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石化は一般性癖!

#サクラミラージュ

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#サクラミラージュ


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●静かなる会場
 サクラミラージュのとある施設……そこには個人が持ち寄った本を即売する所謂『同人誌即売会』が開催されていた……そのはずであった。
 会場は様々なサークルが並んでいるが、売る者や買う者ですら存在していなかった。
 そんな中、一つのサークルに人だかりができている。
「あぁ……カチカチに石化した少女最高……」
「ん゛っ……(嗚咽)凍り付いたイケメン素敵すぎ……」
 会話の内容が不穏すぎるような気もするが、人っ子一人いないはずの会場にたった一つだけのサークルが賑わっているのも怪しすぎる。
「『作品』はまだまぁだありますから落ち着いて勝手ほしいでごじゃるよ……ぐふふ……」
 サークル主であろう少女は眼鏡を光らせスケッチブックに筆を走らせつつも向けた目には『作品』と呼ばれる物であろうそれぞれの紙には非常にリアルすぎる彫像が描かれていた……。

●グリモアベースにて
「これがボクが見た予知です……」
 ミネラル・トーリア(蝋成分100%のブラックタール・f25607)は「はぁ……」とため息交じりに話を切り出す。
「今回、サクラミラージュにて開催される同人誌即売会で事件が起きます」
 影朧が現れ会場内にいる人々を襲うことが予知でわかった、そこまでは良い。
 トーリアは一息ついて面倒くさそうに話し出す。
「その影朧達……人を石化や凍結などの彫像に変化するのが好きな性癖を持っているようで……」
 その一言で色んな意味での雲行きが怪しくなってきた……。
 中でも首謀者の影朧は特にその傾向が強いらしく、恐らくは利害の一致……というよりは布教による同感で手を組み、会場を襲う計画を立てていると思われる。
「もちろん流石に放置するわけにもいきません!影朧達の企みを阻止してください!」

 気を取り直すように依頼の説明を始める。
「首謀者の影朧は手始めに手下を使って下見させていきます」
 下見による獲物の品定めといったところだろう、その後には合流して襲撃する…といった流れと予想する。
「まずは会場に侵入し、手下を会場から離してください……そうすれば異常に気付いた首謀者が自ずと現れると思います……とこちらも……」
 トーリアは手に持つ……と身体の蝋で汚れてしまうため、ガジェット越しで何かを手渡された物…それは所謂薄い本だった!
 しかも表紙が……かわいらしい少女が無残に石化されている絵が描かれていた。
「あ、内容は無いですよ?……いえ、ダジャレではなく」
 ただのトーリアの趣味……ではなく、無論これにはちゃんといた理由がある。
 手下もまた首謀者に感化され、目覚めたり目覚めなかったりするらしい。
「なので、薄い本をチラ見させたり聞こえるように会話の話題に出したりすればそちらへ寄ってくると思われます」
 本を使っても使わなくても良い、どうにか騒ぎを起こさずに手下たちを会場から離すことを優先しなければならない。
 丁度よく近くには即売会の影響で無人になっている公園があるのでそこに誘導すれば大丈夫であろう。

 次にその手下『同人娘』の撃破だ。
「……とは言え戦闘力があるかどうかすらわかりません、というか自らダメージを受けるようですね」
 性癖の話を出せば勝手に倒れるかもしれない……?と付け加えるように話す。
 しかし、油断をしていると首謀者へ報告のために逃走する可能性もあるので、全てきっちり倒しておきたいところである。

「そして、首謀者である『性癖少女『はいいろ・きゃんぱす』』です」
 手下とは異なり強力な攻撃を仕掛けてくる。
 主に石化や凍結といった相手を彫像にする能力を用いる、大体想像通りである。
「像にされてしまうと白紙の紙に封印されてしまうので注意してください」
 さらに付け加えるように話す、能力を聞いて予知で人々がいなかったのはその所為であろうと分かった。
 さすがの猟兵もそうされては手も足も出なくなるため、その前に何としても決着をつけなければならない。

「説明は以上よ、色んな意味で大変になりそうだけど頑張ってね!」
 気が抜けたように真剣な表情から一変してにっこりと笑みを作るトーリア。
「それじゃあ、みんなが無事に帰ってくことを願ってるよ……」


もちもち大福
 おはこんばんちは!今日ももちもち!新人のもちもち大福です。
 性癖って元々は人の心理や行動上から現れる癖や偏りを意味したものらしいですよ……?

 サクラミラージュで開催されている同人誌即売会会場で起きようとする事件を防ぎつつも影朧を撃退するシナリオです!
 1章は同人誌即売会会場に潜入しつつ、手下の影朧を探し誘導します。
 2章は『同人娘』(フォルティナ・シエロ(幸運のたな引き雲・f03084)さんの宿敵)との戦い、性癖共有などして昇天させてあげてください。
 放っておいても勝手に倒れますが、一部は逃走しボスに知らせてしまいます。
 特にデメリットはありませんが、展開がちょっと変わってくるかも…?
 3章は『性癖少女『はいいろ・きゃんぱす』』(テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)の宿敵)との戦い、ボスなので一筋縄ではいきません。
 像に変えられるともれなく白紙の紙に封印されて行動不能になってしまうのでご注意を…。

 それでは、みなさまのプレイングをお待ちしております!
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第1章 日常 『同人が個人紙を持ち寄って即売する会』

POW   :    衝動の赴くままブースを回り、衝動の赴くままに買う

SPD   :    走って……は駄目なので、速歩きで買う

WIZ   :    回るルートや効率などを熟考してから買う

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 即売会開催まであと数分……その入り口の前に一般人に扮した猟兵達もその中に紛れ込んでいた。
 今回の説明を振り返る、この会場に紛れている手下の影朧を誘導することだ。
 その手段は強硬的な手段以外……つまり会場を騒がせず外に誘導し出ることができれば十分だ。
 この即売会を楽しみにしている人々が見てわかる通りみんなそうである……そんな人々のためにもできる限りのことはしなければならない。
 入り口が開き、人々が各々と入っていく。
 こうして、同人誌即売会が……そして、同時に影朧退治が始まる!
三日月・蓮華
どーじんしそくばいかい?うすいほん?……れ、蓮華は賢いので勿論何なのかわかってますよ!
とにかく、人の多いさーくる?に行って溢れている人に良い本ありますよって誘うのです。
本が見れなくてやきもきしてる人たちならこれで食いつくかもしれないです!



 多くの人々が入り混じる同人誌即売会に一人……というか一匹の小動物が会場に入ってきた。
 彼女の名は三日月・蓮華(自称天才ウィザード・f25371)、もふもふの二足歩行のうさぎさんは手下の影朧をおびき寄せるために潜入してきた……のだが。
「どーじんしそくばいかい?うすいほん?……れ、蓮華は賢いので勿論何なのかわかってますよ!」
 パンフレットを小さな手に持ちつつも、どうやらここはどういう場所なのかよくわかっていなかったようで、自分に言い聞かせるようにわたわた慌てる、もちろん普通見れば二足歩行のうさぎがいるなんて違和感にもほどがある。
 が、そこは世界の加護によって上手く違和感ないよう見られているのでそこは安心したい。

 まず人の多いサークルに行って溢れている人に良い本があると誘おうと考える。
 38.3cmの小さな身体でとてとてと歩いていくと、目的と言わんばかりに人だかりができているサークルがあった。
 そしてその少し後ろに明らかに怪しそうな女性がその様子を見ている、もちろんパッと見であればそのサークルに入れず困っている人だと思うだろう。
 蓮華も同様に思っていたようで、その少し後ろに様子を見ている女性に近づいていく。
「あ……あの~……」
 突然の声に絵に描いたような驚き方をする……が、すぐさま冷静さを取り戻して視線を前に……いない?と思いつつ視線を下に向けると再度女性は驚く。
「ふあっ!?あ……あなた誰?」
 別に知り合いでもない……というか小さい何か?がじっと見ている。
 女性はしゃがみ込み蓮華に顔を近づける、すごーく怪しい。
「えっと……蓮華は蓮華です!」
 さすがの女性もどう反応すればいいのか迷っている、これ突っ込むべきなのか?
「そ……そう……それで、私に何か用事?」
 とりあえず女性は流すように聞く、待ってましたとばかりに蓮華はにっこりと笑う。
「良い本がありますよ!」
 それは流石に無理がありすぎないか?とはいえ女性も良い本と聞けば反応する。
「良い本?ま……まさか私達の知らない本が?」
「えぇ!そうですよ!」
 無論、蓮華にはこの同人誌即売会のことは全く分かっていない。
 しかし彼女はそうすれば本が見れなくてやきもきしている人が食いつくと予想したからだ。
「そ……そう……じゃあ案内してもらえるかしら?」
 やはりすごく怪しんでいるようだが、ついていくことになった。

 蓮華は自称天才なので気づいて……いるのか?恐らく気づいていると仮定しておこう、多分気付いていると信じたい……
 この女性…実は手下の影朧であった、サークルの人だかりから少し離れていたのはターゲットを下見していただけである。
 偶然とはいえ声を掛けられ、誘導されるままここまでに至ることとなる。
 少なからず手下の影朧を蓮華は誘導させることができたようだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

シトー・フニョミョール
【POW】
なるほど同人、シトーはネットで買う派ですがたまにはこういうのもいいよね!
聞くところによると石化している系同人誌に影朧が群がってくるらしいですね。ならそれを買おう……もちろんそれ以外も買う。なんたってシトーは猟兵ですからお金には事欠かないのです。
お、この百合石化はグッドですよ。「このまま永遠に一緒になれたらいいのに」ってところがナイスですねぇ。
早速購入……おや、1万円しかない。まぁいいや、お釣りは次の創作代に当てるといいです。
こうしてどんどん買い漁れば気になってついてくる影朧も出てくるでしょう。いい具合に釣れますよーに



「なるほど同人、シトーはネットで買う派ですがたまにはこういうのもいいよね!」
 シトー・フニョミョール(不思議でおかしなクリスタリアンの従者・f04664)は会場内を歩いている。
 石化している系同人誌に影朧が群がってくるらしいと聞き、「ならそれを買おう……もちろんそれ以外も買う」といった勢いで衝動の赴くまま様々なサークルを見まわっているところだ。
 一応彼女自身も鉱物や金属が好きでそういうモノに変える傾向が多いのでそう言ったものを取り扱うサークルはわかる彼女だ。
 とはいえ、この広い会場ではあるいくらお金があっても足りないほどだが……
「なんたってシトーは猟兵ですからお金には事欠かないのです」
 と硬い胸(比喩表現)を張る、色んな意味で大丈夫か……?

 シトーの目的である石化系の同人もちらほら見かけており、中身を見ては購入の繰り返しであったが、目的の影朧から声を掛けられることはなかった。
 と、彼女の目が突然釘付けになるように留まる、あるサークルから出されている百合石化モノの本だった。
 興味が湧き、本を手に取り見てみる……「おぉ……」とか「はぁ……」とか声を漏らしつつも称賛していた。
 特に「このまま永遠に一緒になれたらいいのに」という場面がナイスだったらしく、購入を決定する。
「おや、1万円しかない」
 この広い即売会なのだ、あっと言う間にお金を使い切ってしまったのだ。
「まぁいいや、お釣りは次の創作代に当てるといいです」
 とはいえこの本は手に入れたいのでパッと万札を手渡す、たまたまお釣りのお札はあったようでちゃんと返してもらえた。
 もちろん、同人誌即売会などでの万札出しはサークルや他のお客の迷惑になるので真似しないようにしましょう。

 と……購入直後に振り向くと女性がドアップで顔を近づけていた。
「ぬぬっ!?」
 さすがのシトーも驚くが、同時に釣り針が掛かったと期待を膨らませた。
「ね……ねぇ、その本買ったってことは……そういう趣味なのかしら……?」
 ビンゴ!影朧だ……とは言い難い、ただの同じ趣味の人かもしれないので影朧だと確定的にするためにここは話を合わせておく。
「そうですよ、もしかして同志の方?」
「もちろん!石化って良いですよね……特に百合石化!あれは素晴らしい……」
 その言葉に女性は目を輝かせる、まだだ……まだ判断はできない。
 サークルから離れ、歩きながら会話は段々弾んできた。
 内容は割愛させてもらうが、かなり濃い会話になりつつも交流を繰り広げていた。
「それでね、ここで楽しい事が起きるのよ」
 女性の言葉にシトーははっとする、楽しい事……恐らくはあの予知で起きる事であろう、ここまでくると怪しむ事もなくほぼ確定的に確定した。
「ぬっぬーん、それはとても興味ありますね?」
 大体のサークルもまわり切ったし、好みの本もたくさん手に入れることができた事なのでもう会場から出ても問題はないはず。
 ならばやることは一つ、影朧を外に連れ出すためにシトーは口を開く。
「一旦お外で詳しいことを話してくれませんか?」
 二人きりにして詳しい事を聞こうとする振りをする、もちろん女性……手下の影朧はそうとは知らずに喜んでついていくこととなった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

泉・火華流
義妹の水織・f11304と行動

潜入は郷に入っては郷に従え…と、大正時代のちゃーみんぐれでぃ…っぽい女学生のような服装


なんかみおちゃんみたいな人が大勢いるよ♪
(注・比率的に丸眼鏡かけている人が多いだけです…偏見?偶然?必然!?…同人誌とか描いてると目が悪くなる!?)


同人誌即売会はアマチュアな方々の漫画・イラストを売っているところと認識
18禁ゾーンに突入しそうになると水織に止められます


元気な姉×知的な妹のやりとり・組み合わせに影朧が食いついてきたら
(作品の題材(状態変化系含む)…色々と話を聞きたい…など…)

えっ!?…やっぱり私…目立っちゃうのかなぁ~

自意識過剰な子…相手が影朧かも…とも思ってない


枸橘・水織
義姉の火華流・f11305と行動

フリルやレースのついた女学生っぽい服装(ツインテを三つ編みに変えたら、トップの2Pカラーか?…と言うような感じ)で参加

火華流の言葉に
それ…世の中の丸眼鏡かけている女の子なら、みんなそうじゃないっ!!
(ちなみに水織の丸眼鏡は伊達です)


ダークな世界出身なせいか?(ちょっぴり大人な世界を知っている)同人誌即売会は火華流より理解
普通に明るく健全な会場内を仲良く見て回ります

元気な姉×知的な妹のやりとり・組み合わせに怪しい人が食いついてきたら

ここでは他の人の邪魔ですからあちらの方で…

…と、会場の外へと誘導(正体特定の意味も含む)

なお、火華流の事は「ちゃんづけ」で呼びます



 一般人に紛れつつ、続々と猟兵が侵入する。
 大正時代のちゃーみんぐれでぃ……っぽい女学生のような服装を着た泉・火華流(人間のガジェッティア・f11305)とフリルやレースの付いた女学生っぽい服装にツインテールから三つ編みに変更し、雰囲気も変わっている枸橘・水織(オラトリオのウィザード・f11304)の二人だ。
 この二人もまた手下の影朧を探し出すためにこの同人誌即売会に参加していた。

「なんかみおちゃんみたいな人が大勢いるよ♪」
 無邪気にあたりを見回しながら火華流は言う、確かによく見れば比率的に丸眼鏡を掛けている人が多い。
 もちろん偶然……と思われる、決して同人誌とか描いていると目が悪くなるとかそういうものではない……多分……
「それ……世の中の丸眼鏡かけている女の子なら、みんなそうじゃないっ!!」
 と、水織も突っ込みを入れる、まさにその通りである。
 そんなことを二人はやりとりしつつも会場を肌で感じた火華流はアマチュアな方々の漫画やイラストを売っていることを認識する。
 逆に、水織はダークな世界出身の影響か、同人誌即売会はどういう場なのか妹より理解が上だった。
「ねぇねぇ、あそこってなぁに?」
 火華流が指さした先、それは明らかに彼女の年齢にはまだ早いサークル群であった……何かとはあえて言わない……
「えっと……火華流ちゃんにはまだ早い場所よ……」
 もちろん水織は理解しているため丁寧に止められた、というか止めなければ色々マズい状況になる。
「こっちは別の猟兵さん達が何とかしてくれるから、みおたちは別の所で探しましょう?」
 と、興味を逸らすようにお子様にも安心健全なサークル群へ行くことに。

 二人は色々なサークルを見てまわった、かわいらしい小物や綺麗なイラストなど健全なサークルでも十分楽しめていた。
「えへへ……みおちゃん楽しいね♪」
「ふふ……そうね♪」
 にっこりとお互い笑顔を交し合う中……
「ぶっはぁぁぁぁ!!!尊死!!!」
 それは突然の叫びだった、二人が振り向くと一人の女性が何か止まってはいけないポーズで倒れていた。
 一瞬、周りが血の海に沈んだような気がするが気のせいである。
「だ……大丈夫ですか!?」
 咄嗟に水織が駆け寄っていく、ついていくように火華流も心配そうに覗き込む。
「あ……ダイジョウブデス……」
 女性はゆっくりと立ち上がる、しかし水織はその後の独り言を聞き逃さなかった。
「元気な姉×知的な妹……そんな二人が石化……ふふふ……」
 これは当たり……だろうか?まず自分達が石化される姿を妄想している時点で明らかに怪しいわけであるが。
 水織は確認も兼ねて何とか外へ誘導しようと考えていると……
「ねぇねぇ、さっき石化って言ったけど好きなの?」
 火華流は空気を読まずにドストレートに聞いてきた。
「ファッ!?え……えっと、キミの石像作ったら素敵だなって……」
 怪しすぎる……というか苦し紛れの言い訳にしか聞こえないが、火華流の行動のおかげで相手が手下の影朧だという確証に近づいた。
「え!?……やっぱり私……目立っちゃうのかなぁ~」
 火華流は相手が影朧だと知らずに照れていたその直後、連れと思われる女性二人が心配そうに駆け寄った。
「あ……あの……連れが何かしましたか?」
 恐らく仲間だろうか?仮に影朧であればここで何とか外に連れ出したいし、もし逃がしたらまた探すのに手間取るだろうと水織は考える。
「えっと……ここでは他の人が邪魔ですからあちらの方で……」
「え……えっと……」
 咄嗟の判断ではあったため女性たちは困惑した表情になっていた。
「そちらの女性の口から石化という言葉が出たので……」
 にっこりと笑みを浮かべる彼女には『一度語り合いたい』という意思が垣間見える……少なくとも女性達はそう見えた。
 無論、彼女達はそうするつもりは全く無い……はず。
「そ……そうね!語り合うのであればここでは暑くなりそうよね……」
 他の女性二人も同意しつつ、二人に連れられる形で三人の女性こと影朧達は出口……集合場所として指定されたあの公園へ……

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『同人娘』

POW   :    ア゛ッ…顔良゛!ん゛っ…(嗚咽)
非戦闘行為に没頭している間、自身の【敵でもあり、公式でもある猟兵の顔 】が【良すぎて、嗚咽。立ち止まったり、倒れ伏し】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
SPD   :    ――散ッ!(公式である猟兵に察知されたので逃走)
肉体の一部もしくは全部を【同人エッセイ漫画とかでよくある小動物 】に変異させ、同人エッセイ漫画とかでよくある小動物 の持つ特性と、狭い隙間に入り込む能力を得る。
WIZ   :    同人娘達…? ええ、あっちに駆けて行きましたよ。
【オタク趣味を微塵も感じさせない擬態】を披露した指定の全対象に【「こいつ逆に怪しいな…」という】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 同人誌即売会会場の外の近くにある公園……そこに女性達は集っていた。
「あら?あなた例の場所に下見してたんじゃ……?」
「あなたこそあそこに見に行ったんじゃないの?」
 それぞれ困惑する中、女性達……もとい影朧『同人娘』は皆はっとする。
『あれ?私達……騙されていない?』
 気づいた時にはすでに遅く、彼女たちの前には猟兵達が立ちはだかる!
 相手は計5人程……戦闘力もそんなにも無いため、好きそうな話題を適当に出せば勝手に昇天しそうではある。
 こうして特に熱くもない戦いの火蓋が今切って落とされる!……のか?
シエナ・リーレイ
■アドリブ・絡み可
何で泣いているの?とシエナはお姉さん達に尋ねます。

色んな絵本?が売られた市場を堪能し帰る途中であったシエナ
倒れ伏し咽び泣くお姉さん達を見つけ、気になったので声をかけてみました

その絵本見てもいい?とシエナは訪ねます。

何故か慌てふためくお姉さん達に困惑しながらも市場で見なかった絵本を持っている事に気が付いたシエナは絵本を読ませて貰う事にしました

この絵本って誰が書いたの?とシエナは質問をします。

絵本を堪能しすっかり感化されてしまったシエナは絵本の作者について女性達に尋ねます
もし、絵本の書き手が影朧であれば是非とも仲良くなり『お友達』に迎えるようという決意をしてしまうでしょう



「何で泣いているの?とシエナはお姉さん達に尋ねます」
 一番手に同人娘達に近づいたシエナ・リーレイ(取り扱い注意の年代物呪殺人形・f04107)は彼女達に質問をする。
 彼女は何気に同人誌即売会に来ていたが、長い年月呪われた人形として生き続けていた彼女にとっては同人誌というのがよくわかっておらず、絵本と勘違いしていたのだ。
 そんでもって同人娘達は戦いの最中にいざ即で猟兵の石化した姿を描いて(もちろん無許可で)同人誌として作りつつ見ては倒れ伏し咽び泣き自らダメージを受けていた、大丈夫かこれ?
 シエナはそんな彼女たちを見つけ、気になっていたため声を掛けていたところだ。
「その絵本見てもいい?とシエナは尋ねます」
 彼女達が影朧だということに気づいていないシエナはどんどん質問を重ねていく。
「えぇぇ!?えぇっと……その……」
 同人娘達は慌てふためく、いざ即で描いたものをこんな娘に読ませていいのかと慌てていた。
 その様子にシエナも困惑していたが、会場内では見なかった絵本……もとい同人に気が付く。
 もちろん即描いた代物なので当たり前ではあるが……何とか無理を言って見えてもらうこととなった。
「……この絵本って誰が書いたの?とシエナは質問をします」
 同人を堪能しすっかり感化されてしまったシエナ、描いた作者について尋ねる。
 その中の同人娘の一人がおずおずと手を挙げる。
「え?わ……私だけど……?もしかしてこういうの好き?」
「えぇ、とても素敵!是非とも仲良くしたい!とシエナは誘います」
 いつの間にか気が合うようになった、普通ならばこのまま終わる……はずである。
 ふとシエナは離れた場所に猟兵達がいることに気づいた。
「それはそうと……猟兵の皆さんは向こうで身構えているのはなぜでしょう?とシエナは疑問に思います」
 猟兵が離れた場所にいる、ということは同人娘達は影朧だということに気づく。
 しかしシエナはペースを乱すことなく、にっこりと笑顔で同人娘の一人に近づいていく。
「なるほど……影朧だったのですね、とシエナは気づきます」
 一瞬身構えるも何故か敵視する事すらしない身振りに警戒を解く。
「それなら『お友達』にしましょう!」
 と、決意したように近づく、その笑顔が背後に纏うオーラが段々怖くなってくる。
 彼女に触れたら何が起こるか分からない、むしろ悪いこと以上の何かが起きる……と同人娘達は謎の直感を感じた。
「あ、待ってー!」
「いやぁー!来ないでぇー!」
 追いかけるシエナに恐怖に煽られ逃げ惑う同人娘、一見緊張感もないただの追いかけっこだが、同人娘達にとっては色々とヤバい状況に陥っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ポーラリア・ベル
ちらちらと、雪を降らせながらやってくるよ。

おねえさん、その本なあに。せき…か…?
好きそうな人なら知ってるけれど、ポーラは石より氷がいいー。

おねえさんたちも(そっと耳元で)冬の世界につれてってあげる、ね。
【属性攻撃】【全力魔法】で辺りを吹雪で覆い、徐々に逃げ場を無くしていって、スノーマンロッドで凍らせちゃう

(追い詰めたら)
あっ、でもでも、ポーラが石になったらどんな感じか気になるー。教えてくれる?
目の前でリクエストに沿ったポーズを取るよ。
そしたら冷気の制御が効かなくなって氷像になっちゃう…ふりをするの。
【セルフフローズン】の力だよ。
理想の氷像さんなポーラに触れてきたら、一緒に氷になりましょうー。



 ちらちらと、雪を降らせながら小さな妖精さんこと、ポーラリア・ベル(冬告精・f06947)がやってきた。
 同人娘達はシエナから逃走しつつも、突然目の前に現れたポーラリアに驚く
「おねえさん、その本なあに?せき……か……?」
 彼女達が作った本を覗き見する、その様子に彼女達は警戒する。
「好きそうな人なら知ってるけれど、ポーラは石より氷がいいー」
 くるりと飛び回る、同人娘の一人は同志と判断し話しかける。
「氷像化……わたしも好きよ……あの冷たい感じが良き!!」
「そうなんだ~……じゃあおねえさんたちも……冬の世界につれてってあげる、ね」
 氷像化好きな同人娘一人にそっと耳元で囁く、同時に猛吹雪が同人娘達の辺りを覆っていく。
 ポーラリアの技能【属性攻撃】と【全力魔法】を使った合わせ技だ。
「ちょ……寒い寒い!?」
「わたし達が凍るのは勘弁よ!?」
 各々寒さを訴える同人娘達、しかし段々逃げ場は狭くなっていく。
「ちょ……押さないで……」
 一人が押し出されていく、その先にはポーラリアが杖を持っている。
 雪だるまの精霊が杖に変身した【スノーマンロッド】を振ると、冷気が同人娘の一人を包み込んでいく。
「キャ……ァ……」
 短い悲鳴の後には身体が雪玉に埋まり雪だるまのように凍り付いていった。
 その様子を見ていた他の者も震え上がる、吹雪が狭くなり追い詰められた彼女達にポーラリアは何かを思い出した。
「あっ、でもでも、ポーラが石になったらどんな感じか気になるー」
 突然のことであった、いつの間にか身も凍るような吹雪も収まっていた。
 助かったと思っていたがまだ油断はできない、相手は猟兵なのだから。
「教えてくれる?」
 ここで断れば確実に凍らされる、同人娘の全員(雪だるまにされて凍った人以外)は顔を見合わせる。
「そ……そうね……あなたのような妖精さんなら……」
「なるほど……目の前でリクエストに沿ったポーズを取るよ」
 どうやらポーズを取ってくれるらしい、どういう意図かは彼女達にも分からない。
 ポーラリアがポーズを取った瞬間、身体から冷気が漏れ出し彼女を凍らせていく。
「あわわ……冷気の制御が……」
 ポーラリアは慌てつつもぴきぴきと音を立てながら凍っていく。
 同人娘達も疑問が尽きず、ぽかんと見守るだけ。
 そして……冷気も収まった頃には受け入れるように両手を広げた小さな妖精を象った氷像がぽつりと地面に立ち尽くしていた。
「た……助かった……?」
「な……何がしたかったの?この子……?」
 とりあえずは自分たちが氷像にされずに済むことに安堵する同人娘達。

 しかし、一人だけ……氷像化が好きだと言った一人はポーラリアの氷像に近づく。
「み……自ら凍っちゃうなんて……ドジっ子かしら?折角だからお持ち帰りしちゃいましょう♪」
 と、ポーラリアの氷像を触れようとする、それが彼女の最期の行動だった。
『一緒に氷になりましょうー』
 どこからか、彼女の声が聞こえた気がした。
 え?と声が漏れた……はずだった、声すら出せない。
 どういうこと?なんで動けないの?必死に動かそうとするも動かない。
 次に感じたのは寒さ……異常なまでの、叫びたくなるような絶対零度の冷たさが襲われる、叫ぼうとした……やはり声は出なかった。
 寒い……誰か助けて……しかし誰も声を掛けてくれない、むしろ何も聞こえない。
 いったい何が起こったのか、彼女は何も知らず意識は冷たい氷に閉ざされた。

 実はポーラリアは単なる自爆ではなくユーベルコード【セルフフローズン】を使ったからだ。
 自ら超硬い氷漬け状態になり、周囲を凍てつかせ続ける……つまり迂闊に近づいた同人娘の一人は瞬間冷凍された。
 それすらも気づかないまま意識も凍り付き、自身の好きな氷像として立ち尽くすこととなった。
 残った同人娘達はその様子に戦慄しながらも凍らされまいと必死にその場から離れていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

枸橘・水織
火華流(f11305)と一緒に行動


…火華流ちゃん…あの人達どうしよう?
(POWのUCを使って自分達の石化同人誌やイラスト作っている様子を見ながら)

相手は戦闘力皆無(WIZのUC(…なのかな?)を使って、胡麻化そうと?したりもした)…UDCアースだったら保護対象とか考えても良かったんだろうけど…

同人娘と火華流の会話に…
もうその話は終わったのっ!!

割としつこく『見た目』の事を言ってくる火華流に魔導書を開いて…

指定UC使用…属性『石化』
火華流ちゃん…ちょっとじっとしてようね…(いい笑顔)

機動力があるので火華流の周囲を魔力弾で囲んで逃げ場をなくしてから攻撃

次はあなた達の番かな…(いい笑顔を同人娘達へ)


泉・火華流
水織(f11304)と一緒に行動

(水織の問いをそっちのけに…POWのUCを使って自分の石化同人誌やイラスト書いている人に…)
アンタ…これが私なのっ!?私の魅力が上手く描けてないじゃないっ!!
(攻撃が遮断されているのも関わらず、鬼のような攻撃をしかけている子……余談:火華流ちゃんの魅力をしっかり描いてくれるのはアイコンの絵師さんだと思ってますw)


同人娘達が…「何でこんな子連れてきたのっ!?」「妹(水織)の方が自分達と同類だと思った…」…という会話に…

うん…私も見た目だけならそう思う(見た目…云々は割としつこく言う)


水織の予想外の反応に…
うわぁ!!…みおちゃんが壊れたああぁぁ!!!!



「火華流ちゃん……あの人達どうしよう?」
 同人娘達の人数が減りつつも、彼女達は一心不乱に同人を作ったりイラストを描くのは止めない、いや戦えよ!?
 そんな様子を見ていた水織と火華流……一応言っておくが戦闘中である。
 正直このまま放っておいてもいい気がするが、影朧ではあるので何とかしなければ後で色々と面倒くさいことになりそうだ。
「え?火華流ちゃん……!?」
 しかし水織の問いをそっちのけに火華流は同人娘達に近づいていく。
 彼女達の描いているイラストを見やる……が、彼女が気に入るようなものではなかったようだ、と言うより石化であるため全身灰色……彩色もへったくれもない!
「アンタ……これが私なのっ!?私の魅力が上手く描けてないじゃない!!」
 彼女の怒りに困惑する同人娘達、えぇ……と言わんばかりの表情だ。
 その遠目で水織は影朧達に対してどうするべきか考えていた。
「相手は戦闘力皆無……UDCアースだったら保護対象とか考えても良かったんだろうけど……」
 しかしここはサクラミラージュ、戦闘力がなくとも影朧であるため流石に保護はできない。
 ここは何とか説得して穏便に収めてくれれば……と、考えていた矢先に同人娘達と火華流がいた方向が騒がしくなる。
「何でこんな子連れてきたのっ!?」
「妹の方が自分たちと同類だと思った……」
 話の内容が耳に入ってきた水織はピクッと反応する。
「うん……私も見た目だけならそう思う……」
「もうその話は終わったのっ!!」
 何故かその話で盛り上がってしまう同人娘達と火華流。
 水織は流石にしつこいと思いツッコミを入れるが、何かの確信があったのか?ただ単に調子に乗ったのか?彼女を無視しつつどんどん話が進んでいく。
「いや……でも普通に同人描いていそう……」
「それに眼鏡だし……」
 やっぱりそれか!と言わんばかりに眼鏡を指摘されていく。
 いや、ほら……同人描いている人は皆眼鏡ではないから!?
「うん、そうだよね……みおちゃんやっぱり……」
 しかし同人娘達に続けて火華流も便乗していく。
 そんな中、見た目に関する事でしつこく言い寄られて流石の水織も俯いてぴくぴくと震える。
 色んな意味で非常にまずい状況の中、彼女は魔導書を開き何かを呟き始める。
「指定UC使用……属性『石化』」
 錬金魔力弾……水織のユーベルコードで魔力弾の属性を自由に変えられる。
 今回は『石化』、当たれば文字通り石化してしまうのだ。
「火華流ちゃん…ちょっとじっとしてようね……」
 にっこりといい笑顔で魔力弾を放ってくる、当たれば無論石化してしまう。
 機動力のある火華流を逃げ場を潰していく、流石の彼女もやりすぎたと言わんばかりに涙目になる。
「うわぁ!!……みおちゃんが壊れたああぁぁ!!!!」
 しかし時すでに遅し……上空から大量の『石化』属性の魔力弾が彼女を直撃し煙が上がる。
 煙が晴れた時には物言わぬ石像と化した火華流が立ち尽くしていた。
 涙目のまま上空を見たポーズと言う、石像としては少々違和感のあるものとなっていた。
 その様子を見て震える同人娘達、水織は彼女達に笑顔を向ける……正直文字にできないほどの恐怖を感じるレベルだ。
「次はあなた達の番かな……」
 あ……これ終わったわ……と青ざめる同人娘達……
 その後は大体の予想通り、水織の操る『石化』属性の魔力弾は彼女達全員一人も逃がさずに襲い掛かって来たのだった。

 数分後、スッキリしたように輝かしい笑顔の水織が、その傍らに恐怖に染まったまま石像と化した残りの同人娘達。
 そして、同じく石化した火華流が立ち尽くしていた……
 何はともあれ、同人娘達は無事撃退したのだった……これでいいのだろうか?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『性癖少女『はいいろ・きゃんぱす』』

POW   :    触手と…氷像化…ぐヘヘ…
【不快】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【絶対零度の冷気を纏った触手】から、高命中力の【触れると全身が凍り付く冷気】を飛ばす。
SPD   :    ここはスタンダードに石化でござるよ…
【石化ガス】【石化光線】【石化毒】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    お前も黄金像にしてやろうかぁ…!
【描いた紙】から【巨大な黄金の手】を放ち、【相手を捕獲し黄金化してしまうこと】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 日が傾き始める……同人誌即売会会場は帰っていく者もちらほらいる。
 同人娘達を無事撃破した猟兵達もまだ一仕事残っている。
「ちょっとぉ!?あの子達全員いないと思ったら全滅してるんですけどぉ!?」
 慌てて走ってきた少女……『あの子達』とは同人娘達の事だろう。
 ならば彼女こそ『はいいろ・きゃんぱす』……今回の事件の首謀者だ。
「あっ……凍ったこの子良いなぁ……恐怖に染まった石化もなかなか……」
 彫像と化した同人娘達に目を輝かせるが、すぐに我に返る。
「……ってそうじゃない!よくもやってくれたわね!」
 キャラがブレブレで定まっていないのはきっと気のせいである。
 そんなはいいろ・きゃんぱすは猟兵達を指さす
「代わりにあなた達を『作品』にしてあげるわ!猟兵の彫像……ぐへへへ……」
 無論、放置はしておけないし、すれば自分たちが『作品』になりかねない。
 同人誌即売会も終盤に差し掛かっている中、最後の戦いが始まる!
シトー・フニョミョール

なるほどあなたがはいいろ・きゃんぱす。倒せばおしまいってわけですね。
ここは新技を使いましょう、いけい、プチゴーレム(シトーを一回り小さくしたゴーレムが出来上がり)
さぁこれで2対1です!挟み込んで石にしてくれますよ!
それにしてもニヤニヤしてますね。何か楽しそうですが一体――

ぬわっ、紙が顔に!?もう、前が見えないじゃないですか!
え?その瞬間を待ってたって、げ、この技はもしやシトーの持ってるのに似ているやーつ(プチゴーレムもろとも触手に絡みつかれ、ポーズをとらされながら凍らされる)
さ、寒い…このまま絵になるのはこたえますよ…(白紙の紙に封印され



 はいいろ・きゃんぱすの前に一体の動く石像……シトーが立ちはだかる。
「なるほどあなたが『はいいろ・きゃんぱす』倒せばおしまいってわけですね」
「動く石像!?これはこれでアリかも……」
 とシトーの言うことを聞かずに新たなインスピレーションが閃く、急いでメモを取っていく。
「ここは新技を使いましょう、いけい、プチゴーレム」
 彼女に対しチャンスと思ったシトーはユーベルコード『プチゴーレム』を発動。
 自身の肉体を使って一回り小さいシトー型のゴーレムが作り出される。
 2対1となった状況でシトー達は挟み撃ちではいいろ・きゃんぱすに攻撃……もとい石化させようとする。
「それにしてもニヤニヤしていますね、何が楽しそうですが一体――」
 無論普通ならば後者が不利ではある……が相手は影朧、どんな反撃が来るのか予測できない。
 やはりキャラが定まっていないが、シトーのユーベルコードに対し落ち着いているどころかニヤニヤと笑みを浮かべていた。
「ぬっふっふ~……それもそうでしょ?2対1でわたしが不利とは限らないっちゅーに!」
「ぬわっ、紙が顔に!?もう、前が見えないじゃないですか!」
 突然シトーの顔に紙が張り付く、目の前の不意打ちを受け彼女は慌てて紙を引きはがそうとする。
 はいいろ・きゃんぱすはニヤリと一層笑みを増す。
「そのと瞬間を待ってたでござるよ!」
 紙から白い冷気を纏った触手があふれ出し、プチゴーレムと一緒にシトーに絡めていく。
 実は飛んできた紙ははいいろ・きゃんぱすの能力で描いたものを実体化する能力。
 さらにその触手は不快の感情を与えた相手に絡みつき、絶対零度の冷気によって凍らさせてしまうのだ。
「げ、この技はもしやシトーの持ってるのに似ているやーつ」
 プチゴーレムと一緒に絡まったシトーの石の身体は無理矢理ポーズを取らされつつも凍りついていく。
 流石のシトーもこの冷気には耐えることができず、ガチガチと必死に身体を動かそうとする。
「さ、寒い……このまま絵になるのはこたえますよ……」
 その言葉を最後に身動き一つすら取れず霜がついた石像と成り果ててしまう。
 無理矢理ポーズを取らされているのとは逆に慌てたような表情といったギャップ差がある像だ。
 凍ってしまったシトーとプチゴーレムを見てご満悦のはいいろ・きゃんぱす。
「流石に完全に凍らなかったかー……まさか石の身体とは面白いね~」
 彼女は意気揚々と白紙の紙を出しシトー像に向ける。
 すると、像は紙の中へ吸い込まれていく……その白紙だった紙には霜の付いた少女の石像と一回り小さい彼女によく似た石像の絵が描かれていた。
「まずは一人……霜の付いた石像もなかなかですなあ……ぐふふふ……」
 ますます怪しい笑みを浮かべつつも次なる犠牲者……もとい猟兵を求めあたりを見回すはいいろ・きゃんぱすであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

リアン・ブリズヴェール
【アドリブ歓迎】

まずは【オルタナティブ・ダブル】を使ってファムを召喚します、そして【魅了変化】で魔法少女服の4歳の姿になってはいいろ・きゃんぱすを引き付けます

引き付け、逃げながら【一撃必殺】をファムと2人で仕掛けますけど、効果範囲の広い石化攻撃で服はそのままに体が石となってしまいそうです

でも石化したら【ソウルマリオネット】を使って2人して魂となって【不意打ち】で攻撃します、それでも黄金の手によって魂を捕まえられて2人そろって絶望して俯いた表情で十字架磔ポーズで黄金像にされて最後は紙に封印されてしまいそうです



 シトーが捕らわれた次にはいいろ・きゃんぱすの前に立ちはだかるのはリアン・ブリズヴェール(微風の双姫・f24485)
「むっふふ~……次は緑髪の美少女!彫像のし甲斐がありますなぁ……」
 じゅるりと涎を垂らしつつもリアンをどうしようか考えている。
「ひっ……!?でも負けるわけにはいきません!」
 リアンは手始めにユーベルコード【オルタナティブ・ダブル】を発動、もう一人の自分であるファムを召喚する。
 続けて【魅了変化】を発動する、リアンの姿は魔法少女の衣装を纏った4歳の姿となる。
「うっひょぉぉぉーーー!!!双子?双子なのかしら?そ・れ・に……幼女の魔法少女とか最高じゃないですかぁーー!」
 興奮が収まらないはいいろ・きゃんぱす、特に幼女の姿となったリアンに注目が集中していた。
「よし……上手くいったみたい……」
 彼女のユーベルコードによって、はいいろ・きゃんぱすは見事にその作戦に引っかかっていたのだ。
 そして、リアンとファムが同時に【一撃必殺】を彼女に叩きつける。
「ぎゃわぁー!?」
 意味不明な叫びを上げながら吹き飛ばされ、草むらに頭から突っ込む。
「ぐぬぬぅ……幼女だからと言って油断していたでござる……」
 リアン達も続けて追い討ちをかけようとするが、はいいろ・きゃんぱすもただやられてるわけではなかった。
「あまり調子に乗っちゃあいけないよ!!ここはスタンダードに石化でござるよ……!」
 スケッチブックに素早く絵を描きリアン達に向けた三つの絵からは灰色のガス・眩い光線・あからさまにヤバそうな液体を放っていく。
「きゃあ……!?」
 それらを掠めながらも【一撃必殺】を撃ちこむ、が身体中が石化してしまっているためさっきよりはあまり効果がなかった。
「くふふふ……次はこちらの番でござるよ!」
 はいいろ・きゃんぱすの追撃が襲い掛かり、リアンは石化ガス、ファムは石化光線をまともに浴びてしまう。
「あぁ……!身体が……い……し……に……」
 成す術なく二人は物言わぬ石像へと変えられてしまう、はいいろ・きゃんぱすは石像を見てニヤニヤが止まらなかった。
 一見すればまるで姉妹の石像にも見える、自ら身を守るようなポーズのリアン像、その後ろで手を伸ばしたままのファム像。
「ぐふふ……良きかな良きかな!さて、この子たちも回しゅ……ぐえぇぇ!?」
 突然はいいろ・きゃんぱすは綺麗に吹き飛ばされた、その場には半透明のリアンとファムが立っていた。
 彼女のユーベルコード【ソウルマリオネット】、行動不能になると魂として動くことができ、油断していた彼女に不意打ちで殴り飛ばしていたのだ。
「うぅ……さすがにそんなの反則だぞぉ!!そっちがそうならこっちだって……」
 すぐに体勢を立て直したはいいろ・きゃんぱすはぷんぷんと怒っていた、やっぱりキャラがぶれすぎて定まっていない。
 そんな彼女は素早くスケッチブックに描き込み二人の前に向けた絵は黄金の手が複数描かれており、実体化し巨大な手として現れ襲い掛かる。
「う……うそ……こんな大きい手が……」
 黄金の手は素早く二人を捕らえ下半身を固定される、さらに残った手も両腕を固定される。
 それは十字架磔のポーズだった、その姿を固定したまま触れたところから黄金色が侵食していく。
「あぁ……石の次は黄金……!?」
「同じシチュじゃつまらないからね~」
 リアンもファムも必死に抵抗する、しかし黄金の手によって固定されている上に黄金の侵食が二人を絶望に陥れていく。
 はいいろ・きゃんぱすはニヤニヤしながら二人を交互に見る。
「うぅ……そん……な……」
 瞬く間に頭を残しつつも、身体は完全な純金へと変わり果てている。
 もうこれ以上戦うことができず、敵の思うがままにされる……その敗北に絶望し俯いた表情のまま頭も輝く黄金へと変わってしまった。
「さすがにさっきのはヤバかったけど、わたしの敵ではなかったでござる……」
 上機嫌のはいいろ・きゃんぱすは三枚の白紙の紙を出し石化した二人と黄金像と化した二人に向ける。
 そして吸い込まれた彫像達はそれぞれの紙へとただの絵として封印されてしまう。
「石像は二人一セットが尊いわね……黄金像はそれぞれ分けて……と」
 ダメージの代償としては十分な成果と考えるはいいろ・きゃんぱす。
「ぐふふ……一気にコレクションが増えたでござるね……」
 どんどん犠牲者が増えていき調子に乗り出す彼女であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

泉・火華流
水織・f11304と行動

ふぅ…ひどい目にあったわ…
二章終了後…元に戻してもらいました

はいいろ・きゃんぱすを見て
(丸眼鏡どころか…服装の趣味?(フリルやエプロン)まで一緒な事に)
みおちゃんの真似っこ?
(服装の趣味やら眼鏡をとったときの素顔はどんなだとか質問を浴びせる)


水織のはいいろ・きゃんぱすへの台詞に…
みおちゃん…さっき自分が何したか忘れちゃってないよね…(趣味ではないが、反感を買って石化させられた娘)


戦闘
触手や紙での攻撃は指定UCで迎撃(武装は機銃&小型ナパーム弾(紙対応w))

水織のはいいろ・きゃんぱすの反撃に…
みおちゃん…今の攻撃…誰か使ってなかった?(レディなんとかが…)


枸橘・水織
火華流・f11305と行動

一章のプレイング通りの服装

はいいろ・きゃんぱすと火華流の会話に
みお…こんなんじゃないもんっ!!
(はいいろ・きゃんぱすとのアドリブOK)

自分の趣味で石化させたりとか…みお許さないんだからっ!!
(火華流の反応には…赤面)


戦闘
基本的に火属性の魔力弾で触手や紙に対抗

石化攻撃をしてきたら…直撃…して石化させられ
…たように見せかけ、寸前で自らに石化の魔力弾で攻撃【属性攻撃・早業】
【オーラ防御】を上手く使い『自分の表面だけを石化』して防御

紙に封印しようとした隙に、オラトリオ化して翼を生やす事で石化部分を排除

状態変化はあなたの専売特許じゃないのっ!!

液体化の魔力弾で反撃する



「ふうぅ……ひどい目にあったわ……」
「あらあらあら……姉妹なんて彫像映えがしそうじゃない!」
 石化から戻った火華流と水織の目の前にはいいろ・きゃんぱすが眼鏡を光らせて現れる。
「みおちゃんの真似っこ?」
 突然、火華流は彼女を一目見るなり首をかしげる。
 確かに丸眼鏡も一致しつつ、服装も似ているような気もする。
「みお……こんなんじゃないもんっ!!」
「わたしはこんな派手じゃないわよ!!」
 が、ほぼ同時にツッコミが入る、実は仲が良いのでは?
「でもでも!服装とか……眼鏡取ったときの素顔が気になるな?」
 はいいろ・きゃんぱすに質問を投げる、気になったところをどんどん突っ込んでいく火華流。
「えぇ!?ふ……服は……別にテキトーに選んだだけだし……」
 そんな彼女も乗り気で答えてくる、ホントに彼女達は仲が良いのでは……?
「それに……メガネは取っちゃダメ!キャラがぶれるでしょう?」
 最初からブレブレだったのは気のせいではない気がする。
 そんな会話を遮るように水織は彼女に指差し声を上げる。
「自分の趣味で石化させたりとか……みお許さないんだからっ!!」
「趣味?いいえ……石化は一般性癖!当たり前の事よ!!」
 根拠のない発言、無茶苦茶どころか押し付けもいいところである。
 しかし、火華流はジト目をしながらこっそりと耳打ちをする。
「みおちゃん……さっき自分が何したか忘れちゃってないよね……」
 その言葉に水織は赤面をする、あれは火華流ちゃんが悪いのよ……となど小声で呟いていた。
「もしかしてわたしの仲間でござるか?石化についてゆっくり語り合いたいでござるね……」
「ちーがーうーかーらー!」
 水織は顔を赤くしながらもユーベルコード【錬金魔力弾】を発動し、はいいろ・きゃんぱすに狙いを定める。
「残念!なら折角だから姉妹一緒に彫像にしてあ・げ・る♪」
 そう言うと、素早く筆を動かし紙から実体化したのは冷気を纏う触手達、不快感を感じ触れればあっという間に氷像と化す恐ろしい触手だ。
 火華流に襲い掛かるが、対抗しユーベルコード【Shark小型戦闘機隊・テイクオフ】を発動させる。
「次元格納庫オープン……Shark小型戦闘機隊、各機出撃準備整い次第、次元滑走路より出撃お願いね♪」
 空間から穴がいくつも開き、そこからShark小型戦闘機隊が出撃する。
 機銃&小型ナパーム弾を装備した戦闘機隊は次々と触手を倒していく、とりわけ小型ナパーム弾の相性は良かったようで瞬く間に触手達を燃やし尽くしていく。
「ぐぬぬ……ならば……!」
 次は水織に狙いを定め、描いた紙から飛び出したのは石化ガスに石化光線、そして石化毒が襲い掛かる。
「わ……私!?いや……きゃあぁぁ……ぁ……」
 成す術もなく全てを浴びて身体が石化し……驚愕の表情をした一体の石像と化してしまった。
「みおちゃん……!?」
「なーんだ……大したことないわね~」
 楽勝楽勝!と呟きつつも白紙の紙を差し出し、水織の像を紙の中へと封印をしようとする。
「それじゃ、先ずは一人……」
 しかし、直後に石像はひび割れ砕かれ……中からオラトリオ化し翼が生えた水織が飛び出した。
 実は石化されたわけではなく、された振りをして【錬金魔力弾】の属性【石化】を使い、【属性攻撃】【早業】【オーラ防御】の三つの技能を巧みに駆使し自分の表面だけを石化して防御したのだ。
 既に自身が石化してしまえば相手の石化攻撃は通用しない。
「状態変化はあなたの専売特許じゃないのっ!!」
 水織は素早く【錬金魔力弾】の属性を【液体化】に変え、はいいろ・きゃんぱすに撃ちこんでいく。
 流石に上空からの攻撃は想定しておらず直撃すた彼女の身体はどろりと溶け出す。
「いやぁぁ!?身体……溶け……溶け……!?」
 はいいろ・きゃんぱすは必死に身体を動かし逃げ出そうとする。
 無論水織は逃がしはしないと追いかけようとするが火華流は呆れた表情で言う。
「みおちゃん……今の攻撃……誰か使ってなかった?」
「うっ……って火華流がそんなこと言うから見失ったじゃないの!?」
 逃げ足だけは早いのかあっという間に逃げ出していたようだ。
 はいいろ・きゃんぱすが液体化した身体の一部が点々としていたが、二人はそれどころではなく口喧嘩が始まったようだ。
 少なからず彼女には大きなダメージを与えたようだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ポーラリア・ベル
わ、職人さん?職人さんなのだわ!
彫刻さんの同人誌ページ見たいなー
こっそり見てみよー!隠れて何かする奴ないけど。

【ヒエムス・アミークス】で雪と一緒にお友達(妖精)を呼ぶよ。
皆で起こす【属性攻撃】の吹雪で毒やガスを吹き飛ばして、
属性攻撃と【目潰し】による氷の鏡で石化光線は跳ねのけちゃおう!

それでお友達に紛れて【捨て身の一撃】で懐に潜り込んだら
さっと、SPDではいいろさんのページを盗み取るよ!
それで【物を隠す】でその辺に隠れて、皆で鑑賞会かしら!

見てる間に、襲撃されちゃう?凍るのかしら、石になるのかしら。それとも…
(やられシチュ歓迎)



「わ、職人さん?職人さんなのだわ!」
 凍った同人娘達を堪能しつつひらひらと飛んできたポーラリア、はいいろ・きゃんぱすを見るなり彼女の持つ同人誌が気になったようだ。
 同人誌を奪いこっそり見てみようと飛び出していく、その目的の同人誌を持っている彼女は何とか液体化の進行を止めていたところだ。
「うぅ……酷い目に遭ったでござる……ってひゃわわ!?今度は妖精さん!?世の中どーなっているのかしら……!」
 はいいろ・きゃんぱすは次々と現れる猟兵に興奮が止まらず鼻血が出始める始末。
 その間にもポーラリアはユーベルコード【ヒエムス・アミークス】を発動、雪と共にお友達の冬妖精達がたくさん現れる。
「お仲間も呼んだのね?いいわ!みんなまとめてセットで石像にしてあげるわ!」
 はいいろ・きゃんぱすのガス・光線・毒の実体化によって冬妖精達を石にしようと舞い上がる。
 しかしポーラリアと愉快な冬妖精達は【属性攻撃】による吹雪で石化ガスや石化毒を吹き飛ばす。
 さらに石化光線は【属性攻撃】【目潰し】によって作られた氷の鏡で反射させる。
「ちょ……!?石化させるのは好きだけどされるのはお断りよぉー!」
 光線が当たりそうだったが着物の一部が犠牲になる程度でギリギリで避けた。
 その一瞬をポーラリアは見逃さなかった、突撃する多くの冬妖精達に紛れて【捨て身の一撃】によって懐に潜り込み、一瞬にして彼女が持っていた同人誌を奪取する。
「あぁーーー!!!ちょっと返しなさいよぉー!?」
 ささっと【物を隠す】でポーラリア達は近くの場所に上手く隠れる、そこからこっそりとポーラリアと冬妖精達は同人誌を読んでいく。
 突然姿が消えた彼女達をはいいろ・きゃんぱすは血眼になって必死に探していく。

 そして、肝心の内容はというと……
 姉妹であろう二人の和服の少女達が怯え抱き合いながら石像と化した姿……
 もこもこの防寒着を着た少女が氷の台座に乗せられ氷像と化した姿……
 獣耳尻尾の少女が眠るように大理石の彫像と化した姿……
 ボーイッシュのような少女が黄金像と化した姿……
 と、ありとあらゆる彫像へと変化した少女達が毎ページに描かれていた。

 ポーラリア達は熱が入ったのか、同人誌に釘付けになっている。
 しかし背後の影に彼女達は気づかなかった。
「きゃあ!」「あっ!?」
 と、冬妖精達の小さな叫びが聞こえてきた。
 異変に気づいたポーラリアは、背後を見るとはいいろ・きゃんぱすがにっこりと笑みを浮かべていた。
「ん……?あれ???」
「はぁぁ……やっと見つけたわ……あなたのお仲間たちは既にカッチカチよ♪」
 周りを見ればお友達の冬妖精だった石像や黄金像が転がっていた。
 ポーラリアの逃げ場は既に無くなっており、はいいろ・きゃんぱす迫っていき……
「ふっふーん、妖精さんのセット……レアモノねぇ~♪」
 手に持つ紙を見てご満悦のはいいろ・きゃんぱす。
 その紙には青みがかった灰色の石像のポーラリアと、石像や黄金像の冬妖精が描かれていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

四王天・燦
真打登場(?)
「通り掛かっただが…」
第六感がヤベエと警告するぜ

黄金の手を見切って避けるよ。
掠めた部位が変異すると冷や汗ひとつ

「ダイエット中でね、黄金化はお断りさ」
残像も出して囮にし、手を繰り出す合間を狙ってダッシュで突撃。
お腹を掠めりゃ、汗さえ溶けた黄金のように腹部を流れる

肉迫すりゃこっちのもの。
「弱点はそこだ!」
手を伸ばし眼鏡を盗み攻撃で奪う。
踏んで割る!
どやあ♪

美少女ならしめたもの…
「よいではないか」×2と帯を解いて防具破壊タイムだ。
追い詰めたら符術"琥珀の檻"

「あは♪魔物っ娘。の薄い本買いに来ただけなのに思わぬ収穫だぜ」
るんるん気分で即売会に向かうぜ。
…封印された他の猟兵に気づかないまま



「通り掛かった、だが……」
 真打登場(?)のごとく現れた四王天・燦(月夜の翼・f04448)は「ヤベエ」と第六感が警告する。
 そしてその予想通りにはいいろ・きゃんぱすは燦を見つけると目を輝かせる。
「獣耳尻尾娘!また素敵な素材が来てくれるなんて♪」
 ホントにヤベエ奴だったと燦は後悔する。
 それとは関係なしに目を輝かせているはいいろ・きゃんぱすは描いた紙から大きな黄金の手が飛び出していく。
「黄金の招き猫……ならぬ招き狐にしてあげるわ!」
 捕まえようと黄金の手が迫ってくる。
 燦は見切って避ける……が、身体の部位の一部が指先に掠め金色に染まっていく。
 冷や汗が一つ……これに捕まれば物言わぬ黄金像へと変わり果てるだろう。
「ダイエット中でね、黄金化はお断りさ」
 冗談交じりで残像を出していく、はいいろ・きゃんぱすも負けじと黄金の手を追加で召喚する。
 残像は囮として黄金の手を引き付けるが、全て捌ききれず他の黄金の手が燦本人に襲い掛かる。
 繰り出す合間を狙ってダッシュで突撃する、掠めたお腹を黄金化し、汗も溶けた黄金のごとく輝き流れていく。
「弱点はそこだ!」
 彼女の肉迫が功を為し、はいいろ・きゃんぱすの眼鏡に手を伸ばす。
 素早く盗み、そして……
「どやあ♪」
 思いっきり踏んで割った!
「にゃぁぁぁーーー!?何するのぉぉぉーーー!!」
 眼鏡は取っちゃダメと語っていた彼女の断末魔。
 その上、彼女にさらなる追い討ちをかける燦。
「よいではないかよいではないか♪」
 彼女の帯を解いて防具破壊タイム、もちろんなすがままに回され脱がされていく。
「あーーれーー……」
 着物も半脱ぎされもはやボロボロ状態のはいいろ・きゃんぱすもはや『敗北』という感情を与えられている。
 そして燦はトドメとしてユーベルコード【符術"琥珀の檻"】を発動する。
「御狐・燦が命ず。符よ禁断の琥珀を召喚し、彼の者を永劫の檻へと誘い給え!」
 彼女の背後から人一人が入れるほどの大きな琥珀塊が召喚される。
 永久の束縛を与える琥珀から魔手がはいいろ・きゃんぱすを掴んでいく。
「うそっ!?いや……助けっ……」
 涙目で助けを求めるように必死に手を伸ばす、しかし燦はにっこりと彼女の末路を見守るかのように立っている。
 琥珀の中に引きずり込まれ絶望的な表情を固定したまま、はいいろ・きゃんぱすは封印されてしまう。
「あは♪魔物っ娘の薄い本買いに来ただけなのに思わぬ収穫だぜ」
 彼女を封印し、るんるん気分で後半戦の即売会に向かっていく燦。
 残されたのは大きな琥珀に封印されたボロボロの和服の影朧。
 その周りには手放したであろう紙の束には彫像と化し封印された猟兵の姿が……

大成功 🔵​🔵​🔵​

シエナ・リーレイ

あなたも絵本を書いているの?とシエナはお姉さんに尋ねます。

何処かへと消えた同人娘を探す内にボロボロになりながらも絵本?を大事そうに抱える影朧を見つけたシエナ
これはいけないと救急箱片手に影朧に駆け寄ると[治療]を試みると共に絵本を見せてもらおうとします

そこにあるのは影朧への嫌悪や敵意は微塵もなく影朧と絵本?に対する純粋な好意と興味だけです
そして、自身を全く嫌悪を見せないシエナに困惑した影朧が問い掛ければシエナも親愛と共に絵を褒めながら『お友達』になりませんかと問い掛けます

もしも影朧がシエナの提案を受け入れてしまった場合、シエナは満面の笑みで影朧に抱き着き『お友達』に迎えようとするでしょう



「貴方も絵本を描いているの?とシエナはお姉さんに尋ねます」
 同人娘達を追い掛け回していつの間にか見失なっていたシエナ、丁度よく琥珀に封印されたはいいろ・きゃんぱすを見つけ声を掛けていたところだ。
 もちろん……反応するはずもないが、彼女の手には絵本……もとい同人誌を大事そうに持っていた。
 これはいけないと救急箱片手に近づき治療を試みる。
 なんやかんやで琥珀に封印された彼女は何とか脱出することができた。
 決して救急箱ごときでこんな高等なユーベルコードの封印が解けるのおかしくね?というツッコミは野暮である。
「うぅ……えっと……あなた誰……?」
 眼鏡を失っているためよく見えないはいいろ・きゃんぱす、シエナが誰なのかよくわからない。
「あなたのその絵本が見たい、とシエナは望みます」
「え……えっと……これのこと?興味あるの……?」
 こくりとシエナは頷く、彼女は純粋に同人誌に対する純粋な行為と興味だけだ。
 困惑しながらもはいいろ・きゃんぱすは危険なやつではない……と判断しつつ警戒して同人誌を手渡す。
 その同人誌を読みつつ多くを褒めてゆく、絵本と同人誌を勘違いしているのはとにかく、褒められることに喜びを感じたはいいろ・きゃんぱす。
「よろしければ『お友達』になりませんか?とシエナは誘います」
 お友達……思えば自分にはそういった友人はいなかったと気がする。
 趣味も合致している上に褒めてくれるのが嬉しくてつい二つ返事で頷いた。
 シエナは満面の笑みで抱き着く、はいいろ・きゃんぱすもそれを受け入れる。
 抱き着くという時点で違和感を感じるべきであったが、既に戦意も喪失していた彼女が知ることはなかった。
 ぎゅっと抱きつく彼女に「もう良いわよ」と言いながらはいいろ・きゃんぱすは離れようとする。
 できなかった……離れられない、同時に身体が何かに変わっていく……
「もういいから……!離れて……!」
 必死に離そうとするが彼女の力が弱まっているのか、シエナの力が強いのか離れる気配が全くなかった。
 動かない……動かせない……わたしがわたしじゃなくなっていく……
「―――!!―――!!!」
 声も出せない、何が起きているのか分からない……ダレカタスケ……
 かくん……と、虚ろ目のはいいろ・きゃんぱすの首は俯く。
 もう彼女は人でも影朧でもない、シエナの呪詛がこもったハグによって彼女の人形と化したのだ。
 そして、人形となった彼女をスカートの中に触れ吸い込まれていった。
 満足気なシエナは彼女が持っていた同人誌を持って何処かへ去っていった。

 その後、散らばった紙からは封印されていた猟兵達が解放され自由になる。
 気付けば日も沈みかけており、同人誌即売会も無事終了する。
 参加者たちが戦利品を抱えそれぞれの帰路へついていく。
 こうして、影朧による同人誌即売会襲撃は騒ぎになることなくひっそりと阻止することに成功したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年03月17日
宿敵 『性癖少女『はいいろ・きゃんぱす』』 を撃破!


挿絵イラスト