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【番外編】蠢き、跳ねて、楽しむ

#UDCアース

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#UDCアース


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●頭が良くなるとはいうけれど
 グリモア猟兵アルム・サフィレット(愛し子を抱えし宝石人形・f02953)の今日の夕食は鉄火丼。スーパーに並んだマグロの切り身を手に取った時、脳裏に全ては流れ込んできた。
「……ネギトロ丼の方がいいのでしょうか」

●グリモアベースにて(トロピカル風味)
「ようこそ、『UDCアース』邪神と狂気が混在するこの世界へ。早速ですが邪神教団の拠点へ皆さんをご案内するので壊滅させてください」
 白い水着型ワンピースにサングラスを着用。そしてサマーベッドに横たわったアルムは傍にあった紙を読み上げる。
「現地のUDC職員に調査させました所、かなり前から監視対象となっていた宗教団体『おさかーなへぶん』がA県の旧漁村B町の寂れた漁港を拠点にしています。それを私が予知しました」
「おさかーなへぶんの信者は漁業の衰退していたB市の人間に、自分達の信仰する魚神『ま・ぐーろ』へ帰依すれば再び町が活気づくと勧誘していたようです」
「現在B町の寂れた漁港周辺の海岸には眷属である『たこみたいなぐにゃぐにゃ』がいて景観を損ねているのでまずはその排除をお願いします」
「そして、寂れた漁港に突入し、召喚されている魚神『ま・ぐーろ』を撃破すれば教団は壊滅するでしょう」
 と、いいますのは……といいかけて、アルムはにっこりと笑う。
「海、いいですよね」

●海、いいですよね
「つまるところB町の人は漁業には見切りをつけていて、寂れた漁港は解体してこれからは観光で人を集めることにしていたようです」
 魚神『ま・ぐーろ』を撃破すればおさかーなへぶんの信者はB町の人からフルボッコにされて壊滅するでしょうね、うふふと笑う。
「それでそれで、これが重要なのです!ちょうど皆様がボスを撃破した際に、試作となるビーチが出来るとのことです」
「猟兵の皆様へのお礼として、モニターとして是非遊んでいってほしいとのこと。料理については住民の皆さんが振る舞うそうです」
 水着や着替え場所、シャワー室に遊び道具、その他必要な設備道具は現地UDC職員が手配。勿論海での遊泳の安全については資格を持ったUDC職員が担当します。
「というわけで。海、いいですよね」
 パイナップルをくり抜き、ハイビスカスが添えられている器に入ったドリンクを飲み干したアルムはニコニコと笑った。


硅孔雀
 第三弾のUDCアースでのシナリオです。
 本来なら【くじゃくるーる】に基づいて町の秘密とか人間関係とかの探索で正気を失って貰いたかったのですが、海、いいですよね。
 ということで番外編です。

 第一章で【『たこみたいなぐにゃぐにゃ』との集団戦】
 第二章で【魚神『ま・ぐーろ』とのボス戦】
 第三章で【海を楽しむ】
 という流れになります。

 第三章でお誘いがあればアルム・サフィレットは登場いたします。
 それでは。
 海、いいですよね。
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第1章 集団戦 『パープルテンタクルズ』

POW   :    押し寄せる狂気の触手
【触手群】が命中した対象に対し、高威力高命中の【太い触手による刺突】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    束縛する恍惚の触手
【身体部位に絡みつく触手】【脱力をもたらす触手】【恍惚を与える触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    増殖する触手の嬰児
レベル×5体の、小型の戦闘用【触手塊】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


【訂正とお詫び】
 猟兵達が到着する数時刻前。
「あのですね、あれはそのいわゆるパープルテンタクルズと呼ばれる物でして、非常に危険でして」
「んなハイカラな名前オラ達がしるけぇ!」
「んだんだ。あんなもん『たこみたいなぐにゃぐにゃ』でいいべ!」
「「そうだべそうだべ!!」」
「……記憶処理は後回しにして、まずはB町の漁業組合さんの避難を優先!」
 とかそういうUDC職員達の涙ぐましい努力があったとかなかったとか。
テリブル・カトラリー
ま・ぐーろ…おさかーなへぶん…なんとも力の抜けそうな名前だが、
既に眷属含めて召喚されているのなら地域住民の為にも
どうにかしなくてはな。

別に絡まれたからといっておぞましくもなんとも思わんが、
触手に近づかれては厄介だ。

適時ブーストを吹かしてダッシュし、
できうる限り敵に包囲されないよう移動しつつフルバースト・マキシマム。
ライトマシンガンとラストデザートによる一斉掃射と二回攻撃、
アームドフォートで敵群をなぎ払い吹き飛ばす範囲砲撃を行う。

ああ、しかし、あんなのに絡まれて
感情を喚起されるのはできれば御免被りたいな。
もし絡まれたら怪力も使ってその場からダッシュで離れ、絡んだ触手を
引き千切り踏みつけ潰す。



【地域安全のために戦え】
「ま・ぐーろ…おさかーなへぶん…なんとも力の抜けそうな名前だが、既に眷属含めて召喚されているのなら地域住民の為にもどうにかしなくてはな」
 灰色の髪を海風が揺らす中、テリブル・カトラリー(女人型ウォーマシン・f04808)は自身が装備している武器の確認を行う。塩分を含んだ物というのは万が一でもあるが武器を錆び付かせるかもしれない。という現地UDC職員の助言通り『ライトマシンガン』『ラストデザート』の様子を見るが、問題はなさそうだ。
 テリブルはこれでひと仕事ができると海岸を見渡す。毒々しい色のたこ……ではなくパープルテンタクルズは群れ、絡みながら目もないのにこちらへと視線を向けているかのように殺気を向ける。
「別に絡まれたからといっておぞましくもなんとも思わんが、触手に近づかれては厄介だ」
 海岸を、他のパープルテンタクルズを踏みつけ、しかし全く体勢を変えることなくテリブルはユーベルコード:フルバースト・マキシマムを発動させる。
 半径20m以内のパープルテンタクルズが太い触手による刺突を行おうと触手を伸ばすが、彼らが掴むのは鉛の弾。びちびちと海岸にその残骸が散らばり、尚テリブルは止めと言わんばかりに体に装備していた『AMRアームドフォート』で地面の残骸を薙ぎ払う。
 気が付くと。
 完全に彼女にいた場所から綺麗に炎上にパープルテンタクルズはいなくなり、残っていた残党も一旦身を引いたようで海岸には何も残ってはいなかった。
「あんなものに絡まれていたら、引きちぎってやろうと思ったがそうまではなかったか」
 こうしてまず、15体のパープルテンタクルズとテリブルの戦いが終わった。

成功 🔵​🔵​🔴​

数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】

ったく。ご近所迷惑な災厄だね!
ここはばっちり殲滅して、ビーチでゆっくりしたいもの…ん?
あっしゅとぅ…こら。やめろって。
これ(黄泉送る檻)、発動までに結構時間がかかるんだから、って
…こらぁ!?
やめ、あぁっ!?
ちょっ、触手やめぇっ!?衣装を破るなぁっ!

くそっ、大技使えないからそのままサイキックブラストで
周囲を殲滅するよ!
…なんだよこの触手たち!エロか!エロなのかー!



【えろすかもしれない】
 数宮・多喜(疾走サイキックライダー・f03004)の茶色い髪の毛が海風に揺れ、それと同時に。
「触手も揺らめい、て?……ったく。ご近所迷惑な災厄だね!」
 蠢くパープルテンタクルズを前にまずは範囲攻撃をしてみようと数宮は詠唱を始める。しかし、そこを見逃すわけないたこみたいなぐにゃぐにゃ、ではなくパープルテンタクルズ。
 ずるずると、数宮の足元を這いずり回っているのはまだよかったが、動いているそれが何かをはじめようというのなら、その体を絡み取んでやろうとまるで意志を持っているかのように蠢きだす。
 足元から、ひざ、膝から腰に、そして腰から上の
「……こらぁ!?」
 や、やめえっ!といつもより甲高い声をあげ、数宮は声をあげ、触手を剥がしにかかる。なぜかしら破けたらちょっとアレな部分に集まっているのは
「なんだよこの触手たち!エロか!エロなのかー!」
 エロいのはいけない。といわんばかりに胸とかいろいろ危ないところにいた場所にいたパープルテンタクルズを引きはがし、数宮はユーベルコード:サイキックブラストを発動させる。
「ええい範囲じゃなくて直接の電撃攻撃!大技じゃなくてもこのまま周囲を殲滅!」
 結果としてその判断は正しかったようで、辺りには触手焼きを通り越して炭になったパープルテンタクルズが転がっていた。
 こうして、10体のパープルテンタクルズと数宮の戦いが終わった。

成功 🔵​🔵​🔴​

毒島・火煉
【ゲンジロウ・ヨハンソンと参加】いっやぁ気持ち悪っ!カレンちゃんあーゆーのまじ無理なんだけど!お願いみおくんやっつけてっ!げんじろも!
【死霊蛇竜】を召喚してたこみたいな以下略にぶつけるよ!
小型触手塊が召喚されても【見切り】で避けたりみおくんに守って貰うつもり。カレンちゃんが怪我さえしなきゃみおくんは無敵なんだから!【おびき寄せ】でカレンちゃんに意識を向けておけば周りのみんなが動きやすいよね。【時間稼ぎ】もドンと来い!
もし仮に怪我をするようなことがあれば即座に【蝕め我が愛】を使って辺りの奴らを消し飛ばすよ!
「『カレンちゃんのモノになって!』カレンちゃんあんなの要らないけどね!仕方なくだよ!」


ゲンジロウ・ヨハンソン
毒島・火煉(f04177)と連携し、攻撃を仕掛けるぞぃ。
この娘のことは「カレンちゃん」と呼んどるよ。

アルムの説明に比べて随分グロテスクな敵じゃな…。
タコ、なのか?…たこ焼きにしてもくいとーないな。

カレンちゃんが戦いやすいように敵視稼いで、タンクでもしようかね。

【 】内は技能じゃよ。
敵の一挙一動にトラキュレンスライノからの【クイックドロウ】を【挑発】的に放つ。
敵視を十分に稼げたら大鉈・兜割りを右手に、海部刀・ヒラヅクリを左手に携え、【覚悟】を決め敵の懐で戦おう。
仲間がピンチなら【盾受け】や【捨て身の一撃】で【かばう】ぞぃ。

なぁに、わしが倒れようと怨嗟の看守様が代わりに働いてくれるさ。



【ラブラブ海岸with触手】
「グリモア猟兵の説明とは違ってなんかグロテスクな……タコなのか、くいとーないな」
 たこみたいなぐにゃぐにゃというよりなんか気持ち悪い触手にしか見えないんじゃがのぅ、とタコ焼きにも出来なさそうなパープルテンタクルズの群れを眺めているゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)は、こりゃあ自分が敵視を稼いでやっつけるしかないねぇと『トラキュレンスライノ』を取り出す。
「カレンちゃんには指、いやぁ触手一本触れさせないから安心して戦おうかね」
 ゲンジロウの目の先にいたのは、やけに色が白く、そして毒々しいピンク色のツインテールを揺らして海岸の惨状を気持ち悪がっている少女、毒島・火煉(アナタも愛しい恋人に・f04177)の姿だ。
「いっやぁ気持ち悪っ!カレンちゃんあーゆーのまじ無理なんだけど!お願いみおくんやっつけてっ!げんじろも!」
 げんじろ、ことゲンジロウはさっそくパープルテンタクルズを挑発するように、銃弾をクイックドロウで素早くその群れに撃ち込んだ。
 反応したパープルテンタクルズ達ははゆっくりと二人ににじり寄ってくる。
「みおくんじゃーでてきてね!」
 毒島のユーベルコード:リザレクト・オブリビオンによって召喚される【死霊騎士】のみおくんと【死霊蛇竜】
「カレンちゃんがちょっとでも怪我するきえちゃうけど、そうじゃないかぎりみおくん無敵だからね!」
パープルテンタクルズは新たに増えた敵に対し、増殖する触手の嬰児で何十もの触手塊を召喚する。カレンとみおくんに向かう攻撃を受け止めたのは、『大鉈・兜割り』『海部刀・ヒラヅクリ』を装備したゲンジロウだ。
「カレンちゃんには触手一本、の精神!」
『大鉈・兜割り』での捨て身の一撃によりあっという間に触手塊達は消滅する。
「やだー超げんじろかっこいいー!じゃあみおくんもがんばってー!」
 【死霊蛇竜】の喰らいつきによって押し寄せる狂気の触手も封じられ、メイン盾であるゲンジロウ自身の剣技によってもパープルテンタクルズは消滅していく。
 そしてとどめにみおくんによる攻撃。辺りには切り刻まれたパープルテンタクルズの残骸でいっぱいであった。
「やったー!げんじろもみおくんも超好き!キモいのとっととやつけられてよかったー!」
「カレンちゃんに何事もなくてよかったよかった。んにしても気持ち悪い光景ですなあ」
 こうして、30体のパープルテンタクルズとカレンちゃんとげんじろの戦いが終わった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

グローリー・ベイロード
ここがUDCアースか…

とはいえ、妙なものも多数あるな。
…急に動き出したか。
ちっ、ここは、触手とかいうものを斬るしかねぇな。

という事で、敵が伸ばした触手とやらを避ける代わりに、フォースセイバーとサムライブレードで切断しまくる。
2回攻撃2、なぎ払い1、残像1を使用、敵の動きが鈍ればUC使用。
「いくら周りにいようが、プラズマ光波は、どこにでも撃てる。どこまで落とせるかだ!!喰らえぇっ!!ボォオオルテックっ、スラッシャアアアア!!」



【初体験が触手とはinUDCアース】
「ここがUDCアース……」
 スペースノイドとは何もかもが違う、UDCアースの海岸でグローリー・ベイロード(フォトンエッジ・f08590)は青い髪が潮風を受け止める中、海岸を未だ漂っている触手の群れ、パープルテンタクルズへと目を向けていた。
 グリモア猟兵、そして現地にいたUDC職員の説明によればあれらは触手とよばれるものらしい。
 ふとグローリーが気が付くと、残りのパープルテンタクルズが一斉に襲い掛かってくるようにこちらへと近づいてくる。
「ちっ、ここは、触手とかいうものを斬るしかねぇな」
 装備していたフォースセイバーとサムライブレイドを構え、その群れへと突撃していく。
「思ったより動きは鈍い……ならば薙ぎ払うのみだ!」
 残像が残る程の高速で、まずサムライブレイドによる斬撃パープルテンタクルズを切り裂き、敵が押し寄せる狂気を放つために狙いを定めた太い触手をフォースセイバーで薙ぎ払い、素早く二回攻撃をする。
 しかし、まだ十数体が残っているようだ。ここは思い切ってユーベルコードを発動させるしかない。グローリーはニヤりと笑った。
「いくら周りにいようが、プラズマ光波は、どこにでも撃てる。どこまで落とせるかだ!!喰らえぇっ!!ボォオオルテックっ、スラッシャアアアア!!」
 グローリーのユーベルコード:ボルテックスクラッシャー。グローリーへと触手を伸ばしていたのが彼らの不幸か。プラズマ光波が全てパープルテンタクルズを焼き切った。
 こうして、30体のパープルテンタクルズとグローリーの戦いが終わった。
 
 そして、パープルテンタクルズは消滅し、海岸は無事綺麗になったことをここに報告する。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『邪神マグロ』

POW   :    大地を穿てマグロ
単純で重い【突進 】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    回遊魚の本気
【マグロ本気で泳ぎますモード 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ   :    突撃する同胞達
レベル×5体の、小型の戦闘用【空を泳ぐマグロ 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフィーナ・ステラガーデンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


【訂正とお詫び】
 猟兵達が到着する数分前。寂れた漁港内の怪しげな祭壇。
「ふふふ……『魚神ま・ぐーろ』様はここに復活したぞ!」
「まぐーろぐろぐろほんまぐろー」
「なあおい……こいつ、経典によると『邪神マグロ』じゃ……」
「くろ・ま・ぐーろ!!!!!」
「「に、逃げろー!!!」」
 こうしておさかーなへぶん信者が逃げ出す中、『邪神マグロ』はふよふよと空中を泳いでいた。
数宮・多喜
【SPD】

まったくなんだったんだよあの触手たちはさぁ…
と、でっけぇマグロじゃねぇか!
これはわさび醤油をきりっと利かせてマグロ丼とかいいねぇ!
…ん?色気より食い気が勝ってる?皆まで言うなよ!?

アタシはバイクでちょこまか動いて囮になりながら、
サイキックブラストばらまいて挑発するよ!
こっちの動きに釘付けになってる間に、
他の皆は攻撃を頼むぜー!
なに?マグロの動きが速すぎる?
それならばらまいてた電撃を収束させて
奴を痺れさせてやるよ!

倒した後は解体だー!マグロは頭まできっちり食えるから、
……
そういやこいつ邪神だったわ……残念。

【アドリブ改変・連携等大歓迎】


グローリー・ベイロード
(逃げる信者を見て)
呼んでおいて逃げるとは…
まぁ、いい。
どのみち、俺達が倒すべき相手なのだからな。

という事で、コレ、どう見ても魚だよな。「スペースマグロかよ。」
マグロが小型を呼び出したら空中戦1、2回攻撃3、武器受け1、なぎ払い1、残像1を使って二刀流で斬りまくる。
「おい、どうした魚類。小物ばっかり大量に出しても俺には勝てねぇよ、シーチキン。まぁ、チキンハートなんだろう?来いよ」
突っ込んできたら、ここでUC・剣刃一閃を使用。
「かかったな、魚類。三枚におろしてやるよ」



【それはまぎれもなくマグロだ】
 団子状態になりながら逃げ惑うおさかーなへぶんの信者達を呆れるようにグローリー・ベイロード(フォトンエッジ・f08590)は呟く。
「呼んでおいて逃げるとは…まぁ、いい。どのみち、俺達が倒すべき相手なのだからな」
 海中ではなく空中を自らの居場所であると主張し、召喚された喜びにぐーるぐーる回遊をしている邪神。
 それは紛れもなく、マグロであった。
「ということで……これ、どうみても魚だよな」
 確かに魚です。銀色に煌めく鱗と黒光りする背びれ、えら、そして肉食であることの証でもあるような歯まであるそれは完全に
「スペースマグロかよ」
「スペースマグロ!?それはなんだい、って思わず突っ込んじまったよ」
 グローリーと同じく邪神マグロに対峙するべく漁港に駆け付けた数宮・多喜(疾走サイキックライダー・f03004)はなんだかなーみたいな脱力した気分を覚える。
 どうみてもマグロが、空を、泳いでいる。それだけで数宮の脳裏に浮かぶのは
「触手の次はマグロ、って……これはわさび醤油をきりっと利かせてマグロ丼とかいいねぇ!」
 色気より食い気が勝ってる?という思考から漏れた言葉にグローリーはとりあえず
「スペースマグロ丼……にすればいいのか。うん、そうだ」
 と返した。こうして邪神マグロと猟兵達の決死の死闘は開始された。
『たーいへいよーーーーーーー!!!!!!!!』
 だって邪神マグロが二人に反応したから。

「マグロは魚。魚は網、っていうわけであたしが網を作るから、その隙に解体しちまいな。その得物ならずばっといけるだろ」
「ああ、ユーベルコードも合わせれば切り刻める」
「よし決まりだ。じゃあいくよ、宇宙カブJD-1725発進!」
 邪神マグロの目に留まったのは数宮の愛機である宇宙バイク『宇宙カブJD-1725』で自分を挑発するように動く数宮の姿だ。
『かいゆうーーーまけなーーいーーーーー!!!!!』
 マグロと言えば回遊。邪神といえどもマグロ。邪神マグロから銀と黒が混ざったなんとも形容しがたいオーラが広がったかと思うと、マグロの歯は鋭く、そしてえらやヒレは鋭利に変化する。回遊魚の本気だ。
『宇宙カブJD-1725』をその身で押しつぶすことのみに特化したそのフォルムをグローリーは確認した。
「変化する邪神……サムライブレイドとフォースセイバーで斬りこめるか、まずは見るか」
 数宮がユーベルコード:サイキックブラストを発動させ、電撃で囮を作る度にマグロは硬化した全身を見境なくぶつける。
「攻撃力と耐久力の代わりに理性を失っている……か。どうだ!そっちはいけそうか!」
「このマグロ随分早く動く、それならばさっき言ってた網をつくるからちょっと待ってな!」
 バイクを器用に操作し、邪神マグロを避けながら精神を集中させ聖句を唱える。
「ashes to ashes,dust to dust,past to past...収束せよ、サイキネティック・プリズン!」
数宮のユーベルコード:黄泉送る檻(サイキネティック・プリズン)によってサイキックブラストでばら撒かれた電撃が束となり、形となる。
「ははっ、邪神マグロ捕獲完了ってね!」
『まーぐーろーーーーー!!!!!!』
 サイキックブラストの檻の中では邪神マグロは動くことが出来ない。少しでもこれに触れれば自分の体ですら焼き切れてしまう(炙り)事を本能的に察知する。
『まぐろのこはげんきのこーーーー!!!!』 
 ならば食い破ってしまえばいい、とでも考えたのであろうか。50体程の小さなマグロ達が召喚され、数宮に狙いを定める。
 その1匹を一刀両断したのはグローリーの『フォースセイバー』だ。あえなく消える子マグロ。
「おい、どうした魚類。小物ばっかり大量に出しても俺には勝てねぇよ、シーチキン。まぁ、チキンハートなんだろう?来いよ」
 グローリーは空中を漂う子マグロをそれぞれの手に持った得物で次々と切り刻んでいく。一撃で倒せることに気が付き、一気に薙ぎ払う。
『まぐろのこーーーーー!!!!!』
 邪神マグロの絶叫が響き渡り、グローリーを子の仇といわんばかりに突進で押しつぶそうと邪神マグロは体を焦げ付かせ(炙り)ながらも地面に立っているそれにまっしぐら。
「かかったな、魚類。三枚におろしてやるよ」
 グローリーは笑い、ユーベルコード:剣刃一閃を発動させる。
 邪神マグロは確かに、大地を穿いたはずだ。グローリーごと突っ込んだ漁港の床は粉々に砕けている。
『まぐ……ろ……?』
「残念だな魚類。もう少し早く動くことだな」
 自分が押しつぶしたのは残像であったのか、それより先に、何故自分の体が斬られているのか。ヒレと体の一部が何故切断されているのか。
『くろまーぐろー!!!!!!』
 絶叫と共に邪神マグロは理解した。このままだと切り刻まれる。

「三枚までにはまだだったか、しかしうるさいな」
「同感。解体したらいい感じに全部いただけ……」
 そこまで言って数宮は気がつく。
 そうだ、この邪神マグロ、邪神だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

テリブル・カトラリー
これがま・ぐーろか、正直な、今の私の興味の対象はお前だ。
いや、昔、どこかの世界でまぐろがな、
武器になるって話を聞いたんだ。

最初はそんな訳ないだろうと思ったんだが、
それがUDCだったなら実はおかしくないんじゃないかとな。

敵の動きを見切り、ラストデザートでのスナイパー、クイックドロウで
狙い撃ちながら腕を換装、突進に冷凍ガス散布の属性攻撃で勢いを削ぎ、
見切り、武器受け併用で避けつつ換装した腕で尻尾を怪力も使って掴む。

そんな訳で、今日からお前は名刀マグロだ。
冷凍ガス散布しつつ怪力と共に素振りとして振り回し床や壁に叩きつける

逃げられたら一言
切れ味(鮮度)はあるが生きが良すぎる。
やはり冷凍しなければダメか



【カジキもなかなか武器っぽいフォルム】
『らんかくはんたーーいーーー!!!』
 切り身にされる未来を予知したのか、邪神マグロは尚残った力を振り絞り、尚空中に浮かび上がる。その咆哮を煩わし気に見上げるのはテリブル・カトラリー(女人型ウォーマシン・f04808)だ。
「ま・ぐーろ……邪神まぐろか、正直、今の私の興味はお前だ」
 邪神マグロのその姿。今は猟兵達により炙られ、切られもしているが、そのフォルムはまさに
「いや、昔、どこかの世界でまぐろがな、武器になるって話を聞いたんだ」
 UDCであればもしかしたらおかしくない話である、最初は否定していたその考えを邪神マグロのフォルムが塗りつぶす。
「そんな訳で、今日からお前は名刀マグロだ」
 炙った後凍らせたほうがより固くなる。日本刀の製作行程と全くもって変わらない。というわけで巨大太刀・邪神マグロの制作、もといテリブルと邪神マグロの決戦が始まった。
 漸く邪神マグロはテリブルの姿を捉える。
『まぐろのこんじょーみっせどころーーーー!!!!』
 その勢いに任せて、テリブルの立つ地面へ、大地を穿て邪神マグロ。
「突撃でくるか。ならば仕方ない」
 装備していた『ラストデザート』大口径のマグナム自動拳銃で冷静に的、邪神マグロの体に鉛の弾をめり込ませる。
『まぐーろーはとまらなーい!!!』
 それでも根性は見せる邪神マグロ、衝突すれすれのところでテリブルが身をひるがえす。轟音と古びた床の割れる音の中
「……」
 テリブルは無言でユーベルコード:戦争腕・三腕(スリーアーム)を展開する。
 冷凍ガス散布機能内蔵の換装した腕から強烈な冷気が発せられた。邪神マグロが次の動作へと体勢を立て直した所であった。
『まぐろっ!?』
「ほう、持ち手にはぴったりだな。それじゃあ名刀マグロの性能試験といこうか」
 強烈な冷凍ガスはみるみるうちに邪神マグロの動きを封じ込める。その尻尾をつかめば、名刀邪神マグロ(仮)の出来上がりだ。
「まずは……素振り、からの耐久試験」
 テリブルは軽々と名刀邪神マグロ(仮)を冷凍が噴出されている片手で持ち上げ、振り回す。
『かちかちまぐろーーーかいたいやめろーーーー!!!』
「うるさい。耐久試験その2」
 そして、割れた床の上にたたきつけ、そのままの勢いで壁に叩きつける。
『ぎゃくたいはんたーーいーーー!!!』
 壁に打ち付けた衝撃で名刀邪神マグロ(仮)はなんとかその力を振り絞り、テリブルの腕から逃れる。しかし、その体は所々が裂かれ(切り身)、打ち付けられ(タタキ)、確実にダメージを追っている。
「切れ味(鮮度)はあるが生きが良すぎる。やはり冷凍しなければダメか」
 名刀邪神マグロ(仮)の性能試験として結果をここに記す。

成功 🔵​🔵​🔴​

ゲンジロウ・ヨハンソン
毒島・火煉(f04177)とともに参加じゃな。

マグロは止まると死ぬと聞くが、実際どうなんじゃろ。
しっかしあの見事な魚体を見てみろ…オブリビオンなのが勿体ないわい。

使用武器:海部刀・ヒラヅクリ

特に警戒するのは●回遊魚の本気 かのぅ。
ここであえて素早く動き、【盾受け】【激痛耐性】でその攻撃に耐えて
隙を見せたら【生命力吸収】攻撃で勢いを削ぎ、【料理】の応用で【鎧砕き】でその大トロをぶった切って三枚おろしにでもしてやろうかのぅ?
味方のピンチには【かばう】で駆けつけることも忘れないぞ。

トドメの一撃は【捨て身の一撃】でユーベルコードの炎を叩き込む!おら、マグロのタタキの出来上がりよ!


毒島・火煉
【引き続きゲンジロウ(f06844)と参加】悪いことしてるんだしさっさと切り刻も!漬けとかにしたら美味しいよね!あれ、刻んだらネギトロになるのかなぁ。
なーんて考えながら攻撃するよ!【蝕め我が愛】でどーか)と叩いて、小型の戦闘マグロが出てきたらそれを【見切り】で避けながら【早業】で刻むよ!サイコロくらいの大きさが食べやすいかなぁ?
【第六感】でマグロの弱点をタガーで【盗み攻撃】して部位を盗みとります!
げんじろがご飯作ってくれるらしいし、カレンちゃんも頑張ってお手伝いしなきゃね!はなあ、でもカレンちゃんご飯あんまし食べれないから少なめね!
若干喋り方可愛いけど、美味しいものの為ならば仕方が無いものん!



【邪神のお味。本当に食べるの?】
『あぶり……きられ……かたなになってもまぐろはしなず』
 随分ボロボロになってしまったが、マグロに生まれた邪神の定め。止まるわけにはいかない。だって回遊魚だし。
 尚ぐるぐる回りながら猟兵達を威嚇する姿を見て、ゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)は感心にも見た感想を思わずこぼす。
「マグロは止まると死ぬと聞くが、実際どうなんじゃろ。しっかしあの見事な魚体を見てみろ…オブリビオンなのが勿体ないわい」
 確かに邪神マグロがただのマグロであれば、数十億でなんとか三昧できたかもしれない。しかし
「悪いことしてるんだしさっさと切り刻も!漬けとかにしたら美味しいよね!あれ、刻んだらネギトロになるのかなぁ」
 とカレンちゃんこと毒島・火煉(アナタも愛しい恋人に・f04177)は意気込む。
「げんごろがご飯作ってくれるんならカレンちゃん頑張ってお手伝いするよ!」
 でもげんごろ、カレンちゃんご飯あんまり食べられないから少な目でよろしくね!
とカレンが抱き着くとげんじろは愛刀『海部刀・ヒラヅクリ』をすっと抜く。
「カレンちゃんのお望みなどとうに把握済みだわい、なんなら漬けもネギトロも作りますぞぃ!」
「いやーんかっこいいげんごろ!」
『……めすまぐーろほしー……』
 いちゃつく二人の姿を回遊していた邪神マグロはゆっくりと、体を二人に向ける。

『あいてはいないけどこーまぐろーーー!!!』
 最後の力を振り絞ったからか、100体を超えるマグロ、突撃する同胞達が一斉に襲い掛かる。
「げんじろ、来るよ!」
「カレンちゃんには指、否、鱗一枚触れさせはせん、下がっていなさい」
 げんじろ、と声をかける間もなくげんじろはは素早く前に出る。そして
「ぐ、ぐ、しかし、攻撃を一度あてれば消えるのなら盾となってその攻撃受けるのみ!」
 激痛には慣れている。襲い掛かってくる子マグロの攻撃をあえて受け、『海部刀・ヒラヅクリ』を振り回し確実に子マグロを消していく。
「カレンちゃんも負けてられないよ……さあ、子マグロちゃんカレンちゃんのモノになって!」
 カレンちゃんのユーベルコード:蝕め我が愛(リサウンド・マイラブ)の発動。
本当は傷ついていくげんごろを抱きしめたいが、その両腕を広げた先は子マグロの群れ。抱きしめてやるとばかりに飛び込んでいく子マグロ達は、カレンちゃんの腕、そして全身から発せられる恋心と執着心の具現である紫のオーラでその数を減らしていく。
「げんじろを傷つけないで!あ、でもちょっと可愛いかも?」
 ちょっと愛が重いですね。しかしその重量に比例して愛は武器になります。子マグロを完全に消滅させたカレンちゃんは飛び出し、空中から地面へと衝突せんと突撃してくる邪神マグロと目があう。
 マグロの最もおいしい……じゃなく、弱点かもしれない所。それは頭。別名かま。
「その頭頂戴!愛してあげる!」
 素早く抜かれた短剣、ダガーで正確にかまを切り取る。完全な勘であったが、愛の女神はその勘は正解であると微笑む。
『まぐーーろーーーー!!!』
 思考能力を完全に奪われ、のたうち回る邪神マグロ。その前に立つのは身体中の傷跡から噴出する「怨嗟の炎」を纏ったげんじろ、いやゲンジロウ。仁王立ちでユーベルコード:命を屠る罪は生きて償へ(オレタチハオマエガシヌコトヲユルサヌ)を発動させていた。
「子マグロ程度の生命力ならとっくに吸収したぞい。さあ、これより解体ショー……いや、タタキにしてくれるわい!」
邪神マグロを容赦なく『海部刀・ヒラヅクリ』で切る。否、三枚おろしにする。叩き切るのではなく、一つの芸術品を作るのかの如くその刃は踊る。
 そして、炎を纏った一撃が、邪神マグロの頭と体を切り離し。
『おーまのまぐろ……せかいいいちい……』
その場には、マグロの切り身が残された。
 調理完了。ではなく討伐完了。

 ちなみにですが、邪神は邪神なので邪神マグロの残骸もとい切り身はUDC職員がきっちり回収してそのあとは食べずに保管しています。
 悪しからず。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『海を楽しもう』

POW   :    海に入って泳いだり遊んだりする

SPD   :    海には入らず他の遊びをする

WIZ   :    食事をしたりしてゆったり過ごす

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


【優秀なUDC職員さんに拍手】
「遊泳区域にコースロープ設置よし!」
「管理事務所、監視員よし!」
「救護施設、設備、スタッフよし!」
「シャワー、更衣室、脱衣所よし!」
「B市住民運営の海の家の設備よし」
「UDCオブジェクト■■■:トロピカル空気製造機運転状況は」
「捕まえたおさかーなへぶん信者による自転車型発電機で稼働を確認。気候、水温共にトロピカルであります!」
「それではこれより、『サマーバケーション』を実施する!」
「ヨシ!」

●愛し子様情報
番外編でもヒャッハー!日常を楽しめだぜ!
・トロピカルな空間で日常を楽しんでください。破壊的なこと以外OKです。
・この章に限り【アルムを召喚する】と記載があれば、アルム・サフィレット(愛し子を抱えし宝石人形・f02953)が登場します。
・多くの方に楽しんでいただけるために判定は厳しめに出ますが行動の失敗ではありません。
レイチェル・ケイトリン
アルムさん、おさそいありがとね。
それから、事件解決した猟兵さんたちとUDC職員さんたちおつかれさま。
ところで「つかまえた~自転車型発電機~」ってなんだろう……

と、とりあえず、わたしは……おにんぎょうあそびするね。

あ、あそびだけじゃないよ。
いままでに「寂れた漁港」ってイメージついちゃってるとおもうし、
へんなうねうねがいたんだから、印象かえてあげたいともおもうの。

念動力技能でダミーアニマルつかってあっちこちに動物の人形つくるの。
それぞれ看板もってもらって「海の家はこっち」とか書いてあげる。
そしたら雰囲気かわるとおもうよ。

えと、アルムさんにもおてつだいおねがいするね。

たのしいかんじにできたらいいな。



【うぇるかむ(元)じゃしんびーち!】
 銀色の髪の毛が潮風にのってさらさらと音を立てて揺れる。レイチェル・ケイトリン(心の力・f09500)の青い瞳と同じ程、空は青く、また、出来上がったビーチを彩る海も(仮)も青い。
「わたしにできることは……おにんぎょうあそび、かな」
今まで『寂れた漁港』として放置されてきた海岸も整備されると知り、おさかーなへぶんの邪神召喚の仕業によりパープルテンタクルズまみれにまでなってしまった海を見つめる。
「折角綺麗な海なんだから、印象をいいものに変えてあげないとね」
 レイチェルはそっと目を閉じ、ユーベルコード:ダミーアニマルを発動させる。
「心にえがくよ。生命、それぞれがもつ姿。木の繊維組織と水分、土の鉱物と色素成分、くだいてつないでかためて、わたしの心の想いのままに」
 その言葉と共に、どこか可愛らしく笑い、はしゃぐ動物達の人形が辺りに何体も出現する。精巧に作られた人形は、皆手に何かを抱えられるようになっている。
「よかった。きれいにかわいくできた。後は……看板が必要かな」
 レイチェルの計画は、動物達に看板を持ってもらい、文字を看板に書いて案内兼雰囲気を明るくするオブジェを作るものだ。
「文字は……海の家はこっち、がいいかな」
 しかし看板の調達と動物達の配置、一人では難しそうだ。
「あらあら、これは可愛らしい動物さんではないですか」
 その時、海岸を歩くアルムが現れた。今回の『サマーバケーション』計画の監督者だと名乗る。
「それでしたらご安心を。B市の住民の皆さんからもう使わないまな板を回収してまいります。ペンキは職員に調達。これでよろしいでしょうか?」
「おてつだいしてくれるんですか?ありがとうございます」
 楽しい時間を皆さんに提供できればいいのですよ、とアルムは微笑み、携帯電話で連絡を取り始める。
「そうだ、折角ですから、ご一緒に文字を書いてみます?」

「うまくかけたかな」
「はい、とても綺麗です。優しさにあふれた『海の家はこっち』の筆跡。実に蒐集したいですが我慢します」
 レイチェルが使い込まれたまな板にペンキで書いた文字を見てアルムはニッコリと笑う。
「これで海の家、そしてビーチが華やかに可愛らしくなります。ご協力感謝します」
 (元)じゃしんびーちに設置された、案内役の可愛らしい動物達はその後も観光記念のシンボルとしてB市住民により大切に扱われることになった。

「ところで……自転車型発電機ってなんだろう」
 ぽつりと呟くレイチェルに、あ、そういえば説明して無かったと少し驚いた顔で説明をする。
「邪神を呼んだ信者さん達の『採用試験』、トロピカル空気製造機を動かす発電のために小型の発電機が必要なので一緒にくっつけました」
『発電なんて火力だろうが水力だろうがとにかくタービンを回せばいいんだぜヒャッハー!サイクリーング!』
 いつの間にかアルムの手に抱えられていた不気味な人形が喋る。明らかにアルムの腹話術だけど。
「はい、まあ人間ハムスターといった所ですかね。ふふ」
「ハムスター……」
 可愛らしい動物達の人形が並ぶ中、ハムスターをあえて選ぶ。
「とにかく、楽しんでいただけると幸いです。ご協力感謝します」
「あ、え、はい、どういたしまして」
 とにかくこうして(元)じゃしんびーちは開園する。動物達が見守る可愛いビーチ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

テリブル・カトラリー
あ、UDC職員に頼んであの邪神の切り身を貰おう。
たしか、この世界にはクランケヴァッフェなる武器があると聞いたしな。

さて、それはそれとして、折角職員達がサマーバケーションを実施してくれたのだし、何かしなくてはな…。

……とはいえ、何をしたらいいのか…
海の家………あの、何か、お手伝いとか、する事ありませんか?
(できれば売り子以外で…!)

マスクをとり眼鏡を掛け変装?した状態で海の家で
何かする事がないか聞きにいき売り子なり力仕事なりしてます。

【アルムを召喚する】
アルムさんは、売り子等している際によければお会いしましょう。
私がテリブルだと黙っているかわりに何か一つ、奢りますよ?◎



【ビーチ食い倒れ紀行・その1】
「武器として、クランケヴァッフェがあると聞く」
「あのですね、その件に関しましては、今回はどうしても封印指定なんで持ち出せないんですよ……」
「折角邪神を倒していただいたのですが、そこだけはもう本当に申し訳ございません」
「その代わり、B市では普通のマグロが邪神マグロ程ではないが捕れるようでして、どうでしょう、そちらを手伝っては…?」
「あ、勿論楽しむのが一番です!そのためにご用意しましたので!」

「邪神の切り身は持ち出せなかった、か」
テリブル・カトラリー(女人型ウォーマシン・f04808)はUDC職員とのやり取りを思い出す。
「それにしても、あそこまでサマーバケーションを実施するとは」
 少し考えテリブルが重厚なマスクを外す。それと同時に灰色の髪が真夏の日差しを浴びて煌めく。
「眼鏡と……マスクが必要か」
 何か御用があればそこらへんのUDC職員に伝えてください。大体の物は用意させますのでと監督者のアルムが言っていたことを思い出す。
「これで、よし……とはいえ、何をしたらいいのか」
 さて変装も終わり、マスクをかけた女性が海の家の近くを歩く。その姿、猟兵の放つオーラに魅せられたのか、ガタイのいい男が声をかける。
「おお姉さん、折角だからマグロや魚介類、向こうの海岸から運ぶの手伝ってくれよ!海の家で焼いたり生で解体するんだ」
 できれば売り子以外でなにか海の家でお手伝いがしたかったが、渡りに船とはこのことだ。
「ああ、分かった。早速向かわせてもらおう」
 猟兵は時として運び屋にもなる。

「お姉さん凄いな!何箱でも持っていけるんだな!」
「……ああ」
 両手に何箱もの発泡スチロール(中身は魚介類とそれを冷やす氷で重たい)を軽々と持ち上げ、海の家の裏口に降ろす。辺りには新鮮な魚が焼かれる香ばしい匂いが漂う。
「あらあら、猟兵さんがお手伝いですか」
 テリブル柱に寄りかかっているとそれをのぞき見しちゃいましたとばかりにアルムが現れる。
「神出鬼没ですみません。邪神討伐の上にお手伝い、素晴らしい心がけに感謝感激です」
 突然の登場にもテリブルは臆することなく、眼鏡をかけ直す。
「どうやら向こうは自分を、猟兵だと思っていないようだ」
「そのようですね」
「このままにしてもらえば……一つ、奢りますよ?」
 アルムはテリブルの提案に、ニッコリと笑う。
「全ては猟兵様の御心のままに。お手伝いをされる素敵な女性のお邪魔は致しません。その代わり、じゃあ牡蠣ください」
 牡蠣とは何かとテリブルが説明を求める前に、アルムの手には岩のような貝のような何かが握られていた。どこからか用意したナイフでアルムは器用にこじ開ける。
「むぐぐ……生牡蠣おいひいです。美味なるものを運搬する猟兵、絵心か写真でも撮れれば蒐集したいくらいです」
 牡蠣というのはそのように食べるのか、とテリブルはその様子を眺めていた。

「お腹がお空きになられましたら、海の家で休憩されても大丈夫ですよ?」
「いや、自分にはこの仕事があっているみたいだ……しばらく作業をさせてもらう」
 アルムは魚介類が取り出された発泡スチロールを軽々と持ち上げるテリブルの後ろ姿を見送る。
「寡黙なる女性兵士。それもまた美しき、でしょうか」
 後に、B市に現れた伝説の運び屋、灰色の髪の女としてテリブルの姿が漁師達の間で語りつがれることになる。とはこの時誰も知らなかった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​


【本当の訂正とお詫び、愛し子様情報】
 ヒャッハー!って空気じゃねえぜ、反省している。
 ぶっちゃけこのままだと海が!夏が!終わる!青い〇が!埋まる!
 勝手に決めちまって済まねえが、これから【4人】は大失敗って出ちまう。
 こればっかは謝るしかねえ。それでもオッケーの人はサマーバケーションだぜ!
グローリー・ベイロード
【チーム・ベイロード】
「それにしても、サマーバケーションか。UDCも、技術を無駄なことに使うんだな…」
まぁ、あえて、今、呼んだんだけどな。レナとグランディアとランディス。
ならば、ハメ外してスイカ割りでもやろうじゃないか。
何?それ(フォースブレイドとか武器類)は使うな?
木刀を使え??
そういうことね。

これなら、ヒャッハーって…どこのモヒカンだよ、おい。
まぁ、普通に楽しませていただくぜ。


レナ・フォルトゥス
【チーム・ベイロード】
それにしても、呼ばれておいてなんだけど、アレ(自転車操業)は、一体、何なのかしら??(目に付いた模様)

まぁ、水着に着替えたはいいんだけど、着替えなくても良さそうでしたわね。
まぁ、ここはスイカ割りでいいわね。
ここは、何気な感じで行くわね。
うん、ヒャッハーって、ヤラレ役が叫ぶセリフね。
スイカ割りは目隠してやるのよね。
あ、そこの虎男は鼻も防いだほうがいいわね。


グランディア・エストリア
【チーム・ベイロード】
がっはっはっはっは!!
グランディア、呼ばれたからには楽しませて頂くぜ!!
スイカ割りとはな!
楽しんだもの勝ちだな。
で、なんか、背後が騒がしいんじゃが(UDC職員を見ている)
しかし、熱いぜ。
まぁ、アレ(自転車操業)は気にしたら負けな気もするが。


ランディス・ティンバーウルフ
【チーム・ベイロード】
ガウ!!
ナンカ、アソビ、イロイロ、タノシソウ!!
ア、モノスゴク、キニナル、アレ、ガウ!!(自転車操業を見てる)

スイカワリ?ナンダ、ソレ??
ア、ソウンナカンジ??

という訳で、チーム・ベイロード4人集結。
めいいっぱい遊んでやるって感じだ。
アドリブ歓迎。
大失敗?人間発電所そのものを気にした時点でそうなる気しかしねぇ。



【感謝の気持ちを込めてチェックのお時間です】
 トロピカルも最高潮に達する真昼頃。
 (元)じゃしんびーちは最高に太陽が降り注ぎ、波は穏やかに、そしてまぶしく煌めいている。
「出力87%まで低下してるぞ。処理も視野に入れるか」
「動きます。動きますからぁ……!!」

 (元)じゃしんびーちから死角になっている広場には、エアロバイクのような何かが並べられでいる。屋外スポーツジムのようなそこでは、必死になってエアロバイクを漕いでいる人間達がいた。青白かったり、どこか不気味な空気を漂わせているが、どの人間も必死になって漕いでいる。
「……あれはいったい何なのかしらね。」
 燃え上がる炎のような赤色の髪に赤い瞳、すらりとした肢体に長いエルフの耳。レナ・フォルトゥス(森羅万象爆裂魔人・f09846)がその音に気が付き
「ナンカ、アソビ、イロイロ、タノシソウ!」
 黒い瞳を輝かせ、無垢な笑顔で興味津々に指をさすのはランディス・ティンバーウルフ(狼少年・f04939)だ。つまるところ聞き耳と目星に成功したわけである。
「少なくとも、私の生まれ故郷にはなかったわね。しかしみんな必死そうね。呼ばれてきたんだけど大丈夫、かしら?」
「グルグルマワル!レナ、アレデ、アソブ!ガウ!」
「遊ぶ前に、えっと、この先で合流することになっているんだけど」
 とりあえず自転車操業(発電)を見ている二人の耳の前に、知った顔が現れ豪快な笑い声が響いた。
「がっはっはっはっは!!呼ばれたからには楽しませていただく!!」
 二本足で、アムールトラが、日本語喋っている。グランディア・エストリア(猛虎蹂躙・f06203)は仲間であるレナとランディスの肩をばんばんと叩いた。
「ちょっと痛いわよ虎男。ついでにアレに乗ってみなさいよ」
「グランディア!ボクモノル!」
 見知った仲間が現れ少しほっとした様子の二人に気が付いたUDC職員が慌てて近寄る。
「猟兵様ですね!いやいやここはちょっとした発電所なんでお気になさらずに」
「ん?そうか、まあ五月蠅くなければいいぞ」
 グランディアが怪しげな目線で発電所という単語、目にした自転車を漕ぐ人々で思い当たる今の広場での状況に何かを察するが、あえて口には出さない。アイデアに成功しました。
「ええと、皆様は……はいはい、成程、御一行様ですね。お話は聞いております」
「水着の準備、更衣室の手配、すべて揃っております。女性職員が勿論女性更衣室で待機しているのでご安心ください」
「ミズギ、ナニ?」
「え、もしかしてサイズとか色も選べるわけ?」
「さようでございます。それでは皆様、ご案内いたします!」
 UDC職員達が慌てて3人を『サマーバケーション』開催場所へと案内し始めた。という訳で道中見てはいけない何かを聞いたり見たりアイデアに成功したことに対しナニカを減らした気がしないわけでもないが、(元)じゃしんびーちに到着する。

「それにしても、サマーバケーションか。UDCも、技術を無駄なことに使うんだな……」
 邪神を撃破した猟兵達の一人、グローリー・ベイロード(フォトンエッジ・f08590)はヤシの木に寄りかかり、待っていた。
「んにしても水着もコレも用意するとはまあ、あいつらを呼んだら楽しめるか」
 コレを見下ろして、グローリーはレナとグランディアとランディスを待っていた。
「赤い水着も完備とは正解だったわね、まあ着替える必要のないこの暑さがトロピカルなの、グローリー?」
「グローリー!ビーチ、アソベル、タクサン、キイタ!」
「きたぞグローリー!何して遊ぶんだ!!」
チームベイロード、ここに4人集結。
「砂浜に海、潮風……平和ね」
 赤いビキニがその整った、すらりとした肢体をさらに引き立たせていることにレナは気が付いていない。通行人が通りかかったら、どこぞのモデルの撮影現場ではないかと思う程だ。ちなみにUDC職員が水着について何度も説明したがグランディアは
「ミズギ、イツモノフクトイッショ!ダッタラコノママアソブ!」
 と答え、いつものように日焼けした肌をトロピカルな日差しの下に晒している。グローリーは足元にあったそれを抱え、3人の前に丸々としたコレを差し出し、ニヤリと笑う。
「スイカ割り、はどうだ?」
「スイカワリ?」
「スイカ割り、まあいいわね」
「スイカ割りとはな!面白いことになりそうだ!」
 楽しんだもの勝ちだ、とグランディアは笑い。レナは必要な道具は揃っているのかグローリーに尋ねる。ランディスは初めて聞いた単語に頭に?マークを浮かべている。
「まあまて、UDC職員から目隠しと木刀をちゃんと用意してもらった。スイカはお代わり自由です、だそうだ」
「メカクシ?ボクトウ?」
「揃ってるのね。砂浜で誰か一人が目隠しをして、木刀をもって他の皆の声を聴きながら遠くにあるスイカの場所をさがして叩く!」
「割り放題ってことは全員で楽しめるわけだな!熱いバトルが楽しみだ!ヒャッハータイムだ!」
「メカクシ、ボクトウ、ブンブン、ワカッタ!スイカワリ!」
 4人の間でスイカ割りがこうして遊びとして決定した。

「といっても、その武器はだめだからね」
「あ、はい、そういうことならそういうことか」
 持っていた武器類をレナに取り上げられ、グローリーは目隠しを付ける。
「グローリー!ヒャッハー!!ブンブン!!」
 ランディスはヒャッハーという単語を気に入ったようだ。
「ランディス、ヒャッハーはこう、やられ役のモヒカンが使うものでな……」
 目隠しをしたまま木刀を持ち、苦笑するグローリー。
「まあいいじゃないか。ええと、むかって右手の方に20歩ぐらい歩け!」
「おお、ここまででいいのか」
「グローリー、バショチガウ!ミギニモウスコシ!」
「もう少し……ってこれくらいか?」
「ああ、その位置がちょうどいいかもね。オッケーよ!」
 ブン、と振り下ろされた木刀は見事にスイカを割った。スイカは回収され発電所への差し入れになっていますのでご安心ください。
「スイカ!ワレタ!」
 はしゃぐランディスは次はボクがやると早くも戦闘モード?に入っている。
「ランディス、木刀はこう握ると振り下ろしやすいぞ」
「ヒャッハー!も忘れずにな」
「こだわるのね、ヒャッハー……職員がスイカ持ってきてくれたし、置いてくるわよ」
そしてランディスの視界は暗闇に包まれる。
「マックラ、ブンブン、ヒャッハー!!」
「木刀振り回すのは危ないぞ、そのまま前に40歩位、真っすぐだ……ってそのまま進むと海突っ込むぞ!」
「はは、波しぶき体験も面白そうだな!」
「ツメタイ!スイカドコ?」
「そこからまず、後ろに下がって……そうそう、そこで」
「スイカ、ニオイスル!ブンブンヒャッハー!」
 野性の勘はスイカを確実にとらえ、そしてぱっくりとスイカは割れた。
「おお、匂いで捕らえるというのもありというわけか」
 感心するグローリーを横目に、さあ次は俺様だと意気込むグランディア。レナは目隠しを2枚取り出す。
「だとすると、虎男には猶更鼻も止めておかないとね」
「ドウブツ、エモノ、アジデモワカル!クチフサグ!」
 笑顔で自分の使っていた目隠しをグランディアへと渡す、否、口にまこうとするランディス。
「それは死ぬ!ええい、目と鼻だけだ!」
 レナは再び差し入れられたスイカを受け取る。今度はどの場所に置いてみようか。いっそのこと海辺の近くの方が潮風で匂いが無くなる海の中もいいかもしれない。
「でも、そうすると私の時はもっと変な場所に置かれそう。……それはそれで」
 皆で楽しめればいいか。
 トロピカルな日差しの中、スイカが割れる音は絶えなかった。 
 結果として差し入れも増えました。本当にありがとうございます。

大失敗[評価なし]

数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】
【アルムさんを召喚する】
【WIZ】

いやー、まさか冬なのにここまでトロピカルな感じになれるなんて
UDCの技術もすごいね!
あ、おっちゃんそのイカ焼き一つ頂戴な!
あんがとさん…ほら、アルムさんも食いなってー!

と、海の家での食道楽を楽しむよー。
水着は…間に合わなかったけど、
Tシャツをベースに、ラフな格好。
海の家と言えばカレーっしょ!とばかりに
激辛を頼むよー!


ゲンジロウ・ヨハンソン
毒島・火煉(f04177)と共にバケーションライフするぞぃ。
呼び方はカレンちゃんじゃ。
格好は適当に甚平でも着ておくかのぅ。

わしらのターン!【アルムを召喚する】を使わせて貰おう!
正直わしみたいなおっさんと美少女カレンちゃん2人で海で遊ぶとか
ポリスメン呼ばれそうなので、助けると思ってカレンちゃんとキャッキャウフフしてくれ!
ついでにお一人様な猟兵がいれば、一緒に遊ばんかと【コミュ力】で声をかけよう。
わしは遊ぶ皆を眺めながらのんびり釣りでもするわい。

その後、屋台に変形する宇宙バイクを持ってるんで、それで屋台開いて持ち込んだトウモロコシとイカでも【料理】で焼いて猟兵やらエージェントの皆様に振る舞うわい。


毒島・火煉
【絡み大歓迎】【基本行動はゲンジロウさんと】【アルムを召喚する】
海!水着!カレンちゃんはこの日のために水着を新調してきました!

胸元にフリルのたくさん着いたピンクの水着めっちゃ可愛くない!?
あ、げんじろ!カレンちゃんイカ焼きととうもろこし食べたい!
もし他に一緒に遊んでくれそうな子達がいたら突撃しちゃうかなー?
水着可愛い子いたら女子トークもしたいかも!
ねぇその水着どこで買ったの?めっちゃ可愛いしすっごく似合ってる!ね、カレンちゃんと遊ばない?

すっごく楽しいからカレンちゃんテンション爆アゲでいっきまーす!



【さよなら(元)じゃしんびーち!】
 トロピカルな日差し、そして波の音。何をしても良いという(元)じゃしんびーち。
「海!水着!カレンちゃんはこの日のために水着を新調してきました!」
「おおカレンちゃん可愛い!世界一可愛い!でもげんじろこれ以上近づくと怪しまれる!」
 甚平を羽織った(B市役所観光課の試作)ゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)のバケーションライフは、毒島・火煉(アナタも愛しい恋人に・f04177)
ことカレンちゃんの水着(UDC●●支部デザイン担当部門より提供の提案もあったが却下された事をここに記す)によってピンチを迎えていた。
 なぜならカレンちゃんの色白の肌、そしてピンクのツインテールをさらに強化するデザインであったからだ。一言で表すと事案寸前。
「えーでもでも、このフリル可愛くない?マーメイド風ってことでフリルいっぱいだし!」
 上下に分かれたピンクの水着は、ピンク色をベースに上は何層ものフリルが重ねられ、縫いつけられた上品なスパンコールの光がキラキラとトロピカルな日差しの下、輝いている。子供っぽくも大人っぽくも偏りが無いよう下はピンクの花柄が描かれたスカートタイプをセレクト。正に可愛らしさの暴力。
「こ、このまま二人で歩いていたらポリスメンを呼ばれてしまう……ああ、ここで捕まったら」
 げんじろはカレンちゃんが歩み寄ってくる度、その場から後ずさる。
「捕まったらげんじろとイカ焼きととうもろこし食べれなくなるけど、そうしたら警察を▲▲してもっともっと」
「大抵の話において警察官は拳銃要員なだけです。猟兵の皆様のために今日はなにをしてもと職員が手配をしておりますので」
 にゅっとその場に現れたのはアルム。Aラインの白いワンピース型の水着を着た彼女はニコニコと微笑む。
「お、渡りに船。両手に花?とにかくこれでげんじろ助かった!カレンちゃん、げんじろは美少女の海辺のキャッキャうふふがいいですぞ!」
 ポリスメンではなく現れたアルムは、それならお相手をとカレンちゃんに向かってお辞儀をしている。カレンちゃんはその手をとって、海辺へと駆けだす。
「女子トークあんどめっちゃ楽しいビーチタイム!」

 海中から現れたUDC職員より提供されたビーチボールをポンポンと投げ合いながらはしゃぐ少女達。
「眼福眼福。げんじろはこうして釣りをしながらカレンちゃんの可愛い瞬間を楽しむ」
 同じく海中から現れたUDC職員から釣竿を渡され、海の家で提供する魚の調査もついでにげんじろは任された。
「んにしてもイカがよく釣れるのう……うねうねぐにゃぐにゃよりかはましだけど、こうなるとちょっと店でもひらきたくなるわい」
 未来のすんごい技術で造られた、屋台への変形機構を持つ調理器具を積んだ宇宙バイク。その名も超未来変形屋台バイク【IZAKAYA:げんちゃん】即席屋台の許可を求めに、げんじろは歩き出す。
 その後ろ姿、まさに漢。
「男くさいのはおいておいて、女子トークだよっ!」
「分かりました。ご対応いたします」
「やったー!じゃあね、めっちゃ可愛いその水着どこで買ったの?」
「ええと、こちらはUDC職員から頂いたのを却下して、担当者を■■処理した後ネット通販で買いました。送料無料は素晴らしいシステムです」
「やっぱりあのデザイン可愛さの欠片もないよね!カレンちゃんも※※したかったなー!」
 ハイテンションに狂気的な話題を織り交ぜつつ、カレンとアルムはビーチボールを落とさないように投げ合う。聞き耳に成功しなければそれはそれはタイプの違う少女たちの可愛さを堪能できたことだろう。
 ぱちゃん、という音を立て、アルムの横にビーチボールが転がった。
「あら、負けてしまいました。どうしましょう。はらわたぐらいしかお売りできるものはございませんが」
 カレンちゃんはアルムの腕をとり、砂浜の向こうを指さす。
「それも可愛いかもしれないけど、ちょっとお腹もすいたし、続きはげんじろのお店で食事タイム!」
 職員に許可の準備を秒単位で行わせますとアルムは笑顔で答え、カレンちゃんの美少女タイムは終わった。

「いやー、まさか冬なのにここまでトロピカルな感じになれるなんてUDCの技術もすごいね!」
 トロピカルな日差しと熱気はまさにトロピカル。数宮・多喜(疾走サイキックライダー・f03004)は自前のTシャツをベースに、ラフな格好で砂浜を歩いていた。
「海かー……水着間に合わなかったし、ここはひとつ、食い倒れもいいねえ」
 辺りには香ばしい匂いが漂っている。どうやら売られているのはトウモロコシとイカ。そうだ、こういうので海の家というのはいいんだよ。
「あ、おっちゃんそのイカ焼き一つ頂戴な!」
 数宮は店主らしき甚平を羽織った男に声をかける。
「IZAKAYA:げんちゃん、漢字はどう書くかなどどうでもいい。海の家支店へようこそ!」
 こうして、猟兵達は惹かれあう。

「毎週欠かさず見ております。尊さにヤバみを感じております」
 数宮から渡されたイカ焼きを頬張りながらアルムはニコニコと笑い、邪神討伐のために死闘を繰り広げた猟兵達に頭を下げる。
「見てるっていうのは……」
「ああ、皆様のことでございます故にお気になさらず。こうして海の家でお食事が出来るのも皆様のお陰です、ありがとうございました」
「カレンちゃん強いしげんじろはかっこいいし当たり前だってー!やーげんじろの料理サイコー!!」
「ポリスメンを気にせず屋台まで……エージェントの皆さんもいっぱい食っていってほしいのぉ!」
U DC職員さんも交えて海の家がもう一つできたような賑わいがビーチには広がっていた。猟兵達がおさかーなへぶんの野望を砕いたからこそ得られた幸せな光景。
「それにしましても、数宮様も水着がいいと思いますわ」
「女の子は可愛い水着!いつでもラブリーの方がいいって!」
 カレンちゃんも加わって、アルムと合わせて4つの赤い瞳でキラキラとのぞき込まれ、数宮は思わず後ずさる。
「い、いや、あたしはそういう」
「職員!最後のチャンスです、彼女に水着を!」
 アルムは覚悟を決めた顔で叫ぶと、数宮の背後や両脇にはUDC職員さん(ギャング風味)が数名。
「なんの因果でこうなったのさー!?」
 試着のお手伝いを致しますのでこれにて失礼、とイカ焼きを片手にアルムはIZAKAYA:げんちゃんでラブラブタイムを過ごし始める二人に手を振った。
「またのう!さあ、キャッキャウフフタイムパート2開始じゃ!」
「やーん、げんじろ、漢っぽくってかっこいいー!」

「健康的なお肌にはやはりスポーティーなタイプが似合いますね」
 海岸を歩く数宮。その着衣はオールインワンの競泳用水着へと変えられてた。数十分の格闘の末、この格好に至る。
「流石にあのセンスは……ま、まあこれくらいの露出度なら大丈夫、かな?」
じろじろと辺りを見回す数宮にアルムは大丈夫です、お似合いですよと声をかける。
「それにしてもさっき食べたばっかっていうのにもう腹が空いてきた……」
 数宮は不敵に笑う。
「海の家と言えばカレーっしょ!」
「はい」
「激辛!暑い海には熱いカレー!」
「わかりました、それでは激辛、封印指定クラスの物がございますのでそちらへとご案内いたします」
「アルムさんも食べるのかい?」
「勿論、それが監督者の務めであります」
 そうして砂浜には猟兵の足跡がまた一つ、増えていった。

 暑い夏、暴力的な日差し、海の家、そしてさざ波。
 B町はその後A県有数の観光名所として栄えることになったのは別のお話。 
 おさかーなへぶんの信者さんは無事その後UDC職員として再就職できました。

【番外編】蠢き、跳ねて、楽しむ・完

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月29日
宿敵 『邪神マグロ』 を撃破!


挿絵イラスト