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猟兵旅情~触手と邪神と温泉と~

#UDCアース

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#UDCアース


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「皆様、温泉です」
 開口一番とんでもないことを口走ったのはメイド服に身を包んだ無表情な人形、アマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03678)だ。
「失礼、間違えました。正しくは邪神教団の拠点の位置を予知しました。今はまだ邪神教団も特定されたことに気がついていません、最大のチャンスです。ここで一つ拠点を潰してしまいましょう」
 アマータの予知には拠点の場所とそれを守護する怪物の姿が映っていた。しかし肝心の怪物のことを聞くとアマータは口を噤み表情が曇る。
「……触手です。邪神教団の拠点を守護しているのは触手なのです。それも複数の触手が徘徊しています。皆様にはこの触手達を討伐し、邪神教団の拠点を制圧して欲しいのです」
 邪神教団の拠点の制圧、それはいいだろう。だが相手は触手、これは駄目だ。触手と聞いて見るからにやる気がなくなっていく猟兵たちに向けてアマータはとっておきの情報を開示した。
「実はこの拠点がある場所にはUDCアースでも有数の秘境隠れ家的温泉宿があるのです。入ってよし、食べてよし、遊んでよしの三拍子そろった完璧な温泉宿です。美肌効果もあるとかないとか。拠点を制圧した後はここで休まれるのがいいでしょう。できれば当機も御一緒したい所です」
 自身の願望が漏れ出てはいるが邪神教団の拠点を潰し平穏を取り戻したい気持ちは本物だ。
「それでは皆様、おんs―――UDCアースの平和のために迅速かつ早急な対応と解決をよろしくお願いします」
 そう言って欲望だだ漏れのメイド人形は頭を下げて猟兵たちを送りだした。


灰色幽霊
 皆様初めまして、この度MSになりました灰色幽霊です。
 秘境的温泉宿って心惹かれますよね。まぁ忙しくていけないんですが。

 今回はUDCアースを舞台に相手は邪神教団です。
 1章 触手との集団戦をさっくり。
 2章 ボス戦闘をがっつり。
 3章 温泉でゆったり。
 となっております。

 アマータはお誘いがあった場合のみ3章で参加します。
 温泉を楽しみにしているので是非誘ってみてください。

 連携を希望される方は明記していただければ対応します。
 書かれていない方も連携する場合がございますのでご了承ください。

 それでは皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『パープルテンタクルズ』

POW   :    押し寄せる狂気の触手
【触手群】が命中した対象に対し、高威力高命中の【太い触手による刺突】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    束縛する恍惚の触手
【身体部位に絡みつく触手】【脱力をもたらす触手】【恍惚を与える触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    増殖する触手の嬰児
レベル×5体の、小型の戦闘用【触手塊】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

秦田・麻弓
楽しみですねー、温泉もごはんも触手も…あ、いや、えっと…が、がんばろー!

触手を発見したら誘惑・おびき寄せ
必要に応じて熱線銃で撃って引きつけます
注意を引きつけたまま索敵できそうなら、より多くの触手を引き受けようと動きます
あまりキャパは考えません
「私は大丈夫ですから、気にせずやっちゃってくださーい」
捕まってても言います

それなりに集まるか、他の人に注意が向きそうになったら、近付いてブリッツで零距離射撃、各個撃破を狙います

いや別に近付くのも集めるのも作戦上であって、恍惚の触手を楽しもうというわけでは…
あ、でも捕まっても作戦上仕方ないですよね、ねっ?

アドリブやアレンジや連携は大歓迎の大好物です。



 拠点に突入した猟兵たちの先陣を切ったのは秦田・麻弓(びびりびりびり・f00217)だった。その豊満な肢体を揺らしながら拠点の中を徘徊しているであろう触手達を見つけるべく通路を駆け回る。
 「見つけました!」
 巡回中であろう1体の触手を見つけた麻弓はすかさず熱線銃を抜き撃ち触手を焼き払い、パープルテンタクルズに風穴をあける。鼻につく不快な臭いを放ちながら触手は塵となって消えた。
 「うっ……なんですかこの臭い」
 この臭いは触手達を倒す者、すなわち邪神教団への侵入者を示すものだった。臭いを嗅ぎつけた他の触手達が一斉に発信源たるここを目掛けて集結しだす。麻弓の狙い通り触手達は麻弓目掛け殺到する。
 極上の餌が自ら縄張りに飛び込んできたのを見逃す触手達ではなかった。通路を埋め尽くすほどの触手達が前後から麻弓に迫る。流石に圧倒的物量に危機感を覚えた麻弓は熱線銃を構えなおし前方に迫る触手に向け突撃する。
 「やだっ、こっち来ないでっ」
 来ないでと言いながら何故触手にわざわざ近づいたのかは当人のみが知るところだが零距離から連射される熱線は着実にそして確実に触手達を焼き払っていく。
 しかし通路を埋め尽くすほどの物量を誇る触手達相手には多勢に無勢。十数体倒した所で触手の波は止まらない。麻弓の身体は触手の波に呑まれていった。
(捕まっちゃいましたー。あ、でも悪くないかも……)
 恍惚の触手の触手に束縛された麻弓はその快楽に身を委ねていった。当初の目論見通り触手達の注意を引きつけ集めることは無事成功した。これで他の猟兵たちも戦いやすくなっただろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

中條・竜矢
【POW判定】
温泉宿が近くにあるのか、秘境なら一般人は少ないかもしれないが、被害を受ける可能性がある以上、しっかりたたいておこう。

退路が完全に防がれないよう気をつけつつも前線で戦う。
ドラゴニック・エンドで攻撃。ダメージを受けた場合は【生命力吸収】を使う。相手の攻撃が飛んできたら【武器受け】で軽減できたら幸いか。

彼女が引きつけているのか?今のところは戦いやすいが、本当に危険そうならこちらが【おびき寄せ】で少しでも引き受けよう。

好き好んで捕まる気は無いが、仲間が狙われているなら庇いに行こう。なに、耐えれるさ。

【アドリブ、アレンジ、連携は歓迎です】


雛菊・璃奈
「なるほど…燃やすとより臭いが出そうだし…ここは凍らせた方が良さそうかな…」
「早く温泉…じゃなかった、邪神復活を阻止しないと…」
温泉に惹かれてやって来た銀狐。

狐九屠雛を周囲に展開。孤立してる触手から順に狐九屠雛で完全に凍らせて放置…。中まで凍ってれば臭う事は無さそうだけど、念の為…。
近寄って来るのは黒桜の【呪詛】【衝撃波】【なぎ払い】【2回攻撃】で吹き飛ばし、順番に凍らせていくよ…。

…あの触手が殺到してる触手の山、助けなくて大丈夫なのかな…?
下手に手を出したらわたしもこのえっちな触手に巻き込まれそうだけど…(悩)

※アドリブ等歓迎



  戦闘音と悪臭に導かれ次に現れたのは中條・竜矢(変化する竜騎士・f03331)と雛菊・璃奈(魔剣の巫女・f04218)の二人だった。遠目から触手の山を確認した二人は即座にアイコンタクト、猟兵としての経験からこの場の最適解のポジショニングを選択する。すなわち肉体面に優れた竜矢が前衛を受け持ち霊火を使った遠距離攻撃が得意な璃奈が後方から援護と支援をするという形だ。
「私が前に出る」
 ドラゴンランスを振りかざし触手の山へと突貫する竜矢。
「…後ろは任せて。之は魂をも凍てつかせる地獄の霊火…」
 璃奈の手から九尾炎・最終地獄【狐九屠雛】により生み出される20個の絶対零度の炎。璃奈に操られたそれは山から零れ落ちた触手達に慈悲を与えることなく一瞬で芯まで氷結させる。こうなってしまえば消滅時の悪臭を放つことも無く触手はただの氷像と化す。
 「凍らせてくれるとはありがたいっ!」
 璃奈の拓いた道を竜矢は山から迫りくる触手の腕をドランゴンランスで受け流しながら前へ進み続ける。捌き切れず触手の腕がその身を削るが槍で生気を吸収し無視して進む。そして触手の腕を捌き続けながらも竜矢は攻撃の隙を見逃さない。
 「そこっ!」
 竜矢の手から放たれたドラゴンランスは触手の山目掛けて飛翔する。相手は通路を埋め尽くすほどの触手の山、その攻撃は外れることなく山を穿つ。するとドラゴンランスはその姿を変貌させ竜へと成り変わる。本来であれば30cm程の大きさでしかないその竜はUCの効果を受け体躯を10倍以上に巨大化させる。巨大化した顎が触手達を貪り尽くし消滅させる。竜の体内であれば悪臭が発生した所で増援を呼ぶことはできない。
 ここに来て漸く触手達は自分たちが置かれている状況を理解した。山は竜に削り取られ零れ落ちたものは凍らされる。この状況を打開するために狙うとしたら―――女だ。触手は璃奈を狙うべく進行を始める。千切れた触手達が狂気を伴い璃奈目掛けて押し寄せる。
「…甘いよ」
 迫りくる触手達を璃奈は呪槍・黒桜で薙ぎ払う。呪詛の籠った衝撃波を伴ったその一振りは触手達を吹き飛ばし通路の壁へと叩きつける。すかさずそこへ地獄の霊火の追撃が通路の壁ごと凍結させ触手の氷像を乱立させる。

 こうして二人は触手の山を少しずつ削り取っていく。しかし山は依然として通路を埋め尽くし聳え立つ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アルテミス・カリスト
「温泉……もとい、UDCアースの平和のためにも
邪神教団はこの正義の騎士アルテミスが壊滅させます!」

幸い、すでに味方の猟兵たちが道を切り開いてくれています。
敵の注意を引いてくれた方に感謝しつつ、このまま突撃しましょう。

ちゃきっ、と大剣を構えて触手の群れに斬り込みます。

「触手ごとき、騎士である私の敵ではありません!」(フラグ)

触手を攻撃していきますが、私は大事なことを忘れていたのでした。
そう、触手は騎士の天敵だということを!(騎士のお約束的な意味で)

「きゃっ!」

触手に束縛され絡みつかれることで、身体の力が抜けていき身体が火照ってきてしまいます。

「いやっ、服の中に入ってこないでくださいーっ!」



 通路の反対側から現れたのはアルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)姫騎士たる彼女は鎧に身を包み防御は万全。と本人は思っている。幸いなことに触手はこちらに気がついていない。大剣を振りかぶり触手に向けて突撃する。
「触手ごとき、騎士である私の敵ではありません!」
 ピコーン、とどこかで旗が立った。
 ばっさばっさと触手を切り倒していくアルテミスだがなんだかいつもより手応えが軽い。きっと自身の力量が上がったからだと納得した彼女はずんずん触手の山を突き進んでいく。うねうねと触手達が手招きしていることにも気がつかず。
 アルテミスは忘れていたのだ……触手は騎士の天敵だということを。
「あれ?」
 気づいたときにはもう遅い。アルテミスの退路は斬り落とされた触手達の腕で塞がれていた。どうしようかなー、出口どっちだっけなーと頭の上に?を浮かべるアルテミスの足元に触手が迫る。
「きゃっ!」
 まずは足を、次に手を、そのまま口を触手に束縛されアルテミスの身体から力が抜けていく。支えることのできなくなった大剣はアルテミスの手から零れて地面へと落ちる。触手達がアルテミスの身体を吊し上げ鎧の隙間から極上の餌を堪能すべく侵入していく。
 身体中を隅々まで触手に舐られ侵されアルテミスの身体はだんだんと熱を帯びてくる。
「いやっ、あっ、服の中に入ってこないでくださいーっ!あんっ!」
 そんなアルテミスの悲痛?な喘ぎ声ではなく叫び声は触手達のテンションを上げるだけだった。当社比50%増しで動きが活発になった触手達は遠慮なくアルテミスの肢体を凌辱する。
 幸いなことにアルテミスのUCである騎士の責務が発動し身体能力が向上した彼女に触手達の攻撃による肉体的ダメージは発生しない。しかしダメージ以外のものはちゃんと蓄積されている。
「くっ、こんな雑魚モンスターに遅れをとるなんて……!あぁん!」
 触手と戯れるアルテミスの明日はどっちだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神原・響
秦田さんが引き付けてくれたので比較的楽ですね。

黒の女王によって集まった触手を一網打尽にし、ついでに触手に埋もれている秦田さんを影の茨で引き揚げましょう。


御手洗・花子
「やれやれ、なぜ邪神は触手が好きなのかのぉ?」
触手に絡まれるのは厄介、一度捕まれば逃れるのは難しい…が、それは快感を感じるような生者に限る。

「『長谷川さん』門を開くのじゃ、触手を伐採する庭師を呼べい」
UC【サモニング・ガイスト】を使用、仲間に絡みついている触手を槍で斬り払わせる、絡みついてる限り回避はできまい。増殖する触手塊は仲間に絡みついてない限り焼き払ったほうが早そうだ。
本人は援護射撃でガイストの後ろから援護射撃、味方やガイストの触手撃破をサポート、呪詛やマヒ攻撃で動きを止めていこう。

(ワシが捕まると見た目的に色々NGじゃし、慎重に行くのじゃ)

アドリブ、アレンジは自由にOKです。



 そこは凄惨たる現場だった。
 触手に呑まれる妖狐と姫騎士。触手の山を削っていく竜騎士と魔剣の巫女。そこに現れたのは二人のUDCエージェント。片や身長140cm程の少女を携えた黒衣のエージェント、神原・響(黒の女王の契約者・f06317。片や140cmほどの身長の和服を身に纏った少女、御手洗・花子(人間のUDCエージェント・f10495)。花子の方は正確には少女ではないのだが。
「やれやれ、なぜ邪神は触手が好きなのかのぉ?とりあえず捕まっている二人をわしが助けるからその後に殲滅じゃな」
「私もお手伝いします。頼みますよお姫様」
「よかろう。お前の敵は、童の敵だ。触手はちょっとごめんじゃが」
 そう言って響に頼まれた黒の女王と呼ばれるUDCが周囲を浸食する影の茨を展開させる。
「『長谷川さん』門を開くのじゃ、触手を伐採する庭師を呼べい」
 門から現れたのは長槍を持った鎧武者。触手を切り払うのには適任だろう。生者ではない彼は触手の攻撃対象に成りえない。槍を構え突き進んでいく鎧武者を漆黒の茨がサポートする。茨が触手を薙ぎ払い、鎧武者も触手を切り払う。花子も安全な距離を確保し援護射撃で鎧武者の進軍を援護する。
 既に半分以上が削り取られていた触手の山ではこの進軍を止めることはできない。鎧武者は触手の山の中枢に到達し頬が紅潮し息の荒い二人を助け出す。
「これでもう憂いはないのう。思いっきりやるのじゃ」
「美味しい所を貰ってしまって申し訳ないですね。お姫様」
「承知したのじゃ!」
 宙に浮かぶ一人の童女が影の茨と共に八本の剣を操り残った触手を切り刻む。残り少なくなった触手達では抵抗する力も残っておらず切り刻まれた触手達は茨に浸食され影の中へと消えていく。
 最後の一体が消える頃には周囲を包んでいた悪臭も消えていた。

 邪神教団を守護していた触手達は倒し切った。あとは教団を叩くだけ、猟兵たちが気合を入れ直すその後ろでUDC黒の女王見た花子は一人ポツリと呟く。
 「わしとキャラ被ってないかのう……」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『黒装の破壊者』

POW   :    砕け散れ
単純で重い【拳】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    贄となれ
自身の身体部位ひとつを【異形の大蛇】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    磔になれ
レベル×5本の【物理】属性の【邪神の肉で作った杭】を放つ。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は麻生・大地です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 邪神教団の中枢へと足を踏み入れる猟兵たち。
 そこでは拠点襲撃の知らせを受け自分たちを生贄に邪神復活の儀式が行われていた。時間が足りず不完全ではあるものの邪神に代わりはない。ここを制圧するためにもこの邪神を討伐せねばならないだろう。

 この邪神を倒せば温泉は目の前だ。
アルテミス・カリスト
「はぁ、はぁ、しょ、触手には油断しましたが、今度はそうはいきません!
邪神は正義の騎士アルテミスが倒します!」

熱く火照る身体で脚を擦り合わせながらも、
大剣を構えて邪神と対峙します。
邪神は天敵ではないから、今度は大丈夫なはずっ!

「邪を滅する剣、受けてくださいっ!」

【聖なる大剣】で邪神に斬りかかり攻撃します。

ですが、この技には大きな代償があったのです。

「きゃああっ」

そう、ピンチに陥りやすくなるという代償が!

杭によって磔にされたところに、
大蛇が私の身体に巻き付いてきて……

「やっ、服の中にっ!?
そ、そんなとこ、噛まないでくださいーっ!?」

熱く火照った身体を邪神への贄にされてしまうのでした。



 黒装の破壊者とまず初めに対峙したのはアルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)だった。先の触手との戦闘は姫騎士の相性的にまずかった。だが今回は相手は邪神、相性はバッチリである。
「はぁ、はぁ、しょ、触手には油断しましたが、今度はそうはいきません!邪神は正義の騎士アルテミスが倒します!」
 身体は未だ熱く火照り何故だか脚をすり合わせているがやる気は十分。騎士の大剣を大上段に構え邪神と相対する。邪神はアルテミスに気がついていないのか、それともただ単純に無視を決め込んでいるのか一瞥もくれない。
 アルテミスはこれを好機ととらえ自身のユーベルコード【聖なる大剣】を発動させ騎士の大剣の封印を解く。これにより騎士の大剣はオブリビオンのみを斬り裂く聖なる大剣へと変貌を遂げる。
「今こそ、聖騎士としての力を解放する時!」
 アルテミスは大剣を大上段に構えたまま邪神へ向けて走り出す。触手により少々敏感になっているお肌には衣服の擦れも刺激が強いが歯を食いしばり我慢して走り続ける。
 「邪を滅する剣、受けてくださいっ!」
 アルテミスは邪神へ大上段から大剣を振り下ろす。聖なる大剣の刃は邪神の右肩から腰にかけて縦に裂傷を刻み込んだ。
 次の瞬間、邪神から知覚外の速度でアルテミス目掛け肉の杭が放たれる。必死に致命傷は避けるアルテミスだったがこの攻撃はアルテミスの身体を狙ったものではなく行動を封じるためのものだった。肉体的には掠る程度の傷しかつかなかったが衣服ごと壁へと縫い付けられてしまった。
「きゃああっ」
 そう、邪神はアルテミスを無視していたのではなく単純にまだ起きていなかったのだ。それがアルテミスの聖なる大剣の一撃とそれに伴う代償、『騎士のお約束的なピンチに陥りやすくなる事』により邪神は起動した。
 杭により壁に磔にされてしまったアルテミス。なんとか外れないかともがくが壁に深く刺さった杭は抜ける気配がなく逆に敏感になったアルテミスの肌を刺激するだけだった。
「くっ、この、はうっ」
 もがくアルテミスに邪神はさらなる一手を放つ。
 アルテミスへ向けた左手の人差し指が目の無い大蛇となりアルテミスの肢体に巻き付き蹂躙する。
 鎧の隙間から服の中へと侵入した大蛇はアルテミスの身体を這いずり回り噛みつく場所を探し続ける。しばし動きまわった触手は噛みつく場所に狙いを定め一思いに噛みついた。
「やっ、服の中にっ!?そ、そんなとこ、噛まないでくださいーっ!?だめぇぇぇぇ」
 邪神はアルテミスに傷つけられた身体をアルテミス本人の生命力を奪うことで回復する。アルテミスの嬌声に呼応するように邪神の傷がみるみる塞がっていく。
 邪神の傷が完治した所で大蛇は元の指へと戻っていく。頬が紅潮しぐったりとして壁に貼り付けられたアルテミスだが邪神の認識からは既に外れているようでこのままでも問題ないだろう。
 完璧に起動した邪神は改めて猟兵たちと相対する。本当の戦いはここからだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

純・ハイト
「敵は一体も残さず消さないといけない、だが最小限の被害は仕方がない」
そう言いながら安全な離れた位置で【迷彩】【目立たない】【忍び足】で隠れながら【高速詠唱】【属性攻撃】【範囲攻撃】をエレメンタル・ファンタジア(自然は小天体の落下・衝突・属性は風)で風の力で隕石の摩擦を軽減しながら加速させて攻撃する。
相手が隕石に気づいたら【武器改造】したフェアリー用スナイパーライフルで【暗殺】【2回攻撃】【鎧無視攻撃】で攻撃する際に【戦闘知識】【世界知識】相手の行動を妨害する。攻撃したら場所は隠れながら移動して【クイックドロー】でリロードして再攻撃する。



 完全覚醒した邪神を安全な位置から観察する一人の小さな猟兵がいた。それはフェアリーの死霊術士にして精霊術士の純・ハイト(数の召喚と大魔法を使うフェアリー・f05649)だった。ハイトは先程の邪神の行動の一部始終を目撃しながらも最大の好機を得るべく忍び続けていた。
「敵は一体も残さず消さないといけない、だが最小限の被害は仕方がない」
 そう呟きながらエレメンタル・ファンタジアの詠唱を始める。今回ハイトが起こそうとしているのは小天体の落下。すなわち隕石だった。山奥とはいえ少なからず民家は存在する。それにこの拠点の近くには依頼の後に行くはずだった温泉宿もある。ここに隕石が落ちればひとたまりもないだろう少なくない死者が出る。だがしかしハイトはそれを最小限の被害として黙認する。それも目の前の邪神を倒すためだけに。
 詠唱が終わりユーベルコードが発動する直前、邪神の視線がハイトを捉える。攻撃の気配を察知したハイトは即座に詠唱を中断し体勢を立て直そうと試みるが邪神の方が一手早い。邪神の手から放たれた肉の杭がハイト目掛けて飛翔する。通常サイズの人間であれば掠める程度は問題がハイトはフェアリー、掠めただけでも致命傷になりかねない。苦し紛れにフェアリー用スナイパーライフルで邪神を狙い打つが飛びまわりながらでは杭に阻まれ邪神へと攻撃が届かない。飛びまわり回避を続けるが杭の弾幕の前に逃げ場は無くなり一本の杭がハイトの身体を貫き壁へと縫い付けられた。
「クソ……」

失敗 🔴​🔴​🔴​

中條・竜矢
さて、本命の相手だな。

ドラゴニアン・チェインで攻撃。命中した後はオーラの鎖を引いて相手の動きを阻害、仲間が攻撃を仕掛けやすくする。
ダメージを受けた場合は【生命力吸収】を使う。相手の攻撃が飛んできたら槍を使って【武器受け】で軽減を狙う。
POW判定の攻撃が飛んできたら優先的に庇いに入る。

触手相手では盾役ができなかったが、こちらではしっかりさせてもらおう。
【連携、アレンジ、アドリブ可です】


秦田・麻弓
はー、楽しかっ…た、たすかりましたー
今度はうん、そういう場合じゃなさそうな感じですねー…

きちんと距離をとってスナイパーに徹する形で、確実にダメージを稼いでいきたいと思います。
連携できる状態なら支援を主眼に、放たれた杭や大蛇の頭部、攻撃の出だしを狙って挫くように射撃を
射線を作る、突破口を開く、脚周りを狙って機動力を奪うなど、後方支援がんばります。

攻撃を目的に敵に寄られたらダメ元で意思疎通を図ったり時間稼ぎを狙ったり
「い、イタくしないでほしいなーって…ダメ?」
へらっと笑って意気を殺げないかなー、とか…


アスカ・ユークレース
えーと……いまいちあの触手と目の前のあれが結び付かないのですけど……

【迷彩】【援護射撃】【スナイパー】で遠距離からの攻撃を。
他の人の援護をするように動きます。あくまで私は牽制、足止めがメイン。

【地形の利用】で常に動いて簡単には居場所の把握はさせません


少々賭けですが一瞬だけ【迷彩】を解いて攻撃、意識をそらせるのも有りかもしれないのです。
「射たれるかもしれない」と思わせるだけでかなり意識は散らせますからね。

【邪神の肉で作った杭】は【UC】の矢を分散させて撃ち落として相殺します

終わったら温泉終わったら温泉……!


御手洗・花子
「うむ、見るからに正面からやり合うのはキツそうな相手じゃな」

ならば周囲の味方と連携を取りながらちまちま削ろう。
援護射撃や衝撃波で肉杭を迎撃し味方の被害を抑えながら、折り鶴に『呪詛』を乗せて飛ばし、『マヒ攻撃』、『毒使い』、『目潰し』のスキルを呪いに変えて相手の戦力を削いでいこう。

隙が出来たら『目立たない』、『暗殺』で味方の攻撃に紛れ、影を敵の足元までの伸ばし、『串刺し』、『罠使い』のスキルで相手の足を『長谷川さん』に影から突かせて動きを止め、止めにUC【御手洗の御技】を当てて骸の海へ流してしまおう。

「わしは弱いからの、数の力に頼らえてもらうのじゃ」


神原・響
まずは、接近戦で零距離射撃を行い、攻撃されればカウンターを返しましょう。
傷が深ければ戦場の亡霊を使い、一旦引いて狙撃可能な場所に移動します。
(地形の利用、戦闘知識)


雛菊・璃奈
他の猟兵達と連携して戦闘…。
【unlimited】を莫大な【呪詛】を込めて展開…。

凶太刀での【呪詛】を込めた【衝撃波】【2回攻撃】で敵を攻撃しつつ、【unlimited】を連続掃射。
仲間の支援を行いつつ、一部の【unlimited】の魔剣・妖刀に一際強力に【呪詛】を織り込み、仲間達の攻撃で隙が生じた瞬間を狙い、最後に特別呪力を送り込んだ一撃を放って敵を討ち滅ぼすよ…!

敵の攻撃は【見切り】を活用しての回避か【オーラ防御】【呪詛】【カウンター】魔剣アンサラーで反射を狙う…。

「神をも滅ぼす呪いの剣達…彼の邪神を討ち滅ぼせ…!」



 先の二人に遅れて邪神と対峙した6人。壁に縫い付けられている2人を横目に6人は邪神に対し道中で決めたフォーメーションで戦闘に挑む。
 まず先に飛び出したのは神原・響(黒の女王の契約者・f06317)だ。両手に黒金の二丁拳銃を携え突貫する。近づいてくる響に対し邪神は肉の杭の弾幕で応戦するが響は杭を避け、時には銃のグリップで杭を弾き前進する。
 ステップとダッシュを繰り返し杭を躱し邪神に肉薄した所で二丁拳銃の銃口が邪神の腹部に当てられる。
「まずは一撃」
 響の両の手から放たれる銃弾の雨が邪神の腹部を穿つ。たまらず邪神は左腕で響を払いのけようとするがそれを許さない者がいた。邪神の左腕が響にあたる直前、どこからか飛んできた呪詛のたっぷり詰まった折り鶴が響と左腕の間に入り接触した邪神の左腕の動きを一瞬止める。その折り鶴は御手洗・花子(人間のUDCエージェント・f10495)の手から放たれた呪いの折り鶴だった。
「うむ、見るからに正面からやり合うのはキツそうな相手じゃな。だがいくらでもやりようはあるのじゃ」
「すいません、助かりました」
 邪神にできた一瞬の隙を見逃さず響は再び距離を取り花子の隣へ並ぶ。そして同じくその一瞬の隙を見逃さない者がいた。動きの止まった邪神の背後に接近しドラゴンオーラを纏った拳を背に叩きこんだのは中條・竜矢(変化する竜騎士・f03331)。拳を叩きこまれた邪神の背中は爆発し天井へと打ち上げられる。しかしそれだけでは終わらない。ドラゴニアン・チェインにより生み出された鎖が竜矢の右手と邪神の背中を繋ぎとめその鎖を力任せに振りまわし邪神を床へと叩きつける。
「もうこれで逃げられんぞ」
 立ち上がった邪神は鎖を外すべく竜矢に向けて十指を目の無い大蛇に変貌させ差し向ける。竜矢も左手に持ったドラゴンランスで大蛇を弾くが如何せん数が多い。ドラゴンランスで受け切れなかった大蛇が竜矢の生命力を奪い取ろうと四肢を狙って顎を開く。しかし大蛇の口に入ったのは竜人の生命力ではなく熱線と矢だった。大蛇を止めたのはアスカ・ユークレース(電子の射手・f03928)と秦田・麻弓(びびりびりびり・f00217)の二人のスナイパーだった。
 アスカは常に動きまわり狙撃の場所を悟られぬように狙撃を続け、麻弓は一カ所に留まり正確な射撃で邪神の攻撃の出だしを潰す。静と動の二人のスナイパーの手によって出だしを潰され邪神の行動は制限されていく。
「呪われし剣達…わたしに、力を…『unlimited curse blades』…!!」
 鎖に繋がれ二人のスナイパーに行動の出足を潰されてもなお邪神は未だ健在だ。しかしそれを刈り取る剣は在る。雛菊・璃奈(魔剣の巫女・f04218)が展開した魔力で生み出した魔剣・妖刀の現身はそれを為すための刃。璃奈の展開した魔剣・妖刀は彼女の指示を待ち滞空する。
「援護は任せるのじゃ」
「行ってください」
「…うん」
 依然続く二人のスナイパーの射撃に加え響と花子も璃奈を援護するために銃を取る。璃奈は妖刀・九尾乃凶太刀を鞘から抜き放ち滞空する魔剣・妖刀と共に仲間からの援護を受けて邪神目掛けこの戦場を駆け抜ける。
 璃奈の周囲の魔剣・妖刀の脅威を肌で感じた邪神は迎撃すべく右腕を振りかぶり璃奈に向けて拳を放つ。単純で重いその一撃は璃奈当たれば本来ひとたまりもない。しかし今この場にいるのは璃奈だけではない。頼れる仲間が他にいる。
「させるかっ!」
 拳と璃奈の間に身体を滑り込ませた竜矢は邪神の一撃をクロスさせた両腕でなんとかガードする。直撃すれば周辺地形が破壊されるほどの威力を持った拳を受け止めた竜矢の身体は数m後退するが鎖により静止する。
 竜矢の献身により拓いた活路を璃奈は駆ける。邪神とすれ違いざまに凶太刀で一閃、続けざまに凶太刀の呪力が邪神を襲いその身を焼き焦がす。
「まだ…」
 璃奈の指示の元、滞空していた魔剣・妖刀が邪神目掛けて掃射される。魔剣と妖刀は邪神の肉体を着実に、確実に抉り、削り取っていく。対抗すべく邪神が肉の杭を放とうとした瞬間。今まで迷彩により隠れていたアスカの姿が現れる。アスカに意識を奪われた邪神の攻撃がワンテンポ遅れ後手に回るはずだったアスカの射撃が先手に回る。
「降らせよ星嵐!メテオストーム!」
 アスカのクロスボウ『フェイルノート』から空へ向けて放たれた無数の髙エネルギーの矢は流星群の如く降り注ぎ一瞬遅れて放たれた邪神の肉の杭を撃ち落としていく。
 既に満身創痍に近い邪神はそぎ落とされた肉体を少しでも回復すべく再び竜矢へ向け自身の頭部を大蛇へと変貌させ噛みつこうとする。
「お願いこっち向かないで…っ」
 しかし何度やっても結果は同じ、麻弓の熱線銃から放たれた熱線が大蛇の頭部を焼き焦がす。よろめく邪神の身体を竜矢が鎖ごと引きずり倒し、璃奈の魔剣と妖刀が身体中に突き刺さる。
 もうそろそろ頃合いだろう。璃奈がunlimited curse bladesを展開してから一際強力に呪詛を織り込んだ魔剣・妖刀を手元に召喚する。
「神をも滅ぼす呪いの剣達…」
 その呪詞と共に禍々しさが増していく剣軍。璃奈が掲げる凶太刀の動きに合わせ剣軍は飛翔する。
「彼の邪神を討ち滅ぼせ…!」
 振り下ろされた凶太刀と共に剣軍は邪神の身体を切り刻む。身体中に銃創と裂傷がない箇所は見当たらないほどボロボロになった邪神だがそれでもなおまだ倒れない。
「しつこいやつじゃのう。『長谷川さん』頼むのじゃ」
 花子の言葉と共に邪神の足元に現れたのは躯の海へと繋がる陶器の門、すなわちトイレだ。昏い門の中から伸びてくる無数の影の腕が邪神の身体を拘束する。もがく邪神だがその拘束は解けない。もがき続ける邪神をあざ笑うかのように過去を洗い流す水流が邪神を門の内へと流し込み邪神は躯の海へと消えていった。

 これにてこの邪神教団の制圧は完了した。守護する触手も呼びだされた邪神も猟兵たちの活躍により排除された。この山奥の温泉街にも平和が訪れるだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『山奥秘境隠れ家的温泉宿』

POW   :    美味しい料理に御満悦コース

SPD   :    卓球に遊具にアクティビティコース

WIZ   :    温泉にサウナ、岩盤浴のリフレッシュコース

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


無事に邪神教団の拠点を制圧した猟兵たち。労いのために温泉宿が解放された。
美味しい料理に舌鼓を打つのもいいだろう。
誰かと卓球で汗を流すのもいいだろう。
もちろん温泉宿に来たのだから温泉に入るのも忘れずに。
秦田・麻弓
はー、これこれ、これを楽しみにしてたんですよねー
温泉温泉、色々ついちゃいましたもんね、触手のなんかとか、色々…

ゆっくりじっくり温泉につかって、のーんびり過ごします。
他のお客さんや猟兵さんがいるようなら積極的に絡みに行ったり、もし万が一男性も同じ所にいるようなら、より積極的に絡みにいきます。
「いいお湯ですねー、ゆっくり休んで、元気に帰れそうですねー」

ゆっくりじっくり浸かりすぎて、のぼせてふらふらしながら、這うようにして脱衣所まで退避、風通し優先で割と色々危ない格好で、外でぐったりノビたまま休みます。
「あ、あはは…ゆっくりしすぎちゃいましたねー…」


中條・竜矢
【POW判定】
無事、成功だな。ゆっくり休ませもらおう。
先に食事を楽しみたいな。
温泉宿など来るのは初めてだ。とりあえずおすすめの品をもらおう。
日本酒……だったか?ここのお酒もいただきたい。
おいしいものだな。人気が出るのも分かる。
露天風呂があればそこから空を見たい。
温泉……気持ちいいな。

【アレンジ、交流可です】


神原・響
「お姫様湯船につかる前には、ちゃんと身体を洗わないとだめですよ。」
『ぬは~、いい湯じゃなぁ~。』
「此処は温泉だけでなく、料理も絶品だそうですね。あがったら皆で頂きましょう。」

アドリブ、絡みOK


御手洗・花子
「アマータの奴も温泉に行きたそうじゃったし、誘っておくかの~、組合に来ている者にも声はかけておくかの」
【猟兵商業組合連合】として参加

「ふぅ、日頃の疲れが溶けるのじゃ~」
こういう機会がないとあまり休みを取らないから、心を切り替えて思いっきりリラックス状態で温泉を楽しむ。温泉に浸かりながら見せるトロンと油断した表情は普段あまり見せないものだ。

「冬のサウナは身体に沁みるのぉ」
サウナでたっぷり汗もかいて、お料理にお酒にと楽しむためのコンディションを整えて…だが、その前に
「風呂上りはやっぱりコーヒー牛乳じゃの」
割と派閥があるのに、そんな事をのたまう。この後は料理に酒にと楽しむ

*アドリブ、絡み等歓迎


アスカ・ユークレース
【猟兵商業組合連合】

(初めての温泉にワクワク)

温泉入ってまったりして、お風呂上がりはマッサージチェアで日頃の疲れを癒やす…至福なのです。
そういえばあちらの方に変わり種の風呂があるようですね……。食事の後でもう一度行ってみましょうか?

(花子の一言に食いつき)
……何を言っているのですか……!お風呂上がりといえばイチゴ牛乳に決まっているのですよ!


食事を満喫して少ししたらまた温泉に入りにいくつもりです。

(もしかしたら最後は温泉に入り過ぎたせいでのぼせているかも)


絡み、アドリブ歓迎


タンケイ・オスマンサス
【猟兵商業組合連合】で参加
御手洗さんに誘われて人生初の温泉!
「ふわぁ~気持ちいいです…」
すっかり気に入って温泉に夢中になります。
初めての経験で慣れないながらも皆さんの動きをまねてサウナに入り…
「はぁっ、こ、ここはなんだか息が苦しいですね…」
マッサージチェアに座り…
「あわわわ、振動がすごい」
お風呂上がりの牛乳派閥争いにおろおろしながらも間を取ってフルーツ牛乳を頂きます。
「ん!?美味しい!こんなに美味しい飲み物もあるんですね!」

温泉を堪能した後はのぼせて休憩スペースでぐてっとしてるかも…?
(アドリブ・絡み歓迎です)


雛菊・璃奈
凄く楽しみにしてたみたいだし、アマータさんを誘って一緒に温泉へ…。

温泉は至高…温泉は宝…。とりあえず、戦いの汗を流したい…。

温泉にゆったりまったり浸かってゆっくりするよ…。露天風呂とかあるかな…?薬効なんだろ…?まぁ、なんにしても、久し振りにゆっくりしよ…。
ん…尻尾洗うの大変…。ケアが…。

ん…アマータさんも髪長いね…。わたしも長い方だけど…。洗い辛いよね…。良ければ洗ってあげる…(シャンプーわしゃわしゃ)

それにしても、アマータさん、スタイル良い上に背も高くて羨ましい…。神様は不公平…。

※アドリブ歓迎


立花・桜華
花子さんが誘ってくれたし【猟兵商業組合連合】の皆と温泉に行くよー!
アマータさんも皆のサポートお疲れ様だよ。たっぷりと温泉を満喫しちゃおう!

【温泉を楽しもう】
先ずは体を洗って、その後はゆっくりと温泉に浸かろう!
以前依頼でA&Wの秘湯に行ったことはあるけど、ここの温泉はどんな効能があるんだろう?ワクワクしちゃうね。
せっかくだし皆の背中とか流してあげちゃうよー。

お風呂上がりはコーヒー牛乳派のわたしは、花子さんにサムズアップをするのであった!

【お風呂上がりは美味しい食事】
美味しい料理もあるみたいだね。
ここの名物は何かなー?お魚でもお肉でも何でもイケるよ!

他参加者との絡みや台詞や行動等のアドリブOK


アルテミス・カリスト
「うう、触手に邪神にと、酷い目に逢いました……」

ここは温泉にゆっくり浸かって心身ともにリフレッシュです!

触手の粘液などで汚れた身体を念入りに洗ってゆっくりと湯船に浸かりますね。
あ、もしよろしければ、アマータさんもご一緒にいかがですか?

「ふう、極楽ですー」

この温泉を取り戻すために、頑張って邪神と戦った甲斐がありましたね!
(注:ダメージ与えていません)

「さて、サウナや岩盤浴もあるんでしたっけ」

湯船から上がりますが、そこで【不幸な事故】が発動。

なぜか足元にあった石鹸を踏んでしまい、勢いよく壁へ激突。
木製の壁を破ってしまいました。

「いたた……、ふぇ?!」

そこは隣の男湯。
全裸の私は悲鳴をあげるのでした。



●いざ温泉宿へ

 拠点の制圧も無事完了しガイドの如く旗を振るアマータの先導の元、猟兵たちは温泉宿を訪れいていた。戦闘に参加した面々はもちろん花子の誘いで猟兵商業組合からも何名か加わっていた。ワイワイガヤガヤ、総勢10名となった猟兵温泉客たちはアマータの宿の説明を聞きながら歩を進める。
 「こちらの温泉宿は交通の便こそ悪いですがその代わりに周囲を激しい川音が響く手付かずの自然に囲まれ、UDCアース、日本の原風景に出会える場所として有名です。温泉の性質としては美しい乳白色の硫黄泉。なかでもこの宿の源泉は特に香りが強いのが特徴で、内湯に入ると硫黄の香りを感じられ、疲労回復、切り傷、関節痛、冷え症に効果があり古来より湯治に訪れる方が後を絶えないとのことです。料理は地物山菜を利用した天麩羅、岩魚料理それに源泉湯を利用したしゃぶしゃぶなどがお勧めで地場産旬鮮食材のお料理とよく合う地酒もあるそうです。あともう一つお勧めがあるそうでこの温泉宿のマッサージは椿オイルなどを使ったボディやフェイシャル、ヘッドリフレそれにセラピストがゲストに合わせカスタマイズできるコースがあるそうです」
 楽しみでよほどパンフレットを読みこんだのだろう。そう矢継ぎ早に繰り出すアマータのマシンガン紹介に若干引き気味の猟兵たち。害はないので話半分スルーの方向で。これだけ詳しいのなら気になることはなんでも答えてくれるだろう。
「アマータさん…凄い…」
 そんな中、素直にアマータの紹介を称賛したのは雛菊・璃奈(魔剣の巫女・f04218)くらいだった。

「あ、見えてきましたよ!あれがその温泉宿じゃないですか!?」
 そう言っていの一番に温泉宿を見つけはしゃぐのはアスカ・ユークレース(電子の射手・f03928)一番最初に見つけられたのはスナイパーとしての目の良さのおかげだろう。
 「おー、あれがそうかのう。なかなか風情のある佇まいじゃ」
 背伸びしてやっとのことで温泉宿を発見したのは御手洗・花子(人間のUDCエージェント・f10495)御歳28歳の最年長である。こんな機会でもないと温泉など来ない花子はこの機会を最大限に利用して温泉を満喫する腹積もりだ。
「温泉楽しみだねー」
「実は私、温泉って初めてなのでちょっぴりどきどきしてます」
 ニコニコと頭の後ろで手を組みながら歩く立花・桜華(羅刹のシーフ・f05787)とその隣を微笑みながらついていくタンケイ・オスマンサス(魅惑のシンフォニア・f08051)花子に誘われやってきた二人は温泉宿での予定を語りあいながら皆の後をついていく。
「戦闘お疲れ様でした。中條さんのおかげで助かりました」
「そう言って貰えると身体を張った甲斐がある。依頼は無事成功だ。ゆっくり休ませてもらおう」
 先の戦闘を労いながら進むのは男性陣の二人、神原・響(黒の女王の契約者・f06317)と中條・竜矢(変化する竜騎士・f03331)である。周囲が女性ばかりで少々肩身が狭いが戦闘を経て二人だけの男と言うことでそれなりに仲は深まったようだ。
「うう、触手に邪神にと、酷い目に逢いました……」
「そうだねー、温泉で洗い流さないとねー」
 触手相手にあれこれされた秦田・麻弓(びびりびりびり・f00217)とアルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)。簡単に洗い流しはしたが触手の粘液は未だ身体にこびりついている。今一番温泉に早く浸かりたいのはアマータかこの二人のどちらかだろう。

「さて、到着です。まずは皆様汗もかいていらっしゃるでしょうし温泉に浸かるとしましょう。そうですね……準備もあるでしょうし30分後に脱衣所に集合と言うことで。今日は当機たちの貸し切りですが混浴はありませんので悪しからず」



●女風呂~姫の湯~

 脱衣所に集まった総勢8人の女猟兵たち。温泉に入るためにはもちろん服を脱がなければならないのだがそこで戦闘力の違いが露呈する。そう、脱衣所とは戦場なのだ……。
「???どうしました?璃奈様」
 いつものメイド服を脱いだアマータを見つめるのは璃奈だった。
「アマータさん、スタイル良い上に背も高くて羨ましい…。神様は不公平…」
 そういう璃奈自身もスタイルは悪くない。むしろいい方だろう、トランジスタグラマーと呼称される体型だ。持たざる者ではない。むしろ強者に分類される体型だ。しかし璃奈を超えるトランジスタグラマーがここにはいる。
「璃奈ちゃんもかわいいし心配することないと思うよー?」
 璃奈をフォローする麻弓が上着を脱ぐとそのたわわな胸が大きく揺れる。安産型の下半身も相まって見方によってはアマータよりもスタイルがいいと感じる者もいるかもしれない。麻弓もまた強者だった。
「バーチャルキャラクターの私はスタイル変わるんですかね?」
「うーん、どうなんでしょう?皆さんスタイルよくて羨ましいです」
「わたしももっとスタイルよくなれるかなー?」
「うう、べちょべちょです……」
 戦闘力大の強者たちから少し離れた所で着替えているのはアスカ、タンケイ、桜華、アルテミスの4人。大きすぎずまた小さすぎない彼女たちは並、もしくは美しいと形容されるモノを持っていた。人の好みは千差万別。強者よりも彼女たちを好む者も多いだろう。それだけの魅力が彼女たちにはある。若干一名色々と危ないが。とらぶる的な意味で。
「……」
 他の女性陣が姦しく着替えている中、隅でそそくさと着替える者がいた。御手洗・花子御歳28歳(外見年齢は11歳)だった。小学5年生で『トイレの花子さん』のコードで呼ばれるUDCと融合した彼女はそこから肉体の成長が止まってしまっている。つまりこの状況においては弱者……圧倒的弱者…………。既に割り切ったことではあるが気にならないのはまた別の話。花子はそそくさと着替えシャンプーハットを装着し風呂桶にあひる隊長を入れ風呂場へと直行した。
「あんなところにいられるか!わしは風呂に入るのじゃ!」
 そんなことを言いながらも湯船に飛び込む愚行はせずちゃんと身体を先に洗う辺りが良識ある大人である。


「ひろーい!」
「おー!これが温泉なんですね」
 感嘆の言葉をあげる桜華とアスカ。特にアスカは初めての温泉に興味津々だ。

 少々洗うのに手間取る者以外は各々身体を洗い温泉を楽しんでいた。
「ふう、極楽ですー」
「いいお湯ですねー、ゆっくり休んで、元気に帰れそうですねー」
 触手の粘液を洗い流したアルテミスと麻弓は色々あった疲れを癒すべくゆったりと湯船につかり。
「ふぅ、日頃の疲れが溶けるのじゃ~」
 アヒル隊長と混浴中の花子は普段よりも数段リラックスしてトロンと油断した表情を浮かべる。身体は11歳当時のままとはいえ働き続ければ疲労も溜まる。その溜まった疲労が溶けていくかのような感覚だった。
「ふわぁ~気持ちいいです…」
 こちらも温泉初体験となるタンケイはすっかり気に入って蕩けた笑みを浮かべていた。

「ん…アマータさんも髪長いね…。わたしも長い方だけど…。洗い辛いよね…。良ければ洗ってあげる…」
「ありがとうございます璃奈様。ではお返しに当機も髪と尻尾を洗って差し上げましょう」
 自身の身長以上の長さの髪を持つアマータと髪だけでなく尻尾も洗わなければならない璃奈は二人で洗いっこをしていた。わしゃわしゃと泡に包まれていく二人。
「くすぐったい…」
「申し訳ありません。璃奈様の尻尾が可愛らしかったもので」
 二人は仲良く洗いっこを続け洗い終わると露天風呂へと向かった。

「そろそろサウナに行くかのう」
「「サウナ?」」
「サウナもあるのかー」
 サウナへ向かうべく立ち上がった花子の言葉にクエスチョンマークを浮かべるタンケイ、アスカ。温泉が初のタンケイ、アスカはサウナの存在自体を知らなかった。
「とりあえず入ってみればわかるのじゃ。ほれ行くぞ」
 花子に連れられサウナへと向かう猟兵商業組合の面々。その後に続こうとする騎士が一人。
「あ、サウナや岩盤浴もあるんでしたっけ」
 花子の言葉にサウナの存在を思い出し湯船から上がりサウナへと向かおうとするがそこで【不幸な事故】が起こってしまう。
「あっ」
 何故か足元の落ちていた石鹸を踏み、何故かそのまま滑って壁へ、何故か滑っていった先の木製の壁が老朽化で脆くなっており激突したアルテミスの勢いを支えきれず破れてしまう。
「いたた……、ふぇ?!」
 アルテミスが行き着いた先は隣の男湯。その事実に気がついた瞬間全裸のアルテミスは羞恥心を抑えきれず大きな声で悲鳴を上げるが幸いなことに男湯には人っ子ひとりいなかった。運よく竜矢と響は露天風呂に行っていた。
「ふぇぇぇぇ、よかったです……」


「冬のサウナは身体に沁みるのぉ」
「はぁっ、こ、ここはなんだか息が苦しいですね…」
「暑いですよー……」
「これこそサウナだね!」
 サウナへ入った猟兵商業組合の面々。初体験のサウナに干からびかけるタンケイとアスカを余所に経験者の桜華と花子は十二分に満喫していた。
「アマータも誘えばよかったかのう?」
「アマータさんは露天風呂に行かれちゃいましたからねぇ。はぅ」
「暑いですよー……」
「だらしがないのう。仕方ないもう出るか」
 流石に初心者に長時間のサウナはキツイと察した花子はタンケイとアスカ、桜華を連れてサウナを後にする。

 他の女性陣よりも一足早く脱衣所へ退避していたのは麻弓だった。ゆっくりじっくり浸かり過ぎた麻弓は少々のぼせて湯上りに着た浴衣をはだけさせ、割とギリギリな格好で涼んでいた。浴衣だからだろうか、下着らしき線も見当たらない。ここが女湯で本当によかった。
「あ、あはは…ゆっくりしすぎちゃいましたねー…」



●男風呂~殿の湯~

 女性陣があれこれやらかしている中男二人はゆったりと露天風呂を楽しんでいた。
「改めてお疲れ様だ、響。戦闘では随分助けられた」
「お疲れ様です中條さん。こちらこそ助かりました」
 竜矢は熱燗で、響はジュースで乾杯する。
『風呂じゃ風呂じゃ~』
「お姫様湯船につかる前には、ちゃんと身体を洗わないとだめですよ」
 こっち(男湯)にいていいかわからないが見た目が童女の黒の女王もこちらに来ていた。響に咎められ渋々身体を洗っているが。
「……女湯が騒がしいな」
「人も多いですから仕方ないでしょう」
『洗い終わり!さぁ風呂じゃ!』
 お行儀悪く湯船に飛び込む黒の女王。酒とジュースにお湯が入らぬよう竜矢と響はお盆で即座にガードする。
『ぬは~、いい湯じゃなぁ~』
「此処は温泉だけでなく、料理も絶品だそうですね。あがったら皆で頂きましょう」
「そうだな。日本酒の……地酒だったか?ここのお酒もいただきたい」
 お猪口の残りを一気に飲み干し竜矢は天を仰ぎぽつりと呟く。
「温泉……気持ちいいな」



●牛乳戦争勃発

 温泉から上がった女性陣。そこで新たな火種が発生していた。
「風呂上りはやっぱりコーヒー牛乳じゃの」
 なんて宣う花子。それが切欠だった。
「……何を言っているのですか……!お風呂上がりといえばイチゴ牛乳に決まっているのですよ!」
 相対するはイチゴ牛乳派閥のアスカと。
「イチゴ牛乳が…正義…」
 璃奈だった。
 桜華はどうやらコーヒー牛乳派閥の様で花子にサムズアップを送っていた。
「私は牛乳かなー」
 麻弓の発育はどうやら牛乳に支えられていたらしい。
 お風呂上がりの牛乳派閥争いにおろおろしながらもタンケイは間を取って誰も名を上げないフルーツ牛乳に手を伸ばす。
「ん!?美味しい!こんなに美味しい飲み物もあるんですね!」
 ここにフルーツ牛乳党が結成された。
「ここはアマータに決めてもらうですよ!」
「そうじゃの!アマータは何牛乳派じゃ!」
 (現状)最大派閥の過激派二人に詰め寄られたアマータの手に握られていたのは。
「???当機は麦酒派ですが」
 ビールだった。紛うことなきビールだった。それも500ml缶だった。
「「……」」
 戦争は終わった。誰ひとりの勝者を生むことも無く……。



●戦いの終わりと宴会の始まり

 全員があがったところで猟兵たちは宴会場に集められていた。そこには山菜の天麩羅、岩魚の炭火塩焼き、源泉湯と地元で飼育されている豚を使った豚しゃぶ。川魚の刺身など数々の料理が並んでいた。もちろん地酒も地ワインも瓶で置いてある。未成年のためのジュースも完備。
「それでは皆様、グラスをお持ち下さい。当機が乾杯の音頭をとらせていただきます」
 各々が酒とジュースが注がれたグラスを掲げる。
「それでは今回の依頼の達成を祝って乾杯です」
「「「「「「「「「かんぱーい」」」」」」」」」

 こうして始まった猟兵たちの宴会は朝までどんちゃん騒ぎが続くことになる。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月21日


挿絵イラスト