帝竜戦役①〜精気を啜る淫魔の女王~
●群竜大陸へ
其処は、妖しい邪力を持ち…迷いし生者の魂を喰らう闇の森。
天空に浮かぶ群竜大陸にある恐ろしい力が宿った森の一角、一体の淫魔が待ち構える。
「…この気配、来るわね…イキの良い生者たちが…♪」
森の中に似つかわしくない、露出めいた格好に蝙蝠の羽を生やす女性、彼女はこの一角に棲む淫魔…それも『女王(クイーン)』を名乗る上級淫魔。
ごく稀に迷い込む人間を根こそぎ快楽漬けにして精気を吸い尽くす事はしていたが、それでは物足りないと感じていた頃、待ちに待った強者…猟兵達の到来に舌なめずり。
「帝竜云々に深く思い入れある訳じゃないけど、こうして強き人間達を招くきっかけを与えてくれた事には…一度感謝しておかないといけないわね♪…ウフフ、如何に屈強な人間が来ようとも…この森の魔力と私の淫力の前に、果たして何秒持つかしらね…?」
世界を滅ぼす役目を与えられながら、彼女が只々望むのは一つ…強者の魂を快楽に堕とし、その力の源…『精気(経験値)』を吸い尽くして弄ぶことだけ。
恍惚した目をぎらつかせ輝かせながら、女王は敵の到来を待つ…。
●魂を啜る森で待つモノは…。
「皆も知っての通り…アックス&ウィザーズで群竜戦役、つまり…戦争よ。」
アックス&ウィザーズ、それは剣(斧)と魔法と冒険者の世界。
そこへ配下の帝竜達を引き連れた、オブリビオン・フォーミュラーの【帝竜ヴァルギリオス】がこの世界を世界を滅ぼそうとしているという予知が、グリモア猟兵達に届けられた。無論、同世界の出身者でもあるロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)も例外ではない。
情報によれば、予想より早く群竜大陸に猟兵達が侵攻してきたことに危機感を覚えた敵勢力は、計画を前倒しにして大規模な戦争を仕掛けてようとしているとの事だ。
「いうまでもないケド、帝竜大軍が本格的に動いたら、間違いなく世界は竜の息吹で黒焦げ…つまり崩壊へと向かうわ。ソレを知った以上、何もしない訳に行かないわ。」
そう…今ならまだ、大攻勢に出る前に此方から仕掛けて計画を阻止できる、猟兵達ならそれが可能なのだ。…ただし、その前に立ちはだかる障害の突破が必要だが。
「…という訳で、貴方達に攻略してもらう場所は『魂喰らいの森』の一角。其処にいる敵、通称・『森の番人』の一体であるサキュバスクイーンの所へ向かって頂戴。」
『魂喰らいの森』、ロベリアが話す所に寄れば…此処に存在する動植物は生物の魂を喰らう邪力を有しているという。そして森に配置されたオブリビオンは『森の番人』と呼ばれており、訪れる者の魂を吸い取る能力を得ていた。
その中でもロベリアが伝える敵・サキュバスクイーンは…、ある意味でその能力に特化させた強敵であろう。女王に匹敵する快楽術に加えて森の魂喰らい力が合わさり、今の女王は巨象の精気も10秒で吸い尽くす程の吸精力だ。無策で行けば、猟兵達も即死…。
「…ただし、この森の邪力に対抗する策が一つあるわ。ソレは『貴方達の楽しい思い出を強く心に念じる事』。ただ思い浮かべるだけじゃダメ、その思い出が背景として思い描ける位、或いはその時の感情が出せる位でないと。」
魂喰らいの森は楽しい思い出の力に弱く、強く念じれば邪力に抵抗…或いは無効化する事が可能である。封じてしまえば、相手は只の快楽を好む淫魔なので倒すのは容易だ。
「まだ序盤だから、こんな所で足止め喰らってちゃあ世話ないわよ。…後言うまでもないケド、相手が可愛い淫魔だからって誘惑に乗って快楽に興じてるとか駄目よ?…本当は私だって行きたいくらい…ケフン、何でもない!それじゃ、皆よろしくね。」
と、ロベリア嬢は森に続くゲートを開いた。
才都朗
戦争シナリオで初っ端からコレ引き当てた時点で、運命と悟ったよ。
MSの才都朗(さいとろうと読む)です、戦争シナリオ初挑戦です。
本シナリオは一章で完結する戦争シナリオです。
普通に倒してOKですが、『❤』を付けて淫魔にヤられ…いや、倒してくださいね!
●プレイングボーナス
プレイングボーナス……楽しい思い出を強く心に念じ、魂すすりに対抗する。
※当シナリオにおいてのみ、女王様にヤられてからの逆転プレもありとします。
(女王様よりアイツとヤる方が幸せなんだ~!…的なノリで)
●この戦場で手に入れられる財宝
財宝「魂喰らいの森の核」……最高級の牛肉の味とサボテンの果肉のような食感を持つ球形の核。半径25cm程度で金貨500枚(500万円)の価値。
それでは皆さん、よろしくお願いいたします。
第1章 ボス戦
『サキュバスクイーン』
|
POW : エナジードレイン☆
自身の【獲物の経験値】を代償に、【捕食/蹂躙/奉仕/誘惑/ダンス/継戦能力】を籠めた一撃を放つ。自分にとって獲物の経験値を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : エナジードレイン♪
自身の【獲物の経験値】を代償に、【限界突破する妖艶なる捕食モードの自身】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【捕食/蹂躙/奉仕/誘惑/ダンス/継戦能力】で戦う。
WIZ : エナジードレイン♡
【限界突破する妖艶なる捕食モード】に変形し、自身の【獲物の経験値】を代償に、自身の【捕食/蹂躙/奉仕/誘惑/ダンス/継戦能力】を強化する。
イラスト:黒江モノ
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠二色・ありす」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アリス・セカンドカラー
『❤』
欲望の権化たる私は過去様々なオブリビオンを捕食してきた。その楽しい思い出を胸にサキュバスクイーンも捕食して思い出の一ページに加えるわ☆
苦戦してもパワーアップできるので、最初は責められるかも?
で・も、代償にされた経験値の封印を解くことでリミッター解除♪私の一部を取り込むなんてうかつ過ぎよ☆それを操縦することで限界突破した快楽属性攻撃として蹂躙、更にサキュバスクイーンの秘豆に魔力溜めして肥大化させ騎乗して大食いで咥えこんで捕食。継戦能力による抜かずの連戦でエナジーを略奪する秘密のダンスで搾り尽くすわよ♪
更に更にパラサイトテンタクルで脳くちゅくちゅ☆
えっちなのうみそおいしいです♡
最初に森に降り立ったのは、我らが魔少女アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)…ってアカン、しょっぱなから強敵(猟兵)じゃんか!!
『あ~ら、最初の獲物は貴方?…なんか小さいケド、ちゃんと食べられるカシラ?』
一方、サキュバスクイーンは彼女の事を露ほども知らない故に只のおこちゃまと思い違い、すぐさま淫魔の瘴気をアリスにぶつけてくる。過去に手に入れた経験値を代償に敵を快楽技能と吸精力を高めるが、更に森の力によって極限まで昂り…触れるだけで、アリスすらも流石に少々ぐらつきあっという間に組み伏せられてしまう程。
『ンフフ、先ずは前菜頂き♪』
其の儘彼女の控えめな体に舌と指を這わせ、性感帯や足の付け根の間の感じやすい部分を責め立てて快楽漬けにし、彼女から経験値を奪おうとする、しかし…。
「…この程度、欲望の権化たる私は過去様々なオブリビオンを捕食してきたわ♪」
寧ろこの苦戦はアリスの想定内、すぐさま受けた快楽を糧に展開されるアリスワールド。そこで展開される幻影は、彼女によって喰われ…もとい、『幸せ』な時間を過ごしてきた淫魔やオブリビオン達の尊き思い出(18歳未満は閲覧禁止です♪)。
『うわっ…この子達…こんなに嬉しそうに悦んで、羨まし…ってしまった!?』
その尊き想い出についつい夢中に見入ってしまったクイーンだが、彼女すら羨む尊い思い出は、森の呪力もあっという間にアリスワールドに上書きされる。更に…。
「ウフフ、迂闊過ぎよ…私の経験値を奪うだなんて…♪」
『何…って、あぁああああん!?ナニコレ、体が…熱、あはぁん!❤』
突如体の内側から性感帯…と言うより電気信号を直接弄られた様に敏感になり、思わず自らの体を抱いて蹲るクイーン。アリスがクイーンが吸い取った経験値を操作しているのだ。…何でもありだなこの魔少女。
「おっとまだよ、貴方もこれから尊き1ページに加えてあげるんだから♪」
だがこれで終わらないとばかりにアリスはクイーンを押し倒して跨ったまま、クイーンの下腹部の豆に魔力溜めて肥大化させる。まるで男の持つソレの様な形状となった秘豆にアリスは騎乗すると『ニュルン❤』と己の中に全部咥え込み、そのまま間髪入れずに体を上下させてクイーンに快楽を叩き込む。そして仕上げとばかりに、お得意のパラサイトテンタクルをクイーンの頭の中へと突っ込んでの脳くちゅ攻撃とヤリたい放題である。
「えっちなのうみそおいしいです♡」
『はぁ~ん❤駄目、頭も体も…あぁ❤全身が気持ちよすぎ、あ、あ、あ、ああぁ~~~~!!❤❤❤』
…正直どっちが淫魔なのか分からない状況となり、クイーンは魔少女の手によって、あっという間にため込んだ『経験値』の大半を搾り取られてしまうのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アルタ・ユーザック
【♥♥♥。描写タイミングはお任せ】
【抵抗中に考えたこと】
(眸の青色を彷彿とさせる、紺青のボートネックのドレスはプリンセスラインを着て参加したパーティーで食べた料理…美味しかった…。口中で肉汁の旨味が一気に広がるビフテキ…、緑の絢爛が目に楽しい季節の野菜を並べて固めたテリーヌ…、噛めばぱりりと乾いた食感に香ばしさがついてくるローストチキン…、羊の滋味が濃厚なアイリッシュシチュー…、飛び切り甘いアイスクリン…。初めて参加したパーティーだったけど…すごく美味しかった…)
「また美味しいものを食べるために…『魂喰らいの森の核』を食べるために…ここで負けるわけには…いかない…『氷雪嵐』っ‼」
『ちょ、一寸油断しただけよ…、この程度何ともないわ…!』
とは言うものの、初手から大打撃を受けてしまった事に焦りを隠せないクイーン。
何とか森の呪力が濃い場所まで退く事で、事なきを得たのだが…。
「あれが…、この森の番人かしら…?」
其処へ間髪入れずに続いて現れたのは、アルタ・ユーザック(クール系隠密魔刀士・f26092)である。
…性事情には疎い彼女だが、オブリビオンなら倒すだけと『氷桜丸』を構える、しかし。
『アハハ、何処見てるの…こっちよ!』
何度も言うが、森の呪力がある内はクイーンの独壇場である。
隙を見せずに構えたとしても、魂を啜る森の呪力は知らずの内に彼女の精神を奪い、クイーンの奇襲を受けてあっという間に組み伏せられる。
『さっきは油断したから、遊ばせてなんて上げないわ、一瞬でイカせて…全部吸い取ってあげる❤』
容赦しないとばかりに、彼女の着ている衣装~肌を露出しない衣類と下着~を強引に剥ぎ取ると、すぐさま彼女の双丘を貪り、更に空いてる手はその下腹部の一番感じる箇所に指を這わせ…ず、一気に縦すじに二本指を突っ込み掻き回す。
このままアルタを快楽に堕とし、その生命(経験値)を奪い尽くす為に…。
然しアルタは…、強引な快楽に体中を火照らせながらも、心に想い出を巡らせる。
(眸の青色を彷彿とさせる、紺青のボートネックのドレスはプリンセスラインを着て参加したパーティーで食べた料理…美味しかった…。)
彼女の口内に広がるは、淫魔の口づけでなく美食の記憶…。肉汁の旨味が一気に広がるビフテキ…、緑の絢爛が目に楽しい季節の野菜を並べて固めたテリーヌ…、噛めばぱりりと乾いた食感に香ばしさがついてくるローストチキン…、羊の滋味が濃厚なアイリッシュシチュー…、飛び切り甘いアイスクリン…。
ソレは彼女が初めて参加したパーティーで食べた物、それは彼女には今でも聡明に思い起こせる美味な想い出…!
『何よコイツ…、コンナ激しくしてるのに何で堕ちないの…!?』
そんなアルタに苛立ちと焦りを見せるクイーンは、次第に彼女の想い出の力によって、呪力を失い…力が弱まってる事に気付かない、それが最大の油断だった。
「また美味しいものを食べるために…『魂喰らいの森の核』を食べるために…ここで負けるわけには…いかない…『氷雪嵐』っ‼」
『ぎゃああああ!?この女、あれだけ責め立てたはずなのに、何処にこんな…!』
快楽漬けできると油断していたクイーンは、森の呪力を無効化されて抵抗する間もなく直撃してしまい、全身に氷の花弁を突き刺した儘に這う這うの体で引き下がる。
「ん…、もう少しで倒せるかな…?…でも。」
冷静になったアルタは、自らの状況を再確認し…思わず赤面して自身を抱いてしまう。それもその筈、反撃する直前までクイーンの好き放題に貪られたせいで、身に着けるモノは役目を果たせず…。ありていに言えば、『生まれた儘の姿』と言う状態でである…。ついでに思いだした様に、此処まで弄られた快感が頭にも反響し始めてしまった為、服を着なおして火照りを沈める事にしたアルタであった…。
大成功
🔵🔵🔵
須藤・莉亜
「こりゃまた、吸い殺し甲斐のありそうな敵さんだなぁ…。」
吸精と吸血の勝負って感じかな?
僕の楽しい思い出は、敵さんをボコってその首筋に噛み付いて血を奪った事かな。吸い尽くして喉が潤う感覚は病みつきになるよねぇ。
UCで吸血鬼化して、全力で血を奪いにかかる。深紅で敵さんの動きを封じて【吸血】し【生命力吸収】。僕の吸血テクで昇天させてあげるよ。
『ごふっ…嘘よ、私が此処まで追い詰められるなんて…何かの間違いよ!』
再び森の呪力を身に浴びながら、満身創痍な体を奮い立たせるクイーン。
少なくとも森の呪力がある限り負けないのだ、そう自身に言い聞かせながら
新たな敵の到来に備える、そして…。
「こりゃまた、吸い殺し甲斐のありそうな敵さんだなぁ…。」
現れたのは一人の青年、彼の名は須藤・莉亜(メランコリッパー・f00277)
美しい紫の長髪・瞳を携えた…ダンピールである。
『フフフ…ツキがあるわ、此処に来てようやく男に出会えたなんて幸運よ!
…一寸人間と違う様に見えるけど、この際関係なしよ!』
2度も女性に散々にされた反動か、途端に恐ろしくヤル気を奮い立たせるクイーン。
勿論、油断なく前進に森の呪力を纏いながら、クイーンは莉亜に迫る。
『吸い尽くしてヤル、お前の命も精気も…経験値もぉ!!』
もはや女王としてのなり振りも構う様子はない、呪力で強化した力で強引に組み伏せ、奪い取り尽くすダケ…そう考えていたのだが。
「へぇ…、吸精と吸血の勝負って感じかな?」
対して不利である状況ながらも、ぼんやりと表情を崩さずに…莉亜はクイーンの首筋に牙を突き立てる。
『なっ吸血鬼!?だが無駄よ、私が吸われるよりもあなたが尽きる方が早』
「吸い尽くして喉が潤う感覚は病みつきになるよねぇ…特に、敵さんをボコってその首筋に噛み付いて血を奪った時なんて、鮮明に残る思い出だよ。」
表情を変えず、不意に口走るのは…人間から見れば狂気に満ちた想い出。
しかし、それこそが彼ことダンピールたる莉亜の楽しき記憶。
ソレは意味ダンピールらしい、吸血衝動とソレを達成し満たされた時の
喉のうるおいと恍惚感、あぁ…今でも彼の眼には鮮明に赤色が蘇る…!
『ッ!これは…マズイ、呪力が…逃げ…』「ダメだよ、逃げるなんて。」
途端に呪力の喪失に気付いてクイーンは逃げようとするが、すかさず莉亜は
クイーンに拘束具…『深紅』をもって繋ぎ止め、逃がさない。
「さぁ…僕の吸血テクで昇天させてあげるよ、『どっちが先に死ぬのかな?』」
『いや…嘘よ、私が…【女王(クイーン)】が吸血鬼に吸い殺され…あ、あ、いやぁあああ~~!!?』
ソレは先程に似た悲鳴のような声、ただし最初と違うのは…快楽への嬌声でなく、純粋な恐怖と絶望への悲鳴…。やがて悲鳴が収まる頃、女王と呼ばれた淫魔は経験値はおろか命の源すらも莉亜の糧となり、消滅の道と辿っていくのだった…。
「御馳走様でした、記憶の片隅に遺す程度には悪くなかったですよ…。」
大成功
🔵🔵🔵