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山陵の祠

#UDCアース

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#UDCアース


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「強力なUDCが封印されている場所が判明しました」
 そう切り出したプルミエール・ラヴィンスは、世界地図を広げてある一点を指差す。
 大きくマルがついている場所はチベット高山。この中の人跡未踏の地に、超古代に封印された邪神がいるらしい。
「邪神が封印されている場所までは徒歩での移動になります」
 険しい山道、寒さも予想されるので防寒はしっかりした方がいいだろう。
「気候もですが……それ以外にも問題があります」
 邪神が封印されている場所に辿りつくまでには険しい山道を登らなければならないのだが、そこで待ち受けているのは邪神の眷属。
「その眷属は、見た目だけならば可愛らしい人形の姿をしています」
 人形たちは直接こちらに攻撃をしてくるわけではないのだが、オブリビオンを召喚してそれをこちらにけしかけてくるのだという。
「眷属は全部で5体。連携を取ることはないようですが、油断はできません」
 オブリビオンを思わず攻撃したくなるが、それを操っているのは人形の方なので気をつけたほうがいいだろう。
「登山の途中……それも、岩場での戦闘が予想されます」
 険しい山道の岩場。足場はかなり悪い。そしてこの眷属たちを蹴散らしながら邪神が封印されている洞窟を探すことになるので一苦労だ。
 洞窟に辿り着きさえすれば、あとは一本道らしい。
 奥に行けば行くほど広くなり、天井も高くなる。戦闘に支障はないだろう。
「その洞窟の奥に邪神が封印されているのですが……封印の前には守護者がいます」
 守護者の役目は、邪神が完全復活するまで邪神を守ること。つまり、この守護者を撃破することで不完全な状態の邪神を引きずり出して倒すのが今回の最終目的だ。
「まず、守護者について説明しますね」
 守護者は一人の少女。邪神に取り込まれて眷属の一人とされているようだ。
「彼女はこちらの動きを止めてからナイフで攻撃をしてきたり、こちららの攻撃を回避したりできるようです」
 洞窟内の守護者は彼女一人のようで他の敵はいないらしい。
「では次に、封印されている邪神について説明をしますね」
 邪神の姿は、まるで水の精霊のような姿をしているらしい。
 コロコロと鈴が鳴るように笑う姿は女神とも思えるのだが、言葉は発さず舞うように辺りを破壊して意識あるものの精神を破壊していく。
 邪神は大きさが通常の数倍あり、攻撃力と耐久力が上がっているらしい。
「厳しい戦いになるとは思いますが、よろしくお願いします」
 そう言って、プルミエールは頭を下げたのだった。


元橋りん
 はじめまして!
 元橋りんと申します!
 初の依頼ですが頑張りたいと思います!
 よろしくお願いいたします!

 敵や戦闘場所に関しては、オープニングをご覧ください。
 それでは皆様のご参加をお待ちいたしております!
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第1章 集団戦 『六三一『デビルズナンバーにぎやかし』』

POW   :    悪魔の召喚(デビルサモン)
いま戦っている対象に有効な【強化をされたオブリビオン】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD   :    悪魔の応援(デビルチアリング)
【応援の力で強化されたオブリビオン】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    悪魔の救援(デビルリリーフ)
【オブリビオンにしか理解出来ない行進曲】を聞いて共感した対象全てを治療する。

イラスト:猫家式ぱな子

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

天道・あや
チベット高山って、確か富士山とおんなじぐらい高い山だよね?前にテレビ言ってた気がする…!そんな高い所にUDCがいるなんて…うーん、物好きなUDCもいたもんだね?…ま、とにかくUDCは倒さなきゃ!…体力よし!防寒よし!あたしよし!…出発!

防寒用にコートと籠手を装備!これって着けてると暖かいんだよね!【属性攻撃炎】
そして登山開始!山のごつごつした足場だろうと【レガリアス】と【ダンス】で鍛えた脚と体力なら乗り越えられる!

そしてUDCを発見したら攻撃を【見切り】つつ、殴ったりして攻撃をしつつ敵がUCを発動しようとしたその瞬間に【サウンドウェポン】を構えてこっちもUC発動!【楽器演奏、歌唱】



 ばっちりと防寒具を着込んだ天道・あや(未来照らす一番星!・f12190)は、籠手で暖を取りつつ雪の残る山道を登っていた。
 ダンスで鍛えた足腰を使い、それだけでは難しい場所はレガリアスを使って軽々と。
 人の気配が遠くなりしばらくすると、ゴツゴツとした岩が点在している場所に辿り着いた。
 恐らくここが、敵が出現するという岩場だろう。
 ふ、と一つ息を吐いて気分を切り替えると、サウンドウェポンを手に岩場を慎重に歩いていく。
 岩の黒と雪の白。その中でも一際大きな岩の影。ふと視線を送ると見えたのは赤。
 人形の胴体だと気付いた時にはそれは召喚を始めるところであった。
「見つけた!」
 その声と同時に、あやの前に姿を現すオブリビオン。だがそれは敵の攻撃方法。本体は別だ。
 召喚されたオブリビオンをあやは軽いステップで避け、後ろに隠れている人形に向かいサウンドウェポンをしっかりと構える。
「心が痺れるようなあたしの思い! 聴かせてあげる! いぇ~い!」
 空気を激しく震わせる演奏と歌声が高山に響き、その攻撃は見事に敵の動きを止めたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

七星・桜華(サポート)
『天魔御剣流免許皆伝、だからこそ更なる高みへと。』
『一か八かの勝負?そんな事しなくても私達の勝ちだね!!』
『勝った後は派手に騒ぐんだ!誰一人として倒れないようにね!!』
とある隠れ里に伝わる戦闘術の免許皆伝。
残像を攻撃と防御の両方に使い腰に挿している5振りの刀を使い戦闘する。闘う姿は舞っているかの動きで空中戦もできる。第六感や野生の勘と言われる直感も鋭い、また見切りの速さも早い。
怒ると殺気が残像にまで残る程の濃密加減。戦闘において常に最善策を最短で気づき勝ってきた。
鎧等を無視した内部破壊系攻撃が当たり前のようにする。
敵の消耗と自身の回復に生命力を吸収する。



 更なる高みを目指して、七星・桜華はUDSが潜む岩場にやって来ていた。
 大小様々な黒い岩。年中溶けることがない雪。
 足場は、はっきり言って悪い。
 だがそれでこそ鍛錬となる。
 神経を研ぎすませ、隠れている敵の気配を探る。今回の敵は生き物というよりも物に近いが、恐らくあちらだろうという方向へと足を進めた。
 その直感は正しく、岩影からチラリと赤い胴体が覗いたかと思うと、魔法陣が展開される。
 それを目に入れた瞬間、桜華は九尾の尾薙扇子を振り開いていた。
 人形目がけて下から上へ扇子を動かせば、その動きに合わせて狐の尻尾が弧を描き、人形の身体を雪の上に転がした。
 魔法陣が掻き消えれば、残っているのはもがいている人形のみ。その人形にトドメを刺し、桜華は次の敵に向かって駆け出した。
 走る速度は雪の上とは思えぬほど。標的になった人形は回避をしようとしているらしいがそれよりも早く、桜華の内に気が集まる。
「我が闘気を解き放つ!」
 神魔の融合した闘気は一気に解き放たれて、その闘気を受けた人形は粉々に砕けちる。
「勝った後は派手に騒ぐんだ! 誰一人として倒れないようにね!!」
 そう宣言した桜華の言葉に、仲間たちは力強く頷いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

月山・カムイ(サポート)
すいません、少々遅れましたが援護に参りました

既に戦いに入っている猟兵達の援護に入る形で参戦
集団戦なら攻撃のきっかけになるように、縦横無尽に切り結び
ボス戦なら他の猟兵がトドメを刺す為のサポートを行う
武器を切り裂く、受け止めたり逃がすべき相手を空を跳んで抱えて逃したり
上記の様な行動で現在戦っている猟兵が活躍出来るよう動かしていただければありがたいです

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


一郷・亞衿(サポート)
廃墟探索中に呪われ、その結果として力を得た猟兵です。独自に開発した混沌魔術や呪詛を纏わせたカッターナイフ、金属バット等の道具を用いて戦います。
各種オカルト話を好みますが、UDC怪物やオブリビオンに対しては基本的に容赦しません。
外見特徴として、マスクで常時顔を隠しています。

一人称は「あたし」。
年下~同年代にはくだけた感じの口調で話し、年上や偉い人には敬語(さん付け、ですます口調)を使います。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、寿命が減るタイプの物はタイミングを見計らい極力短時間の使用で済ませるようにしています。
軽口を叩いたりもしますが、戦闘時は真面目に役割を果たそうとするタイプです。



 高山の冷たい風がマスク越しにも感じられ、一郷・亞衿は少しだけ身を竦ませた。だがそれも一瞬。ジャっと一気にカッターナイフの刃を出し、目の前の人形を斬りつける。
「はい、次〜」
 崩れ落ちる人形はただのモノ。紫の瞳をきょろりと動かし、亞衿は別の獲物を探す。
 隠れている人形がオブリビオンを召喚するが、それさえ見つけられれば人形の位置もわかったようなもの。
 タンっと地を蹴って岩の上に飛び乗れば、その影にはやはり人形がいた。
「みぃつけた」
 亞衿は目を細め、ユーベルコードを解き放つ。
「“Namah samanta-buddhanam yamaya svaha──”」
 詠唱と共に亞衿の姿が変貌し、現れたのは巨大な餓者髑髏。
 寿命を削るそれは、その分威力も強力だ。
 大きな腕を横に振り、岩場の岩ごと辺り一帯を薙ぎ払うとさっさとユーベルコードを解除した。
 標的にしていた人形は召喚されたオブリビオンごと消滅し、残っていただろう人形たちは岩の下敷きになったものもいれば、慌てて岩影から出てきたり。
「残りもサクサクっとやっちゃおうねぇ」

 雪煙が収まらないうちにと、月山・カムイは動き出した。
 ユーベルコード【影の追跡者】を発動させるとすぐさま標的を探し出す。
「一匹も逃すつもりはねぇ」
 小さくそう呟くと、愛用の小太刀【絶影】を片手に駆け出す。
 相手が混乱している今がチャンスだ。
 影の追跡者を辿り、近い場所から対処をしていく。
 短く息を吐き、小太刀を一閃。
 上下真っ二つに分かれた人形には目もくれず、次の標的へと駆け出す。
 岩場の間、狭い場所に隠れていた人形を貫き、背後に迫っていたオブリビオンの攻撃を呪殻装甲で受け止める。
「……それで終わりか?」
 カムイは小太刀に刺さっていた人形を振り落としオブリビオンを蹴倒すと、その背後の人形を袈裟懸けに斬りつけた。人形の動きが止まると同時にオブリビオンは消え失せる。
 雪煙が徐々に晴れていき、人形の姿が目視できるようになったところでカムイはユーベルコードを解除した。少し楽になった頭が高山の空気で冷やされ、ほっと息を吐く。
 気付けば人形の数は半分以下にまで減っていた。
「次だな」
 そう呟き、カムイは一番近い人形に向かって走り出したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

雨音・玲
チベット高山?マジ?
確か標高2000mぐらいからスタートだろ?
UDCより高山病が地味に怖くね?
知り合いが居ないのは心もとねぇけど…
まぁなんとなるか?
ちょっと愚痴りながらも
いつものジャージ姿で軽くストレッチしてから
軽いフットワークで登山を開始します!!

まぁ正直な話、慣れない足場でも
スカイダンサーの俺ならそこまで苦じゃねぇけど
敵さんは上で待ってんだろ?
索敵と殲滅ならやっぱこの手が一番てな
さぁ暴れようぜ相棒!!
『遠見の瞳』を使用
召喚した烏の群れと視覚を共有することで
広範囲の『情報収集』&索敵
UDCを発見したら空中で集合して『空中戦』の応用!!
上空からの遠距離「火球」の連発波状攻撃を叩きつけます!!



 スカイダンサーである雨音・玲は山を登ることにそう苦労はしなかったが、ストレッチをしてきて正解だったなと苦笑した。
 軽く身体を温めていなければ登っている最中に手足が冷え切っていただろう。
 高山病も心配ではあるものの、まずは凍傷の心配をした方がいいのかもしれない。
 知り合いがいないので多少の不安もあるが、岩場では猟兵がすでに戦闘を開始している。早く救援に向かうべきだろう。
 岩場までは目と鼻の先。
 その岩場の上空を、烏の群れが飛んでいる。玲はその烏たちの目を通して戦場の状況をしっかりと把握していた。
 岩影に潜んでいた人形たちは餓者髑髏の腕のひと薙ぎで殆どが表に出て来ている。幸運にもその一撃を逃れた人形たちも仲間の手で大体の所は斬り伏せられていた。
 残っている人形はあと少し。それらの位置は、烏たちを通してすべて把握済み。
 となれば、やることは一つだ。
「さぁ、暴れようぜ相棒!」
 遥か上空を飛んでいる烏の群れにその声が届いたかは定かではないが、それでも通じていることだけは確信できる。それほど共に行動をしてきたのだ。
 彼らの目を通じて人形を補足し、仲間の位置を確認。
 間違っても巻き込まないよう細心の注意を払う。
「逃げ場はねぇぞ!! 受けて見やがれ!!」
 玲の言葉と共に烏たちの瞳に魔法陣が浮かび上がると、上空にいくつもの火球が現れる。
 それらは隕石のように岩場に降り注ぐと、正確に人形たちを撃ち抜いた。
 火球の炎と雪煙が収まるころには、岩場に静寂が戻ってきたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『邪神に取り込まれた少女『エミリィ』』

POW   :    離れた距離は縮まらない
【邪神の祝福を受けたナイフ】が命中した対象を切断する。
SPD   :    時計の針は進まない
【数分間だけ時間を巻き戻すことで】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    心の傷は塞がらない
【対象の記憶】から【対象の負い目やトラウマ】を放ち、【心理的ショック】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:かじゃねこ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はエミリィ・ジゼルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

雨音・玲
『POW軸』
外でど派手に爆撃(ノック)したんだ
守護者も俺たちの到着に気づいてんだろう

両手に炎を宿し明かり代わりにしながら洞窟の中に突入
暗闇から突き出されたナイフの一撃を
野生の勘と武器受けで捌きます

あっぶねぇ!!
守護者は…女の子か、やりづれぇなぁ
おぃねぇちゃん相手になってやるから、かかってきな!!

行動が制限される閉鎖空間は逆にやり易い

軽くステップを踏んでから身をかがめつつ一足で距離を詰め
「離れた距離は縮まらない」に対して「浄化の炎拳」で効果を打ち消し
ガントレットでナイフを外に捌きつつ
スピードを載せた拳で、がら空きの鳩尾を撃ち抜いて吹き飛ばします

体術が得意ならガチの打ち合いかな?
やるだけやるさ


龍泉寺・雷華(サポート)
くっくっく……漸くこの時が来ましたね……
我が力が必要とあらば、何時でも何処でも即参上!
如何な困難であろうと、知略と究極魔術にて解決して見せましょう!


ってー感じで颯爽と駆けつけて頑張っちゃいますよー!
ユベコも動きも全部お任せ!
何でも出来ちゃうのが我の凄い所ですねー
あ、でもえっちぃのだけは勘弁です!


よくポジティブ厨二娘って言われますが、きっと凄い褒め言葉なんでしょうね!
肝心な所が抜けてるとも良く言われますが……それは気のせいです、うん
戦いでは派手な究極魔術をメインに、詠唱の隙を魔術障壁と護身剣術でカバーするスタイルです!
ふふふー華麗なる我の活躍、ご覧に入れましょう!



 邪神が封印されているという祠は、山陵にあった。
 長い洞窟を、雨音・玲は恐る恐る歩く。光源は両手に宿した炎だけが頼り。
 肩に乗った八咫の存在と、少し後を歩いている仲間の猟兵の足音で人がいるとわかるようなもの。
「情報通りですねー。壁がもうあんなに遠いです」
 そうぽそりと呟いたのは龍泉寺・雷華。
 彼女の言う通り通路は徐々に広くなっている。入り口は人一人がやっと通れるかという大きさであったのに、左右の石壁も天井も、どんどん遠くなっている。つまり、広くなっているのだ。
 左右と天井は光が届いている部分があるので安心感があるが、正面の闇は照らせない。どれくらいの深さがあるのか全く想像もつかなかった。
 戦闘ができるくらいに広い空間という話だったので学校の体育館くらいを想像していればいいだろうか。
 そんなことを考えながら歩いていると、玲の視界にキラリと光る何かが写った。
 目を凝らしてその正体を探ろうとした直後、ゾワリとした悪寒が背中を駆け上がり、玲は反射的に拳を振り上げていた。
 ギィン、と金属同士が擦れ合う音と共に見えてきたのは、血に濡れたナイフ。
 弾かなければ首をひと突きされていたことだろう。
 ナイフを操っているのは守護者だろう。その守護者に向かい、雷華がユーベルコードを解き放つ。
「我が究極魔術、その力を見せてあげましょう!」
 ごう、と洞窟に吹かないはずの強風が吹き、敵の体は後方へと吹き飛ばされた。
 離れて見れば守護者はまだ、年端もいかない少女。
 その少女は虚空を見つめてただ笑っていた。
「女の子相手はやりづれぇなぁ……」
 とは言え、倒さないわけにもいかない。
 広いとは言え閉鎖空間。ならばそれ相応の戦い方がある。
 少女は痛みという感覚が既にないのか、雷華の攻撃を受けながらも笑みを消さない。
 少女は次の標的を雷華と決めたのだろう。彼女に向かって駆け出したのを見た玲は、軽くステップを踏んで体勢を低くすると、少女との距離を一気に詰めていた。
 雷華に向かって【邪神の祝福を受けたナイフ】が振り下ろされる。
 何でも切断するというそれを玲は間に入りガントレットで受け止めて、自身のユーベルコードを発動させる。
「認めねぇ! そのふざけた結果をぶち壊す!!」
 攻撃を受け止められ不思議そうな顔をしている少女のその鳩尾に、玲は思い切り拳を叩き込む。
 派手に吹っ飛んで地面に幾度かその体をバウンドさせた少女だが、まだ起き上がれるだけの体力が残っているらしい。
 むくりと起き上がると少女はまた、虚空を見つめて微笑んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

眞嶌・未来(サポート)
 バーチャルキャラクターのシンフォニア×聖者、外見16歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、団員には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


回々・九流々々(サポート)
『僕だってやれば出来ます。はい』
 愉快な仲間のプリンセス×UDCメカニック、6歳の女です。
 普段の口調は「コーヒーカップ(僕、~様、です、ます、でしょう、ですか?)」、酔った時は「くるくる(僕、~様、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 笑いながらナイフを振り回している少女を見て、回々・九流々々はぐっと拳を握る。
「僕だって、やれば、出来ます……!」
 少女は他の猟兵たちと接近戦の最中。
 自身のユーベルコードに仲間たちを巻き込まないよう、距離とタイミングを測りながら九流々々はチャンスを待った。 
 足音を立てないように少女の背後に回り込み、接近戦をしていた猟兵たちが距離を取った瞬間、ユーベルコードを発動させた。
「僕だってやれば出来ます。はい……吐きそうになりますが」
 九流々々の言葉が終わると同時にコーヒーカップが出現し、そこから溢れ出した七色の触手が少女の体に巻きつき、華奢な身体を固い地面に叩きつけた。
 だがその攻撃では少女を倒すには至らなかったらしい。
 起き上がった少女はナイフを片手に九流々々に近づいてくる。
 その攻撃を避けようにもユーベルコードを発動した影響で、地面が揺れているように感じて体が上手く動かない。
 それをチャンスと思ったのかそれはわからないが、少女は先ほど変わらぬ笑みを浮かべながら九流々々をナイフで斬りつけたのだった。

 倒れていく猟兵の体に追撃をしようとした少女のナイフを他の猟兵が弾く。
 その隙に、眞嶌・未来は彼女の体を移動させていた。
 同じ洞窟内なので確実に安全とは言い難い場所だが、それでも少女に標的にされにくくはなるだろう。
 すみません、と謝る彼女に大したことではないと声をかけ、改めて傷口を確認する。
 ナイフでの攻撃は、彼女の肩から左腕を完全に切り離していた。切り離されたそれは放置していい傷ではない。
「今、治療するわ。少し我慢して」
 猟兵がこくりと頷いたのを確認し、未来はぐっと左腕を元の位置に押しつける。
 そして、静かに目を閉じた。
 コウ、と未来の体から光が溢れ出し、洞窟内を包み込む。
 その光は切り離されていた猟兵の左腕を元通りに引っ付け、そして戦っている猟兵たちの傷も癒していく。
 それに比例して未来は疲労していくが、これもこの戦いを勝利に導くため。
「これで大丈夫ね」
 は、は、と肩で息をしている未来に、猟兵たちから感謝の言葉が返ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

天道・あや
洞窟に到着!そして!しゅごしゃはっけ…うん?どっかで見たことあるような…ううん?何か足りないような…鮫?喉まで引っ掛かってるけど思い出せない!?…よし!考えるの止め!!右よし!左よし!あたしよし!邪神を倒すために…通らせて貰います!

まずは【ダッシュ】で接近!そして敵のナイフの動きに注意して敵を観察!ダンスで鍛えた動体視力、そして足捌きなら洞窟内でもしっかりと動けて避けられる!【見切り、ダンス】

そして敵がナイフで刺そうとしたらナイフを持つ腕を掴んで【グラップル】UC発動!【カウンター】の重い一撃を…どっかーんとぶつける!【鎧砕き、属性攻撃雷】

…こうして近くで顔みて思ったけどもしかして貴女って──



 守護者を前に、天道・あやは悩んでいた。
(「うーん……どっかで見たことあるような……」)
 何かが引っかかっているけれど思い出せない。
 近接戦闘中に考え事はよくないと思うのだが、少女の姿形がそうさせるのだから仕方ない。
 何とか攻撃を避けられているのは仲間たちの援護と、思ったよりも平坦な足場、そしてダンスで鍛えた動体視力のおかげだろう。
 少女の動きが徐々に鈍くなり、今は防戦に回っているようだ。光を宿さない目と不気味な笑みはそのままだが、身体は限界なのだろう。それでも動きを止めないのは、少女の人間としての意識が残っていないから。
 避けてばかりいた少女が、ナイフを前に突き出す。
 それは、あやが待っていた瞬間だった。
 突き出されたナイフを避け、逃げられないようその腕を掴むと即座にユーベルコードを発動させた。
「想いの乗った重い一撃! 3だーー!!」
 あやは少女の身体を引き寄せると、その胸目掛けて思いっきり拳を叩き込む。
 バキバキと、肋骨の折れる音が洞窟に響き、次いで少女の口から血が溢れ出した。
「……こうして近くで顔みて思ったけどもしかして貴女って──」
 あやの問いに、少女は答えない。掴んでいた腕から力が抜けて、虚空を見つめていた目がゆっくりと閉じていく。
「……おやすみなさい」
 動かなくなった少女に、あやは小さく声をかけたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『メリュジーヌ』

POW   :    願望の逢瀬
自身が戦闘で瀕死になると【相対した者の望んだ存在】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    来世での逢瀬
単純で重い【蹴り】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
WIZ   :    切望の逢瀬
対象の攻撃を軽減する【相対した者の望んだ存在】に変身しつつ、【相対した者の望んだ言葉を呪詛として言葉】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:pamyuu

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアハト・ナハトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

トレイシー・ライト(サポート)
「……また事件、か。さて、どうしたものかな」
 あまり積極的に解決に意気込みを見せず、「なんとなく気になった」という理由で首を突っ込みに現れます。
 冷めた性格ですが、比較的真面目で正攻法を好みます。他の猟兵に迷惑をかけること、飲酒喫煙・公序良俗に反することはしません。
 戦闘においては、基本的には魔法を用いて遠隔攻撃を行います。前衛がおらず距離を詰められるなど、やむを得ない場合は、ドラゴンランス【ポレドラ】等を用いて接近戦も行います。
「たとえ事情があったとしても、あんたがオブリビオンである以上、倒さなきゃいけないんだよね」
「さて、俺の仕事は終わりだな」


虚偽・うつろぎ
アドリブ連携等ご自由にどぞ

水の精霊のような邪神かー
邪神って色んな姿のがいて結構種類豊富だよねー
自爆すればどれも同じ何だけどさ

登場即自爆
いや開幕即自爆だね
自爆までのスピードこそが重要
台詞や活躍を犠牲にしての即自爆即退場
邪神滅ぶべし

技能:捨て身の一撃を用いてのオウサツモードによる広範囲自爆
対象は範囲内の敵
強化は攻撃力重視

射程範囲内に敵が入っていれば速攻で自爆する
近づきすらせず離れた位置から自爆に巻き込む
敵からすれば突然爆発に飲み込まれる感じ
範囲内に敵がいなくても自爆
その時は突然の爆発で注意を引き付けるくらいはできるかな

捨て身の一撃なので自爆は1回のみ
自爆後はボロボロになり爆発四散して退場(戦闘不能



 少女の動きが止まり、青い邪神が現れる。
 邪神が目覚めるという光景は気持ち悪い光景かとも思っていたが、色合いや姿形も相まって、それは羽化したようにも見受けられた。
 大きさは3メートルほどだろうか。人型ということもありまるで巨人のようだった。
 その邪神の姿形をみて、虚偽・うつろぎは心中で「へぇ」と感心していた。
 一言に邪神と言っても姿形は千差万別。
 美しい神、醜い神、ただ光の塊のものも、闇の塊のものもいるだろう。
 信仰の数だけ、それぞれに思い描いた神がいるからかもしれない。
(「ま、自爆すればどれも同じだけどねー」)
 そう思いながら、彼は周りの猟兵の位置を確認すると、即、ユーベルコードを発動していた。
「一爆鏖殺、これが僕の殺戮術……これが僕の鏖殺領域……!」
 邪神、滅ぶべし。
 攻撃力重視で放たれたそれは邪神だけを巻き込み爆発し、うつろぎはその衝撃で四散する。
 カッと洞窟内が明るくなり、爆炎の中から現れた邪神は何か言葉を発したようだった。
 それは無理矢理目覚めさせられたことへの不満だったのか、それとも外に出られたことへの歓喜だったのか定かではないが、猟兵たちには……少なくともトレイシー・ライトの耳にはコロコロと鈴を転がしたような音だけが聞こえていた。
「さて……倒させてもらおうかね」
 目の前の敵に、これといって思うところはない。ただ自分がやるべきことをやるだけだ。
「星よ降れ、雨の如く。これより彼の地は我が領域……」
 トレイシーの言葉が終わると同時に現れた光の矢は、目覚めたばかりの邪神に燦々と降り注ぐ。
 体が大きい分、的には当たりやすい。光の矢は余すことなく全て邪神に突き刺さった。
 だが倒すには足りていない。
 うつろぎの自爆とトレイシーの攻撃に、邪神は機嫌を損ねたらしい。
 水色の足が振り下ろされて、トレイシーの体は辺りの地面ごとぼこりと沈む。
「ぐ……!」
 蹴りという単純な攻撃ではあるが、その威力は予想以上。
 内臓が潰される感覚がなくなったと思えば、口からは血が吹き出る。
 不完全とは言え、邪神は邪神。攻撃力、体力ともに予想以上。
 気を引き締め、猟兵たちは邪神に相対したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ウォーヘッド・ラムダ(サポート)
一人称、二人称、性格等はプロフィールを参照。

■戦闘行動
敵への接近、または敵からの攻撃回避は装備『フライトブースター』『ダッシュブースター』を使用しての回避行動。
防御に関しては装備『アサルトヴェール』>『重厚シールド』>『超重装甲』の優先順位での防御行動。
攻撃に関しては『ASMー7』『LLS-3』をメインにしつつ、他装備も使用。

強襲用ってことで自分への多少の被害が承知済み。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は無し。
また、"本目的に関係ない"NPC民間人への攻撃行動は無し。(やむを得ない牽制・威嚇射撃は有り)
あとはおまかせです。
アドリブ歓迎


御堂・茜(サポート)
アドリブ連携歓迎
細かい事は気にしませんわ!
感嘆符過剰で喋らせて下さいませ!!!!!

・性格
わたくしは御堂茜!
弱きを助け悪を挫く正義の使者にございます!
いついかなる時も御堂の為す事は正義!
どんな状況でもその意思は絶対に曲げず
超絶プラス思考であらゆる行為を正当化致します!
立ち塞がる悪を躊躇なく成敗し
苦しむ民を助ける為に行動しますわ!
(熱血脳筋正義バーサーカーです。繊細なシナリオで気まずくなる場合流して下さい)

・戦闘
指定UCを使いボスに大ダメージを与える事を狙っていきます!
戦法は捨て身が基本
傷つく事を怖れぬ【勇気】と【覚悟】、そして【気合い】で強敵に挑みます!
使える技能や装備は何でも使って下さいませ!



「そこに民の嘆く声があるならば!! 正義の使者御堂、ただいま見参ですッ!!!」
 名馬サンセットジャスティスと名付けられた宇宙バイクに跨がり、御堂・茜は洞窟内を駆け回りながら、少しずつ邪神へ攻撃を仕掛けていく。
 自身の周りを縦横無尽に駆け回る茜を、邪神は邪魔だと思ったようだ。攻撃の狙いを彼女に定めたらしく、水色の目が彼女の動きを追い、足が振り下ろされる。
 その瞬間。
「セーフティ解除」
 ウォーヘッド・ラムダがユーベルコードを解き放つ。
 邪神の足が茜に届くそれよりも早く、ウォーヘッドの『ASMー7』……対重装甲用サブマシンガンから放たれた光の弾が、至近距離から邪神の胴体に撃ち込まれていた。
 その衝撃に邪神の体はぐらりと揺れ、蹴りは狙っていた茜のすぐ横に振り下ろされた。
 ドゴン、と重たい音と共に地面が抉られ、茜の体がサンセットジャスティス共々宙に浮く。
「今ですわッ!!!」
 ピンチはチャンス。
 そう思った茜は飛び散る石の破片で体に傷を作りつつ、サンセットジャスティスを操り、邪神の体に乗り上げていた。
 足を伝い一気に頭まで到達すると前輪を持ち上げ、邪神の頭に思い切り振り下ろす。
「正義の鉄槌!! その身に刻んでくださいませッ!!!」
 ガン、と遠慮のない一撃が邪神の頭に振り下ろされ、巨体が傾ぐ。その隙を猟兵たちが見逃すはずもない。
「Ms、退避を」
 『ASMー7』を構えたウォーヘッドの声に、茜は即座に邪神の上から飛び降りる。
 ウォーヘッドが狙うのは先ほど茜が攻撃した頭。
 先ほどは命中率を考えて胴体にしたが、今ならば。
 傷を負っているそこに狙いをつけるとウォーヘッドは引き金を引いた。
 銃口から発射された光の銃弾は、狙い通りに着弾し、邪神の頭に歪な穴を開ける。
「─────!」
 頭に穴を開けたまま、邪神が何事かを叫ぶ。
 痛みなのか、怒りなのか。もしかしたら両方かもしれない。
 邪神の声は洞窟内に響き渡るが、それは綺麗な鈴の音を猟兵たちの耳に残すだけ。
 痛みからか雑になってきた攻撃はしかし、範囲が広く、猟兵たちの体に無数の傷をつけていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

天道・あや
最深部に到…着!そして…邪神発見!…うわっ本当に大きい!…でもいくら見た目が大きくてもあたしの想い…ハートの方が大きい!よって怖くはない!…右よし!左よし!…あたしよし!…いざ勝負!!

そんだけ大きいなら…普通に動けはするかもだけど俊敏に動くのはキツい…筈!【ダッシュ】で邪神の攻撃を【見切り】ながら邪神を【挑発】しながら錯乱!

そして邪神が怒ったり痺れを切らしてUCで攻撃しようとしてきたら…こっちもUC発動!跳躍して宙で反転して…【真の姿】を解放して!洞窟の天井を蹴って邪神にどっかーーんとパンチをお見舞い!【鎧砕き、属性攻撃雷、限界突破】

うおおお!これが過去を乗り越えて未来へ行くための…一撃だー!



 暴れ回る邪神の攻撃を避けながら、天道・あやはタイミングを計っていた。
 邪神の攻撃は、蹴りから別のものに変わってきている。
 猟兵たちの【望んだ存在】を見せつけてくるということは、邪神はかなり弱っているはず。
 しかしこの攻撃の合間に蹴りが繰り出され、中々近付くことが容易ではない。
 あや自身の目の前にも現れた【望んだ存在】を、心の強さでどうにか打ち消した直後、目の前に迫っていた蹴り。それをすんでの所でユーベルコードを使って回避する。
「あっぶな!」
 そしてあやはそのまま空中でジャンプを繰り返し、邪神の頭を越え、さらにその上……洞窟の天井近くまで飛び上がると、くるりと体を反転させた。
 下から見上げていた時も、上から見ている今も、邪神の大きさに少しだけ心がざわつく。
(「でもいくら見た目が大きくてもあたしの想い……ハートの方が大きい!」)
 幸運にも、邪神は下での戦いに必死でこちらの行動には気付いていない。
 今が、チャンスだった。
(「いざ、勝負……!」)
 天井を思い切り蹴り、重力も味方につけて、邪神の頭へ。
 そこに近付いていくにつれ、あやは徐々に【真の姿】になっていく。
 握っている拳に、五芒星のマークが煌めいた。
「うおおお! これが過去を乗り越えて未来へ行くための……一撃だー!」
 想いを全て乗せたパンチは、巨大な邪神の脳天を捕らえ、その顔を地面にめり込ませた。
 派手な音をたててめり込んだ頭は、風船が割れるようにパンっと割れ、洞窟内に霧散した。
 残ったのは穴ぼこだらけの洞窟と、傷だらけの猟兵たち。
 戦闘の余韻が残る洞窟で、猟兵たちは無事を喜びあったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年03月27日


挿絵イラスト