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冬の大特価セールにドラゴンが来店した件について

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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「ドラゴン!? ドラゴンナンデ!?」
 そう言ったのは誰だったか。とにかく、此処には混沌とした光景が広がっていた。
 元々は、通称「アックス&ウィザーズ」と呼ばれる世界の某所、某市場にて冬の大特価セール、感謝祭というものが行われる予定だった。いや、行われていた。
 毎年の事だが、このセールは人々が集まる一大イベントなのだ。だというのに、何故ここにドラゴンが来てしまったのか。
「いらっしゃいませー、ドラゴンさん、何を買われます?」
 精神が壊れた店員は通じるはずもないのにこんな事を言う始末。もう駄目である。早く助けに行かなくては。

「事件でありますよ」
 集まった猟兵達に資料を渡し終えると、紅葉・智華(紅眼の射手/サイボーグの戦場傭兵・f07893)は資料の最初の頁を見るように伝え、説明を始める。
「端的に言えば、街にやってくるドラゴンの迎撃であります。ただ、厄介なのは既に大分町に近づいてきている、という点であります。仮に一体でも倒し損ねたりすれば、街は壊滅してしまうでりますよ」
 そう言って、自身の手元にも用意してあった資料をぺらりとめくり、説明を続ける。
「予知で見た今回のターゲットはかわいらしい仔竜が複数体と、大きなドラゴンが1体であります。仔竜は小さくてかわいらしいでありますが、街の方にとっては十分な脅威なのでありますよ」

 実際、仔竜に関しても小さくはあれどあくまでもドラゴンと比べればの話である。そしてその仔竜が集まれば一般人にとっては明らかな脅威であり、猟兵でも多勢に無勢という事もあり得る。確実に、仕留めていく事こそが大事。
 また、ドラゴンに関しては説明が不要なレベルだろう。誰もが最初に聞いて、恐怖を抱かないものがいるのが希少というもの。
 そんなものが街にこようものなら、まず間違いなく街は終わりである。つまり、その終わりを防ぐために、猟兵達はこれから赴く事となるのだ。

 一通り説明を終えて、「ふぅ」とため息を一つ。そして、それを見てから説明を続ける。
「ちなみに、この冬の大特価セール。別に私達が客として参加しても良いのでありますよ。まあ、ここでの売り上げがこの街の収益にもつながるでありますから、何か良いものがあれば買って帰る事も考えても良さそうでありますな」
 そう言って、智華は転移の術式を準備する。


暁文空
 どうも、3作目のシナリオとなります。初めましての方は初めまして。そうでない方は今度も宜しくお願い致します。暁 文空(アカツキ フミアキ)です。2作目との並行作業ではありますが、2作目も佳境ですし、同時進行と致します。

 今回のシナリオは、1章:雑魚戦(仔竜) , 第2章:ボス戦(ドラゴン) , 第3章:日常(冬の大特価セール)という構成となっております。日常パ―トでは買い物は必須ではなく、単に見て回っているだけだとか、そういう感じでも問題ありません。また、ご要望があった場合にのみ、グリモア猟兵・紅葉智華も登場するかもですが、あくまでも添え物と思ってください。
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第1章 集団戦 『戯れる仔竜』

POW   :    じゃれつく
【爪 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    未熟なブレス
自身に【環境に適応した「属性」 】をまとい、高速移動と【その属性を纏わせた速いブレス】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    可能性の竜
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

カシム・ディーン
うん、初めて依頼という物に参加してみる事になりましたが…
いきなりドラゴンってちょっと敷居が高いような気がしてます!(涙目

というかあんだけ強いドラゴンがこんなに沢山子供産むとか怖いですね!

とは言え役目は果たさないといけません
まず周囲の状況と子竜の数
そして収束している場所と他の方々の打ち漏らしも無いか把握
まずは…密集している所ならウィザードミサイルで殲滅
物量には物量は少々単純ですがそれ故に有用です!

その後は打ち漏らし等此方の防衛ラインを突破しかねない子竜の捕捉を行いナイフで襲い掛かります
ああ、ついでに何か良い物がないか盗み攻撃しておきます

話は別ですが…素材はお金になりますからね!


ウーゴ・ソルデビラ
大特価セールなんて、オフクロとかおばさん連中の縄張りかと思ってたが、
ちょいと訳があって俺にもそいつが必要になっちまったぜ。
っつー訳で、街と俺の個人的な用事の為に死んで貰うぜ、トカゲ共よォ。

木や岩、建物の屋根、とにかく見晴らしの良い所で
敵がやってくるのを【野生の勘】も使って見張っておくぜ

確実に潰せって事らしいから、得意技で行かせて貰うぞ。
寝苦露腐悪慈威・有獲奔を命中率重視でぶっ放す。
餓鬼だろうが命の取り合いをするなら手加減なしだぜ。

数が多いらしいから、他の猟兵と一緒に一体ずつ
袋叩きにしていくぜ。
喧嘩はタイマンってのは人間同士じゃなきゃ通じねえ
ルールだもんな。


神宮寺・絵里香
また竜が出たのか。デカいのはこれで4体目か。
まあ、人前に出たのならば、狩りつくすだけだ。
1体1体は雑魚だろうと数が多い。油断せずに狩りつくす。

POWの攻撃については、薙刀の間合いを活かして戦闘。
【戦闘知識】で技の起こりを【見切り】、30cmの間合いに入らない
ように【水属性攻撃】を付与した叢雲で【薙ぎ払い】、血糊を流しつつ
一気に数を減らす。
WIZの攻撃については、技の出を【戦闘知識】で【見切り】、【雷属性攻撃】や【麻痺攻撃】をつけた短槍の【槍投げ】や【範囲攻撃】で拡大化したUCを【高速詠唱】することで速射し【麻痺攻撃】を行い、痺れさせることで制御を邪魔することで対処する。


ンァルマ・カーンジャール
大事なセールを台無しにするドラゴンさんはお帰り願いましょう!
早くやっつけてお店の買い出しです!

土の精霊術を使用し大地の剣を生成し飛ばしながら攻撃です
敵さんの攻撃は大地の盾を生成し防ぎますよ

戦闘中は子ドラゴンさんの行動を注意深く観察です
得られた情報を元に電脳魔術で分析しつつ次の行動を予測して立ち回ります

制御が難しく暴走しやすい行動を取れば隙も出るはず
チャンスを見逃さず、急所を狙い一気に攻めますよ!
もうお帰り下さい~!

トドメは【エレメンタル・ファンタジア】で巨大な大地の腕を生成しぐーパンチです!
どっせ~い!
敵さんが多いなら乱打です!
だめだめだめだめー!行かせませーん!

大特価セールが私を待ってます!



 世界でも指折り――かはわからないが、それなりの規模を持つ市場。その冬の大特価セールともなれば、かなりの経済効果が見込める一大イベントだ。だというのに、そこへ大きなドラゴンと、仔竜たちが迫ってきていた。
 もし仮に、それらが街の中、市場へと侵入してきてしまった場合――その時の経済的損失は計り知れないものとなり得る。故に、その阻止は必要不可欠。そこで、猟兵達は街の外で仔竜たちを待ち受ける事とした。

 高所に陣取ったカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は、「どうしてこうなった」と言わんばかりに冷や汗をかいていた。猟兵として、このような戦闘というのは珍しくもないが、街へと向かう大地を埋め尽くさんとする仔竜を目にして、流石に動揺を隠しきれない様子だった。
 しかし、だからと言ってこの状況で頓珍漢な事をしでかすような者でもない。だからこそ、彼らは猟兵なのだから。
「どうやら、あそこに密集しているようですね……」
 今回街を襲ってくる仔竜たちはあくまでも『たまたま』街を襲っているのであって、訓練されたりなどはしていない。故に、綺麗に統率のとれた動きをしているわけではなく、単なる運の偏りだとか、その他もろもろの理由で所謂軍の陣形だとかとは全く違う動き方をしている。
 故に、疎らなところと、そうでないところとがあるのだ。その情報を他の猟兵達へと共有しつつ、自身のユーベルコード、【ウィザード・ミサイル】による幾本もの矢を仔竜たちに向けて放つ。

 それに合わせるように、ウーゴ・ソルデビラ(吸血鬼マイラ・f09730)もまた自らのユーベルコードたる【寝苦露腐悪慈威・有獲奔(ネクロファジー・ウェポン)】を命中率重視に調整して、仔竜たちの集まりに向けて放つ。
「街と俺の個人的な用事の為に死んで貰うぜ、トカゲ共よォ」
 元々は理由はなんであれ、少なくともこの街を守り抜く事そのものは、大勢にとっての善なのは間違いない。そこに個人的な理由が付け加わるのであれば、その本人にとてのモチベーションとなり得る。
 戦意高揚状態にある彼の放った一撃は、元々自身の勘によりカシムの情報を受ける前にある程度の当たりをつけてあったため、より一層強烈な攻撃が仔竜たちへと襲いかかる。容赦のない攻撃は、仔竜の数を減らすには有効な手であった。

 遠くからの攻撃で数を減らしつつある仔竜だが、だがそれでも無事な個体やその攻撃を運よく受けなかったものたちもまだ残っている。おかわりはまだある、とも言えるが、そんなおかわりは現地の人からすれば不要だ。
 そんな仔竜を、薙刀による一撃で無力化する一つの人影。それは、神宮寺・絵里香(雨冠乃巫女・f03667)だった。因達羅(インドラ)神の御業を操る巫女一族の出である彼女のその力は、猟兵としてもすぐれたものであった。近づき過ぎれば仔竜の攻撃も非常に厄介なものとなるのだが、少し距離をとりつつもうまく薙刀で離れた位置から複数の仔竜を巻き込んだ薙ぎ払いで竜たちの数を減らしていく。
「数が多い。油断せずに狩りつくす」
 先ほどの一撃で、近くにまで迫っていた個体を粗方片付け、吹き飛ばされたがまだ生きている個体は存在していたが――そこに対し、絵里香は容赦しない。
「ナウマク・サマンダ・ボダナン・インダラヤ・ソワカ! 神々の王の裁きよここに! 魔を滅ぼせ因達羅の矢よ!」
 そう言い放ち、放った幾本もの魔力の矢は確かに仔竜たちへと降り注いでゆく。

 その雨のような矢が落ちてくるこの場所であっても、ンァルマ・カーンジャール(大地と共に・f07553)はこの街で開催される、されている市場への思いが、この任務へと彼女を突き動かす原動力となった。
「大事なセールを台無しにするドラゴンさんはお帰り願いましょう! 早くやっつけてお店の買い出しです!」
 そう言って、精霊術などによって生成した武器を飛ばして、仔竜たちにその攻撃を集中させていく。見晴らしの良い場所から観察し、撃ち漏らしがないかを確認する面々はその漏らしを確認しては接近し、更に攻撃を加えていく。
 仔竜たちの数は大分大きく減った。しかしながら、まだまだ数はある。――そう、あともう少し数を減らしておかなければ、後に控えるドラゴンとの闘いに支障が出るのは間違いなかった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

辟田・脩次朗
「まあ、取り敢えずオレに出来る事をやるって事で。」

右手に妖刀「赤鰯」、左手にダガー、背にエレメンタルロッドを携え、戦いに挑む。ダガーで間合いを測り妖刀で強打するのが基本スタイル。
予め残敵の多い場所を把握しておきそちらに向かい、大声で脅しをかけ恫喝の技能で敵の誘き寄せを狙う。

敵の攻撃はユーベルコード:横踏で回避。子供といえど竜なので、攻撃を鱗で弾かれないよう鎧無視攻撃の技能を積極的に使用していく。

高度的にメインの武器で届かない場合にはエレメンタルロッドに持ち替え、風の精霊に攻撃を頼む。

各ワールドで武具の素材になりそうなものを物色するのが当面の目的なので、トドメは盗み攻撃で。



 仔竜の数は減ったと言えど、まだ数は多い。仔竜の群れに突っ込んでいく一つの人影があった。金色の瞳を輝かせ、灰色の髪が自身の疾駆によって生じた風になびく。
 その全力疾走に対して、仔竜たちはそれぞれがブレスを放つ。幾ら素早い動きであろうと、あらゆる方向からの同時攻撃を避ける事は容易くはない。だが――その程度、成し遂げてこそ、猟兵というもの。

「まあ、取り敢えずオレに出来る事をやるって事で」

 辟田・脩次朗(羅刹のシーフ・f08272)は、全力でその場を駆けながらも、寸での所で絶妙な横方向への跳躍で仔竜たちのブレスを回避し、速度を落とす事なく仔竜に肉迫する。左手のダガーで間合いを測り、そしてその目算通りに右手の妖刀「赤鰯」で仔竜を強打する。
 仔竜と言えど、竜の鱗はある。故に、本来その程度の攻撃でこの仔竜たちはびくともしない。その筈だったのだが、絶妙に硬い箇所を避けて脆い箇所を狙って放たれた強打は、仔竜を斬り裂くに至る。
 本来ならば、このような動きは不可能に近い。しかし、その不可能と思われる動きを可能にしてみせた脩次朗は、その強打で斬り裂いた仔竜から武具の素材となり得る竜の部位の採取をも成功してみせた。

 奇跡ともいえる動きを幾度となく繰り返した脩次朗の動きにより、猟兵達は仔竜達の排除に成功。しかも、脩次朗含む一部の猟兵達はその仔竜から素材を採取にも成功した。

 ――だが、その採取も、ついに目の前にやってきている大きなドラゴンを倒さない事には、何の意味も為さない――

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ワイバーン』

POW   :    ワイバーンダイブ
【急降下からの爪の一撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【毒を帯びた尾による突き刺し】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    飛竜の知恵
【自分の眼下にいる】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    ワイバーンブラスト
【急降下】から【咆哮と共に衝撃波】を放ち、【爆風】により対象の動きを一時的に封じる。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 街へと接近する大きな竜。猟兵達の前に現れたのは両腕が翼の形状をしたドラゴン――ワイバーン、とも呼ばれる存在だった。
 先ほどまでの仔竜とは比べ物にならない大物。一人で複数を相手にしていた対仔竜とは違い、この翼竜は僅か一体。しかし、その大きな翼竜が街の人にとって、そして猟兵達にとっても、大きな脅威なのは間違いない。

 ――この目の前にいる大きな存在に対し、猟兵達は立ち向かっていくのだ――
ウーゴ・ソルデビラ
ケッ、ようやく親玉のお出ましかよ。デカい上に高い所から見下ろしてきやがるのが気に入らねえ。翼をズタズタにして、地面に這い蹲らせてやんよ。

あーあ、こんなことなら飛び道具を用意しとくんだったぜ。
俺の得物じゃ空に上がられたら届きゃしねえじゃねーか。
っつー訳で、ワイバーンの野郎が急降下して来た所狙う。
【野生の勘】でタイミングを合わせて足でも尻尾でも、
手近な所に【ガチキマイラ】でパンチを喰らわせる。
下手すりゃこっちがやられるから【捨て身の一撃】だな。

他の猟兵とも協力して戦うつもりだけどよ、
今回みたいな空飛ぶ相手だと俺はお荷物になっちまうな。
味方を【かばう】事で盾役になるってのも考えてみるか?


神宮寺・絵里香
さて、漸く大物が出てきたか
神宮寺の戦巫女として人に仇為す竜は狩りつくさんとな
さあ、オレの前に出てきたことを後悔させてやろう

ワイバーンを相手するのは二度目だ
前回得た【戦闘知識】を基に戦闘を組み立てていく
ワイバーンは基本的に下を向いてこちらを見下ろすようにして
戦闘をしてくる。対象の頭上である【天】から雷を落とす因達羅乃矢
は回避しずらいだろう。【力溜め】【全力魔法】で威力を高めた
UCを【高速詠唱】することで時間短縮し、【範囲攻撃】で拡大化。
【麻痺攻撃】【属性攻撃】で痺れる雷にすることで飛竜を地に墜とす。
敵の攻撃については前回の【戦闘知識】を活かし攻撃を【見切り】
必要なら叢雲で【武器受け】して受け流す


ンァルマ・カーンジャール
お次は大人ドラゴンさんが登場ですね!
・・・なかなかな迫力ですっ!臨場感パないですっ!

土の精霊魔法で防御用に盾を生成します!
こちらは土の剣を放って攻めます!
動きが素早いようでしたら翼を狙って機動力を落としますよ

敵さんの出方を見つつ行動を電脳魔術で分析し行動予測を立てます
行動予測は適宜補正をしつつ臨機応変に動きますよー

急所や死角を狙い剣を飛ばし
急降下のタイミングなどチャンスがあれば《[複合接続]【電磁気学制御】大地の剣》で一気に削ります!

大特価セール!


辟田・脩次朗
「ワイバーンか。空中にいる事が多い相手だと、あんま出来る事ねえんだよなあ」

カトラスとエレメンタルロッドをメイン、妖刀赤鰯は背に携える。

ワイバーンが空中にいる間は、光の精霊に頼んで目くらまし代わりの光弾をワイバーンの顔に向けて放つ。
急降下を伴う攻撃を仕掛けてきたら、「見切り」を使って必死に避ける。

もし着地をする事があったら、そこを狙って突撃、ワイバーンの両脚にユーベルコード【摩擦分断】を仕掛ける。
「鳥は一瞬でも足を踏ん張れねえと飛び立つ事が出来ねえらしいけど、ワイバーンはどうなんだろな?」

首尾よく飛行を封じられたら、背中に飛びついてカトラスで「鎧無効攻撃」。倒したら鱗を分捕る。



 上空から街へと接近してくるワイバーンをンァルマ・カーンジャール(大地と共に・f07553)は見た。その大きさには臨場感を覚えるが、今はそれで感動している場合ではない。自身は猟兵で、ワイバーンは倒すべきオブリビオン。倒すのは当然である。だが、それ以上にンァルマにとっては、倒すべき理由がある。
「早くやっつけてお店の買い出しです! セールを台無しにするワイバーンにはお帰り頂くのです!」
 そう言って、ンァルマは自身の電脳魔術と精霊魔術を同時に行使する。精霊魔術で土の剣を作り、電脳魔術を用いて電磁誘導を発生――2つの体系の違う魔術を同時行使するンァルマのユーベルコード、[複合接続]【電磁気学制御】大地の剣(マルチアクセス・ローレンツ・グランドソード)だ。
 生成された剣は電磁誘導により超加速。正しく地対空兵器となってワイバーンへと襲いかかる。しかし、ワイバーンは上空から見下ろしてそれを見ている。つまり、その攻撃は最初から見ているのだ。だが――

「ナウマク・サマンダ・ボダナン・インダラヤ・ソワカ! 神々の王の裁きよここに!魔を滅ぼせ因達羅の矢よ!!」

 神宮寺・絵里香(雨冠乃巫女・f03667)が指をワイバーンへと向け、そう叫んだ瞬間、天が光ったその刹那、そのまま一筋の稲妻が翼竜へと直撃した。
「ワイバーンとは二度目だ。その時にも思ったが、お前は此方を見下ろしている。上からの攻撃は、視界に映ってないのではないか?」
 実際、この攻撃は明らかにワイバーンの意識の外にあった。また、ンァルマの放った土の剣に意識を持っていかれていたのもあっただろう。その隙のあって、絵里香はこの攻撃をしっかりと放ち、ワイバーンに直撃を与えるに至ったのだ。
 更に、この攻撃は雷である。敵を焼き、そして痺れさせるには十分、動きが硬直したワイバーンには、ンァルマの残りの剣がそのまま幾本も突き刺さる。しかも、その多くは翼竜の機動力を奪うために翼に集中していた。
 大きな傷を負い、その高度を大きく下げていく。だが、ワイバーンとてそのままで終わるようなものではない。それならそれで、と考えたかはわからないが、その落下速度を活かし、そのまま急降下、咆哮を放ち衝撃波が猟兵達を襲う。

 そこで、前に出たのがウーゴ・ソルデビラ(吸血鬼マイラ・f09730)だった。ウーゴには射程の長い攻撃手段はない。上空を飛ぶワイバーンに対しては有効手段をもたなかった。だからこそ、この場面で壁役を買って出た。
 衝撃波を受け止め、後ろにいる友軍には届かせない。衝撃波に顔を歪ませるが、しっかりと耐えながら、反撃の準備を整える。手をライオンの頭へと変化させて、ワイバーンが最接近する瞬間を、直感で察しとりタイミングよくジャンプする。
「デカい上に高い所から見下ろしてきやがるのが気に入らねえが、近づいてきたのならちょうど良い!」
 そう言って、既に傷だらけとなっているワイバーンの翼をライオンの頭と変化している手で殴り――そして、その頭が翼に噛みついた。ただでさえ傷だらけで、飛ぶ事に対し大分不自由な状態だというのに、大きな損傷を負ったワイバーンの動きは眼に見えて弱っていた。だが、その巨体は十分にまだ脅威だ。

 そこで、間を開けずに懐へと一気に潜り込む影。辟田・脩次朗(羅刹のシーフ・f08272)は自らの俊敏さを活かして、動きの鈍ったワイバーンの下へと一気に迫る。
 接近しながら、エレメンタルロッドで光弾を放ち更にワイバーンの視界を塞いでから、背中に携えていた妖刀赤鰯を手に持つ。すると妖刀は摩擦を断ち、脩次朗の疾駆を更に加速させる。気づけば、脩次朗はあっという間にワイバーンの懐へとたどり着いた。
「鳥は一瞬でも足を踏ん張れねえと飛び立つ事が出来ねえらしいけど、ワイバーンはどうなんだろな?」
 実際、巨体で重量のあるワイバーンだ。翼が十全な状態ならどうだったかわからないが、十分にダメージを負っている状態だ。飛び立つために必要な力を中々捻出できない。また、その事実にワイバーンも焦っている様子であった。
 そのまま、背中へと回り込み、剣身が広い片刃の曲刀――カトラスを振り下ろす。十分な余裕を持って力一杯振り下ろしたそれは、ワイバーンの鱗という鎧を無視するかのような一撃。かろうじて残っていたワイバーンの翼に、更なる傷をつける十分過ぎる一撃である。更に、その際にワイバーンの鱗が周辺に飛び散る。
 戦闘終了後に回収すれば、十分な価値のつくであろう素材であった。あとで回収しよう、と思った猟兵は間違いなくいるが、ワイバーンはまだ健在である。
 傷つき、今にも地に伏せようとしていたが、それでも尚火事場の馬鹿力だろうか。あるいは、生物としての本能か、飛行速度が落ちようともこのまま地上に落ちているよりは浮いている方が判断したようだ。飛ぶ、というよりもただ浮いているだけのような速度ではあるが、確かにワイバーンは再び地上から離れ、空中に浮く。高度は低く、高くジャンプできるのなら十分に近接武器でも攻撃できるであろう距離だ。
 このワイバーンを確実に仕留めるためには、更なる強烈な一撃、あるいは手数が更に必要になるのは、猟兵達にもわかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ノエル・スカーレット
WIZ:空中から攻撃し止めをさす為のサポート

冬の大特価セールがあると聞き空を飛んでやってきたダンピール。
ワイバーンを発見したので空から攻撃して猟兵さんたちに協力する。

まずはワイバーン様子を空から伺い、攻撃が当てやすそうなタイミングでスカーレッドノヴァを発動してレベル数の火球を生み出して合成し超巨大な緋色の火球をワイバーンに放つ。
「最後のとどめは任せましたよー♪」

【戦闘技能】なぎ払い30、残像46、捨て身の一撃5、吸血5、オーラ防御5、第六感5、生命力吸収30、おびき寄せ5、空中戦20

アドリブ&他の猟兵さんとの絡み歓迎。


メルフローレ・カノン
遅れての推参ですいませんが、
目前のワイバーンを撃破すればいいのですね。

得物は主にメイスを使いますが
状況次第では予備武器で剣も活用します。

敵の攻撃は[見切り]や[武器受け]を活かしてかわします。
攻撃を耐える状況であれば【無敵城塞】を使いましょう。

攻撃に際しては、武器の長さを生かすか飛び上がるしかないですね。
[力溜め]のの上で飛び上がり、攻撃しましょうか。
的が大きいなら[なぎ払い]でどこかに当たるでしょう。
あと、[2回攻撃][鎧砕き]で、翼やそれを動かす骨格を狙い
機動力を奪いましょう。
あと、頭や腹部を[気絶攻撃]で叩いて
動きを鈍らせれば、味方の支援にもなるでしょう。


カシム・ディーン
うう…一匹だけなのに何だか余計に恐ろしく感じます
恐ろしいですが…此処で逃げる方が余計に危険ですね(あくまで安全策を取る盗賊。戦う方が安全なら時に躊躇いなく戦う事も在り得るのです

なので飛ぶワイバーンを見据え…此方に空中戦技能は今の所はない
なので…接近して襲い掛かった瞬間を狙い外套を眼前に放り投げて目つぶしと同時に襲い掛かる(シーフズギャンビット
其の儘張り付いて何度も頭蓋に刃を突き立て突き立てる
暴れようがはがれずにそのまま動きを翻弄させ他の猟兵の攻撃チャンスを促す様に立ち回る
あまり僕は攻撃力が高くありませんから任せましたよっ!
この僕の身の安全の為にも死力を尽くしてください!僕もそうします!(ぶすり



 生物の本能として、生命の危機が迫れば逃げる。それが大前提としてある。そして、それはこのワイバーンも例外ではない。ワイバーンにとって、人間とは倒すべき相手ではなく、単なる敵対関係にある何かでしかない。故に、この場で猟兵達を仕留める、という所には拘ってはいないのだ。
 ――だがしかし、この戦闘でワイバーンが猟兵ないし人間に対する憎悪を抱いてしまえば、このワイバーンは生還したらまた此処に戻ってくるだろう。自身を痛めつけたものを倒すために。そうなれば、街は大変な事になる。

 そのため、逃げようと全力を振り絞って低空であろうと、速度が遅かろうとその場から離れようとしていた。なんとしても、ここで仕留める必要があった。逃げる事に全神経を集中させたワイバーンを仕留めるには、先ほどまでの攻撃以上のものをぶつける必要があり、手が足りない。――そんな時だった。

「セールと聞いてきて、ワイバーンですか……」
 ノエル・スカーレット(チビッ子ダンピール・f00954)は、文字通り空を飛んで大特価セールへとやってきたものの、そこにはワイバーンがまだいた。当然、猟兵たるものこのようなオブリビオンを放置するわけもない。
 ワイバーンの高度はまだそう高くない。それこそ、飛んでいるノエルの方がまだ上にいる。そうであるならば、上をとっている事の優位性を活かす他ない。
「行きますよ!」
 地にいる猟兵達が巻き添えを食らわぬように、そう宣言してからノエルは自身のユーベルコード、スカーレット・ノヴァを繰り出した。
 巨大な緋色の炎がワイバーンへと迫る。それも、無数の炎が。一つだけならともかく数の暴力ともなれば、その攻撃力は絶大である。その熱量にワイバーンが怯んだ瞬間を、ある猟兵は見逃さない。
 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は、ワイバーンが炎に怯んで高度を少し下げたのを見て、地を蹴った。ワイバーンの大きさはまさしく脅威だ。逃げれるものなら逃げたいのが本音だが、逃がす方が全員にとっての危険なのだ。
 地を蹴ってワイバーンの眼前へと迫るその瞬間に、外套をワイバーンの前に投げる。即席のワイバーンの目潰しといったところだが、カシムにとってはそれだけではない。外套を脱ぐ事によって、身軽になった彼は更に加速する。

 ――シーブズ・ギャンビット。ダガーによる素早い一撃を加えるユーベルコード。身軽であればあるほど、その速度は増していく。そう、今のカシムの放つシーブズ・ギャンビットは十分な威力を持つ。
 とはいえ、その獲物はたかだかダガー。仕留め切るには至らない。故に、カシムはそのままワイバーンの首元に組み付いたまま、何度もダガーでワイバーンを刺す。
「トドメは任せましたよっ!」

「はい、任されました」
 応えたのは、メルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)。メイスを構え、ワイバーンを眼前に捉える。首元をカシムが抑えているものの、ワイバーンは咆哮し、周囲へと爆風を散らす。だが、カシムはその衝撃にも耐え、メルフローレもまた、その攻撃を見切っていた。
 その爆風が収まり、ワイバーンが隙を見せた頃合で、メルフローレはぐっとかがんで、力を溜めて大地を蹴り跳躍した。大きく跳んだ彼女はワイバーンの頭上にメイスを構え――そして、そのまま振り下ろした。
 高さもあり、落下速度も活かしたその一撃は、まさしく鎧すら砕き、敵を気絶させて余りある威力を持っており――既に大分弱り、その持つ力を逃走に全て注ごうとしていたワイバーンにとっては、十分過ぎる程致死の一撃だった。
 頭を潰され、そのまま落下していくワイバーン。大きな音を立てて、地に倒れるとそのまま動かなくなった。――そう、街を脅かそうとしていた、セールを台無しにするはずだったワイバーンは、今ここで猟兵達によって倒されたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『のんびり市場巡り!』

POW   :    食べ物や装備のお店へ!

SPD   :    アクセサリーや道具のお店へ!

WIZ   :    書物や骨董品のお店へ!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達がワイバーンを倒したその頃。大特価セールはしっかりと開かれていた。まさか、ワイバーンによってセールが台無しになるかもしれなかった、等という事は知る由もないが、どちらにせよ街からすれば客は大歓迎だ。
 そう、闘いの後の癒しの時間なのか、はたまた新たな闘いの時間なのかは人それぞれ、猟兵それぞれなのかもしれないが――少なくとも、一般的に言う余暇の時間がやってきた。
カシム・ディーン
うん
こうしてお金があるというのは素晴らしい事です
取りあえず倒したワイバーンの肉や骨や牙諸々も可能なら換金の為に採集しますよ!

御店
主にアクセサリーや道具ですね
特に調理道具や鍵開けの為のツール等
色々と探していますよ
こういう探索とか…特に獣とかを美味しく食べれるための調味料も大事ですし動物を捉える為の物と茸とか植物の保存用の物とか

うん、大事な物はいっぱいあります
自分でどうにかするのが難しい物とか…後は食べられる野草の本とか毒の判別…後は栽培キットも欲しい……魔法の本とか?確かに大事ですがそれ以上に生きるのも大事なんですよ(ぶつくさそんな事を言う盗賊少年であった


辟田・脩次朗
【POW】あー…ここでも武具の素材探そうかと思ってたんだけどよ、大特価セールじゃワイバーンや仔竜の牙爪鱗や皮革より上等なものなんて多分無いよなあ。
まあでも、ダメ元で探してみるかあ。支払いは上記素材と物々交換で。

んー…ついでに、美味い食いモンの屋台はどこか、も聞いてみっか。
情報料は仔竜の鱗で払おう。


ンァルマ・カーンジャール
さ~て!これでお店の買い出しが出来ますねっ!
アレコレ物色していきますよ~!

メインはお店で出すお料理の食材探しです
地場産のお野菜や新鮮なお肉屋お魚!美味しそうな物を探していきます!
大特価セールとの事でこの機会に買いだめです
荷物が多くなっちゃったら土の精霊魔法でゴーレムさんを生成して荷物持ちをお願いしましょう

途中美味しそうなスイーツがあったら寄り道しちゃいましょうか
これくらいはいいですよね~?


ノエル・スカーレット
WIZ:書物や骨董品のお店へ!

心情
お仕事は最後しか役に立ってませんが大特価セールは存分に楽しませてもらいますよー。

骨董品屋に行きヘンテコなお面や綺麗な絵画などを買う。
(どんな物を買うかはアドリブでお願いしたいです)
そして店主と値切りバトルをする。
「今日は大特価セールですよね?アレアレ?この値札の値段間違ってないですか?」
凄い高価そうな絵画を指さして。
「ご主人、私にサービスしといた方がいいですよ。これから贔屓にしてあげますから」
耳元で囁くように。


アドリブ&他の猟兵さん達との絡み歓迎です。


ウーゴ・ソルデビラ
POW 待ちに待ったバーゲンだぜ!食いもんを買いに行くぞ。

ケーキ、クッキー、チョコートとかの菓子類がターゲットだ。もし無ければ果物や蜂蜜や水飴なんかの他の甘いモノでもいいぞ。沢山買うから、もっと安くならないかってダメ元で交渉もしてみる。俺の【コミュ力】が試されそうだな。余裕があれば肉や野菜なんかも買って回ったり、直ぐ食えそうなモンを食べ歩きしたりして行くのも良さそうだな。

せっかく安いんだから、買えるだけ買わなきゃ損だぜ。山ほど買ったけど、旅団に持って帰れば悪くなる前に無くなるし、皆も喜ぶんじゃねのーかな。
買い過ぎて帰りは荷物も胃袋も重たくなってそうだが、たまにはこういうのも悪くない気がするぜ。


芦屋・晴久
「おや、事件は終わっているみたいですねぇ。」
飛相天后で空を進み降り立った先はバザーであった。
「折角ですし見ていきますか。」
術書等、書物や薬をメインに見て回って行く。

気に入ったのがあったら購入


アマータ・プリムス
【WIZ】
セールという言葉は心が惹かれますね。しっかり目利きしていい物を買いましょう
探していたのアンティークのティーセットを物色
来客用にかわいい動物の絵があしらわれたカップをいくつか購入
動物の種類はバラバラ
自分用にはハロウィンの様な南瓜柄

書籍は料理関係の本をいくつかと最近何かと入り用なので絵本も少々
料理関係はコース料理からお弁当のおかずまで多種多様な物を買います
絵本に関しては哀しいものより楽しいものを

買い物で少々疲れたのでちょっとお茶をして一休み
買った料理関係の本でも読みましょう

※アドリブ、絡み歓迎です
一人称は当機です



 辟田・脩次朗(羅刹のシーフ・f08272)は、大特価セールで大盛り上がりの街を歩いていた。彼の本来の目的は、武具の素材集めだったのだが――
「――あー……よく考えりゃ、大特価セールじゃワイバーンや仔竜の牙爪鱗や皮革より上等なものなんて多分無いよなあ」
 一応はあらゆるものが集まる市場が、稀に行うセールではあるため、その中には当然掘り出し物というのが存在する。しかしながら、そういう希少な品物とはセール開始直後に鼻が利く商人が嗅ぎつけて、あっという間に持って行ってしまうもの。それらしい店にあたりをつけても、空振りに終わっていた。
 とはいえ、今回の戦闘で脩次朗はワイバーンや仔竜から牙や爪、鱗や皮等を採集している。討伐に参加した他の猟兵とも分け合ってはいるものの、それでも十分な取り分である。換金した上で素材と交換しようとも考えたが、この分であればそのまま素材として使う事も視野に入れるべきかもしれない。
 ――と考えながら、一部は既に換金しており、それを元手に屋台で買った唐揚げを頬張る。カリっとした食感に、その瞬間にあふれ出す汁が口の中に広がってゆく。全て換金してまたこれを買うか――いや、それはない。と葛藤しながら、ダメ元で素材探しを続ける。果たして、今回得た素材はどれほど残るのか。それは脩次朗次第だろう。

「唐揚げ……そういうのもありですね!」
 ンァルマ・カーンジャール(大地と共に・f07553)は唐揚げを頬張りながら葛藤し視野が狭くなっていた脩次朗を横目に、そう口にした。手には脩次朗と同じように、楊枝に刺した唐揚げ。あーむ、と一口で頬張り、「あー、美味しかった」と感想を漏らす。態々大特価セールと銘打ち、大盛り上がりの街の、唐揚げなのだ。それなりのものである。ンァルマも店で料理を出す身、人の料理に負けるつもりもないが、美味しいものを認めないような器量の狭い猟兵ではない。
 とりあえず、今回の美味しい唐揚げも恐らくはこの地特有の素材を使い、美味しく仕上げたものに違いないと考え、食材を探し始める。程なくして食材の集まる市場を見つけ、野菜や肉などを大量に購入していく。大特価セールという名に違わぬ安い金額で、質の良いものを自身の眼で見極めて購入したものの、荷物はとても多くなってしまった。
「ゴーレムさん、お願いしますね!」
 だが、ンァルマはそれをゴーレムを召喚し、荷物持ちとする事でその問題を解決した。
「さて、ちょっとスイーツでも探してみましょう。これくらいの寄り道はいいですよね~?」

「待ちに待ったバーゲンだぜ! 食いもんを買いに行くぞ」
 ウーゴ・ソルデビラ(吸血鬼マイラ・f09730)はそう意気込んで街のセールへと身を投じた。狙いはケーキ、クッキー、チョコートとかの菓子類。次いで、果物や蜂蜜や水飴なんかの他の甘いモノ。時間が経てばダメになってしまうものも当然あるが、自身の属するコミュニティ、旅団に持ち帰るとなれば、ダメになる前には食べ切れるだろう、という確信があってのもの。セールという事を活かし、多く買っておこうと考えていた。
「お、いいもんあるじゃねえか」
 そうして、見つけたのはクッキー。どうやら、昔からこの街でクッキーを作って売り、たまに別の街でも出店するような通称「アックス&ウィザーズ」の世界でも有数のクッキー職人が携わっている店のようだった。
 沢山買うから、もっと安くならないか――と、ダメ元で交渉してみるウーゴ。元々セールで安いのだが、しかしウーゴが手にしている竜の鱗などを見て、優れた冒険者――正確には猟兵だが――と見た店主が、ウーゴの買おうとしていた量であれば、ここまで安くしても良い、とより安い金額を出してくる。
「よし、買いだ。ありがとよ!」
 満足げに両手一杯に菓子類を持ち、ウーゴは市場を後にする。持ち帰った後の、仲間の顔を想像しながら。

「おや、事件は終わっているみたいですねぇ」
 そんな大盛り上がりのセールの様子を、上空から見ていたある猟兵がそう口にした。
 芦屋・晴久(謎に包まれた怪しき医師・f00321)は、周囲を見渡して自身が乗り遅れた事を察した。とはいえ、だからと言ってこのままとんぼ返りするのも面白くはない。ちょうど眼下ではセールなのだ。買い物をしない手はない。
「折角ですし見ていきますか」
 ユーベルコード、空中に浮かぶ護符である飛相天后に乗っていた晴久は地上に降りて、市場を軽く物色する。
「ふぅむ、どうやら意外と品揃え、店の種類もよさそうですねぇ……。掘り出し物もあるかもしれません」
 術書等、書物や薬を主に見て回る事にして、晴久は街を歩き廻りまわるのだった。

 とある骨董品店の中には、アマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)の姿があった。
 彼女が探していたのは、アンティークのティーセット。来客用のかわいらしい動物の絵があしらわれたカップのものと、その脇にある値札とを交互に見やる。
「当機には、相場がいまいち……」
 その言葉は店主には届かない程の小声、呟き。良いものを安く買おう、と考えて動いているものの、こうしたデザインに特化したものというのは、やはり値段もピンキリである。果たしてこのティーセットはこれでもなお高いのか、十分安くなっているのか。アマータには判断できかねていた。
「どうかしましたか?」
 そんなアマータに話かけてくる少女の声。声の主を見ようと、視線をティーセットから自身の真横へと動かすと、そこにいたのは同じ猟兵のノエル・スカーレット(チビッ子ダンピール・f00954)だった。
 ノエルの目的は骨董品屋で何か良いものを買おうというもの。しかしながら、店を物色したものの、良さげなものが見つからずにいたところに、悩んでいるアマータの姿を見つけ、声をかけたのだった。
「もしかして、このティーセットに目をつけている感じ?」
「え、ええ。当機は購入を検討していたのですが、金額的にどうしようかと思っていまして……」
「ふぅむ、成程ね……あ、そうだ」
 未だに悩んでいるノエルをそのままに、アマータはティーセットを指さしながら、店主へと話しかける。
「ねぇ、ちょっといいかな」
「ん? なんだい」
「今日は大特価セールですよね? アレアレ? あのティーセットの値札、間違ってないですか?」
 そう言うと、店主の顔が少し険しくなる。
「ば、バカを言うな。これはかの●●先生の人気作なんだぞ。そう簡単に値段を下げられるか」
「でも、街をあげての『大』特価セールですよね? いいんですか?」
「これでも安くなってる」
「本当に?」
 ノエルが店主の眼をじーっと見つめると、店主は眼を逸らす。ノエルの見た目が整っている事とは別に、値段についても思うところがあるのでは、とノエルは捉えた。ぐいっと口元を店主の耳元へと運び、囁く。
「ご主人、私にサービスしといた方がいいですよ。これから贔屓にしてあげますから」

「ありがとうございます」
 骨董品店を後にし、市場の中にある喫茶店にノエルと一緒に入ったアマータは、礼を言うと、「いやいや、いいですよ」とノエルは返す。
「ああいう店はこういうのが楽しいですからね。値切るのはこういうところだからこその遊びですよ」
「成程、そういうものが……」
 あの後も二人で他の骨董品店も周り、一旦休憩という事で二人でお茶と相成ったのだ。アマータの手には、先ほどのティーセットのほかにも、南瓜柄のカップもあった。ノエル自身も綺麗な絵画や、よくわからない仮面を手に入れていた。
「この後はどうするの?」
 ノエルの問いに、アマータは「当機は料理関係の本を探そうかと」と答える。すると、「へぇ、そうなんだ」と返してから、少しだけ考えて再びノエルは口を開く。
「じゃあ、もう少しついてっていいですか? 私も何か良いのがあったら買いたいですし」
 そうして、二人はまだ買い物を続け、両手いっぱいの戦利品を手にして、街を去るのだった。

「うん、こうしてお金があるというのは素晴らしい事です」
 先程採取したワイバーンや仔竜の鱗等を換金したカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は、その事実を噛みしめるように、そう口にしたのだった。ホクホク顔で、彼はセールに沸いている街を歩く。
 何を買おうか。それを考え始めるが、どうも一つには絞り切れない。大事なものが多すぎる。調理道具や鍵開けの為のツール等は勿論、食べられる野草の本とか毒の判別ができる本、栽培キット――ありとあらゆる物が気になり出す始末。
 しかし、カシムの手には換金したばかりの大量にあるお金がある。
 そう、お金があるのだ。お金とは財力。即ちパワー。大量にある代物を一網打尽、大量獲得するチャンスなのだ。
 大人買いしてしまおうか、はたまた一部に留めて貯金するべきか。
 ぶつぶつと呟きながら、悩むカシム。生きる事、生き残る事の大事さを知る彼は、どうしようかと悩むのだった。結局、彼が何を手にしたのか。それは、彼のみぞ知る。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月24日


挿絵イラスト