帝竜戦役⑤~英雄とは字に書いて如く~
●勇者"ハロルド・E・ロイド"の最期の記憶
敵は強かった。屈強な龍である。
山の如き巨大、嵐の如き暴威、神の如き理不尽。
嗚呼、それでも。身を粉にして戦ったのだ。
誇り高く、世界を守る為に、俺は。
この命ももう尽きる。
だが敵にも一矢報いた。
或いは自分でなくとも、誰かが彼奴を斃してくれよう。
後悔はない。
――嗚呼。
いや、ただ、ひとつだけ。
敢えて言うのであれば――。
●HEROとは則ち
「さぁ、仕事だ皆。今回の戦場はアックス&ウィザーズ」
眼鏡のグリモア猟兵、零井戸・寂(PLAYER・f02382)が集まった一同に声を掛ける。
仮想ディスプレイに映るのは今回の戦争の舞台となる世界、そのうち大きく穿たれた竪穴、『勇者の墓標』。
「かつての戦いで竜と相討ちした勇者達の残留思念が渦巻いている場所だ」
斃れた勇者の数は多く、渦巻く思念は千差万別。然し彼らが力を貸してくれるのならば、それは猟兵諸君にとって間違いなく強力な手助けとなる。
「そんな勇者の思念のうち一つを予知で捉えた。"ハロルド・E・ロイド"。生前は相当強い勇者だったらしい――彼と心を通わせオブリビオンと対峙するのが君達に課せられたミッションだ。此処までは良いかい?」
頼もしい顔付きが一同に頷く。それをみて寂も心強そうに頷き、言葉を続けた。
「さぁ、肝心要だ。彼と心を通わせる為に必要な事。それは」
強力な勇者の力を借りる為に必要な事、それ則ち――!
「――エロスだ」
は?????????
そんな顔をなさるのも分かります。シリアスだと思った?残念違うんだ。
「彼の心残りは格好つけてそういう経験みたいなの全然出来なかった事らしくて うん そういう訳で」
なにいってんだこいつって顔の一同を真顔でスルーしつつ続ける眼鏡。
「程よいエロスを提供すると力を貸してくれるらしい。あっあんま過激なのはだめだよ。やり過ぎると彼の思念が暴走しちゃうから」
オトナすぎない程度のエロスを提供しよう。
「彼が生前できなかった性癖トークとかできるといいんじゃないかな?胸がいいよねとかやっぱり脚だよねとか腿とかバニーって良いよねとか」
グリモア猟兵の語りにはやたら特定部位に拘りがあるが気にしてはいけない。
「あ、もし女性なら程よくお色気してあげると即オチくらいの勢いで協力してくれるんじゃないかな、脚とか。バニーに扮するのもいいかもしれない」
バニーが好き過ぎるなこいつ。
「――そして敵オブリビオンは悪辣な盗賊団になる。気をつけて」
真面目な顔で一同を見る寂。その真剣な顔を見て、君達も意識を改める筈だ。そう、いくら英雄がちょっとあれでも敵は強い筈なのだから。
「敵の名前は『パンテスキ』。隙を見せると老若男女問わず下着を掠め取る難敵だ――!」
なんて?????????
「じゃあ頑張って皆!!!アセンション!!!」
茫然とした猟兵諸君を尻目に転送を開始する眼鏡だった。
そんな訳で頑張って欲しい!
グッドラック・イェーガーズ!
戦雨匠
戦争です。シリアス?知らない単語ですね。
戦雨匠です。
戦争シナリオにつき以下のプレイングボーナスがあります。
●プレイングボーナス
勇者の残留思念と心を通わせ、そのパワーを借りる。
●登場する勇者:『ハロルド・E・ロイド』
生前は真面目で勤勉な勇者で色事など論外という性質だったがその実ムッツリ。
残留思念となりエロスへのリビドーへ開花した模様。だが知識はそれほど無いのであまり強烈なエロスは返って良くないご様子。程よいエロスを提供するといいでしょう。
●ばかなの?
そう(馬鹿シナリオ)だよ??
それでは宜しくお願いします。
第1章 ボス戦
『パンテスキ』
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POW : パンテスキ盗賊団
【レベル×5人の配下の盗賊達 】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD : 強奪の手
【素手による攻撃 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【防具を透過し下着を抜き取る一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 包囲陣形
【配下の盗賊達に指示を出し、一斉攻撃 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
イラスト:ふくろう
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「フィン・スターニス」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●Harold=E=Roid、略してヒーロー、もしくはHでエロ
『正直後悔してる』
こっちが言いてぇよ。
そんな言葉が脳裏に過ったろう君達を前に残留思念と化した英雄、ハロルドがうっそり言う。
『真面目一徹でやりすぎたって――本当は酒場でバニーさんと仲良くなったりしたかった』
お前もバニーか。
『もっと戦友(トモと読む)とクレリックのタイツがいいよねとかやっぱりビキニアーマーだとか遊び人が最高とか語り合いたかった!!』
ウオォォォンと吼えるように哭くハロルドを前に君達は零度の眼を向けたりソウルメイトとして魂を共感させたり色々するだろう。
ともかく来たからには頑張ってほしい。
魂の位階(アセンション)を上げていけイェーガーズ!!
――――
▼リプレイペース告知
一日一人~二人書けたらいいな程度のペースで進行します。全採用とは行かないかと思いますが可能な範囲で執筆させて頂きますので宜しくお願いします。
▼GOOD LUCK JAEGERS――!!
アイリ・ガングール
え?下着盗んでくんの?じゃったら下着を履かないけど。
それで英雄様のお力を借りる……と。いいよぉ。せやったら無手でいこうか。無手の手弱女。口調は馬鹿っぽく軽く、『英雄様、すごーい』とか褒めたたえようか。
そして雰囲気は弱ってそうに。そういうの、好きやろう?ましてや初心なら。
そいでそのまま腕をつかんで胸を押し付けるように。耳元で『助けて』と囁いて。かつて多くの男を破滅させて、今もなお現役でご指名1位の手管、舐めるでないよ。
戦闘は無手で。強奪の手も下着を履かなければ意味なかろうて。そのまま合気の業で転がそうか。トドメは、奮起した英雄様に任せるとしよう。
●初手が遊廓のナンバーワンなの相当贅沢だなこの勇者
「えぇーーっ?昔悪い竜を倒したって本当ぉ?」
『ん?あ、あぁ それはもう 千切っては投げ千切っては投げをしたものだとも!!』
「きゃーーすんごぉーい!強いんねぇ!」
『ふ、ふははいやぁーーそんな事はないともぉ!』
さっきまでウオォォォンと哭いていた勇者(残留思念)がもう元気なのでこいつ結構現金なのかもしれない。多分そう、どちらかというとそうでしょう。
さておき一番最初にハロルドに声を掛けたのはアイリ・ガングール(恋する女・f05028)。見た目麗し139cmの低身長トランジスタな幼女!然してその実年齢101歳なロリお婆ちゃま!合法だ!やったね!
そんなアイリさん、本日のコーデはUDC風なパンキッシュスタイル。肩出しシャツとカーディガンに包まれし豊かに熟れた果実と絶対領域を顕せし御御足(タイツソックスを添えてバランスも良い)な装いである。良い仕事してますねぇ。
そしてむっつりハロルド、所々要点を抑え女性らしさをアピールするアイリをチラチラ見てしまう訳である。ほらソックスの食い込みとかお好きでしょう?わかる。僕も好きです。
無論アイリがそんな視線に気がつかない筈もない。なんたって遊廓ご指名ナンバーワン、手玉にとった男の数なんて数えてらんないくらいなのである。まーこんな○○残留思念なんて赤子の手を捻るようなもんですよ ほらご覧下さい。
「ねぇ勇者さん……」
『ア゜ッッ』
さぁ攻略にかかりましたNo. 1遊女アイリ・ガングニール。まず手に取るのは勇者の逞しい腕 この際残留思念どうやって触るんだとか気にしてはいけない!そんな事よりおぉーっとこれは!
実況残留思念のマイクさんどうですか!?
《腕に胸を押し当ててますね――非常に○○に効果的なアプローチです》
その通り!遊女の手練手管が勇者を絡めとる――ッッ!!これは早くも決まってしまうのかおぉーっとそのまま耳を近づけて 弱々しさをアピールした潤んだ瞳!!そして――!!
「みどもの事……助けて……?」
ウィスパー
囁 きァァァァァ!! 一 本 ッッッ !!
《骨抜きですねこれは……○○には少し効きすぎたかもしれません》
ああっと!マイク氏の実況の通り魂の抜けたようなハロルド!!いやもう魂だった!!そんなこんなをしてるうちにパンテスキが肉薄して来ている――!
「ほはは……死ぬには良い日ですねお嬢さん。ところでパンツの色をお伺いしても宜しいですか?」
口振りだけは紳士だがゲス野郎なのがよく分かる一言だ!だがそんな下衆紳士怪盗にアイリも負けはしない!
「みどものかい?……気になるならお主自ら確かめると良いじゃろ」
「なるほど……道理です。では――いざ一手」
「応、おいでや坊。コココ」
キィンと耳が痛くなりそうなほど張り詰めた空気。一触即発とはこの事だろう。宛ら剣豪同士の真剣勝負めいた空気は――その実ロリババァの下着に焦点が置かれている。なんだこれ。
「隙アリ――ッ!!イヤーーッッッッ!!」
そしてカラテめいた気合の声、早撃ちの如く拙速にアイリの腰元を掠めたパンテスキの腕――!!
(獲った――、――っ!?)
獲物を手に入れたと思ったパンテスキ――しかしこの表情は!?マイクさんどうですか!!
《アイリ氏の作戦勝ちですね――そう、対策済みだったのです》
つまり これは――!!
《履 い て ま せ ん ―― !!》
ノーパンツ
無 手――!!
刀どころか下着も携えない度胸!!見事と言う他ありません!!
そして隙の出来た相手の手を取り合気の要領で放り投げそこへ――!
『うおおお腿チラぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!』
「グワーーーーッッ!!!?」
勇者の豪腕(ルビ:ぼんのう)が炸裂した――ッッッ!!!
「コココ……これも歳の功さねぇ。勉強しなおしといで」
技 あ り ッッ !!!
初手は猟兵と巧みなアイリ・ガングニールの手練手管に軍配が上がったーーッッッ!!!
《これは期待できますね……後続の猟兵達にも奮闘して頂きたい所です。マイクがお送りしました》
成功
🔵🔵🔴
※補足
《実況のマイクより◯◯には童が帝する感じの語句が入っていた旨お知らせ申し上げます。ピー音が飛び交った旨ここにお詫び申し上げます。いじょうです。》
夢幻・天魔
【厨二であれば何でも良いのでご自由にどうぞ】
ほう……なかなかいい目をした戦士だな
ククク……欲望と煩悩が渦巻いているぞ?
なるほどな……貴様もかのビキニアーマーに魅入られし者か
ククク……動きやすさは大事だからな
そう丸め込んで仲間の戦士に進呈し、
激しき戦いの中で揺れる胸と尻を楽しんだものだ
ああ、あの第26番目の世界での冒険が今でも目に浮かぶようだ
(※異世界での出来事は全て天魔の妄想です)
ククク……戦友(トモ)の力を得た以上
ただでさえ無敵の俺は絶対無敵となった
パンテスキよ、この俺の力、思い知るがいい!!
(『異世界での最強にして無敵なる伝説的な俺』で召喚した武装(※内容お任せ)で無双する)
●†其の者、千の逸話と確固たる浪漫を其の身に宿し†
「ククク……成る程、アセンション。第百八番目の世界で邂逅せし戦友(トモ)を思い出すな……」
『……む、君は……!?』
次いでやって来た猟兵にハロルドが目を向ける。そこにいるのは――燃えるような赤髪に漆黒の瞳を持つ者。三つの虚無と偉大なる古代王が従えし魔神柱の数字を携えし猟兵、夢幻・天魔(千の設定を持つ男・f00720)其の人に他ならない――!
「戦士とは常に先を征く――即ち新たなるアセンションを追い求めし開闢者《パイオニア》」
天魔の口からは難解な言葉が魔術のように紡がれる。ともすれば常人には理解り得ぬ境地。嗚呼、しかし――
『パイ……!!』
魂の共鳴者《ソウルメイト》であるならば伝わるものは――確かにある!!
今二人が確かに交わした熱き握手がその証左なのだ。
ハロルドはなんか別のところに反応したのかもしれないけど些事である。
「ほう……なかなかいい目をした戦士だな。ククク……欲望《リビドー》と煩悩《エロス》が渦巻いているぞ?」
『エロ……!!!』
小学生かなこの勇者???
「そしてその反応と先の言葉。貴様もかの戦乙女の鎧《ビキニアーマー》に心奪われし者だな」
『おお……戦友よ!と言う事は君もまた!』
「ククク……」
おお、なんと意味深な笑み――!一体どのような思惑がその微笑の裏に隠されていると言うのか!もしかしたら何もないかもしれないがあるかもしれない!シュレディンガーだ!
「動きやすさは大事だ――そう丸め込んで仲間の戦士に進呈し、激しき戦いの中で揺れる胸と尻を楽しんだものだ。第二十六番目の世界の冒険は今でも目に浮かぶ」
駆け巡るのは心に秘めし追憶《バイブル》。
金髪をポニーテールで結えたあの娘が身につけし鎧。二千と十六の年、第二の月の最後の日。あの日に見た彼女の鎧の下は、確かに鼠蹊部の切れ込みが鋭いレオタードビキニだった――!嗚呼、夏には海辺で釣竿を携えし彼女の躍動感あふるる姿に頬を緩めもしたのだ。そんな追想が天魔の脳裏を過る――。
まぁ全部妄想なんですけどね。
妄想にしてはやたら具体的?なんのことでしょう。
『くっ、なんという深い戦術と策謀――!さてはさぞ名のある軍師だな戦友よ!』
「ククク、察しがいい――第四番目と第五番目の世界で担った役割だ」
無論妄想です。たぶん。
「ほはは、随分と余裕ですね……我々をお忘れかな!?」
しかし、おお!ハロルドにグーパンキメられてたパンテスキがいつの間にか起き上がり、しかも部下の盗賊達を携え天魔とハロルドを包囲しているではないか!
「さあ今です誇りあるパンテスキ盗賊団!彼の下着も掠め取って差し上げなさい!」
「「「イエスパンテスキ!!」」」
雑な号令と共に襲い来る盗賊達!おお、このままなす術なく天魔の秘められし黒が白日の元に晒されてしまうのか――!
嗚呼、だが見よ、ハロルドの昂りを――!
『う、うおぉぉぉぉ丁寧語騎士系金髪少女のビキニアーマァァァア!!!』
男に夢《ロマン》を与えるのに真《リアル》か幻想《ファンタジー》かなど関係はなく、そしてその昂りは天魔に力を齎すのである――!!
「ククク……戦友の力を得た以上、ただでさえ無敵の俺は絶対無敵となった……」
「ぬ、ぬぅぅ……それはッッ!?」
おお見よ!天魔が夢想より創造せしは――稲妻の如き形を擁せし鈍色の槍!神話に謳われし神の御使が携えし神槍、それがまさに今に彼の手に!
「パンテスキよ――この俺の力、思い知るがいい!!」
バチバチと稲光を放つ槍を手に――天魔が盗賊達を薙ぎ払う!
「グワーーーーッッ!!?」
「水色ッッ!!」
「紐ッッ!?」
「くっ、部下達が――!!おのれ小癪なッッ」
謎の断末魔を上げる盗賊達、歯噛みするパンテスキ。
「ククク……まだまだだな」
それを前に天魔はやはり不敵に笑うのだ。
「その程度では――†-Ascension-†にはまだ程遠い」
おお――これぞ数多の世界を救いし救世主《メシア》のアセンション!!
えっアセンションが何か?心で理解して下さい。
成功
🔵🔵🔴
ロク・ザイオン
(森番、バニー服、あるんですよ)
(凛々しい顔付き、警備服風レオタードからすらりと伸びた引き締まった手足
ここに来る前の相棒の視線が微妙だった気もするけれど)
……。
(険しい顔で勇者とやらと睨み合う)
(アリやナシや)
……迅速に終わらせる。
(どうせ着ているものを奪われるのなら
「焚骼」
一枚ずつ灼き焚べて火力に変える
一つ灼いては一人灼き
一人灼いてはまた一つ灰に
なんとも身軽なヴォーパルバニー)
……すーすーするのは、もっと気に入らない……
(代償としては十分である)
(少しずつ剥がされていくバニー服、アリやナシや!
……などとは、森番は思っていないのだけれど)
●しょうめいにはしょせつあります
森。遍く自然が在せし偉大なる緑。水のせせらぎと鳥の声、木々のざわめきと動物達の息遣い――栗鼠、狐、鹿、狼、兎。そう兎、兎さんです。森には兎さんがいるので森番が兎になったってないもおかしくありませんね。Q.E.D。
そんな訳で新たに現れた猟兵のロク・ザイオン(蒼天、一条・f01377)はバニーさんに扮して現れたので在る。君の相棒がバニバニ煩かったからね。多分まだ依頼のあれそれと浪漫本の熱が抜けきってないんじゃないかな。閑話休題。
「…………」
扮するご本人はいつもの無口さに輪をかけて無口な上にしかめっ面なご様子である。さもありなん。
さても兎に角この森番、バニーとは言えただのバニーじゃない。
実況残留思念のマイクさんどうですか?
《非常に高度なバニー解釈と言えるでしょう。セクシーさよりスタイリッシュを演出した警備服スタイル、彼女持ち前の研ぎ澄まされた肉体美に見合った装飾と演出方法。足を飾るのがブーツであると言う点も着眼したい所ですね》
賭場すらも己の森と定義する。そのような気概が見て取れるスタイリッシュバニーですね。解説有難うございました。
では此処でハロルド氏の反応も伺って見ましょうか。
『おお……これは……バニー……いやビキニアーマーに通じる何かも……!?』
解釈に少し迷いが生まれているようです マイクさんどう見ますか?
《かつて戦場でチラ見していた女戦士と被るものがあるようですね。彼には少し高度で難解なバニーたったのかも知れません》
チェリーな少年ハートの持ち主には少し難しい問題だった様です。
しかし最終的に言えば無論――!!?
『ア リ !!!!!!!!!』
力強い肯定!どうやらロクも無事に彼の力を借りる事に成功したらしい。
一方のロクはスン…とした目でスケベ残留思念を見ていた。さもありなん。
「……迅速に終わらせる。おーば」
ざらざらとしたロクの声も本日は何か砂を口いっぱいに頬張ってしまったかのような苦々しさである。ともあれ警備服バニー森番、怪盗パンテスキ率いる盗賊団一味に相対する!ミッションを開始する、オーヴァ!
「くくく……先は遅れを取りましたが次こそは!行きますよパンテスキ盗賊団!!」
「「「イヤーーーッッ!!」」」
開幕せしは警備員バニーVS下着泥棒。
字に興すとなんと酷い字面だろうか!そして先手はパンテスキ盗賊団一味、バニー森番に肉薄し颯爽と彼女に手をかけんとするが――!
「燃えて、散れ」
ごぉうっっ!!
「「「グワーーーッッ!?」」」
強烈な灼炎一閃が決まったァーー!!
一溜まりもなく吹き飛ばされ荼毘に伏される怪盗団達!森番は無傷、むき……いやっこれは!?
《ネクタイが焼失しましたね……次の一撃で腰の覆いも片方焼け落ちました》
冷静な解説を有難うございます。これは……ユーベルコードの効果、そう言う事ですね実況のマイク氏!
《身に付けたものを代償にするタイプでしょう。この場合は衣装を代償にしていると見るべきです》
圧倒的な火力!敵を草焼きバーナーの如く炙っていくロク。しかし顔色はあまり優れない!
《すーすーするのが嫌なんでしょうねぇ》
我々にとってはご褒美の一種ですね!
ともあれ敵を燃やせば燃やすだけ一枚一枚と衣装をパージしていく!
そしてああ、見よ英雄ハロルドの有り様を!
『ほきょアアアアアアアアアア!!!!(ドンドコドンドコ)』
◯貞にはオーバードーズエロス気味だった様だァァ!!本能が野生(モリ)へと回帰して魂がゴリラになってます!そして尚高まる森番への強化――!!
「「「「「「グワーーーーッッ!!!?」」」」」」
おお、燃やしては燃え一枚脱いではまた燃やす!
秘密の設定にある白く白く罪を濯ぐとはまさか彼女の下――あっ違う?大変失礼しました。
まぁ何はともあれ最後に敢えてこう聞くとしよう。
一枚ずつ剥がされていくバニー ――有りや無しや!?
《『ア リ ッッッッ!!』》
力強い肯定を有難うございます。
冷ややかなロク・ザイオン氏の視線を浴びつつお送りしました。
えっパンテスキ?良い感じにヴェルダンになりました。現場からは以上です。
成功
🔵🔵🔴
桜庭・英治
骸の海より蘇りしパンツァーよ聞くがよい
フェアリーの身長は人間の1/6程度だ
そして猟兵には異世界で過ごすフェアリーがいる
だが異世界にフェアリーサイズの服は売ってない
「可愛いブラがないの~」などと言う巨乳少女とは訳が違う
ブラもショーツもない
じゃあ付けない?
穿かない?
穿かないまま飛んだら見えちゃう……!
自作しかない
JKフェアリーは毎回ちまちま自作しないといけないのだ
かわいいね
だがJKが自分にフィットする下着を作れるかな
当然失敗作はある。でも下着は消耗品、選り好みする余裕はない
今回のはヤバいかも……歩くとズレてきちゃう
ええっ今日の体育はマラソン!?
あたし、どうなっちゃうの~~~!?
今だ、勇者ハロルド!
フェルト・フィルファーデン
だから!!アセンションって何なのよ!?
……い、いえ、冷静になりましょうわたし。これも世界のため、世界のため……
え、えr……セクシーな格好だと力を貸してくれるのよね……?
そういうわけで、着てきたわよ!バニーの服!!これでいいのでしょう?
こ、こんなお外で、しかも戦場で着ることになるとは思わなかったわ……
おまけにウサギのポーズも付けるわよ!ほらぴょーんぴょん!!
(ヤケクソ)(首まで真っ赤)(弾む胸)(輝く生足)(チラ見せレオタード)(下着はシュレディンガー)
・・・もう嫌!!やっぱりこんなの恥ずかしすぎるわ!?勇者も変態だし敵もただの下着泥棒じゃない!!着替えて帰るからみんな一切合切凍りついてよ!!!
●謎のグラサンの正体は次のリプレイで明かされます
「冷静に、冷静になるのよ私……」
いっそ大声で"だからアセンションって何なのよ!?"と叫びたくなるのを堪えつつ、フェルト・フィルファーデン(糸遣いの煌燿戦姫・f01031)はどうにか心を律する。
某エロ本パラダイス島に巻き込まれた時といい頭のネジが数本外れた案件ばっかである。心中お察しします。
ついでに言うと何処かじゃ胞子吸ったらママになる戦場とかもあるらしいですよ。クレイジーな依頼ばっかりだぜ!
だが世界の平和を守る為、そして生まれ故郷と友人達の居場所を守る為にもこんな事じゃ姫様は負けないのだ。
そんなこんなで今の彼女の服装は……おお!バニー!!
普段着はかっちり着込んでるし水着の時でさえドレス仕立てで極力肌の露出を控えていた高貴な妖精姫であるフェルトの――魅惑の生足!レオタード!そして華も恥じらう14歳とは思えないほどのたわわっ!!一般的な黒いバニーではなく白基調、フィッシュテールドレスを添える事で気品があるのも見事なお手前です。衣装製作の手腕を賛辞したい特上級のコスチュームと言う他ないでしょう。有難う煌燿戦姫、有難う詩草絵師。
兎にも角にもそんなフェルト、ひらひらと舞うように飛び立つハロルドの目の前へと飛び行きこう言うのである。
「え、えっ……セクシーな格好だと力を貸してくれるのよね!?そういうわけで着てきたわよバニーの服!!これでいいのでしょう!?」
顔をきゅっとさせて首元まで真っ赤にしてハロルド氏の前でぷんすこ怒るお姫様(フェアリーかつバニー)が此方になります。可愛いの暴力である。
しかし一方の本人は最早ヤケクソの境地だ。
「こ、こんなお外で、しかも戦場で着ることになるとは思わなかったわ……もうおまけにウサギのポーズも付けるわよ!ほらぴょーんぴょん!!」
手を頭の上に添えてのうさぎさんポーズ!からの空中ジャンプ!
お姫様お姫様困ります!あーーっ困りますお姫様斯様にうさぎさんのように飛び跳ねられてはゆたかな谷間が弾んでしまってあーーっ!!生足もあーーっ困りますお姫様あーーーっ!!!
では一方のハロルド氏の反応はどうでしょう。
『…………』
『👼(チーーーン)』
し……死んでる!?
「えっ……えぇっ!?」
これにはぴょんぴょんしてたフェルトもびっくりである。
いや死んではいない、って言うか元から死んでる!とまれ意識此処に有らぬ感じである。つまりこれは――!
「ほはは、どうやらチェリーでボーイな勇者氏には刺激が強すぎたらしいですな……!」
すかさずのパンテスキの解説!
フェアリーと言う幻想的な種族、そして予想外に大胆な装いのバニー(好みにクリティカル)と目の前でのうさうさぴょんぴょんに思考回路がショートを起こしたらしい。
免疫なさすぎか??おお勇者よ情けない。でも気持ちはわかる。
「ともあれチャンスの様ですな――!!」
然り!こんな昇天状態ではとても猟兵に協力なんてできやしない!そしてその隙をついて躍り掛かるパンテスキと盗賊団――!おお、このままではシュレディンガーゾーンの不確定事項が解き明かされてしまう――!
その時!シュターーーンッッ!!
パンテスキを阻むように地面に突き刺さる一輪の薔薇の花!
「ぬぅっ!?何奴!?」
~テーレーテテーテーテテーレ~
専用BGM(スマホから流してる)を伴って現れるのは――――
「骸の海より蘇りしパンツァーよ――聞くがいい」
あっ、貴方様は!
「お前は……"寝取られ仮面"!?(外野にいた某サングラスの野次)」
「寝取られじゃねぇっつってんだろ!!?!!」
現れた男、吼える!
然り、寝取られでもギリギリダワ魔法学園マンでもない―― 桜庭・英治(WarAge・f00459)のエントリーだ!
「あーごほん……骸の海より蘇りしパンツァーよ聞くがいい!!」
クワッッ!!とりあえず野次は聞き流す事として、英治はパンテスキを見据え仕切り直す。
そして放った言葉は――!
「フェアリーの身長は人間の1/6程度だ――」
「えっ」
「そして猟兵には異世界で過ごすフェアリーがいる――――だが異世界にフェアリーサイズの服は売ってない」
「――ふむ」
滑らかに言葉を紡ぐ英治。
突然何言い出すのって顔のフェルト。
何故か聞く姿勢のパンテスキと盗賊団一同。
「『可愛いブラがないの~』などと言う巨乳少女とは訳が違う、ブラもショーツもない。じゃあ付けない?穿かない?否、穿かないまま飛んだら見えちゃう……!(カッッ)」
「――!!(クワッッ)」
「(凄くヒいた顔)」
同時に目を見開く英治とパンテスキ。
だいぶ後退しつつ胸元と腰回りを庇うフェルトを尻目に、英治は構う事なく続けるのだった。
「つまり――――」
一呼吸を置き顔だけはめちゃくちゃ良い男が宣う。
「自 作 し か な い ――ッッ!!!」
「なんと――っ」
『こいつ、天才か……!?』
「(開いた口が塞がらない)」
英治の断言にごくりと固唾を飲むパンテスキ。
いつの間にか復活し真摯に耳を傾けるハロルド。
顔どころか首まで真っ赤になって涙目でぷるぷるするフェルト。
そう、異世界フェアリーは毎回ちまちま自作しないといけないのだ。きっとそう、部分的にそう。全部が全部かは知らないけどそうなんじゃないかな。かわいいね!
だが問題がある。全てのフェアリーがしっかり自分にフィットする下着を作れるのか?否、否である。
「当然失敗作はある。でも下着は消耗品、選り好みする余裕はない。今回のはヤバいかも……歩くとズレてきちゃう!ええっ今日の体育はマラソン!?」
「なんと言う事だ――!?支えて差し上げなくてはならないではないか!!」
『うおおぉ一体どうなってしまうと言うんだァァァァァ!!!!』
おお見よ、これが英治の催眠能力"ヒュプノシス"――!
下着泥棒パンテスキを完全に呑み込み、スケベ残留思念ハロルドを勇気づけるこれこそがサイキッカーな彼の本領、加えて鼓舞93とコミュ力70の底力に他ならない。
えっフェルトには効果ないのかって?
共感した相手にしか作用しないので無理ですね……はい……。
兎にも角にも再起したハロルドが猟兵に力を授ける――!!
そして今を勝機とみた英治の号令!
「今だフェアリーバニー!!」
「も……」
「もう嫌ぁぁぁぁ――――ッッッッ!!!!!!!」
『「「グワーーーーッッ!!!?!」」』
ああーっと三馬鹿まとめてフェルトのユーベルコードで氷漬けになったァァァ!
「なんの辱めよこれ!!勇者も味方も変態だし敵もただの下着泥棒だし!!」
「「「グワーーーーッッ!!!?!」」」
びゅんびゅん鞭のように舞うフェルトの電子冷糸が盗賊団も纏めて薙ぎ払う!サヨナラッ!ともあれ見事に盗賊団をぶっ飛ばしたフェルトの大金星だ!姫様はこんなところで絶対に負けたりしないのである――!!
表情は勝者のそれじゃない?そうですね顔が真っ赤でおまけに涙目で大変可愛らしいですね。僕達の業界ではご褒美です。
あっところでフェルトさんバニーは自作だし裁縫がお得意だそうですがもしかして下g「もう着替えて帰るからみんな一切合切凍りつきなさいよぉ!!!!!(バキーーン!!!)」グワーーーーッッ!!!?!
(※地の文が凍結された為文章は此処で途切れている――――)
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アルベール・ユヌモンド
え、エロい話……そっちの話か……
あまりそっちの話を大っぴらにするのは得意じゃないんだが……
……コホン
だから胸やら尻やらあまり大っぴらな話はしないが……
――ところで育ちと性格のいいお嬢様とかお姫様っていいと思わないか
そっちにもいただろう、やんごとなき身分の姫様とかよ
ああ、逆にエロい気がするよな(同調する又は求める)
隠された何かがある気がするっていうか。それに絶対髪の毛とかいい匂いがする、ああ実体験にも基づいてる話だ、間違いない
【戦闘】
下着は機能性重視の黒いボクサーパンツ
……が、取られて困るものではない
それが――どうしたっ!!
下着をとりにくる間合いならこちらの間合い化物殺しの体術で葬り去る
●ダウト
「え、エロい話……そっちの話か……。あまりそっちの話を大っぴらにするのは得意じゃないんだが……」
えぇ~本当にござるか~?
そんなこと言って何処かの河川敷めいた場所で「聖光学園女子寮セイ活」を片手に大変盛り上がったのではないんですか??ほらあそこで解凍されて毛布かぶってるスーパーコメンテーターが貴方をじっと見てますよ???
まぁそんなこんなはおいといてニューエントリーするのはアルベール・ユヌモンド(無月の輝きは・f05654)、強面ではあるものの真面目で負けず嫌いな好青年である。
そんな彼、咳払いを一つした後ハロルドに話しかける。
「胸やら尻やらあまり大っぴらな話はしないが……」
『しないのか……』
しゅん。雨に濡れたレトリバーの様になるハロルド。
「あーーいや、あのだな そう言うのは今回はしないが……他の話をしようぜ、例えば――」
しょげるハロルドを見てちょっと申し訳なくなった後、キリッ!!っと真剣味を帯びた面構えでアルベールは彼に語りかける。
「――育ちと性格のいいお嬢様とかお姫様っていいと思わないか?」
ギンッッ!!目の色が強く変わる勇者!
「そっちにもいただろう、やんごとなき身分の姫様とか」
『嗚呼、いたとも……戦場を選んだ高貴なる者も多かった――!一国の姫や皇女、麗しき令嬢の魔術師、そして癒し手の聖女達……!!』
「ああ、良いよな聖女とか……シスターとかよ……」
感情活性5名の内2人はシスターですものね!内訳を言うと1令嬢1姫1幼妖狐2シスターとなっております。ははぁ……なるほど……うんうんわかりますよわかる。ワカルダクミ。
『嗚呼、そうだ……麗しく着飾りし彼女らの雅な装い……貞淑なドレス……』
「ああ、わかるぜ――逆にエロいよな」
うんうんと頷くハロルド。
戦友(トモ)に爽やかな微笑みを向け肯定するアルベール。
その奥で感情活性してる姫のお方(着替え終わってとりあえず戻ってきた)が絶対零度くらい冷ややかな眼を向けておられます。知らぬが仏!
「隠された何かがある気がするっていうか。それに絶対髪の毛とかいい匂いがする」
『うおぉ甘い蜜の香りィィィィイイ!!!』
勇者のテンション充填完了!そして熱き魂(リビドー)を通じアルベールにも力が漲ってくる!
「くっ、これ以上好きにさせる訳にはいきませんね……!!いきますよ諸君!!」
「「「イェスパンツァー!!!」」」
裂帛の掛け声と共に襲いくる下着泥棒の群れ――!
「はっ、その程度に負けるかよぉ!」
ズオッッ!!空気を裂く様なアルベールの蹴り一閃!
「グワーーーーッッ!?」
堪らず錐揉み回転で吹き飛んでくモブ盗賊団!一体、二体、三体と飛ばされていくがしかし、敵の数も膨大!そしてついに……!
「隙あり……イヤーーッッ!!」
「なっ、しまった……!?」
スパァァァン!!空気を破るかの様な音と元に駆け抜けたパンテスキ!
訪れる違和感についがくりと膝をつくアルベール。
奔るズボンの中の喪失感。
そして彼奴が手にして掲げるものは――無論、そう!
「畜生ッ……持ってかれた……ッッ!!」
カラダノイチブ
"黒のボクサー"――!
ひらひらと舞うは機能性重視の黒!!
「ふふ……漸く一つ勝ち星を拾えたようですね」
勝利の旗を翻すように高々と戦利品を掲げるパンテスキがニヤリと笑みを浮かべる。
何という事だ、こんなネタ依頼で赤丸3つが並んでしまうのか!?
――否、否であるッッ!!
「……ふっ、それがどうした――」
「っ、何ですと……!?」
アルベール、再 起 ッッ!
しかと両の脚で立ち、闘志に燃える瞳でパンテスキを見据える――!
「――ああ、やっと……覚悟が決まった。今更だがな」
首をこきりと鳴らし、そして――慟ッッ!!
爆ぜるように駆け盗賊一味を薙ぎ払う!
彼の一途な迄の勝利を想う心。それが更にアルベールに力を与えてくれる。
そう、たかが防具(パンツ)一つのあるなしなぞ。かえってすーすーして清々しい位なのである!!
「俺の""覚悟""はそんなもんじゃあねぇんだよ――ッッ!!」
そう、不利は厭わない。より"高み"を目指す為ならば。則ち言い換えるならばこれが彼の――
-アセンション-
"覚悟完了"に他ならないのだ!!
「なっ、更に力が……ぐ、グワーーーーッッ!!!?」
「はっ、まだまだだな……」
驚異的な体術で盗賊団を吹き飛ばしていくアルベール!彼の快進撃は続く!
その後ろで某フェアリーお姫様がノーパンで戦う知人をちょっと、そこそこ、かなり?ひんやりした目で見ていたとか。とっぴんぱらりのぷぅ。
大成功
🔵🔵🔵
夕凪・悠那
ふーん
へぇー
そっか、バニーか
好きか、バニーが
そっかー
いやボクもね、まあ理解はできるんだようん
でもほら、自分が当事者になると話は違うっていうかね?
説明しよう!
英雄転身のライブラリにはバニーがあるのだ!
なんでって?ばっかキミ、君が知っているゲームを思い浮かべるんだ
限定ガチャでも何でも、バニーのキャラが一人はいるはずだ
それが真理(こたえ)だ
そしてほぼリスク0の最適解を実行しない理由はない
故にその役はバニー
はあ…
・ ・ ・
勇者さん、がんばってー(脚とか強調するポーズで。ヤケクソ
因みに武器は大振りのナイフ
バニーはバニーでもヴォーパルなバニーだったのだ
パンテスキには怒りを込めたアンブッシュ
死ねえ!!
アド歓
●設問:バニー=英雄を証明せよ
「ふーん、へぇー」
呆れ気味でそんな溜息めいた言葉を溢すのは夕凪・悠那(電脳魔・f08384)。顔は遠く遠く明後日の方を向いている。そりゃこんなもん色々直視したくないよね。お疲れ様です。
「そっか、バニーか」
E X A C T L Y.
"その通りでございます。"
「好きか、バニーが」
『好きです』
曇りなき眼で勇者ハロルドが言う。
いっそ青空のように澄んで綺麗な目だった。かえって腹立たしい。
「そっかぁー」
半ば空返事で悠那が言う。
そりゃそんな反応にもなる。
「いやボクもね、まあ理解はできるんだよ うん」
『おお、理解してくれると言うのか――!?ならば』
「ちょっと黙って」
『アッハイ』
しゅんと小さくなって正座するハロルド。ステイ。
まぁ理解できるのは嘘ではない。数多の名作ゲームにも登場せしカジノの花形、バニー。ゲーマーとして度々目にするし、見る分にはセクシーでいいかもね、程度には悠那も思う。だが当然自分が着るとなるとそりゃ話は違うのだ。
そんな悠那、何とも言えない顔で見つめてるのは目の前で展開されし仮想ディスプレイ。画面には数多のアバター選択画面が並んでおり、うち一つを見つめる事暫く。やがて溜息を吐きつつ決意する。
「はぁ……仕方ない、やってやるさ!」
画面ぽちぃ。
起動するのは悠那のユーベルコード、"英雄転身"!
数ある選択肢の中からこの場の最適解として選び抜かれし英雄の姿は――そう、バニーでした。
ん?でも待って下さいバニーが英雄!?これはどう判断すべきですか実況残留思念のマイクさん!?
《変身バンクの間説明しましょう。
近今ですとソシャゲに多く見られる傾向ですが――高レアや有料スキンには高確率でバニーが存在します。ゲームキャラの衣装を纏う彼女のユーベルコードとしてバニーが存在するのは何らおかしくないでしょう》
解っててもついつい手を出してしまうタイプの運営の罠ですね!課金道は修羅の道。
《更に言えばバニーは世界を護る為に戦う主役(プレイヤー)達が求めてやまない装備(コスチューム)と言えます。則ちバニーを纏う者もまた"選ばれし者(ヒーロー)"。この因果関係を紐解くとバニー=英雄の等式が構築される訳ですね》
"真理(こたえ)"と言いたくなる解説を有難うございました。
ところで話は変わりますが変身バンクって良いですよね。
《同意する他ありません。悪役が断じて邪魔しないのも理解ると言うものです》
無論パンテスキも此処は静視する構えです。一切の手出しをせず悠那氏を目で追ってます。
「ほはは……光に包まれし衣装の変遷。良いものですね」
わかる。(わかる)
「煌くその先に何があるのか……想像力を刺激されm」
「煩い死ねぇ!!(ズバーーン!!)」
「グワーーーーッッ!!?」
あっ変身バンク終わってたみたいですね。
悠那の渾身のアンブッシュがクリティカルヒットォ!!ではそんな彼女の新たなる装いを改めてチェックしてみましょう。
軽く胸を寄せ谷間を強調した黒いレオタード。羽織るのは燕尾服を模したジャケット。頭には兎耳型のヘッドホン。
そして片脚には網タイツ、もう片脚は素足にガーターリングを添えた左右非対称な意匠。細身でありつつも色白さが眩しい悠那の脚線脚を完璧に引き立てている――!なんてニクい演出なんだ!これにハイヒールを履く事で――"英雄転身"バニーエディションの完成であるっっ!!
えっ何処か(主に足回り)にやたらと恣意性を感じる?執筆者の好みが出過ぎているんじゃないか?
大丈夫、アドリブ歓迎って書いてあったから。
許してもらえる。きっと、多分メイビー。
なお唯のバニーでなくヴォーパルバニー仕様につき武器はナイフである。
ギラギラと鈍色の光を放っており悠那の今の精神面を表すかのようだ。キレッキレにキレてるよ!
そんな首刈りバニーな悠那さん、今し方ずっぱり斬り伏せられて倒れてるパンテスキにハイヒールをズドン。
「オァァァァ――ッッ⤴︎!!?」
痛み――痛み?多分痛みにのたうつパンテスキは強いて無視する。
なんかもうヤケクソの境地だ。ヤケクソなのでダメ押しの演出もしちゃう。
ハイヒールで踏み抜いてるパンテスキを足台代わりに片膝を上げ、勇者に向かって脚を魅せつけるようにする。
「よっと……えぇっとこんなんでいいの?」
あぁーー白い肌に網タイツのコントラストが眩しいですねぇ!
『ウオアアア漲ってきたぁぁぁあ!!!』
「うわぁ」
勇者にもちょっとヒくくらい効果覿面だったみたいです。スケベハロルドのテンションも鰻登りだ。ついでに言うとこのポーズ、敵も地面に縫い付けられて非常に合理的である。
「オォォォォこれはこれでご褒美ウォォァァ」
難点を上げるならちょっと敵がキモい。
ごめん嘘、だいぶキモい。味方もキモい。本人無自覚の離人感程度じゃカバーしきれないキモさのダブルバインドなので後はさっさと終わらせる事にした。
「勇者さん後は任せるから頑張ってー(だいぶ投げやりな棒読み)」
『ォォォオ唸れ俺の右足ィィィィイイイ!!!』
「グワーーーーッッ!!!?」
ゴォォーーーーーーール!!
悠那バニーの力を一身に受けパワーアッポゥしたハロルドの黄金回転シュート!あぁーっとパンテスキくん吹っ飛ばされたーー!!
『つまらぬものを蹴ってしまった……』
勝ち誇る勇者ハロルド。
呆れ顔の悠那。
ハイあほなスケベは置いといて勝者インタビューをしましょうね。MVPの悠那さん一言どうぞ!
「…………はぁ……なんかどっと疲れた…………」
あっ目からちょっと光が消えてますね。
悠那が吐いた溜息はそれはそれは深いものだったそうな。ほんとお疲れ様です。
大成功
🔵🔵🔵
ウェンディ・ロックビル
妹同盟の鈴ちゃん(f02936)と一緒にカチコミだぜっ!
ハロルドさんの力を借りるには……にしし、やっぱ、バニー服でサービスしちゃうのがいいよねぇ。
……そーだっ、折角だし、僕と鈴ちゃんでバニー交換とかしちゃうー?
おおー……横、結構開いてるんだねえ。大胆デザインだ……。
えへ、折角だし二人でちょっといちゃいちゃしちゃおっか。白黒バニーでさーびすさーびす、なんてねっ!
勇者さんの力を借りたら、もう気兼ねなく盗賊たちを蹴っ飛ばしちゃうぜ!
下着泥棒さんだって、攻撃を受けなきゃ意味ないもんね!
僕のパンツはー……かなり際どいやつだけど、えへへ、バニーさんだから、ね、仕方ないよね。
綾峰・鈴
妹同盟のウェンディちゃん(f02706)と一緒なの、一緒
って、バニー……う、うん、力を借りるためには仕方ないもんね
頑張ってサービスするの、しようね
折角だからウェンディちゃんと交換、したけど……む、胸元大胆じゃない、これ?
と、ともかくさーびす……ええと、胸はともかく脚をあぴーるすればいいんだよね、二人で両側に立って……えと。ウェンディちゃんみたいなぽーず……!
ち、近くないウェンディちゃん、顔、顔……?
盗賊さんもね、ぱぱっとやっつけちゃお。勇者さんの力を借りれたら余裕だよね、よゆー。
当たらなければ大丈夫、当たらなければ大丈夫……あれ、今日どんなの穿いてきたんだっけ……?
●二人はバニキュア!
百合の園が広がっていた。
百合?いやいや違います唯の友情です。けがれなき清らかな関係ですとも。
「わーーーー鈴ちゃんかわいいーーーっ!!僕も似合うけど鈴ちゃんも超似合ってるぜぃっ!」
「え、えっと ありがと……あ、あの ウェンディちゃん か、顔が近い、近いかも……あわわ」
そんなかしましい声できゃいきゃい相手を褒めたり顔を赤らめたりしてるのはウェンディ・ロックビル(能ある馴鹿は脚を隠す・f02706)と綾峰・鈴(狂想ブラッドエッジ・f02936)の二人組。二人とも二人姉妹、歳も近くどっちも姉ラブと言う共通項持ち。似たもの同士仲良しさんなのである。
敢えて違うものを挙げるとすれば肌の色だろう。ウェンディが健康的な小麦色の肌。鈴があまり日に当たった事のない透き通るような白い肌。どっちも違ってどっちも良い。そして何よりも注目すべきは二人の衣装。
二人の肌の色と同じくウェンディが黒、鈴が白。
白黒合わせたバニーさんで御来場頂いてます。しかも只のバニーじゃない!!何が違うのか!?
ではここでもう一度二人の会話を聞いてみよう――
「おおー……着てみると横、結構開いてるんだねえ鈴ちゃんの。大胆デザインだ……」
「う、ウェンディちゃんのも……む、胸元大胆じゃない、これ……?こんなの着てるの……?」
お わ か り 頂 け た だ ろ う か ――。
則ち交換バニー。お互い手持ちのバニー衣装を取り替えっこしてのエントリーとなります。奇跡的に二人とも同じ身長だから為せる御業である。
え?なんで15歳と14歳が揃いも揃ってバニー衣装持ってるのか?細かい事は気にしてはいけない。まぁでもきっと国の法律かなんかで着用が定められてるんじゃないですかね??納税!
ともあれそんな事より衣装ですよ衣装、ご照覧あれ。
ウェンディはリボンを多くあしらったキュートなバニー。
だが侮るなかれ、こちら横腹の露出が多いサイドセクシー攻め仕様となってます。つまりスカイダンサーの名に恥じないセクシーな腰付きが!!遺憾無く!!発揮されている訳ですね!!すらりと伸びたおトナな魅惑の脚も忘れてはいけない。うーーーん健康美……
そして一方の鈴は白いカジュアルボンテージスタイル。
きゅっと腰を引き締めつつ重点的にご披露するのは無論御御足!片腿に巻きつけるガーター、もう片脚にはタイツソックス。一つの衣装で二種類の脚が楽しめるって寸法だ!!眩しいほどに白い脚線美と白タイツの調和……マーベラス……
更に見逃してはいけないのは、そう、鈴が恥ずかしがる大元の理由!必死に片手で胸元を隠すようにしてるのは……
賢明な読者諸君ならもうお分かりだろう!
そうしないと!!胸元がスカスカだから!!
胸部分が剥がれちゃいそうになるのである!!!
「う、うぅ……すーすーする、すーすー……」
悲しき哉、似た所の多い二人だが違う所もまたある。
つまり――貧富の差だ。後はもう解って頂けますね。
「あれ、サイズ合わなかった?僕もねぇ、ちょっと胸元だけキツくて……気をつけないと溢れちゃいそーだぜっ!」
「 」
一瞬スン…とハイライトの消えた目になる鈴。格差社会!
「まぁいいや!ほらほら鈴ちゃん僕達のいちゃいちゃもっと勇者さんに見せつけちゃおうぜ~!サービスサービスっ!」
「え、う、うん、力を借りるためには仕方ないもんね。頑張ってサービスするの、しようね」
とまぁこんな具合で仲良しこよしな白黒陰陽合わせの如きバニーなのだった。
更に言えばなだらかな胸元と覗く隙間(これはこれで良い)!そして今にも溢れ落ちそうなたわわ(言わずもがな良い)!選り取り見取りなのである。
正直刺激が強すぎませんか!大丈夫ですか童◯勇者!?
『ムリ』
知ってた。
だばだばと蛇口捻るみたいに鼻血みたいなの垂れ流してるのがお二人の仲良しパワーの結果です。
「うわーお!効果覿面?」
「わ、血なの。えっ幽霊って血でるの?」
血(残留思念)なので厳密には血じゃありません、大丈夫。少なくとも吸血意欲を刺激する様なもんじゃないです。成分的にも絵面的にも。安心!
『有難う、良いものを見せて貰った……これは僅かだけど御礼だ』
シュピーン!勇者の言葉と共に二人へ強化が施される!
「そんなお金渡すみたいに言われても僕達ちょっと困っちゃうぜ」
「あとちょっと気持ち悪いの」
辛辣!
『…………』
おっと流石に傷ついたか勇者?
あっいやむしろ強化は……強くなってますね。ハイ。
これはこれでイイらしいです。勇者は傷を負って尚猛る存在なので仕方ないですね。 なお鈴ちゃんの目はちょっと険しさを増しました。そらそーよ。
「ほはは!大変良いものを有難うございました!」
そしてすかさず現れる変態老紳士!
二人への感謝も忘れない。何故って変態である前に紳士だからだ。
えっなんで強化される前に二人を邪魔しなかったかって?止めたら二人のいちゃいちゃ見れなくなっちゃうからに決まってるでしょう。ちゃんと見ないと。紳士であり変態なので。
「では御礼代わりに私の絶技を披露しましょう――と言うわけで下着貰ったァァア!!!」
あっごめんなさい紳士と変態である前に糞下衆野郎でした。
そんな訳でいつの間にか集っていた盗賊団と共に襲い掛かるパンテスキ――!
どうするバニキュアな二人!
「おっとぉそーは問屋が卸さないぜぇ!いくよー鈴ちゃんっ!わん、つー、」
迫る敵を前に気負う事なし、ウェンディは鈴の手を握る。
「あ、う、うん。頑張る、頑張るの。さん、」
鈴も差し伸べられた手を取り――!
「「はいっ!!」」
ビュン――ッッ!!
目にも止まらぬ速度での跳躍ッッ!
「「「ぐ、グワーーーーッッ!?」」」
「な、何――っ!?」
見えるのは最早素早く飛び交う影のみ!その影が舞う度に盗賊団らが弾けるように吹き飛ばされていく!
「はっはぁー!そんな速度じゃ僕の下着には届かないぜぇっ!折角際どいの履いてきたのになーーっ!ねぇ鈴ちゃんっ」
「えっ!?えっ、えっとわたしは……あれ、どんなの穿いてたっけ……?」
「ぐ、ぬぬ……っ!!なんたる生殺しだッッ!!?」
明確な挑発、しかし手出しは出来ない、それどころか捉えられもしない!聞こえるのは二人の声だけ、姿形は皆目検討もつかずただただ嵐のように影が吹き荒れ盗賊一味が吹き飛ぶ!
一体何が起きているのか!?
実況残留思念のマイクさん解説をお願いします!!
《ではカメラ(残留思念の応用)で捉えた映像をスロー再生してみましょう。ご覧下さい(ギュイイイン)(超減速再生する音)》
これは……ああ見えます!!
手を取り合い舞踏のように戦場を飛び舞うバニキュアの二人!向かい合い手を取り合う様はワルツの様です!
《ウェンディ選手は持ち前の高速機動とスカイダンサーの本領、パートナーの鈴選手はお姉さんの剣技一式を舞踊と言う括りで再現する事で対応している様です》
姉君のユーベルコードはどれも舞踊と付いていますからね、成る程これも解釈の一つ!それにしても舞踊と言うには密着度がかなり高い模様ですが……!
《お互いの体をぴったりくっつけるようにしてますね》
これにも何か理由があるのでしょうか……!?
《明確なメリットがあります》
と 言うと!?
《両者ともこうする事で――胸が溢れません!!!》
クレバー
賢明――ッッ!!
こうする事でウェンディ選手は溢れそうな胸元を鈴の胸で抑えることが可能!鈴選手は空間の空いた胸元をウェンディの豊かな部分で塞ぐ事ができる!
凹凸が嵌るかの如きナイスコンビネーション!
《鈴選手が些か複雑そうな顔をしてるのもポイントですね》
それもまた美味しい所です。解説有難うございました。
「ぐ、グワーーーーッッ!!!!?」
そして解説が終わってみればパンテスキもろとも呻く下着泥棒が山のように積み重なっているではないか。
一ミリたりとて下着泥棒一味に手出しさせる事もなく、余裕綽々で無事完勝する二人なのだった!
「いぇーいっ!圧倒的勝利ぃっ!」
「い、いぇーいっ」
ぱちーん!ハイタッチの気持ち良い音が戦場に響く。それは何とも気持ちの良い、晴れ晴れとした音なのだった――。
〆には良い感じの絵面になりましたね。この辺で筆を置く事としましょう。
《最後に一言言わせて頂けるなら――鈴選手の下着はアメリカンスクールの黒い紐な奴だと良いなと思います。マイクがお送りしました》
最低のコメントで〆たな。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
キッテン・ニコラウス
えー……こんなのと心通わせなきゃダメなの?マジで?
はー……まあ仕方ないか
(スッと脚を上げる)
ほら、何ボサっとしてるのよ
踏んであげるから脚の下に来いっつってんのよってうわ食いつきやっば顔きっも
これで満足した? はいじゃあ行って
そうやってハロルドを戦わせるけど、敵も抜け目ないわね
一瞬の隙をついて下着持ってきやがったわ
まあ下着盗ってキャッキャ騒がれるぐらいどうってことないんだけど
一番地味なやつ(※キッテン基準)だし
ただねー、それでキモいはしゃぎ方されるのは流石にねー、ええ
【アイス・ランス・ショット】!!!
よし、静かになった
ついでにハロルドも静かになったけどまあいっか
●眼鏡がめっちゃ圧をかけられたそうです
きゅぴーーーん!虚空が突如煌めく。
グリモアによる転送である。後発の猟兵がやってきたのだろう。そして次に現れた猟兵は――!
「今ここにうちのウェンディがいなかった!?!!?」
すっげえ剣幕とイカしたオリヤ絵師の迫真の表情(ルビ:顔IC)で現れるのはキッテン・ニコラウス(天上天下唯我独尊・f02704)!
妹の姉ラブに引けを取らない妹超ラブなウルトラお姉さんのエントリーだ!
え?姉妹で苗字違う?宇宙と駿河湾に名(汚名)を馳せた父親の苗字は名乗りたくないんだそうです。紹介終了。
でもすみません妹さんの出番終わっちゃったんですよ。
「はぁっ嘘でしょ!?!?そんな……この私ともあろうものが遅れをとるなんて……」
がっくり項垂れるキッテン。うーん出鼻を挫かれちゃったな。
「はぁ……やる気失せた 帰るわ」
えっ速くも終了!?まだ字数的にリプレイ提出もできませんけど!?あっ今丁度400字(←ココ)になりましたね。
それではこれにて終了です。おつかれっした。
大成功 🔵🔵🔵
『いやいやいやいやいやちょっと待って』
そうですねさすがにいくらネタ依頼でもそれはなんかまずいですね。
これにはハロルドもキッテンの前に馳せ参じ静止する構えである。
「ん?アンタ私の邪魔すんの?いい度胸じゃない」
『ヒッッ』
これにはキッテンおこである。表情は笑顔な辺りがかえって怖いキレ方だ。
おお勇者よ!怖気づいてそのまま道を譲ってしまうのか!?
「あ、お姉ちゃんも来たのーー?わー頑張ってねえーー!応援してるぜっ!(外野からの妹の声援)」
「勿論よウェンディ見てなさい!!!オブリビオンなんてさっさとブチのめしてやるから!!!」
滅茶苦茶変わり身が早い!!
妹が応援してくれるんなら頑張らざるを得ませんからね。そんな訳でギリギリの所でリプレイ継続、継続です。
「で?私は何すれば良いわけ?」
あれっご存じない?
《恐らく妹氏に駆けつける事第一義で依頼内容はすっ飛ばしてきたのでしょう》
様子からすると納得です。
転送したグリモア猟兵も剣幕にビビった事でしょう。実況残留思念のマイクさん解説有難うございました。
「えぇっとねー、勇者さんと心通わせると協力して貰えるんだぜっ!具体的にはちょっとセクシーな目に逢いたいらしぜっ」
「へぇ、セクシーな目……は??????????????????」
『ア゜ッッ』
圧の強い笑顔再び!キッテン、キレた――ッッ!
キレるポイントは何処だったと思われますかマイクさん。
《心を通わせる内容如何よりは妹氏にセクシーを提供されたハロルド殺すべしと言った所でしょう。その場に自分が居なかったのにという八つ当たり的なアレソレも込みかと思われます》
大変貴重な光景でしたからね。ではそんなキッテン氏、どんな行動を選択するのか――!
「――せ」
『えっ あ あの はい?』
「 伏 せ っ つ っ て ん の よ 駄 犬 」
ド ン ッッ !!鋭く底冷えする眼光、めっちゃドスの効いた低い声!
『キャイーーーン!!!!!』
これには勇者も溜まらず下僕(イヌ)にジョブチェンジだぁ――ッッ!!お腹を見せ服従のポーズ!そしてそんなハロルドッグの顔面に容赦ない足!!
『アオーーーン!!!!?!』
「うわぁ顔きっも(素の反応)」
心からの罵倒がキッテン氏より飛びだします。遠吠えは悦びから生じたものと判断すべきでしょうか。
《スポーティに引き締まった褐色の美脚から繰り出されるストンプ。上下する太腿の躍動、揺れるスカートとその最奥、垣間見えるヒップラインの丸み、夏の大三角形(シャイニングデルタ)。M気質も垣間見える彼には極上のご褒美でしょう》
丁寧な解説ありがとうございます。良く勇者やってられたなコイツ。
「これで満足した? はいじゃあ行って」
『ワンッッ!!!!』
心までイヌと化したハロルド、気合十分に猛ダッシュでパンテスキへと果敢に立ち向かっていく――!!
「はぁ……馬鹿みたい。ウェンディの可愛い姿も見れなかったし……」
《あ、録画映像(残留思念の応用)ありますよ。ご覧になります?》
「えっ何そんなのあんの さっさと言いなさいよホラ早く出して早く!! きゃーーーーーー!やだぁバニーウェンディじゃない超可愛いーーーーさっすが私の妹ね超セクシーだしキュートあっ鈴もいるじゃない良く見たら二人の衣装交換してるのねすっごく似合ってるわ二人ともバタバタ敵倒してくのもカッコいいじゃないもーーーちょっとこれどうにかして持って帰れないのアンタ」
完全に映像に夢中でいらっしゃる。
しかしそこへ隙を突くようなパンテスキのアンブッシュ!
「ほはは油断めされましたな!!イヤーーーッッ!!」
スッパァァァーーーーン!!居合抜きと見紛う高速下着ドロ!
「えっなに? あっなんかすーすーする」
まッッッッたく動じないウェンディ。どっかのサングラスサイキッカーの方がよっぽど初々しい反応だったぞ!!
「くくく……此処にまた一つ我が宝……が……な、なんだとっっ!!?!」
そして戦利品を見るパンテスキ――いやだがっ!その表情が強張り震え出した!これはどういう事でしょう!
《気圧されているようですね……よくご覧下さい、彼の手にしたものを》
おお……あれは!!
ド ギ ツ イ
存 在 感 26―――ッッ!!!パッション&ビビッド!!
唯の下着とは到底思えない""ギラツキ""を放つそれにパンテスキ、蛇に睨まれた蛙の如く動けないッッ!!
「え、何よそんな下着くらいで。地味(※キッテン基準)だからそんなツラしてんの?失礼ね」
ウ ソ だ ろ みたいな顔のパンテスキ。
な●うとかで見たことある流れだ。皆が驚いてるのって私の下着が地味すぎるって事ですよね?
「ただねー、キモい反応されるのは流石にねー、ええ」
不服そうにいうキッテン。そんな訳ではい、ラストスパートです。
「はいどーーーーん!!!!!!!」
『「「「グワーーーーッッ!!!?!」」」」』
魔術炸裂ッッ!氷の槍が幾重にも降り注ぎ変態どもを一掃!おまけに勇者(犬)も吹き飛んだけどまあ些事ですね。
「うーーーん漸くスッキリ!どう、見てたウェンディ!」
「ひゅーーっ!!格好いい魔法だぜ流石お姉ちゃんっ!今度教えてー!」
姉妹の仲良き事は麗しきかな。では今度こそ綺麗に〆ときましょう。
勇者?行間で解凍しとくので無問題です。はい本物の青丸三つ!
大成功
🔵🔵🔵
ソラスティベル・グラスラン
えぇ……
い、いいえ、貴方も男の人ですからねっ
人々の為に惜しみはしません、わたしは『勇者』なのですから!
【勇気】を出して、かっちり着込んだ冒険者服、胸のリボンをしゅるりと抜いて
実は最近、ちょっときつくなってきた胸元を少しずつ…etc
も、もうだめですー!?
はいっ、みせるものは見せたんですから協力してください!
【盾受け・オーラ防御】で全力で守りを固め、突撃!
【怪力】で大斧を振り回し、全てを薙ぎ払う!今のわたしは羞恥で無敵です!
汝、僅かな不純はあれどその【勇気】に曇り無き者!
『勇者ハロルド』よ!世界を救い竜を討つ力を、我が手に!
全てを薙ぎ払う【範囲攻撃】の衝撃波
暗き夜闇に、黄昏の光を落とす―――ッ!!
●英雄とは、字に書いて如く。
「えぇ……」
これまでの惨状を眺めつつ、燃えるような橙の髪を持つ竜の少女、ソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)の口から零れた言葉はまずそれだった。
なんかもう酷い、ありとあらゆる意味で酷い。
なんてトンチキな戦場に来てしまったんだとちょっぴり後悔したりもするのかもしれない。
そんなソラスティベル、ぶんぶんと一度頭を振る。勇気・気合・根性!
「い、いいえ、貴方も男の人ですからねっ」
男のヒトってそういう所があるらしいですから。
ちょっとここまでアレなのは珍しいかもしれないけどそういう事もあるんでしょう。
世の中多様性です。
「人々の為に惜しみはしません、わたしは『勇者』なのですから!」
なんて献身的――!!その身を惜しまない心優しさ、まさに勇者の鑑である。
そんな彼女を前にしたハロルドの反応やいかに!
『てぇてぇ……』
感動。彼女の健気さと尊さって奴に打ち震えている。
スケベ残留思念、今世を生きる少女の中に勇を見た!なんかもうここまでのやりとりだけで強化いけるんじゃない??
そんなハロルドの様子を知ってか知らずか、ソラスティベルは事前に聞いてた通りに彼と心を通わせる為の準備をする。
「ん、よいしょっと!」
『"!?"』
どっかの推理漫画の吹き出しみたいなマークを心の裡に浮かべるハロルド。
ソラスティベルがとった行動、それは――見よ!しゅるりと付けていたリボンを抜き取ったではないか!
「ふぅー……」
かっちりと閉ざされていた冒険者服の首元が緩められぽよんと解放されるのは――おお、見事な"竜の山脈(バスト)"――!!!
季節は皐月、やうやう暑くなりゆく今日この頃。
丈夫さを重視した為に通気性は二の次になった為、いささか蒸す少女勇者の服の中。中に着ているインナーもしっとり汗ばんで肌に密着するようになる訳だ。当然豊満なバストラインも浮彫りになる!
なお齢十六、心躍る冒険に弾む胸はまだまだ発展途上である。伸び代を感じざるを得ない。
「最近ちょっとキツくなったので。緩めると解放感がありますねぇー」
ぱたぱたと服の襟元を煽るソラスティベル。引っ張って伸びたインナー、その奥にちらちらと見える肌色の"竜の渓谷(たにま)"!
それを思わずじっと見つめる勇者ハロルド。じぃーーー。
「……はっ!?」
解放感が先行していたが状況を思い出した少女勇者!
「も、もうだめですー!?」
キッ!とした顔で涙目で睨むソラスティベル!顔を赤らめぎゅっと胸元を庇うようにする。
両腕で胸を抱くようにするのでむぎゅっとされた胸がより強調された感じになる。
思わぬご褒美のお代わりだ!!
ではハロルドさん何か一言どうぞ。
『……』
『有難う……』
漢ハロルド、はらはらと涙を溢す。
穏やかであり全ての戒めから解き放たれたかのような、それはそれは優しい微笑を湛えての男泣きだった。
我が生涯に一片の悔いなし。もう死んでるけど。
「えぇ……」
一方のソラスティベル、軽くヒいた。
「え、えっと、はいっ!!みせるものは見せたんですから協力してください!ねっ!ほら敵もそろそろ倒せそうですし!」
ソラスティベル、上手い感じに意識を切り替えハロルドを焚きつける。
此処までしぶとかったパンテスキも流石に満身創痍、そろそろ決着のつけ時だ!
「ほはは……だがまだまだですよ!!この世に秘められし宝ある限り私は決して挫けません!!」
何格好いい感じに言ってるんだろう。
「そんな訳で貴方の下着の色を教えて頂けますかなマドモアゼル!」
「言う訳ないでしょう吹っ飛ばしますよ馬鹿なんですか!!!?!?」
顔を真っ赤にして怒るソラスティベル。
そうです馬鹿です。マスコメにもそう書いてある!
「口を割って頂けないならば手ずから確かめるまでですね――!」
「えぇい負けませんよっ!!ハロルドさんっ力を!!」
それを見てソラスティベルも大戦斧を構えつつ、残留思念と化した英雄に声を掛ける。それを聞いたハロルドも莞爾として頷き口を開いた。
『ああ、良いものを目にした!うおぉ礼代わりに少女よ!!昂ぶる我が魂(パトス)を――――』
「あっいえそう言うのはいいので」
『えっ』
思わずのソラスティベルの静止。
なんか違った?みたいな顔のスケベ英雄(故)、呆け面でソラスティベルを見る。
一方のソラスティベルはと言えば――――
飛び切り澄んだ青い瞳で、屈託なく笑って堂々と言うのだ。
「"英雄"なんですから。折角だからそれっぽく行きましょうよ。ねっ?」
『――――』
尚も呆ける残留思念と化した男。
幾許かして漸く口を開く。
『――こんな大馬鹿者を、まだ"英雄"と――そう呼んでくれるのか、君は』
「勿論。だって――確かにあなたはこの世界を守った人の一人なんですからっ!」
熱き言葉は堂々と、命なき思念の英雄へと向けられる。
『――そうか』
ならば。
『いざ征かん、竜の少女にして今を生きる勇者よっ!!!』
「はいっ!!」
応じるソラスティベルが祝詞のように言葉を紡ぐ。
「――汝、僅かな不純はあれどその"勇気"に曇り無き者っっ!」
そう、不純はあったろう。
此処までで胸チラをみて男泣きしボディタッチで興奮し戦友二人とエロトークに花咲かせ四人分のバニーを堪能し一名に足蹴にされ悦んだ――ほんとに僅かか??
いや僅かなのだ。ソラスティベルの度量を以てすれば僅かのうちである。勇者の器はデカイ!
――ともあれ、そう。
いくら彼が不純であろうと、身を粉にしその身を賭して大いなる脅威に立ち向かい、果敢に戦い命を奉じた。
その事実は変わらないのであれば。
今生今世、懸命に、まっすぐに。
そう呼ばれるものの生き様を貫く者として。
今は亡き先達の"勇ましき者"たる彼に、ありったけの、奮い立つ勇気を込めて、ソラスティベルはこう叫ぶ――!!
「――"勇者ハロルド"、嘗て竜と命を賭け闘いし英雄よ!!世界を救い竜を討つ力を我が手に!!!」
"英雄"とは字に書いて如く。
雄に英いたる者。
強く勇ましき者の冠す称号なれば。
『応!!嘗ての二つ名"剛腕無双"ハロルド・E・ロイドッッ!新たなる時代の勇者に敬意を表し――我が全身全霊全力を授けんッッッ!!!』
嘗てその雄志を抱いた者として、次世代を担う者にその志を――!!
旧くはこの地に轟いた名を掲げ、今は魂のみと成りし勇者ハロルドが、ソラスティベルにそのありったけを託す!!
「ほはは、何を戦場で助長な事を!!隙だらけですよ―――ッッ!!」
「「「イヤーーーッッ!!!」」」」
裂帛の声とともに最後の力を振り絞り躍りかかる盗賊団、そしてパンテスキ!
しかし、嗚呼、見るが良い!
「――沈むその時、一際輝く!!」
豪腕無双の英雄より託されし力を受け、黄金の如く眩く輝きし少女勇者のその姿!
「纏めて――」
掲げるは蒼天の大斧。
その刃が纏うは暁の色に燃え上がる闘志。
いざ、日が沈むかの如くに振るわれし、剛毅なる破光一閃。
暗き闇夜を払う、その名こそ――!!!
「吹っ飛んでくださぁぁぁぁあいッッッッ!!」
-サンセット・クラウン-
"黄昏に沈む王冠"――――ッッッッ!!!
「――なっ、こんな……馬鹿なぁぁぁああぁあっっ――――!!!?」
ッッズ、ドオオオオオオオオォォォオォォンッッッッ――!!!!
斧刃が地に突き刺さり――冠、若くは日輪のように咲き、邪なるものを呑みこむ。
後に残るのは静謐、そして――オブリビオンなき戦地。
蔓延る過去の骸は滅びた。
故に、此処に幕は降り、数ある英雄譚と同じ形で結びを迎えるのである。
えっネタシナリオの筈なのになんだかオチが綺麗?
まあ偶にはこう言うのも良いでしょう!
では――締めの言葉をどうぞ!
「――――これにて一件落着っ!めでたしめでたしっ!!」
大成功
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