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正しく在れ。秩序で在れ。ただ、赤色と在れ

#ダークセイヴァー #異端の神々

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#ダークセイヴァー
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#異端の神々


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●ただしきいのり
 その森は実験場と化していた。それは正義の為に続けられた、神の真実。それは秩序の為に突き付けられた、神の光輝。否。光輝だった『もの』だ。積まれた血肉が活性化し、お互いの死を慰め合いながら神の愛情を貪っていく。逝く。生きて往く演技(ふり)――縋る人々も過去の副産物で、目玉に灯された狂気の意味は『無思考』に等しい。棄てよ。捨てよ。自らを唾棄するのだ。己を忘却するのだ。此処が神の。女神の掌の上で、美しく成り果てる為の――正しい祈り方を伝授しよう。肉の味わいが悦ばしい。

●グリモアベース
「貴様等、此度は異端世界(ダークセイヴァー)にて狂えるオブリビオン。狂気に陥った『異端の神』を滅ぼしてもらいたい。向かう場所は吸血鬼も知らぬ未開の森だ」
 ロバート・ブレイズは常の如く貴様等を眺める。神に対する否定こそが生き甲斐と断言し、クカカと笑みを浮かべながら。
「屠られた神々が過去(オブリビオン)の肉体を乗っ取る。これが此度の幕開けだろうか。兎角。先ずは森を探索せねば成らない。何せ前人未踏の領域なのだ。ああ。『常に狂えるオブリビオンの声が聞こえる』と思い給え。それに応えてしまえば貴様等も終いだろうよ。狂いに触れて苛まれ、最悪は避けるべきだ――途中で異端の神に中てられた雑魚どもの掃討も成さねばならず。その後に漸く『狂えるもの』と出遭えると知れ。簡潔に【狂気の呼び声に耳を傾けず、森を探索する】【狂気に中てられたオブリビオンの群れを掃討する】【異端の神との対決】か。貴様等ならば――ああ。蠢く肉とは同化・同調しない筈よ。宜しく頼む。私は貴様等の正気を祈っているぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 第三章。オブリビオンが狂った理由を暴けば、判定は有利に傾くかもしれません。
 異端の神は正しく、秩序に身を投げる。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『屍血流路』

POW   :    再び動き出さないよう、ひたすら破壊し燃やせばいいだろう。。

SPD   :    最奥にいる元凶を倒せばあるいはすべて解決できるだろう。

WIZ   :    再生の仕組みを解明すれば怪物を生み出せなくできるだろう

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 森――嗚呼。確かに『森』と表現する事は可能だろう。緑色を潰すかの如く、蠢きながら生えていく。赤。紅。朱……体液。目玉(葉)。耳(葉)。他諸々(葉)……盛り上がった肉が養分を求めてさまよい、神からの狂気(ひかり)を浴びて生く。活きる事は二度と無いが、その口笛は正気たる貴様等を擽って嗤う――殺せ。邪魔な肉は殺せ。無駄なものは省け。要らない『なにか』は削ぐが好い。進め。往けば何れは異端に遭える。千鳥足で歪まぬよう、オマエの内臓をひっくり返すな。
黒影・兵庫
薄気味悪い森です...
森は潜む側には好都合の場所なので
不意打ちされないよう最大限警戒しないとですね
せんせー
(頭の中の教導虫に話しかけると「それは大事。だけどそこにも罠はあるのよ」と返され『呪詛耐性』と『狂気耐性』の効果を付与した『オーラ防御』壁が黒影の周りに展開される)
おぉ!ありがとうございます!
しかしなぜ呪詛と狂気に耐性を持たせた防御壁を...ん?
(何処かから微かに声が聞こえる)
あぁ、狂った敵の声
なるほど
確かに警戒して耳を澄ましていれば危険でした
これで後は強襲兵さんに不意打ちを警戒してもらうことで
迎撃準備の完了です!
さぁ狂った声の敵の顔を拝見しに行きましょう!せんせー!



 薄気味悪い森ですね。そう呟いたとして、残念ながら森は分厚い肉の樹々だ。臓物な果実がぶらりと垂れて、ばくんバクンと鼓動する。生きているのか。死に絶える寸前なのか。何方にしても活力は無く、森は無意味に無価値に正しく生命を得て在る――黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)は最大限の警戒を解かない。潜む側ならば如何に好都合なのか『彼』は……せんせーは……頭の中で言葉を手繰る。その這い廻る音色は教導虫(せんせー)の為で。全くためになる――それは大事。だけどそこにも罠はあるのよ――果たして罠なのか。沈み混んだ暗黒から滲み出る、異端からの呼び声。常に正しく成れ。常に秩序の歯車と成れ。常に……『蟲の如くひとと成れ』。ぬったりと狂気が『表面』に触れる。それは教導虫(せんせー)の精神『強化』の結果か。当の本人(猟兵)は『漸く』気付いたようで。ありがとうございます。
 鋼鉄の羽虫が天を駆け、地を舐り、臓物の花束を喰い荒らす。再生するならば飽く無き食欲を衝突(ぶつ)ければ好い。狂った敵には自然の猛威だ。神ですら散らかす害、最早彼等を留める術は在らず――不意打ちが来る事はなさそうだ。壊せ、この真っ赤な『規律』に無秩序よ、届け――耳を塞いで目玉を開き、胃袋を空かせろ。さぁ狂った声の敵の顔を拝見しに行きましょう、せんせー!
 太陽がひどく眩しい?

 莫迦な。此処に『そのような星』は見当たらない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ティファーナ・テイル
SPDで判定を

アドリブ・共闘は可能な範囲で

『スカイスッテパー』で高速飛翔で駆け抜けて、最奥の敵と思わしき敵に『セクシィガディス・プリンセス』で♥ビームを仕掛けて敵の攻撃UCを『天空神ノ威光・黄昏』で封印/弱体化して『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』を仕掛けて怪我をしたら『超必殺究極奥義』で形勢逆転を兼ねた大攻撃をします。
「奥に居るんだからボスだろうからプロレスで倒すからな!」
と指を差して蛇尾脚と髪の毛と手腕と翼羽根を人ではありえない方向や数で攻撃を仕掛けながら高速飛翔で位置を変えながら隙を見て捉えて関節と四肢を極めてUCで逃げようとしたら再度『天空神ノ威光・黄昏』で封印します。



 手を押し当てれば砕けてしまい、それを投擲すれば世界が真に平――ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)が空を駆ける。宙に太陽(ひ)は輝かないが、異端の空間でも総ては舞台(リング)だ。高速で飛び抜ければ『何』を視認する。それは肉だ。肉の膨張だ。膨張と分裂と融合を続ける、核とも思考可能な物質――妖艶な輪郭が天に映えた。生えた尻尾が翼で浮き上がり、神秘的な黄金が笑顔と重なり――♥の光線(ビーム)が世界を眩ませた。はじけた肉は再生する事も出来ず、ただ神の光に威(お)されて縮込む。混濁した臓物の果実が腐り、もはや生命(ユーベルコード)は働かない。ぶくぶくと泡を吹いた器官はきっと『演出』に違いない。奥に居るんだから……それは大物(ボス)だ。たとえ人型以外だとして。存在(羽毛ある蛇)に不可能は無い――超必殺究極奥義――その窮地を好機に変える。
 プロレスで倒すからな――指差すと同時に『肉』を尾で撃つ。痺れた箇所に髪(超越性)を突き刺して封じ。身動きの取れない其処に空中からの体当たり――機会(チャンス)だ。それが腕や脚の貌(かたち)だと視たならば、極めて《光輝》と成せば好い。黄昏の味わいは如何だろうか。オマエの精神に『火』を付けろ。

 金色のゴングを鳴らせ。

成功 🔵​🔵​🔴​

マルグレーテ・エストリゼン
この世界に蔓延る吸血鬼や邪神を討ち倒し、正しく優しい人々が生きていける世界を作るのだ!行くぞ!

声…
狂った言葉で私を止める事は出来ん!
ゆえに大声で宣言する
「猟兵マルグレーテ・エストリゼン罷り通る!!!」

それだけで捨て置けはせぬ!
再生の仕組みを解明し怪物を生み出せなくしてくれようぞ
まずは死を与えん!
死霊騎士と死霊蛇竜を召喚し進行方向にある障害を駆除する
そして再生の様子を観察し、可能ならば対処する
或いは【呪詛】でもって阻めるのかもしれぬ

邪なる生に全き死を!



 興味深いと呟いたのは森の口だった。分厚い肉が輪郭を為して、声帯とも呼べぬ部位を震わし、猟兵の歩みを覗き込んでいる。この世界に蔓延る吸血鬼や邪神を討ち倒し、正しく優しい人々が生きていける世界を作るのだ……行くぞ。また、往くぞ。または、征くぞ! 何処からか声が聞こえるだろう。其処からか音が響き、耳の蝸牛を啜ろうと『迫る』だろう。狂いか歪みか『ただしさ』が心の芯まで狙って在る……止める事は出来ん! 意気揚々と漆黒を靡かせ、少女は冷静(クール)に一蹴する。故に大声だ――「猟兵マルグレーテ・エストリゼン(ダークプリンセス・f23705)罷り通る!」堂々の宣言が音を掻き消し、蠕動する魔窟(もり)の奥へと進む。しかし。その程度では捨て置けず、怪物と称するべき森の徹底破壊。再生の仕組みを暴いて魅せる。まずは死を与えん――骸の海から起き上がった騎士と蛇竜。槍を構えた人型が跨ると、颯爽と邪魔な肉の樹々を折って征く。女王様の為。否。王女様の為に!
 切り倒された木々の再生は如何だ。不自然に伸びた株がゲタゲタと嘲笑して……呪いの類だろうか。正しく肉は頑健だろう。ならば言辞で『阻む』のみ。暗黒の心臓(ハート)が根に触れて、腐り果てるが世の理。邪なる生に全き死を!

 正しさは時に忌々しいと知るが好い。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィノラ・シュレミール
忌ま忌ましい吸血鬼共も知らない未開の地!心踊る響きです
ですが異端の神とやらはどうにかしないといけませんね
頑張って森を進みましょう

……これ森ですか?
すごく肉々しいです
異端の神を滅ぼせば普通の森になるのでしょうか
そうじゃなかったら後で全部焼き払ったりすればいいでしょう、多分

【オーラ防御】で身を包みながら森を行きます
しっかりと親友達を抱き抱え、彼らの存在を感じながら共に進みましょう
歩く度に肉の感触がして不快なら翼を使って飛んで行きます

必要ならば親友達に鋏を持たせて森を切り裂いてもらいます
グロテスクな存在でも壊せるなら問題なしです
なはは、細切れ肉にしてやりますよ!
流石にこれを食べようとは思いませんが!



 舞台上(ダークセイヴァー)に舞い降りた彼岸花。向こう側は死の臭いか生の匂いか、ウィノラ・シュレミール(天蓋花の人形劇・f26014)はにんまりと起立して、地獄か楽園の香りを歩む。忌々しい吸血鬼どもも知らない未開の地。心躍る響きです! 踊るお人形に相応しい『未知』だろうか。異端の神の輪郭は脳髄に映らず、笑顔は張り付いたようで馴れ馴れしい……これ森ですか? 改めてぐるりと一回転。何処もかしこも膨張と破裂と融合と分裂と……諸々を繰り返す血肉の木々。すごくにくにくしいです。肉らしい憎々しいなので全部焼き払えば単純明快。異端を滅ぼせば元に戻るのだろうか。きゃっきゃと肉と戯れていると目玉が勝手に振動……気配を遮断して歩みを再開だ。彼等の存在を感じ取りながら堂々と真っ直ぐ。ああ。ぐっちょぐっちょ。地面も如何やらにくたらしい。不快な現実を喜劇に成す前に、快適な空の旅が正解だろう。追い掛けてくる木々の枝は気の所為――レヒトとリンクに手伝って貰おう。素敵な親友達が鋏を持てば、切り裂いた肉の脆い事。グロテスクな存在でも壊せるならば問題ない。なはは、細切れにしてやりますよ。刺身で食すには勇気が必要だ。何方にせよ咀嚼するには『無謀』だろうか。
 物語ならば美味だった筈なのに!

大成功 🔵​🔵​🔵​

主・役(サポート)
ゲームアバターと人格と同期させて戦う多重人格者のバトルゲーマー。
同期したゲームアバターの技をその身で再現するべくエクストリームスポーツ(地形の利用/地形耐性/環境耐性/空中戦/パフォーマンス)を習得しておりスタミナ(継戦能力)も高いです。
調査系は勘(第六感/野生の勘/見切り)頼り。同期したアバターの人格次第では探偵の真似事ぐらいはできるかも?
基本的には行動はアバター依存。

素の一人称はえにっちゃん。
人格はアバターによります。
アバターと人格の同期の演出は憑依でも変身でもお好きなように。ゲームアバターにはTRPGやPBWも含みます。



 今日の主・役(エクストリームアーティスト・f05138)は貴様に違いなく、見渡す限りの木々は緑では在らず。お山の天辺にはおにくがあふれ、膨らんだ臓物は蠕動していた。ごにゃーぽ☆ その詠唱は理解し難いが、此処からは肉と主役の愉快な追いかけっこ。エクストリームに没頭すれば世界が酷く鈍く『視得る』だろう。楽しめないにくにくしさが伸ばした蠢きも細かに成せぬ。ところで彼方の蒼色は汁ダクで頼む――人格が変わったのか。最初から主役なのか。判断している暇も無く、失った速度に肉が悶々。えにっちゃんは今回も独り勝ちだ。きっと元凶は奥底だろう。
 暴いた肉憎しさの中央で異質に育まれた臓物が嗤った。しかし笑い声。異端の狂気も遅延性で、如何にも音がテキトウに聞こえる。影響を受ける事なく登り切り、さあ、肉ならば調理すべきだ。大宇宙の力を解放し、そのまま拳で突き抜ける――星々の美しさが歪を潰せば『森』の真実は拓かれる。光が屍を照らし出し、溜め込まれた信仰を覗き込むが好い……したたった色は赤だったが。
 兎にも角にも世界は過激だ。決めポーズで終幕(フィニッシュ)!

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『異端の神を崇拝する教徒』

POW   :    未来を捨てよ。さすれば力を与えられん。
自身の【正気を捨て、血に濡れた短剣】が輝く間、【狂気を含まれる短剣】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD   :    命を捨てよ。異端の神々は我らを救うであろう。
【攻撃、そして死を受け入れ】【死こそ神に近づけるという】【教団の教えを信じ込む事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    崇めよ。讃えよ。吸血鬼すらも屠るは神々の力のみ。
【狂った信仰】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。

イラスト:森乃ゴリラ

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 肉が浄化され、ただれた正しさが群れを晒す。真っ暗な中央に灯が漏れて、人々が神に『死』を捧げる。未来を捧げる。過去を捧げる――総ては忌々しい吸血鬼を。邪魔な存在を滅ぼす為に。嗚呼。仰ぐのだ。何時か昇るべき『名』を謳うのだ。神よ。神よ。狂気に触れても正しさを唱える、我等が神よ。破棄された我々は神の膝元へ。あの輝かしい『天』の彼方へ――貴様等も一緒に如何だ。
 蝋燭を掲げよ。
 掲げよ、心を。
黒影・兵庫
邪神というのは世界を超えて存在しますね
でもキマイラフューチャーに邪神が居たとは聞かないな
もしや邪神とは人間が居れば生まれる存在でしょうか?せんせー
(頭の中の教導虫に問うと「一理あるわね。人は絶望すると何かに縋るもの」と返される)
気持ちは理解できますが邪神に縋りたくはないですね

だからアンタたちの信仰も全く心に響かないや
(『第六感』で敵の動きを予測し『オーラ防御』壁と『衝撃波』で敵の攻撃をいなしながら『念動力』で{皇糸虫}を操作し敵の足に絡ませて転倒させる)
邪神の力じゃなく人の和の力を信じるべきだったなアンタら
(UCを発動し大量の羽虫が湧きだす)
これが和の力だ!虫さんだけどな!



 邪神――そう記述するには超自然的過ぎる。元々は神だったのだ。異端と称されたのは即ち『人間』の仕業で。思考をこねると世界全体が照らされる。キマイラフューチャーには邪神は存在しない。否。邪神と呼ばれる存在が見当たらない。ああ。確か。あの世界には『人間』が居ない。もしや……脳内の教導虫(せんせー)と答え合わせだ。一理あるわね。人は絶望すると何かに縋るナマモノだ。人は希望を定めると手を合わせるナマモノだ。気持ちは理解出来ますが――縋りたくはない。強大な力に埒外で向かう、貴様等は如何だと森が嘲った。たとえ肉が死んでも狂いは残る。正しく在れ。秩序と在れ。ただ、タダ、唯々……だから。アンタたちの信仰も全く心に響かないや。
 増強した力は人間の域を超越し難い。神の錯乱に中てられても、狂信は滑稽な知恵の果実だ。真っ赤が垂れるほど握っても、虫の囁きに敵う筈が無い。衝撃が骨と臓を撹拌し、退けた男か女を蹂躙する。皇の糸で地に崩したなら蝗が害する――邪神の力じゃなく人の和の力を信じるべきだったなアンタら――群がる兵(むし)が人間から涌いた。これが和の力だ。虫さんだけどな……それで森は黙らない。

 ――貴様は何処までも、永久に縋っているのに!

成功 🔵​🔵​🔴​

マルグレーテ・エストリゼン
何…?!こいつら、吸血鬼を滅ぼすために邪神に縋ろうというのか…?!
馬鹿な!死を欲する邪神が人を庇護するものか!
敵を倒すだけでは駄目なのだ!
その後どうするかが重要だと知れ!

死を望み…死を与える…
それは人の営みとはかけ離れたものだ
断じてそれを正しいと認めることはできないッ!
ゆえに私が掲げる心はこれだ!
(ネクロオーブを掲げる)
真に死を恐れぬものはかかって来るがいい
人の営みを破壊する者は誰であれ許さん!

・戦法
敵が離れている場合は死霊銃兵に射撃命令
4〜5m圏内に入ったら死霊騎士と蛇竜を召喚、騎士に攻撃を、蛇竜に防御を命じる
攻撃を受けたら距離を取り、最初から繰り返す



 馬鹿な……如何様な反応でも興味深いで済む常だが、連中の思考は理解に苦しむ。吸血鬼を滅ぼす為に邪神に縋ろうというのか。疑問符と感嘆符が渦を描いて、猟兵の脳天で奇怪を抱えている。死を欲する邪神が人を庇護するものか――敵を倒す。その目的だけが幸せではない。その後どうするのかが重要だと知れ――痴れた信仰に正論は無意味だろう。男も女も耳を傾けず、神々の力のみが暗黒を晴らすのだ。死を望み、死を与え、遂には世界を再構築する貌。貴様は神々を冒涜するのか……こいつらが冒涜しているのは人間だ。人間が人間を否定し、思考を放棄する事ほど『愚かしい』末路はない。営みとはかけ離れたものだ。断じてそれを正しいと認める事はできないッ! 掲げた心(オーブ)をこいつらに魅せ付け、宣戦布告だと狂気を刺した。真に死を恐れぬものはかかって来るがいい――人の存在を壊すものは、如何なる絶望でも赦されない。
 死霊が秘法で目覚めたならば、遠方の人々を銃撃で斃す。肉の壁を越えた信者には蛇の胴体。塞がれた狂信を叩き斬ったのは戦士だろう。命じられたのは繰り返しだ。停滞が相応しい『こいつら』に命の「重さ」を教えてやれ。代金は奴等の『縋る先』だ。未来は拾え、現実を見ろ、過去を忘れるな。

成功 🔵​🔵​🔴​

ティファーナ・テイル
SPDで判定を

アドリブ・共闘はアリで

「神様にだって選ぶ権利はあるんだよ!」と指を差して言います。
『ゴッドクリエイション』で疫病貧乏神を呼んで「…ですよね?」と集団に囲まれて諦めてボコや説法勧誘を受けます。
“命の~”>“崇めよ~”>“未来を~”の順に『天空神ノ威光・黄昏』で封印/弱体化させます。
危ない攻撃は『神代世界の天空神』で空間飛翔して避けて『スカイステッパー』『セクシィアップ・ガディスプリンセス』で攻撃して隙や好機を見て『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』を仕掛けて🔴が付いたら『超必殺究極奥義』で一気に形勢を逆転させて勝利の勝ち鬨を上げて敵に不安や不利を煽り笑顔で勝ち誇ります。



 技の数だけ力も磨ける。力の底だけ技が作れる。神様にだって選択する権利はあるんだよ――狂信の耳朶に這入り込んだ微笑みの声。腹立たしくも羨ましい猟兵の太陽(表情)。指差した先に存在するのは死と称される思考停止(こうこつ)だ。ぼこり。地面から創造物が生えてきた。晒した貌には疫病と貧乏の『以上』もしくは『異常』。蛇に招かれた神々が首を傾げる……ですよね? 説法か八方塞がりか。兎に角。神々の戯れが幕を開けた。ザワザワと過去(オブリビオン)の信仰を聴く。嗚呼。重い。想いが思いかつ思いが雑だ。群れた程度の錯乱に惹かれる『知性』は有り得ない――抱擁するならば威光に包まれよ。狂気に脳髄を委ねるならば後光に眩め。破棄した寿命を嘲笑するならば神の護りを受け入れよ。黄昏の温もりを忘却したとは吐かせない。その短剣は宙で躱し、神は踊るように『肉薄』する。時空刻々と跳ね起きて、さあ、心臓(ハート)の輝きを映して堕ちろ……これはボク達の……赤色の流れに籠めて、神は人の団子(かこい)を崩す。勝ち鬨を上げるのだ。拳を高く『勝利』を宣言して笑え。呵々(わらえ)――誇りを胸に。

 狂いそうな音色だって、立派な演出に違いない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィノラ・シュレミール
吸血鬼が憎い気持ちは分かります!あいつらは許しがたい存在ですからね
でもそれで変な神様に縋るのはどうかと思いますよ
いえ、宗教そのものが悪とかじゃなくて……
選ぶ神様を間違えたんですよ、あなた達

文庫本を開いてユーベルコードです
質問は……そうですねぇ……
「命を捨てると主張しているのに、どうして今あなた達は生きているんですか?」
死こそ神に近づく手段、そう思うのに今こうやって私と対峙してるのは矛盾してます!
それって本当に教義に従ってるって言えるんですか?

あ、もう一度骸の海に行きたいならそのまま情念の獣さんに噛み殺されて下さいね
抵抗するなら、それはそれで質問に答えられていないので噛み殺しです!おやすみ!



 そうだ死ぬまで笑えば好い。揃いも揃って楽しく愉しく、奥底に沸々と感情を泡立てれば好いのだ。吸血鬼が憎い。その気持ちは分かります! 模様(マーク)たる彼岸花が真っ赤なインクじみて揺れ、馴れ馴れしく信者どもに言葉を投げる。あいつらは許しがたい存在ですからね――コクコク頭を振って肯定。尖って並んだ歯が『釘』を齧るような勢いで――それで。変な神様に縋るのは如何かと思う。想いが世界を晴らすと成して、代償は酷く重い。否。無価値な結末だろうか。宗教? 善悪? 違う。そもそも【選ぶ神様を間違えたんですよ】――過去(あなた)達。忘却(あなた)達。登場人物(あなた)達。死骸(あなた)達……開いた文庫本の題名は何だったか。物語ならば歓喜すべき内容だ。何故? 猟兵が綴った文字列に『涙』は似合わない。
 命を捨てると主張しているのに、どうして――情念は悉くが獣と化し、数多の脳味噌(せかい)を貪り喰らう。牙(いみ)が暴力と成された結果、矛盾に苛まれた人々を定める。ああ。アア……私と対峙しているのはオカシイです。教義に従っていますか。言えますか。謂えないですね……麻痺した思考は早々に葬送と直るべきだ。答えは二度と〇を得ない――おやすみ! 気にして殺された、信じられない。

成功 🔵​🔵​🔴​

播州・クロリア
空虚な神を作り出し自らの行く末を委ねるというのは生きていると言えるのでしょうか?
色もリズムもすべてが薄っぺらい
亡霊に肉をかぶせただけの人形のような方々ですね
(直立し、すっと両腕を真横に伸ばし、すぅっと軽く息を吸った後{紅焔の旋律}で『ダンス』しながら敵に突っ込む)
この赤は情熱と欲望の炎です
貴方たちが自ら消した炎です
この炎をもう一度、点火してあげます
もっとも魂ごと燃え尽きてしまうかもしれませんが
(UCを発動し{錆色の腕}を刀剣に変えて敵を切り裂く)



 創造主にでも成ったつもりか、貴様等の如き人類に。色もリズムも薄っぺらい、その思考回路は生きていると、活きていると言えるのでしょうか。空虚な神を招き、称え、無意味な正義を掲げて貪るだけの民――播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)には何もかもが人形に視得た。亡霊が肉を被った程度で、温もりを有する生命には程遠い。正気を手放して縋る連中は何度も認識した筈だ。その中でも、短剣を握る男女複数の輪郭は『自ら』消した炎としか解せない――直立。すぅっと伸ばした腕が『彼等or彼女等』の窖(目玉)に映る。刻印は音に乗り、息を吐き尽くした時『紅焔』の旋律と化して戦慄を孕む――この赤は情熱と欲望の炎です。
 短剣をするりと躱して説き伏せる。説きながら解いて病的な面を『否定』する。この炎を。真に失った精神の炎を。もう一度、点火してあげます――転嫁するなんておぞましい『過去』の群れ。ダラキュな有象に無象の想いを突き刺すのだ。変質した腕が蟲(こ)の如く、うるさい心臓を斬り払う。魂ごと燃え尽きるかもしれませんが……異端世界に瞬時の光。相応しい『殉教』は定まった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『日輪』シャマシュ』

POW   :    残り火
【自身の肉体を崩壊させて噴出する炎】が命中した対象を燃やす。放たれた【周囲を眩く照らす灼熱の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    真実と正義の主
【まるで全てを見通しているかのように】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    日は未だ昇らず
戦闘力のない【壊れた太陽円盤】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【太陽や救いを求める人々の信仰心】によって武器や防具がパワーアップする。

イラスト:海李

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アウル・トールフォレストです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――。
 ――――。

 ……沈黙の太陽が舞い降りた。
 ただしきを告げる為。
 まことを維持する為。
 神の目玉には一切が映らない。
 神の耳朶には一切が聞こえない。
 神の精神には『狂気』だけが宿っている。
 吸血鬼を殺せ。神よ、真実と正義の『残り火』を此処に。
 ――円盤が修復され、慈悲で充ちる事は最早無い(ネヴァーモア)。

 ……総てはひとのため。
ウィノラ・シュレミール
信者さんとあなたは行き違ってしまっていたのでしょうか
壊れた器に信仰心を捧げてもぽろぽろ零れ落ちるだけ
捧げる信仰心もただの自害で、有限のリソースです
器は満たされず水は枯れる
結果残ったのは、今を生きる我々を苦しめる狂気だけ
迷惑ですね!
吸血鬼殺しの意志は受け継ぎますので、骸の海へお帰り下さい

文庫本を取り出して鈴蘭へと変えましょう
そしてその花弁で神様を包み込みます
信仰心を捧げていた人達は皆死にましたよ
今この地に昇るべき太陽はあなたではありません

花弁に紛れさせつつ、鋏を持たせた親友達を神へと近づけ
【フェイント】も交えた斬撃で彼女の【傷口をえぐる】
更に傷口に鈴蘭の毒も塗り込みますよ
偽物の太陽は沈んで下さい



 日時計も円盤も、笑顔が無ければ。太陽が無ければ意味がない。信者さんとは行き違ったのか。生き・逝き違ったと表現するのが好ましいか。こわれた器に信仰心を捧げても、ぽろぽろこぼれ落ちるだけ。堕ちた太陽『が』縋れないのは、果たして呑み込めないお子様の如く。そうして捧げられた信仰心も、殉教ではなく滑稽な自害。有限のリソースを食んだとして、満たされずに枯れるのが正しい結末だ。未だ昇らず森が蠢き、にくにくしさだけが異物を保つ――結果残ったのは、今を生きる我々を苦しめるだけの狂気。迷惑ですね! 突き付けた言葉の刃物が、神の歪を示してしまう。吸血鬼を殺す。その神意だけは受け継ぎますので、骸の海へお帰り下さい。還り道では信者の魂が、灯る事もなく漂っているだろう――取り出した文庫本の題名は。
 彼岸花を飾るように、鈴蘭のおもいを撒き散らす。頁が。文字が。神の肌を撫でていく……信仰心を亡くしたものに『強化』の権利は在り得ない。襤褸切れの夢に「皆死にましたよ」――この地に昇るべき太陽はあなたではありません――正義を語る愚か物なら、自分が嘘だと解る筈だ。親友達が微笑んで、片々と鋏を掲げて往く。お人形を解体(ばら)す。柔らかな皮と斬り難い肉。あふれるモツに這入り込む鈴蘭。抉られた精神に治る術は齎されず、神は単純に。偽りの太陽は沈んで下さい。

 ひとのために。

成功 🔵​🔵​🔴​

マルグレーテ・エストリゼン
神…?
否、これは人の死を求め、吸血鬼を殺すだけの機械だ!
誰かが『正しさ』を決めたからこの神は狂ったのか?
吸血鬼を殺すことが正しいと!
そのために命を懸けると!
…言ったのは、人か?
だが、その後に何が残る?
私は認めん!
命の価値を貶める……
狂った太陽は沈むべし!

変身して戦いに挑む
「ダークプリンセスパワー・フォールダウン! もっと…深みへ!」
死神の嗤い声のような音とともに闇に包まれ、晴れるとドレスアップした私がいる
離れて死霊銃兵に射撃させ、敵の死角に入ろうと試みる
一瞬でも敵がこちらを見失ったら、敵の頭上に飛来
「速度が遅くとも頭上をとるぐらいは!」
脳天をハートで撃ち抜く

没落せよ!
闇を照らすは汝にあらず!



 眩む。くらくらと滾る太陽が、全くの無意味だと知った日に我々は如何生きれば好いのか。神……否。此れは神性でも太陽でも真実でも正義でもない。これは人の死を求め、吸血鬼を殺すだけの機械だ。ああ。機械としても残念な欠陥品だろう。誰かが『正しさ』を決めたからこの神(存在)は狂ったのか――ぴくり。神の貌が歪んだ。【所以は的中した】らしい。しかし誰かと説くよりも思考停止と想うべきか。嗚呼、言ったのは人か? だが。何が残る。残るのはこわれた世界の基盤。器が罅割れて中身が溢れるのみ。私は……私は認めん。命の価値を乏しめる、狂った太陽は――其処まで辿り着いて、何故貴様は人間(よごれ)を呑み込めぬ――沈むべし!
 理想に浸って死ぬのがお似合いだ。神の叫びか異端の叫びか夜の叫びか。知るものか。ダークプリンセスパワー・フォールダウン! 呪いは物質化し、闇が爛れて己を覆う。死の嗤いが森に轟々と、愈々衣(ドレス)が心臓(ハート)を晒す。真っ黒な模様が神に告げると、深みへと猟兵が落ちて往く――二度と戻る事は無い。ならば此処で終の幕を。没落せよ――召喚された死霊が敵の死角を殺して巡る。見失った瞬間が『お前』の末路だ。天にも地にも、存在する術は現れぬ!
 舞い散る花弁が目玉を隠した刹那、脳天が硬度の増したハートに触れる。はじけて暗んだ『神』は否定され――闇を照らすは汝にあらず! 映り込んだ光は赤い双眸だった。信仰に餓えた過去、存在する証明は剥ぎ取られる。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
【蜂皇族】

(崩壊しかけの神を見て)
狂気に陥る前は人々を護り慈しむ存在だったんでしょうか?
それとも、生まれた時から狂っていた?
(「深入りすると狂気に飲まれるわよ」と頭の中の教導虫に指摘される)
っと、いけません!
今は敵を倒すことのみ考えないと!
(クロリアから話しかけられて)
え?クロリア
その作戦、本当に大丈夫?
うーん...わかった!

(『オーラ防御』壁をクロリアに纏わせた後、UCを発動し蟷螂の大群を召喚する)

伐採兵さん!絶え間なく回転鋸を敵に投擲し続けてください!
俺は回避された鋸を『念動力』で操作して敵を追い詰めます!

クロリアが敵を捕まえたら合体して両腕の鋸で直接攻撃してください!


播州・クロリア
【蜂皇族】

(神を見て考え込む黒影を見て声を掛けようとしたが戦闘態勢になったので止めた)
あにさんは敵に対して考え過ぎるのがほんの少しダラキュですね
リズムと色が分かれば興味を失う私とは大違いです
(UCを発動し{バイオウェア}に着替えた後、黒影に話しかける)
あにさん、私が敵を『怪力』で捕まえるので敵を追い詰めてください
大丈夫です
あにさんのリズムは魂に刻んでいますので私に攻撃は当たりません
({渦流の旋律}を『ダンス』しながら回転鋸の隙間をぬって敵に組み付く)
このリズムは「流れ」を表現しています
狂気に流されるだけの貴方にぴったりですね



 悟りをひらくと人々は謂うが、神にも同じ事が可能なのか。灰色の双眸が見通したのは崩壊の先で、それでも演技的な盲目は永久に治らない。過去の事柄だと認識しても全ては正しくて真なのだ――狂気に陥る前は如何だった。此れは本当に太陽だったのか。此れは本当は人間の想いだったのか。真実と偽りの狭間を彷徨うだけの、よくある人類の光だったのか。生まれた時から――深入りすると呑まれるわよ。脳内で教導虫(せんせー)が囁くと、黒影は漸く思考から戻った。今やる事は敵を倒す。ただ、それだけ。頭の中から雑念を振り払い、戦闘に移行するのが最善――あにさんは敵に対して考え過ぎるのが『ほんの少し』ダラキュですね……溜息ではなく淡々と言葉を吐き、太陽のリズムに耳を傾け。ああ。つまらない狂気だ。黒くも白くもない、滑稽な炭の色。それが判れば興味を失う。私とあにさんは大違いです。
 伸縮性に優れた衣に着替え、あにさんに言葉を流す――その作戦、本当に大丈夫? 黒影が聞き直すほどに『危ない』策だったのか。大丈夫です。二つ返事。リズムも色も合わせる事は容易いのだ。柔は剛を征すのだろう。魂に刻まれた在り方は何者も『歪め』られず――うーん……あとは信じる他にない。

 わかった!

 未来を認識した異端は狂ったようにノイズを吐いた。蟷螂の群れが太陽を仰ぎ、餓えて丸鋸を投擲する。何度も何度も繰り返されたその意味は――追い込んだ『結』を招き入れる。狩りの音と色は『わかりやすい』のだ。伐採兵の刃を踊るように抜け、怪物は相棒(パートナー)の肉を掴み取る。流れの表現は逸脱を普通に落とし、狂気に翻弄されるだけの存在に最適(ぴったり)だ。もがいてももがいても、蜘蛛の巣は絡まるだけだ――総ての数字が纏まって、人程度の蟷螂が嗤う。
 狩りは終わりだ。此処からは貪るだけだ。丸鋸が絶叫し、神だった臓物を巻き込んだ。深くまで入れ込むならば殺意だけで充分と知れ。

 窖まで運べば最良だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ティファーナ・テイル
(神を見てキョトンとします)
「ボクだって神様だから、みんなでキラキラ笑顔とワイワイお喋りが人々の【望む願い】!そして、それを守る手段こそプロレス!真の神様パワーを見せてあげるよ!」と片手を腰に当てて、もう片手でVサイン。
『セクシィガディス・プリンセス』で♥ビームで正義ビーム&神様ビームで幸せオーラをぶつけます!
敵の攻撃には『天空神ノ威光・黄昏』でUCを封印/弱体化させます。

『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』で正義パワーで闘い、怪我をしたら『超必殺究極奥義』で🔴の分パワーアップして攻撃をします!
『天空神界の超必殺技』で決めます!

「みんなも世界も笑顔をボクが守るんだ!」とガッツポーズ



 腐るような光が舞台(リング)を照らしても、表情が晴れる事はない。笑顔は一瞬だけハテナに陥り、その壊れて果てる寸前の円盤を視た。神様と神様が貌を遭わせて挨拶したら、世界は二極に信仰を撒くだろう。ボクだって神様だから、みんなでキラキラ笑顔とワイワイお喋り。望みは。願いは。簡潔に練り込んで、それを守る手段こそが格闘技(プロレス)だ。真なる神の力を全身に漲らせ、狂った存在の異質を観察する。片手を腰に勝利宣言Vサイン――魅惑的な尾の先から脳天。装飾に容貌の要望が満ちれば、時空刻々と鼓動がわらう。無数の金銀財宝が宙を駆けたなら、勢いよく光線(しあわせ)が放出された。灰色を染めるピンクがおどり、本物の神の光輝が日輪を抱く。
 僅かに残された吸血鬼への復讐心(しんこう)が盲目性を瞬時だけ殺した。黄昏の封印を即座に振り解いた『存在』が即座に猟兵を天から地へ――骨が軋む感覚が奔り、此れは魅せる為だと『胸』を張る――此処からだ。此処が最後だ。全身全霊で悪役(ヒール)を叩き潰せ……その身に力を刻み込め、偽物め!
 髪の毛が絡まり蛇の尾が結び、両の腕を揮えば『必殺』の合図だ。サインを再び世界に映し、叫ぶと共に『神』をおろす――爆発するほどの喝采(おと)が響き渡り、会場と呼ばれる夜(ダーク)が吼えた。勝利のガッツポーズ!

 みんなも世界もボクが。ボクらが守るんだ!

 ――骨でも肉でも何でも持っていけ。
 最後に笑うのは『今』なのだから。
 全ては人の為に。

苦戦 🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年03月21日


挿絵イラスト