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財宝を守る者は

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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「Hello、ハロー!ようこそお越し下さいました、皆さん!」
 非常に大きな声が、グリモアベースに集まったあなた達に掛けられる。
 声の主はガラテア・オートマトン。あなた達を呼び集めたグリモア猟兵だ。
「突然ですが皆さん、隠された財宝って聞いてどう思いますか?私はとてもロマンを感じちゃいます!罠とか嘘とかそういうのを考えちゃいもしますが、それはそうと好奇心の方が勝っちゃいます。そんな訳で、今回の冒険は隠された財宝を見つけ出す宝探しとなっております!こちらをご覧ください」
 そう言うと彼女は、空中にディスプレイを投影する。


 舞台となるはアックス&ウィザード。とある宿場町の近くに、岩肌の露出した渓谷が多く出来た複雑な地形の荒野があり、そこに『盗賊団の隠した財宝が眠っている』という噂が流れているらしい。
「その盗賊団。現在は解散しているみたいですが現役時はそこそこ名前が売れていたので、隠されている財宝もとんでもない物なのでは?!と冒険者さん達の間では期待されているようです。猟兵の皆さんにはその財宝の在り処を探し出して貰いたいと思っています。と言いますのも…」
 空中に別のディスプレイが投影される。そこには山羊の頭に黒い翼を持った、およそ悪魔と呼ぶ他ない奇妙な怪物が映っていた。
「荒野では最近、この様なオブリビオンの出現が確認されています。一般の冒険者では太刀打ちできず、怪我人まで出ているとの話です。しかも、そのせいで『怪物が財宝を守っている』なんて噂も付いちゃったようで、余計に噂を信じて挑戦する冒険者さん達が後を絶たないのです」
 このまま放置してしまえばオブリビオンに襲われる冒険者は増え、被害は広がるばかりである。
「そこで私は考えました。『財宝を先に見つけ出せば、もう探す人もいなくなるのでは?』と!ついでに出現したオブリビオンも倒せばいっせきにちょ……あれ?オブリビオンのせいで被害が出ているのであってオブリビオンを倒せば被害はなくなる……財宝を見つける必要性……まぁどうでもいいです!」
 オブリビオンは財宝を探す冒険者を襲っている。つまりオブリビオンにとって財宝は守るべき物。財宝を見つける事はオブリビオンを見つける事でもあるから必要!と彼女は力説する。
「兎にも角にもこれ以上被害を出さない為に、財宝の在り処を見つけオブリビオンを討伐して貰います!以上が今回の冒険の説明となります宜しいですか宜しいですね!それでは、幸運を祈っています。頑張って下さい!」
 早口にまくしたてながらも、ガラテアはこれから冒険へと向かうあなた達へ激励を送る。


赤黒い
 はじめまして。赤黒い、と申します。
 右も左も分からない初心者で緊張しておりますが、精一杯頑張りたいと思っていますのでよろしくお願いします!
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第1章 冒険 『風の墓標』

POW   :    荒野を踏破し探索、或いは盗賊団を圧倒して情報を得る

SPD   :    町や酒場で情報を得たり、地図や痕跡から推測する

WIZ   :    魔力で探査したり、荒野の獣や精霊に助力を求める

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鶴来・桐葉
●SPD
こういう時はまずは情報だ。酒場なら色々話も聞けそうだしそこで色々聞いてみっか。
【作戦】近くの宿場町の酒場で情報を収集。「近くに隠し財宝があるって聞いたんだが、知ってるかい?」



 荒れ地の近くの宿場町には、多くの冒険者で溢れかえっていた。富、名声、理由は異なれど、その目的は皆同じだ。
 特に娯楽施設である酒場には、大勢の喧騒で溢れかえっていた。
 そこへ新たな客が入ってくる。此方ではあまり見かけない服装の青年。しかし誰もその姿に違和感を覚えない。鶴来・桐葉(サイキック剣豪・f02011)はカウンター近くへと向かう。

「一杯頼むよ、親父さん」
「あいよ…お前さん、新顔だな。アンタもあの噂でやってきた口か?」
「まぁ、そういう所だな。この近くに隠し財宝があるって聞いたんだが…」
 人のいい笑顔でマスターらしき人物に尋ねる。まずは情報収集。人の集まる酒場であれば、何か話が聞けるだろうと思い、鶴来はやってきたのだ。

「隠し財宝なら確かにあるさ。元盗賊団の俺が言うんだから間違いねぇ」
「なっ?!」
「ハハ、驚いたろう…つっても何処に隠されたかは全く知らねぇ…その前に、俺ぁ逃げちまったからよぉ」
「逃げたって…何で」
「俺たちのボスはよぉ、だいぶイカれた野郎だったんだが…あの時は異常だったんだ、誰もがコレはヤバイって思うくらいにな…」

 暫くして、鶴来は酒場を後にした。酒場のマスターはあの話以降、沈みきった様子で口を閉ざし、他の冒険者からも碌な情報は得ることは出来なかった。
「…きな臭いなぁ…」
 ただ、彼のあの怯えた奇妙な様子だけが、鶴来の頭の中に残っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

茅場・榛名
POW:根気強く調査。道中盗賊に会敵した場合は撃墜して情報を得る

お宝やオブリビオンが見つからなかったとしても盗賊の存在自体は
危険だからなんとかしてきたいかな。
あわよくば何か気になる所を吐かせれば儲け程度に。
体力に自信のある人はボクに付いてきて!···なーんてね。
(コードは盗賊遭遇時に使用するものとする)


サラ・エルミーナ
【POW】
解散したっていう盗賊団を何人かを捕まえて、情報を吐いてもらうぜ。アタシにはそっちの方が向いてるしなァ。
手持ちの包帯で盗賊の腕を縛って初めは優しく(個人差あり)聞くが、抵抗なり反抗してきたら首筋に手を当てて【サイキックブラスト】。吐くまでそれを繰り返す。
情報を出し終えたら逃してやるよ、取って食ったりはしねーさ。



 場所は荒れ地。無骨で冷たい岩肌に乾いた風が吹き流れる、生命の存在を感じさせない程の厳しい環境の渓谷。
 そこには三人の人影があった。
 一人目は狐の耳を生やしたボーイッシュな少女、茅場・榛名(異界の傭兵・f12464)。二人目は白いコートを着た金髪の少女、サラ・エルミーナ(小さな火薬庫・f00610)。
 そしてその二人の少女が見下ろす三人目は、包帯で手足を縛られ怯えた様子の痩せこけた男であった。

 茅場とサラは二人で荒野の調査を行っていた。この複雑な渓谷の地形、隠れ住処としては十分な場所。つまり、何処かに盗賊団の残党が隠れているはずだと。
 そして二人の目論見はずばり当たった。根気強く、注意深く、周囲を警戒していた茅場はその耳で男が立てた僅かな物音を聞き逃さなかった。
 見つけた後は簡単だ。狐の獣人と半吸血鬼、おまけにサラはサイキッカー。常人離れした圧倒的な身体能力で追い掛け、放たれる【サイキックブラスト】は男を足止め、拘束するには十分であった。

 茅場は太刀を、サラは銃を、男に突きつけて話を始める。
「手こずらせやがって…覚悟できてんだろうなァ?」
「無駄な抵抗はやめて大人しくして。ボク達だって傷つけたくはないんだ」
 アタシはソッチの方が得意なんだがなァ、とサラは笑う。

「やっ、やめ、てっ…くれ…!もっ、もう、逃げない、から…っ、全部、話すからっ…!」
 感電による痺れが残りながらも、男は語りだす。
 男は盗賊団に残った最後の一人である事。男の役目は冒険者がアジトに近づいてきたら合図を送りボスに知らせる事。
「合図を送れば…後は、ボスが呼んだあの怪物達が全部始末してくれる…でも、送らなければ、逆らったりしちまったら、俺が始末されちまう…だから、だから仕方がなかったんだ…俺は…俺は、悪くねぇんだ…」
「……ケッ」
 サラは男の腹を思い切り蹴りつけ、岩壁へと叩きつける。赤いサングラスの奥の瞳は、転がる男を非情に見つめる。
「えっ、ちょっと!サラさん?!」
「聞きたい情報は聞けた。ならソイツはもう用済みだ。何しようと勝手だろ」
「もう…無茶苦茶だなぁ」
 咥えていたタバコを捨て、踏みつけ、男を背にしサラはアジトを探すべくその場を去っていく。
 茅場も気絶した男を横目に見ながら、サラの後を追う。
 財宝は、敵は、目前である。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベルリリー・ベルベット
【SPD】

酒場へは他の猟兵が向かってくれたみたいだから、
リリは町で情報を集めようかしら。

まずは街角でサーカス仕込みの『パフォーマンス』をするわ。
そうしたら人を集められるし、みんなの心の壁をいくらか取り除けるんじゃないかしら。
トランプマジックでもジャグリングでも軽業でも何でもござれよ。
「さぁ、お立ち会い!ベルベットサーカス特別公演でございます」

パフォーマンスが終われば、リリの可愛さで『誘惑』しながら、話を聞けそうな観客から『情報収集』するわ。
財宝が眠っていると噂されている渓谷の場所、盗賊団の情報、荒野に現れる怪物の情報について聞きたいところね。
教えてもらったら、笑顔でお礼を言うのも忘れずに。



 場所は戻って宿場町。その中央広場では小さな集団が出来上がっていた。
「さぁ、お立ち会い!ベルベットサーカス特別公演でございます!」
 中心にいるはベルリリー・ベルベット(ルーナフラウ・f01474)。真っ白で統一された衣装で着飾り、大声でショーの開演を宣言する。

 彼女のパフォーマンスは圧巻であった。靭やかな肢体と絶対的なバランス感覚より繰り出されるアクロバット。器用な手先は、ジャグリングやトランプマジックを完璧を越えて奇跡を起こしているようにしか見えない。
 魔術等の超常的な神秘に頼らない、磨き上げられた純粋な技量。その技に誰もが魅了されていた。
「―――コレにてベルベットサーカス特別公演終了となります。ここまで御覧頂いた皆様に心より感謝を!」
 彼女は観客に笑顔を送り、その場にいる誰もが彼女への称賛の拍手と割れんばかりの歓声を送り返した。

「久々に素晴らしいものを見た…満足だ」
「ふふ、ありがとうございます。それで…」
「ああ、情報の事だろう?いいさ、教えてあげるよ」
 ベルリリーは冒険者の一人を捕まえて、話を聞き出す。彼女に魅了されてしきっていた青年は全てを話してくれた。
 噂では、かつて盗賊団のリーダーは悪魔と契約し強大な力を得ていたらしい。そして荒野に現れている怪物は呪術で召喚される悪魔の一種。怪物に襲われ被害が出ている場所はある一部に集中している。
「怪物が盗賊団の呼び出した悪魔であるなら、この近くに財宝があるんじゃないかって思っている」
 地図のこの辺り、と指を指しながら青年は答える。
「成る程…ご協力、感謝いたしますわ。それでは」
 あの。情報を得、早速向かおうとするベルリリーに青年が呼び止める。
「…また、戻ってきたら、あの曲芸を見せて貰ってもいいかい…?」
 青年の問いかけに、ベルリリーはにっこりと笑顔で返した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

芦屋・晴久
【WIZ】
成程、宝探しのオブリビオンの討伐ですか。
先ずは情報と……酒場と盗賊には既に他の方が向かったと聞きますのでここはオブリビオンの情報とアジトの内部について調べるとしましょう。
私の【五行相生】は自然の力を利用する物、その力の元である精霊も呼び込めるでしょう。
かのオブリビオンがどのような経緯で来たとしても、その大地、精霊にとっては目立つ外様でしかありません。
彼等からそのオブリビオンの様子、戦闘での動き等、【情報収集】をします。
情報によっては【地形の利用】にて【破壊工作】を行いオブリビオンの妨害を試みても良いかもしれません。



「成る程、宝探しとオブリビオンの討伐ですか」
 渓谷に一人、芦屋・晴久(謎に包まれた怪しき医師・f00321)は何とはなしに呟く。
 既に他の猟兵達は情報を集めて動いている。だから、彼は彼なりにと独自の方法で情報を得ようとしている。
「それじゃ、始めますか…『其は五行を重ねて理を創生する軌跡也』」
 芦屋・晴久のユーベルコード、【五行相生】。「属性」と「自然現象」を合成させた現象を発動させる、本来は攻撃的なコードであるが、晴久はそれを情報収集に使用する。
 すなわち「自然現象」そのものに「人」という属性を与える事で―――

 『おじさんだれ?/おなかすいた/なにこれ/どうなってるの』
 この大地の情報を精霊として呼び出す。彼の目論見は上手くいったようだ。球状の光がフワフワと芦屋の周りを漂う。
「こんにちは。私は芦屋晴久、君達とお話がしたいんだ」
 『そうなんだ/おなかすいた/あやしい/なにがききたいの?』
 これはあまり難しい事は聞けそうにないなぁ、と苦笑いしながらも話を続ける。
「えっと…そうですね、ここ最近で変な事とか、おかしな事は起こっているかな?」
 『へんなのでた/おなかすいた/へんなのじゃあく/へんなのはきんぴかだった』
「…へぇ。それで、その変なのって?」
 『わかんない/おなかすいた/じゃあくなあくまよびだしてる/きんぴかまもるのによびだしてる』
「そうか、悪魔…ソイツがオブリビオンの正体か。今は何処に居るかはわかりますか?」
 『あいつらたおすの?/おなかすいた/それならこのたにのさき/このたにまっすぐいけばちかみち』
「本当かい?それなら皆と合流して…」
 芦屋が考えていると、精霊たちの光りが弱くなっていく。限界が近いようだ。
「君達のおかげで、とても重要な話が聞けましたよ。ありがとう。」
 『どういたしまして/マナがたりない/へんなのたおすならちからをかすよ/われらがだいちがちからをかすよ』
 そう言うと、精霊は霧散し消えてしまった。
「…さて、急がないと」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『レッサーデーモン』

POW   :    悪魔の三叉槍
【手にした三叉槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    金縛りの呪言
【手で複雑な印を結んで】から【呪いの言葉】を放ち、【相手を金縛り状態にさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    呪いの鎖
【投げつけた三叉槍】が命中した対象を爆破し、更に互いを【呪われた漆黒の鎖】で繋ぐ。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 渓谷の先。谷の深みにまで来たあなた達猟兵は、とある場所に行き着く。
 周囲を岩壁に囲まれた、広い空間。その先には洞穴があり、まだまだ道は続きそうだ。
 そう思っていた矢先、あなた達は何かの気配に気づく。辺りを見渡せば、その正体が分かった。
 山羊の頭部と脚部、背中に生える黒い羽、人間のような体つきをした奴らは三叉の槍を手にしている。
 それらがあなた達を取り囲むよう、何体もが岩壁の上から覗いている。そしてその内の一匹が飛び降りると、他の個体も次々と降りてくる。
 あなた達を襲うべく、レッサーデーモンが向かってくる。

 さぁ戦闘だ!
芦屋・晴久
【WIZ】
レッサーデーモン、集団で向かって来られるのは些か面倒ですねぇ。
我等猟兵側も攻勢だけでは手負いを受けるかもしれません。
私は今回他の猟兵さん達の支援に回るとしますか。
【四神創奏】、先程の精霊達の力の一部…有難く借り受けましょう。
大地の精霊の堅牢なる力の一端、【高速詠唱】にて過程は省略しますがここの方々ならこれでも充分かと。
皆さんの戦闘力を底上げしながら【破魔】の術式を【範囲攻撃】にて牽制し皆さんの攻撃が通る様に援護致します。
さぁ皆さん、存分に力を奮ってくださいませ。


リズ・ルシーズ
他猟兵と連携

【SPD】

ちょっと出遅れちゃったけど、後で来たから出来ることもあるよね?

遅れて来たことを利用し【スナイパー】みたいに遠距離で戦うよ、擬似刻印のレーザーの光【属性攻撃】だね!【迷彩】し地形の【情報収集】をしてから【地形を利用】することで場所を見つけられるまでの【時間稼ぎ】だね

ボクから姿を現さなくても良いよね!

近付かれたらワイヤーを天井に放って【重力制御装置】と【空中戦】で距離をとるよ【逃げ足】って大事だよね?でも折角だし一度は【フェイント】で逃げると見せかけて【零距離攻撃】で【騙し撃ち】かな

逃げるついでに【リクリエイト】で近くの敵の上に岩の塊を作るよ

目の前には参考情報が沢山あるしね!


サラ・エルミーナ
ハッ、財宝を守る番人とはよく言ったものね。サマになってるじゃねーか。
でもよォ、番人ってのは守る為だけじゃなく敗れる為にも存在するんだ。
その意味、解るよなァーー!?

言い終わると同時に【クイックドロウ】で獲物の早抜きを行い、敵が多く集まり且つ距離がある場所に向けて【特殊術式・炸裂烈火弾】をブッ放つぜ。
近辺の敵は味方に任せつつ、アタシは中距離から遠距離のヤツを主軸に捌いていくつもりだ。
もし味方の援護が間に合わず、敵が迫ってきたら【目潰し】【零距離射撃】で応戦。【激痛耐性】もある、多少のダメージは上等よ。
初撃と同様に距離があって敵の多い場所を見つけたなら、隙あらば【特殊術式・炸裂烈火弾】を狙ってくぜ。


ベルリリー・ベルベット
あらまあ、随分と荒っぽい団体様がお出ましだこと。
一体ずつ相手するのは面倒だから、遠慮せずにまとめてかかってらっしゃい。
一網打尽にしてあげるわ。

【SPD】
「イッツ・ショータイム!」
敵が多くいる所へ躍り出て、【レギーネル危機一髪】を発動するわ。
この回転ノコギリ、動きはリリも予測できないの。
頑張って避けてね。
『属性攻撃』で炎属性を付けてあげたら、もっと派手なショーになるかしら。

敵の攻撃は、『見切り』や『ジャンプ』で華麗に避けるわ。
それこそサーカスのパフォーマンスみたいにね。

◆アドリブや絡み歓迎


茅場・榛名
あーららー、囲まれちゃったかー。ま、想定してた事だし、やっちゃおうかな!援護よろしくっ!

まずは友軍を「鼓舞」してみんなを気合いを入れるよ!
そしたら向かってくるデーモンを片っ端から斬ってくよ。
敵の絶対数は多いから「2回攻撃」で「薙ぎ払って」先手を狙おう。
攻撃なんざ「見切って」「カウンター」しちゃうもんね!
ふっふっふー、より強くなったボクの力をとくと見せてあげるよー!

さぁ、みんなボクについてきて!ボクが道を斬り開く!




「あーららー、囲まれちゃったかー」
「随分と荒っぽい団体様がお出ましだこと」
「ハッ、財宝を守る番人とはよく言ったものね。意外とサマになってるじゃねーか」
 囲まれている状況だと言うのに、その場にいる猟兵達に動揺は無かった。取るに足らない敵だと、全員が確信していた。
「とは言え油断はせずに。皆さん、強化を施します。『其は四神の陰堕とし奉る共振の言霊』」
 芦屋・晴久は【三之式・四神創奏】による詠唱を行う。高速で紡がれる言霊は一瞬で術を組み上げ、味方の戦闘能力を底上げする。
「さぁ皆さん、存分に力を奮ってくださいませ」

「おっ、凄いねコレ。力がみなぎってくるよ!」
 茅場・榛名は今の自分の力を確かめるようにピョンピョンと飛び跳ねる。
「それじゃ、一番槍!行かせて貰うよっ!みんなついて来て!」
 言うやいなや、茅場は飛び出し、レッサーデーモンの群れへと突っ込む。レッサーデーモン達もまた、手に持つ三叉槍で茅場を突き刺し、引き裂こうとするが、
「残念!見えてるよ、それは!」
 突き出される無数の槍を間一髪の所で見切り、僅かな隙間を通り抜けて茅場は塊となったレッサーデーモン達の懐へ。
 瞬間、【剣刃一閃】。茅場の薙ぎ払う太刀筋がレッサーデーモン達の体勢を大きく崩す。
「もう一丁!」
 返す刃でもう一度薙ぎ払う。二度目の一閃はレッサーデーモン達の胴と足を2つに切り分けた。
「まだまだ行くよ!ボクが道を斬り開く!」

 茅場の活躍は一部のレッサーデーモンを圧倒するが、それでもまだ大半は勢いを失っていない。彼等は立ち止まらず向かってくる。
 パァン、と向かってきていた一体の頭部が弾け飛ぶ。その様を見たレッサーデーモン達に衝撃が走る。一体何が起こったのか、と。
「番人っつてんならよォー。理解してるんだよなァーー、お前ら」
 愛銃「クロコダイル」から硝煙を漂わせながら、サラ・エルミーナは言葉を続ける。
「番人ってのは守る為だけじゃなく敗れる為にも存在するんだ。その意味、解るよなァーー!?」
 両手に持つ二丁の銃を撃ち放つ。小さな見た目からは想像も出来ない破壊力が、命中したレッサーデーモンの肉をいとも容易く吹き飛ばす。
 レッサーデーモンも反撃を行う。撃たれる銃弾から逃れながら、三叉槍をサラ目掛け投げ放つ。
 放つ槍の殆どは避けられるか外れるが、偶然にも一本がサラの足へと命中し、爆発を起こす。
 しめた。レッサーデーモンはそう思っただろう。手には鎖も出現した。このまま引っ張って集団で袋叩きに。
 肩に誰かがぶつかる。顔を向ければ自分と同じ山羊頭。
 外側から内へ、左右から狭めるように、サラの銃弾は逃げていたレッサーデーモン達を一箇所に集めていた。
「ヌルい爆発だなァ、オイ」
 槍を受けたのにも関わらず、平然とした表情でサラはクロコダイルの銃口をデーモンの集団へ向ける。
「最期にお手本見せてやる。キレイに咲き誇れやァ!」
 【特殊術式・炸裂烈火弾】。破壊の薔薇が、デーモンの集団に咲き誇った。
 足に繋がれた鎖が消え去り、サラは自らの傷を確認する。傷は一つもついていない。自分は激痛に耐性があるが、それでも痛みは感じるはず。それも一切なかった。
「個人の強化でここまで固くなるか…?」
 ふと疑問に思うが、まだ戦いは続いている。サラは他の敵集団へと銃口を向けた。

 別の集団では、惨劇が起こっていた。否、唯一人のワンマンショーが行われていた。
「イッツ・ショータイム!」
 ワイヤーも駆使し、大きく飛び上がったベルリリー・ベルベットは、レッサーデーモンの群れの中心へと着地して大声でショーの開幕を宣言する。
 行なわれるは【レギーネル危機一髪】。回転する円盤状のノコギリが、ベルリリーを中心に回り、周囲のレッサーデーモンを無差別に引き裂いていく。それだけでは飽き足らず、開いた傷口からは炎が燃え上がった。属性攻撃により炎の属性を付与された回転ノコギリは次々に世紀の大脱出ショーの犠牲者(だつらくしゃ)を出していく。
 その時、ベルリリーの動きが急に止まる。回転ノコギリの範囲外に逃れていたレッサーデーモンが、金縛りの呪言を発動させ、完成させていたのだ。
 回転ノコギリは制御を失い、上空のあらぬ方向へと飛んでいった。レッサーデーモンは三叉槍を向けて、ベルリリーへと近づいていく。
 近づいて、初めて気づく。金縛りにて声も出せないベルリリーは、それでも笑顔を保ったままであった。

「出遅れましたーーー!」
 そんな声が戦場に響く。声の主は上、レッサーデーモン達が現れた、岩壁の頂上から聞こえてきた。
 リズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)は体表に浮き上がらせた疑似刻印より、レーザーを放つ。的確な射撃はベルリリーに近づいていたレッサーデーモン達を貫き、金縛りの原因となっていた一体も撃ち抜いた。
「リズ・ルシーズ。これより戦闘に参加するよ!援護は任せて!」
「あら、ありがとう」
 リズの姿を確認した数体のレッサーデーモンが翼を広げ飛び上がる。岩壁の上にいるリズも迎撃の為に擬似刻印を向ける。槍を構え、一直線に突撃したレッサーデーモンは、しかし誰一人とリズに届いた者は居なかった。
 上空より飛来した回転ノコギリが、レッサーデーモンの翼をもぐ。制御を失った彼等を、リズのレーザーが丁寧に撃ち抜く。
「え、援護ありがとう!」
「どういたしまして」
 笑顔を向けて短く返し、制御を取り戻した回転ノコギリを伴い、再び群れへとベルリリーは飛び込んだ。
 リズも標準を彼女周辺の敵へと定める。再び彼女が金縛りで止められないよう、ノコギリ射程外の敵へと射撃を続ける。

 破魔の術式が描かれた霊符を放ちながら、芦屋はレッサーデーモンの集団へ立ち向かう。悪魔である彼等には、芦屋の放つ霊符は非常に相性が悪かった。投げつける三叉槍も、破魔の衝撃に打ち負け、地面へと落ちる。
 レッサーデーモンも決して弱い敵では無い。だがそれ以上に猟兵達が圧倒的であった。そして、彼ら猟兵に力を貸している存在も、大きく関わっていた。
 芦屋の呼びかけに応じた精霊が、この大地が、芦屋の【四神創奏】の効果をより強めていた。この場限りの限定的な力ではあるが、それが猟兵達の戦いを有利に働かせていた。
 大量に居たはずのレッサーデーモンも気づけば最後の一体となり、それも芦屋の霊符で祓われ消滅した。
 目立った傷は誰一人無く、猟兵達の完勝であった。

 残る敵は一体、この洞穴の先にいる。猟兵達は、改めて気を引き締める。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『呪飾獣カツィカ』

POW   :    呪獣の一撃
単純で重い【呪詛を纏った爪 】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    呪飾解放
自身に【金山羊の呪詛 】をまとい、高速移動と【呪いの咆哮】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    カツィカ・カタラ
【両掌 】から【呪詛】を放ち、【呪縛】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナミル・タグイールです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


洞穴の奥には再び広い空間が。だが先程と違うのは、
積み上げられた大量の金銀財宝と、一体の異形の姿。

黄金の山羊の様な骨を被り、獣の様に唸るソレは、かつて盗賊団のボスとして君臨していた人間だった。
だが今の彼に人間性は見られない。骨の奥に見える紫に染まった瞳を君達へ向け、人ならぬ獣の言葉で君達猟兵を迎え討つ。

最後の戦いだ!
リズ・ルシーズ
他猟兵と連携

【SPD】

ふっふっふ、今回は新技があるんだ

【迷彩】して【地形を利用】し、【スナイパー】として動くよ。武器は擬似刻印のレーザーによる光【属性攻撃】だね。基本は【援護射撃】ほかの猟兵が動きやすいように攻撃するよ。狙えるなら傷口を狙って【傷口をえぐる】事が出来ればより効果的かな?

一発、二発、三発っと

攻撃を受けそうになったら、攻撃を【見切り】ってワイヤーを天井に放ち【残像】と【空中戦】で空中に逃げようかな。【逃げ足】は活用しないとね?

チャンスがあれば【リド】を使うつもり、Re-Aと2人がかりの光【属性攻撃】の全方位攻撃なら結構効くんじゃないかな?

新技のお披露目、Re-A、一緒に暴れよう!


鶴来・桐葉
多数戦には間に合わなかったが最後のボスぐらいは倒させてもらうぜ!
【作戦】仲間と連携。【溜め】と【二回攻撃】を駆使したサイコスラッシュセカンドをお見舞いしてやらぁ。「わりぃが、宝は俺達がいただくぜ!!!」


芦屋・晴久
他猟兵さんと連携を希望します。

おや、リズ君も来ていたようですね、宜しくお願い致します。
さて……魔性のソレに堕ちましたか。
経緯は分かりませんが運が悪かったようですねぇ、悪目立ちが過ぎたようだ。

見た所他の猟兵さんは攻め手が得意な方が多いようだ。
これ迄と同じく支援と妨害を受け持ちましょう。
七星の符にて相手の動きを縛り、【破魔】の【属性攻撃】にて相手の攻撃を妨害します。
多少ではありますが【呪詛耐性】もありますので相手の呪縛にも少しは耐えられるかと。
他に私の使い所があるならばご自由に仰ってください、対応致します。出来る事のみですがね。




「さて、遅れた分は働きで返すとするか!」
 開口一番。鶴来・桐葉が我先にとカツィカに向かう。
 カツィカも飛び出してきた鶴来に気がつくと、真正面から迎え討つ。
 呪詛を纏い一回り巨大化した腕を振り上げ、鋭い爪を鶴来目掛けて振り下ろす!
「うおぉ!」
 単純で読みやすい動作。飛び下がり爪を避けるが、自分が先程までいた地面が大きく抉られ石礫が辺りに飛び散る。
 単純故に解りやすく強力。石礫を凌いだ鶴来は一歩下がり、カツィカの様子を窺う。
 その時、一筋の光がカツィカの方を貫いた。カツィカは小さく唸り、痛みで体勢を崩す。
「まずは一発っと、援護するよ!」
 声を掛けるはリズ・ルシーズ。迷彩により地形と同化し、先程まで潜伏していた。
 続けざまに二発、三発とリズは疑似刻印より光のレーザーを放つ。
 だが放つ光は同じようには当たらなかった。先程、鶴来を迎撃した時よりも素早い動きでリズのレーザーを躱した。
 獣のように四足を地につけるその身体には、地面を抉ったものとは違う黄金色の呪詛で覆われていた。
 黄金の獣は地を蹴った。その狙いはリズである。
「行かせるかよ!」
 鶴来もカツィカの動きを止めようとリズとの間に入り、邪魔をしようとするが、
「ぐぅ!?」
 高速で動くカツィカの両手より呪詛が放たれ、それをもろに受けてしまう。呪縛により動きが制限され、苦痛の声を上げる。
 鶴来を無視し、再びリズへと接近するカツィカ。リズもまたレーザーを放ち応戦するが、直線的な軌道はカツィカに既に見切られており、ジグザグに動きリズの狙いを定まらせない。
 ついに射的距離。カツィカは大きく息を吸う動作を行う。その様子にリズも気づき、すぐさま逃げようとするが、
「間に合わない…!」
 ダメージ覚悟で防御態勢を取る。そしてカツィカの呪いの咆哮が、洞穴全体を震わせる程の衝撃で放たれた!

 静寂。衝撃により正面には土煙が舞い上がっている。カツィカはリズの様子を確認できていない。
「隙きあり」
 男の声が聞こえた。それと同時にカツィカの体に衝撃が走る。胴には護符がいつの間にか貼られていた。
「危ない所でしたね、リズ君。お怪我は無いですか?」
 土煙が晴れた後、リズの前には霊符による障壁を貼った芦屋・晴久が立っていた。
「さて…予想通り、魔性のソレに堕ちましたか。経緯は分かりませんが運が悪かったようですねぇ」
 呟きながら、芦屋はカツィカに貼り付けた護符に念を送る。【七星七縛符】。陰陽道の術式がカツィカの呪詛を削ぎ落とす。今までにない悲鳴がカツィカより上がった。
「!今がチャンス、行くよっ!」
 体勢を立て直したリズは、鏡面体をカツィカ上空へ放つ。そして自らと同じ姿をした存在がリズの隣に現れる。
「Re-A、一緒に暴れよう!」
 Re-A(リア)と呼ばれた存在と共に、リズは上空の鏡面体へ向けて疑似刻印より攻撃を放つ。受けた鏡面体は光り輝き、カツィカ周辺目掛けて雨のようにレーザーを降り注がせた。
 絶叫。全身をレーザーで貫かれたカツィカは、それでもまだ機敏に動き、リズ達から背を向けて距離を取るが、
「どこに行くってんだ、お前」
 目の前には刀を上段に構えた鶴来が立っていた。
「喰らいやがれぇぇ!!」
 全力の一太刀。振り下ろされる超能力を纏った【サイコスラッシュセカンド】は、カツィカに莫大なダメージを与える。
 再びの絶叫。しかしまだなお倒れるき気配はない。
 刀についた血を振り払い、鶴来は今一度カツィカへと向き直る。
「わりぃが、宝は俺達がいただくぜ!!!」
 それは勝利を意味する宣言。他の猟兵達も気を入れ直す。

 その宣言に、カツィカは瞳孔の蕩けた紫の瞳で睨み返した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

キケ・トレグローサ
人格はお転婆な踊り子ルナ。ちょっと楽しんでる様子で
「ヒロインは遅れてやってくるものよ!さぁ、観念して私にお宝を差し出しなさい!」
と宣言しUCを発動。妖精たちと踊るように戦列に加わる。戦闘も舞踏そのもの、踊りながら妖精たちと敵の前を縦横無尽に動き、攻撃の回避を優先する。また、ルナは衣装に宝石を妖精は魔力で煌めきを帯び敵気を引く
(お宝好きなら、光ってる私たちを狙うはず)
ルナに当たりそうな攻撃は妖精がカバー、味方が大技を撃つ時間を確実に稼ぎ、隙が生まれれば妖精とルナはナイフで細かな攻撃を蓄積。 敵が足止めされたら妖精とルナは敵に殺到。ナイフで何度も攻撃する。

*芦屋晴久と共闘・アドリブ絡め歓迎


芦屋・晴久
【WIZ】
仕切り直しですね。
ルナ君、頼みましたよ。

【高速詠唱】の四神創奏で全体の戦闘能力の底上げをします。
護符の光弾で牽制しながら再度七星の護符にて相手の動きを止める。

追い討ちです、五行の刃もくらいなさい。
地の砂埃を凍結させ、氷の刃として相手を穿ちましょう。

アドリブ歓迎です。


ベルリリー・ベルベット
さて、いよいよ最後の戦いね。
お前を倒して、ついでに金銀財宝も貰っていってあげる。
可能なら他の猟兵と連携したいところね。

【SPD】
リリは自分や味方が攻撃できるように、敵の隙を作るわ。
フック付きワイヤーや『ジャンプ』を駆使して『空中戦』に持ち込みつつ、撹乱するように素早く動き回りましょう。
『パフォーマンス』で敵の目を自分の方へ惹きつけて、攻撃が飛んできたら『見切り』で回避するわ。

攻撃のチャンスが出来れば、周囲の味方に合図しつつ、自分でも【早撃ちシンデレラ】で攻撃よ。
攻撃は『2回攻撃』で手数を増やして、『属性攻撃』で炎属性を付与するわ。

◆アドリブや絡み歓迎




 カツィカは激怒していた。宝を狙う侵入者、受けるはずでなかった攻撃を受けた事、その全てに。
「仕切り直し、ですね。では改めて参りましょう」
 その様子に意を介さず、芦屋は再度【四神創奏】の詠唱による強化を行う。
 だが、カツィカが見逃す訳はなく。大地を蹴り芦屋へと走り出していた。
 芦屋が邪魔をしたせいでカツィカは攻撃を受けたのだ。報復として、今一番に狙うのは当然とも言えた。
「さぁ、では頼みますよ、お二人。」
 芦屋の言葉と同時に飛び出してくる二人の影。一人は青く、もう一人は碧く。
 ベルリリーとキケ・トレグローサ(たった一人の流浪の楽団・f00665)が、間に立ち塞がるように現れる。
「いよいよ最後の戦いね。お前を倒して、ついでに金銀財宝も貰っていってあげる」
 ベルリリーが両手に複数のナイフを手に、
「ヒロインは遅れてやってくるものよ!さぁ、観念して私にお宝を差し出しなさい!」
 多重人格者であるキケの別人格、末っ子の妹、ルナがビシッと指を指し、そう言い放つ。それと同時に自らのUCも発動させる。
 【イタズラ妖精たちのポルカ】。100体にもなる妖精の踊り子達をルナはその場に呼び出す。
「さぁ、みんな!踊り狂うわよ!」
 その一言と共に、妖精達はカツィカへと群がる。一体一体がナイフを持ち、踊りながらカツィカの肌を切り刻む。
「いい調子♪さぁドンドン行くわよ!」
 ルナもまた踊るようにカツィカヘ攻撃に向かう。だが、
 破裂するような爆音。凄まじい衝撃波がルナの足を止めさせる。カツィカの呪いの咆哮である。妖精達はその一撃に全てやられてしまった。
「嘘、ちょっと予想外なんだけど…」
 口角を釣り上げ、牙を見せて、カツィカは怒りの目をルナへと向け、
「ダメよ、目をそらしちゃ」
 上空から放たれた言葉とナイフが、カツィカの背へと突き刺さる。
 得意のワイヤーを駆使し、上空に位置取るベルリリーの【早撃ちシンデレラ】が、無数の投げナイフが続け様に襲いかかる。
 カツィカの目はベルリリーへと移り、
「何処を見ているのか、なっ!」
 ルナの手に持つナイフが不意を突く。
「また目をそらして、ダメじゃない」
 再びベルリリーの投げナイフ。気を取られれば、ルナの一撃。最早繰り返しであった。
 上空よりは白の衣装が舞い踊り、鋼の雨が降り注ぎ、
 地上よりは宝玉が散りばめられた衣装が舞い踊り、煌めきと共に切り刻まれる。
 二人のパフォーマーによる巧みなコンビネーションは、今この場で初めて会った者同士とは思えない動きであった。
 防御も、反撃も、逃亡も出来ず、カツィカは切り刻まれるだけであった。
「さぁ、ショーもこれでお終い」
「盛大な拍手をお願いしまーす!」
「最後は私も。ええ、今まで何もしていなかった訳ではありませんよ」
 ベルリリーの属性付与により投げナイフには炎を纏わせ、ルナもまた妖精達を呼び出し無数のナイフと共に殺到し、芦屋は今の今まで詠唱し続け練り上げた呪力を纏め、氷の刃を形成し、
 炎が、氷が、無数の刃が、カツィカへ向けて放たれた。


「さて、オブリビオンはこれで消えましたが…」
「あれ?!財宝がない?!さっきまで邪魔になるくらいキラキラ光っていたのに!」
 ルナの驚愕の声が、洞穴内に響き渡る
 洞穴天井まで高々と積み上がっていた金銀財宝は、カツィカの消滅と共に消え去っていた。
「あの財宝含めて、オブリビオンだったって訳かしらね」
「そんなぁ~お宝がぁ~」
「まぁまぁ、猟兵としてのお仕事は果たせましたので、それでヨシとしましょう」
「お宝ぁ~!」
 ルナの悔しがる声が、再び洞穴内に響き、次第にそれも消えていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月24日


挿絵イラスト