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珍感覚!?メデューサランドを救え!

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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「キマイラフューチャーのとあるテーマパークが占拠されている救援を要請したい」
 清水谷柳牙は、今日も変わらずメガホンを片手にグリモアベースで救援を求めていた。テーマパークと聞いて興味を持つ猟兵たちが次々と集まっていく。
「今回のミッションはオブリビオンに占拠されたテーマパークの保護だ。どうやら怪人が住み着いているみたいでな」
 柳牙が持っていた地図は、テーマパークのパンフレットで、アトラクションの説明が事細かく書かれていた。
 マップにはあちこちに青い丸印が、そして、噴水広場の中心。池となっているところに赤い丸印が付けられていた。予知で見た光景からの推測ではあるが、概ね合っている自信はあるらしい。
「なんとなく見てくれれば分かると思うが、沢山ある青い丸印と赤い丸印が今回討伐するべき怪人となっている赤い方が恐らく青い丸の怪人を使役しているみたいでな」
 まずは数を減らしてからボスを叩く。柳牙が指示した作戦は非常に単純なものだった。各自、テーマパークを周り、オブリビオンを制圧する。その後、統率している怪人を叩く。それだけのことだ。
「ただ、1つだけ気を付けて欲しいことがある。このテーマパークのアトラクションは少し特殊な仕掛けが施されているようでな、それにだけは注意して欲しい」
 メデューサランド。その名前の通り、石化を中心とした、動けなく前に脱出するアトラクションや、数々の絶叫系ならぬ絶動系のアトラクションがある。
 スリルを味わいたいキマイラ達を中心にそこそこ人気があったらしいが、オブリビオンに占拠されてからはお客どころか職員も来なくなってしまったのだという。
「怪人がアトラクションの仕掛けを使ってくることはないと思うが、不用意にアトラクションを傷つけたり、誤作動させてしまうのは危険だからななるべく外で戦うようにしてほしい」
 機械に詳しい人ならば、アトラクションを作動させることで怪人を外に追いやることもできるかもしれないが、不慮の事故を起こしたくない猟兵はまず触らない方がいいだろう。
「地形的に少し戦いにくいとは思うが、怪人の討伐。頼んだぞ」
 どういう場所であれ。怪人は倒さねばならない。猟兵たちは、今日も人々を救うべく戦地へ向かっていく――。


えんぷ茶
 この度はオープニングを閲覧頂きましてありがとうございます。えんぷ茶(てぃ)です。今回は特殊なテーマパークを舞台にした少し変わった趣向の物語となりますので、過去リプレイよりもシリアスさは薄くなるかもしれません。とはいえ、全てはプレイング次第でありますので、各々の猟兵らしさを活かした自由なプレイングを楽しみにしております。

  ☆第1章☆
 集団戦です。今回ミッションの対象となっているメデューサランドには各拠点、アトラクションの周辺に怪物、つまりオブリビオンが警備しています。放置しておけばメデューサランドの施設を利用した拷問施設が生まれてしまうかもしれません。

  ☆第2章☆
 ボス戦です。1章で討伐した怪人を統べていた怪人との戦闘になります。中心部の池を拠点としていますが、地上でも平気で戦います。この場所は近くにアトラクションがある為、アトラクションを利用することはできないでしょう。微笑ましいので何となく見逃されてきましたが、今回は、この施設を利用して作成した石化スプレーを所持しています。
 石化スプレーは、効力こそ短いですが、吹きかけられてしまうと暫く動けなってしまうため、戦い方に工夫が必要となるでしょう。

  ☆第3章☆
 日常です。メデューサランドから怪人が去ったとはいえ、不祥事があったということもあり復旧後、来場者数が伸び悩んでいます。
 このままではせっかくメデューサランドが復興したのに、すぐに閉鎖となってしまうでしょう。
 そこで、経営陣は怪人をやっつけるめちゃくちゃカッコいいヒーローの猟兵たちに白羽の矢が立ちました。
 あの猟兵達が1日中石化された犠牲者として実際石化され、展示されている。というキャンペーンを開催しようと考えているようです。
 それなりにお金にはなるし、猟兵に比べれば明らかに安全なお仕事でもありまが、人によっては癖になる方もいるそうだとか。
 石化のポーズを取る際に演技力に自信がない方は、アトラクションを利用するといいかもしれません。アトラクションを利用する場合、アトラクションの内容に指定がない場合はアドリブで対応します。
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第1章 集団戦 『イソギンチャク怪人』

POW   :    テンタクル・テンペスト
予め【触手を振り回しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ウネウネ・アネモネ
自身の肉体を【ウネウネモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    ポイゾナス・ポリプ
【頭部】から【毒針のついた触手】を放ち、【麻痺毒】により対象の動きを一時的に封じる。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ラッセル・ベイ
遊技場を占拠とは、中々に罪深き事を……
誰にせよ娯楽は必要な物だ。この地に暮らす人々の為、私も遊技場解放の為に助力は惜しまぬよ
……武具の試し打ちもできるのも丁度良い。一石二鳥と言えようか

戦闘(WIZ)
戦う前に魔法薬を使おう
まずは猛毒耐性ポーションを飲み、毒への抵抗力を上げる
相手はイソギンチャクの怪人だったな……良し、武器に電撃ポーションも使おうか。効けば良いが

聖杖セイントよ。初陣だ、君の力を貸してくれ
神聖と電撃の二属性攻撃、『ライフスティーラー』を受けるが良い

倒れているイソギンチャク怪人の生命力を「スティールアイ」で属性に変換し、怪人首領との戦いに備えるとしよう
さて、強き属性ならば良いのだが



「遊技場を占拠とは、中々に罪深き事を……」
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は、遊技場を狙われたということを嘆かわしく思っていた。
 誰にせよ娯楽は必要な物。生活を潤す大切なもの。住人の娯楽の為ならば助力は惜しまぬと、積極的に怪人を狙っていた。
 アトラクションの近くにイソギンチャクの怪人が、顔元からうねうねと触手を出しながら周囲を警戒している。
 ラッセルはイソギンチャクの怪人の毒を警戒して猛毒耐性ポーションを飲み、準備をしてから突撃する。その手には電撃ポーションが持たれていた。
 ラッセルに気付いたイソギンチャクの怪人は頭部から毒針のついた触手を放ち、迎撃を試みるが、ラッセルはそれよりも早く電撃ポーションを投げつけた――!
 イソギンチャクの怪人の触手の動きが止まる。しかし、ポーションは一時的なその場しのぎに過ぎない。
(聖杖セイントよ。初陣だ、君の力を貸してくれ)
 聖杖セイントを力強く握りしめて。ラッセルは言葉を綴る。
「セイントよ。聖光を以て、私に仇なす者達の命を奪い尽くせ……。ライフスティーラー!」
 ラッセルの言葉の終端と共に聖杖セイントから数多の光線が現れ、イソギンチャクの怪人を襲っていく。
 倒れたイソギンチャク怪人の生命力を吸収すると、ラッセルは怪人首領との戦いに備えながら、他のイソギンチャク怪人討伐へと向かっていった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィサラ・ヴァイン
石化するスリルを味わいたいなんて……私に言ってくれればいいのに……
冗談はさておき、メデューサランドが悪用されない為に、私も頑張らないといけません
アトラクションに隠れながら【メドゥーサの魔眼】でイソギンチャク怪人さんを石化させます
見つからないよう【ハデスの隠れ兜】で姿を消してその場を離れ、石化をアトラクションの仕業に見せかけます
(目立たない9、先制攻撃1、暗殺1、視力1)
「メデューサランドは、楽しい施設であるべきです。本物の恐怖は……本物の怪物に任せておけばいいのです」



(石化するスリルを味わいたいなんて……私に言ってくれればいいのに……)
 ヴィサラ・ヴァイン(人見知りなゴルゴン少女・f00702)は、メデューサランドが悪用されない為に、私も頑張ろうと奮起していた。
 ヴィサラはアトラクションに隠れながら、イソギンチャク怪人の様子を伺っている。イソギンチャク怪人は、そのぬめぬめと艶やかな触手をブルンブルンと震わせながら、辺りを見渡しているが、ヴィサラの存在には気づいていないようだ。
 他のイソギンチャク怪人が周囲に居ないことを確認して、近くにいるイソギンチャク怪人に両目から魔力を込めた視線を放ち、じっくりと石化していく。
 イソギンチャク怪人は、抵抗しようと毒針のついた触手を動かそうとするものの、魔力を込めた視線を浴びた触手は瞬く間に石化してしまう。
 ヴィサラは見つからないようその場を離れ、その場にはイソギンチャク怪人の石像だけが残されていた。
 イソギンチャク怪人の石像をみた仲間達は、多少の違和感は覚えながらも、アトラクションで遊んだのだろうと、特に気にせずにいた。
「メデューサランドは、楽しい施設であるべきです。本物の恐怖は……本物の怪物に任せておけばいいのです」
 ヴィサラは次の標的を見つけると、再び石化を狙っていく――。

成功 🔵​🔵​🔴​

水野・花
【テフラ・カルデラくんと同行】
キマイラフューチャーにはこんな施設があるんですね。テフラくんみたいな楽しみ方をしている人もけっこういたりするのかな。

アトラクションに被害がでるといけないのでとりあえずその辺にいるイソギンチャク怪人に弓矢でちょっかいかけてアトラクションから遠ざかるように誘導します。

誘導が完了したら戦闘開始です。機械に疎い私はアトラクションを利用して戦う事はできないけど、そんな事しなくたって石化攻撃くらいできます!という事で石化の呪いをでイソギンチャク怪人たちを石化させちゃいます。
その後はテフラくんを千里眼射ちで援護しておきましょう。


テフラ・カルデラ
【水野・花さんと同行】
メデューサランドは常連になるほどよく行っていました…!
だからわたしにとって思い入れのある場所なのです!
それを怪人たちが占拠するなんて…許せません!

そのためにはまず各拠点にいる怪人たちを倒さなければなりません!
アトラクションを傷つけないために誘導してそこから離れてもらい、安全な場所で花さんと連携して戦います!
ガチキマイラで腕をライオンさんに変身してがぶがぶ噛みついちゃいますよ!



「キマイラフューチャーにはこんな施設があるんですね」
「そうなのですよ。メデューサランドは常連になるほどよく行っていました」
 イソギンチャク怪人も知らないであろう、常連ではないと知らないであろう裏道を走る水野・花(妖狐の戦巫女・f08135)とテフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)は、怪人たちから施設を開放するべく作戦を練っていた。作戦が決まると、二手に分かれていく。
 思い入れのある場所を怪人に占拠されていることを憂うテフラは、その怒りをグッとこらえて、アトラクションから離れた物陰で、その時をじっと待つ。
 花は、アトラクションに被害がでないようにと、アトラクションから離れた場所でイソギンチャク怪人に弓矢を放つ。
 花に気付いた怪人は、仲間を集めつつ花の方へと走りだす。花は弓矢で牽制しつつ、テフラの待つ裏手口へと走っていく。
 花が物陰を通り過ぎ、もう一つの足音が近づいてきた所でテフラは片腕をライオン頭部に変形して飛び出していく。
「がぶがぶ噛みついちゃいますよ!」
 テフラはイソギンチャク怪人に飛びつくように突進し、腕のライオンでイソギンチャク怪人の頭部を嚙みついていく。
 もう一体のイソギンチャク怪人が、テフラを引き剥がそうと接近するが、
「石となれっ!」
 花は両掌から赤い光を放ち、石化の呪いをイソギンチャク怪人に放っていく。イソギンチャク怪人は、赤い光に驚き、自慢の触手を伸ばすことなくそのまま石となってしまう。
 中途半端に片足を上げた状態で石となっていたこともあり、そのまま倒れて身体にヒビが入る。このまま復活したとしても五体満足に動かすことはできないだろう。
 一方、ライオンとなった腕でイソギンチャク怪人にがぶがぶ噛みついているテフラだったが、怪人は自身の肉体に強い弾力性と伸縮性を得ているのか、中々上手く嚙み砕くことができないでいた。
 その隙にイソギンチャク怪人は頭の触手を伸ばしてテフラを縛り上げようとしていた。
「テフラくん危ない!」
 花の弓矢がイソギンチャク怪人の触手を貫通して地面に突き刺さる。固定して動かせなくなった触手を見たテフラは何かを閃いたかのような悪い笑顔を見せると、イソギンチャク怪人を噛み付いたまま、その場からゆっくりと離れていく。
 弾力性のある身体は、矢に刺さって動かせない触手からどんどん引き延ばされていく。テフラの行動に気付いた花は、更に矢を放ち、イソギンチャク怪人の他の触手も地面に固定して動けなくする。
 そのまま引っ張り引っ張り……。やがて触手の伸縮性も弱くなり、その身体がじわりじわりと引き裂かれていく。
 触手の殆どを引き裂かれてしまったイソギンチャク怪人は、その場に倒れ、テフラのライオンに生命力を吸収された。
 イソギンチャク怪人を倒した2人は、テフラの思い入れのある場所を守るために、足早に次の怪人の元へと向かった――。
 
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

星宮・亜希
「確かに特殊です……色んな意味で……」
深くは語りません。
何はともあれ、はじめに触手共を蹴散らさないとですね。変な施設ですが放って置いておけば拷問装置に早変わりしてしまいますし、ほらこの手のは同意が大切って言いますから。
そんなわけで触手達に向かって疾風怒濤を防御重視で発動。結界とオーラ防御、時折武器受けで振り回ている触手を弾き、回転を止めたところを串刺しでぶっさり貫いてやります!
「こいつら全員私が倒してやりますよ!」
複数が迫れば吹き飛ばし、遠距離から攻撃するものがいれば、ホーリーランスを取り出し「ちょっと静かに!」と槍投げで対処します。
ともかく早く倒して、次の拠点とやらに向かいましょう!



「確かに特殊です……色んな意味で……」
 メデューサランドの施設を目の当たりにした星宮・亜希(双星の守護天使・f00558)は多少戸惑い気味ではあったものの、変な施設をこれ以上放って置くわけにはいかないと奥へ奥へと進んでいく。
(何はともあれ、はじめに触手共を蹴散らさないとですね)
「風よ、私を導いて! ……行くよ!」
 早速イソギンチャク怪人の姿を捉えた亜希は、生まれ持った風の魔力をオラトリオの能力を解放した結界魔法で自身を強化する。
 結界とオーラ防御に加え槍術でイソギンチャク怪人の触手を引き裂いて接近していく。
 触手の回転が止まったところで怪人本体を串刺しにして派手に鮮血と踊る亜希。堂々と戦う様子は施設の中でも特に目立ち、近くのイソギンチャク怪人も亜希の元へと近づいていく。
「こいつら全員私が倒してやりますよ!」
 近寄ってきたイソギンチャク怪人を薙ぎ払い距離を取る。怪人たちは近寄っては不利だと遠くから触手を伸ばして身体を縛ろうと試みるが、亜希はホーリーランスを取り出し。
「ちょっと静かに!」
 と、槍を投げてイソギンチャク怪人を貫いていく。華麗な槍さばきで怪人を圧倒する亜希は次の怪人を探すためにメデューサランドを駆け回る――。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『パスト・フォーサイス』

POW   :    来い!俺様の手下どもっ!!質より量で押し潰せ!!
【相手している猟兵の10倍の数の雑魚キャラ】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!!
【武器を使った怒涛の連続攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    俺様は逃げるから、後は任せたぞ!俺様ちゃん人形!
自身が戦闘で瀕死になると【逃げる時間稼ぎ用の巨大パスト君ぬいぐるみ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は百目鬼・明日多です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 イソギンチャク怪人を倒しまわった猟兵たちは、中心部の池で合流していた。池の中心にある噴水がでるであろう箇所には、錨のような形をした得物を持った少年の姿があった。
「はっはっはっは!よくここまでたどり着いたな猟兵ども!」
 くっだらない悪戯やおバカな挑戦を猟兵に仕掛けては敗北者となることで猟兵の間では知る人ぞ知るパスト・フォーサイスが、怪しいスプレー缶を片手に立っていた。
 恐らくはこの施設を利用して作成した石化スプレーだろう。アトラクションから察するに効果時間は少ない……とはいえ、メドゥーサランドの占拠やスプレーの製造など。
 悪戯にしては度が過ぎるであろう。猟兵たちはパスト・フォーサイスの悪戯を阻止して懲らしめるべく、それぞれの得物を手にとって戦いを始めようとしていた――。
ラッセル・ベイ
お主が怪人の首領か、可愛い顔をしてなんと邪悪な事か
この私、ラッセル・ベイ。そして私の相棒(武具)達が相手となろう
お覚悟召されよ

●戦闘(POW)
手始めに魔法薬等で武具改造だ
「氷剣フロス」に氷結ポーションを簡易付与し、氷結属性の威力を更に高める
「スティールアイ」で先程の怪人から奪った「伸縮」属性も付与しておこう
石化の対抗策としては、大地ポーションを「魔鎧ダークネス」に付与して抵抗力を高める
また、「地盾グラウンド」で盾受けをして防ぐ事も可能だろう

敵数を減らす事に重点を置こうか
攻撃回数を重視した『フロストスラッシュ』で攻撃を行う
強化された氷結属性に加え、伸縮性のあるフロスの連続斬撃を受けてみよ



「来い!俺様の手下どもっ!!質より量で押し潰せ!!」
 パスト・フォーサイスが叫ぶと、噴水の裏から覆面を被った全身黒タイツの人型。沢山の新手が顔を出していく。
「お主が怪人の首領か、可愛い顔をしてなんと邪悪な事か」
 ラッセルはパスト・フォーサイスの姿を見るなり嘆かわしく呟く。とはいえあれだけの手下を従えているだけでなく、手に持たれている石化スプレー。
 念入りにと氷剣フロスに氷結のポーションをかけて黒タイツの突撃を迎撃するべく構える。
 槍でも届かないような間合いにも拘らず、ラッセルは氷剣フロスを振るう。すると氷剣フロスは、剣の先が伸びて黒タイツを切り裂いていく。イソギンチャク怪人伸縮属性を奪っていたのだ。
 黒タイツの傷口からは出血することなく、その紅い鮮血もまるでルビーのように輝く宝石のように凍り付いていく。
 次々と黒タイツがやられていきパスト・フォーサイスも黒タイツに紛れてラッセルに近づいていく。
 石化スプレーを使用するべく、パスト・フォーサイスはゼロ距離まで詰めようと試みる。
 しかしお攻撃回数を重視した氷剣フロスによる剣撃は伸縮性と合わさり、不用意に近づけない空間を生み出していた。
 パスト・フォーサイスは得物で氷剣フロスを受けるが、得物からくる凍結の冷たさと痛みに耐えきれず離れていく。
 その間にも黒タイツを攻撃していくラッセル。パスト・フォーサイスは悔しそうに唇を噛んでいた――。

成功 🔵​🔵​🔴​

シトー・フニョミョール
噂で聞くパスト君が現れたと聞いて駆け付けたシトーです。と、テフラ君と花さんじゃないですか
ここは一つ先に追っ払っていいところを見せましょう。

さて、どうするかというと単純明快。じゃーん、石化ガス発生装置!
これの絞りを絞って撒いていきますよ。
あ、射線を塞いだら石になるんでその辺は気を付け…あぁ、いわんこっちゃない。黒タイツが石に。

でも数が多いですね、これなら他の人もろとも巻き込んだ方が――って、0距離だと狙いが定まりにくいのです!

こうなったら口に、つっこ、んで、かた、かた(石化スプレーを連射されて固まっては解除を繰り返し)
シトーで遊ぶんじゃありませーん!(たっぷり口にスプレーされてそのまま石像に)



(テフラ君と花さんじゃないですか。……ここは一つ先に追っ払っていいところを見せましょう)
 現場に顔見知りの猟兵が居たのだろうか。シトー・フニョミョール(不思議でおかしなクリスタリアンの従者・f04664)は、いつも以上に気合を入れてオブリビオン……パスト・フォーサイスに立ち向かう。
「じゃーん」
 シトーがおもむろに取り出したのは、なんと石化ガス発生装置だった。目には目を歯には歯を。石化には石化をという算段だろうか。
 装置は回りながら有色のガスを放ち、シトーを止めようと近づいていた黒タイツたちを巻き込んで石化していく。
「まわるまわるぬー、ぬぬぬーん」
 しかし、パスト・フォーサイス周りの動きに合わせてシトーの周りをぐるぐると走って避けることで0距離まで近づくことに成功する。
「石の身体にも効くのかわかんないけど!食らえ!」
 パスト・フォーサイスは石化スプレーを吹きかける。シトーの身体は少しの間だけ動かなくなるが。
「こうなったら口に、つっこ、んで、かた、かた」
 すぐに動くシトーが少しだけ怖かったのか、パスト・フォーサイスは石化スプレーを連射することでシトーをしっかりと石像にしていく。
 口にスプレーを突っ込まれたこともあり、まるで驚いているような。大きく口を開けた姿で石像となってしまったシトー。
 しかしパスト・フォーサイスもスプレーをかなり使ってしまったようで、スプレーをシェイクしている。
 その隙を狙うべく、猟兵たちはここからパスト・フォーサイスに猛攻を仕掛ける――。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ラッセル・ベイ
私の攻撃は終わっておらぬぞ
次はフロスと対を成す「炎剣フラム」のお披露目と行こうか

●戦闘(POW)
首領に近寄られるまでには時間がある。その間に武器改造だ
フラムに「火炎ポーション」を属性付与、更に「ルーン辞書」と「エレメントリング」で属性攻撃力を極限まで上げて封印を解く
石化の対抗策は先程と同じく、グラウンドの盾受けで防ごう

部下の多くはフロスが屠った。ならば、首領への攻撃を優先だ
炎属性に特化した『フラムブラスト』で攻撃を行う
奴が手にするスプレー缶、厄介な物だという事は自明の理
その石化スプレー、フラムの炎によって焼かせて貰うぞ



 ラッセルはシトーとパスト・フォーサイスとの戦闘中に炎剣フラムの火炎属性を強化していた。火炎ポーションに加え更にルーン辞書とエレメントリングを取り出していく。強化された炎剣フラムは見るものの目をも焦がすのではないかというくらいに紅く燃えていた。属性攻撃力を極限まで上げることで封印を解いたのだろう。
 もう片手には地盾グラウンドを持ち、万全の準備をして石化スプレーをシェイクしているパスト・フォーサイスに近づいていく。
「私の攻撃は終わっておらぬぞ」
「お前、また来たのか!」
 パスト・フォーサイスは黒タイツを呼び出そうとするが、倒されていたり石化していたりと、集まりが悪かった。
 ラッセルはフロスを軽く振るい、黒タイツを斬り裂いていく。剣先に触れただけで、黒タイツの身体には火が付き、斬り裂かれた断面は炎で焼ける。出血すら起きない炎の一撃に驚いたパスト・フォーサイスは口をパクパクさせながら後ろに下がる。
「爆ぜよフラム。私達の敵を焼き払え」
 もう一度フラムを振り、石化スプレーを掠めると、フラムから強烈な炎が放たれる。魔力すら焼き尽くすであろう激しい炎は、石化スプレーとパスト・フォーサイスを焼いていく。
 あまりの熱さにパスト・フォーサイスは石化スプレーを捨てて池に飛び込む。石化スプレーは爆発することすらなく、燃えて液状に融けていた。
 石化スプレーを捨てた今がチャンスだと、猟兵たちはパスト・フォーサイスに向けて走りだした――。

成功 🔵​🔵​🔴​

シトー・フニョミョール
【人形館:4人】アドリブ歓迎

うぅ、返り討ちとは不覚なんぬ――でも、まだまだシトーはあきらめないですよ。
石化しててもユーベルコードは効くはず。ちょっと無理があるかもしれませんが石化ガス発生装置を暴れさせます!

これで周りの黒タイツを軒並み石に変えつつ、パスト君も石に変えていくって寸法なんぬ。
まぁガスの濃いところに立ってしまったら見る間に石になっちゃうんですけどね。

あとはゆっくりじっとして――って、あれ、身体が勝手に。
シエナさん何してるんですぬ!? あぁもうこうなったらやってやりますよ!
石像のままパンチやキックを繰り出してパスト君と肉弾戦です。見た目的にあまり変わってない気もしますがそれはさておく


テフラ・カルデラ
【人形館:4人】
なんと…このかわいらしい男の子がボスですか!?しかも石化スプレーとは…相手が石化ならこちらも石化で対抗です!
シトーさんや花さんの石化を当てやすいようにわたしはサイキックブラストで妨害しつつ確実に相手を石化させるようにお手伝いします!

あと…戦闘後は、彼が使っていた石化スプレーをみんなといくつかこっそりと持ち帰りますぅ♪
ふふふ…石化したパストくん…とても素敵ですぅ~♪


シエナ・リーレイ
【人形館:4人】
「お友達候補の気配がするの!とシエナは周囲を注意深く見渡します。」

お友達を求め彷徨うシエナはお友達候補の気配を察知してメデューサランドに迷い込んでしまったようです
そして、園内の至る所で倒れている怪人を見つけてはユーベルでお友達にしながら園内を彷徨います

「沢山のお友達候補ありがとうなの!とシエナはお礼をします。」

園内を彷徨う内に猟兵達がフォーサイスの罠により石像にされる現場に出くわすかもしれません
その時にはシエナはフォーサイスにお礼をしながら石像をお友達に加えるでしょう
そして、親愛の感情と共に彼をお友達にしようとするのです

「あなたもお友達になって?とシエナは誘います。」


水野・花
【人形館:4人】
石化スプレーですか。しかし、こっちには自ら石になって攻撃を防ぐ「お地蔵さま」があります。これで不意打ちしちゃいましょう。

まず、石化スプレーを使わせるために「そんな玩具私には通用しませんよ」みたいな事言って挑発します。

相手が石化スプレーを使って来たらお地蔵さまで防御します。
ついでに「うわー体が石にー」みたいな演技をつければ、私は哀れ石化スプレーによって石像と化したようにしか見えないはず。
油断させたところでお地蔵さまを解除して石化の呪いで攻撃です、反対に石にしてあげましょう。

シトーさんの石化ガスの射線に入っちゃった時もお地蔵さまで防ぎましょう。結局石にはなるんですけど。



「なーんてな!一個しか持ってないわけないだろ!」
 パスト・フォーサイスは噴水に隠していた石化スプレーを拾うと、再び調子のいい声をあげていた。しかし、その膝はがくがくと震えているようにも見える。猟兵の猛攻に少しずつ恐怖心が蓄積しているのだろう。
「石化スプレーとは……相手が石化ならこちらも石化で対抗です!」
「石化スプレーですか。しかし、こっちには……!」
 テフラと花は、石化スプレーの存在を気にしていた。石化スプレーを手に持った瞬間に声をあげたパスト・フォーサイスは石化スプレーに絶対の信頼を寄せているのだろう。
 ならば付け入る隙はそこにあるだろうと、テフラと花は目を合わせて頷きあう。噴水から戻ってくるパスト・フォーサイスを迎撃するべく、テフラと花は戦闘態勢に入る。
「そんな玩具私には通用しませんよ」
 生き残っている黒タイツを引き連れているパスト・フォーサイスに花が声をあげて挑発する。パスト・フォーサイスは、引き留めようとする黒タイツ達を置いて花の目の前に立つ。
「これは玩具なんかじゃない!おりゃおりゃおりゃ!!!」
「うわー体が石にー」
(石化の呪いの応用で……!)
 石化スプレーを連射するパスト・フォーサイス。花は自らの力で全身を石に変えることで石化スプレーによる攻撃を防いでいた。パスト・フォーサイスは、完全に石化スプレーによる石化だと思い込んでいる。
(今です……!)
 花は自身の呪いを解くと、両掌を前に突出し構える。パスト・フォーサイスは突然石化が解けたことに驚き、逃げようと試みるが身体が動かない。
「か、身体が動かなない!?」
「石化させるお手伝いですぅ!」
 テフラはこのタイミングを待っていたのだろう。既に両掌から高圧電流を放ち、パスト・フォーサイスを痺れさせていたのだ。
「石となれっ!」
 花は両掌から赤い光をパスト・フォーサイスに向けて放つ。しかし、まだ生き残っていたパスト・フォーサイスの忠実な黒タイツが斜線に入っていく。
「た、助かった……」
 変わりに石になった黒タイツを一度見ると、彼の頑張りを無駄にはしまいとパスト・フォーサイスは逃走を図る。
「俺様は逃げるから、後は任せたぞ!俺様ちゃん人形!」
 逃げる時間稼ぎ用の巨大パスト君ぬいぐるみを召喚したパスト・フォーサイスは、ぬいぐるみを盾にしてその場から離れようと一歩踏み出す。
 しかし、その一歩は動くことなく。パスト・フォーサイスはそのまま地面に手をついてしまう。何事かと足元を見ると、身体が足首まで石化していたのだ。その足元には有色のガスが黙々と集まっていた――。
(まだまだシトーはあきらめないですよ)
 石化ガス発生装置はまだ止まってはいなかったのだ。石化ガスはパスト・フォーサイスだけでなく、テフラや花。猟兵たちをも巻き込んで襲いかかる。
 テフラは少し考えていたようだが、石化ガスを避けるようにしてぬいぐるみとの距離を縮め、花はもう一度自身の全身を石化することでやり過ごそうとしていた。
 周りの黒タイツを軒並み石へと変貌し、パスト・フォーサイスも膝の辺りまで石化が拡がっている。足の関節も石化してしまったのか、起き上がることもできずに四つん這いの状態のまま、どうにかして逃げようと上半身をもがき続けている。
(あとはゆっくりじっとして――って、あれ?)
 パスト君ぬいぐるみも、石化ガスに触れてしまえば後は時間の問題。そう思っていたシトーの身体に異変が起こる。なんと、石化しているはずの身体が意図せずに動き出しているのだ!
「お友達候補の気配がするの!とシエナは周囲を注意深く見渡します」
 そこに現れたのは、石化している黒タイツを人形のように操っているシエナ・リーレイ(年代物の呪殺人形・f04107)だった。
「あなたもわたしのお友達になって!とシエナは特性のおまじないをお友達候補にかけます」
 先ほどパスト・フォーサイスを庇って石化した黒タイツを人形に変え『友達』をどんどん増やしていく。シトーも『友達』の仲間入りを果たしてしまっていたのだ。
「沢山のお友達候補ありがとうなの!とシエナはお礼をします。」
(シエナさん何してるんですぬ!? あぁもうこうなったらやってやりますよ!)
 シエナに操られているシトーと石化黒タイツ一向は、集団となってパスト君ぬいぐるみを囲んでいく。その中には、囲んでいる中にはテフラや石化を解いた花の姿もあった。
「あなたもお友達になって?とシエナは誘います」
 シエナのその一言でシトーや石化黒タイツが石の硬さを活かしたパンチやキックでパスト君ぬいぐるみに連撃を畳み掛ける。テフラが高圧電流を放ち、花はロングボウで遠距離から確実にパスト君ぬいぐるみを射貫いていく。
 個性と個性とのぶつかり合いでチームプレイを築いた4人の連携の前にパスト君ぬいぐるみは成す術なく消滅していく。後はパスト・フォーサイスを倒すだけだと4人はパスト・フォーサイスに近づいていくが。
「ふふふ…石化したパストくん…とても素敵ですぅ~♪」
 テフラが声を上げる。その手には石化スプレーが握られている。パスト・フォーサイスは、最後までもがいていたのだろうか。
 涙目になりながらも意志を感じる険しい表情で、しかし四つん這いの状態から動けずに石化していた。
(くそう……!もう石化はこりごりだ!)
 パスト・フォーサイスはその後、メデューサランドで石像として飾られることになった。が、きっと石化が解除されると持ち前の逃げ足でメデューサランドから去っていくのだろう。
 何はともわれ。猟兵たちの活躍によってメデューサランドの怪人は倒されたのだ。しかしメデューサランドはここから更なる試練が課せられることになる――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『石像バイト・・・!?』

POW   :    かっこいいポーズで石化

SPD   :    躍動感のあるポーズで石化

WIZ   :    怯えたり恐怖したようなポーズで石化

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 怪人に襲われた――。そんな悪評がSNSを賑わせたメデューサランドは、怪人の魔の手から逃れることに成功したものの。来場者数が伸び悩むことは必死。
「助けて頂いて恐縮ですが、どうかお願いがあります」
 メデューサランドの職員は、キマイラ達に大人気な猟兵たちに石像バイトを依頼する。
「施設などを利用して石化する。または石像のふりをする。というのでも構いません」
 事務所の中に石のような色の液体が入ったバケツや小道具などが置かれており、どうやら特殊メイクを施すことで石像のふりをすることも可能なようだ。
 乗り掛かった舟だと、石像バイトを引き受ける猟兵たちは各々で石像となる為の準備に走る―ー。
ラッセル・ベイ
苦労して解放したというのに、人が来ずに潰れるのは悲しき事だな
……ふむ、乗り掛かった船だ。最後まで乗り切って見せようぞ

●日常(ユーベルコード不使用)
戦闘では使う機会がなかった「雷鐘ボルテック」を手にして、石像を真似るかね
時折ボルテックを軽く振る事で癒やしの音を奏でる。客に見られていない事が前提だがな
この音を遊技場の外に響かせる事で、客寄せをするとしようか

ところでバイト代の話だが、現物支給が良いのだが
奴が使っていた石化スプレーが余っているのならば、それでも構わんぞ



「苦労して解放したというのに、人が来ずに潰れるのは悲しき事だな」
 ラッセルは自作の鐘『雷鐘ボルテック』を持ち、快く石像バイトを引き受けることを伝える。
「ほ、本当に引き受けてくださるのですか!2度も助けて頂きまして、なんとお礼を申し上げれば……!」
 乗り掛かった船だと、ラッセルは片手を広げて前に出し、それ以上のお礼の言葉は要らないと制する。
 特殊メイクを施して石像に扮したラッセルは、雷鐘ボルテックを持った手を心臓の近くに固定し、もう片方の手を空に手を伸ばした状態をキープする。
 猟兵さんありがとうキャンペーンをSNSに告知すると、噂を聞きつけたキマイラ達が猟兵をモチーフにした石像をいち早く見ようとメデューサランドに人が集まっていく。
「わー!これはマジリアルじゃん!テンアゲ卍」
「これはお持ち帰りしたい!」
 現れるキマイラ達は次々に歓声を上げ、写真を撮ったり、ラッセルの隣に立って一緒に記念撮影したりと大忙しだった。
 キマイラ達の視線が逸れた隙にラッセルは気づかれないようにボルテックを軽く振る。この音色はこの平和なひと時を象徴するような静かに澄んだ音を響かせた。
 ラッセルは、淡々とバイトを済ませると、金銭の代わりにと係員が処分に困っていた石化スプレーを貰いメデューサランドを後にする。
 後日、その鐘の音色を聞いた者は長生きすることができるとキマイラたちの間で噂されたのだという。

成功 🔵​🔵​🔴​

シエナ・リーレイ
【人形館:4人】
「嬉しいの!とシエナは思わぬ報酬に喜びます。」

シエナは今回お友達を探して迷い込んだだけです
なのに遊園地で好きなだけ遊んでよいとテフラに言われ大喜び
従業員さんの要請でバイトに向かう石化した怪人達とパスト君を見送るとテフラと共に遊園地へ駆け込みます
これがテフラの罠であるとは知らずに

「頑張ろうね!とテフラさんと共に迷宮に突入します。」

脱出ゲームに挑戦するシエナですが、早々に罠にかかり恥ずかしい恰好の石像として1日展示されてしまいます
それでも1日が終わるとシエナはバイトを終えたお友達をスカートの中の人形化の呪詛に満ちた世界に仕舞い帰宅します

「パスト君がいない!?とシエナは驚愕します」


水野・花
【人形館:4人】
脱出ゲームで失敗して石化します。

高難易度をアピールで宣伝になりそうですし。ついでに動画配信もして宣伝します。
流石に猟兵が本気でプレイしたら普通にクリアしちゃいそうなので、妨害しちゃいます。

罠を回避して安心しているテフラ君を石化の呪いでじわじわ石化させてあげましょう。

私も石化しないとダメなんですよね。テフラくんを石化して油断したところで石化カプセルに捕まって、出してーって感じでカプセルを叩きながら絶望の表情で石化される……って感じが良いかな因果応報的で。

展示される時は看板に石化された時の動画のURLとローアングル撮影禁止とか書いといてもらいましょう。それでもする人はいそうですが。


シトー・フニョミョール
【人形館:4人】アドリブ歓迎
めでたしめでたしにはもう少しかかりそうなんぬ。まぁここはシトーも一つ肌を脱ぎましょう。
テフラ君とシトーさんが挑戦側なので、シトーは妨害側ですね。とりあえず、この怖いお顔の罠の前に立っておいて、ずずずと動かしたら引っかかるようにしましょう! きっとキマイラはつい動かしたくなるでしょう。

ついでに動かしたくなるようなポーズでも取っておきましょう。
宝箱でも見つけたような、驚きに満ちたポーズとかどうでしょう?

あ、パスト君(石像)はいたら足を引っ掛けそうなところにおいておくぬ

メデューサランド、潰れるにはもったいないのでリピーターになっておきますかぬ。年間パスポート買わなきゃです


テフラ・カルデラ
【人形館:4人】
ふふふ…やっとこの時が来ましたですぅ!石像のバイトとして働けるなんて…夢のよう!
そんな中、提案で花さんとシトーさんが罠を仕掛け、ボクとシエナさんは共にアトラクションに挑戦します
ふふふ…この場所は何度も行ったのでどういった罠が仕掛けられているのか大方わかるのですぅ!

うーん…まさかシエナさんが早々に石化されるなんて…
でも道中特に何も変わっていないけども…おっと、この罠はこうやって避けて…って花さん!?
しまった!?まさか見えないところで待ち受けていたなんて…身体がゆっくりと石化して…
そうだ!ポーズ考えなくちゃ…えっと…すぐにぺたん座りして手を合わせ命乞いするようなポーズで…!



●それぞれの思惑
「嬉しいの!とシエナは思わぬ報酬に喜びます」
 お友達を探して迷い込んだだけのシエナは、このメデューサランドの趣向を何も知らなかったようだ。それを良いことに花、シトー、テフラは、あえてシエナに石化のことやバイトのことを教えずに遊ばせようとしていた。
(ふふふ…やっとこの時が来ましたですぅ!石像のバイトとして働けるなんて…夢のよう!)
 メデューサランドを熟知しているテフラは、一番高難易度でかつ初見殺しアトラクション『リアル脱出迷路~メデューサの呪い~』へと向かっていた。
「せっかくですし、動画配信なんかもどうでしょう?」
 花は手に持っていた端末を慣れた手つきで動かして着々とと準備を進めていく。4人は、アトラクションに挑戦する側と、妨害する側の二手に分かれて行うようにしたようだ。

●リアル脱出迷路~メデューサの呪い~
「頑張ろうね!とテフラさんと共に迷宮に突入します。」
「ふふふ…この場所は何度も行ったのでどういった罠が仕掛けられているのか大方わかるのですぅ!」
 シエナとテフラは、始まりのファンファーレがなると迷路へと突入する。すぐに壁があるのだが、行き止まりの至る場所に色のついたスイッチなどがあり、ボタンを押すことでドアが開いたりしまったりする仕組みになっている。
 最初の行き止まりには、「虹のうちがわ」と書かれていて、赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫。と7色のボタンが配置されている。
「騙されないの!とシエナはせっかくだからこのボタンを押します」
「あ、それはダメなのですぅ!」
 シエナは、横並びになった7つのボタンより高い位置にあった派手は虹色ボタンを押してしまう。テフラは何が起こるのか知っていたのか、シエナから離れていった。
 刹那、シエナの足元からパイフのようなものが現れると、低い位置から上に押し上げるようにして灰色のガスのようなものが吹き出していく。石化ガスだ。
 シエナは表情すら変えられない一瞬の間に石像となってしまう。ドレス スカートはそのガスの勢いによって捲りあがり、角度に気を付けなければ色々と危うい恥ずかしい恰好のまま動けなくなってしまった。
「まさかシエナさんが早々に石化されるなんて……」
 テフラは後に係員に回収されるであろうシエナを置いて正解の紫のボタンを押して先へと進んでいく。

●そしてみんないしになる
「まぁここはシトーも一つ肌を脱ぎましょう」
「流石に猟兵が本気でプレイしたら普通にクリアしちゃいそうですし」
 猟兵であり常連のテフラはすいすいと迷路を突破していく。そのために突破されない工夫をしなければとシトーと花がテフラに立ち向かう。
 シトーは目を合わせると怖いお顔の罠の目の前に陣取る。テフラは宝箱でも見つけたような、驚きに満ちたポーズで石像のフリをしているシトーを見つける。
 しかし、シトーの後ろにある顔は、目が光ることによって石化ガスが噴射されるという罠だということには気づいていたようで、シトーには一切触れることなく。足元に設置していたパストの石像を2度3度撫でると、そのまま迷路の奥へを進んでいく。
 シトーは失敗したなと思いふと顔を後ろに向けてしまう。するとその顔の目が光り、石化ガスが噴射される。
「しまっ、がっ……」
 シトーの身体は驚きに満ちたポーズのままで動けなくなってしまう。テフラは装置の作動音を聞いてシトーをふり返る。
(罠を回避して安心しているテフラ君を石化の呪いでじわじわ石化させてあげましょう)
 その隙に脇道から顔を出していた花は、テフラに気付かれないようにして石化の呪いをテフラにかけていく。
 テフラが異変に気づいたのは、足が思うように上がらくなった時だった。既に膝の辺りまで石化が進行していていたのだ。
「ふふ、大成功です」
「…って花さん!?」
 思わぬ伏兵に動けなくなった足も地面に付き、ぺたん座りして花を見上げる。
「これも宣伝の為ですから」
 花は容赦なくテフラを石像へと仕立て上げていく。手を合わせ命乞いするようなポーズで石化していった。
 花は役目も終わったし戻ろうと一歩前に進む。すると天井から巨大なカプセルが天井から降ろされて花を襲う。
 花はとっさの事態に反応できずカプセルに閉じ込められてしまう。地面からシエナの時と同じように石化ガスが地面から噴射されていく。花はカプセルを叩きながら絶望の表情を浮かべたまま石像となってしまう。
 何度も我を忘れてカプセルを叩いていたこととガスが強く吹き出したこともあり、多少着崩れた状態でスカートもやや捲れ上がっている状態で石化していた。
 それぞれ恥ずかしめなポーズで石像となった4人は、メデューサランドの入り口にパストの石像と共に飾られることになる。展示される場所の看板には石化された時の動画のURLとローアングル撮影禁止の文字が書いてある。怪人をやっつけるめちゃくちゃカッコいいヒーローの猟兵さんの頼みならと。キマイラたちは全員ローアングルの撮影はしなかった。

●復興!メデューサランド
「パスト君がいない!?とシエナは驚愕します」
 バイトの時間が終わり最初に石化していたシエナが元に戻ると、その場にパストの姿はなかった。
 シトー、テフラ、花、4人とも順番にそれぞれ元の姿に戻るとメデューサランドの年間パスポートを購入する。石化の恐怖やアトラクションが気にいったのだろう。
 石像としても好評だったそうだが、花の撮影していた動画は瞬く間に人気となり『石化チャレンジ』というワードが一部のキマイラの間で熱狂的に流行った。
 猟兵たちの活躍により、メデューサランドは暫くは人気のテーマパークとして惑星中でその名を響かせることとなった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月24日


挿絵イラスト