2
アルダワ魔王戦争1-C〜水も滴るパーリーピーポー!

#アルダワ魔法学園 #戦争 #アルダワ魔王戦争

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アルダワ魔法学園
🔒
#戦争
🔒
#アルダワ魔王戦争


0




●プールじゃないよ貯蔵池だよ
「ウェーイ!お前らアガッてるかー!」
 地下迷宮アルダワの最深部『ファーストダンジョン』の比較的浅層『聖水貯蔵池』にて災魔『パリピ罠うさぎ』達が水鉄砲のようなものを振り回しながらはしゃいでいた。
「「「ウェーイ!!」」」
 薄暗いダンジョン内部をやたらキラキラしたアイテムで飾り、浮き輪を浮かべたり、泳ぎ回ったり、派手なドリンクを飲んだりと貯蔵池でやりたい放題のパリピ罠うさぎ達。
「じきにここにも探索者達がくるだろうが、みんなぶちアゲていこうぜー!」
 パリピ罠うさぎの一人がそう言うと、ダンジョン内にパリピたちの歓声が響き渡った。

●みんな泳げー!
「みんな、集まってくれてありがとう。アルダワ魔法学園でファーストダンジョンの攻略作戦が始まったことは知ってるわね」
 猟兵達は地下迷宮アルダワの最深部、『ファーストダンジョン』に到達した。しかしそこに封印されていた大魔王により災魔が無尽蔵に増殖され、解き放たれた。
「皆は災魔の相手をしつつ、ダンジョンを攻略するために大魔王の『ダークゾーン』を解き放たなければならないの」
 バジルが改めて簡単に大規模作戦の概要を振り返る。
「で、今回皆に攻略してもらいたいのは、聖水貯蔵池のエリア、対する災魔は『パリピ罠うさぎ』の集団なんだけど……」
 そう言ってバジルがなんとも言えない顔でパリピ罠うさぎの乱痴気騒ぎっぷりを説明する。
「……とまあ、そんな様子なんだけど、この子たちただはしゃいでるだけじゃなくて、この聖水貯蔵池の水の外からの攻撃はユーベルコードであってもダメージを与える事はできない特性を利用して、貯蔵池に陣取ってるのよ」
 面倒くさそうにバジルが話す。
「だからみんなにも水の中に入って戦ってほしいの。貯蔵池に入るのに抵抗がある人もいるかもしれないけど……この際だし仕方ないわ」
 つまり相手の有利な土俵で戦うことを強いられるということ、行動もだがなかなか厄介な相手のようだ。
「さらに相手は水中適応改造を受けているみたい、こちらも何か水中で戦う工夫をした方が良さそうね」
 そう言ってバジルは猟兵達を見渡し、転送の準備を始める。
「説明は以上よ。それじゃあみんなよろしくね。でも無理は禁物よ」
 そう言ってバジルは猟兵達を見送った。


どあのぶ
 初めましてとお世話になっております。どあのぶと申します。
 わるいパリピをやっつけてください。

 このシナリオは1章完結の「戦争シナリオ」です。

●プレイングボーナス
 このシナリオには、特別な「プレイングボーナス」があります。これに基づく行動をすると有利になります。
 このシナリオのプレイングボーナスは『水中で戦う為の工夫をする』です。

 それではよろしくお願いします。
12




第1章 集団戦 『パリピ罠うさぎ』

POW   :    アルケミカルガトリング
レベル分の1秒で【怪しい効果を発揮する液体】を発射できる。
SPD   :    ラビラビラビリンス
戦場全体に、【えげつない罠や隠しカメラのある通路や部屋】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ   :    ブチ上げウサテンション
【「ウェーイ!」って感じの楽しそうな歓声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。

イラスト:さいばし

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達が転送されると、パリピ罠うさぎ達の騒ぎ声が耳に届く。
「まだまだアガれるかー!!」
「「「ウェーイ!!」」」
「よっしゃー!オールナイトでパーリナイだぜー!!」
「「「ウェーイ!!」」」
 若干意味不明なやり取りを続けるパリピ罠うさぎ達。
 そんな乱痴気騒ぎを見ながら、猟兵達は様々な思いを胸に聖水貯蔵池に向かうのだった。
塩崎・曲人
水中戦適用されてるって話だが……こいつら浮き輪とか水鉄砲とか、水上で遊ぶ気じゃんか
「なら、手出しし様があるかね。どうせ水中に罠とかあるだろうが……」

【切り込み隊長】で蒸気水上バイク的なヴィークルを現地調達し(さすがアルダワだ、なんでもあるぜ)
ウェーイ的な声を上げながら水上のウサギ共に突撃ブッかますぜ
「ヘイヘイヘーイ!ウサギ共ビビってるぅ!」
チェーン振り回したりして水上の敵をしばけるだけしばくが、どうせ水中に逃げるんだろうなぁ……

ということで、対策を用意した
さっき借りパクしたこのヴィークル、蒸気炉をこう、オーバーロードさせてだな
「そら、水中にGO!ちゃんと爆発してくれよ、っと」

【アドリブ歓迎】



「ウェーイ!切り込み隊長MAGATO様参上ォ!」
 声を上げながらいの一番に切り込んでいったのは塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)。その名もズバリなユーベルコード『切り込み隊長』で、現地調達した蒸気水上バイク的なヴィーグルを乗り回し、水上ではしゃいでいた罠ウサギたちを次々とはねとばす。
「ウェッ!?突っ込んできやがった!?」
「あー!!それ俺がパクってきたやつ!!」
 曲人のいきなりの襲撃に散り散りに逃げ惑う罠ウサギたち。
(水中で戦うって話だったが……こいつら浮き輪とか水鉄砲とか、水上で遊ぶ気じゃんか)
 自分たちの遊びを優先してか、聖水の恩恵をより受けられるであろう水中に潜らなかった罠ウサギたちに若干呆れる曲人。
「だからこそ、手出しし様があったってわけだがな。ヘイヘイヘーイ!ウサギ共ビビってるぅ!」
 しかしこっちにとっては好都合。ありがたくその隙を突かせてもらおうと、アゲアゲのテンションでチェーンを振り回しながら罠ウサギたちを次々に蹴散らしていく。
「避難ー!!お前ら水中に逃げろー!!」
 何とか逃げ延びた罠うさぎ達が次々と攻撃の届かない水中に潜っていく。
「ついでに……オラッ!『ラビラビラビリンス』!!」
 さらにユーベルコード『ラビラビラビリンス』により、貯水池に迷宮を作り出す。
「案の定水中に逃げやがった……がっ!?」
 曲人のいた水面が突如として間欠泉の様に吹き上がる。すんでのところでヴィークルを繰り、それを躱した。
「マ!?俺達の特製蒸気間欠泉トラップを避けやがった!?」
「これくらいの罠なら、想定内だ!!」
「マジか……ま、トラップはまだまだあるけどな!そこでずっと避け続けるか?それともラビラビラビリンスを彷徨ってみるか?」
 無事逃げ延びた罠うさぎ達がどこからともなく曲人を煽る。
「騒がしい奴らだぜ」
 勿論曲人も対策は考えてある。罠うさぎの相手をしながらも先ほどまで乗っていたヴィークルの蒸気炉を改造していた。
「蒸気炉をこう、オーバーロードさせて……よし、後は……そら、水中にGO!」
 曲人がヴィークルを放つと、改造されたヴィークルはシューシューと音を立て、水中へと潜っていった。
「ククク、どうやら下手に動けないみたいだな」
「その隙にトラップと見せかけて俺たちが直接攻撃って訳だ」
「そして俺の水上バイクを取り戻……ん?なんだこれ?」
 一方の罠うさぎ達、ひっそりと曲人の下につく。しかし彼らの目の前に突如として何かがやって来た。
「あ、これ俺のヴィ」
 貯水池に爆発音が響き渡る。
「よし!ちゃんと爆発してくれたな!」
 対策が功を制したことを喜ぶ曲人。その周りに、罠うさぎ達が水面に浮かび上がってきた。

成功 🔵​🔵​🔴​

琥珀川・れに
パリピ?ほう彼らが…社交の場なのに騒ぐなんて無礼な奴らだ。
いや貴族のサロンとは勝手が違うんだったな。

水中の息はアイテム「虹色の鱗」で大丈夫
あとは機動だが、僕水泳技能3なんだよなぁ…ヴァンパイアって水苦手だし…
だからこのUCで風と水の魔力を操り、泳ぐというより小刻みに放出して水流を操りエンジンのように動くよ。

これじゃあ剣を起動に取られてしまって攻撃ができない
と、思ったかい?
【挑発】、もしくは味方のピンチの場合【かばう】ことができるが
相手の液体が来たらチャンス
【フェイント】【カウンター】を使って機動の為のUCを相手に向け水流を操りお返ししてやるさ。

※アドリブ改変は大歓迎



「パリピ?ほう彼らが……社交の場なのに騒ぐなんて無礼な奴らだ」
 自分勝手にはしゃぎ回る罠うさぎ達を見て憤慨する琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693)。大人の遊び場だったり、SNS映えスポットというイメージのあるナイトプールだが、夜の社交場としての側面もある。
「……いや貴族のサロンとは勝手が違うんだったな」
 しかしそこまで堅苦しい場所ではない。というかそもそもここは貯水池だ。
「ウェイウェイ!そこの兄ちゃん……いやお嬢ちゃんか。カタいこと言ってないで俺たちと泳ごうぜー!!」
 ノリを重視するパリピ罠ウサギ達。戦闘の最中でもお構いなしに軟派な言葉をかける。
「呆れたやつらだ……まあ、元よりそのつもりだったがな」
 そう言ってれには泳ぐ罠ウサギを追いかける。水中での呼吸は水着『虹色の鱗』で対処し、機動はユーベルコード『クィニティ・エンハンス』で風と水の魔力を操り、ルーンソード『エペ ド ルーン』から小刻みに放出して水流を操りエンジンのように動く。
「ウェイウェイ!!水中適応改造を受けた俺について来れるなんてなかなかやるじゃないの?」
「泳ぎは苦手なつもりなのだがな……そっちの改造が大したことないんじゃないか?」
「はあ!?まじおこだわ……お前ら!!やっちまおうぜ!!」
 れにの挑発を受けた罠うさぎが号令をかけると、どこからか罠うさぎ達が現れ、れにを取り囲む。
「そっちこそ必死こいて俺に追いつくために剣を使っちゃってるせいで、その御自慢の剣使えないんじゃないのーー??お前ら!!『アルケミカルガトリング・水中仕様』の出番だぜ!!」
 挑発がよほど効いたのか、仕返しとばかりに煽り、れにに水鉄砲の銃口を向ける。
「確かに剣を機動に取られてしまって攻撃ができない……」
「撃てーー!!」
 水鉄砲から一斉に液体が放たれる。
「と、思ったかい?」
 不敵に笑うれに。
「お返しだ」
 エペ ド ルーンをくるりと回転させながら、クィニティ・エンハンスで水流を操り、液体を相手に送り返す。
「ウェ!?ちょ、ま!?」
「ギャーー!!水着が溶ける!!」
「ちょ、タンマ!!全身が痒い!!」
 自分が放った液体にまみれてしまった罠うさぎ達が水中をのたうち回る。
「さて、水中散歩の後はダンスなんてどうだい?」
「い、いやダンスっつってもそれ剣の舞的な……」
 返事をし終わる前にエペ ド ルーンが罠うさぎを切り伏せる。そのままれには液体まみれで動けない罠うさぎ達を次々と切り伏せていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

栗花落・澪
★Venti Alaに風魔法を宿し
【オーラ防御】と組み合わせる事で周りに空気の球体を生成
水中でシャボン玉のように水を弾き呼吸も出来る状態に

風を味方につけ
まるで【空中戦】の如く優雅に泳ぐ

視野に頼る【見切り】だけじゃなく
【聞き耳】で敵のあらゆる動作で発生する音から行動を推測
極力常に行動を先読みして行動

ふふ、楽しそうだね
僕も混ぜてよ?

楽しい事は大好き!
敵でも共感は得られる?
盛り上がるような明るい【歌唱】に【誘惑】を混ぜて
くるくる踊ってみるよ
君達も一緒に踊ろう?

戦闘力はアゲアゲ
でもいいよ、油断を誘えるなら
集まったら【破魔】の【指定UC】の【範囲攻撃】
水中でも衰えない美しき斬撃で散らしてあげる

ごめんね?



「ふふ、楽しそうだね。僕も混ぜてよ?」
 そう無邪気に笑うのは栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。愛用の靴『Venti Ala』に風魔法を宿し、オーラ防御と組み合わせ、周りにシャボン玉のような空気の球体を生成すると、罠うさぎ達の待つ貯水池にイン。水を弾き呼吸も出来る状態で、水中での戦闘態勢を整える。
「いいねうぃーね!ねーちゃん!……いやにーちゃんか。ともかくノリのいいのは大好きだ!」
 こちらもまた楽しそうな罠うさぎ達。歓迎とばかりに澪に水鉄砲や罠などの攻撃を次々と浴びせかける。
「……おいおい、マジ萎えるわー。ちょっと付き合い悪いんじゃねーの?」
 しかしそのテンションもすぐにダウン。罠うさぎ達の攻撃がまるで当たらないのだ。
「ふふ、ごめんね?」
 優しく微笑む澪。視覚だけでなく、聴覚も張りつめて、敵のあらゆる動作で発生する音から行動を推測し、常に相手の行動を先読みしながら行動するという複雑な行動をしつつも、何てことないような笑顔で、風を味方につけ、水中にいながら空を飛ぶように優雅に攻撃をかわし続ける。

「悪いけど、もう少し付き合ってくれるかな?」
 そう言うと澪は歌い始める。シャボン玉のステージで、場の雰囲気にあった明るいナンバーと共に、回避にもダンスの動きを取り入れる。
「君達も一緒に踊ろう?」
 初めこそ少々戸惑う罠ウサギだったが、高い歌唱力に強い誘惑をのせたシンフォニアの歌声。元々ノリを重視する性格のパリピ罠ウサギ達が攻撃の手を緩めて聞き入るまでそう時間はかからなかった。
「「「ウェーーーイ!!」」」
 澪の周りには歌に合わせて腕を振り、思い思いのコールをあげる、敵であったはずの罠うさぎ達。それは既に乱戦状態になっている貯水池の中で、少々異質な光景であった。

 澪のステージもいよいよフィナーレ。集まったオーディエンス達に送るのは、破魔の力をのせた、歌声で操る無数の花弁の刃。ユーベルコード『誘幻の楽園』。泡と花に彩られたステージで、水中でも衰えない美しき斬撃が罠うさぎ達を次々と散らしていく。
「ごめんね?」
 澪はシャボン玉の中で一人立っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

セラフィール・キュベルト
【オーラ防御】に【環境耐性】を付与、自分の周りを包むように水を遮断する防御膜を形成。以て水中へ入っていきます。これは敵の攻撃を防ぐためにも活用します。

…そ、それにしても何だか奇妙なノリの災魔ですね。ですがあのノリに巻き込まれては恐らく勝ち目はありません。気を引き締めて参りましょう。
神威顕現・破邪天光を敵の一体に集中射出し、まず確実に一体を撃破にかかります。仲間が倒れれば多少なりとも動揺はすると思われますので、そこに視界内の敵全てを対象とした第二射を撃ち込みます。
このような出逢いでなくば、共に楽しみを分かち合う道もあったのかもしれませんが…どうか、在るべき処へお還りを。



「ウェイウェーーイ!盛り上がってるんじゃないのーー??」
 あちこちで歓声を上げる罠うさぎ達。彼らは戦闘が始まり、仲間が倒れようと独自のノリを崩さない。
「……そ、それにしても何だか奇妙なノリの災魔ですね」
 そんなノリに少々引いているのはセラフィール・キュベルト(癒し願う聖女・f00816)。彼にはパリピのノリは理解の範囲外のだったようだ。
「ですがあのノリに巻き込まれては恐らく勝ち目はありません。気を引き締めて参りましょう」
 相手に合わせたところでこちらが不利になるだけ。セラフィールはオーラ防御に環境耐性を付与すると、自分の周りを包むように水を遮断する防御膜を形成。戦闘態勢を整え、水中へ入っていく。
「ウェイウェーーイ!カワウィー兄ちゃーん!君も俺達と一緒に遊んでくれるのーー?」
「……」
 飛び込んできたセラフェールにチャラいノリで距離を詰めてくる罠うさぎ。そんな罠うさぎのウザ絡みをガン無視し、にべもなく振りほどく。
「ちょいちょーい!ノリ悪いんじゃないのーー??ほらほらーせっかくプールに来たんだしさー泳がないと損だよー」
 一切脈が無さそうな態度にもめげずに絡み続ける罠うさぎ。もはやただのナンパである。
(やはり向こうのペースに乗せてこようとしてきますね……のせられるわけにはいきません)
 セラフィールは敵のペースに巻き込まれるまいと、時折攻撃を交えながら無言を貫く。
「オッケーオッケー。ま、遊んでるうちに気持ちよくなるっしょ!お前ら行くぞー!!」
「「「ウェーイ!!」」」
 ようやくナンパを諦めた罠ウサギ。『ブチ上げウサテンション』で強化された仲間と共にセラフィールに遊びという名の攻撃を仕掛ける。対するセラフィールは回避したりオーラ防御の防御膜で防いだりしつつ、淡々と、しかし慈愛を込めて反撃する。
「さーて、そろそろドデカいのいっちゃいますかー!!全員構え……」
 何やら大規模な攻撃をするつもりなのか、罠うさぎ達が一斉に予備動作を開始する。
「貴き天光束ねし者よ、彼の悪しき意を撃ち浄め給え!」
 そのわずかな隙をセラフィールは見逃さない。ユーベルコード『神威顕現・破邪天光』により生み出した無数の魔力光線をあえて一人に集中させる。
「……ッ!?」
 当然それだけの数を一身に受けてはひとたまりもない。あっという間に倒された仲間に動揺を隠せない他の罠うさぎ達の隙を突いて、第二射を今度は視界に入る全ての罠うさぎ達に撃ち込んでいく。

「このような出逢いでなくば、共に楽しみを分かち合う道もあったのかもしれませんが…どうか、在るべき処へお還りを」
 罠うさぎ達も身勝手とはいえ、共に楽しみたいという気持ちは確かであっただろう。そんな彼らの意を汲んでか、聖女として育った少年は、敵対者に慈愛を向けるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
うるっせええええええええええええええええ!!!!
こちとら誕生日もバレンタインも潰されそうで気が立ってんだ!!
パリピは黙ってピザでも食ってろ!!!

高速詠唱+オーラ防御で体の周りに薄い膜を張り空気を確保
水との摩擦抵抗? も可能な限りキャンセル
その場から動けないことも考えて攻撃は必要最小限の動きでいなす
第六感で攻撃を見切り光の鎖で早業武器受けからのカウンター
念動力で渦潮を作り敵の攻撃や敵そのものの動きを鈍らす

UC発動
その歓声を悲鳴にしてやる
【精神攻撃、毒使い、マヒ攻撃】
てか口を開けるな 私は気が立ってるんだ(二回目)
開けた先からこいつを突っ込んでやる
おい、ピザ食わねえか!!



「うるっせええええええええええええええええ!!!!」
 ひたすら騒ぐ罠うさぎ達に鈴木・志乃(ブラック・f12101)はキレた。
「こちとら誕生日もバレンタインも潰されそうで気が立ってんだ!!パリピは黙ってピザでも食ってろ!!!」
「知らねーよ……有休とれよ、ブラックかよ」
 若干気遣ってるように見せかけて無責任な返事をする罠ウサギ。
「うるせええ!!パリピは黙ってピザでも食ってろ!!!」
 ひたすらキレる志乃。高速詠唱ですばやくオーラ防御を発動、体の周りに薄い膜を張り空気を確保、水との抵抗も減らして怒りのままに水中の罠うさぎ達に襲い掛かる。

「なんでパリピ=ピザなんだよ!!てかそんなブラックやめちまえ!!」
「知った風な口を叩くなパリピがああああ!!」
 戸惑いながらも反撃してくる罠うさぎ達に対し、第六感で罠攻撃を見切り、最小限の動きで光の鎖で早業武器受けからのカウンター。怒りのわりに動きが精密なのは、実は冷静なのか、体に染み付いた動きなのか。
「ダメだこいつ!一旦避難だ!」
 志乃の怒りの前では抵抗も説得も無駄だと悟ったのか、罠うさぎ達は一斉に貯水池に展開した『ラビラビラビリンス』へと逃げ込んでいく。
「こ、ここまでくれば奴も追ってこないだろう」
 お手本のようなフラグを立てる罠うさぎ。
「自分勝手に盛り上がりやがって……その歓声を悲鳴にしてやる。地獄を見ろ」
 フラグ回収は早かった。志乃のユーベルコード『あの日味わった惨状を私は忘れない』により展開された迷宮が、罠うさぎのラビラビラビリンスを塗り替えていく。哀れ新たな迷路に閉じ込められてしまった罠うさぎ。あっという間に志乃に見つかってしまった。
「お、俺なにかまずいこと言った……」
「もういい、何もしゃべるな。てか口を開けるな、私は気が立ってるんだ」
 志乃、怒りの気が立っている宣言(二回目)。
(ま、まずい……逃げてもすぐ捕まるだろうし、ここはイチかバチか説得か……)
 志乃の念動力で作られた渦潮に閉じ込められており、攻撃も上手くいきそうになく、逃げることも叶わない状況。
「あ、あの……はむっ!」
「口を開けるなと言ったはずだ」
 罠うさぎの口に突っ込まれたのは、迷路内部で作られた、ピザらしき何か。
「〇●×※!?!?」
 精神攻撃、毒、マヒの効果があるピザらしき何かを突っ込まれた罠うさぎ。心と体を蝕まれ、少しのたうち回った後に動かなくなり、水面へと浮かんで行った。
「おい、ピザ食わねえか!!」
 怒りの迷路にとらわれてしまった志乃。ピザらしきものを掲げて次の犠牲者の元へ向かうのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ワン・シャウレン
ぱりぴ、のう。
まぁ騒ぎ方が問題でなし。
オブリビオンに好きにさせるわけにはいかぬからの。
倒させて貰うとしよう。

水着着用の上、水中へ。
水中適応というか、呼吸は元よりいらぬ。
後は移動と戦闘とに水霊駆動を使用する。

精霊の力を帯びた水を纏い身を守り、
水を噴射することでより早く泳ぐ。
そして水を弾丸や刃として放つことで攻撃。
水中での戦闘準備はそんなところじゃ。

敵の放つ液体は回避か、水の盾で防御。
迷路は高速移動で突破を図ろう。
あまり水中適応は受けているが水中向きという訳でもなさそうじゃしな。
水を味方に強硬突破。
テンション上げには文字通り水かけてやろうの。

※アドリブ問題なく



「ぱりぴ、のう」
 騒ぐ罠うさぎ達とは対照的に落ち着いた様子で呟くワン・シャウレン(潰夢遺夢・f00710)。
「まぁ騒ぎ方が問題でなし。オブリビオンに好きにさせるわけにはいかぬからの。倒させて貰うとしよう」
 パリピ独特のノリに流されたりすることなく、水着を着用の上で、貯水池にイン。冷静にオブリビオンに立ち向かう。
「ウェイウェイ、またまたカワイイ女の子はっけーん!ねえねえ、俺達と遊んでくれない?」
「ほう、若造にしか見えぬお主らに女子扱いされるとはの、まあ気にすることでもなし、お主らのお望み通り、共に舞うとしよう」
 相変わらず面倒くさいノリで絡んでくる罠うさぎ達。対してワンはユーベルコード『水霊駆動』を発動、自身に宿した精霊の力を帯びた水を纏い自身を守りつつ、高速移動と精霊の力を帯びた変幻自在の水の噴射で水の中を優雅に泳ぐ。
「ちょいちょーい!お嬢ちゃん!もうちょっとのんびりしようぜ!」
「萎えてんじゃねえ、お前ら!ぶち上げて……ウェッ!?」
 罠うさぎ達の攻撃を、水流を操り舞うようにかわしたり防御したりしながら、水の弾丸や刃で攻撃。テンション上げ上げで持ち直そうとする相手には文字通り水をかけ、相手を翻弄する。
「やはりの。水中適応は受けているが水中向きという訳でもなさそうじゃな」
 適応手術を受けていても、普段から水中で戦ったりしているわけではない罠うさぎ達、対して精霊を宿し、水を自在に操ることができるうえ、ミレナリィドールであるため呼吸も不要なワン。敵の地の利は無いも同然、むしろこちらが有利なフィールドと言っても過言ではないだろう。
「ヤバいよヤバいよ……えーい!いったん解散!」
 劣勢に陥った罠うさぎ達の一人がそう叫ぶと、ワンを囲んでいた罠うさぎ達が散り散りに脱兎のごとく逃げ出す。
「体制を立て直すつもりか、じゃがそうはいかぬよ」
 突然の遁走にも落ち着いた様子で対処する。水の弾丸で素早く正面の敵達の背を撃つと、振り向きざまに泳ぎ罠うさぎ達を追う。
「ヴェッ!?もう!?早くね!?こうなったら……ウェーイ!『ラビラビラビリンス』!」
 あっという間に自分たちに近寄ってくるワンに焦る罠うさぎ達。迷路に閉じ込め撒こうと必死にあがく。
「支障、なし」
 さらに加速するワン。罠を振り切り、壁をかわしさらに加速。やがて迷路の形成速度をも上回り、真っ直ぐに罠うさぎに向かっていく。
「マ、マジかよ……」
 あまりのことに驚愕を隠せない罠うさぎ達。ワンは水の刃をヒレのように展開し、罠うさぎ達を追い詰める。
「そこまで、じゃな」
 速度を乗せた水の刃が罠うさぎ達をすれ違いざまに切り伏せた。

成功 🔵​🔵​🔴​

神代・凶津
またやたらハイテンションな敵だな。
気が抜けるったらありゃしねえな。
「・・・油断大敵。」
分かってるよ相棒、あんなんでもオブリビオンだ。
気を引きしめねえとなッ!

「いくぜ、相棒ッ!」
「・・・転身ッ!」

さて、とりあえず雷神霊装を纏ったが水の中にいるパリピ連中をどうやって攻略するかね。
ん?なんだ相棒。
「・・・ねえ、敵は水の中だよね。」
・・・・・・・・・。
おりゃ。
(破魔の雷撃を纏った妖刀を水の中に突っ込む。)


【技能・破魔、先制攻撃】
【アドリブ歓迎】



「おいおいおい、まだやれるだろお前らー?このままオールナイトでパーリーピーポー!!」
「「「ウェーーイ!」」」
 熾烈さを増す戦闘の中、猟兵達に押されて決して優勢とはいえない戦況の中でも自分のペースは死守する罠うさぎ達。
「またやたらハイテンションな敵だな。気が抜けるったらありゃしねえな」
 その様子を呆れるように見つめるのは、謎の仮面、神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)。
「いいねうぃーね!このまま朝まであげぽよパーリナイトだぜー!」
「「「ウェーーイ!」」」
「もう意味分かんネェよ。あいつらテンションだけで乗り切ろうとしてないか?」
「……油断大敵」
 凶津を諫めるようにぽつりと呟くのは、凶津の相棒で巫女の少女、神代・桜。
「分かってるよ相棒、あんなんでもオブリビオンだ。気を引きしめねえとなッ!」
 凶津が答えると、桜が頷いて凶津を手に取り、装着する。
「いくぜ、相棒ッ!」
「……転身ッ!」
 二人はユーベルコード『雷神霊装』を発動。二人の力を一つにして霊装を顕現させる。
「さて、始めようぜ、相棒ッ!」
 雷を纏う霊装を纏った凶津と桜。二人で一つの紅き鬼面の巫女は無銘の妖刀を携え、天下に仇なすパリピ罠うさぎ達を誅せんと、勇んで立ち向かう。

「……さて、とりあえず雷神霊装を纏ったが、水の中にいるパリピ連中をどうやって攻略するかね」
 威勢よく変身したはいいが、相手は貯水池の内部にいる限り外からの攻撃を通さない厄介な敵。一旦作戦タイム。
「ウェイウェイ、どうした?この『ラビラビラビリンス』を突破して俺たちに会いに来てくれないのか~?」
 どこからともなく煽ってくる罠うさぎの声。いい加減ヤバいと察したのかは分からないが、ただでさえ面倒なのに、ラビラビラビリンスを展開し、水中に立てこもってしまっていた。
「あんだけ騒いどいてやることは待ち伏せかよ……ん?なんだ相棒」
 呆れる凶津に桜が話しかける。
「……ねえ、敵は水の中だよね」
「……」
「……」
 霊装から放出する破魔の雷撃が妖刀を纏う。
「「おりゃ」」
 妖刀を水中に突っ込むと、電気が聖水を通じ、貯水池内に伝わっていく。たちまちのうちに電気ショック漁法で感電した魚の如く罠うさぎ達が浮かび上がってきた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ヴィゼア・パズル
むしろ少し楽しそうだな?倒すも忍び無いが…私も混ぜてくれ。
「ウェーーーーイ!!」
エレメンタル・ファンタジアと波乗り魔法を併用し、水で出来たサーフボードで突撃!!顔を出してる奴らを纏めてロック・オン
水中へ逃げる前に飛び込みUCと【空中浮遊】を併用し呼吸と視界を確保
さぁ、兎狩りだ
水の材料は豊富…素晴らしい
水中竜巻渦を起こし水上の敵も纏めて【範囲攻撃・2回攻撃・属性攻撃】で広範囲一斉攻撃。渦を狙う水圧レーザーの【マヒ攻撃】で複数体の撃破を狙う
「えげつなくなんかありませんよ。ほら、鎧砕きと串刺しは流石に、ねぇ?」
ウェイウェイしている所をガチでやりに行くのは…ほら、良くないでしょう?



「おいおい、マジ俺達ピンチじゃね?でもまだまだ、夜はこれからだぜ!」
 ピンチの自覚はあるようなのにまだまだハイテンションな罠うさぎ達。ちなみにダンジョン内なので今が昼か夜かなど分かりようがない。
「むしろ少し楽しそうだな?」
 そんな罠うさぎ達の様子をこちらもなんだか楽しそうに見つめるヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)。
「倒すも忍び無いが……私も混ぜてくれ」
 ヴィゼアが不敵に呟く。
「お前らー!まだまだあげみざわで行くぜー!!」
「「「ウェーーーイ!」」」
「ウェーーーーイ!!」
 罠うさぎ達のコールに合わせてヴィゼアもあげみざわな歓声をあげ、ユーベルコード『エレメンタル・ファンタジア』と波乗り魔法を併用し、水で出来たサーフボードで突撃。罠うさぎ達のパリピなノリに共感することで戦闘力を増強しつつ、コールのためにのこのこ顔を出した奴らを纏めてロック・オン、勢いよく撥ね飛ばす。
「ウェーーーイ!やっぱ退避ー!!」
 奇襲を受けて慌てて水中に逃げ込む罠うさぎ達。ノリを優先しすぎて同じような目に何度かあっているようなのだが、それゆえ心無しか逃げ足が早くなっている気がする。
「逃がさんよ」
 しかし対するヴィゼアも素早い対応を見せる。水中へ逃げられる前に飛び込み、エレメンタル・ファンタジアと空中浮遊の技能を併用し呼吸と視界を確保する。
「さぁ、兎狩りだ」
 狩人のような目つきで敵を見据えるヴィゼア。キラキラと飾られた貯蔵池の中で二つの青い瞳がギラリと光った。

「水の材料は豊富……素晴らしい」
 聖水貯蔵池ゆえ、当然水は豊富。属性攻撃にはもってこいのフィールドである。ヴィゼアは不敵に微笑むと、水中に竜巻渦を起こし水上の敵も纏めて広範囲一斉攻撃。さらに渦を狙う水圧レーザーのマヒ攻撃を加えて容赦なく罠うさぎ達を一網打尽にしようとする。
「ちょいちょいちょーい!兄ちゃん!いくらなんでもえげつなくなくない?」
 とんでもない破壊力の渦に戸惑い、逃げ惑う罠うさぎ達。
「えげつなくなんかありませんよ。ほら、鎧砕きと串刺しは流石に、ねぇ?」
 ヴィゼアはこともなげに答え、罠うさぎがドン引きしたところをすかさず渦に巻き込んでいく。
「ウェイウェイしている所をガチでやりに行くのは……ほら、良くないでしょう?」
 ヴィゼアはこの場の誰よりも楽しそうに笑っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中村・裕美
「……水中戦とは……面倒な」
水上を泳いでいるわけだけど、それでも水場に入って相手はしたくない。何故なら自分はカナヅチだから
「……あと……パリピっていう……陽キャとかリア充っぽいの……嫌いなのよね」
「……だから……この子たちに……相手してもらう」
召喚するは【エレクトロレギオン】、自分が水中に行けないなら代わりに戦ってくれるものを送ればいい。【防具改造】で水中戦用にモーターエンジンやら魚雷やらを搭載した竜型戦闘機械を水中へと送り込む
「……さあ……滅びろリア充」

万が一水中に引きずり込まれたら、レギオンの一部に引っ張ってもらい救出してもらう。その間も攻撃指示は続けるが



 貯蔵池の各地で衝突が巻き起こる最中、中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)は水の中には入らず、プールサイド……否、貯蔵池サイドにて黄昏ていた。
「……水中戦とは……面倒な」
 いまだに水上を泳いでいるやつはいるわけだけれど、それでも水場に入って相手はしたくない。何故ならカナヅチだから。
「……あと……パリピっていう……陽キャとかリア充っぽいの……嫌いなのよね」
 加えて心底リア充憎しな裕美。まして相手が災魔となれば直接戦ったり、同じ水に入ったりもしたくないのだろう。
「……だから……この子たちに……相手してもらう」
 ぼそぼそと呟くと裕美は黒竜型の小型戦闘用機械兵器、通称『ウロボロスレギオン』を召喚、水中に送り込む。
「……さあ……滅びろリア充」
 怨嗟の籠った黒い笑みを浮かべる裕美。瓶底のような眼鏡が貯水池の証明を反射してギラリと光った。

「ウェイウェイ、ウェーイト!!俺達はもっと可愛い子たちと泳ぎたいの!」
 情けない声を出しながらウロボロスレギオンから逃げ惑う罠うさぎ達。一撃で消滅するほどの耐久性なのだが、その数と裕美の防具改造により搭載されたモーターエンジンや魚雷等の水中戦用装備による機動力と攻撃力はその欠点を補って余りあるものだった。
「こうなったら、本体を先にやっちまおうぜ!!いくぞお前らーー!!」
「「「ウェーーーイ!!」」」
 やられっぱなしではたまらないと、罠うさぎ達もいつもの『ブチ上げウサテンション』で戦闘力を引き上げ対応する。
「いたー!あの子が操縦してるぞーー!!」
「ウェイウェイ!なかなかのカワイ子ちゃんじゃないの?」
 数を減らしながらもウロボロスレギオンの攻撃を掻い潜り、裕美の姿を捉えた罠うさぎ達。
「ウェイウェイお嬢ちゃん!そんなところでボ~っとしてないでさ~俺達と泳ごうぜ~」
「……やめ……引っ張らないで……きゃっ!」
 泳げない友達を無理矢理泳がせようとするノリで裕美を貯蔵池に引きずり込む。
「ふっふっふっ、お嬢ちゃん!このまま朝までパーリナイ……ぐえっ!」
 しかし裕美を引きずり込むのに夢中になり過ぎたせいか、裕美が引きずり込まれている最中にもしっかりと攻撃指示を受けていた、背後から迫るウロボロスレギオン達に気付いていなかった。レギオン達は裕美に取り付く罠うさぎ達を魚雷で殲滅すると、その一部が裕美を引っ張り上げ救出し、残りは戦闘に戻っていった。
「……やはりリア充は……パリピは滅ぼすべき……」
 全身びしょ濡れになってしまった裕美。呪詛を吐きながらウロボロスレギオンに指示を続け、次々と罠うさぎ達を葬り去っていくのだった。


 かくして猟兵達の活躍により、聖水貯蔵池のパリピ罠うさぎ達はすべて倒された。 先ほどまでの喧騒はどこへやら、罠うさぎ達の残した電飾が貯水池の水面を静かに照らしていた。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年02月11日


挿絵イラスト