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アイの無いストーリー

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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 彼は示した。
 閉じられた世界等無い、全ては踏み出す事で容易く開かれるのだと。
 彼は示した。
 その為のストーリーならばここに連ねてあるのだと。
 彼は示した。
 配役は自分が決める、私はそれを演じていればいいのだと。
 だから、行く。
 私はヒーローで、彼女はヒロイン。
 愛すべき者が傍らにあるかぎり、私に敗けはない。
 ああ、だから、行こう。
 彼女には、陽の下でこそ輝くのだ。
 ここは、とても暗い……暗くて寒くて、そして寂しい。
 行こう。
 ブザーは鳴り、脱出劇は始まる。
 私達の、物語は、ここからーー。


 グリモアベースの片隅。
 いつもの場所に、肆陸・ミサキ(狩られるモノ・f00415)はいる。
 背もたれのない椅子に座り、地に付かない足を揺らしながら彼女は、訪れる猟兵達を眺めていた。
「……ん、仕事を探してるのかな? それならば丁度いい案件があるのだけれど、どうだろう。乗ってみる気はないかい?」
 ニヤリ。
 笑みを浮かべて椅子を降り、集まった猟兵を前に彼女は一冊の本を開く。
「この本によれば……普通の精霊術師であった男は、決して報われることの無い愛を抱いて死んでいった、と書いて……あぁ、もちろん、書いては無いのだけれど」
 ぱたりと閉じる。
 半目で見てくる猟兵達に、まあまあ、と両手をヒラヒラさせて。
「けど嘘じゃない。実際にそうした人は確かに存在し、今はアルダワの迷宮に亡霊となってこびりついている」
 一種の妄執、地縛霊と言い換えてもいい。
 それが、なぜか今、地上を目指そうと侵攻を開始した。
「はてさて、どうしてそんな事を思い付いたのか……自発的ならもっと早い段階でしただろうし、外的要因があるならそれは早めに潰した方がいい気がするねぇ……どうだい、気になるだろう? うんうん、気になっちゃうよね~わかるわかる。そんなわけで、行こっか?」
 強引な誘導ではあるが、捨て置けないのも事実。
 話に乗るとして、もう少し詳しく知りたいところだ。
 そう要求すると、ミサキは満足気に頷いて、
「敵は術師の亡霊と、その愛された精霊、なんだけど……辿り着くには術師の呼び寄せたたくさんの亡霊を蹴散らさなきゃならない」
 有象無象の集団戦だが、術師を倒せば自然とそれらは霧散するはずだ。
 第一目標はそれで完了。
 そして、その後は。
「企てた黒幕がいるはずだ。何様かしらないけど、そいつをぶっとばしてやろう! 力及ばずでその正体はまだわかんないけど……うん、皆強いし、大丈夫」
 信じてるよ!
 と、そんな言葉で説明を終えたミサキの手にはグリモアがある。
「それじゃ、みんな。いってらっしゃい」
 言葉と共に、世界を飛んだ。


ぴょんぴょん跳び鯉丸
 いつもの私です。
 なんだか今回は多分なんですけど来たプレイングをすぱんすぱーんと返していける、そんな気がするのです。
 たぶん。

 とりあえずは集団戦、ボス戦と続いた後に、猟兵同士の模擬戦みたいな日常が待ってます。
 プレイング次第でいい戦いになったらいいなと思います。
 ミサキは傍観です、誘われたら三秒でやられます、非力でか弱いダンピールなので!
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第1章 集団戦 『精霊をアイした術士の亡霊』

POW   :    『鈴生る月光の姿』で踊れや踊れ
【精霊の光球 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    『躍るエンブ』を我の前に示せ
【吹き荒れる精霊の焔嵐 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    『アナタのシセン』は我と共にある
【『精霊』が視線を 】を向けた対象に、【風鼬乱舞の塊(ウィンド・エッジ)】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

弥久・銀花
【SPD】

身を低くして疾走し、愛刀の白嵐玉椿で斬り掛かります。

しかし無策に突っ込んだら単なる的です。

壁や天井をも足場として縦横無尽に機動し、接近しましょう。


そして刀の間合いに入る直前、ユーベルコードの人狼咆哮で仕留めます。
刀は見せた時点でフェイントでしたが、人狼咆哮で仕留め切れなかった場合の止めの刃でもあります。

更に距離を詰めて追撃しましょう。



「すぅ……」
 そこは通路だった。
 アルダワ、学園から続く迷宮への大きな道。その道中だ。
 弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)は、短く深く、肺へ空気を溜め込んでから行く。
 体を前へ倒した姿勢で駆け、その先にあるのは敵の大群だ。
 ……無策に突っ込めばただの的、ですね。
 正面から突撃する進路を取りながら、彼女は距離を測る。
「示せ」「示せ」「示せ」
 群れから鳴る輪唱は炎を呼び、その対象である銀花へ向けて放たれた。
「……ッ」
 それを、一歩。踏み込む足を軸に右へ跳ぶ。
 壁へ正面から向かう形だ。
 さらにそこへ、踵から着地するように蹴りをぶちこみ、爪先へと力を伝えて、
「……ふっ」
 呼気と共に体を反転させ、天井へ跳ねる。
 一直線に、反射する軌道で行き、天井に着地した銀花は眼下を見た。
「すぅ」
 息を再度吸って、刀を抜き、落ちる。
「アーー!」
 そうして行うのは咆哮だ。
 半径20m、彼女を中心として円形に、破壊の音が鳴り響いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神元・眞白
終わってないものがあるなら、ちゃんと終わりにしないと。
話ができるなら聞いてみる?…できたら。

【WIZ】
符雨(人形)と役柄を入れ替わって、私と飛威(人形)が人形役。
簡単な変装で目立たない様に。周りのメンバーにもばれないかも?
飛威は別で動けるし、私に合わせる様に動いてもらって、こっちはこっちで。
符雨は……主的に適当に。元々適当だし(視線逸らし)



「……」
 人形がある。
 美しい造形のそれが二体、主と思われる人影の前に立っていた。
 それらは、神元・眞白(真白のキャンパス・f00949)が連れたからくり人形だ。
 無手と、二刀と、符と銃。
 近遠の役割がしっかりと分けられた、そう見える三体だ。
 銀花の突撃から一拍置いて、二体が前へ行く。
「来るの」「来るの?」「来るよ」
 それに、引き寄せられた精霊達が一斉に目を向いた。
 敵意の視線は空間を歪ませ、空気を圧縮して一つの現象を引き起こす。
 風切り音と共に放たれる鎌鼬の乱発だ。
 それが近づく二体へ向かい、しかし、
「ーー」
 銃弾の雨がそれを撃ち壊す。
 行く手を遮るもの全てを迎撃し、まず無手の銀髪が掌底を叩き込む。
 横手から強襲してくる精霊には、二刀の黒髪が刃を突き立て、蹴り飛ばす事で敵を巻き込ませ処理。
 と、二体が急に体を下げた。
 その頭上を、銃弾が列に通りすぎる。
 ……適当だ。
 内心そう思いつつ、眞白は眼前の群れを駆逐するのに専念した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天星・零
『さて、今回も油断しないように行きましょうか‥。‥取り敢えずは為すべき事をしましょう‥私が出来るのは弔う事だけなのですからね。せめて、直ぐ逝けるようになるべく早く終わらせるように心掛けていきます』


【情報収集】で地形や周囲の状況把握をしつつ、不測の事態がないように【第六感】を使い万全を期す

装備は『マフェットスレッド』、『アヴィスの懐中時計』、『Ø』、『グレイヴ・ロウ』を用いて、【呪詛・毒使い】の技能を使って時には【フェイント】を入れて戦います


UC【変幻自在の影の住人】で攻撃、

指定以外にも使える技能は状況に応じて使います

口調などはステータスシートを参照してください



「さて、今回も油断しないように行きましょうか」
 仲間と敵の戦闘風景は激しさを増していた。
 入れ替わり立ち代わり、手を変え品を変え進む戦闘に、天星・零(多重人格の霊園の管理人・f02413)は動き出す。
「取り合えず、為すべき事をしましょう。せめて、直ぐ逝けるように、なるべく速く」
 装備は十分。
 敵の能力と、現場の状況も理解した。
「弔うことしか、出来ないから……!」
 呼び出した霊を先行させ、続いて自身も行く。
 影の住人であるそれは、足元から伸ばす変幻自在の影を武器に、敵の固まる所へ突撃。
 だから彼が行くのは、影が散らした敵の掃討だ。
「!」
 突進と同時に、叩きつける様に鉤爪を突き立てる。
 引き裂く様に横へ抜けば、傷口は毒で爛れていた。
 行く。
 届かない方へ手を伸ばし、念じる事で呪詛を送った。
 苦しみ、動きの止まるそこへと、取り出したダガーをアンダースローで投げて斬り裂く。
「!」
 影の住人をすり抜けて、背後から迫る精霊には、
「危ねぇな」
 地面から突出させた、槍の様な骨を叩きつけて迎撃する。
 投げた刃を引き寄せればそれは、頭身程の大きさに変わっていて、
「俺が送ってやる……!」
 振り回す刃が、群れを蹴散らした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ペイン・フィン
愛、ね・・・・・・。
美しい、素晴らしいものだとは思うよ。
でも、死後もそれにとらわれるのは・・・・・・。
かなり、悲しいことだろうね。

コードを使用。
選ぶ拷問具は竹筒入りの熱湯・・・・・・、いろいろと混ざっているけどね。
塩入りのせいか、亡者やら亡霊なんかにも効くんだよね。
他の拷問具を置いて、素早い動きで翻弄しながらかけていくよ。

・・・・・・それにしても、黒幕はどんなやつだろうね?



「愛、ね……」
 精霊への焦がれる想いから亡霊へと変じる。
 その強い意思の力が愛なのだろう。
 美しく、そして、素晴らしいモノだ。
 ペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)はそう考えて、しかし思う。
 でも、と。
「でも、死後もそれに囚われるのは……かなり、悲しいことだろうね」
 思い、しかしだからと出来る事も無い。
 倒すために来たのだから。
「さて、と」
 身に付けていた拷問器具を、纏めて壁際に寄せて置き、その中から細長い竹筒を幾つか持っていく。
 一つを手に取り、残りは懐へ入れて、
「行くよ」
 行く。
 軽く振って、中の液体を混ぜ合わせた竹筒の口を親指で弾いて開ける。
 そうして、肉薄した亡霊へと無遠慮に中身をぶちまければ、濁った液体が湯気と共に放たれた。
「ッ!」
 熱湯だ。
 それもただの湯ではなく、複数の物質を混ぜ合わせた特別製のモノ。
 その効果は、
「ギィ!?」
 痒みを引き起こさせる。
 そして同時に、皮膚から浸透して、痛みの感覚を刺激する事だ。
 耐えきれない痒みに掻けば痛みは強い。
 それを、見える亡霊すべてにぶちまけていく。
「……それにしても、黒幕はどんなやつだろうね」
 苦悶に喘ぐ叫びの中、ペインはそんな事を思っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バンシィ・ルフェイ
【WIZ】判定

【スキル】
呪詛20、全力魔法8、生命力吸収6、世界知識5

【行動】
迷宮内の空気を感じながら亡霊たちの声を聴き
まずアルダワ迷宮の空気に体を馴染ませる
その後、敵を引き付けてから
迷宮内に漂う呪詛を代償にユーベルコードを発動
範囲内の敵全ての生命力を全力で奪いつくし蹂躙する

【心情】
ここがかの悪名高きアルダワ迷宮ってわけかい……
地の底から湧き上がって来るこの世すべてへの悪意
いいね、ワタシによく馴染みそうだ

しかし種族違いの恋に狂った精霊術士とは
どうも昔を思い出させられるねぇ
……思わず力が入り過ぎちまったよ



「叫びだ」
 迷宮に入ったバンシィ・ルフェイ(告死・f00238)は、羽ばたきながらそれを感じていた。
 耳に届く声ではなく、アルダワ迷宮に染み付いてしまった亡霊達の声だ。
「ここが、かの悪名高きアルダワ迷宮、ってわけかい」
 陰鬱とした雰囲気は、喪服の様なゴシックドレスの妖精には馴染みやすいのか。
 バンシィはふっと小さな笑みを浮かべ、前へ行く。
「地の底から沸き上がってくる、この世全てへの悪意。いいね、ワタシによく馴染みそうだ」
 そこへ、引き寄せられた亡霊たちがやって来た。
 小さな体躯の妖精であろうと構わず、鋭い風の刃を全方位から叩き付けて襲い掛かる。
「ふぅ、やれやれ、年寄りを労らないね」
 瞬間、薄紫の光が散らばった。
 それらはバンシィを守るように、彼女の近くを周回する、蝶の形をした光だ。
 刃にさらされ、砕け散って粒子に変わるそれは、即座に花びらへと再形成。
 無数となった花弁が、周囲の亡霊へと張り付き、生命力をーー亡霊であるから精神力かもしれないがーー根こそぎ奪い取る。
「種族違いの恋に狂った精霊術師……どうも昔を思い出させられるねぇ」
 かつて人と過ごした睦月の日々が、バンシィの頭を過る。
「……思わず力が入りすぎちまったよ」
 消滅していく亡霊の中心で、彼女は独り、呟いた。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

百鬼・葛葉
おばけなんてないさ、おばけなんてうそさっ!
ということで、子供たちを怖がらせるおばけなんてないないしちゃいましょうっ!
第六感でおばけの位置をかんち。祈り、歌唱、全力魔法…そして破魔の力を込めてマリーツァとうたいましょう
術士さんの所にはまだたどりつけなさそうですし、集まってくる子たちを浄化、浄化、浄化ですっ!
歌えば歌うほどママ領域もかくほできますし、そうなればその地形を利用しつつさらなる迷えるおばけたちを導きます
なんだかひさしぶりに聖者っぽいことをしている気がしますっ!
術士さんが出てきてもなるべく多くのおばけを集めてもらって浄化したいですね
子供たちのトラウマ的にも、無念に囚われたおばけたち的にも…




 その様は、まさしくお化けであった。
 実体はあれど不確かで、理性はあれど理解はない。
 世に恐れられ、怖がられる存在だ。
「子供を怖がらせてしまいそうなおばけなんて、ないないしちゃいましょうっ」
 グッと小さな拳を握りしめ、百鬼・葛葉(百鬼野狐・f00152)は決意した。
 必ずやこの迷える魂たちを浄化しなければ、と。
「ネガティブに囚われてはいけませんっ」
 低い目線からは、お化けの多くを捕捉しずらいが、そこは第六感……勘で補い目星をつける。
「明るく楽しく、前を向いて笑い飛ばしましょうっ」
 息を吸い、そうして定めた所へ。
「マリーツァ」
 祈る声を歌う。
 浄化する力のこもった歌だ。
 直撃したお化けは、元々薄い体をさらに薄め、天へと上っていく。
 マリーツァ、マリーツァ、マリーツァ。
 歌うほどに、葛葉の力は高まって行く。
 ……なんだか久しぶりに聖者っぽいことをしている気がしますっ!
 無念に囚われる魂を還し、子供達がトラウマを抱く前に防ぐ。
 とても聖なる者の行いの様に思えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

橘・焔
○心情
愛、哀、アイ、i
…やっぱり私にはまだ分からないや
でもそれって人が狂ってしまうくらい甘美なモノなの?

【SPD】
マフラーで口元を隠しつつ戦闘態勢へ
小柄な体躯と身軽さを活かし敵味方の間を縫うように駆け回り戦場を撹乱
攻撃を躱したり苦無を投げたりしつつ相手に的を絞らせない
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ…」
相手の意識が散漫になった所を狙って死角から接近し、咎力封じで捕縛
「捕まえた。…まぁ、捕まえる鬼はそっちなんだけど」
言い切るや否や、身動きの取れない相手を、子どもとは思えない馬鹿力で思いっきり振り回して地面に叩きつける!
「…痛かった?でも“恋愛”なんて実体のないモノから目醒めるには程良い刺激でしょ?」



「愛」
 愛しく想う事。
「哀」
 人を想い心を痛める事。
「アイ、i」
 色々な【あい】を呟いて、橘・焔(転生のオデュッセイア・f01608)は溜め息を吐いた。
「……やっぱり私にはまだわからない。愛って、哀って……人が狂ってしまうくらいに甘美なモノなの?」
 答えは無い。
 それを期待したわけでもない自問だ。
 だから焔は、切り替える様にマフラーを鼻下まで上げて、
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」
 飛び込む。
 敵の群れへと、間を縫う様に、決して捕捉されない動きで駆け回る。
 実際、亡霊達はその動きを追いきれずに、何もない空間に火柱が立っていた。
「……捕まえた」
「!!」
 見失った瞬間を狙い、拘束するロープを亡霊の足にくくりつけた焔は、紐の先を張る様に引っ張って、
「せぇ、の」
 思いきりに振り回した。
 ぐるぐると、力任せの回転は周りの亡霊を巻き込んで吹き飛ばす。
 そして、最後は背負う様に紐を引き、縦に変わった軌道でそれは地面にめり込んだ。
「……痛かった? ま、でも、恋愛なんて実体の無いモノから目覚めるには、程良い刺激でしょ」
 二度と目覚める事の無い亡霊に向かって、焔はそう言った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイナ・ラウタヴィーラ
哀しい、死者の気配。寂しい、の……?
ごめんな、さい。私じゃ、貴方達をこんな方法でしか助けてあげられない、わ……

まずは第六感・視力・暗視の技能で敵対的な精霊の位置を探り、ます
んと、可能ならスナイパーの技能で先制攻撃が出来るといい、かな
交戦開始後は2回攻撃と呪詛で敵の勢いを削ぎつつ、隙があれば誘魂之狐火を当てて縄を繋いで動きを抑制してみま、す。

もし、会敵前にほかに味方を見つけたら援護射撃か医術で支援してあげます、ね。


誰にでも還るべき場所がある、はず。精霊にも、死者にも、ね……
躯の海で、待っていて。今は寂しくても、すぐに賑やかにしてあげる、から


アドリブ等歓迎です



「こゃ」
 長い黒髪を揺らしてアイナ・ラウタヴィーラ(戦場の毛玉・f00892)は迷宮に降り立つ。
 辺りの雰囲気に狐耳をピク付かせて、息を吐く。
「哀しい、死者の気配。寂しい、の……?」
 どうなのだろう。
 確かな感情までは、よく掴めない。
「でも、ごめんな、さい」
 握った禍玉をギュッとして、アイナは囁く。
「私じゃ、貴方達を、こんな方法でしか助けてあげられない、わ……」
 申し訳なさそうに言った彼女は、禍玉から漏れだした呪詛を放つ。
 視認出来るほどに濃いそれは、蛇行しながら敵に襲い掛かっていく。
「こっちにきて……」
 距離を保ち、間髪を入れない呪詛の衝撃で亡霊達が崩れるタイミングを図ったアイナは、自分の周囲へと浮かぶ狐火を作り出した。
 それを撃ち込んで、一斉に爆破させる。
「……こゃ」
 倒しきれない。
 まだ健在の亡霊達は、各々が持つ攻撃手段の照準をアイナに向ける。
 しかし、それも彼女は織り込み済みだ。
 狐火で繋いだ魂の縄がある。
 それを小さな両手で一纏めに握り、こゃっと鳴いて思いきり引っ張り、前のめりになるよう態勢を崩させた。
「骸の海で、待っていて」
 再度の狐火が浮かぶ。
 それらは亡霊の群れへと走り、爆炎を広げて飲み込んでいく。
「今は寂しくても、すぐに賑やかにしてあげる、から、ね」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『スペシャル・ライター』

POW   :    修正箇所
【修正箇所を確認する目の青白い光】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    印字作業
【26個のキーから青白い光】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    より良い作品を
対象のユーベルコードに対し【正確に全く同じユーベルコード】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はライラック・エアルオウルズです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


【なんてことだ】
 文字列が浮かんでいた。
 カタカタというタイプ音で打ち出されるそれは、消え去っていく亡霊達、その残滓の向こう側にある。
【修正、修正が必要である。正しき筋書きが必要である】
 それは、ストーリーテラー気取りのオブリビオン。
 亡霊達の想いを、思い描くシナリオとして書き連ねようとした者。
【無念に消える魂は、しかし、阻まれた。だがその怨念は消えることなく、邪魔者全てを呪い殺すのだ】
 想定外を修正し、新たなストーリーを産み出すべく、そいつは猟兵に襲い掛かった。
 
ペイン・フィン
・・・・・・正しい筋書き、ね。
正しいって、アレが正しいと、本当に?
・・・・・・嫌だね。

コードを使用。
複製した拷問具で攻撃するよ。
石を盾代わりに、相手の光を防ぎつつ。
ナイフに仕込んでおいた針で敵の身体を分解しにかかる。
焼き鏝でシナリオを燃やし、
スタンガンで機械の動きを封じていこう。
他の拷問具も、もちろん使ってね。

地獄はここにあり、天国の門は閉じられる。
お前の扱える亡霊はもういない。
お前の物語は、ここで終わる。



「……正しい筋書き、ね」
 ストーリーテラーの敵に、正面から相対するペインは息を吐く。
 装備した拷問器具、その全てを、それぞれ19個ずつ複製し、自身の周囲に浮遊させる。
「正しいって、アレが正しいと、本当に?」
 チラリと横目に見るのは、消滅していった精霊と術師の残滓の光。
【いいや、変わった、変わったのだ、正しきは、貴様の死、ゆえに】
 答えは、自分勝手な理論だ。
 カタカタと動く身体から伸びるキーが打鍵され、空中に印字された言葉がそのまま攻撃となってペインへ襲い掛かる。
「……嫌だね」
 それを、複製した平石を重ねて前に並べ、防御した。
 衝撃にそれは壊れ、ペインの目の前で最後の石が砕け散った瞬間、彼は前へ突撃する。
【死だ、死だ、死だ】
「地獄はここにあり、天国の門は閉じられる」
 続けざまに叩きつけられる攻撃を、拷問器具が防いでいく。
 燃やし、潰し、砕き、引っ掻いて弾く。
「お前の扱える亡霊はもういない」
 それは閉じた門の向こうへ消えた。ここにあるのは、地獄で終える物語。
「お前の物語は、ここで終わる」
 スタンガンを全身にぶちこんで敵の動きを硬直させたペインは、複数のナイフを機械部に差し込む。
 カチリと音がして、細い針が深部に達し、瞬間。
 敵の一部が剥がれ落ちた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神元・眞白
大元はあれ。あれを潰せば元に戻る?本当に?
筋道なんて決めなくていいもの。必要なのはちゃんとした、終わり。始まり。
あれにはちゃんとした終わりを与えてあげないと。

【WIZ】
符雨は私と役柄の入れ替えをそのままに。飛威は協力お願い。
相手が1体だし今回私はユーベルコードで支援。符雨から出す様にカモフラージュ。
使い手が変わる見た目で、少しだけ内容を変わる様にしていってなんとか。

ポイントは飛威がきっと相手の隙を作った時、その時に合わせて攻撃。
タイプしている所を攻撃すれば、相手の動きもけん制できそう。



「筋道なんて決めなくていいもの。必要なのはちゃんとした終わり。始まり」
 眞白と、伴われた飛威と符雨。
 それらが、ストーリーテラーへ向かう。
【否、否、否である。必要なのは、全て、我が采配なり】
 飛んでくる文字列を散会して回避し、飛威が真っ先に接近を試みる。
【無為である】
 ここで、敵の文字列が重なった。
 丸みを帯びる形を作り、叩き付ける様に飛威へぶつけて吹き飛ばす。
 そこに、符雨の背後から現れた騎士と蛇竜が突撃を仕掛ける。
【無駄である!】
 文字が、敵の周りを回った。
 回転する盾だ。
 符雨自身も銃弾を撃ち出して、その文字を撃ち壊すが、操作される盾が騎士と蛇竜を寄せ付けない。
「それなら……」
 言葉を打鍵するより速く攻撃を加えて、動きを阻害したらどうだろう。
 そう考える眞白の意図を汲んで、飛威が再度の接近を試みた。
 今度は符雨の銃撃と、騎士の剣、蛇竜の牙が援護だ。
【ーー】
 素早く、鋭い動き。
 それへの対応は、二度の打鍵と、自ら後ろへ飛ぶことによる回避だ。
「難しいのね」
 攻めきれない。
 そう思う眞白の呟き漏れた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

バンシィ・ルフェイ
WIZ判定

スキル
全力魔法10、呪詛20、封印を解く3、世界知識5

行動
世界知識で敵オブリビオンの名を見抜き
その名を記した死者の書のページを開き
ユーベルコードを発動
相手がもてあそんだ霊たちの力を借りて
呪い返しでその場に揺蕩う怨念を相手に返還
冥王の裁きで虚ろの海へと叩き落とす

セリフ
人を呪わば穴二つってねぇ
怨念を扱うのは書き割りの役者にあれこれ指示するのとは
わけが違うってことを思い知らせてやろうかい……!




 バンシィは、それを見ていた。
 ストーリーテラーの動き、その全てだ。
「……その名を識る」
 閉じた書の表紙に手を当て、目を閉じる。
 そこに記される、数多の名。骸の海に積み重なる、オブリビオン達の真名がそこにはあるのだ。
 そして、辿り着く為の情報は得た。
「人を呪わば穴二つってねぇ」
 開く。
 パラパラと、自然に捲られていく頁がピタッ、と、ある位置で止まった。
 そこに、記される名は。
「スペシャル・ライター」
 書かれたそれに、札を重ねて名を写す。
 パタンと閉じ、札を引き抜くと、周囲に留まる怨念がそこに集まるのを感じた。
「怨念を扱うのは、書き割りの役者に、あれこれと指示するのとはわけが違う、ってこと、思い知らせてやろうかい……!」
 向ける。
 突き付けた札から放たれる波動は、冥府からの裁きだ。
【理解不能】
 ストーリーテラー、いや、スペシャル・ライターには、その力がなんであるのかを掴むことは出来ない。
 故に。
「冥府の王よ、罪人の名をもってその罪を裁き給え!」
 ぶちこまれたそれに、抗うことも出来ず、吹き飛んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

弥久・銀花
永遠に残る怨念なんてありません。
怨みが永遠に残ったらそれはただの責め苦です。


刀を抜いて戦闘を開始します、先ずは横に跳んで回避行動から。



貴方のその認識こそ修正の必要があるようです。
感情を語るには少し理解が足りないようですしね。


回り込みながら接近を試みる。



正しい筋書きはこうです。
『亡霊は安らかに眠りに就きました、めでたしめでたし』ですよ!


ユーベルコードの鋭刃線閃を繰り出して攻撃です。


アイナ・ラウタヴィーラ
……タイプ、ライター?
また珍妙な相手です、ね……

からくりっぽい、ですし、とりあえず対戦車ミサイルで誘導弾でも撃ち込んでみましょう、か
からくりには爆発物じゃよ。っておばあちゃんも言ってましたし……

狐火は見られているかも、今度は狙撃で攻めよう、かな
距離を保ちつつスナイパー、鎧無視攻撃、2回攻撃の技能を活用して着実に命中弾を増やしていきましょう
敵の攻撃は距離を開けてる分、見切りでの回避も多分しやすい、かな?

敵の注意が別の仲間に向いたら、援護射撃で牽制したり、負傷してる仲間の手当をして常に全体が優位に立てるようにサポートします、ね

悪霊とはいえ、亡き人の思念を玩具にするのはダメです、よ
躯の海で反省して



「ーー!」
 吹き飛ぶその体へ、銀花は行く。
 地を蹴り飛んで、上段からの振り下ろしを刀で行った。
「っち」
 だがそれを、敵は転がって回避する。
 さらに、カチカチと文字を打ち込み、一纏めにして放つ。
【白い髪の戦士はその剣を捨てる】
 それは修正の言葉だ。
 ギョロっと向けられる、青白く光った視線が当たれば、その通りの事が起きるだろう。
 だから、銀花は横っ飛びに視線から外れた。
「貴方のその認識こそ修正の必要があるようです」
 走り出す。
 追従してくる視線から逃れる様に、敵を基点として円を描くように行く。
「……永遠に残る怨念なんて、ありません」
 いや、あってはならないものだと、そう思う。
「怨みが永遠に残るならそれは、もはやただの責め苦です」
 終わらない苦しみ。そんなものは、ダメだ。
「感情を語るには、少し理解が足りないようですね」
 急ブレーキをかけて銀花は地に身体を伏せ、視線が通りすぎるのを待ってから突撃を再開する。
【しかしそれは無為に終わる】
 告げられる修正の視線が、彼女の身体を貫く。
 その、瞬間の事だ。
「こゃ」
 どぅん。
 可愛らしい鳴き声をぶち壊す、重い音が鳴った。
「からくりっぽい、のには、爆発物じゃよ」
 おばあちゃんが言ってました。
 そう頷いたアイナの、対戦車ミサイルが発射した音だ。
 スペシャル・ライターの横っ面にぶちこまれたそれは、視線を銀花から逸らすどころか、完全に吹き飛ばした。
 だから、
「正しい筋書きは、こういうのでどうでしょう」
 スペシャル・ライターに届いた刀が袈裟に当てられ、
「亡霊は安らかに眠り就きました、めでたしめでたし。ですよ……!」
 外装を切断される。
 露になるライターの内部は刃に壊れ、歯車が辺りに飛び散っていく。
【修正、修正を、しなければ】
 かち、かち、かち。
 精度を欠く、無意味な文字が打ち出される。
 それを、アイナはスコープ越しに見た。
 腰を落とし、片膝立ちになって、ライフルを構えている。
「苦しめないから……!」
 そして、視線の先。
 剥き出しの内部に向け、一発の銃弾が放たれる。
 貫通したそれは、機械の破片をぶちまけた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

橘・焔
○心情
…駄作、それ以外の評価はないね
アナタの作品は都合の良い結末を誘発するだけのタダの自己満足でしかない
「…今日で廃業だね」

【POW】
『修正箇所を確認する目』の動きを注視し、光に当たらないよう躱しながら接近
「…ワガママなルールは場をシラけさせるだけだよ」
古書を愛し、数々の文豪が書き残した名作や名も無き小説家が書いた意欲作を読んできた
「…アナタは名だたるストーリーテラーの足元にも及ばない!」
敵の攻撃を掻い潜って一気に接近し、顔を踏みつけるようにキック!
…からの更にひと蹴り入れて直上へ大ジャンプ
「…もう一度『骸の海』で修業し直しッ!『時よ止まれ、汝はいかにも美しい』!!」

作品“改悪”は許さないよ




 スペシャル・ライターは足掻いていた。
 この期に及んでもまだ、自分が思い描く、自分の為のシナリオを描ける。
 そう盲信していた。
「……駄作、それ以外の評価は無いね」
 かち、かち、かち。
 キーを叩く姿を、焔は溜め息を吐いて見た。
 自分にとって都合の良い結末、それを誘発させて眺めて喜ぶ、ただの自己満足を求める作家。
「……今日で廃業だね」
【だmrえl】
 文字が文字として機能しない。
 損傷は重度で、もう先は無いのだろう。
 それでも、攻めを緩めはしない。
 修正をしなければと向けた光の視線を、焔は掻い潜りながら突っ走る。
「文豪と呼ばれた人達が書き残した名作や、無名の作家が書いた意欲作をたくさん読んできた」
 右へ、左へと光を避け、地を蹴る。
 浮いた体で、足裏を乗せるように敵の顔を踏んづけ、
「アナタじゃ名だたるストーリーテラーの足元にすら及びはしない!」
 ゆっくり後ろへ倒れる、その顔を今度は蹴り飛ばして直上へ跳んだ。
「もう一度、骸の海で修行し直しッ!」
 そうして行うのは、光の羅列。
 無数に輝く十字架の顕現だ。
【アアアアアアアアアアアア】
 見上げるスペシャル・ライターが、文字の盾を前面に展開する。
 そこへ、
「時よ止まれ、汝はいかにも美しい」
 降り注いだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天星・零
『こんにちは、無機質なストーリーテラーさん。僕達とも遊んでいただけませんか』

会話の途中でグレイヴ・ロウを足元から突き出し【騙し討ち】を試みる
敵のボディが硬そうなので、十字架の墓石の硬さまたは夕夜なら骨の槍の鋭さを活かして【鎧無視攻撃】

万が一のことがないよう【第六感】、【情報収集】で常に戦況把握


『ストーリーテラーさん。ハートの女王はご存知ですか?きっとお気に召しますよ』


UC【首狩り女王の死刑執行】を発動敵を鎖や鎌で攻撃させる
WIZ攻撃を警戒してそれを囮に
【フェイント】でディミオスの影から夕夜に人格を変えてØの刃を投げる

ディミオス
私+貴様、お前、零は名前で-だ、だよな、だろう?と女王様らしい喋り方



 光を防ぎ、仰向けにして焔を見るスペシャル・ライター。
 その背中を、打ち込む物がある。
「こんにちは、無機質なストーリーテラーさん」
 柔らかく微笑む零……いや。
 歯を剥き出しに笑う、それは別人格の、
「俺達とも遊んでくれよ!」
 夕夜による骨槍の一撃だ。
 地面から打ち出すそれが、敵の体を大きく弾き飛ばす。
 そして、その体が軋む音と共に落下する頃には、主導権は零に戻っている。
「ストーリーテラーさん、ハートの女王はご存知ですか?」
 それは、有名な児童小説に登場するキャラクターの名称。
 もちろんそれは知っていて、しかし。
「ああ、それならきっとお気にめしますよ。僕の、とっておきの子ですから」
 彼が召喚する、骨の体躯をした巨大なソレは、世間一般的なイメージとの乖離が激しい。
 山羊の様な頭をした人型は、その手に鎖の付いた鎌を持っている。
【Q U E E N】
 カタ、カタ、と、キーを鳴らしてスペシャル・ライターは答えた。
 映し出す文字列は、その呼び出された女王に似た姿をしていて。
『痴れ者が』
 それを、女王は首を跳ねて殺す。
 振り抜かれる鎌は、石突き側に付いた鎖を振って、その動きのままにスペシャルライターを捕らえる。
 そうして引きずり、思いきり壁に叩きつけた後に。
「良かったな」
 夕夜の投げつけた刃がその体に突き立つ。
「首、繋がっててよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイリ・ガングール
 遅れたね。参戦するよ。いけ好かないねぇ。人の縁は摩訶不思議。推しはかれるようなもんじゃぁないさ。
 【修正箇所】は【呪詛耐性】で耐える。みどもは若さという”過去”に縋りきってる女さ。もう他の過去に縋る手は無いのさね。
【印字作業】は【地形の利用】や【ジャンプ】でよけようか。そのためのアイテム【金狐霊糸】じゃ。迷宮の中にはこれ引っ掛けて移動出来るじゃろ。
 タイプライターなら火に弱かろうよ。無数の狐火を召喚して攻撃するよ。燃えな。「火精招来、急急如律令!」
 狐火を【より良い作品を】してくるなら【戦闘知識】で凌駕しようか。そりゃお前、物書きより武将やってたみどものほうが狐火操る精度はええじゃろ




「いけ好かないねぇ」
 事情を聞き、現場に到着する間。
 アイリ・ガングール(死(かこ)を以て生(いま)を拓く・f05028)は呆れにも似た溜め息を吐いていた。
 人との縁は、他人が簡単に推し量れるほど簡単じゃない。それこそ、摩訶不思議と言うのが最適な位に。
 例えソレが、人同士じゃないとしても。
「……おや、終焉が近いようだねぇ」
 思っている間に、音が響く。
 それは目の前を横切る物体、スペシャル・ライターが壁に叩きつけられた音だ。
 その体に刃が突き立ち、死に体となったソレが、目をアイリに向ける。
【しゅうsEiヲshううせいwお】
 青白い光は彼女を照らし、しかし意味の無い文字の羅列は効果を及ぼさない。
【死を死しシネいねsネね死】
「哀れな奴じゃの」
 そこにはもう、物語を紡ぐ力は無い。
 ただただ端的に文字を打つだけの機械となってしまった。
 それでも、機械は機械としての意味があり、文字は攻撃となってアイリへ向かう。
 だから、それを防ぐために、金の糸を伸ばした。
 戦闘の影響で壊れた瓦礫に絡み、引き寄せて、文字列を砕く礫としてぶつける。
「タイプライターなら、火に弱かろ?」
 そうして、瞬間。
「火精招来、急急如律令!」
 狐火を周りに漂わせる。
 それを叩き付けると、漏れる機械のオイルを蒸発させながら、スペシャル・ライターは炎上していく。
 カタ。カタ。カタ。
【熱い燃える燃え炎焼】
 ライターは文字を打つ。
 アイリの放つ業を返そうと、持てる力で似た炎を複製していく。
 反撃としての炎が、空を走った。
「なら、こうしようかの」
 対したアイリは落ち着いたものだ。
 再度の狐火を作り出し、しかしそれらを一纏めの巨大な塊として、
「想像だけの物書きが使う炎より、実体験の武将が操る炎が強い。自明の理、じゃろう?」
 全てを飲み込む業火となって、敵を蒸発するまで燃え続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『鍛錬をしよう』

POW   :    拳と拳、体術勝負

SPD   :    技と技、技能勝負

WIZ   :    心と心、精神力勝負

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 全ては終わり、迷宮区に一時的な平和が訪れた。
 アルダワ魔法学園に戻った猟兵達は、思い思いに過ごし、帰る。
 と、そんな穏やかな時間の中、不意に学園生が猟兵に問いかけるのだ。
「皆さんはどんな戦いをなさるの? そして誰が強いの?」
 と。
 仕事終わりの余興としても、ただ力を高めるための模擬戦としても、いいかもしれない。
 そう思う猟兵は、広い庭へと歩き出していった。
「……わかってると思うけど僕はノーサンキューだからね、か弱いダンピールはおとなしく傍観だからね?」
バンシィ・ルフェイ
【SPD】判定

スキル
楽器演奏1、動物と話す1

行動

宿敵を倒して自由に扱えるようになった真の姿を開放
過去、人間として暮らしていた時期の姿になる
(羽根が消え、身長が6倍)

咥えているパイプに仕込んだ獣笛を吹き鳴らし
地獄の番犬ケルベロスを呼び寄せ操る

肉弾戦はないと思っている相手の意表を突くような感じに
スピード勝負、連撃で一気に攻め立てる

全般的に経験の浅い猟兵へ教育するような感じ


セリフ

(開始時)
なに、こっちはか弱い年寄りさね。
そう緊張することも無いさ、お手柔らかに頼むよ

(真の姿解放)
猟兵の心得その一
相手を見た目で判断しない!

(攻撃しながら)
猟兵の心得その二
自分の強みを押し付けて相手に何もさせずに倒す!


ペイン・フィン
・・・・・・さて、どうしようかな。
模擬戦・・・・・・。鍛錬自体は否定しないけど、
自分の扱うモノは、どうしても傷つけることが主目的だし。
他人との鍛錬で扱えるモノじゃないからね。

そういうことで、コードを使用。
膝砕きに力を注ぎ、実体化させて訓練の相手を頼もうか。

実体化した膝砕きの形態は、上半身裸で、顔に木彫りの面をつけた全身傷だらけの男性。
装備した大小様々な膝砕きを、自在に振るうよ。

実戦も考えて、本気で手合わせ。
こっちはナイフのみで相手しよう。
・・・・・・少なくとも、引き分けには持ち込みたいな。


弥久・銀花
【SPD】

私はこの刀で勝負しましょう。
どんな技を使って来られても斬り祓って見せます。


愛刀の白嵐玉椿を用いて戦闘に励みます。

今の私の得手は『先制攻撃19』と『見切り13』と『鎧無視攻撃18』、果敢に攻めて、一気に勝利を捥ぎ取る事を狙いましょう。

初手から鋭刃線閃を繰り出して、先ずはダメージを与えて、その形勢有利活かし切って最後まで勝とうとします。

『怪力12』もあるので攻撃力が弱い訳でもありませんしね。


反面、速攻に対処出来る様な技の持ち主には相性が悪そうです。

完封されるかも知れませんが、それはそれで実戦で死ぬ前に訓練で敗北できたと幸運に感謝しましょう。 (左目の事も有るのでそう言う考えです)



●PAIN×PAIN
「……さて、どうしようか」
 庭の広さを眺めながら、そこに続く階段に腰かけたペインは呟く。
 模擬戦。
 鍛練として考えれば、経験を積み、成長出来るいい機会なのは間違いないだろう。
 なのだが。
「……自分のモノは、対人に向き過ぎてて、模擬には向かないからなぁ……」
 猟兵仲間に対して、拷問器具はダメだろうと思う。
 人体破壊や痛め付ける事だけを求めたモノ達なのだ。
 それに、不必要な痛め付けからの脱却を願っている自分もいる。
「でも、訓練はしようかな」
 機会は機会だ。
 立ち上がり、庭の隅へ歩いていく。
 ただ、やるとしても人には頼めないし、そうなると相手を作るところから始めないといけない。
「……手を、貸してくれ」
 だから周りから離れたペインは、膝砕きを放り投げる。
 それは落ちる過程で人の形に変じていき、木彫りの面を着けた男になった。
 露出した上半身に、数多の傷跡が刻まれ、手や腰に大小様々な膝砕きの道具を備えている。
「……行く、よ」
 対したペインはナイフのみ。
「挟まれたら終わり……っと」
 膝砕きの威力は、使っているペインが一番わかっている。
 捕まるわけにはいかないと、繰り出されるそれをナイフで弾いていく。
 互いの手の内を理解する相対時間は、長い。

●意表と最速と
 銀花は刀を握っていた。
 バンシィの目の前だ。
「なに、こっちはか弱い年寄りさね。そう緊張することも無いさ」
 笑ってヒラヒラと飛ぶフェアリーに、銀花は戸惑う。
 刃を向けていい相手だろうか、いや戦う様は見たから実力は間違いないだろうが。
 と、思い、迷うそれは隙となって、
「猟兵の心得を教えようねぇ」
「ッ!」
 バンシィの初動を見逃してしまう。
 それは、明らかな変異だった
 小さな妖精は姿を変え、人間の少女を思わせる背丈を手にし、紫煙を浮かばせるパイプが口に咥えられている。
 そして、ふっ、と笑う少女は、パイプを吹く。
「その一、相手を見た目で判断しない!」
 人の耳に届かない周波音を発して、番犬を呼び出してその背に乗る。
 そうして、一息。
 叩き潰す様に前足が振り下ろされ、
「その二、自分の強みを押し付けて相手に何もさせないーー!」
 手首から切り落とされた。
「なるほど」
 先制を得たのは、銀花の方だった。
 前へ体重を掛けていた番犬、ケルベロスは、体勢を崩して前へ倒れていく。
 その身体を、彼女は駆けた。
「では、そのようにします」
 行く。
 一直線に、背中のバンシィ本体へ向かう。
 やはり強い相手だった。
 それを理解してからは、刃を振るのに迷いはない。
 だから、行く。
 正面、番犬の肩を踏み、跳躍からの一刀両断を目指す。
 それを見上げる少女は、しかし笑顔で迎え、
「ケルベロス」
 命じる。
 それに答えた獣は後ろ足で身体を引き、顔を思いきりに振った。
 銀花から見て左、閉じた目の死角から行く攻撃だ。
 打ち付けられ、吹き飛んだ銀花は地面を転がる。
「っ、まだまだ……!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神元・眞白
【SPD/アドリブOK/絡みOK】
皆凄い。やっぱり私はまだまだ未熟。…1人前まで遠い、ね。
周りの皆に通じるか分からないけど、試してみよう。
盗める所があれば自分にも使えるし……ううん、いい技術を学ばないと。

飛威には協力してもらって、符雨は私と役柄を入れ替わり。
変装して目立たない様に。符雨は適当にしておいてくれればいいかな。
後ろの方に位置取って相手の動きを勉強。タイミングとか癖とか。
相手の隙を作れてそこを飛威に突いてもらう流れを最善に


天星・零
『誰が強い‥ですか‥。流石に僕は戦いが苦手なので事戦闘においては他の方の方が慣れているのではないでしょうか?』

『ふふ‥それでは楽しみましょうか。僕がその相手が務まるかはわかりませんがね』

UC【変幻自在の影の住人】を誰かに変装させ動揺を誘ったり、撹乱させて【騙し討ち】

自身も同時にUCのオブリビオンと連携
万が一不意を打たれない様に【第六感】、また不意を打たれたふりや言葉を巧みに使い【騙し討ち】、【フェイント】も合間合間に

【呪詛】で相手を呪うことで動きを鈍らせる
【追跡】の技能で相手を補足

敢えて、UC【首狩り女王の死刑執行】を囮にさせØを投擲する【騙し討ち】作戦も試みる(相手は猟兵なので当てはしない)



●一人じゃない者同士
「誰が強い……ですか。流石に僕は戦いが苦手なので、事、戦闘においては他の方の方が慣れているのではないでしょうか?」
 柔和な笑みで言う零を、酷い謙遜だ、と、眞白は思う。
 スペシャル・ライターとの戦いで見せた戦いの腕は、苦手な者の動きでは無かった、と。
 いや。
「皆、凄い。……やっぱり、私はまだまだ未熟……一人前まで遠い、ね」
 それは、他の猟兵にしてもそうだ。
 それぞれが、それぞれに合った戦い方を模索し、身に付け、自分のモノとしている。
 そんな相手達に、どこまで通じるかわからないが、試してみたいと、そう思う。
 盗めるところがあれば自分の為にもなるだろうし、と。
「では僕が。相手が務まるかはわかりせんが」 
 だから零の申し出は彼女に取って、願ったり叶ったりだった。
 並ぶ人形と同時に頷く。
 最初からそうしていることで、操者を掴ませない策でもあった。
 敵にも、味方にも、悟られていないはずだ。
 故に眞白は、飛威を前へ、符雨は適度に距離を取らせて援護射撃。
 自身は目立たないように位置取ってから零の動きを観察に努める。
「ふふ、それでは楽しみましょうか」
 対応する。
 まずは、迫る飛威への動きだ。
 しかし、3対1では都合が悪い。
「さぁ、悪夢の時間だよ」
 ならばと、彼も増援を呼んだ。
 呼び出す霊は不定形な、かろうじて人のシルエットを持つような存在。
 それに、飛威の攻撃が行く。
「ッ」
 単純な近接攻撃だ。
 接近してから武器で斬りつける、その動きを、不定形だった霊が受け止める。
「なんとか間に合って良かった」
 ホッと一安心を装うが、その顔は涼やかな物で、更に眞白を驚かせたのは霊の姿だった。
 不定形だったそれが、一瞬の内に型を得て、ある姿を模したからだ。
 ……飛威だ。
 自身の持つからくり人形を、鏡写しにしたような精巧さで現れたそれに、息を飲む。
「っ、と」
 そうして驚く間に、眞白の足元に刃が突き立った。
「戦ってる時から、安全な場所に立ってたから、君が本体かな、ってね」
「……勉強になる」
 更に女王を呼び出して、3対3の状況に持ち込んで、戦いは続いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

橘・焔
○心情
…振りなの?振りなのか?!
もはや誘ってくれといわんばかりの!

【SPD】で勝負
※特定の相手がいないので、勝負してくれる方がいれば歓迎
同じダンピールだけど割となにもかも正反対な白い少女を「ヘイカモンカモン」と煽りつつ、同じSPDの相手を探す
「…いざ冷静に考えてみると、殆ど我流でこういう機会はありがたいかも」
生きるのに必死で、我が身を護るために育ての母様が教えてくれた技
今もこうして、ちゃんと生きてるゆ

まずは対戦相手を身軽な動きで撹乱
地を蹴り壁を蹴り、時には相手を蹴って宙を舞う
死角を捉えたら咎力封じで手足口を封じて完了
万一相手が上回った場合、自分が放った咎力封じに自分が掛かる
「…良いお手前で」


アイリ・ガングール
どいつが強いか?ってやつね?コココ。ないよ、そんな興味なんざ。そんなん男の子達のお遊戯じゃないさ。
 みどもは婆じゃし、適当に皆が摸擬戦しとるの見て楽しそうに笑っておくよ。あ、ちなみに最後。誰かが立って居ったらそいつに怪我しない程度に出力搾ったフォックスファイアぶつけるから。それで相手が倒れるようならそりゃつまりみどもの勝ちじゃね。
 興味ない?コココ、そりゃお前さん兵法よ兵法。騙されたやね!・・・・・・とはいえ悪いしのぅ。どれこの世界で美味いもの食べんかね?みどものおごりで。大丈夫じゃ。カネはないが金はある。換金すればいい値段になるじゃろうて。それで食おう



●美味しい所
 橘 焔は唸っていた。
 マフラーの奥に隠れた口から漏れるそれは、深い思案の音だ。
 その原因は、視界に映る猟兵達の訓練にある。
「……みんな我流か」
 決まった型の無い、ただ型破りと言うわけでもない。
 そんな、ある程度のセオリーを踏んだ戦い方に見える。
 焔にしてもそうで、今回の模擬戦は学び、見直す機会。
 の、はずだった。
「おかしい」
 みな猟兵。腕に覚えがあり、現に組み合わせは出来ておりその戦いは激しい。
「私の相手がいない」
 そう、誰も、残っていないのである。
 思わずバッと見る白い女の子。グリモア猟兵として付いてきたミサキを見るが、散々念押しされて誘うなよと言われてしまった。
「いや、振りなの……? 振りなのか……!?」
 同じダンピールでか弱いと訴える、自分と正反対な奴だと思う。
「ヘイヘイミサキちゃんカモンカモン!」
 試しに煽ってみる。
「……バカなのかい、君」
 呆れた様な視線が向けられてしまった。
 これで候補は、
「ん?」
 暢気に扇子を扇いでいるアイリだけだ。
 とはいえこちらは更に難しい。
 なにせ、
『どいつが強いか、って? コココ。ないよ、そんな興味なんざ。それに拘るのは男の子のお遊戯さね』
 そう始めに言ってからずっと傍観だ。
「ま、焔……だったか? 今回は不参加にしておくんじゃな」
「相手いないんじゃ、仕方ないか……そーする」
 ドサッと座り、そう言った焔をアイリはコココと笑って見る。
 そうして、模擬戦は相討ちのように終わっていき、健闘を讃え合うような空気となって、
「ーー火精招来!」
 立っていたそれらに狐火がぶちこまれた。
「ええええええ」
「アイリ君……参加しないって」
「おや、みどもは興味無いと言っただけさ。参加しないとは言っとらんよ」
 ぷすぷすと黒煙をあげる庭では全員が衝撃に倒れていて、しかし怪我らしい怪我もない。
 それにアイリは満足そうに笑って頷く。
「コココ、兵法よ兵法。最後に立っていたのはみどもだけじゃし、つまりは勝ちじゃな?」
 騙されたやね!
 得意気なアイリだが、さすがに悪いとは思っている。
 しかし何事も経験と言うことで行為事態を否定はせず、ただ、お詫びとして。
「どこかの世界で美味いものでも食べんかね? なぁに、カネは無いが金はある、みどものおごりじゃて」
 それくらいの事はしなければ、と、そう思う。
「じゃ、行くかね。ミサキだけに運ばせるのもあれじゃし、みどもも手伝おうかね」
 そうして、賛同した猟兵を連れて、皆は魔法学園を後にするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月26日


挿絵イラスト