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汚物は消毒だ!止めろ!豚房型人間戦車!

#アポカリプスヘル

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#アポカリプスヘル


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●その戦車は……酷かった。
「「「「「「「「ヒャッハですわぁああああーーーーーー!!!」」」」」」」」
 荒野を、一台の戦車が爆走していく。
 それも只の戦車ではない。……女だ。下腿にキャタピラを、爆乳に砲を、両腕に爆乳を換装している。
 それが折り重なって群れが結合、一個体の戦車として気のしているのだ。……結合部分では、互いに舌を脳みそに刺しているのは多分グリモアの錯覚だ。
「人間です!12時の方向に人間様の匂いが致します!」
「ちん○をお持ちの人間様にはたっぷり楽しませて頂きましょう!」
「女子供はリリースです!私達は淑女ですもの!」
「乳の大きな女がいたらどうしましょう?」
「え?そんなの決まっていますでしょう?」
「「「「「改造して、私達の仲間入りですわーーーー!!」」」」」
 ところで、盛り上がって速度を上げるお下劣戦車の上に、首魁が座っていた。
 全身をピッチリとした黒いスーツで身を包み、四肢に炎を宿している。……しかし、彼女の精神状態を反映するようにその火力はか細く、目は死んでいる。……胸部は比較的平坦であった。
「どうしてこうなった……どうして」

●かわいそうな集落
 そこは人口百人足らずの小規模拠点。
 色んな人がいる。
 赤ん坊、男の子に女の子、性が芽生えた青少年、真面目な若い女の子(平坦)、真面目な若い女の子(爆乳)、気が優しくて力持ちな男、荒っぽい男、知識を蓄えた長老……。
 過酷なこの世界で、生きていく糧を継続的に得られる拠点は幸福であるかもしれない、が。これからここにはその代価のとしてはあまりに過酷な地獄が顕現するのだ!おお!釈尊よ!寝ているのですか!!

●さあ、消毒だ
「えー、よく来てくれたっすねみんな。……待って!回れ右しないで!逃げるな!色物から逃げるな!」
 モルツクルス・ゼーレヴェックスはグリモアを握りしめて。
「えー……やべーオブリビオン集団に、進行方向の集落が狙われてるんで助けたってくださいっす……以上。あーっと、あと言うことは……」
 落ち着きなく歩きながら。
「……拠点に合流してから例のアレが襲いかかってくるまで少し時間があるんで、よければ祈ってやってくださいっす……拠点の人達の息災ってやつを」
 咳払いをして、視線をさ迷わせてから。
「こうして現地のなんでもない人達を救うことが、結果として世界をきっと救うっす。……ガンバッテ」


影帽子
 ここまで読んで頂いてありがとうございます。影帽子と申します。……うん、ネタ依頼なんです、すまない、ガンバって。

 第1はいわゆる一つの日常パート。好きな拠点民と交流を深めましょう。拠点民は捏造していただいても構いません。……ここで育んだ絆が、例のアレに対する力になるでしょう。

 第2章は例のアレ戦です。バラけたり再合体して襲ってきます。因みに首魁は加勢しません。

 第3章は目の光を取り戻した首魁戦です。涙を振り払って立ち向かってくる彼女を迎え撃ってやりましょう。
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第1章 日常 『お守りに願いを込めて』

POW   :    自身の願いを強く込める

SPD   :    込めるは自分ではなく他者の為

WIZ   :    現地の人に教えてもらいながら効力を高める

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シャイニー・デュール
胸部装甲を拡張(BU2枚目の巨乳姿)し訪問

特に今回狙われそうな胸の大きな女性に声をかけます
技術屋の能力があるといいでござるな

胸が大きなことで難儀することもございましょう
されど本来それは生命の象徴、このように荒廃した世界ならなおのこと
あるいはそれそのものが、命を表すお守りとなるのかもしれませぬな

(胸部装甲を開けて中の兵器を見せつつ)拙者のは所詮兵器でござるゆえ、命を育てることはできませぬ
しかし今はそれ故役に立つこともあります
よろしければ共に祈りを込めて頂きたく思います

胸部装甲に触れ、アポカリプスヘル用に微調整を頂きましょう
お礼にこちらからも祈りを込めてタッチを

別にいやらしい意味はないでござるよ?



●シャイニーとモニカの場合
「ここが例の集落ござるか」
 黒く、艶のある爆乳が声を発した。……違った。ウォーマシンの剣豪、シャイニー・デュールだ。
 荒野の太陽を受けて輝く白髪を括って揺らし、同じペースで爆乳揺らしながら歩く彼女は身長2mの堂々たる11歳である。
「……御免」
「なんだ……!?」
 シャイニーに声をかけられた荒くれ男は、口をあんぐり上げて双児山を注視した。
「ここに、胸の大きな女性がいると聞きまして」
「あ、ああ、あっちに行った先の工房だ、間違いねえ」
「忝ない……」
 荒くれ男は、ふりふり揺れる白髪と尻を見送って……前屈みになっている自分を発見した。

「……」
「……」
 言葉は要らなかった。二人はゴツイ手で固い握手を交わした。……一人は異邦のサムライ、シャイニー・デュール。もう一人はこの集落に尽くすエンジニアのモニカ。
 11歳女児に負けない堂々たる体躯をツナギで包み、日に焼けたブロンドを鉄線で縛り、太い笑みを浮かべてシャイニーを歓迎するモニカ。……ツナギを押し上げる爆乳は、正しく至宝である。
「胸が大きなことで難儀することもございましょう」
「そうだな、いっそ切って捨てちまおうかと思うよ」
 シャイニーは、とんでもないと首を降る。
「されど本来それは生命の象徴、このように荒廃した世界ならなおのこと。……あるいはそれそのものが、命を表すお守りとなるのかもしれませぬ」
「……だがよ、聞いた話じゃ、これを目当てに化物どもが来るんだろ……え!?」
 微かな機械音と共に、胸部装甲を開くシャイニーの姿に、モニカは息を飲む。開けた中に輝く兵器は邪悪を葬る正義の乳房。
「拙者のは所詮兵器でござるゆえ、命を育てることはできませぬ。しかし今はそれ故役に立つこともありましょう……よろしければ共に祈りを込めて頂きたく思います」
 見たこともない高度な兵器に魅せられてシャイニーの胸部をまさぐるモニカ。
 シャイニーは慈愛と自信を滲ませて、お返しとばかりにモニカの立派過ぎる二つの山を思う存分揉みしだくのであった。
 いやらしい意図はない。
 ないったらない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

麻海・リィフ
アドリブ、即興連携歓迎

青筋ブチブチしながら
嗚呼、アレか(交戦経験アリ)
ならば…蹴散らさずにおくものか…!

女性
15~20代
守備関係
まな板(重要)

初めまして♪と名乗り暫し

…聞いてる?襲撃の話…それがどんな奴共か…(青筋)
一辺戦りあったの。遠慮とか呵責とか要らないわあれ

ちょっと敵の特徴を伝授(旋回性能にやや難あり、孤立させると格段に力が落ちる、等々)

貴女、お守りとか持つ?
首から下げられるよう紐を通した真鍮の一つ歯車を差し出し
物事が上手くかみ合う…縁起物の一種よ
流石にこれで「嵐」は起きないと思うけど…(苦笑)

生き残って頂戴?
無事を祈った相手が死んじゃったら後ろ指さされるわ私(冗句)



●麻海・リィフとナイチ
「嗚呼、アレか……」
 麻海・リィフは激怒した。必ずや、かの下品な豚戦車を埋め立てねばならぬ。
「ならば……蹴散らさずにおくものか……!」
 リィフは些か世間知らずなところがあったが、邪悪な過去よりの者共には人一倍敏感であった。
 大股で集落を闊歩する。……ふと、目についたのは年若い女性だ。午前の土いじりを終えて、昼休憩といったところだろうか、暗い青の髪を後ろ手括って、短い尻尾を作っている。
 ……外の人間に免疫がないのだろう。近寄ってるリィフに、戸惑ったように目を丸くして、しかし逃げたりしなかった。
「初めまして♪わたし麻海・リィフ。……君、お名前は?」
「おら……ナイチっていいます」
「そう……ナイチ、隣に座っていい?お話ししましょうよ」
「はい……あ、これ、よかったら」
 差し出されたのはバスケット。中には何かの穀物混ぜた固いパンと、金属の水筒に入った温い水。
「……ありがと」
 慎みをもって一つ食べ、口の中を湿らす程度に飲む。その様をみて安心した様子のナイチと、リィフは暫し言葉を交わした。……お互いを僅かに知り合う、他愛ない話だ。

「……聞いてる?襲撃の話…それがどんな奴共か……」
 リィフがそう切り出すと、ナイチは少し怯えた様子をみせた。
「うん、おら、よく分かんないけど噂になってるもん、ちっちゃいしねここ……リィフ、怖い顔してるよ」
「ちょっとね……一辺、戦りあったの。遠慮とか呵責とか要らないわあれ」
 そこまで言われる『敵』とは一体どんなモノなのか、興味津々に聴いてくるナイチに、リィフは武勇伝を披露する。
 両腕がガトリングガン、大きく突き出た胸は大砲、下品な言葉をのべつまくなしに垂れ流し、仕舞いには合体する『敵』について。
 途中まで恐々と、途中から呆気にとられて聴いていくナイチ。
「信じられない……けど、ホントに、いるんだよね?」
 狂気。
 ある意味ではマトモな敵よりもよほどに恐ろしい理不尽さがある。
 ――ふと、リィフは彼女の震えている手と、いつの間にか空になっているバスケットと、傾いた日差しに気づいた。
「ナイチ、貴女、お守りとか持つ?」
「え、お守り?もってないけど……どうして?」
リィフは、その白く細い首から提げている紐から真鍮の一つ歯車を差し出す。
「物事が上手くかみ合う…縁起物の一種よ。パンとお水、楽しい時間のお礼に受け取ってちょうだい」
「こ、こんな綺麗なの、おら、受け取れないよ!」
「そうね、釣り合いが取れないっていうなら、もう一つだけお願いがあるわ

 ナイチの、荒れて固い手を、リィフは包み込むようにして握った。 
「生き残って頂戴?無事を祈った相手が死んじゃったら後ろ指さされるわ私」
 この世界は過酷だ。豚戦車を、その首領を無論倒す。……倒すが、倒しても、脅威が全て去るわけではない。リィフはこの祈りが彼女の助けになればいいと……祈ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『豚房型人間戦車』子豚・セーラ』

POW   :    豚房流戦車術・密乳隊形
【他の仲間に集合の号令をかけ】【乳を密集させて戦車砲を縦横に並べ】【まるで一台の巨大戦車のような形になること】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    豚房流戦車術・突乳隊形
自身が操縦する【ため仲間に乗って舌を脳に突き刺し操り、そ】の【脚を開脚させキャタピラに変形。移動速度】と【乳のサイズと衝撃吸収力、及び砲弾の破壊力】を増強する。
WIZ   :    豚房流戦車術・圧乳隊形
対象のユーベルコードに対し【前進しながら両手両乳からの絶え間ない弾幕】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:すねいる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●いざ、豚房型人間戦車
 土煙、轟々届くキャタピラ男……そして「「「「「ヒャッッッッハアァーーーーーーー!!!」」」」」鬨の声。
 憩いの時は終わり、狂った群勢がやって来た。
シャイニー・デュール
アドリブ、連携歓迎

これはなんと凄まじい
哀れに思わぬこともないが、やらせるわけにはいかぬでござるよ

胸部装甲を揺らし【挑発】しつつ【拠点防御】
「この装甲、撃ちぬけると思うならやってみよ!」

拙者の胸を狙って前進してきたら胸部装甲を展開
モニカ殿と共に【武器改造】した【搭載兵器№5:ミルキーウェイ】を【先制攻撃】で噴射し足止めを行います

敵が弾幕を放ってこれを打ち消そうとしてきたら、撃たれる水しぶきに紛れ【残像】を残す速さで後方へ回り込みます
小回りは効かぬらしいので、結合部を狙って【2回攻撃】で切り裂き、合体解除を狙い申す
装備は遠距離ばかり、接近戦は苦手でござろう

そのまま一人ずつ切ってとどめでござるよ


麻海・リィフ
アドリブ、即興連携歓迎
来たなブリキ駄肉
まとめて肥料にしてくれる…!

先制でUC発動

残像ダッシュで接敵、一気に敵の内懐に突撃
至近~零距離を保って立ち回る

剣を回転させ念動衝撃波を乗せて範囲ごと串刺しチャージ
武器を落とし吹き飛ばして蹴散らす

敵の攻撃は念動衝撃波オーラ防御を乗せ武器と三種の盾で受ける
可能なら見切り残像で躱す
カウンター念動衝撃波シールドバッシュで吹き飛ばし気絶させる

窮地の仲間は積極的にかばう

貴様たちは哀れだ(有様が)!
だが許せぬ(砲塔が)!
食卓に上らぬ脂身のように滅べ!
空薬きょうのように舞い!豆鉄砲のように滅べ!!


ミケ・ナーハ
大きなぬいぐるみの様な
虎型ガジェット『スア』に乗り
飛行して敵に突撃。

「私が相手です♪」
敵に負けない自慢の爆乳が
はちきれそうなビキニ姿です。

砲撃を【見切り】回避
【敵を盾にする】事で同士討ちに。

「んんっ…ダメっ…あふれちゃうぅ…!」
自慢の爆乳をビキニからこぼれんばかりに
ぶるんと揺らし、甘い声を漏らすと
体からピンクのエネルギーがあふれ爆発します。
『セクシーバースト』
色気パワーを爆発させる、私の奥の手です。

「うぅ…」
何度も爆発させた後、砂煙の中から
胸がぺたんとした幼い少女が
ぶかぶかのビキニを巻き付け
『スア』に乗って現れます。
色気パワーを使い過ぎた私ですが
自慢の胸が、無い姿を見られるのは
恥ずかしいです。



●そして荒野に風が吹く。
 強い、強い向かい風に立ち向かう三人の女達がいた。
「これはなんと凄まじい。……哀れに思わぬこともないが、やらせるわけにはいかぬでござるよ」
 右を固めるはシャイニー・デュール 。遥か異邦のシャイニングサムライ。その胸は豊満を越えて聳え立っていた。
「集落の方々に手出しはさせません。私が……私達が相手です♪」
 左に控えるはミケ・ナーハ。幼い笑顔のにゃんにゃんくノ一。扇情的で健康的なビキニスタイル覗く胸部は溢れんばかりに豊満であった。猫の尻尾がくねり、耳が動く。
「来たなブリキ駄肉。まとめて肥料にしてくれる……!」
 中央にて堂々と腕を組んで敵を睨むは麻海・リィフ。艶やかな漆黒の髪を照りつける太陽に輝かせ、白と新緑の二対の翼を背負っている。……爆乳に挟まれて爆乳軍団を迎え撃とうとするその緑の瞳は心なしか殺気を放っているようだ。
「……じゃあ、手筈通りにね、シャイニー、ミケ」
「了解であります。開戦の号砲、仕る」
「ん、任せてください♪スア、いっきますよー!」
 そう言ってミケは、堂々たる偉容の愛機に跨がった。『スア』と呼ばれたそのトラぬいぐるみ型ガジェットは見合わぬ精霊動力を豪っ……と吹かすと背中に乗せた主人と共に空を駆け上がっていく。
「ひゃっはーーーー!なんですの?飛びました!」
「虎ですわ!虎と爆乳が飛んでいますの!?」
「バカですわね!トラも爆乳も飛びませんことよ!!」
「じゃあ、どうしましょう!?」
「撃ち落としましょう!」
「そうしましょう!」
 キャタピラを止めないままに両手両乳を天へと掲げる、子豚・セーラーズ。その過剰なまでの火力を浴びればいかに猟兵といえど一溜りもあるまい。
「タイミングは任せる、シャイニー」
「承知、ミケ殿に夢中の鴨……否、豚共にかましてみせましょう」
 隙だらけの軍勢を前にシャイニーが胸部装甲を展開する。これぞモニカとの愛の共同作業で仕上げた搭載兵器№5:ミルキーウェイ――アポカリプスヘル特別仕様。
「充填圧縮完了。鎮圧します!」
 爆乳より出でたる放水砲塔から放たれるは白い濁流。天を注視しキャタピラがお留守になっていたはもろにその洗礼を浴びることとなった。
「……そこだ!空を舞うだけが、翼の力ではないぞ……!」
 乳の波にノッて爆乳軍団へと突っ込むは怒りに燃えるリィフである。回転剣ストヲムルゥラァは嵐を纏い、混乱する子豚・セーラーズを引き裂いていく。
「貴様たちは哀れだ!」
 ……狂った有り様が。
「だが許せぬ!」
 ……無駄に突き出た砲塔が。
「食卓に上らぬ脂身のように滅べ!」
 ……雑穀が混ざったパンを思い出す。
「空薬きょうのように舞い!豆鉄砲のように滅べ!!」
 溢れる私情を力に変えて、騎士は疾駆する。 
 空を舞う力を代償に、リィフは戦場を舞う力を手に入れたのだ。
「続きます!無銘刀、抜刀!」
 飛び散り引き裂かれる乳に紛れて、シャイニーもまた、白く輝く後ろ髪を靡かせて斬り込んだ。速さと技巧をを活かしたリィフに対してこちらは馬力を活かした剛の剣。
 白い液体に、流れ出た赤い液体が混ざる。シャイニーは惑わされず、傲らず淡々と、一体一体丁寧に切り捨てていった。
「ぬう!小癪な爆乳と貧乳ですこと!」
「どうしましょう!?」
「首領閣下?どういたしましょう!?」
「知らん。……ああ、もう、お前らの強みはなんだよ?」
 混乱する子豚・セーラーズの中で、そんな話し声がすると、たちまちのうちに集団は全方位へと両腕と両乳向けるのだった。「「「「「――ファイヤー!!ですのーーー!!!」」」」」

 斯くして、荒野に花が咲く。
 その花は、火薬と鉄、そして白い肌から流れる血によって出来ていて、みるみるその花弁を広げていく。
 子豚・セーラのオブリビオンとしての強みとは?狂気?火力?……団結力である。
 積み重なり、折り重なり、生きているものにも正気のものにも叶わない連携した火力。……如何に隔絶した剣士であっても、あの二人の連携は所詮は付け焼き刃。子豚・セーラーズの勝利は揺るぎない……しかし。
「……作戦通り!」
 敵の長所と短所ょを把握して立案を担当した晴嵐騎士は、煤に塗れて翼を翻し、会心の笑みを浮かべた。
「すっかり私のことは忘れてしまったの子豚さん達……作戦通りだけどちょっと寂しいです」
 彼女達は、三人で戦っているのだ。
 かつて同型の敵と戦った経験を持った猟兵による計算された戦闘の段取りによって、子豚セーラーズは今、固まっている上で死角にミケを辿り着いている。
「思い出させてあげま……んんっ…ダメっ…あふれちゃうぅ…!」
 ミケが喘ぎを上げながら、そのの爆乳をビキニからこぼれんばかりにぶるんと揺らし、甘い声を漏らすと豊満な肢体からピンクのエネルギーを発散する。
 それは色気の力。
 天真爛漫なミケから爆発的な勢いで放たれる理不尽なパワーは折り重なっていた子豚・セーラーズをまるごと吹き飛ばし、散り散りにしていった。

「うぅ…」
 爆発に次ぐ爆発がやんだ時、荒野に耳が鳴るような静寂が訪れた。土煙を破ってノシノシ進むトラのぬいぐるみガジェットに、胸がぺたんとした幼い少女が乗っている。
 ぶかぶかのビキニを巻き付け、見るものが真の紳士であれば逆に堪らない幼気な色気を纏っているのは色気パワーを使い過ぎたミケの姿だ。
「お労しやミケ殿……」
「聞いてはいたけど、こんなに可愛くなっちゃうのね」
「うう、恥ずかしいですぅ……」
 何故かとても優しい目をしてミケを撫でるリィフを、シャイニーは、それこそとても優しい目をして見守る。……持てるものの余裕であろう。

 未だ、戦は終わっていない。……三人は、程なく来る次の修羅場に向けて暫し息を整えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロ描写NG
POW

乳の大きな女は改造して仲間にする?
うふふ、イイわよ。仲間になりましょう♪
ただし……貴女達が私の仲間になる形でね❤

守護霊の憑依【ドーピング】と『欲望開放』で戦闘力増強。
戦車砲の弾は秒速1800m以上と聞いた事があるけど
今の私は時速6600km/h(秒速1833.33m)で【空中戦】が可能

砲弾を撃つだけの彼女達には
砲弾以上の速度で動ける私の【残像】を追うのが精一杯。
でたらめに撃っても【見切り】で回避

【呪詛・属性攻撃】の黒い雷で感電させて動きを封じ
【歌唱】で全員に【誘惑・催眠術】をかけて魅了。
長い舌を味わうような濃厚なキスと共に
彼女達の全身を【慰め】ながら【生命力吸収】よ❤



●彼女は欲望のままに
『乳の大きな女は改造して仲間にする?』
 グリモアベースで敵地に待ち受ける軍勢、子豚・セーラについての情報を得て、ドゥルール・ブラッドティアーズは艶然と微笑んだ。
 抜けるような白い肌を微かに紅潮させ、漆黒の瞳に狂気にも似た愛と欲望を浮かべながら……望むところよ、と。

「「「ヒャッハーーーー!!爆乳!爆乳仲間ですわ!弄って異事ってイジって!子豚・セーラーズの仲間入りですわ!」」」
 
 先の共同作戦によって大打撃を受けた子豚・セーラーズは再び一点に戦力を集中させていた。蠢くように連結・合体する肌色の集団には、そもそも理性など搭載されていないのだ。……美味しそうな仲間候補に向けて、キャタピラをフルスロットルで転がすのみ。
「うふふ、イイわよ。仲間になりましょう♪」
 余人には悍ましい子豚・セーラーズの攻勢が、彼女、ドゥルールにとっては好ましくも可愛らしい。
 あくまでも優しく、魅力的な相手を口説くように熱を入れて――。
「ただし……貴女達が私の仲間になる形でね」
 ハードもソフトもセンサーも壊れている子豚・セーラーズには感知が出来ない。
 大きなモノ、小さなモノ、賢いモノ、愚かしいモノ、美しいモノ、醜いモノ……かつて彼女と戦い、その魅力に呑まれていったオブリビオン達が……次々にドゥルールへと宿っていく。
 生け捕る為に砲火を鳴らさず接近する僅かの間に、ドゥルールは十分に水と光を受け取った華のように変身した。
【欲望開放】
 その身を覆うは月下香の花弁のみ。真白な裸体をエキゾチックな薫りが包み、荒野に一輪、咲き誇る。……それに誘われる蜂のように子豚・セーラーズは手を伸ばす。
「……あれ!?消えましたわ!」
「何をしていますのこっちですわ!」
「おかしいですわね!?幻ですの!?」
 しかし、触れない。蜃気楼のようにしてドゥルールは近づく毎にその身を別の場所へと出現させる。
「ドタマに来ました!?ぶっ殺しますわ!ヒャッハー!」
「あらあら、粉々にしたら仲間にできませんわファイヤー!」
 いたちごっこが出来るほど子豚・セーラーズは大人ではない。……荒れた地面を砲弾が耕し、空間を爆音が揺らす……だが、当たらない。
「……ふふ」
 戯れを楽しむドゥルールが傷つかない理由は一つ。――速いからだ。
 砲弾よりも速く動ける者がいたとして、そんな存在に弾幕が通じるか?その答えは此処に証明され、ノリノリの子豚・セーラーズさえ徐々に困惑させていく。
「あ、あれ?」
「……う、動けませんですわ!?」
 目にも留まらぬドゥルールには、子豚・セーラーズを必要以上に傷つけず無力化する余裕がある。白い繊手から迸る呪いの雷を浴びた子豚達はヘナヘナと力なく座り込み……歌を聴いた。
「はへ?」
「あ、ああ……」
「……な」
 ドゥルールの奏でるその「音」は、子豚・セーラーズにとっては衝撃的なモノだ。爆発よりも心に響き、砲弾よりも強烈で、そして例えようもなく美しい。
「……さあ、お楽しみの時間よ」
 一人、また一人と生命を吸われていくのに、子豚・セーラーズは抗おうともしなかった。……むしろ、目を爛々と輝かせていた。
 ――自分の番が来るまで。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『ダークプルティア『ダークドゥエル』』

POW   :    全て粉砕する。ダークネスブレッヒェン!
【体から放ったり纏う事ができる闇闘気】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    その技覚えたぞ、ダークネスラーネン!
【欠損しても即座に再生する自身のゾンビ肉体】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、欠損しても即座に再生する自身のゾンビ肉体から何度でも発動できる。
WIZ   :    此が私の強さの証だ。ダークネスベズィークター
【自身が倒した武術家や武術少女達】の霊を召喚する。これは【洗練された武術】や【鍛え上げられた肉体による闘気格闘】で攻撃する能力を持つ。

イラスト:すねいる

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシズホ・トヒソズマです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●さあ、最終決戦だ。
 かつて武を志し、なんの因果か蘇り……貧乳の癖に強くて賢い(子豚比較して)からと首領に祭り上げられて――流されているうちに軍団は壊滅した。
「……よくぞ……じゃなかった。よくも可愛い部下達を全滅させてくれやがったな」
 まあ、皆いなくなっちまったら、静かなもんだ。……こう名乗るのは、最初で最後だろう。……せめて派手にキメてやる!
「子豚・セーラーズが首領にして――砕く橙色の闇雫、ダークドゥエル! 」
 敵は強い。だからなんだ。……こっちは胸が小さな子豚・セーラーズ首領だぞ負けねえ。
「乳に代わってぶっ殺す!かかってこい!」
月殿山・鬼照(サポート)
元山岳信仰の修行僧なので、信心深くクソ真面目。
控えめではありますが、仲間を護る行動に躊躇いはないので、遠慮無く盾にしてください。
台詞が設定されていないユーベルコード発動時には、真言を唱えます。
「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ……」
バカ正直なので自ら知略的な行動を取ることは少ないですが、与えられた役目は一生懸命こなします。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。アドリブネタ連携なんでも大丈夫です。よろしくおねがいします!



●月殿山・鬼照は動かない
「貴殿にもいろいろと事情はあろうが、ここで止めさせて頂くでござる」
 額から双角を生やした羅刹、月殿山・鬼照が立ちはだかる。
「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ……」
 事ここに至って彼が己に課す役割は一つだけ。ダークドゥエルの、彼女の燃え盛るような攻撃を受け止めることでここまで戦い抜いた女性猟兵達をサポート、もってこの地に平安をもたらすのみ。

【不動城塞】

 猟兵なら誰でも知っているポピュラーなUC。満身の力を込めて待ち構える鬼照に、ダークドゥエルは構えを変えた。前傾姿勢、防御を考えない攻撃一辺倒のスタイルだ。
「いいのかよ色男……プロレスじゃあるまいし、死にたいのか?」
「死ぬつもりはござらんし、負けるつもりもなし」
 こちらも準備は終わった。鬼照の総身には彼の信仰によって信力が満ち、手足、毛先まで充溢しているのが見て取れるほど。
「そうか、じゃあ……」
 ダークドゥエルは動く。――速く、鋭く。
「……イッちまいなぁ!!全て粉砕する……ダークネスブレッヒェン!!」
 赤い炎の様な闇闘気が燃え盛る。さながらジェット推進か。赤い尾を引いて進んだダークドゥエルが鬼照に衝突までにかかった時間は刹那に満たない。
 轟音、炸裂、砂埃。
「うおぉおおおお!!ぶっ壊れろ!!」
「……」
 雄叫びを上げて攻め立てるダークドゥエル。一切の反撃を捨てて耐え抜く鬼照。ここに確かに拮抗状態は成る。神への信仰と仲間たちへの信頼が鬼照を支え、勝利を呼ぼうとしていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

麻海・リィフ
アドリブ、即興連携歓迎
奇妙ね…運命を感じるわ(胸)

晴天の嵐、麻海リィフ!騎士の末席として、御相手仕る!
一剣捧げ
参る!!

空中浮遊残像ダッシュで突撃

剣を回転させUCに念動衝撃波を乗せて一気に串刺しチャージ

敵の攻撃は基本盾武器受け
三種の盾を駆使して攻撃を止め
カウンター念動衝撃波シールドバッシュで吹き飛ばし

何処か再生できない箇所がある…!
第六感で見切り剣に破魔念動衝撃波を乗せて串刺しスナイプ

霊はカウンター二回攻撃薙ぎ払い破魔シールドバッシュで対処

窮地の仲間は積極的にかばう


互いに背負うものがある
互いに退く路は無い
そして出会った以上こうして打ち合うは必然だろう!強敵(とも)よ!

胸を突き合わせて語る


シャイニー・デュール
アドリブ、連携歓迎

そなたが首魁にござるか
部下の仇を取ろうとは敵ながら見上げた心構えよ

まずは【先制攻撃】にて切りかかります
敵の攻撃を刀で【武器受け】しながらのインファイト
その際胸部装甲を揺らして【挑発】しておき、敵の心にゆさぶりもかけます

その状態で敵の動きを【見切り】、闘気技を撃ってくるのに合わせて【カウンター】で【剣刃一閃】を放ちます
胸を狙ってくるよう仕向けられればカウンターもより取りやすかろうかと

触たものを壊すほどの勢いの技、触れたものを切る剣の冴えにて切り裂いてくれましょう!

さらにその勢いのまま刀を返し【2回攻撃】にて敵本体を切り申す
骸の海で部下たちと再び楽しくやっているがよいでござるよ



●炎拳、回転剣、無銘刀
「晴天の嵐、麻海・リィフ!騎士の末席として、御相手仕る!」
「シャイニー・デュール……参ります!」
 壁となった羅刹の陰から、晴嵐騎士とシャイニング・サムライの二人が刃をもって挑みかかった。
 アームドヒーローであり……パラディン。鎧装騎兵であり……剣豪。その手に持って振るう獲物こそが、この決戦で己を預けるに足ると選んだモノ。
「……来い!」
 ダークプルティア・ダークドゥエルはこれに対応する構え。全力攻撃を不動明王の男に受け止められた故のインターバルを突かれた形である。
「ストヲムルゥラァ…!応えろぉ!!」
 リィフの持つ機械魔剣が唸りを上げる。空中を跳躍するような特殊軌道を見せるリィフは残像をもって幻惑、しかる後に正しく嵐そのものの剣技を繰り出した。
「……」
 地を駆けるシャイニーは無言。その巨大な胸には曲がりなりにも部下の仇を討とうという敵ながら天晴な心意気への敬意がある。
「ナ、めるなぁ!……全て粉砕する……!!」
 だが、近接戦闘ならばダークドゥエルにとっても本領である。
「――ダークネスブレッヒェン!」
 赤い焔の闇闘気を纏い、繰り出されるは必殺攻撃。その威力をもって威力を相殺する腹積もりだ。……激突。
「ぐああぁ!くそ!」
「……好機!」
「ええ、攻め切りましょう!」
 結果、優位を獲ったのは猟兵二人。
 右のアッパーが嵐を掻き消す隙をついたリィフの突きがダークドゥエルへと炸裂し、それによって甘くなった左の打ち下ろしを避けてシャイニーの無銘刀が抉る。
「てぇえ!!」
「デカ乳め!……流石にそれは食らえねえよ!」
 すかさず、シャイニーの切り返しによる追撃を抜群の予測で躱すダークドゥエル。……流石に部下で見慣れているとはいえ乳の揺れで動きを読んだ訳ではないはずだ。きっと。
「互いに背負うものがある」
 呟くリィフにとって、この戦いは憎悪や嫌悪によるものでない。
「互いに退く路は無い」
 戦いは刹那、奇妙な膠着に陥る。優勢なのは猟兵側であるが、オブリビオンには卓越した体術と再生力がある。……その中で、リィフは不思議な冷静さを持った自分を自覚していた。
「そして出会った以上こうして打ち合うは必然だろう!強敵よ!」
 奇妙な親近感があった。
 ……恐らく、胸の大きさとかは関係ない。
「シャイニー!任せろ!」
「……承知!」
 膠着を崩す一手……ここまでの戦を共闘してきた仲である。騎士の意図を読み取ったサムライは躊躇いなく握った刀に気を研ぎ澄ませ――
「させるかよ!」
「……止めてみせる!」
 ――防ぐ。盾、盾、剣……そして盾。強力無比な連撃をリィフは類稀なる手数で防いでみせる。強敵の眼前で呼吸を整え必殺の剣撃を繰り出すシャイニーが、その完璧な仕事に感嘆を抱いた。
「うぅおぉお!?」
「……全てを壊す炎拳、破れたり!骸の海で部下たちによろしくでござる!」
 無意識に自らの胸を庇うように、そしてシャイニーの胸を狙うようにして繰り出した苦し紛れの拳を、それを覆う闇闘気ごと切り裂く無銘刀。有り得ざる達人技に刮目するダークドゥエルの意識の空白を。
「……へへ、やるじゃねえか」
「……ふふ。で、あろう」
 リィフの回転剣が貫いた破魔の力を込めたその一撃は深くダークドゥエルの胸を穿ち、再生する気配がない。

 ――決着は近い。乾いた大地と吹き抜ける風、照り付ける太陽が瞠目していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロ描写NG
WIZ

あら、私は貧乳も好きよ?
大事なのは乳の大小ではなく、心と体の相性。
何だかんだで部下を大切に思う貴女とは気が合いそうね

引き続き、守護霊の憑依【ドーピング】
真の姿で背中に黒炎の翼が生えて更に戦闘力アップ!
『挽歌・二重水鏡』で私と同じ強さと技能を持つ
アイリスとナルを召喚

アイリス:3人がかりの【催眠術・全力魔法】で
相手の召喚した霊達を私達の味方にして
ダークドゥエルを襲わせましょう

ナル:彼女に敗れた者達の霊だから倒されるだろうけど
これでボク達が有利になったね

闇の【属性攻撃】で視界を奪い
3人がかりの【闇に紛れる・暗視・怪力】で取り押さえ
セーラ達と同じように【慰め・生命力吸収】よ❤



●愛で惜しみ無く奪うもの
 「……けっ、また胸がデケーのが来やがったな」
「あら、私は貧乳も好きよ?」
 艶然と微笑むドゥルール・ブラッドティアーズに、ダークドゥエルは一瞬キョトンとして、次いでカラカラ笑ってみせた。
「そうかよ!いや実は私も、今にして思えば嫌いじゃなかったよ……胸が大きいバカ共が!……だから!」
 笑顔を壮絶なものに変え、燃える闇闘気と纏って構える。
「全力で!ぶっ殺す!」
「……本当に、気が合うわ……だけれども」
 ドゥルールは彼女の気迫にも余裕を崩さず、淡々と守護霊達を宿して力を高める。白く穢れなきその背から燃え上がるような黒い翼が現れて、秘めたる力を誇示していた。
「――優しく、倒してあげます」
「やってみろ!いくぞ!必殺!ダークネスベズィークター!」
 突っ込むダークドゥエルに油断はない。部下達との先頭はしっかり見ていた。……一つ、二つ、……そして無数に。
 進行するダークドゥエルに追随する影が現れる。かつての好敵手達を呼び出すこの必殺技こそ、彼女の強さの証明だろう。……しかし。

            鏡よ鏡、貴方は誰?
       私はアナタ
  キミはボク

 対応するドゥルールが呼び出した二人は影か、はたまた鏡像か。
「アイリス、ナル……合わせて」
 黒いレオタードを纏った姉弟は、そっくりな顔を同じ動作で見合わせて、敬愛する主と共に魔力を紡ぐ。
「なんだ!?バカ、お前らリベンジは後にしろ!……くっ、操られてんのか!?」
 ……死せるものを、その精神を使役することこそドゥルールの本領だ。
「彼女に敗れた者達の霊だから倒されるだろうけど、これでボク達が有利になったね」
 ナルそう言えば、アイリスが瞑目する。
「……どうかしら」
 ダークドゥエルは闘っていた。三人がかりの魔法によって、還すこともできず襲い掛かってくる好敵手達の猛攻を、背中に目がついているがごとき読みと、磨き抜いた技巧で捌き、燃える拳で強制的に返している。
「……素晴らしいですわね」
 ドゥルールは思わず唇を舐める。……祭りに乗り遅れる訳にはいかない。
「……これでどうっ」
「なんだ……今度は暗くしてきたか……なら」
 ――もっと燃えるだけだ!
 中天に太陽輝く荒野に、闇が蟠り、それを切り裂くようにして橙色の闘気が迸る。無数の武術家や武術少女達、それに混ざって襲い来る三人の驚異に、ダークドゥエルはその二度目の命を燃やし尽くして立ち向かう。……そして。
「なんだ……どうして殺さない?」
 彼女が呼び出したもの達が全滅する頃、とうとう捕らえられていた。
「貴女の部下達と、同じようにしてあげようと思って、ね」
 鏡写しの姉弟拘束されながら、今にも消えそうなダークドゥエルが笑った。
「物好きめ……けど、願ってもない最後だな……ああ、でも、一つ頼みが」
「……なに?」
 ダークドゥエルは、巡らない筈の血で頬を紅潮させた。
「はじめてだから……やさしく」

大成功 🔵​🔵​🔵​


 かくして、戦いの荒野に束の間の平穏が訪れた。
 ――しかし!これで終わりとは到底思えない!きっとまたどこかで!第二第三の爆乳が人々を脅かすに違いない!
 誇りと欲望を胸に!猟兵達よ!走れ!戦え!たまには休め!!

汚物は消毒だ!止めろ!豚房型人間戦車!~完~

最終結果:成功

完成日:2020年02月05日


挿絵イラスト