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狙われたスペースシップ・チルドレン

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●子供達の日常
 幾多の宇宙船が行き交うスペースシップワールドでは、今日もどこかで激しい戦いが繰り広げられている。

 子供達の明るい声が響き渡るーー。
 とある宇宙船のとある片隅。
 戦火で命を落とした者達が遺した、戦災孤児達の自治区があった。
「鬼さんこーちら」
「まてまてー!」
「ちょっと、小さい子も入れてあげて!」
 艦内で元気に走り回る子供達。
 彼らはみな辛い過去を抱える者ばかりだが、
 それ故に強い絆で結ばれた、屈託のない子達ばかりであった。

「これなぁに?」
 ふと足を止めた幼子の視線の先では、赤く光るデジタルタイマーが刻々と数字を減らしていた。
 後を追ってきた年長者の子供は顔を引き攣らせる。
「危ない、近づくな!」
 爆薬を込めたケースに多色のコードが絡み合った其れは、時限爆弾。
「……くそっ、俺達じゃ手に負えねえ!」
 少年は悔しそうに壁に拳を打ち付けた。
 同じく年長者の少女が幼子を抱き寄せ、大丈夫よと励ますが、
 成す術もなくカウントが進んでゆくのだった……。

●大変だよ!
「どどど、どうしよう!」
 リリーナ・ロリポップ(バーチャルキャラクターのゴッドペインター・f01947)は、いつになく慌てた様子で話を切り出した。
 子供達の目の前に時限爆弾が仕掛けられたというのだから、無理もない。
「一旦落ち着こう。ふぅ……またオブリビオンの仕業だよ。子供を狙うなんて許せない!」
 目下、猟兵達に頼みたいのは時限爆弾の解除だ。
 複雑な仕組みをしており、猟兵達の様々な解除方法が必要となるだろう。
「だけど、それだけじゃないんだ。
 ねぇ、聞こえてこない? オブリビオン達の足音……」
 見事爆弾を解除したのちに、大勢のクローン兵が押し寄せて来るようだ。
「裏で手を引いているヤツがいるみたいだよ。
 子供達の自治区から制圧するつもりだね……こんな卑怯な敵を黙って見ていられない!
 どうかみんなの力を貸して欲しいんだ」


koguma
 オープニングをご覧いただき、ありがとうございます!
 今回はスペースシップワールドからお届けします。

●補足事項
 時限爆弾の設置場所および敵勢力との戦闘が行われるのは、
 宇宙空間が見える窓がついた広場スペースで、
 5~14歳程度の10人の子供が住む小規模なエリアです。
 彼らは自力で逃げる事が出来ますが、避難を助けてあげると良いかもしれません。

 艦内には他の居住区も存在しますが、そちらへの避難勧告および戦闘場所となる心配はありません。
 オブリビオン達の狙いは、手始めに子供自治区の制圧をして、そこを拠点に宇宙船を乗っ取る算段のようです。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております♪
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第1章 冒険 『時限爆弾を阻止せよ!』

POW   :    力づくで爆弾を止める

SPD   :    導線を切るなどの技術で爆弾を止める

WIZ   :    ハッキングや魔法で爆弾を止める

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

祝聖嬢・ティファーナ
『エレメンタル・ファンタジア』で“限り無く絶対零度の”小範囲にまで集中して集めた氷の竜巻で「時限爆弾の起爆スイッチ」を凍結して、機能停止にします! 
同時に『神罰の聖矢』で“凍結している起爆スイッチのコード”を子供たちを守る神様の加護と笑顔を守りたい大きな少年少女の願い事で『無事に』切断できます様にと強く願い祈ります!⭐

最終手段は『フェアリーランド』の小さな壺に点滅している爆薬を入れて『フェアリーランド』の中で済ませよう!と言って入れたら隔壁などで自分は別の場所に行きます⭐(あくまでも最終手段です)


才堂・紅葉
要救助者付かぁ。
面倒な任務ね。リリーナには後で割増料金請求しないと。
って所で、頭を切り替えると割とやばいかもしれない。
敵のやり方が巧妙だ。
子供の自治区を抑えられたら、市民の情緒的にパージの判断が遅れるだろう。
抵抗は薄く見返りは大きい、嫌な手を打つ相手だ…。

・業務手順は【情報取集】と【破壊工作】の知識で爆弾の配置に目星をつけ、【礼儀作法】で他猟兵と突入前の打ち合わせ。効率良く動きましょう。
 目星を付ければ後は速度の勝負。直線通路はUCからの【ジャンプ】でショートカット。【破壊工作】で爆弾の解体を行うわ。
 子供たちがいれば【優しさ】で【手をつないで】安心させ、誘導するわね。
※アドリブ、連携歓迎


紬雁・紅葉
童子を狙う…か…非道な!
一瞬、羅刹紋が浮かんで消える

【氷の魔力】を状態異常力に付与
確か…どなたかが「こういう絡繰りは凍らされるのに弱い」とおっしゃっていたような…
爆弾を凍結停止させようとする

詳しい仲間が指示してくれるなら、それに素直に従う
嗚呼、助かります!
使えそうな氷、雷、地(石)の魔力を提示

もし爆発するとなったら魔力を防御力に移行
…!させてなるか!
かばう、拠点防御、有効ならオーラ防御を以て自分の体で爆発を食い止めようとする

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※


エメラ・アーヴェスピア
爆弾の解体なら機械に強い人物がいた方がいいでしょう?
と、言う訳で依頼を受けたわ

まずは爆弾を調べるわよ【情報収集】
ハッキングが聞かなそうな爆弾なら…【メカニック】で確りと解体するしかないわね

【ハッキング】を使える爆弾ならもっと簡単よ?
何を遮断すればいいのか調べてから…『CODE:Ripper』
これを使えば電源やプログラムを「切断」できる筈
…まさか冗談で組んだこのUCを使う日が来るとは思わなかったわ…

…気を取り直して、この調子でどんどん爆弾を解除していきましょうか
…え、避難?…私は避難対象の子供達ではなく猟兵…あ、こら待ちなさい!?

※アドリブ・複数歓迎


メンカル・プルモーサ
【ワンダレイ】で参加
……ん、アインは避難誘導はお願い……私は爆弾を解体していく……
まず……各種センサを使って爆弾の全体像を確認…術式で3Dホログラフとして投影、みんなで仕掛けを確認してから解除する……

……これは電子式だからハッキングで……こっちは…化学反応を利用してる、なら…術式で薬を作って中和……振動センサは接着剤で殺す……意外と素直な作りだけど…バリエーションがあるのが面倒…(ハッキング・世界知識・情報収集・毒使い)
……解除する人の事を考えた爆弾でも良いのに……(仲間に向けて)
最後は…爆弾を冷凍して終わり、かな……手間だけかかるパズルだった……


アイン・アブソリュート
「子供達の居場所を奪うなんて絶対に許せないっ!こんな陰謀は木っ端微塵に叩き潰しちゃうよっ☆」
【飛空戦艦ワンダレイ】の皆と参加

まずは子供達の避難を手伝うよ

撮影ドローン『ユーイ』にメンカルが時限爆弾の解除している所の撮影をお願いして、子供達には状況は動画で配信しておくから一旦安全な場所に移って欲しいとお願いする

同じ年頃の【コミュ力】で信頼して貰い持ってきた【ドックタグ】でUCの避難場所に入って貰う

その際に年長組にボクのゴーグルとリンクしてる通信デバイスを渡しはぐれている子供が居ないかや敵の拠点になりそうな場所などの【情報収集】も行いつつ【ダッシュ】や【ジャンプ】で安全な場所に直行

アドリブは大歓迎



●艦内へ突入!
「皆さんよろしくお願いします。機械操作に強い方も来てくださって心強いわ」
 集まった猟兵を纏めて、突入前の打ち合わせを始める才堂・紅葉(お嬢・f08859)。
「礼には及ばないわ。爆弾の解体なら機械に強い人物がいた方がいいでしょう?」
「……ん、爆弾の場所に急ごう……」
 エメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)とメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)に信頼の眼差しを向け、才堂・紅葉は言葉を続ける。
「そうね、さっそく本題に入らせて貰うわ」
 情報収集及び破壊工作の知識により、爆弾の配置に目星は着いていると。
 それを皆に周知すると共に、グリモアベースから艦内へと降り立った。
(「要救助者付かぁ。面倒な任務ね。リリーナには後で割増料金請求しないと」)
 ふとよぎった考えを切り替え、
「事態は一刻を争うわ。さぁ、着いてきてくださいね」
 シーブズ・ギャンビットを用いた軽快な身のこなしで、直線通路をジャンプしてショートカットして駆け抜ける。
(「割とやばいかもしれない。敵のやり方が巧妙だ」)
 もしもーー、子供の自治区を抑えられたら、市民の情緒的にパージの判断が遅れるだろう。
 抵抗は薄く見返りは大きい。
 嫌な手を打つ相手だ……と、表情を曇らせる。
 紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)も、心中穏やかではいられない。
「童子を狙う……か……非道な!」
 怒りがこみ上げた刹那、羅刹紋が一瞬浮かんで消えた。
 その後を着いて行く祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)も、
 子供達を護りたい一心で懸命に羽ばたいている。
「子供達の居場所を奪うなんて絶対に許せないっ! こんな陰謀は木っ端微塵に叩き潰しちゃうよっ☆」
「……ん、アインは避難誘導はお願い……私は爆弾を解体していく……」
 【飛空戦艦ワンダレイ】から依頼へ赴いた、アイン・アブソリュート(大空の王を目指す・f06053)とメンカルの2人は頷き合って、それぞれの持ち場へ着くのだった。

●子供達の危機!
「ここだね」
 廊下の突き当りの電動スライドドアを開けば、そこは目的地の広場だった。
 子供達は怯えた瞳で、刻一刻と数字を減らしてゆくデジタルタイマーの赤い光を見つめている……。
「もう大丈夫☆助けに来たよ!」
「誰だ? 何処から来た!」
 駆けつけたアインを見て、リーダー格の年長者の少年は咄嗟に子供達を庇った。
「ボク達は猟兵だよ、警戒しなくて大丈夫。キミ達の味方だよ!」
「猟兵……! 帝国軍と戦う、俺達の仲間じゃないか。
 ……わかった、信用しよう。どうすればいい?」
 同世代とおぼしき少年の発言とあって、リーダーの少年は警戒を解いた。
「ユーイ、爆弾解除現場の撮影をお願いね」
 アインは撮影ドローン『ユーイ』を呼び出して飛ばすと、
「状況は動画で配信しておくから一旦安全な場所に移って欲しいな。
 大丈夫っ☆これに触れば安全な場所に避難出来るよっ♪」
 と、ドックタグを差し出した。
 子供達は顔を見合わせたが、ひとりが意を決してドッグタグに触れると、
 避難先の飛空戦艦ワンダレイの広い中央ホールに吸い込まれて行くではないか。
「「!!」」
「次はあたし!」
 驚いたが、子供ならでは順応力を発揮して、ひとりずつ避難が進んでゆく。
「キミがリーダーだよね? ちょっとお願いしてもいいかな?」
「おう、何だ?」
 アインは電脳ゴーグルとリンクしてる通信デバイスを少年へ手渡した。
「はぐれた子が居ないか見て来て欲しいんだ」
「わかった、見て来よう」
 少年が駆けだしたその一方で、才堂・紅葉は泣いている幼子を見つけて、優しく微笑みかけた。
「大丈夫よ、お姉さんと一緒に行きましょう?」
「うぅっ……ヴン……」
 屈んで目線を合わせ、手を差し出せば、
 幼子は鼻をすすりながら手を取って、ふたりは足早に避難先へ向かった。

「ずいぶんと物々しい爆弾じゃないの」
 神妙な顔で時限爆弾に対峙するエメラの前を横切って、子供が駆けて行く。
「あー! 避難しないといけないんだよー!」
「……え、避難? ……私は避難対象の子供達ではなく猟兵……」
「どっちが先に避難するか競争だよ! よーい、どーんっ!」
「あ、こら待ちなさい!?」
 エメラが誤解を解こうとする前に、子供はアインの方へ走り去った。
 子供と間違えられてしまったのは無理も無いが……、
 エメラは可憐な少女の姿をしているが、それなりの年を重ねたお姉さまなのである。

「アイン! 一通り見てきたが、全員避難完了だ。これは返すぜ」
 息を切らせて戻って来た年長者の少年が、通信デバイスをアインの手に握らせる。
「見て来てくれてありがとう! さぁ、キミも避難して」
 少年は頷いてドッグタグに触れ、避難先へ吸い込まれていった。
 避難を完了させたアインはもう一仕事。
 電脳ゴーグルに通信デバイスを取付けて、
(「情報収集完了☆敵が拠点を作るとしたら、この辺りかな」)
 拠点の目星を着けると、
 ダッシュとジャンプを駆使して素早く、彼自身も安全な場所に身を置いた。

●時限爆弾カウントダウン
「……気を取り直して作業するわ。まずは爆弾を調べるわよ」
「ん……まず……各種センサを使って爆弾の全体像を確認……」
 エメラが合流した所で、
 メンカルは爆弾の全体像を術式で3Dホログラフとして投影し、みんなで仕掛けを確認する。
「嗚呼、詳しい方々がいらっしゃって助かります!」
 説明を受けながら、紬雁・紅葉は素直に作業指示を待つ。
(「ハッキングが効かなそうな爆弾なら……【メカニック】で確りと解体するしかないけれど」)
 しかし、エメラとメンカルの考えは一致した。
「……これは電子式だからハッキングで」
「そうね、【ハッキング】を使える爆弾なら話は早いわ。
 ……まさか冗談で組んだこのUCを使う日が来るとは思わなかったわ……」
 エメラは幼い顔立ちに似合わぬ不敵な笑みを浮かべて、『CODE:Ripper』を展開!
「……ここね」
 電脳空間のハッキング攻撃により、遮断すべきプログラムが切断された。
「上手くいったわ」
 ひとつ解除されて安堵するも、束の間。
 複数の仕掛けが組み合わさった時限爆弾は、カウントを止めない。
「……こっちは……化学反応を利用してる、なら……術式で薬を作って中和……」
 医療製薬術式【ノーデンス】を用いて生成した薬を用いて、またひとつ仕掛けを解く。
「振動センサは接着剤で殺す……。
 意外と素直な作りだけど……バリエーションがあるのが面倒……。
 ……解除する人の事を考えた爆弾でも良いのに……」
 手を休めることなく解除してゆくメンカルを、
 避難先の子供達が、配信動画越しに固唾をのんで見守るのだった。

「最後は……爆弾を冷凍して終わり、かな……」
「やはり、こういう絡繰りは凍らされるのに弱いのですね」
「冷凍なら、任せて!」
 紬雁・紅葉とティファーナが時限爆弾の前に進み出た。
「弐の式……来たれ」
 氷の魔力の状態異常力を得て、爆弾を狙う紬雁・紅葉と共に、
 ティファーナは、長い髪の毛の先端に付けた短く小さな杖エレメンタルロッドを振って『エレメンタル・ファンタジア』を発動。
 限り無く絶対零度の小範囲にまで集中して集めた氷の竜巻を、起爆スイッチにぶつけた。
 途端に凍りついてゆく時限爆弾。
 しかし、カウントはまだ止まらない。
 ーー5……4……。
 ディスプレイ越しに子供達の悲鳴が上がる。
「……! させてなるか!」
 紬雁・紅葉は咄嗟に魔力を防御力に移行させ、果敢にその身をもって爆発を食い止めようと更に前へ踏み込んだ。
「お願い、間に合って!
 光りを怯える闇と悪よ、悔い改めなさい……」
 ーー3……2……!
(「これでダメなら『フェアリーランド』の中で済ませよう」)
 最後の手段を脳裏に描きつつ、
 ティファーナは指先から輝く天からの光を迸らせる。
「子供たちを守る神様の加護と、笑顔を守りたい大きな少年少女の願い事で『無事に』切断できます様に!」
 強い願いと共に放たれた『神罰の聖矢』が、凍てついたコードを切断して駄目押し!
 今度こそ、時限爆弾のカウントが停止した。
「……止まった?」
 配信動画を見ながら、子供達はシン……と静まり返っていたが、
「手間だけかかるパズルだった……」
 メンカルがぽつりと呟いた途端、わっと歓声が起こった。

「本当にありがとうございます」
 年長者の少女は涙を浮かべて、猟兵達に感謝を述べた。
「爆弾怖かったー」
「もう大丈夫? じゃあ鬼ごっこしよう!」
「きゃー♪」
 子供達の明るい声が場内に響く。
 避難先から艦内に、子供達が全員戻って来たのだ。
 しかし……危機が再び迫りつつあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ザッザッザッ……。
 統率された足音が迫ってくる。

 時限爆弾を用いた作戦が失敗したことに気付き、
 多勢のクローン兵が子供自治区に乗り込んできたのだ。
「きゃあああ助けて!」
「うわーーーん!」
 たちまち子供達はパニックを起こした。
 中には、親を失った日の事を思い出してしまう子供も居るようだ。

 しかし非情にも、クローン兵は子供達に銃を向けるのだった。
祝聖嬢・ティファーナ
やっと笑顔を取り戻した子供たちの笑顔を見て微笑んでいたティファーナの目の前に現れた兵隊を見て怖がる怖がるたちを見て、笑顔のティファーナの額に「怒りマーク」が…☆
熱線ブラスターに対して『エレメンタル・ファンタジア』で光の吹雪で子供たちに攻撃が行かない様に偏光させてしまいます♪
怖がる小さな子供たちを『フェアリーランド』に入れて落ち着かせてあげます♪
紅葉と合わせて敵の攻撃を阻害して、援護をしつつ「オーラ防御Lv3」でもカバーしておきます☆
敵の攻撃の数が増えたら熱線に対して雷の嵐で攻撃を曲げて邪魔をします♪

ティファーナと紅葉が怪我をしたら即座に火傷も含めて癒やします☆


才堂・紅葉
躊躇いはない。
子供達に銃口が向いた瞬間には、引き金を引いて榴弾で吹き飛ばすで選択をした。
「引っ込んでなさい」
反動で後ろ蹴り。引っ掛けるように泣く子を足裏で優しく、だが遮蔽の取れる角まで吹き飛ばす。
説明はしない。
更に突っ込んで跳躍し、動揺する敵兵達に突っ込んで、一人をフランケンシュタイナー。
リボルバーの封印を解いてUC。落下技に重力荷重を足して床へのくし刺しを狙う。
上から下に落とすだけの外れ能力だが、投げ技に乗せるには便利だ。
後は連中の動きを見切って零距離射撃と投げからのUCで、動きを止めずに沈めていくわね。
「お仕事なのは分るけど、やり方ミスると虎のを踏むわよ?」

※アドリブ、連携歓迎


紬雁・紅葉
ティファーナ(f02580)と一緒に行動

…傀儡か…
良いでしょう
華なき戦なれば枯枝の如く吹き散らしてくれましょう!!

風の魔力を攻撃力に付与
薙刀とルーンソードの二刀流で風属性の風圧衝撃波を遠慮呵責無く振りまく
回数と範囲に任せて吹き飛ばし好き放題に攻める
勿論仲間は巻き込まないよう留意

躱せる攻撃はかわすが、ティファ―ナをはじめ仲間の力を信じて飽くまでも攻撃主体

鬼は子供を泣かせるが
子供を傷める外道こそ
御仁王(おにおう)様が泣かせてくれよう!!

露わな肌にくっきり羅刹紋が浮かぶ
荒ぶる様はさながら風神…!

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※


エメラ・アーヴェスピア
まぁ、これで終わりじゃ無いわよね…

私は同僚さん達の最後尾に陣取るとしましょうか
皆(子供)こっちよ、私の後ろに逃げなさい!
逃走をマスケット等で援護、皆逃げて来てからが本番よ
守る様に『出撃の時だ我が精兵達よ』…一寸待って
クローン兵でトラウマを思い出す子がいるのなら
魔導蒸気製とはいえ同じような機械兵士を出すUCは控えた方がいいのかしら…
…ならこっちね…壊れた場所は後で直すわ…『この場は既に我が陣地』!
こちらに接近する敵を中心に命中力重視で砲撃
子供に攻撃が向かうなら一台犠牲にしてでも防御よ
余裕があるなら同僚さん達への援護もやるわ

安心なさい、お姉さん達が守ってあげるわ

【援護射撃・一斉発射・拠点防御】等


メンカル・プルモーサ
……ん、アイン、子供たちをお願い……こっちは任せて……
杖を振って【愚者の黄金】を起動。子供たちとクローン兵の間に黄金で壁の模造品を作る…
その後、【現実を侵せし狩猟団】で牽制……クローン兵を足止めして壁を回り込まれないように…(かばう・援護射撃・時間稼ぎ)
子供たちの避難が済んだら…攻勢に回る。ウィザード・ミサイルでクローン兵を射撃して……(手元の爆弾を見る)
……この時限爆弾、占拠用なら……建物はともかく外壁に被害がいく威力ではないはず…(確認)
……誰かこれクローンの群れに投げ込んでー……(投げ込まれたら爆弾にウィザードミサイルを撃ち込む)


アイン・アブソリュート
「兵士がいっぱいって事は絶対黒幕が居るよねっ☆こんな作戦を思い付くヤツは表舞台に引っ張り出して完全に潰すよっ!」
【ワンダレイ】の皆と参加

メンカルが壁を出して時間稼ぎをしている間に子供達のパニックを静めて【飛空戦艦ワンダレイへの避難】で安全な場所に避難させるね

撮影ドローン『ユーイ』に撮影をお願いしつつ【ドックタグ】を出しながら猟兵達が居場所を絶対に守るから安全な所で見守っててと【コミュ力】で説得するよ

後、戦闘が終わっても黒幕が出てくると思うから安全を確認するまで避難しててとも伝えとくよ

避難を完了したら兵士達に飛び込んで【ダッシュ】や【ジャンプ】で立体的な【空中戦】で翻弄しつつ他の猟兵達と連携だね



●戦闘、渦中の子供達
 時限爆弾の危機を免れて笑顔を取り戻した子供達を、
 微笑ましく見ていた祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)だったが。
「うわーーーん! ……ひっ!」
 熱線銃を突きつけられた子供達の顔から、再び笑顔が消えた。
 同時に、笑顔のティファーナの額に怒りマークが浮かぶ……、
 その刹那。
 子供へ銃口を向けた熱線銃に、榴弾が当たって吹き飛んだ。
 その勢いで、銃が床に叩きつけられた音が響く。
「な、に……?」
「引っ込んでなさい」
 目の前で起こった出来事を、子供が把握するよりも速く。
 才堂・紅葉(お嬢・f08859)はアサルトライフルを撃った反動で後ろ蹴りし、
 泣く子を引っ掛ける様に足裏で優しく、遮蔽のとれる角まで吹き飛ばした。
 そこへ駆け寄る【飛空戦艦ワンダレイ】のメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)とアイン・アブソリュート(大空の王を目指す・f06053)。
「……ん、アイン、子供たちをお願い……こっちは任せて……」
 アインが頷いて行動を開始すると共に、メンカルは杖を振った。
「世に漂う魔素よ、変われ、転じよ。汝は財貨、汝は宝物、魔女が望むは王が呪いし愚かなる黄金」
 詠唱と共に現れた黄金の壁が、クローン騎兵から子供達を護る盾となった。
 その間にも広場スペースへなだれ込んでくるクローン騎兵達に、才堂・紅葉は突っ込み、高く跳躍。
 飛び掛かってくる女子高生に動揺して、避けようと後ずさりするクローン騎兵達だったが、
 才堂・紅葉は躊躇なく群中に狙いを定め、手にした古びたリボルバーの封印を解く。
「コード:ハイペリア承認。高重力場限定展開ランク1実行」
 才堂・紅葉が顔面に向かって落ちて来る。
 狙われたクローン騎兵には、その光景はスローモーションに見えただろう。
 しかしその一連の流れは、防御する間も無い一瞬の出来事。
 騎兵の首根っこに足を掛けて、ひねり落とすと共に引き金を引く。
 ズドン。
 鈍い銃声と共に叩きつけられたクローン騎兵には、一体どれだけの重力荷重が掛かったというのだろう。
「かはっ……!」
「な、串刺しになってやがる……」
 床にめり込み変わり果てた仲間の姿を見て、クローン騎兵達に動揺が走った。

「時限爆弾は解除したけれど。まぁ、これで終わりじゃ無いわよね……」
 再び子供達を守るべく降り立ったエメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)は、
 マスケット銃を構えつつ、猟兵達の最後尾に陣取った。
「皆こっちよ、私の後ろに逃げなさい!」
 幼い子供達は年長者の少年少女に庇われながら、エメラの方へ小走りで向かう。
「その調子よ」
 エメラは、子供達の後を追ってくる敵を銃で牽制。
 そして集まりつつある子供達を、アインが迎えた。
(「兵士がいっぱいって事は絶対黒幕が居るよねっ☆こんな作戦を思い付くヤツは表舞台に引っ張り出して完全に潰すよっ!」)
「撮影お願いねっ!」
 アインは決意を胸に、撮影ドローン『ユーイ』を飛ばした。
「もう一度避難するよっ! 猟兵達が居場所を絶対に守るから、安全な所で見守っててね」
 そう言って子供にドックタグを触れさせ、飛空戦艦ワンダレイの広い中央ホールへ移送させてゆく。
 幼子が混じっている故に、避難には時間が掛かっていた。
 黄金の壁が阻んでいるとはいえ、気鋭のクローン騎兵達が相手とあって、
 逃げる子供達のすぐ後ろに迫っている。
(「壁を回り込まれる……させない……」)
「我が軍勢よ、集え、出でよ。汝は電霊、汝は猟団。魔女が望むは現を狩り取る百鬼夜行」
 メンカルの詠唱でプログラムが実体化したガジェット達が出現し、クローン騎兵達の行く手を阻んだが。
 クローン騎兵達は駆けながら一斉に熱線銃を構え、矢継ぎ早に繰り出したブラスターレインが、ガジェットを打ちぬいてゆく。
 あっという間にガジェットの残機が減ってゆき、次の手に移ろうとするメンカルの後ろで、
 クローン騎兵達へ向かって光の吹雪が吹き荒れ始めた。
 振り向けば、吹雪の出元にはティファーナが立っている。
「よくも、子ども達の笑顔を奪ったね! キミ達の攻撃なんかこうしてやるんだから」
 子供達の背中を狙った無数のブラスターレインが、光の吹雪に遮られて偏光し、
 子供に当たる事無く、天井や周囲の壁に無数の傷痕をつくった。
「チッ……!」
 クローン騎兵の悔しそうな舌打ちが聞こえ、
 一度止んだブラスターレインが再び猟兵と子供達へ襲い掛かって来る。

 行き交う光線が、逃げる子供達を追い詰めてゆく……しかし、
「任せなさい!」」
 エメラは背に子供達を庇いながら、
「出撃の時だ我が精兵達よ」
 魔導蒸気兵を呼び出そうと、選び取ったユーベルコード。
 しかし詠唱が口をついて出る前に、エメラは一寸思案した。
(「クローン兵でトラウマを思い出す子がいるのなら、魔導蒸気製とはいえ同じような機械兵士を出すUCは控えた方がいいのかしら……」)
「……ならこっちね……壊れた場所は後で直すわ……『この場は既に我が陣地』!
 ここは既に、私の砲撃陣地よ!」
 魔導蒸気砲台がエメラの周囲に次々と出現し、砲弾がクローン騎兵の群れへ降り注ぐ。
 逃げて来る子供の最後尾には、幼子を抱きかかえた少年の姿があった。
「クソッ、追いつかれる!」
「うわああああん!」
 走リ去る少年へ、銃口を向けるクローン騎兵達。
 しかし引き金を引くよりも速く、
(「させないわよ!」)
 エメラの差し向けた砲撃が、クローン騎兵達の隊列を吹き飛ばした。
「安心なさい、お姉さん達が守ってあげるわ」
「恩に着る!」
 エメラの小さな背中を、なぜかとても頼もしく感じながら、
 幼子を抱えた少年は、アインの元へ滑りこんだ。
「ううう……うわあああ!」
「落ち着け落ち着け、俺達は助かったんだ」
 少年が宥めても、幼子はパニックになり泣きじゃくっている。
 アインは幼子に目線を合わせて優しく話しかけた。
「怖かったよね、よく頑張ったねっ! もう大丈夫、安全な場所に行こうね」
「うん……」
 落ち着いたところで、2人はアインのドッグタグに触れ、子供達は全て避難を完了したのであった。
 それを見届けて、
「これで子ども達は安全だね、良かった♪」
 ティファーナは紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)の元へとふわふわ舞い降りた。

●集中攻撃!
 子供達が居なくなっても、クローン騎兵達は攻撃の手を休めない。
 この自治区を制圧するという目的を果たすまで、障害となる者は全て滅ぼすつもりなのであろう。
 隊列を組んだクローン騎兵達は、一糸乱れぬ動きで武器の封印を解いてジェノサイドモードに変化した。
「……傀儡か……良いでしょう。
 華なき戦なれば枯枝の如く吹き散らしてくれましょう!!」
 対峙するは、紬雁・紅葉。
「鬼は子供を泣かせるが、
 子供を傷める外道こそ、
 御仁王(おにおう)様が泣かせてくれよう!!」
 その声は、クローン騎兵達の後方まで勇ましく轟いた。
 薙刀とルーンソードをそれぞれ手にして進み出れば、
 肩口の露わな肌に、くっきりと羅刹紋が浮かぶ。
 普段の優しげな彼女からは想像もつかないほどにーー。
 豪気にばっさばっさと風圧衝撃波を振りまく様はさながら風神……!
 斬りかかれば、強固に隊列を組んでいた筈のクローン騎兵達が、幼子のように易々と宙へ吹き飛ばされてゆくではないか。
 風に飲み込まれた敵兵達が必死に窓枠や壁にしがみつこうとするのも空しく、
 見えない巨人に掴まれ投げ捨てられたかのように、散り散りに叩きつけられたのだった。
「凄い……」
 避難先で配信を見守る子供達が、ごくりと生唾を飲んだ。
 紬雁・紅葉の配慮によって猟兵達は風に巻き込まれる事無く、
 オーラを纏ったティファーナがひらりと紬雁・紅葉に寄り添った。
「また増えた!」
 いたる所に倒れた敵兵達が転がっているが、
 広場の入口から増援のクローン騎兵が現れ、紬雁・紅葉を目掛けて押し寄せて来た!
 次から次へと襲い掛かってくる敵を相手取り、紬雁・紅葉も攻撃を紡ぐが、
「キリが無い……!」
 熱線が、無垢な白い着物を掠って焦げ跡を残してゆく。
「紅葉やけどしてるよ!」
 ティファーナは咄嗟に、弾幕のように飛来する熱線へ雷の嵐をぶつけて偏光させた。
 あさっての方向に熱線が被弾してゆく中、
 ティファーナは紬雁・紅葉の怪我を癒してあげるのだった。

 一方、激しい銃撃の間を縫って、才堂・紅葉は敵兵に接近。
 片っ端から投げ技を掛け、ハイペリア重殺術で沈めてゆく。
 遠巻きに援護射撃をしてくる者へも容赦はしない。
 難なく銃撃を躱して、クローン騎兵のヘルメット越しの額にリボルバーを突きつけ、
「お仕事なのは分るけど、やり方ミスると虎の子を踏むわよ?」
 冷たい声。敵兵の背筋がヒヤリと凍る。
 しかし次の瞬間には、乾いた銃声が広場中に響き渡った。
「もう増援は無いみたいだね♪ 一気に片をつけるよ☆」
 ダッシュからのジャンプで飛び込んで来たアインを避けようと、クローン騎兵達が隊列を乱した所へ、
 メンカルの放ったウィザード・ミサイルが襲い掛かった。
 途端に敵兵達の周囲は火の海と化し、慌てて消火を試みている。
 その間メンカルは時限爆弾を手にし、
「……この時限爆弾、占拠用なら……建物はともかく外壁に被害がいく威力ではないはず……」
 確認を経て、仮説は確信に変わった。
「……誰かこれクローンの群れに投げ込んでー……」
「了解だよ!」
 アインは時限爆弾を受け取り、空中に飛翔。
 消火に勤しんでいるクローン騎兵達を俯瞰しながら、狙いを定める。
「そーれっ☆」
 敵兵の頭上に今まさに落下しようとする時限爆弾に、メンカルがウィザード・ミサイルを撃ち込んだ。
「「……!」」
 状況を理解したクローン騎兵達はもはや、思考停止するしかなかった。

 激しい爆発。
 爆炎が、クローン騎兵達を飲み込んだ。
 広場中に蔓延した煙が収まり視界が開けると、クローン騎兵達は皆倒れて死屍累々の光景が広がっていた。
 警戒したエメラがマスケット銃を敵兵達に向けたが、起き上がる者は居ない。
 「全て倒したわ」
 エメラはそう言って銃を降ろしたが、アインは緊張した面持ちを崩さなかった。
「黒幕が黙っている訳ないよね。 ……きっと、ボク達の様子を見ているんだろうね」
 そう。
 敵の企みはまだ、潰えてはいないのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『帝国近衛騎士』

POW   :    ダークフォースソード
【レベルmまで伸長する闇黒のフォースソード】が命中した対象を切断する。
SPD   :    リミッター解除
対象の攻撃を軽減する【フォース全開状態】に変身しつつ、【対象の動きを鈍らせる闇黒の念動力場の形成】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    死の先を行く兵(つわもの)達
【闇鋼によって仮受肉した死せる帝国騎士達】の霊を召喚する。これは【念動力による斬撃等の直接攻撃】や【高い錬度で成立する集団戦術】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は神酒坂・恭二郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 投入した部下達は全て倒されたと。
 その報告は直ぐに、作戦を統べる帝国近衛騎士の耳に届いた。
「この程度の制圧ミッションを失敗するとは、クローン騎兵など所詮烏合の衆という事か……。
 私が直接手を下す羽目になるとはな。
 まぁ良い。少しは愉しませてくれよ猟兵共……!」
 そう言って、騎士は口角を歪めて嗤った。
 手にしたフォースソードが、血に飢えているかのように妖しく光を放つ。

 無防備な子供達が、帝国近衛騎士と対峙するような事があれば、
 即座に斬り捨てられてしまう事だろう。
 そのような心配が杞憂となる事を願って、イェーガー達に再び緊急招集が掛けられた。
才堂・紅葉
 敵の召還に合わせ榴弾を叩き込み、更にアサルトライフを斉射。
 崩せると思った所で、統率の取れた動きでバリアと念動斬撃に吹き飛ばされます。
「何なのこれ。ずるっ!?」
 敵指揮官を攻撃するにも、分厚い敵騎士の群れに阻まれて射線が通らない。
 気を抜くと赤い光刃が走って、負傷をもらうわ。
 本来は逃げながら戦うべき相手だけど、背後に子供達もいるのでそうもいかない……。

 敵に押されながらも、何とか踏みとどまって撃ち合い。他の猟兵と連携しながら凌ぐわ。
 悪戦だけど是非もないから、勝機が出るのを待つ。
 相手の連携が崩れた瞬間があれば、すかさず踏み込んでUC。騎士達の複数撃破を狙うわね。
※アドリブ、連携歓迎 
 


エメラ・アーヴェスピア
敵の指揮官の登場…と言う訳ね
あなたを楽しませるつもりはないのだけど…
こちらも仕事で来ている以上、あなたの企み、撃滅させてもらうわ

クローン兵達を倒した後に来るのなら、私の砲台はまだ残っているかしら?
残った砲台と手持ちの武器で、他の同僚さんが切り込む隙を作り出したり
一旦引くのを援護したりと【援護射撃】中心に立ち回るわ

私の狙いは相手の技の一つ
…聞いているわよ、貴女帝国騎士の霊の集団を呼び出せるそうね
その召喚に合わせて私も再装填(リロード)・『この場は既に我が陣地』…!
厄介になる前にその集団を撃滅するわ!一斉砲撃、撃ちなさい!
相手の小隊に砲撃…まさに戦争ね

子供達の進む平和な未来に…貴方達は必要ないのよ


紬雁・紅葉
ティファーナ(f02580)と一緒に行動

嗚呼、温まってきました…!
敵を見るや、羅刹紋を顕したまま微笑む
"剣神"が、貴方をお召しになるそうです…!

"剣神"の神霊体を宿し、するすると近寄る
射程に入った時点で即座に破魔衝撃波を打ち込む
敵の死兵は破魔の衝撃波で範囲ごと薙ぎ払う
手数に任せて打ち込み、動きを鈍らされたら手数を落としカウンターを誘う
幾ら傷ついても、笑みは絶えない

敵の動きが止まったら、力を溜めて渾身の一撃を見舞う
布都主!華無き戦の闇剣を御下に!!


終わったら、子供に怖がられぬよう速やかに立ち去ろうとする
もし捕まったら、困惑するままもみくちゃに(笑)

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※


メンカル・プルモーサ
……ん、やっと指揮官の登場……遅くない?
クローン兵と一緒だったらもっと大変だった……

…【現実を侵せし狩猟団】で呼んでたガジェットのを攪乱に回して…相手の癖やUCの分析をはじめる…(情報収集・時間稼ぎ・かばう・援護射撃)

……どうにか分析が終わったら…まずは、帝国騎士達の霊を先に【崩壊せし邪悪なる符号】で消していくよ……集団戦術が得意なら……連鎖的に情報を崩壊させて一網打尽にする…闇鋼の解析が済めば…いける。

その後は…仲間の攻撃に遭わせてリミッター解除を解除…解除されたことに対応される前に…仲間の攻撃が当たるようにする……

……あとは、【支え能わぬ絆の力】で転倒を狙う…見事に転んだら良いな…


アイン・アブソリュート
「今回の黒幕の登場だよっ☆猟兵の皆が倒してくれるから皆も応援よろしくねっ♪」
【グッドナイス・ブレイヴァー】で『ユーイ』を呼び出して避難中の子供達にも見れるように配信

怖い思いをした子供達に計画が失敗した事をハッキリと見届けさせてあげるね

メンカルが搦め手で追い詰めると思うからボクは派手に動いて注意を引き付けつつ【時間稼ぎ】をするよ

ダークフォースソードは【ダッシュ】と急停止で【残像】が残るぐらいの緩急で翻弄

リミッター解除で動きを鈍らされても皆の声援の力で振り切る

兵達が現れたら封じてある装備の【封印を解く】事で相手の認識を越えたスピードの【先制攻撃】で出鼻を挫く

ボスはメンカルの攻撃に合わせて挟撃するよ


祝聖嬢・ティファーナ
『クリスタライズ』で透明化して姿を隠して紅葉か猟兵の1名を隠せる事を伝えて、必要ならくっ付いて姿を消しておきます☆

『エレメンタル・ファンタジア』で光×吹雪で敵を目隠しとまでは行かなくても視覚的な集中を阻害します♪
『生まれながらの光』と『シンフォニック・キュア』で怪我の治療と状態回復を主に力を注ぎます♪ 1回ですべての状態異常を回復できる訳では無いから回復状況をしっかり見極めながら【歌唱】を選んでサポートをします☆

合間にでもできるのであれば、『エレメンタル・ファンタジア』と『神罰の聖矢』で弱くとも攻撃でも支援しておきます!☆



●黒幕登場
 カツカツカツ……と足音が近づいてくる。
 身構えた猟兵達の前でスライドドアが開き、ついに帝国近衛騎士が現れた。
 そして死屍累々の部下達を一瞥し、短くため息を吐いた。
「敵の指揮官の登場……と言う訳ね」
 エメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)が、そう投げかけると、敵将は口の端を歪めて嗤った。
「……ん、やっと指揮官の登場……遅くない?
 クローン兵と一緒だったらもっと大変だった……」
「あなたを楽しませるつもりはないのだけど……。
 こちらも仕事で来ている以上、あなたの企み、撃滅させてもらうわ」
 メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)とエメラの言葉を聞き届け、
「ほう、威勢のいい……貴様らが来たのは誤算だったが。ここで散ってもらう!」
 敵将は帝国騎士の霊達を召還し侍らせた。
「……そう来ると思ったわよ!」
 死霊が向かって来るよりも早く、再装填(リロード)!
 エメラの周りに魔導蒸気砲台が再び召喚された。
「一斉砲撃、撃ちなさい!」
 相手の小隊に砲撃が次々と被弾し、爆発音が轟く。
(「……まさに戦争ね」)
「子供達の進む平和な未来に……貴方達は必要ないのよ」
 エメラの砲台に群がる死霊を横目に、
 才堂・紅葉(お嬢・f08859)は敵将本体にアサルトライフルを一斉射撃!
(「崩れた……!」)
 敵将へ撃ち込んだと確信したーー刹那。
「甘い」
 フォース全開状態となった敵将はバリアを張って銃弾を躱し、右手を振りかざして闇黒の念動力を才堂・紅葉へ向けた。
「何なのこれ。ずるっ!?」
 悠然と歩いて近づいてくる敵将を睨み付ける事しか出来ない……。
 そんな身動きの取れない才堂・紅葉を嘲笑し、蹴り飛ばした。
「うっ……ぐっ……」
(「本来は逃げながら戦うべき相手……だけど……」)
 背後には、守るべき子供達。
 彼らが息を殺して不安げに見守る中、
「ほう? 感心感心」
 敵将は死霊を従えて、こちらの都合など構わずに攻め入ってくる。
 傷を庇いながら、踏みとどまって撃ち合う才堂・紅葉。
「分が悪いわね……」
「キリがないわ!」
 背中合わせに、エメラは斬りかかってくる死霊へ次々と砲撃を当ててゆく。
 死霊達との激戦の中、悠然と立っている敵将を睨み付け、
 才堂・紅葉は攻撃の手を紡ぎながら勝機を待つのだった。

「嗚呼、温まってきました……!
 剣神が、貴方をお召しになるそうです……!」
 紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)は敵将を見つめ、羅刹紋を顕したまま微笑んだ。
「紅葉!」
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が紬雁・紅葉の元へ飛来して、
 ぎゅっと抱きつくと2人は透明化。
 そして『巫覡載霊の舞』を舞い、"剣神"の神霊体を宿した紬雁・紅葉はするすると近寄ると、
 敵将の目の前で実体を現し、破魔衝撃波を打ち込んだ。
「くっ! 貴様、いつの間に……!」
 その言葉は衝撃波にかき消され、近くの死霊も衝撃波に薙ぎ払われた。
 敵将は直ぐさま残っている死霊を束ねて紬雁・紅葉へ差し向けたが、
 吹き荒ぶ光の吹雪が視界を阻み、一同は動きを鈍らせた。
「やったー効いてる効いてる☆」
 ティファーナが繰り出す『エレメンタル・ファンタジア』は、彼女にも制御不能……どんどん威力を増してゆく。
 その隙に乗じて紬雁・紅葉は薙刀を撃ち込み、一体ずつ確実に仕留めてゆくも、
 彼女に狙いを定め、死霊達が群を成して襲い来る!
 幾ら斬撃を喰らってもーー剣神を宿した紬雁・紅葉は笑みを絶やさず、勇ましく敵陣へ突っ込んでゆくのだった。
「紅葉がケガしてる!」
 ティファーナは聖なる光を紬雁・紅葉に当てて、高速治療。疲労感に襲われながらも、
 手負いの仲間の元を回り、
「こっちにもケガ人が☆
 詠唱… 祝詞… 聖歌… 祈りに旋律の生命を!」
 歌声が耳に届くとみるみる傷が治ってゆき、
「恩に着るわ」
 才堂・紅葉は、銃撃を続けるのだった。

●形勢逆転
「しぶといな……」
 死霊達を猟兵に仕向けながら、敵将はぼそり呟いた。
「ユーイ、撮影お願いねっ☆」
 アイン・アブソリュート(大空の王を目指す・f06053)の元から飛び立った撮影ドローンの『ユーイ』が、黒幕の一挙一動をカメラで捉えている。
「猟兵の皆が倒してくれるから皆も応援よろしくねっ♪」
 子供達は配信画面越しに必死に頷き、
 アインはユーイのレンズ越しに子供達に笑顔を向けて、ユーイが飛び去ると死霊と猟兵の攻防へ目を向けた。
「メンカル、敵の弱点分かりそう?」
「……ん、分析中……」
 メンカルの呼び出したガジェット達が戦況の攪乱に向かう中、
 本人は黙々と敵の癖や攻撃手段の分析に取り組んでいた。
「メンカル危ないっ! −−大空に至れ!」
 作業に勤しむ彼女の背後に、死霊が迫っていたが。
 封印を解いた武器で、アインが死霊の攻撃を阻んだ。
「さぁ、ボクが相手だよ!」
 目にもとまらぬ速さで攻撃を繰り出すアインに、死霊達が群がってゆく。
 その間に、メンカルの解析が進行しつつあった。

 ジャンプし空中を自在に動き回るアインを追う死霊達へ、
 エメラがマスケット銃を向けて撃ち落とす。
「どんどん行くわよ」
「光りを怯える闇と悪よ、悔い改めなさい……」
 ティファーナも倣って『神罰の聖矢』を放ち、逃げあぐねた死霊がかき消されていった。
「……どうにか分析が終わった」
 メンカルは立ち上がり、陽動するアインに群がる死霊達へ目を向けた。
「……先ずは帝国騎士達の霊を先に……。
 邪なる力よ、解れ、壊れよ。汝は雲散、汝は霧消。魔女が望むは乱れ散じて潰えし理」
 身の丈ほどある大きい杖を振るえば、
 群れを成していた死霊達が端から消滅してゆくではないか。
 闇鋼の解析を済ませた事で、メンカルの『情報を分解する魔術』が作用したのだ。
「おのれ……!」
 敵将が怒りのままに進み出たが、死霊の消滅は止まらない。
 この瞬間を待って居たのだと。
「ったく……こんな古臭い武器は好みじゃないんだけどね」
 才堂・紅葉はすかさず踏み込んで古いリボルバーを構え、死霊の残党達を始末した。
 複数の銃声が響き、死霊は全て消え去ったのだが。
「馬鹿な……あれ程の数の死霊を狩り尽くしたというのか!」
 絞り出すようにそう言って、次の手を繰り出そうとする。
 しかし、メンカルがそれを阻んだ。
「繋ぎ止める絆よ、弱れ、停まれ。汝は摺動、汝は潤滑。魔女が望むは寄る辺剥ぎ取る悪魔の手」
「!?」
 踏み出したはずの敵将は、顔面から床に倒れ込み、レガリアシューズで飛来したアインが迫って蹴りあげた。
「一体何をした!」
 悲痛な声で吠える敵将。うつ伏せに倒れた状態からなかなか起き上がれないでいる。
 死霊を大量召喚した事で、限界に達する程に疲労していたのだった。
「物理情報を改竄した……摩擦抵抗を極限まで減らして……転倒。狙い通り……」
 解説を、為す術なく聞いている敵将の元にユーイが飛来し、彼女の顔をアップで抜いた。
「怖い思いをした子供達に、計画が失敗した事をハッキリと見届けさせてあげるよ」
 子供達の注目が集まる中、紬雁・紅葉が薙刀を手に踏み出す。
「布都主! 華無き戦の闇剣を御下に!!」
 渾身の力を込めた一突き!
 それは敵将の心臓を貫き、衝撃波が全身を駆け抜けた。
「この私が、猟兵ごときに……! カハッ……」
 膝から崩れ落ち血を吐いて、
 敵将は部下のクローン騎兵達の傍に横たわり、屍と成り果てたのだった。
「……任務完了ですね」
 余韻に浸るまもなく帰還しようとする紬雁・紅葉の元へーー、
 わー! っと子供達が駆け寄った。
「お姉さんありがとう!」
「もう危なくないんだよね? 一緒に遊んでよ!」
「お姉さんは私と遊ぶの!」
 そんなふうに取り合いに発展し、やいのやいの盛り上がっている様を、もみくちゃになりながら困惑
して見ている。
 戦闘を終えてリラックスした表情の猟兵達が集まって、
 幼子の後から、年長者の少年少女も近づいてくる。
「猟兵のみなさん、本当にありがとうございました……!」
「助かったぜ、こいつらの事もっと鍛えないとな!」
 駆け回る子供達を目で追いながら、リーダーの少年はいたずらっぽく笑った。

 かくして、この小さな子供自治区は危機から救われたのであった。
 ともすればスペースシップ全体が占拠されかねない危機的な状況から、
 死者一人出さず黒幕を打ち果たしたイェーガー達は、英雄として知れ渡ることになるだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月23日
宿敵 『帝国近衛騎士』 を撃破!


挿絵イラスト