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アルダワ魔王戦争6-B〜祈りを捧げる名目でデートしよう

#アルダワ魔法学園 #戦争 #アルダワ魔王戦争

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「戦争中だが私達はバレンタインデートをするぜ☆」
 いきなり何を言い出すのかアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)。
「区画の一角が大魔王を封印する為に建立された女神像を設置した祭壇になっていてね? 封印は大魔王に破壊されて効力は失っているんだけど、それでも未だにオブリビオンを寄せ付けないだけの力が残っていて安全地帯になっているのね?」
「それで、祈りを捧げると何かいいことがあるんじゃないかなー? って、そんな感じなのね」
「それで、祈りの種類とか限定されてないから恋愛成就でも願ってついでにデートしたらどうかな、って。そんな感じのことを思ったわけなのよ」
 アリスはこんなことをいっているがこれまでの戦いを振り返ったり、決意を新たにするなどしてみたりするのもいいだろう。もしも、フェアリーランド等の異界創造系のユーベルコードがあればその中でバカンスを楽しむのもいいだろう。
 自分は持っていないし知り合いにも使い手がいない場合でも、アリスにお願いすれば舞台を用意できるので安心して欲しい。
 ともあれ、戦争中に降ってわいた日常回、あなたは何を思い何をして過ごしますか?
 あ、女神像へのお祈りは忘れずに。
「戦争はまだまだ続くけど、今はしっかりと鋭気を養ってきてちょうだい☆」
 アリスはそう言ってウィンクを飛ばすと転送の準備を始めた。
「あ、リア充爆破とか無粋なことをする人にはOSIOKIよ☆ そこのところよろしく♪」


蒼汁の人
 はーい♪ごにゃーぽ☆ごきげんよう♪
 『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
 バレンタインシナないから無理矢理だしちゃった☆
 お相手がいなくても妄想の中でとかもありますが、お相手の許可が確認できない場合はお相手の描写はぼかしたものになります。複数ピンでの召喚も同様です。
 複数ピン以外のユベコ召喚生物やバディペット等のアイテム枠をお相手にした場合はNPCとして描写いたします。
 日常シナですのでグリモア猟兵のアリスもお呼びいただければお相手を務めさせていただきます。アリス相手なら確定ロール上等ですのでお好きに扱いください。
 デートじゃなくて告白するーって方や、これから告白するから成就祈願な方も大歓迎☆
 リア充爆破系は確定でアリスからのお色気系OSIOKI描写になります。覚悟のある方のみどうぞ。
 では、戦争中における一時の日常をお楽しみください。
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第1章 日常 『女神の祭壇に祈りを捧げよう』

POW   :    女神像に舞踊や歌を奉納して、祈りを捧げる

SPD   :    お供え物として、美味しいお菓子などを用意して祈りを捧げる

WIZ   :    願い事を書いた絵馬等を女神像に奉納して、祈りを捧げる

👑1
🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎

■行動
此方が、この迷宮をお守り下さっていた女神様の像ですかぁ。
それでは、御礼とお祈りを捧げさせていただきますぅ。
私の仕える女神様の作法になりますが、御了承下さいませ。

そして、バレンタインのお話ですかぁ?
考えてみますと、仕事に出てくるとき以外はあまり出歩きませんので、縁が無いですねぇ。

折角ですので、アリスさんを【豊艶界】の一室にお招きして「バレンタインの思い出」等について尋ねてみましょうかぁ。
今後役に立つ機会が有るかもしれませんし。

……ところで、ふと思ってしまったのですが。
あり得ないとは思いますが、「魔王最終形態」=「バレンタインの怨みの化身」とか?(ぷるぷる)



「此方が、この迷宮をお守り下さっていた女神様の像ですかぁ」
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が女神像を見上げ呟く。
「それでは、御礼とお祈りを捧げさせていただきますぅ」
 私の仕える女神様の作法になりますが、御了承下さいませ、と断りを入れてからるこるは祈りを捧げ始める。この手の作法は宗派によって変わる訳だがおそらくこのアルダワの女神は気にしないと思われる。かくして、るこるは祈りを捧げ終えた。
「そして、バレンタインのお話ですかぁ? 考えてみますと、仕事に出てくるとき以外はあまり出歩きませんので、縁が無いですねぇ」
 こてりと首を傾げるるこる。折角だからアリスを呼んで「バレンタインの思い出」等について尋てみましょうか? 【豊艶界】の一室に招いてやれば周囲の目を気にせずに話をできるだろう。そう考えたるこるは早速アリスを呼び出した。
「え? いいの?」
「はい、いいですよ」
 話を聞いてアリスは戦慄した。【豊艶界】、それはるこるの胸に触れた抵抗しない対象をユーベルコード製の高級ホテル風の生活用施設へと招待する力だ。なんということだ、あの胸を合意の上で触れるなんて。
「それでは遠慮なく」
 転移は一瞬で感触なんて感じている暇もなかった。
「どうかしましたかぁ?」
「いえ、なんでもない、なんでもないのよ……」
 項垂れたアリスを心配するるこるであった。
「バレンタインの思い出?」
「はい、今後役に立つ機会が有るかもしれませんし」
 そんなことを言われても困る。そんな設定は作ってはいな……もとい、参考にするにはアレな話ばかりなのだ。うーん、と思い出す素振りでどう誤魔化すかと考えるアリス。
「……ところで、ふと思ってしまったのですが」
「うん?」
 と、そこでるこるから話題が提供される。
「あり得ないとは思いますが、「魔王最終形態」=「バレンタインの怨みの化身」とか?」
「……ないとは言い切れないわね」
 アリスは全力で乗ることにした。しかし、恋話からは逃げられない! アリスは結局るこるへとバレンタインの思い出を語ることになるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大神・零児
爺「なんじゃ、こんな所にワシらを連れてきて」
剣豪「俺等は場違いだろ、説明聞いていたのか?」
少女「そうよ。それにあんた1人者でしょ?」
少年「ま…まぁまぁ、何か考えがあるんだよきっと(汗)」
鍛冶「にしても、不思議な場所だ」
婆「まるで神域のようだねぇ」

皆には日頃から世話になってるし
礼も兼ねてな
特に爺さんと婆さん
夫婦で羽を伸ばしてきたらどうだ?
たまには2人きりで過ごしたいだろ?

爺「せっかくだ、お言葉に甘えさせてもらうかの」
婆「そうだねぇ、久しぶりに爺さん甘えるのも良いかねぇ」

少女「…へぇ。なら、私達も自由行動でいいよね?」
少年「え?僕?え?ちょっと!?」

いってらっしゃい

男3人
掃除や修繕
戦争必勝祈願絵馬



「なんじゃ、こんな所にワシらを連れてきて」
 闊達な老人が言う。
「俺等は場違いだろ、説明聞いていたのか?」
 見るからに達人と知れる剣豪が呆れたように問いかける。
「そうよ。それにあんた1人者でしょ?」
「ま……まぁまぁ、何か考えがあるんだよきっと」
 剣豪の言葉に追随する少女に、その少女を宥める少年。
「にしても、不思議な場所だ」
 鍛冶師の男が周囲を見回しそんな感想を言葉にする。
「まるで神域のようだねぇ」
 最初の老人の妻も同じような雰囲気を感じとったようだ。
 いずれも大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)が保有する妖刀「魂喰」の歴代最強所有者達だ。魂喰召喚にて喚びだす存在だが、平時でも勝手に発動し家事や料理、ゲームや稽古などをし始めるような方々だ。
「皆には日頃から世話になってるし礼も兼ねてな」
 それはとても有難いことだ。
「特に爺さんと婆さん、夫婦で羽を伸ばしてきたらどうだ?」
 零児の言葉に老夫妻が顔を見合せる。
「たまには2人きりで過ごしたいだろ?」
 ここにきて先達達は零児の思惑を理解する。
「せっかくだ、お言葉に甘えさせてもらうかの」
「そうだねぇ、久しぶりに爺さん甘えるのも良いかねぇ」
 老夫妻が連れ添って歩みさっていく。
「……へぇ。なら、私達も自由行動でいいよね?」
「え? 僕? え? ちょっと!?」
 少女が少年を引っ張り連れ去っていく。
 それをいってらっしゃいと見送れば、この場に残されるは男三人。
「いや、俺達はなんで喚ばれたんだ?」
「ああ、この祭壇も大分傷んでいるようだからな」
「なるほどな、作業要員か。災魔がよりつかぬとはいえ、人の手が入らねば荒れるのも必定よな」
 そして、男三人で祭壇の掃除や修繕を始めるのだった。それが終わるころ四人が戻ってくる。
「もういいのか?」
「ああ、まだ本題を終わらせておらぬからな」
 零児達一行は全員で絵馬を飾り、戦争必勝を祈願するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

津上・未有
アルダワ魔法学園…か。久しぶりにここに戻ってきたな
偶然とはいえ家出同然でアックス&ウィザーズへ飛び出してから、この世界は避けてきたからな…。学園生活にはあんまりいい思い出がないからなぁ
とはいえ、大魔王が復活したとなっては我も見過ごしておけんからな。奴を討ち倒し、我こそが真の魔王に…

…いや、わかってる。猟兵としては弱小な我に、そんな力がないのは、誰よりもわかってるんだ
だけど、せめて…
…せめて、我を慕ってくれる者たちが戦争でケガをしないよう、この絵馬を女神像に奉納して、祈ろう
自称魔王がお祈りなど、おかしい話ではあるが、な…

※未有はアルダワ魔法学園での学園時代、自称魔王発言が原因で孤立していました



「アルダワ魔法学園……か。久しぶりにここに戻ってきたな」
 祭壇を前に津上・未有(自称未来の魔王・f10638)は過去に思いを馳せる。
「偶然とはいえ家出同然でアックス&ウィザーズへ飛び出してから、この世界は避けてきたからな……。学園生活にはあんまりいい思い出がないからなぁ」
 子供は純粋な分残酷だ。異物がいれば何故違うのかと責め立てる。魔王を自称する未有は格好の標的であったのだ。もっとも、この頃の年代の男子であるならば、気を惹くためにちょっかいをかけていた可能性もあるのだが、仮にそうだとしても未有の心が向くことはあるまい。許すことはできても、自らを否定する者に好意など抱ける筈もない。
「とはいえ、大魔王が復活したとなっては我も見過ごしておけんからな。奴を討ち倒し、我こそが真の魔王に……」
 そこまで口にしたところで頭を振る未有。
「……いや、わかってる。猟兵としては弱小な我に、そんな力がないのは、誰よりもわかってるんだ」
 手を握りしめ、そして、開く。ああ、この手のなんと小さなことか。何かを掬い取るにはなんとも頼りない。
「だけど、せめて……」
 思い浮かべるのは今の仲間達。魔王様と呼び慕い、未有が魔王であることを受け入れてくれた者達。
「……せめて、我を慕ってくれる者たちが戦争でケガをしないよう、この絵馬を女神像に奉納して、祈ろう」
 思いが力となるのなら、精一杯の思いを込めて。
「自称魔王がお祈りなど、おかしい話ではあるが、な……」
 そう自嘲する。学園生活をしていた時ならば嘲笑の的にされていたのかも知れない。だが、今の仲間達ならば、そんな未有を受け入れてくれる。それが何だか気恥ずかしくて、こうしてこっそりと来てしまったのだが。
 戦争もいよいよ終盤である。何も戦地に赴くだけが戦いではない。こうして、戦地に赴く者の心に寄り添いそれを支えるのもまた戦いなのだ。帰るべき場所、その存在が如何に大きいのか未有にはまだその自覚はない。
「おっと、そろそろ帰らねば皆が心配してしまうな」
 そんな小さな魔王様は祈りを終えると顔を上げ帰り始める。皆の待つ、皆の帰るべき場所になりつつある魔王のお城へと。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴木・志乃
バレンタインを邪魔するオブリビオン共に災いあれかし
なんて言うとでも思いました? さすがにそこまで鬼じゃないですよ
いやそのせいで各地の戦場に参加しましたけどね

2月はね、魔月なんです
私、恋人両方の誕生日があってバレンタインまであるんです
お互い多忙なもんで、しっかり時間作って会える日は存外少ない
……いやホント、こんなタイミングで戦争起こした大魔王には感謝の念が絶えませんよ、えぇ……(女神像の前で愚痴る)

せっかくなんで、暴れることにしました
平穏を潰された全猟兵とアルダワカップル(と自分)の為に
ええ、ええ、可能な限り全ての敵を屠ってやりましょうとも
こんなとこでそんなこと言うな?

知らん
女神様パワーを下さい



「バレンタインを邪魔するオブリビオン共に災いあれかし」
 鈴木・志乃(オレンジ・f12101)が祭壇に物騒な祈りを捧げる。
「なんて言うとでも思いました? さすがにそこまで鬼じゃないですよ」
 と、笑顔で言っているがその目は笑ってはいない。
「いやそのせいで各地の戦場に参加しましたけどね」
 実に五十を越える戦場を志乃はこなしてきたのだった。
「2月はね、魔月なんです」
 志乃の祈りは終わらない。
「私、恋人両方の誕生日があってバレンタインまであるんです。お互い多忙なもんで、しっかり時間作って会える日は存外少ない」
 祈りというよりは愚痴であった。
「……いやホント、こんなタイミングで戦争起こした大魔王には感謝の念が絶えませんよ、えぇ……」
 それはもうお礼参りをしたいぐらいに感謝をしているのであろう。おそらく、惚気話を聞かされながらボコられることになる魔王には、自業自得ではあるので覚悟を決めておいていただきたい。
「せっかくなんで、暴れることにしました」
 決然とした表情で志乃は女神像に宣言をする。
「平穏を潰された全猟兵とアルダワカップル(と自分)の為に、ええ、ええ、可能な限り全ての敵を屠ってやりましょうとも」
 それは決意であり、誓いであり、そして祈祷であった。
「こんなとこでそんなこと言うな?」
 いえいえとんでもない、むしろアリだと思います。
「知らん、女神様パワーを下さい」
 志乃から浄化の力が立ち昇る。祈願成就の神子の力だ。魔王にお礼参りをするには力が必要だ。だから、その為のパワーを、女神様パワーを授かる為に志乃は全身全霊をもって祈祷するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルトルファス・ルーテルガイト
【ヘザーとルトル】
…こんな戦場ど真ん中に安全地帯と言うのは些か不安と言うか。
…だが考えてみれば、戦いと苦悩と女難(?)続きだったから
ヘザーとのんびりとデート?も、良いかもしれん…。
…って、改めて思うと…気恥ずかしい話だ、コレ。
…まぁ、良いか。(ヘザーを抱き寄せながら赤面して)
…そういえば、此処って女神に祈りをできるんだっけ。
…ヘザー、一緒に祈るか?


…今一度出来た大切な人…ヘザーを、今度こそ守り切れます様に。
…そして俺の『女難体質』が無くなってくれますように!!
(2つ目は必死に懇願してたけど気のせい…。
そして2つ目の願いに対して女神が微笑んで【無・理♪】と
言った様に見えるのも多分気のせいだ…!)


ヘザー・デストリュクシオン
【ヘザーとルトル】

はじめてのデート!
してみたかったの!
…でもデートって何すればいいのかな?
これじゃただいっしょにいるだけになっちゃうの!
…いっしょにいられるだけでしあわせだから、いいかな。

にゃ?!
こ、こんなところでだきしめるなんて…うれしいけど、はずかしいの…!
どきどきしてあつくて…デートしゅごい。

「ルトルファスくんがわたしいがいの人とえっちな目にあいませんように」「ルトルファスくんが無理しませんように」っておいのりするの。
わたしはルトルファスくんといっしょなら、どんな目にあってもいいんだけどね。
やっぱり他の人としてるのはあんまり見たくないの。
…野生の勘が無理って言ってるけど気のせいなの。



 ルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)とヘザー・デストリュクシオン(白猫兎の破壊者・f16748)が寄り添いながら祭壇へと訪れた。
「はじめてのデート! してみたかったの!」
 ヘザーがルトルファスの隣でそうはしゃぐ。だが、直ぐにこてりと首を傾げた……でもデートって何すればいいのかな? 初めてのデートであるがゆえにどうしたらいいのかわからないのだ。
 これじゃただいっしょにいるだけになっちゃうの! ……いっしょにいられるだけでしあわせだから、いいかな。結局、そう結論付けた。
 ……こんな戦場ど真ん中に安全地帯と言うのは些か不安と言うか。……だが考えてみれば、戦いと苦悩と女難(?)続きだったからヘザーとのんびりとデート? も、良いかもしれん……。そんなヘザーの隣でルトルファスはそんなことを考えていた。
 ……って、改めて思うと……気恥ずかしい話だ、コレ。そんな風に思うも……まぁ、良いかとヘザーへと向き直りその身体をルトルファスは抱き締める。
「にゃ?!」
 抱き締められたヘザーの頬が一瞬で朱に染まる。こ、こんなところでだきしめるなんて……うれしいけど、はずかしいの……! と、ヘザーの鼓動が早くなっていき、体の奥から温かい気持ちが溢れてくる。
「どきどきしてあつくて……デートしゅごい」
「ああ……そうだな」
 暫しの間抱き合う二人。
「……そういえば、此処って女神に祈りをできるんだっけ。……ヘザー、一緒に祈るか?」
 ルトルファスのその言葉に頷くとヘザーは祈り始めた。
「ルトルファスくんがわたしいがいの人とえっちな目にあいませんように」
「ルトルファスくんが無理しませんように」
 そのヘザーの願いに思わず苦笑いをするルトルファス。
「……今一度出来た大切な人……ヘザーを、今度こそ守り切れます様に」
「……そして俺の『女難体質』が無くなってくれますように!!」
 そんなルトルファスの願いにヘザーは嬉しそうに笑う。
「わたしはルトルファスくんといっしょなら、どんな目にあってもいいんだけどね。やっぱり他の人としてるのはあんまり見たくないの」
「ああ、わかっているさ」
 そう、二人とも薄々とわかってはいた。ルトルファスの『女難体質』がなくなるのは無理なのではないかということを。なんとなく女神が【無・理♪】と微笑んでる気がした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ロベリア・アナスタシア
(アドリブ絡み色気歓迎)
…リア充を爆破する悪い子はいねぇか~?
(怪しい色の薬瓶をくるくる回しながら)

…という訳で私はアリスちゃん達率いる
【リア充爆発する奴OSIOKIするチーム】に参戦よ。
…うん、今日のマスターは何か積極的にリア充してるらしいから
邪魔したら馬に蹴られるって思ったし。
私はこういう人達を見守る方が好きなのよ、どちらかと言うと。

とりあえずリア充爆破野郎を片っ端から見つけて
ひっとらえた後、岩陰草葉の陰で一緒にOSIOKIしてたら
それなりに暇つぶしになるかなって思ってる訳だけど。
アリスちゃんの邪魔にならない様にするから…、良いでしょ?


涼風・穹
【お仕置き暴走上等・煮るなり焼くなりご自由に】

リア充を爆破します
RB団はどこにでも、そして必ずいるのさ…

《贋作者》で爆発物を生成
そこらの砂糖を口の中に山盛り詰め込んだよりも甘ったるい空気を生み出している方々(主に男性)を爆破(物理)します

取り合えず女性には攻撃せず、同性カップルも…まあ放置します
椀種の幻影が出てきた場合は…どうなるのやら…?
一緒にリア充爆破するのか、或いは俺自身があしらわれる事になるような気も…

一瞬の煌きを残して燃え尽きる花火の如く熱く戦い抜きます
一瞬で鎮圧されるとしてもそれはそれで良し

……今更ながら祈りの種類は限定されていないならリア充達の破局でも祈っておけば取り合えず良し?



 甘々カップルを前に、何も手出しできないことに涼風・穹(人間の探索者・f02404)は歯痒さを感じていた。目の前にはロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)とアリスがいる。
 正直、拘束を抜け出すこと事態は難しくないのだ、しかし、この二人からのOSIOKIの内容が察せてしまうだけに身動きが取れなくなっていた。なぜ、こんなことになっているのか?
 時を遡る。穹は祭壇の女神像にリア充の破局を願っていた。RB団としてリア充を許す訳にはいかない、必ずや爆破せねばならない。そう決意を固くする。
 人の気配を感じて身を潜める。そこに現れたのはやはりカップルであった。そこらの砂糖を口の中に山盛り詰め込んだよりも甘ったるい空気を生み出している方々(主に男性)を爆破(物理)しなければならない。
 そこに邪魔が入る。そう、ロベリアとアリスだ。人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られるというが、人の恋路を邪魔しようとしたら淫魔に襲われるのはレア体験ではなかろうか? ロベリアとしてはどちかというとそういう人達を見守る方が好きなのだ。だから、それを邪魔するような輩は見過ごせない。故に、ロベリアはアリス率いる【リア充爆発する奴OSIOKIするチーム】に参戦することにしたのだ。
「……リア充を爆破する悪い子はいねぇか~?」
 妖しい薬瓶をくるくると回しながら穹を威嚇する。折角マスターがリア充を満喫しているのだ、邪魔をさせるわけにはいかない。
 穹は頭をフル回転させる。このままではリア充を爆破できない。爆破できないまでもあの甘々の空気をぶち壊したい。穹の口から咆哮が上がる……筈だった。
「これは、アリスの妄想世界か!」
 そう気付いた時にはもう遅く、その身は拘束されていた。そして、物陰へと連れ込まれカップルの甘々っぷりを散々に見せつけられたのだ。
「とりま、リア充爆破で動いてるの穹さんだけみたい」
「あら、そうなの? 暇潰しには丁度いいけど」
 精力を糧にする魔嬢と淫魔のOSIOKIが始まる気配に穹は生唾を飲む。だが、さっさと逃げ出せば良かったと直ぐに後悔することになる。
「ア、アリス? それはなんだ?」
「マーラ様よ☆」
 アリスが生やした禍々しい触手がロベリアのクスリでより凶悪化させていた。そして、穹はロベリアとアリスに散々OSIOKIされ搾り取られたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

緑川・小夜
[WIZ]

アリスお姉様のいらっしゃるところに緑川小夜あり!

勿論アリスお姉様と一緒にデートいたします。呼吸をするくらい当たり前ですね

祈りは「アリスお姉様とこれからも仲良く過ごせますように」となります。よく力を込めて祈っておきますね

祈りが終われば、後はお姉様とデートです!今回はバレンタインらしく、持ってきていたリボンをわたくし自身につけて、わたくしをプレゼントです!

お姉様に身も心もお任せするという意思表示でもありますわ

さあお姉様、わたくしを受け取ってくださいまし

[アドリブ歓迎です]



「アリスお姉様のいらっしゃるところに緑川小夜あり!」
 緑川・小夜(蝶であり蜘蛛であり・f23337)がアリスの目の前でビシッと決めた。
「勿論アリスお姉様と一緒にデートいたします。呼吸をするくらい当たり前ですね」
「ええ、当たり前よね」
 小夜の言葉にうんうんと頷くアリス。
「アリスお姉様とこれからも仲良く過ごせますように」
「小夜ちゃんと仲良く過ごせますように」
 祭壇の女神像に祈りを捧げると、二人はワンダフォーランドへと入り込む。
 小夜は衣装を脱ぎ捨てると自らにリボンを巻きはじめた。そうしてラッピングを終えると自らの身体をアリスへと差し出した。
「今回はバレンタインらしく、持ってきていたリボンをわたくし自身につけて、わたくしをプレゼントです!」
 お姉様に身も心もお任せするという意思表示でもありますわ、と小夜はクスクスと笑う。
「さあお姉様、わたくしを受け取ってくださいまし」
 そこまでされればもうアリスは我慢出来ずに小夜へとキスをする。小夜もそれに応え、じっくりと味わうように舌を絡め合う。そうして舌を絡めながらお互いの指がお互いの肌の上を踊る。呼吸を合わせ、お互いの反応を見ながら同時に果てるように調整する。いつしか指はお互いがお互いの蜜壺をかき混ぜていた。そして、最初の果てが訪れた。
「ぁあ……お姉様♡」
「んぁ……小夜ちゃん♡」
 勿論、一度だけでは終わらない。蜜を垂れ流すお互いの貝を合わせる。
「お姉様♡ お姉様♡ お姉様♡ お姉様♡」
「小夜ちゃん♡ 小夜ちゃん♡ 小夜ちゃん♡ 小夜ちゃん♡」
 お互いを呼び合いながら激しくぶつかり合い交り合う。二人の宴はまだ始まったばかり、バレンタインの夜は深く深く交わり続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エイル・ヒルドル
【玲とエイル】

今日は玲とデートよ!
お祈りは最後にするとして…まずはイチャイチャっ

玲〜こんなダンジョンでデート出来るなんて嬉しいわね!

腕に抱きついて(ついでに腕を胸で挟んで)彼にひっつきながら歩くわ、今日は無礼講だもの

お祈りする前に…物陰で楽しんじゃう?

アタシってば色ボケもいいところだから、積極的に迫っちゃうわ
キスくらいは最低でもしたいわね、祈る前に愛を確かめ合いたいの

女神様…どうか玲の行く道を光で照らしてください、彼が望む未来を…それを叶える為にアタシの全てを捧げます…

プロポーズへの返事はもちろん…

ずっと、玲と一緒に歩ませて
アンタの、奥さんにしてください


NG無し、お色気❤️、アドリブ、大歓迎!


雨音・玲
【エイルと一緒】
『バレンタイン』
聞けばどっかの聖人の誕生日
一般的にチョコをプレゼントしてカップルの愛を誓う日とか?
リア充を狩る為に非リア充が一斉に決起する危険な日とかとか?
まぁ色々聞くわけだけど…

うん、俺にはあんま関係ないな
腕を絡める最愛のエイルに微笑みかけながら
友人に声を掛けて貰って参加したこの時間
お祈りをする前に、積極的なエイルを受け入れて思う存分楽しみます♪
ほんとエイルと居るだけ幸せだよ

今日が良いタイミングかな
女神様の前で膝をついてエイルの手を取り
懐からエンゲージリングを出してきちんとプロポーズ
色々すっ飛ばして一緒に居るけどさ
コレからも俺と一緒に歩んでくれますか?
返事はキスで想いを込めて



 裏で邪魔者が馬に蹴られている頃、新たなカップルが祭壇に訪れた。エイル・ヒルドル(高速剣のエイル・f21735)と雨音・玲(路地裏のカラス・f16697)である。
「『バレンタイン』聞けばどっかの聖人の誕生日。一般的にチョコをプレゼントしてカップルの愛を誓う日とか? リア充を狩る為に非リア充が一斉に決起する危険な日とかとか? まぁ色々聞くわけだけど……」
 玲は傍らのエイルを見る。
「玲〜こんなダンジョンでデート出来るなんて嬉しいわね!」
 そう言いながエイルはその胸に挟むように玲の腕に抱きついている。ベースで話を聞いた時には、
「今日は玲とデートよ! お祈りは最後にするとして……まずはイチャイチャっ」
 と、はしゃいでいたのだ。となればこの状況も当然なモノ。
「うん、俺にはあんま関係ないな」
 愛はもはや誓うまでもない。非リア充の決起も二人ならどうでも対処できる。まぁ、今回は既に排除されているようだが。折角ここまできたのだ、この時間を精一杯楽しまなければもったいない。
「お祈りする前に……物陰で楽しんじゃう?」
 積極的に迫ってくるエイルに玲は微笑みで応える。
「ほんとエイルと居るだけ幸せだよ」
 そうして二人はキスを交わした。祈りの前に二人は愛を確かめ合う。
 数時間後、乱れた服装を整えながら二人は女神像の前にいた。
「女神様……どうか玲の行く道を光で照らしてください、彼が望む未来を…それを叶える為にアタシの全てを捧げます……」
 エイルが懸命に祈りを捧げている。そんなエイルの姿を見て関係はあったな、と思い直す。今がいいタイミングだろう。
「エイル」
 玲は声をかけると女神像の前で膝をつきエイルの手をとると、懐からエンゲージリングを取り出す。
「色々すっ飛ばして一緒に居るけどさ、コレからも俺と一緒に歩んでくれますか?」
 そして、プロポーズをする。それに対するエイルの応えは、
「ずっと、玲と一緒に歩ませて、アンタの、奥さんにしてください」
 勿論、受け入れるものだ。自然と距離が近づき二人の距離は再び零となる。祝福するように女神像が輝き二人を照らしだした。
 誓うまでもなく二人の愛は強固なモノであったが、こうして誓うとなんだか特別感が増してくる。先程も愛しあったばかりだが、二人は再び物陰に戻りより深くより濃密に交わり愛を確かめ合うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神坂・露
レーちゃん(f14377)と一緒。
デート?
そうねそうね。あたしは…レーちゃんかしら。
って。レーちゃんの顔みるけど不思議そうね♪
うん。説明しないで連れてきちゃったものv(てへ)
「あのねあのね。レーちゃんとデートしたいの♪」
あvますます変な顔♪
何時ものように呆れ顔で拒否されるけど退かないわ。
「えーえー。あたしデートしたいわ。デート♪」
腕にくっついてお願い。必ず聞いてくれるから大好きよv
「えへへ~v ありがとレーちゃん♪」
どこいくか?うーん…。
「じゃあじゃあ、絵馬書いてお祈りするわv」
絵馬には『ずっと一緒にいるわ』って書いて。
お祈りは『レーちゃんと一緒に居たいわ』よ。
えへv大大大好きよ。レーちゃん♪


シビラ・レーヴェンス
露(f19223)と。
「説明して貰おうか。露?」
ここはどこだ。露に説明を要求する。
…?デート…とはなんだ?また露の思いつきか?
露の説明ではよく解らん。スマホで調べる方が早い。
「ふむ。露、君とは愛…し合ってない。これは不成立だ」
そもそも『愛』という感情自体が私にはよくわからない。
だが。露が私に対してとても『好意的』なのはよくわかる。
「わかった。私は何をすればいいんだ?」
やれやれ。仕方がない。露に付き合おう。
「え…ま?」
またよくわからない単語が。ふむ。調べる。
板に願いを書き記せばいいのか。非現実的だな。
何を書けばいいかわからない。
とりあえず『露の性格改善』でも記す。
祈り?…ふむ。絵馬と同じで。



「デート? そうねそうね。あたしは……レーちゃんかしら」
 神坂・露(ヤドリガミ仔犬娘・f19223)がそう言いながら隣をうかがうと、そこには不思議そうな顔をしたレーちゃんことシビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)の姿。それもそのはず、露は何も説明せずにシビラを連れてきたのだから。
「説明して貰おうか。露?」
 ここはどこだ、と シビラは露に説明を要請する。
「あのねあのね。レーちゃんとデートしたいの♪」
「……? デート……とはなんだ? また露の思いつきか?」
 あvますます変な顔♪ とてひひと笑う露をよそにシビラはスマホを取り出す。目の前の人物に訊ねるよりもこれで調べた方が早い。
「ふむ。露、君とは愛……し合ってない。これは不成立だ」
 デート、逢引、愛し合う者同士が逢瀬を重ねること。シビラには『愛』という感情自体がよくわからない。
「えーえー。あたしデートしたいわ。デート♪」
 しかし、こうして腕にくっついてお願いしてくる露がシビラに対してとても『好意的』なのはよくわかる。
「わかった。私は何をすればいいんだ?」
 だから、シビラは最終的には露のお願いを無下にはできない。結局はこうして付き合うことになるのだ。そして、そんな風にお願いを聞いてくれるレーちゃんのことが露は大好きなのだった。
「えへへ~v ありがとレーちゃん♪」
 そして、露はうーんと頭を悩ませる。折角のレーちゃんとのデートなのだ、どこにいくべきか?
「じゃあじゃあ、絵馬書いてお祈りするわv」
「え……ま?」
「そう、絵馬よ♪」
 シビラはまたよくわからない単語が出てきたとスマホで調べる。
「板に願いを書き記せばいいのか。非現実的だな」
「そうでもないわよ。こうして形にすることで無意識領域に刷り込むの」
「ふむ、そういうものか?」
「ええ、そういうものよv」
 そんな会話をしながらも露は絵馬に『ずっと一緒にいるわ』と記していた。シビラは何を書いていいのかわからず、暫く悩んだのちに『露の性格改善』と書き込んだ。
「レーちゃんと一緒に居たいわ」
 そう祈りを捧げると露は次はレーちゃんの番よ、とシビラに促す。
「祈り? ……ふむ。では、露の性格改善」
「えー? なぁにそれ、レーちゃん酷いわ」
「そうだろうか?」
「そうよ、もう」
 他愛のないやりとり、それがとても幸せだ。
「ねー、レーちゃん」
「なんだ?」
「えへv 大大大好きよ。レーちゃん♪」
 こんな日々がずっとずっと続いていくのだろう。ブルームーンストーンのヤドリガミとダンピール、二人の過ごす日々は途轍もなく長いのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年02月17日


挿絵イラスト