この圧政された領地に叛逆を!
#ダークセイヴァー
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●ダークセイヴァーのとあるヴァンパイア領
「ま、待って下さい! これ以上は我々が食べる分が……」
「五月蠅え!」
収穫物を回収に来たヴァンパイア配下の巨漢に、村の老人が声を掛けるが、一瞬の躊躇もなく巨漢に凶器を頭に振るわれた。
血溜まりが止め処なく拡がり、即死していることは一目瞭然だ。
「領主様からは働けない奴は自由にしていいと言われている。もっと老いぼれを殺して口減らしを手伝ってやろうか?」
言うより早く巨漢達は目に付いた老人達を、何人か同じ様に殺害する。
「この村は今回も言い付けた収穫量に届いてねえな? 次もこうだったら女子供も、どうなってもしらねえからな!」
高笑いをしながら俯く領民達を背に、ヴァンパイア配下達は領主の館へと帰って行った。
●グリモアベース
「この様に無辜の民が虐げられている。こんな圧政が許されるだろうか!」
猟兵達を前に予知の内容を説明したラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)は、憤りを隠すことなく猟兵達に檄を飛ばした。
冒険者として困っている人々を助けることを誇りとしているラティナにとって、この予知の光景は到底許せるものではないのだろう。
「我々の手でこの横暴なヴァンパイア領主の城館に攻め入り、領民達を圧政から解放する!」
領主の館の場所は予知によってわかっている。
そのすぐ近くまではラティナがグリモアによるテレポートで送ってくれる。
まずはどうにかして領主の館に侵入することが必要だ。
「お前達は一騎当千の猟兵達だ。必ずやヴァンパイアの首を取り民達を救ってくれると信じているぞ!」
刀道信三
どうも、刀道信三です。
圧政に苦しむ人々に代わってヴァンパイアの支配に反逆しましょう。
●他のPCとの参加
迷子にならないように【名前(ID)】または【グループ名】をプレイング冒頭に記載していただけると助かります。
またグループが4名以上の場合、リプレイを分けさせて頂くことが御座います。
予めご了承下さい。
それでは皆さんのプレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『領主の館に潜入せよ』
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POW : 壁や屋根を破壊し潜入する。警備員を一撃で倒して入り込む。
SPD : 鍵をこじ開けたり窓から入るなどして侵入する。
WIZ : 召使いや奴隷として入り込む。運び込まれる物資に紛れて入り込む。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
阿紫花・スミコ
「さてさて、ボクも行動を開始しよっかな。」
館を見上げ、スミコがつぶやく。
まずは、サーマルスキャナで熱源反応を探る。生命反応のない(少ない)侵入口(窓?)を探る。次に、ワイヤーギアで、ワイヤーフックを引っ掛け、その巻取りと蒸気の力で屋敷屋根へ。そこからワイヤーで壁を下りながら、窓を工具(スーツケースに入っている)で切り抜き、内部へ。
アクアカーモ(特殊溶液)で身を包み、ユーベルコード「アクアカーモ」で光学迷彩を発動。接敵をさけ、屋敷内に忍び込み、他の猟兵が動き出すのを待つ。
「・・・みんなはどうやって、入ってくるのかなー。」
「さてさて、ボクも行動を開始しよっかな」
作戦決行当日。
阿紫花・スミコ(人間の人形遣い・f02237)は領主の館の近くに潜み、館を見上げながら呟いた。
「あの部屋には人が居なさそうだね」
スミコはゴーグル型ガジェット『サーマルスキャナー』を装備しながら視界を走らせる。
ワイヤーギアで侵入できそうな範囲で熱源反応のない部屋が見付かった。
スミコはフック付きワイヤーを蒸気噴射で屋敷屋根に射出する。
ワイヤーが巻き取られ、大きなスーツケースごとスミコは目的の部屋の窓に辿り着いた。
あとはスーツケースに入っている工具を使えばダークセイヴァーの窓の鍵を開けることは難しくない。
潜入した部屋には熱源探知で調べた通り無人だった。
スミコは室内で気配を消すとアクアカーモの特殊溶液を噴射。
それで身を包むことで光の屈折率を操作し姿を消した。
「……みんなはどうやって、入ってくるのかなー」
他の猟兵達が行動を開始するのを待ちながら、スミコは息を潜める。
大成功
🔵🔵🔵
ルベル・ノウフィル
wiz
僕は小間使いとして潜入致しましょう
文字も書けるし計算もできる、礼儀作法も心得ておりますぞ
新参者ゆえ、積極的に人の嫌がるお仕事を引き受けましょう
お掃除ですとか
お庭の手入れですとか
ものを運ぶですとか
高飛車な方のご機嫌取り、ストレス解消のためのサンドバッグ役、
僕は便利な下っ端でございます
館の隅々まで走り回って色々な雑用をこなしましょう
※得た内部の見取り図や人間関係、戦力といった情報を猟兵仲間に流す
おや、なにやら騒がしいですね
侵入者?襲撃者?
僕が対応致しましょう
僕は剣術や魔術も嗜んでおりますゆえ、最前線をお任せください
※内側から扉をあけたり武器庫の武器を隠したり敵兵の邪魔をして猟兵を支援する
シャルロット・ルイゾン
アドリブ、絡み歓迎。
【WIZ】
まずは見つからないように気をつけながら
館の周辺を調べてみますわね。
視力、暗視、聞き耳、第六感など、使える物は全て使って情報収集を試みます。
館に出入りするような存在があれば、どのような人物なのか
あるいは、せめて館はどのような様子なのか
といった情報が得られたら良いのですけれど。
ある程度の情報が得られましたら、その情報を基に
館に出入りするお方へ、必要であれば、コミュ力、誘惑、言いくるめなどを用いて
お手伝いのような存在として雇い入れていただけるようお願いして共に潜入致します。
もしそのような存在がないのなら、館にお仕え申し上げたいと交渉してみますわ。
●調査
「館の中に居るのが全員オブリビオンという訳ではないようですわね」
グリモアベースで予知を聞いた後、決行日より早くシャルロット・ルイゾン(断頭台の白き薔薇・f02543)は領主の館の近くに転送してもらっていた。
シャルロットは領内、特に館近辺の情報収集を試みた。
領主の館は村から少し離れた場所にある。
領内にはいくつかの農村があり、農奴として人間が働かされている。
館では傭兵崩れの様なならず者。
村から無理矢理連れて来られた女子供が雇われている。
あとは収穫物を買い取りに来る行商。
大まかに館に出入りしている者達は、そのような者達であることがわかった。
●潜入
「僕達を小間使いとして雇ってはいただけないでしょうか?」
ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)はシャルロットと共に使用人として、予め館に潜入する為に門戸を叩いていた。
「ほう、子供が使用人志願とは珍しいな」
くたびれた燕尾服を着た小柄な老年の男性が二人を応対する。
恐らく執事長の様な役職の人間なのだろう。
雇われている人間の取り纏めを彼がしていることはシャルロットの事前調査でわかっていた。
仮にヴァンパイア配下のオブリビオンが領主の召使いの様なことまでやっていたら、潜入は難しかったかもしれない。
「村を焼き出されてしまい、路銀を稼ぎながら二人で旅をしていますの」
「読み書き算術に、少々の礼儀作法も心得ております」
「それは助かる。粗暴な者や教育を受けていない女子供ばかりで収穫物や帳簿の管理は常に人手が足りていない」
二人のことを信用している様子もなかったが、執事長の老人の口調から領主への忠誠の厚さの様なものは感じられなかった。
「お掃除、お庭の手入れ、物の運搬、何でもご用命いただければと思います」
ルベルは物腰低く、熱心に働くことをアピールする。
使用人として積極的に勤めることで館内の情報収集を行うことが目的だ。
「元気なのは良いことだが、ここで働く上でひとつだけ気を付けてもらいたいことがある」
「それはなんでしょうか?」
「領主様とその配下の方々の機嫌を損ねないこと、それは私であっても例外なくここのルールで破れば命はない。くれぐれも気を付ける様に」
そうして二人は館で雇われることとなるのだった。
大成功
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ウォーヘッド・ラムダ
【POW】壁や屋根を破壊し潜入する。警備員を一撃で倒して入り込む
装備『ダッシュブースター』『フライトブースター』と、技能『ダッシュ』『ジャンプ』『空中戦』、UC『アサルトモード』を使用しての館への急速接近。
戦闘時もこれらを使用しての移動・回避。
館に接近したら装備『GA-10』で壁を破壊して中に侵入する。
警備員(一般人)であるならば特に殺す必要はない。
技能『踏みつけ』で無力化だ。
手加減の必要が無さそうな場合は、技能『2回攻撃』、装備『ASMー7』『LLS-3』で攻撃だ。
攻撃は装備『重厚シールド』と『アサルトヴェール』で防ぐ。
特に狭い場所で活動となる場合は避けるよりこちらの方がいいだろう。
「メインシステム100%稼働。作戦行動を開始する」
作戦決行時間。
ウォーヘッド・ラムダ(強襲用試作実験機・f18372)は転送ポイントから領主の館に向かって移動を開始した。
ダッシュブースターとフライトブースターから高速移動用のジェットエネルギーを噴射して、ダークセイヴァーの夜闇を切り裂く様に領主の館へと接近する。
門番は粗雑な金属の槍を持っただけの如何にもならず者といった風体の二人組だった。
オブリビオンではないようだったので、ウォーヘッドは門の手前で着地すると、その勢いのまま木製の門を蹴破る。
高速移動して来た全長3メートル弱あるウォーマシンの質量を前にして門は簡単に吹き飛んだ。
ついでにその衝撃に巻き込まれて門番二人は気絶した。
「熱源確認。これより突入口を開く」
一般人が扉付近に居ないことを確認して、ウォーヘッドは背部グレネードカノンGA-10を構える。
グレネード弾は扉と壁をウォーヘッドが通れる程度に破壊できる場所を狙って着弾。
一般人を巻き込むことなく領主の館正面に穴を開けた。
「本機はこれより制圧を開始する」
ウォーヘッドは再びダッシュブースターを全開にして城館へと突入する。
大成功
🔵🔵🔵
斬断・彩萌
「民は生かさず殺さず」なんて話もあるって言うのに、要領悪いわね~。
まぁでも生きてる人がいる以上、これ以上の圧政はさせやしないわ。
とりま、お屋敷に潜り込み、っと。
●SPD
あいてる窓がないか一応調べて、ありそうだったらそこから潜入。
なければOracleを使って窓ガラスを切り取るわ。そーっとそーっと、音を立てないようにね。
大丈夫、あんたならできるわ(Oracleに小さく応援を送りながら)
入ったらまずはどうしようかしら。
部屋や柱に隠れながら、音と気配を殺しつつ奥を目指す……とか。
途中猟兵に会ったら協力しながら探索するのもアリかもね。
妖しそうな場所があれば、調べてみるのも良さそう。
※アドリブ・絡み歓迎
ミリア・プレスティール
「…ミトン、お願いね」
相棒の手袋型UDC『ミトン』に屋敷の周囲を偵察してもらい、侵入できそうな場所を探すミリア。侵入場所が高い場所なら『ミトン』に運んでもらい、屋敷に入った後は足音を立てないように浮遊する『ミトン』に乗り行動する。
※アドリブ、他の方との絡みOK
「『民は生かさず殺さず』なんて話もあるって言うのに、要領悪いわね~」
「ヴァンパイアにとっては、民を生かす気もないのかもしれませんね」
作戦決行時間直前。
斬断・彩萌(殺界パラディーゾ・f03307)とミリア・プレスティール(守護霊持ちのいじられ女子・f16609)は、領主の館の裏側の柵を越えて庭へと潜入する。
「まぁ、でも生きてる人がいるからには、これ以上の圧政はさせやしないわ。とりま、お屋敷に潜り込み、っと」
「侵入し易そうな窓を探しますね。……ミトン、お願い」
二人が館の外壁まで辿り着くと、ミリアは相棒の手袋型UDC『ミトン』に館の周囲を偵察させた。
遠く正門の方から大きな音が響き、内部に潜入した猟兵達の手引きか、1階には人の気配が少なく、手薄そうな窓はすぐに見付かった。
「そーっとそーっと、音を立てないようにね。大丈夫、あんたならできるわ」
ダガー型のフォースセイバーOracleを器用に使い、彩萌は音もなく窓をくり抜いて鍵を開ける。
「さて、まずはどうしようかしら」
「オブリビオンを探さないとですね」
音と気配を殺しつつ柱や曲がり角の陰に隠れながら進む彩萌に対して、ミリアは浮遊するミトンに乗ることで足音を立てずに付いて行く。
正面玄関の方では大規模な戦闘の音が鳴り続け、大袈裟に振る舞うことで非戦闘員である一般人を避難誘導しようとしている仲間の声が聞こえた。
仲間達のお陰で館の1階には人気が少なく、あまり隠密に気を遣わなくても二人は館内を歩き回ることができた。
「ヴァンパイアの領主はいなさげだけど、この地下への階段あやしくない?」
「地下室……地下牢でしょうか? 何かありそうですね」
何か強い気配を感じて二人が地下への階段の前で立ち止まっていると、ドスンドスンと地鳴りの様な複数の足音が、奥から地上に向かって来る。
「なんだ一揆か野盗の襲撃かと思えば、猟兵じゃねえか。こいつはちょっとは楽しめそうだ!」
二人の目の前に現れたのは、身長2メートル近くある筋肉質なヴァンパイア配下のオブリビオン達。
ヴァンパイアの領主だけではなく、こいつらも殲滅しないことには領地の解放は達成されない。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『闘奴牢看守』
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POW : ボディで悶絶させてからボッコボコにしてやるぜ!
【鉄製棍棒どてっ腹フルスイング 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【鉄製棍棒による滅多打ち】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : チェーンデスマッチたこのやろう!
【フックと爆弾付きの鎖 】が命中した対象を爆破し、更に互いを【鎖についてるフックを肉に食い込ませること】で繋ぐ。
WIZ : 嗜虐衝動暴走
【えげつない嗜虐衝動 】に覚醒して【『暴走(バイオレンス)』の化身】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルベル・ノウフィル
pow
方針:
地下への階段の前で戦っているお二人に合流して戦闘、で大丈夫でしょうか?
「僕は味方でございます」
名乗り
僕は雇われた状態ですがオブリビオン相手では正体も一瞬で見抜かれることでしょう
ならば芝居はここまででございますナ
戦闘:
こっそりと【早業】【念動力】で敵の軸足の足元をピンポイントに狙って【トンネル堀り】致します
そして、隙を見てアイテム:彩花を放つ
彩花も念動力で操り、積極的に地すれすれの低空から足首を狙ったり、背後を狙います
妖刀を手にUC墨染で僕自身は敵の手首を狙いましょう
他の皆様がこの後戦闘するでしょうから
彩花で足を、墨染で手を削り
続く皆様の戦闘をより有利に運ぼうという作戦でございますぞ
斬断・彩萌
かーッ、出たわねぇ如何にも三下って感じのが!!
悪いけどあんたらに構ってる暇なんかないの!早いところけちょんけちょんにされちゃいなさい!
●WIZ
二挺拳銃に『陰楼』を込めて、味方に当たらないように注意しながらとにかくぶっぱ!
【2回攻撃】で状態異常付与チャンスをガンガンに狙いつつ、
極端に弱ってそうでトドメがさせそうな敵がいたら優先的に排除。
敵からの攻撃は【見切り】で回避、どうしても避けるのが無理そうならTraitorで武器受け。
接近されたらOracleで応戦しつつ、適度に距離は保って戦うわ。
雑魚に用事はないのよ。さっさと親玉を出しなさい!
※アドリブ・絡み歓迎
「かーッ、出たわねぇ如何にも三下って感じのが! 悪いけどあんたらに構ってる暇なんかないの! 早いところけちょんけちょんにされちゃいなさい!」
膝をつきながらの射撃姿勢で斬断・彩萌(殺界パラディーゾ・f03307)は二挺拳銃を撃ち続ける。
大口径の回転式拳銃『Executioner』と『Traitor』は、弾切れを起こすことなく階段を昇って来る闘奴牢看守に弾丸の雨を叩き込み続けた。
陰楼によって生み出された弾丸が、闘奴牢看守の鋼の様な筋肉に突き刺さり、その中で爆ぜて血肉を散らせる。
それでも狭い階段、息絶えた仲間を盾にして闘奴牢看守の1体が彩萌に肉迫した。
「ああもう、ウザったい!」
鉄製棍棒を受け流そうとしたTraitorが手の中から弾かれ、空いた手で素早く逆手に抜いたOracleで腕の腱を狙い、相手が怯んだ隙に後方跳躍する。
「雑魚に用事はないのよ。さっさと親玉を出しなさい!」
Executionerによる陰楼の3点バースト。
胸筋に直撃を受けた闘奴牢看守の上半身が爆散した。
その隙に地下への階段に低い姿勢で飛び込む影がひとつ。
「お二人とも、僕は味方でございますよ」
この館の使用人の服を身に纏ったルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)が、小柄な体躯を活かして闘奴牢看守の足許を潜り抜ける。
「こいつ、使用人に紛れ込んでいた猟兵か!?」
怨念の籠もった札『彩花』は生奪の刃となって、ルベルが通り抜けた闘奴牢看守の内腿の太い血管をズタズタに抉っていった。
「この野郎!」
闘奴牢看守達を物ともせず、階段を転げる様な速さで駆けるルベルに向かって闘奴牢看守は鉄製棍棒をフルスイングする。
「武器を落としてしまえば、他の皆様が有利に戦えるでしょうか」
闘奴牢看守が鉄製棍棒を振り切るより、ルベルが闘奴牢看守の懐に飛び込む方が早かった。
黒い妖刀が閃き、墨染によって鉄製棍棒を持つ闘奴牢看守の手首が断面となる。
その後も通った道を血飛沫で染めながら、ルベルは地下への階段の奥へと駆け抜けて行った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
シャルロット・ルイゾン
アドリブ、共闘歓迎。
わたくしへの攻撃も他の方への攻撃もよく見てパターンなどを学習致します。
2体のお人形を操りフェイントを仕掛けながら
攻撃はなるべく学習を基に見切り
可能な限りミレナリオ・リフレクションによる相殺を試みますわね。
隙があればカウンターから反撃いたします。
それぞれのお人形に閉じ込めて、毒ガスによる鎧無視の属性攻撃や
串刺しによる吸血と生命力吸収の2回攻撃を行います。
わたくしはお人形でございますから、流す血も無く、痛みなど恐るるに足りません。(激痛耐性)
どうか、あなた様の道も果ての幸福へ続きますように。
ミリア・プレスティール
相棒の『ミトン』を相手の目の前で突然巨大化させ、敵の意表をつくミリア。
相手が怯むようなら『ミトン』が捕獲して無力化を試みる。
アドリブ、他の方との絡みOK
「お願い、ミトン!」
太腿から止め処なく血を流し覚束ない足取りではあるが闘奴牢看守が地下への階段から1階へと上がって来る。
ミリア・プレスティール(守護霊持ちのいじられ女子・f16609)の声に合わせてミトンの片手が大きく開きながら闘奴牢看守へと向かった。
「舐めんな、オラァ!」
脚の負傷で踏ん張りは利き切っていないものの迫るミトンを鉄製棍棒が押し返す。
「ぶっ殺すぞ、オラァ!」
傷口から血が噴き出すほど興奮した様子で闘奴牢看守は自分を掴もうとするミトンを鉄製棍棒で乱打して動きを阻んだ。
「よくも俺様の手を切ってくれやがったなァ!」
地下に駆け降りて行った犯人を追うこともできず片方の手首から先を失った闘奴牢看守も地上に出て来る。
更に多かれ少なかれ手足に傷を負い万全の状態の者は少ないが次々と闘奴牢看守が階段から現れた。
「ど頭ぶち割ってやらァ!」
片手を失った闘奴牢看守がこちらも傷口から血を吹く程の怒りを露わに逆の手で棍棒を振り上げながらミリアに向かって暴走して来る。
ガキィン!
ミリアに振り下ろされた鉄の塊をシャルロット・ルイゾン(断頭台の白き薔薇・f02543)の死神の鎌の柄が受け止めた。
「わたくしはお人形でございますから、流す血も無く、痛みなど恐るるに足りません」
ミレナリオ・リフレクションで相殺しているものの巨漢の振るう鉄塊の質量に、シャルロットの関節はカタカタと悲鳴を上げる。
「Vierge de Fer!」
横合いから内側に無数の棘を秘めた人形がシャルロットと鍔迫り合いをしていた闘奴牢看守の半身を喰らい抉った。
「あなた様方をここから先に通す訳にはいきません」
逆上した闘奴牢看守達はシャルロットが逃がして来た館の人間達を殺すだろう。
次の一撃をシャルロットはより少ない負荷で相殺する。
「どうか、あなた様の道も果ての幸福へ続きますように」
そしてその隙にもう1体の人形がその内に満たした毒で闘奴牢看守の息の根を止めた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
阿紫花・スミコ
(これは、これは。)
アクアカーモで身を潜めながら、いかにもなオブリビオンに苦笑いする。
しばらくは猟兵達の戦いを見守りながら、攻撃のチャンスを探る。
「ここだ!」
アクアカーモの霧の中からスミコはその姿を表し、黄金に輝く精霊銃「アヴェンジングフレイム」を引き抜く!
腰だめに構えた銃の劇鉄を左手で高速に弾く。
刹那に放たれた銃弾は6発。
正確に的に向かって放たれる。
ファニングショット!
「さあ、反撃の時間だ!」
(「これは、これは」)
アクアカーモの光学迷彩で姿を隠しながら館内を歩く阿紫花・スミコ(人間の人形遣い・f02237)の目に、如何にも暴力的で圧政を象徴する様なオブリビオン達の姿が映る。
地下階段から出て来る闘奴牢看守達は手足に何かしらの傷を負っており、万全な状態ではない上に元よりない冷静さを欠いている。
1階の廊下では仲間の猟兵達が、そんなオブリビオン達を各個撃破していた。
(「それでも、あと一手足りない」)
巨漢のオブリビオンが無限に湧き出て来るほど、地下のスペースは広くはないだろう。
しかし領地を暴力で支配しているだけあってオブリビオン達の数は多い。
この廊下に辿り着けている猟兵達では、ほんの少し手が足りていないというのがスミコの印象だった。
「ここだ!」
仕留め切れず猟兵達の包囲網を無理矢理突破しようと、闘奴牢看守が棍棒を振り上げたところを狙って、スミコはアクアカーモの霧の中から姿を現す。
その手には黄金に輝く精霊銃『アヴェンジング・フレイム』。
発射される銃弾に炎を纏わせる愛銃を腰だめに構え、スミコが一息に放った銃弾は6発。
撃鉄を銃を構えたのとは反対の手で素早くコッキングし、目にも留まらぬ早業で撃ち出す連射である。
「さあ、反撃の時間だ!」
炎弾の6連射が直撃して吹き飛んだ闘奴牢看守は階段の出入口に激突してオブリビオン側の陣形が大きく崩れた。
ここに戦いの趨勢は決したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ヴァンパイア』
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POW : クルーエルオーダー
【血で書いた誓約書】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD : マサクゥルブレイド
自身が装備する【豪奢な刀剣】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ : サモンシャドウバット
【影の蝙蝠】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●領主の部屋
「下が五月蠅いと思ったが下賤な猟兵風情であったか」
館内のオブリビオン達を全滅させてもヴァンパイアが現れることはなかった。
猟兵達が使用人達に領主の部屋を聞き訪れても何事もなかったかの様に振る舞っている。
「ここまで来なければ死なずに済んだろうに。今からでも命乞いをして尻尾を巻いても構わんのだぞ?」
面倒臭そうに、小蠅を払う様な仕種で猟兵達を相手にしようともしない。
しかしこいつを斃さなければ、この領地に平和は訪れないのだ。
阿紫花・スミコ
「これはこれは、また偉そうなのが出てきたな」
あからさまにヴァンパイアに嫌悪の表情を向ける。力があれば何でもゆるされる・・・そんなうぬぼれた奴がだいっきらいなんだ。
「自分が奪われる立場になることをちょっとは考えたことがあるのか?」
傍らのスーツケースを開け放ち、中から現れたのはからくり人形「ダグザ」。
ダグザのリーチを活かして、敵が懐に入ってこない様に牽制しつつ、他の猟兵たちとも連携し、攻撃のチャンスを探る。
「これでもくらえ!」
スミコが両手を引き上げ、からくり糸を強く引くと、ダグザの上半身は軋みをあげて回転をはじめる!
スピニングスイープ!
超重量の棍棒がダグザの回転に乗り、敵に連撃を放つ!
「これはこれは、また偉そうなのが出てきたな」
阿紫花・スミコ(人間の人形遣い・f02237)は嫌悪感に表情を顰める。
力があれば何でも許される。
スミコの故郷をかつて支配していた領主もそんな自惚れた者だったのかもしれない。
「自分が奪われる立場になることをちょっとは考えたことがあるのか?」
「弱き犬の遠吠えだ。支配とは力ある者によって為されるべきこと」
スミコは傍らのスーツケースの錠を開け放つ。
中から現れたのは相棒であるからくり人形の『ダグザ』。
ヴァンパイアも柄に華美な程の装飾が施された豪奢な剣を抜いた。
しかしダグザの長い腕と巨大な棍棒を前に攻めあぐねる。
「犬の分際で小癪な!」
業を煮やしたヴァンパイアはユーベルコードで手にした刀剣を複製した。
無数の刃は念力で操作され、スミコとダグザを空中で水平に包囲する。
「これでもくらえ!」
スミコが両手を掲げ繰り糸を引くと、ダグザの胴体部分の仕掛けが稼働する。
機巧が回転を始め、太く重い腕と棍棒を物ともせず加速した。
一斉に襲い掛かる刃の群は竜巻と化したダグザに片っ端から叩き落とされる。
「ぬおおおお!?」
その勢いは止まることなく超高速回転しながらヴァンパイアへと向かった。
屋内では逃れる場所もなくヴァンパイアは館の壁ごと吹き飛ばされる。
大成功
🔵🔵🔵
斬断・彩萌
下賤なのはどっちかしらね。良い趣味してるアンタにだけは、言われたくないわ。
生憎と私は、アンタが命乞いしても許してあげないから。
猟兵とオブリビオンは相容れないもの……ここで滅びて頂戴。
●SPD
まずはDevastatorで一気に弾丸をばら撒いてから、硝煙に紛れて『光楼』と『陰楼』を込めた二挺拳銃で近距離から発砲。
『光楼』によって眩い光にめまいでもおこしちゃえば御の字。
バラバラに動く剣は避けるのが厄介ね……。
【見切り】で極力回避しつつ、どうしても無理な場合は武器受けよ。
あーん部品にヒビが入ったじゃない!ごめんね、後でちゃんとメンテするから!
※アドリブ。絡み歓迎
「下賤なのはどっちかしらね。良い趣味してるアンタにだけは、言われたくないわ」
壁に開いた穴からDevastatorが対オブリビオン特殊弾を毎分数百発の速度でフルオート射撃。
「生憎と私は、アンタが命乞いしても許してあげないから。猟兵とオブリビオンは相容れないもの……ここで滅びて頂戴」
落下から滑空に体勢を立て直そうとしていたヴァンパイアがDevastatorの連射で怯む。
斬断・彩萌(殺界パラディーゾ・f03307)は装弾数、数十発のDevastatorの弾倉を撃ち切ると、躊躇なく常夜の空へと跳び出した。
手には二挺拳銃を真っ直ぐヴァンパイアへと突き出し構える。
装填された『光楼』は素早く弾丸を発射することにかけてはマシンガンを遥かに上回る。
おまけに彩萌の精神力が保つ限り弾切れもない。
「煩わしい犬め。我にこの様な醜態を晒させるなど万死に値する!」
再び豪奢な刀剣を大量に複製したヴァンパイアはそれを空中に展開。
飛び掛かって来る彩萌を迎撃する様に投射する。
しかし手数で勝る彩萌の光楼に正面の刃は尽く撃墜される。
更に押し切られて全身に光の弾丸を何発も撃ち込まれた。
苦し紛れに念力で曲射した刀剣も彩萌に銃身で受け流される。
「あーん、部品にヒビが入ったじゃない! ごめんね。後でちゃんとメンテするから!」
そのままの勢いでヴァンパイアに体当たりし、最後に零距離から連射を叩き込むと、彩萌は重力に引かれて落下していった。
大成功
🔵🔵🔵
ルドルフ・エルランゲン
※アドリブ、絡み大歓迎
■内心
民衆に散在与えてきた絶望、自ら受ける立場となったらどう反応するか…見物ですね…(静かな怒り)
■
たかが吸血鬼が偉そうに
血の啜り過ぎでオツムまでイカれたと見える
領主が領民を虐げて何の価値がある?、悪戯にやる気を奪い、生産性を殺ぐだけではないか
飴と鞭を使い分け、領民が進んで支配されたがる環境を作る…その程度の基本も理解してないとは…馬鹿にも程がある
■詭道の計(Wiz)
だから見限られたんですよ
貴様は見捨てられた
あいつは使えない領主だ、無能者だとね
今に猟兵が殺到して来る。討伐して晒し首だ
下賤な吸血鬼風情にはお似合いじゃないか
フハハ…残念だったねぇ…ッ!
※精神的打撃で戦意を奪う
ルベル・ノウフィル
pow
オブリビオンの中でも「ヴァンパイア」は僕の最優先撃破対象でございます
しぶとそうな成功度ですが一撃加えさせていただきましょう
僕は尻尾を巻いたりしませんぞ(尻尾を伸ばしながら)ほら、ふかふかのピンピンでございます
UC:魂の凌駕
★敵の足元を早業・念動力のトンネル掘りで崩します
僕はこの戦い方が最近お気に入りなのでございます
誓約書はマント(夕闇)を投げて避けましょう
夕闇を投げると同時に真の姿・白狼に変じます
この敵に限らず「ヴァンパイア」という存在に殺された死霊達を連れて
爪と牙で接近戦・鎧無視攻撃です
とはいえ、僕の一撃だけで倒すには少し成功度が、うん
ささ、後は任せましたぞ他の猟兵の皆様
僕見てますから
「民衆に散々与えてきた絶望、自ら受ける立場となったらどう反応するか……見物ですね……」
纏わり付く影絵の蝙蝠を手で払いながらルドルフ・エルランゲン(黄昏に抗う白梟・f03898)は忌々しげに呟いた。
「そこの犬、我に血を献上する栄誉を与えてやる」
館の庭に落下したヴァンパイアは全身の銃創から血を流しながらルドルフに近付く。
「たかが吸血鬼が偉そうに、血の啜り過ぎでオツムまでイカれたと見える」
傷を癒す為にヴァンパイアが孤立した者を狙うことは読めていた。
「領主が領民を虐げて何の価値がある? 徒にやる気を奪い、生産性を削ぐだけではないか」
つまり敢えて先回りしていたルドルフの所に現れるのは必然である。
「飴と鞭を使い分け、領民が進んで支配されたがる環境を作る……その程度の基本も理解してないとは……馬鹿にも程がある」
「笑わせる。骸の海より蘇りしこの身が統治をしろと? 下等な家畜に心を砕く価値がどこにある」
なるほど、こいつは領主をする気すらないのかとルドルフは眼鏡の奥の眼を細める。
しかしそれで詭道の計を止める理由はない。
「牧場主気取りだったとしても酷い。だから見限られたんですよ。貴様は見捨てられた。あいつは使えない領主だ。無能者だとね」
「聞き捨てならんぞ、犬の道化。その我への侮辱、楽に死ねると思うなよ?」
怒り心頭、ヴァンパイアはルドルフのユーベルコードの発動に気付かない。
「今に猟兵が殺到して来る。討伐して晒し首だ。下賤な吸血鬼風情にはお似合いじゃないか。フハハ……残念だったねぇ……ッ!」
「黙れ。貴様の命、一滴残らず搾り尽くしてくれる!」
嘲笑うルドルフに掴みかかろうとするヴァンパイア。
影の蝙蝠の姿はどこにもない。
「オブリビオンの中でも『ヴァンパイア』は僕の最優先撃破対象でございます」
ヴァンパイアがルドルフの方へと踏み込んだ足許の地面が消える。
ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)が念動力で素早くくり貫いたのだ。
「ぐっ、おのれぇ!」
空洞を踏み抜いたヴァンパイアは土に膝と手をつく。
声のした方へと苛立ちのあまり流れた血を呪詛の様に放った。
しかし反撃を予想していたルベルの方が早い。
投げたマントが即席の血の誓約書を受け止めると同時に目隠しとなる。
幾多の血を吸い続けてきた夕闇は、夜の中にあって漆黒より闇に溶け込んだ。
「さあ、死霊達……少しだけ宿怨を晴らす時ですよ」
ヴァンパイアに殺された死霊達はルシルの爪を中心に全身に纏わり付く。
白く煙り朝霧の様な幻想的に揺らめく白狼となったルシルの姿を未だにヴァンパイアは捉えられていない。
死角に回り込み死霊達によって強化されたルシルの爪が鎧の上からヴァンパイアの脇腹を深く深く抉り貫いた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
二本木・アロ
めっちゃわかりやすいクズだ! 遠慮なくぶん殴ってイイ奴だ!
圧政どころか政治してねーじゃん、搾り取ってるだけじゃん。領主ちったぁ仕事しろ。……ま、どうせろくな仕事しねーんだろなー……
基本肉弾戦。
誓約書の内容はわかりやすい内容で頼むぜ、領主サマ。むずかしー事はわかんねーんだ。
ってゆーかルールとか言われてもあたしすぐ忘れるし、多分守れねーから【激痛耐性】で耐えつつ【ダッシュ】で近寄って【怪力】任せの灰燼拳ぶち込むわ。
致命傷になりそーな攻撃だけはからくり人形のココペリ様を出して【武器受け】かな。
アドリブ歓迎
「めっちゃわかりやすいクズだ! 遠慮なくぶん殴ってイイ奴だ!」
二本木・アロ(ガードカツィナの娘・f02301)が戦場になっている庭に辿り着くと仲間の猟兵とヴァンパイアの声が聞こえた。
「圧政どころか政治してねーじゃん。搾り取ってるだけじゃん。領主ちったぁ仕事しろ」
まあ、聞いてる限りではどうせまともに仕事なんてしないのだろうけど。
「血を……血を寄越せ……!」
アロの方へと向かって来るヴァンパイアは普通の人間なら致命傷だったろう。
脇腹が深く抉れ、大量の血だけではなく腸まで垂れ落ちていた。
「誓約書の内容はわかりやすい内容で頼むぜ、領主サマ。むずかしー事はわかんねーんだ」
いつでも間合いを詰められる様にアロは姿勢を低くする。
亡者の様に伸ばされたヴァンパイアの指先が血で宙に紋様を刻んだ。
「我に、背を向けることを禁じる……!」
臨戦態勢を取っていたアロが呆けた様に血の誓約書を浴びる。
「どうした? 逃げることができぬのに絶望でもしたか」
半ば無防備に血を浴びたアロを見て、ヴァンパイアがニヤリと笑う。
アロの血を吸い尽くせば、まだ傷を癒して態勢を立て直せる。
「えっ、そんなのでいいの……?」
「なんだと……?」
元より後背を見せる気はない。
ルールによるダメージを耐えながら拳を叩き込むことしか考えていなかったアロにとって、何の制約にもなっていなかった。
「じゃあ、遠慮なくぶん殴らせてもらうぜ!」
アロはそう宣言すると地を蹴り一息でヴァンパイアの懐に踏み込む。
「ならば予定通りその命貰おうか!」
間合いに入って来たアロの首を狙ってヴァンパイアは剣を振り被った。
「ココペリ様!」
アロの一族が信仰する神を模した戦闘人形が、断頭台の様にアロの首筋を狙った斬撃を受け止める。
「くらえ!」
目一杯踏み込んでからアロは体幹を打ち抜く様に拳を叩き込んだ。
大成功
🔵🔵🔵
有馬・ナオ
【冥土猟兵団】で参加でしゅ。
偉そうなヴァンパイア・・・
今宵、お前に引導を渡す❗と
さくらしゃんがキメ顔で
申していましゅ。
私じゃないですよ(涙)
でも、ヨワイモノ苛めは赦せません。いきましゅ。
⬛Pow選択
さくらしゃんが怒り心頭!
有無を云わさずアームズフォードの重火器による【誘導弾】
【一斉発射】で弾幕を展開!
此は布石に過ぎません。
南櫻お嬢様が
最後を決めてくれます。
ダッシュで一気に距離を詰めて
ヴァンパイアと組合います。
「逃さない!数多の罪に贖罪をしなさい」さくらが吠えます。
痛くても離しません。
掴みあっている間に
UC【アルティメットボディ】で南櫻お嬢様を守ります。
有馬・南櫻
【冥土猟兵団】で参加ですわ。
不愉快ですわ……
民を何も思わない領主にはご退場を願いましょう。
これ以上悲劇を生まぬ為に。
⚫SPD選択
敵のユーベルコードは
厄介です。
先手必勝!?
アームドフォートで、弾幕を作りますわ。
ここからが肝……
UC【白鏡】で。
人形にナオを触らせ。
二人同時に姿を消します。
時間はありませんわ。
敵が姿を見失っているうちに。
奇襲を貫光。
敵の懐に近づいたらUCは解除わ
フェイント&騙し討ちを
併用し。人形aquaの鋼糸で最後締め上げて頂きます。
「痛いですか?貴方が感じている痛み……犠牲になった民に比べては塵にもなりませんわ。骸の海に還りなさい」
シャルロット・ルイゾン
アドリブ、共闘歓迎。
まずは彼の攻撃や言動をよく見て学習しておきます。
複製された刀剣や蝙蝠には視力や聞き耳、第六感などで気をつけておきましょう。
2体のお人形を操ってフェイントを仕掛けながら相手を翻弄し
なるべく相手の放つものにわたくしが近づきすぎないように気をつけますわ。
領主様、ご存知でしたか。
領民は自由なる意志と尊厳を持つ人間なのでございますよ。
あなた様はそれを粗末に扱っていらっしゃいましたけれど
あなた様もわたくしの前に於いて彼らと平等なのでございます。
尊厳を踏みにじること、自由を軽んじたこと、命を弄んだこと
それらがあなた様の罪なのでございます。
「不愉快ですわ……民を何も思わない領主にはご退場を願いましょう。これ以上悲劇を生まぬ為に」
胴体の固定具から伸びる補助腕に支えられた固定砲台『アームドライフル』。
ヴァンパイアを視認できる距離で有馬・南櫻(エルフの近侍・f15295)はそれを構え狙いを定める。
「偉そうなヴァンパイア……今宵、お前に引導を渡す! と、さくらしゃんがキメ顔で申していましゅ」
南櫻の隣で有馬・ナオ(EinHeldohneNamen・f10768)も刀型長距離砲台『ブレイドキャノン』を宿主のさくらに構えてもらう。
「私じゃないですよっ! でも、ヨワイモノ苛めは赦せません。いきましゅ!」
2門のアームドフォートの一斉砲撃がヴァンパイアの周囲に着弾した。
盛大に土煙が上がり連続砲撃で庭の地形が破壊されていく。
「ナオ、行きますわよ」
弾幕を張り土煙で視界を奪うことは布石に過ぎない。
南櫻は十指に繰り糸をはめ、操るからくり人形aquaの手をナオの肩に置いた。
ユーベルコード『白鏡』で二人の姿が透明に消える。
二人は速やかにヴァンパイアに奇襲を仕掛ける為に接近した。
「逃さない! 数多の罪に贖罪をしなさい」
一息で飛び掛かれる距離から現れた宿主のさくらが咆哮しナオと共にヴァンパイアを組み伏せる。
「ええい、猪口才手を使いおって!」
「絶対に放さないでしゅよ!」
瀕死とはいえヴァンパイアの膂力であればマウントを取られているとはいえ、両手で取っ組み合ったナオの腕を折り組み伏せ返すだけの力の差があった。
しかしナオはアルティメットボディで全身を超防御型に変える。
組み合った状態で動く必要もないし強引に牙を突き立て吸血される心配もない。
そしてナオによって地面に固定されたヴァンパイアにだけ器用にaquaを繰る為の鋼糸が巻き付いていった。
「痛いですか? 貴方が感じている痛み……犠牲になった民に比べては塵にもなりませんわ。骸の海に還りなさい」
「ぐおおおお!?」
南櫻の手で巻き付けられた鋼糸がギリギリとヴァンパイアの全身を絞め上げる。
「領主様、ご存知でしたか。領民は自由なる意志と尊厳を持つ人間なのでございますよ」
静かに音もなくシャルロット・ルイゾン(断頭台の白き薔薇・f02543)がヴァンパイアの傍らに立っていた。
「あなた様はそれを粗末に扱っていらっしゃいましたけれど、あなた様もわたくしの前に於いて彼らと平等なのでございます」
苦痛で弁明の声も紡げぬヴァンパイアに、シャルロットは囁き掛ける様にその罪を明らかにしていく。
「尊厳を踏みにじること、自由を軽んじたこと、命を弄んだこと。それらがあなた様の罪なのでございます」
判決が述べられると、ガシャリとギロチン『Bois de Justice』の固定具がヴァンパイアの首に嵌まった。
「や、やめろ……!」
ヴァンパイアの抗弁にシャルロットは首を振り、『Jugements Criminels』によってギロチンの刃は落ち斬首刑が執行された。
こうして猟兵達の活躍によって領民達を苦しめたヴァンパイア領主がまた一人倒されたのであった。
大成功
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