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行進する恐怖は錯乱の焔、シンデレラのような剣

#UDCアース

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#UDCアース


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 さあさあ。皆様! 今日も昨日も明日も来年も!
 奇妙奇天烈摩訶不思議な真夜中の行進にいらっしゃい。
 お隣さんもご近所さんも果てまで世界の裏側さん。
 邪悪で醜い無信仰者も無礼講。
 大神霊尊敬の神なる所業!
 きっと気に入ってもらえるでしょう。
 ああ。押さないで。押さないで。一名様ご案内。
 火の輪くぐりを魅せましょう。灰の下から生えるのは剣の舞。
 おおっと。失礼。お客様。行進は永遠なので。
 魂が消滅するほどの歓声を有難う御座います。

 復活する。復活せよ。復活(リボーン)だ!

「愛すべき猟兵どもよ。此度も邪神の莫迦げた信仰を片付けてほしい。面倒臭いが調査からの這入りだ。存分に自らを揮い給え」
 一枚のチケット――大神霊尊敬教会。真夜中の行進。たのしいサーカスと書かれた――を予知し、其処で異常な『もの』を生じさせる予知。今までの存在とは違い、またしても厄介な神だとロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)は嗤う。
「UDCの毒にでも中ったのだろう。骨を被った神霊の群れが旧き存在の『認識』を害して悪夢を落とし続けて在るようだ。兎角。猟兵よ。我々はサーカスに潜入して殴り込めば好い。常通りの一件落着だ。さて。問題なのは人数分のチケットの確保だが――不要だな。夜に『紛れ込んで』しまえば良い。関係者を『探して、見つからずに追えば』容易いだろう。面倒な策だが此れが最善。貴様等の技能に期待する。良き猟兵人生を」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 立場を変えるものは揺れる焔のようだ。
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第1章 冒険 『真夜中のサーカス』

POW   :    気合いで人探し

SPD   :    サーカス団にまぎれて人探し

WIZ   :    地図などを頼りに人探し

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エル・クーゴー
【物九郎と行動】

『UDCアースに現着』
『索敵を開始します』

●WIZ
仮設ベースの座標指定を完了しました(適当な公園の土管の中に入る)

電脳世界、展開
当該地区一帯の地図を投影します

コード、ウイングキャット『マネギ』召喚
【迷彩・目立たない】を施した上でマックス80体を市街へ放ち、また同じくステルスを施したサーチドローンの『マネギ』(親機)にそれらを統率させ、主に夜に絞っての【情報収集】を開始します

・人口分布
・市民の往来
これらに関する情報を投影地図内へ逐次マーク、マスター(物九郎)と情報を共有します

主要幹線道路等からやや逸れた住宅街といった地形が本作戦の達成に高確率と予測
重点的に探索(マネギ)を放ちます


白斑・物九郎
【エルと行動】
●POW
とりあえずココが当座の拠点な(適当な公園の土管の中に入る)

デジタルな情報収集アンド割り出しはエルに任せまさ
俺めの担当はアナログ方面
エルが展開する電脳地図を【野生の勘】だけ気ィ張りながら只々眺めるのが今の仕事っスね

勘が疼いた箇所は電脳地図に逐次マーク入れつつ、ひたすら座視
エルの電脳地図が詳細情報付きで一通り完成した頃に行動開始
「勘が一番疼いた辺り」を目指して、コード込での【ダッシュ・ジャンプ・クライミング】で市街地フリーラン
クサいヤツが居ないか【野生の勘】キメながらざっと見回し
「っポいヤツ」が居たら、バレないようにだけ【地形を利用】しながらエルと連絡も取りつつ【追跡】しまさ



『百鬼夜行』『怪物軍団』ワイルドハント――狩りを行うには下準備が必要不可欠で、白斑・物九郎(デッドリーナイン・f04631)とエル・クーゴー(L95・f04770)の二名は土管の中。仮の拠点を定めたようだ。にゃあごと鳴いた太った猫が幾匹も『街』へと飛び立った。彼等は翼を生やした猫。されど正体は機械兵器で、小型の群れは探索に相応しいものだろう。総勢八十の目立たない――迷彩柄でも体型は隠せない――にゃんこが親機『マネギ』に従う。
 デジタルな彼女と正反対のアナログ、ワイルドハントの猟団長は野生本能で『異質』を捉える面らしい。人口分布。市民の従来――普通の街と認識出来る、如何にもUDCアースらしい地図だが『それ』は必ず訪れるものだ。猫の目『勘』は絶対。自信に溢れたマスターを隣に黙々と地図が投影される。
 疼くならば何処だろうか。脳髄に奔る稲妻はモザイクを瞬時に取っ払うだろう。包囲するように描かれたマークが示す『最適解』は『此処』で在る。
 公園だ。土管から面を出した猟団長が周りを確認する。其処には妙な『巨体』が――某所の忍者ほどではない――視線をさまよわせて在った。ふらりと歩き出した『巨体』が向かう先は判らない。ふわりと屋根上へと飛び乗った猟団長。連絡の手段は万全で見失う事は無い筈だ。走る。跳ぶ。登る。キマイラの性質が活かされる場面。正に単騎行軍(エグザイル)の在り方。伸縮と弾力を持った不定形(モザイク)が不明存在(モザイク)を追跡する。
 数分後だろうか。追跡中の猟団長が耳にしたのは『大神霊尊敬』『侵略者を退けた狂気』という言葉。これが意味する事柄は理解し難いがロクなものではない。何で在れ、巨体が関係者で在る『情報』は得られた。
 他の猟兵とも共有して不審な輩の行き先を突き止めるのだ。狩りの悪魔の腕は長い。足は疲れを知らない。L95式のゴーグルがきりりと『結果』を発信した――ワイルドカードが捲られた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

舞塚・バサラ
・SPD
さて、そろそろ透波らしいところを見せるで御座るか

闇に紛れて【目立たない】ような暗い服装に【変装】し、足音を殺す【忍び足】とコード込みで一定距離を保ちつつ対象を追跡するで御座るよ
対象がそのまま目的地に到着したら、素早く【早業】でそのサーカスの関係者に相応しい服装に【変装】し、サーカスに潜入
【目立たない】ように堂々と普段そこにいたように行動し、口調も周囲の口調に合わせたものへ変えるで御座る

情報収集は周囲の話や狙いをたまさか通りすがった風に聞いたり、鍵が掛かっている箇所を【早業】で【鍵開け】して手早く探して行うで御座る

最悪、バレた場合は【逃げ足】とコードを併用して空中へと逃げるで御座るよ



――某所の忍者ほどではない――ワイルドハント・透波担当、忍んでいない舞塚・バサラ(多面巨影・f00034)は首を傾げて『本質』を魅せると決意した。旅団長にも突っ込まれた背丈(393.5cm)でも隠密行動は可能だと全猟兵に伝えるのだ。如何なる存在でも暗黒に紛れて移動を成せば『小柄』からも認識され難い。闇の色に塗れた衣が多面を無の如く扱った。音が彼を忘れたのか、其処には『何も』見当たらない。たとえ透波が二倍の巨躯でも発見される事はないだろう。追跡中『小柄』が息を吐いた。如何やら目的の場所に着いたのだろう――聞き取れない言の葉――がたん。戸口は開放される。正しく百鬼夜行の大騒ぎ。骨を被った連中がいああいああと万歳の嵐。もはや侵入者の貌『カタチ』すらも気付かぬ阿呆等はサーカスの始まりを歓喜した。ああ。そうだ。此れに混じった一般人、既に『手遅れ』なものどもに違いない。仮面は二重。口調は錯乱(フリ)だ。されど行進の一々からは情報は得られず――本物への到達は難しい。されど透波が発見した『箱』の中身、其処には使用された後の【灰】が存在していた。【灰】の付着した『関係者』を探せば『深部』まで潜入出来そうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

虻須・志郎
SPD
今度は珍奇な集団が相手かい先生。
殴るな? 喰らうな? おいおい、俺はスマートなんだぜ。

闇夜の行進に紛れて、いやいや堂々と正面から乗り込むさ。
そこの君、この時計を見給えよ。
1、2、3で俺は流れの曲芸師。君と俺は同志。
UDC謹製の催眠時計のお味は如何かな?

それじゃあお次はこの開かない扉を1、2、3でこの通り。
如何様なからくり仕掛けも電気仕掛けもご覧の有様。
その中身を詳らかにしてみせよう。
これでも元電脳工兵だ、素面の頃から朝飯前よ。

……って上手く行きゃいいんだがな。
駄目だったらいつも通りだ。
この身捨てても罷り通らん。
赤無いなら染めてやれ。
暫くそこで休んでな。
蜘蛛の曲芸、幕開けにゃあ未だ早い。



今度は珍奇な集団が相手かい先生――虻須・志郎(第四の蜘蛛・f00103)が現場に貌を晒した際、精神の中で呟いた。殴るな? 喰らうな? おいおい、俺はスマートなんだぜ――普段の言動からは想像し難いが、戦闘時以外。調査系の類で彼は『電脳魔術士』の面を存分に発揮する。闇夜に紛れる必要は皆無で、重要なのは扱い方だ。自らを装うには対象を誘うのみ。干渉せよ。鑑賞せよ。覗き込む時の針は……信頼『催眠』の証――そこの君、俺は流れの曲芸師。君と俺は同志――UDCの技術は素晴らしいもので、記憶消去記憶改竄は十八番なのだ。味を知った誰かが【灰】の行方は向こうだと指差す。
 だが。鍵が無い。示された場所は巨大な扉だ。ならば純粋な技術と時間の勝負。元電脳工兵の腕が試される。周囲の連中を惑わせてがちゃりがちゃりとせせら笑うように、第四の蜘蛛の曲芸は祭りの最後に……手応え有り。ぎぃぃと開く『門』の先、背中に付着した【灰】色の粉末。此れを追えば判るだろう。赤色の宴には未だ早い。

成功 🔵​🔵​🔴​

アノルルイ・ブラエニオン
探索系の技能は持っていない
情報は足で稼ぐか

真夜中に駅前などで【楽器演奏】【歌唱】の【パフォーマンス】を行い人目を惹く
そうして集まった人にサーカスについて聞く
他にも居酒屋やラーメン屋をハシゴして情報を集めるぞ
飲み食いもするがこれは提供料を支払った結果だ
真夜中に活動している人間であればサーカスの噂くらい聞いたことがあるかもしれない

そうして得た事前知識を元に、紛れ込んでおかしくない服装を調達、着替えて必要な場所に行く
観客のフリをして関係者を探す
【千里眼射ち】を可能とする視力で見定め、目で追ってみせる
疑わしい者を見つけたら遠くから尾行開始だ
狩人が獲物を追うぞ



ワイルドハント・BGM担当――アノルルイ・ブラエニオン(変なエルフの吟遊詩人・f05107)は探索の術を知らぬ。されど彼には人を集める武器が在った。旅団長諸々がサーカスの場所を突き止めた数分前、真夜中の駅前で『音』を披露して在(い)た。其処で顔を合わせた数名と居酒屋や拉麺屋に向かい、情報他を咀嚼したのだ――ああ。噂では誰も寄り付かない公園が在ると聞いた。現れた何かに着いていけば異界に繋がるとの――サーカスとは別の事柄か。否か。兎に角、吟遊詩人は足で稼ぐ。
 現在、彼は百鬼夜行に紛れて門の前。他の猟兵と『手分け』して【灰】を探す真っ最中だ。事前に得た知識で変装は脱帽の域。誰にも疑われず深部まで潜入出来た。遠方。千里よりは短いが『テント』に【灰】が付着していると判るだろう。疑わしいのは人物よりも物体だ。皆を呼んで突撃を――貴様等か!
 狩人は獲物を追うものだ。されど彼等は待ち伏せさせる側だった。無数の『巨体』が列を成す。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『シャーマンズゴースト・ボーン・リボーン』

POW   :    クロウボーン・ライダー
自身の身長の2倍の【白骨化した馬】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
SPD   :    サイキックボーン・パレード
【念力で操った自分自身の骨】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    ストーンエイジ
【杖の先端に嵌った宝玉】から【物体を石化させる光線】を放ち、【石化】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


復活せよ。復活せよ。復活せよ。
我等が歪を復活させよ。
忌々しい人間連中に憑いた存在を嘲笑い。
我等が真実を偽りに塗り替えるのだ。
白は灰に濡れ、灰は炎に還るものよ。
剣を磨け。魔を揮え。
我等こそが邪への誘い。
光のものを闇に導くのだ。
アノルルイ・ブラエニオン
我らの到来と、狩りの始まりを告げる角笛を
高らかに吹き鳴らそう
――さて、我らか、然らずんば汝らか。
狩られるのはいずれか……。

隙を見てテントに突っ込みたいが、その前に敵が邪魔だな
【サウンド・オブ・パワー】を使用して味方の戦力を上げ、自らも攻撃に加わる
【ダッシュ】【ジャンプ】を併用して駆け回りつつ場所を変え、弓を射る
攻撃、特に敵のユーベルコードに狙いを付けさせないため、一撃離脱の戦法を採る
敵の攻撃のタイミングを【見切り】、被弾を避けることを優先



「復活? 灰から蘇ったとでも言うのか……
だが、シンデレラ、魔法は時間がくれば解けるものだ」


白斑・物九郎
見付けましたでよ
どれ、親玉を芋蔓式に引っ張るまで一丁ブチ殺して回るとしましょっかや


●POW
そっちがデカブツを担ぎ出して来るってんなら上等ですわ
その喧嘩、付き合ってやってもいっスよ

――【獣撃身・黒】!
こっちもこっちでデカいのに化けて、白骨馬相手に真っ向取っ組み合いですわ

引っ掻く、噛み付く、尾で薙ぐ、ネコパンチ
【野生の勘】から繰り出す四足獣式【グラップル】

ところで俺めが白骨馬を抑え込むのを担う真っ向勝負はあくまで布石
本命の作戦はちゃんとあるんスよ

白骨馬を押さえ付けたりなんだり
この攻防の最中に、エルの射線を敵召喚主目掛けて通さす目論見がありましてよ
ワイルドハントの【だまし討ち】、とくと味わいなさいや


エル・クーゴー
『敵影捕捉』
『【援護射撃】モードに移行します』


●POW
当機は狙撃戦に高い精度を発揮します

【空中戦】用飛行バーニア展開、移動を開始
射程限界半径324m圏内にマスター(物九郎)と敵性の交戦現場を捕捉出来るよう、【迷彩・目立たない】を用い、より高精度の命中を期せる【スナイパー】配置に就きます

L95式アンチマテリアルライフル、展開
【狩猟の魔眼】、攻撃力特化:ON
【ロングレンジ・ファイアワークス・ドライブ】、セット

マスターが敵巨影・白骨馬を抑え敵召喚主への射線を開き次第、弾体に【誘導弾・吹き飛ばし】を施したヘッドショットを敢行します


『これより、全敵性の完全沈黙まで――』
『――ワイルドハントを開始します』



百鬼夜行(サーカス)に対するは百鬼夜行(ワイルドハント)の面々だ。猟団長と合流した吟遊詩人が角笛で告げる。我らの到来と狩りの始まりを――何れか狩られる現実は怪物多量の圧し狗ら饅頭。地獄や楽園が現に思えるほどの、現実の集団が『狂暴』なのだ。模擬戦闘狂の彼等が彼等に並ぶのは極々自然な結論だろう。
「その喧嘩、付き合ってやってもいっスよ」
 歌声と共に野生を解放する化け物は巨大化という単純な暴力を顕現した。吟遊詩人の援護。不規則的な弓での一撃一撃がサーカス集団の骨々を翻弄する。巨体たる彼等にぶつかる巨体猫。真っ向勝負は美しい決闘の貌『カタチ』で浪漫とも呼ぶべき戦いだ。されど此れは狩りだ。ワイルドハント配信には『愉しみ』『楽しみ』が不可欠で在る。キマイラフューチャーの民たちに必要とされる事柄が『俺め』にゃあ。

 復活せよ。復活せよ。
 我等が貴様等を生贄だと認識した現実。
 夢だと思えば楽々だ。
 さあ。さあ。奇妙奇天烈摩訶不思議な真夜中の行進にいらっしゃい。
 邪悪で醜い無信仰者。猟兵どもも無礼講。

『敵影捕捉』『【援護射撃】モードに移行します』
 狙うべきは儀式の要。狩るべき対象は召喚の主だ。一段と『デカい』物体を殺せば血肉は美味い。マスター『猟団長』の命を受けた狙撃手(スナイパー)はぎらりと光らない銃を展開。迷彩服と命中率の向上が彼女の在り方を真に魅せて在る――全敵性完全沈黙までワイルドハントを開始します。

 復活せよ。復活せよ。

 白骨の馬が巨大な猫と組み合いを続ける。停止した自動車を想起させる現状は獣と獣の縄張り争いだ。石化を齎す光線も吟遊詩人が受け流す――復活? 灰から蘇ったとでも言うのか……だが、シンデレラ、魔法は時間がくれば解けるものだ――時計の針は動かない。動かすのが猟兵の役目なのだ。一撃離脱。猟団長に光線が向かわないよう音で引き付け、優雅に舞うのが彼の仕事。
 けらけらともこつこつよも聞き取り難い嗤い声が遠方『本命』から垂れ流される。猟兵の姿を視て防戦一方だと認識したのだ。海の中の骸異世界を知らず――気づいた時には遅過ぎた。回避行動も味方を盾にするのも不可能で、誘われた弾は複数の雑魚を吹き飛ばしてど真ん中。脳漿は存在しないが空洞が【灰】を晒し、儀式の要はバタリと崩れる。さらりさらりと風に吹かれ、宙へと消える唯一の秩序。ああ。秩序なのだ。これを殺された時点でサーカスは真の混沌『カオス』を得る。

 畜生! 畜生どもが。
 されど不完全な『召喚』こそ、我々の目的だ。
 歪な輪郭こそが愛すべき神なのだ。
 大神霊尊敬の邪なる所業!

「ごちゃごちゃうるせぇっすね。てめぇら」
 馬が引き裂かれると同時に数体の骸が尾に潰される。サーカスの白は未だ余裕だが蒼に染まる。万が一、彼等が『不完全』が真実だと知らなければ、滅ぶのは自らだったのだ。召喚される可能性は元、旧き神。良き存在。名前を呼んではいけない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

荒谷・つかさ
ワイルドハント、【斬り込み担当】……なんだけど。
私としたことが出遅れたわね。
まあいいわ。その分は働いて取り戻しましょ。

骨の怪物を倒すには粉砕するのがセオリーでしょ。
ということで「丸太」を構えて【荒谷流重剣術奥義・稲妻彗星落とし】を発動。
「ジャンプ」技能でなるべく高所へ跳躍し、「怪力」技能で重たい丸太を自在に操り、「鎧砕き」技能での破砕技術に加えて重力加速度を乗せた一撃をぶちかますわ。
外れたとしても床からの「衝撃波」で無傷とはいかないはず。
その後もひたすらUC発動させて暴れ回るわ。
地形破壊もしていけば、回避が難しくなって当てやすくなるでしょ。

さあ、粉砕骨折のお時間よ!



偽りこそが至高だと百鬼夜行(サーカス)は哄笑するが、純粋に『狩る』百鬼夜行(ワイルドハント)は終わらない。【斬り込み担当】荒谷・つかさ(護剣銀風・f02032)が妙な武器を構えて最前線へと突っ砕『こ』んだ。日常的に羅刹は猫に化けるものだが、此処での彼女は強靭な鬼の腕――重量級の丸太が異常な耐久性を魅せ、周囲の骨どもを地形諸共破壊した。鎧の崩れる音と衝撃は同時で、もはや嘲りは困惑に変わった――粉砕骨折のお時間よ!
 罵等罵等と落ちる白の屑が百鬼夜行(サーカス)の数体に不安感を与える。所詮彼等は有象無象の集まりで、民が変貌した結果に過ぎない。過去が現実を蝕むように、現実が過去の力を越えたのだ。されど『儀式の要』以外に指揮者は存在し『頭』はゾンビの如く。バトンの如く告げられる。次は貴様だと強制させられる。群れを『殺す』方法は最後の一体まで滅ぼす事なのだ。ワイルドハント。猟兵ならば簡単な殲滅で在る。
 凶悪な丸太を構えれば、世界はこんなにも脆いもので。

成功 🔵​🔵​🔴​

水貝・雁之助
んー、随分としぶとい感じなんだなー

まあ、次も有るっぽいし【地形把握・拠点制作担当】として状況を整えつつ
敵を倒していく感じかな?

・・・こいつ等みたいなのは大っ嫌いだしね

公園っていうのならブランコとか色々あるし其の辺を利用してみても良いかも
だね

公園が戦闘に巻き込まれちゃうのは、んー、まあ後で修理頑張らないとかなあ?


『地形を利用』しストーンエイジ等を滑り台等の遊具で防いだりブランコや
シーソーを利用して攻撃に勢いをつけたりしながら戦闘
少しでも此方に有利な地形になるようグラフィティスプラッシュで攻撃しつつ
灰を塗りつぶしたりしていく

他の味方の攻撃してダメージを受けている敵から順次一体ずつ確実に倒して
いく



こいつ等みたいなのは大っ嫌いだしね――しぶとい百鬼夜行(サーカス)を視たUDC『シャーマンズゴースト』【地形把握・拠点制作担当】水貝・雁之助(おにぎり大将放浪記・f06042)が呟いた。自身と似て非なる存在を認識した『巨体』に混ざるなど御免で、唾棄すべき狂気なのだろう。争いを好まない水貝だが【灰】を赦すつもりはない。公園――もはや舞台はサーカスなのだが――にはブランコなどの遊具が在り、此れを利用するのが【担当】の仕事。ならば。揮われた筆が色彩を変える。
 石化光線は無機物に集中し子供たちの悦びを沈黙させる。命中させるべき猟兵には届かないのだ。有利を取るべく噴出したスプラッシュが【灰】を嘲笑うように潰して往く。順番だ。傷の深い個体を定めて『塗り』屠るのだ。
 ワイルドハントは集団を狩るのにも優秀だったのだ。既に殆どを『尽くした』状態。水貝の【地形把握】がそのまま殲滅する結果を齎した。
 だが。儀式は不完全に『成立』した。

 信仰する恐怖は咲く嵐の焔、灰被る剣(邪神)の招来。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『灰霞の剣』ヴォル・ヴァ・ドーズ』

POW   :    焔を焚く者
真の姿を更に強化する。真の姿が、🔴の取得数に比例した大きさの【灰色の焔 】で覆われる。
SPD   :    灰霞の剣
【灰霞の剣 】が命中した対象を燃やす。放たれた【霧とも霞とも見える灰塵の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
WIZ   :    焔・灰・剣(BLAZE ASH BLADE)
【焔か灰か剣】が命中した対象を切断する。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は吾唐木・貫二です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


――ヴォル・ヴァ・ドーズ。
誰かが呟くと、巨体の骸は『消滅』した。
旧き神は貌を変え、気紛れな炎を噴出する。
誰が何を視ても対象は邪。
光の導きは灰色に染まったのだ。
アノルルイ・ブラエニオン
「南瓜の馬車にもドレスにも程遠い魔法だったか」

前回同様一撃離脱の戦法だが、ある程度戦ってから、あえて隙を作り相手のユーベルコードを誘発させる
タイミングを【見切り】それを防御するのが狙い

狙い通り防御できたら
「おお、 灰霞の剣! 其は灰で灼く者、灰で斬る者。呼び声に応え現れし、歪なる異形の神! 誰も見よ、形無き恐怖が夜を支配するを!」
語ることによって対象のユーベルコードを再現する
「……汝は我が歌。我が力なり!」



南瓜の馬車にもドレスにも程遠い魔法だったか――貌が浮かび上がった。貌が燃え盛った。貌が猟兵を覗き込んだ。されど恐怖心は擽られず【灰】の中には欠片のような【我】が在った。告げられた狩人の到来。巨大な獲物こそが屠り甲斐の良き邪で、吟遊詩人は戦場を奏でる。
 BLAZE ASH BLADE――砂場で戯れる子供のように、闇黒色の三種が放出される。無差別に視える確実の『斬』が空気を殺して嗤笑する。盲目的な貌の膨張は絶対的な浄化の象徴だ。だが、見切りの構えを破る事など出来はしない。言の葉に防がれた神は冒涜の所業を受けるだろう。
「おお、 灰霞の剣! 其は灰で灼く者、灰で斬る者。呼び声に応え現れし、歪なる異形の神! 誰も見よ、形無き恐怖が夜を支配するを!」
 視よ。聴け。音を知れ。痴れた存在には不可能か。BLAZE ASH BLADE――灰は灰に。炎は炎に。剣は剣に。錆びてしまえばいい。
「……汝は我が歌。我が力なり!」

成功 🔵​🔵​🔴​

エル・クーゴー
【物九郎と行動】

『最終撃破目標を肉眼で捕捉』
『積極殲滅モードに移行』
『これより、敵性の完全沈黙まで――』
『――ワイルドハントを開始します』
(真の姿:全兵装一挙展開)


●WIZ
ワイルドハント遠距離戦闘担当、エル・クーゴー
【狩猟の魔眼(攻撃力特化)/ファイアワークス・ドライブ(回数重視)】による【援護射撃】を開始
積極支援を展開します

・焔
・灰
・剣
敵性による展開物に、塗布ないし着弾した地点に対する破断性質を確認
【学習力】を用い敵態様を観察
相殺率を高く見込めた機を得次第マスター(物九郎)に通達
近接戦闘要員を前線に送り出すべく、ロード、【ミレナリオ・リフレクション】
敵攻性動作・要因に対し余さず迎撃を試みます


白斑・物九郎
【エルと行動】
出て来ましたわな、親玉ァ
ココで狩らせて貰いますでよ

ブチ殺してやりまさァ
ブチネコだけに


●POW
焔の巨人がナンボのモンですかよ
こちとら砂嵐の王
どっちの領地の方が優れた狩場か、一勝負しようじゃニャーですか

――【砂嵐の王】!
モザイク状の空間を敵攻撃に対して(【野生の勘】で機先を察しつつ)相殺狙いで投射しまくる

ブチ撒けたモザイク空間を伝い接近
即ち俺めは敵への距離が詰まるごとに強くなる
ワイルドハント近接戦闘担当のおっかねえ所、見せてやりますわ

エルのミレナリオ・リフレクション発動を感じ次第、相殺成功を信じて一挙接近

【狩猟の魔眼(攻撃力特化)】ON
ド至近距離からモザイクの塊をブチ込んでやりまさァ



『最終撃破目標を肉眼で捕捉』
『積極殲滅モードに移行』
『これより、敵性の完全沈黙まで――』
『――ワイルドハントを開始します』

 貌が貌に蝕まれる。其処に突き刺さる剣の軋みはきっと彼等を招く応援歌だ。角笛が百鬼夜行の到来を再び告げ、王様は群れを率いてオブビリオンを狩り尽くす――ブチ殺してやりまさァ――ざぁぁぁぁぁぁぁぁ。
 砂嵐。モザイクだ。空間が※※※※と化して塗り潰す。灰色が崩れて我を忘れる。絶叫も悦びも『在り方』すらも侵して殺す王の傲慢。近接戦闘担当兼猟団長のモノクロな蹂躙。さあ――狩猟の魔眼(ザミエル・システム)を起動せよ。全兵装を一挙に展開した遠距離戦闘担当が援護射撃を開始する。マスターたるモザイクの息を感じて情報を伝える。
 焔、灰、剣の総てに破断性質有。
 通達された『事柄』は即座に戦闘で活かされる。
 ※※※※が【神】の質を変え続ける。切断は柔らかな物質へと曖昧に。兎角。殆どのBLAZE ASH BLADEが邪悪の根源を失った。元の光に瞬時だけ戻ったのだ。されど対象が旧き存在に回帰する筈がない。第一、獲物は絶対に逃さないのだ――写し見再び。遠距離担当が放った『もの』は正確な【灰】で、切断に切断で返す冒涜。自らに殺される自らとはまるでウィリアム・ウィルソン。
 撫で斬りにされる前にブチ殺せ。至近距離まで到達した砂嵐の王は巨大な塊を発生させる。抱擁された空間が悲鳴を上げ、貌(中心)の前でぶん殴る――ブチ込んでやりまさァ――信頼の証。仲の良い猫の鼠のような関係性。常日頃から積み上げられた『宝物』の輝きは焔を超越するだろう。※※※※に塗れた貌の一部がざぁぁざぁぁと消えて往く。
 数秒間、己を忘却した神だったが歪を落とす事は在り得ない。骨どもに与えられた邪悪は狩り尽くされるまで健在なのだ。病原菌の侵入を赦した真の神は忌々しいほどに昔を知らぬ。痴れた獣に対するは知を得た獣の大行進。恐怖を齎すのは猟兵達の必殺、魔法は解けたのだよ、シンデレラ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

虻須・志郎
■連携アドリブお任せ

骨人形と戯れる間も無かったんでな
灰かぶりと踊る魔ぐらいは付き合わせろよ
まどろっこしいのは無しだ
こんな綿菓子、喰らい尽してやる

内なる第四の蜘蛛を呼び覚ます
四肢が肥大した異形
赤い四ツ目の複眼がぎょろりと怪異を見据えた

正面から殴り合いか、面白い
刻印最大稼働、赤が迸る
全身で攻撃を受け止めて突き進む
捨て身でそれらを喰らいながら
灰色の焔も、灰霞の剣も、纏う灰も

零距離まで近付けたら十の目玉を毟り取る
マグロの目玉より身体に悪そうなジャンクだな

心配無い、今はバラして動かせる程だ
程々に暴れて、程々に喰らって、程々で戻してやる
身体はAIでも動かせるようになった三位一体だぜ
早々あっちには行かねえよ



骨人形と戯れる間も無かったんでな――齧るならば。啜るならば。骨の中身よりも綿飴じみた咆哮だろう。馥郁たる灰の臭いに誘われて、虻須・志郎(第四の蜘蛛・f00103)の外面は我を忘れる。侵略する存在は男の正気を糧と見做し、高笑いと共に出現した。見慣れた怪物は世に知らせるべく、徐々に徐々に『器』を穢す。如何なる洗剤でも落ちる事不可能な、現実にこびりつく、邪悪の貌からの粘着――喰らい尽くしてやる。
 内なる蜘蛛は常日頃、アウトサイダーからの贈り物を想起させる。悪夢ではなく真実こそが精神に巣食う糸の花なのだ。最大稼働する刻印が……赤い『四』ツ目を輝かせる。肥大した『四』肢が狙うのは【灰】か【焔】か【剣】か――奴の根源だ。早々、あっちに――されど『やり』過ぎた。されど男は『誘い』過ぎた。膨張する黒と赤の混濁は過去の光を放出する。ヴォル・ヴァ・ドーズ。此れは元々『邪悪を清める』超常だ。抉られた十の目玉から、真の『姿』が出現する。確かに灰色だが、煌めきは星々を想わせる揃ったもの――暴走したのは『第四』の方だ。戻らない。戻る事など赦されない。奴『ヴォル・ヴァ・ドーズ』を殺すのは私なのだ。

 精神が啼き叫ぶ。

 蜘蛛の足が剣を噛んだ。蜘蛛の目玉が光輝に眩んだ。対象は消滅させねば『成れ』ないのだ。名前を呼んだ信者どもが『消えた』如く、立場を変えた裏切り者には制裁が必要なのだ。どっち憑かずが最も、苛々させて『四厭』うがない――意識が持っていかれる。耐えるのだ。他の猟兵が現れるまで。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

水貝・雁之助
アドリブお任せ


攻撃を受けたら其処を更に攻めて来るタイプとは厄介な感じなんだなー

とりあえず、僕でトドメを刺せるとも限らない以上、或る程度守りを固めながら
戦った方が良さそうかな?

確実に倒す為にも一歩一歩着実に、だね


『地形を利用』しサーカスの中の物、可能ならば焔対策に木製の物以外の物品を
利用して敵の攻撃を防ぎながら戦う

又、敵に攻撃する際は避ける先に物が有る等して回避行動が阻害される様な
状況になるよう『地形を利用』する事も意識しながら灰をグラフィティスプラッシュで
塗り潰しながら攻撃する

椅子等を先に投げ間髪入れず攻撃もするフェイントも


無理はせず仲間の力になる様に確実に『拠点防御』し守りを重視しながら戦う



反撃を行う――威力は受けた分だけ膨れ上がる――対象を視て厄介だと判断した【地形把握】の担当は依頼後のお握りを楽しみに布石を打つ。光輝は禍々しく灰を撒き散らし、猟兵達に――べちょ。塗り潰された火の輪が異形を抑え込む。【地形】を利用するならば道具もそれに含まれる。首に似た部位へと定められた即席な束縛道具は効果絶大で不意に纏われた神は震えて吼えた。負け犬のような言の葉が意味を成さずに場を満たす。されど此れが猟兵の誰に効くのだろう。重ねて。ワイルドハントに効く筈がない。寧ろ、獲物の断末魔に聞こえるのだ。投擲された椅子や机、地を隆起させる塗料。あとは一歩一歩確実に対象『獲物』を得物で追い詰めるだけ――ぼこり。沸騰したのはインクか。焔の如き闇黒の殺意か。攻撃は防御に転じて【地形把握】は成せられた。もはや『地』は彼の掌で壁と化したカラフルが剣を妨げる。じわりじわりと弱らせたならば必ずや『狩り尽くす』機会が訪れるだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

メルフローレ・カノン
遅れて推参します。
サーカス団に紛れているオブリビオンを退治、と聞きましたが、
なんだか正体不明のものになってますね。
とにかく、これを撃破すればいいのですね。

私の得物は主にメイスで、
状況により予備武器で剣も使います。
灰や焔に対しては……根性で当てましょう。

敵の攻撃は[見切り]で回避するとともに
[武器受け][なぎ払い]で払いのけていきます。
耐えなければならない状況になったら
[オーラ防御]【無敵城塞】でたえます。
「ここは堪えてみせます!」

攻撃の際は[力溜め]の上で、
[2回攻撃][鎧砕き]などを駆使して攻撃です。
[気絶攻撃]で敵の攻撃を鈍らせ他の人の支援もします。
「全力で行きますよ!」



遅れて推参します――【灰】色がカラフルに塗れる中でメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)は召喚された。自らの存在を冒涜された神は憤慨と悲哀の板挟みで弱り始めた己を発揮する。先程の色彩が発生し続ける【灰】に殺されつつ在ったのだ。されど此れを機会と見做さず如何に動く。ヒーラーのような彼女だが今回は殴り倒すと覚悟したらしい。手にしたメイスを振り翳し、対象の肉を破壊する。鎧【灰】と【剣】を砕く連続攻撃は頭部じみた部位に命中し、神の活性化を鈍らせた――全力で行きますよ!
 正体不明は旧き光を湛えて謳う。邪と成り果てた現実、其処に含まれるのは冒涜的かつ病的な言辞だが、灰霞の剣としては真実に違いない。自らこそが正義なのだ――真に凄まじいのは執念で王様は自身の肚を捌かない。嫌な予感がします――無敵城塞の発動は良き判断だ。根性で切断に耐える肉体は定められた『在り方』の為に――どんなに厳しい状況でも、ここは堪えてみせます――だが。全く動けないのは危険だろう。何せ。神は半永久的に成長する焔で、シンデレラのような時限が無い。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

舞塚・バサラ
・SPD
ここは「零なる某」ならざる「二節の拙者」の出番だな
「一式たる我」の炎も通じるか怪しい故な

まあ、良い(【殺気】【存在感】を放ち注目を此方へ向け、耐える一方になっている参戦者を攻撃対象から外す)
お前の正義は無辜の民草を焼き潰す
故に、拙者は反逆しよう
疾れ、拙者の眷属
__悍ましき正義に「いつまで」と叫べ

敵の攻撃には今迄の行動から絶えず間合いを取り(見切り、逃げ足)周辺の残骸や壁を利用する事で直撃を避ける(地形の利用、逃げ足)

攻撃の際は十八本の大剣の内、十二本は正面から突撃
拙者の刃は影と炎、燃えるならば逆手に取るまで(属性攻撃)
残りの六本は奇襲(暗殺、目立たない、見切り)意識が逸れた所を狩る



阿修羅が灯る。かちりと嗤う。否。表情が。棲み着くものが表れる――拙者、と説いた巨躯の影。二節の貌を始めよう。仮面の底は如何なる面だ――まあ、良い。何かを察したのか。何を思ったのか。ワイルドハントの忍びは『発揮』するのみだ。膨張と切断を続ける怪物に存在を放つ。殺気に粘着された『背丈』は神の怒りを買うだろう。正義。旧き神としての光が冒涜されたと沸騰し、巨大な灰霞が天を裂く――お前の正義は無辜の民草を焼き潰す。故に、拙者は反逆しよう。
 悍ましい正義に「いつまで」と叫べ――飛来する剣を目と鼻の先で避け、抉れて燃える地形に『暗む』と判らない。存在を感じた化け物が正義を揮えども『忍ばぬ』陰は実力を晒す。じゅわりと融ける薄皮は覚悟の証に違いない。翼を得たものは「いつまで」に対象を蝕むだろう。怪異を模倣したものが『編』み混まれる。陰に張り付いた焔の色が複製されて飛翔する――先ずは十二本。神の剣を縫い抜けて目玉じみた器官を貫く。狂った灰色は赤色に浮いて沈むを繰り返す――故。此れは背後を知らないのだ。灯台下暗し。陰を伝った六本が、柔らかい部位を封じるが如く――その盲目に「いつまでも」は無いのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

虻須・志郎
ハッ、赤ランプが3つも付いてら
冗談じゃねえ――やられてたまるか、こんな所で

『機能権限を開放します。全システム再起動。ニューロリンク再構築』
『対オブリビオン攻性抑止プログラムをアップグレード、実行に5秒』
『アヴス、覚悟はよろしいですか? ここからは私も参ります Y/N』

――言う迄も無ぇ、往くぞファルシオン。ここからが始まりだ

全機能を強制終了、5秒の後に機神覚醒を発動します
痛覚遮断、AC精度を1万倍に
自己催眠プログラム、ロールモデルを『狂戦士』から『狩猟者』へ
肉体再構築権限を第四の蜘蛛へ再委譲、次は上手くやりなさい
『王者の石』生命吸引システムを最大稼働、喰らい尽せ



Are you ready?
GO!



ハッ、赤ランプが3つも付いてら――冗談じゃねえ。現状打破に選択すべきは神の再誕か蜘蛛の抱擁か。何方にしても削るべき代償は大きなもので、投げ棄てるのは困難なものだろう。されどサイボーグたる虻須には。されど猟兵たるアヴス・シロンには譲れないものが存在するのだ。何者かに憑依されたが如く執着する男は遂に正気を維持した状態で覚醒する術を得た――勿論、他の犠牲を払いながら。

『機能権限を開放します。全システム再起動。ニューロリンク再構築』
『対オブリビオン攻性抑止プログラムをアップグレード、実行に5秒』
『アヴス、覚悟はよろしいですか? ここからは私も参ります Y/N』

 戦闘知性体の言の葉と同時、機能停止が強制された。一時的なものだが負担の凄まじい権限の移譲。異常へ身を委ねる事が何処まで危険な事柄か、知らない男ではない。覚悟が違うのだ。神は何度も死に絶えるが、人間の魂は本来一個で在る。次は上手くやりなさい――狩猟者は輝いた。蜘蛛糸は救済に在らず暴食で、誰が『彼等』を止められるのだ。王の刻印が【灰】を喰らい【焔】を舐め【剣】を消す。

 Are you ready?
 GO!

大成功 🔵​🔵​🔵​

輝夜・レナ
変な形のやつね?まぁいいわ。
こいつがボスだっていうならぶっ飛ばすだけよ。
悪いけど、アタシの悲願のために死んでもらうわ!

【バトルデータ・インストール】で格闘戦モードに移行。
「それじゃ、ファイナルバトル開始よ!覚悟なさい!」

飛び込み蹴りからしゃがみ弱P強Pと繋いで623+強Pの【アトミック・パンチ】よ!
「思いっきりぶっ飛びなさい!アトミック・パンチッ!」

隙を見て大技でフィニッシュよ!
飛び蹴りからの乱打技を一気に叩き込む【ワールドエンド・マキシマム】!
「これで終わりよ!ワールドエンドッ!マキシマムッ!ドラァイブッ!!」

ボスを倒したのを見たらステータスの実績を確認するわ。
「ふぅ。まだまだ先は長いわね」



シンデレラは魔法の靴を忘れたが、王子様の腕は届かない――刻印の一撃が鈍く成った怪物を照らす。此処は最後の舞台で在り遊戯と見做された正義の別れ方だ。膨張は徐々に勢いを失くし縮小する兆しを晒した。怪物を殺すのは人間なのだ――輝夜・レナ(流離のボスハンターReNa・f12146)が実績解除の為に召喚された。電子の海を漂い続け理解し難い現実を越える糧。即ち頭(ボス)を狩猟する為に。バトルデータ・インストール――悪いけど、アタシの悲願のために死んでもらうわ!
 最後の闘いが幕を開けた。鳴らされたものは遊戯(ゲーム)の所業に違いない。覚悟する必要は無い。もはや灰被りの神に精神など亡いのだ。消滅するだけの木偶の坊……構えから放たれた蹴りが中央に命中する。打撃が効くとは考え難いが対象は既に虫の息。KOを狙うならば確実性を高めるべきだ。しゃがむコマンド速度は目視不可能。拳が空洞を作る――トドメは乱打だ。一息で叩き込まれる無限の衝撃。
「これで終わりよ! ワールドエンドッ! マキシマムッ! ドラァイブッ!!」
 実績の欄には旧き神が記されるのだろう。道は長い。

 吹き抜ける風は砕けた骨と漂う灰色の煙を舐り消した。行進する恐怖は猟兵の精神に燃え盛り、シンデレラは灰よりも暗い海へと還ったのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月04日


挿絵イラスト