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ゲーマーズ・ハイ

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●チート、ダメ、ゼッタイ。
 キマイラフューチャーで最近流行っているとあるオンラインFPSゲーム。コンコン機械を介して突如発掘されたゲームなのだが、これが爆発的に人気になっていった。
 その人気に乗じて、とあるキマイラがゲームのオンライン機能を復活させた。お陰で、今では色々なキマイラ達が主催するそのゲームの大会が良く開催されている。もちろん、賞金が出る場合もある。
 これはその大会の一つ……。
『さあここで、おーっとレックスファイアが無双している!凄い、凄いぞレックスファィア!!そのまま優勝をもぎ取っていったー!』
 生放送では主催のキマイラが実況をして盛り上がっている。観戦機能もあるので、こういう事も出来るのだ。
 一方その頃、そのレックスファイアと名乗るプレイヤーは……。
「あーあ、またゲームで金を手に入れちまったぜ、へへへ……大儲け大儲け。これで音ゲーやる金が手に入ったな!まあ……」
 画面には、動かしてないのに自動で敵に標準が合わさり、クリックするだけで撃てるようになっている……つまりはチートの様子が映し出されていた。
「これさえ使えば、余裕なんだけどな」
 そう、これは怪人がただただチートを使っているだけなのであった。

●という事で止めましょう。
「はいはーい、キマイラフューチャーの世界で事件だよ!」
 ふわふわ飛んでるのはグリモア猟兵のイセッタ。
「最近人気のFPS……一人称の、銃を撃ちあうゲームで、チートを使って好き勝手してる怪人が居るんだって!しかもオフラインの大会には出ずにオンライン上での大会ばっか出てるから、全っ然バレないの。と言う事で!皆にはとあるオンライン上の個人大会に参戦してもらって、そいつを止めて欲しいんだ!ちなみに使ってるのは、オートエイム……つまりは標準が勝手に合ってくれて、クリックするだけで相手を倒せる、って物らしいよ。ただ、それ位ならゴリ押しでも行ける。プレイスキルを見せつけていくのも有りだし、チートを暴くのも手、だね。ちなみにFPSの内容は全員が敵のバトルロイヤル形式のやつで、大会自体は一人何戦して、合計した倒した数から、合計した死亡数を引いた物が大会自体のスコアになる、という物だよ」
 それでねそれでね、と何か付けたそうとしてるイセッタ。
「チートを使っても勝てないって分からせれば、相手から得意なゲームに持ち込んできてくれるんじゃないかな。どうやら怪人は音楽ゲームが好きらしいからゲームセンターで実際に会って戦うチャンスだよ。得意とか言ってる音楽ゲームで実力を見せつけてボコボコにして。もちろん魅せつけても良いよ、その場合はキマイラ達の盛り上がり方で勝敗は判断できるかな!猟兵が居るって聞けば皆来るだろうし!……まあ、最後には怪人をリアルファイトでボコボコにして倒すんだけどね。多分逆ギレしてくると思うし」
 うんうん、と頷いて。
「チートでも勝てなければ、実力でも勝てない。しまいには暴力でも勝てない……まあ、心も体も滅多打ちにしちゃって!それじゃあ、よろしくね!」


みらつば
 マスターのみらつばです。何がとは言いませんが六段です。

 今回はまずはFPSオンライン大会で怪人を倒し、ゲームセンターの音楽ゲームで怪人を倒し、最後にリアルファイトで怪人を倒して頂きます。

 マスターページにも書いてありますが、あまりにもフラグメントを無視した内容の場合、残念ながら不採用になる可能性があります。先走りすぎにも注意してください。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 冒険 『ピコピコ大乱闘! ゲーム対決!』

POW   :    ゴリ押しプレイで勝利をもぎ取る!

SPD   :    巧みなプレイスキルで怪人を翻弄する

WIZ   :    怪人のチートを暴こうと立ち回る

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 とあるキマイラが主催するオンライン大会にて……
『さあ、今回もレックスファイアが無双していくのか、はたまた謎の新進気鋭達がそれを打ち破るのか、楽しみですね』
 ……猟兵達は戦場へと向かう。その手には武器では無く、コントローラーを持って。
 ちなみにゲーム自体はコンコン機械で簡単に手に入ったし、オンライン環境とかは猟兵だと分かれば簡単に貸してくれた。猟兵パワー凄い。
『いよいよ大会のスタートです!』
 現実ではなくゲームで、猟兵達はどのようにチートへと立ち向かうのか。
水島・可奈
リアル銃使いをナメないでほしいなっ…え、何これ、難しい…(銃の操作の仕方に苦戦)

方針は【WIZ】
当たらなければどうという事はないからね、遮蔽物にひたすら身を隠すように素早く移動していくよ。こちらから仕掛けはしない。

「この移動についてくるとなると、コントローラの人力じゃあ、難しいんじゃないかな。さてはチートだな?」



「リアル銃使いをナメないでほしいなっ……え、何これ、難しい……」
 操作にやや苦戦する水島。だが、意外とすぐに慣れている所を見ると流石銃使い、手先が器用。
 水島の作戦は、当たらなければどうという事はない、つまりは遮蔽物に隠れながらチートの情報を集めていくという物だ。
 実際イセッタがオートエイムと言ったとはいえ、その精度の程は分からないし、もしかしたら他もあるかもしれない。まずは調査が大事なのだ。
「この移動についてくるとなると、コントローラの人力じゃあ、難しいんじゃないかな。さては、かなり合わすのが早いタイプのチートだな?読み合いだけじゃこれをカバーできるように思えない」
 さらにこの行動は、見ていたキマイラ達にも違和感を覚えさせた。今回の大会は生放送もしているらしく、
『なんかレックスファイア変じゃね?』
『やけに早すぎるよな』
『おかしいおかしい』
 と、そんなコメントが流れている。……まあ、知る余地は無いのだが。
 しかし、これは意外と、なんとかなりそうな予感がする。

成功 🔵​🔵​🔴​

ライヴァルト・ナトゥア
WIZ、第六感、情報収集を使います
プログラム作成は剔抉のすゝめ(アイテム)で

さて、チートだったか。オートエイムなら、敵は必ず同じ場所を狙うはずだな
(大会の主催者に掛け合ってみようかな)
きっと観戦している人たちも、プレイヤー達がどのくらい凄いのかを知りたいと思うんだ。観客へのサプライズって形でさ
(そう言って、画面をキャプチャしてエイム速度や正確さを算出するプログラムを提供する。もちろんゲームそのものに干渉しないことは実証する)
細工は流々、後は結果をご覧じろってね
(結果を見て)
いやぁ、いっそ清々しいまでに正確だなぁ。生物がやってるなら『1ドットもズレないなんてことはあり得ないのに』


四軒屋・綴
《アドリブ絡み改変》

さてさてッ!チートにはチートッ!まずはユーベルコードを使用してひっそりと防御力重視の蒸気機関車系ヒーローに変身ッ!……決して無意味ではないッ!指とか痛くならないようにだッ!

選択する行動は【POW】ッ!この手の奴にはマイナーな武器が刺さるものだが……この手のFPSでたまにある『盾』を装備し小刻みなステップで煽りつつ接近ッ!角に追い込んでこの手のFPSならだいたいある『殴り』でひたすらボコるッ!

「まともなプレイヤーならグレネード程度は投げてくるはずだが……」

「そうらそうらッ!」



「さて、チートか……」
 そう言ってPCを取りだしたライヴァルト。古ぼけてるのに中身は最新、しかも学習もするものだから驚きだ。
「オートエイムだったよな、なら敵は必ず同じ場所を狙う、はず」
 プログラムを組み立てていくライヴァルト。目的はチーターよりも、主催者に対してとある事を証明する為なのだが。
 試合と試合の間の休憩時間にて……。
「なあ、主催者さんよ」
「おっと、何だい?」
 実際に主催が居る場所に行くライヴァルト。どうやら主催は住処とは別の場所でやってるようだ。こういうオープンな場所でやる事で、差し入れが実際に渡せるからだ。
「きっと観戦している人たちも、プレイヤー達がどのくらい凄いのかを知りたいと思うんだ。観客へのサプライズって形で……これ、使ってみないか?」
 ふりふりとUSBを見せる。
「中身は?」
「画面をキャプチャしてエイム速度や正確さをスコアとして算出するプログラム。相手が凄ければ凄い程、そのスコアは良くなる。観客へのサービスとしてどうだい?」
「いいね、採用。楽しくするぞ!」
暫くして、再開が宣言される。そこに出場した四軒屋だった。
「さて、やられたからにはやりかえさねばなッ!」
 ユーベルコードを使って、防御力重視の装備に変身。……指とか痛くならないように、だが。しかしそれだけではない。
『おーっと、これは盾か!?まさかの盾だ!!』
 そう、四軒屋が使ったのは盾。しかもこれはライヴァルトにとってもむしろ好都合。全員のエイムの良さを見れるからだ。
 スタートするとすぐさまレックスファイアの方へ向かっていく四軒屋。
「ふん、盾野郎が来たな!こんな奴すぐ倒してやる!」
 すぐさま連射する怪人。だが、これこそが罠だった。四軒屋は盾でガードしていく。そしてこれを一緒に見ていたライヴァルトと主催者は気づいた。
「いやぁ、いっそ清々しいまでに正確だなぁ。生物がやってるなら"1ドットもズレないなんてことはあり得ないのに"」
「おかしいなぁ、もしかしてこれ……チート?」
「だろうな?」
「うーん、参ったな……こちらから対策できないから、何とか止めないと……。」
 場面を戦場へと戻すと、四軒屋はチートを使う怪人を小刻みなステップで煽っていた。盾のお陰でダメージはない。
「そうらそうらッ!どうしたッ!」
 怪人はもちろん焦っていた。盾にしか当たってないからだ。それを四軒屋は見逃さない。
「まともなプレイヤーならグレネード程度は投げてくるはずだが……まあいい、リロードの時がチャンスだッ!」
 そして、その時が来た。怪人がリロードを始めた瞬間、チャンスだと近づいてそのまま盾で殴りまくる四軒屋。
『くそっ、このチーターが!』
 チャットでそう打ってくる怪人だが、そんな煽りは効かないしお前がチーターだ。そのままボコボコにして見事にキルを取っていった。
「はっはっはッ!正義は勝つッ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

胡堂・充
【行動:WIZ】
僕も自作するほどゲームが好きだけど、勝つためにチートを使うっていうのは良くないな…。
ここは同じゲーマーとして、『正しいゲームの遊び方』を教えてあげないと!
さて、相手はオンラインゲームでチートを使用しているということなんだが…ここは【ハッキング】でチートを無効化してしまおう。オフラインならまだしも、オンラインならいくらでも付け入る隙はある!
例えゲームでも正々堂々勝負する、それがゲーマーとしての礼儀だからね。
じゃあ僕も大会にエントリー…ハンドルネームは名前の頭文字でいいか。
「正々堂々戦いましょう! それじゃあ、ゲームスタート! ノーデスで…優勝してやるぜ!」
(アドリブ等歓迎です)



「僕も自作するほどゲームが好きだけど、勝つためにチートを使うっていうのは良くないな…」
 ゲーマーとして許せないと思っているのが胡堂。同じゲーマーとして"正しいゲームの遊び方"を教えてあげるようだ。
「さてと、まずは一つ」
 カタカタカタと何かを打ち込んでいる。文字がずらーっと並んでいる所を見ると、ハッキング中のようだ。
「さ、できた。それっ!」
 エンター。まだ怪人は気づいていないが、これで怪人のチートが完全に無効にされた。
「正々堂々やらなきゃね。これでよし!」
 そして、試合に戻る胡堂。
『さあ、次の試合でもレックスファイアは魅せるのか!?しかし対するは調子の良いMKなど、怖い相手だ!』
 怪人にバレない様に実況しているキマイラ。ちなみに胡堂のハンドルネームがMKなのは名前の頭文字から。
「正々堂々戦いましょう! それじゃあ、ゲームスタート! ノーデスで…優勝してやるぜ!」
 見事に敵をキルしていく胡堂。さらに怪人すらキルしていく。一方の怪人はチートが使えなくなったのだからたまった物ではない。
『すごい、凄いぞMK!これは決まったかー!?』
 大量キル、しかもノーデスで試合を終える胡堂。しかしその後にチャットで、こんな文が流れてきた。
『俺を邪魔しようとしてるヤツが居るな!?ココにこい、本当に得意なヤツで相手してやる!』
その場所は、案の定ゲームセンターだった。猟兵達はライヴァルト経由で主催に事情を説明し、大会を一度中断してそこへと向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『遊戯決闘』

POW   :    とにかく正攻法!力強いプレイングで勝負!

SPD   :    経験に基づいた熟練のプレイヤースキルで勝負!

WIZ   :    重要なのは心理戦!常に優位を取ってゲームを支配して勝負!

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「来たな!やはり猟兵共か!」
 仁王立ちで待ち構えてたのは恐竜の怪人。……音ゲーできるんだ。
「俺と音ゲーで対戦しろ!種類は何でも良いぞ!」
 そう言うと周りを指さす。色々とあるようだ。ちなみに怪人の手だがどういう仕組みだか分からないが、音ゲーもやれるように形が変形している。
「俺は強いからな!負けないぞ!!」
 キマイラ達も野次馬にやって来た。さあ、強さを見せて、キマイラ達にも、怪人にも魅せつけよう!
水島・可奈
じゃあ、あそこにある矢印を踏む方の――隣にある、革命じゃなくて進化的な、カメラ付きのダンスゲームで勝負しない?私、こう見えても身のこなしには割と自信あるよ?
あ、私はステルスでいくけど怪人さんは自信ないなら低難度で行ってもいいんだよ? (このゲーム、低難度はポーズ取るのが多いから怪人さんはカメラの判定的に苦戦しそうだよねー)

【方針:WIZ】で某本格ダンスゲームで勝負。最高レベルの曲で身のこなしを披露するよ。あえて先に宇宙行きを発動して怪人のペースを乱したりしつつ。

よしっ、最高ランクだよ!怪人さんはどうかな?あっ……
(アドリブ歓迎)



「さて、音ゲーだったっけ?」
 まず出てきたのは水島。指さして示した方には、足で矢印を踏んでプレイする音ゲーが。
「じゃあ、あそこにある矢印を踏む方の」
「おう、革命的なやつ」
「じゃなくて」
「え?」
 指がずれていく。
「隣にある進化的な奴」
「!?」
 水島が最後に指をさしたのはカメラ付きのダンスゲーム。そう、怪人は失念していたのだ、これがまだ起動していた事を……。
「あ、私は身のこなしにも自信はあるし、ステルスでいくけど怪人さんは自信ないなら低難度で行ってもいいんだよ?」
「な、ならそれで行かせてもらうからな!知らないからな!」
 しかし怪人はもう一個忘れていた。このゲームの低難易度はむしろポーズ部分が多くて判定がやや難しいという事を。
 そして水島が選んだ曲は、ヒップホップテイストの動きを速い曲調に合わせてこなす必要がある曲。ゆっくりとした動きと早い動きが組み合わさっているので、その緩急にも対処する必要があるのだ。
 水島はその動きに難なくついていく。さすが猟兵ゲーマー、これぐらいはお手の物と言った所だろうか。宇宙行きというスコアが上がる要素もしっかりと回収していっている。
 一方の怪人なのだが、やはりぎこちない。が、取る所は取れて……ない。ぎこちなさすぎて上手く反応してくれないのだ。
「よしっ、最高ランクだよ!怪人さんはどうかな?あっ……」
 ……まあ、お察しであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フローリア・ヤマト
「チート使ってたなら
ユーベルコード使われても文句言う権利ないわよね?」
フローリアは不敵な笑みを浮かべながら能力を発動する。
「黒腱(ブラックピアニスト)」
彼女の指に黒い糸が1本ずつ這っていく。
その糸は肉体の反射を超えて
彼女の指を動かす。
「1機種プレイするくらいの間しか能力の発動時間はもたないけど、まぁパーフェクト取ってやるわよ」
その顔は自信に溢れていた。



「チート使ってたならユーベルコード使われても文句言う権利ないわよね?」
 そう言ったのはフローリア。彼女にはこの状況に使いやすいユーベルコードがある。
 それは"黒鍵"。彼女の指輪から指へと黒い糸が這われていく。その糸を使う事で肉体の反射を超えて指を動かせるようになるのだ。
「1機種プレイするくらいの間しか能力の発動時間はもたないけど、まぁパーフェクト取ってやるわよ」
 自信しか無いが、それに気づいてない怪人も自信しか無かった。
「さぁ、始めるぜ、やるのはどれだ?」
「ええ、これにするわ」
 フローリアが指定したのはピアノ型の音ゲー。
「ああ、やってやろうじゃねえか!」
 しかしよく考えれば、そんな肉体の限界を超えた反射に勝てるわけが無かった。というか怪人も気づいてなければ野次馬のキマイラ達も、うわーなんだあれすげー、位にしか思ってなかった。
 フローリアの結果はもちろん全部パーフェクト。怪人も惜しかったのだが、残念ながらフローリアには届かなかった。これで怪人の二敗である。

成功 🔵​🔵​🔴​

胡堂・充
【行動:WIZ】
今度は音楽ゲームか…いやぁ、実は僕アイドルも好きでしてね! UDCアースではアイドルゲームもよくプレイしてたんですよ!
某所では『偶像マエストロMKP』なんて…あ、それは余計、ですか?
コホン…さておき、アイドルの音ゲーなら自信はありますよ!
しかし、ここはUDCアースではなくキマイラフューチャー、油断は禁物。【情報収集】と【学習力】を活かし、収録曲の譜面を予習しておこう。
…やるんだったら完璧を目指さないとな。【パフォーマンス】として、曲に合わせてコールやオタ芸なんかも見せつつプレイすれば相手の動揺も誘えるかな?
(しかし、僕のこんな姿は患者には見せられないな…)

※アドリブ等歓迎です。



「今度は音楽ゲームか……アイドル好きには丁度良いですね!UDCアースではアイドルゲームもよくプレイしてたんですよ!某所では『偶像マエストロMKP』なんて……あ、それは余計、ですか?」
「御託は良いからさっさとやるぞ!」
 語ったのにあまり聞かれてなかったのは胡堂。それはさておき、今度は怪人からの指定で所謂バーチャルアイドルの曲が纏められた、9つのボタンが付いた音ゲー。
「む、アイドルの音ゲーなら自信はありますよ!とはいえここはUDCアースでは無くてキマイラフューチャー……とはいえ、それが選ばれると思って予習してきたんですがね」
 そう、予想通りだったせいで予習済みだったのだ。
「さあ、やるぞ!」
「ええ、始めましょう!」
 初めて触るにも関わらず、その予習力のお陰でしっかりと譜面を捌いていく。だが怪人も負けてない。その時胡堂はとある事を閃いた。
「これだ!」
 と、急にコールを始めたのだ!ちなみにコールとは、アイドルライブ等での合いの手みたいな物。さらにオタ芸までしだしたもんだから怪人びっくり。キマイラ達はそれを見て盛り上がっている。
「お、おい!音ゲーしろよ!」
 しかしその怪人も手が止まっている。その間も胡堂は色々しながらも譜面を捌いていた。もちろん結果はお察しの通り、というやつだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ライヴァルト・ナトゥア
うーむ、音ゲーは得意じゃないんだよな。妹とは良くやってたんだが、勝てた試しがなかった
(言いつつも仕方がないのでユーベルコードを起動させて狼を一匹召喚する)
猫の手、ならず狼の手も借りたいってとこかな。まぁ、苦手な人相手なんだし、この位は許容してくれるよな?
(承諾を得たらニヤリと笑って)
じゃあ、遠慮なく
(ぞろぞろと大量の狼を召喚。そしてボタン数が最も多く、トリッキーな音ゲーを選択する)
さぁ、始めようか?まさか、今更ダメだとは言うまい?
(割と悪辣な笑みを浮かべて一つ以外のボタンは全て狼に任せて怪人を相手に余裕の観戦)
ほら、もっと頑張れよ!いけるいける!やれるって、そこそこ!
(ひたすらに煽り続ける)



「うーむ、音ゲーは得意じゃないんだよな。妹とは良くやってたんだが、勝てた試しがなかった。まあいい、アレで頼む」
 悩むライヴァルト。実際考えると、確かに妹の方は得意そうだ。そんな事言いつつ狼を一匹召喚している。そしてアレと言って指さしたのは9つのボタンの音楽ゲーム。
「猫の手、ならず狼の手も借りたいってとこかな。まぁ、苦手な人相手なんだし、この位は許容してくれるよな?」
「……まあ、これでどう出来るのか知らんが、良いぜ」
「そうか」
 ぽん、ともう一匹。
「じゃあ遠慮なく」
 どんどん出てくる。……あーあ、やっちゃったね怪人さん。
「おい、そんな一匹だけだって」
「言ってないよな?」
 実際言ってないのだから仕方ないのだ。
「さぁ、始めようか?まさか、今更ダメだとは言うまい?」
 もはや何も言うまい。割と悪辣な笑みを浮かべて筺体の前へと立つ。怪人も諦めたのか隣の台に立っている。
「曲は任せるぜ、ほら選べよ」
「うるさいうるさい!ならこれにしてやる!」
 選ばれたのはとても難しい曲。しかしもはやオチは見えていた。1つのボタンに一匹ずついて、1つだけはライヴァルト自体が操作している。つまり殆どがオートなのだから勿論スコアはほぼ最高。怪人も頑張って追いつこうとしてるが難しいのを選んでしまった弊害がデカすぎた。しかもその隣で、
「ほら、もっと頑張れよ!いけるいける!やれるって、そこそこ!」
 ひたすらライヴァルトが煽るものだから、怪人はイラついてスコアを落としていく。もちろん怪人はボロボロに負けてしまったし、この後無茶苦茶キマイラ達にも煽られた。

成功 🔵​🔵​🔴​

穂積・直哉
【SPD】<アドリブ・絡み可>

はいはーい、じゃあオレもボタン叩くタイプの音ゲーやってこっかなー
どーれーにーしーよー…お、あれとかどう?
5つのボタン叩いて回して、あとペダル踏んで絵を塗っていく音ゲーの奴!
オレもゲーマーだから自信がある。最高難易度の曲を、譜面ランダムにするオプション付けて勝負だ!

そうそう、これお助けキャラ? みたいなの選ぶんだけど…一部のキャラは音声付いてる奴あるし、折角だからそれを使おう
そのキャラの声が出てきたら「○○、行けー!」みたいに叫びつつプレイすれば会場盛り上がるかな?

(いやーこのゲームも今ではひっそり稼動してるタイプだから、練習すっげー大変だったわ…)



「はいはーい、じゃあオレもボタン叩くタイプの音ゲーやってこっかなー」
「真面目にやってくれるだろうな?」
 きょろきょろと周りを見渡す穂積。彼もまたゲーマーのようだ。
「どーれーにーしーよー…お、あれとかどう?」
 指差したのは、細めの筺体。五つの回転するボタンと一つのペダルがついた音楽ゲームで、イラストが特徴的なものだ。
「オレもゲーマーだから自信がある。だから、最高難易度の曲を、譜面ランダムにするオプション付けて勝負だ!」
「ようやく本当の勝負ができそうだな!望むところだ!」
 ホントだよ。ちなみにこのゲームはお助けキャラのようなものを選べるのだが、一部のキャラにはボイスが付いているのだ。
「じゃあ自分はこのコンコンちゃん、にしようかな」
「レベル高いな……思ったより結構やってるな?」
「え、あ、ははは……」
 このゲームはひっそり稼働してるから、練習が大変だったなあと心で思う穂積。もちろんその努力は報われている。ランダムながらもそれを正確に裁いていく。しかし怪人もそれに負けじとついていく凄い試合模様だったが、穂積のキャラがボイスを出したときに変わった。
「コンコンちゃん、行けーっ!」
 その瞬間、周りにいたキマイラ達も皆盛り上がり歓声が上がる。結果的にはなんと同点だったのだが……。
「これは盛り上げてくれたこっちの勝ちだ」
「そうだそうだ」
「凄く楽しかったんだから同点じゃない」
 つまり、キマイラ達の判定的には穂積の勝ちなのだ。しかし、そう言うキマイラ達についに怪人の堪忍袋の緒が切れた。
「ふざけんじゃねえ!!こうなったら皆殺しだ!!」
 爪を展開して戦闘態勢に入る怪人。もちろん猟兵達も皆、キマイラ達を守るためにも応戦の構えを取った!心をボコボコにした後は、体もボコボコにしてあげよう!

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『ティラノサウルス怪人』

POW   :    ザウルスモード
【巨大なティラノザウルス】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    ティラノクロー
【鋭く長い爪】による素早い一撃を放つ。また、【装甲をパージする】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    学説バリエーション
対象の攻撃を軽減する【羽毛モード】に変身しつつ、【体から生えた鋭く尖った針のような羽毛】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ライヴァルト・ナトゥア
さて、詰めと行きますか。って、もう動画撮り始めてるのかよ
(周囲に反応に嘆息しながらも幻霊を纏って戦闘態勢)
ヒーローって柄じゃあないんだけどな。どっちかと言うと縁の下の力持ち的なポジションにいたい
とまれ、それじゃ世界は回らないわけで、今回は特別、俺が、俺達が、ヒーローだ!
行くぞ!
(一気呵成に駆け出す。ダッシュ、ジャンプ、2回攻撃で縦横無尽に動き回り、手数を頼りに刻んでゆく)
ほらほら、ついて来れてないよ!もっと激しく踊ろうぜ!
音ゲー好きなら、この位、わけないだろう!?
(煽りは継続中、隙を見せてくれるなら、大鎌を大きく振りかぶって、通常の斬撃+飛ぶ斬撃の二重斬撃を見舞う)
これが俺の、全力全開だッ!


四軒屋・綴
《アドリブ改変絡み歓迎》


学んでみるか、『音ゲー』……ッ!

それはまあ今後の課題としておいて戦闘ッ!奴のスタイル……そして自称音ゲーは得意……腕部での攻撃、噛みつきには自信があるのだろう、ならば今回メインに使用するのは『モックズブッパ』ッ!場合によっては【援護射撃】や【かばう】を挟みつつ牽制射撃ッ!弾幕と【オーラ防御】【ダッシュ】で強引に接近ッ!徒手空拳の間合いに入ったら【グラップリング】【怪力】で掴んで動きを止めつつ【生命力吸収】ッ!我慢比べと行こうッ!この際に味方が攻撃していればいればそれとなく当たりやすいように位置を変えるぞッ!相手が振り払って来たらカウンターでユーベルコードだッ!



「さて、詰めと行きますか」
 そう言って戦闘態勢に入るライヴァルト。しかし周りでは猟兵と分かるとすぐさま動画を撮ろうとキマイラ達がカメラを構えている。
「って、もう動画撮り始めてるのかよ!……まあいい、ただヒーローって柄じゃあないんだけどな。どっちかと言うと縁の下の力持ち的なポジションに居たいが……それじゃ世界は回らないわけで、今回は特別、俺が、俺達が、ヒーローだ!」
 そう言うと左手の封印を限定的に解き、それを体に纏っていく。それはまるで、蒼き狼のようで。
「行くぞ!」
 そのまま(一気呵成に駆け出す。幸いこのゲームセンターは広く物の感覚も大きい為、速さは活かしやすい。
 しかしティラノ怪人も爪を構え、カウンターの構え……だが、ライヴァルトの一撃目は足元への素早いスライディング。そのまま怪人がバランスを崩した所で飛び上がってから壁を蹴ってさらに飛び上がり、そのまま怪人へ回し蹴りを喰らわしてから別の所に着地していく。
「ほらほら、ついて来れてないよ!もっと激しく踊ろうぜ!音ゲー好きなら、この位、わけないだろう!?」
 そのままスピードに任せて何度も連撃を加えていくライヴァルト。怪人もやや防御に徹するしかなくなっていた。
「なるほど、学んでみるか、『音ゲー』……ッ!」
 そしてその近くで待機してたのは、見てて音ゲーを学びたくなった四軒屋。怪人も立ち上がってから巨大なティラノザウルスへと変形する。
 それを観察して噛みつきが得意だと察した四軒屋は"蒸射煙斬モックズブッパ"を構える。AIを宿した大型ハンドライフル……なのだけど、四軒屋はそれを軽々と片手持っている。
 変形した怪人はそのまま突進してこようとするが、そこに牽制射撃を合わせる事でうまく突進させない。
 四軒屋はその隙を見逃さず、自らにオーラを纏いつつ弾幕を張りながら怪人へと突撃していく。怪人も負けじと突進するが、距離のせいで威力が出ないせいで軽く押さえこまれる。
「さぁッ!これでどうだッ!」
 そのままがっちりとホールドすると、一気に力を込める。怪人からどんどんと吸収しているのだが、怪人も負けじと吸収しきられる前に抜け出した。
「負けるか、よ!」
しかしその時こそチャンスだったのだ。
「まだだッ!試式特急拳肆式ッ!剛力特急ッ!」
 三戦のような構えを取ると、がしゃんがしゃんと荒々しくもすらっとした新幹線フォームに変形していく。
 そしてそのまま態勢を整えた怪人へと右拳での荒々しい一撃をかます。しかしそれだけで終わらなかった。
「はぁッ!」
 離れてドラミングをすると、怪人へと衝撃波が走る。もはや立てなくなり変形を解除しその場に屈みこむ怪人だが、ライヴァルトはその一番の隙を見逃さない。
「これが俺の、全力全開だっ!」
 素早さを活かして背後に回り込んでいた為、怪人からは見えていなかったのだ。そのまま飛び上がると大鎌を二回振りかぶる。一回目は空振りだが、斬撃の波が飛んでいく。そのまま二つ目の直接の斬撃。その二つの斬撃が、怪人の背中にバツ印を作る。
「どうだ!」
「ぐっ、まだまだ……こんな奴らに負けてたまるか!」
 しかし怪人もまだまだ立ち上がる。こんな事言ってる以上、まだまだ余裕そうだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

胡堂・充
まったく…負けず嫌いもここまでくれば病気――それなら医者の出番、か。
それじゃあ医者として…その歪んだ精神を治療してやるか! (もっとも、精神科は専門外なんだけどね…)
まずはオフロードバイク『マックス』を召喚、【高速突撃形態】で突撃だ。
そのままマックスと合体、【大型身体強化鎧】を使用して格闘戦(【グラップル】)に移行する。
そして…フィニッシュは必殺技で決まりだ! 大型身体強化鎧から射出、【加速強襲戦術】を叩き込むッ!
…勝つことだけがゲームの目的じゃない。一緒にプレイしている人やギャラリーを含めて、皆と一緒に楽しむ事が大切なんだ。
(アドリブ等歓迎です)



「まったく…負けず嫌いもここまでくれば病気――それなら医者の出番、か」
「んだと!?」
 次に前に出てきたのは胡堂。医者ながらもここまでゲームでも大活躍してくれている。
「それじゃあ医者として…その歪んだ精神を治療してやるか!」
 横に手を伸ばすと、室内には似合わないオフロードバイクがどんと召喚される。
「なんだよそれ!」
「なんだよ、って。バイクだけど。さぁ、ロアリングモード、起動!」
 変形させながら飛び乗ると、すぐさま突撃していく。しかし怪人はこれをガードして耐えていく。ティラノザウルスの怪人としてはこれ位何の問題でもなかったようだ。しかし胡堂にはまだまだ手があった。
「マックス! ギガンティック・トランスフォーム!」
 再びバイクが変形すると、胡堂に纏わりついていく。そして、変形が終わった頃には胡堂を巻き込んで大型身体強化鎧と化し、3m超えのロボットへと変化した!
「ふん、それがどうした!」
 怪人も負けじとティラノザウルスへと変化して突進。力と力がぶつかり合う。しかしその鍔迫り合いに勝ったのは胡堂だった。よろけながら元の怪人の姿へと戻ると、胡堂は一気に構える。
「これが俺の決め技だ――イジェクトォッ!!」
 そして、大型身体強化鎧、つまりは変形したバイクから射出するように離脱すると、その勢いを含めた身軽な動きで怪人の顔面へと飛び蹴りを食らわせた。
 もちろん怪人も無抵抗では無く爪で防御をしようとしたのだが、爪での防御よりも胡堂の蹴りのスピードが一歩勝ったのだ。
 しかし怪人もまだまだ戦えるのか、すぐさま立ち上がる。負けず嫌いもここまでくると凄いものだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

穂積・直哉
<アドリブ・絡み可>

音ゲーとしての腕は確かだった、すっげー楽しかったよ
潔く負けを認めない点では一流ではないけどさ
…おっと、FPSでチート使ってる時点で、ゲーマーとしては三流以下だったかな!

さぁもう一度真剣勝負! 今度はスピード対決だ!
オレはまだ猟兵としての経験も実力も浅い。さっき以上に気を引き締める…!

【スライディング】や【見切り】、『スカイステッパー』で敵の素早い攻撃をかわしつつ隙を窺う
敵が疲れたりスピードが緩んだ一瞬、それを逃さずに…!
一気に懐に飛び込み、今迄着ていたジャケットを脱いで囮代わりにして『シーブズ・ギャンビット』!

戦闘にもゲームにも、不測の事態は付き物…ってね!



「音ゲーとしての腕は確かだった、すっげー楽しかったよ。……ただ、潔く負けを認めない点では一流ではないけど。正直、早く負けを認めないと痛い目にしか遭わないよ?」
「う、うううううるさい!!俺は負けてない、俺は負けてないんだ!!」
 一向に負けを認めない怪人と、それを見て呆れる穂積。
「……おっと、よく考えたらFPSでチート使ってる時点で、ゲーマーとしてはもう既に三流以下だったかな!」
「んだと!?」
 事実を言われて怒りに任せて突撃する怪人。そのまま爪で切り裂こうとするが、それを穂積は軽々と後ろへいなしていく。そしてすぐに後ろへと怪人を飛び越すように後方宙返りをすると、バックステップの後に空中の壁を蹴って怪人に突撃。怪人は蹴りを警戒してガードするが、穂積はそのガードでがら空きになった脚元をスライディングの要領で崩していく。
 もちろん怪人も何とか対応しようとするが、これまでの猟兵達のトリッキーな動きに少しヘトヘトになっている。それを穂積は見逃さなかった。
「貰った!」
「ふん、そこだ!」
一気に怪人へと素早く迫ると、そのまま一撃。しかし見切っていた怪人にバッサリと斬られてしまう……と、思いきや。
「何っ、どこ行った!?」
 怪人が爪で斬ったのはただのジャケット。本体はその下にいた。
 空蝉の術、というのを知っているだろうか。忍者の術の一つで変わり身とはまた違い、衣服を使う、というものだ。
 さらに囮にするために脱いだお陰で、怪人の対応できないスピードでその一撃は放たれた。"シーブズ・ギャンビット"だ。
 穂積が放った一撃は、怪人の脇腹へと突き刺さる。脇腹を押さえて少し蹲る怪人
「何だその技っ!?ふざけんじゃねえ!!」
 文句ばかり言う怪人に、穂積はこう答えた。
「何だとしても、戦闘にもゲームにも、不測の事態は付き物……ってね!」
「ちっ……!」
 しかし、ゆっくりと立ち上がる。怪人はまだやれそうだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ライヴァルト・ナトゥア
(ピリッというしびれと同時に封印が解けかけていることを認識する)
少し空気に浸りすぎたか。早めに決めないとまずいな
(ユーベルコードも顕現している狼部分が多くなり、体を侵食し始めている)
悪いが、もうお前さんに時間をかけている余裕はないんだ。
そう、長くは持たない。だが、お前もゲーマーなら覚醒という言葉を聞いたことがあるだろう?
そう、今はより強い力を引き出せる状態。先程とはひと味もふた味も違う
(高速で移動して軽く一閃斬りつける)
見えたか?俺の姿が。ここからは、ルナティックモードだ!
(縦横無尽にかけて鎌と爪で怪人を切り刻む)
ここでお前さんはゲームオーバーだ。悪いが連コは受け付けていないので、悪しからず



「……少し空気に浸りすぎたか。早めに決めないとまずいな」
 ピリッというしびれと同時に、自らに施されている封印が解けかけていることを認識するライヴァルト。
 ライヴァルト自体、天狼と呼ばれる狼をその身に封じ込めており、その力を一部解放して戦っている為、解放し続けると段々とその身がもたなくなっていく。
「悪いが、もうお前さんに時間をかけている余裕はないんだ」
「ああん?限界だって事か?」
「そう、長くは持たない。だが、お前もゲーマーなら覚醒という言葉を聞いたことがあるだろう?」
「おいおいどういう事だよ」
「今はより強い力を引き出せる状態。先程とはひと味もふた味も違う」
 そう言って、一歩を踏み出す。先ほどよりもとても素早く、見えないほどのスピードで怪人へと迫る。
「見えたか?俺の姿が」
 そのまま先ずは爪での斬撃で切り裂いていく。スピードも乗った一撃は、怪人へと大きいダメージを与えていく。
「っぐ!?」
「覚悟しろ、ここからはルナティックモードだ!」
 怪人も必死に避けようとするが、スピードが追いつかない。あっという間に釜と爪の斬撃により、切り刻まれてしまった。
「ここでお前さんはゲームオーバーだ。悪いが連コは受け付けていないから、悪しからず。ついでに天国の列に並んで出直してこい」
 傷だらけでその場に倒れこむ瀕死の怪人に、最後の一言をかけるライヴァルト。怪人も、最後の抵抗と手を伸ばして爪を刺そうとするが届かない。その怪人の脳天へと鎌を突き刺すライヴァルト。
 そのまま倒れこみ、完全に死を迎えた怪人。その周囲では、キマイラ達の歓声と拍手が沸き起こっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月30日


挿絵イラスト