少年少女冒険譚~荒野で駆け回れ!!
#アポカリプスヘル
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オブリビオン・ストームによって人類の大半が死滅した、近未来の地球。
僅かに生き残った人類は禁忌とされる『オーバーテクノロジー』を解き放ち、捨て身の反撃にでようとしていた───。
●
「発見されたばかりの新世界…アポカリプスヘルで動きがあったんだ」
手のひらで四角錐のグリモアをふわふわと浮かせ、日課の修行を済ませたばかりだろう姿のガルムゼノン・フェンリル(月をも砕く蒼狼拳士・f01970)は言った。
わらわらと君たち猟兵が興味を示してガルムゼノンの近くに集まる。それをみた蒼狼は君たちへ説明を始める。
「食料や資源を持ち帰る『奪還者(ブリンガー)』という役割の人達がいることは知っているかな?今回の依頼は、彼らの手伝いをして欲しい」
アポカリプスヘルに生きる人類は孤立した都市、集落、農園に『拠点(ベース)』を築き、人道的に禁忌とされていた技術を使ってでも貪欲に生き延びる道を選んだ。
一日でも長く生きていく為に、食料の収集は不可欠だ。
「『オブリビオンストーム』に巻き込まれずに生還した砂漠を流浪し、『奪還者』として活動する少年少女らと合流し、食料を回収して指定される『拠点』へ持って帰ってきて欲しい……というのが今回の依頼だ」
ガルムゼノンはグリモアで今回の依頼地点であるマップ上にポイントを表示させると、少年少女らと合流するポイントとは離れたところへ拠点が設置されているようで。
「どこで『オブリビオンストーム』が吹いてどこが被害にあうかわからないからね、みんなも用心して欲しい」
ガルムゼノンが言う『オブリビオンストーム』とは、暗黒の竜巻で世界を切り裂いて破壊したものをオブリビオンに変貌させるというものだ。これだけ聞くととんでもない代物である。
「物資を搭載したコンテナへみんなで出向いて回収したあと戻ってきてもらうんだが……」
ここまで言った後、ガルムゼノンは顎に手を当てるような仕草でつぶやく。
「コンテナ周辺はオブリビオンの群れが湧いてるらしくてさ。子供たちが襲われるのは避けたい……ということで君たちの出番というわけさ」
食料コンテナの周辺に大量のオブリビオンを駆逐して食料を回収して、『拠点』へ戻ってくる……それが今回のミッションである。
「こういった事件をコツコツ解決していけば、人類の再建にも繋がるかもしれないからね」
にっこりと柔らかい表情を浮かべた人狼は、グリモアを転送モードで再度起動させると柔らかい光に包まれる。
「それじゃ、今回もよろしく頼むよ!GOOD LUCK!!」
親指を立ててグーサインと共に、君たちは新世界へ飛ぶのであった───!
不知火有希哉
おはこんばんにちわーうるふ!
お久しぶりな不知火有希哉です!!
今回の依頼は某戦車で暴れまわるRPGみたいな世界観の新世界『アポカリプスヘル』の1シナリオをお届けいたします☆
こんな荒廃した世界ですがゆるーく行けたらいいなぁ……とか考えております。
●今回の依頼構成
1章…荒野を駆け回る『奪還者』の少年少女らと合流し食料コンテナがある位置まで送ってもらいます。名無しのオブリビオンとの多少の戦闘があるかも?
2章…とあるオブリビオンとの集団戦があります。おもいっきり暴れちゃってください!
3章…物資の運搬を行う日常シナリオです。何があるかなー?
久々の予知になってしまいましたが、参加してくださる皆さんに喜んでもらえるようなシナリオになるように尽力させていただく所存です!
それでは、今回もよろしくお願いいたします♪
第1章 冒険
『少年少女流浪奇譚』
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POW : 困難を力を生かして対処する
SPD : 困難に先んじて素早く対処する
WIZ : 困難に智恵を駆使し対処する
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
「ケン、ルー!早くしろー」
リーダー格の少年が、2人の兄妹を呼ぶ。
「おーい、リデルー!早くしないと置いてくぞ!」
「あっお兄ちゃーん、待ってよぉー」
荒野を駆けていく、それなりの装備を纏う少年と2人の兄妹。
『オブリビオンストーム』の猛威から難を逃れ、歩みを進める彼らは『略奪者』である。
リーダー格の射撃の名手と謳われた少年、ニルス。
妹を連れた剣士の少年、ケン。
そして、兄と友人につられるように仕事を手伝う妹のリデル。
彼らと合流し、無事に君たち猟兵たちは貴重な食料コンテナを回収することが出来るのだろうか?
●補足
少年たちは車を扱うことができません。
なにかしら移動手段があるとプレイングボーナスが発生するかも?
ヴェロニカ・ナシーリエ
ニトロさん(f07375)と一緒に参加希望です。
アドリブ歓迎です!
多分SPD?
ドキドキの初冒険…
少し緊張するけど、相棒が居るなら何とかなるはず…
えっと、何でもないよ!
あれ?もしかして、あの子達が話にあった3人組かな?
行動
この広い荒野で食料コンテナを探すのは大変… 場所が分かっていたとしても、そこまで行く足が必要かな
わたしの装甲車で良ければ乗せてあげよう!
あ… でも、多分あの子達と会話をするのは多分無理かな…
わたしは運転に専念して、あの子達の相手は相棒に任せるね!
ニトロ・トリニィ
ヴェロニカさん(f 24515)と一緒に参加します!
アドリブ歓迎です!
SPDかな?
ここが新世界!
聞いていた通り、凄い光景だなぁ…
ん?何か言ったかい?
そうか… ドキドキが何とかって聞こえた様な気がするんだけど… まぁいいか。
僕は周囲を警戒しつつ、この子達と会話をしようかな!
この世界について色々と聞いておきたいし、どの程度戦えるのかも知りたいからね。
もし敵が出て来たら、ヴェロニカの装甲車に搭載されている武装を使って応戦しよう!
3人組に手伝ってもらっても良さそうかな?
倒すのが無理であれば、全速力でその場から逃げる!
リスクを負いたくは無いからね。
●
「オレたちの他にも向かってる連中がいるみたいだ。みんなと合流してからコンテナを回収して『拠点』へ戻るぞ」
「わかったぜ!」
「はーい」
リーダーの友人である少年と、見習い剣士の兄と心配性の妹のコンビは荒野を走っていた……筈だった。そこでニルスの視界が防風に奪われたのはほんの一瞬。
「わっ!?」
少年少女の前を唐突に吹き抜けたのは少し大きめの砂嵐。大人たちが言っていた危険な砂嵐『オブリビオンストーム』ではないことに安堵しながら、リーダーの少年に声を掛けようとして。
「お兄ちゃん、ニルスくんどこ行ったの?
「ん?ホントだ、ニルスどこ行った?」
兄妹が異変に気づいたのは、荒野を走り始めて10分程過ぎたあたり。
さっきまで会話していたはずなのに、リーダー格のニルスの姿が見当たらないのだ。
もしかして……さっきの砂嵐に飛ばされた……?
結論に至るまではそう時間は掛からなかった。
「「えぇ~~~~~!?!?」」
二人の叫び声は荒野に虚しく吸い込まれていった……。
●
一方、グリモアの光から解き放たれた2人の猟兵は、はじめて足を踏み込んでた。
「ドキドキの初冒険…!少し緊張するけど、相棒が居るなら何とかなるはず……!」
はじめての依頼。ワクワクで胸を踊らせいているデッドマンの少女、ヴェロニカ・ナシーリエ(腕力で勝利を齎す者・f24515)と。
「ここが新世界かぁ!聞いていた通り、凄い光景だなぁ……」
広がる荒野に思わず開いた口が塞がらないのは、傍らにいるブラックタールの青年はニトロ・トリニィ(楽観的な自称旅人・f07375)である。
「ん?何か言ったかい?」
ニトロは先程ヴェロニカがこぼした独り言を微かに聞き取っていたのか聞き返すと。
「あ、えっ…えっと、何でもないよ!」
慌てて誤魔化そうとするヴェロニカに、頬を緩めるのはニトロだ。
「そうか…?ドキドキが何とかって聞こえた様な気がするんだけど……まぁいいか」
見え透いてるのか、それとも見たフリしたのか。それは彼が知るのかもしれない。……それはともかく。
整えられていない道を抜けて行って、広がる場所へ出るとケモノの骨やらなんやらが至るところに見られる荒野に出る。そこを駆けていくような小さな影が2つ。
「……あれ?」
動く影を視認したのはニトロの方だ。
「もしかして、あの子達が話にあった3人組?だとしたら1人足りないような……」
なんにせよ、彼らと接触してみないことにはわからないだろう。
───
「ごめんね、ちょっといいかな?」
あくまでさり気なく近づいて、兄妹へ接触してみる2人。
「え、お兄さんとお姉さんも『略奪者』なのか?」
「こ、こんにちは……?」
若干人見知りなのか、妹は兄の後ろへ隠れてしまった。兄の少年の片手には剣の柄に手が触れそうなところで止まっている。
「うん、そんなところかな?」
「実は……」
兄の少年は、仲間の少年らとはぐれてしまったことと、回収した後のコンテナの運搬法に悩んでいたようだ。
「食料コンテナの場所を教えてくれれば仲間の子を探すのを僕たちも手伝うよ!いいかな?」
少年に優しく微笑みかけて、ニトロが提案を投げてみると。
「え、いいの!?でも車がないんだ。先遣隊が車使ってて、俺たちは車乗れないから……」
「車に乗れるニルスくんはどっかいっちゃって……」
「それならわたしの装甲車があるからコンテナはこっちで牽引しようか!」
そこでどこから出したのか?猟兵マジックによる装甲車がヴェロニカの手によって召喚(?)されていた。
「わ!わ!!お姉ちゃんすげーっ!!」
「すごーい!」
2人の曇ってた表情が一気に晴れた。そこは子供であるのか、微笑ましくもある。
「それじゃ行こっか!」
装甲車に乗り込んでエンジンを吹かすと。
「しゅっぱつしんこー♪」
ブロロロ…と勢いよく出発して荒野を征くのであった。
ニトロは周囲を警戒しながらも少年たちと何気ない会話をする。
この世界で何が起きているのか。彼の口から語られる情景はグリモア猟兵が語っていた情報と遜色ないものだった。
友達とはぐれたと言っていたが、それらしき姿は見えず。
「そういえば、2人はどのくらい戦えるんだい?」
不意に話を振られた少年は戸惑いながらも答える。
「お、俺は弱いやつなら倒せる……妹を、リデルを護らなきゃいけないから」
弱いやつ……オブリビオン化していない雑魚レベルの魔物であれば倒せる程度の腕はあるようだ。
「私は……『拠点』にいる大人に報告するお仕事をするの。何が起きたのか説明しないといけないから」
なるほどなーと頷くニトロ。どうやらこの世界の子どもたちも色々苦労しているようだ。『オブリビオンストーム』の被害から逃れただけはあるのだろう。
「あ、あの…そろそろ着くはずだけど」
口を開いたのは妹の方だった。幸いオブリビオンに襲われることもなく荒野を抜けたようにみえた4人であったが……?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジョルカ・ブリッツ
アドリブ歓迎
合流ってことはまずその子供を捜さなきゃな、ゴーグルの望遠機能で探しつつ見つかるまで適当に装甲車で適当に走るよ。
へぇ、本当に子供の奪還者なんだね。いい根性してるじゃないか!アンタ等気に入った!足がないならうちの『キャリバン』に乗りな。そこのリーダーは助手席で残りの兄妹は後ろのコンテナ車、…なんだい?文句言うんじゃないよそのコンテナは追加装甲と内張りでそこらの戦車より硬いんだ装甲車より安全さ。
何かあってもコンテナから出ちゃダメだからな、リーダーのアンタは機銃でコンテナを守るんだよ。
敵が来たらアタシが『ST-2500』で敵を蹴散らすよ
●
グリモア猟兵の転送から解き放たれたのは何も2人だけではなかった。
「……へぇ」
転送でここへやってきた人間の女性から感嘆の声が漏れる。年齢の割に控えめな身長に銀髪に橙色の鮮やかな瞳。
ワイルドな顔立ちをした女性、ジョルカ・ブリッツ(人間の戦車乗り・f24582)だ。
周囲を見渡すと枯れ草が転がっていったり、砂嵐がびゅおぉぉ……と小さく吹いていったり。
「合流ってことはまずその子供を捜さなきゃならないんだよな?さぁて、どこにいる……?」
装備したゴーグルの望遠機能で周囲を探しながら。流石猟兵マジック…どこへいても『装備』は用意できる。
「宛はないが、とにかく行動しないとな」
ジョルカは少年らが見つかるまで、装甲車に乗り込むと適当に走ることにした。
「……座標指示はあったが、コレって『奪還者』の子供たちと合流してから向かうポイントだよなぁ」
ぶろろろろ……と自分の勘を頼りに装甲車を走らせていると、木の影に身を隠すように横たわっている少年を見つけた。どうやら何らかの攻撃に逢い軽い怪我を負ったらしい。
「ちょっと、アンタ大丈夫かい!?」
急ぎ装甲車から飛び降りて、駆け寄った少年の容態を確認する。戦闘によるものではなく、何かしらな『超常現象に巻き込まれた』様だ。
「お、お姉さん……?お、オレ……」
生き抜く為にそれなりの装備を整えていた『奪還者』の少年が言うには、大きな砂嵐に巻き込まれるように自分だけ吹き飛ばされたのだという。
そのせいで仲間たちとはぐれてしまったと。
「へぇ、本当に子供の奪還者なんだね?いい根性してるじゃないか!」
軽い治療を施すと、ジョルカはニルスと名乗った少年を励ました。
「その仲間たち?を探すってんなら、アタシも手伝ってやるよ!アンタらの仕事を手伝う様に言われてんのさ」
少年はぱぁっと明るい顔を浮かべたが、すぐに表情が曇らせてしまった。
「オレが助けなきゃならないやつが怪我したり、オブリビオンストームに巻き込まれてたりしたら……!!」
ニルス少年に焦りの色が見える。グリモア猟兵の予知では、『オブリビオンストーム』に巻き込まれたものはオブリビオンと化すのだという。
それをいくら乗り越えていようが、このようなモノの被害に周りの仲間が巻き込まれていないと言い切れないのもまた事実。
「うぅ……」
ニルス少年の手を引いて、ジョルカは装甲車に牽引させているコンテナの中に入るように促した。
「ここに入ってじっとしてな。お前さん怪我してるんだろう?なら、アタシが食料コンテナの場所まで車を飛ばせばいいんだろう?」
ニルス少年は、ジョルカの話を聞きながらなんとも言えない表情のまま立ち尽くしていた。
「…なんだい?」
少年はジョルカが所有する装甲車のコンテナに搭載されている二足歩行型戦車をみやると。
「あのコンテナ、居心地悪そう……」
…と小さくつぶやいた。
「文句言うんじゃないよ!そのコンテナは追加装甲と内張りでそこらの戦車より硬いんだ。装甲車より安全さ」
頭をがしがしと乱暴に撫でてから、少年をコンテナへ乗り込ませる。
「さ、乗り込みな!コンテナの場所まで案内してもらうよ!」
「あっ……あいつらの所にいかなきゃ」
飛び出そうとした少年の腕を強引に引っ張って座らせると。
「アンタらの仲間はちゃんと探してやるから、大人の言うことは聞く!」
「はっ…はいぃ……」
威圧を掛けるように黙らせコンテナのハッチを閉じると、少年の指示するルートで車を飛ばすジョルカであった。
成功
🔵🔵🔴
●
「待ってくれ……もう少しゆっくりでも…」
メガネを掛けた少年がへろへろと情けなく弱音を吐きながら歩いていく。
「何いってんだ、もう先遣隊が行ってる頃だろ?オイラたちも向かって手柄を立てなきゃ」
快活そうな雰囲気の少年と、はふはふ息をしながら歩いていく狼のような色をした大きいワンコが一匹。
『わふー ここらへん、砂嵐が通ったかもしれないぞー。知ってる匂いがするー』
どうやらこのワンコ、どういう訳だか人間の言葉を理解し、喋ることができるようだ。
メガネを掛けた少年、イドゥラ。
快活そうな少年、ユミル。
知性を得たオオカミ犬のポプカ。
彼らも先程の三人組と同じ程度の装備を持ち得ていた。
──予知に出来きた少年らは『三人組だけではない』のだ。
彼らと合流し、食料コンテナの場所へ辿り着こう!
※上記導入にて誤字がありました。
正しくは
───予知にでてきた少年らは〜……となります。
御迷惑おかけしました。
アビー・ホワイトウッド
アドリブ連携歓迎!
転移ってすごく便利。歩行戦車だけならこんなに遠くまでは来られない。
ターゲットを探そう。歩行戦車の上に立ってみればかなり遠くまで見える。
…北、1kmくらい…人がいる。位置関係からターゲットと思われる。合流しよう。
二足歩行戦車を歩かせて二人と一匹に合流する。
警戒するなというのは無理か。戦車を自動歩行モードにして私は戦車の上に立って手を挙げよう。
敵じゃないわ。安心してほしい。
あなた達をサポートするよう依頼された。
コンテナの回収作業に同行させてもらう。
方向と距離は?まだかなり距離がある。良ければ戦車の上に乗っかっていくといい。
歩行戦車を停止させて操縦席から縄梯子を降ろそう。
イクス・ノーハート
まぁ、物資の輸送・・・?でしたっけ?そりゃあ、大所帯にもなりますねぇ!
【SPD】
はぇ~皆さん揃って陸路なんですねぇ。
私は機骸飛竜でも発動して空から索敵と散策をしましょうかねぇ(情報収集)
取り敢えず、2台の装甲車の行方も確認しとかんと・・・ねぇ。
取り敢えず、残ってる愉快な三人?組に接触せないきませんねぇ、ええ。
接触した際は敵では無いことをアッピルしてと・・・。
接触する以前に入手出来た情報は共有しましょうねぇ。
まあ、乗せるなんて事は出来ませんし・・・最悪両足と口で我慢して貰いましょう!行ける行ける。
無理ならしゃーない、周囲に聞き耳立てつつ引率、兼誘導に徹した方が良さげぇ。
●
「転移ってすごく便利。歩行戦車だけならこんなに遠くまでは来られない……」
色白の肌をしたツナギを着込んだ金髪の少女が一人…転送の光から現れた。彼女はゴーグルを掛けるとあたりを見回していた。
「ふぅん……活動している他の『奪還者』の支援、ね」
自身も『奪還者』として活動する猟兵の少女アビー・ホワイトウッド(奪還屋・f24498)である。
──所変わって。
「まぁ、物資の輸送…?でしたっけ?そりゃあ、大所帯にもなりますねぇ!」
かんらかんらと笑っているような、ヤドリガミの男性はイクス・ノーハート(無望の大禍・f06772)である。
彼もまた、異世界からやってきた猟兵の一人だ。
●
「まずはターゲットを探さないと……」
歩行戦車の上に立って周囲を見渡せば、果てのない荒野が広がるばかり。アビーはそれらしき人影を視認するなり双眼鏡で確認してみる。
「…北、ざっと10kmくらい…人がいる?位置関係からターゲットと思われる。合流しよう」
二足歩行戦車へ再度搭乗して操縦桿を握り込む。
このまま進んでいって二人と一匹と合流するとしよう。……ところが、少年たちはなにか話した後に脱兎のごとく逃げ出してしまった。
(……警戒するなというのは無理な話か)
アビーは戦車を自動歩行モードに切り替えると、歩行戦車の上に立って少年たちへ気付いてもらえるように手を上げる。
がしゃん、がしゃんと歩行音を立てる歩行戦車に警戒していた少年たちだったが、傍らにいる賢い動物のポプカが警戒を解いた為に彼らも肩の力を抜いたようだ。
「私は敵じゃないわ、安心してほしい。あなた達をサポートするよう依頼された」
歩行戦車から降りて少年たちと邂逅すると。恐る恐るアビーへ近寄ってきた。
「ほ、ほんとに……?」
『この人からポプカたちと同じ匂いがするー、この姉ちゃんは仲間だー』
疑心暗鬼なのか、ただ単にこちらに怯えてしまっているのか?緊張を解くべく尻尾を振っているオオカミ犬を撫でてやると、二人共こちらを信用してくれた様子。
「他の人たちは一緒じゃないのか?」
アビーが少年らに問いかけると、口を開いたのは快活そうな少年のユミルだった。
「実は、オイラたちは先遣隊の後をついて援護に向かってたんだけどはぐれちゃって……」
ユミル少年は格闘士か身軽な格好をしていた。腕に装着している篭手は傷だらけで、『奪還者』ということもあり相応の死地をくぐり抜けているものだろう。
「そういうことなら、私の仲間もあなたたちの仲間と行動している頃合いね……。私も同行しても構わない?」
「本当!?ありがとうございます!」
メガネを掛けた少年のイドゥラは表情をぱぁっと明るくすると。
「方向と距離は?距離があるから、戦車の上に乗っかっていくといい」
アビーは再度戦車へ乗り込むと操縦席から縄梯子を降ろしてくる。
「し、失礼します!」
「わー!見える風景がこんなに違うんだー!」
『わふー、ヒトの乗り物に乗るのははじめてだー』
ぴょこぴょこと跳ねるように登っていくと、甲板の上におすわりするのはポプカだ。
ポプカに釣られるように、甲板にしがみつく形で位置を定めた彼らを見て。
「きちんとしがみついてね。……さぁ、行こうか」
既に他の猟兵たちがたどり着いている頃合いだろう。私もコンテナの回収作業に同行させてもらうとしよう。
●
「はぇ~皆さん揃って陸路なんですねぇ……。私は空から索敵と散策をしましょうかねぇ」
予知で聞いてる限りでは、皆装甲車なり移動手段を用いているということだが、どういう訳だか空路を進むという考えはないらしい。
ユーベルコード『機骸飛竜(スクラップワイバーン)』を発動し、その名の通り廃材で作り上げた機龍に騎乗すると空を舞った。
「ふぁ~……やはり空は快適ですねぇ」
進行方向に続くのはコンテナの山が見えるような?どうやら今回の任務の目的地はそこのようだ。
進んでいく2台の装甲車の行方も同じ方角を向いている。
「ん…?んん?もしかしてもう接触しちゃってる感じですかぁ……?」
もう一台、歩行戦車の上に乗っているのは少年2人とワンコが一匹。
「なるほどなるほどぅ……ここは先導して道案内といたしましょうかぁ」
上空からゆっくりと近づいて、先に行動していたアビーらと接触する。
「こんにちわぁ、猟兵さんですよねぇ?私はイクス……あなたと同じ猟兵ですぅ」
「あぁ…同業者か。私はアビーだ、よろしく」
「わ!わ!!お姉さん仲間がいたんだ!これなら頼もしいな!」
『このヒトは違う匂いがするけどお姉さんと同じみたいだー』
思い思いに会話しながら軽い情報交換を済ませると。
「目的地はこの先の大きいコンテナですかぁ?」
警戒されないように砕けた口調で少年らに声を掛けるイクス。
「え、お兄さんは僕らの目的地がなんでわかったんですか?」
驚愕した様子のイドゥラに、「このお姉さんと同じ仕事してるからだよぉ」と返してやる。
「さぁさぁ、目的地は近いよぉ。みんなはぐれないようについてきてねぇ」
ふわりと再度舞い上がり、イクスは空を駆けていく。
「私達も急ぐとしようか!」
一気に加速して、一行はコンテナの置いてある目的地点へ向かうのであった───!!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 集団戦
『ゾンビの群れ』
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POW : ゾンビの行進
【掴みかかる無数の手】が命中した対象に対し、高威力高命中の【噛みつき】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 突然のゾンビ襲来
【敵の背後から新たなゾンビ】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : 這い寄るゾンビ
【小柄な地を這うゾンビ】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
※第二章は導入執筆が済み次第プレイング受付開始いたします。
今しばらくお待ち下さい。
●
指定されていた、食料コンテナが密集している地域。
そこへたどり着いた猟兵一行は、目の前に広がる光景に思わず開いた口が塞がらないという表現が正しいだろう……あんぐりとしたまま立ち尽くしていた。
「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁっ!?」
絶叫なのか、或いは魂の叫びか。一人の猟兵が吼えるが、その声は虚しく空へ吸い込まれていく。
広がる光景……それは、コンテナに群がるゾンビたちがコンテナに近づくであろう『略奪者』を襲おうとわらわらと湧き出している様に見えるのだ。
「と、とりあえずこいつらをやっつけてコンテナの回収すればいいんだよね!」
「に、兄ちゃん…姉ちゃん!頑張れー!!」
随伴してきた『奪還者』の少年らは戦力としては望めないだろう。
彼らを護りながらこのオブリビオンの群れをやっつけてしまおう!!
●第二章について
導入で示したとおり、道案内の少年らは戦闘に参加しても大して貢献ができないため足手まといになってしまうかもしれません。
うまく少年らからゾンビたちを引き離し、数をまとめてやっつけることが出来ればプレイングボーナスが発生するかもしれません。(結果判定の他、プレイングによるボーナス判定を別途行います)
ご参加をお待ちしております☆
ニトロ・トリニィ
ヴェロニカさん(f 24515)と一緒に参加希望です!
うわぁ…
団体さんのご登場だね!
行くぞ装甲車!
突撃だー!
行動
それにしても数が多すぎる…
少年達には少し荷が重いだろうし、僕達はゾンビ達を引き寄せる囮として行動しようかな!
《複製武器ノ召喚》で軽機関銃【rosé】を増やし、圧倒的な弾幕でゾンビ達を蜂の巣にしてやろう!
背後から出て来るゾンビ対策として、何丁か防御に回せばどうにかなるかな?
ヴェロニカの装甲車もあるし、火力・防御力・機動力は揃っている!
これなら戦えそうだね!
ヴェロニカ・ナシーリエ
ニトロさん(f07375)と一緒に参加します!
あんなにはしゃいでいる相棒は初めて見たかも…
うーん…私も運転が無ければ、ゾンビ達の中に突っ込んで暴れまわりたいんだけど…
相棒!落ちない様に気を付けて!
行動
私達は囮として、ゾンビの大群を引き付ける様に動くよ!
私は運転に集中して、攻撃は相棒と《増える造死体》で作ったもう一人の私で行うよ。
もう一人の私には、装甲車の武装を使ってもらいつつ、AK-74改と柄付きグレネードで死角から現れたゾンビの対処を頼もうかな?
よぉーし!
行くよ相棒!
突撃だー!
●
他の猟兵たちが、目的地である食料コンテナの前に広がる光景を見て、先に口を開けたのはブラックタールとデッドマンのコンビだった。
「うわぁ…団体さんのご登場だね!」
コンテナへ群がるゾンビ型のオブリビオンの大群に目を輝かせるブラックタールの青年はニトロ・トリニィ。
(あんなにはしゃいでいる相棒は初めて見たかも……?)
一方、彼の傍にいるデッドマンの少女はヴェロニカ・ナシーリエである。
「行くぞ相棒……突撃だー!」
目の前に広がるゾンビの大群はささっとやっつけられるほど生易しいものではないだろう。だからこそ、力を合わせてこいつらを片付けなければならない。
ペダルを踏み込み、彼らは死地へ赴く───!!
●
(うーん…私も運転が無ければ、ゾンビ達の中に突っ込んで暴れまわりたいんだけど……)
ヴェロニカは思案する。自分が装甲車を運転していなければ彼の援護へ回れるのに…と。
しかし、今自分が装甲車から降りてしまうと少年らの安全は確保できないだろう。
「俺たちも力になりたいけど……」
装甲車に搭乗している少年たちには奴らの相手は荷が重い。仮に戦力として投入しても犠牲になることは想像に難くない……だから。
「それにしても数が多すぎる……!けど、僕たちなら!」
ヴェロニカへ目配せして、彼女がうなずいたのを確認してからニトロは装甲車から飛び出した!
「君たちはしっかり捕まってて! 相棒、援護は任せて!……征くよっ!!」
ヴェロニカは少年らへそういって、ハンドルを切ると装甲車縦横無尽に疾走りだす!
砂埃を立てながら爆走する装甲車へ敵視が集まり、寄ってくるゾンビ共。
「そうはさせないよ…集中して!…増やす!そして…動かすッ! ……征けッ!!」
ニトロの手にしている装備、軽機関銃【rosé】が複製され彼の周囲を護るように浮いて……発砲した!
ずどどどど!!っと勢いよく鉛玉がゾンビ連中へ叩き込まれていく。蜂の巣の如く全身を穴ぼこだらけにして叩きのめす……が、一筋縄では行かないものだ。
「流石に手数が足りないなぁ……なら!」
ヴェロニカはユーベルコード【増える造死体(オルタナティブ・ダブル)】で覇気から複製した自身に援護射撃を任せる。持ち得る装備をフル活用して、死角から襲いかかるゾンビの一体をヘッドショットで仕留めた。
ヴェロニカ駆る装甲車は亡骸同然のゾンビ共を轢殺しながら荒野を駆け回る。黒い霧が上がり消滅するものもいるが、生きる屍故か四肢を吹き飛ばされても起き上がるものが多い。
「これじゃキリがない……!!」
「相棒!下がって!!」
ヴェロニカの声に飛び引くニトロ。彼が距離を拓いた刹那。
「兄ちゃん、巻き込まれるなよー!!」
「……ッ!?」
装甲車に搭乗していた少年らが持ち込んでいたであろうロケットランチャーが一発、止めを刺せていなかったゾンビ連中へ着弾して焼き払ったのだ。
「あ、当たった……!!」
手を汗でびっしょりと濡らしていた少年が、脱力してへこたれる。
「ナイス勇気!やるじゃないか少年♪」
親指を立て、少年らへ称賛を送るのはヴェロニカだ。
「さぁさぁ掛かっておいでよ。僕らが相手になろうじゃないか!」
堂々と声を上げ再び敵視を集める2人は、これでもかと暴れて少しでも数を減らす。オブリビオン相手なら猟兵として一掃するまでなのだから。
戦いは始まったばかりだ───!!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジョルカ・ブリッツ
アレンジOK
結構な数が多いな…これを相手にするのは骨が折れそうだ。
アタシが片付けるからアンタはコンテナから出るんじゃないよ!
戦車に乗り込みUC『タンクキャバリア』を発動!【ダッシュ】と【蹂躙】を使って機関砲の【制圧射撃】で前方に弾幕を張りつつ敵中を正面突破!出来るだけゾンビを引き付けて子供達から引き離す。多少攻撃されるだろうが強化した装甲で何とかするしかねぇ!敵を引き付けたらロケランと対戦車砲の【範囲攻撃】と【吹き飛ばし】でぶっ飛ばす!
敵のUCに対しては後ろに下がりつつ武装で迎撃。囲まれたらもう一度正面突破をするしかないな…帰ったらちゃんと洗ってやらなきゃな。
アビー・ホワイトウッド
アドリブ連携歓迎
ゾンビ。それもかなり大人数。
照準をつける必要もない。
戦車の上に乗せた2人と1匹に下に降りない様にと言い含めてそのまま歩行戦車で戦闘開始。UC発動。
照準起動、弾薬は勿体ないけど背に腹は代えられない。
30mmガトリング砲起動、フルオート射撃でゾンビを薙ぎ払ってやる。
焼き払う。注意して。
数が減ったらナパーム弾投射機から焼夷弾を発射して周辺を焼き払う。奴らを近づけさせたらまずい。
ナパーム弾発射前には仲間達に警告する。
散り散りになった小型目標を補足するのは難しい。
集団を蹴散らしたらガトリング砲で残りの敵を排除していく。
足元まで肉薄されたら戦車の脚部で蹴飛ばして潰そう。
イクス・ノーハート
やぁやぁ、皆さん!手がはやぁい、もうはやぁい(乗って来た竜から颯爽と降りてヒーロー着地)
(主人格にバトンタッチ)屍ども・・・俺達が相手だ、残念ながら勝ち目は無いが。
さて、UCを使う訳だが周りの無機物が足りなそうなら、最悪コンテナを1つ借りようか・・・解除すれば元に戻る、問題は無い筈だ・・・。
まず液体操作して足止めしてやろう運動エネルギーを0にして動きを止めてやる。地面を這うだと?液体相手に馬鹿では・・・?全方位広げ、発見次第圧力掛けて潰す(凪ぎ払い.衝撃波)。
引き波の要領で何体か敵群から引き離そう。炎属性付加させたXで突き刺して燃やし尽くす(属性攻撃)
●
「結構な数が多いな……これを相手にするのは骨が折れそうだ」
ジョルカ・ブリッツは、目の前の光景を見て思わず溜め息をついていた。
それもそのはず、生ける屍がうようよとコンテナの周囲を徘徊している。
戦闘力が低い新米の『奪還者』を喰らうため他ならないと容易く想像がつくからだ。
「ゾンビ。それもかなり大人数……」
先行していた猟兵らがゾンビを退治している光景を眺めながら、一人ごちるように呟く戦車乗りの少女はアビー・ホワイトウッド。
「これだけ照準をつける必要もない。一掃するだけ……」
額に掛けたゴーグルを装着し直して再度光景を確認する。
「やぁやぁ、皆さん!……って手がはやぁい、もうはやぁい!?」
乗って来た機竜から颯爽と飛び降りて、他の猟兵らの後ろへ着地するのはヤドリガミの青年…イクス・ノーハートである。
「それじゃ……行きますか!」
猟兵たちは再度集結すると、戦闘を開始する!!
●
「降りると危険だから、絶対に降りないで」
「で、でもオイラたちだって……!」
少年の気持ちは大変ありがたいが、ここで亡骸を増やして奴らの餌にするわけには行かない。だからと少女は語気を荒げる。
「死にたくないなら言う通りにして……!!」
静かに威圧するように少女は言い放つと彼らを静かにさせてしまった。
『あー…ならポプカが少しだけでも援護射撃すればいいかなぁー?』
キリリと表情を引き締めて、賢い動物の狼ワンコはゾンビの頭部を撃ち抜いていく。
「流石賢いだけはあるね。それじゃ、援護はお願い」
歩行戦車を起動、コンテナ周囲のゾンビを一掃するべく戦闘を始める。
──同時刻。
「アタシが片付けるからアンタはコンテナから出るんじゃないよ!」
ジョルカは少年らに言ってから、コンテナから自前の戦車に乗り込んでユーベルコード『タンクキャバリア』を用いて能力を増強させると。
「ここはアタシら猟兵に任せておきなッ!!」
ギャルルル!!と勢い良く走り出す戦車は、ゾンビの群れを容赦なく轢殺していく。黒い霧が上がるものの簡単に全てを退治できるわけもなく。
「ほらほらァ!!邪魔すんじゃないよ!!」
戦車に備え付けられた機関砲による制圧射撃で前方に弾幕を張りながら、敵中を強引に正面突破していく!
出来るだけゾンビを引き付けて子供達から遠くへ引き離す為に他の猟兵らと力を合わせる形で屠っていくのだった。
●
「俺たちも戦えたら……!!」
コンテナの中で待機している少年らは怯えて待っていることしかできないのが悔しくて。
そんな中、コンテナを不審に思ったアビーがジョルカ所有のコンテナへ近づいていく。コンテナの中に待機していた少年は、どうやら彼らの仲間の様だった。
「そこにいるのはニルスかい?」
「イドゥラ!?なんでここに……!?」
少年らは無事に仲間たちと再会できて喜んでいた。しかしここで喜ぶのはまだ早い。
「……来る」
ゾンビの殺気を感じ取ったアビーはユーベルコード『整備万全・全力発揮(セイビバンゼン・ゼンリョクハッキ)』を発動して搭乗した歩行戦車の戦闘力を増強させる。
彼女は照準を接近してくるゾンビらに合わせ、全弾掃射する勢いで弾丸をバラまいていく。
貴重な弾薬を無駄遣いするのは勿体ないけど…背に腹は代えられない。コレも仲間たちを助ける為なのだから。
「30mmガトリング砲起動……!!」
フルオート射撃でゾンビ共を薙ぎ払っていく。けれど、四肢を吹き飛ばすだけではトドメをさせていないのか起き上がってくる。
「お姉さん!奴らは他の個体を食らうことで仲間を増やす習性があるんだ!」
「ただ殺すだけじゃ駄目だ、頭を吹き飛ばすか焼き払わないと!」
他のゾンビらは共食いすることで更に数を増やす。少年らの奴らに関するアドバイスもあり、他の奴らをこちらに近づけさせたらまずいことになる。
(散り散りになった小型目標を補足するのは難しい……)
集団を蹴散らしつつガトリング砲で残りの敵を排除していく。
──一方男性側はというと。
「さて、と」
イクスがまとっていた雰囲気が一変、こころなしか声音も変わったような……?
「屍ども……俺達が相手だ。残念ながらお前らに勝ち目は無いがな」
それもそのはず。彼はヤドリガミでありながら2つの魂を宿しているのである。こちら人格は『ゼアノート』と言う名だそうだ。
「早速来るか。来い…ゾンビ共」
殺到してくるオブリビオンの大群からの攻撃をイクス…もといゼアノートは武器受けで防いで弾き飛ばす。
「この程度で俺を狩れると思うなッ」
ゼアノートは手にした呪剣でそのまま襲ってきた個体を斬り捨て征く。
「……搦め手と言う奴だ。さぁ、どう出てくる?」
ゼアノートが行う詠唱はなるべく短く省く。
発動したユーベルコードは『失意ノ波浪(シツイノハロウ)』で大型の食料コンテナを拝借して、一時的に自身のユーベルコードで漆黒の液体へ変換し、全方位へ広げて奴らの足元へぶちまける。
このユーベルコードは触れたモノの運動エネルギーを0にする力を持つ。もちろん、ユーベルコードで一時的に液体へ変換しているだけなので、解除すれば元通りである。
「地面を這うだと?液体相手に馬鹿では……?」
蔑む視線を投げてから、地を這うゾンビは発見次第圧力を掛けて潰殺すると黒い霧が上がっていく。
「…これで終いだ」
引き波の要領で何体か敵群から引き離して。懐に仕舞っていた紅の宝石を何個か取り出して砕いた。
それは彼の手にしていた『エンチャントジュエル』であり、それで炎属性を付加させた鍵剣『X』で突き刺して炎の属性を開放し爆破してやる。
ゼアノートが距離を取って離れた矢先に、屍共へ撃ち込まれたのは他の仲間の攻撃によるロケット弾だった。
「こいつでトドメだぁ!!」
ジョルカはゾンビをある範囲まで引き付け、搭載していたロケットランチャーを撃ち込んだ直後に対戦車砲の範囲攻撃でまとめて吹き飛ばす。しかし、それだけでは終わらない。
「残った連中ごとナパーム弾で焼き払う。被弾に注意して」
猟兵らの活躍で確実に数が減ってきた頃合い。アビーは歩行戦車のナパーム弾投射機へ焼夷弾を装填すると。
「……発射ッ!!」
発射されたナパーム弾がオブリビオンの亡骸が転がる周辺を焼き払っていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 日常
『物資を運び出せ!』
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POW : 力こそ最強! あふれるパワーとフィジカルで物資を運ぶ
SPD : 速さこそすべて! テクニック&スピードを用いて物資を運ぶ
WIZ : 知恵こそ最良! 頭脳や技術、超常の力を用いて物資を運ぶ
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
オブリビオンとの戦闘も終わり、自前の車両を活用して巨大なコンテナを牽引、『拠点』へ回収してきた猟兵たち。
君たちは少年らのお手伝いとしてコンテナに内包されている食料を手分けして分配することになるのだが───?
●第三章について
皆さんが回収した巨大コンテナの中身は食料がたくさん梱包されている救援物資でした。これらの物資を運ぶプレイングを送ってくださると嬉しいです。
1.『拠点』を防御するために奮戦していた男性陣へ食料の配達
2.『奪還者』として活動している少年らへ食料の配達
3.戦闘が行えない女性やお年寄りへ食料の配達
なお、これらの選択肢のうち選ばれることがないものがあっても無事に運ばれたことになるのでご安心ください。
それでは、プレイングをお待ちしております♪
ニトロ・トリニィ
ヴェロニカさん(f 24515)と一緒に参加希望です!
僕はWIZを選択
よーっし!
なんとか無事に帰還出来たね。
カッコ良かったゼ!少年達!
それじゃ僕達も配るのを手伝う事にしようか。
行動
僕は《念動力》で物資を浮かべて、女性や子供達に配達してあげようかな。
ただ配達するだけじゃつまらないし、色々な物を浮かべてみんなを楽しませてあげよう!
ハハ… そうだね…
モテモテだよ… 子供達にね…
あー、引っ張らないでおくれよ…
ヴェロニカ!見てないで助けてくれないかい?
ヴェロニカ・ナシーリエ
ニトロさん(f07375)と一緒に参加します!
アドリブ歓迎です!
私はPOWを選択!
みんなお疲れ様!
運転に集中していて少年達の活躍はあまり見れなかったけど、頑張っていたのは分かるよ!
そうだね!手伝わないと!
行動
私は自慢の装甲車に沢山の荷物を載せて、女性や子供達の元に食料を配達してあげようかな!
相棒は不思議な力でみんなを楽しませるみたいだし、私も何かやってみよう!
〈怪力〉で重い物を持ち上げたり、〈グラップル〉で何かを握り潰したり?
おぉー、良かったね相棒!
モテ期ってやつ?
うわぁ… 相棒の腕がどんどん伸ばされていく。
イクス・ノーハート
(服をめんどくさそうにパッパッと払う)やれやれ、もう少し楽しめるかと思ったが・・・亡者に期待する方が間違ってるな。(えっと・・・?変わらないんですぅ?)お前にアレは出来んだろ?
運ぶまでが仕事だ。
離れろ巻き込むぞ
UCを発動、この霊体は物体に干渉出来るから片手で1つコンテナを持とう。
俺は人形の肩で待機、移動は人形にやって貰う。周りの警戒及び障害の排除を担当しよう。
【2】
ほれ、お前らが勝ち取った物だ確り休息を取ると良い。
お前らは恵まれているだろう、特に理不尽が跋扈するこの世界ではな。
人はいずれにせよ死ぬ、程々に長生きすると良い。
?俺が誰だと?ゼアノート。ギムレーの製作者だ。
アドリブ・交流お任せ
●
服をめんどくさそうにパッパッと払いながら、イクス・ノーハートもといゼアノート。
「やれやれ、もう少し楽しめるかと思ったが…… 亡者に期待する方が間違ってるか?」
はぁ……と小さく溜息を吐くと、自分の体の中に響く声が一つ。
『えっと……?変わらないんですぅ?』
イクスの声。得手不得手あるからとそのままでいたのだが。
「……お前にアレは出来んだろ?」
物資を運搬する猟兵たちを指差しながら、力仕事は不得手だろ?と。運ぶまでが仕事だからな。
「みんなお疲れ様!」
ヴェロニカ・ナシーリエは作戦に参加していた子どもたちにドリンクを配りながら苦労を労って。
「よーっし!なんとか無事に帰還出来たねぇ……」
一方相棒のニトロ・トリニィは、額に流れた汗を拭って一息ついていた。
「カッコ良かったぜ!少年達!」
ニトロは少年の頭をわしわしと乱暴に撫でてみると、少年たちは嬉しそうな表情を浮かべて。
「私は運転に集中していて少年達の活躍はあまり見れなかったけど……でも頑張っていたのは分かるよ!」
ヴェロニカは運転で貢献していたからとみんなから言われて
「えへへー、それほどでも!」
……と満更でもなかった様子?
「それじゃ、僕達も配るのを手伝う事にしようか?」
「そうだね相棒、私たちも手伝おう!」
こうして、2人は物資の運搬を始めるのだった。
──
「んー、ただ運搬するだけじゃつまらないよなぁ」
せっかくだからと、念動力で大きなコンテナをこじ開けて中身を運搬していく。
「おー!兄ちゃん超能力者だったの!?すげぇー!!」
目を輝かせて、戦闘に参加していなかった『奪還者』の少年らがニトロへ殺到して肌に触り始める。これはセクハラ……になるのかな?
「わー!兄ちゃんもっちもちー!」
もしかして彼、人肌に見える様で実はもちもちだった可能性が出てきた?
一方ヴェロニカというと。
「私は女性や子どもたちに食品の運搬……っと」
自慢の怪力を活かしてそこそこ大きなコンテナを運びながら。邪魔な錠前はグラップル技能で破壊すれば鍵を探す必要もないよね?
「はい、これが今回の配給になりますー」
「ありがとねぇ」
「わーい!」
幼かったり、戦闘能力がなかったり『奪還者』になれない者たちへ食料を配るヴェロニカである。
───そして。
装甲車で引っ張ってきたコンテナから中の物資を運搬していたヴェロニカに声を掛けられる。
「おぉー、良かったねぇ相棒! ……コレがモテ期ってやつ?」
ブラックタール故にほぼスライムな身体で在るために、腕がうにょーんと伸びていく。ちぎれないのが不思議なレベルで伸びる。
「ハハ… そうだね…モテモテだよ… 子供達にね……」
もちもち。うにょーん。きゃははは。
「ヴェ…ヴェロニカ!み、見てないで助けてくれないかい? …出来れば早めにー……!!」
きゃははと嬉しそうにニトロの身体で遊びはじめた光景に、目を細ませるヴェロニカであったとさ。
「わーすごい…相棒の腕がどんどん伸びていくー……」
「助けてくれぇぇぇぇぇ!?」
ニトロの悲鳴に似た叫びは、虚しく空へ消えていくのだった───。
●
ゼアノートは物体に干渉できる人形の霊をユーベルコードで召喚すると、他の猟兵が運搬していた巨大コンテナから1つ見繕って、それなりに大きいモノを回収して子どもたちが居住している区域へ運搬する。
「迂闊に近寄るなよ、死にたくないならな」
離れろ、巻き込むぞと近寄る子どもたちへ小さく伝えて。黙々と運搬作業を人形にやらせるのは中々暇である。
ここは数少ない『拠点』で、周りに武装した男性陣もいるから警戒するのは恐らく不要なのかも知れないけれど。用心することに越したことはないだろう。
「ほれ、お前らが勝ち取った物だ。しっかりと休息を取ると良い」
少年らへ食料を配給していくゼアノート。
「お兄ちゃん、ありがとー!」
傷だらけになっても生きる為に戦いへ赴く彼らがこうして行きていられることは奇跡なのだろう。
「お前らは恵まれているだろう、特に理不尽が跋扈するこの世界ではな……。人はいずれにせよ死ぬ、程々に長生きすると良い」
少しだけ口角を上げて、少年たちにはわかりにくい言葉で綴りながら男性は微笑む。
「兄ちゃん、名前はなんていうのー?」
子どもたちに名前を聞かれて、彼はこう答える。
「ん……俺が誰だと? 俺はゼアノート。ギムレーの製作者だ」
わしゃり、と頭を撫でてから。ゼアノートは踵を返すと立ち去った。
「さぁ、次の場所はどこだ?」
人形の肩へ再び飛び乗って彼は運搬作業を再会するのであった。
こうして、一つの事件が解決した。
まだまだこの世界の苦難は続いていくものだとしても、猟兵たちは『奪還者』として再びこの地へ現れるだろう。
我々猟兵は、明日を掴むために只行動するだけなのだから───。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵