【Q】グリードオーシャンを求めて~天魔の試練
「レディ・オーシャンの儀式を阻止した結果、エンパイアウォーでサルベージして修復した鉄甲船から不気味な「紫の光」が発生し始めたようよ」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)が前置きもなく話始める。
「で、この「紫の光」がグリードオーシャンを指し示しているんじゃないかって話ね」
全ての鉄甲船の艦首から細い光が放たれ、おそらくは同じ方向に向かって伸びていると推測される。
「だから、この鉄甲船で外洋に繰り出し「紫の光」の先を目指しましょ、というのが今回の依頼よ。私が担当するのは「魂八保丸」ね」
「魂八保丸」に乗り、艦首から伸びる細い光を辿るのだ。
「ただまぁ、行き先で海洋災害なるものに襲われると予知出来たから注意してちょうだい。海洋災害の内容は大小様々なタコや海蛇の妖怪達に襲撃されるようね。こう、ぬるぬると絡み付いてきてこちらの動きを阻害してくるようよ」
オブリビオンではないため一体一体の対処そのものはそう難しくはないが、災害と呼ばれる程には数が多いので面倒この上ないだろう。
「更に、ここにオブリビオンの船団が襲撃に現れるみたいね。海洋災害と同時にコイツらの対処も必要よ」
現れるオブリビオンは『猫又花魁』だ。特に強いわけでもないが、今回の海洋災害とのシナジーが酷いことになっている。
「で、コイツらの親玉が第六天魔王」
「!?」
「を自称する妖狐ね。あ、信長じゃなくて仏道を邪魔する天魔『破洵』の方ね」
六欲天が最上位、他化自在天の主だと思い込んでいる中二病の妖狐だが、オブリビオンになったことでその自称に恥じないだけの実力がついてしまったらしい。なお、得意技は妖狐らしく、人を甘やかすことと精を喰らうことのようだ。
「と、まぁ、色々と面倒なこともあるようだけど……楽しみよねグリードオーシャン☆」
まだ、行き先がグリードオーシャンだと決まったわけではないが、アリスはわくわくした気分を隠せないようだ。
「さぁ、新天地目指してGOGO♪」
転送後、自分が現場に行けないことに気づいて膝から崩れ落ちるアリスであった。
蒼汁の人
はーい♪ごにゃーぽ☆ごきげんよう♪
『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
「魂八保丸」は「ごにゃーぽまる」とお読みください。意味? 魂を八(最善)に保てとか多分そんな感じ。
多分お色気要素増し増しですが、頂いたプレイング次第ではタコパ大食い大会になる可能性も少なからずあります。まぁ、どう転がるかはプレイング次第です。
それでは皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『脅威の海洋災害』
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POW : 肉体の力で体力任せに海洋災害に立ち向かいます
SPD : 素早い行動力や、操船技術で海洋災害に立ち向かいます
WIZ : 広範な知識や、素晴らしいアイデアなどで海洋災害に立ち向かいます
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラモート・レーパー
対(ラモート・アンゲルスと連携)
「災害には災害よね」
UCを使って船に被害が起きないよう気をつけながら海流を操って、渦潮や高波に巻き込みつつこちらの船を海流に乗せて災害区域を素早く超えられるようにするわ
ラモート・アンゲルス
対(ラモート・レーパーと連携)
「大きくなってもそこのところは大きく変わらないのですね」
船の一番高いところに立ってUCを発動。影には影の主の足止めをお願いしましょう。船の陰や海の深いところにいてUCの影響を受けなかった敵には、白剣を弓に変えて海に落とします。私には監視の目がありますから死角などないのですよ。
ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)とラモート・アンゲルス(生きた概念・f18548)は対となる存在。何をもって対と成すのかはわからない。本人達に訊いたところで要領のえない言葉しか返ってこないだろう。
「常にあなたのそばにいる」
「あなたがその時会える事を願っている」
二人で一柱なのか、数ある端末の一つが二つに分かたれたのか、天秤を保つバランサーなのか、それすら分からないが、二人が猟兵であるということは数少ない彼女らについて分かっていることだ。
さて、二人は猟兵であるからして、予知を聞いて出撃することもある。ソロで動くこともあれば今回のようにペアで動くこともあるようだ。おそらくは気分でいるのだと推測される、神とは得てしてそういうものだ。
「災害には災害よね」
ラモートが言う。
「大きくなってもそこのところは大きく変わらないのですね」
ラモートが応える。
ラモート達は今船の一番高いところにいた。ここからなら海がよく見える。だからこそ海洋災害にいち早く気づけたのだ。
「影どもよ、主人の元を離れ『』に従え」
ラモート達の権能の一つ主の守護者が発動される。
ラモートが白剣を掲げれば光が放たれ海洋災害たる蛸達を照らし出す。照らし出された蛸の影は濃く落ち、そして独立して動き出した。蛸の影、影蛸達は影の本体たる肉体へと絡み付き足止めし始めた。
「『』の名において試練を与える」
そこへラモートが権能の一つ大量絶滅を用いて海流を操り高波や渦潮で押し流す。神の権能は天変地異すらも操るのだ。そこまでやれば船に影響がでそうなものであるが、そこは神、船への影響が出ないよう計算されコントロールされていた。それどころか、船を海流に乗せスピードアップまではたしていたのであった。
そんな荒れ狂う海の中へとラモートは弓矢へと形状変化した白剣を打ち込んでいく。海底へと潜航することで難を逃れたもの達への追撃だ。
「私には監視の目がありますから死角などないのですよ」
海中で白剣が輝き再び影を操り始める。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎
■行動
グリードオーシャン、ですかぁ。
何の「欲望(グリード)」かによって、意味が全然変わってきそうな名前ですねぇ。
蛸に海蛇、です?
海上では丁度良い栄養源かもしれませんので、【遍界招】を使用して『祭器』の『投網』を召喚、出来るだけ捕まえましょう。
蛸料理は言うまでも無く種類豊富ですし、とても新鮮ですからねぇ。
海蛇の方も南方では食べられますし、燻製して保存すれば「汁物」等に良いですぅ。
まあ、数が多過ぎる以上、全て捕獲して食用にするのはスペース的に難しいでしょうから、残りは普通に対処することになりますし、その場合「いや~んな感じ」になる可能性が高いのですが(ぷるぷる)。
「グリードオーシャン、ですかぁ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は豊乳女神様の巫女である。
「何の「欲望(グリード)」かによって、意味が全然変わってきそうな名前ですねぇ」
ある意味において欲望を司る神の使徒なのだ、故に欲望の内容はきになるところであった。
何はともあれ海洋災害である。海を埋め尽くさんとばかりに蠢く蛸と海蛇の群れは圧巻ではあったが、その大半は二人組の猟兵の手により一掃されたがそれでもまだ少なくない数が船へと襲い掛かって来ていた。
「蛸に海蛇、です?」
さて、そんな新鮮な海産物を見てるこるが真っ先に思い至ったのは、
「海上では丁度良い栄養源かもしれませんので、【遍界招】を使用して『祭器』の『投網』を召喚、出来るだけ捕まえましょう」
食のことである。海洋災害もるこるにかかれば美味しいボーナスステージなのである。
「蛸料理は言うまでも無く種類豊富ですし、とても新鮮ですからねぇ。海蛇の方も南方では食べられますし、燻製して保存すれば「汁物」等に良いですぅ」
たとえ、妖怪なのだとしても適切に調理すれば美味しく食べられるのだ。
るこるの想定以上に先発の猟兵ペアが数を減らしていたこともあり、捕獲は順調にすすむのであった。
「この調子だと「いや~んな感じ」にされることはなさそうですねぇ」
るこるの担当時間に現れたモノは皆捕獲された。船旅は長い、まずは海蛇を燻製にして保存食にしようか。るこるは次の猟兵に担当を引き継ぐと厨房へと向かうのであった。
大成功
🔵🔵🔵
日紫樹・蒼
性格:弱気
性質:ヘタレ
※どんな酷い目に遭っても構いません
海の向こうの新しい世界かぁ……
どんな場所が待っているんだろうね?
それはそうと、グリモア猟兵の人の目線が、なんか怪しかったけど……気のせいだよね、うん♪
海洋災害に対抗したいですが、触手とか気持ち悪いの苦手
魔法生物を召喚して戦わせようとしますが……目には目をの理論でタコにはイカ、海蛇にはナマコの形をした魔法生物が召喚されます
「えぇぇぇっ! な、なんで、こうなるの!?
しかも、蒼の実力が低いので制御できません
敵だけでなく蒼自身にも襲い掛かり、イカ触手とナマコの内臓ゲロで酷い事に
「うぅ……なんかベトベトする……
「ひゃぁっ! 触手はやめてぇぇぇっ!!
「海の向こうの新しい世界かぁ……どんな場所が待っているんだろうね?」
日紫樹・蒼(呪われた受難体質・f22709)はわくわくした気分で水平線の彼方を見つめていた。女の子ように見えても蒼も男の子だ、新天地を目指しての冒険と聞けば心踊らずにはいられない。そして、今は、魂八保丸と名前こそダサいが鉄工船に乗っているのだ。テンションが上がらずにいられようか?
テンションが上がったとはいえ、内気な蒼のこと、せいぜいが無意識に鼻歌を歌うぐらいであったが。
「それはそうと、グリモア猟兵の人の目線が、なんか怪しかったけど……気のせいだよね、うん♪」
それはおそらくは気のせいではない。蒼のような男の娘にとってはオブリビオン以上に危険人物である、食べられる前に彼がその危険性に気づくことを祈ろう。
さて、先に担当についた猟兵の活躍により暫く穏やかな時間が訪れていたが、それもそろそろ終わりの時間のようだ。新たな海洋災害が近づいているのが遠くに見えた。
「た、対処しないと。でも、触手とか気持ち悪いの苦手」
だったらなんでここに来た? と、言いたいところではあるが、冒険心が疼いてしまったのだ、本で読んだような世界に手が届くのだ。空想の中の蒼は本の中の主人公のように艱難辛苦に立ち向かいバッタバッタと薙ぎ払っていた。
だが、現実は無情である。
「うぅ……今回は、変なのが出ませんように……」
水影の悪魔の運試し、いま戦っている対象に有効な魔法生物を喚出び出すユウベルコヲドである。毎回姿が変わるそれの使い方を理解できればかなり強力な術である。そう、使い方さえ理解出来ればである。
さて、今回召喚されたのは、
「いーかー!」
イカである。
「なっまーこ」
そして、ナマコである。魔法生物だからとその鳴き声はどうなんだ? などと思う余裕など蒼にはない。
「えぇぇぇっ! な、なんで、こうなるの!?」
それは誰にも分からないし、蛸の天敵ならウツボじゃね? とツッコム者もいない。ただ、召喚された魔法生物を蒼が制御出来ていないという事実があるのみである。
ナマコがキュビエ器官を吐き出し蒼にぶっかけた。
「うぅ……なんかベトベトする……」
蒼の災難は終わらない、左からはタコが右からはイカが触腕を絡み付けてきたのだ。
「ひゃぁっ! 触手はやめてぇぇぇっ!!」
そんなことを言っても止まらない、むしろエロタコはよりハッスルしスカートの中へと触手を伸ばす。そして、蒼の男の証に触手を巻き付けてくる。もはや、蒼に抗う術はなく、散々にところてんを搾られる蒼なのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡みお色気歓迎)
…ソレ、アリス(グリモア猟兵)の信仰してる奴じゃないよな?
…いや別にいいケド、いや良くないけど…!(嫌な予感的な意味で)
…とりあえず蛸や海蛇なんて男には誰得なので、サクサクとブツ切りにして
食べれるものは保存食にしておこう。
…食べれないものは、可哀そうだからノッキング(気絶)させて海に返してっと…。
…と最初は順当だったのだが、不意に聞こえる女性の悲鳴。
…ひとまず女性船員を救出した、筈だが…唐突に襲われ組み伏せられて。
…実は一部の海蛇の牙には毒(媚毒)が仕込まれており
毒に侵された女性は、要するにシたくなってしまう病に堕ちるのだ。
…あぁ、またコレ(UC)かよ…と嘆く青年。
「……ソレ、アリスの信仰してる奴じゃないよな?」
安心したまえルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)、信仰してる奴ではない。
「……いや別にいいケド、いや良くないけど……!」
化身(アバター)ではあるが。
「もっとダメなやつじゃないか! 嫌な予感しかしない」
その予感に惹かれたわけでもないだろうが、頬を染めた蛸や海蛇がルトルファスに襲い掛かってくる。
『だんなー! 俺達の一億匹の愛をうわらば!』
「いや、男に触手プレイとか誰得だよ……」
日本のサブカルの闇を甘く見てはイけない、それなりの数の作品はあるのだ。
「……マジで?」
マジです。ともあれ、女性が絡まなければルトルファスはその実力をいかんなく発揮できるため次々とぶつ斬りにしていく。全員雄でよかったね。
「おい、不穏なことを言うのは止めろ! ……こいつら普通にしゃべっているんだが」
妖怪だからね、逃がすと人里で悪戯始めるのできっちり仕留めてください。まぁ、全員食用だから。
「え、妖怪なのに食べるのか?」
食べますよ? 食料の自給が難しい海上において貴重な栄養源ですから。ともあれ、これまでの猟兵の活躍により襲撃は散発的である。順調に保存食は増えていった。
と、その時、絹を引き裂くような悲鳴がルトルファスの耳に届いた。急いで駆けつけたルトルファスの目に蛸に組伏せられ海蛇に体内へと侵入されている女性船員達の姿が写る。ルトルファスは蛸を引き離し海蛇を引っこ抜くと纏めてぶつ切りにする。一先ず、今回の襲撃はこれで最後のようだ。
「もう大丈夫……だぁ!」
気を抜いた一瞬、言葉をかけてる途中でルトルファスは女性船員達に押し倒された。
「何をす……あ」
女性船員達のハートマークになった瞳を見てルトルファスはすべてを察した。ああ、またいつもの女難の不幸体質かよ、と。海蛇達は媚薬の毒を保有しており、女性船員達はその毒に侵され完全に火が着いていたのだ。
こうしてルトルファスは女性船員達においしくいただかれた。代わる代わる騎乗してくる女性船員達によって、いつものようにルトルファスの精は搾り取られたのであった。
「海洋災害より味方からの被害の方が大きい件について」
運命だ、諦めろ。
大成功
🔵🔵🔵
ロベリア・アナスタシア
(アドリブ絡み歓迎、お色気バッチコイ)
…アリスちゃん、ゴメンね…後で良いモノあったらお持ち帰りしてくるからね♪
と言ってたら早速に蛸の群れ、コレはあれね…遊べって事ね?
振りじゃなくても自ら船上の蛸の群れにダイブ!
…えっと違うのよ、コレはあれよ…食料を盗られない為の囮よ♪
然し両手でつかんでも2匹が限界だから、その他多数の蛸の群れに
体中に纏わりつかれちゃって、逃げ場を失っちゃう♪
『普段着』も剥かれた挙句、直接敏感な肌や先端に吸盤が吸い付いて
来て体が悶えちゃう♪蛸マッサージ素敵すぎ❤
勿論、遊び終わったら全部まとめて【UC】で生命吸収しちゃうわね。
…ついでに今日のアリスちゃんへのお土産一つが決定かな。
「コレはあれね……遊べって事ね?」
イエスザッツライト! ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)は自作した媚薬を服用すると、自ら海洋災害たる蛸の群れの中に飛び込んだ。たとえ、フリでなかったとしても気にせず飛び込んだことだろう。
「……えっと違うのよ、コレはあれよ……食料を盗られない為の囮よ♪」
等と言い訳をしながら右手に蛸足を左手に海蛇を捕らえるが圧倒的に手数が足りない。あっという間に蛸達に取り囲まれ逃げ場を失ってしまう。エロダコ達は嬉々としてロベリアの衣服を剥ぎ取るとその素肌に触腕を這わせ吸盤を吸い付けた。特に豊かな双丘の先端や割れ目の核などより敏感な箇所に吸い付き捏ね回す。
「蛸マッサージ素敵すぎ❤」
ロベリアは身体を悶えさせ、その快楽を堪能する。
「……アリスちゃん、ゴメンね……後で良いモノあったらお持ち帰りしてくるからね♪」
この場にこれなかった案内人、自分だけが愉しんで申し訳なく思う。だが、それはそれ、その案内人の分までこの快楽を堪能し尽くすのだ。
ぼたぼたと蜜を垂れ流すロベリアの秘裂へと海蛇が顔を寄せてくる、更に後ろの口にも同様に海蛇がやってきた。
「来て♥」
ロベリアは躊躇うことなく彼らを己の体内へと受け入れた。海蛇が身をくねらせロベリアの穴の中を這い進む度、肉壁のヒダと海蛇の海蛇のウロコが擦れ合う。
「あん♥ 赤ちゃんのお部屋の入り口が舐められてる♥」
滅多に味わえない奇妙な感触、それが堪らなく気持ちいい。
「アリスちゃんへのお土産一つが決定かな」
この海蛇は気に入ってもらえる筈だ。
快楽を堪能しながらもロベリアからも奉仕を施していく。口に咥え丹念に舐め回し、胸に挟んでみたり、手や足でしごいたり。
そうして、どれだけの時間が過ぎただろうか? もう何度目か分からない高みに達しながらロベリアはそろそろかな、と思った。もう充分に遊んだのだ、この辺りが潮時だろう。
「此処までメチャクチャにされちゃった分……貴方の体で返して貰うわ……♪」
最初に服用した媚薬の効果でその身に霊力と淫気を纏う。それにより、相手から受けた快楽に比例した生命力吸収能力を得るのだ。みるみるうちに蛸と海蛇が干からびていく、美魔女に搾られるなら我々の業界では御褒美ですとばかりに我先にと吸われていく。そして、最後に蛸一匹と海蛇一匹を残した、この個体がもっともテクニシャンだったのだ。
「あなた達はお土産よ♪」
そう言われた蛸と海蛇はロベリアに大人しく梱包されたという。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『猫又花魁』
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POW : ウチらとイイコトするニャ♪
対象の攻撃を軽減する【お色気モード】に変身しつつ、【欲望のままに相手を襲うこと】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD : さあ、いい夢見せてあげるニャ♪
【キセル】から【催眠効果を持つ桃色の煙】を放ち、【昏睡させて意識を失わせること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : 秘儀、「ねこまたぎ」だニャ♪
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【頭に乗るか跨ぐかすることで、自分の下僕】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
イラスト:煤すずみ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
海洋災害も一段落と思いきや、「紫の光」がペカーと輝き蛸と海蛇を追加してきた、ついでにオブリビオンの船団も追加してきた。
「うにゃー、蛸さんきもちいいにゃー♡」
「海蛇さんもたくましいにゃー♡」
試練は続く。海洋災害をうまく利用して『猫又花魁』に対処しよう。
ラモート・レーパー
対(ラモート・アンゲルス)と連携
「尻尾があるのに花魁とか……狩ってばらして三味線にしてくれる!」
UCでワイルドハントよりフランシスドレイクに変身、そして彼が率いた海賊団及びゴールデンハイド号率いる船団をも召喚するわ。
日の沈まぬ国の艦隊を沈めた小回りの利く船たちからの砲撃でオブリビオンの船団、災害もろとも海の藻屑にしてあげる
ラモート・アンゲルス
対(ラモート・レーパー)と連携
「……知ってた……」
対のUCの流れ弾等に魂八保丸が巻き込まれるといけないので、私は船の一番上を陣取ってUCを発動して守りに徹することとします。
対が戦っている間は砂糖を多めに入れた紅茶でも飲みながら倶生神のノートの更新をしていましょう。揺れてはいますが急に大きく揺れなければどうってことはないですね。
「三味線の材料にしてやるとか言ってましたけど、どうみてもする気ないですよね」
「尻尾があるのに花魁とか……狩ってばらして三味線にしてくれる!」
ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)の姿が変じていく。それはイングランドの私掠船船長にして海軍提督フランシスドレイクである。
今ここに、かつてスペインを苦しめた悪魔の化身の海賊団、ゴールデンハイド号率いる船団が甦る。
アルマダ海戦においてスペインの無敵艦隊を打ち破りし船団だ。海洋災害も花魁猫又も正直いって弱い、過剰戦力もいいところであった。
「獅子は兎を狩るにも全力を尽くすっていうでしょ」
ライオンはオーバーキルで存在事消し飛ばしたりはしないよ? 狩りが下手だからハイエナから獲物奪ったりするしね。それはともかく、フランシスドレイク率いる海賊船団の砲撃により開幕そうそうオブリビオン&海洋災害は壊滅寸前に追い込まれていた。
「日の沈まぬ国の艦隊を沈めた小回りの利く船たちからの砲撃でオブリビオンの船団、災害もろとも海の藻屑にしてあげる」
このままじゃいかんと思ったのか紫の光がより一層輝きおかわりが追加された。
「……知ってた……」
ラモート・アンゲルス(生きた概念・f18548)は船の一番高いところから対の存在たるラモートの戦いを見てそう呟いた。
「この地を浄め払う。今よりここは穢れなき浄土なりて」
流れ弾が魂八保丸に被弾してはいけないと、ユーベルコード浄土の楽園による結界を張り巡らせる。非戦闘行動に没頭している間は外部からの攻撃を遮断し、更に生命維持も不要となる奇跡の力だ。
対がた戦ってる間は砂糖を多めに入れた紅茶でも飲みながら倶生神のノートの更新をしていましょう、とラモートはノートを取り出し書き込みを始める。船上であるため多少の揺れはあるが、結界の影響か大きく揺れることはない。この分ならなんの支障もないだろう。
「三味線の材料にしてやるとか言ってましたけど、どうみてもする気ないですよね」
時折、ラモートの戦いの様子を見守りながら、ラモートは優雅に紅茶を嗜みながらノートの更新に没頭していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
既に蛸さん達と愉しまれているみたいですし、このままスルーしても?
そうもいかない様ですし、頑張ってみましょうかぁ。
【重豊躰】を使用、船の強度的に問題の無い範囲で『胸とお尻』を中心に全身を巨大化し[誘惑]しますぅ。
猫又さん達は「欲望のまま襲って来る」様ですから、ダメージ自体は無効化出来るこの状態で『受け』専念、力尽きた相手から『脳波制御』出来る『F●S』で仕留めましょう。
「攻撃」が此方に向けば、蛸さん達の「攻撃」には無防備になるでしょうし。
問題は蛸さん達ですねぇ。
この方々の性質と、元々蛸さんが「狭い場所」を好むことを合せますと、胎内に沢山入り込んで大変なことになる可能性も?
日紫樹・蒼
性格:弱気
性質:ヘタレ
※どんな酷い目に遭っても構いません
うぅ、酷い目に遭った
あ、でも、敵が来てる!?
こんなことしてる場合じゃな……うわぁ、今回も戦い難そうな敵……
年上のお姉様相手には、免疫がなく挙動不審
仕方ないので、今回も魔法生物に頼りますが……結果はお察しです
『ハーッハッハッハ! アイアム、カツオメェン!
現れたのは頭部がカツオで股間が鰹節なガチムチ兄貴
猫又花魁の口に鰹節を突っ込んでは海に投げ捨てます
あ、蒼君は適当に花魁に襲わせてOKです
なにを奪われても構いませんが、当然のことながらカツオメェンにも襲われます
「えぇっ! な、なんで!?」
『心配スルナ!俺ハ、両刀ダ!!
尻に鰹節刺さっても構いません
ロベリア・アナスタシア
(アドリブ絡み歓迎、お色気バッチコイ)
わぁい、可愛い猫又ちゃんだ~♪(嬉々)
と蛸と海蛇に絡まれてる猫娘の群れにダイブ!
猫又に近づくと、キセルから煙攻撃を喰らうけど…その程度?(毒耐性)
駄目ね、媚毒はこういうモノよ♪
と、【UC】でマタタビとさっき獲れた蛸・海蛇のエキスを
配合した『猫まっしぐら(媚薬)』を調合して飲ませちゃう。
そして完全に出来上がった所で、尻尾の先から大事な所まで
余さず残さず、美味しく食べちゃいます(意味深)❤
道具は無いから、代わりに落ちてる海蛇と蛸を代わりに使おうかしら。
ウフフ…いい声で鳴いて頂戴ね♪
…あ、でもこの子達オブリビオンなのよね、そうなると
流石持ち帰れないわね…。
ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡み、色気歓迎)
…げ、猫又女ッ!
(過去に四度出くわし、いずれも喰われた(アレな意味で)事あり)
…って、今日は既に色々と惨事…コレ、隙をついて倒せる…?
(と言って最初は普通に仕留めるが…。)
…で、結局これかよ!
(「ねこまたぎ」の無限再生が攻略できずに数に押されて組み伏せられ)
…もうこの後がどう考えても想像できてしまうと言うか…。
…だから、それは猫じゃらしじゃな…ッ!?
(相変わらず濃密な精気は女性妖怪にとって格好の餌なので
火が付いちゃった猫又花魁に美味しく頂かれます。
その代わり、濃密精気を食べて満足した猫は自ら消滅していく。
しなくても濃すぎる精気のせいで、自然と崩壊していく…。)
「うぅ、酷い目に遭った、あ、でも、敵が来てる!? こんなことしてる場合じゃな……うわぁ、今回も戦い難そうな敵……」
「……げ、猫又女ッ!」
「既に蛸さん達と愉しまれているみたいですし、このままスルーしても?」
現れた花魁猫又にげっそりした様子の日紫樹・蒼(呪われた受難体質・f22709)とルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)の言葉に、
「「それだ!!」」
声を揃えた。
「いや、ダメでしょ」
「そうもいかない様ですし、頑張ってみましょうかぁ」
それにロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)がツッコミを入れ、そうですよねぇとるこるが返す。
「それはそれとして、わぁい♡ 可愛い猫又ちゃんだ~♪」
「あの、今の人自分からダイブしていきましたよ?」
「……そうだな」
嬉々として蛸と猫又のお楽しみにダイブするロベリアに驚きの声をあげる蒼に目を逸らすルトルファス。今飛び込んでいったのが自分の契約精霊などとはとても言えない。
「はわぁん」
そんなことをしている間にもるこるが魂八保丸に飛び移ってきた花魁猫又に襲われていた。身体のあちこちが先程よりも豊満になっている。これがるこるのユーベルコード重豊躰である、全身あるいは身体の任意の場所を最大三百t強まで増強するのだ。
今回は船の強度的に胸と尻がより強調され身体的魅力が向上する程度に増強を抑えているが、花魁猫又には効果は抜群であった。お色気モードとなった花魁猫又がるこる
へと欲望のままに繋がっていく。更に狭い所を好むエロタコがるこるの体内へと侵入する。
「あ、あわわわ。僕はナニも見てませーん!」
そんな状況に耐性のない蒼は赤面したまま目を瞑りどこかへと駆け出していく。
「あ、まて!」
慌ててルトルファスが止めに入るももう遅い、それ程距離は離されていないが蛸達が邪魔に入る。
「ええい、こんな時に! 邪魔だ!」
ルトルファスは焦っていた。あの少年は自分のような受難体質に見えたのだ。あのまま単独行動をさせては酷い目に遭ってしまうだろう。守護者の大剣の一振りで数十を斬り飛ばし、更には精霊魔法でも同様に数十を消し飛ばす。それでも中々距離が縮まらない、蛸が多すぎるのだ。
「まて、ここだけ異様に密度が高くないか?」
あの少年を酷い目に遭わせようとする絶対的な意思を感じる。焦燥感に駆られながらどうにか蒼に追い付いたルトルファス。
『ハーッハッハッハ! アイアム、カツオメェン!』
そこには頭部が鰹で股間に鰹節を生やしたガチムチ兄貴な生物(ナマモノ)がいた。カツオメン達は股間の鰹節を花魁猫又に次々にご馳走していく。
「ナァニコレェ」
虚無の表情になるルトルファス。
『心配スルナ! 俺ハ、両刀ダ!!』
「何一つ安心出来る要素がない!」
ああ、女難の相でだけでなくルトルくんはとうとう腐向けの餌食になってしまうのかと思われたその時!
『おっと、そいつはわたしの獲物にゃから渡さないのにゃー!』
『ウワラバ!!』
花魁猫又がドロップキックでカツオメンを蹴り飛ばした。だが、ルトルファスが助かったわけではない。ルトルファスの豊富な精気は女性妖怪にとって極上の餌なのだ。例によって例のごとくルトルファスは花魁猫又に代わる代わる捕食され精を搾り取られていく。はい、いつものですね。
さて、ルトルファスの救援が間に合わなかった蒼はカツオメンに掘られながら花魁猫又に弄ばれていた。
「えぇっ! な、なんで!?」
お尻に感じる異物感に嫌悪感を覚えるよりも先に、訳のわからない状況にパニックを起こす蒼。そんな蒼の両耳を花魁猫又が舌で蹂躙し、指先で胸の突起を捏ね回す。その刺激に蒼の男の証が膨張し、もう一匹現れた花魁猫又に咥えこまれてしまう。
「や、漏れ、漏れちゃう」
それだけで蒼は花魁猫又の中に白いお漏らしをしてしまう。その事に羞恥を覚えるもそれは花魁猫又やカツオメンを喜ばせてよりハッスルさせるだけであった。
「や、もう、動かないでぇ、お尻もダメェ!」
嫌悪感を覚えるよりも先に花魁猫又に強烈な快楽を与えられた蒼は、お尻を蹂躙するカツオメンの鰹節にも快楽を覚えてしまう。先程果てたばかりで全身が敏感になっており、より強烈な快楽となって蒼の身体を駆け巡り二度目のお漏らしに至らされた。
そんなことを繰り返され、果てる度に敏感となる身体でより強烈な快楽を覚え込まされていく。
「もう、でにゃい、でにゃいからぁ、もう、うごかないでぇ」
涙でぐちゃぐちゃになった顔で懇願してもそれは相手をより滾らせる結果となるだけだった。こうして蒼は気を失うことが出来るまで蹂躙され続けたのだった。
一方、残されたるこるの方も酷い有り様となっていた。るこるも花魁猫又も、もうそれ以上は入らないという程に下の口も後ろの口も蛸触手に侵入され蹂躙されていた。
『百合触手プレイ最高ゲソー♪』
蛸触手でペアにされた花魁猫又同士が胸を捏ね合わせながら互いに舌を絡め合う。無論、るこるにもペアにされた花魁猫又がおり、欲望のままにるこるの身体を愉しんでいた。やがて、興奮の最高潮に達したエロ蛸妖怪の触手から白いシャワーが放出され降り注ぐ。
身体の外も中も白に満たされた花魁猫又も一際高い嬌声をあげびくびくと身体を震わせるとぐったりと脱力した。これはチャンスだ。るこるは脳波で浮遊砲台を操作すると果てた余韻に浸る花魁猫又とエロ蛸達を仕留めていった。
「みんな愉しんでるわね♪」
おそらく、この戦場で一番愉しんでいるであろうロベリアがこれまでの有り様をそう評した。ロベリア基準では愉しんでいるように見えたらしい。花魁猫又にしても、キセルからの催眠効果を持つ桃色の煙はこの程度なのかと期待外れではあったが、自分から責めてあげれば中々どうしておいしい果実であった。
「媚毒はこういうモノよ♪」
と、蛸と海蛇のエキスから媚薬『猫まっしぐら』を精製し投薬してあげればそれはそれはおいしそうに出来上がるのであった。そうなれば当然、尻尾の先から大事な所まで余さず残さず、美味しく食べてしまうだけである。たいした道具はもってきていないが、そこらに沢山蛸と海蛇がいるのだ、猫又を責める玩具にはことかかなかった。
「ウフフ……いい声で哭いて頂戴ね♪」
だが、ロベリアはふとあることに気づく。
「……あ、でもこの子達オブリビオンなのよね、そうなると流石持ち帰れないわね……」
残念に思いながらもロベリアは花魁猫又達を逝かせ続けてハメ殺しにするのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
有栖川・すみれ
うーん、ひにゃやわらかぁい〜
……はっ、しまったんだよ、ひなクッション(本人)の感触に負けて戦いに出遅れちゃったんだよ!?
ここは華麗に飛び出してオブリビオンを倒して誤魔化さなきゃだね!
あれ、抜けない?
ひなと一緒に飛び出そうとしたら見事に引っかかっちゃってるんだよ!?
でも全身がひなとくっついてしあわせ……って、ん?
親切な人が蓋をあけて、くれ……。
触手!?
ちょ、ちょっとひなは私のだからわたさなひぎぃ!?
ど、どこさわ、あ、ひながそんな姿をみたらこうふんしちゃっ!?
べ、別に触手がいいわけじゃ、ひながかわいいのがわるいからで触手のことなんて本当になんでもひぐぅ!?
※なんでもだいじょうぶですおまかせします
二條・ひなぎく
すみれと一緒に木箱に潜んでたら、出られなくなっちゃったんだもん。
折角怪盗らしく華麗に登場しようと思ったのにぃ。
でもすみれしか触れないなら、ヤれる事は一つしかないよね?
窮屈だからみっちりとすみれを感じられて幸せだよぉ。
全身で濃厚なキスしてるみたいだし、サウナみたいな熱気に痺れちゃうもん。
この小さな箱舟で二人だけの航海が何時までも続けたいなぁ。
あれ、蓋が開いたって事は誰かが助け……ほげぇ!?
ダメダメダメぇ、もうすみれと私で此処は満員だがらぁっ!?
あっでも、触手に絡まるすみれもすっごひぶぢゅぅ!?
りゃめらもん、かわいいすみれといくらでもじょぐちゅおごぉ!?
※どこまでもだいじょうぶなのでおまかせします
『これはなんにゃ?』
花魁猫又はガタガタと揺れ動く怪しい箱を見つけていた。中からは妖しい声が漏れ聴こえてくる。
「うーん、ひにゃやわらかぁい〜」
「窮屈だからみっちりとすみれを感じられて幸せだよぉ」
「……はっ、しまったんだよ、ひなクッションの感触に負けて戦いに出遅れちゃったんだよ!? ここは華麗に飛び出してオブリビオンを倒して誤魔化さなきゃだね!」
「全身で濃厚なキスしてるみたいだし、サウナみたいな熱気に痺れちゃうもん。そんなことより私はこの小さな箱舟で二人だけの航海が何時までも続けたいなぁ」
ガタガタ、ガッタン!
「あれ、抜けない? ひなと一緒に飛び出そうとしたら見事に引っかかっちゃってるんだよ!? でも全身がひなとくっついてしあわせ……って、ん?」
「ふふふ、ちょうどいいじゃない、すみれしか触れないなら、ヤれる事は一つしかないよね?」
何だか楽しそうである、花魁猫又は好奇心に負けて妖しい箱の蓋を開けたのであった。するとどからともなくエロ蛸妖怪達が現れた箱の中へと触手を殺到させていく。
『え? 今こいつらどからきたにゃ?』
その疑問に答える者はいない。ともあれ、箱の中身は蛸触手の餌食になるようだ。
「親切な人が蓋をあけて、くれ……」
「あれ、蓋が開いたって事は誰かが余計なこと……ほげぇ!?」
「触手!?」
「ダメダメダメぇ、もうすみれと私で此処は満員だがらぁっ!?」
「ちょ、ちょっとひなは私のだからわたさなひぎぃ!?」
「あっでも、触手に絡まるすみれもすっごひぶぢゅぅ!?」
「ど、どこさわ、あ、ひながそんな姿をみたらこうふんしちゃっ!?」
「りゃめらもん、かわいいすみれといくらでもじょぐちゅおごぉ!?」
「べ、別に触手がいいわけじゃ、ひながかわいいのがわるいからで触手のことなんて本当になんでもひぐぅ!?」
ぐちゅぐちゅぬぷぬぷ、くぐもった水温と愉しそうで幸せそうな声が聴こえてくる。花魁猫又はそれが、有栖川・すみれ(雛菊に心奪われた半熟怪盗・f22013)と二條・ひなぎく(菫色に染まった半熟怪盗・f22014)の二人のものだとは知らない。だが、蛸触手に穴という穴を犯されとても気持ちよく幸せになれていることは想像出来た。
『羨ましいのにゃ、うちも交ぜるのにゃ♪』
だから、花魁猫又は箱の中へとダイブした。
「「ちょっと!? これ以上は本当に入らないからぁ!!」」
『大丈夫にゃ、もうちょっとそこ詰めれば入るにゃ』
怪盗コンビの受難はこれからだ!! 次回の活躍も期待しています。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロNG
POW
ふふっ、いつ見ても可愛い子達ね♪
たっぷり愛してアゲル❤
守護霊の憑依【ドーピング】と『欲望解放』で戦闘力を高め
お色気モードの彼女達と【慰め】合い❤
抱き寄せての耳舐め、尻尾の付け根の愛撫から
ディープキス、胸や局部の愛撫に発展し
最終的に体の隅々までしゃぶり尽くすわ❤
彼女達からも胸や局部をしゃぶられたり
顔面騎乗されたり、タコや海蛇を挿入されて淫らに喘ぐけど
愛欲が昂ぶるほどに強くなる私にとって
快楽責めはプラスでしかないし
寿命を削る猫又達とは正反対に
私は【生命力吸収・大食い】で常に体力満タン。
イかされても【気合い】で再点火❤
あっ❤ はぁンッ❤ イイわぁ❤
貴女達の声も、もっと聞かせて❤
ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は初っぱなから全開であった。花魁猫又は既に何度も相手にしてきたのだ、勝手知ったる他人の性感帯である。
「ふふっ、いつ見ても可愛い子達ね♪ たっぷり愛してアゲル❤」
欲望解放して生まれたままになったその姿は月下香の花弁がかろうじてアウトな部分を隠すのみだ。守護霊を憑依させ魂を強化する。猫又花魁達もお色気モードで魅力的にはなっているがドゥルールには及ばない。
だが、そんなことは彼女達には関係ないのだ。目の前においしそうで魅力的な存在が据え膳でいるのだから欲望のままに襲いかかるのは自然なことであった。
『にゃ!? 耳、そんな風に耳を♡ あ♡ あ♡ 癖になりそうにぁ♡』
ドゥルールに抱き寄せられ耳舐めされた猫又花魁が蕩けていく。舌が耳奥まで蠢き鼓膜を舐められる未知の感覚は新たな快感として猫又花魁に刷り込まれていく。ドゥルールの責めはそれだけでは終わらない。尻尾の付け根を手で愛撫する。個体差があるとはいえ、過去の交戦経験から弱点を探り出すのは容易いことであった。
『にゃ♡ にゃんでてきかくによわいところがわかるのにゃぁ♡』
まずは一人、陥落完了である。だが、これは集団戦、相手は一人だけではない。猫又花魁達もドゥルールの胸を揉みあるいは頂点の突起に吸い付き舐め回す、秘壺から直接蜜を啜り秘豆を啄み、顔面に騎乗して愛撫を強要し、蛸や海蛇を前後に挿入しドゥルールに淫らな歌を歌わせる。
だが、ドゥルールは愛欲を力とする者、このような快楽責めはドゥルールをより強化する。責めを受けながら当然ドゥルールも反撃を行っている。深く口付けを交わしあるいは全身をしゃぶり尽くすように隅々まで味わいながらその生命力と快楽を貪っていく。
「あっ❤ はぁンッ❤ イイわぁ❤ 貴女達の声も、もっと聞かせて❤」
『にゃ♥ にぁん♥ どうなってるにゃ♥ あれだけイかせたのにさらに元気になっていくにぁ♥』
何度果てようともドゥルールは気合いで肉体を凌駕する。ここで気を失うなどもったいない、もっともっとこの可愛い子達と遊ぶのだ。猫又花魁が代償による寿命を使い果たすまで宴は続いたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『破洵』
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POW : 欲界顕現・い
自身が操縦する【精を喰らい快楽を貪る妖術】の【精を喰らう快楽テクニック】と【誘惑の甘やかし技術】を増強する。
SPD : 欲界顕現・ろ
自身の【魔術刻印】が輝く間、【精を喰らい快楽を貪る妖術】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 欲界顕現・は
【精を喰らい快楽を貪る妖術】が命中した対象を治療し、肉体改造によって一時的に戦闘力を増強する。
イラスト:さいばし
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠二色・ありす」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
洋上に浮かぶ「巨大な紫色の光球」、「紫の光」の先にそれが見えてきた。その「巨大な紫色の光球」から強大なオブリビオンが現れる。
『我こそは六欲天が最上位、他化自在天が主、第六天魔王破洵也』
それは只の自称、中二病の妄言……である筈だった。しかし、今、目の前のオブリビオンからはその自称に恥じない力を感じる。
と真面目に書いみたがぶっちゃけエッチなお姉さんがエッチな魔術でエッチな魔力を纏いエッチな雰囲気を放っているだけである。さぁ、最後の試練を乗り越えよう。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
猫又さん達の後は狐さんですかぁ。
普通にもふもふしたいような気も、多少?
先程胎内に入って来た蛸さん達でお腹が重いですし、【夢鏡】で身体機能を強化しましょう。
元々胎内の容量は非常に大きいですが、これで更に沢山入れられますぅ。
その分「感度」も強化されますが、その反応で狐さんに「胎内に入れるのが好き」と考えていただければ、「責め方」は或る程度予想出来ますぅ。
効果時間切れ寸前で、強化した身体能力で体を支えて狐さんにのしかかり「『反動』で増量した体重(推定胸&お尻)」+「胎内に入れられたものの重さ」で下敷きにして差し上げますねぇ。
重ねられそうでしたら、更に【重豊躰】を加える方法も?
ラモート・レーパー
対(ラモート・アンゲルス)と連携
「可愛い!持ち帰りたい!」
開口一番にそう言いながらUCを発動して、敵が自分に対してバブみを感じて重度のマザコンになるように仕向けます。
持ち帰るには対の力が必要なので口論スタート。
「このカタブツと話つけるから待ってね」
そりゃあ、普通のやつだったら本物の力見せつけてコテンパンにしていたわ。でも容姿は可愛いし、ダキニの方が近いのに第六天魔王って名乗ってるところも可愛くって。可愛いは正義って言うし。だめ?やーだー!持ち帰るー。養子として最後まで面倒見るからー。それに対もそのユーベルコードでちゃんとオブビリオンを倒さずに解放できるか試したいところだったでしょー?
ラモート・アンゲルス
対(ラモート・レーパー)と連携
「――はあ?!」
対のいきなりの発言と行動に驚いて戦意喪失。どうせろくなことがないのでオブビリオンを放置して対に対抗。
「何を言ってるんですか、対!この馬鹿と話つけるので少し待ってください」
最初からその気なら続けてください、気まぐれですね。その姿になると相手が誰であろうと可愛いって言うんですね。正義は暴力をするための言い訳だと言ってる猟兵が言う口ですか。だめです!子供か!そしてオブビリオンはペットか何かですか!このユーベルコードはヒーロー等がオブビリオンと化した際彼らが悪評で終わらないようにするためであって対の私欲のためではないのです。
最後は根負けして試します。
日紫樹・蒼
性格:弱気
性質:ヘタレ
※どんな酷い目に遭っても構いません
「……ハッ! ぼ、僕はなにをやって!?
尻の痛みで目が覚めると、そこには妖艶なお姉さんが!
相変わらず苦手な相手なので、ここは仕方なく悪魔召喚に頼ります
まあ、蒼の実力が足りない上に、ウェパルはドSな性格なので、結果はお察し
『あら?あなた、妖術で肉体改造できるのね?
『よかったら、一緒にこの子で遊ばない?
ウェパルは破洵と意気投合し、破洵のUCで蒼の肉体を改造してもらいつつ、蒼に過激なSMプレイを仕掛けます
でも、その裏ではこっそり武装船団を召喚しています
最後は破洵を裏切り不意打ちで一斉攻撃
『引っ掛かったわね、小娘! 海上で、この私に勝てると思って?
ロベリア・アナスタシア
(アドリブ絡み歓迎、お色気バッチコイ)
…なんかアリスちゃんと似た事言ってるケド、要するに
エロい狐って事でOK?
じゃあ遠慮なくイッちゃいますよぉ!❤
最初に飛び出すのはさっき倒した猫又、どうやらあの狐…治療術まで
使えるのね。でも問題ないわ、もう一ラウンド遊べるんだから❤
と言いながら、集団責めで猫ちゃんに体中責められて…。
で、勝った気でいる破洵ちゃんに悪いケド、【UC】で猫ちゃんを
皆快楽酔いさせ、漏れ過ぎた欲情の儘、破洵ちゃんを
キャッチしてアタックよ❤(グラップル+奉仕+生命力吸収)
…ガチの化身(アリスちゃんとか)だったら本気でも勝てないわね。
でも所詮は、自称に過ぎない狐ちゃんだもの…負けないわ♪
ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡み歓迎、男色NG)
…よし、何一つ判らん。(妄言にこのツッコミ(酷))
しかしツッコミは火に油だった、カチンときた(?)
破洵が「魔術刻印」を輝かせてこっち来たもので。
慌てて抵抗するもあえなく御用となり、妄言でない事を
証明させる為に9連続ラウンド責め立てられ、精を貪られ。
然し9回目が終わった所で、今度はコッチが限界を振り切り
【UC】発動、アカネに精神を乗っ取られてしまい。
アカネは其の儘、破洵を追加で9連続ラウンドに移行して
精を吸収(生命力吸収)
その後再び破洵のターン(9連続)、その後アカネ(9連続)と
シーソーゲームが展開される事でしょう…。
※50回シテも死ななかった程なので無問題
「猫又さん達の後は狐さんですかぁ。普通にもふもふしたいような気も、多少?」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が身体の魅力を強化しながら破洵を見やりこてんと首を傾げる。あの尻尾はとても手触りが良さそうだ。
『あ、もふもふする?』
るこるのその発言を聞いて破洵が尻尾を差し出してきた。
「え? よろしいのでしょうかぁ?」
『ええ、いいわよ♪』
さて、破洵は生前妖狐でありその人々を甘やかす性質はオブリビオンとなった今も残っていた。ダメ人間製造器、人々を散々甘やかし自分に依存しなければ何も出来ないように堕落させ営みを停滞させるのが今の破洵である。
まぁ、ゴールは目前で急ぐ旅でもない。すぐに開戦という雰囲気でもないため、折角だからとるこるはもふもふを堪能させてもらうことにした。
「可愛い! 持ち帰りたい!」
「――はあ?!」
「ちょっとなにそれズルい、オブリビオンはお持ち帰りできないでょ! え? できるの?」
ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)の唐突な言葉にラモート・アンゲルス(生きた概念・f18548)とロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)からツッコミが入る。
「何を言ってるんですか、対! この馬鹿と話つけるので少し待ってください」
ラモートは破洵を放置してラモートに食って掛かる。ラモートとしてもお持ち帰りするためにはラモートの力が必要な為にラモートを説得にかかる。破洵は今るこるのもふもふに悶えているので問題はないだろう。
「このカタブツと話つけるから待ってね」
「え? 待って待って、私さっき猫又ちゃん諦めたばっかりなんだけど」
「そりゃあ、普通のやつだったら本物の力見せつけてコテンパンにしていたわ」
「最初からその気なら続けてください、気まぐれですね」
「出来るのね? お持ち帰りできちゃうのね?」
「でも容姿は可愛いし、ダキニの方が近いのに第六天魔王って名乗ってるところも可愛くって」
「その姿になると相手が誰であろうと可愛いって言うんですね」
「ちょっと、やり方教えなさいよ。いえ、教えてくださいお願いします」
「可愛いは正義って言うし」
「正義は暴力をするための言い訳だと言ってる猟兵が言う口ですか」
「だめ?」
「だめです!」
「やーだー! 持ち帰るー。養子として最後まで面倒見るからー」
「子供か! そしてオブビリオンはペットか何かですか!」
「無視しないで、お姉さんそろそろ泣くわよ。いえ、放置プレイも嫌いではないけれど」
口論の果てにラモートはとうとう看板に寝転がり駄々をこねはじめ、ラモートが嘆息する。オブリビオンお持ち帰りの可能性を聞き出そうとしたロベリアは完全に無視されていた。
「それに対もそのユーベルコードでちゃんとオブビリオンを倒さずに解放できるか試したいところだったでしょー?」
「このユーベルコードはヒーロー等がオブビリオンと化した際彼らが悪評で終わらないようにするためであって対の私欲のためではないのです」
「ユーベルコード、そうユーベルコードなのね? 媚薬の調合てどうにかなるかしら?」
『『『私を持ち帰りたいのですか?』』』
「「「え?」」」
気がつけば三人になった破洵が近づいてきていた。精を喰らい快楽を貪る妖術で分身を作り出したようである。
「えー? 私本体がいいなー」
「はぁ……ワガママを言わずに分身で我慢してください。あ、私の分は要りませんので」
「あ、じゃぁ私が貰ってもいい? アリスちゃんへのお土産にしたいわ」
「ふぅ……対の私が一人増えた気分です」
ラモートは溜め息をつきながら慈愛の心を籠めた白剣による一撃で、肉体を傷つけずに分身破洵達のオブビリオンとしてのしがらみのみを切り裂いたのだった。
「……よし、何一つ判らん」
絶賛気絶中の日紫樹・蒼(呪われた受難体質・f22709)の介抱をしながらルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)がツッコミを入れる。ルトルファスにとって第六天魔王と言えば先のエンパイアウォーに出てきた信長なのだ、コイツはどうみても信長ではない。UDCアースによくいくとはいえ仏道のことなど学ぶ機会などあるはずもなく当然の反応であった。
猟兵達のお持ち帰りだなんだの問答からは目を逸らす。その中に自分の契約精霊がいた気もしたがみなかったことにした。
なお、介抱されている蒼は少女のような姿と容姿をしているがれっきとした男性なので介抱していてもルトルファスの体質が暴走することはない。
だが、厄災とは向こうからやって来るものだ、破洵の分身が二人に近づいてくる。
『あの、その娘大丈夫でしょうか?』
「え?」
『よければこちらで治療いたしますが』
いつものを警戒していたルトルファスであったが、予想外の言葉に怪訝な表情となる。だが、向こう側でるこるに尻尾をもふもふされてる光景や、あちら側でラモートにバブみを感じてる光景を見て大丈夫……なのか? と、思い始める。疑問系なのはそこまで自分の体質を信じきれないからだ。だが、蒼の状態も芳しくなく他に手がないのも確かだった。
「あ、ああ。頼めるか」
だから、警戒を解き蒼を預けた。そう、警戒を解いてしまったのだ。
『ずいぶんとお疲れのようですね?』
そこに背後から声がかけられる。その言葉がするりと頭に入り込んでくる。
「あ、ああ。わかるか?」
振り返りながら答える。
『はい。私、按摩が得意なんですよ、如何ですか?』
「按摩?」
聞き慣れない言葉にルトルファスが首を傾げるが、破洵から説明を受け理解する。
「ようするにマッサージか、それなら頼めるか」
『はい、お任せください』
本来であればルトルファスがこのような言葉を返すことはなかってであろう。だが、これまでの女難の数々に知らず知らず心労が重なり、警戒を解いてしまったこともあり妖術のレジストに失敗してしまったのだった。
分身破洵を自分の船室に案内し、促されるままに服を脱ぎベッドに寝転がる。先ずは頭皮を刺激され、背中、腕、脚へと施術を受ける。
「お、おお。結構利くな」
効きすぎて色々と元気になるルトルファス。そして、仰向けにひっくり返される。瞳をハートマークにし魔術刻印を輝かせた破洵がルトルファスへと覆い被さる。
『ここのコリも解しましょう』
「ま、まて! それはコリじゃない!」
これまでの施術で解されきったルトルファスさ身体に力が入らずろくな抵抗も出来ないままに破洵に喰われるのだった。怒涛の九連戦を耐えきったルトルファスは、しかし、自らの裡にいる邪神の権能によりさらなる九連戦のおかわりを強要された。
そして始まる無限ループである。お互いに同系統の技で挑み、どちらも精力を
喰らう者同士だ、千日手に陥るのは自明の理であった。
一方、残された蒼は分身破洵の妖術で癒され目を覚ます。
「……ハッ! ぼ、僕はなにをやって!?」
すると蒼は妖艶なお姉さんに膝枕されていた。蒼はガバッと起き上がろうとして、やんわりと分身破洵に押し留められる。
『もう少し休んでた方がいいですよ。ほら、よしよし、よしよし』
そうして頭をナデナデされた。頭には太ももの感触、目の前には豊かな胸が見え、何故かナデナデされ甘やかされている。蒼のキャパシティは既に限界だった。そしてウェパルが暴発気味に召喚された。
『あら? あなた、妖術で肉体改造できるのね? よかったら、一緒にこの子で遊ばない?』
ヴェパルの提案に首を傾げる破洵。甘やかして依存させることを目的とする破洵に遊ぶという発想がなかったのだ。察したヴェパルはSMという概念を破洵に教えることにした。教材は蒼である。
『ええ! そんなことをしてはかわいそうですよ』
「あら、そんなことはないわよ。この子Mの素質あるし、それによくご覧なさい。あんなに気持ちよさそうな表情をしているじゃない」
と、ここでロベリアが交ざってくる。こっそりと幻覚作用のある媚薬を破洵に嗅がせながら。先程の分身二体との遊びを通じてロベリアも破洵の性知識は稚拙なものだと気づいていた。極々基本的なことであれば超絶技巧を誇るがそれだけである。はっきり言ってチョロい相手であった。
ロベリアとヴェパルは協力し、破洵へと性教育を施していく、無論薄い本的な意味でである。教材とされた蒼は堪ったものではないが既に逃げ場はなかった。妖狐として甘やかす性質が強いためヴェパル程の苛烈な責めはついぞ覚えなかったが、相手が望む範囲においてハードなSMプレイが可能となった。
練習相手は勿論蒼である。破洵に緊縛され直され、妖術で蓋をされての寸止め。そして、お尻を開発されながらの連続ドライ。泣きながら許して欲しいと懇願しても許されることはなく、漸く蓋を外され解放されてもそこからは連続で搾り続けられるのだった。
その裏でこっそりと武装商船団を召喚していたヴェパルであったが、
『どうしよう、こいつチョロ過ぎて出番がないかもしれないわ』
まぁ、そうなったらそうなったで詫びに蒼を差し出そうか? 蒼の受難は終わりそうにない。
さて、るこるの方はどうなっているかというと、何故か破洵の手料理をご馳走になっていた。とても精のつくものばかりである。身動きの取れないるこるの為に口移しで食べさせる破洵。
どういうわけか海洋災害のタコ達はるこるの元に集まり次々にるこるの胎内へと入っていってたのだった。身体の魅力を強化するユーベルコードの副作用で感度も増幅されたるこるは、タコ達の行動にそれはそれは艶っぽい反応をしてしまったのだ。
流石に「胎内に入れるのが好き」という勘違いはしなかったというか、ベースとなる知識がなかったためにそういう発想は出来なかったようだ。もっとも、そのベースとなる知識を分身を通じて教育されていたりもするが。
ともあれ、破洵はるこるがより触手プレイを楽しめるように精をつけさせようと考えたらしい。手料理を作りそれをタコに拘束され動けないるこるに口移しで食べさせる、その際に舌を絡め胸を揉むのも破洵は忘れない。
と、そこへ武装商船団のクルーが海洋災害達を駆逐しはじめる。どうやらるこるの現状に気づいたヴェパルが派遣してくれたようだ。
『こいつらの相手は俺達に任せて嬢ちゃん達は早く逃げな』
『は、はい』
その言葉に素直に従い破洵はるこるを抱き抱え逃げようとする、しかし、その時足元に海蛇が這って来ていたのに気付かなかった。ずるっ……べちゃ。
詳しくは語らないがるこるの胎内には相当数のタコが侵入しており、その合計重量はとんでもないことになっていたのだ。妖術で筋力を補い持ち上げ運ぶことは出来ても、転んだ拍子に押し潰されたらどうにもならないのだった。
かくして、破洵は骸の海へと帰っていった。
破洵が消えたことで「巨大な紫色の光球」に白い光が混ざる。その光球の向こう側に向こう側に『南国の島々』が見えた。既に先に着いた鉄鋼船で判明している、あれが目指す『グリードオーシャン』だ。
大成功
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