チョコに込めた想いを喰らい
#UDCアース
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「今年はなんだか生徒が多いですね」
「ええ、こっちもやりがいがありますよ」
UDCアースに存在する、とある料理教室。
そこには来月に迫るバレンタインデーに向けて、お菓子作りを学ぼうと集まった女性たちが意気込んでいた。
夫に、恋人に、想い人に。
年齢も、相手との関係もそれぞれ違うが、その思いは一つ。
少しでも美味しいチョコレートを、渡したい。
「あ……!」
そんな中で、一人の女性が湯煎中のチョコをひっくり返し、隣の少女にかけてしまう。
「ご、ごめんなさい! 大丈夫!?」
「……?」
女性が慌てて声をかけるが、少女は黙って首を傾げるのみ。
とにかく拭かなければと、タオルを持って少女の肌へと触れた、その瞬間。
「あつっ! え、なに、これ?」
タオルがなんの抵抗もなく溶け、持っていた手の平が焼けただれる。
あまりの状況に茫然自失となった女性は、目の前の少女が、こちらへ抱きつこうとしていることにも気づかなかった。
教室の至る所で、女性達の悲鳴が上がる。
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「まだ一ヶ月ある、そんな風に思っていると、すぐに過ぎちゃうものだよねーっ」
エスペラ・アルベール(元気爆発笑顔の少女・f00095)は、にぱっとした笑顔で猟兵達を迎えると、早速事件の説明を始める。
「今回事件が起きたのはUDCアース。とある料理教室で、バレンタインに向けてチョコを使ったお菓子作りを教えていたみたい」
少し気は早いかもしれないが、少しでも練習をして腕前を上げておきたいという、健気な想いだ。
されど、その授業の最中に事件は発生する。
生徒として紛れていた何人もの少女が、突然不定形なスライム状に変化。側にいる人間を次々と溶かして喰らうという、凄惨な物になるという。
「この少女達の正体は、邪教団の生み出した人工生命体。人を捕食しては、その魂を邪神に捧げる供物にしているらしいんだ」
幸いにして、この事件が起きる前に邪教団のアジトを突き止めることができた。
そこで、敵に先んじてアジトを強襲、この人工生命体と邪神、両方の殲滅をお願いしたい。
邪教徒も複数名いるようだが、そちらは猟兵に危害を加えられるほどの力は持たない。UDC組織に任せてしまって問題ないとのこと。
「人工生命体の方だけど、猟兵の身体を溶かすほどの消化力は出せないみたいだね」
つまり? と問う猟兵へ、エスペラは顔を赤くして目を逸らしつつ。
「その、服とかだけ溶かす、っていうアレ……」
一部の男性猟兵が、ガタッ、と音を立てて立ち上がり、女性猟兵の冷たい視線を受けて着席する。
空気を変えるように、エスペラは少し大きく咳払いをして。
「事件を解決できたら、料理教室でお菓子作りができるってさ! 来月に向けて、興味がある人は参加してみるといいかもねっ!」
芳乃桜花
冬ってイベント多いですよねー。みなさんこんにちは、芳乃桜花です!
今回は教団のアジトに強襲をかけて、不定形少女の集団と戦闘が始まったところからシナリオ開始となります。
その後、邪神との決戦、見事勝利できれば、料理教室でお菓子作りの開始です。
バレンタインに向けたチョコ作りと書いていますが、特に種類には制限をかけておりませんので、作りたい料理やスイーツがあれば、ご自由に。
戦場はとある郊外の地下、十分な広さと強度がありますので、範囲攻撃とかも遠慮なくどうぞ。
邪教徒が周りにいますが、猟兵に対しては何もできないので放っておいて問題ありません。こう、服がアレしちゃった時のリアクションが欲しい方などはお使いください。
第三章では、プレイングに書いて頂けた場合に限り、エスペラを同行させることができます。人懐っこい子なので、話し相手が欲しい時などにお呼びください。
第1章 集団戦
『不定形少女』
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POW : あたまはこっちにもあるよ
自身の身体部位ひとつを【自分が擬態している少女】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD : みんなとかしちゃうよ
【触手状に伸ばした腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【衣服を溶かす溶解液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : いっしょになろうよ
【全身を不定形に変形させて】から【相手に抱きつくために伸ばした身体】を放ち、【少しずつ溶解させていくこと】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:透人
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
彩波・いちご
【恋華荘】の美弥子さんとペアで
チョコづくりですか…もうそんな季節なんですねぇ
寮生も増えたことですし、今年は私もかなり作らないとですねぇ(注:男子)
そんな想い踏みにじるのは許せませんっ
不定形少女が現れたら【フォックスファイア】で、美弥子さんの炎と連携して攻撃です
服の犠牲は多少は我慢(性別わからない程度には残るはず)
って思ってたら、美弥子さんが捕まって
「今助けますっ」
美弥子さんについた不定形を炎で追い払い引き剥がして、美弥子さんを抱き寄せて…手になんだか柔らかい感触がふにふにと
気付いたら溶けて露になった美弥子さんの胸を掴んでたり
「ノルマとかじゃないですからー?!」
またやっちゃったので平謝りです
高原・美弥子
【恋華荘】いちごとペアで参加だよ。
チョコ作り、バレンタインかぁ(ちらっちらっと、いちご気にして)
まぁそうだね、料理教室襲われないように今此処で叩いておかなきゃね。
あたしの血は炎になって燃える【ブレイズフレイム】、不定形少女だろうと燃やしちゃえば関係ないよね!
って、捕まって服が!?胸元が溶けるっ!
あ、いちご。助けてくれてありが……ねぇ、依頼に行く度にあたしの胸を揉むっていうノルマでもあるのかな?ねぇ?(怒った笑顔でずいずい迫る)
もー!毎回毎回、いい加減にしてよー!こんなんだから、あたしは胸揉まれ&炎オチ担当だって言われるんじゃないっ!こうやって揉まれたりして怒って全部燃やすからさー!
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「チョコづくりですか……もうそんな季節なんですねぇ」
教団アジトの入り口、そこで、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は来たるバレンタインに想いを馳せる。
「寮生も増えたことですし、今年は私もかなり作らないとですねぇ」
彼が管理人を務める寮、恋華荘の住人達にも美味しいチョコを渡さなくてはと。そして、同じような想いを持つ女性達を犠牲にはできないと、気合を入れた。
なお、彼は男性である。
その横で、チラチラといちごの様子を気にしているのは高原・美弥子(ファイアフォックスのファイアブラッド・f10469)。
「料理教室襲われないように今此処で叩いておかなきゃね」
平静を保ちながらも、その心は隣にいる彼が気になり仕方のない様子。
一度、大きく深呼吸をして心を落ち着かせ。
互いに顔を見合わせ頷くと、タイミングを合わせて教団内部へと突入する。
「そこまでです!」
「なんだ、お前たちは!?」
「わざわざ答えてあげない!」
声を上げたいちごに注目が集まった隙に、美弥子が自らの血を炎と化して不定形少女達へと放った。
突然の襲撃に混乱する邪教徒達には構わず、いちごも続いて狐火を繰り出し炎を重ねていく。
スライム状のその身体には、物理よりも炎の方が有効だろう、という二人の考えは正しく、炎を受けた少女達はその身を溶かし、崩れ去る。
「くそ、敵だ! 反撃しろ!」
「わわっ!」
しかし、敵の数は多い、邪教徒の命令を受けて、炎の影響範囲から外れていた不定形少女達がいちごへと腕を触手状に伸ばし、その先から溶解液を放つ。
それはいちごの肩口の服を溶かすが、事前の情報通り、その肌には影響を及ぼしていない。
これならば、服さえ我慢すれば問題ない。いちごがそう考えると同時に、背後で悲鳴が上がる。
「きゃあ!?」
「美弥子さん!」
振り返れば、物陰に潜んでいた不定形少女に捕まり、溶解液をかけられる美弥子の姿。
その胸元の服が、先程のいちごの服と同様に少しずつ溶かされていってしまう。
憎からず想う相手の前で、肌を晒される羞恥に美弥子の顔が朱に染まる。
「今助けますっ」
美弥子の危機にいちごは即座に反応し、狐火を放ち不定形少女を美弥子引き剥がすと、その身体を抱き寄せ、ふにょんとした感触で無事をたしかm……ふにょん?
「いちご、助けてくれてありがと……ねぇ、依頼に行く度にあたしの胸を揉むっていうノルマでもあるのかな? ねぇ?」
礼だけは忘れず、それでも怒りの込もった笑顔で、自らの露わになった胸に触れるいちごへと美弥子は迫る。その周囲は、彼女の身体から溢れ出た地獄の炎が燃え上がっていた。
「ノルマとかじゃないですからー?!」
「もー! 毎回毎回、いい加減にしてよー! こんなんだから、あたしは胸揉まれ&炎オチ担当だって言われるんじゃないっ!」
不運にも近くにいた不定形少女達が、その炎に巻き込まれて溶け消えていく中で、いちごはただ平謝りを繰り返す。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リリウス・テイケー
「Oh! スライムガーール!?」
Yeahhhhhhhhhhhh!
おっと、つい変な口調になってしまった。
アニメマンガゲームで見かけたスライムに感銘を受け、スライムについて色々と調べ学んでいるところだが!
こんな可愛い姿のスライムに出会える機会が訪れようとは!
「うへへへへ……色々と教えてもらおうか……調べさせてくれ……」
なお、発言者は32歳の男性である。
というわけで【バウンドボディ】で触手を伸ばしてスライムガールとイチャイチャしたい。
判定は大失敗上等、他の人から間違えて攻撃されるもアリ!
あ、からくり人形は魔術師イメージな紫のローブでフードを被り、仮面で顔を隠している恰好でお願いします。
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「Oh! スライムガーール!? Yeahhhhhhhhhhhh!」
不定形少女達へと、リリウス・テイケー(自称悪くないスライム・f03261)興奮した叫び声が響き渡る。
様々なポップカルチャーで目にするスライムに感銘を受け、様々なスライムについて調べてきた彼にとって、目の前に現れたスライム状の少女という存在は、興奮するのも無理はないことだろう。
「うへへへへ……」
そう、無理はない。
「色々と教えてもらおうか……」
ことではあるのだが。
「調べさせてくれ……」
32にもなる男性が、少女の姿をした存在ににじり寄りながらする発言としては、間違いなくアウトであった。
邪教徒の一部も、自分達がどういう組織かも忘れ、警察へ通報すべきか悩みだしている。
しかし、リリウムはそんな周りの反応など知ったことかとばかりに、自らの身体に強い伸縮性と弾力性を付与させると、自分を運んでいたからくり人形から飛び降りて不定形少女の懐へとぽすりと収まった。
ブラックタールのその身体を活かし、少女の身体に纏わりつくリリウム。
「うへへ、大丈夫、ちょっと調べるだけだから、痛くないから」
人工生命体でも嫌な物は嫌なのか、溶解液を出して振り払おうとしているが、その体を溶かすには至らない。
「うへへへ……!」
リリウムがその探究心を満たそうと、更に少女へ手(?)を伸ばそうとしたその時。
「げふっ」
「あ、ごめん!」
別の猟兵が放った流れ弾が、彼の身体を吹き飛ばした。
成功
🔵🔵🔴
東雲・ゆい
うんうん。嫌な事件はどんどん潰していかなきゃね!
わたしも頑張るよ~!
でも倒しちゃう前に一つだけお願い!
スライムの女の子とイチャつきたいです
スライムの女の子とイチャつきたいんです!(迫真)
てわけで~わたしからスライムさんにぎゅって抱きついちゃうの♪
ひんやりしてるのかなぁ~ぷにぷにかなぁ~
きゃ~~♪って喜んじゃう~!
でもでも倒さなきゃいけないから
優しく★甘えんぼキッスして生命力を吸っちゃうの~
服も溶けちゃってるから、身軽になってるよね
逃げようとしても離さないで、どんどんやっつけちゃうよ~!
あ、わたしの動きが封じられちゃったらちょっとピンチ?
でもいいよ♪
【恥ずかしさ耐性】あるから平気だもん♪
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「きゃ~~♪」
少女の悲鳴……否、歓声が上がる。
そちらへ目を向ければ、東雲・ゆい(それ以外の何か with グリモア・f06429)が不定形少女の一体へと、自ら抱きついているところであった。
彼女は今回の事件を防ぐために、力の限り頑張る心積もりである。
だが、その前に一つだけ、どうしてもやり遂げねばならないことがあった。
(スライムの女の子とイチャつきたい)
……本当にやらねばいけないことだろうか。
(スライムの女の子とイチャつきたいんです!!)
二度言われた。
ともあれ、ゆいは不定形少女の一体に抱きつき、そのひんやりぷにぷにとした感触に目を細めながら、至福の表情を浮かべる。
元々年齢に対して露出過多気味の服が溶け落ちていくが、それを気にする様子もない。
抱きつかれている不定形少女が、どうすればいいの? と助けを求めるような視線を邪教徒に送るが、揃って視線を逸らされる。少し悲しそうな表情になった。
「よそ見しちゃだーめっ★」
そんな不定形少女の頬へ手を添えて、ゆいは優しく口付けた。
突然の行動に驚愕の表情を浮かべる少女の身体が、一度大きく震え、そのまま崩れ落ち、地面へと溶け消えていく。
ゆいのユーベルコード、甘えんぼキッスによって生命力を吸われたその身体を、人工生命体は維持できなかったのだ。
少し名残惜しそうにしつつ、ゆいは残る不定形少女へと駆け出していく。
その足を止められる者は、存在しなかった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『牙で喰らうもの』
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POW : 飽き止まぬ無限の暴食
戦闘中に食べた【生物の肉】の量と質に応じて【全身に更なる口が発生し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 貪欲なる顎の新生
自身の身体部位ひとつを【ほぼ巨大な口だけ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ : 喰らい呑む悪食
対象のユーベルコードを防御すると、それを【咀嚼して】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
イラスト:もりさわともひろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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猟兵達の攻勢に、邪教徒達はアジトの奥へと逃げ出した。
人工生命体が勝てなくとも、自分達には神様がついている。
神の力ならば、何人たりとも敵ではない。
そう信じ、彼らはアジトの奥へと繋がる扉を開けて。
『GRuuuuuu!!!』
奥から飛び出してきた巨大な「口」に、その命を喰らわれる。
「ひ、ひぃぃぃ!?」
「な、なぜ我々を、た、助けて……!」
仲間の死に怯え、腰を抜かす邪教徒達を後方へ放り投げながら、猟兵達は邪神の前に立ちはだかる。
なんかさっきまでより空気がシリアスだ! ただプレイング次第じゃどんな風にでもできるぞ! 負けるな、猟兵達!
シル・ウィンディア
邪神なんだし、そりゃ、そうなるでしょ…
だって、別にあなた達に力を与えるのが仕事じゃないはずだからね
とはいえ…
自業自得とはいえこのままにしておくわけにはいかないよね
さ、それじゃ、始めましょうかっ!
…シリアスでいいんだよね?
と、とりあえず、光刃剣を二刀流に構えて…
フェイントを混ぜつつ、壁を使っての三次元機動で翻弄していき
そこから、攻撃を仕掛けていくね
大型の敵だから、ヒット&アウェイで行動を重視
敵の攻撃は、見切りや第六感の回避優先で
万が一は光刃剣とオーラ防御で被害を防ぐよ
相手がこっちのユーベルコードをコピーするなら…
エレメンタル・ファランクスで攻撃するよ
コピーされたら
もう一回、相殺する様に撃つねっ!
リリウス・テイケー
やれやれ、至福の時間というのは過ぎるのが早いものだ……
「おっと、キミたちに死なれては困る」
あのスライム娘たちについて色々と聞きたいことがあるからな。
主に作り方とか!
というわけで私は邪教徒の救助といきますか。
【バウンドボディ】の触手でキャッチアンド確保。
「溶かしたりしないから安心してくれたまえよ」
弾力で少しはダメージ軽減できるだろうし、必要なら庇いもしよう。
私自身を人形に投げさせて仲間を助けに行ったり、隙を見て体当たりで攻撃できるかもしれないね。
そういえば先ほど聞こえてきた声からして、見知らぬ同志がいるようだな。
うまく連携できればいいなと勝手に思っている。
●
「おっと、キミたちに死なれては困る」
邪神に狙われた邪教徒達の首根っこを引っ掴み、リリウスはその伸縮性に富んだ身体で次々と後方へと投げ送る。
「た、助けてくれるのか?」
「キミたちには、あのスライム娘たちについて色々と聞きたいことがあるからな」
主に作り方とか。
自身の願望を言外に隠しつつ、リリウスは自分の身体をからくり人形に委ね、邪神の隙を伺う。
自分達の信仰していた邪神に襲われ、敵対者だと思っていた者に救われ、戸惑う邪教徒達を呆れた表情で眺めるのはシル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)。
「そりゃ、こうなるでしょ……だって、別に邪神はあなた達に力を与えるのが仕事じゃないはずだからね」
シルの言葉に、邪教徒達は呻く。
確かに、彼らが一方的に信仰して呼び出しただけで、邪神側から何か恩恵を与えると言ってきたわけではない。
神は信仰者に救いを与える、などというのは、それこそ人間の価値観に基づいた勝手な妄想にすぎないのだ。
「まあ、自業自得とはいえ、このままにしておくわけにはいかないし……それじゃ、始めましょうかっ!」
気合を入れて、二振りの光刃剣を構え―――、
からくり人形に持たれながら、ぷるぷると意気込むリリウスの姿が目に入り、先程の戦闘の光景が脳裏に浮かぶ。
(……シリアスでいいんだよね?)
誠心誠意努力します。
ともあれ、気を取り直してシルは邪神へと斬りかかる。
自らに害なす少女を喰らわんと、邪神はその巨大な口を開くが、それが閉じる頃にはシルは既にそこにいない。
壁を蹴りつけ、宙を飛びながら振るわれる二刀の刃に、邪神の身体が傷つけられていく。
そのまま背後を取るように着地し、その身に満ちた魔力を集中させる。
「エレメンタル・ファランクス!」
放たれたのは、四属性の複合魔力砲撃。
火・水・風・土、それぞれの属性を持った魔力の渦が、邪神へと目掛け迫り。
『GRuuuuu!』
その巨大な口に、喰らわれる。
一度閉じた口を開けば、その中に発現するのは、たった今シルが放った物と寸分違わぬ魔力砲撃。
自身の魔法をコピーされ、それでも少女は焦りを見せず、更に詠唱を重ねていく。
このまま、互いに相殺されるか。
邪教徒達のそんな考えを否定するように、高速で飛び込んでくるスライム状の影があった。
「そうはいかないな!」
自らの身体を、からくり人形に投げさせたリリウスである。
投擲された彼は、そのまま邪神の身体へと体当たりをかまし、体勢を崩させる。
「今だ!」
「―――我が手に集いて、全てを撃ち抜きし光となれっ!!」
リリウスは即座にその場から離脱、直後に放たれた、二度目となるシルの魔力砲撃が、邪神の身体を大きく吹き飛ばした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
彩波・いちご
【恋華荘】の美弥子さんと
「さっきはすみません…」
胸部が露になってる美弥子さんの方は見ないようにして、先程の事を謝りつつ、駆け付けます
「服の事もありますし、無理はしないでくださいね」
気遣いつつ私は【フォックスファイア】で攻撃開始します
美弥子さんとの連携で炎を出しつつ、隙をみて触手召喚
「大丈夫、今度こそきっと…!」
暴走なんかさせません(フラグ
【異界の抱擁】で敵を縛り付け
「今です!」
美弥子さんの攻撃につなげます
…と、これで終わればよかったんですが
その後やっぱり触手が制御を外れて美弥子さんに絡みついて
隠せなくなった胸を見てしまったり…
「すみません、今助けますから…」
助けようとしてお約束になったり(?
高原・美弥子
【恋華荘】のいちごと引き続き。
うー、胸元が完全に溶けて胸丸出しというR18みたいな状態だけど、片手で胸隠して邪神相手にするとか縛りプレイで戦闘もキツイなぁ!
この邪神相手でも鉄塊剣や妖刀で斬りつけるよりは炎のが効果的そうだね。
そもそも片手で胸隠しながら剣振り回して邪神と戦うとか無理だしね!
血の炎の【ブレイズフレイム】で、いちごの炎と連携して攻撃するよ!
あ、この呪文は……毎回暴走してる触手だぁ(遠い目)
い、今のところは暴走しないで敵拘束できてるね!嫌な予感しかしないけど、今のうちに全力の炎で燃やしてやる!
あ、あっー!やっぱり暴走してこっちにくるー!?
両手両足広げるなー!胸とパンツが丸見えにっ!?
●
大きくダメージを受けた邪神へと、すかさず追撃をかけたのはいちごと美弥子。
不定形少女との戦いでも見せた地獄の炎と狐火のコンビネーションは、邪神相手にも有効打を与えられている。
しかし、二人の動きは先程と比べてイマイチ優れない。
それもそのはず、美弥子は服を溶かされ露わになった胸を隠すために片手が塞がり、いちごもそちらを見てはならぬと、視界を十全に使えていない。
必然、放たれる炎は邪神を焼き尽くすには幾分か足りず、その炎を振り払われて、邪神の反撃が二人に迫る。
「くっ、こうなったら!」
「あ、この呪文は……」
一旦距離を取り、いちごが初めた詠唱を聞いて、美弥子は遠い目となった。
大量の異界の触手を召喚するその呪文、それは強力無比な力であるが、なぜだか毎度の如く暴走しては、周りにも被害が出てしまうのだ。
「大丈夫、今度こそきっと……!」
「その自信はどっから来るのかな?」
半ば諦めている美弥子の思いとは裏腹に、いちごの呼び出した触手は、狙い違わず邪神を縛り付ける。
「美弥子さん、今です!」
「え、あ! い、今のところは暴走してないね!」
思わぬ成功に、一瞬肩透かしを食らったような表情を浮かべ。
それでもなぜだか嫌な予感が全く消えない中、美弥子は動きの取れない邪神へ全力の炎を放つ。
そのまま焼き尽くせるかと思ったその時、いちごの制御が、僅かに乱れた。
「あ、あっー! やっぱり暴走してこっちにくるー!?」
制御の乱れた触手は僅かであった。だが、その制御を戻そうと慌てた結果、連鎖的に他の触手もいちごの制御から外れていき、触手は消滅間近の邪神を解放し、あろうことか美弥子目掛けて迫り、その身体を拘束する。
「ちょっ! 手も足も、今はマズイから!」
本当に制御されていないのか、触手達は連携して美弥子の手足を取り、ぐいぐいと引っ張っていく。
このまま手のヴェールを剥がれてしまえば、その下には最早、彼女の胸を守る物はなにもない。
足の方にしても、開脚を強いられれば服がずり上がり、見られたくないその布が晒されてしまう。
「すみません、今助けますから……!」
慌てていちごが駆けより、触手から美弥子を助け出そうとはするが。
「わあ!?」
「い、いちごーーーー!!」
これも彼の運命なのか。
胸元にダイブされた美弥子の叫び声が、響き渡った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アイリス・ファル
「まあ、なんだか随分と混乱した状況のようですね。一体どちらを攻撃すればいいのでしょうか?うーん、どちらもですかね。」
【竜魂召喚】で切断に特化した刃竜と体当たりが得意な鉄竜を召喚しましょう。触手の方には刃竜を、牙で喰らうものには鉄竜の攻撃を向けましょう。鉄竜の頑強さならきっとあの大きな牙に噛まれたって傷一つつかないと思います。片方の邪神が片付いたら攻撃をもう片方に集中させます。
それとエリザに私の替えの服を持ってきてもらって美弥子さんにお渡ししましょう。あの格好は流石に恥ずかしいですよね、女の子としては。
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「まあ、なんだか随分と混乱した状況のようですね。一体どちらを攻撃すればいいのでしょうか?」
アイリス・ファル(人間のシャーマン・f04666)は弱った邪神と、暴走して召喚者共々巻き込んでいる触手を見比べて、首をひねる。
確かにUDCと触手は割と近い関係にあるし、悩むのも無理はないかもしれない。
どっちも攻撃するべきでしょうか。
彼女がそんな結論に達しようとしたその時、邪神は新たな獲物を喰らい、自らの力を蓄えようと、巨大な口を開いてアイリスへと飛びかかった。
鋭い牙が、少女の身体を噛み砕かんと閉じられる。その中心にいるアイリスは動こうとせず。
『GRuuu!?』
ガチリ、と。
鈍い音を立て、邪神の牙を受け止めた者がいた。
それは、鉄の体を持った竜。アイリスの竜の巫女としての力が喚んだ、竜の霊。
「どうか、弱い私と一緒に戦ってください」
巫女の願いに、鉄竜が応える。
振るわれる爪に、弱りきった邪神が対抗する術は最早なく。
自慢の牙ごと、その身体を砕かれ、暴食の邪神は、この世界から消え去っていった。
「エリザ、私の替えの服を」
邪神が消滅したことを確認すると、アイリスは小型の竜の霊体に頼み、服が色々と酷いことになっている猟兵達へと、自らの予備の衣服を差し出した。
(あの格好は流石に恥ずかしいですよね、女の子としては)
そんな思いを最後に、邪教徒のアジトは、完全に制圧されるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『みんなでチョコレート、作りませんか?』
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POW : チョコの大きさこそパワー! とにかく大きいのを作る
SPD : チョコは見栄えの良さで勝負! いろいろ芸風を凝らしたチョコを作る
WIZ : チョコは味で勝負! 板チョコを溶かして作るなんて手抜き。一から至高のチョコを作る
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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UDC組織の案内を受けて、猟兵達は今回襲われるはずだった料理教室へと訪れる。
教室にいる人たちは、自分達が命の危機だったことにも気づかぬまま、熱心にお菓子作りへと取り組んでいた。
本来いるはずだった不定形少女達の分、スペースも食材も十分に有り余っている。
それぞれが思うがままに、お菓子作りに励んでほしい。
河原崎・修羅雪姫
POW
チョコの大きさこそパワー! とにかく大きいのを作る
いよいよ私の出番が来たようねぇ。
この日が来るのを虎視爛々と狙ていたわぁ。
そう、私がこの第3章のフラグメントを考えた修羅雪姫よぉ(メタ)
宣言通り、大きなチョコレートケーキを作るわぁ。
そうね、ウエディングケーキくらいの大きさぁ?
自慢の黒髪が邪魔にならないように、髪型をアップにまとめて、
エプロンを付けて、製作開始!
板チョコ1000枚で材料が足りるかしらぁ?
サイボーグらしく(?)、
手首から先を高速回転させて素早くチョコを湯センでかき混ぜる。順調~♪
そんなにたくさん作ってどうするのかって?
旅団の皆に配るのよぉ!
●
(いよいよ私の出番が来たようねぇ)
眼前には積みに積まれたチョコの山。
自慢の黒髪をアップに纏め、筋肉質なその身をエプロンに包み。
(この日が来るのを虎視爛々と狙っていたわぁ)
河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)は、人より長いその舌で、気合十分とばかりに、ぺろりと唇を舐めた。
彼女が気合を入れている理由、それは。
(そう、私がこの第3章のフラグメントを考えた修羅雪姫よぉ)
ありがとうございます。
それはさておき、彼女は他の生徒が唖然とするほどに積まれたチョコの山を、片っ端から湯煎用のボウルに入れる。
普通ならばこれだけの量、対応が間に合うはずもない。
しかし彼女はサイボーグ、その手首から先を高速回転させる事によって、通常のそれより遥かに早い速度でチョコをなめらかにしていく。
手際よくチョコにその他材料を混ぜ合わせていき生地を作成、オーブンへと投入。
焼き上がった生地にチョコクリームでコーティングしつつ、生地を重ねていき……。
「こんなもんかしらぁ」
出来上がったのは、さながらウェディングケーキのような大きさのチョコケーキ。
思わず周囲から拍手が巻き起こる。
(旅団のみんなに、配らないとねぇ)
みんなは喜んでくれるだろうか、その光景を思い浮かべて、修羅雪姫は微笑んだ。
大成功
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アイリス・ファル
「チョコづくりですか。初めてですけど頑張ってみましょう。」
折角ですから、なるべく凝ったものを作ってみましょう。立体の竜を模したチョコレートを作ります。出来るだけ大きく、教室の天井に頭がつくくらいのサイズが作るのが理想ですね。それと、お料理をあまりしないので、火傷などの怪我を数度負うと思います。完成したら他の人にも味見をしてもらいたいですね。よろしければエスペラさんも是非食べに来てくださいね。
※アドリブなど、プレイング以外の行動もOKです。
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「チョコづくりですか。初めてですけど頑張ってみましょう」
そう意気込むのはアイリスである。
折角だから凝ったものを作りたいと、料理初心者にありがちな気合の入れ方をする少女に、先生や生徒も微笑ましい視線を向けていた。
その視線は、今や教室の天井付近に存在するチョコレート竜の頭に固定されている。
慣れない手付きで、そう、手付き自体は本当に慣れていないものだったのだが、これも竜の巫女としての資質の一端とでもいうのか、彼女は竜を模した立体のチョコレートを、みるみる内に作り出していったのだ。
周囲の人間が唖然とチョコレート竜を見上げている中、アイリス本人は火傷を負った指先を冷やしつつ、よろしければ味見してくださいね、と穏やかな笑顔で勧めている。
え、これ手を付けていいの? などと躊躇する周囲をよそに、見学にやってきていたエスペラが、端のチョコを取ってぱくりと口へ運んでいった。
「うんっ、美味しーっ! アイリス凄いっ、初めて作ったとは思えないよっ!」
ポニーテールを弾ませながらの言葉に、他の人たちも次々と手を伸ばしては、その味を称賛する。
「皆さんのお口に合って、なによりです」
そんな様子を、アイリスは笑顔で見つめていた。
大成功
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彩波・いちご
【恋華荘】の美弥子さんと
チョコつくり楽しみましょうか
美弥子さんはチョコづくりは大丈夫ですよね?
教える事ないのはちょっと寂しいですけど、自分のに集中できるのは助かります
出来上がったら試食しましょう
これでも【料理】スキルの持ち主なので、手際よく湯煎して溶かし、きれいに形を整えて作っていきます
寮の皆へのお土産に、多めに作りましょう
出来上がったら
「はい、美弥子さん、あーん」
くすっと悪戯っぽく食べさせてあげたり
んー、そこまで差はないというか、美弥子さんもよくできていますけどね
そのチョコ美味しそうですし、私も欲しいですよ?
あーんと口を開けてぱくっ
彼女の指ごと咥えてる気もしますけど
「うん、美味しいです♪」
高原・美弥子
【恋華荘】のいちごと参加。
チョコ作りかぁ。うん、普通に作れるよ。
よくあるギャグのように湯煎と言ってお湯の中にチョコを突っ込むような真似はしないからね!
うーん、まっ普通に出来たかな。
流石に焼き鳥のようにはいかなかったけど。
あむっ!?(試食中に、いちごにあーんされて驚いて口ぽかんと開いたところにチョコ入れられ)
……む、むむぅ、美味しい。いちごの方が形もいいし。くっ、なんか悔しいなぁ。
え、えぇぇ!?え、えーと(いちごに自分のチョコが欲しいと言われて、思わず深読みして慌て出す)
……は、はい。あーん(顔を赤くして顔をそらして、摘まんだチョコをいちごの口元に差し出す)
ふわぁ!?(指咥えられフリーズする)
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「美弥子さんはチョコづくりは大丈夫ですよね?」
「チョコ作りかぁ。うん、普通に作れるよ」
いちごと美弥子は、二人並んでそれぞれチョコを作っていく。
どちらも料理の腕は確かな物、危なげない手付きで順調に工程が進んでいた。
「ほら、湯煎と言ってお湯の中にチョコを突っ込んじゃったりとか」
「そんな真似しないからね!」
軽い雑談を交えながら、教える事がないということに、いちごが少し寂しさを感じつつ。
二人のチョコは無事に完成し、その出来栄えにも満足する。
(ま、流石に焼き鳥のようにはいかなかったけど)
美弥子はまだ向上の余地ありかな、と、自分の腕を評価するが、看板娘まで務めていたそれと比べるのは些か厳し目か。
いちごは手早く寮の皆へのお土産とする分を包むと、隣に立つ美弥子の分のチョコを手にして。
「はい、美弥子さん、あーん」
「え、あむっ!?」
くすり、と、悪戯っぽく差し出されたそれは、突然のことに驚き、ぽかんと開いたままで固まった美弥子の口に入る。
チョコの香りと甘みによって正気に戻り、しばらく口の中でその味を楽しむと、少し拗ねたように視線を逸らした。
「……む、むむぅ、美味しい。いちごの方が形もいいし。くっ、なんか悔しいなぁ。」
「んー、そこまで差はないというか、美弥子さんもよくできていますけどね」
いちごの言葉は本心からのものだが、それでもその僅かな差が、なによりいちごに負けているのが悔しいのだ、と。
そんな乙女心を知ってか知らずか、美弥子の作ったチョコを指して、言葉を加える。
「そのチョコ美味しそうですし、私も欲しいですよ?」
「え、えぇぇ!?」
自分の作ったチョコが欲しい。目の前の彼はそう言った。
この教室はバレンタインに向けて開かれたもので、つまりそこで作ったチョコが欲しいということは、そういう意味になるわけで。
「……は、はい。あーん」
実際にいちごがどこまでの意味合いを含めて言ったかは定かでないが、美弥子はいちごの言葉に顔を赤くし顔を逸らしながら、摘んだチョコをいちごの口元へと運んでいく。
それを、いちごはぱくりと口にして。
「ふわぁ!?」
「うん、美味しいです♪」
その感想はチョコに対してなのか、それともチョコごと咥えた彼女の指に対してなのか。
どちらにせよ、美弥子がフリーズから抜け出すのには、しばらく時間が必要だった。
大成功
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