【Q】鋼神は天上の太陽と共に
●ラグランジュポイントにて
「天日神アティンよ。この場の防衛は任せたぞ」
「了解だ鋼神、近づくものは全て焼き尽くす。安心して『神鋼兵団』の製造に集中してくれ」
「私の『神鋼の鎧』を与えたとはいえ、聖地でないこの場ではその防御力は完全で無い。そして、猟兵はあのクライング・ジェネシスを滅ぼすほどに手強いのだ。油断はするな」
「猟兵か。天に歯向かう愚か者共め……。解った。この地に現れた時には、全力で相手をするとしよう」
鋼の神は太陽の神を味方につけ、天上の文明に潜伏し兵団の製造を企むのであった。
●鋼神追撃戦
「皆の者、潜伏しているウルカヌスの場所が予知出来たぞ。今度はラグランジュポイントだ」
アースクライシス2019にて取り逃したウルカヌスは、『神鋼兵団』の製造を企み、蘇る度にヒーローズアースの各地に潜伏している。そして、グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)によれば、今度の潜伏先はラグランジュポイントとのことだ。
「ウルカヌスは廃棄された宇宙船を拠点としているようだな。住民が近づくこともない場所であるので、戦闘に関して問題は無い」
宇宙船内は兵団の製造が行えることからも相応の広さがあり、宇宙船の周囲も特筆するようなものはない無人の地だ。いつもの宇宙服で、いつも通りに戦えば問題ないだろう。
「ウルカヌスの潜伏する宇宙船に近づくと、オブリビオンの集団が迎撃に出てくる。この『強化人間:マギニア』を突破し、宇宙船へと進んでくれ」
神鋼の鎧の供給が間に合っていないため、マギニア達とは通常通りに戦えばよい。本命となる脅威はこの先だ。
「マギニア達を突破しても、宇宙船の防衛として太陽を象る神がウルカヌスに協力しているようだ。この『天日神・アティン』はウルカヌスから『神鋼の鎧』を与えられている。聖地では無いため完全な力は発揮しているようだが、あらゆる攻撃を大幅に軽減する。無策での撃破は困難だろう」
ではどう突破するか。それは戦争の時から幾度も行ってきた手段であり、一部の猟兵にとってはもう言うまでも無いだろうが、『鎧の隙間を狙う』のだ。
「アティンの纏う鎧の隙間は、その後頭部に存在している。そこを突けば、軽減されること無くダメージを与えられるであろう」
アティンの装備する鎧は上半身のみで兜もないが、その効果は全身を覆っている。鎧を装備していない用に見える部位を攻撃しても攻撃の威力は減少してしまう。あくまでその隙間とされる場所のみが、効果を無視してダメージを与えられるのだ。
「アティンを倒して宇宙船内に侵入出来れば、ようやく鋼神ウルカヌスとの決戦だ。ジェネシス・エイトの名に違わぬ強敵で、猟兵に先駆けて行動してくる強敵だ。しかし、貴殿らならば必ず勝利を掴めるはずだ」
ウルカヌスの先制攻撃に、如何に対処をして反撃に繋げるかが勝利の鍵だ。
「かつての戦争に完全なる決着を付けるため、貴殿らの力を貸してくれ。ウルカヌスの企みを打ち砕くのだ!」
百々の言葉を受けて、猟兵たちはラグランジュポイントへと転移していくのであった。
夢幻
●マスターの夢幻です。まだまだ撃破に足りないようなので、またウルカヌス追撃戦です。
1章:集団戦『強化人間『マギニア』』
2章:ボス戦『天日神・アティン』(鎧の隙間を狙うとプレイングボーナス)
3章:ボス戦『鋼神ウルカヌス』(必ず先制、それに対処することでプレイングボーナス)
第1章 集団戦
『強化人間『マギニア』』
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POW : コード・ブラスト
【周囲の空気を自身の周囲に収束する】事で【暴風操縦モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD : コード・エゴ
自身の【微かに残っていた自我】を代償に、【自身に掛かる数十倍の重力】を籠めた一撃を放つ。自分にとって微かに残っていた自我を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
WIZ : コード・グロウ
自身からレベルm半径内の無機物を【太陽光】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:Nekoma
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵たちがウルカヌスの潜伏するという廃棄宇宙船へ近づくと、宇宙船からわらわらと少女達が出てきて、猟兵たちの道を塞ぐように展開した。
『強化人間:マギニア』、ウルカヌスの配下として拠点を守るこのオブリビオンの集団を撃破し、先へと進むのだ!
ヨナルデ・パズトーリ
やれやれ、既に他の世界での戦争も終わったというに未だ妾達の世界の禍根が残っておるとはのう
民の末裔達の安寧の為じゃ
早う刈り取らねばなるまいよ
ま、此れでも嘗ての太陽神にして今は夜天の神たる者
光の相手は慣れておるさな
魔法は原則『高速詠唱』且つ『範囲攻撃』
先ずUC発動
『先制攻撃』で『呪詛』入りの闇の『属性攻撃』『全力魔法』で敵のUCによる
光を邪魔しつつ『目潰し』
『闇に紛れ』つつ高速飛行の『空中戦』で肉薄し『怪力』で振るわれる斧の
『薙ぎ払い』や『呪詛』入り闇の『属性攻撃』『全力魔法』『乱れ打ち』で
確実に仕留める
敵の攻撃は『野生の勘』で『見切り』『残像』で回避
其れでも当たりそうなら『オーラ防御』にて対応
「やれやれ、既に他の世界での戦争も終わったというに、未だ妾達の世界の禍根が残っておるとはのう」
ウルカヌス発見の報をグリモア猟兵より聞いたヨナルデ・パズトーリ(テスカトリポカにしてケツァルペトラトル・f16451)は、鋼神のしぶとさに呆れた様子を見せている。
「民の末裔達の安寧の為じゃ。早う刈り取らねばなるまいよ」
いつまでもこの脅威を残しておくわけにはいかない。ヨナルデはウルカヌス撃破のため、先ずは立ちふさがるマギニア達との戦闘を始める。
「我ジャガーにして煙吐く鏡、テスカトリポカにしてケツァルペトラトルたる者! 民と共に在った嘗ての妾の猛き力、目に焼き付けるが良い!」
『第一之太陽再臨』を発動したヨナルデは、黒曜石の鎧を纏い血と骨の翼で浮遊する。そして彼女は、迎撃として周囲のゴミを太陽光に変化させているマギニア達に向けて、高速の詠唱で闇の魔術を解き放った。
「ま、此れでも嘗ての太陽神にして今は夜天の神たる者。光の相手は慣れておるさな」
彼女の魔術による闇は、マギニア達の操る太陽光を呑み込んだ。更にその闇は、ヨナルデの姿をも覆い隠す。闇の中を飛翔するヨナルデは敵集団に肉薄、剛力で戦斧を振り回し、思いっきり薙ぎ払った。
「ま、こんなものじゃな」
ただ太陽光を少し操れる程度のマギニアが、太陽神であったヨナルデに敵う道理も無し。オブリビオンの少女たちは戦斧に蹴散らされて、その数を減らしていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
……しぶといな、ウルカヌス
本当に逃げられかねない、急がなきゃ
そしてなんなんだ、この腹立たしい敵の多さは
個人的な想いを言わせてもらうならば
自分自身を代償にする敵って、私大嫌いなんですよね
ええ、大嫌いなんです……!
オーラ防御展開
第六感で行動を見切り【光の鎖】で早業武器受け
からのカウンターで一撃を食らわしたいねぇ
【聖者のオーラ】は常に発して食らわすものとして
【裁きの言葉】は高速詠唱で声のボリュームを上げて度々叫ぶ
正直、ただ倒すだけなら他の技のが良いと思うんだけど……
どうしても見てらんないんだよね
念動力で鎧砕き出来る魔改造ピコハンをぶん回し
可能な限り敵をぶっ叩いて攪乱出来るよう努力する
グリモア猟兵から任務の詳細を聞いた鈴木・志乃(ブラック・f12101)は、即座に戦場へと向かう。
「……しぶといな、ウルカヌス。本当に逃げられかねない、急がなきゃ」
今のところウルカヌスの動きは変わらず、神鋼兵団の製造を企んでいる。しかし、これ以上撃破に時間がかかれば、逃亡など別の行動をとってくる可能性は否定できない。そうなる前にトドメをさしたいところだ。そして戦場へと到着した志乃だが、ウルカヌスの潜伏する宇宙船の周りには、既に護衛のオブリビオンが展開していた。
「なんなんだ、この腹立たしい敵の多さは!」
志乃の標的はあくまでこの先のウルカヌスだ。だが、マギニアの集団は彼女の邪魔をするように立ちはだかる。無視をすれば後ろから襲撃されかねないし、結局倒していくのが一番早いと、志乃はオーラの防御を展開しつつ突っ込んでいった。
「個人的な想いを言わせてもらうならば、自分自身を代償にする敵って、私大嫌いなんですよね。ええ、大嫌いなんです……!」
近づく志乃に対して、マギニア達は超重力をその手に集中させる。それは強力であるが、その代わりに彼女たちの自我を代償とする。その自分を顧みない態度は、志乃をさらにイラつかせる。
そして志乃は鋭敏な感覚でマギニア達の攻撃を見切ると、『光の鎖』で受け流し、そのまま鎖を巻き付けて拘束する。
「正直、ただ倒すだけなら他の技のが良いと思うんだけど……どうしても見てらんないんだよね。『罪を償ってください』!」
鎖に加えて、彼女の放つ『聖者のオーラ』、そして『裁きの言葉』がマギニア達を束縛し、そのユーベルコードの効果を失わせる。そうして動きを制限した敵は、宙に浮かぶピコピコハンマーが叩きまわる。これは志乃が魔改造した2tハンマー並みの激痛を与える特別製で、その動きも彼女の念動力によるものだ。そしてピコピコとコミカルな音とともに、敵集団は倒れていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。
以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。
「神鋼兵団! まだウルカヌスは諦めて無かったのかい?」
エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)も、ウルカヌスのしぶとさには舌を巻く。かつての戦争より三ヶ月、いい加減に滅びろというところだが、まだウルカヌスは骸の海より蘇って悪事を企んでいるようだ。神鋼兵団がもしも完成すれば、この世界にまた危機が訪れる。そんなことは看過できないと、義侠心にかられたエダもこの戦いに参加する。
「さて、みんなのために、ぶっ飛ばして道を作るよ!」
最終的な標的はウルカヌスだが、道を塞ぐマギニア達が邪魔だ。ならば自分の役目は、この敵を倒すこと。後に続く猟兵のため、力と祈りで道を切り開くのだ!
そしてエマは腕を振りかぶり、敵集団へと突撃していった。
「くらえ必殺! 聖拳突きぃっ!」
聖なる祈りを拳に込めて、エマは渾身の力で正拳突きを叩き込む。その威力は正に圧巻。マギニアの操る暴風など意にも介さず、一撃でもって敵を吹き飛ばして骸の海へと送り返した。
「いい調子だね。どんどんいくよ!」
力で片付くならば簡単だ。エダはその拳を振るい、次々とマギニア達を倒していくのであった。
成功
🔵🔵🔴
アウレリア・フルブライト
私、猟兵となったのは今年に入ってからですので、かの大戦は記録でしか存じませんが…
其を経ても尚燻る禍根があるとなれば、摘まねばなりませんわね。
宇宙空間での戦闘、重力下とはかなり勝手が異なりますが。
飛翔時の要領で、慣性を乗せた拳や足で殴ったり蹴ったりする形にて戦ってみましょう。
敵が近接攻撃を仕掛けてくるのであれば、その動きを【見切り】ガントレットで受け流してからの【カウンター】を狙います。
いずれの場合も、攻撃命中次第『絶対正義執行令』を発動。
私の手が届かない距離での攻撃行動禁止、のルールを課します。
遠くに逃れる相手はこれで攻撃を牽制、近くの敵へ優先的に対処していきましょう。
「私、猟兵となったのは今年に入ってからですので、かの大戦は記録でしか存じませんが……其を経ても尚燻る禍根があるとなれば、摘まねばなりませんわね」
三ヶ月という期間は思いの外長い。最近猟兵となったアウレリア・フルブライト(輝くは黄金の闘志・f25694)にとっては、アースクライシス2019でのオブリビオン達の蠢動は記録でしか知らないものだ。しかし、だからといって見過ごせるものでは無い。闘志に燃える彼女は、慣れぬ宇宙空間を進み、残り数体となったマギニアへと接敵する。
「せいっ、やあっ!」
アウレリアは飛翔時の応用で、慣性を乗せた拳で正面のマギニアを殴りつけ、横から迫るもう一体には回し蹴りで対処する。そして攻撃が当たれば、彼女のユーベルコード『絶対正義執行令』の出番だ。
「私の手が届かない距離での戦闘行動は禁止しますわ! 逆らうことは許さなくてよ!」
アウレリアが指定したルールは近接戦闘を強制するものだ。これで、自分の得意な間合いに持ち込める。もし相手がそれを避けたとしても、簡単な実行出来る内容であるため十分なダメージを与えられる。どちらに転んでもアウレリアに利する。
「そんな攻撃、当たりませんわ!」
マギニアはルールを遵守することを選択したようで、暴風を操り増加したスピードで近接戦闘を仕掛けてくる。だが、いくら速くても技術が伴わねば意味が無い。アウレリアはマギニアの攻撃を華麗に回避すると、カウンターでガントレットに覆われた拳を叩き込んだ。
そうやってアウレリアは危なげなく、残るマギニアを殲滅したのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『天日神・アティン』
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POW : 我が愛し亡骸質
【燃え盛る戦士】の霊を召喚する。これは【炎】や【斧】で攻撃する能力を持つ。
SPD : 太陽の翼
自身の身体部位ひとつを【疑似太陽】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ : 裁きの天矢
【視線】を向けた対象に、【天上から金の弓矢】でダメージを与える。命中率が高い。
イラスト:oio
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ディオ・マンサニー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
マギニアを殲滅し、廃棄宇宙船の目前へと辿り着いた猟兵たちの前に、神秘的な衣装の青年が現れた。
「へえ、君たちが猟兵か。私は『天日神・アティン』、今ここで這いつくばって許しを請うのであれば、見逃してやってもいいのだけれど……」
自分の方が上位であると疑わない傲慢な神の提案に、従う猟兵なぞ居るはずも無し。そもそも猟兵の目的はこの神では無く、その先にいる鋼神だ。そんな猟兵の様子を見て、アティンは忌々しげな表情で戦闘態勢をとる。
「身の程も弁えぬ愚者共め! いいだろう。天日神の名の下に、悉く焼き尽くしてやろう!」
猟兵たちよ! この傲慢なる太陽神を撃破し、ウルカヌスの拠点へ侵入するのだ!
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アティンはベストのような形状の神鋼の鎧を装備しています。その効果は力場のように全身を包んでいて、あらゆる攻撃が軽減されてしまいます。しかし、唯一後頭部のみ効果を受けない鎧の隙間が存在します。この鎧の隙間を狙うことで、プレイングボーナスが発生します。
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アウレリア・フルブライト
己が人類より秀でているは当然、と。成程、神様らしい傲慢さですわね。
私の拳にて打ち砕く甲斐がある、というものですわ。
敵が召喚する戦士の攻撃を掻い潜りアティンへ肉薄。
まずは正面から拳での攻撃を。有効打とはならないでしょうが、この後の攻撃への布石として。
最初にスルーした戦士が此方に向かってくるのを【第六感】を頼りに把握、ギリギリまで引き付けたところで激震脚を発動。戦士を吹き飛ばすと共にアティンの体勢を崩しにかかります。
そのまま、技を繰り出した勢いで跳躍、太股で正面からアティンの頭を挟む逆肩車のような体勢に持ち込み(【グラップル】)
そして【怪力】を乗せた拳を繰り返し後頭部に叩き込んでくれましょう。
メイスン・ドットハック(サポート)
『めんどーじゃけど引き籠る為に』
アメジストのクリスタリアンで、熟練の電脳魔術師
攻撃手段は電脳魔術・もしくは電脳魔術や現代技術を使ったトラップ
電脳魔術はミサイルや機銃、大型兵器も精製可能
トラップは地雷、機雷、ワイヤートラップなど様々
またハッキング技術も長けており、機械コンピュータはもちろん、電脳魔術を応用することにより、空間に直接ハッキングを仕掛け、情報を収集することもできる
正々堂々よりかは、搦手で弱点を的確に攻撃するタイプ
心理誘導をしたり、囮を使ってなどもする
仲間との連携は歓迎
喋り口調は広島弁
「じゃけん→じゃけー」「じゃけえのう→じゃけーのー」と語尾を伸ばすのが特徴的
「己が人類より秀でているは当然、と。成程、神様らしい傲慢さですわね。それでこそ、私の拳にて打ち砕く甲斐がある、というものですわ」
宙に浮遊し猟兵を見下すアティンに対し、アウレリアはガントレットに包まれた拳を構え前に出る。神が本当に種族として優れているのであれば、ノブレス・オブリージュとしてそれに相応しい行動を取るべきだ。このようなアティンの暴君が如き行動を許してはおけない。
「私が手を下すまでも無い。戦士よ、冥府より蘇れ!」
アティンはウルカヌスの注意も忘れ、猟兵を舐めきっている様子だ。アウレリアの相手は配下で十分と、燃えさかる戦士を召喚した。
「行きますわよ!」
アウレリアはフットワークを生かして直接アティンへの接近を試みるが、予想以上に燃える戦士の動きが速く、突破を妨害される。
「それならっ! この一撃で、吹き飛ばします!」
本当はアティンに接近してからやりたかったが、近づけないのであれば仕方ない。アウレリアは敵を吹き飛ばそうと、『激震脚』による衝撃破を放つ。しかし、その力は燃える戦士と相性が悪く、体勢を崩すところまでいったが、吹き飛ばすまでは至らなかった。と、そこで、仲間の猟兵から援護が入った。
「よーし。そいつの相手は僕がするけーのー」
体勢を崩した戦士へと、後方からいくつもの銃撃が突き刺さる。そちらを見れば、幾人ものメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)の姿があった。彼女は『迷宮主の領域に踏み込みし権能』で生み出した自身のコピー達に電脳魔術を使わせ、それによって創り出した機銃で攻撃していたのだ。
「助かりますわ!」
メイスンの援護によって燃える戦士を突破したアウレリアは、再度の震脚で大地を踏みしめると、その勢いでアティンへ向けて大跳躍していく。燃える戦士は銃撃を受けながらもそれを追いかけようとするが、一歩踏み出した途端、その足下が爆発した。
「相手は僕だと言ったじゃろー? もう周囲は地雷で埋めさせてもらったのー」
メイスンに抜かりは無い。銃撃のみならず、電脳魔術で造った地雷も設置済みだ。これで、戦士の足止めは万全だ。
「さあ! 捕まえましたわよ!」
「くっ! おい、戦士よ! なにをやっている!」
跳躍したアウレリアはアティンの頭上より襲いかかる。逆肩車の要領でその頭を太股で挟み込んで捕まえると、そのまま弱点の後頭部目掛けて殴打を叩き込む。アウレリアの体で視覚も塞がれたアティンは、止めさせようと燃える戦士へ指示を出すが、そちらはメイスンのコピー達が封じ込めている。
「チッ、仕方ない……」
「おっと、その力も厄介じゃのー」
この後に及んで、ようやくアティンも自ら戦う判断をしたようで、その右手を太陽へと変化させようとする。しかし、ここでもメイスンの的確な妨害がアウレリアを助ける。燃える戦士の相手をコピーに任せたメイスンは、高いハッキング能力でアティンの権能に干渉し、太陽への変化を阻害する。
「舐めるなっ! これが太陽神の力だ!」
とはいえ、メイスンが拮抗出来たのは少しの間だけだ。本気を出したアティンは、あっさりと妨害を打ち破り、疑似太陽への変化を為した。
流石にそれで攻撃されてしまえばただでは済まない。太陽の右手に振り払われる前に、アウレリアはアティンから離れて距離を取った。
「この私に傷を与えるなんて……許さないぞ、猟兵!」
ダメージを受けてアティンは激怒する。戦いはここからが本番と言ったところだろうか。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ヨナルデ・パズトーリ
傲慢に過ぎる
身の程を弁えぬのはどちらやら、じゃなあ
然しアティンのう
確かアメンホテプ四世が担ぎ出したエジプトのマイナーな太陽神じゃったか?
ま、倒す相手の素性等どうでもよいか
魔法は原則『高速詠唱』且つ『範囲攻撃』
UC『高速詠唱』で発動
『先制攻撃』で『呪詛』入りの闇の『属性攻撃』『全力魔法』の『乱れ撃ち』で
『目潰し』
『暗殺』の要領で自身の『存在感』を弱め『目立たない』様にし『闇に紛れ』
逆に『存在感』と『殺気』を持たせた『残像』を出したり装備品のテポストピリーを
『怪力』で『投擲』する等し敵の視線を誘導する様攪乱
高速飛行『空中戦』で『闇に紛れ』つつ周り込み斧で『怪力』の『鎧無視攻撃』を
敵後頭部にぶち込む
アステカ神話の太陽神テスカトリポカでもあるヨナルデは、同じく太陽神を名乗るアティンの素性を記憶から辿るが、知名度があまり高くないその名を思い出すには少々時間がかかった。
「アティンのう。確かアメンホテプ四世が担ぎ出したエジプトのマイナーな太陽神じゃったか?」
「マイナーな神だと!? 私を愚弄するか!」
確認のように呟いたヨナルデであったが、そのマイナーという言葉はアティンの逆鱗に触れたようだ。もっとも、ヨナルデはアティンが下等と見下す猟兵でも、その種族は神である。同じ神でもヒトに付いたものは堕落した劣等者とでも言うことだろうか?
「そうして簡単に怒るところが小物じゃのう」
「五月蠅いっ!」
本当に下等と言うならば、何を言われようと気にする必要がないはずだ。やはりアティンの神としての格はさほど高いようには見えない。怒りで我を忘れたようなアティンとは対照的に、ヨナルデは冷静に闇の魔法を連射する。狙いは先ほどのマギニアと同じく目潰しからの奇襲だ。『第一之太陽再臨』は継続して発動している。機動力に問題は無い。
「小賢しい。そんな闇如き、私の太陽の輝きで消し去ってくれる! そこかっ!」
アティンは闇の中より飛来した『テポストピリー』を回避し、飛んできた場所目掛けて『裁きの天矢』を発動した。金色の矢は闇を貫き消し去るも、既にその場所には何も無い。殺気や残像も組み合わせた囮で、既にヨナルデは高速で移動済みだ。
「疾く滅びよ!」
「ぐあっ!」
闇に紛れてアティンの背後へと回ったヨナルデは、全力を込めて『黒曜石の戦斧』をその後頭部へぶち込んだ! 神鋼の鎧の弱点を痛打され、アティンは吹き飛んで悶絶している。
「お主は傲慢に過ぎる。身の程を弁えぬのはどちらやら、じゃなあ」
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
この鎧の突破には大分苦労したな、戦争中も。
さて……相手するには非常に苦手なタイプだ。用心して行こう。
勝負は一瞬……。
開幕全力魔法催眠術UC発動
周囲の無機物を巻き上げて嵐とし視線を遮りながら、【沢山の猟兵をこの場に召喚した】幻想を見せるよ
騙せる時間はそう長くないだろうから、急がなきゃね
早業念動力で敵の足元に油ぶちまけるか、光の鎖で思い切り足払いして転ばせる
そのまま鎧砕き出来る魔改造ピコハンで後頭部ぶっ叩く(2回攻撃)
可能なら風で敵自体を吹っ飛ばして転ばしたりもしたいけどね
それが出来るなら苦労はしないか
……どんな神でもオブリビオンと化すんだから、本当、虚しいな。
桑原・こがね(サポート)
あたしを見ろォ!
登場は雷鳴と共に、派手に演出していきたいわね!
名乗りを上げて注目されたいわね!
囮役とかも嫌いじゃないわ。
こそこそしたり駆け引きするのは苦手だし、何事も正面突破の力技で解決したい!
戦うときは大体斬りかかるか、武器を投げつけるか、雷出すかのどれかね。徒手空拳も心得が無くもないわ!
さーて、雷鳴を轟かせるわよ!
アティンの装備するベスト状の防具を見て、志乃は苦い顔だ。神鋼の鎧の攻略法は知っているとしても、その通りにやらねば攻撃がまともに通らないというのはなかなかに厄介だ。
「戦争中の時から、この鎧の突破には大分苦労したな……相手するには非常に苦手なタイプだ」
「弱点を突かないとダメージをほとんど与えられないのね? じゃあ、あたしが囮をするわ! その隙に決めてくれるかしら?」
「助かるよ。援護はするけど、無理しないでね。用心して行こう」
志乃に囮の提案をしたのは桑原・こがね(銀雷・f03679)であった。派手に目立って注目を集めるのが好きなこがねとしては、チマチマとした小細工で弱点を狙うよりも、存分に目立って囮をする方がやりやすいのだ。
「あたしは桑原・こがね! アティン! あなたを倒す猟兵よ!」
「世界の祈りの風よ、幻想を造り出せ……」
こがねは『あたしを見ろォ!』とばかりに、バリバリと迸る雷鳴と共にアティンの前に躍り出て、名乗りを上げる。同時に志乃はユーベルコード『流星群』を発動、その風が戦場を撫でると、たくさんの猟兵の姿が現れた。催眠術も併用した幻想で、敵の狙いを分散する狙いだ。
「ふん。倒されるのは貴様らだ! 来たれ、戦士の霊よ」
対するアティンは燃え盛る戦士を召喚、戦士を前衛にして自身は遠距離攻撃で戦う構えのようだ。
「行くわよ!」
こがねはアティンへと向けて『疾風』を使い、両手でそれぞれ苦無と小刀を投擲する。それに対し、燃える戦士がアティンをかばって射線へ入る。戦士は斧で攻撃を弾くも、疾風で攻撃力を強化されたそれらの威力に防御に専念することを強制される。
アティンに目を向ければ、彼は周囲から迫る幻想の猟兵相手に金の弓矢を放って、撃破したとご満悦だ。どうやら志乃の催眠術は良く効いているらしい。
そうしてこがねと幻想の猟兵が時間を稼ぐ中、回り込んだ志乃が敵の背後に到着した。
「騙せている間に間に合ったね」
「なぬっ!?」
志乃はアティンの背後から光の鎖による足払いを仕掛ける。油断していたアティンはそれを受け、盛大にすっ転んだ。そして、倒れたアティンの後頭部が志乃の前に晒された。
「ぶっ叩いて、打ち砕くよ」
「がっ、ぐあっ!」
志乃の魔改造したピコハンよる連撃が、無防備なアティンの弱点に加えられた。凄まじい衝撃にアティンの意識が飛ぶも、まだかろうじて生き残ってはいるようだ。
トドメを刺そうとピコハンを再度振りかぶる志乃であったが、主人の危機に駆けつけた燃える戦士に妨害される。しかし、戦士が志乃へ対処するということは、こがねがフリーになったと言うことだ。
「これでトドメね。雷鳴よ、轟けェ!」
戦士を追いかけるように接近したこがねが、気絶するアティンの後頭部へ渾身の雷撃を放った。これでようやく傲慢なる太陽神は体力が尽きたようで、召喚された戦士もろとも消滅、骸の海へと還っていった。
「……どんな神でもオブリビオンと化すんだから、本当、虚しいな」
消滅し骸の海へ還って行くアティンを見て、志乃はそう呟くのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第3章 ボス戦
『鋼神ウルカヌス』
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POW : 超鋼神装
無敵の【金色に輝く『神の鎧』】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD : 鋼と炎の神
自身の身体部位ひとつを【自在に液体化も可能な超高熱の金属】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ : 原初の神炎
自身からレベルm半径内の無機物を【使用者以外の全てを焼き尽くす原初の炎】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:あなQ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「アティンめ……しくじったか」
アティンを倒し廃棄宇宙船へと侵入した猟兵たちを、ウルカヌスは悠然とした態度で出迎える。神鋼兵団の製造は未だ途上のようで、船内にある敵の姿はウルカヌスだけだ。
「いや、クライング・ジェネシスをも滅ぼした者どもを、アティン如きが止められるはずも無かったか。良いだろう、この私自ら貴様らを滅ぼし、神鋼兵団の製造を再開するとしよう」
鋼の神は、猟兵へ向けてユーベルコードを発動しようとしている。先ずはこの先制攻撃に対処する必要がありそうだ。
猟兵たちよ! ウルカヌスの先制攻撃を打ち破り、その企みを打ち砕くのだ!
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●ウルカヌスは必ず先制攻撃を行ってきます。
●先制攻撃に対処することで、プレイングボーナスが発生します。
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ヨナルデ・パズトーリ
妾が言うは一つよ
子等を顧みず寄り添わず逆に苦しめ傷つけし遺物よ
最早貴様に居場所等存在せぬ!
骸の海へと疾く去ぬが良い!
魔法は原則『高速詠唱』『範囲攻撃』
高熱の金属を冷気に晒し脆くさせる意図も兼ね『先制攻撃』で『呪詛』を込めた
吹雪の『属性攻撃』『全力魔法』『乱れ撃ち』の『目潰し』
其の上で自身に向かってくる金属を氷雪『属性攻撃』の『薙ぎ払い』と
『炎熱耐性』を高めた『オーラ防御』による『シールドバッシュ』で凌ぐ
凌ぎきればUC発動
高速飛行の『空中戦』で敵に肉薄
『怪力』の『鎧無視攻撃』を『野生の勘』で『見切った』鎧の薄い箇所に
『部位破壊』でぶち込み『零距離射撃』の『全力魔法』を『傷口をえぐる』
『二回攻撃』
「私の権能の力、受けてみるが良い!」
ウルカヌスはその右腕を液状化させると、ヨナルデへ向けて伸ばしてくる。真っ赤なその腕は溶鉱炉の中で溶けた金属と同質。超高温で、触れれば火傷どころでは済まないだろう。
「お主は覚えておらぬであろうが、お主と戦うのはもう三度目じゃ。対策は心得ておるよ」
迫る超高温の溶けた金属にも慌てず、ヨナルデは高速の詠唱で魔法を発動する。選んだのは呪いの吹雪を起こす魔法だ。超高温の金属も、熱さえ奪えば残るは多少の打撃のみ。対処が容易になると言うことだ。とはいえ、炎の神の権能の力だ。ヨナルデが乱れ撃つ吹雪の魔法でも、その熱を完全に奪い去ることは敵わなかった。
「まあこんなものかの」
それでも温度が低下したならば十分。ヨナルデは氷雪を纏う黒曜石の斧で液状の金属の勢いを相殺し、オーラで強化したシールドバッシュで弾き返した。
「次はこちらの番じゃな。 力を貸して貰うぞ! 妾と対なす者、戦友にして好敵手にして兄妹だった者! 神である事に囚われ壊れ妾が過去へと送った伴侶! 翼ある蛇よ!」
ヨナルデが詠唱すると、背には翼が生え、その体を鱗が覆う。『今は亡き対なす神の残り香』のユーベルコードだ。しかし、ウルカヌスからその姿を確認することは出来なかった。なぜなら、先ほどヨナルデの発動した吹雪が戦場を覆い隠しているからだ。そう、吹雪には金属を冷やすのみならず、煙幕のように視界を塞ぐ目的もあったのだ。
「妾がお主に言うは一つよ。子等を顧みず寄り添わず逆に苦しめ傷つけし遺物よ! 最早貴様に居場所等存在せぬ! 骸の海へと疾く去ぬが良い!」
吹雪の中を強化されたスピードで疾駆したヨナルデは、ウルカヌスの鎧の継ぎ目目掛けて黒曜石の斧を叩き込む。その一撃は鎧に隙間をこじ開け、内部にすら届きダメージを与えた。更にヨナルデはダメ押しのように、斧の纏う氷雪を開放、ウルカヌスの鎧内部へ吹雪を巻き起こした。
「ぐぬあッ! 猟兵風情が……」
幸先の良いことに、初手よりウルカヌスに大ダメージを与えられたようだ。
大成功
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アウレリア・フルブライト
なるほど、これが神…先程の彼とは別格の力を感じます。
ですが、それでこそ乗り越え甲斐があるというもの!
敵の懐へ入り込み、【怪力】を乗せた拳による【鎧砕き】の攻撃を加えていきます。
攻撃部位を変えたり、【二回攻撃】併用の連打、【カウンター】による交差法気味の打撃を交えたりもしつつ。
無論、これだけでは砕けないでしょうから、言葉による揺さぶりも交えます。自身が揺らいできた処を一気に攻める形。
「そも無敵とは何か。負けないことか、必ず勝つことか」
「負けないことなら、何故かつて貴方は負けたか」
「必ず勝つことなら…何故、未だに私一人打ち倒せぬか!」
ダメージが蓄積してきたら不撓不滅の闘魂を発動し更に戦闘続行です。
「次は貴様か! 絶対なる私の『超鋼神装』にて相手をしてやろう!」
ウルカヌスは金色の『神の鎧』を纏い、アウレリアを出迎える。その偉容から感じられるプレッシャーは、アティンの比ではない。
「なるほど、これが神……先程の彼とは別格の力を感じます。ですが、それでこそ乗り越え甲斐があるというもの!」
そんな強大な相手を前にしても、アウレリアは萎縮するどころか、むしろ戦意を滾らせる。強敵であるからこそ、その戦いから得られるものも多いはずだ。
「私を超える? そんなことは不可能だ!」
先行して動いたウルカヌスのパンチがアウレリアを直撃する。豪腕から放たれたその威力は凄まじく、ガントレットでガードしてすら、アウレリアを吹き飛ばしかなりのダメージを与えた。
「この胸に闘魂ある限り! 私は倒れませんわ!」
見た目に違わぬ実力を見せつけられるも、アウレリアは『不撓不滅の闘魂』を発動してウルカヌスに立ち向かう。
「そして、次は私の番ですわ!」
軽快な動きでウルカヌスの懐に入り混んだアウレリアは、敵の腹部へ拳打を放つ。常ならば鎧をも砕くその一撃も、ウルカヌスの超鋼神装の前には一切のダメージを与えられない。しかし、重要なのは諦めないこと、そしてウルカヌスの精神を揺らがせることだ。
「そも無敵とは何か。負けないことか、必ず勝つことか」
背後に回ったアウレリアは言葉での揺さぶりを交えつつ、両手での二連撃を加える。まだダメージは無い。
「負けないことなら、何故かつて貴方は負けたか」
「貴様相手に負けたのでは無いわ!」
ウルカヌスの振り向きざまの殴打を躱し、アウレリアは交差法を用いたカウンターの打撃を入れる。今度は多少ながら手応えがあった。
「必ず勝つことなら……何故、未だに私一人打ち倒せぬか!」
「ぬうっ、五月蠅いッ!」
力量差を始めに見せつけても、幾度の攻撃を無効化しても諦めないアウレリアの姿に、ウルカヌスの自信が揺らぐ。それに合わせて金色の輝きが褪せる。つまりは鎧の絶対の防御力が薄れたのだ。
「! ようやく揺らぎましたわね!」
その機を逃さず、アウレリアは渾身の一撃をウルカヌスへと叩き込んだのであった。
大成功
🔵🔵🔵
クレア・フォースフェンサー
この世界を形作った大いなる神々の一柱よ。
オブリビオンとして現界した以上、おぬしの心はこの世界、そして今を生きる者達への敵意、悪意に満ちておろう。
かつてのおぬしが作ったこの世界を守るため、今のおぬしを倒させてもらうぞ。
周囲に展開した光珠で敵の攻撃の威力を減衰し、また、光剣で弾きながら近付く。
接敵できたならば、完全戦闘形態に変身。輝く光紋とともに損傷を修復し、戦闘力を数十倍に引き上げる。
我がユーベルコード、我が剣、そして我が業をもって、その“無敵”の鎧ごと切り伏せよう。
かつてのおぬしはどのような神だったのかの。
わしの世界のUDC-Pのように、いつか、かつての心のままのおぬしに会えることを願うぞ。
先行する猟兵に続き、廃棄宇宙船へと突入したクレア・フォースフェンサー(UDC Enforcer・f09175)は、ウルカヌスに向けて語りかける。
「この世界を形作った大いなる神々の一柱よ。オブリビオンとして現界した以上、おぬしの心はこの世界、そして今を生きる者達への敵意、悪意に満ちておろう」
ウルカヌスは神々の時代に、討伐した不死の怪物から最初に『鉱物』と『生命の礎』を取り出したとされている古き神だ。そんな彼が如何にしてオブリビオンとなったかは定かではないが、現状では軍団を造り侵略を目論む世界の脅威以外の何者では無い。
「かつてのおぬしが作ったこの世界を守るため、今のおぬしを倒させてもらうぞ」
凜々しく光剣を構え宣言するクレアに、猛るウルカヌスは金色に輝く鎧を纏って殴りかかってくる。
「倒されるのは貴様の方だ! 私の作った世界ならば、私に支配されるのが当然だ!」
クレアは周囲に展開した光珠を操り突撃するウルカヌスへぶつけるも、無敵の『超鋼神装』の前にダメージはない。とはいえ多少は勢いを削ぐことには成功した。彼女は余裕を持って、続くウルカヌスの殴打に光剣を合わせて対処する。
「神と言ってもその程度じゃろうか? 我がユーベルコード、我が剣、そして我が業をもって、その“無敵”の鎧ごと切り伏せよう……『アンチ・コード』!」
初撃を防いだクレアは一旦ウルカヌスと距離を取ると、ユーベルコードの発動と共にそのサイボーグの体を完全戦闘形態に変身させる。そうして輝ける光紋を浮かび上がらせた彼女はウルカヌスへと斬りかかる。
「馬鹿な! 無敵の超鋼神装が破られただと!?」
クレアの光剣は光の鎧を切り裂き、ウルカヌスへとダメージを与えた。無敵には無敵を。同質のユーベルコードの前にはその力は相殺されるのだ。そしてダメージに動揺し自信が揺らげば、ウルカヌスの光の鎧は更に弱体化する。今や戦いの流れはクレアにあると言えるだろう。
それでもウルカヌスの膂力は脅威的だ。クレアは油断することなく、光剣を振るい戦闘を続けていく。
(「かつてのおぬしはどのような神だったのかの。わしの世界のUDC-Pのように、いつか、かつての心のままのおぬしに会えることを願うぞ」)
激闘の最中、クレアはそう思いを馳せるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アコニィ・リード
アドリブ連携歓迎
これが神様……ううん、違う
わたしじゃない、でも……悩んでる場合じゃないわ!
原初の炎に対抗して地形を利用し戦闘知識に基づいて
炎が一気に迫らない風上に立つわ
そして出来るだけ無機物が少ない所にね
環境耐性はあるし、少しぐらい熱くたって……!
そのままシン・デバイスを起動――術式限定解除……
この姿、好きじゃないけど、やるしか……!
発動した超常の海水で原初の炎を喰らい、あとは力比べ
取り込んだ力を魔力に変えて無酸素高速詠唱の全力魔法よ
神の鎧なら神の炎と水の力をオトシゴロッドから放出!
染み込ませた水を炎の力で水蒸気爆発!
鎧の内側から破壊する!
これ以上世界をどうにかなんて、絶対にさせないんだから!
「これが神様……ううん、違う。わたしじゃない」
己が生まれた運命を知る為に世界を渡り続けるアコニィ・リード(偽神暗姫・f25062)は、このヒーローズアースのラグランジュポイントにもそれを探してやってきた。しかし、そこにいた神は、彼女の求める存在では無かったようだ。
「でも……悩んでる場合じゃないわ!」
だからといって落胆している暇も呆けている暇も無い。相手はオブリビオン、つまりは世界の脅威であり、何より今まさに彼女を倒すべくユーベルコードを発動しようとしているからだ。
「私の『原初の神炎』の前に、焼け死ぬがいい!!」
「なるべく安全な場所……無機物が少ないところに……ッ!」
ウルカヌスの力によって、廃棄宇宙船は炎に包まれる。慌てて安全地帯を探して逃げるアコニィであったが、場所が悪い。それなりの大きさがあるとはいえ、廃棄宇宙船の内部という無機物に囲まれる状況ではどこにも無事な場所は無かったのだ。
「くっ……でも、少しぐらい熱くたって……!」
甚大なダメージを受けつつも、纏う『ブラッドネイビー』の持つ耐性で辛くもアコニィはウルカヌスの攻撃を耐えきった。
「このままじゃまずいわね。あの姿は好きじゃないけど、やるしか……! シン・デバイスを起動――術式限定解除!!」
アコニィは『偽神逆襲』にて不完全ながらも真の姿へと変身する。その彼女が生み出すのは超常の海水だ。アコニィはそれで周囲の炎を鎮火し、その力を魔力として取り込んだ。
「さあ、力比べだよ!」
『オトシゴロッド』を振るい、アコニィは超常の海水を操る。対するウルカヌスも、神の炎を更に燃え上がらせ、アコニィへとぶつける。原初の神炎と超常の海水は激突し―――――――その軍配は海水に上がった。
炎と水という相性に加え、喰らい力とする海水の性質が、神の炎に勝ったのだ!
「これ以上世界をどうにかなんて、絶対にさせないんだから!」
「何をっ!? ぐわあああああ!!!!」
更にアコニィは喰らった力を使い、ロッドから全力で魔力を放出する。そうして放たれた水と炎の力はウルカヌスの鎧の中で顕現する。そして起こる現象は――水蒸気爆発だ!
ドォン! と言う音とともに、ウルカヌスの鎧が内側から変形する。これまでの猟兵との戦いでのダメージが積み重なっていたウルカヌスには、最早そのダメージを耐えうる体力は残っていなかった。炎と鋼の神は、大地に倒れ伏して消滅していく。
こうして猟兵達の活躍により、ウルカヌスは倒され神鋼兵団の製造は阻止された。かの神はまた骸の海より浮かび上がるであろうが……着実にその力は削れてきている。完全な撃破までは、おそらくもう少しと言ったところであろう。
成功
🔵🔵🔴
最終結果:成功
完成日:2020年04月05日
宿敵
『天日神・アティン』
を撃破!
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