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ナマズとマグロのドキドキ寿司inピザ生地

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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 キマイラフューチャーに流行りつつある、一つの動画を見てみよう。
 動画の中で、ナマズの顔をした女と、マグロの顔をした男が、テーブルの前に立っている。
 テーブルの上には、細長いパン。――違う。焼きあげられた四角のピザ生地、そのピザ生地で、酢飯を巻いているのだ。酢飯の中には具も入っている。
「海苔の代わりにピザ生地で、酢飯と具を巻いた『ピザ寿司』! アタシが作りました! さぁ召しあがれ」
 ナマズが言い、マグロがおもむろにそれを食べた。
 一口して、マグロが語りだす。
「ピザ生地は薄くかつしっかり焼きあげられ、カリッとした触感。ふわりとした酢飯とのコントラストが面白い。
 具は海老とホタテか! ピザ生地にも酢飯にも合う旨味が、味の一体感をもたらしている!」
 マグロは怒鳴るように続けた。
「ピザ生地と酢飯のダブル炭水化物のボリューム感の上に、大量の具。どんなに空腹でも、これでお腹いっぱいッ!!」
「このピザ寿司を食べたかったらアタシ達のところに、いらっしゃーい♪」

 グリモアベースで。動画を皆に見せ終わった、ベッキー・ウッドが叫ぶ。
「お寿司を魚の怪人が作って、魚の怪人が食べるって……おかしいよ!」
 気を取り直し、ベッキーは挨拶する。
「というわけで、みんな、はろー。怪人達が『ピザ寿司』っていう料理を流行らせようとしているよ! 自分たちの勢力拡大を目指してるんだと思う」
 怪人達の勢力拡大は、世界にとってよくないこと。
「予知で、怪人のアジトの場所は分かってる。場所はキマイラフューチャーの一角の、レストラン風の建物。そこに行き怪人達を退治してほしい」
 猟兵が到着する頃には、ボス兼料理人の怪人『オンナマズ』は別の場所に行っている。
「すぐには戻ってこないから、その間に、味見役で手下のマグロ怪人ツーナー達を倒してね!」
 ツーナー達は褌一丁で凄く早く走ったり、自分を食べようとする猫を投げたり、水で辺りを水浸しにしてピチピチしたりする。
「ふざけてるみたいだけど――怪人としての戦闘能力はある。しっかり戦ってね」

 ツーナーを倒したら、次はオンナマズを待ち伏せ戦闘を挑まなければならない。
「敵を倒し終わったら一つ頼みたいことがあるんだ。
 怪人のピザ寿司動画は既にある程度広まっててね。ピザ寿司を食べたいってキマイラがけっこういるみたい。
 材料は沢山あるから、戦闘後にピザ寿司を作ってあげてくれない? 独自のアレンジを加えてもいいし、皆も一緒に食べて良いから」
 ベッキーはにっこり笑って、
「じゃあ、美味しいお寿司の為にも、悪い怪人はやっつけちゃってね! よろしくお願いね!」


支倉みかん
 支倉みかんです。ご閲覧ありがとうございます。
 たらこスパゲティーが好きです。
 餡パン、素敵だと思います。
 ……じゃあ、ピザとお寿司を組み合わせたら?

 斬新な「ピザ寿司」を流行らせようとしている怪人がいます。
 その怪人達を倒してください。
 一章では褌一丁で果敢に戦うマグロ怪人ツーナーと戦ってください。

 三章へ行くことができれば、ピザ寿司を作って、キマイラ達にふるまったり、食べたりできます。

 皆様の個性と力を発揮し、依頼を成功に導いてください。
 よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『マグロ怪人ツーナー』

POW   :    止められない止まれない
【食べられるという恐怖心から無限のスタミナ】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD   :    そんなことより助けて欲しい
レベル分の1秒で【腕を振り払うことで自らに噛み付いてる猫】を発射できる。
WIZ   :    水を得たお魚
【水鉄砲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水浸しにし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 磨き抜かれキラキラした床。テーブルに純白のテーブルクロスと花瓶。花瓶には薄桃の花が活けられている。
 清潔感漂うレストランのホール。
 そこに、褌一丁のマグロ怪人がいた。小洒落たレストラン内に、大量のマグロ怪人ツーナー達がマッチョな体を汗でてからせ、赤い褌をなびかせていた。
 ツーナー達は檄を飛ばしあう。
「マグロ一匹丸ごとなみにボリューム感満載の、ピザ寿司で! 世界を征服だッ!!」
 その店内に猟兵達が突入。
エグゼ・エクスマキナ
心情:なるほど、企画を乗っ取り(物理)すればいいのか。

心情その2:ツーナー、露出多すぎ。(軽くブーメラン)

戦闘:
相手の攻撃に合わせて装備しているエグゼ・ザ・ヴァリアヴルメイス(巨大モンキーレンチ)でカウンター。
挟み込んで締め上げて強制的に動きを止めてやる。
ついでに息の根も止める勢いで。


猫を投げつけるなんてそんな酷いっ。(←猫好き)
なんで猫にダメージが入らないように甘んじて受け止める。
そしてキャッチ&リリース。
猫よ、再びツーナーを襲うのだ。

必殺技:ユーベルコード使用時
ともあれ貴様も食材になるがいい。
解体せよ、エクスターミネーターソード!!(メイスです)




 猟兵の一人、エグゼ・エクスマキナは怪人に指をつき付け、
「企画は乗っ取らせて貰う。それと――ツーナー、露出多すぎ」
「確かに。我々もマフラーすべきだった!」
 そこ? 大体エグゼも露出が多いよ? 突っ込みたそうな仲間の横、『エグゼ・ザ・ヴァリアヴルメイス』を構えるエグゼ。その時。
 ニャア。大量の猫が店内に出現。
 マグロの香に惹かれたか、猫はツーナー達を襲う。もがくツーナー。その拍子に猫が宙を舞った。
 猫はエグゼにぶつかる。マグロの香で狂暴化したか、猫はエグゼをガブリ。
 エグゼは噛まれつつ猫を優しく抱く。
「猫を飛ばすなんて酷いっ」とツーナーに押し付ける。
「近づけるな喰われるぅ!」怪人の悲鳴。

 乱戦の中。ツーナーが、ドタタタ、猟兵へ突進。
 その前にエグゼが立つ。メイスを突き出す。突進するツーナーの胴を挟む。
「これメイスじゃなく、モンキーレンt」喋りかけの敵を締め付け、消滅させる!
「おのれ!」仲間を倒され、ツーナー達は激昂。エグゼへ殺到。
 エグゼは武器を高々と掲げ、
「ともあれ貴様達も食材になるがいい。解体せよ、エクスターミネーターソード!!」
「それソードじゃな――ぎゃあ」
 問答無用と繰り出す渾身の打撃。一撃で床を陥没させ、その上にいた三体を粉砕!
 その威力に、残るツーナー達は酷く動揺していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マルコ・ディロク
【SPD】判定

・スキル使用
「騎乗4、なぎ払い2、先制攻撃2、パフォーマンス3」

・行動
ユーベルコードで特攻形態に変形させた『ディロク』号で
集団の中に突っ込みスピンターンで薙ぎ払う

・演出
倒した後はまとわりついていた猫を拾い上げて撫でてから逃がしてやる

・セリフ
ヘイ、お待ちどうさま!
デリバリーピザ『ディロク』は銀河中のどこからでも
お呼びとあれば即参上だぜ!

・ねこ
良い子にしていたらうちのピザを食わしてやる
子猫ちゃんたちはちょっとの間あっちに行ってな……




 宅配用スペーススーツを纏ったマルコ・ディロクの前で、
「猟兵と猫に殺されるううっ」
 怪人はジタバタ手足を動かす。ツーナーの頭を齧っていた猫達が、マルコへ飛ぶ。
 マグロの匂いに狂暴化した猫が、マルコをひっかく。
 だがマルコは爽やかに微笑。
「元気な子猫ちゃんだな」
 猫を床に置き、怪人達に告げる。
「ジタバタしなくても、すぐ行くから安心しな」
 マルコは【30分宅配!(サーティミニッツ・デリバリー)】を発動。特攻形態の『ディロク』号に跨り、怪人群へ特攻!
「落ち着け、俺達の筋肉なら止めれる筈」
 筋肉を盛り上げディロク号を待ち構えるツーナー達。疾走するディロク号と怪人の筋肉が、激突!
 果たしてマルコのディロク号が怪人達を弾き飛ばす。スピードと勢いで敵の筋肉を上回ったのだ。「ぎゃふん」倒れるツーナー達。
「ヘイ、お待ちどうさま! デリバリーピザ『ディロク』は銀河中のどこからでも、お呼びとあれば即参上だぜ!」
 嵐でも筋肉でも宅配は止められない、とマルコは笑う。歯がキラリ。

 マルコはディロク号から降り、猫達を撫でた。
「良い子にしていたらうちのピザを食わしてやる。ちょっとの間あっちに行ってな……」
 猫の安全を確保し、マルコは再びディロク号に騎乗。
「「にゃああ!」」猫達が鳴く、マルコ達を応援するように。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フロッシュ・フェローチェス
……こんな奴に態々武器使うのも阿保らしくなってきた。
まあ、それでもオブリビオン――油断なく、最速で仕留めるか。

アタシの伸びる短刀・短刀・碧穿炉で【先制攻撃】を仕掛け、
「加速式」起動から【ダッシュ】で近づき、
ブーツ・衝角炉で【二回攻撃】を叩き込んでやる。

【見切り】、そこから【早業】で散弾銃・刻天炉で弾をばら撒いて、
隙あらば【逃げ足】や【残像】、【スライディング】も併せ攪乱したいね。

予想もつかない事態があっても、【野生の勘】で対応出来れば御の字。

――まあ後は、って言うか最後は、うん。
トドメとして【選択したUC】でも使って……で良いか。
バカらしい存在には、バカバカしい最後が御似合いだ。


※アドリブ歓迎




 フロッシュ・フェローチェスはぼそり。
「……阿保らしくなってきた」
「マグロはアホらしくないっ」
 抗議しつつ、駆けて来るツーナー。
「まあでも――最速で仕留めるか」
 フロッシュは短刀・碧穿炉を一振り。伸びる刃で敵の不意を打ち、胸を刺す。
 右眼を開く。「加速式」を起動、敵に接近。片足をあげ、メカブーツの爪先で敵の腹と鳩尾を蹴る! 膝を突く怪人。
 敵が立つ前に、フロッシュは刻天炉を構え発砲。顔に穴を開け、一体を瞬殺!
 一方。残りのツーナー達は、掌から水を噴く。床とツーナーは水浸しに。
 褌と全身を濡らしたツーナー達が、フロッシュへ押し寄せる。体が濡れたからか、動きが先程までより早い。
 が、フロッシュはスライディング、敵の突進を間一髪で回避し、
「……あれを使うか。バカらしい存在にはバカバカしい最後が御似合いだ」
【驚倒アワー「~おでんとアタシと、時々うどん~」】を実行。手足付きの大根、豆腐、蛸……諸々のおでんが出現。フロッシュに意識を集中していたツーナー達を、おでんは高速で奇襲。
 フロッシュは呟く。
「何故こんなの作ったの?」
 ほんと何故? 兎に角、
「何だこれ!」「熱いいい」
 うどんが敵に巻き付き、熱々卵が火傷させる。
 フロッシュの技にツーナー達は大混乱、隙を露わにしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミア・ウィスタリア
ピザ寿司!
とってもアートね!創作意欲が湧いてきたわ!!
カリフォルニアロールみたいで!

まぁ、アタシは普通の寿司の方が好きだけど。その心意気や良し!
何とか美味しくたべれる方法を見出してみたい。

【範囲攻撃】でユーベルコードを発動。
「そうね....せっかくだからビントロマッチョとの絡みからイクラに行って丼....あー、キタ!キタわコレよこれ!」

うん、まぁ魚類は流石にハードル高いか....まぁ、結果オーライよね。




 ミア・ウィスタリアは楽しげな顔。
「ピザ寿司! とってもアートね! 創作意欲が湧いてきたわ!! でもその前に――」
 仲間の技に苦しむツーナー達に視線をやり、顎に指をあて思索。
「そうね……せっかくだからビントロマッチョとの絡みからイクラに行って丼……」
「おい、お前何を言って……」
 ミアの不穏な独り言に気づいた一体が声をかけるが、ミアは無視し大声をあげた。
「あー、キタ! キタわコレよこれ!」
 ミアはペンシルサイズの絵筆を高速で動かし、【淫蕩の大図書館】を発動!
 そして――ミアは一冊の本を敵に投げ渡す。それはマグロ怪人ツーナー達が最も望むエロ同人誌。
「こ、これは?」「何故か分からんが、目が離せない! 胸が……熱い?!」
 同人誌に釘付けになるツーナー達。
 ミアは唇の端を吊り上げた。
「その一冊だけじゃないわ!」
 ミアはさらに力を発揮。出現させる、計65冊の濃厚な物語! 大量の薄い本を、敵群へ発射!
「そ、そんなに沢山? ま、待て」
「遠慮はいらないわ、ほら、まだこんなに!」
 可笑しそうに答えるミア。ミアが容赦なく繰り出すエロ同人誌が、敵達の心を乱し、体を物理的に押し潰す!
 心身とも行動不能になり消滅していく、ツーナー達。ミアは軽く頷く。
「魚類は流石にハードルが高いか……まぁ、結果オーライよね」

 かくて、猟兵はマグロ怪人ツーナー達の殲滅に成功。
 次はそのボスを待ち伏せ、戦い倒さねばならない! 連戦に備えよ、猟兵たち!

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『怪人『オンナマズ』』

POW   :    ジャイアントナマズ
自身の身長の2倍の【巨大ナマズ怪人 】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD   :    ナマズ人召喚
レベル×1体の、【後頭部 】に1と刻印された戦闘用【ナマズ人】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    矢ナマズ発射!
レベル×5本の【雷 】属性の【刺さるデンキナマズ】を放つ。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠鳥渡・璃瑠です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 レストランのホール内。
 猟兵達それぞれの活躍が、マグロ怪人ツーナー達を消滅に追いやった。
 猟兵達はツーナーを食べようとしていた猫達を抱きあげ、裏口から外に逃がした。
 そして怪人達のボスを待つ。

 暫くして。店のドアが音を立てて開く。
 入ってきたのは、ぬらぬらとしたナマズ頭の怪人『オンナマズ』。
「はーい、みんな酢飯は順調に炊け――」
 凍り付くオンナマズ。
 陥没した床、バイクの轍、おでんの残り香、落ちている同人誌……猟兵の活躍の結果、混沌とした現場にオンナマズは、
「これは……おでんピザ一派の襲撃?」
 謎推理を口にしつつ拳を握る。戦闘態勢に。構えからして拳が武器か。

 待ち構えていた猟兵達は動く。ここでボスを倒し、怪人達の勢力拡大を防ぐために。
マルコ・ディロク
【PAW】判定

スキル
大食い3、料理21、パフォーマンス3、勇気6、2回攻撃3

行動
バイクを傍らに止め後部宅配ボックス内からピザを取り出す
特殊保存された焼き立てピザを熱々のままほおばり
ユーベルコードを発動してパワーアップ
ジャイアントナマズをピザカッターで綺麗に6等分する

セリフ

(食べつつ)
く~っこの熱さがたまらねぇ
いくらでも食えるな!

(ユーベルコードを発動時)
待たせたな、ピザパワー充填120%だ!

(攻撃時)
いくぜ!6ピースカッティング

【心情】
こいつらにはまずピザの基本ってものを
叩きこんでやらなきゃならないようだな
ミックスするにもそれぞれへのリスペクトってものが必要なんだぜ?




 レストランのホール内。
 マルコ・ディロクが止めたバイクの横で、怪人『オンナマズ』へ問う。
「ピザ寿司を作るって話だが……お前にはピザの基本ってものが分かっているのか?」
「ピザ寿司とアタシを馬鹿にするのですか!? ジャイアントナマズ、黙らせて!」
 怪人は声を荒げ、三m強の巨大ナマズ怪人を召喚。
 マルコは巨大ナマズに動じず、宅配ボックスからピザを出す。
 巨大ナマズは巨大な拳で殴ってきた。攻撃が腹に命中、マルコはふらつく。が、ピザは落とさない。熱々のピザを、がぶ、頬張った。
「く~っこの熱さがたまらねぇ、いくらでも食えるな!」
 マルコはその後、巨大ナマズに幾度も頭を打たれた。が、手と口は止めない。ピザを齧り続ける。
 完食! マルコは怪人達へ、野性的な声で、
「待たせたな、ピザパワー充填120%だ!」

 巨大ナマズはマルコへ腕を伸ばす、が、マルコは体を捻り回避。
「ピザの基本を叩き込んでやる。まず正確なカッティングだ。いくぜ! 6ピースカッティング」
 マルコはプラズマピザカッターを、一閃二閃、三閃!
【出来立てピザの美味さ】で強化された筋力で、巨大ナマズ怪人を正確に6等分、巨大ナマズを消滅させる!

 マルコはダメージを負いつつも、敵の大技の無効化に成功。
 怪人オンナマズは目を見開き、怒りを露わに。

成功 🔵​🔵​🔴​

木霊・ウタ
【ブットバース】
心情
ピザ寿司はアリかも知んないけど
怪人の勢力拡大はさせないぜ

手段
未来を守るという想いを込め
Wウィンドを奏で歌い皆を鼓舞するぜ
サウンドOPだ
未来を紡いでくのは今を生きる命だ
過去であるアンタじゃないぜ!
俺の曲の方が痺れるだろ?
;コミュ&パフォ&演奏&歌唱&手をつなぐ&鼓舞&勇気&優しさ


炎を纏った焔摩天を振るうぜ
:属性攻撃&破魔&薙ぎ払い&鎧砕き

巨大怪人は的がデカイから狙いやすいよな
鎧砕きで徐々に弱体化させてくぜ

ナマズ人はまとめてぶっとばす
皆で分担して各個撃破といこうぜ

拳や矢は武器受け&電撃耐性で防御だ


乙雪・柚佳
【ブットバース】で参加
もちもちピザ1丁お届けに参りましたー!(キリッ
早速で悪いんだけど、あなたはこのカオスな店内で私たちのチームワークによるエンディングを迎えてもらいます!

ユーベルコード、ググっと集中!...蜘糸(イト)
私のスピードに付いて来られないだろう!
(店内だから羽は使わず、壁や天井を跳ね返るように高速移動)

先陣を切って囮になるよ、他のメンバーが戦闘に入ったらそのスピードのままオンナマズに突撃ドッゴン戦闘参加!


・戦闘勝利後は掃除したり厨房で料理始めたりレストランを我が物顔で使い始める

アドリブ歓迎


化野・那由他
【ブットバース】の皆さんと同行・連携します。
[付喪神奇譚]で、付喪神の刀を召喚。見た目は業物っぽい日本刀で、手から離れても遠隔操作できます。
「貴方を待っていたわ。この刀で膾(なます)にしてあげる。……ナマズだけに(前半格好良く、後半の台詞で台無しに)」
テーブルを足場にしたり、盾にしたりしつつ接近戦を挑みます。気合で範囲攻撃。出来るならば2回行動も試み、召喚されるナマズ人達も斬り倒して。
「散らかっているけれど、ナマズ達、足を滑らせたりしないかしら」
ボスに斬り込み、味方が総攻撃できる位置まで誘い、おびき寄せます。
好機となれば皆で連携してトドメを。

※アドリブ歓迎です。呼びかけは名字にさん付け。


セリエルフィナ・メルフォワーゼ
「ブットバース」の皆と連携するよ!
これがボクの「ブットバース」としての初陣だ!

【鈴蘭の嵐】の花びらをオンナマズに飛ばして、目くらましや撹乱を狙うよ。
折角待ち伏せしてたわけだから、不意を突くことで敵の混乱を誘いたいし。
鈴蘭の花粉の毒で、オンナマズを毒状態に出来れば上々だね。

後、もし化野さん(f01201)が【付喪神奇譚】を使うようなら、付喪神達に【鈴蘭の嵐】の花びらを纏わせて、カモフラージュさせるとか出来ないかな?
これが上手くいけば、より敵を驚かせられると思うんだ。
付喪神なら鈴蘭の毒は問題ないだろうし。

オンナマズを動揺、混乱させて、「ブットバース」の皆が攻撃に専念出来るように立ち回るよ!


犬憑・転助
【ブットバース】で参加
仲間は呼び捨て(名前)で呼ぶ

俺のユーベルコードは超嗅覚、キナ臭さだってかぎ分けるぜ

敵の奇襲や発見は超嗅覚で感知し、仲間に知らせる

戦闘時は二刀流
トドメはブットバースの連中と連携してやる

ナマズが増えて一斉に攻めてきた時は<殺気>を解き放って一瞬でも足止めして機を作る

俺はキナ臭い場所が解るのよ、来ると思ったぜ(かばったり避けたり敵の弱点ついたり)

戦いが膠着したら、頭脳派な旅団の仲間の指示に従う。またはやろうとしてる作戦をフォローする
どうすりゃいいよ?
(コロ助が苦労するのは望むところ。苦労人ポジ希望)

自分の世界(エンパイア)との違いには感心する

アドリブ歓迎、他PCと絡み希望


輝夜・レナ
アンタ、運がないわね。
悪いけど、アンタはアタシたち【ブットバース】が名前通りぶっ飛ばすわ。
どんな料理を作ろうが知ったことではないわね、覚悟なさい?

【バトルデータ・インストール】を使って格闘体に換装するわ。
「ファイトモード、起動!さぁ、行くわよ!」

仲間と連携して攻撃のタイミングを合わせて、ジャンプ大から小Px2大P→大Kからの623Pで【アトミック・パンチ】よ!
「吹っ飛べっ!アトミック・パンチッ!!」

相手が弱ってきたら、隙を見て641236Pで【ワールドエンド・マキシマム】でトドメ連携開始よ!
「はぁぁぁっ!ワールドエンドッ!マキシマムッ!ドラァイブッ!!みんな、今よっ!!」




 怒る怪人『オンナマズ』の前に立つのは、猟兵の傭兵チーム「ブットバース」の六人。
 うち一人、乙雪・柚佳は、怪人へ、
「もちもちピザ一丁、お届けに参りましたー! 早速で悪いんだけど、あなたはこのカオスな店内で私たちのチームワークによるエンディングを迎えてもらいます!」
 とびきり元気な声で断言。
 化野・那由他は黒水晶に触れ、【付喪神奇譚】を行使。付喪神の刀を召喚し、柄を握る。
「貴方はこの刀で膾(なます)にしてあげる。……ナマズだけに」
 洒落を交えつつ、那由他は真剣。
「エンディング? 膾? どういう……」
「どういうことか。確かなのはアンタに運がないってこと。悪いけど、アンタはアタシたち【ブットバース】が名前通りぶっ飛ばすわ。覚悟なさい?」
 言い返そうとする怪人を遮ったのは、輝夜・レナ。
「ファイトモード、起動! さぁ、行くわよ!」
 レナは【バトルデータ・インストール】を実行。構えた体から漲る闘気。

 睨み合う怪人と猟兵。
 暗い藍色の鎖襦袢の人狼、犬憑・転助は鼻を動かす。低い声で、
「キナ臭ぇ……さっそく来るぞ……飛び道具だ、気を付けろ!」
 【超嗅覚】を使った転助の警告に、木霊・ウタが応じる。
「任せろ――怪人の勢力拡大はさせないぜ!」
 聖別されたマントをはためかせ、皆の前へ。
 はたして怪人の頭上にデンキナマズが出現。猟兵へ飛んでくる。
 常人を感電させる攻撃を、ウタは焔摩天の梵字の刻まれた刃で叩き落す。炎で焼き消滅させる!
 落としきれなかった攻撃は、体で止める。耐性を発揮し堪えきった!
 転助は再び鼻をひくつかせた。
「まだキナ臭ぇ……気を抜くな、同じ攻撃が来るぞ。さっきよりも大量に、だ」
「こんどはボクが対処するよ! 皆は一旦下がって」
 メルフォワーゼ式ドレスを纏ったオラトリオ――セリエルフィナ・メルフォワーゼが、片手を上へ。
「いくよ、これがボクの『ブットバース』としての初陣だ!」
 手にした熱線銃を、セリエルフィナは鈴蘭の花びらに変化させた。【鈴蘭の嵐】だ
 無数の花びらは、セリエルフィナの意に応じて動く。ひらららと宙を舞い、怪人の顔の前へ飛んだ。
 転助の予告通り、怪人は大量のデンキウナギを放ってくる。
 が、セリエルフィナの花びらが怪人を惑わす。視界を遮り、また集中力を削ぐ。
 結果、怪人の攻撃は猟兵を外れ壁や床に激突。

 セリエルフィナは花びらを激しく揺らす。
「鈴蘭の花は綺麗なだけじゃないよ。花粉には毒があるんだ!」
 溢れる花粉。花粉に含まれる毒が怪人の眼を刺激する。
 セリエルフィナの攻撃に、たまらず目を抑える怪人。射撃が止まった。
 その隙に、ウタはワイルドウィンドを構える。
 ギターの弦に指を宛がう。弾く。指をぶつけるように激しく。飛び出る音に、ウタは声をのせた。「未来を守る」と言う想いと強い意志を込め。
 ウタは歌で主張する。「未来を紡いでいくのは今を生きる命だ。過去であるアンタじゃないぜ!」
 また問う。「デンキナマズより、俺の曲の方が痺れるだろ?」
 ウタの声とギターの音は、仲間の心を鼓舞する。
 身体能力を引き上げる。【サウンド・オブ・パワー】!!
 柚佳は、ウタの曲が自分に力を与えてくれるのを、感じていた。
「そうだね……私達が守らないとね。――ユーベルコード、ググっと集中! ……蜘蛛(イト)!」
【融放集中・蜘糸】を発動し、柚佳は壁へ跳ぶ。
 バネブーツで壁を蹴り、さらにジャンプ。天井へ。天井を蹴り、柚佳は急速度で落下。
 柚佳は頭上から怪人を強襲、蜘蛛と梟の素早さを活かした一撃!
「突撃ドッゴン!」
 グルメツールで怪人の頭を刺す!
 怪人は傷から血を流しつつも、
「素早く動きますのね。早いものを狩るには、数。大量の狩人を差し向けます!」
 数十のナマズ人を召喚。ナマズ人は一斉に柚佳を襲うが、
「狩りは数? 違うね、狩りは早さ! どれだけいても、私のスピードに付いて来られないだろう!」
 柚佳は跳びはね、敵の手を回避。着地、薙刀をブンッと振る。身のこなしでナマズ人を翻弄!
 レナは翻弄されたナマズ人へ直進。紫の髪が大きく揺れた。
 レナは細かいパンチを繰り出す。ナマズ人は腕をあげガードしようとするが、
「遅いわ!」
 そのガードより早く、顔面を殴りさらに顎を蹴る。レナもウタの曲で身体能力が高められていた、拳と蹴りのキレは常に増して鋭い。そしてレナは、
「吹っ飛べっ!」
 気合をのせ渾身の一撃。拳の威力で、ナマズ人を壁に叩きつける!
 レナの流れるような攻めに、他のナマズ人達はたじろいだ。
「来ないならこっちからいくわよ!」
 声を張るレナ。

 ナマズ人の数は多い。他の猟兵達にも、ナマズ人は襲い掛かっていた。
 転助はナマズ人の三人を前に呟く。
「怪人と柚佳が狩りは、数、早さって言ったな。間違っちゃいねぇが……」
 二刀一対の妖刀『白狼刀』の切っ先を持ち上げ、
「俺に言わせれば、狩りは鼻、それとコイツだ」
 転助は息を止める。全身から放つ殺気!
 ナマズ人達の脚が一瞬止まる。
 その一瞬で、転助は腕を突き出す。刃の先でナマズ人の喉を貫く。もう一振りの刃で、別のナマズ人の腹を裂いた。
 攻撃を放ったばかりなら、反撃は容易でない筈と、三体目のナマズ人が転助の背へ走ってくる。が、
「俺はキナ臭い場所が解るのよ、来ると思ったぜ」
 転助は振り返る。敵の体に、二刀で十字の傷をつける!
 転助は、仲間に顔を向け、
「――那由他、そっちに敵が行くぞ!」
「分かったわ。ありがとう、犬憑さん」
 那由他は近くにあったテーブルを蹴り倒す。突進してくるナマズ人にぶつけた。
 那由他は別の椅子の上に乗り、そしてナマズ人の群れの中へ飛び込む。
 着地と同時、気合を込めた範囲攻撃。付喪神の日本刀、業物めいた刃で三体を切り伏せた!


 猟兵達の活躍で、ナマズ人は全て消滅。
 那由他は怪人「オンナマズ」に対峙。
「さっきの私の言葉覚えてる? 膾にしてあげるって。実現させてもらうわ!」
「できるものですかっ」
 那由他は切りかかる。が、怪人の動きは速い。ヒレのような腕でその刃を払いのける。
 その時、
「今だっ! 化野さん援護するね!」
 セリエルフィナが鈴蘭の花びらを操る。怪人の顔と那由他の刀に花びらを纏わせた。
 那由他は再び上段に構え、
「あなたは強い。だけど私には同行し連携してくれる仲間がいる。だからあなたを斬る事だって、できるわ」
 振り落とす。セリエルフィナの花びらが刀の軌道を読みづらくしてくれた。
 那由他の斬撃は命中、怪人の肩を傷を刻む!
 痛みと怒りに我を忘れ向かってくる怪人を、那由他は後退しホール中央へ誘導。
 その怪人の側頭部へ、
「はぁぁぁっ!! みんな、今よっ!!」
 レナが飛び蹴りを喰らわせた。床に足を付けると、肘を敵の鳩尾に。止まる怪人の脚。
 那由他が有利な位置に敵をおびき寄せ、レナが敵の動きを止めた。故に、「ブットバース」の六人は怪人を容易に包囲。
 セリエルフィナの花びらが怪人を幻惑する中、柚佳は跳ね回り怪人の背をなぎなたで斬る。
 バランスを崩した怪人の腹を、転助の二刀が裂いた。噴出する血。
「ま、まだです! アタシは――まだっ」
「いいや、ここで終わりだぜ!」
 最後まで抗う怪人の正面に、ウタが立つ。焔摩天から飛び散る火の粉。
 よろめきながらもかかってくる怪人へ、ウタは巨大な刀身を振り落とす。断!
 六人の攻撃は、オンナマズに確かな終わりを与えた。怪人の体は音もたてず崩れ去り、消える。
 猟兵達の勝利だ! 「ブットバース」の面々は、それぞれの顔で勝利をかみしめる。

「皆、お疲れ様。ねえ、せっかくだから、皆で掃除していかない?」
 明るい柚佳の声。その朗らかさに、仲間の数人が顔を綻ばせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『びっくり!?ピザ寿司コンテスト!』

POW   :    大きな寿司を作る!

SPD   :    色んな種類を作るよ。

WIZ   :    おいしさも大事だけど見栄えもね。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 キマイラフューチャーのレストラン内。
 戦闘が終わり、猟兵達は互いに労い合った。またレストラン内を掃除したり、あるいは厨房を覗いてみたり。

 さて。掃除も終わる頃。レストランに、キマイラの若者達がやってくる。
「あのー。ピザ寿司の動画みてきたんですけどー」
「私、ピザ寿司って食べてみたくって!」
「ピザ寿司喰うためにお腹を空かせてきたんだよ!」

 ピザ寿司。
 それは焼いた四角いピザ生地の上に、酢飯や具材をのせ、巻いたもの。
 海苔の代わりにピザで酢飯と具を巻いた斬新な料理!
 そのピザ寿司をキマイラ達は食べたがっている。幸い材料は怪人達が用意したものが、沢山ある。
 ピザ寿司を作り、キマイラ達にふるまおう。
 自分自身のアレンジを加えてもいい。材料を持ち込んでもOK。
 また、作ったものを自分で食べても構わない。
 さあ――ピザ寿司作りを楽しもう!
マルコ・ディロク
【PAW】判定

スキル
優しさ5、料理21、存在感2、パフォーマンス3

行動
有りもの材料を使って自分でアレンジしたピザ寿司をつくるぜ
作っているところもきちんと魅せながらアピールだ
こういうものはエンターテイメント性も大事だからな!
小粋なトークで場を繋ぎつつ
完成させたピザ寿司をふるまうぜ

レシピ

1、シートに薄く広げたすし飯を麺棒で軽く押しつぶし
ライスで生地を作成、軽く乾かして準備完了

2、形を整えた生地にマヨネーズソースを塗り

3、サーモン、アボカド、スライスオニオンをのせ
さらに上からチーズ、マヨネーズをかける

4、軽くおこげが出来る程度にピザ窯でサッと焼き上げたら
錦糸卵、刻みのり、イクラを散らして出来上がりだ




「みんな、腹は空かせているか?」
 マルコ・ディロクはテーブルの前に立つ。手には麺棒。注目する客達に
「見ながら待ってな。とびきりのピザを作ってやる!」
「ピザ? でも、それはご飯じゃない?」
 客の一人が指摘。そう、テーブルの上のシートには、すし飯。
 マルコは客にウィンクし、麺棒で飯を延ばす。丸く整形し、乾かす。
「まさか、ピザ生地をお米で?!」
「正解」マルコはぱちっと指を鳴らし客へ応えた。
 米の生地にソースを塗る。具にはサーモン、アボカド、玉葱のスライス。チーズとマヨネーズをかけ、ピザ窯へ。

 数分後。マルコは、完成したピザ寿司をテーブルに置く。
「へぇ、見た目はピザそっくりね」
 客の発言に、チッチッチ、人差し指を振るマルコ。
 マルコはピザに、錦糸卵、海苔、イクラを散らす。具の、赤、黄、黒が、ピザの彩を豊かにし、和の雰囲気を醸す! 客が歓声。
「さあ、アツアツを食ってくれ!」
 マルコが切り分けるや、客は一斉にピザに齧りつく!
「生地のおこげが香ばしくって、外はカリッで中はモチッ!」
「イクラと錦糸卵、綺麗なだけじゃない。食感にアクセントを加えてる!」
「サーモンもアボカドも好きッ。ご飯にマヨネーズ味もサイコー」
「おいしいっ!!」
 笑顔の客達に、マルコは親指をビッと立て応える。マルコもまた満面の笑み。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミア・ウィスタリア
やっとピザ寿司とご対面ね!
成る程.....つまりピザの具の中にお寿司が混じってる感じになるのね。

....................(考え中)................(・ω・)

!!\\\\٩( 'ω' )و ////

アタシ解った。寿司ネタにも炙り何ちゃらってあるんだからきっとそう言う系が合うんだわ!

(ピザ生地を焼く→鰻のタレを塗る→酢飯を平らに盛る→穴子とかキュウリとかを並べる→巻く)

美味しい!

※アドリブはご自由に




「成程……ピザの具の中にお寿司が混じってる感じになるのね」
 ミア・ウィスタリアは、怪人達が残したピザ寿司の試作品を見、考えこむ。
「どうしたの?」客の子供キマイラがミアに声をかける。が、ミアは声に気づかない位、考えに没頭していた。
 子供が顔を覗いても手を振っても、無反応。
 これは悪戯してもばれない? と子供が邪念を抱いたその時、ミアは目を見開いた。
「アタシ解った!」
「ひゃっ?」
 邪念がばれた? と驚く子供。ミアははしゃいだ声で、
「寿司ネタにも炙り何ちゃらってあるんだから、きっとそういう系が合うんだわ!」
 ミアは驚いた子供を置き、速足で厨房へ。

 厨房にも客達はついてきた。調理過程がみたいと。
 一方、ミアは調理に集中、
「具が炙り系なら、濃いタレで……」
 生地に黒い液体をたっぷり塗る。
「あれは?」「うなぎのタレだ」囁き合う客達。
 ミアは生地の上に酢飯を平らに。穴子と細切りの胡瓜を載せ、巻く。
 食べやすいよう切って、
「完成よ、早速食べてみて!」
 客達は出来立てピザ寿司に齧りつく。そして、
「ダブル炭水化物に濃厚なタレと具が合う! 胡瓜で後味もさっぱり!」
「穴子うめー!」「満腹ぅ!」
 満足げな客達に、ミアはVサイン。自分もピザ寿司を一口。
「おいしい!」
 ミアは幸せそうに口元を緩ませた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

宝海院・棗
【魔法少女組】
ピザのソースはBBQソース
チーズはオアハカ(全体的に均一になるように蛇行)、モッツァレラ、セージダービー、レッドチェダー、ゴルゴンゾーラ
酢飯と巻くのはレタス、アボカド、卵、タンドリーチキン、ロブスター、コンビーフハッシュ、いくらと具沢山!

「みんなはどんなのを作っているかなー?」

とピザが焼けるまでの間、他の人の動きも観察。苦戦している人を見かけたら手伝ってあげる

ピザが焼けたら冷めないうちに酢飯と具材を巻いて、食べる直前にカットして伸びるチーズを見る楽しみも提供!

出来立ての寿司を提供するのはもちろん、他の人の寿司も食べ比べ

「おいしい寿司ができてよかった!」


シャナ・ジェンド
【魔法少女組】で参加。
「ピザと寿司を合わせておいしいですかね?」
半信半疑ながらつくる。
ピザ生地に酢飯と刺身を乗せて巻く

できたものをふるまって自分でも食べる
「意外とおいしいですね。」
「あれ?ふと思えばこれってタコスみたいなものですね」

「みんなはどんなの作ってるですかね」
他の人が作ってるのもつまみ食い

「そうです。自分好みの具材をのせるのも醍醐味です。あたしたちが作ったのだけじゃなく具材選んで巻くといいですよ」
集まったキマイラの若者たちにも具材を選ばせる


アーレイラ・モンクスフード
【魔法少女組】シャナちゃんと棗さんのお手伝いに来ましたよ。

ユーベルコード発動!星霊召喚!4体一組でピザ寿司を吊って配膳します。

手巻きピザ寿司2品提供しますね。具を乗せてセルフで巻いて貰います。

初心者向けサーモンピザ寿司
生地+燻製鮭+レタス+ソース

米粉入り生地に生魚、ソースはマリネ風ビネガーに隠し味に醤油と山葵
お寿司の材料全部使ってますよ。

上級者向けすたーげいじーピザ寿司

茶色のソースの絡まった肉と魚肉、白米は何を孕んだか知らぬ不明の卵のように積まれ。魚の頭が天を仰ぐ、窯の業火に焼かれた眼は白く濁り何も移さず、開いた口は何を唄うのか…。

※味は?
やや甘辛の穴子寿司と照り焼き肉系で普通に美味い。




 猟兵達のピザ寿司に、キマイラ達は歓声。
 そこに厨房から、【魔法少女の秘密基地】の三人が現れた。
 アーレイラ・モンクスフードが呼んだ100体の星霊も続く。星霊はふわふわ浮かび、ピザを載せた皿を吊って、配膳を手伝う。

 シャナ・ジェンドは、ピザ寿司の準備をしつつ首を捻っている。
「ピザと寿司を合わせておいしいですかね?」
 シャナが客に出すピザ寿司は、酢飯と鮪の刺身を巻いたシンプルなもの。
「いいじゃん、これ」「この味、私好きだなー」
 反応は上々。シャナも自分の料理を齧り、二度瞬き。
「意外とおいしいですね……あれ? 思えばこれってタコスみたいですね」
 そして、シャナは別に用意した皿を指す。皿に鯛や鮃……様々な刺身。
「自分の好みの具材を載せるのも醍醐味です。あたしたちが作ったのだけじゃなく具材を選んで巻くといいですよ」
 シャナに勧められ、キマイラ達は自分でピザ寿司を巻きだす。
「おお、蛸、結構いける」「次はぶりとサーモンを……」
 盛り上がる客を、シャナは尻尾を揺らし見守った。

「シャナちゃん、やるねー。次は私。私のはコレだよ!」
 宝海院・棗が掌で示したのは、五種のチーズをふんだんに使ったピザ!
「オアハカってチーズ初めて見た……ってこれ、普通のピザじゃ?」
 指摘する客。棗はニコッと笑う。ピザのチーズの上に酢飯を載せ、タンドリーチキンやコンビーフハッシュ等、7種類の具を盛り、巻く。
 包丁で手際よくカット、チーズがとろぉっと伸びる様を見せる。じゅる、客達が涎。
 客は飛びつくように、棗の寿司を食べる。
「野菜、鶏、牛、海鮮……色んな具があって、凄く幸せ!」
「生地とチーズとお米! ボリューム感あって、『食べてる』って感じ!」
「チーズの配合が絶妙!」「王様級に贅沢!」「うめぇ!」
 大絶賛。棗は緑の瞳の目を細め、喜びの表情。

「私からは、初心者向けサーモンピザ寿司を」
 アーレイラは星霊に、ピザ生地と、具とソースを並べさせ、「セルフで巻いて下さいね」と言い添える。
「ピザ寿司……でも米がないよ?」
 不思議そうな客に、アーレイラは微笑み「まず食べて下さい」と勧める。
 客は一口食べ、
「この生地は!」
「はい、生地に米粉を使ってるんです」
 頷くアーレイラ。
 米粉の生地だけではない。燻製サーモン。ソースの隠し味に醤油とわさび、アーレイラはピザ寿司に、和テイストを盛り込んでいた。
 洋と和の味のコラボに、夢中になる客達。一人がふと、
「初心者向けってことは、上級者向けのメニューも?」
「ええ、今見せますね」
 アーレイラは嬉しそうに頷き、『それ』を皆に披露。
 ピザ生地に、ゴボゴボと卵の如く盛られた白米。生地と米の上に、粘性のある茶色の液体が掛けられている。液体の中に、肉片。
 白米と液体の中から、魚の頭が突き出ている。魚の口は開いて、今にも声を出しそう。
 スターゲイジーパイも裸足で逃げる見た目に、客は悲鳴。

 その、すたーげいじーピザ寿司に、棗が手を付けた。
「甘辛いタレに、お肉と穴子……うん。おいしい、アーレイラちゃんの寿司♪ シャナちゃんも食べる?」
 シャナも好奇心に勝てなかったか、恐る恐る口を付ける。口内に広がるタレと穴子のこってりした味。
「本当においしいです……でも釈然としない気持ちです」
 三人は、他の猟兵の料理にも手を伸ばす。
 シャナが食べたのは、マルコが作ったピザ寿司。すし飯で作った生地の味わい深さに声を弾ませた。
「ご飯を生地がもっちりしてて……おこげの部分が香ばしいです」
 棗はミアの穴子のピザ寿司を味わっている。ゆっくり咀嚼してから、ミアの工夫に感心する。
「ソースにウナギのたれを使ってるんだ。私もやってみようかな♪」

 キマイラ達も料理を食べ比べ、口々に感想を述べ合う。「ごちそうさま!」と感謝の声も。
 声を聴き、棗、シャナ、アーレイラは顔を見合わせた。
「おいしい寿司ができてよかった!」
「はい!」「ええ、本当によかったですね」
 レストラン内の皆に、それぞれの笑顔。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月30日


挿絵イラスト