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宇宙船奪還大作戦!

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●奪われた宇宙船
 スペースシップワールド。
 そこは、かつての銀河帝国との戦いで、住める惑星を失ってしまった人々が巨大宇宙船に分かれて暮らす宇宙世界だ。
 宇宙船内で自給自足はできる為、人々の生活に大きな支障はない。
 だが、この世界にも、オブリビオンの影が現れる。
 かつて、滅びたはずの銀河帝国が宇宙船を襲撃しているのだ。
 人々からも猟兵の存在は知られており、宇宙船の人々から十分に支援を受けることができる。
 彼らの力を借り、猟兵達は銀河帝国を討伐すべく活動を続けることになる。

 グリモアベースで情報収集していた猟兵の元へ、セレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)が駆け寄ってくる。
「ちょっといいかしら? お願いしたいことがあって」
 なんでも、スペースシップワールドにおいて、とある宇宙船内にオブリビオンとなった銀河帝国の集団が現れ、宇宙船の制御室のコントロールを奪ってしまったそうだ。
 このままでは、宇宙船内の人々が危うい。取り急ぎ、制御室のコントロールを奪い返す必要がある。
「とはいえ、制御室までの道は護衛や警備の兵士達がたくさんいるはず。まっすぐ向かうことはできそうにないわ」
 また、赤外線の警報装置や監視カメラなど、相手の制御システムが障害となる。これらの警備網をかいくぐり、なんとか制御室へと到達したい。
 到達さえすれば、宇宙船の人々と通信することでサポートを受け、コントロールを取り戻すことができるはずだ。
「それがまず第一段階ね。あとは、再度コントロールを奪いに来る兵士を撃退して……」
 交戦を続ければ、兵士を率いる帝国騎士が姿を現すはずだ。こいつを倒せば敵は統率を失うはずなので、それまでは交戦を続けて制御室を守り切りたい。
 一通り説明を終え、セレインは最後にこう告げる。
「皆の行く末に勝利があると、私は信じているわ」
 そうして、彼女は猟兵達を送り出すのだった。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。
 マスターのなちゅいです。

 今回の舞台はスペースシップワールド。
 帝国によって制御を奪われた宇宙船の奪還を願います。
 まずは、行動するのに不自由な為、
 護衛や警備の兵士達をやり過ごし、
 制御室に向かってコントロールを奪ってください。

 そこを取り返した後は、
 制御室を再度奪い返しに来る騎兵を蹴散らし、
 この船を奪いに来たボスと対面することになります。

 皆様のご参加、お待ちしております!
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第1章 冒険 『制御奪還作戦』

POW   :    護衛や警備を蹴散らす。敵の制御システムを力ずくで壊す。

SPD   :    護衛や警備を掻い潜る。敵の制御システムを技巧を凝らして壊す。

WIZ   :    護衛や警備の裏をかく。敵の制御システムを知恵を絞って壊す。

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エグゼ・エクスマキナ
敵の制御システムを壊すのなら任せろーバリバリー。
ユーベルコードでデバイスに悪性情報を仕込み、
敵の警備システムから逆流させる形で一時的にシステムをダウンさせようと試みる。

「ふふふ、壊すのなら任せろ。
そう言うの我、得意だ。」


清水寺・大牙
「宇宙に出ても争いがなくならんとはな…まぁメシの種が無くならないのは良いのか悪いのか」

【行動】
「POW」で対抗しよう
まずは邪魔な奴らを排除しろ、との事だからそいつらから排除しよう
目標は護衛の兵士だな
一気に距離を詰めて乱戦に持ち込み、切り伏せる

後々の事を考えて制御システムには手を出さずにおこう
取り返した後の復旧が面倒になる

警備システムは…攻撃系だけ壊しておくか



●宇宙船の制御を取り戻せ!
 スペースシップワールドのとある宇宙船。
 この船内へと猟兵達が乗り込み、銀河帝国に奪われた船の状況を確認して。
「宇宙に出ても、争いがなくならんとはな……」
 茶髪をオールバックにした、左目を通る傷が目を引く清水寺・大牙(人食い虎・f06778)は、この世界の実情に悪態を漏らす。
 とはいえ、メシの種が……傭兵としての仕事が無くならないのは良いのか悪いのかと、彼はしばし問答していたようである。
 そこで、モンキーレンチ型メイスを担ぐ、露出高めな褐色女性のエグゼ・エクスマキナ(エクスターミネーターソード・f00125)が楽しげに腕を振るって。
「敵の制御システムを壊すのなら任せろーバリバリー」
 言葉だけを聞けば、マジックテープ式の財布を剥がす音のようにも思えるが、バーチャルキャラクターである彼女は違う。
「充填!!(チャージ!!) 蓄積!!(チャージ!!)」
 近づいた敵の警備システムのデバイスから、エグゼは悪性情報を流し込んでいく。
「突撃!!(チャージ!!)」
 異質な情報は瞬く間に制御システムの毒となり、バグを……エラーを発生させてしまう。
 そうして、彼女は一時的に近辺のシステムをダウンさせることに成功した。
「ふふふ、壊すのなら任せろ。そう言うの我、得意だ」
 エグゼはどや顔で、揺れるほどの大きな胸を張ってみせた。
「何だ、今のは!?」
 だが、物理的な異変に気付く警備兵だっている。
(「警備システムはともかく、制御システムに手を出すつもりはなかったのだがな」)
 その状況に大牙は、取り返した後の復旧が面倒になりそうだがと嘆息するが、仕方ないと割り切って武器に手をかけていく。
 今は、向かい来る警備兵を殲滅するのが優先だろう。
「まずは邪魔な奴らを排除しろ、との事だからな」
 向かい来る兵士を排除すべく、一気に距離を詰めた大牙は複数の敵との乱戦に持ち込み、サムライブレイドを一閃させて纏めて切り伏せていく。
 ある程度、目につく敵を倒した彼はこの先、生きている警備システムは攻撃系のみ破壊をと考えつつ、仲間と共に制御室を目指すのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ミケ・ナーハ
護衛や警備を掻い潜ります♪

スタイル抜群のビキニ&ホットパンツ姿で
全ての行動が、かわいくてセクシーです♪

「ここからなら行けそうです♪」
『ミケの手裏剣コレクション』から苦無を取り出し
壁の隙間に差し込んで壁を登り
警報やカメラを避けて進みます♪
壁に密着した方が良い所は、豊満な胸がむぎゅっと
変形するくらい壁に体を押しつけます♪

壁を登るだけでは進めない所は【念動力】で
私の体を持ち上げて浮かせます♪
「んっ…んんっ…!」
念動力を使うため集中しているつもりですが
色っぽい声が漏れ、セクシーなピンク色のオーラが♪

「仕方ないですね…」
制御システムを壊さないと進めない所は
豊満な胸の谷間から棒手裏剣を取り出して投げます♪



●可愛らしくセクシーに!
 仲間達が警備の気を引いている間に。
 猫の耳と尻尾を持つキマイラの少女、ミケ・ナーハ(にゃんにゃんシーフ・f08989)は無機質な壁を見上げていた。
 ビキニとホットパンツ姿という姿の彼女は、見事なスタイルを惜しげもなくさらす。
「ここからなら、行けそうです♪」
 なんともセクシーで可愛らしい彼女はどうやら、進むべき道を発見したらしく、『ミケの手裏剣コレクション』から苦無を取り出す。
 そして、壁の隙間にそれを差し込んで壁を登り、人が作動しがちな場所に設置された警報装置を避けていく。
 監視カメラが気になる場所は壁に密着して進むが、ミケは豊満な胸がむぎゅっと大きく変形するくらいに壁に体を押し付ける。
「つめたぁい♪」
 大声は出さぬものの、壁のひんやりとした冷たさに艶めかしい声を上げながらも、彼女は器用に苦無を動かして先へと進む。

 順調に進むかに見えたミケだが、壁を這っていくだけでは通路の分岐する先には進めない。
 仕方なく、ミケは念動力を使って自身の体を持ち上げようとする……のだが。
「んっ……んんっ……!」
 集中して念動力を使っているつもりだが、色っぽい声を漏らす彼女からはセクシーなピンク色のオーラが……。
 その身をぷるぷると震わせ、なんとか先の通路の壁まで到達はしたものの、一難去ってまた一難。
 今度は仲間の手が及ばず、稼働し続ける制御システムが行く手を遮る。
「仕方ないですね……」
 この場は大きな胸の谷間から棒手裏剣を取り出してみせ、制御システムへと投擲する。
 難なく破壊した彼女は、機嫌よく先へと進んでいくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

涼風・穹
……俺は凄腕エージェントか何かじゃないんだし、監視装置を無効にするような知識も機器も持ち合わせていないんだけど…

まずは警備の兵士が銀河帝国関係者なのかを確認
銀河帝国関係者なら襲撃して身包み剥いで、頂戴した服で銀河帝国兵士へと変装
オブリビオンに直接目視されればばれそうだけど、監視カメラ越しなら大丈夫…だと信じて敢えて堂々と監視カメラや警報器を気にせず制御室へ向かう

……あっさりばれて兵士達がやってきたりすれば、俺一人でどうにか出来る数なら撃退
一人では難しい数なら【逃げ足1】も活かして付かず離れず程度の距離を維持しつつ、兵士達を引き連れて逃げます
兵士達の目が俺に集まれば他の方が動き易くなるだろうしな


グローリー・ベイロード
やはり、出てきたか、銀河帝国。
こやつらの目を盗み、裏で動くとなりゃ、ダクトを通れるはずだ。

たしか、制御システムは、この辺りだったよな。

POWで

とまぁ、一部で見つかった場合は、2つの剣でなぎ倒しまくるが。
制御システムはフォースブレイドで真っ二つにしておく。
「テメェらの敵、ベイロード一族だ。これ以上は詮索不要だ」
2回攻撃1、なぎ払い1、残像1を使って1グループを殲滅しておく。

あと、敵がいる所で、サイコキネシスを利用して石をあさっての方向に投げて敵を別のところへ誤誘導させるのも手かと。



●潜む者、堂々たる者
 猟兵達があちらこちらから制御室を目指す中、スペースノイドであるグローリー・ベイロード(フォトンエッジ・f08590)はやや遅れる形で宇宙船へと乗り込んで。
「やはり、出てきたか、銀河帝国」
 警報装置は仲間がうまく潰すかやり過ごしているのか、発動はしていない。
 敵の目をやり過ごして裏で動くならば、頭上のダクトが最適だろうとグローリーは踏み、そちらへと潜り込む。
(「……俺は凄腕エージェントか何かじゃないんだし」)
 一方で、一般学生ながらも、グリモア猟兵となった涼風・穹(人間の探索者・f02404)はというと。
(「監視装置を無効にするような知識も機器も、持ち合わせていないんだけど……」)
 穹は物陰からちらりと、警備兵の様子を確認する。
「相手は、銀河帝国関係者か……」
 数人でいる状況を避け、1人でいるところを狙って穹は襲撃していく。
 うまくサムライブレイドで一撃を与えて気絶させ、彼は相手の身ぐるみを剥いで服を奪い取る。
 そうして、穹は銀河帝国兵士へと変装してみせた。
「オブリビオンに直接目視されればばれそうだけど、監視カメラ越しなら大丈夫……」
 彼はそう信じ、敢えて堂々と監視カメラや警報システムを気にすることなく制御室へと向かっていく。
「たしか、制御システムは、この辺りだったよな」
 丁度、近場のダクトをグローリーが移動していたその時、どうやら穹が誤って警備システムを作動させてしまったらしい。
 向こう側から、数人の警備兵が異常を確認に駆け付けてきた。
「7人、さすがに逃げるべきか……」
 1人で相手にするには、さすがに多すぎる。
 そう判断して逃げに転じようとした穹のそばに、見つかったと感じたグローリーが頭上から降りてきた。
 グローリーは警報音を鳴らす近場の警備システムを『フォースセイバー』で真っ二つにしてから、その刃を兵士の姿をした穹へと向けて。
「わっと、待ってくれ!」
 穹はグローリーに同じ猟兵であることを示し、共同戦線に当たることにした。
 まず、グローリーがサイコキネシスを活かし、あさっての方向へと石を投げつけて、敵を2手に分けさせる。
 こちらに向かってきたのは、警備兵7人のうち3人。
 穹がその1体へとフック付きワイヤーを飛ばして転倒させ、追撃して仕留めてしまう。
「テメェらの敵、ベイロード一族だ。これ以上は詮索不要だ」
 もう2人の警備兵には、フォースセイバーとサムライブレイドを手にするグローリーが連続して切りかかり、薙ぎ倒していく。
 そうして、2人はあっさりと敵を撃退して。
「悪い、助かったぜ」
「ああ、後は任せろ」
 向かい来る敵をグローリーが引きつけつつ殲滅する間に、穹が先に制御室へと目指すことにしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●奪還から防衛へ
 警備網をかいくぐり、続々と猟兵達が宇宙船の制御室へと到達する。
 この場のメンバー達は手分けし、まず、宇宙船の乗組員と連絡を取っていく。
 さらにシステムの操作、入力と作業を手早く進め、宇宙船のコントロールを取り戻す。
 ここに到達するまでの間に、猟兵達が破壊してしまったシステムもあるが、基本的にはこれまでこちらが障害となっていたものが相手の侵攻を阻むものとして機能してくれる。
 だが、コントロールを奪ったとなれば、敵は……銀河帝国の兵士達はこの場を目指してやってくるはずだ。
「いたぞ!」
「コントロールを奪い返すんだ!」
 熱線銃を手にし、再び宇宙船の制御を奪おうとしてくるクローン騎兵達。
 断続的に襲い来る敵から、なんとしても制御室を守らねばならない。
ユリ・アップルヤード
「良いドローンだよねぇ、銀河帝国製。私、もう一機と言わず二機三機欲しいんだよねぇ」

無傷で回収できたら最高だけど、まぁ最悪ジャンクでも致し方なし。
Code:Genocideで機械巨人リアン、偵察ロボットコロマル、万能型ドローンルーのリミッターを解除。
リアンは大楯と鉄柱を装備して最前線に。その巨体で薙ぎ払い、叩き潰し、派手に暴れてもらうよ。
コロマルとルーはそれを逃れたり、食らってもなお動ける敵に対して斉射。討ち漏らしたクローン騎兵を徹底的に追い詰めるよ。

「ヒューズ、今日も直掩よろしく」
三機とは別に、戦闘用機械兵ヒューズを私の直掩につけるよ。
三機を抜けてこっちにきたら、ヒューズの狙撃と銃剣さ。



●機械愛で敵を迎撃!
 猟兵達は宇宙船のコントロールを奪い返しはしたが、それに気づいた銀河帝国の尖兵どもが続々と制御室へと攻め入ってくる。
 やってくるのは、モノトーンカラーのクローン騎兵達だ。
 そいつらを見た黒い短髪の女性ダンピール、ユリ・アップルヤード(パーツ屋「アップルガレージ」・f00153)がにんまりと微笑んで。
「良いドローンだよねぇ、銀河帝国製。私、もう一機と言わず、二機三機欲しいんだよねぇ」
 機械フェチなユリは、欲しいと思ったものは片っ端から手に入れていく。
 今回の敵のドローンも無傷がベストだが、最悪ジャンクでも致し方ないと考えるくらいに彼女の機械愛は強い。
 ともあれ、その為にも駆けこんできて熱線銃を発射してくる兵士どもの対処をと、ユリは『Code:Genocide』を起動して。
「解除コード転送」
 すると、3機のロボットが現れ、それぞれユリの意のままに動き出す。
 機械巨人リアンは最前線で大楯と鉄柱を手に、集まるクローン騎兵どもを蹴散らしていく。
 それを避ける敵へ、偵察ロボットコロマル、万能型ドローンルーが斉射で追撃し、追い詰めようとする。
 しかし、現状だと敵の数が上。
 こちら側が攻め入られかけることもあり、ユリも手傷を負ってしまう。
「ヒューズ、今日も直掩よろしく」
 この為、ユリはさらに戦闘用機械兵ヒューズを掩護につけ、3機のロボットを抜けてきた騎兵へとヒューズに狙撃させ、銃剣で斬りかからせていく。
 しばしの交戦の後、騎兵達は1人、また1人と倒れていった。
 ロボット達の活躍に、そして、多少傷んではいたが手に入れた敵のドローン入手に、ユリは目を細めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

グローリー・ベイロード
帝国のクローン軍団が異変を嗅ぎつけたようだな。
だが、それも結局は俺達が防ぐのだからな。
さて、一気に来た所で、奴らは広い場所に出るだろう、
出なくてもいい。どちらにしろ、倒せる手段があるからな。

というわけで、ボルテックスラッシャーを使う。
2回攻撃2、なぎ払い1、残像1を駆使して敵が広場に出ようが、通路で撃とうが、ボルテックスラッシャーを放つ。狭いほうが連鎖爆破の影響で被害が増大するであろうがな。
「これでも喰らえっ!!ボルテェックっ…スラッシャアアアアア!!」
プラズマを集積して放つ強靭な技である。

近づくものがいれば、その後にフォースセイバーで切り伏せる。



●スペースなど関係ない! by宇宙騎士
 道中で引き付けていた警備兵を撃退したグローリー・ベイロード(フォトンエッジ・f08590)も、制御室へと到達して状況を確認する。
「帝国のクローン軍団が異変を嗅ぎつけたようだな」
 だが、それも結局は俺達が防ぐと、宇宙騎士の一員であるグローリーは胸を張る。
 何せ、彼は帝国打倒に関わった「リロイ・ベイロード」の孫。そして、とある星における伝説の勇者の遠い末裔なのだ。
(「一気に敵がやってきたところで、奴らは広い場所に出る」)
 そうグローリーは踏むが、仮にそうでなくとも倒せる手段を用意しているので問題はない。
「「「………………」」」
 制御室へと踏み込もうとしてくる、クローン騎兵数体。
 入口付近の比較的広いスペースで敵を出迎え、グローリーは詠唱を始める。
「光よ!! そして、渾身の一撃、食らうが良い!」
 周囲のプラズマをその手に集め、グローリーは高まるエネルギーを両手で抑え込む。
「これでも喰らえっ!! ボルテェックッ……スラッシャアアアアア!!」
 駆け巡る光の波は爆発を巻き起こし、この場の騎兵達の体を焼き払う。
 狭い場所なら、連鎖爆破の影響で威力が増大したかもしれないが、生憎と1体の騎兵が致命傷を避けていた。
 そいつは召喚した戦術ドローンによる操縦に自らの体を預け、人並外れた動きで肉弾戦を仕掛けてくる。
 幾度か殴打を浴びたものの、グローリーは『フォースセイバー』で相手を切り伏せ、この場の一隊を撃退してみせたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シル・ウィンディア
コントロールルーム、奪われるわけにはいかないよね
さぁ、ほしかったら、わたし達を倒して、乗り越えてみてねっ!

【残像】【ダッシュ】【空中戦】【フェイント】を活用して
壁を蹴って上をとったりして、相手の動きをかく乱するね
撹乱したら、ヒット&アウェイで攻撃
攻撃は、両手の光刃剣での【二回攻撃】と【属性攻撃】を織り交ぜて攻撃
属性は、雷を選択するね

相手をうまく誘導して、半径20m以内に収めたら
【高速詠唱】と【全力魔法】を使っての
ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラストで一気に薙ぎ払いますっ!

さぁさぁ、全力の魔力砲、たーっぷり、味わってみてねっ!!

残った相手は、光刃剣で攻撃して仕留めに行きます



●乗り越えさせる気なんてないけどね!
 続いて、青髪、青い瞳のエルフ少女、シル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)が依頼を受けてやってくる。
「コントロールルーム、奪われるわけにはいかないよね」
 まだ幼さも残す彼女は事情を聞き、制御室の防衛に意欲を見せた。
 断続的に現れる敵がまた制御室へと飛び込んできたところで、シルは光刃剣『エレメンティア』を突きつけて言い放つ。
「さぁ、ほしかったら、わたし達を倒して、乗り越えてみてねっ!」
 すると、クローン騎兵は己の寿命を削り、ジェノサイダーモードとなった熱線銃を一斉に発射してくる。
 だが、シルも身軽で小柄な体躯を最大限に利用し、ダッシュして制御室の入り口付近を駆け巡った。
 彼女は壁や天井も蹴って空中戦を仕掛け、残像を残すほどの速さで騎兵達をかく乱する。
 シルは両手に持つ光刃剣で連続して騎兵の1人に切りかかり、すぐさま距離をとる。続き、右手の『精霊剣・六源和導』で雷の力を使い、彼女は別の敵へと切りかかっていく。
 順調に攻めているようにも見えたが、多少苛立ちも見せるクローン騎兵が闇雲に発射する光線に、シルは命中することもあったようだ。

 幾度かヒット&アウェイでの攻撃を繰り返していたシルは、敵をある程度の範囲内に纏め、にっこりと微笑む。
「さぁさぁ、全力の魔力砲、たーっぷり、味わってみてねっ!!」
 詠唱を始めた彼女は相手の銃に撃たれながらも、術式を組み立てていく。
「……六芒に集いて、全てを撃ち抜きし力となれっ!」
 それは、火・水・風・土・光・闇、6属性を併せ持つ魔力砲。
 膨大な魔力がその場の騎兵達を包み込み、魔力に耐えきれなかった数体が姿をかき消してしまう。
 それでも耐えきって銃を構える敵に対し、シルは光刃剣で確実に仕留めていったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルノーン・プライジエ
さて、コントロールルームを死守し敵の殲滅ですか。
敵はどこから来ますかな。まぁ、出て来ても破壊するだけですが。

【POW行動】

アウスグスは迷彩で潜伏。私が囮になり挟撃しましょう。
私は空中射撃で敵へ吶喊。格闘戦を。
アウスグスは援護射撃とスナイプですね。
私のパイルバンカーが火を吹きますかねぇ。
(迷彩7、スナイパー2、援護射撃8
空中戦4、一斉発射3、範囲攻撃5、吹き飛ばし1
怪力5、グラップル5、カウンター5、盾受け5
傷口をえぐる1、鎧砕き4、力溜め2、串刺し2、鎧無視攻撃2を使用)

私が囲まれ窮地に陥ったら、『全問開放』を使用して範囲攻撃で敵を吹き飛ばしましょう。

では、状況開始ですね。



●戦闘機械の戦術
 制御室に続々増える猟兵達。
 そんな中、1体のウォーマシンがこの場へと現れる。
「さて、コントロールルームを死守し、敵の殲滅ですか」
 かなり武骨な長期稼働のウォーマシン、ルノーン・プライジエ(魔改造好きの骨董マシン・f03967)が制御室を見回す。
「敵はどこから来ますかな。まぁ、出て来ても破壊するだけですが」
 ルノーンは次なるクローン騎兵の襲撃までの間に、自立式戦闘多脚機『アウスグス』を迷彩で潜伏させた。
 そして、自身が入り口付近で囮となり、敵を待ち受ける。
 しばらくして、荒々しく足音を立てて現れたクローン騎兵達の前に、ルノーンが立ち塞がった。
「では、戦闘開始ですね」
 射撃しながら彼が敵陣へと吶喊すると、後方から現れたアウスグスが射撃を行って援護してくれる。
 挟まれる形となった騎兵達は前後に分かれて熱線銃を放ち、射撃で応戦してきた。
「私のパイルバンカーが火を吹きますよ」
 超重量杭打機『ドルベンス』を装着した腕で、ルノーンは騎兵へと殴りかかっていく。
 それでも、さらに新手が駆け付け、ルノーンを囲んで攻め立てる。
 クローン騎兵が発射してくる光線に、格闘による殴打。
 超重装甲盾を使ってルノーンはできる限り防いではいたが、度重なる攻撃で傷が深まってきたのを感じて。
「外装開放プロトコルを開始します」
 直後、外装を開放した彼は全身から高温の誘導榴弾を発射していき、この場の騎兵達を吹き飛ばしてしまう。
 さらにアウスグスが致命傷を逃れた騎兵をスナイプし、確実に止めを刺していく。
「…………!」
 よろけながらも、召喚したドローンの操縦に自らの身を預けた騎兵がルノーンに殴りかかってきた。
 だが、彼はしっかりとドルベンスで反撃してカウンターを叩き込む。
 僅かに嗚咽を漏らした騎兵が崩れ落ちたのを確認し、ルノーンは再度敵の侵攻へと警戒に当たるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

涼風・穹
時間は此方の味方なんだし焦る必要は無いだろう

クローン騎兵達に制御室へ侵入されないように『贋作者』を使用して通路を塞ぐように壁を作成
厚くするなり複数枚を重ねて積層壁にするなりすればそう簡単には破れないだろうから時間稼ぎにはなる
その間に今までの戦いで負傷した方々を回収しておくぜ

その後は壁を作る場所を調整してクローン騎兵達を分断、各個撃破
俺一人で対処可能な人数だけ誘い込んだら他は入れないようにその後ろに壁を作成、誘い込んだ分は俺が壁を破られるまでの間に撃破していくとするさ
それを繰り返せばある程度は相手の足を止めて数を減らせるだろう

その内警戒して固まって動くようになるだろうから、後は高火力の方、宜しく


ミケ・ナーハ
『真・ミケ分身の術』で、今の私と同じ服装の
ビキニとホットパンツ姿の分身に、協力してもらいます♪

私と分身は物陰に隠れ、別々に行動♪
私が一瞬だけ姿を見せ、棒手裏剣で攻撃♪
「こっちですよ♪」
目立つように声を出し、素早く物陰に隠れます♪

隠れている私に、敵の注意が向いている隙をついて
分身は別の所から、棒手裏剣で攻撃し
「こっちですよ♪」
声を出し、素早く物陰に♪
敵には、私が分身のいる所へ移動したかのように見えます♪

分身に敵の注意が向いている隙をついて、私も同様に攻撃♪
私と分身の隠れている所に、敵の注意が分散したら
私と分身2人同時に姿を見せ、棒手裏剣で攻撃し
そのまま素早く敵に接近して、ダガーで刺して倒します♪


清水寺・大牙
「ロボット共より歯応えがあると良いんだがな」

敵が数で来るならそれなりの戦い方がある
通路の角等に隠れ、近づいてきたら【残像】を使いつつ一気に接敵、懐に飛び込む
ブラスターが武器ならば、集団の中に飛び込めば誤射を恐れて迂闊には撃てまい
その間に【2回攻撃】を使って切り伏せよう
2・3体でも倒せたら一体を残りの方に蹴り飛ばしてコントロールに戻る
全滅させなくとも戦力を削ればそれで良し、だな



●帝国騎兵最後の猛攻
 クローン騎兵の撃退が続いている最中、敵も本腰を入れて兵力を集めていたようだ。
 徐々にやってくる数が増えており、猟兵達もいつまでわからぬ侵攻に疲れの色を見せる者もいる。
 だが、こちらにも援軍が駆け付けてくるのが実に頼もしい。
 童顔ながらもスタイル抜群なキマイラのミケ・ナーハ(にゃんにゃんシーフ・f08989)は早速、可愛らしい声でユーベルコードを使って。
「真・ミケ分身の術~♪」
 現れたのは、今のミケと同じ上はビキニにホットパンツ姿の分身達。
 彼女達は制御室入り口付近へと散開し、迎撃準備を始めていく。
「時間は此方の味方なんだし、焦る必要は無いだろう」
 疲弊する仲間達へと、一見ごく普通の学生である青髪銀の瞳の涼風・穹(人間の探索者・f02404)は語る。
「……投影」
 クローン騎兵に攻め入られぬようにと、穹は『贋作者』の力で通路へと壁を築き上げる。
 やや造りは粗雑とはいえ、バリケードとするには十分。
 ただ、作ることのできる体積は限られている為、厚くするか複数枚を重ねるかで穹はしばし思案していたが、積層壁として複数展開することに決めていた。
「そう簡単には破れないだろうから、時間稼ぎにはなる」
「ロボット共より、歯応えがあると良いんだがな」
 迎撃準備を進めるメンバーを見ていたオールバックに髪型を整えたスーツ姿の清水寺・大牙(人食い虎・f06778)がポツリと語る。
 ここに到着するまで、彼が相手にしていた警備兵などは機械兵だったのだろう。
 ただ、今こちらに攻めてくるのはクローンとはいえ、人の意思を持つ騎兵達だ。
 駆け付けてくる複数の足跡。今まで以上に多いことから、騎兵達も最後の、そして決死の侵攻を仕掛けてきたのだろう。
「敵が数で来るなら、それなりの戦い方がある」
 敵の接近を察した大牙は先ほど穹が作った壁に隠れつつ、残像を纏って攻め来る騎兵へと接敵していく。
 クローン騎兵達の獲物は熱線銃だ。それだけに仲間と密接する状況では、誤射を恐れてためらうはず。
「迂闊には撃てまい」
 大牙はそこを狙って『サムライブレイド』を連続して振るい、騎兵達を切り伏せていく。
 同じく、分身と共に仕掛けるミケ。
「こっちですよ♪」
 声を出したミケ本体が棒手裏剣で相手の胸部を貫き、素早く物陰に隠れる。
 敵複数が本体に気を取られる間に、分身が別の物陰から現れて。
「こっちですよ♪」
 棒手裏剣を投げつけて牽制し、素早く隠れてしまう。
 一見すると、ミケが移動したようにも見える状況。彼女も相手のかく乱をはかる。
 しかしながら、敵も冷静だ。
 数の利を生かす敵はその双方へと攻め込み、本体、分身合わせてミケを熱線銃で撃ち抜いていく。
 大牙の目論見もまた少なからず甘いところがあったようで、クローン騎兵は自分達が傷つくことなど躊躇わず攻撃する。
 また、騎兵の一部はドローンの操縦に身を任せることで、的確に猟兵だけを殴りかかるよう動いて見せていたようだ。

 仲間が交戦している間に、穹が負傷した仲間の回収を進める。まだ、騎兵を操るボスがいるはず。その戦いの為の前準備だ。
 彼は自ら築いた壁を調整し、クローン騎兵の分断を図る。
 自身だけで対処可能なのは、せいぜい2、3人くらいだ。誘い込んだ相手へ、彼も『サムライブレイド』で切り伏せていく。
(「これを繰り返せば……」)
 決して、穹に傷がないわけではなく、彼も相手の光線に穿たれて時折表情を歪ませる。
 ただ、騎兵達が連携できなくなれば、苦戦する仲間達も幾分か楽に戦えるようになるはずだ。
「戦力を削ればそれで良し、だな」
 大牙も相手へと斬撃を浴びせてから仲間に向けて蹴り飛ばし、制御室へと転がり込んで仲間の手当てを受ける。
 それを狙い、敵を追い詰めるユリがロボットと連携して仕留めにかかる。
「覚悟してくださいね♪」
 同じくミケが接敵し、別の騎兵にダガーでとどめを刺していく。
 一時は苦戦していたミケも、仲間達の助力もあってなんとか立て直していたようだ。
 敵も連携の穴を埋めようと、一所へと集まっていく。
 そのタイミングを穹が逃さない。
「後は高火力の方、宜しく」
 すると、交戦を続けていたグローリーがプラズマを、シルが魔力砲を発し、敵陣を光へと包み込む。
 次の瞬間、チリも残らずクローン騎兵達は消え去ってしまう。
 帝国の決死の猛攻すら退け、メンバー達は喜びを露わにするのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『帝国騎士』

POW   :    インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●銀河帝国の騎士
 クローン騎兵の猛攻を退けた猟兵達。
 制御室をこれまで守り切っているメンバー達は晴れやかな表情を浮かべていたが、モニターに映る影を確認してすぐその顔が雲ってしまう。
「あれだけのクローン騎兵を倒してしまうとはな……」
 暗い光を放つ剣を手にする人影が乾いた足音を立て、制御室へと近づいてくる。
 こいつこそ、この宇宙船を我が物にしようとする銀河帝国の一員。赤黒いオーラを纏い、並々ならぬ力を持つ帝国騎士だ。
「かくなる上は、この身が果てようとも……!」
 彼ら……銀河帝国の目的は、人類の殲滅。
 帝国騎士は己の身を顧みることなく、宇宙船の破壊を目論んでいるのだろう。
 今、敵が向かってくる制御室は宇宙船の脳とも言える場所だ。
 船の心臓となる動力部ではない為、すぐに船を破壊するとまではいかないが、制御室を破壊されれば乗組員の生活に係る重要な部分に影響を及ぼす。
 そうなれば、配下を失った帝国騎士としては願ったり叶ったりといったところだろう。
 もちろん、猟兵としてそれを許すわけにはいかない。
 己を犠牲にしてでも制御室の破壊を目指す帝国騎士を止めるべく、猟兵達は最後の戦いに臨む。
月守・咲凛
「制御室には近付けさせませんよー」
SPDで戦闘。狭い場所でも基本的には飛んでいます。
先ずはこちらから打って出ます。
ブレードガーディアンを飛ばして牽制してから、一気に接近して2刀流ビームチェーンソーでの斬り合いに持ち込みます。敵の攻撃は見切りと残像で回避、攻撃を受けそうになったらユーベルコード発動して、至近距離で敵の攻撃を躱しながら更にできるだけ刻みます。



●制御室を巡る攻防
 制御室のコントロールを奪いに来ていたはずの帝国騎士。
「コントロールできぬなら、破壊するまで……!」
 だが、配下を失った敵はその破壊へと目的を切り替え、立ち塞がる猟兵を突破しようとしてくる。
「制御室には近付けさせませんよー」
 まず、淡い青髪に謎の結晶体がついたエルフの少女、月守・咲凛(空戦型カラーひよこ・f06652)が『飛行制御ユニット』を使い、ふわふわと浮遊しながら仕掛けていく。
 牽制の為、咲凛は円盤状の遠隔操作武装ユニット群『ブレードガーディアン』を飛ばすと、帝国騎士は暗い光を放つインペリアルブレイドで弾き返して見せる。
「我が銀河帝国の旗、その身で受けよ……!」
 敵はそのまま、念動力で作り出した帝国の旗を咲凛の脇腹へと突き出してきた。
「1ドット掠める所からが始まりです!」
 相手の攻撃をしっかりと見切った彼女は残像を伴い、それをさらりと避けて見せた。
 そのまま、咲凛は浮遊したまま相手へと接近し、2本のビームチェーンソー『ムラサメ』を両手に持って斬りかかっていく。
 だが、剣技は騎士に分がありそうだ。
 僅かに身を引いた騎士が真横に刃を薙ぎ払うと、咲凛の体から鮮血が飛び散る。
「見切ったはずなのですが……」
 一度距離をとった咲凛は、腹部に走る痛みに眉を寄せた。
 相手はかなりの戦闘能力を持つ相手。
 その上、特攻して来るにしてはひどく冷静だ。
 この騎士は帝国の為に無駄死にすまいと、そして必ずや成果を出すという強い意志を持っているのだろう。
 だが、宇宙船の乗組員のことを思えば、帝国騎士は間違いなく倒さねばならない。
 咲凛はさらなる攻勢をと、『ブレードガーディアン』を飛ばして騎士を牽制し始めるのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

アララギ・イチイ
出遅れたけど、参戦よぉ
重火器類は制御室を吹っ飛ばしそうだから使用を控えましょうかぁ

装備は両手に銃剣付き突撃銃、同時に多銃身機関砲の浮遊砲台を出現させて、4丁の(一斉射撃)で弾幕を展開、味方の攻撃を合間を縫うように(援護射撃)するわぁ
まぁ、弾幕射撃なんかで撃破出来るとは思ってないけどぉ(なお、接近された場合は、銃剣で近接戦闘

接近されない様に弾幕を展開しつつ、速射砲×2を取り出して(鎧砕き・鎧無視攻撃)の徹甲弾を装填、正面に構えて相手を10秒視認、UCの抜刀術・千里斬りを発動よぉ
速射砲の目の前に敵を引き込んで、そのまま(2回攻撃)の接射してダメージを与えるわぁ(攻撃後は反撃を警戒して(盾受け)用意



●遠距離戦かと思いきや……
 交戦の最中、元気いっぱいの赤髪の和風少女、アララギ・イチイ(ドラゴニアンの少女・f05751)が飛び込んでくる。
「出遅れたけど、参戦よぉ」
 制御室入り口にて敵を出迎える彼女は、後方の制御パネルなど宇宙船を維持する装置を振り返る。
 重火器類はこの部屋ごと吹き飛ばす危険があると考え、アララギは使用を控えることにしていたようだ。
「ふっ、自ら死地に飛び込んでくるとはな」
 帝国騎兵がインペリアルブレイドを振るうと念動力を宿す斬撃が飛び、命中したアララギの体を爆撃していく。
 しかしながら、彼女もただ攻撃を受けているわけではない。
 両手の『大型銃剣付き突撃銃』と、自身の周囲に浮かせた2門の『多銃身機関砲』。
 合わせて4丁からの一斉射撃でアララギは弾幕を発し、相手の斬撃から受けるダメージを軽減していた。
「まぁ、弾幕射撃なんかで撃破出来るとは思ってないけどぉ」
 また、その弾幕は相手の接近を遮る効果もある。
 彼女は銃剣での接近戦も想定はしているが、現状騎士が接近して来る様子はない。
「……なるほどな」
 ならばと騎士は赤黒いオーラを纏い、目にも止まらぬ速さで戦場を駆け巡り始めた。
 赤黒い電撃で応戦し始める敵に対し、アララギも速射砲を取り出して徹甲弾を装填する。
「抜刀術が奥義の1、千里斬りだわぁ」
 そう告げたアララギは、騎士をじっと見つめて。
「……ふっ、何をするのかと思ったら」
 何も起こらぬことを騎士は鼻で笑い、再度雷撃を放ってきた。
 雷を浴びながらも、10秒じっと相手を見つめていたアララギは速射砲を撃ちこみ、見つめていた騎士を自らの元へと強制的に引き込む。
「何……!?」
 近づいてきた敵目掛け、アララギは両手の銃剣で切りかかる。
 徹甲弾の影響で鎧に亀裂が入っており、手応えも十分。
 相手の反撃を警戒し、アララギはすぐ『小型シールドビット改』をいくつも浮遊させて展開していく。
「ぐぬぬ……」
 帝国騎士もその戦法に唸り、別の突破方法を模索していたようだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シル・ウィンディア
騎士様と戦うの、何回目だろ
でも、どの騎士様も、信念があったからね

…猟兵、シル・ウィンディア、行きますっ!!

光刃剣と精霊剣を両手で束ねてもって、一本の剣にして構えます
今回は、両手持ちの一刀流で勝負っ!
二本を束ねているから、光刃もいつも以上に太くなってるしね

【空中戦】【ダッシュ】【残像】を駆使して、機動力で撹乱っ!
【フェイント】を織り交ぜつつ、風の【属性攻撃】と【二回攻撃】で
一気に切りつけますっ!

攻撃終了時は、離脱して、【第六感】で感知して【見切り】で回避を行うよ
隙を見せたら、ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラストをいっきに撃ちます
【高速詠唱】【全力魔法】で、限界以上の出力で撃つよっ!



●一気に攻め立てろ!
 交戦を見ていた青髪のエルフ少女、シル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)は帝国騎士に狙いを定められたことに気づく。
「騎士様と戦うの、何回目だろ」
 すでに幾度か交戦していた彼女は、これまで戦った騎士全てが何らかの信念を抱いていたことを思い出す。
 この騎士もまた帝国の為に猟兵へと戦いを挑んでくるなら、シルもそれに応えるまで。
 彼女は光刃剣『エレメンティア』と『精霊剣・六源和導』を両手で束ね、一本の剣として両手で握り、構えをとる。
「……猟兵、シル・ウィンディア、行きますっ!!」
 制御室入り口付近を駆け出すシルは床を蹴り、残像を残しつつ空中戦を仕掛ける。
 高速戦闘での戦いとあって敵もまた赤黒いオーラを全身に纏い、雷撃として放射してきた。
 シルはそれを浴びながらも、フェイントを織り交ぜて一気に肉薄していく。
「2本に束ねたこの剣なら……!」
 いつも以上の太さとなった光刃に風の属性を纏わせ、シルは一気に帝国騎士へと切りかかる。
 しかし、相手が致命傷を避けていた為、シルは踏み込みすぎると危険と判断してすぐさまその場から飛びのく。
 騎士は追撃すべく念動力によって旗を具現化させ、それを大きく振りかぶる。
 そのタイミング、すでにシルは術式を組み立てていて。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ……」
 詠唱によって彼女の手に、火・水・風・土・光・闇の六属性を併せ持つ魔力が集まっていく。
「六芒に集いて、全てを撃ち抜きし力となれっ!」
 放たれた魔力砲を正面から受ける形となった帝国騎士は、身に纏うオーラで威力を軽減させる。
「……この程度で、倒したと思わぬことだ」
 敵はまだ健在。
 ブレイドを振るう帝国騎士は念動力を宿す斬撃を飛ばし、猟兵達の背後、制御システムの破壊を試みていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルノーン・プライジエ
[アドリブ・連携は大歓迎]
過去の亡霊は滅するまで。それもう徹底的に。
とはいえ気を抜いていい相手ではありませんので堅実に攻めます。

【POW行動】

私は【範囲攻撃】を行いつつ【空中戦】で高速で移動し【怪力】と【グラップル】で一撃離脱の格闘戦を行います。
アウスグスは連携して【援護射撃】しつつ【スナイパー】で攻撃を確実に当てていきましょう。

反撃を受けた場合は、基本回避を行いどうしても回避困難な場合は【盾受け】でしのぎましょう。

格闘戦中は【カウンター】を駆使してレルを【力溜め】【鎧砕き】で打ち込みチャンスが有ればドルベンスを打ち込みましょう。
倒すことは叶わないでしょうが、致命傷は負わせられるでしょうから。



●パイルを打ちこめ!
 制御室の破壊を目指す銀河帝国の騎士。
 黒い甲冑の中から光る赤い瞳は、もはや狂気じみていた。
「あれはもはや、帝国を妄信するだけの亡霊」
 武骨な見た目のウォーマシンであるルノーン・プライジエ(魔改造好きの骨董マシン・f03967)は、冷静に猟兵達を突破しようとしてくる敵を視界に捉えて。
「過去の亡霊は滅するまで。それもう徹底的に」
 すでに幾人かが交戦してはいるが、さすがに帝国騎士は手強い。
 気を抜いていい相手ではないと判断し、ルノーンは現実な攻めをすべく武装を展開した。
 彼は両腕の『ガウヘズ』に装着した『大型機関砲・ベルウドラ』より弾丸を発射していき、相手に範囲攻撃を仕掛けていく。
「ふん……」
 騎士もブレイドを振るい、飛ぶ斬撃で応戦してくる。
 それらは散弾によって、空中で爆発していく。
 爆風が巻き起こる中、ルノーンは高速で移動して相手へと攻め入った。
「お覚悟を」
 怪力を活かしてルノーンは騎士の体へと殴りかかったが、騎士は剣で受け止めてしまう。
 さらに返す刀で敵が斬りかかってくると、即座にルノーンも右腕から展開した『超重装甲盾・ミレイス』でその刃を受け止めた。
 そこで、多脚重戦車となった『強襲用強化機体・アウスグス』が砲弾を飛ばして牽制する間に、彼は一旦退避を試みる。
「逃がさぬぞ……」
 だが、相手は念動力の鎖で互いを繋いでおり、距離をとることができない。
(「倒すことはかなわずとも……」)
 彼は換装したパイルバンカー『レル』で、そのまま格闘戦を仕掛ける。
 幾度かの攻防の後、相手の刃を『ミレイス』で受け止めたルノーン。
 じっと力を溜めていた彼はカウンターとして、ドリルパイルバンカー『ドルベンス』を渾身の力で打ちこんでいく。
「ぐうっ……!」
 鎧の亀裂を広げられ、その身に浅くないダメージを受けた騎士は嗚咽を漏らすが、まだ敵意を捨ててはいない。
 手応えを十分に感じたルノーンは念動力の鎖が切れていたことを察し、その場から離脱していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アララギ・イチイ
駄目よぉ
私達以外を相手にしちゃぁ

制御システムを破壊する行動を妨害よぉ
ブースター付き大型シールドの推進装置を点火して(ダッシュ)、改造ブーツの靴底ドリルを床に突き刺して急停止、射線上に割り込んで(盾受け)するわぁ
そのまま防御しつつ、召喚・自己幻影を使用よぉ

召喚したもう一人の私の戦法はシールドの推進装置を点火、突撃攻撃用の衝角で(串刺し)する様にシールドを(投擲)ぃ
その行為で多少の隙は出来るでしょうから、その隙に(ダッシュ)で一気に距離を詰めて、カタナや改造ブーツのドリルキックなどで近接戦闘を挑ませるわぁ
押し切る事は難しいでしょうけど、時間稼ぎ出来れば十分よぉ



●はためく銀河帝国の旗
 猟兵の攻撃の切れ目を見た帝国騎士。
 今がチャンスと、敵は念動力で形成した帝国の旗をはためかす。
「我が銀河帝国の旗よ、今こそ我らに力を……!」
 騎士も疲弊の色が徐々に濃くなってきている。
 これが最後のチャンスであろうと察した騎士は、渾身の力でその旗を投げつけた。
 一直線に制御室のパネルへと飛ぶ旗。
 その時、猟兵達の後方から素早く飛び出す影が。
「駄目よぉ。私達以外を相手にしちゃぁ」
 アララギ・イチイ(ドラゴニアンの少女・f05751)がブースター付き大型シールドの推進装置を点火してダッシュしてきた。
 相手の狙いを妨害すべくアララギは敵の投げた旗の前へと先回りし、『魔改造ロングブーツ』の靴底ドリルを床に突き刺して急停止する。
 そうして、敵の射線上で防御態勢を取った彼女は、大型シールドで旗を受けてみせた。
「なるほど、だが……」
 弾かれた旗は床に突き刺さり、この地を帝国の領土と猟兵達に認識させる。
 そうなれば、騎士にとって有利に働き、相手の力を高めてしまう。
 アララギはそれに構うことなく、もう1人の自分を召喚する。
 別の自分はシールドの推進装置を点火し、突撃攻撃用の衝角で相手を串刺しするようシールドを投擲させた。
 だが、相手もブレイドで応戦して切り払い、そのシールドを食い止めようとしてくる。
 その間に、アララギ本人は回り込むように距離を詰め、『カタナ』で切りかかっていった。
「くっ、調子に乗るな!」
 赤黒いオーラを纏う敵はそれを電撃として放出し、アララギの体を灼く。
 アララギもやられてばかりはおらず、『魔改造ロングブーツ』のドリルキックで騎士の鎧を削る。
 だが、それだけで押し切るのは難しいと、アララギも承知していて。
「時間稼ぎ出来れば、十分よぉ」
 彼女はちらりと後方を向き、仲間の援護を期待する。

成功 🔵​🔵​🔴​

ネレム・クロックワーク
流れる時間は今を生きる人達のもの
過去の亡霊は、お呼びじゃないのよ
貴方の『時間』は此処で止めてあげる

【マヒ攻撃】を乗せた銃からの魔法弾で【先制攻撃】
隙無く攻撃を開始する、わ
猟兵の皆様が積み重ねてきた『時間』を無駄にはしない
【全力魔法】と氷属性の【属性攻撃】を【高速詠唱】で魔導銃に装填
正確に狙いを定めて、確実に仕留める
【時の鍵】連射モード起動
わたしの最大の攻撃で、貴方の時に鍵をかける

敵の攻撃には【見切り】で回避する、わ
敵の凍結後、【全力魔法】を【高速詠唱】で装填した銃からの魔法弾で氷ごと破壊を
もう、おやすみ、なさい


グローリー・ベイロード
ついに出てきたか、暗黒騎士。
奴は強い。ならば、力を最大限に出さねばな。
「テメェが出てきたってことは、倒せば後は雑魚だけになるってことだな。ここは全力で行かせてもらうぜ。」
やつが旗を出した場合は、その旗を受けてへし折る。
飛ぶ斬撃と判断した場合は残像で避ける。
そして、オーラで防御した場合は、そこで接近してUC・剣刃一閃を仕掛ける。「防御したな?ならば、それを打ち破る力をかけるのみだ!!」



●帝国騎士が倒れる時
 後ろから飛び出したのは2つの人影。
「ついに出てきたか、暗黒騎士」
 ここぞと後方右手側から現れたのは、青髪青い瞳のグローリー・ベイロード(フォトンエッジ・f08590)だ。
 彼は騎士の強さを肌で実感し、力を最大限に出さねばならぬと考える。
「テメェが出てきたってことは、倒せばこの場は終わりってことだな。ここは全力で行かせてもらうぜ」
 左手側からも、ミルクティ色の長髪にチョコレート色の瞳を持つ少女、ネレム・クロックワーク(夢時計・f00966)が現れて。
「流れる時間は今を生きる人達のもの。過去の亡霊は、お呼びじゃないのよ」
 ――あなたの時間はここで止めてあげる。
 魔導銃『romantica*』を構えた彼女は、麻痺を含む成分を持つ魔法弾を発射していく。
 弾幕を展開するように、ネレムは弾丸を放つ。
「猟兵の皆様が積み重ねてきた『時間』を、無駄にはしない」
「……倒した気になってもらっては困る」
 そうは言うものの、騎士すらも最後の悪あがきだと自覚し、暗い刃を振るって斬撃を飛ばす。
 すると、前方へと飛び出したグローリーが残像で避けつつ、接近していく。
 ネレムもまた相手の攻撃を見切り、射撃を続ける。
 高速詠唱し、全力の氷属性での一撃を込めた弾丸を魔導銃に装填したネレムは相手へと銃口を向け、照準を定めて。
「わたしの最大の攻撃で、貴方の時に鍵をかける」
 それは、彼女のユーベルコード『時の鍵』。
「冱(い)てる、時の歯車」
 相手を凍結させる数多の追尾魔法弾が一斉に、帝国騎士へと襲い掛かる。
 騎士はオーラを展開して防ごうとしたが、飛び込むグローリーがそれを許さない。
「防御したな? ならば、それを打ち破る力をかけるのみだ!!」
 魔法弾が着弾して凍り付く相手目掛け、彼はフォースセイバーを一閃させた。
 ……だが、騎士は倒れない。
 意地でも帝国の為に猟兵の先にある制御パネルを破壊せんと、再度念動力の旗を投げつけようとする。
 グローリーがその旗をへし折る間に、再度高速詠唱を行ったネレムが凍りかけた相手へと一言。
「もう、おやすみ、なさい」
 そっけなく、それでいてどこか優しさを感じさせるネレムの言葉。
 百年もの時を経てヤドリガミとなった彼女が見せた、妄執にとりつかれた過去の亡霊に対する唯一の優しさ。
「……そうだな」
 諦観したように弾丸を受け入れ、帝国騎士はその身を崩していった。

 制御パネルのモニタから、宇宙船の乗組員達の歓喜の声が聞こえてくる。
 これまで戦ってきた猟兵達もまた、各自の活躍、戦いぶりを労い合う。
 長く、それでいて瞬く間に過ぎ去った戦い。
 しかしながら、この戦いですらオブリビオンとなった銀河帝国の侵攻の一端でしかない。
 猟兵達はそれを再認識し、新たなる戦いの場へと踏み出していく……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月23日


挿絵イラスト