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和服にぱんつは邪道!

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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●本人達はシリアス
「皆の者。これは我らが奉ずる信仰の危機です」
 一人の羅刹――徳の高そうな女僧兵が、静かに妖狐の忍びや他の女僧兵に告げる。
「民草の間に異郷の下着が流行しているというのです」
 まるで許し難い悪徳というようにざわめく。
「和装の中に、西洋下着……即ち隠れ切支丹が如き行い。断じて許すまじ!」
 別に西洋の下着は伴天連由来ではない。
 ないはずだがその辺りツッコむ者がいない。
「皆の者、民草を惑わすぱんつを狩るのです! 大義は我らに在り!」
『おおー!』
 けれど当のオブリビオン達は、なんだかとっても盛り上がっていた。


「皆様、お集まりいただきありがとうございます。ちょっと……アレな事件なのですが」
 ソフィーヤ・ユリエヴァ(人間の聖者・f10512)が、頬を染めながら言う。
 武蔵坊よろしく、街道に掛かる橋にオブリビオンの一団が現れたという。
 刀の代わりに奪うのは西洋風の下着……よりストレートに言って、ぱんつらしい。
「命までは奪わず、またそれ以上の不埒な行為には及ばないようなのですが……」
 下着を剥ぎ取る時点で十分不埒だ、というツッコミはこの際おいておくとして。
 オブリビオンの跳梁跋扈を許し、人々に被害を出すのはよろしくない。
 犯人が女性であるためか、あるいは西洋風下着が女性中心に流行しているためか。
 被害者は女性が多いが、男性も例外ではない。

「手段としてはなんというか……妖怪怖い。って感じです……」
 いつの間にか剥ぎ取られていたり、あるいは穿いてるか確認された上で脱がされたり、服も身体も傷つけず下着だけが切り落とされたり。
 服や防具の上からでも剥ぎ取られてしまうため、着込んでいても無駄なようだ。
 妖怪怖い。

「猟兵達の場合、和服とぱん……下着の組み合わせではなくとも狙われてしまいます」
 ぱんつじゃなくてズボンや水着だと言い張ろうとやはり剥ぎ取るらしい。
 褌や襦袢といった本来和服の下に付ける下着でも問答無用。
 オブリビオンの歪みのせいだろう。きっと。

「信仰は強い力を持ちます。それがはかない信仰でも。
 絶対に剥ぎ取るべしとその力を強めてしまいます」
 妖狐の忍びとの集団戦や、剥ぎ取られていない場合、その戦力を高めてしまう。
「えっ、最初からはいてない? つけてない? そ、それは……どうなんでしょう?」
 女性猟兵から質問されたソフィーヤはぽっと赤く頬を染める。
 多分女僧兵的には対象外故に満足してるかもしれない。
 逆に並以下の戦力まで落ちてしまう。
 信仰怖い。

「サムライエンパイアでは下着は高価な物。取り返してあげれば喜ばれるかと思いますの。どうか、不埒なオブリビオンを退治し平和を取り戻してくださいまし」
 頬を染めながらも、ぺこりとお辞儀した。


アマガエル
 5つ目のオープニングとなります。アマガエルと申します。
 健全なネタ&コメディです。百合色かもしれません。
 全章でぱんつを剥ぎ取られる危険がありますが、死守すればきっと守れます。
 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『妖怪・下着狩り』

POW   :    正々堂々、正面から下着狩り勝負を受けて立つ

SPD   :    隙をついて妖怪が持っている下着を取り戻し、人々に返す

WIZ   :    人々に下着代わりになるものを用意して配る

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ナズヴィ・ピャー
はあ、下着専門の追い剥ぎですか…

●どうやって下着を取り戻したものか
ぽく
ぽく
ぽく
ちーん

…当機が下着専門の追い剥ぎになれば良いのでは?(バグった
幸いにも当機は手先が器用とか手癖が悪いと評判です
「博士」の私物を拝借しているだけなんですが…

●…追い剥ぎは最終手段にしましょう
行動を観察→ポケットなりカバンなりから「拝借」
集積場あらばそちらから「拝借」

・追い剥ぎ版
はあ、では貴方はどのような下着を?
まずはそちらの下着を示してから云々
とかなんとかもみ合いからの強だ …「拝借」


…当機は下着を着用していないのでよくわかりませんね
そもそも当機は人工物というか、器物ですから


テルプ・ステップアップ
私から見事パンツを奪ってみろ!と堂々と名乗りを上げる。基本は逃げと回避で一人ずつ撃退。建物を利用してスカイステッパーで飛び回る。捕まったら裸にされても戦う!保険で下着は肌色のノーラインストラップレスで偽装す。ごまかされないかなー?



「はあ、下着専門の追い剥ぎですか……」
 ナズヴィ・ピャー(不忠犬ナズ公・f03881)は何とも言えない感想を抱きつつ演算する。
 優先目的設定。手段模索。どうやって下着を取り戻したものか。
 ぽく、ぽく、ぽく。
 ナズヴィの中で木魚の音が鳴る。シンキングタイムだ。
 ちーん。
 鈴が響き、ミレナリィドールの演算力によって最適解を閃く。
「……当機が下着専門の追い剥ぎになれば良いのでは?」
 バグった。
「幸いにも当機は手先が器用とか手癖が悪いと評判です」
 今のところは『博士』の私物を拝借しているだけだが。
 それは最後の手段としておいた。
 橋の付近に潜んでいれば他の猟兵がやってくるだろう。
 まずは様子見、相手の行動を観察だ。

「私から見事パンツを奪ってみろ!」
 プリマ・バレリーナ、テルプ・ステップアップ(超速天然プリマ・f01948)が威勢よく名乗りを上げる。
 誘惑するようにポーズを決めるレオタードと白タイツの下、ストラップやラインは見えないが宣言通りなら穿いているはずだ。
「威勢がいいですね。その挑戦、受けて立ちました」
 仁王立ちする女僧兵に、テルプは牛若丸が如く跳び逃げの一手。
 テルプの目的は時間稼ぎだ。
「なんと、空を跳ぶとは天狗の類いか!」
 女僧兵は駆け、手摺を足場に追い縋る。無駄に俊敏だ。
 しかしそれ以上にテルプは自在に空中を華麗に舞い踊り、その手をひらりひらりと掻い潜る。
「素早い……! だが飛ぶのではなく跳ぶのであればやりようはある……そこっ!」
 10度目の空中ジャンプ。連続跳躍の限界だ。
 テルプは一度着地しようとしたところを組みつかれてしまう。
「きゃっ!? でも裸にされたって戦うよ!」
「そんな破廉恥なことはしませんよ!? ちょっとぱんつを脱がすだけです!」
 十分に破廉恥だ。
 女僧兵はテルプから反撃されつつ、組み合いながらテルプの腰の辺りをまさぐる。
「おかしいですね、よもやはいていない……?」
「きゃっ、そんなとこくすぐったい……ひゃぅっ」
 テルプの腰やお尻周りを探る様に撫でられ、思いの外優しい手付きに思わず甘い声がテルプの口から漏れてしまう。
 レオタード越しに下腹部に女僧兵のしなやかな手が伸び、なんだかイケナイ感じになりかけたところ。
「見つけた! なんと、このようなぱんつ、穿いた方が逆に破廉恥ではありませんか?! 没収、没収です!」
 ノーラインストラップレスの下着、いわゆる貼るぱんつが剥がされ、別の女僧兵に回収されてしまう。
 多少着衣がズレたり乱れたりしているとはいえ、ちゃんとタイツも穿いたままだというのに。なんというヘンタイ技術だ。
「ごまかされなかった! でも、戦いはこれからだよ!」
 守るものがなくなったテルプは逆に女僧兵の身体に絡みつき拘束しつつ、キャットファイトが繰り広げられた。

 テルプが注意を惹きつけていた間、ナズヴィは女僧兵の物らしき荷物から下着を盗み……もとい『拝借』していた。
 元々盗品だし取り返しているだけなので問題ない。
「貴女、そこで何をしているのです!」
 しかし、テルプの貼るぱんつを回収した女僧兵に見つかってしまった。
「そのぱんつは悪い文化です! 処分します!」
「はあ、では貴方はどのような下着を? まずはそちらの下着を示してからです」
「愚かな! この世界の者として、はいてないに決まっているでしょう!」
 別にそういうわけでもない。
「人であれば穿いているものかと思いましたが。偽りの可能性もあるため、確認させて貰います」
 ナズヴィは構えて踏み込み、女僧兵へ組みつく。
 互いに相手の穿いてる下着を奪おうと、揉み合い圧し合い、草むらの上を転がりながら絡み合う。
「くっ、見つかりません……! 貴女も偽装ですか!?」
「当機は下着を着用していないのでよくわかりませんね」
「なんと!?」
 脱がす必要のない女僧兵のヘンタイ技巧と違い、ナズヴィは目視で確認しなければいけない。
 なのでちょっと強引に袴を脱がしてしまうのは仕方がない。
 同時にナズヴィの身体を覆う薄布がめくれ、お互い確認し合う。
 なんだかイケナイ気もするがお互い不埒な事は考えてないのでセーフである。
「確認。はいてない」
「確かに、貴女も我らと同じはかない信仰の者でしたか!」
 女僧兵は半分脱げた袴を穿き直す。
 信仰、というか。
「そもそも当機は人工物というか、器物ですから」
 ナズヴィに隠すべきものは存在しない。おそらく。
 少なくとも恥じらいはなかった。
「というわけで、当機にはやることがありますのでこれで失礼します。」
 お互いに奪い合うものが無ければ、争うこともない。
 分かり合えたところで、ナズヴィはごく自然に立ち去っていく。
「ふふ、異郷の者にも我々と似た信仰を持つ者もいるのですね……って?!
 そ、そのぱんつは置いてきなさーい?!」
 人心地ついたところで、奪った分のぱんつが取り返されていたことに気付いた。
 ナズヴィが取り返した分は、無事人々の手元に返されたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

高原・美弥子
【恋華荘】のみんなと参加だよ。

なんでこんな依頼受けちゃったんだろう(遠い目)
とりあえず着物にワンポイントのリボンが可愛い白パンツで来たけど、来たけどさぁ。

まぁパンツは盗られるよね。うん、わかってた、こういう依頼だとそういう流れだってね(また遠い目)
って、何故盗られたパンツが風で飛ばされていちごの手に渡るの!?
ちょ、まっ!?か、返して、今まで履いてたけど、ほんのり温もり感じるとか言うんじゃない!!
いちごからパンツ取り返そうと慌てて迫った所為でもみくちゃになって、またいちごに胸揉まれた!本当に依頼毎に揉むね、いい加減にしてよ!
パンツのこともあって気が立ってて、ひっぱたいたら何故かいちごが凄いことに


彩波・いちご
【恋華荘】の仲間と参加
和服姿になって、下着盗り妖怪を退治しに向かいます
けど、仲間の女性陣があっさり下着すり取られて
取り返そうとしてたら、なぜか私の手元にひらひらと
まだなんか温もりが…と真っ赤になる私

美弥子さんが私から取り返そうとしてきてもつれて倒れそうになったので支えようとしたら手が胸にむにゅっと
謝る間もなくひっぱたかれて、吹っ飛ばされたらなんか暗くて…ってもがいてたらここゆのかさんの和服の裾の中?!
慌ててがばっと体を起こしたら、ゆのかさんもぱんつとられてたの見えたりして…
そんな混乱中に冬香さんに襲われる私
尻尾はダメです、もふられると力が抜け…って、冬香さん脱がなくていいですからねっ?!


白銀・ゆのか
【恋華荘】の皆さんと参加します。

普段の仕事着(お宿の仲居さんの服)で、
下着も普通の…ちょとひらひら、多いけど…を着けて、真っ向勝負、ですっ。

大地をしっかり踏みしめて…すなわち不動っ
仁王立ち状態なら、物理的に脱がせないはずですもの。
「妖怪さん、いざ、尋常に…勝負ですっ!」
(大連珠握りしめた腕を大回しに振って…近寄ってきたらはたいちゃおうと!)

(妖怪に気を取られて、飛ばされてきたいちごに気づかず)
「きゃ…いちごちゃん!?何をして…ふぇ!?」
(入られた際に…妖怪にぱんつも盗られてたようで)
ゃ、ちょ、いちごちゃ、見なっ…~~~っ!
(はいてない状態隠そうと、入ってしまった顔ごと、内腿で必死に挟み閉じて)


緋薙・冬香
【恋華荘】
縦縞ニットセーターとロングパンツの格好

なんて妖怪なのかしら、ホント
いちご、頑張りましょう♪(抱きついて腕を胸の谷間に挟み込む

まさか認識された時点で盗られるなんて
「くっ、その今手に持っているのは、私がいちごに迫る時用の勝負下着! いちごに迫る時用の!!」
大事なことなので2回言いました
今はノーパンだけどスカートじゃないから大丈夫!いちごが見たいって言うなら脱ぐけど(もじもじ
「えっ、脱がなくていい?それはともかく、勝負下着は返してもらうわよ!」
そこからいちごの手に行くのはお約束

しかし視界を塞いだ状態でしっぽを晒したのが運の尽きよ、いちご!
もふらせてもらうわよー!!(身内妖狐のしっぽ大好き



「なんでこんな依頼受けちゃったんだろう……」
 遠い目を浮かべるのは高原・美弥子(ファイアフォックスのファイアブラッド・f10469)。
 敵の狙い易い格好で惹きつけるため、着物にリボンのワンポイントがついた可愛いぱんつを穿いてきていた。
 白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)は普段の仲居さんの格好ながら、ひらひらのフリルのついた可愛いぱんつでちょっとした背伸びしていた。
「いちご、頑張りましょう♪」
「く、くっつきすぎですよ冬香さん」
 緋薙・冬香(針入り水晶・f05538)が、和服姿の彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)に抱きついて、その腕を胸の谷間に挟み込む。
 いちごは腕に伝わる感触に赤くなりながらも、無碍に振りほどくこともできなかった。

 そんなやり取りをしていた4人の前に、女僧兵が現れる。
 真っ先に前に出て、大地をしっかり踏み締めて、仁王立ちするゆのか。
「すなわち不動っ! 妖怪さん、いざ、尋常に……勝負ですっ!」
 これならば、物理的に脱がされることはない……はずだ。
 大連珠握りしめた腕をぶんぶんふって、互いに睨み合い相対する。
 しかし、狙われたのは別。
 後ろであがる冬香の悲鳴。もう一人、背後から女僧兵が現れていた。
 冬香の穿いていたロングパンツが脱がされることなく、その下のぱんつだけが正確に脱がされていた。

「くっ、その手に持っているのは、私がいちごに迫る時用の勝負下着! いちごに迫る時用の!!」
 大事なことなので2回言いました。
「冬香さん何言ってるんですか?!」
 冬香の爆弾発言にいちごの顔が真っ赤になる。
 一同の視線が自然と、女僧兵の手の中にある冬香のぱんつへと吸い込まれる。
 【恋華荘】の4人の中で最年長だけあって流石……とてもセクシーだった。
「大丈夫よ、ノーパンだけどスカートじゃないから! ……でもいちごが見たいって言うなら脱ぐけど?」
「本当に何言ってるんですかぁ?! 脱がなくていいですからねっ!」
 もじもじしながら流し目で見つめる冬香に、いちごが真っ赤になって否定してるやり取りを見ていると――

「隙あり!」
「……まぁ、パンツは盗られるよね。うん、わかってた、こういう依頼だとそういう流れだってね」
 不意を突かれた美弥子だったが、遠い目をして悟り顔を浮かべる。
 覚悟してたから恥ずかしくなどない。
「二人の下着、か、返して下さい!」
「いちごと連携ね♪ さぁ、私の勝負下着、返してもらうわよ!」
 女僧兵の手から仲間のぱんつを取り返すべく、いちごと冬香が踏み込む。
 連携して必死の攻防の中、手放した風に飛ばされたそれをいちごが掴み取り、なんとか二人のぱんつを取り返す。
 取り戻せてほっとしたところで、手の中で握りしめた『それ』を意識してしまう。
 つい数分前まで、二人の肌に直に触れ、包んでいたそのぱんつ。
「あっ、まだなんか温もりが……」
 いちごの手に伝わる間接的な温もりに、思わず声を漏らし真っ赤になってしまう。
「あら、いちごったら大胆♪」
「ちょ、まっ!? か、返して! 確かに今まで履いてたけど! 温もりを感じるとか言うんじゃない!!」
 ぽっと照れる冬香と、真っ赤になって慌てる美弥子。
 今度はいちごの手から取り戻すべく、美弥子がいちごへと飛びかかる。
「わわっ、美弥子さんっ!? 違います、そういうつもりじゃなくて!」
「そういうつもりってどういうつもり!? きゃっ!?」
 必死に取り戻そうとする美弥子に、いちごも返すに返せずもつれ合う。
 その内美弥子がバランスを崩してしまい、いちごが慌てて倒れそうになった美弥子へ腕を回し――
「危ないっ!」
 むにゅっ。
「むにゅ?」
 何か柔らかなものを掴んでしまう。
 いちごは感触の正体を確かめるべく、思わず更にむにゅむにゅっと。
「……またいちごに胸揉まれた! 本当に依頼毎に揉むね、いい加減にしてよ!」
 一度静かになった美弥子だが、謝る間もなく羞恥や怒りで真っ赤に染まる。
 衝動のまま思いっきりひっぱたかれたいちごが、凄い勢いで吹き飛ぶ。
 飛んでいったいちごは、『お約束』の法則に従い――

「きゅぅ……な、なんか目の前が暗い……?」
「きゃ……いちごちゃん!?  何をして……ふぇ!?」
 女僧兵と睨み合っていたゆのかの元まで吹き飛ばされ、ゆのかを巻き込んで倒れてしまう。
 もつれ合う内に何故かいちごの頭が仲居さんの裾の中に入ってしまう。
「いいのかな……でもこれも我が役目が故に、御免!」
「きゃぁあ!?」
 その隙を見逃さず、女僧兵がすかさず二人のぱんつを剥ぎ取る。いちごが握りしめていた冬香と美弥子のも一緒に。
 いちごの頭や色々障害物、物理法則を無視して剥ぎ取るその技術。何か別のほうに活かせなかったのか。
 女僧兵の手に収まるひらひらフリル多めの、自身のぱんつを見たゆのかは、下半身を見る。
 自分のぱんつがあちらにあるということは、今のゆのかははいてない状態であり、更にその中いちごの顔が入っ――
「ゃ、ちょ、いちごちゃ、見なっ……~~~っ!」
「まっ、待って私真っ暗で何も見えないです、目も閉じてます!? というか挟まれたら動けな……~~~っ!」
 羞恥で真っ赤になりパンクしたゆのかの柔らかな太腿によってがっちりと拘束されてしまう。
 いちご自身も脱がされてしまい、晒された狐尻尾を苦しげにぱたぱたと振る。

「大丈夫、いちご!? 大変そうね……」
「冬香さん!? た、助けてくださ……!」
 そこに柔らかくもがっしりと抑えつけられ、苦しむいちごを冬香が助けに入る。
「しかし視界を塞いだ状態でしっぽを晒したのが運の尽きよ、いちご! もふらせてもらうわよー!!」
「冬香さぁぁぁんっ?!」
 訂正。ここぞとばかりに襲い掛かってきた。
 恋華荘の妖狐達の尻尾大好きな冬香には、何をおいても優先すべき事柄だった。
「あっ、やぁっ、尻尾はダメです、もふられると力が抜け……ひゃああああ!?」
「ひぅっ、いちごちゃ、息、かかっ……っ!」
 へたりこむゆのかの脚の間に顔を埋めたいちごと、その尻尾を存分にもふもふと堪能する冬香。
 混沌とした大混乱である。

 ここに下手に飛び込むと確実に巻き込まれる予感がした美弥子は、落ち着いて深呼吸一つ。
 放置することに決定。女僧兵たちを焼き払う。
 自分達のぱんつを持ち去られつつも、奪われた女性達の下着を取り戻したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

緋月・透乃
【POW】
パンツ狩りをするオブリビオンねぇ……
過去からやってきて態々やることなのかなー。
まあオブリビオンの思考なんか理解できなくてもいっかー。
私はパンツはあったほうがいいと思うよー。そのほうがえろくない?

細かいことは考えずに、自分を囮にしてパンツを奪われたところを殴ったり押さえ込んだりすればよさそうだね。
現場となる橋でパンツのずれを直しながら歩いたり景色眺めたりしていれば奪いに来てくれるよね?

ところで、私のパンツ奪って大丈夫?奪われるのはイラストの赤い紐が見えているあれだろうけれど、あれなくなると後ろは多分丸出しだよ?
私はいいけど不健全にならないかな?



「パンツ狩りをするオブリビオンねぇ……過去からやってきて態々やることなのかなー」
 緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)の感想は至極尤もであった。
 下着狩りが現れるという橋で、ローライズなホットパンツから覗く赤い紐ぱんを目立つように直す。
 上もぎりぎり見えてはいけないところが見えない程度の露出の多いマイクロビキニ、肌も露わで人目を引く透乃が自ら囮になる。
「それが我らの信仰、主様の導きが故に! この世界にぱんつなど不要です!」
 その声を聞きとがめていたのか、人間の女僧兵が現れる。
 彼女らにも譲れない何かや、浅いようで深い、やっぱり浅い事情があるのだろう。
「私はパンツはあったほうがいいと思うよー。そのほうがえろくない?」
「え、えろさは求めていません!」
 女僧兵は薙刀を背負いながらも、無手で飛びかかり使う様子はない。
 ならばと透乃も素手で払って応戦する。
 女僧兵の拳は、バーバリアンたる透乃からすれば軽いが、その身のこなしは早い。

「捕まえました! そのぱんつ……貰い受けます」
「ところで、私のパンツ奪って大丈夫? これなくなると後ろは多分丸出しだよ?」
 後ろに回り込んだ女僧兵が透乃のぱんつの紐手に掛けた瞬間、透乃はなんてことない口調で疑問を問いかける。
 透乃が穿くのは隠す気ゼロのローライズすぎるホットパンツに、見せつけるような紐パン。
 女僧兵の視線がお尻に向く。脱げれば……というか現時点でも綺麗な谷間が見えてしまっている。
 その隙に、振り向きざまに透乃はその重い拳の一撃を放つ。
 代わりに、下着を掠め取られる。
「取っちゃうだ。私はいいけど」
 透乃のぱんつが女僧兵の手を離れ、回収されていく。
「そもそも! 貴女の格好自体が不健全です。なんですかその肌も露わな格好は!」
 女僧兵は真っ赤にしている。
 今しがた下着を剥ぎ取ったばかりのヘンタイに言われたくなかった。
「恥じらうとこそこかなー? これくらい普通だと思うけど」
 透乃はぱんつを剥ぎ取られても気にせず、隙の生まれた女僧兵の腕を掴む。
 女僧兵の身体を引き寄せながら背後に回り込んで、ヘッドロック。
 透乃の柔らかな胸が後頭部にクッションのように押し当てられるが、それ以上にその持ち前の怪力によってキツく締め上げる
「ぐっ、柔らか……じゃない、離し……て、きゅぅ……」
 女僧兵は色々と赤くなりながらジタバタし、ダウンして天に召されるように消えていった。
 透乃はその場に残された奪われたぱんつを回収し、女性達へ返すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルテミス・カリスト
「下着を狩るなどという不埒なおこないは、
この正義の騎士アルテミスが許しません!
正々堂々と勝負して勝ってみせます!」

私が鎧の下に着ている服は、下半身はスカートに純白の下着です。
これならば敵が狙ってくるに違いありません。
そこを正面から正々堂々と打ち倒してあげましょう!

オブリビオンを切り裂く光り輝く【聖なる大剣】を構え、
じりじりと敵との間合いを計ります。

「いきますっ!」

私は大きく大剣を振り上げます。
ですが、その瞬間、オブリビオンにスカートをめくられ……

「きゃ、きゃああっ」

慌ててスカートを抑えますが、そこには違和感が。

「い、いつの間に……!?」

オブリビオンの手に握られた下着を見て赤面します。



「下着を狩るなどという不埒な行いは、この正義の騎士アルテミスが許しません!」
 橋の上で仁王立ちし待ち構える女僧兵へ、アルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)は騎士として正々堂々と勝負を挑む。
「貴女も一角の武士のようですね。いいでしょう、いざ尋常に立ち合いと参りましょう」
 薙刀を構えジリジリと間合いを計る女僧兵へ、アルテミスは騎士の大剣を構える。
 代償を支払い、その封印された聖なる力を解放する。
 それは悪しきオブリビオンのみを斬り裂く『聖なる大剣』。

「いきますっ!」
 アルテミスが『聖なる大剣』を大きく振り上げたその瞬間。
「そこですっ!」
 地を這うように姿勢を低くした女僧兵が一気に間合いを詰める。
 振り上げられた薙刀が突風を巻き起こし――アルテミスのスカートがめくれる。
 アルテミスの上半身に纏うのは堅牢な鎧だが、下半身はスカート。
「きゃ、きゃあああっ!?」
 その下には穿いた穢れなき純白のぱんつが、衆目に晒された。
 幸い、というか何故かというか、決闘を見ていた野次馬は女性ばかりだったが、恥ずかしいものは恥ずかしい。
 アルテミスは華奢な悲鳴をあげつつ、慌ててスカートを押さえて隠す。
「初手からこのような辱めを受けるとは……! あ、あれ?」
 しかし違和感があった。
 心許ないというか、すーすーするというか。

「騎士アルテミス、討ち取ったり!」
「い、いつの間に……!?」
 宣言と共に首級をあげるように掲げられた女僧兵の手には、アルテミスの純白のぱんつ。
 一体どのような妖術か。ヘンタイ怖い。
 見物する野次馬の目が掲げられたぱんつ、そして真っ赤になって必死にスカートを抑えるアルテミスへと向く。
 袴と比べて丈の短いスカート。更にその下ははいてない。
 下半身の防御力が限りなくゼロに近くなったところで――

「なんかいきなり風が強くなってませんか!? スカートめくれちゃいます!? それに何かすーすーしてくすぐったっ、ひゃぅんっ?!」
 耳まで真っ赤になるアルテミスの無防備な肌を撫でるように、強風が吹き出した。
 聖剣を解放した反動。大きな力には、相応の代償が伴うのだ。
 要するにお約束だから仕方ないね。
「っていうか……『尋常に』ってどこにいったんですかぁああ!」
 アルテミスは羞恥を誤魔化すように叫び、片手で持った聖なる大剣で反撃する。
 聖剣の一撃は代償に見合った分強力。女僧兵を斬り骸の海と還した。
 振り下ろした勢いでスカートが軽く翻ったが、ぎりぎり見えてないので健全だ。
 女性達の黄色い歓声が上がったのも、きっと敵を倒して取り返してくれたことへの感謝の声だろう。
 アルテミスのぱんつは奪われてしまいつつも、代わりに人々が奪われたぱんつを取り返したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『妖狐忍』

POW   :    魅了の術
【全身】から【魅了の術】を放ち、【幻惑】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    小刀一閃
【小刀】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    狐火
レベル×1個の【狐火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「一般僧兵達がやられたか。猟兵達が相手では、些か荷が勝ちすぎていたようだ」
 一騒動終えた橋に、妖狐忍の集団が現れる。
「しかし、我らは奴らのように甘くないぞ。
 まだ奪われてないものならぱんつを、奪われた者からは精を奪ってやろう」
 妖狐忍は唇をちろりと舐め、目を細めて妖しく微笑んだ。

「ちなみに精を奪うと言っても、抱きしめたり尻尾をもふもふさせたりするだけだから、安心するのだ」
 健全な範囲に配慮してくれるらしい。
 だがそれはそれとして、不俱戴天のオブリビオンであることには変わりない。
 遠慮なく退治して欲しい。
「何なら戦わず満足するまでお姉さんに甘えてくれても構わないからな。むしろそっちのほうが嬉しいし。但し女の子に限る」
 露骨にアピールしてる百合っ気妖狐忍は放っておいてもいい。
ナズヴィ・ピャー
はあ、左様ですか…
当機への過剰なお触りはユーザー登録を行ってからとなっております
当機、精密機器なもので実登録者かつケダモノの毛とか困ります

等々、別件で近寄って欲しくないオーラがマシマシ

●自己防衛
摩擦低減管でケダモノからの被害を極力抑えようと思います
うなぎのようににゅるにゅる逃れ
エノコログサのようにもにょもにょ逃れる

●それはそれとして
たたかう→ねらう→しっぽ→ビシー
ケモ毛が嫌なんですビシバシ

いっそのこと先ほど取り戻した下着を履かせてしまいましょう(毛でバグった
持ち主もこの電撃的ひらめきによる有効利用を喜ぶに違いありません

履かせては摩擦低減管で摩擦力低下からのすっぽ抜けを繰り返してやりましょう



「はあ、左様ですか……」
「興味を持ったか? どうだ、もふもふだぞ」
 妖狐の言葉を聞いたナズヴィは無表情なまま、近寄って欲しくないオーラを放つ。
 しかしそれを理解する知性を持ち合わせていないようだ、とナズヴィは妖狐の評価を落とす。
「当機への過剰なお触りはユーザー登録を行ってからとなっております」
「登録とやらをすれば、過剰なお触りもいいのか? ではそれをしよう」
 ナズヴィとして、明確な拒否の言葉。
 妖狐はよくわからない顔で、しかし都合良く捉えて気にせず歩み寄る。
「当機、精密機器なもので実登録者かつケダモノの毛とか困ります」
「まぁそう言うな。髪や尻尾以外ははえてないぞ。今の時期は抜け毛もないしな」
 ぐいぐい来る妖狐がナズヴィを抱きしめようとしたところ。

「――『摩擦低減管』、起動」
「むっ?」
 にゅるん。
 ナズヴィの身体が、ウナギのようにつるっと滑る。
 そしてナズヴィは戦闘コマンド入力。
 狙いを定めて、狐尻尾目掛けてビシーっと叩く。

「……痛いぞ。触るならもっと優しくしてくれ」
 叩かれた妖狐は、尻尾をくるんと前に持ってきて撫でる。
 そしてターン交代と言うようにじーっと様子を伺うナズヴィに、再度妖狐が接近。
 妖狐が抱きしめようとするが、エノコログサのようにもにょもにょ逃れる。
「くっ、このっ、私はキツネであって、ネコじゃないぞ……!」
 妖狐の魔の手から逃れながら、ナズヴィはビシバシと容赦なく反撃する。
「何故ひたすらに尻尾ばかり攻撃するんだ。仕舞いにはお姉さん泣くぞ?」
「ケモ毛が嫌なんです。あっ、手に付きました。どうしてくれるんですか」
「尻尾を狙わなければいいだけだろう!?」
 よくわからない脅しをしててくる妖狐に更にナズヴィのヘイトアップ。
 ケダモノの抗議の声を無視して、ケモ毛をほろっている内に思考がバグった。

「……いっそのこと先ほど取り戻した下着を履かせてしまいましょう」
 持ち主もこの電撃的ひらめきによる有効利用を喜ぶに違いありません。
 ナズヴィは導き出した対応法に、自己評価100点を付ける。
 妖狐の目の前で、徐に取り出した持ち主不明の女性用ぱんつを穿いてみせる。
「……別に、脱がす事が目的ではないのだがな。いいだろう、挑発に乗ってやるぞ」
 妖狐は甘やかしお姉さんモードから、忍モードに切り替え、戦闘態勢を取る。
 眼光鋭く
 摩擦抵抗が激減されたナズヴィの身体からぱんつは指を僅かに掛けただけで太腿半ばまで脱げ、逆に妖狐のほうが体勢を崩してしまう。
 ちゃんと隠れているが、余計に絵面的に不健全だ。
 それを見た妖狐の戦闘モードは解けてしまい、ダメなお姉さんに戻る。
 ナズヴィは脱げかけたパンツを直しながら、反撃に狐尻尾をビシバシ。
 執拗に尻尾ばかりを叩かれて涙目になりながら、妖狐は消滅していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テルプ・ステップアップ
pow使用

けもっこお姉さんがいっぱいだよ!?
しかも戦って負けても抱きしめともふもふのご褒美!?
わぁい♪おっといけないけない。今回は真っ向勝負なの。
遠距離で負けてモフりもぎゅーもない状態で終わった私、泣く!
僕の一撃は当たると痛いよ!(当たればね)
ダッシュでお姉さんに近づいて「お願いしま-す」と礼して超近距離勝負
敗けたら思いっきり楽しもーっと♪

おねーさん柔かい♪もふもふすべすべー♪(堪能中)



「けもっこお姉さんがいっぱいだよ!? しかも戦って負けても抱きしめともふもふのご褒美!?」
「ふふふ、戦わずに甘えてもいいんだぞ?」
 キラキラと目を輝かせるテルプの周りを、妖狐が囲む。
「わぁい♪ おっといけないけない。今回は真っ向勝負なの」
 テルプはふかふかもふもふの誘惑を後ろ髪引かれる思いで振り払い、きりっとした表情で果敢に挑む。

「僕の一撃は当たると痛いよ!」
 テルプは超近距離勝負を仕掛ける。
 決して遠距離戦で抱きつけず終わると泣いちゃうからではない。
 ダッシュで突撃の勢いのまま空中で高速回転し――。
「ほら、この胸に飛び込んでおいで」
「お願いしまーす♪」
 妖狐が広げた両腕の中のふかふかの胸へ、一目散に飛び込む。
 ふかふかもふもふには勝てなかったよ……
 ふにゅん、と柔らかいクッションのような感触に、テルプは即座に降伏する。
 妖狐の魅了の術にやられてしまったに違いない。

「よしよし、良い子だ。ほら、好きなだけ甘えていいぞ」
「えへへ、おねーさん柔らかい♪」
 テルプは妖狐の豊満な胸に顔を思いっきり埋めて、頬ずりする。
 スーツの下には何もつけてないのだろう、むにゅむにゅと柔らかな感触が頬に伝わる。
「ほら、尻尾ももふるといい」
 更に背中を抱きしめるテルプの手を太い狐尻尾へと導く。
 撫でると心地良さげにぱたぱたと振る尻尾の柔らかな毛並みの感触が心地良い。
「もふもふ……♪ すべすべ……♪」
 テルプは狐尻尾を撫でてもふもふを堪能し、胸の温もりと柔らかさを味わう。

「一人だけずるいぞ。私にも抱きしめさせろ」
 テルプが抱きついた妖狐とは別の妖狐が、反対側から抱きしめる。
 テルプの頭が前後から妖狐の胸に挟まれ、人をダメにする柔らかさが伝わる。

「はぅぅ……二人がかりなんて、僕ダメになっちゃう♪」
「ああ、お前は負けてしまって抵抗できないから、しょうがないんだ」
「うん♪ 僕はおねーさん達に負けちゃったんだから、仕方ないよね♪」
「そうだ、されるがまま、与えられるがままに、とろとろに甘やかされるといい」
 前後の妖狐二人によってテルプの両方の耳に、蕩けるような声で甘ったるく囁かれる。
 テルプはたっぷりと精を吸い取られ蕩けた表情でぐったりするも、満ち足りた顔を浮かべる。
 テルプが立ち上がれる程度に回復するまで膝枕した妖狐は、満足してどこかに帰っていくのであった。
 これもまた、一つの撃退である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

緋月・透乃
煩悩隠してたっぽい変態の次は煩悩丸出しの変態が相手とはねー。最後にくるのは煩悩の化身とかかな?
ま、こいつらもぱぱっと倒しちゃおう!

正直尻尾もふもふには全然惹かれないんだよね。
甘えるほうでいってみようかな。
妖狐ちゃんなかなか良いおっぱいしてるし、乳合わせとかお願いしてみよう!せっかくだからビキニもとっちゃおうかな!ぴっちりスーツごしのおっぱいはどんな感触かなー。

適当に堪能したら力任せに絞めたり投げたりして斧でずばっとやっちゃえばいいね。

それから、何かするたびに跳ねてはしゃいだりして【乳揺ぶーすと】を発動させておくよ。さっきも変態倒したし、おっぱいは強いんだよ!



「今度は煩悩丸出しの変態が相手とはねー。正直尻尾もふもふには全然惹かれないんだよね」
「釣れない事を言うな、自慢の毛並みなんだぞ?」
 透乃の言葉に、妖狐はしゅんと尻尾を垂らす。
「だから……そのおっぱいで甘やかして欲しいな?」
「……ほう?」
 しかし落ち込む妖狐に、透乃は自分から抱きつく。ふにょん。
 妖狐に負けずとも劣らぬ豊満な胸同士が柔らかく押し潰し合うのは、破壊力の高い光景だ。
「妖狐ちゃんなかなか良いおっぱいしてるね」
「ふふ、そういうお前もなかなかのものを持っている。存分に甘えていいんだぞ」
 ぴっちりスーツ越しながら、マシュマロのような柔らかな弾力でむにゅむにゅと押し合う。

「せっかくだから、ビキニも取っちゃおうかな!」
「こらこら、いけない子だ……ふふふ、これでは離せなくなってしまったな」
 透乃は自分から胸を隠す僅かな小さな布をしゅるりと取り去り、妖狐にぽいっと渡してしまう。
 透乃の胸を隔てるものはなく、妖狐のスーツだけ。
「あったかくて、柔らかくて、気持ちいい……♪」
 透乃ははしゃいで密着したまま、ぽよんぽよんとその豊満な胸を揺らすと、色々と擦れてしまう。
 スーツ越しの違い、無防備な透乃のほうが『ダメージ』は大きいが――。

「んっ……つまみ食いするだけのつもりだったが……あまりイタズラばかりする悪い子は、本当に食べてしまうぞ?」
「食べるって、どうやって?」
 透乃は潤んだ瞳で妖狐を見つめる。
 透乃は肌で妖狐の身体を直に堪能してしまった。それは全身に宿す魅了の術ごと。
「ふふ、仕方ないな、教えてやろう……ほら、おいで」
 妖狐は透乃のお尻のあたりを手で隠すようにしながら抱っこし、橋の下――人目のつかない物陰に連れ込む。
 スーツを半分だけ脱ぎ去り、上半身を晒して重たげに持ち上げて透乃へ見せつける。
「私だけ着ているのはフェアではないからな。……お前だけに、特別だぞ?」
 破壊力の高い肌色の谷間に透乃の視線が吸い込まれ、妖狐は優しく微笑む。
「何、抱きしめるだけだ。嘘は言っていないぞ」
 先程より一層強まるふかふかの感触に、もにゅもにゅぽよんぽよんと。胸を揺らし、擦り付け合う。
 肌の触れ合いは妖狐にとっても効率のいい、精を奪う方法だ。
「ふふ、愛い娘だ……私の胸もたっぷり堪能するといい……♪」
 透乃は妖狐に思いっきり甘やかされ、精を吸われて頬を紅潮させてふるふると震えつつも、ぎゅっぎゅと胸を押し付けるように抱きしめて反撃する。
 攻めても受けてもその度にぽよぽよと揺れる胸によって、透乃の戦闘力が高まっていく。
 やがて妖狐はお姉さんとしての余裕の笑みが崩れ、逆に透乃に甘えるようにすりすりと身体を擦りつけ――。
「あふ……さすがに妖狐ちゃんも強敵だった……でも、おっぱいは強いんだよ!」
 妖狐は満ち足りた菩薩のような笑みで骸の海へ還っていく。
 透乃もちょっとすぐには立てない感じになりつつも、得意げにぽよんと揺らす。
 勿論、脱いだビキニはしっかり回収したのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アルテミス・カリスト
「くっ、僧兵たちに指示を出していた敵が現れましたね!
この正義の騎士アルテミス、今度こそ不覚は取りません!」

右手で大剣を持ち、左手は必死にスカートを抑えつつ、忍たちに言い放ちます。

どうやら忍の皆さんは、下着を履いてない相手には過激なことはしてこない様子。

すでに下着を奪われてしまった以上、油断している忍たちを一気に殲滅させます!
そして早くお家に帰って下着を履くのです!

「受けてください、騎士の必殺の一撃!」

【超加速攻撃】で目にも止まらぬ速度で忍たちに接近、大剣で次々と敵を倒します!

その移動速度は音速をも越え……
衝撃に耐えきれなくなった鎧や服が弾け飛び……

「きゃっ、きゃああっ!」(赤面)



「くっ、僧兵たちに指示を出していた敵が現れましたね! この正義の騎士アルテミス、今度こそ不覚は取りません!」
 アルテミスはキリッと騎士として凛々しく高らかに言い放つ。
 片手で持った大剣の切っ先を妖狐達へと向ける。
「ふふ、そう顔を赤らめてもじもじと恥じらっていては、格好がつかないな?」
「う、うるさいです!!」
 真っ赤にしながら反対の手で必死にスカートを抑えているアルテミスは吼える。
 妖狐達は油断している様子。
 値踏みするような目つきが何だかいやらしいが、ならばその隙を付くまで。
 宣言通り抱きしめるだけなら、過激な事にもならないだろう。
 そう思考したアルテミスに、フラグが立った。

「受けてください、騎士の必殺の一撃! 全力の――『超加速攻撃』!」
 強く脚を踏みしめた瞬間、音の壁をその身で砕き突破する。
 目にもとまらぬ高速機動ならば、隠さずとも見えない。
 音とか色々を置き去りにしながら、大剣で妖狐達を薙ぎ払う。
 何だか更に超加速したところで、更に大剣を振るい――……
「っ、待て、お前っ!?」
「待ちませんっ! 私は一刻も早く貴女達を殲滅し! 早くお家に帰って下着を……って、え?」
 何やら慌てた静止の声にふと気付く。
 ヤケに風通しが良い……というか。肌が風に晒されているというか。
 アルテミスの身体はともかく、鎧すら耐え切れない超音速機動。
 スカートは耐えきれるはずもなく、その上はいてないとあれば。
 更に止まったせいで、慣性で抑えつけられていたスカートの切れ端、最も見えてはいけない場所を隠していたそれがはらりと――。

「きゃっ、きゃああっ?!」
「全く、しょうがないお転婆娘だな……だがそんなところも可愛いぞ?」
 公衆の面前で乙女の大切な部分が晒される前に、 妖狐が抱き留めてその身体で隠す。
 さり気無く脚の間に太ももを入れ、押し当てるように密着させる。
「ひゃぅ?! ど、どこに脚をあてているのですか?!」
「隙間から見えてはいけないからな。ほら、動くと擦れてしまうぞ」
 お尻のほうも尻尾をくるんと回して、もふもふで隠す。
 アルテミスによって仲間を相当数倒されたが、妖狐は気にせず甘やかす。
 優しく柔らかく、しかしがっしりと捕まった状態では、暴れれば暴れるほど無防備な体が色々と擦れてイケナイことになってしまう。
 更にアルテミスの顔が妖狐の胸に埋められて口を塞がれる。
 全身で甘やかされ、為す術もなく、アルテミスは精を吸い取られてしまった。

「はぁ、はぁ……ひ、酷い辱めを受けました……っ!!」
「ふふ、よかったぞ♪ こんなもので悪いが、これで隠してやろう」
 荒い息を付きながらぐったりとしたアルテミスと対照的に、ヤケにつやつやした妖狐。
 抵抗しようとしても力の入らないアルテミスの腰に、手拭いが巻かれる。スカートの代わりのつもりだろうか。
「てっ、敵の施しなど受けませんっ!」
「そう言うな、そんな姿では戦えまい? この世界には『敵に塩を送る』という言葉があってな。
 正々堂々が、騎士なのだろう? それと似たようなものだ」
「……くっ……!」
 アルテミスは何だか言いくるめられてる気がして悔しげな表情を浮かべる。
 実際この姿では次の戦いどころか、帰るだけでも支障が出る。
 ここは敵の好意を甘んじて受け――。
「そうだ。此方は特に指示がなかったな。私が個人的に貰っておこう」
「あーっ!?」
 何とかだったアルテミスのブラジャーが剥ぎ取られる。
 上も剥ぎ取られ、破れた服がギリギリ隠すだけの危ない格好になってしまったのだった。
 犠牲は大きかったものの、百合っ狐以外の妖狐も沢山倒したアルテミスは上々の戦果をあげたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高原・美弥子
【恋華荘】のみんなと引き続き。

う、うぅ、ノーパンで戦闘とか……あ、でも今までも服の胸の部分溶かされて胸丸出しで戦ったこともあるし、うん、まだマシかな?(白目)

やだなー。同じ妖狐に見られたくないなー。というか、あいつらの胸が妬ましい。
あ、いちごのこの呪文は……はい、また暴走する触手だねー(遠い目)
触手絡め取られて何時も通りあられのない姿になったけど、あれ、いちご本人もって珍しいね。
……ちょ、と、止めて!流石にそれは……あっ、あぁ~~~~っっ!?(触手に大股広げられていちごに割れ目丸見えで、そのまま触手の暴走で割れ目がいちごの顔面衝突)
い、いやぁぁぁぁ~~~~!!?(ブレイズフレイムで全部燃やす)


白銀・ゆのか
【恋華荘】

ううう、下着ないまま向かい合うのは
正直色々心もとないのですけれどっ…

だからこそ、恥ずかしい思いをする前に、決着を付けなくちゃ…!
薙刀を構えて…乱気閃で妖狐忍へ仕掛けちゃいますっ!
例え外しても、風の陣が皆への攻撃を緩和してくれますか…ら……
(風を巻き起こしたせいでスカート(の類を)着けてる人は、捲れそうな事態に…!)
ご、ごめんなさ・・・ってひゃぁあ!?
い、いちごちゃ、こっちにまで触手きてるってばぁ!?
(乱気閃発動してから何故か動きの狂ったいちごちゃんの尻尾触手にあわあわどぎまぎ大慌て…!)

ぅうう…こうなったら、この恥ずかしい気持ちもまとめて…
ふっとんじゃえ~っ!?(捲れに構わず攻撃ー!


彩波・いちご
【恋華荘】の4人で

私含めて全員のーぱんつのまま戦闘ですか…
色々気を付けないとですね、色々!

とにかく同じ妖狐としてもこんな悪事許せません!
【フォックスファイア】出して戦闘開…始、って尻尾はやめてください弱いんですからぁ?!
冬香さんも敵と張り合って私の尻尾狙わないで?!

もお、こうなったら禁断の技使いますよっ
【異界の抱擁】で敵を縛って…あっ、制御が…
美弥子さんやゆのかさんも巻き込んでしまって…っていうか助けなきゃっって思って私も触手のなかに飛び込んで、一緒にわやくちゃに
のーぱんつの中身が見えてしまった気がして赤面して目をそらしたりとらぶったり

最後は結局狐火での炎オチですかねえ(遠い目
す、すみませんー


緋薙・冬香
【恋華荘】
服装も引き続き
縦縞ニットセーターとロングパンツなので
ノーパンでも大丈夫よ
でもいちごが(以下略

さておき、妖狐忍ね
しっぽをもふらせて精を吸い取るとか…
「ごめんなさーい、妖狐のしっぽ間に合ってまーす」
(いちごしっぽをもふりながら
「抱きしめるのもこんなにかわいいいちごが間近にいるのでノーサンキューでーす!」
なんか、この場で私だけが彼女らの性癖に真正面から勝てる気がするわ!(血統覚醒で目が輝く

「せっかくだから空中戦と行きましょう!」
スカイステッパーで高機動戦
相手がクノイチでも身軽さなら負けないわ!
「いっけー!」

とかやってたらいちごの触手くんがまたえらいことに
大変ねえ
よしよし(触手なでなで



「ううう、下着ないまま向かい合うのは正直色々心もとないのですけれどっ……」
「……あ、でも今までも服の胸の部分溶かされて胸丸出しで戦ったこともあるし、うん、まだマシかな?」
 薄布一枚ないだけで、こうまで心許ないのかともじもじするゆのか。
 美弥子は感覚麻痺……というよりは半ば現実逃避めいた自己暗示である。
「私含めて全員のーぱんつのまま戦闘ですか……色々気を付けないとですね、色々!」
「私はノーパンでも大丈夫よ。でもいちごが見たいって言うなら……」
「それはいいですからっ!?」
 和服のいちごは二人以上に色々と危険だが、冬香はパンツルックであるため見られる心配はない。

 そんな四人の前に立つ妖狐忍の集団。
 百合っ狐は割と他の猟兵達が相手してくれた為、残ったのは割と戦闘ガチ勢なほうだ。
「とにかく同じ妖狐としてもこんな悪事許せません!」
「おな……じ? やだなー。同じ妖狐に見られたくないなー。というか、あいつらの胸が妬ましい」
 いちごと美弥子の妖狐二人は、色んな意味で許せなかった。
 男の娘であるいちごはともかく、美弥子はこう、控えめに言って庶民的だ。

「尻尾をもふらせて精を奪うとか……ごめんなさーい、妖狐のしっぽ間に合ってまーす」
「って尻尾はやめてください弱いんですからぁ?!」
 冬香は妖狐へと見せつけるように、無防備ないちごの尻尾をもふもふする。
 こちらの場合、奪っているのはどう見ても冬香のほうだが。
「ならば弱らせてから精を頂くまでのこと!」
「抱きしめるのもこんなにかわいいいちごが間近にいるのでノーサンキューでーす!」
「冬香さんも敵と張り合って私の尻尾狙わないで?!」
 いちごにスキンシップを取りながら、かっと赤く染まる目を見開く。
 本当にいちごから精を吸い取ったんじゃないだろうか。

「恥ずかしい思いをする前に、決着を付けなくちゃ……! 大地に逆巻き、渦巻け風の刃! 『乱気閃』!」
 先手を取ったのはゆのか。
 脚を広げて大地を踏みしめ、薙刀を全力で振るう。
「甘い! そのような大振り、当たるはずもない!」
 すーすーする恥ずかしさで、力強く振るうには甘い構えもあり、若干気の逸った一撃は俊敏な妖狐忍に躱される。
「甘いのはそっちです! 外れても、こっからはうちらの陣地で……あ、あれ?」
 薙刀の振るわれた場所に、乱気流が巻き起こる。
 それはゆのかの力を向上させる祝いの風であり――。
「きゃっ、ちょっとゆのか、この風、裾! 裾がめくれちゃうわ!?」
 おまけに和服の裾がめくれそうになる、ハプニングメーカーだった。
「ご、ごめんなさ……ってひゃぁあ!?」
 美弥子だけでなく、自分の起こした風でゆのかの裾もめくれそうになってしまっていた。

「悪くない風ね! せっかくだから空中戦と行きましょう!」
 しかし風を気にせずに挑める冬香は、その風に乗る様にジャンプする。
「赤目の天狗か、小癪な!」
 冬香は振るわれる小刀の斬撃が当たる寸前で虚空を踏んで縦横無尽に跳躍し、ひらりひらりと躱していく。
「いっけー!」
 くるりと身を翻しながら、指輪から生成された光の刃を振るい切り裂く。

 地上でも妖狐が小刀を手に、恥じらい的に動けない3人へ容赦なく襲いかかる。
「もお、こうなったら禁断の技使いますよっ! ふんぐるいふんぐるい……『異界の抱擁』!」
 女性同士ならともかく、色々と見えると大変ないちごが、ならばと呪文を唱える。
 自らの影から無数の触手が生え、妖狐達を捕えようと伸びていく。
「あ、いちごのこの呪文は……」
 遠い目を浮かべる美弥子は、もはや運命めいた予測可能回避不能の未来に遠い目を浮かべる。
「敵を縛って……あっ、制御が……」
「い、いちごちゃ、こっちにまで触手きてるってばぁ!?」
「はい、また暴走する触手だねー」
 乱気流で触手の制御が上手く行かず、妖狐達だけでなく、ゆのかと美弥子まで絡め取ってしまう。
 身体に絡みつかれ少々あられもない姿になりながらも美弥子はもはや慣れた物。
 本人としては甚だ不本意ではあるが。

「ま、またって、いつもワザとじゃありませんよ!? 今助けて見せます!!」
 いちごは意を決して、乱気流と触手の中に果敢に飛び込む――が。
「ひゃぅっ!? ちょ、ちょっと眷属さん、私まで絡め取らないでくださいっ?!」
 触手ががっちりといちごを絡め取り動きを封じる。
 召喚者本人でもお構いなしらしい。裾から入り込み、敏感な狐尻尾を絡め取る。
「あれ、いちご本人もって珍しいね」
 敵も味方も拘束され、逆に安全になったと安穏と様子を眺めていた美弥子だが。
 全員に絡みついて拘束し終えると、今度は捕えた者を嬲り始めた。

「そ、そんなとこ入ってこないでくださ……~~~っ!!」
 ゆのかの袖やら襟やらから服の中に入って来てむにゅぅと、締め付けられる。
 更に美弥子の両方の太腿に、左右二本の触手がそれぞれ絡みつき、引っ張る様に――。
「……ちょ、と、止めて! 流石にそれは……あっ、あぁ~~~~っっ!?」
「と、止めようにも私も捕まってどうしようも、って、み、美弥子さん?!」
 広げられた脚が持ち上げられ、両腕もいつの間にかがっちりと固められ、押さえて隠す事もできず。
 美弥子の女の子らしい部分が見えそうになった所で、更に触手が暴れる。
 美弥子の身体ごと投げつけられるように、逃げるいちごに衝突してしまった。
「きゅぅ……」
 触手に拘束されたいちごは避ける間もなく、美弥子の脚に挟まれたまま目を回す。
 その寸前、いちごの目にばっちり見えてしまった気がするが、乙女の名誉の為に差し控えるとして。

「い、いやぁぁぁぁ~~~~!!?」
「ぅうう……こうなったら、この恥ずかしい気持ちもまとめて……」
 羞恥が爆発した美弥子が顔、もとい自らの身体から文字通り火を噴き、羞恥を吹っ切るべくゆのかが、裾が捲れるのも構わず薙刀を構え――。
「『ブレイズフレイム』!!!!!」
「『乱気閃』!! ふっとんじゃえ~っ!?」
 全力で巻き起こす乱気流に、全力全開の紅蓮の炎が乗る。
 触手とか妖狐とかが巻き込まれながら、焼き尽くされていく。
「またえらいことに。大変ねえ……よしよし」
 妖狐を空中戦で倒した後、一人安全圏に避難していた冬香が、焦げながら逃げて来た触手の一本を優しく撫でるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『一揆を指揮する女僧兵』

POW   :    仏罰降臨
自身が戦闘で瀕死になると【仏罰を降す御仏の幻影 】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    仏罰代行者
自身に【信仰による法力 】をまとい、高速移動と【仏罰の雷】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    極楽一揆衆
【戦死して極楽に旅立った一揆衆 】の霊を召喚する。これは【槍】や【鍬】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は加賀・依です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「なんと、我が同胞を悉く討ち倒すとは……」
 この騒動を扇動した主犯たる高僧……羅刹の僧兵が姿を現す。
「異郷の者達よ。その力を認めましょう。
 あなた達の誇り(ぱんつ)を剥ぎ取られつつも戦う、その勇も讃えましょう」
 この羅刹も一角の武士。
 自らの手勢を倒した猟兵達へ、一目を置いていた。
「しかし! 薄布一枚に抑圧され、あるがままを恥とするその価値観こそ悪なのです!」
 そうかなぁ。
「我らが蘇ったのも御仏の導き。異教に染まる民草を正すのは私に与えられた使命」
 捨てられた過去の化身であり、過去に囚われたオブリビオンは未来に進むことが出来ない。
 多分シリアスな理由としてはそういった事情があるのかもしれない。
「はいてないこそ正義なのです!! ぶらじゃあはちょっと悩みますが! 個人的にはサラシをオススメします!」
 でもやっぱり色々と間違っている。
「我らが道を阻むというなら、この私が許しません!」
 女羅刹は薙刀を構える。
 色々とアレだが――その実力は本物のようだ。

「ところで、一部の妖狐が受けてた女人の色仕掛けは私には効きませんよ。
 効かないので、絶対に私に色仕掛けしてはいけませんよ! いいですね!?」
 羅刹がちらっちらっと露骨にアピールしている。こちらもその気があるらしい。
 が、普通に挑む分には、普通に戦うことだろう。多分。
ナズヴィ・ピャー
はあ、なるほど…(死んだ魚のような目

●ところで
あるがままをどうたらこうたら、だそうですが…
何故…サラシを?
何故…衣服を?
何故…隠されるので?

貴方の信仰はその程度なのですか?

●はいてないが正義なら
着ていないは大正義と決まっています(まだバグってた
貴方が真の信仰に目覚めるお手伝いをさせて戴きます(深刻なバグ

●大正義摩擦低減管
まずはサラシを摩擦略でストーンです(致命的なバグ
次は下駄…ツルーのズコーです(バ略
最後に腰から下を全部ズルーでフィニッシュです(略

あとは隠せないように頭巾っぽい何かは剥ぎ取ってしまいましょう
当機の格闘及び強奪性能を思い知ると良いでしょう

…はて、当機は何をしに来たんでしたっけ?



「はあ、なるほど……」
 死んだ魚のような目で羅刹を見つめるナズヴィ。
 羅刹のよくわからない言い分を、ナズヴィなりに考え演算する。
 そして導き出した解。
「あるがままをどうたらこうたら、だそうですが……何故……サラシを?」
「えっ? いや、サラシは巻くでしょう」
「何故衣服を……? 何故……隠されるので?」
 ナズヴィの演算にエラーを生じさせた、矛盾点を指摘する。
「サラシは文化ですよ!! 別に私は全裸主義ではありません!」
「貴女の信仰はその程度なのですか?」
 表情を変えぬまま、ナズヴィはじりじり詰め寄る。
「はいてないが正義なら、着てないは大正義と決まっています」
 まだバグっていた。
 というか更にバグを加速させている気がする。きっと全てケモ毛が悪い。

「貴女が真の信仰に目覚めるお手伝いをさせていただきます」
 ナズヴィの摩擦低減管が、妖しい音を立てて唸り、詰め寄る。
「えっ、ちょっと何をしてるんです、ってきゃぁーっ?!」
 羅刹のサラシにむにっとタッチ。鷲掴みにしながらつるっとサラシを滑り落とす。
 両手で胸をガードする羅刹だったが、ナズヴィの次の狙いは下、羅刹の履く高下駄だった。
「うひゃぁあ!?」
 羅刹のゲタがつるつるっと滑ってずこーっとコケて尻餅をつく。
「ちょっ、だ、ダメです!? はいてないからと言って脱がすのはイケナイと思いますよ!?」
 散々人のぱんつを脱がさせておいてよく言う。
 二律背反の羅刹だが、片手で胸を隠しながら必死に袴を押さえて抵抗する。

「ひゃっ、どこを触ってるんですかぁ?!」
 力任せに引き剥がそうとする羅刹だったが、ナズヴィはにゅるんにゅるんと掴み所なく絡みつく。摩擦低減管は大正義。
 ナズヴィの手が羅刹の色々なところを触ったり撫でたりしたが、不可抗力だ。
 ナズヴィとしても興味はない。が、羅刹は身動きが取れなくなる理由になった。

「ぜぇ、ぜぇ……な、なんという強敵なのでしょう……これが無知系のすきんしっぷ……」
 色々とダメな羅刹だった。
 ようやくナズヴィを引き剥がした羅刹は、紅潮させながらずり落ちたサラシをしゅるしゅると巻き直す。
「ズボンの強奪失敗。代わりに頭巾っぽい何かを剥ぎ取りました」
「はっ、私の袈裟頭巾が?! か、返しなさーいっ!!」
 ナズヴィはその格闘力と強奪能力を遺憾なく発揮し、能力評価に花丸をつけつつ緊急離脱した。
「……はて、当機は何をしに来たんでしたっけ?」
 羅刹を脱がして、絡みついて、脱がして、奪っただけだった。
 けれどまぁ、色々と大ダメージを受けたようだから、目標はクリアされた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

テルプ・ステップアップ
あ~堪能したー♪
ほどほど精を取られちゃったけど、うん、後悔はない~(まだ足腰がおぼつかないし頭はとろけきったまま)
あー今度はカッコいいツノッコおねーさんだー♪わぁい♪僕とあそぼー♪あ、さっきはスグ降参しちゃったからねー記録、記録と。

グッドナイス・ブレイヴァーで現場を撮影
色仕掛けをします!全力で!こっちも羅刹の頭を胸元で抱き羅刹の
胸も触る…が

むー胸が締め付けてて固いーサラシ邪魔ー!(脱がしにかかる)



「あ~堪能したー♪」
 たっぷり精を吸われて足腰覚束ない上に頭も蕩けきったままのテルプは、ほにゃほにゃと満足げに笑みを浮かべる。
「あー今度はカッコいいツノッコおねーさんだー♪ わぁい、僕とあそぼー♪」
「今度は比較的無害そうな女子ですね……って、今何か妙なからくりを飛ばしませんでしたかっ?!」
 テルプは『グッドナイス・ブレイヴァー』で動画撮影ドローンを飛ばしながら、羅刹に飛び付く。
 どこかに生放送で配信され記録されているのだが、羅刹には知る由もない。

「ふふふ、何でもないよー♪ 抱きしめてあげる~♪」
 むにゅっと羅刹の顔を自分の胸に抱きしめ、ふよふよと柔らかく押し付ける。
 無邪気なテルプの全力の色仕掛けだ。
「い、色仕掛けなど通じませんよ! ってあっちょっと、待ちなさっ?!」
 抵抗できていない時点で効いているのは明白。
 テルプの無垢な笑顔で無邪気に抱きしめられ、羅刹の頬が緩む。こうかはばつぐんだ。
 が、それだけでなく、羅刹の胸もふにっと触る。
「ひゃんっ……!? ちょ、ちょっとそこは……!」
「むー……胸が締め付けてて固いー、サラシ邪魔ー!」
「きゃぁあ!?」
 テルプは先程巻き直したばかりのサラシを、ぐいぐいと脱がしにかかる。
 締め付けられたそれは弾けるように露わになるが、テルプの身体で上手く隠れる。

「わぁ、おっきいー♪ それにやっぱり柔らかぁい♪」
 テルプは自分の胸で羅刹を拘束しながら、直接羅刹の胸を撫でる。
「あれ、でもここはちょっと硬い?」
「ひゃぅっ?! ど、どこを触ってるんですか?!」
「わかんない~、お姉さん、これなぁに? 段々硬くなってる……不思議~」
「そ、それは……っ! は、ぅ……♪」
 テルプ自身手元が見えない。
 手探りのまま羅刹の身体を触り、純粋に問いかけつつも、掌全体で撫でるをやめない。
 ドローンがテルプの手元を、見えそうで見えない感じのアングルで撮る。
 紳士淑女な視聴者達の応援がテルプを更に強くする。『いいぞもっとやれ』と。
「真っ赤になって一生懸命抱き付くおねーさん、可愛い……♪」
 テルプは優しく胸元に抱き寄せ身体を擦り付けながら耳元で囁き、角にちゅっと口づけする。
 自分の胸元がめくれそうになるのも気にせず、羅刹に胸を押し付ける。

「そ、それ以上は……い、いけませんーっ!!!」
「あーっ!?」
 赤鬼のように真っ赤になった羅刹は、テルプの首根っこを掴んで勢いよく放り投げた。
 綺麗に弧を描いて飛んでいくが、スカイダンサーであるテルプならば無事だろう。
「あ、危うく一線を越える所でした……! 恐るべし、無邪気攻め少女……ッ!!」
 こっちは手遅れな気もする。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高原・美弥子
【恋華荘】
女の子の一番大事なところをいちごに見られ、あまつさえ顔に押しつけることになって、もう、これは、うん、責任取って貰うしかないよね。と、ぶつぶつ呟いてるよ。

とか思ってたら、いちごが女僧兵を口説きだしたっ!?
あ、あたしにあんなことしておいて敵を口説くなんて、ふぅーん、へぇー……うん、プッツン来たね!激怒不可避っ!
そっか、そっか。いちごはそっちのが好みなんだぁ、あたしなんかじゃなくて!!
胸か、胸なのか!どっちも死んでしまえっ!!
どーせ、あたしは胸揉まれて、触手に絡まれて、大事なところ見られて押しつけられて、ファーストキスも捧げたのに見向きもされないんだね!
いちご諸共、最大火力で焼き殺すっ!!


彩波・いちご
【恋華荘】
冷や汗だらだらです
美弥子さんゆのかさんに顔向けできませんし
冬香さんは触って確認とか言うし…しませんから!

なので率先して僧兵に色仕掛け(?)を
「貴方の主張わからないでもないです…でも乙女として履いてないのはやっぱり…見られると辛いですし…」
そう言いながらグイっと顔を近づけ
「それにブラは必要です。貴方は私と違って大きくて綺麗な胸なのに、ブラをせず型崩れしたら勿体ないですもの」
「ほんと綺麗で羨ましいです、お姉さま」
手を取って上目遣いで甘えて…誘惑みたいな

彼女の気を惹く作戦なんですが
こんな事すれば背後の3人の怒りも必至なわけで(汗
私巻き込んで攻撃されても仕方ないですね、ええ!

後で平謝りです…


緋薙・冬香
【恋華荘】
服装も引き続き
縦縞ニットセーターとロングパンツなので
ノーパンでも(以下略
あ、いちご、触って確認してみる?

やっと黒幕のお出ましね
って、え?いちごから仕掛けるの?
まあ見てろと言われたら見てるけど

そして繰り広げられる誘惑の図に耐えきれず
「ちょっと待ったぁぁぁ!!」
無駄に血統覚醒&スカイステッパーからの飛び蹴りで割り込むわよ
「いちごに手を出すならまず私を倒すことね!」
というかいちごに誘惑されるなんて羨ましい許さない(本音

そんなわけで
「私の、ナイショの、とっておきよ!」
血筋に眠る浄化の炎をぶっ放すわよ
貴女の技にはお似合いなんじゃないかしら!


白銀・ゆのか
【恋華荘】

いちごちゃんに見られるだけならともかく…あんな大勢の前で…
すぅ……はぁ……うん、決めた。(深呼吸してから、気持ち切り替え)

不埒な教義ごと…吹っ飛ばしちゃいましょう。


説得してるいちごちゃんを…後ろからだっこして、抱えようとして…
(難しそうなら、同じく怒りモードな美弥子さんの元へ…ぽ~いっとしちゃおうと!)
私のいちごちゃんに見惚れるのは良いけど…っ
その不埒な教えと煩悩だけは…吹っ飛ばして来なさ~い!!
(片手で薙刀振り回して…乱気閃で大立ち回り!)
薄布一枚の抑圧どうこうなら…
それ(胸)を抑える物も…要らないでしょっ!(ひっかけサラシ奪おうと!)

ね、いちご
高ぶった分…後で一杯、鎮めてよね?



「女の子の一番大事なところをいちごに見られ、あまつさえ顔に押しつけることになって……もう、これは、うん、責任取って貰うしかないよね……」
「いちごちゃんに見られるだけならともかく……あんな大勢の前で……」
「二人とも見せるなんて、逆にパンツルックは失敗だったかしら……? あ、いちご、触って確認してみる?」
 美弥子とゆのかは、思い詰めたようにぶつぶつと呟き、冬香はしなを作ってアピールする。
 何気にゆのかも大胆な発言な気がするが、いちごはそれどころではなかった。
 ラッキースケベに喜ぶ余裕などない。二人に顔向けできず、冷や汗だらだらだ。

「(責任……責任を取らなきゃ……! でもどうやって取れば……そうです!)」
 とりあえずこの羅刹を何とかすることで責任の取る……ということにした。
 いちごは人を惑わし精を奪う妖狐としてのスイッチを入れる。
「って、え?いちごから仕掛けるの? まぁ見てろって言うなら見てるけど……」
 比較的まだ冷静な冬香は、その様子を不服そうに――羨ましそうに見つめる。

「貴女の主張わからないでもないです……でも乙女として履いてないのはやっぱり……見られると辛いですし……」
 いちごはそう言いながらグイっと顔を近づけ、潤んだ瞳で見つめる。
「それにブラは必要です。貴女は私と違って大きくて綺麗な胸なのに、ブラをせず型崩れしたら勿体ないですもの」
「私にそんな軟弱なものは不要です! というかあなたは、おと……」
「ほんと綺麗で羨ましいです、お姉さま」
 羅刹の言葉を遮り、はしっと手を取って上目遣いで甘えて誘惑してみせる。
 見た目は完璧美少女。破壊力は相当に高い。
 というか、羅刹以上に逆の意味で効果抜群なのが後ろに三人ほど。

「あ、あたしにあんなことしておいて敵を口説くなんて、ふぅーん、へぇー……」
 それを見咎めた美弥子が、静かに燃え盛る。
「くっ、外見で惑わそうなど無駄で――」
「ちょっと待ったぁぁぁ!!
 冬香が跳び蹴りで、羅刹のガードの上から吹き飛ばし距離を開ける。
「いちごに手を出すならまず私を倒すことね!」 
「出しませんよ!?」
 そのヴァンパイアの血を引く真紅の目を煌々と煌めかせながら、羅刹を睨み付ける。

「というかいちごに誘惑されるなんて羨ましい許さない、っていうか挙句拒否するって何様!?」
「完全に私怨ですよね!? それ本人に言って下さい!」
「黙りなさいッ! 私の、ナイショの、とっておきよ! 貴女の技にはお似合いなんじゃないかしら!」
 羅刹の言い分など知った事ではない。
 冬香は緋色に輝く浄化の炎を10と8つ浮かべ、羅刹目掛けて放ち炸裂させる。

「うん、プッツン来たね!激怒不可避っ! そっか、そっか。いちごはそっちのが好みなんだぁ、あたしなんかじゃなくて!!」
「えっ、待ってください、これは敵を惹き付けるための作戦でっ!?」
「どーせ、あたしは胸揉まれて、触手に絡まれて、大事なところ見られて押しつけられて、ファーストキスも捧げたのに見向きもされないんだね!」
 美弥子は燃え盛る嫉妬の炎でいちごと、ついでのように羅刹を攻撃する。
 今回の件だけでなく、色々溜まっていたらしい。

「私これ責任も関係もありませんよね?! 男女の痴話喧嘩に巻き込まないでくださいッ!!」
 羅刹は纏った法力による高速移動で炎を避けたり防いだりしつつも、二人の女の執念めいた攻撃を避け切れない。
「私巻き込んで攻撃されても仕方ないですね、ええ!」
「貴方も開き直ってるんじゃありません、あの娘達を止めてください! っていうか一緒の方向に逃げないでください!!」
 羅刹は高速機動で逃げ回るが、二人の炎で追い詰められていく。
 避ける先には何故かいちごがいる、というか多分美弥子が炎で一緒に追い詰めてるせいだ。

「すぅ……はぁ……うん、決めた」
 ゆのかはその惨状を前に、深呼吸して先程の恥ずかしい気持ちを切り替え。
「不埒な教義ごと……吹っ飛ばしちゃいましょう」
 ゆのかの目は、座っていた。
 普段穏やかなゆのかが見せる、羅刹としての本性だ。
「きゃっ、ゆのかさん?!」
 火の手から逃げるいちごを後ろから抱っこして抱え、反対の手で薙刀を構える。
「私のいちごちゃんに見惚れるのは良いけど……っ」
「見惚れてませんよっ!?」
「その不埒な教えと煩悩だけは……吹っ飛ばして来なさ~い!!」
 恋する一途な乙女は、大抵人の話を聞かない。
 振るった薙刀が逆巻く乱気流を巻き起こし、裾とか色々とかをめくれるが、スイッチ入ったゆのかはもう恥じらわない。
「薄布一枚の抑圧どうこうなら……それを抑える物も……要らないでしょっ!」
「だからなんでサラシを奪おうとするんですかぁ!? 私ぶらじゃあは免罪っていいました、っていうか奪ってませんよねッ!?」
「そんなのは詭弁ですっ、下着なんですから同じ事ですっ!」
 ゆのかは薙刀の切っ先で羅刹の谷間に引っかける。
 鬼の纏う衣だけあって簡単には断ち切れないが、羅刹は脱げそうになるのを必死に押さえている。

 ふよんふよんと柔らかく揺れ零れそうになる光景を見咎めた美弥子。
 『っていうか、さっきいちごに「大きい」とか、「綺麗な」とか言われてたよね?』と思い出す。
 羅刹も妖狐忍ほど圧倒的ではないが十分に大きく、サラシで押さえつけている分更にその戦力は高いだろう。
 一方は美弥子は、自分の胸元に目をやる。……ぷっつん。
「やっぱり胸か、胸なのか! どっちも死んでしまえっ!!」
「もはや八つ当たりですよねそれぇ!?」
「いちご諸共、最大火力で焼き殺すっ!!」
 二本目の理性の糸が切れ、更に激しく燃え盛る美弥子。
 いちごと羅刹目掛けて放たれる紅蓮の炎が無防備な羅刹に直撃する。
 いちごのほうはゆのかがしっかり守っていた。

「とりっ、あえっ、ず……ッ! 『いちご』なる者よ!」
「ちょっと! 気安くいちごの名前を呼ばないでよね!!」
 三人が怒髪天を衝いた元凶は、この妖狐のおのこ。
 がしっとゆのかの薙刀を掴み、ゆのかといちごを纏めて羅刹の怪力で持ち上げる。
「貴方がッ! この女子達の相手をしなさぁーいッ!」
 更に気合全開、渾身の力で思いっきり、できるだけ遠くへと投げつける。
 綺麗な弧を描いて飛んでいくいちごとゆのか。
 それを見た冬香と美弥子は、羅刹をほうって二人を追って行った。
「ね、いちご……あとでいっぱい、鎮めてよね?」
 投げ飛ばされながら甘ったるくいちごを見つめる、もう一人の羅刹……
 身内(ゆのか)のほうが、色々と危険だと判断したためだ。
 二人きりになんてさせられない。

「ぜぇ、ぜぇ……嵐の如しでした……鬼たるこの身に恐怖を感じさせるとは……
 女子の情念、恐るべし……」
 ほぼ痴話喧嘩に巻き込まれた形の羅刹は、色んな意味で削られつつ、がっくりと膝をつくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
「素敵なお姉様が下着を脱がせてくれると聞いて。
はしたないかも知れないけど……私、貴女みたいな人が好き。
下着だけと言わず…… 心も、奪って……❤」

ワンピースを脱ぎ
夜魔の衣と下着だけの裸マント姿で【誘惑】
ちなみに下着は桃色。
下着を脱がされたら抱きついて【吸血】

「あるがままの姿って、恥ずかしいけど 気持ちイイ……♪」
「私にも、貴女を頂戴……❤」

振り解かれたら【呪詛】を唱え、その苦しみで動きを鈍らせ
服を脱いで加速した『シーブズ・ギャンビット』の【2回攻撃】で
邪魔な防具の紐を切り裂くと共に叩き落し
【盗み攻撃】でズボンを奪うわ!

「貴女のズボンは美味しくいただくわ♪
代わりに、私のパンツを穿いてもイイわよ❤」



 そして現れたのは、美しいツインテールの美少女、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の姫君・f10671)。
「素敵なお姉様が下着を脱がせてくれると聞いて」
 間違ってないけど間違ってる。
「はしたないかも知れないけど……私、貴女みたいな人が好き。下着だけと言わず…… 心も、奪って……❤」
 ドゥルールは甘い声で囁きながら、ワンピースを見せつけるように脱ぎ捨てる。
 纏ったのは夜魔の衣と桃色の下着だけ。裸マント姿で羅刹を見つめて誘惑する。
「そ、それを脱がしたらイケナイのでは!? 別に裸になれってことではないのですよ!?」
 胸はぎりぎり隠れているが、ぱんつを脱がせたら流石に隠しようもない。
 羅刹は顔を真っ赤にしながらも、ドゥルールの身体を見つめているのを感じる。
「ふふ、恥ずかしいけど 気持ちイイ……♪ 私にも、貴女を頂戴……❤」
「あっ、ちょっと待ちなさっ、はぅっ!?」
 ドゥルールはしなやかな手足で絡みつくように抱きつく。
 羅刹の首筋に熱っぽい吐息を吹きかけながら、かぷっと牙を突き立て噛みつき、ちゅっとキスするように吸い……痛みとは違う感覚を与える。

「んっ、んんっ……っ!!」
「ふふっ、お姉様ったら、可愛い……♪」
 血を吸われる羅刹は頬を赤らめながらドゥルールの身体にしがみ付くようにぎゅぅっと抱きしめてくる。
 傷口から溢れた血を舐め取るように首筋に舌を這わせ、弄ぶように傷口に舌先で苛める。
「つぅ、ぁ……っ!」
 痛みだけではない、味わったことのない感覚に震える羅刹が不安げに抱き付く。
 が、くっついていてはその感覚を与え続けられる事にようやく気付いた羅刹は、ばっと押し退けるように突き飛ばす。
 思ったより味わわせて貰ったが、振り解かれるのも承知の上。同時に仕掛けていた遅延の呪詛を刻む。

「お、おのれ……っ! 血を吸う魔性の類いであったか……!」
「うふふ、血を吸われる感触はどうだったかしら?」
「全然気持ちよくなんてなかったです!! 敵として遭わなければ、一晩お願いしてたかもなんて思ってません!!」
 呆れるくらいあからさますぎて、逆に素直な返答だ。
「まだこれだけじゃなくってよ。……――『シーブズ・ギャンビット』」
 限界まで脱いで身軽になったドゥルールの高速の一撃。
 翻ったマントから羅刹に色々見えてしまうが、見られても気にしないドゥルールと反対に、目を奪われて硬直する羅刹。
 色香で惑わされるならむしろ好都合。
 完全に急所を突かれた、と思った羅刹だったが、その身に傷は付いていない。
「しまっ、……っぁあああっ!?」
 加速した二連撃は、羅刹の――防具の留め具を外す。
 いや、斬られたのは袴の紐であり、ある意味急所だが。
 ずるっと落ちたズボンを剥ぎ取られ、残ったのは前垂れ一枚。

「貴女のズボンは美味しくいただくわ♪ 代わりに私のぱんつを穿いてもイイわよ❤」
「ちょっ、ちょっと待ちなさい、『美味しく』ってなんですかぁ!? っていうか私の袴持ってかないでぇ!?」
 羅刹は衣を奪い取られる気持ちを味わいつつ、更に良からぬことに使われる予感に顔を真っ赤にし……
「それでも……! それでも、譲れぬのです……!!」
 ドゥルールが去り際に自ら脱いで羅刹の顔に投げつけたぱんつを握りしめ、わなわなと震えるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルテミス・カリスト
「うう、こんな恥ずかしい目に遭わされるなんて……
こ、こうなったら、早く親玉を倒してお家に帰ります!
正義の騎士アルテミスの一撃、受けてくださいっ!」

上半身はボロボロの服(ブラなし)、下半身は手拭い(はいてない)という恥ずかしい格好で、
涙目になりながら女僧兵に大剣を向けます。

「この一撃で一気に決めますっ!」

【渾身の一撃】で、ここまで恥ずかしい目に遭わされてきた恨みを晴らすように、全力の一撃を放ちます。

ですが、この技は諸刃の剣。
当たれば威力は大きいのですが、避けられたときに自分が無防備になってしまうのです。

「やっ、これ以上攻撃されたらっ!?」

攻撃を避けられ、最後の一枚まで剥ぎ取られてしまうのでした。



「うう、こんな恥ずかしい目に遭わされるなんて……」
「全く、どうしてこうなったのでしょうね……?」
 上半身はボロボロの服に南半球が覗かせ、下半身はタオルを巻いただけの上にはいてないアルテミス。
 上半身は何度も脱がされたり焼かれたりでボロボロになったサラシに、下半身は前垂れのみで後ろから見るととても危険な、はいてない羅刹。
 正義の騎士と、悪の親玉であるはずの二人は、今この時だけは同じ気持ちを抱くのだった。

「こ、こうなったら、早く親玉を倒してお家に帰ります! 正義の騎士アルテミスの一撃、受けてくださいっ!」
「いいでしょう! 流石に私も懲りました! 色仕掛けこわい! でも私とて譲れぬ者はあるのですッ!」
 ここまで散々お約束展開によって、恥ずかしい格好にされたアルテミスの力は、決まれば全てを逆転させる力を秘めている。
「この一撃で一気に決めますっ!」
 アルテミスは涙目になりながらも、ここまで恥ずかしい目に遭わされてきた恨みを晴らすべく、大剣を掲げる。
 全身全霊、聖なる大剣に正義の騎士の誓いと誇りを込めて今一撃必殺の――。

「って、そんなに振り被ると胸! 胸のアレが見えるんですけど、貴女も誘惑ですか!?」
「なななっ、何を言ってるんですかぁ!? 騎士は誘惑なんてしませんっ!」
 警戒し真っ赤になる(が、その目はばっちりアルテミスの胸の先を見ている)羅刹の言葉に、アルテミスは固まる。
 恥ずかしさが更に爆発して振り下ろしたそれは正に大地を揺るがす一撃だったが……集中が殺がれ手元が狂い、ギリギリの所で外れる。

「何かとてもズルい気もしますが……隙ありです!!」
「やっ、これ以上攻撃されたらっ!?」
 攻撃直後の隙だらけのアルテミスは足払いで更に姿勢を崩され、倒れ込む所へ薙刀が振るわれる。
 羅刹の狙いはアルテミスの心臓……というかさっきガン見してた胸のところ。
 はらり、と断たれた布がアルテミスの胸から落ち……地面に倒れ伏す。

「正義の騎士アルテミス――惜しい者を失くしました。出逢い方が違えば、良き友となれたことでしょう……なんか、同じ属性っぽいですし」
「死んでませんよ?! っていうか同じ属性ってなんですか!」
「自爆属性、ですかね……? あっ」
 アルテミスが聞き捨てならないセリフに胸を庇いながら起き上がる。
 その勢いで結び目が解けて落ちる、正真正銘最後の一枚。
 ――完全無防備になってしまったアルテミス。

「い、いやぁああああ!?」
 一糸纏わぬ姿になったアルテミスは羞恥で真っ赤になりながら、グリモア猟兵の元まで全力で駆けるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

緋月・透乃
こいつがぱんつコレクターのボスだねー。あれ、違ったかな?まあいっかぁ。
うーん、ぱんつを否定する割には、腰に色々装備してない?本当はぱんつが必要だけど重装備にして誤魔化してない?大丈夫?
あとさらしだとさー、おっぱいおさえられて小さく見えると思うんだよね。やっぱりおっぱいは大きく見せてこそだよ!さっきの妖狐みたいに!
まあそんなわけで特に魅力も感じないからささっと殺そ!

狙いはもう単純に怪力生かした捨て身の罷迅滅追昇で速攻をかけるよ!
打ち上げだから体にダメージ与えつつ、腰回りの服や装備もぶっ壊せるといいね。
股間丸出しになった時の反応がちょっと気になるからねー。



「こいつがぱんつコレクターのボスだねー。あれ、違ったかな? まあいっかぁ」
「違います蒐集家じゃありませんよ! 流さないでください?!」
 透乃の認識に必死に否定する羅刹を、透乃はまじまじと見つめる。
 袴は脱がされたものの、鎧の腰当てや前垂れは健在だ。
「うーん、ぱんつを否定する割には、腰に色々装備してない? 本当はぱんつが必要だけど重装備にして誤魔化してない? 大丈夫?」
「大丈夫です!! 誤魔化しじゃありません、ていうか袴さえ穿いていればぱんつなんてなくても問題ない……って言うのに、なんでその袴とかサラシとかを皆して脱がせようとするんですかぁ……!」
 散々脱がされて、羅刹はメンタルのほうにダメージ入ったのか、泣き言めいてきた。
 しかし同情する余地はない。因果応報だ。

「あとさらしだとさー、おっぱい押さえられて小さく見えると思うんだよね。やっぱりおっぱいは大きく見せてこそだよ! さっきの妖狐みたいに!」
「貴女も脱がす気ですか?! というかあの妖狐達は些か規格外でしょう、貴女もですけれど!」
 羅刹は胸を庇う。が、透乃としては興味ない。
 妖狐や透乃自身と比べれば、些か小粒だ。流石に比較対象が悪いが。
「いや、別に? あんたには特に魅力も感じないから、ささっと殺そ!」
 透乃は軽く明るく言って見せ、左肩を前に、斧を後ろに構える。
 見た目からも明らかな、突撃する気満々の素直な戦闘スタイル。

「……いいでしょう、最後は真っ向勝負ですね! 私とて尚武の羅刹。乗りました!!」
 さっきと似た流れ、というかフラグ体質な羅刹。
 透乃が狙うのは肩での突撃、ショルダータックル。
「ぐっ……! なんのこれしきっ!」
「こっちが本命だよ! 『罷迅滅追昇』!!」
 タックルで姿勢を崩した羅刹目掛け、引きずるように構えた斧を振り上げる。
 勢いを殺さず、身体を軸に速度と重さをそのまま威力に変え――。
「きゃあああ!?」
 振り上げた斧が巻き起こした風が前垂れを捲りあげ、更に防具まで破壊する。
 元より狙っていた透乃の視線が、晒されたはいてない部分をばっちり捉え、耳まで真っ赤になる羅刹。

「やっぱり丸出しは恥ずかしいんだ。なら穿けばいいのに」
「くっ……! それでも……ッ! はいてないほうが正義なのです……ッ!」
 気になっていた点も解けた透乃は、トドメの一撃を放つ。
 蛮族戦士の力が鬼の力を上回り――そして、消滅していった。

 こうしてサムライエンパイアで起こった珍事は、また一つ猟兵達の活躍によって解決されたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月22日


挿絵イラスト