けて飛んでいく一発の弾丸。それは空気を螺旋を描いて斬り裂き、その手を綺麗に貫通してみせた。即座間発入れず二射目。それは怪人の脳天?を見事に撃ち抜き、チョコレート頭にさらに罅を入れることに成功した。怪人が仰け反り、怒りに震える。
「俺たちを撃ちやがったのはだれだあ!!」
 しかし目立たないフリューを見つけるのは至難の業。怪人は焦りと苛立ちに飲まれたまま。攻勢は猟兵たち有利に傾いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

海神・鎮
●アドリブ歓迎(キャラ崩壊までOK)
●口調:非常に面倒だと思うので、演技時の物で問題ありません。
「……武器の僕には選択権がありませんので、良く分からないというのが本音です」
 自身を一本複製して水槍術を軸に前衛仕事。囮でも時間稼ぎでも、攻撃役でも。有利な間合いは常に確保しつつ、水槍術は状況に合わせ、攻防の強化をこまめにスイッチ。嫉妬の炎の対処は回避か、間に合わなければ水の霊力を強めて対処を試みます。
「稽古に付き合って頂きますよ。無理矢理にでも」
「楽器に触れたことがありませんので、ステラさんに手解きして頂けると助かります。宜しけば、本番もご一緒して下さると心強いですね。御礼に甘味をおごりますので」



 怒りに燃えるチョコレート怪人を見やり、複雑な気持ちを口に溢すもの一人。
「……武器の僕には選択権がありませんので、良く分からないというのが本音です」
ヤドリガミの【海神・鎮】は、演技掛かった口調でそう呟いたのち自身を複製。そしてユーベルコード【水槍術(スイソウジュツ)】を発動させ、自身の能力を底上げした。水の霊力が海神の周りを渦巻く。槍を携え、嫉妬に狂う怪人へと突っ込んで行く。それを見て、怪人は自身の頭部から燃え盛る嫉妬の炎を撃ち出す。まさしくそれは嫉妬に溺れた者の霊魂ともいうべき悍ましいもの。まともに喰らえば、その身をあっという間に蒸発されてしまうだろう。
 しかし、海神はそれに恐れることなく突っ込んで行く。水の霊力を纏わせた槍を回転させ、炎をかき消し、その懐へと飛び込み槍を突き出す。
「むっ」
「喰らうかぁ!!」
 しかしそれは届かない。あと一歩というところで怪人が穂先を掴み、突き刺さるのを防いだ。そのまま海神を槍ごと投げ飛ばすが、華麗にこれを着地。ダメージは互いにないが、怪人の視線を誘導することに成功した。追撃をするチャンスだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

オックスマン・ポジクラーシャ
遅れてすまない。だが状況は理解した。
この情けない奴を破壊する!
俺の今回の立ち位置は…破壊者!

俺は破壊する事しかできない。
だがそれによって守れるもののある…
確かに俺は遅れてやってくるが、間に合わなかったとは言っていない!

クク…故に俺は嫉妬などしないし
そもそも貴様は既に俺の術中にはまっているのだ…

フッ、プレイング3行目をよく見てみろ。
俺のユーベルコードは既に発動している!
寿命はなんだかんだと減り続けているが…
この俺の美しい剣術と精霊術でオブリビオンは破壊する!

ユーベルコードを封じられた貴様に抵抗する術などありはしまい!
その嫉妬に狂った心の哀しみごと破壊してやる!


フローライト・ルチレイテッド
【楽器演奏】【歌唱】【パフォーマンス】【鼓舞】【マヒ攻撃】【催眠術】を駆使してUC【アカツキユメ】を発動。
光と風とメロディで攻撃?します。

夜は明けるよ!いつか必ず!
残酷な世界にだって、夜明けは来るんだから!

攻撃は【見切り】【視力】【第六感】で見極め、【地形の利用】や【パフォーマンス】による軽業や跳躍で対処。

UC【歌~Ride on Sound】でステージを出してそれに乗って距離をとってもいいかも。


フロッシュ・フェローチェス
仕上げだ。この阿呆を跡形もなく潰すよ。
前半は援護に徹するか、銃撃メインだ

・銃撃メイン
殲銃形態の刻転炉でより広範囲に弾丸をブッ放つ。早業で四方へと移動しつつ、間断なく銃撃して多方からの弾幕で捉える。
怯んだ時を逃さず短刀を伸ばし、突いて引き切る二回攻撃だ。
・援護
破壊力を上げちゃ駄目だね。ダッシュですれ違いながら散弾銃を撃つ。
【スカイステッパー】で空中から、穿銃形態の刻天炉での狙撃も加えよう。

・UC
まずは短刀を伸ばして振り回す。けどこれはだまし討ち。
焔も斬るこの刃なら近寄らざるを得ない筈。
肉薄してきた時が最後だ、【選択したUC】で砕け散れ!
トドメが無理なら地を砕き宙へ吹っ飛ばしてやるよ。

※アドリブ可



「夜明けなんて来やしない、いや来させない。全て嫉妬の炎に飲まれて消えてしまぇ!」
「夜は明けるよ!いつか必ず!残酷な世界にだって、夜明けは来るんだから!」
 怒りに燃える怪人。それに立ち向かうのは【フローライト・ルチレイテッド】。ユーベルコード【歌~Ride on Sound(ウタ・ライド・オン・サウンド)】を発動させ自身の身長の2倍の半径を持つ巨大スピーカー付飛行ステージを召還する。乗り上り、大きな声をはち切れんばかりに上げて謳う。
「ああ 光浴びて 白く溶けてく ああ 優しい夢 ただ溺れて ああ 君を抱き そっと口づけ ああ 終わらぬ夢 ただ夢見て ああ‥」
 ユーベルコード【アカツキノユメ】。その歌は憎しみを柔らかく溶かしていく。怪人がたじろぎ、耳?を塞ぐ。聞きたくないとばかりに身を震わす。
「止めろ、世界は優しくない。希望を持たせるな!」
 苦し気に暴れる怪人。そこへ追い打ちとばかりに破壊者は現れた。
「遅れてすまない、働きで挽回させてもらう」
 【オックスマン・ポジクラーシャ】は、その黒剣を携え、マントを翻して現れた。その瞳はどこか儚げで哀しい。破壊者は剣を振るい、風を斬り裂いて、袈裟懸けに怪人へと刃を振り下す。しかし大人しく喰らう怪人ではない。白刃取りの要領で剣を受け止め、その身に嫉妬の炎を燃え上がらせる。
「遅刻の破壊者が……壊すことしかできないのに!俺たちと同じ哀しみを背負うものだろうが!」
「確かに俺は破壊する事しかできない。だがそれによって守れるもののある…俺はいつでも立ち位置は【破壊者】だ!」
 宣言、自分の立場。それによりユーベルコード【破壊者の宣言(ポジション・アナウンス)】が発動。ポジクラーシャの身体から精霊が無数の鎖を撃ち放つ。それは怪人の身体を金属音を上げながら縛り上げ、ポジクラーシャごと動きを拘束した。
「今だ、撃ち抜け!!」
ポジクラーシャが叫ぶ。その声のかけた相手は、これまで援護射撃を行っていた【フロッシュ・フェローチェス】。異形で、彼女の代名詞である【翡翠の龍眼】が怪しく光り、怪人を葬るのに最適且つ最速のコースを導き出す。自身と奴を繋ぐ一本のライン、それが今導き出される。
「仕上げだ。阿呆は跡形もなく潰す」
 ユーベルコード【スカイステッパー】で自在に宙を跳びながら、怪人に一気に迫る。しかしここで怪人根性を見せる。鎖で拘束された体をギリギリで振りほどき、迎え撃つように拳を振った。しかしそれは当たることが無い。フェローチェスの頬を掠るように、空を切る拳。空ぶって生まれた隙、フェローチェスのユーベルコード【殴砲『エスプレット』(ヒートブレイクエスプレット)】が唸る。
「捉えた、其処で……」
 刹那、フェローチェスの重撃鉄拳が、怪人の腹を抉る。骨が、内臓が潰れ砕ける音が、減速空間にゆっくりと響く。鋭い痛みが、ゆっくり伝わり、破滅が急速に襲う。
「くたばってろ!」
 殴り抜ける。轟音と共に怪人が天高く吹き飛ばされ、あっという間に青空へと飲み込まれていく。刹那響く断末魔。
「非リア充に栄光あれぇ!!」
 そして閃光。遅れてくる爆発音。美しい青の空模様に、汚いピンクの華が咲いた。
こうして、ライブを襲撃したチョコレート怪人は、猟兵たちの手によって倒されるのであった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『ライブで盛り上がろう!』

POW   :    パワフルに演奏したり、舞台を制作したりします

SPD   :    ダンスをしたり、テクニカルな演奏をしたりします

WIZ   :    歌を歌ったり、感性の赴くままに演奏したりします

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 怪人が見事空中で爆散し、一種の花火になったおかげだろうか。今まで逃げていたキマイラたちが現場に戻ってきてるではないか。だがその顔色は浮かない。せっかくのライブが潰されたのだから当然である。だが、もう悲しむ必要はないと教えてあげよう。猟兵たちには、音楽に精通する者もいると伝えてあげよう。
 さあライブの再開だ。今この時は、全てを忘れて楽しく歌い祝おう!
海神・鎮
●アドリブ・絡み歓迎(好きに動かして下さい)
●口調:演技時の物(便宜上演技としていますが、自然なですます調です。演技をしてる感じは特に有りません。)

 僕は楽器に触れたことがありませんので、ステラさんを始め、詳しい方に手解きして頂けると助かります。宜しけば、本番もご一緒して下さると心強いですね。無理そうなら属性攻撃を応用し、水音の反響音で演奏を試みます。これも無理なら裏方で補助を。

●真の姿:波の紋様が彫り込まれた直槍
 バク宙しながら真の姿を開放し、落下前に水槍結界を使用して、会場を盛り上げる試みを。タイミングは皆と打ち合わせて。

「有難うございました! 御礼に甘味奢りますね。希望はありますか?」


フローライト・ルチレイテッド
歌唱、楽器演奏、パフォーマンス、存在感、鼓舞を駆使し
UC【歌(以下略)】でステージ召喚
MCで煽りつつノリノリの曲を投入
「皆、悲しいかい?だったら、それを楽しさで塗り潰すんだ!」

クールなドレスキメて OK!BABY!
イカした夜と共に Baby Let's go!

Dancing night!夜の果てで踊ろうぜ Ladies!
狂い出せ WOWWOW FEVER TIME さあ行くぜ

Ride on!音に乗れ!スポット!照らせ!
Clapping!打ち鳴らせ!愛と 夢を 乗せて! 

Ride on!音に乗れ!スポット!照らせ!
Clapping!打ち鳴らせ!愛と!夢の!CRAZY TIME!Ah!Ah!Ah!



 ライブを潰され、浮かない顔を浮かべるキマイラたち。そんな彼らを励ます様に、彼が真っ先に動いた。
 【フローライト・ルチレイテッド】はユーベルコード【歌~Ride on Sound(ウタ・ライド・オン・サウンド)】を発動させて、ズタボロになったステージの代わりになるモノを召還しつつ、皆に声を大きくして伝える。
「皆、悲しいかい?だったら、それを楽しさで塗り潰すんだ!」
 その明るい声は、キマイラたちの注目を引いて、その心に輝きを与えていく。
「僕もその手伝いをさせていただきますね」
 そう言ってステージに上がるのは【海神・鎮】。楽器にはあまり詳しくはないが、教えを乞うことで学ぼうとしていたのだ。それにイイよと二言で返すルチレイテッド。音楽に興味を持つ者に悪はいないのだ。
「さあ、皆も一緒に歌おう!」
 ルチレイテッドは大きく息を上げて、その歌声をステージに響かせる。

クールなドレスキメて OK!BABY!
イカした夜と共に Baby Let's go!

Dancing night!夜の果てで踊ろうぜ Ladies!
狂い出せ WOWWOW FEVER TIME さあ行くぜ

Ride on!音に乗れ!スポット!照らせ!
Clapping!打ち鳴らせ!愛と 夢を 乗せて! 

Ride on!音に乗れ!スポット!照らせ!
Clapping!打ち鳴らせ!愛と!夢の!CRAZY TIME!Ah!Ah!Ah!
 
 声はステージどころかキマイラフューチャー全域に届くとかと言うほど大きく、そして明るい。そのステージの合間に海神のユーベルコード【水槍結界(スイソウケッカイ)】を使った、バク転からのダイナミックなパフォーマンスもあり、会場のボルテージは一気に跳ね上がっていく。しかし何事にも終わりはある。華々しいステージも、時間が経ち、曲が終われば終わるものである。それでも会場は熱狂に包まれ、先程までの陰鬱とした空気は完全に過去のものとなっていた。
「有難うございました! 御礼に甘味奢りますね。希望はありますか?」
 最後に海神がそう絞めれば、会場は大いに盛り上がり、甘味を求める者が殺到するのであった。
 
 時はバレンタイン。その影に散っていく者たちもいるが、明るい者たちもいる。決して嫉妬で潰してはいけないのだ。明るく鮮烈な歓声の光に包まれて、今日も猟兵は誰かの幸せのため、世界を渡るのであった。            【END】

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月15日


挿絵イラスト