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ぬるぬるの先に巨乳の秘密

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●遺跡の奥に潜む(一部の)女子の夢
「皆、聞いてほしい。とある遺跡の奥でオブリビオンがフロアボスとして表れる予知が見えた。これは何としてでも倒してほしい」
 割と真面目に話すのはウサ、もとい月原・雪花だ。いつもに増して真面目な表情にこれは尋常ならざる事態だと猟兵達は感じ取り、真剣に聞き取る。
 だが、その真剣な空気は次の言葉で打ち砕かれた。

「そのダンジョン……実は胸が大きくなる秘訣が記されてるって学園で文献が見つかった。僕もとても興味があ……げふん、ないよ。うん。ないけど興味がある女の子達がそのダンジョンに挑む可能性がある。彼女らよりも早く文献を手に……じゃない。オブリビオンを倒してほしい」
 思いっきり我欲が混ざってるじゃないかと一部の猟兵達はツッコミを入れたかったが、胸が大きくなる秘訣と聞いて一部の(慎ましい)女性猟兵達が俄然やる気になってのめりこんできた。元々シリアスなんてなかったかもしれない。

「ダンジョンは三つの層で作られてる。一つはぬるぬるとした罠がある所。罠自体は大したことないけど、物凄くぬるぬるしてて進むのが難しいと思う。タオルとか持っていかないとぬるぬるで武器が滑るから、ちゃんと持って行って」
 矢が降って来たり触手がやってくるよりもある意味こっちの方が手ごわいだろう。なんせヘタすれば進む事すら困難だ。ただ困難なだけで進めない程ではない。協力さえすれば難なく進めるだろう。

「次は迷宮の番兵。いっぱいいる。量産型だから、一体一体は大したことないけど、数は力。急加速で突っ込んで来たり、弾幕で動きを封じたり……自爆したりする。自爆はロマンとも聞くけど、受ける側は堪った物じゃない。油断して良い相手じゃないから、気を引き締めて」
 色々な書物を読んでる所為か要らない知識が増えてるウサ。確かに自爆にロマンを感じる人はそれなりにいるだろうが、それは創作の中だけで十分だ。それをまともに受けたいと思う猟兵はドM以外いないだろう。

「その奥がボスが居るフロア。色々な胸に関する秘訣がある書物の部屋。そこにいるのが……フロアボス。叡智の守護者。とても厄介な敵。ユーベルコードを封じる羽や勢いのある鉈、羽を弾丸みたいに放ってきたりする。なめてかかると怪我するから、十二分に気を付けて……」
 フロアボスさえ倒せばそこの資料は持ち帰り放題だ。どうやって集めたのか解らないが、胸が大きくなる(かもしれない)秘訣がそこにある。

「このまま放置しておくと間違いなく被害が出る。それを防ぐためにも……皆、お願い。………あと……出来れば持ち返った本……見せてほしい」
 やっぱり気にしてるのかと猟兵達は思ったのだが、それは口にしなかった。口は災いの元。下手に口にすればうっさうさにされるだろうという事は想像に難くなかった。


暁月
 はい、暁月です。今回はダンジョンアタックでお宝探しです。人によってはあんまり価値が無いかもしれませんが、一部の人たちにとっては黄金よりも価値があるのかもしれません。大きくなるかは不明です。それでも一縷の望みを託したい方は是非どうぞ。

 第一章はぬるぬるトラップですね。強引に突破するもよし、見きって避けるのも良し、気にせずにぬるぬるで突っ込むのも有りです。思う存分に遊んでください。

 第二章はロボです。量産型ロボです。ビームは出ませんがブーストダッシュで突っ込んで来たり、弾丸はなったり、自爆します。自爆しても本体無事です。数は力なのですが、しょせんは量産型なのであっさりと蹴散らせます。

 第三章はフロアボスですね。羽を主体にした厄介な敵です。彼?が巨乳の知識を守ってます。女の敵です。遠慮なく叩きのめしましょう。でも厄介な敵な事には変わりないので気を引き締めてチャレンジをお願いします。

 プレイングの確認画面が無いので、ユーベルコードの設定を忘れなきようお願いします。
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第1章 冒険 『ぬるぬるダンジョントラップ』

POW   :    気合いでぬるぬるトラップを突破しろ!

SPD   :    ぬるぬるをかわすのだ! かわせるものなら!

WIZ   :    うまいことなんやかんやしたらぬるぬるしたままいけるのでは?

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ジェイス・ジェイソン
【POW】

「生身の人間は時に自分たちの理解の及ばないものに執着するんだな。」

胸部の厚い、薄いでその人間に何か影響があるのだろうか?
よく年頃の猟兵が肉体の数値に一喜一憂しているのを見るが……。
いや月原・雪花がわずかながらにでも欲しているものだ。何か我々ウォーマシンには理解できない秘密があるのだろう。
であるならば、回収することにも何かしらの意味があるだろう。
量産型ロボの報告も気になる。

♦説明を聞く限り、このトラップは生身の人間種を想定したものだろうと判断して、自身の機械の肉体には影響はないだろうと考えるので、そのまま前進します。
誰か同行者がいれば、大きさもあるので傘がわりぐらいにはなれるかと



●鋼の身体にぬるぬるを。

 ジェイス・ジェイソン(ウォーマシンの化身忍者・f12378)は人型、それも生身の身体を持つ女性の異様な執着について考えながら、ダンジョンを歩いていた。歩くたびにガシャンガシャンと人ではあり得ない音が鳴ることから、彼が生身の身体ではなくウォーマシンという事を表している。

「生身の人間は時に自分たちの理解の及ばないものに執着するんだな」

 鉄の身体を撫でながら、何故女性が胸部の薄さ、厚さで一喜一憂しているのかジェイスには理解できなかったが、迂闊にこの話題を出すと身の危険を感じることは本能的に察した。ヘタに女性の逆鱗に触れれば機械の身体とてただでは済まないと。
 雪花も含め、色々な女性が躍起になる代物だ。回収することに異論はなく、何か知らの意味があるだろう。それに彼にとっては量産型ロボの事も気になった。

 それらを知るためにも、この雨の様に滴っているぬるぬるトラップを何としてでも抜けなければならない。
 ジェイスは他の猟兵達が二の足を踏む中、躊躇せずにぬるぬるトラップの中に足を踏み入れた。鋼の身体にぬるぬるとした物が掛かっていくが、機械の身体にとっては大したことはない。
 多少、足に力が入れ辛く滑りそうになるも自動制御でバランスは元に正され難なくトラップの中を進んでいく。
 両腕を広げれば、高い身長も相まって小さな傘のようにもなるジェイスに便乗するように数人の猟兵達が付いていく。
 
 ぬるぬるの中をズンズンと音を立てて進むジェイスの姿は非常に頼りになるものだった。なお、関節部にぬるぬるが入り込み、動きが良くなったとかよくならなかったとか。

成功 🔵​🔵​🔴​

高宮・夜宵
元から胸は大きいけど、面白そうなので参加しちゃえ♪
ダンジョン突入前にに水着(ビキニ)に着替えてぬるぬるを上手く滑って突破したいところ。
ぬるぬるのまま、ポロリ等のサービスシーンは気にせずGO!
巨乳なので胸を使ってぬるぬるを滑って突破したいわねぇ。
「面白そうな洞窟だこと♪」



●愉快に行こう

「面白そうな洞窟だこと♪」

 そういって胸を揺らしながらダンジョンを進むのは高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)だ。歩くたびに豊かな胸と狐の尻尾が揺れている。同行している猟兵達の視線もなんのその。それすら楽しそうに歩いていく。
 彼女は胸も大きく、特に巨乳の秘訣等は必要性を感じないのだが、楽しそうという事でこの依頼に挑んだのだ。
 普段は黒のドレスなのだが、ぬるぬるトラップがあるという事でビキニに着替えている。しかし、まだ成長しているのかビキニがはちきれんばかりに引っ張られており、今にも限界を超えそうだ。

「ふふ、ぬるぬるねぇ。これは楽しめそうかしら♪」

 ぬるぬるトラップエリアにたどり着けば、躊躇せずにぬるぬるの中に入り込み頭から思いっきりぬるぬるを被ってしまう。胸にもぬるぬるの水たまりが出来ている。
 高宮は機嫌良さそうに姿勢を低くして、勢いよくそのまま滑り出した。豊かな胸がクッション代わりになって良く滑る。まるで人間カーリングのように滑っていくのだが、先に限界が訪れた。
 バチィンと高らかになる何かが引きちぎれた音。猟兵達が一斉にその方を見れば高宮の胸を覆い隠していたビキニが彼女のたわわな胸とぬるぬるしてたとはいえ地面との摩擦に耐え切れずにはじけ飛んでしまったのだ。

 それをみた一部の猟兵達が目が釘付けになり、思いっきりぬるぬるを被ったり滑ってしまったりしたとか。高宮はそれも楽しそうにしながら千切れたビキニを手に滑りながら先へと進むのだった。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

弥久・銀花
豊胸の秘訣が秘められたダンジョンですか。

ふむ、そんな物に興味は無いのですが私も行きますね。(装備品や準備に気合が入っているようです)

オブリビオンが持ってる書物となれば何かしらの仕掛けがあるのでしょう、僭越ながら私が一番最初に検分します。

では、出発侵攻です。 (誤字にあらず、そして銀花の胸は将来性を感じさせますが現時点では慎ましいです)


プクク、あの胸は滑り易いんですね。 (うつ伏せで滑ってしまってる胸の薄い人を見て含み笑い)

私なら大丈夫です、滑らない様に鉄下駄を履いて来ました。 (【POW】です)


ひゃっ!? (鉄下駄から足がヌルッと滑って抜けてすっころんで滑って行きます)



●気合、入れて出発侵攻!
 人一倍気合が入っているのは弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)だ。

「豊胸の秘訣が秘められたダンジョンですか。ふむ、そんな物に興味は無いのですが私も行きますね」

 と本人は言っているが他の猟兵達から見ても明らか弥久の装備は気合が入っていた。罠に備えて水着を用意所じゃない。ガチだった。

「オブリビオンが持ってる書物となれば何かしらの仕掛けがあるのでしょう、僭越ながら私が一番最初に検分します。では、出発侵攻です」

 気合入れて先導するように突き進む弥久。オブリビオンとはいえ、書物に仕掛けるほど手間を掛けるのか解らないが、それは建前で実は一番先に資料を拝見したいという気持ちがひしひしと伝わってくる。
 一部の猟兵達が弥久の胸部を見て、ああ、納得したという感じである意味同類を見るような眼で見ていた。

 そのままぬるぬるトラップのエリアに入り込むと各々が水着やそのままに突っ込んでぬるぬるの被害に合ったり弾いたりしている中、思いっきり滑っている猟兵達を見ながら内心でくすくすと弥久は笑っていた。

(プクク、あの胸は滑り易いんですね)

 慎ましい胸の女性が滑っている様子を見ながら、弥久は鉄下駄を履いて悠々と進んでいく。ガシャンガシャンと鉄下駄の音を鳴らしながら安定して進む弥久。

「私なら大丈夫です、滑らない様に鉄下駄を履いて来ました」

 ふふんと弥久は自慢げに鉄下駄を鳴らしながら進むが、彼女はとあることを忘れていた。確かに鉄下駄はその重量故滑ることはないだろう。それは同じく進むジェイスも示している。だが、鉄下駄を履いている弥久の素足は全く滑り止めが無いという事を忘れていた。
 悠々とぬるぬるとした床を進んでいくと、次第に鉄下駄と素足の間にぬるぬるが入り込み、それに気づかずに大きく足を進めると……。

「ひゃっ!?あわっああぁぁーー!!」

 地面に着けていた方の鉄下駄が滑って外れ、もう片方の鉄下駄の重量に釣られて弥久は大きく足を広げたまま床を滑ることになったのだった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

ソフィーヤ・ユリエヴァ
私は現状に不満はありません(D)し、慎ましやかなほうが美味し……愛でた……可愛いと思いますの(言い直す百合聖女
けれど一縷の希望に託し、手にした少女の笑顔はきっと素敵なもの
私の信徒の中にも欲しがる娘がいますから、望みを叶えねば

(お胸の)慎ましやかな【聖女の信奉者】と共に参りますわ
無論私が先へ行き、決して信徒の方を囮や盾にはさせませんわ
だって私は聖者ですもの
タオルで私の身体や人形を拭って貰ったり、困ったら助けて頂きますの
けれど助けようとして一緒にぬるぬる絡み合ったり、イケナイことは注意ですの。絶対にダメですのよ?(フリ

他にも女性が困ってらしたら人形と操り糸を用いて助けに入りますわ

アドリブ&絡み歓迎



●聖女が行く!(百合)

「私は現状に不満はありません(D)し、慎ましやかなほうが美味し……愛でた……可愛いと思いますの」

 言い直したようで言い直していないのはソフィーヤ・ユリエヴァ(黒百合の聖者・f10512)だ。言葉の端々からちょっと危うい気がするが彼女は聖女だ。

「けれど一縷の希望に託し、手にした少女の笑顔はきっと素敵なもの私の信徒の中にも欲しがる娘がいますから、望みを叶えねば」

 自分の為でなく、自分を慕ってくれる子らの為に今回の依頼に参加を決めたソフィーヤ。ソフィーヤ自身は割と大きく不自由はしていないが、彼女に付き添っているのは【聖女の信奉者】で呼び出した信者達だ。彼女らは至って慎ましい女性達ばかりだった。その子らの笑顔を見たいがために、ダンジョンを歩み進んでいく。

 ぬるぬるトラップにたどり着いたソフィーヤは信徒の子らが先に進もうとするのを止め、自らが先に道を作るべく進んでいく。
 上からぬるぬるとした液体が掛かり、聖女の身体に滴りうっすらと透けたりするも、ソフィーヤは気にせずに濡れたまま進んでいく。大事な信徒を囮になんて彼女は聖女として使えないのだ。
 それでも信徒は心配そうに後に続くもぬるぬるは床一面に広がっており、一人の信徒が思わず滑りこけようとする。

「危ないっ」

 ソフィーヤは咄嗟に彼女を支えるも、共につるっと滑って地面に倒れてしまう。その際、ソフィーヤは信徒の慎ましい胸を思いっきり触ってしまったがこれは事故だ。多分。
 信徒を起こして、再度進むも今度はソフィーヤが滑り、信徒に胸を触らせたり、逆に触ったりしながらも色々と危うい色に染まりながら進んでいく。
 それでも彼女は聖女。無事ぬるぬるトラップを突破出来たソフィーヤはしまっておいたタオルで信徒を先にとぬるぬるを取り除いていく。それはもう隅々まで。余すところなく。

 同じく辿り着いた高宮をご機嫌な様子で拭いたり、鉄下駄で滑ってしまった弥久を人形と操り糸で助けだし、色々と食い込ませながら自らの方に引きこんだりして猟兵達(女性限定)の手助けをしていく。
 最後に自分の身体も拭いてもらったソフィーヤの表情は恍惚として実に満足そうだった。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコラ・クローディア
「豊胸術ゥ? ……いや、まて。大きな胸を保つ方法も含まれるか、まさか?」
自分の胸のサイズにはそれなりに自信がある。自分で言うのもなんだが、手に収まりきらない程度の程良い巨乳だ、全体的なバランスも最高。
――だが、肉体的な衰えはいつ来るか判らない。ならば、その時にも最高に可愛い自分を保つためには?
「挑むだけの価値は、あるってことだな」
POWで挑み、怪力1や見切り2でゴリ押し、ぬるぬるを突破しようとする
少量のぬるぬるならオーラ防御4で防げるか?
見切り2で移動しやすい場所も探そう
世界知識2と情報収集1で類似するトラップの攻略法に思い当たりがあるかも考えよう

台詞等のアドリブ、他猟兵との連携等歓迎



●美への執着

「豊胸術ゥ? ……いや、まて。大きな胸を保つ方法も含まれるか、まさか?」

 巨乳の秘訣と聞いて一瞬呆れたような表情を浮かべたが、それも一瞬だけでそれに関する資料、つまり維持する技術も眠っているのではないかと考えたのはニコラ・クローディア(世界を渡る龍賢者・f00091)だ。

 彼女の胸は既に大きく、手で収まりきれない程の大きさで自慢の胸だ。それも大きすぎず全体のバランスに合った最高の代物。だが、それも今は、だ。
 光陰矢のごとし。時間というものは年々あらゆるものを劣化させる。
 それに抗う方法があるのではないかと、それもまた巨乳の秘訣と言えるだろう。

「挑むだけの価値は、あるってことだな」

 ニヤリと口角をあげて、ニコラはよりよく完璧な美を保つためにダンジョンへと向かうのだった。

「しっかし、ダンジョンに罠が付きものとはいえ、こいつはなぁ……」

 ニコラの目に移るのは雨漏りのように滴るぬるぬるトラップ。地面は既にぬるぬるで完全に避けていくのは不可能だろう。
 先行した面々が次々と滑りながら進む中、ニコラは多少のぬるぬるを被るのを覚悟でトラップエリアに足を進める。
 狙いは出来る限りぬるぬるが少ない部分。ゆっくりと慎重に見定め、力強く踏みしめれば安定した動きが幸いしたのか左程滑らずに済んだ。
 このまま進めればいいのだが、そうは問屋が卸さない。頭上からぬるぬるとした液体がニコラに降り注ぐと、とっさにタオルで頭上を覆いぬるぬるから自らを防ぐ。

「カサ替わりって訳じゃねぇが、結構効果があったみてえだな」

 そのままニコラは出来る限り滑らない様に気を付け、時には危うく思いっきり滑りかけるも、自慢のバランス力で何とか体勢を整える。そのまま先行していたジェイスに追いつけばその腕の下にお邪魔させてもらい、悠々とぬるぬるを抜けることが出来たのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

竜洞・梓
ぷえ……胸が大きくなる? それにいったい何の意味が。肩が凝るだけでは……
え、師匠? 是非行ってこい? 必ずお前の成長になるはずだ?
――師匠がそう仰るのならば是非もありません!(騙される
【POW】
トリテニィ・エンハンスで水の魔力を纏います。
ぬるぬるしていようが水で流せば問題ありません!(ふんす
攻撃力を上げて、いざとつげーき!

わわわ、滑ります、きゃふ!(転ぶ
むー、また洗濯しないと……髪もべちゃべちゃ……ふええ……。

(お師匠からの天の声)……え? そのままでいい? むしろもっとぬるぬると?
はい、頑張ります!(騙される

と、とにかく抜けますよ……!
あっ(つるっと滑る



●師匠の教えに従って
 竜洞・梓(まじかるどらごんウィッチ・f11833)は彼女が慕う師匠の声に従ってもと
い、騙されて胸が大きくなる秘訣が眠るダンジョンへと挑みに来た。

「ぷえ……胸が大きくなる? それにいったい何の意味が。肩が凝るだけでは……」

 彼女としては大きくなる意味が理解できなかったのだが、彼女の師匠が必ず竜洞の為になると非常に念を押してきたので師匠が言うのならば間違いないという事でダンジョンに向った。
 ぬるぬるトラップを目の前にして、これは滑りそうだなーとも思い、ならばこれを全て洗い流してしまえは安全に進めるのではないかと考えた。

「ぬるぬるしていようが水で流せば問題ありません!攻撃力を上げて、いざとつげーき!」

 ふんすと鼻息も荒く、水の魔力でぬるぬるを洗い流すとこれなら大丈夫と思い一歩踏み入れる。

「きゃわわっ!?はわわーー!?滑ります、きゃふ!」

 ぬるっと思いっきり滑り、そのままつるーっと滑ったまま勢いよくしりもちをついて更に頭からぬるぬるを被ってしまう。水で洗い流されてもそれは表面上だけで、全てのぬるぬるを洗い流すことは出来なかったのだ。

 服だけでなく髪の毛までぬるぬるを被ってしまった竜洞。思わず泣きたい気分になったが、何処からか聞こえた師匠の声に耳を澄ませる。

「……え? そのままでいい? むしろもっとぬるぬると?はい、頑張ります!」

 思いっきり騙されている竜洞。この子の将来が不安になりそうなほどだ。師匠の教えに従ってぬるぬるを率先して被り、それでも抜けようとしていくが。

「はわわぁ!?」

 つる、ずてーんと思いっきりこけてそのまま滑り続け、結局滑ったままぬるぬるエリアを抜けた竜洞だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイゼル・ローエンシュタイン
WIZ

■心情
アルダワの文献ならきっと秘密の魔法が書かれているはずよ
悩める子達を救う魔法があるなら、それを知りたいと思うのは魔女として当然のことだわ
……私自身? 不満なんてあるはずないわ、えぇ!
(※小さくも大きくもない。本当はもう少し育たないかなと不安に思っている)

■行動
やだぁっ……なあに、このぬるぬるしたの……っ!
もうっ、こうなったら敢えてこれを足に多めにつけて滑りやすくしてやるわ
ルートを計算した上で壁や障害物伝いに滑って行けば、上手く抜けられるんじゃないかしら
杖でバランスと姿勢を保って、転んでも支えに使って慎重に立て直すわ
ちゃんと受け止めてくれそうな猟兵がいたら体を借りるわね
借りは後で返すわ



●悩める子たちの為に
 アイゼル・ローエンシュタイン(駆け出し魔女・f09945)はアルダワの文献ならはきっと誰にも知られていない秘密の魔法があると思い、ダンジョンの中を進んでいく。
 それが誰か知らない悩める子たちの為になるというのであれば、それを知るのは魔女である彼女として当然の事だ。決して自分の為ではない。と言い聞かせながらちらりと自分の胸を見やる。
 不満はない。決して小さい部類ではないのだが、大きくもない……もう少し大きくなればと期待を込めて奥へと足を進めていく。

 ぬるぬるなエリアがあるとは聞いていたが、実際目にし体験してみると実害は少ないが確かに厄介な代物だ。何せ滑る。とても滑るしぬるぬるする。

「やだぁっ……なあに、このぬるぬるしたの……っ!」

 もうすでに何度か滑って、頭からもぬるぬるを被ってしまったアイゼルは杖を支えによろよろと立ち上がる。
 こうなったらこのぬるぬるを活かし、壁沿い越しにルートを計算しながら進むことを決める。
 杖で何度か支えつつ、壁際までたどり着けば壁も多少はぬるぬるしてるも、支える手助けにはなりそうだ。
 慎重に滑りながら、たまにバランスを崩して倒れるも先行組が見える所までたどり付いた。先にたどり着き自らの信徒に寄って身体を拭かれていたソフィーヤが困っているアイゼルの姿を見つけると、操り糸で引っ張り上げてソフィーヤの胸元に収められた。
 全身をぬるぬるまみれになってしまったが、アイゼルは巨乳の知識が眠る遺跡の第一歩を突破できたのだった。
 その後、恍惚とした表情のソフィーヤに思いっきり体を拭かれてしまったが、それは良かったのか悪かったのか。それはアイゼルにしかわからない。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
僕としては正直どーでもいいっぽい。
子育てに支障がなければよくないかな?
でもこーゆーのを正直に言っちゃうと顰蹙をかうことになるっぽい。
ホントは関わらないほうがいいんだけど、文献自体は貴重だしね。
それに必要としている人にいつか出会うかもしれないから。
回収しておいて損はないっぽい?
まずはぬるぬるトラップを秘伝忍法<凶>で突破するっぽい!
ムカデの走破性ならよゆーよゆー。
途中で困っている人に出会ったら秘密之箱庭に回収するのです。
…これ、出発時に他の人を詰め込んでおけば効率的だったかも?
既にぬるぬるな人はたくさんいるっぽい。
気づかなかったことにしておくことも優しさですよね?
世の中こーゆーミスもあるっぽい。



●何時かの日の為に。
 露木・鬼燈(竜喰・f01316)は特に必要はないが、文献自体は貴重なものであり、いつか役に立つのではないかと思いダンジョンの中を進んでいく。

(僕としては正直どーでもいいっぽい。子育てに支障がなければよくないかな?)

 というのが露木の考えなのだが、それは決して口にしない。口にしてはいけない禍の言葉という物があるという事を良く知っているからだ。

 ぬるぬるエリアにたどり着けば秘伝忍法<凶>にてサイボーグのムカデを呼び出す。ムカデの大きさは露木の身長の倍の大きさ、優に三メートルを超える巨体だ。
 露木はそのサイボーグムカデに乗り、ぬるぬるエリアの中に入り込む。サイボーグムカデの多脚はぬるぬるな床でも非常に有効に働き、一つが滑っても他の足がそれを補い、ぬるぬるを物ともせずに進んでいく。
 上から降ってきたぬるぬるを多少被ってしまうも、サイボーグムカデの動きはダンジョン内という事もあってそこまで激しいものではなく、振り落とされる事もない。

 これなら他の人も積んでから連れて行けばよかったかなーと思ったが、既に多くの猟兵達はぬるぬるトラップの餌食になっている。
 言わなかったことに少々の気まずさを感じつつ、難なくぬるぬるエリアを抜けていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

緋神・美麗
へ、へぇ、胸が大きくなる秘訣ねぇ。ま、まぁ、そんな眉唾なものはおいといてオブリビオンを倒さないとね。
ぬるぬるトラップかぁ…とりあえず完全によけきるのは無理でも被害は最小限に抑える努力はしないとね。
滑り止め付きのブーツにレインコートを纏って、完全防水パックの中にタオルも準備。あとは大きな塊のぬるぬるをサイコキネシスで捌きながら進んでいくわ。
「待ってなさいよ。文け…じゃなかった、オブリビオン!」



●建前と本音

「へ、へぇ、胸が大きくなる秘訣ねぇ。ま、まぁ、そんな眉唾なものはおいといてオブリビオンを倒さないとね」

 緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)は学園で見つかった文献に疑いを掛けていたが、オブリビオンが絡むとなれば別だ。哀れな被害が出る前に倒すのが彼女の、猟兵の役目。
 そのためにもダンジョンの進行を阻むぬるぬるトラップを何としてでも突破しなければならない。
 緋神は滑り止め付きのブーツにレインコート、それに防水パックに入れたタオルを完備してぬるぬるの中を進んでいく。完全防備である。
 滑り止めは多少役に立つものの、滑り止めが役に立ちづらいほどに床はぬるぬるしていた。滑らない様に堪えながら進むも、それでも途中でバランスを崩して危うく倒れ掛かるが、自身にサイコキネシスを使って咄嗟にバランスを整える。

 頭上から降ってくるぬるぬるもサイコキネシスで弾きながら、多少ぬるぬるを被ってしまうもようやくぬるぬるエリアを抜けた。

「待ってなさいよ。文け…じゃなかった、オブリビオン!」

 意気ごみを掛けようと最後に建前と本音が混ざった緋神は、誤魔化すように次の階層へと足を進めるのだった。
 

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ラビリンスセンチネル』

POW   :    アクセルブースト
【脚部に内蔵した推進器で急接近し】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    マジックバーレッジ
【腕部に内蔵された魔術機関】から【多量の魔力の弾丸】を放ち、【弾幕を張ること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    コアスーサイド
【魔力炉を自壊させ暴走した魔力】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●遺跡を守る量産型ガーディアン
「ピーガガガー……ピー……シンニュウシャヲハッケン、ハイジョハイジョ」

 ぬるぬるトラップを抜けた猟兵達の前に現れたのは、電子音と重厚な機械音を鳴らし、古に命じられた指令を実行する守護者。ラビリンスセンチネルだ。

 それも一体だけではない。扉の先から数多くのラビリンスセンチネルが現れ、次々と猟兵達を侵入者と見なして迎撃態勢を整える。
 先頭のラビリンスセンチネルが魔術機関を高らかに鳴らして文字通り、飛ぶように向かってくる!それに倣って次々と飛んでくるラビリンスセンチネル。
 数こそが力と言わんばかりの量だ。これを凌がなければ巨乳への道は開かれないだろう!
マリアンネ・アーベントロート
よーしっ、やっと追いついたっ。
その、別に気にしてるわけじゃないんだけどね?
やっぱり女の子としては、ね?

と、ともかく! このガーディアンをなんとかしなきゃだね!
『催眠・万象の掌握』で、ガーディアンたちの周りの重力を逆さまにして、天井に叩きつけちゃおう!
【催眠術38】の技能をフルに活かして、世界そのものに催眠をかけちゃうこの大技、とくとご覧あれ!
天井に叩きつけてから催眠を解けば、重力が元に戻って地面に落として追撃もできそうだね!
【コアスーサイド】を使いそうなガーディアンは優先的に天井に叩きつけて、距離を離しちゃおう!

さあ、ささっと倒して、早く大きく……な、なんでもないよっ。



●世界への催眠
「よーしっ、やっと追いついたっ」

 皆に遅れてやっとラビリンスセンチネル達の元へたどり着いたのはマリアンネ・アーベントロート(ゼーブスタスの催眠術師・f00623)だ。
 相当急いだのか、ぬるぬるしたままだがこの絶好の機会だけは逃してはいけない。女の子として。

 遅れたマリアンネにもラビリンスセンチネル達は反応し、目標を定めて両腕から魔力の弾丸を放つ。弾丸の量は余りにも多く弾幕となりマリアンネの動きを止めてしまう。だが、マリアンネにとっては動きを止められてしまっても全く問題はなかった。
 彼女が催眠を使うのはラビリンスセンチネルがいる周辺の【世界】にだ。

「すべて私の意のままに!」

 世界に催眠を仕掛け、重力を逆さまに変貌させるとラビリンスセンチネル達は重力に従ったまま天井へと打ち付けられる。

 弾丸を放つも、逆さまでは標準機能も上手く働かず、弾幕が薄くなりマリアンネに易々と避けられてしまう。そしてそのまま世界への催眠を解除すれば、重力の枷に従ってラビリンスセンチネル達は天井から地面にたたきつけられる。
 元々重量があり、そして量産型という事もあって一部のラビリンスセンチネルは耐久値の限界を超えてバチバチと放電しながら動かなくなる。
 世界への改編にマリアンネは満足そうに頷きながら、再び起き上がったラビリンスセンチネルに向けて重力の変更をしかける。

「さあ、ささっと倒して、早く大きく……な、なんでもないよっ」

 誤魔化すようにラビリンスセンチネルの攻撃を避けつつ、ラビリンスセンチネルを天井に叩きつけるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

緋神・美麗
トラップの次はガーディアンかぁ。全く、オブリビオンの方に反応しなさいよね。ともかく、文献入手の邪魔をするなら全部ふっ飛ばすわ。拡散極光砲で一気に薙ぎ払うわね。
「数に任せりゃいいってもんじゃないわよ。全部まとめて吹っ飛ばす!」
後にオブリビオンも控えているし文献入手の為にも余分な疲弊をするわけにはいかないわよね。全力で殲滅していくわ。



●破壊の光

「タイショウ、ハカイスル」

 緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)は自分に向けて飛んできたラビリンスセンチネルを横っ飛びに回避し、難を逃れる。ラビリンスセンチネルはそのまま壁に激突する前に方向転換し、再び目標――緋神へと狙いを定める。

「トラップの次はガーディアンかぁ。全く、オブリビオンの方に反応しなさいよね。ともかく、文献入手の邪魔をするなら全部ふっ飛ばすわ」

 ラビリンスセンチネルは緋神に向けて飛んでくると、緋神は避けずに頭上に両手を掲げる。すると、彼女の手に光が収束し煌々と光り輝くと閃光がラビリンスセンチネルを穿った。それも閃光は一つだけでなく、幾つもの光が――拡散極光砲がラビリンスセンチネルを貫く。

「数に任せりゃいいってもんじゃないわよ。全部まとめて吹っ飛ばす!」

 光の暴力ともいえる拡散極光砲は次々とラビリンスセンチネルを撃ち貫いていく。量産型なラビリンスセンチネルは閃光の弾丸に耐え切れず、倒れていくが未だ数が多い。
 まだ本命のオブリビオンが待っているのだ。ここで余分な疲弊をするわけにはいかない。全力で殲滅すべく、両手に力を込めるだった。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

竜洞・梓
うええ……ぬめぬめですぅ……
師匠、ほんとにこれでいいんですかぁ……?(ゲヘゲヘしながら声色は真面目に発破の言葉を飛ばしてくる師匠

……はっ、衛兵ですか!
負けるわけにはいきません。
【POW】
足のブーストで突っ込んでくるということは、そこを潰せば戦力を削れるということです。
突っ込んできた相手をかわして、ドラゴニアンチェインで足を絡めとってあげます!
爆破して、それから私のまじかる炸裂です。
リヴァイアさんをバールっぽいなにかに変身させてぶん殴りますよ!
まじかる!



●まじかる☆バール
 竜洞・梓(まじかるどらごんウィッチ・f11833)は全身余すことなくぬるぬるで涙目になりながらも他の猟兵達と共に二層に降りてきた。
 余りの惨事に良識のある他の猟兵達がタオルで竜洞の事を拭いてあげようとするが、竜洞は物凄く渋々その申し出を断る。それも――

「うええ……ぬめぬめですぅ……師匠、ほんとにこれでいいんですかぁ……?」

 どうやら彼女の師匠とやらが拭くことを許さないのだ。
 もうこの師匠を退治した方がいいんじゃないか。
 そう他の猟兵達も思い始めていると、部屋の先から次々とラビリンスセンチネルが湧いて出てきた。それはもうワラワラと、量産型と説明にあったがそれにも限度がある。
 あっと言う間に部屋一面に広まったラビリンスセンチネルを倒すべく、猟兵達は武器を手に取り、ユーベルコードを発現させる。勿論、たとえぬるぬるまみれだったとしても竜洞も肩に乗っていた竜、リヴァイアをバールっぽい何かに変化させる。竜には自由意思はないようだが、何故かぬるぬるにはなっていない。

 他の猟兵達がラビリンスセンチネルと接敵し、吹きと成して時位は弾幕で足止めを喰らっている中、竜洞は自慢の視力を活かしてラビリンスセンチネルの動きを見極めて回避し、壁に激突して動きが止まっている隙を狙い、竜の形を模したオーラをブースターに狙いを定めて狙い撃つ。
 オーラはラビリンスセンチネルのブースターを見事破壊し、更にラビリンスセンチネルと竜洞を繋ぐ鎖となった。
 鎖により動きを阻害されたラビリンスセンチネルに向け、竜洞はバールのようなものを打ち付ける!

「まじかる!」

 バールのようなものは見事ラビリンスセンチネルの魔力炉を砕き、機能を停止させる。師匠の教え?が上手く入った事に竜洞は自分の成長を感じ、この感覚を忘れない様にと心に刻みながらバールのようなものを手に、次のラビリンスセンチネルへとドラゴンオーラを放った。

成功 🔵​🔵​🔴​

弥久・銀花
出鼻で躓いてしまいましたが、どうやらこのダンジョンには確かに何か有るようですね。

これは、全くのガセネタと言う訳ではなさそうです。 気合を入れて掛かりましょうか。 (しかし銀花は途中でスッ転んでしまったので全身ヌルヌルの裸足です)


【SPD】
スピードで翻弄しつつ接近戦を仕掛けます。 (何となく動きもヌルッとした感じで地面を滑る様に動いて)

姿勢を低くして弾丸を回避したり、相手の腕の関節の稼動限界や、同士討ちになる位置取りを取って接近して、鋭刃線閃で真っ二つです。 (柄が手からすっぽ抜けそうになってほんのちょっとだけ間合いが伸びました)



●油断大敵
「出鼻で躓いてしまいましたが、どうやらこのダンジョンには確かに何か有るようですね」

 ぺたぺたと足音を鳴らしながら刀を構えるのは弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)だ。鉄下駄を用意したのは良いものの、足自体に工夫を忘れてとても大変なことになってしまった。もう余すところなくぬるぬるだ。
 それでも、ここまで罠を張っており、ガーディアンまで用意しあるという事は確かにこの先に巨乳に関する秘訣が眠っているのは間違いないだろう。
 ぬるぬるしたままだが刀をしかと握り、迫りくるラビリンスセンチネルへ向けてぬるぬるになった足で滑るように駆ける。

 ぬるぬるとした速度を活かしたまま、ラビリンスセンチネルへ肉薄した弥久だが、ぬるぬるした手では刀を強く握らないと上手く振るえず、しかも勢いよく振ってしまえばすっぽ抜けそうになってしまう。
 その隙を見逃すほど、ラビリンスセンチネルも甘くはない。ブーストの速度を活かしたままの体当たりを繰り出すが、弥久はぬるぬるとした足では咄嗟の回避も間に合わずに勢いよく吹き飛ばされる。

「くぅっ……ぬるぬるしてっ……動きが……!」

 普段ならあんな攻撃は余裕で避けれただろう。だが今は足から手の先までぬるぬるで実力の半分も出せていない。
 そのまま宙を舞い、地面に激突する寸前で高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)がその豊かな胸で受け止める。
 肉体的なダメージに加えて精神的なダメージを受けた弥久。これは立ち上がれないかと思われたが……、弥久は高宮に礼を言いながら再び立ち上がる。
 立ち上がらなければこの先にある未来を手にすることは出来ないから。再び気合を入れ直し、ぬるぬるを拭い去って勢いよくラビリンスセンチネルへと刀を振り下ろすのだった。

失敗 🔴​🔴​🔴​

ニコラ・クローディア
「笑止! たかがその程度の数でオレサマを止められると思うなよ!」
双子竜槍「アンフィスバエナ」を召喚し【なぎ払い】でまとめて切裂く。
自爆?
弾幕?
突撃?
ハン、オレサマの【オーラ防御】と【激痛耐性】を持つ鱗と翼を抜けるものなら抜いてみやがれ!
ついでに【拠点防御】で最前線を張ろう、このオレサマこそが前線の橋頭保、なーんてな。
隙あらば【武器受け】【カウンター】【グラップル】【見切り】で殴り返して【マヒ攻撃】をしてやろう。
ある程度相手が固まってきたらユーベルコードのブレスで一網打尽だ!
【高速詠唱】【全力魔法】の【属性攻撃】つきサンダーブレスだ!



●暴虐の竜

 ニコラ・クローディア(世界を渡る龍賢者・f00091)は双子竜槍「アンフィスバエナ」を召喚し、頭上で勢いよく回転させながらブースターで飛んでくるラビリンスセンチネル達へ向けて横に一閃。
 纏めて薙ぎ払われたラビリンスセンチネル達はその鋼の身体を木の葉のように吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
 弾丸を放つ個体もいるが、ニコラの防御を抜くことが出来ない。ならばと突撃をしかけるが先ほどのラビリンスセンチネルと同じ運命を辿る。

「笑止! たかがその程度の数でオレサマを止められると思うなよ!」

 高らかに雄々しく、それでいて美しく吠える。まさしくこれぞ竜の女帝というべき存在なニコラ。
 最前線に立ち、威風堂々を体として表して一つの拠点と化したニコラ。
 そんな相手にもラビリンスセンチネルは諦めることなく、否、諦めるというプログラムなど刻み込まれておらずにただ愚直に古に刻まれたプログラムに従って猛攻を駆ける。
 ニコラに集中している隙を狙い、横から他の猟兵達が殴りかかりブースターを破壊して効率よく撃破していく。ニコラもまた、迫ってきたラビリンスセンチネル達の拳を槍で受け止めて流し、拳で殴り返していく。
 幾ら猛攻を掛けても猟兵達に決定打を負わせられず、ニコラにも届かないラビリンスセンチネルは突如動きを止め、煌々と光り輝く。

「避けろお前らぁ!」

 竜の本能ゆえか、嫌な予感がしたニコラは咄嗟に叫び周囲の猟兵達に声を駆ける。そのおかげか攻撃を仕掛けようとしていた猟兵達は後ろに飛び去った次の瞬間、ラビリンスセンチネルを中心とした爆発から逃れた。
 爆発の範囲は広く、幾人かの猟兵達は巻き込まれたが防御が間に合ったらしくそこまでの怪我は負っていない。

 ラビリンスセンチネル達もまた、魔力炉を暴走させた所為で一時的に動きが止まる。しばらくすれば再びブーストを吹かし、高軌道で飛び交って来るだろうがそれはニコラが許さなかった。

 一塊になっているラビリンスセンチネル達に向けて稲光を放つ口を向ける。

――『我が龍詞は雷を編む』――

 先ほどのラビリンスセンチネル達の光にも劣る事のない稲光のレーザーがニコラの口から放たれる。それは暴虐の光となって今だ動くことのできないラビリンスセンチネル達を呑みこんだ。
 光が収まれば、ふっと煙草を消すように息を吐くニコラ。膨大な光の本流に飲み込まれたラビリンスセンチネルの数体はそのまま機能停止していたが、未だ動き出す機体もあった。だが、その動きは遅く鈍い。感電により動きが鈍くなっているのだ。
 そんなラビリンスセンチネル達に向けて、ニコラは雄々しく皆を導くようにラビリンスセンチネルを一太刀の元に薙ぎ払うのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
ぬるぬるで武器の保持を難しくし、動きをも阻害する。
其処に大量の兵力の投入ですか。
普段通りに戦えないとなると厳しいよね。
なるほどなー。
実にいやらしい作りだね!
うん、ほんとーによくできてると思うです。
転んだり苦戦したり強行突破した人には苦しい戦いになるよね。
僕にはほとんど影響ないけどねっ!
降魔化身法からの剣嵐舞踏で一掃するっぽい!
範囲攻撃と生命力吸収もあるから集団戦は得意…生命力?
この敵のどこに生命力が…
猟兵の世界は不思議がいっぱいなのです。
まぁ、こーゆことは暇な時に考えるとして戦いに集中するです。
さすがに囲まれると辛いので退路の確保は常にしておくです。
フォローし合える人と組めるとさらにいいよね!


高宮・夜宵
距離を取りながら、遠くのラビリンスセンチネルにフォックスファイアをぶち当てて誘爆させて数を減らしていこうかしらねん。
自分の近くのやつはなるべく相手にしない方向で。
「ほらほら、派手にいくわよぉ♪」

何気ないしぐさでも豊かな胸は大きく揺れます、たゆん。
アドリブ&絡み歓迎



●舞う刀と舞う狐火

「なるほどなー。実にいやらしい作りだね!うん、ほんとーによくできてると思うです」

 ぬるぬるとしたトラップで動きを封じたり、疲労を重ねた所に大量の戦力の随時投入という仕掛けに、もはや感心しているのは露木・鬼燈(竜喰・f01316)だ。
 ぬるぬるで普段通り戦えなくして、それでいて多くの戦力を叩きこむのは歴戦の戦士でも危うくさせるだろう。
 しかし、露木はサイボーグムカデによって左程ぬるぬるを受けることなく突破してしまった。露木は万全の状態でラビリンスセンチネル達と対峙できるのだ、それも全力で。

 ブースターで飛んで向かってくるラビリンスセンチネル達を腰を低くして回避し、刀で滑るように切りつける。そのままある程度ラビリンスセンチネル達を集めるように立ち回っていくと次第に露木の周囲に囲むようにラビリンスセンチネル達が固まり始めた。
 露木は退路の状況を確認しながら、今なら大丈夫と決めて大きく刀を構える。

「剣嵐舞踏っぽい!」

 超高速の刃が固まったラビリンスセンチネル達を切り刻み、鎧に大きな傷をつけ、関節部に致命的な傷を負わせる。数体はそれで耐久力の限界を超えたのか機能を停止させる。
 そこに追撃を加えるのは高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)だ。露木が集めるのを見て、その動きをサポートするようにファイアフォックスで爆発を当ててラビリンスセンチネル達を集めていたのだ。

「ほらほら、派手にいくわよぉ♪」

 露木の刃によって倒れなかったラビリンスセンチネル達を纏めて爆発で焼き払い、露木が追撃を喰らう前に逃げる隙を作る。高宮がファイアフォックスを打つたびに豊かな胸がぷるんぷるんと揺れて、一部の猟兵達の隙まで作ってしまったが……そのおかげか露木は悠々と包囲から抜け出せた。

「ありがとうっぽい!」
「どういたしましてぇ♪次々行くわよ♪」

 囲まれる事なく抜け出せた露木は高宮に礼を言い、高宮も上機嫌に返しながら迫りくるラビリンスセンチネルの出鼻をくじくようにファイアフォックスで爆発を起こし、勢いがそがれた所に露木が切り込んでいく。
 刀と狐火の舞は多くのラビリンスセンチネルを地に沈めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ジェイス・ジェイソン
【SPD】

何とはなしに気づいていたが、参加する女性陣の勢いに機械の体ながら冷や汗をかく
純粋にオブリビオンを討伐しに来たとは思えない。どこか獣のような勢いでダンジョンを進んでいく女性たち。こういった事件になれっこな猟兵とは思えない急ぎようだ

「これは認識を改めねばならないな」

なるほど月原・雪花が危惧する通りだ。例の書物は間違いなく争いの火種になる。現に猟兵内で危険を顧みず突出するものも出ている
……急ごう
身体にまとわりつくぬめりをながめ、思いつくままに地面をける
身体は鉄だ、ぬめりによって地面との摩擦が減った身ならば忍者の脚力で普段以上の加速が見込めるだろう

「すまんが、トップスピードで抜かせてもらう」



●機械の場合は冷汗は脂汗になるのだろうか。

 ジェイス・ジェイソン(ウォーマシンの化身忍者・f12378)は冷や汗をかいていた。機械の身体というのに汗をかくのもおかしなことだが、これ以外に表現する言葉をジェイスは持っていない。
 それほどまでにこのラビリンスセンチネルは―――否、この依頼に参加している女性達の熱意は熱い物だった。危機感を感じるほどに。

「これは認識を改めねばならないな」

 例の書物は間違いなく争いの火種になる。現に猟兵内で危険を顧みず突出するものも出ている。あのうさが危惧したのも納得できる。急いだ方がいいと思い、ジェイスはぬるぬるを活かしてホバー移動のようにラビリンスセンチネルへと肉薄する。
 もっとも、それはジェイスの気のせいであり、あのうさの目的は同じのようなものだがそれをジェイスは知ることが無い。

「すまんが、トップスピードで抜かせてもらう」

 全加速でラビリンスセンチネルへと突っ込むジェイス。しかし、相手は量産型。一体倒しても次のラビリンスセンチネルがジェイスに迫り、吹き飛ばされても今度は次が立ちふさがる。ぬるぬるを活かした加速も減速の一途をたどり、ついにはラビリンスセンチネルの弾幕によって大きく足止めを喰らう。

「くっっ!やはり数は力かっ……!」

 身動きが出来ない所に横から飛んでくるラビリンスセンチネルの鉄拳。それを残ったぬるぬるを活かして受け流し、ジェイスは鉄の拳を打ち込んでラビリンスセンチネルの装甲に穴をあける。
 急ぎ過ぎが仇となった。まずは目の前の敵に集中すべきだと頭を切り替えたジェイスはラビリンスセンチネル達へと再度突進を駆けるのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

村雨・ベル
待っていて雪花ちゃん!
おねーちゃんが今、貴重な書物取ってきてあげるわ!

塗り薬でもマッサージでも えぇえぇ どんな処方でも解読してみせますからねー!
っと鼻血が…

いけません、まずは敵を倒さねば

まずは敵を観察
そして隠れる
とにかく逃げ回る 室内の物色もしたいしね
そして部屋内を逃げ回りながら拘束制御術式で片っ端から拘束していきましょう
こうしておけば誰かが倒してくれるんじゃないかな!
えっ 私の攻撃手段?
宇宙バイクでひき逃げするぐらいしかないかも☆(てへ

。。
○。    ぺたん


アルトリウス・セレスタイト
数の力というやつは恐ろしいものだな

破天で掃討
2回攻撃・範囲攻撃・高速詠唱・全力魔法など駆使して破裂する魔弾の弾幕を叩き付ける面制圧飽和攻撃
集団へ絶え間なく撃ち続けて前線を止め、接近を阻止しつつ潰す
敵勢の攻撃も全て弾幕で潰しに
数の力を更なる物量で圧殺する

危険そうな味方があれば適度にそちらの敵を削って支援



●賢者の霊鎖と天の弾幕

「待っていて雪花ちゃん!おねーちゃんが今、貴重な書物取ってきてあげるわ!」

 意気も高く拳を天に突きだしてやる気満々なのは村雨・ベル(エルフの錬金術士・f03157)だ。彼女は錬金術師でもあり、資料さえあれば飲み薬からマッサージ、更に塗り薬まで解読する気だ。あのうさにマッサージと塗り薬を塗る光景を思い浮かんだ村雨は思わず鼻血が出かけるものの、戦闘中な事を思い出して妄想を消し去る。

「いけません、まずは敵を倒さねば」

 村雨はまずラビリンスセンチネル達に見つからない様に物陰に隠れる。そして動きを観察しながら隙を伺う。
 丁度目の前でラビリンスセンチネルがブースターによる突進を避けられ再度狙いを定めようと方向を転換し速度を落とした所だった。今がチャンスと思った村雨は物陰から手を伸ばすと、両手から魔方陣が浮かび上がる。

「拘束制御術式『賢者の霊鎖』」

 再度ブースターを吹かそうとしていたラビリンスセンチネルに金色の光が絡み付きその動きを阻害する。
 その隙を見逃す猟兵ではなく、槍で貫く様子を見届ければ次の隠れれそうな場所を見繕い、物陰に隠れて拘束制御術式を放ち拘束していく。
 
 アルトリウス・セレスタイト(原理の刻印・f01410)はその様子を見ながら一つ頷く。あのような戦い方もあるのかと参考にしながら、ならば自分もと前線をサポートするように全力攻撃の魔弾を放つ。
 完全飽和攻撃な魔弾の弾幕はブースターで速度を増したラビリンスセンチネル達の動きを止め、その動きが止まったラビリンスセンチネル達に村雨が放った霊鎖が絡み付く。
 物量を更なる物量と拘束で上回り、動きを封じられたラビリンスセンチネル達は次々と刀や槍、魔弾によって破壊され、一体また一体と鉄くずに姿を変えていく。
 村雨も物色しつつ援護するように霊鎖を放ち続け、ついには最後の一体もオリハルコンの鎖でがんじがらめにしていく。

「こいつで仕舞いだな」

 動きが止まったラビリンスセンチネルとニコラが槍で串刺しにし、持ち上げてブレスで包み込めばラビリンスセンチネルは鉄くずも残さずに消滅。

 あれだけいたラビリンスセンチネルは全て打ち倒され、猟兵達に次なる階層へと道が開かれた。
 猟兵達は一同に頷き、一つの目的(?)に向けて足を進めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『叡智の守護者』

POW   :    叡智の封印
【翼から放たれた羽】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    叡智の斬撃
【鉈】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
WIZ   :    叡智の風刃
レベル×5本の【風】属性の【羽】を放つ。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠マユラ・エリアルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●秘訣の守護者。ただし動機は不純。

「ホッホッホ。どうやら胸の慎ましい方々が巨乳の秘訣を求めてやってきたようですね。結構、ええ結構。実にウェルカム」

 目の前のオブリビオンはまるで猟兵達を歓迎するように両手を叩く。その視線は一部の猟兵達の胸へと注がれる。

「しかし、この知識は渡すわけにはいきません。この知識を得てしまえばその慎ましさも、大平原も、72な者も失われてしまう。それだけは断固して阻止!阻止!ちっぱいこそ正義、慎ましさこそ最高!それらを守るためならば殺戮も辞さない!!」

 実に変態だった。しかも的確に逆鱗を踏み抜いてくる。だがこれなら容赦なく倒せるというもの。猟兵達は怒りと呆れを感じながら、巨乳の秘訣を得るべく変態な守護者に向けて武器を構えた!
緋神・美麗
なんでまたこんなのが守護者とかやってるのかしら。まぁ、文献を処分されなかっただけましかしらね。とにかく最後の変態を全力全身でぶっ潰す!
「カチンとくる言い草ね。これはもう喧嘩売られてるのよね。喜んで買わせて貰うわ。死ぬ程後悔させてあげるから。」
遠距離戦はプレシジョン・ハイメガキャノンで命中重視で確実に削る
「私の攻撃がそう簡単に避けられると思わない事ね」
近接戦を挑んでくるならライトニングセイバーの【2回攻撃】と【鎧無視攻撃】で迎え撃つ
「接近戦なら分があると思ったなら大間違いよ。徹底的に斬り刻むっ!」
変態を滅したら巨乳の秘訣の文献を全力で確保、中身を撮影して保存するわ。
「これで私ももっと大きく…」



●口は災いの元、後悔後先絶たず。

「カチンとくる言い草ね。これはもう喧嘩売られてるのよね。喜んで買わせて貰うわ。死ぬ程後悔させてあげるから」

 あからさまに怒りを露わにしているのは緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)だ。叡智の守護者の変態的な発言と理由に怒りのボルテージが振り切っている!
 もっとも、それは他の猟兵達も同じなのだが、叡智の守護者はどこ吹く風で胸部をガン見している。

「ふぅむ。実に良いお胸だ。それを育てるなんて勿体ない!そのままでいてくれ!」
「死ねっ!!変態!!」

 戦闘中だというのに胸を凝視する余裕っぷりについにブチ切れた。
 緋神の指先に光が集まり、それは雷弾―――プレシジョン・ハイメガキャノンとなって叡智の守護者に向かって放たれる。
 想像以上の速度に叡智の守護者は回避が間に合わず額に一撃を喰らいもんどりうって吹き飛ぶも、額から煙あげながらよろよろと立ち上がる。

「流石に油断しすぎましたが――これでも守護者。ちっぱいを守るためならば残虐も辞しません!」

 叡智の守護者は翼を大きく羽ばたかせると、羽が風の弾丸となって猟兵達へと襲い掛かる。緋神にも当然飛んでくるが、それを雷弾で悉く打ち落としていく。
 五十を超える羽の弾丸も怒りに震える緋神と猟兵達に通じず、ならばと近接に持ち込むが、それもライトニングセイバーによる二回攻撃によって防がれ、逆に切りこまれる。

「接近戦なら分があると思ったなら大間違いよ」
「くっ。やりますねぇ!無い方が身軽だからでしょうか」
「……徹底的に斬り刻むっ!」

 変わらず地雷を踏み抜く叡智の守護者。切り刻まれ羽が舞い落ちるが、未だ叡智の守護者には余裕が見える。
 ならばと、その余裕を消してやろうと後ろに飛びのいた叡智の守護者に指先を向け、緋神は再度プレシジョン・ハイメガキャノンを放つのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

弥久・銀花
……、何か戯言を言ってますね。

周りの人と一緒にしないで下さい、私はまだ12歳。 将来性があるんです。


最後通牒です、その秘訣をこの場に居る人にだけこっそりと教えて下さい。
決して他の人に漏らしませんから。 (刀の柄に手を添えて摺足でボスに近寄りながら)

断ると言うのなら、貴方の首を落としてから書物を読むまでです。


将来は美乳にしたいんです、協力してくれませんか?





決裂ですか……、では! (鋭刃線閃を繰り出しながら)



●まだ未来のある可能性。

 弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)は叡智の守護者の戯言ともいえる言動に深く、それはもう深くため息を吐いた。

「……、何か戯言を言ってますね。周りの人と一緒にしないで下さい、私はまだ12歳。将来性があるんです。最後通牒です、その秘訣をこの場に居る人にだけこっそりと教えて下さい。決して他の人に漏らしませんから」

 弥久は刀に手を置き、かちりと鯉口を鳴らすも叡智の守護者は鳥目を大きく見開き大仰な身振りで拒否をする。

「それを育てるなんて勿体ない!それこそ貴重!それこそ宝!そのままのあなたでいてください!」
「決裂ですか……、では!」

 もはや放すだけ時間の無駄。そう判断した弥久は鯉口から刀を解き放つ。
 一閃。羽が数枚舞い散り、叡智の守護者は辛うじて避けるもその刀の鋭さに冷や汗をかく。

――ヤバい、やり過ぎた。目がマジすぎる。

 叡智の守護者は本音を語り過ぎたと思い、いつもより早く後ろに飛んで体勢を整える、腐っても、本当に腐ってもオブリビオン。即座に血に濡れた鉈を構えて大きく振りかぶる。この鉈で多くの学生を放り去ってきた。その中には当然目の前にいるような慎ましい胸の持ち主も。

「何故かいらっときました!」

 鉈の先端を狙い、刀を振り上げる弥久。叡智の守護者は大きく鉈を打ち上げられるも鉈から手を放さなかったが、代わりに大きな隙を作ってしまった。
 弥久は上段からまた一歩踏み込み、振りおろし――鋭刃線閃を繰り出す。

「ぐうぅあっ!!」

 余裕を見せていた叡智の守護者は初めて苦悶の声をあげ、表情から余裕が消えた。羽と共に鮮血が舞い散り、必死な様子で羽を打ち出して弥久から距離を取る。
 弥久は怒りに血が上った頭を冷静に落ち着け、今の感覚を忘れない様にと心に刻み、更に追い詰めるべく刀を持って叡智の守護者を追い詰めるのだった。

 全ては将来、美乳の為に……!

大成功 🔵​🔵​🔵​

竜洞・梓
人の身体的特徴を笑うとはなんと不埒な!
というか大きくてもあんまりいいことないですよ! 肩は凝りますし、割と邪魔です!(※そこそこの持ち主
てんちゅー!

WIZ
トリニティエンハンスで炎の魔力を纏い、ステッキに変身したリヴァイアさんで殴ります
今必殺の撲殺拳! とかちつくちて! その羽、むしりつくしてあげましょう!

……ところで師匠。
やっぱりこの探索でぬるぬるになった意味って……。
つかめない? ならまだまだ?
……そうですか……。はい……。



●魔法は物理

「人の身体的特徴を笑うとはなんと不埒な!」

 竜洞・梓(まじかる☆どらくる・f11833)は叡智の守護者のデリカシーのない言葉に女として怒りを覚え、ステッキに変身したリヴァイアさんを構える。怒りを発現したかのように杖には炎が纏われ、燃え盛っている。
 叡智の守護者は迫りくる猟兵達を鉈で拭き飛ばし、羽の弾丸で牽制しながらもぐるりと竜洞に顔を向ける。顔が梟のお蔭か真後ろでも向くことが出来る。正直不気味だ。

「笑うなんてとんでもない!褒めているのです!大きい胸なぞたかが肉の塊!真の胸とは貧乳に限る!大きくても肩がこるだけで良い事なぞ無い!」

 最後の部分だけ竜洞は同意しかけるが、ここで同意すると殺意を滾らせた女性陣達の攻撃がこちらに飛びかねないので黙っておく。口は災いの元。それを体現するように叡智の守護者への攻撃が苛烈なものになっていく。
 竜洞もそれに混ざるように炎で燃え盛るステッキで叡智の守護者へと殴りかかる。

「今必殺の撲殺拳! とかちつくちて! その羽、むしりつくしてあげましょう!」

 見た目は正統派っぽい魔法少女の割にやることは肉弾戦。昨今の魔法少女は肉弾戦を主にしてるがその影響も大きいのだろう。燃え盛るステッキの一撃を頬に受け、吹き飛ぶ叡智の守護者からこんがりと焼けて鶏肉の香ばしい香りが漂う。
 その香りに竜洞の食欲もそそられ、燃えるステッキを持ったまま叡智の守護者へと駆ける。
 空中で体勢を整えた叡智の守護者は、あの燃える一撃に危機感を感じ、今まで違った羽を解き放つ。今までのは風を纏った弾丸ともいえる羽だったが、今はなった羽はただ単に鋭く飛ぶだけ。だが、それに嫌な予感を感じた竜洞は勇気を持ってギリギリのところで避ける。

 その予感は正しかった。あの羽にはユーベルコードを封じる術が込められており、当たれば竜洞のユーベルコードも封じられるところだった。代償として寿命を毎秒縮めるが、それは長い寿命を持つ叡智の守護者にとっては無いも当然。
 羽を避けた竜洞は叡智の守護者の脇腹に渾身の燃える一撃を叩きこみ、大きく怯ませるが、至近距離で風の弾丸を放たれて竜洞も引かざる得なくなる。

「くっ!やりますねぇ!これが皆様の巨乳に掛ける熱望。しかし、私も負けられません!全てを大平原とするために!」

 凄まじく嫌な動機だが、それをされても困る。竜洞含めた猟兵達はこの変態なオブリビオンを滅するべく、攻撃を畳み掛けるのだった。

 

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
はわわっ、あれは死んだ。
絶対に哀れで無残な死体になるですよ。
どーして煽りながら地雷を踏むかなー。
変態は恐れを知らないのです。
それにしても場に満ちている殺意がヤバすぎるのです。
戦いとは全く関係ない恐怖を感じるのです。
これ、戦いの場に入って大丈夫?
敵ごと攻撃されたりしない?
すごい心配になるです。
リスク管理大事とゆーことで、棒手裏剣の投擲に専念するです。
降魔化身法からの投擲でがんばるっぽい。
あの、それで、文献なんですが…
写本を作りたいので記録だけでもさせてほしかなーって。
(うぅ、怖すぎるのです)
サイバーアイを通して記録したら即座に逃げるです。
これ災いにしかならない解き放ってはいけない系の知識っぽい。



●敵よりも恐怖を感じる味方
 露木・鬼燈(竜喰・f01316)は周りに満ちる殺気に冷や汗をかいていた。今すぐにでもこの場から逃げ去りたい気分だが、この変態――じゃない、オブリビオンを放置して帰る訳にはいかない。それにここに保管されている巨乳の秘訣の資料も何時かの役に立つかもと見ておきたい。ここで見逃してしまえは後悔することになりそうだからだ。

「どーして煽りながら地雷を踏むかなー。変態は恐れを知らないのです」

 本当に余計な事をして…と内心ため息を吐きながら、周りの殺意に怯えつつも手裏剣――鍛造鋼製棒手裏剣を構える。携帯性に優れており、威力もまた申し分ないので今回も距離を置いて戦う時の為に用意しておいたものだ。
 流石にこの女性陣の殺意溢れる中に飛び込むのは男としてリスクを感じる。無いとは思うが巻き添えを喰らうかもと思ってしまうのだが、それも仕方ない。
 それほどまでに女性陣達は殺気立っている。君子危うきに近寄らずという諺に従って、距離を置いて戦う事を選んだ露木。
 殺気立つ女性陣達に鉈を振り回し、時には風を纏った羽やユーベルコードを封じる羽で孤軍奮闘する叡智の守護者。
 強力な鉈の一撃を目の前にいる猟兵に叩きこもうとしたその時、露木の棒手裏剣が深々と叡智の守護者に突き刺さる。

「ぐああっ!おのれ……!貴方も男ならば貧乳の良さが判るでしょう!」
「ノーコメントっぽい!!」

 余計な話を振るんじゃないと言わんばかりに、降魔化身法で妖怪に変化して棒手裏剣を叡智の守護者へと突き刺す。露木は顔色を蒼くしながら、必死に棒手裏剣を投げる。顔色が悪いのは降魔化身法の代償として毒を受けているのもあるが、余計な事を行ったせいで一部の猟兵達が自分を見ていることに気付いたからだ。

 内心嘆きながら早く片付けて、資料だけをサイバーアイを通して記録し、今すぐにでも逃げ帰りたい露木だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

照崎・舞雪
>心情・台詞
胸?いいえ、気になんてしてないですよ?
両親からいただいたこの体に、不満なんてとてもとても
それはそれとして、胸を大きくする知識を新薬開発とかに仕えないかなーと可そういうこと考えてるだけなのです(超早口)

なのでさっさと知識渡せや変態梟…!!

>行動
アイシクルフェニックスを召喚し吹雪と氷の羽根で上空から攻撃
同時に自分も敵に接近し祭礼剣ネプトゥナリアで斬りかかる
二方面、味方との連携があれば更に多方面からの攻撃によって敵を翻弄しにかかる



●変態梟に粛清を

「貴方もその慎ましい胸を育てるというのですか!なんとも嘆かわしい……!」
「胸?いいえ、気になんてしてないですよ?両親からいただいたこの体に、不満なんてとてもとても」

 照崎・舞雪(未来照らし舞う雪の明かり・f05079)は激高に滾る猟兵達の中、いたって冷静に祭礼剣ネプトゥナリアを抜いて叡智の守護者へと刃を振り下ろす。
 叡智の守護者はそれを鉈で受け流し、返す刃で斬りこむも他の猟兵達からの絶え間ない連続攻撃で攻撃が防がれ、照崎はその隙に距離を置く。

「それはそれとして、胸を大きくする知識を新薬開発とかに使えないかなーとかそういうこと考えてるだけなのです」

 妙に早口だった。もう後半に至っては呪文じゃないかなと思う位早口で戦闘中、聞き取ることが難しいほどだ。

「なのでさっさと知識渡せや変態梟…!!」

 冷静かと思ったらどう見ても冷静じゃなかった。ここの知識は照崎にとっても貴重なもので何が何でも手に入れておきたい。相手がただの人ならともかくオブリビオン。しかも貧乳主義の変態。倒さない理由はない。
 静かに怒りを滾らせ、青く輝く氷雪で構成された氷の不死鳥――アイシクルフェニックスを召喚!
 アイシクルフェニックスは照崎の命ずるままに空を飛び、彼女の感情を表すかに様にひどく冷たい視線を送る。
 すっと照崎が手をかざせばアイシクルフェニックスの翼から吹雪が、氷の羽が打ち出さる。叡智の守護者もそれに気づき、風の羽で対抗するも氷の羽を撃ち落とす事には成功する。

「ぐあっ!吹雪…だと!この書物がある部屋で……!正気か!」

 吹雪まではどうしようもなくその身に吹雪を受ける。だが、そもそも正気かどうか怪しい変態なオブリビオンに言われたくない。
 照崎は更に遠距離攻撃の弾幕をしかける猟兵達の攻撃にアイシクルフェニックスを参加させて弾幕を厚くする。
 一歩、また一歩と滅びの道を歩む叡智の守護者。しかし、梟の瞳からは今だ戦意が衰える気配もなく怯えの気配すらない。

「負けません!全ては美しき貧乳の大平原の為に!」

 その意気は買いたいが変態なのはどうにかならないかと猟兵達は思うのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェイス・ジェイソン
SPD

「……いや途中まで付き合った身だ。最期まで付き合おう」

オブリビオンに正気を求めること自体が間違ってはいるのだが、なんというか自身の死亡フラグをがんがんと打ち立てる姿にない額をおさえる。

「おそらく自分が下手に手を出すより血気盛んな少女らに任せた方がよかろう。ああ、決して巻き込まれたくないだとか考えてはいないぞ、うむ」

♦おそらく、胸に覚えのある方々が全力で殺しにかかると思われるので、派手な技の裏からここは忍者らしく【暗殺】で【咎力封じ】を狙いましょう
見るからにパワー系のマシンからトリッキーな飛び道具が出るとはオブリビオンも思うまい。捕まえたらほかの人でご自由に(一足先に資料を回収を拝見しよう



●機械でも頭は痛くなる

「……いや途中まで付き合った身だ。最期まで付き合おう」

 もうどうしようもない位自らの死亡フラグを立て続ける叡智の守護者に、猟兵であるジェイス・ジェイソン(ウォーマシンの化身忍者・f12378)でさえ頭が痛くなった。

「何故その慎ましい物を育てるのです!慎ましい物を美徳とは習わなかったのですか!大平原、いいじゃないですか!」

 死ねだの殺すだの、女性陣達からの声が響く。あれに迂闊に混ざれば巻き添えを喰らいかねない程だ。ジェイスの電子プログラムがあれに近づくなと訴えかける。そもそも近寄りたくなかった。

「おそらく自分が下手に手を出すより血気盛んな少女らに任せた方がよかろう。ああ、決して巻き込まれたくないだとか考えてはいないぞ、うむ」

 自分はサポートに徹すると決め、大技を決めようとする猟兵達の攻撃に混ぜて咎力封じを放つ。
 巨大な身体から隠れるように解き放たれるロープ。しかしそれを叡智の守護者は鉈で切り払い、切れ端を掴んでジェイスを強引に引き寄せる。

「っ!しまった!」
「そんな後ろに居ないで貴方も来なさい!鉄には微塵も興味はありませんが、貧乳の良さを叩きこんであげましょう!力づくで!」

 2メートルを超える巨体が宙を舞い、叡智の守護者は自らの方に引き寄せたジェイスに向けて大きな鉈を振り下ろす。
 まるでその重量を感じさせない程の速さにジェイスは身をかがめるのがやっとで硬質な金属音と共に鉄の身体に大きな傷が出来、本棚に激突するかと思いきや、再度ロープを引き寄せられて地面に叩き溶けられた。

「危ない危ない。貴方はとてもどうでもいいですが、ここの叡智は私の物。要らぬ破壊をするわけにはいきません」

 咄嗟にロープを引っ張ったのは叡智の守護者だ。彼としてもここの知識は巨乳の知識であっても護るべき叡智。これにほっと安堵したのは叡智の守護者だけでなく猟兵達もだろう。
 変態だが、決して侮っていい相手ではない。ジェイスは己の失態に悔い、挽回すべく傷を負った装甲に鞭を打って援護するように動くのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

マリアンネ・アーベントロート
ようやく奥までたどり着いた……けど、勝手なことばっかり言って!
あんなのさっさと倒しちゃって、秘訣とやらを持ち帰っちゃお!

とはいえ、私は接近戦には向いてないから基本的にはサポートになるかな。
『催眠・夢境の誘惑』で相手を眠らせて、その動きを止めることをメインに考えるよ。
眠らなくても眠気は確実に相手の集中力を削げるからねっ。
その隙に他の皆に強力な攻撃を叩き込んでもらおうっ。
私達の怒り、思い知れーっ!

(真の姿の発動・描写は無しでお願いします)



●怒れる乙女

 マリアンネ・アーベントロート(ゼーブスタスの催眠術師・f00623)は叡智の守護者の身勝手すぎる言葉に最早あきれるしかなかったが、これを倒せばあの知識が手に入る。ならばさっさと倒して、皆で幸せになれる資料を拝見しようと気合を入れる。

「あんなのさっさと倒しちゃって、秘訣とやらを持ち帰っちゃお!」

 叡智の守護者は言動は変態極まっているが、言動に反してその動きは鋭く、大きな鉈もまるで重量を感じさせない様に振ってくる。
 距離を置けば風を纏った羽の弾丸を放ち、当たればユーベルコードを封じる羽も放ってくる強敵だ。何故これで変態なのかが分からないが、それも作戦なのかと考えてしまう。

「うんうん、実にいい平原。これからが楽しみな大平原ですね」
「何処観てるのよこの変態ー!!」

 気づけば叡智の守護者はマリアンネの胸を凝視していた。これ作戦じゃなくて素で変態だ。マリアンネも援護で動くべく、後ろにいたが視力も鋭いようだ。
 叡智の守護者の動きを鈍くする為に、その視力を逆手にとって催眠リモコンで睡魔をしかけるが、興奮しきっている叡智の守護者には効果は薄い。
 
「そこですよ!!その平原に傷をつけるのは躊躇われますが、これも叡智の為!」

 前線で攻撃を繰り広げる猟兵達の隙間を潜って、幾重もの風を纏った羽の弾丸がマリアンネの胸部を打ち付ける。貫くことは無かったが、大きな衝撃に吹き飛ばされ息が詰まるが、壁に打ち付けられる前に体勢を整えて必死に酸素を取り込む。
 今の一撃は危うかった。しかも的確に猟兵達の隙間を狙うほどの集中力。変態だがその実力は確かにオブリビオンというべきものだ。

「ぐっ……!まだだ!まだ倒れませんよ……!」

 それでも薄くはあったが確かに叡智の守護者は意識が鈍くなったようで、その隙を狙って他の猟兵が大きく叡智の守護者を切り裂く。
 痛い一撃を受けてしまったがそれは相手も同じ。此方には多くの仲間がいる。負けられない戦いがある。

 マリアンネは傷む身体を押して、催眠リモコンを手に皆の元へと戻るのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

高宮・夜宵
「ふふふ、私みたいなタイプは目の敵にされちゃうのかしらん?」
自慢の巨乳を誇示しつつ挑発しちゃいましょう。

狙われるようだったら妖狐の一指しで妨害はしつつ、相手の攻撃を回避に専念して他のみなさんの攻撃に期待かしらねん。
斬撃と封印はなるべく喰らわないようにしたいところ。
「ほらほらぁ、どこ狙ってるのかしらん?♪」
「吸っちゃうゾ?♪」

何気ないしぐさでも豊かな胸は大きく揺れます、たゆん。
アドリブ&絡み歓迎



●胸囲の格差

 高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)は何気ないしぐさでもゆさゆさと揺れる胸をわざと叡智の守護者に見せつけつつ、指先を向ける。

「ふふふ、私みたいなタイプは目の敵にされちゃうのかしらん?」
「いや……別に。ただ大きいのは哀れだなとしか思わぬ」

 別に巨乳だからと言って目の敵にしないらしい。むしろ憐みの目で見られて高宮はやれやれといった様子で指先から妖気を放つ。

「胸に気品は無いというに愚かな人ねぇ……人じゃなかったわねぇ。なら、その思いを胸に死んでいきなさい」

 高宮の放つ妖狐の一指しは跳ねるように飛び回る叡智の守護者の足に直撃する。すると、足先から急激な虚脱感と疲労感を感じ叡智の守護者の動きが明らかに鈍くなる。その隙に更に猛攻を掛けていく猟兵達。
 ここにきて叡智の守護者は命の危険を感じるも、それでも心は折れずに戦意を滾らせる。

「よくもやりましたね、これ以上やらせませんよ!」

 叡智の守護者は10を超える風を纏った羽を放つも、回避に専念していた高宮は胸を豊かに弾ませながらかわしていく。

「ほらほらぁ、どこ狙ってるのかしらん?♪」

 羽をすべて避けきれば今度はお返しにと指先から妖気を放ち、次は羽を貫いた。

「吸っちゃうゾ?♪」

 ぞっとするほどの悪寒と共に、叡智の守護者の腕に強烈な疲労感を感じ腕をあげられなくなる。疲労により片腕を封じられた叡智の守護者はそれでもと周囲に羽を放ち続けるが、疲労が重なった叡智の守護者の動きは明らかに遅くなっていた。

 猟兵達も感じ取っていた。叡智の守護者の動きが止まる時、この戦いも終わると――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイゼル・ローエンシュタイン
デリカシーのない男って嫌ね
あなたの趣味がどうであれ、わたっ――じゃなくて、みんなにはその本が必要なのよ
それに、読まれもせずただ眠っているだけだなんて本がかわいそうだわ
さぁ、そこをどきなさい、この変態!

■戦闘
鉈の攻撃を警戒して距離を取って戦うわ
羽の攻撃に対しては狙いにくくなるように動き回りながら【見切り】、避けきれない分は【ウィザード・ミサイル】で撃ち落としてやるわ
防戦一方と見せかけて油断させつつ、【グリューネブラット】の触媒をこっそりばら撒いておいて、【全力魔法】で一斉に発動
上手く相手の動きを止めてチャンスを作ることができたら、【エレメンタル・ファンタジア】で水の竜巻を生み出して攻撃するわ



●眠りし本を助ける為に。決して私利私欲ではない。

「あなたの趣味がどうであれ、わたっ――じゃなくて、みんなにはその本が必要なのよ」

 アイゼル・ローエンシュタイン(駆け出し魔女・f09945)はデリカシーの欠片もない叡智の守護者の言動に嫌気がさしていた。それにこの叡智の守護者は本を保存するだけで見せる気もない。もしそうなれば読まれない本が哀れだ。
 なんとしてでも叡智の守護者の手から解放せねばならない。決して自分がみたいというそういう理由ではない。無いったらないのだ。

「さぁ、そこをどきなさい、この変態!」
「退くわけにはいきません!私の叡智を奪うものはたとえ72な者であっても命を奪わせてもらいます!」

 気合を入れてロッドから魔力の球を放つ。それを叡智の守護者は羽を持って迎撃。
 戦いが始まれば相手も流石はオブリビオンといった所か。言動は変態極まっているというのにこの人数を相手にまともに渡り合っている。
 後方に回っているアイゼルの方にも幾度となく風を纏った羽が飛んでくるが、それを若干余裕を持たせて避けていく。数が多い時は他の猟兵達も協力して打ち落とし、それが更に余裕を持たせてくれる。
 アイゼルもただ避けていた訳ではない。避けながら種をばら撒いていた。叡智の守護者が種に気づかずに跨いだその時、急激に成長して種から蔓が現れ叡智の守護者の身体を縛り上げる。

「なんと!!??」

 全力魔法を込められた種はアイゼルの命ずるままに蔓で叡智の守護者に巻き付き、その動きを封じた。
 幾度となく加えられた束縛に叡智の守護者も疲労とダメージが重なり、グリューネブラットを振りほどけない。その完全な無防備に叩きこまれるのは女性達の怒りだ。

 刀で、剣で、杖での攻撃を全身に受け切り揉みしながら壁にぶつかり、息とともに吐血。
 普通のオブリビオンならば怯えや恐怖、怒り狂うなどしていたが叡智の守護者は変わらなかった。

「まだ、まだ私は生きてます!生きている限りは……ちっぱいは不滅……!」

 これで言う事がマトモならカッコいいんだが、どうしようもない変態だった。ならば、このくだらない戦いに引導を渡すべく、猟兵達は最後の追い打ちをかける!

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコラ・クローディア
「オレサマのスリーサイズは上から順に90/58/85だが何か文句でも? 求めるは巨乳の秘訣、そのうちでも『いかに美しく乳を保つか』についてだ。判ったのならばさっさとそこをどけ」
特に逆鱗は撫でられていないので冷静に対応。あとこいつ貧乳スキーだな、と思いながら戦闘開始。
「乳に貴賎を付ける奴にロクな輩は居らん。何故そのサイズによらず女の乳と云うだけで愛でる度量を持たん!」
とはいえ怒ってはいる。余りにもアホウなオブリビオンに。
激痛耐性、オーラ防御、ダッシュ、戦闘知識、見切りで強引に距離を詰め怒りの串刺し、怪力込みの真竜解放。オレサマの雷咆持合わせてトリプルブレスを喰らって逝け。
アドリブOK



●このくだらない戦いに終幕を

 腕を組みながら胸を突きだすように胸を張るのはニコラ・クローディア(世界を渡る龍賢者・f00091)だ。その威風堂々を体現とした彼女は無駄だと判っても最後通告を叡智の守護者に告げる。

「オレサマのスリーサイズは上から順に90/58/85だが何か文句でも? 求めるは巨乳の秘訣、そのうちでも『いかに美しく乳を保つか』についてだ。判ったのならばさっさとそこをどけ」
「確かにその資料はあります。だが、巨乳の知識を渡すわけにはいかない!」
「交渉は決裂か。そもそもオブリビオンに交渉が通じるとは思ってなかったけどな」

 ニコラはアンフィスバエナを構え、無数の羽を放つ叡智の守護者へと肉薄する。

「乳に貴賎を付ける奴にロクな輩は居らん。何故そのサイズによらず女の乳と云うだけで愛でる度量を持たん!」

 ニコラの怒りと共に放たれた一撃は叡智の守護者の羽ごと胸部を大きく切り裂き、血しぶきと共に羽が舞い散る。
 猟兵達に包囲されるように囲まれた叡智の守護者は数多くの傷と束縛を受けて満身創痍だが、それでも折れることなく立ち上がり戦意を滾らせる。
 ニコラとしてもそこは評価できる部分だ。そこだけは。

「負けません…負けられないのだ!貧乳の為に!」
「負けるんだよ!お前はぁっ!」

 風の羽の弾幕を放つ叡智の守護者。最後の力を振り絞ったのか強引に痛覚を鈍くし、戦闘経験を鋭くし、身体の前部分を覆うようにオーラで固めて見切りで強引に突き進むニコラ。風の羽は当たっても痛いだけだ。真に避けるのはユーベルコードを封じる羽。
 これまでの戦いでそれを見極めたニコラは傷を負いながらも叡智の守護者に大きく槍を振りかぶる。怪力で込められた一撃は叡智の守護者を貫くが、まだ攻撃は終わっていない。

「今ここに真の姿を許す――ゆけ、アンフィスバエナ!」

 ニコラの掛け声により槍、アンフィスバエナが真の姿を顕現する。串刺しにより腹に穴が開いた叡智の守護者はもはやそれを見るだけしかできない。

――オオオオオオヲヲヲォォォォォォ!!

 高らかな雄叫びと共に放たれたブレスは叡智の守護者の身体を塵も残さず消し飛ばし、その存在をこの世から消し去った。変態は去ったのだ。

●宝の山

 叡智の守護者が守っていた資料は確かに巨乳に関する知識が豊富に詰まっていた。それはもう大きくなるための食事や運動方法、それを維持するための技術まで事細かに記述されていた。
 これを残した人は何を考えてこのような事を研究したのか激しく気になったが、今確かに言えるのは猟兵達にとってはこれは黄金よりも貴重な物だという事だ。
 
データに保存したり写本したりしていく中、一部の男性陣はこれが世の中に出たらかなりやばいことになるんじゃないかと危惧するが、手に入ってしまった物はもう仕方ない。なるようにしかならないのだ。

 しかし、資料を見た物は気づく。どれもこれも継続することが前提、今すぐ劇的に大きくなるわけではないという事を。胸を大きくしたい女性達の戦いは今、スタートラインに立ったばかりなのだ。
 大きくなるかどうかはそれは猟兵達の努力次第なのだ。
 女性猟兵達が意気込む中、男性猟兵達は巻き込まれぬようにとそそくさに退散するのだった。

 

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月23日


挿絵イラスト