此処が噂の甘納島。
●塩と砂糖
幻朧桜舞い散るある島があった。
そこは一年中咲き誇る桜の名所であり、穏やかな気候とサトウキビが特産となっている島。豆や栗、さつまいもなどを砂糖漬けにした菓子がマーケットには売り出され、賑わっていた。
航海において砂糖漬けした食料は貴重であり、何より甘味というのは脳の活性化や荒んだ心を癒やすのに最適だ。
故に、この島民たちは常に心穏やかに過ごしていたのだが……。
「ううぅ……やっぱり、これも塩だ……なんでこんなことに」
マーケットのあちらこちらから、悲しみの声が響く。それも一つや二つではない。マーケットどころか、砂糖漬けの菓子を作る作業場からも同じような声が聞こえてくる。
一体どうしたということなのだろう?
「なんで砂糖と塩を間違えて仕入れるなんてことが起こるんだよ!?今どき、そんなコテコテのラブコメ展開見たいなことある!?」
いや、なんかちょっと毛色の違う悲鳴も聞こえた気がするけど、気の所為だろう。
ここは砂糖漬けの菓子の島―――そう、甘納島。
●塩のコンキスタドール
「ふふふ……さあ、砂糖がほしければ、塩辛納豆を作って納めな!」
なんて?
塩と砂糖がすり替わる事件が起きた甘納島。その日、一夜にしてその島はコンキスタドール……つまりはオブリビオンによって占拠されてしまった。うぅ、甘いもの食べてないから力がでないよぅ。とかそんな感じで。
そう、塩と砂糖がすり替えられていた事件の犯人は、コンキスタドールであったのだ!
そして、コンキスタドールが占拠した甘納島に課した新たな掟とは。
「甘納豆よりも塩辛納豆のほうが高く売れるんでね!これからお前たちには砂糖と交換で塩辛納豆を収めてもらう!レートは1:10!砂糖1に塩辛納豆10!砂糖一粒ほしければ塩辛納豆10パックは必要だよ!」
……どこかの金貸しもびっくりなレートである。法外も法外すぎる……!だが、圧倒的な力を持つコンキスタドールに立ち向かう術は、甘納島の住人たちは持っていない。だってみんなほんわか平和主義だからね。仕方ない。
「もしも、掟を守れないようであれば……わかるだろう?断頭台に登ってもらうしかないねぇ……むしろ、私的にはそっちのほうが話が楽でいいんだけれど」
コンキスタドールの手にした戦斧が怪しく煌めく。ひっ!そこだけシリアスなのやめて。言ってることギャグみたいなんだから、ギャップが酷い!
●救え!甘納島!!
グリモアベースに集まってきた猟兵たちを前にナイアルテ・ブーゾヴァ(フラスコチャイルドのゴッドハンド・f25860)が頭を下げて迎え入れる。
下げた頭を上げると微笑みが迎える。そして、彼女が集まった猟兵たちに事件の概要を伝えるのだ。
「集まりいただきありがとうございます。新たに発見された世界……グリードオーシャンのことはもうご存知でしょうか?かの世界での事件の解決をお願いしたいのです」
そう新たに発見された世界、グリードオーシャン。その世界は、異常気象が続き、グリモア猟兵の予知やテレポートが阻害されてしまうようなのだ。
故に、一つ一つの島に鉄甲船で渡り、コンキスタドール……つまりはオブリビオンに支配されている島を開放し、海図を拡張していかなければならないのだ。
そして、ナイアルテが見つけた島……その名も「甘納島」!
「なんだかとても美味しそうな名前の島ですね。どうやら、その甘納島をコンキスタドールが占拠し、彼らの掟を島民たちに強要しているようなのです。その島の名産は砂糖漬けの豆菓子なのですが、その原料である砂糖が塩とすり替えられ、砂糖を手に入れるためには、塩辛納豆……?という発酵食品を納品しなけれならないそうなのです」
まあ、そこまではなんとなく。ただ、レートが法外である。砂糖一粒につき塩辛納豆パック10個。
「はい……あまりにも悪質かつ法外なレートです。いくらなんでもひどすぎます。そう反対した島民は……コンキスタドールの手に掛かってしまったことでしょう。むしろ、このようなレートを出すことをせずに強制労働させてもいいのだから、慈悲深い、と思っている節があるようです」
うーん、これは酷い征服者。許してはおけぬ。
「まずは鉄甲船にて、甘納島に上陸していただくことになります。島には海賊のマーケットがありますが、現在はコンキスタドールの支配下にあるのです。これに潜入し、情報や砂糖を奪取……海賊の方々を買収して味方に引き入れるなどの工作を行っていただきたいのです」
そうすれば、その後のコンキスタドールとの直接対決になっても混乱が少なくなる。
もしも、海賊や島民を仲間につけることができれば、コンキスタドールとの戦いが有利になることは明白だった。
何より、海賊マーケットでも砂糖の販売を制限されてるせいで、自由な商売ができないと不満の声が上がっているので、買収は簡単だろう。
「その後はコンキスタドールの拠点へと攻め込んでください。マーケットで島民や海賊を味方につけていれば、拠点の場所なども詳細にわかります。ただ、コンキスタドール配下の敵も複数現れることでしょう。お気をつけください……」
コンキスタドールはいずれも強敵。メガリスと呼ばれる宝物によって自身を強化している侮れない敵だ。思いも寄らない攻撃をしてくる可能性もある。
「それでは、どうか甘納島の皆さんの平穏を取り戻すべく皆様のお力をお貸しください……」
頭を下げてナイアルテは猟兵たちを送り出す。
きっと彼らならば、島を開放し、元の平和な島へと戻してくれるだろう。
塩辛納島って名前になったら、呼びにくいし。やっぱり甘納島の方が語呂がいいよね。
海鶴
マスターの海鶴です。どうぞよろしくお願いいたします。
新世界、グリードオーシャンでのシナリオになります。島の開放とコンキスタドール……オブリビオンの撃破が目的となります。
甘納豆……美味しいから頻繁に食べたくなりますよね。ね。
皆様の活躍でどうか、島名が塩辛納島になってしまわないように、甘納島を守ってください!
●第一章
まずは海賊マーケットに潜入をお願いします。
鉄甲船に乗って皆様は甘納島へとたどり着き、そこから海賊が取り仕切るマーケットに潜入します。
海賊はコンキスタドールによって支配下の置かれた現状を快く思っていません。また島民たちも然りです。
どこかに隠されているであろう砂糖を探し出して奪取して島民に与えるもよし、海賊の隠匿していた砂糖をなんやかんやで買い取ったりしてもよし、また海賊を買収して島を開放すること協力してもよしです。
皆さんのプレイングで海賊と島民を味方につけましょう。
●第二章
集団戦になります。島民と海賊の協力でコンキスタドールの拠点に共に攻め込みます。
島民は一般人ですが、海賊は皆さんほど強くはありませんが、ユーベルコードで貢献してくれます。
●第三章
コンキスタドールの拠点にいるオブリビオンを撃破していただきます。
甘いものより辛いもの。甘納豆より塩辛納豆が好き、というコンキスタドールです。趣味嗜好はなんかあれですが、実力は折り紙付きです。油断なりません。
なんか甘いものに恨みでもあるの?という位、甘い、というワードが禁句になります。
新世界グリードオーシャンの初シナリオですね!もうすっかりご存知なことかと思われますが、ふわっとした雰囲気のギャグタッチテイストなシナリオになります。
ギャグよりに走るプレイングのほうが楽しいかも知れません。
普段よりもハジケてもいいですし、島民たちの食生活を真剣に心配してもよいかと思われます。
今回もいっぱいがんばります!
第1章 冒険
『潜入・海賊マーケット』
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POW : 荒くれ者の雰囲気を出して、堂々と盗品のやりとりをする
SPD : 店舗に忍び込んで探索したり、目的の物を盗み出す
WIZ : 海賊マーケットの関係者を買収するなどして、必要な情報を集めていく
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ここは甘納島の海賊マーケット。金次第では何でも用意してやるぜ!というのが、ここのモットーではあったのだが……
そう、今まさにこの島はコンキスタドールの支配下に置かれている。この海賊マーケットも例外ではない。
物流は滞り、塩と豆だけはいつも以上に流れに流れている始末。それ以外の物品が一つも売れないのだ!
だが、蛇の道は蛇という言葉もある。
どこかに砂糖を隠匿している海賊がいるだとか、そもそも元からあった砂糖はマーケットのどこかに隠されているのだとか、そんな噂が流れている……。
しかし、島民たちは塩辛納豆を作るのに大忙し!無論、そんな家探ししている暇はないし、納品が遅れるとコンキスタドールによって処刑されてしまう。
逆らっても処刑、納品遅れても処刑。
悪法も悪法の塩っ辛い島になってしまっているのだ!
このままでは島名が変わってしまう……!
塩辛納島なんてやだー!甘納島のほうが可愛くていいー!
そんな島民たちの叫びに応えよ、猟兵……!!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎
■行動
海上ですと、塩は確保のしようが有りますが、甘味は難しいですからねぇ。
取引出来ないのは困りそうですぅ。
【饒僕】を使用し[情報収集]、砂糖の在処を探しましょうかぁ。
レートは兎も角交換しているなら、或る程度近くに「保管場所」が有るでしょう。
其方を探すのが良さそうですぅ。
発見出来ましたら「襲撃し奪い取る」「強襲し奪い取る」「張り倒して奪い取る」等の方法で確保し「マーケット」に持ち込みましょう。
拠点攻撃前に海賊や島民の方々が疑われても問題ですから、最初に「不満の有る海賊」の方に接触、砂糖を譲渡する代わりに「取引場所の情報」を流してもらい、来た方々とお話しますねぇ。
グリードオーシャンの島の中の一つである甘納島。
航海において非常に重要となる要素の一つ、砂糖。保存するために砂糖漬けにするのは理にかなっている。
水分を減らし、腐るのを防ぐだけではなく殺菌の効果もある。食料保存、という面だけ見れば、塩の方が確かに長く持つのだが、塩漬けした場合の下処理の煩雑さを考えれば、砂糖漬けはそのまま食べられるのだ。
それを考えれば、確かに砂糖と塩のレートをあそこまで引き上げたコンキスタドールの着眼点はいやらしいものがあったのだ。冗談のついでに人々を虐げて弄んでるだけだと思ってた。
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、砂糖の重要性をきちんと理解している猟兵だった。塩ならば、海の上でも確保できる。海水を組み上げて、という具合に。だが砂糖はそう行かない。
「そうなんですよねぇ……砂糖は海上では手に入らないですし……取引できないのは困りそうですぅ」
鉄甲船より降りて、海賊マーケットへと潜入する、るこる。彼女の目的は、砂糖の在り処を探ること。
レートはともかく、交換しているのなら、ある程度近くに保管場所を用意しているはず。闇雲に探すより、当たりをつけて探すことのほうがいいだろうと判断したのだ。
その判断は間違っていない。なぜなら、砂糖の保管場所はコンキスタドールによって巧妙に隠蔽されている。
甘納島に上陸したばかりの者たちでは、よほど土地勘がないと発見は難しいだろう。故に、土地に住まう者たち……つまりは、海賊であり、なおかつコンキスタドールの掟に不満を持つ者を探すことが最初の一手だ。
「大いなる豊饒の女神の使徒の名に於いて、女神の僕達よ、私の元へ」
るこるのユーベルコード、豊乳女神の加護・饒僕(チチガミサマノカゴ・ユタカノシモベ)によって召喚された小動物が一斉に海賊マーケットの中へと駆けていく。
これで不満を持つ海賊を見つけるのだ。
程なくして、召喚された下僕たちの情報収集によって見つかる不満を抱く海賊……よくできました、と微笑む様子はまさに女神。
「さあ、これで人払は済ませましたしぃ……ご相談、と行きましょうかぁ」
「わかっている……本当に砂糖を優先的に譲ってくれるんだな?」
海賊たちと早速接触した、るこる。流石バーチャルキャラクター!こういう交渉事には、その見目は有利に働くのだろう。
海賊も鼻の下を伸ばしてしまうのもわからぬ道理ではないね!わかる!すごく!
「はぁい。もちろんです……じゃあ、教えてくださいねぇ?保管場所に怪しそうな場所があるってお話」
鼻の下を伸ばしていた海賊ではあったが、しっかりとした保管場所の目星の付いた場所の情報を提供してくれる。
再度、下僕たちに情報の裏を取るように情報収集を行ってもらって……
「よくできましたぁ!一箇所だけ当たりでしたぁ。これで少しは島民の皆さんの負担が減らせるはずですぅ」
やったね!海賊からの情報提供にあった通り、一箇所だけであったが砂糖の保管場所を見つけだし、奪い取ることに成功した、るこる。
どうやらコンキスタドールは保管場所を複数用意していたようだ。まだ微々たる量だが、甘納豆を作っているお店の人達には、笑顔が戻ったようだった。
よかったですぅ、と微笑む、るこるの表情も明るい。
この調子で行けば、砂糖を全て奪還することも遠くはない。そう思えた島民たちの笑顔をるこるは大切そうに見守るのだった。
成功
🔵🔵🔴
神咲・七十
割と甘党な私の敵ですね、この人。
・・・ぶっ飛ばします。
(食べ物の恨みは恐ろしいのです。)
カバンの中に、普段より多めに詰め込んだお菓子を、マーケットで砂糖と、砂糖を保管してある場所の情報とない、泣く泣く交換します。
情報が手に入ったらその場所からも砂糖を確保しておきます。
手に入れた砂糖は後で使いたいのでお菓子分空いたスペースに確保しておき
、入らない分は島民の人に「出来れば、残しておいてほしい」と言って預けます。(使われても気にしません)
フフフ、私のお菓子にまで被害を与えるなんて・・・今回の人絶対に許さないですからね~。
アドリブや他の人との連携はお任せします。
甘味とは心のオアシスである。水枯れた大地に染み込むように、その滋味は体を癒やし活力となる。俗に言う甘党の言葉である。
塩と同様に砂糖もまた体に必要なもののように、彼女……神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)にとっては、もっとも重要なものなのだ。
そう、素敵な響き。あまなっとう……甘納島。ああ、何度聞いても甘美な響き。
これほど素敵な名前の島がこの世にあるだろうか?いや、あるだろ。チョコレー島とかココアシガレッ島とか。
とか、まあ、そんなツッコミがどこかで響いたかもしれないが、七十の耳には幸い届いていなかった。なぜなら―――
「さ、砂糖が悪徳レートでしか手に入らないから、特産の甘納豆波食べられない
―――!?そ、そんな……わ、私はなんのために此処まで……!」
いや、コンキスタドール……オブリビオンの悪行をとっちめるためだ。実際に甘納豆を賞味してもらいたかったけど、それは最後のお楽しみというかぁ、そのぉ……そういうことなのでぇ……?
「く……その人割と甘党な私の敵ですね……ぶっ飛ばします」
食べ物の恨みは恐ろしいのです、と意気込む七十。すごい、甘味が絡むとすぐスイッチ入る……!
海賊マーケットに早速侵入を試みると、どうやら砂糖の保管場所はいくつかあるようで、そこの目星はある程度ついているのだという。
しかし、ただで情報を与える海賊たちではない。そう、対価が必要なのだ。お金でも、品物でもいい。なんだったら、メガリスだっていい。
欲しい情報には、それ相応の価値のものでなければ取引しないというしたたかな海賊たちなのである。うぅ……虎の子なのに……と七十が渋々かばんの中から取り出したのは、普段より多めに詰め込んでいたお菓子である。
現状、この島では甘味の圧倒的不足が起きている。その状況で、彼女の持つ甘味は金貨にも勝る価値を持っていたのだ!砂糖を取り返すのに、お菓子で情報を買う……大局的に見れば、アリなのだろうが……
「でも、やっぱり、もうちょっとだけおまけをしてもらえませ……あっ、だめですか」
妙な所で甘味への未練が顔を出す七十。
未練たらたらでもやるべきことはやらねばと、気持ちを切り替えて情報を得た保管場所へと急ぐ。
早く甘味!早く!甘味が食べたい!甘いのいっぱい!たぁっぷり!とそれはもうすごく一生懸命探してくれたおかげで、保管場所の一つは見つかった。
「もっとたくさん持っていきたいのですが……仕方ありません。これだけ……」
あとで使いたいから、と自分のかばんの中にお菓子を情報量として差し出した分空いた部分へと詰め込む。
後は、島民たちにこの場所をこっそり伝えればいいいだけだ。
島民に「できれば、その、できれば!残しておいてください!」と念押ししてしまうほどに彼女の甘味への情熱は凄まじいものだった。
「フフフ、私のお菓子にまで被害を与えるなんて……今回のオブリビオン……コンキスタドールの人、絶対に許さないですからね~」
ぜったいにだ!コンキスタドールが泣くまで!絶対に!いや、泣いても許さないぞ!と決意を新たにする七十なのであった……!
成功
🔵🔵🔴
ノウェナ・ミズノエ
※アドリブ歓迎
…無茶な相場は、ただの横暴。何より砂糖は大事…
とはいえ荒くれのオーラは出せそうにないから潜入で
法外な取引の基になっているなら、警備も厳重にしてる場所があるはず…
〈戦闘知識〉で相手に気取られないよう動きながら、【レプリカクラフト】でマーケット内に罠を仕掛けつつ、砂糖の保管場所を探す
見張りがいた場合は…とりあえず【タイダルシャフト】で殴るね。
砂糖を持ちだしたら罠の所を通って敵を撒く
島民たちには勿論全部渡す。これはここに住んでいる人たちの物だから…
ただ…渡す時ってどういう風に渡そう。何か気の利いた言葉でも…
「…これ……貴方たちに……」
つつつつつつ(他の言葉が出て来ず汗だけが出る)
グリードオーシャン、その名の通り欲望渦巻く海洋。様々な島々が存在する故に、海賊とコンキスタドールの縄張り争いが耐えぬ島で形成された世界だ。
落ちてきた島々の中には、甘納島のようにもとあった世界の面影を残す島が見受けられる。ここ甘納島は、サクラミラージュより落ちてきた島であることは、幻朧桜が咲き乱れていることからして推察は用意だろう。
しかし、今その甘納島は危機に瀕している。
そう、砂糖は塩辛納豆との法外なレートによってのみ入手が可能であり、塩辛納豆を作るために割かれる時間と手に入れられる砂糖の圧倒的な不足によって、島の名産である甘納豆の数は激減……!いや、全く手に入らないと言っても過言ではない。
このままでは甘納島ではなく、塩辛納島になってしまう……!
これもそれもコンキスタドールが原因……!
「……無茶な相場は、ただの横暴。何より砂糖は大事……」
宝混のメガリスを携えたノウェナ・ミズノエ(煌ける蒼のマリンガード・f26222)は島に上陸してから、この現状を憂いていた。
物資の尊さはよくわかっているつもりだ。なんとかして、この島の現状を打破しなければ……!と海賊マーケットにやってきたのだが……そう、そこはむくつけき海賊たちの縄張り!漂う剣呑な雰囲気に、ヒェッ!ってなってしまうのも無理なからぬこと。
「つつつつつつつ」
汗がたらりと出てしまう。無理。こんな怖い雰囲気のとこ入り込むなんて無理。
ならば、と彼女が取った行動は……
「法外な取引の基になっているなら、警備も厳重にしてる場所があるはず……」
そう、保管しているのならば、島民たちや海賊が奪い取れないように警備は厳重にしているはず。ならば、そこを探し出してしまえばいいのだ。後はオーシャンハンターらしく、己の身体能力で奪ってしまえばいい!
―――が、保管場所を見つけ出したまでは良かったのだ。途中でユーベルコード、レプリカクラフトで仕掛け罠をたっぷり用意していたのも、用意周到だった。
ただ、そのぉ……見張りがね?いたから?彼女の持つ宝棍タイダルシャフトで、ぼっこぉってやったら、一撃で倒せなくて追いかけ回されるハメになってしまったのだ!
「や、だって、一撃でいけるとばかり……」
冷や汗たらたら流しながら、ノウェナが走る!盛大な追いかけっこが海賊マーケット内で巻き起こる!彼女はあらかじめ仕掛けていた罠のルートを通って、敵を撒くのだが、あちらこちらで見張りのしつこさ故に罠が発動して大騒ぎ!
どったんばったんっていうレベルではあるが、ようやくノウェナが見張りを撒いて、ぜぇぜぇ言いながら甘納豆を作っているお店の前までやってきたのは、それから随分立ってからだった……
「……」
奪ってきた砂糖。もちろん、全て島民たちに渡すのだ。だって、これはここに住んでいる人達のものだから……うぅ、ええ子や。
ただ、渡すときにどう言って渡そうかと悩んでしまう。口下手故に、うまい言葉が出てこない。島民たちもキョトンとしてる。どうしたのか。お腹痛い?大丈夫?お薬飲む?
な、なにか気の利いた言葉でも……とノウェナが言葉をひねり出そうとして……
「……これ……貴方たちに……」
結局、他の言葉が出てこずに汗だけが出るノウェナなのであった。
それでも、貴重な砂糖を無償で提供してくれたノウェナを島民たちは歓喜の声で出迎えるのだ。
いつだって、良いことをしたら、いい笑顔が返ってくる。それは当たり前だけれど、とても嬉しいことなのだった。
大成功
🔵🔵🔵
コーデリア・リンネル(サポート)
アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーロー、13歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
甘納島改め、塩辛納島へと改名させられそうなほどに急速に塩と砂糖の比率がおかしなことになってしまっている島には、未だ海賊たちが縄張りとするマーケットが存在する。
海賊たちは善人ばかりではないが、むくつけき男たちも多く、気の弱いものであれば入り口に立っただけで、その剣呑な雰囲気に圧倒されてしまうこともあるだろう。
だって怖いもんね。仕方ない。鋭い目で見られれば、それだけ背筋が伸びようというものだ。さらに人付き合いが苦手とあらば尚更だろう。
コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)もその一人だった。だが、彼女は意を決する。困っている島民たちのために自分も何かしようと決意したのだ。尊い……!
趣味がお菓子作りという彼女にとって、この島の甘納豆は興味の対象だったのだ。
けれど今はコンキスタドールに占拠され、砂糖一粒につき塩辛納豆10パックという法外なレートでしか入手できなくなっており、そのため島名産の甘納豆は製造できなくなってしまっているのだ。
当然、そうなればコーデリアの趣味であるお菓子作りの参考になるわけもなく……故に。
「頑張らないと……!」
と意気込んでみたものの。海賊マーケットの入り口は、もうあれだ。赤ずきんを丸呑みしたろうっていう狼の口くらい、見た目か弱い少女のコーデリアを威圧していた。
でも、決めたのだ。島民たちが困っているのだから、それをなんとか解決しようと。自分にできることを精一杯。一歩を踏み出す。ある意味場違いな彼女の身なりはすぐに周囲から浮く。
海賊たちも物珍しげというよりは、値踏みするような視線に変わる。
「お嬢ちゃん、アンタみたいな娘さんがこんな場所にやってくるもんじゃあないぜ」
一人の海賊が見ていられないと彼女に声をかける。
言葉は多少乱暴かもしれないし、見た目もお世辞にもよろしいとは言えない。けれど、そうやって声をかけたのは少しの心配もあったのかもしれない。悪い人には見えなかった。
内気な性格のコーデリアが一生懸命言葉を紡ぐ。
「あの……砂糖ないって聞いて……島の人達が困ってるって……だから、何か知りませんか……?」
彼女の気質を表すような内気な言葉。けれど、それは真摯な言葉そのもの。誰かのために何かをしたいという彼女の優しさ。
そんな彼女の優しさが海賊にも伝わったのだろう。元々、悪人ではないのだ。むしろ、海賊の中にも善人と言われる部類の者たちもいる。
彼女にそうやって声をかけた海賊もまたそのうちの一人。
「ああ、砂糖ね。今の島を見ればわかるか。なら、ちっとばかし砂糖の保管場所らしき怪しい場所はある」
そう言って、コンキスタドールが独占している砂糖の保管場所の話を教えてくれる。
警備が手薄になる時間帯もあるので、海賊たちはそこから砂糖をちょろまかしているということまで丁寧に教えてくれたのだ!
「まあ、あぶねぇって思ったら引き返すこった。お嬢ちゃんみたいなのが断頭台に上げられるのをみるのは、気分もよくねぇ」
「心配してくれて……ありがとう……」
でも、大丈夫。とコーデリアは返す。自分だって猟兵なのだ。やってやれないことはない。そう言って別れたコーデリア。これで自分も島の人々のために何かができる。意気揚々と手に入れた保管場所へと向かうのだった。
「俺の娘も……生きていれば、あの年頃か……」
ほろりと、コーデリアの背中を見送った海賊。きっと、彼女の姿は一時の慰めにもなったのだろう。
未だコンキスタドールに支配されている島。けれど、開放される日もそう遠くない。そう思えるコーデリアの歩みは始まったばかりだ。
成功
🔵🔵🔴
片桐・公明
【SPD】
物陰に隠れながら海賊通しの会話を盗み聞いて情報収集をする
必要な情報は2つ。砂糖の在処と海賊の意思
(「快く思っていない」とは聞いていたけど本当かどうか確かめないとね。反乱を密告されたら堪らないわ。)
隠されている砂糖を見つけたら可能な限り持っていく。
ついでに書置きを残して、コンキスタドールの仕業であるようにミスリードする
(これで少しでも反乱勢力を増やせるでしょう。)
仮に監視などに見つかったら手早く気絶させる。
砂糖を確保したらさっさと島民に譲ってあげる
「その代わりコンキスタドールと一緒に戦ってくれないかしら。」
(絡み、アドリブ歓迎です。)
コンキスタドールに占拠された甘納島。もはや、塩辛納島というほうが通りがいいほどに、流通しているものは塩ばかり。
砂糖の一粒も見受けられないほどの有様である。そのせいか島民たちも海賊たちも塩対応がすぎる。このままでは、かつてありし甘納島の陽気で人の良い雰囲気など忘れ去られてしまう。
それを阻止せんと鉄甲船より、この島に上陸した猟兵の一人、片桐・公明(Mathemの名を継ぐ者・f03969)は誰に気が付かれることなく海賊マーケットに侵入を果たした一人だ。
マーケット内に潜み、物陰から海賊同士の会話を盗み聞く。そこから何か、砂糖に関する情報を得られないかと思ったのだ。
それともう一つ。海賊たちの意思だ。彼らはコンキスタドールとは違う。海賊であっても、義侠心溢れる者たちだっている。ならば、彼らを仲間に引き入れることが可能であれば、引き入れたいと思うのは道理だろう。
そうでなくても彼らが猟兵達の動きを知って、コンキスタドールに密告しないとも限らない。
そこは慎重に動くべきだと判断したのだ。
「快く思っていないとは聞いていたけど本当かどうか確かめないとね。反乱を密告された堪らないわ」
慎重に、けれど時には大胆に。海賊たち同士の会話を盗み聞く。概ね、コンキスタドールに対しては不満感を募らせているようだった。だが、彼らが束になったとしてもコンキスタドール……つまりはオブリビオンには敵わない。
彼らだけで反乱を起こせば、彼らもまた須らく断頭台の上に上げられ処刑される運命となるだろう。
「まったく……あの戦斧の女が着てから商売上がったりだ……何だよ、塩辛納豆って」
「ねばねばして、あげく妙な匂いもするしな……だが、砂糖があれば問題ないんだが、こうもマーケットの物流を監視されていては、横流しもできん」
「何か切っ掛けがあれば、流れも変わるんだろうが……」
妙に発酵納豆に対するディスが入ってるが、それだけ甘いものが手に入らないということもあってギスギスしているのだろう。
海賊たちはどうやら、物流を制限されているらしく隠してある砂糖をうかつにマーケットに流せないでいるようだった。
ならば、と公明は微笑む。どうやら、彼らは密告するという考えはなさそうだ。快く思っていないことも信じられた。
後は、「元からなかったはずの砂糖」を自分が持っていけば良いのだ。
「後は……と、これでいいかな。これでミスリードしてくれたらいいのだけど」
砂糖の隠し場所を突き止めた公明が書き置きを残す。コンキスタドールは、戦斧を持つ女性。斧のシンボルマークでも描いた書き置きをおいてあれば、海賊たちも自分たちの監視が強まったと反発を大きくするだろう。
「これで反乱勢力を増やせるでしょう……ささっと行きますか!」
その後、公明は島民に確保した砂糖を譲る。島民たちは当然目を丸くして驚く。
当たり前だろう。今まで砂糖の一粒だって入手するのは大変だったのだ。それが大量に手に入ったとなれば、驚くのも無理なからぬこと。
公明は交換条件のように、微笑む。交換条件なんてなくても彼らは一緒に蜂起してくれるであろうから。
「その代わり、コンキスタドールと一緒に戦ってくれないかしら」
それは、島民と海賊……そして、猟兵達によるコンキスタドールへの蜂起のはじまりであった……!
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『巨大魚』
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POW : 船喰らい
【頭部からの体当たり】が命中した対象に対し、高威力高命中の【鋭い牙によるかみ砕き攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : テイルフィンインパクト
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
WIZ : ウォータービーム
レベル×5本の【海水】属性の【水流弾】を放つ。
イラスト:傘魚
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ついに猟兵たちは海賊と島民たちと共にコンキスタドールへと反乱を起こす。
今まで塩対応でごめんね!と島民と海賊たちの間を取り持ったり、色々あったが、全ては甘味が解決してくれる!
あとで美味しい甘納豆をごちそうしてもらうのだ!
海賊たちの情報により、コンキスタドールの拠点はわかっている。
彼らとともに拠点に向かい、コンキスタドールの魔の手から、この甘納島を救うだけだ!
だが、砂糖の保管場所をいくつも襲われ、砂糖を強奪されていることにより、コンキスタドールも配下の巨大魚を放つ……!
島民は一般人程度……海賊はユーベルコードを使えるとはいえ、猟兵には及ばない。
ならば、猟兵の出番だ!あれに見えるはグリードオーシャンの巨大魚!ずんばらりんと三枚おろしにて切り捨ててやるのだ!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
流石に相手も対処して来たみたいですねぇ。
お相手しましょうかぁ。
装備の『F●S』3種を展開、『FBS』は四肢に嵌め飛行能力を確保し「ここで問題の無い高さ」に浮遊して視界を広げましょう。
『FRS』は『オプション兵装』で『魚雷タイプの水中弾』を装填し攻撃主体、『FSS』は防御と、必要時のカバーリングに使いますねぇ。
そして【秤濤】を使用、広範囲に及ぶ『魅了』と『超重力波』の波動で一気に狙いましょう。
『魅了』の効いた個体には「同士討ち」を示唆、抵抗した個体は『超重力波』で圧潰狙いか、海から出られない様沈めて攻撃を封じ射撃で仕留めますぅ。
お肉が食べられそうなら、確保したいですねぇ。
猟兵達の働きによって、甘納島より強奪され保管していた砂糖は島民たちに行き渡り始めていた。だが、その流れに気が付かないコンキスタドールではない。
即座に破壊である巨大魚を解き放つ。猟兵たちと共にコンキスタドールの拠点へと攻め込んだ島民や海賊達と激しい他戦いが予想される。
だが、島民は一般人。海賊たちもユーベルコードが使えるとはいえ、猟兵には実力が及ばない。
甘納島の住人である彼らを傷つけさせるわけにはいかない!
「流石に相手も対処して来たみたいですねぇ。私達でお相手しましょうかぁ」
にっこり笑顔で相対するのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)……え、なんかすごい物々しい装備してるんですが。
そう、彼女の持つ武装……!フローティングシステムシリーズ……!知ってる、これメカ美少女ってジャンルでしょう?いいよね、メカ美少女。
四肢には12枚の戦輪が嵌められ、簡易的な飛行能力を有し、また脳波操作する16門の魚雷タイプの水中弾を放つ砲塔……さらには周囲に浮遊する小型のビームシールドは砲門も備え、攻守万能!
全部のせってやつでは……!男のロマン……!
「いなる豊饒の女神、その御力の欠片による裁きをお与え下さい」
さらには、彼女のユーベルコード、豊乳女神の加護・秤濤(チチガミサマノカゴ・ハカリノナミ)によるバフ効果!乳白色のオーラを纏った彼女の姿は、まさに天下無敵のスーパー美少女!
女神の力を込めた乳白色のオーラが魅了と超重力波となって放たれる。それは巨大魚を一瞬で貫くが……多くの巨大魚の体には傷一つ衝いていない。だが、その魅了の波動によって、もはや彼らはコンキスタドールの配下ではなく、るこるの思いのままなのだ。
「さぁ~みんな仲良しさんですぅ。頭ごっちんってしましょうねぇ。はぁい、せぇの」
ごちーん!と、るこるに魅了された巨大魚たちがお互いの頭をぶつけ合って昏倒する。ぷかぷかと海の波間に漂う巨大魚の巨体……!後は、島民と海賊たちに任せておけば、トドメはさせる。
だが、魅了されなかった個体もある。彼女の魅力がうまく効かなかった個体だ。
それの個体は追い打ちで放たれた超重力波に捕まり、これまた身動きできずにもがいている。後は、るこるの砲撃が雨のように降り注いで、巨大魚たちを沈黙させるのだ。
「悪いお魚さんたちは、めってしますよぉ……あ、お肉食べられそうなら、確保したいですねぇ。たべれます?お魚さん」
え、マジで?かなりの量になりそうなんですがそれは……と島民と海賊たちが心配そうな顔をする。お腹壊さない大丈夫?
女神の力によって増幅された彼女の魅了の力は、島民ならず海賊たちをも虜にして止まないのだ!
もうなんか、彼女の戦力として以上にアイドルとして崇めそうな雰囲気……!
「大丈夫ですよぉ。みんなで後で美味しく食べてあげましょうねぇ」
ばちーん!るこるのはにかみ笑顔が、甘納島にあま~く咲き誇ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
片桐・公明
【POW】
敵が現れる場所で抜刀して待機。
敵が海中から現れたところを妖刀を振るい斬り倒す。
「随分とけばけばしい色だけど、食べられるのかしら?」
頭から突っ込んできた敵を見事に3枚におろして見せた公明。
よく見ると口の端からわずかに涎が垂れている。
「今だったら塩焼きがすぐできるかしら。」
「丁寧に斬り落として刺身にするのはどうかしら。」
「大量の塩につけて発酵……は、やめておいた方がいいわね。」
「まぁでも、まずは大量に狩ろうかしら。」
(絡み、アドリブ歓迎です。)
流麗な舞とは極めれば、是則、武である。高度に発展した科学が魔法と変わらないように、舞もまた極めれば武となる。その体現者が今、グリードオーシャンにて、その真髄の一端を垣間見せようとしていた。
海に囲まれた島故、コンキスタドール配下の巨大魚は、どこより現れるか分からない。海面の波間より強襲せしめるのは、ただの魚ではなく、メガリスを捕食し、その体躯を強大にさせて魚。その体当たりは岩を砕き、牙は鉄をも貫く。
だが、それがどうしたと抜刀したまま、迎え撃つ構えの女性が一人。
彼女の名は、片桐・公明(Mathemの名を継ぐ者・f03969)。島民たちや海賊たちが止めるのも聞かず、ただ、自分から離れているようにと、それだけを言い残した。
なぜならば、目標が自分一人に絞られれば、どのようにも対処が可能だからだ。下手に島民たちにターゲットが向いて、けが人が出てしまうのは、彼女にとって本意ではない。
波間から飛び出す魚……いや、思っていた以上にサイズがすごいな!?公明の体くらいであれば、完全に丸呑みできるサイズの魚。
それに気配からして、一匹では済まない数―――!
「随分とけばけばしい色だけど、食べられるのかしら?」
なんて悠長なセリフが聞こえる。島民たちが危ない!と叫ぶより早く、彼女の妖刀が空を斬る。その頭部を公明へと見舞おうと突っ込んできた巨大魚。
空中で分解するように巨大魚の三枚おろしが完成してしまう!目を見開く海賊、口をあんぐりと開ける島民たち。彼らの驚愕をよそに、公明の口元にはわずかに涎が……。
こ、この人食べる気満々だー!?
確かに、巨大な魚だけあって、食べる量には事欠かないだろう。
だが、え、まじで?マジで食べるの?殺生した動物は美味しくいただくのが礼儀とかそういう流儀の人?大丈夫?
とかなんとか、海賊たちは思った。ちょっと色がねぇ……こう、大味っぽそう?
そうこうしている間にも、仲間の敵を撃たんと公明に殺到する巨大魚……!流石にこの数は……!と思っていたのだが、案外余裕だね!?
妖刀でバッサリ切り捨て、ユーベルコード、諸葛流舞闘術(ショカツリュウブトウジュツ)による流麗な舞にも思えるような見事な体捌きで躱し、翻り、妖刀を閃かせる。
「今だったら塩焼きがすぐにできるかしら……いえ、丁寧に切り落として刺し身にするのはどうかしら……」
美しくも鋭い斬撃を放ちながら、公明の聞こえてはならないような、聞きたくなかったようなセリフが聞こえてくる。
わ、わからないでもないけど、せっかくかっこいいのに、色々台無しにしていくスタイル……!嫌いじゃない!
「大量の塩につけて発酵……は、やめておいたほうが良いわね」
うん、絶対生臭さが消えないだろうし、なんていうか……その、新しいメガリスとかになりそうで怖い。とか言っているうちに、巨大魚が三枚に卸されたり、頭を落とされたりと、ぼたぼたそこら中に積み重なっていく。
経過はどうあれ、彼女の言い知れない舞を思わせる見事な妖刀捌きによって、巨大魚たちの群は、あっという間に倒されていくのだった。
「まあでも、まずは大量に狩ろうかしら」
あ、まだやるつもりだー!?
成功
🔵🔵🔴
神咲・七十
う~、甘い物もなくなってきましたし、お腹もすいてきました。
・・・お魚(じゅるり)
UC『制約:簒奪者』を使い、杭の遠近攻撃と、【生命力吸収】と【吸血】の力を纒わせた、大剣と尻尾の連携攻撃で、「血・生命力・寿命」を奪い、弱体化させながら戦います。
お腹は、倒した巨大魚を大量にあるらしい塩を使って食べてることで満たします。
美味しいは、美味しいですが、やっぱり甘い物が食べたいですね。
(そろそろ、禁断症状が出そう)
アドリブや他の人との連携はお任せします。
甘味とは、それだけで人の人生を豊かにするものである。同時に、摂取し続ければ、体長の不調の元になることもある。
何事も極端はよくない、という典型的な例である。今回の甘納島の事件、それもまた同じことが言えよう。
砂糖だけでも駄目であるし、もちろん、塩だけでも駄目だ。高血圧高血糖……不健康な単語が羅列されるので割愛。
だが、人類の常識の埒外にいる者たちにとっては、話は別だ。どうしても甘いものが必要不可欠であり、大量に摂取せねばならない者もいる。
神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)もその一人。甘味の摂取が遅れれば、禁断症状が出てしまう。それに単純にお腹も空いてきた!
あ、やばい、この人も食欲旺盛なタイプ!魚さん逃げて!あ、やっぱ逃げないでい良い!食欲の権化となりそうな猟兵たちに全部やられてしまえば、色々都合がいい!
「う~、甘いものもなくなってきましたし、お腹も空いてきました……お魚」
七十はかばんの中にあれだけ詰め込んでいたお菓子をもう消費したということなの?これはこれで逆に心配になる!
いや、でもお菓子食べまくっていて、あのスタイルって逆にやばい。どうなってんの?あのスタイルの秘訣。とかそんなことを島民の女性たちが囁く。だって、甘納島の女性は甘いものをよく食べているから、ちょっとそのね、ふくよかな?人達が多いのだ!
しかも、七十はさらに魚も食べようという勢い!その胃袋、正に宇宙なのでは?
「お魚を倒す、島民嬉しい。私は食べられてお腹いっぱいで嬉しい。いいですね、それで行きましょう!」
万事オッケーではないかと七十が早速自身のユーベルコードを発動する。
制約:簒奪者(セイヤクサンダツシャ)……それは彼女の皮膚から生み出された特異な杭による攻撃と高速移動を可能とするユーベルコード。
彼女の動きは最早、巨大魚に捉えられるものではない。だが、そんな彼女から逃げるように、水中ではなく空中を尾びれで蹴って逃げる個体もいる。
「逃しませんよ!私のお腹は、倒した後で貴方達で満たしてもらうのです!幸い塩はたっぷりあるので、塩焼き塩釜!色々できますから!」
空中を蹴って逃げる個体を、赤い杭が逃さぬようにミサイルもかくやという勢いで打ち出され、逃げることも叶わず海へと落ちていく巨大魚。
近づけば、大剣と尻尾による連携によって、一撃で倒せなくとも、血、生命力、寿命を削り取られていく。
ははーん、これは詰みってやつでは?と巨大魚たちも趨勢を見極め、逃げようとする……だが、それをさせてくれるほ猟兵というものは甘くない。
というか、お腹を空かせた七十が、それをさせてくれるとは到底思えない。
ですよね。と半ば自棄糞な巨大魚たちの突撃を、迎え撃つ無数の赤い杭。海賊たちのユーベルコードの援護もなんだか、あんまり意味ないくらいに鮮烈な活躍をしてみせた七十。
巨大魚たちは、こうして海の藻屑と消えるのであった……
そして……。
「美味しいは、美味しいですが、やっぱり甘いものが食べたいですね」
と、七十の至極まっとうな巨大魚の味へのレビューが決まったのであった……!
大成功
🔵🔵🔵
リヴェンティア・モーヴェマーレ(サポート)
サポプレ
▼アドリブや他の方との絡みモリモリの盛り大ジョブです
▼性格
いつも笑顔でほわほわのぽやんで楽観的な元気っ子
▼口調
なのでス、でショウ、なのですカ?
等、文章の語尾や途中に1、2文字カタカナが入る
挿入箇所はお任せ
『~な気持ち』が口癖
敵に対しても「さん」付けする
▼武器、アイテム
戦闘時以外は動物の形をとっている子達が多く
会話や意思の疎通もします
動物達の方がしっかりしてる説があるやも…
(踏ん反り返る動物達)
▼得意
情報収集
ハッキング
支援
▼好き
家事全般
動物
▼戦闘
後衛に居る事が多く
後方から援護射撃やオーラ防御での防衛サポを好む
▼NG
過度なエロ
(尚、羞恥心がぶっ飛んでるので恥ずかしがると言うことは無いでス)
グリードオーシャンの島々……そのうちの一つである甘納島。甘納豆が島の特産品となっているのだが、今ここに島を占拠したコンキスタドールによる悪の掟により、島の名前の変わりそうな事態に陥っているのである……!
そう、コンキスタドールが課した悪の掟。それは、砂糖一粒に対して、塩辛納豆10パック!法外もなにもあったものではない悪法以外の何ものでもないレート!
しかし、砂糖を独占し隠しているコンキスタドールに逆らえば、断頭台行き。処刑されてしまうのだ。
猟兵達の働きによって、砂糖の保管場所を襲撃して奪ったり、海賊マーケットにいる海賊たちと共に反乱を起こしたりと、事件の解決に向けて順調な滑り出しを決めているのだ。
だが、コンキスタドール配下の巨大魚たちによる襲撃……!島民と海賊たちの反乱の目を詰むため放たれた巨大魚は、メガリスを捕食したことによって変異したオブリビオンだ。反乱を起こした島民と海賊たちを傷つけさせるにはいかないと、リヴェンティア・モーヴェマーレ(ポン子2 Ver.4・f00299)が立ちふさがる!
「甘い物はとってもステキなのでス。それを悪法で縛り付けるのは、とってもよくないと思うのでス。プンスコぷんな気持ちでス!」
いつも笑顔でほんわかぽやっとした元気な表情のリヴェンティア。彼女の姿は、島民と海賊たちに勇気を与えるだろう。
それにこう見えても、彼女も猟兵!他を思いやる気持ちは強いのだ。彼女のそばに控える動物たちも同じ気持ちなのだろう。普段は動物の姿をとっているだけで、彼らもまたリヴェンティアの武器なのだ。
「さア!みなさん、がんばりましょう!塩ばっかり売りつけるオブリビオンにはお塩な気持ちで応対するのでス!魅せまショウ、綺麗な舞いを――。咲かせまショウ美しい薔薇を――――。」
Geldevi(ジェルデビ)……彼女のユーベルコードが発動し、彼女の姿が変わる。フームチェンジ!いったいいくつのフォームがあるのだろう。男の子の浪漫である。
薔薇の棘と青と紫の薔薇が咲き誇る鞭が振るわれる。
「さア、一本釣り漁師さんの気持ちなのでス!それー!巨大魚さんも、海中に引きこもっていてはダメでスよ!」
海中に潜んでいた巨大魚を強化されたリヴェンティアの鞭が、一本釣りする要領で引きずり出す!
陸に上げられ、ビチビチ跳ねる巨大魚をさらに簀巻きにしてギチギチと締め付けていく。それをチャンスと捉えたのか、島民や海賊たちも手伝ってくれる。
島民たちは巨大魚を抑え、海賊たちは猟兵に及ばないまでもユーベルコードで巨大魚を確実に倒していく。
「うンうン、みんなで協力すれば、勝てない敵なんていないのでス!さア、じゃんじゃんばりばりっと行きまスよ!」
リヴェンティア、島民、海賊の協力体制で次々と、海中から巨大魚を引きずり出しては、トドメを刺していく!リヴェンティアのサポートのおかげで、島民たちへの被害はゼロだ。これならば、コンキスタドールの支配から島を開放しても、すぐに以前のような生活に戻せる。
「ふふふ!私のお手伝いも板についてきたのでス!もうポンコツとは言わせないでス―――ア!」
勢いよく巨大魚を釣り上げたはいいが、その場に尻餅をついてしまう程度には、まだまだ彼女のお手伝い道の道先は険しいようだった……!がんばれ、ポン子2の名を返上するその日まで……!
成功
🔵🔵🔴
ノウェナ・ミズノエ
アドリブ歓迎
…何とか砂糖、届けられたね。良かった…
これで全力で敵を叩ける
敵への対処が、本来の私の仕事…浮わついて出来る仕事じゃない。問答無用でいく
〈戦闘知識〉として魚の〈水中機動〉は熟知してる。陸の空中だろうとお見通し
こちらに体当たりに来た魚の脳天へ、〈鎧砕き〉の一撃、【落墜スル大地】を放つ
一回で数匹は倒せるだろうけど、これを向かってくる魚の数だけ打ち込む。打ち込む。打ち込む
捕った魚で小さな山が出来るかもしれない
まあ、仕事に手は抜けないから…
魚はほぼ全部島民さん達に差し出すよ
砂糖を届けたときの島民たちの顔を思い出す。あんなに喜んでくれるなんて、思ってもいなかったから。だってアレは元々、島民たちのものであるのだから。それを取り返しただけだというのに、あんなに喜んでくれた。
あの表情を思い出すだけで、ノウェナ・ミズノエ(煌ける蒼のマリンガード・f26222)の頬が緩む。嬉しいという感情が後から後から湧き出てくるのだ。
だけど、敵への対処が本来の彼女の仕事。浮ついて出来る仕事じゃない、そう彼女は決意を新たにする。
島民と海賊たちの反乱によって、コンキスタドールは配下の巨大魚……メガリスを捕食したがゆえに巨大化した魚を放った。海賊たちはユーベルコードで猟兵たちほどではないが対抗できる。
だが、島民たちは一般人だ。彼らを危ない目には合わせられない。
「だから、問答無用でいく」
彼女が宝棍タイダルシャフトを構える。彼女の覚醒を促したメガリスだ。彼女にとっては手足も同然。扱えて当然。手足の延長であるのは間違いようもなく!
それにすでに彼女は巨大魚の水中機動を熟知している。ならば、それは敵を知るというアドバンテージが大幅にあるということ!
海面から躍り出るようにして、巨大魚たちがノウェナ目掛けて、その硬い頭部を打ち込まんと迫る。ノウェナは慌てない。知ってる、その動き!と言わんばかりに、彼女のユーベルコード、落墜スル大地(ガイアフォール)が発動する!
「叩き込む……!」
彼女の重たい一撃は、たったそれだけで巨大魚の頭蓋を叩き割る。いやぁ!なんかすごい音したぁ!絶対に一撃で骨いってるやつの音だこれー!?
見た目とは裏腹な豪快な一撃に海賊や島民たちも、あの人だけは怒らせんどこって顔になる。物理、問答無用である。
次々と海面より飛び出す巨大魚の頭蓋を一撃で砕き、屠り去っていくノウェナ。次々と降り注ぐ巨大魚の死骸を避けるのに、海賊も島民も慌てふためく。
だって、次々とノウェナが倒していく巨大魚の死骸に押しつぶされてしまいそうなのだ。彼女の背後では、色んな意味で命からがらな海賊と島民たち!
「ふぅ……これで、最後。あ……魚の山だね。やったね」
うん……すごい。と海賊と島民たちはぐったりしている。大変だったもんね、巨大魚の雨を避けるのに。
「まあ、仕事に手を抜けないから……」
ごめんなさい、と小さく謝るも、謝られることではないのだ。彼女は彼女の仕事をしっかりとこなしたのだから!
「魚は全部島民さんたちで……」
食べてね、と言われる島民たちの顔がちょっとひきつる。量が量だからね、仕方ないね。
だが、まだ仕事は終わりではない。
この奥に控えるのは、この甘納島を塩辛納島に変えた張本人、コンキスタドールがいるのだから―――!
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『女賞金稼ぎ』
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POW : ハンタータイム
全身を【右目の義眼(メガリス)から放たれた青い光】で覆い、自身の【これまで殺した賞金首の賞金合計額】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : 殺戮斧旋風
自身の【右目の義眼(メガリス)】が輝く間、【呪われた戦斧】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : カースバウンティ
【自分が過去に殺した賞金首】の霊を召喚する。これは【手にした武器】や【怨嗟の呻き声】で攻撃する能力を持つ。
イラスト:藤乃原あきひら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵達の活躍によって、海賊と島民たちによる反乱は成功したかに見えた……。
だが、まだだ。最後に残っているのは、この島を占拠したコンキスタドール!
甘いものより辛いもの!甘納豆より塩辛納豆が好き!
だったら、この私が支配してあげるのが筋というものでしょう!と言わんばかりに、この島に悪法を強いたのは、戦斧と義眼のメガリスを持つ元賞金稼ぎの女コンキスタドール。
「あらまあ、せっかく甘納豆みたいに頭の中がふわふわ甘々な島を塩辛納豆みたく味わい深ぁい、ぴりりとした雰囲気に変えてあげたのに。邪魔者がいたのね」
義眼がきらめき、呪われし戦斧を頭上でくるりと回転させてから、猟兵たちに突きつける!
「甘いものと、塩辛いもの、相容れぬというのならば、ここでお互い納得行くまでやり合いましょう!どうせ、私が首をはねておしまいだろうけれど!」
うーん、この。シリアスな顔して、あんまり大したこと言ってない雰囲気!全然締まらない!
だが、彼女の実力は折り紙付き!決して油断せずに、彼女の悪法から甘納豆を救うのだ!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
いえ、それぞれ好みに合った方を食べれば良いと思うのですが。
厄介な方の様ですし、対処致しましょうかぁ。
『FRS』は『オプション』を解除、通常状態にしておきますぅ。
そして【燦華】を使用、全身を装備ごと「光」に変換しますねぇ。
かなり高速で飛行される様ですが、それでも光の速度には敵いません。
光速で飛び交いつつ、四方八方から撃たせていただきますぅ。
非実体とはいえ、相手のメガリスに「非実体を捉える力」が有る可能性もありますから、攻撃された際も油断せず光速回避、隙を見せたら『刀』のみ一時解除し「光速の斬撃」で斬りますねぇ。
ただ「塩味」は甘味を引き立てますし、多少は製造を継続する案も?
甘味と塩味。それは相反するがゆえに互いの味を引き立たせ合うものである。チョコレート食べたらポテトチップス食べたくなる的な?あ、今そういうのいいですね。わかります。
猟兵とコンキスタドールも相反するもの。だが、互いを引き立たせ合うものではない。決して相容れぬ過去の化身。そして、未来を食いつぶす敵である。
故に甘味と塩味のようにはなれないのである!
「面倒な海賊たちも黙らせたし、砂糖も独占したというのに……よくもまあ、引っ掻き回してくれたわね、猟兵!甘味なんて塩味の前には些細なものなのよ!どうしてそれがわからないのかしら!塩辛納豆こそ至高の食べものだというのに!」
女賞金稼ぎの義眼が輝く!それはメガリスの輝きを纏う力。青い光の強大さは、これまで彼女が倒してきた賞金首の賞金の合計金額に比例する。その強大さを見ればわかる。彼女がこれまで幾多もの賞金首に手をかけてきたのか。
「いえ、それぞれ好みに合った方を食べれば良いと思うのですがぁ……」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が若干呆れたような声色になってしまうのも致し方ないことだ。いや、だって塩辛いものばっかりだと高血圧なっちゃうし……あんまり健康的にもぉ……と思ったが、相手はオブリビオンである。高血圧とか知ったことではないのだ!
女賞金稼ぎの纏う青い光に相対するように、るこるもまたフローティング例システムを作動させる。同時に彼女のユーベルコード、豊乳女神の加護・燦華(チチガミサマノカゴ・キラメキノハナ)が発動する。
彼女の装備ごと彼女の体もまた光りに包まれる。それはまるで陽会と一体化したかのような神々しい姿。青白い光と、るこるの白い光。どちらの輝きこそが、この島を照らすに値するのか……!
「大いなる豊饒の女神、その象徴せし欠片の一つを我が身へ……!」
るこるの体が光速で飛び交う!負けじと女賞金稼ぎの蒼い光は、高速で動き回るのだが、それの全てにおいて先手、先手を放つ、るこる。
「速度で私が負ける……!?塩辛納豆に愛された私が!」
いや、ちょっといってることわかんない。なんて?と聞き返したくなるようなセリフがコンキスタドールが放たれる。今塩味関係ないよね?
四方八方から放たれる光弾!るこるの姿を捉えたと戦斧が降りかかるが、るこるは油断せずに光速で回避。まるで残像が踊るようにして、女賞金稼ぎであるコンキスタドールを囲む。
「ただ、「塩味」は甘味を引き立てますしぃ、多少は製造を継続する案も出しておけばよかったと思うんですよねぇ」
え、そんな問題!?えー……そうなの?そういうものなの?折衷案があれば、ここまで猟兵に目をつけられることもなかったということなの?と女賞金稼ぎが、えぇって顔した瞬間、るこるの体を覆う光が一部分だけ……つまりは、刀の装備だけを光化から解く。
それは一瞬の剣閃。
「いえ、コンキスタドールの貴方は、問題外ですぅ!」
るこるの光速の斬撃が女賞金稼ぎを袈裟斬りにする。その斬撃は青い光を切り裂き、確実に女賞金稼ぎにダメージを蓄積させたのだ。
「そ、そんな……このままでは私の塩辛納豆ねばねばねーばパーク建設の夢が……!」
女賞金稼ぎが斬撃のダメージに呻く。るこるは確かな手応えを感じた!だが……
……なんて!?塩辛納豆ねばねばねーばパーク!?とよくわからないネーミングセンスに驚愕するのだった……!
成功
🔵🔵🔴
片桐・公明
ここの島民が甘納豆のように頭がふわふわなら、あなたの頭は塩で強烈に発行しているじゃないの?ニシンの塩漬け缶詰とどっちが臭いかしらね
【SPD】
魚同様妖刀による接近戦を試みる
敵の攻撃はUCで見切りカウンター気味に切りつける
「甘いものと塩辛いものって相容れないのかしら。スイカに塩をかけて食べたことないの?」
「甘い島じゃなくてしょっぱい島を支配すればよかったのに」
「とりあえず、自分の好きは布教するものであって押しつける物ではないわよ。」
(絡み、アドリブ歓迎です。)
コンキスタドールである女賞金稼ぎによる悪法は、確かに甘納島のふわふわっとした雰囲気を破壊するには十分すぎるほどの掟であったのだろう。
本来ならば、島民たちに蜂起するほどの気概はなかった。甘味の摂取による穏やかな気質と相まった雰囲気で、誰かと争うなんて考えようもなかったのだ。
しかし、女賞金稼ぎの悪法によってギスギスした雰囲気に帰られてしまった島。彼ら島民の意識に一石を投じたのは間違いようもなく。だからこそ、許せないのだ。
「ここの島民が甘納豆のように頭ふわふわなら、あなたの頭は塩で強烈に発酵しているんじゃないの?」
片桐・公明(Mathemの名を継ぐ者・f03969)が、女賞金首の発言に言葉を発する。
ニシンの塩漬け缶詰とどっちが臭いかしらね、と挑発までくわえてしまうものだから、これは一発触発の雰囲気!シュールストレミングのように場の空気は、爆発寸前んである……!爆発させるなよ!絶対に!マジで酷いことになるから……!
「甘ったるい挑発だねぇ、猟兵……マジでぶっ潰す!!」
女賞金首の右目の義眼が輝く!すごい。挑発の買い方が丼すぎる!しかし、義眼が輝く中、戦斧による攻撃はまるで旋風そのもの。暴風のような勢いの戦斧は、公明へと殺到する。
「甘いものと塩辛いものって相容れないのかしら。スイカに塩かけて食べたことないの?」
その暴風のような戦斧を避け、カウンター気味に妖刀を一閃する公明。彼女のユーベルコード、殺人鬼の最適解(サツジンキノサイテキカイ)による予測は、暴風のような戦斧の攻撃を見事に避けきって見せるのだ。
「あなたも甘い島じゃなくって、しょっぱい島を支配すればよかったのに」
妖刀によるカウンター攻撃は、確実に女賞金首を追い詰めていく。
「しょっぱい島なんて最初から、塩辛いのだから、征服する喜びもあったものじゃないわね!どうせなら、甘ったるくて、平々凡々と生きている人間たちを塩辛く漬け込んで上げたほうがたのしいじゃない!」
戦斧がさらに速度を上げる!やはり、コンキスタドール。征服者たる気質は、消して塩と甘味のような関係にはなれない。どうあがいても水と油なのだ、猟兵とオブリビオンは。
それに、公明にとって押し付けることは好ましくない。本当に良いものとは、押し付けるまでもなく、容易に人の心を開かせもののはずだからだ。
彼女の舞と同じように、それを成すべきだったのだ。
「とりあえず、自分の好きは布教するものであって押し付けるものではないわよ」
公明の妖刀の一閃が女賞金首の胴を切り裂く!義眼のメガリスの輝きが消え、妖刀の一閃は女賞金首の胴に癒えぬ傷を刻むのだった……!
大成功
🔵🔵🔵
ノウェナ・ミズノエ
※アドリブ歓迎
アナタの好みはともかく、砂糖をダシに富…いや塩を貪るのは悪辣。
でも安心していい。私は一つも甘くは無い
いざ…〈釣り〉
空を飛ぼうが、こちらに来ることは変わらない。いやこちらに来させてみせる。
この…散々生産した塩辛パック一つ。これをちらつかせて飛び付いてきた所をUCで叩き飛ばす
これぞある島の世界知識から学んだ――野球。
最大速100km/hでも打ち返すのは余裕…らしい
あの島…元はUDCアースっていう名前だったんだね…何時か会いに行きたいな…もう一度…(飛ばされた敵を眺めつつ)
砂糖一粒に塩辛納豆10パック。
それが、この甘納島における悪法である。あまりにも法外すぎて、普通なら突っぱねるところだろうが、相手がコンキスタドールである以上、その悪法もまた法なのである。そんな風に人々を苦しめるのは、とてもではないが許せない。
ノウェナ・ミズノエ(煌ける蒼のマリンガード・f26222)は憤っていた。此処の島民たちは皆、彼女に優しかった。口下手だけれど、それだけは譲れない思いだった。
だからこそ、コンキスタドールである女賞金稼ぎの強いた悪法は打ち砕かねばならぬ!
「アナタの好みはともかく、砂糖をダシに富……いや塩を貪るのは悪辣。でも安心していい。私は一つも甘くは無い」
ノウェナの怒りは、島民たちの怒りも同然である。あんなに優しかった彼らのことを口汚く罵ることも許せなかった。
「そんな甘っちょろいことばっかり考えているくせに、何が甘くはないだ!島民たちに砂糖を渡して回っていたのはお前だな!甘すぎてヘドが出る……!」
女賞金稼ぎの義眼が輝く。メガリス!とノウェナはすぐに気がつく。確実に彼女の纏う青い光がましたのを感じ、また同時に戦闘力またプレッシャーとなってノウェナの皮膚をジリジリとした感触が襲う。
「いざ……!」
「やってみろ、猟兵!」
女賞金稼ぎが駆ける。凄まじいスピードで迫りくる。だが、焦らなくていい。落ち着くだけでいい。そう、どう派手に動いたとしても、最後には必ずノウェナの方へと攻撃を当てに来るのだ。そうでなくても、こちらに来させて見せる!
一体どんな手段があるというのだろう。ノウェナが、ごそっと取り出したのは、この島で散々生産させられた塩辛納豆パックの一つ。これをちらつかせたのだ。
……いや、ノウェナさん。流石にそれは、そのぉ……ちょっとぉ……無理ゲーじゃないでしょうか。そこまでコンキスタドールである女賞金稼ぎも、脳筋……ならぬ納筋じゃないと思うんですよ。だから、そんなまさか……って、あー!?
「塩辛納豆ー!」
女賞金稼ぎが、まんまとというか、あっさりというか。まさかの背後からではなく真正面からのどストレートにすっ飛んでくる。嘘だろ。
「これぞある島の世界知識から学んだ―――野球」
ノウェナが宝棍タイダル・シャフトを構える。それはまさしくバッターボックスに入り、構えるバッターの姿!
「最大速100km/hでも打ち返すのは、余裕……らしい」
ばっかーん!すっごいいい音!どストレートに突っ込んできた女賞金稼ぎをフルスイングするノウェナ。見事なまでのホームラン級の当たり!豪快なまでに振り抜いたまま、ノウェナは一人つぶやく。
「あの島……元はUDCアースっていう名前だったんだね……何時か会いに行きたいな……もう一度……」
そんな懐かしさを感じさせる眼差しのまま、すっ飛んでいったコンキスタドールを眺めるノウェナであった。
甘納島で野球が流行ったとか流行らなかったとか、そんな噂が聞こえてくるのは、また別の話である―――!
大成功
🔵🔵🔵
白石・明日香
要するに塩辛納豆が弱点なんだな?
取り敢えずなんか敵側がわちゃわちゃやっている間に可能な限りの塩辛納豆を1か所に集めておくか・・・
そして敵がやってきたら巨大チルゼーにこう命じる「チルゼー、この塩辛納豆をすべて叩き潰せ!」これで十分、後は敵の挙動から対処すればいい。
敵が高速で飛ぼうがこれで動きが納豆を回収するか、チルゼー破壊に限定されるはず。後は残像で攪乱しながらダッシュで接近、自身の間合いに入ったら怪力、2回攻撃、属性攻撃(炎)、鎧無視攻撃で叩き切る!
あ、そうだ。敵が引っかかったらチルゼーにも暴れさせるか・・攪乱にはなろう
これまでの甘納島の戦いを見ていた白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)は気がつく。要するにあの女賞金稼ぎは塩辛納豆が弱点なんだな?と。
あ、いや、弱点ていうか、好物っていうか?塩辛納豆ねばねばねーばパーク建設のためというか?まあ、どちらにしたって、塩辛納豆はコンキスタドールである女賞金稼ぎにとって大切なものであるということには変わりない。
ならば、と彼女は島中から塩辛納豆のパックをかき集めてきていたのだ!
他の猟兵たちとの戦いに集中しているコンキスタドールは、それに気がつくことが出来ず後手後手に回るしか無い!
こんもりと山盛りにされた塩辛納豆のパック。
ここまで集まると流石に匂いもかなりのものだ。納豆嫌いじゃない人で、う、ちょっと……となる匂い。それに気がついた女賞金稼ぎが叫ぶ!
「私の塩辛納豆パックっ……!なぜここに!」
だが、もう遅い!
彼女は巨大チルゼー……3mほどの巨大ゴーレムに命ずる。
「チルゼー、この塩辛納豆をすべて叩き潰せ!」
あかーん!ひきわり納豆になっちゃう!巨大ゴーレムの腕が振り上げられるのを女賞金稼ぎは顔面蒼白になって止めようと駆ける。
これで十分だと明日香は残像が残るほどのスピードで女賞金首へと駆け出す。
「邪魔をするな!私の塩辛納豆が!ねばねばねーばな夢が!」
「人様に迷惑かけてるやつが夢を語るな」
明日香のユーベルコード、剣刃一閃が発動する。彼女の剣閃は炎をまとい、一閃のように見えた斬撃は一瞬の内に二撃放たれる!
その剣閃は如何なる堅牢なる鎧をも透過する二撃!塩辛納豆を守ろうと接近した女賞金稼ぎは、あえなく明日香の斬撃の前に傷を追ってしまう。
そして、さらなる悲劇が彼女を襲う。そう、巨大チルゼーの腕が塩辛納豆パックの山へと振り下ろされる瞬間を目の当たりにしてしまったからだ。
ごしゃ!ともごちゃ!ともねちゃぁ!ともすごい音がして、塩辛納豆はひきわり納豆になってしまう。あーあ。でもひきわり納豆も美味しいよね。好き。
「いやあー!?私の塩辛納豆がぁー!?」
悪法によって甘納島を占拠していたコンキスタドール、彼女の夢、塩辛納豆ねばねばねーばパークの夢が瓦解した瞬間だった。
成功
🔵🔵🔴
神咲・七十
(以下普段、糖分過多の生き物が、糖分が切れた時の行動と言動)
未だに私が甘納豆を食べられない恨み
私のお菓子がいつの間にかなくなってた恨み
この恨み、すべて償ってもらいますよ。
UC『制約:狂食者』を使用して負傷を無視しながら『生命力吸収』と『吸血』の力を纏わせた、大剣と尻尾の連携攻撃で、寿命・血・生命力を奪い弱体化させながら、相手の口の中に砂糖をねじ込んでいきます。
あなたは、甘い物の魅力がわかる。
そしていい感じに甘くなった血を私が飲んで、衝動と糖分切れを解消する。
一石二鳥で両者両得・・・完璧ですね。
フフフ、甘い物がないと生きていけない体にしてあげますよ~♪
アドリブや他の人との連携はお任せします。
糖分というのは、生きていく上で大変大切なものであるということは、論ずるまでもないことだろう。塩分だってそうだ。体には必要なものである。
何事も過剰摂取はよくない。過ぎたるは及ばざるが如しという言葉もある通り、先人はすごく大切なことを言った。
だが、その常識の埒外にあるものたちにとっては、その言葉は教訓以上のものにはなりえない。例えばそう……神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)だって、その一人だ。
これより紡がれたるは、普段からの糖分過多な生活を送る生物の糖分が切れた時の行動と言動を記したものである。
なんかすごく畏まったことを言ったけど、つまりこれは、完全に七十の八つ当たりである―――!や、島民のためでもあるけどね!
「未だに私が甘納豆を食べられない恨み。私のお菓子がいつの間にかなくなってた恨み。この恨み、すべて償ってもらいますよ」
このセリフ、すんごい早口でいってるから怖い。マジで恨みがすごい。普段何気なく当たり前のように摂取していた糖分。それが失われるということがどんなことを引き起こすのか、七十は思い知ったのだろう。
というか、お菓子がいつの間にかなくなってたのは、えっとぉ……言いにくいんだけど、かばんの中身のお菓子食べてたよね?
「塩辛納豆の尊さを理解しない猟兵ども……!私の夢を!塩辛納豆ねばねばねーばパーク建設の夢を阻んだこと!航海させてやる!」
おっと、こっちも完全にアレな感じ!女賞金稼ぎの義眼のメガリスが青白く輝く。
うーん、糖分と塩分の頂上決戦の様相を呈して来たが、なんとも締まらない。
「Rose, die das Leben isst」
七十のユーベルコード、制約:狂食者(セイヤクキョウショクシャ)が発動する。
互いの譲れぬ主張が戦斧と大剣とによって交わる!
超スピードによる戦斧の連撃は七十の体を切り裂いていく。だが、それ以上に早くユーベルコードによって強化された彼女の再生能力が上回っていく。
連撃は確かにあたっていて、七十の肌を傷つけているというのに、与えるそばから再生していくせいで、見た目には傷を負わせられていないのだ!
それ以上にシュールなのが、大剣と尻尾の連携攻撃の合間に女賞金稼ぎの口にねじ込まれていく砂糖。え、どこからそれもって……あー!かばんの中に最初詰めてたのってこれー!?
「もが!?がもー!?」
「あなたは甘い物の魅力がわかる。私はいい感じに甘くなった血を飲める。衝動と糖分切れを解消する一石二鳥で両者両得……完璧ですね」
ものすごい光景を我々は目にしているのかも知れない。
砂糖をねじ込み、攻撃による生命吸収、吸血によって敵をジリジリと、しかし確実に追い詰めていく七十。
「フフフ、甘いものがないと生きていけない体にしてあげますよ~♪」
甘納島に来てから、一番の笑顔を見せる七十。
ついに、コンキスタドールである女賞金稼ぎの力が尽き、骸の海へと返っていく。
その表情はなんていうか……その、ひどくげんなりとやつれたものであった。それがこの甘納島に悪法を強いた報いであるかのように。
そして、七十は糖分の急速摂取によって、以上までにつやっつやした顔で勝利宣言を行い、島の塩辛納豆からの開放を謳うのであった―――!
大成功
🔵🔵🔵