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光在れ――ふしあわせ

#UDCアース

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#UDCアース


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●不幸達の儀式
 私は恥ばかりの現実を過ごしてきました――一人の少女が溜息を吐いたら、脳髄に素敵な光が差し込んだ。ドロドロと戯れる闇の底で、幸せに成る為の神を視たのです。ありがとうと頭を垂れたら、星空いっぱいの赤点用紙が誤魔化される。転んだ日々もこれでお終い。今日からはきっと幸福なひとなんだ――その身を神様に委ねて笑って、一生懸命歩めばいい。それなのに。何であなたは。アナタは邪魔をするの。
 私達は実験動物で構わないから。ドウカ、光を魅せてください――星辰が揃い、現れるのは亜たる輪郭(カタチ)。

●グリモアベース
「貴様等、喩え完璧な人間でも必ずや襤褸を出すと思え。此度の依頼は『そういう』人類の縋りだ。クカカッ――UDCアースの夜の街。其処で邪神召喚の儀式が成されると視た。早々に阻止して否定するのだ」
 グリモアを弄びながらロバート・ブレイズ。教鞭を執る者が『用紙』をペラリ。誰かさんの名前と目も当てられない点数。おそらくは赤点だろう。追試と呼ばれる無間地獄が待っている。
「不幸――自嘲する少女達の想いは『偽りの光』と『膨らんだ闇』を招くだろう。贋作の幸福を滅ぼし、現の平穏を維持するが好い。簡単に纏め――【儀式の阻止】【少女達の掃討】【神の討伐】か。普段通りに成せば容易いだろうよ。貴様等、変な同情……感情を抱くなよ。有無に囚われた人間に『同然』など詰まらぬ説教だ――宜しく頼む」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 不幸な彼女等は何を願う。
 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『儀式の魔方陣』

POW   :    真正面から突入する

SPD   :    ひっそり潜入する

WIZ   :    情報を整理してから入り込む

イラスト:葎

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


煌めく星々が夜を魅せる時、少女達は跪いて『自分』の弱さを晒す――如何か、私達の不幸を取り除いてください――揃った形容(いのり)が光を孕み、地の底で闇が沸々と微笑む。壊すべき『カタチ』は描かれた魔法陣で、それは儚い彼女等の心を支えている。出来損ないの人間だって、生きているんだ。
――怖い。恐い。蔑まれるのが。嘲りに浸かるのが。死んでいるような現実が。バッテン塗れの答案用紙が――総てを捧げて幸せになれるなら、私達は魂だって棄ててやる。
髪塚・鍬丸
同情するな、か。言われるまでもない。逃げ出した負け犬はお互い様だ。俺の逃げ道に立ちふさがるなら容赦はしないつもりさ。
任務了解、だ。御下命如何にしても果たすべし。
取りあえずは潜入かね。儀式が行われるらしい場所に忍び込もう。
【遁甲の術】使用。【忍び足】併用。
姿形を持たない、透明体に転じる。影すら生じない不可知不定形の存在。忍び込めない場所は無い。
直行はせず、あちこちを探って【情報収集】しておこうか。どんな類の『神様』なのか。何が目的で何を望んでいるのか。邪神との対決は、一欠けらの情報が決め手になりかねない。神を侮る間抜けにだけはなるな。
自分の弱さは認めるべきだ。そこんとこは同感だよ、お嬢ちゃん達。



 同情するな――髪塚・鍬丸(一介の猟兵・f10718)は誰かに説かれた事を繰り返す。陣を囲む少女達はただの人間で、邪神に唆されたのか自ら手を伸ばしたのか。言われるまでもない。逃げ出した犬はお互い様で、餌を奪い合うのが生き残る為の術だろう。弱虫が吐き気を堪えるなんて、本当は難しい事なのだ。立ち塞がるなら容赦はしないさ。それは貴様等(我々)有象無象、悉くが似たような愚かだろう――任務了解、だ。御下命如何にしても果たすべし。
 潜り込まねば話は始まらず、しかし少女やらは警戒心が強過ぎる。妙な部分で隙間を作り、蟻と螽斯を間違えるのだ――色即是空――無色無臭を為して音を殺せば、容易く儀式場へと這入り込める。影すらも生じない不可視不定形の『者』。最早想像する事も出来ない筈だ。直行せずに探し回る不安定は『人間』の在り方そのものとも解せる。言の葉を拾いながら『神』が何かを弄って魅せよう。一欠片の情報が決め手と化すのだ。侮る間抜けから嬉々として死んでいく。
 光在れ――光在れ――光在れ。私達を悦んで受け取ってください。光(汝)よ――しかし光(汝)は混じり物で、私達とは似て非なる闇黒の貌――亜たる汝よ、誘い給え――生贄は居ないようだ。一心に少女達が祈っている。光なのか闇なのか『混沌』なのが厭な予感の種だが……自分の弱さは認めるべきだ。

 そこんとこは同感だよ、お嬢ちゃん達。
 ――ふしあわせ。不幸せ。不死遭わせ給え。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
【蜂皇族】

(「黒影。最初に行っておくけど儀式を発動させようとしてる女の子たちの心象を読み取る、なんて無駄はしないでね。」)
...せんせーもクロリアも
意味と意図は分かりますけど
無駄、とまで切り捨てるのは
いかがなものかと...

あぁ、いえ、すいません
ただの独り言です

ともかく女の子たちから
不幸を忘れさせないとですね
(黒影の影の中から儚く舞う蝶の大群が出現する)
支援兵さん!皆さんの華麗な舞で
不幸の霧を散らしてください!


播州・クロリア
【蜂皇族】

(黒影の目線に合わせるよう、少し屈みながら黒影に話しかける)
あにさん、不幸というのは人それぞれ基準が違います。
だから儀式を起こそうとしている彼女たちがなぜこんなことを
起こそうとしているのか、なんて考えるだけ無駄です。ダラキュです。

(若干、腑に落ちないながらも頷く黒影を見て背を伸ばす)

わかっていただけたようです。

さて、支援兵さんの舞に合わせて私も踊って彼女たちの現実逃避の手助けをしましょう。
(直立し目を閉じた後、両腕で自分を抱きしめるようなポーズをした後{白銀の旋律}で『ダンス』を始める)
このリズムは静寂と純真のリズム。
心を真っ白に、ただ、ただ、目の前の舞に見惚れていなさい。



 人と怪物の違いを挙げるならば、その考え方に引き篭もるだろうか――黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)。最初に言っておくけど『女の子』達の心象を読み取る、なんて無駄はしないでね――脳内の教導虫(せんせー)に釘を刺された人間は首を『斜め』に傾ける。あにさん、あにさん。隣の播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)はツンツンと肩に触れると『如何』説いた――不幸というのは人それぞれ違います。儀式の為に集った彼女等を『紐解く』事は無意味なのだ。考えるだけ【無駄】です。悪(ダラキュ)です――怪物と人は互いを観察し。結局は斜めの儘に言の葉を手繰る。
 意味と意図は理解出来る。転移する前も似たような事を言われた。それでも『無駄』と切り捨てるのは如何なものか……怪物の耳は兎よりも好いらしい。なんでもないと笑い返せば『いつも通り』が幕を開けるのだ。わかっていただけたようです――ただの独り言ならば問題ない。儚げに舞った蝶々が儀式場を抱擁する。
 支援兵が鱗粉を撒き散らせば少女達は恍惚に陥るだろう。夢が一晩で過ぎ去るならば、少しだけ眩んでも仕方がない。不幸せの霧を拭いながら発光が濃い隈を晒して往く――現実逃避を手助けをしましょう。それが救いと化す場合、果たして良(リア)と成るだろうか。白銀の旋律(リズム)が陣を蝕み、静寂と純真が『濁った』脳味噌に染み込んでいく――真っ白な世界が精神に広がり、其処が舞台と視えたならば光も闇も無価値に落ちる。ただ、ただ、目の前の舞に。目の前の酩酊に。
 怪物と人間の違いを示す場合、きっと貴様等は『こう』吐くだろう。人間こそが怪物なのだ。怪物こそが人間なのだ。何せ、疑問を持たないものは真っ白で。鬼を飼うものが真っ黒なのだから――光在れ――光在れ――あの光は別物だ。故に『不良的』で羨ましい。無意識化に沈むような『象』の炙り出し。
 難しいです、せんせー……脳内に蔓延る『むし』。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

化野・花鵺
「少女…少女…そこはかとないせぇふく臭を感じるぅ。最近あんまり依頼頑張ってなかったから、行ってみよ」
制服不足を感じて居た狐、せぇふく少女を助ける依頼と解釈し参加

「JKかJCかJSか…せぇらぁかなぶれざぁかなぁ。JSなら大負けに負けて学年帽やヘルメット、ランドセルでも我慢するけど…頼もぉう!」
妄想で頭がいっぱいな狐、正面突破で突入する
邪魔な扉や罠があったら、「フォックスファイア」で破壊する

「助けに来たよ、せぇふく少女!何から助けるのかは分かんないけど!」
「人間はね、せぇふくを着るためのトルソーなんだよ。制服着てるだけで尊みマシマシなんだから。他のことなんて全部ちっちゃいことだから気にしないぃ」



 普通普通と嘆いて鳴けば、本物に遭った時少女は絶える。耐えられぬ――化野・花鵺(制服フェチの妖狐・f25740)は緑色の真ん中に♥を描き、ギラつく眼球を忙しなく動かした。少女。少女なのだ。少女がたくさん在るならば、其処にはたくさんの『制服』が有るに違いない。せぇふくの臭いが僅かに鼻を擽り、頭蓋骨の中を弄っている。最近依頼に参加していなかった猟兵は餓えて涎がダラダラだ――せぇふく少女を助けないと。妙な解釈を成したなら儀式場へとコンコン歩もう。
 JKJCJS……せぇらぁぶれざぁより取り見取りか。JSたくさんなら大負けに負けて学年帽やヘルメットだ。紐がぶらぶらおどっている。そんな妄想を嗜みながらにやにやと陣を『視認』する。壁と謂うには雑なもので、罠と説くには特にない。ランドセルでも我慢するけど。嗚呼。もう辛抱できない――頼もぉう!
 狐火が邪魔な諸々をぶっ壊し、少女達の呆然面を……否。制服の群れを舐るように見る。助けに来たよせぇふく少女!!! 何から助けるのかはわかんないけど。人間はねせぇふく着るためのトルソーなんだよ制服着てるだけで尊みマシマシエベレストなんだから他のちっちゃいことなんて気にしないほらそこのせぇふくかわいいでしょうだからマネキンが何したって関係な――猟兵の暴走は少女達が目を回しても続きました。

成功 🔵​🔵​🔴​

九重・灯
邪神は災厄そのものですけど、邪神を求めるのも人間なんですよね……。
左腕の朱の契約印が疼くような気がして右手で押さえます。

まずは潜入。アイテム、夜狩人の点眼薬で暗視を得る。
『暗視5』

UC【天眼の導き】。首から吊した天眼珠を握って集中する。
物陰から儀式場を透視。少女達の位置を探ったり、なるべく身を隠しながら魔方陣に近づくためのルートを見繕ったりします。
『忍び足3、地形の利用5』

魔方陣に重要そうな祭壇などが配置されているなら、それから破壊します。
銃、ジャック・ランタンを両手でしっかり握って、引き金を引く。

邪神の儀式には生け贄が付きものです。
彼女たちは自分自身を捧げるつもりでしょうか……。



 自分が二人いたら好いのにな――少女の一人は呟いた。そんな事も知らずに九重・灯(多重人格者の探索者・f17073)は儀式場の近くで『潜入』の術を掻き始めた。邪神は災厄そのものですけど、邪神を求めるのも人間なんですよね……供物ヲ捧ゲヨ。左腕の朱(ドライバー)が僅かに疼き、右手で抑えても王の嘲りが骨を軋ませる。獣性を帯びた人間は何方の領域で生きれば好いのか。兎に角。夜を視るべく点眼し、金色の月(目)を掴むのだ――暗中を捌くように進んで行けば物陰に身を潜めるのみ。
 眼を開け。心を暴け。導く天の『窩』は凄まじい超越性(エネルギー)だろう。首飾りを未透せば、少女達の顔がハッキリと解せる。暗い世界に喰われた表情は実に『ふしあわせ』を現わしている。続いて定めるべきは陣への最短距離。少女が居ない『みち』を照らし、煉獄への梯子を掛けるのだ――パンプキン・パイはとても甘い。
 祭壇に乗せられた光。それを壊せば充分だろうか。邪神の儀式には生贄が付きものです――ひとつの光が『撃ち抜かれ』た。化けカボチャが嗤っている――彼女たちは自分自身を捧げるつもりでしょうか。それとも……。

 慌てふためく少女達は、本当に人間らしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルカ・ウェンズ
この世界の邪神は世界を滅ぼすだけだから代わり私が来たわよ~

真正面から突入!幸せにすればいいのね!!魂はいらないわよ。出世払いでいいから金をくれー、代わり私の相棒とは違う宇宙昆虫やショボーン(´・ω・`)ぬいぐるみ、それに江戸モンゴリアンデスワーム(幼体)などが貴方を蔑まい仲間になるわよ。

それに今なら大判もプレゼント大体の問題はこれで解決するわよ。これで【誘惑】して、それから邪神は私や江戸モンゴリアンデスワーム(幼体)より【恐怖を与える】存在だからと言って描かれた魔法陣を私の【怪力】やユーベルコードを使って破壊するわ。これでよし!この投資でもっと金持ちなれるかしら♪



 世界に地獄だけが存在するならば、弱肉強食のピラミッドを殺し尽くさねば成らない。などと少女達の想いは知らず、ルカ・ウェンズ(風変わりな仕事人・f03582)は意気揚々と儀式場に突入した――この世界の邪神は世界を滅ぼすだけだから代わりに私が来たわよ~――赤色の瞳と艶やかな黒髪が振り回すかのように飛び出して、少女達に在るのは唯々困惑。幸せにすればいいのね! 魂は要らない。少女達が出世したならば邪教の司祭か国の頭か其処等のコンビニ店員か。金をくれと叫んでも返事は来ないだろう。兎角。相棒ではないと証明された宇宙からの昆虫や妙なぬいぐるみ、蠢く江戸モンゴリアンデスワームが大きな口を開ける此処がカオスかもしくはふしあわせか。兎に角。貴女を蔑まない仲間になるわよ――絶対に嫌だ。心の底から嫌悪しても『その』想いは瞬時に解消される。
 今なら大判もプレセントだ。大体の問題は銭が解決してしまう。この世界は邪神よりも人間に支配されるべきで、貴女は未来もその類だ。魔法陣なんてきっと要らない――そうだと頷かないならば。怪力で地面をぶち壊し、死が二人を分かつまで『爆破』する。蜘蛛糸が不可視で意図が不可解なら、ああ、世の中は必ずや愉快だろう。笑いなさいよ、恐怖と殺意の底知らずに……これでよし! この投資でもっと金持ちになれるかしら。

 少なくとも少女達は『金』を持った。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
一発逆転、狙いたいよな。
けれどもすがる相手を違えるなよ。
……と言っても手遅れか。
儀式だけでもなんとかしたいね。

何かへ縋りたくなるのは、
自分への自信の無さの裏返しだろ。
だから迷って失敗するんだ。
こんな風にね。

『闇に紛れる』ように儀式場へ潜り込み、学生たちに思念波で問いかける。

その模様は本当に正しいの?
その手順は間違ってないの?
『催眠術』の応用で不安を煽り、
動揺したところに追撃さ。

確かこうだったはず。
別のこんなやり方が正しい。

誰かと聞かれりゃこう答えるよ。
アタシはアンタの心の声。
「正しくありたい」と思う声さ。

……儀式が成功するって間違った道から少しでも外れさせたいんだ、
嘘は言ってないだろ。



 アンタに何言ったって、私の気持ちは理解出来ないわよ――一発逆転。最後の好機。狙いたいよな。掴みたいよな。数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)の言の葉は誰とも知らぬ空気に融け込む。縋る相手を間違えるなよ――云々と忠告したとして、手遅れな脳味噌には意味がない。馬に念仏、オブリビオンに未来か。儀式だけでもなんとかしたいね……裏返しのシーツが貴様等を大笑いしている。自身が無いなら自信が亡いのだ。だから迷ってさまよって、漂って失敗する。こんな風にね。吹かれた埃の行く末がわからないように、最早少女達は『わかること』もしないのだ。しかし。ああ。何故だろうか――闇の内側で何者かが不安を注ぎ込んでいる。
 その模様は本当に正しいのか。莫迦な何度も何度も練習したのに、今更そんな。その手順は間違ってないの。え? 馬鹿な何度も何度も読んだのに、今更私の思考回路――確か。そう。こうだった。こうだった筈……その線は円形で鋭角ではなく、猟犬を呼ぶのではない光は無名の霧……別のこんなやり方が正しい。誰。誰なの。私。そうだ私だ。正しくありたい。正しくありたい。真実(ただしく)在りたい――嘘はいってないだろ。

 ――そんな! 壊さないでよ、私はもう外れたくない。

 間違った道から外れさせたいんだ。間違い以外に何があるの?
 成功した事なんて、最初からないんだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『不幸少女』

POW   :    現実は必ず突きつけられる
無敵の【完璧になんでもこなす最高の自分】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    数秒後に墜落するイカロスの翼
【擦り傷や絆創膏の増えた傷だらけの姿】に変身し、武器「【赤点答案用紙の翼】」の威力増強と、【本当は転んだだけの浮遊している妄想】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ   :    同じ苦しみを味わう者にしか分からない悲痛な声
【0点の答案用紙を見られ必死に誤魔化す声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。

イラスト:エゾツユ

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 解っていた。判っている。私達には墜落がお似合いだと。赤点は見栄で本当は0よ。答案用紙は悲鳴を上げて、少女達が泣き始めた。なんで。なんで『嘘』でも好いから魅せてほしいの。欲しかった『ふしあわせ』からの脱出も、君達の所為で台無しだ。現実は必ず突き付けられ、鋭利な先端が心を殺す――割れた眼鏡の数を憶えているのかい。光はざわめいて闇がクスクス、アア、みんなみんな落第だ。
数宮・多喜
ああ、そうだな。
アンタ達は逃げ出したかった。
アンタ達を取り巻く「ふしあわせ」から。
アンタ達が何もできなかった「めぐりあわせ」から。
だから。
アンタ達は力が欲しかった。
何でもできる力を。何でもこなせる完璧さを。
そうやって造り出した、『アンタ自身』を。

じゃあ、教えとくれ。
そうして無敵の「最高の自分」が何とかしてくれた後、
アンタたち自身はどうなる?
理想の自分を目の前にして、振り返ってみな。
アンタ自身は、なにが、できるんだ?
ゼロの、アンタを何倍にしても。
ゼロは、ゼロだろう?

【理塞ぐ鍵】の鍵穴がこんなに多い相手も、
早々いないもんだろうよ。
逃げ道を塞ぎ、檻に電撃の『マヒ攻撃』を流すよ。
お前ら全員居残りだ。



 ああ――盲目なあなたに乾杯だ。無敵で完璧な自分を妄想する事は、授業中にだって出来る最高の娯楽――そうだな。逃れると謂うには柵が多く、取り巻く「ふしあわせ」が心臓を舐っている。逃れると云うには邪心が酷く、何も出来なかった「めぐりあわせ」が四肢を縛り憑ける。だから――アンタ達は。私達は力を欲しがった。皮を造り出して被る事も出来ず、ただの人型を過去に置いてきた。そうやって『アンタ』自身を……自信なんて生きてからの一度も存在しなかった。死んで海を漂っても、赤いインクの牙からは外れない。じゃあ、教えとくれ。言うな。それ以上の先を突き刺すな。辞めて。止めて。お願いだから――そうして無敵が何とかした後。
 アンタ達自身は如何なる。私自身は如何なる。理想の自分が前を向いて、闘い、闘い抜いて勝利を掴んだ。振り返っても――空っぽだ。がらんどうの蓋なしが懸命に藻掻く事を諦めている。ゼロのアンタ。何倍にしても。ゼロはゼロだろう。
 鍵穴が多い。鍵穴以外に見当たらないのだ。理不尽に苛まれた普通。不条理に囚われた普通。塞がれた逃げ道は、もう、私達を包めない――痺れる。嫌だ。動けないなんて。動かないなんて。厭だった筈なのに。

 お前ら全員居残りだ――もう食べられないよ。
 吐いたものは呑み込めない。
 不自然な光が隠していた。
 ……早々いないもんだろうよ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

化野・花鵺
「JSでせぇらぁでピンクのランドセルッ!ツインテ眼鏡に黒ローファー白ソックスとか、属性盛り過ぎ最高かよっ!イェアァァア!」
狐、荒ぶった

「ところで…答案用紙とか赤点とか、何ぞ?」
狐、首傾げる
「試験…あぁ、試しのことか?野狐を眷属にしろとか泉を浄化しろとか、難儀であったわ。しかし出来る出来ないの二択であったからの。うぬらのように細やかな点数付けなぞなかったわ」
狐、荒ぶったり思い出しながら話したりで昔の口調に戻った

「紙如きに一喜一憂するなら燃やすが良かろう。其で解決せぬなら、うぬらもな」
「フォックスファイア」で答案用紙全焼
JSをUDC眷属認定したら、JSも全焼

「紙如きに一喜一憂とは…分からんのぅ」



 JSでせぇらぁでピンクのランドセルツインテ眼鏡に黒ローファー白ソックスとか属性盛り過ぎ最高かよイェアァァア! 此処まで息継ぎ無し。困惑の内側で少女達は『荒ぶる狐』とやらを見つめている。しかし『ああいう』自分の好きを隠さず爆発させる者は羨ましい。そんな趣味すらも押し隠した私達は、きっと根本からダメ人間なんだ。ひらりと舞った一枚が0点の最下を晒していく――イヤァァァ!!!
 見ないで視ないで観ないでみないで!!! 次に荒ぶるのは少女達だ。風と呼ばれる自然は容赦を知らず、ただ恥辱の数を並べて笑む――ところで。これは何ぞ?――地に落ちた紙をぺらりと確認。首を傾げた狐につられ、少女達も反対方向(くてり)。試験。ああ。試しの事か。野狐を眷属にしろとか泉を浄化しろとか難儀であったわ。出来る出来ないかの二択。しかし人間の脳味噌は如何だ。全く細かくていけない。
 混沌とする口調と困惑する場。神如きに一喜一憂するならば。燃やすが良かろう。萌ゆるが好かろう。其で解決せぬなら――何で在れ、少女は過去の副産物だ。答案用紙が狐に捻られ、破られたなら火の種だ。散り逝くゼロが少女を灯し、JSがUDC眷属の類ならばさようなら、だ。分らんのぅ……そんなにも親が怖くないのか。

 あつい。助けて。なんで私達だけ。

成功 🔵​🔵​🔴​

髪塚・鍬丸
嘘でもいいから、か。
そこまでは結構だ。嘘だろうと幻だろうと、それが理想の自分なら描けば良い。
描いて語って実在させれば、そいつは現実だ。一生嘘を吐き続ければ、誰にも文句は言わせない。

剣を構えて空中の少女と対峙。
【求蓋の外法】。この先修行と実戦を重ね、技を極めた自身の可能性を召喚。達人の神業を身に宿す。
剣を持たない手に付けた手袋「夜刀神」から鋼綱を放つ。
達人の洞察で相手の空中軌道を先読み。綱の動きを操り【ロープワーク】【捕縛】で絡め捕り、墜落させる。
重ねて【2回攻撃】。【暗殺】【忍び足】。何時動いて何時斬られたのかも分からない、無拍子の斬撃。

夢と現は紙一重。お前さん、惜しい所までは行ってたんだぜ。



 嘘でもいいから――本物も贋物も違いなんて解せないから、その地獄に透けた糸を垂らしてくれ。そこまでは結構。嘘だろうと幻だろうと、理想の自分ならば描けば好い。理想の自分ならば貫けば好い。描いて語って実現出来れば、そいつは現実だ。一緒嘘を吐き続けたなら誰も文句は言えやしない――ねえ。そんな残酷な言葉は誰から教えてもらったの。磨かれた鋭利を壊すならば、それは更に鍛え上げられた外套なのだろう。構えた剣が少女の首を定め。ひんやりとイカロスの翼を撫でる。召喚された可能性と描かれた妄想。似て非なる『法』が場を満たし、神業が降りて紙面を踊る。
 手袋が夜刀神(意図)を示した瞬間、逃れる術は失われた。転んだ足を絡め取り、墜落(お)ちる少女達。今日も先生に追い詰められ、問われた文字列に煙を吐くのだ。無拍手――紙一重の先に血が吹いて、がらりと潰れた眼鏡の貌(フレーム)。お前さん、惜しい所までは行ってたんだぜ。それを最初に言ってほしかった。
 斬られたんだ。切られたんだ。世間からきり離されたんだ。
 ――回転する世界って、こんなにも汚いんだね。

 どさりと転がった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

九重・灯
人格が入れ替わる。
創造された少女達の分身に対して、剣、アザレアで応戦する。
(『まともに相手していたら消耗するだけです。だから――』)
頭の中でもう一人の自分が囁く。

……こういうの、好きじゃないんだがな。
「オマエらに、オレは倒せねえよ」
余裕の姿を演じる。
「そもそも、他の誰かより優れた『自分』の姿を想像できるのか?」
悪意を込める。
「優れた自分になれなくて、自分が嫌いになったから、ここに居るんだろう?」
『呪い』を込める。
「オマエらに、何ができる?」
本当に少女達を呪っているのは少女達自身だ。それを少し揺さぶるだけでいい。最悪だろ。
『演技5、呪詛6』

UC【剣劇】。
終わらせてやる。何も考えず眠ればいい……。



 真っ赤な林檎のほっぺをなぞれば、ドジな娘の表情は如何『視』える。創造された妄想が『完璧』に対応する様は何とも『残酷』な話で、無慈悲な神様は光(うそ)を吐く。大振りが受け流され赤色の『線』が宙を斬れば、ただの消耗戦が幕を開ける――『まともに相手をしていたら』――だから。オレは息を吸う。脳内のわたしの【言いたい事】は理解出来た。故に。好きじゃないんだがな――アザレアを弄ぶように『言葉』を手繰る。真実に突き刺さって地獄の門を抉じ開け……一切の希望は這入れない。オマエらにオレは倒せねえよ。笑ってみせる。嗤って堕とす。そうだ此処こそが最終地点。他の誰かよりも優れた『自分』の姿を想像できるのか?
 ぴしり……完璧だった。無敵だった。鏡が冷ややかに罅割れる。他者からの悪意が『虚』を貫いて、澱んだ心が逆流し――優れた自分になれなくて、自分が嫌いになったから――神様に縋ったのだ。光に身を委ねたのだ。闇に融けようと思ったのだ。籠められた呪いが頭蓋の中を掻き混ぜて……オマエらに、何ができる?
 本当に呪っていたのは自分自身だ。少女達そのもの。だから。忘却される。過去に腐っている。骸の海をさまよって異る。少し揺すって終えばいい。最悪だろ――舞台に上がった者は優劣関係なく死んでいく。

 何も考えず眠ればいい――思考(なかみ)、爆ぜろ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルカ・ウェンズ
頭が良くなりたいのかしら?ならそう言ってくれないと。

少女達を見てオブリビオンになってるなら(変身しないけど)変身を使ってパワーアップした【オーラ防御】で身を守り更に【怪力と空中戦】これも使って遠くの敵には銃に変形させたオーラ刀で攻撃。近くの敵には怪力任せの拳や蹴りで攻撃さっさと叩き落さないと。

オブリビオンになってないなら変身は使うけど、なるべく殺さないように戦って…ぶちのめしてからサイボーグにしたり脳を改造したり賢くすることができる猟兵がいるし正しく使えば安全な薬もあるわよ
これでまた【誘惑】!キマイラFなら私みたいなパープーでも楽しく暮らせるけど猟兵だけしかワープできないみたいだし難しいわね…



 穴を掘って自らを埋めるなんて、蛹にでも成り果てたいのか。二度と破れぬ空の底で、ドロドロと蠢く無価値に落ち込んでも――頭が良くなりたいのか。なら。そう言ってくれないと解らない。判ろうとする事も出来ない。擦り傷切り傷心の傷。絆創膏を貼ったって、這い蹲る人生に変わりはない。代わりに転んで浮かんだ妄想を宿し、答案用紙の切れ味を研ぎ澄ます――朝起きたら神に成りたかったなぁ――紙に描いたって如何しようもない。ぺらりとしがみ付いたその肉は、拒絶するかの如く少女を剥がした。変身(ザムザ・グレゴール)。オマエの結末は忘れたのか。
 変形した武装(オーラ)が墜落する脳天を歪に逸らす。叩き付けられた拳が下腹部を舐り、強烈な吐き気と共に地面とお友達。足蹴にされた、もう慣れた――オブリビオンとも解せない出来損ない。殺さずにぶちのめしてお説教時間(タイム)だ。居残りしなくて好いのだから、その分『先生』の言葉を聞きなさい。
 サイボーグになるのは如何だ。脳味噌弄って賢くする方法は『幾等』でも存在する。埒外の法ならば光も闇も現実、自由自在なのだ。正しく使えば安全な薬もあるわよ――こっちの水は甘いのだ。そんな世界も涌くと知れ。キマイラFなら私みたいな『パープー』でも楽しく可笑しく暮らせるけど。

 猟兵しか行けないから、難しいわね。
 ――改心しても遅いのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『『光の亜神』ザラスシュトラ・ドルグワント』

POW   :    闇にその身を委ねよ
非戦闘行為に没頭している間、自身の【影から生まれた光速で動く闇の眷属たち 】が【触れた者を奴隷にする闇の泥をばら撒き続け】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
SPD   :     光の叡智を授けよう
【光速の反応・反射で光の輪 】を向けた対象に、【魂を光の叡智で陵辱し奴隷にする光の束】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    私の味方になってはくれないか
【見た者の心を問答無用で強く震わせる胸の炎】を披露した指定の全対象に【この炎を持つ者に永遠に隷属したいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。

イラスト:tel

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は紗咲・亜闇です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 不幸せ。不死遭わせ。最期まで少女はふしあわせ。
 がくり――不完全だが儀式は成された。
 ならば神は『貌』を出し、隷属の色を魅せ浸ける。
 委ねよ。捧げよ。我々は貴様等の味方なのだ。
 胸部の炎が這い巡り、少女達の魂を啜って往く。
 ――蛇が与えた果実とは、神へ到達する為の異物なのだ。
 光速で蠢く眷属どもが卓を囲む時。

 亜たる存在は精神を震わせる。
 強く。強く。強く――光(闇)在れ。
髪塚・鍬丸
「八法手裏剣」を打つ。【早業】で一度に複数の手裏剣を投擲。
だが、光速の反応で光を撃たれるとおそらく先手を取る事は出来ないだろう。

光に魂を凌辱され、屈伏する。
跪き家臣の礼。何なりと御命令を、我が主。

……という残像を残し【空蝉の術】で攻撃される前まで時間を遡る。
時間を遡るとは即ち光速を超えるという事。
もぎ取った数瞬を活かし八法手裏剣を打つ。
仕込んだ煙幕で光を遮り威力と効果を殺ぐ。一度見せて貰った攻撃だ、光速だろうと発動タイミングと射線を【見切り】遮蔽して防御。隷属だの不幸せだの、そういうのが嫌で逃げ続けてるんだ。お嬢さん達とは年季と覚悟が違うぜ。
光線をしのげたら、爆薬を仕込んだ手裏剣で攻撃。



 不幸せは遭い舞って光と満ち、墜ちた闇黒は底無しの泥を食むだろうか。授けるべき叡智は少女達を蹂躙し、生きた屍を山と見做す――四方八方からの無数(刃)も光は殺せず、届かぬ『殺意』は先手に成らない。猟兵の脳髄。魂の奥底から溢れるまで『輝き』が這入り込む。陵辱される感覚は唯一の園で、掴んだ神の果実(あまさ)に膝をつく――憑かれたように頭を垂れ、嗚呼、家臣の礼。何なりと御命令を。我が主。
 ならば此の場で光を呑め。ならば此の場で闇を啜れ。亜たる我が身に融け込むが好い――神の虚ろな掌が猟兵の脳天を――透けた。残された貌が消失する時、時空の『意味』が歪んでいく。視えた『数瞬』には遅過ぎた。遡れば光速など停滞に等しい。もぎ取った好機だ。横から勢い良くぶん殴れ――八法の裏側、煙幕が神を冒涜する。
 遮れば威力も削ぎ落ちるだろう。如何せ不完全に復活した『もの』だ。語るも騙るも口が無ければ価値も腐る。隷属だの不幸せだの、そういうのが嫌で逃げ続け――隠れる『覚悟』が違うのだ。お嬢さん達は惜しかった。退けた光線が地面を穿てば『隙』は愈々割れた器だ。機械仕掛けの貌(カタチ)など容易く爆ぜて失せるが好い。そいつが嘘(カゲ)だって言うのなら、追い付けないほど駆けて仕舞え。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルカ・ウェンズ
私が賢かったら少女達は幸福になれたのかしら…
まあいいわ真の姿になって敵に八つ当たりするから。

光速で動く闇の眷属に飛べる奴はいるのかしら?まあ【空中戦】を仕掛ければわかるでしょ。奴隷は嫌だから【オーラ防御】で攻撃を防ぎ、それでも奴隷にされたなら反乱するわよ【狂気、激痛、呪詛、毒】耐性もあるし頑張って反乱しないと。

外部からの攻撃を遮断するし他にもいろいろできるのね
なら【グラップル】からの咎力封じ人型ロボットみたいだし手枷と猿轡拘に束ロープ、口が無いようだけど私が口だと思ったところに猿轡拘どちらのユーベルコードが強いか勝負して後はひたすら【怪力】で攻撃。私がダメで他の猟兵があなたを殺すし楽しみだわ♪



 賢者で在れば如何だった。知識人で在れば如何だった。一般人で在れば如何だった。落第者で在れば如何なのだ――少女達は幸福になれたのかしら。後悔と謂うには乱雑で振り返りと云うには混在しい。まあ。いいわ……何で在れど『殺る』事に変わりない。こんな悪党を殺す事は好ましいの極みだ。成すべきは。為すべきは。少女達の届かなかった『変態』願望。もしくは『変身』渇望――四の翅を魅せ付けて、突くように神とやらを睨める。光速で動く。反応する。這入り込む。人の心を弄る所業は『何処まで』届くと問うてやれ――光を拒絶し天へ行き、その域で濡れない更なる高みへ。
 叡智――人類の脳髄は餓えるものだが、破裂するほどの量は要らない。ふれた感覚は何者も虜に堕とす輝きだが、されど神は咎を背負った。罪を積んだ。在る為に混ざり続けた――王は奴隷に刺されるのだ。ならば如何して神が剥がれない。痛みは無い。此れは詰まらぬ想像の物だ。輪っかに収まるほどヒトは甘くない。
 殴った。傲慢に塗れた存在は隙を晒す。嗚呼。我が不死遭わせに楯突くと――思えば其処が口だった。猿轡が黙らせたなら手も足も枷の餌食だろう。束縛された亜(もの)は逆位置を知る。ぐしゃり……腕が蛇を潰し、足で蠍を踏む。

 あなたを殺すのが楽しみだわ♪
 ――『八つ』当たりでは終わらせない。

成功 🔵​🔵​🔴​

リック・ランドルフ
ヴロスと(f03932)

あん?委ねよ、捧げよ?そんなの――お断りに決まってんだろ。ヴロス、あの神さんに一発、キツいのお見舞いしてやろうぜ

まずはヴロスの放った煙幕に紛れて銃で攻撃だ(スナイパー、地形の利用)そして、敵がUCを発動しようとしたらUCで作り出した閃光弾を放って妨害する。そして妨害した隙に…ヴロス、さっき言った通りに頼んだぜ。

ヴロスの力で操られた状態なら神の力も効果はない筈だ。…さて、それじゃ光の神さんよ。勝負しようぜ?俺とお前、どっちが最後まで立ってるかをよ。

ヴロスに事前に伝えた通り、俺は神の正面に立って…後は銃を撃つだけだ。…弾が切れる…いや、俺が倒れるまでな。…悪いな、ヴロス。


ヴロス・ヴァルカー
リックさん(f00168)と。

久しぶりの依頼ですが…どうやら相手は強大なものの様子、リックさんもなかなかスパルタですねぇ。

まずは『ホワイト・ワーデン』の蒸気煙幕による【目潰し】を、我々が相対すべきUCへの万全の対策とは言えませんが…支配されるまでの多少の【時間稼ぎ】にはなるかと。
煙幕に紛れながら『エンドレス・フューリー』でリックさんと共に射撃戦、その時を待ちます。
閃光が確認出来たらリックさんを触手で気絶させ【黒き心臓】を発動、後は作戦通りに操ります。

恐らく敵は再びリックさんの支配を狙うでしょうが…無駄なことです。
今のリックさんの魂は、心は、私が預かっているのですから。



 何処が私達の生きる場所だった――ヴロス・ヴァルカー(優しい機械・f03932)にとっては久々の依頼であり、場の雰囲気は蠕動する暗澹が如く沈んでいた。機械仕掛けに讃美を成しても目の前の『それ』には一欠片の性質も視えぬ。だが『強大』な異に違いなく、隣に立ったリック・ランドルフ(刑事で猟兵・f00168)をスパルタと称す。先ず仕掛けるべきは触手の幕で、放出された煙が『亜』を包み込むだろう。蒸気が吼えれば視界は埋まり、多少の時間稼ぎには成る筈だ。
 捧げよ。委ねよ。私を信じて歩み給え――あん? お断りだ。お決まりの台詞を吐くだけのクダラナイ神に何を求めるのか。縋り付いた少女達を冒涜するのか。あの神さんに一発、キツいのお見舞いしてやろうぜ――煙幕に身を潜めて構えるは拳銃。限度無き『二人』の鉛が光を穿ち、闇と呼ばれる真実を暴いていく。否。過去の存在ならば発くが適切か。そして時は訪れる。ちらりと閃く炎が……人工の光に隠された。
 作り物が語り物に負けるなど誰が吐いた。模られた閃光弾が炸裂し、鍵(キー)は心臓に突き刺さる――救済の声を聞け。虚空に耳を傾けよ。さっき言った通り頼んだぜ――改造すべき肉体は眼前の猟兵(者)。今現在日常の象徴など不要だろう。口を開く前に胸部(にく)を繋げろ。

 それじゃ光の神さんよ。勝負しようぜ?
 悪いな、ヴロス……真正面だ。

 どっちが最後まで――黒き心臓が蠢いた。操り人形。生体兵器と成された存在(リック)に思考は存在しない。映った光の輪を素手で掴み、ただおぞましいほどの暴力で神を蹂躙する。無駄な事です……その脳髄は触手(ヴロス)の中で在り、預かった『心』は絶(説)に揺らがない。銃撃。銃撃。銃撃。銃撃――弾が切れる。違う。俺(リック)が倒れるまで。永久を齎す炎など蛍の飛翔にも及ばない。
 神の腕が爆ぜた。神の足が融けた。神の眷族が飛沫。神の本質が見抜かれた――ヒトと何が違うのか。不幸な少女と何が違うのか。

 ぽっかりと撃たれた中身は、濁り尽くした白の論。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

黒影・兵庫
【蜂皇族】

お前が彼女たちを誑かした元凶か
(瞬間、目を閉じる)
え、せんせー何で!?
(頭の中の教導虫に抗議すると「ごめんね。『第六感』でアイツを見ると取り込まれるって予感したから」と返された)
見ないで、どうやって戦えば
何?クロリア
踊りましょう?
なんで?
(半ば強制的にエスコートされながらワルツを踊る)
わぁ
強引だなぁ
まぁいいか
身を委ねるよ
(『オーラ防御』壁で2人を覆いながらクロリアの指示に従って『衝撃波』を敵にぶつける)
おぉ!当たったみたい
じゃあ、食事の時間です
(黒影の影の中から大量の羽虫が敵に向かって襲い掛かる)
取り込む心もない虫の皆さんです!
命乞いすら聞き入れられずに貪りつくされろ!


播州・クロリア
【蜂皇族】

...!
(敵が現れた瞬間、何かを感じ取り目をつむる)
傲慢、嘲り...吐き気を催すリズムです
心がささくれ立つ...
あにさん
踊りましょう
理由?
踊りたいからです
(目をつむったまま黒影の手を取りワルツを踊る)
ふふっ楽しくなってきました
あ、あにさん3秒後に後ろに向かって衝撃波お願いします
当たりましたね
では...
(黒影から離れるとその場でしゃがみ、翅を震わせながら{蠢動の旋律}を『ダンス』する)
このリズムは虫けらのリズム
貴方を食うことしか頭にありません
(クロリアの周りに大量の人型昆虫が現れる)
虫けらですから話も聞いてもらえない
憐れで不幸な神様ですね
祈ってみてはいかがです?



 大罪を帯びるのが人と謂うならば、神など根源を膨らませた非物質に過ぎない。在れが光の正体だ。在れが闇の正体だ。お前が彼女たちを誑かした元凶か――黒影が睨もうと『した』瞬間。世界は瞬時に沈黙する。ざわめく前の静けさか。脳内の教導虫(せんせー)に所以を問う。目を閉じた――虫の囁き。蟲の知らせ。嫌な予感が皺に過ぎったのだ。それは隣に立つクロリアも同じで、吐き気を催すリズムは『感染』しそうで仕方がない――みないで。見ないで如何戦えば好い。熱量に触れて蠢けば良いのか。
 あにさん。あにさん。踊りましょう――衝撃と云うには淡々と。提案は告げられ疑問符は小さく。なんで――踊りたいからです。理由など要らないのだ。今。現。過去の光(闇)を喰らうには『そのような』ものは要らないと啼け。半ば強引に二人は手を取る。くるくる舞えば其処は天に視え、蝶々は緩やかに場を整える。
 委ねるよ――まぁ斃せれば。骸の海に還せるならば問題ない。楽しい愉しい無色無音に流されれば……三秒後に後ろに向かってお願いします。ぐち……当たった。衝撃が肉と機械の中間を壊した『おと』。食事の合図に違いなく、蟲はタダ餌を求めて影を這う――強襲。蝗害を妨げる汚染なく、炎砕くまで飛ぶだろう。取り込む心もない虫の皆さんです。命乞いなど訊くものか……蠢動旋律(リズム)は此処だ。
 虫けらの舞踏会にようこそ。貴方を喰うことしか頭にありません。四肢にありません。餓えた。渇いた。跪くなど思考のやることだ――このひとに話を聞いてもらえない。ああ。憐れで不幸な神様ですね。
 虫と蟲が群れて齧り、もいだ臓物が実に濃厚。こっちの樹蜜(えき)は啜り易いぞ。視給え巣へと運ぶのに丁度いい大きさだ。祈ってみてはいかがですか――少女達は貴方に祈り。神は何処に縋るのか。散らかる世界は自然に勝てず、超自然(しこう)も結末は似たような面だ。

 ――こちらです、皆さん。
 ――生まれたあなたは『なに』でもないです。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

化野・花鵺
「せぇふく少女の親玉がせぇふくじゃないぃ…」
狐、寂しそうに足元の瓦礫を蹴飛ばした

「知ってた、多分そーなんだろーなーって知ってたけど…許せるかどーかは全然別なんだから、ムキィーー!」
狐、地団駄踏んで怒りだした
「お前なんか、お前なんかみんなにボコボコにされちゃえー!」
「七星七縛符」使用
敵のUC封じ衝撃波連打
「せぇふく着てない金属や蛇に欲情するかバァカバァカ!さっさとスクラップになっちゃえー!」

「使徒があんなに属性盛り盛りの萌えっ子だったから期待してたなんて言わないもん…言わないもん…グスッ」
狐、鼻水すすってこっそり目元を擦った



 ♥のおめめは光を失い、緑は『それ』を眺めている。ぶぅぶぅと頬を膨らませながら瓦礫を蹴って、残念な輪郭を再確認する。せぇふく少女の親玉がせぇふくじゃないぃ――寂しそうな視線を地面に向ける。炎だとか隷属だとか如何でもいい。目の前の神は『欲』に応えられず、ただのガラクタ思えてきたのだ。ああ。知ってた。知っていた。多分『そーなんだろーな』って脳味噌の端っこでは理解していた。それでも悔しい。許せるかどうかは別なのだ。ムキィーーー!!! 腹が立つ。業が滾って腸がひっくり返る。地団駄を踏んでも属性マシマシJSは戻ってこないのだ。お前なんか。お前なんか。みんなにボコボコにされちゃえー!
 バァカバァカ!!! 自棄に巻かれた護符が神の貌に貼り付いた。鼻水をすする狐の『捕縛』。その八つ当たりが光も闇もぐちゃぐちゃに侵蝕していく。魔を破壊するかの如く這い廻った星は愈々神性を撃ち付けるだろう。期待してたなんて。言わないもん。言わないもん……グス……スクラップになっちゃえ。
 せぇふく返してよせぇふく帰してよ還してやるゥ……!

 誰が金属や蛇に欲情するかバァカ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ヨナルデ・パズトーリ
まあ、言うべき事は多くはない
貴様の様な人を貶める下郎は全力でぶちのめす!
貴様に人生を狂わされた者の分迄全力でな!


魔法は原則『高速詠唱』で『範囲攻撃』『乱れ撃ち』

目を瞑り『野生の勘』と『第六感』を駆使した状態で『先制攻撃』
『呪詛』の籠った闇の『属性攻撃』『全力魔法』の『目潰し』で周囲を闇に染め炎が見えない様に

其の侭『存在感』を薄れさせ『闇に紛れ』逆に『存在感』と『殺気』を持たせた
『残像』を複数だし攪乱

『高速詠唱』でUC発動
高速飛行の『空中戦』で肉薄
『怪力』の『鎧無視攻撃』を喰らわし『傷口をえぐる』様にマグマと冷気の『属性攻撃』『全力魔法』の『多重詠唱』をぶちかます『二回攻撃』で怒りの侭に『蹂躙』



 不義者は如何足掻いても最後には苦悶を受けるのだ。早過ぎた地獄だと謂うのだな、ヨナルデ・パズトーリ(テスカトリポカにしてケツァルペトラトル・f16451)――言うべき事は多くはない。難解垂れ流しても宗教爛れ嗤っても。貴様の様な人を貶める下郎は全力でぶちのめす! 劇場に昇るべき激情が二元の繭に魅せるは神意。神威すらも過去に置いた愚かな『もの』に人を視る権利は不要なのだ――貴様に人生を狂わされた者の分迄全力――文字通り『焼き付ける』ほどに。
 瞳に映すほどの価値も無い。そのような炎は自然にも人工にも超自然にも無意味なのだ。野生の勘を携えて顔面に打つは。撃つは蠕動する呪詛(おもい)――眼球は無いだろう。何せ貴様は盲目なのだ。ならば『相応』に眩むが好い。然たる闇が亜を潰し、永遠の熱量は『月』に貪られた。
 濃密な存在を掴んだ『光』と『闇』は影と知る。蔓延する暗澹に秘めた本物は捉えられず、嘗て捧げられた血と骨が翼を造る――猛き力。再臨した第一太陽――空中からの強襲が不義に叩き付けられ、炎と共に存在(にく)が壊れる。割れた皮を抉るようにマグマが流れ、別の管へと冷気が進む。重ねて。積んで。増幅させて。

 狩り尽くせ――最強の憤怒が蹂躙する。
 神は如何に語るのか、そんな暇は訪れない。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
ああ、こりゃダメだ。
光の速度はアタシにゃ超えられない。
仕方がない。
『呪詛耐性』と『狂気耐性』で
迫りくる光の凌辱を少しでも堪えようじゃないさ。
それでも思考の汚染は免れないだろうね。

ああ、光の神よ。
隷属を誓う前に、一つ聞かせて欲しいのさ。
なんでアナタ様にゃ、闇も蠢いているんだい?
闇が無ければ光もない、そんなのは詭弁。
完全なる光の世界をもたらせるだろう?
どうせ仕えるなら、そこまで至る「完璧な光の叡智」に縋りたいものさ。
後生だ、コイツの中もその光で満たしてみとくれよ。
……【宙送りの穴】の中、その奥底までな。
光で全て照らせたならば、その穴から出てこれるだろ。

紛い物かどうかは、自身の行いで証明しないとな。



 ダメだ――光速に到達する事も。超える事も。アタシにゃ無理だ。円形が辛うじて視えた程度で、その後の動きには反応出来ない。腐っても神が神なのだ。燃えても冷えても臭っても二元は人類の源なのだ。仕方がない――珍妙な生物の言の葉にも耐えられる、我が身に宿った精神で堪える他にない。少しでも抑え込めやしないか。脳の奥底で生温い『凌辱』が始まった。委ねよ。光の叡智は此処に在る。ああ。嗚呼。
 光の神よ――跪く。膝をついて掌を地に、天を仰ぐように神を知った。されど神よ。隷属を誓う前に、ひとつ聞かせてほしいのさ。下を知る。目玉の裏側に触れたもの……なんでアナタ様にゃ、闇も蠢いているんだい。表裏一体。闇が無ければ光も無い。詭弁なんて不要なのだ。完全なる光。審判の日にゃ起こせるんだろうよ。世界に齎せるんだろう? それに縋りたいもんさ。不幸な彼女等だってその為に捧げたに違いない。後生だ。後生だから……コイツの中も満たしてくれよ。叡智(ひかり)。
 宙送り。贈り物の輝きは何処まで届くのか。神の寵愛が真実ならば、次元の崩壊も照らせるだろう。光を抱擁し、闇を抱擁し、神を追放(おく)れ――紛い物かどうかは、自分で証明しないとな。

 少女達は自分を証明していた。
 ――アナタ様はどうなんだい。
 何度も虚空に呑まれるが好い。

大成功 🔵​🔵​🔵​

九重・灯
UC【朱の王】。朱の契約印に血を捧げ、喚んだ魔の炎を剣と全身に纏う。

泥は獄炎で炙れば、乾いて塵となって飛ぶだろう。
眷属など、どれだけ速く動こうと火に寄る羽虫のように焼いてやる。
そうすれば、遮るものは無いだよな?
『狂気耐性5、呪詛耐性5、カウンター5、範囲攻撃3』

頭にきてるんだよ。ガラクタのカミサマ。
少女達は全てをコイツに捧げた。それでも偽りの幸福さえ与えられず、絶望に縛られたままだった。
そんな不良契約なんて許せねえよな?

魔炎を纏う剣、アザレアを突き立てる。
内側から焼き、相手の血肉を贄にさらなる魔炎を喚ぶ。
『属性攻撃10、呪詛6、鎧砕き7、串刺し6、生命力吸収3』

骸ノ海デモ尚、燃エ続ケルト良イ



 虚空(ヴォイド)に言葉が通ったならば、透した神は継接ぎで現に戻る。最早無い『貌』は惰性の光で、それが輝く事は不可能だろう。耽るのみ。神は場に鎮座し、ただ泥を吐いて眷属を落とす――赤色が吹いた。九重の腕が滴って、朱色の印が契約を成す。喚ばれた魔の炎が四肢を覆い、剣が眠りを覚ますだろう。地獄の炎が泥を炙り、乾いた茶色を風にのせる。光を失った眷属どもが這い寄っても、悉くが羽虫の如く焼け絶える――遮るものは何もない。闇としての力も廃れた『もの』に如何跪けと説くのか。頭にきてるんだよ。ガラクタは何も告げずに現実逃避(非戦闘行為)か。
 総てを捧げた少女達は海の底で横たわった。否。魂を啜られて同じ個体は浮かばない。偽りの幸福すらも与えられず、絶望に縛られたままだった。此れが我儘だと言うならば。そんな不良契約、許せねえよな――カミサマ。突き立てた炎(アザレア)が壊れ欠けた『オブリビオン』の内部へと這入る。過去の血肉を贄と成し、更なる魔を顕現させる。狂気は狂気で討ち滅ぼすのだ――骸ノ海デモ尚、燃エ続ケルト良イ。

 臥した逢わせに光在れ――ウルスラグナ。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年04月11日
宿敵 『『光の亜神』ザラスシュトラ・ドルグワント』 を撃破!


挿絵イラスト