#サクラミラージュ
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●サクラミラージュ
帝都の某施設で行われていたのは、同人大博覧会であった。
そこに展示されていたのは、沢山の同人誌。
ジャンルも様々。
かなりコアなジャンルもあり、中には一点モノもあるようだ。
しかも、マニアの間では、かなりのレア物も展示されているらしく、怪盗からの予告状まで届いているようだ。
怪盗が狙っているのは、自分をモデルにした百合本。
彼女にとって、それは何があっても、破棄すべきモノ。
二度とこんなモノが出回らないようにするためか、この本を描いた同人作家に対しても、殺害予告が届いているらしい。
だが、同人作家にとっては、その本は宝物。
例え、自分の命を落とすような事があっても、守りたいほどの価値があるようだ。
そういった意味で、会場には何とも言えない禁断の香りが漂っており、ターゲットになっているはずの同人作家が、鼻息を荒くさせながら怪盗が現れるのを待っていた。
●ガジルからの依頼
「皆に頼みがあるんだよ」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)がケモノ系の同人誌を小脇に抱え、今回の依頼を説明し始めた。
今回の目的は、同人作家と、その本を守る事。
最悪でも、同人作家さえ守る事が出来れば、依頼は成功のようである。
ただし、怪盗は神出鬼没。
その上、変装の名人であるため、見つけ出す事が難しいようだ。
それに加えて、同人作家が妙にソワソワしているため、放っておくと暴走する可能性もあるようである。
そう言った事も踏まえた上で、同人作家を守りつつ、本が奪われるのを阻止して欲しいという事だった。
ゆうきつかさ
この依頼はネタ依頼です。
そのため、自分にとって都合のいい設定を考えつつ、プレイングを書いてください。
基本的に、オープニングに書かれていない事は、自分にとって有利に解釈してかまいません。
世界観的に問題が無いようであれば、採用していこうと思っています。
またキャラクターらしい行動であれば、多少の無茶をしてもかまいません。
キャラクターの口調で悩む事があるので、セリフなどが書かれていると助かります。
第1章は【日常】です。
影朧のターゲットにされている同人作家の女性と接触しても構いませんし、販売ブースで同人誌を買っていても問題ありません。
第2章は【集団戦】です。
予知通りターゲットの前に現れた影朧が、手下である同人娘達を嗾けていきます。
同人娘達は猟兵達をオカズにして、何か妄想するかも知れません。
第3章は【ボス戦】です。恨みを持った影朧との戦いになります。
もちろん、普通に勝って倒してもOKです。
第1章 日常
『帝都大博覧会』
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POW : ご当地グルメや地酒を楽しむ
SPD : 工芸品や民芸品を買う
WIZ : 発表会や展覧会を観る
👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
亞東・霧亥
真紅の鎧武者と黒ずくめの忍者みたいな野郎が二人、会場を散策する。
異様な格好も一言「仮装です。」と宣えば、大概はOKなのが博覧会というもの。
「まっこと素晴らしい!日の本だけでなく外つ国の酒も並んでおる!選り取り見取りとは嬉しき事よ。のう、主殿!」
武者が手当たり次第に酒瓶を手に取る。
「酔い潰れるとは思わないが、ほどほどにな。」
諫めこそすれ、特に気にした様子も無く好きにさせる。
背高で筋肉質のワイルド系鎧武者と華奢で優男風の忍者(仮)が、今まさに禁断の会場に足を踏み入れる。
果たして、人外魔境の同人誌会場から無事生還できるのか?
パティ・チャン
【SPD】
(ユーベルコードの発動は、ひとの居ない場所で。
妖精サイズで本をゲットするのは、難しいかな?)
本の虫(自称)にとっては、興味のあるイベントですね!>同人
本を守らない者は許せません。
さて、どんな本があるのかしら?
……ここは、サクラミラージュの歴史モノの本を探してみたいですね~
(首尾よく歴史モノを見付け、「身分違いの恋物語」を見付け、ゲットし、人通りの少ない場所で読みふけり……号泣する)
「うわ~ん(大泣き)。よかったねぇ~、報われて」
(まるで不審者、
果ては、妖精のコスプレしてるあの人、どうかしました?と、スタッフが飛んできそうな勢い、で)
※アドリブ・連携共歓迎
●許されざる恋
(本の虫にとって、これは興味のあるイベント! 何としても、怪盗の野望を阻止せねば……!)
パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)は物陰でHumanisiere Dich(ヒューマニジア・ディッヒ)を発動させ、人間サイズにまで大きくなると、会場で売られている本を見て回った。
会場で売られている本は、ジャンルごとにブースで分けられており、真面目なモノから、如何わしいモノまで幅広かった。
そんな中、パティはサクラミラージュの歴史に関する本を探す事にした。
その大半は文章メインの御堅いモノであったが、超常現象や、心霊現象、超古代文明に関して書かれたトンデモ本も少なからず存在した。
その中でもパティの興味を引いたのは、『身分違いの恋物語』であった。
どうやら、実話をモチーフにしたものらしく、本人が特定されないように配慮されていたものの、この辺りの場所を舞台にしている事は間違いないようだった。
(……あれ、この場所って、もしかして……。あ、やっぱり! ……と言うか、時計台が見える場所って……まさか……)
読めば、読むほど、ハラハラ、ドキドキ。
最初は場所ばかり気になっていたものの、気が付けば物語の虜になっていた。
舞台となった場所を容易に想像する事が出来るせいか、感情移入もハンパなく、ページをめくる指にも力が入った。
そのため、思わず声が出てしまったり、感情のやり場に困って、床をゴロゴロしてしまうほど、物語に没頭していた。
「うわ~ん。よかったねぇ~、報われて」
最終的には、大号泣!
それ故に、まるで不審者。
「……」
まわりにいた人達も残念なナマモノを見る感じで、パティに視線を落としていた。
「……あ、つい夢中になって……い、家に帰って続きを読もうっと!」
その視線に気づいたパティが顔を真っ赤にしながら本を抱え、慌てた様子で走り出すのであった。
●禁断の世界にようこそ!
「……此処か」
一方、亞東・霧亥(峻刻・f05789)は首狩武者(ヨウカイクビオイテケ)を発動させ、真紅の鎧武者と一緒に会場を散策していた。
そこには、軍服を着た者や、殺人ピエロの恰好をした者、悪魔の恰好をした者達がおり、上機嫌な様子で写真撮影に応じていた。
「まっこと素晴らしい! 日の本だけでなく外つ国の酒も並んでおる! 選り取り見取りとは嬉しき事よ。のう、主殿!」
そんな中、真紅の鎧武者が上機嫌に様子で、手当たり次第に酒瓶を手に取り、霧亥に話しかけていた。
真紅の鎧武者が手に取った酒瓶の中には、参加者が作ったオリジナルの酒もあり、ラベルには鬼っ娘の萌え絵が描かれていた。
「酔い潰れるとは思わないが、ほどほどにな」
霧亥が特に気にしていない様子で、その場に山積みされていた本を手に取った。
その本は猟兵達をモデルにしたモノらしく、本人が見たら絶叫してしまいそうなほど過激な描写が描かれていた。
それ故に、おそらく無許可。
作者と思しき女性も『本人には内緒で……』と言わんばかりに、人差し指をピンと立て、何やら苦笑いを浮かべていた。
「ちょっと待て!」
その途端、霧亥が一冊の本を手に取り、気まずい様子で汗を流した。
その本は筋肉質のワイルド系鎧武者と、華奢で優男風の忍者が登場する禁断の愛を描いた物語……。
しかも、彼らの発するワードひとつひとつが破壊力抜群で、ページをめくるたびに、こめかみが激しくピクついた。
そして、口から漏れたのは、『どうして、こうなった……!』と言う言葉であった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
高階・茉莉
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との絡み歓迎
■心情
同人作家に、怪盗ですか。
確かに同人作家にとっては自分の本は宝の様なものですしね。
私も本はよく読みますけど、何となく作者の気持ちも分ります。
■行動
同人博覧会で、沢山の同人誌を見て回りますね。
沢山の発表会を見て回ります。
「わぁ、どれも興味深い作品の数々ですね」
「この作品とか、特に素敵だと思いますよ」
ターゲットの同人作家とも接触してみましょうか。
【礼儀作法】で失礼の無い様に話しかけ【コミュ力】で
色々と話してみたいと思います。
「殺害予告が届いているそうですけど、私達が必ず守ってあげますので
自分の作品に自信を持って下さいね」
ニコラ・クローディア
「アンフィス、あなたは東の島から!
バイネイン、あなたは西の島から!
そしてニコラは中央から!
買い終わったら戦利品を持って集合よ!」
さぁやってまいりました同人大博覧会
果たして超弩級戦力の猟兵を扱った作品はあるのかしら?
中身の吟味は後回し、こういう「その場限り」のモノは蒐集することに価値があるのよ…!
でも情報収集は怠らないわ
本のジャンル、装丁、あらすじあたりは呪文の高速詠唱を応用して速読して把握
使い魔たちとも視覚情報を共有することで情報は同期しておくわ
一通り中身を把握しておけばオブリビオンが狙う相手も自然と判るっていう寸法よ!
え、立ち読みだけで十分?
こういう場所で作品を購入するのは作者への礼儀よ!!
●夢見る同人作家
「同人作家に、怪盗ですか。確かに同人作家にとっては、自分の本は宝の様なものですしね。私も本はよく読みますけど、何となく作者の気持ちも分ります」
そんな中、高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は、今回のターゲットになっている同人作家と接触していた。
「やっぱ、そう思う? アタシも、困っているんだよねぇ。だって、ほら……いわば相手は恋人みたいなモンでしょ? 相手はアタシの事が嫌いのようだけど、それは表面上の事だからさ。まぁ、悲劇のヒロインであるアタシとしては、悲しい別れがある事も覚悟しているんだけどねぇ。その分、妄想の中で彼女は生きるの! きっと、そう! そうなのよ! だって、それが運命だから……!」
立華・安宿(タチバナ・アスカ)にとって、人生とはドラマであった。
生きるも、死ぬも、すべてドラマ!
そのせいか、夢見る乙女で、悲劇のヒロイン的な発想にドップリ浸かっているものの、一応人気作家ではあるらしい。
(凄くアレな感じの人ですけど……作品自体は素敵ですね)
茉莉が複雑な気持ちになりつつ、彼女が描いた本をペラペラとめくっていった。
どれも感情表現が豊かで、グイグイと物語に引き込まれてしまうほどのリアリティがあった。
それ故に、安宿の残念な性格が際立ち、乾いた笑いが漏れてしまう程だった。
「まあ、難しい事は考えず、ちゃちゃっと倒しちゃっていいから♪ あなた達の事……信じていいんだもんね? 期待しているわよ!」
安宿が能天気な笑みを浮かべ、スケッチブックに茉莉の設定画を描き始めた。
それは、かなり誇張されており、色々な意味で嫌な予感が漂っていた。
「もちろん、任せてください。私達がいる限り、あなたが傷つくような事はありませんから!」
そう言って茉莉が心の中に生じた不安を掻き消すようにして、安宿にキッパリと答えを返すのであった。
●禁断の書物
「アンフィス、あなたは東の島から! バイネイン、あなたは西の島から! そして、ニコラは中央から! 買い終わったら戦利品を持って集合よ!」
一方、ニコラ・クローディア(龍師範・f00091)は、偽・竜人降臨「アンフィスバエナ」(サモンサーヴァンツ・アンフィスバエナ)を発動させ、双子竜の兄・アンフィスと双子竜の弟・バイネインを召喚し、真剣な表情を浮かべてテキパキと指示を出していた。
ある意味、ここは戦場……。
一瞬の躊躇いが命取り。
故に、限られた時間の中で、いかに多くの戦利品を手に入れるかが、重要であった。
アンフィスとバイネインも、戦場に向かう戦士の目になっており、頭の中に浮かんだ地図には効率よく本を入手するための最短ルートが記されていた。
(おそらく、ここなら……あるはず……)
ニコラが確信した様子で、一冊の本を手に取った。
その表紙になっているのは、知り合いの猟兵。
どうやら、本人に無許可で発行しているらしく、2Pカラーのようになっているが、間違いなく……知っている人物ッ!
しかも、内容は超絶ハード!
呪文の高速詠唱を応用して、速読しているだけでも、瞳に焼き付いてしまう程、激しい絡みが占めていた。
そのため、本人が見たら、間違いなくブチ切れモノ。
それこそ作者宛に殺害予告が届いても、仕方がないと思ってしまう程の内容だった。
視覚情報を共有した使い魔達も、同じような内容の本を見つけたらしく、百合やら、薔薇やら、ケモノやら、危険な内容盛り沢山。
だが、本の装丁はシッカリしており、採算度外視、そこに愛すら感じてしまうレベルであった。
その中でも、一番コアでハードなのが、今回ターゲットになっている同人作家のモノだった。
「きゃあああああああああああ、ご本人様よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」
そんな中、ニコラの横を通り過ぎていったのは、興奮気味の同人娘達であった。
大成功
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第2章 集団戦
『同人娘』
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POW : ア゛ッ…顔良゛!ん゛っ…(嗚咽)
非戦闘行為に没頭している間、自身の【敵でもあり、公式でもある猟兵の顔 】が【良すぎて、嗚咽。立ち止まったり、倒れ伏し】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
SPD : ――散ッ!(公式である猟兵に察知されたので逃走)
肉体の一部もしくは全部を【同人エッセイ漫画とかでよくある小動物 】に変異させ、同人エッセイ漫画とかでよくある小動物 の持つ特性と、狭い隙間に入り込む能力を得る。
WIZ : 同人娘達…? ええ、あっちに駆けて行きましたよ。
【オタク趣味を微塵も感じさせない擬態】を披露した指定の全対象に【「こいつ逆に怪しいな…」という】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
亞東・霧亥
会場は異様な熱気。
顔に絡む視線に警戒しつつ、戦闘態勢を整える。
武者は狼が獲物を狙う様に床を這い尻上がりの態勢で、会場に谺する程の大声で俺に問う。
「主殿はいつも通り、後ろから攻めるおつもりか?」
獰猛な顔で応える。
「そうだ。いつも通り痛みに耐えてもらうが(敵を)後ろから貫く!」
晴々とした笑顔で。
「主殿の為すが儘にされる。それが儂の誉よ!」
敵の注意を引くのが武者の役目、大声の応酬は会場の視線を一身に集める。
周りから『実は野獣!?』『先輩、事案発生です!』『ギャップ萌えキター!』『ワイルドねぇ(野太い声)』『尊い』等の声と共に昇天する女性と女性(仮)、多数。
「他愛ない。」
※他猟兵の絡みOK(あるの?)
ニコラ・クローディア
いやぁ、大漁大漁
結局、自分の本も何冊かあったし…というかいったいどこで見かけたりしてるのかしらね、猟兵を
さておき
こいつらがオブリビオンの手先?
…ぱっと見、普通の同人娘にしか見えないけれど
「あなたたち、あの子の同人が欲しいんですって?
…そのためにここを通りたいのなら、ニコラをお題にした同人をお供えしてもらいましょうか!」
アンフィス、バイネインと一緒に3人横並び
百合でも薔薇でも好きに描かせるけれど…まぁ、描きあがったものは徴収するだけ徴収して通すつもりはないわ
同人娘でないと偽って去るならよし
趣味を隠さず凸るのなら描くまではよし
ポーズの要望があるなら、余程な者でない限り受け付けるわよ?
冥途の土産にね
パティ・チャン
【POW】
これが、オブリビオンじゃ無ければ、作品や登場人物について、アツく語りたいですが、そうも行きませんね。
……さて。元の妖精サイズに戻っておきますか。
「猟兵の顔」に萌える、というのも全く意味が分かりませんが、私の体躯からいって、ここまで小さくて動けるのがいるとは……思われそうで怖いので、一応物陰に【迷彩・情報収集】発動させて隠れつつ【サイコキネシス】発動
「はいはい、そこの参加者の方々。通路で立ち止まっちゃいけませんよ~
赤い枠は、避難経路で立ち入り禁止ですね!」
(と、会場内ルールは【世界知識・学習力】で得ておいて、会場外へ見えない手で、捕まえて放り投げる!)
※アドリブ・連携共歓迎
高階・茉莉
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
同人娘さん達ですか、熱狂的なのは良いのですけど
あまり周りに迷惑をかけない様に、お願いしたいですね。
■行動
風邪に舞う茉莉の領域(UC)を使用して戦います。
【高速詠唱】でUCを唱え【範囲攻撃】で纏めて攻撃し
【気絶攻撃】や【マヒ攻撃】で敵の動きを止めつつ戦いますね。
「こいつ逆に怪しいな…」と言う感情を受けたら
【コミュ力】や【言いくるめ】で同人娘達を問い詰めて
オタク趣味であることを突き止めてあげましょうか。
「貴女たち、私達猟兵を妄想の材料に使っているのでしょう?」
「貴女たちのリーダーの怪盗は、何処に居るのか分かるのですか?」
と、怪盗に関して訊きますね
●同人娘の妄想は止まらない
「いやぁ、大漁、大漁。結局、自分の本も何冊かあったし、ガジル君の本も買えたしね。……というか、一体どこで見かけたりしてるのかしらね、猟兵を……」
ニコラ・クローディア(龍師範・f00091)は上機嫌な様子で、戦利品の本を抱えながら、不思議そうに首を傾げた。
一体、何処から猟兵に関する情報を入手しているのか分からないが、本人に無許可である可能性が高く、やりたい放題であった。
そのため、ガジルが男性化していたり、ケモノマシマシだったりしているらしく、知り合いの猟兵もワイルドマシマシ、ショタ化、ロリ化、ダンディ化しており、本人には絶対に見せる事が出来ないモノばかりであった。
「あ、あの……ニコラさんですよね!」
そんな中、同人娘達が興奮した様子で、ニコラ達の前に現れた。
彼女達はニコラをモデルにした本を持っており、興奮と緊張が隠せない様子であった。
だが、その表紙に描かれていたニコラは、やけにキラキラしており、何故か美少年になっていた。
しかも、相手役になっているのは、性別が逆転したアンフィス、バイネイン。
この時点で何から何までツッコミどころが満載ではあったものの、ストーリー自体は正統派のようである。
「そ、そうだけど……。ニコラ達の邪魔をしないというのであれば、多少の御願いなら聞いてあげるけど……」
ニコラが同人娘達の顔色を窺いながら、含みのある笑みを浮かべた。
パッと見た感じ、同人娘達に敵意はない。
おそらく、頭の中に浮かんでいるのは、言葉に出来ない程アレな光景。
「ほ、本当ですか!? も、もちろん! 邪魔なんてしません! 邪魔をするなんて、とんでもない! だって、私達はあなた達の味方……。いえ、忠実な下僕ですから……!」
同人娘達が女神を崇めるような勢いで、ニコラ達が通る道を作った。
ニコラの背後で双子竜の兄・アンフィスと双子竜の弟・バイネインが物凄く嫌な顔をしていたが、この状況で拒否権はなかった。
その間、同人娘達は、妄想全開ッ!
ただ眺めているだけでも、膨らむ妄想力ッ!
ドキドキ、ワクワク、モンモンとしながら、幸せいっぱい、胸いっぱい。
そのため、ニコラとアンフィスとバイネインが横並びしただけで、卒倒しそうなレベルであった。
「きゃあああああああああああああ~! 尊い、尊い、尊い……!」
そして、同人娘達は自分達の目的を完全に忘れ、幸せそうにしながら妄想の海に漂うのであった。
●開かれた禁断の扉
(なんだ、この空気は……)
亞東・霧亥(峻刻・f05789)は、ただならぬ空気を感じ取り、警戒心をあらわにした。
会場に漂う、異様な熱気……。
まるで纏めをつくような視線を全身(主に尻)に浴びつつ、霧亥がゾワッと鳥肌を立たせた。
この時点で、敵の正体は分からない。
だが、これだけは断言する事が出来た。
誰かが自分(主に尻)を狙っている、と……!
「主殿はいつも通り、後ろから攻めるおつもりか?」
真紅の鎧武者が獲物を狙うオオカミの如く床を這い、尻上がりの態勢で獰猛な表情を浮かべた。
「ああ、そうだ。いつも通り痛みに耐えてもらうが(敵を)後ろから貫く!」
霧亥が物陰に隠れつつ、真紅の鎧武者に答えを返した。
「きゃああああああああああああああ!」
その途端、同人娘達が殺到し、興奮した様子で鼻息を荒くさせた。
既に、彼女達の脳内では、壮絶な肉と肉のぶつかり合いが始まっており、真紅の鎧が無駄にヌルテカで、極端にボディラインが強調され、艶やかな色合いに変化しており、霧亥自身も無駄にキラキラして見えているようだった。
「い、いつの間に!」
その事に気づいた真紅の鎧武者が、驚いた様子で後ろを向いた。
同人娘達は完全に気配を断っていたらしく、気が付いたときにも後ろに回り込まれていた。
だからと言って、攻撃している様子はなく、瞳をランランと輝かせながら、何やら妄想を膨らませているようだった。
「ひょっとして、この流れって……」
妄想全開の同人娘が鼻息を荒くさせた。
「ナカに入っちゃうカンジ!」
キラキラ系同人娘も、興奮気味に叫ぶ。
「……と言うか、ナカはどうなっているの!? 細マッチョ系、ゴリマッチョ系……それとも、空洞……。いっそ、ショタっ子とか、どうよ!」
こうなると、同人娘達の妄想は止まらない。
……さらに向こうへ。
さらなる高みへ……。
禁断の扉を次々と開き、暴走街道まっしぐら!
そのため、ブレーキの利かなくなった車の如く、同人娘達が大量の鼻血を撒き散らしながら、妄想の海に飛び込み、ヘヴンな一時を過ごすのだった。
●会場ではお静かに!
「これが、オブリビオンじゃ無ければ、作品や登場人物について、アツく語りたいですが、そうも行きませんね」
パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)は同人娘達を前にして、複雑な気持ちになっていた。
同人娘達は興奮した様子でターゲットの同人作家を探しているようだが、途中で見失ってしまったらしく、目をギラギラさせながら、辺りを見回していた。
「あ、見て! 猟兵よおおおおおおおおお!」
その途端、同人娘のひとりがパティに気づき、逃げ道を塞ぐようにして取り囲んできた。
しかも、妖精サイズに戻ったパティを見て嗚咽を漏らす者や、倒れ伏す者までいたため、まわりがドン引き。
「……えっ? あ、あの……」
パティ自身も、困惑した様子で、嫌な汗が止まらなくなっていた。
「と、尊い……!」
その言葉を聞いただけで、赤髪の同人娘が卒倒!
まわりにいた同人娘達も嗚咽を漏らし、言葉を発する事が出来なくなっていた。
「えーっと……」
そのため、パティは爆弾処理をしている特殊部隊のような心境に陥っていた。
「……あっ!」
その危機から脱するため、パティが大声を上げて、明後日の方向を指差した。
「えっ? 何処、何処!」
同人娘達が辺りを見回す中、パティが迷彩を使って物陰に隠れつつ、サイコキネシスを発動させた。
「はいはい、そこの参加者の方々。通路で立ち止まっちゃいけませんよ~。赤い枠は、避難経路で立ち入り禁止ですからね!」
そう言ってパティが目には見えない手で同人娘達を捕まえ、会場の外に放り投げていくのであった。
●黒幕とターゲット
(……あれが噂の同人娘さん達ですか。どうやら敵意はないようですが、随分と熱狂的のようですね)
高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は複雑な気持ちになりつつ、同人娘達を眺めていた。
同人娘達の一部は会場の外に追い出されてしまったものの、それでも多いと思えるほどの数がいた。
だからと言って、猟兵達を前にしても、攻撃を仕掛けてくる事はなく、瞳をランランと輝かせながら、妄想を膨らませているようだった。
そのため、放っておいても、(肉体的に)害はないものの、安心する事が出来ない程、危険なオーラに包まれていた。
「あの……」
そんな空気を振り払う勢いで、茉莉が同人娘達に迫っていった。
「きゃああああああああああああああああ! 茉莉さんですね! ファンです! 大ファンです! あ、あの……これにサインを!」
他の同人娘達も茉莉の存在に気づき、興奮した様子で一冊の本を差し出した。
その本は茉莉をモデルにした恋愛小説らしく、表紙が無駄に乙女ちっくな雰囲気が漂っていたため、中身を確認するのが怖くなった。
「貴女達ね。私達、猟兵を妄想の材料に使っているのは……?」
茉莉が疑い眼差しを送りつつ、同人娘に問いかけた。
「ま、まさか、私達は……その……えーっと、ほら……読む方が専門で……妄想するのは……ごめんなさい。ガッツリ妄想してます!」
眼鏡を掛けた同人娘が、観念した様子で白旗を上げた。
ここで嘘をつくつもりがないらしく、みんな実に素直であった。
それだけ、彼女達にとって、猟兵は神に等しい扱い存在なのだろう。
その事に恐怖すら覚えるものの、このまま中身さえ確認しなければ、幸せな気持ちで終われそうな雰囲気であった。
「それでは、答えてもらえますか? 貴女達のリーダーの怪盗は、何処に居るのか分かるのですか?」
茉莉が背筋に走る寒気から逃れるようにして、同人娘達に問いかけた。
「……えっ? 怪盗なら、ここに……?」
そう言って同人娘が指を差したのは、眼鏡を掛けた同人娘であった。
「……バレちゃ、仕方がない。こうなったら、ターゲットを始末……って、何処!? 気配を感じるのに、何処にもいない! まさか、こうしている間も、私で妄想しているのか!?」
その途端、正体を現した怪盗少女『千代子』が、全身に鳥肌を立たせながら、会場の何処かにいるはずの同人作家を探し始めるのであった。
大成功
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第3章 ボス戦
『怪盗少女『千代子』』
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POW : 邪魔をするならば、この絡繰り銃でお相手しよう
いま戦っている対象に有効な【絡繰り仕掛けが内蔵された銃】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD : 次の標的は……それにしようか!
【予告状】が命中した対象に対し、高威力高命中の【盗み攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 私が盗み出すまで、眠っていてくれたまえ
【華やかな爆発と共に、煙幕】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠天御鏡・百々」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
グンヒルド・メリーン(サポート)
クリスタリアンの探索者×パーラーメイド、20歳の女です。
普段の口調は大人(私、~君、~嬢、だ、だね、だろう、だよね?)
時々 女性的(私、~君、~嬢、ね、よ、なの、なの?)です。
人命が最優先。カナズチ。 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●大博覧会会場
「一体、ここは……」
グンヒルド・メリーン(たけのこ医者・f12254)にとって、そこは禁断の領域と言っても、大袈裟ではない場所だった。
あっちを見ても、こっちを見ても、猟兵っぽい恰好をした人ばかり。
ただし、本物の猟兵ではなく、いわゆる猟兵のコスプレをした一般人達がいた。
その上、会場で売られているのは、猟兵達を題材にした本ばかり。
この時点で、グンヒルドは決心した。
「……よし、帰ろう」
何事もなかったかの如く勢いで踵を返したものの、視界の片隅に飛び込んできたのは、自分をテーマにした同人誌であった。
しかも、表紙からして……嫌な予感しかしない。
だからと言って、表紙だけで決めつけるのは、良くない事。
おそらく、中身は……マトモなはず。
そんな祈りを込めつつ、とりあえず一冊、購入。
幸い、中身はマトモ。
しかし、プライベートに関する内容があまりにもリアル過ぎたため、知り合いの顔が何人か浮かんだ。
もしかすると、知り合いの中に情報提供をした者がいるのでは、と思ったりもしたが、とにかく買い占め。
それが世のため、人のため、自分のためだと思いつつ、グンヒルドが本を買って回るのだった。
成功
🔵🔵🔴
亞東・霧亥
華やかな爆竹音と煙幕から始まり、周囲が眠りに付くのを見て。
『毒使い』『医術』
覚醒剤を作って一気飲み。
ラリるれろ・・・違うから!
高濃縮カフェインで三日三晩眠れなくなるだけ!
煙幕を切り裂いて飛来する予告状には【パリィ】で対応。
そしてこれは予め見ておいた未来。
予告状を弾いた先には爆睡する警備員のオッサン。
高速の予告状がオッサンの頭に刺さる。
「さぁ、盗んでおいで。残念賞だ。」
目を覚ました警備員に一言。
「奴は大変な物を盗んで逝きましたぞ。貴方のカツラです。(笑)」
パティ・チャン
●WIZ
誰が待つものですか!
一応安全第一で、遠巻きに【オーラ防御・迷彩】で身を隠しつつ、煙幕の範囲を【情報収集】
そして攻撃に移れるチャンスが来たら【勇気】で奮い立たせて、【2回攻撃・カウンター・なぎ払い・属性攻撃・鎧砕き】で斬ります!
「その予告状は、無効ですよ! 内容は兎も角、書かれた(描かれた)ものは尊いですからね! 言いたいことがあるのなら、正々堂々、面と向かって「感想」を言いなさい! あまりにも無い事は書(描)かないで、と。幸いここは、それを許す場、ですし! 長時間の居座りは、論外ですけどね!」
(フォースセイバーを抜きながら)
※アドリブ・連携はともに歓迎
高階・茉莉
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
ついに現れましたね、怪盗少女。
私が来たからには、殺害予告を実行させるわけには行きませんよ。
■行動
無限の文字列(UC)を使用して戦いますね。
【高速詠唱】で素早くUCを唱え、【属性攻撃】で光属性を強化し
【スナイパー】で敵に狙いを定めて、【全力魔法】で一気に攻撃しますね。
余裕があれば【2回攻撃】も織り交ぜます。
爆音と煙幕を放たれたら、視覚に頼らず【聞き耳】や【第六感】で
敵の居場所を察知する様にし、
眠気は【気合い】で打ち消す様にしますね。
また、敵のレベルm半径内に出来るだけ入らないように
距離を取りつつ、遠距離戦で戦いますよ。
ニコラ・クローディア
「ほぅ、アンタが黒幕か」
部下だか何だか知らんが、仲間にネタ晴らしされてるたぁみっともない
それに、だ
「まぁ、他人の妄想のネタにされて不愉快なんだろうが。だからといってその創作物を刈り取ることは許されていいはずがなかろう?」
随分と器の小さいやつだな、という評価と共に仕掛けるぞ
絡繰り銃を召喚して戦うらしいが…毎回形が違って使い方を理解するまでに少なくない隙があるだろう
その間に早業の先制攻撃だ!
間近まで近寄って怪力でその銃へし曲げてやる
何丁呼ぼうと構わんが、オレサマの間合いでそう好き勝手出来ると思うな?
接近に苦労しそうなら「光盾突撃」も併用するが、さてどうなることやら
アドリブ・連携◎
●怪盗少女『千代子』
「……ほぅ、アンタが黒幕か」
一方、ニコラ・クローディア(龍師範・f00091)は仲間達と共に、怪盗少女『千代子』の行く手を阻むようにして陣取っていた。
「クッ……、まだ同人作家を見つけていないのに……。それなのに……うぐぐ……!」
千代子が悔しそうな表情を浮かべ、ギチギチと歯を鳴らした。
その間も両目をギラギラさせ、同人作家を捜しているようだった。
だが、見つからない。
それでも、気配を感じる、何処かから……。
その事が分かっているせいか、千代子は必死になっていた。
「ついに現れましたね、怪盗少女。私が来たからには、殺害予告を実行させるわけには行きませんよ」
すぐさま、高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)が、千代子の逃げ道を塞ぐようにして前に立った。
「……貴様らには、関係のない事だ!」
千代子がイラついた様子で、猟兵達をジロリと睨みつけた。
そうしている間も、千代子は同人作家の気配を探るようにして、辺りを見回していた。
「いや、関係あるから! それに、内容は兎も角、書かれた(描かれた)ものは尊いですからね! 言いたいことがあるのなら、正々堂々、面と向かって『感想』を言いなさい! あまりにも無い事は書(描)かないで、と。幸いここは、それを許す場、ですし! ただし、長時間の居座りは、論外ですけどね!」
パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)が千代子に語り掛けながら、フォースセイバーを引き抜いた。
「感想を言うにも、肝心の作者がいないけどな。一体、何処だ! 何処に隠れている!」
千代子が警戒した様子で身構えながら、会場の何処かに隠れている同人作家の気配を探った。
その間、会場に集まっていた一般人達は、何かのショーと勘違いしている様子で猟兵達を眺めていた。
「まぁ、他人の妄想のネタにされて不愉快なんだろうが……。だからといって、その創作物を刈り取ることは許されていいはずがなかろう? まったくもって、みっともない。随分と器の小さい奴だな」
ニコラが小馬鹿にした様子で、千代子の事を見下した。
「う、う、うるさい! 黙れ!」
千代子がムッとした様子で、絡繰り仕掛けが内蔵された銃を構えた。
「オレサマの間合いで、そう好き勝手出来ると思うな?」
次の瞬間、ニコラがクラウディウス式龍闘術(ドラゴアーツ)を仕掛け、魔力を纏った拳で千代子の銃を破壊した。
「きゃあああああああああああああああ♪」
その途端、同人娘達が瞳にハートマークを浮かべ、黄色い歓声を響かせた。
同人娘達の脳裏に浮かぶのは、イケメン化したニコラの姿。
しかも、同人娘によって、様々なタッチで描かれており、まるで大家族スペシャルの如く賑やかになっていた。
「おい、なんだ、これ! 妙な幻覚が浮かんでいるぞ!」
千代子が半ばパニックに陥った様子で、必死になって目を擦った。
それは同人娘達が作り出した妄想の産物であったが、千代子にとっては脅威そのもの。
このまま具現化されたらマズイと言わんばかりに、頭をブンブンと横に振っていた。
「それなら、今度は現実を見てもらいましょうか。あなたがどんなに頑張っても、変えられない現実があるという事を……!」
すぐさま、茉莉が無限の文字列(ムゲンノモジレツ)を発動させ、千代子をモデルにした本を向け、そこに記された文字から光を放ってダメージを与えた。
「クッ……! 肉体だけでなく、精神にもダメージを与えるとは……! ならば、私がコトを終えるまで眠っていてくれたまえ!」
千代子が色々な意味で危機感を覚え、華やかな爆発と共に煙幕を放ち、猟兵達を眠りの世界に誘った。
その途端、まわりにいた一般人達が次々と崩れ落ち、スヤスヤと深い眠りについた。
「だったら、これでラリ……いや、ラリるのはヤバイから、安全なオクスリ……いや、高濃縮カフェインを一気飲み……!」
亞東・霧亥(峻刻・f05789)が毒使いと医術の知識を利用し、一気にゴクンと飲み干した。
それと同時に、全身にラリラリラリッと電気が走り、先程までの眠気が嘘のように吹き飛んだ。
「それ……覚……いえ、何でもないです」
茉莉も聞き耳と第六感を駆使して煙幕と爆音から逃れ、激しい眠気を自らの気合で打ち消した。
「こ、此処はひとまず退散だ!」
それを目の当たりにした千代子が身の危険を感じ、マントを翻して脱兎の如く逃げ出そうとした。
「このまま逃がすものですか」
パティがオーラ防御と迷彩で身を隠しつつ、千代子の死角に回り込むようにして攻撃を仕掛けた。
「ならば……お前達の命を盗む!」
千代子が予告状を構え、猟兵達に飛ばしてきた。
「……残念だったな。貴様に俺達の命は奪えない!」
それを迎え撃つようにして、霧亥がパリィを発動させ、数秒先を見てきたかの様にAegisを構え、予告状を弾き飛ばした。
次の瞬間、予告状が勢いよく宙を舞い、爆睡中の警備員に突き刺さった。
「こ、これは……カツラだと!?」
その途端、千代子の手元に現れたのは、警備員のカツラだった。
そのため、警備員の頭は、つるぴかりん。
まるで後光が差すように、眩い光を放っていた。
「お似合いじゃない、被ってみたら……?」
パティが軽く冗談を言いながら、千代子に続け様に攻撃を仕掛け、ボッコボコにした。
「こんな場所……二度と来ないからな! 黒歴史だ、黒歴史!」
その攻撃を喰らった千代子が涙目になりつつ、捨て台詞を残して脱兎の如く逃げ出した。
この様子では、みんな纏めて黒歴史にする事で、すべてを忘れる事を選んだようである。
その間も千代子がズタボロになりながら、何やら喚き散らしているものの、二度とここに現れる事はないだろう。
そういった意味で、一件落着。
同人作家の安全を確保する事が出来た。
「……ん? これは……」
そんな中、霧亥がガジル(男)の本を見つけ、それを手に取るのであった。
大成功
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