魂喰らいの森で一攫千金!
「金儲けしにいかねぇか猟兵!」
それはグリモアベースで声をかけるエコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)。
唐突な金儲けの話で、エコリアチの見た目も相まって怪しさ抜群。
とはいえこれはちゃんとした猟兵の仕事話である。
「空に浮かぶ大陸がアックス&ウィザーズの世界で見つかったのは知ってるか?」
それは群竜大陸と呼ばれ竜が支配する呪われた大地である。
猟兵たちが足を踏み入れられるようになった場所にあるのは、魂喰らいの森と名付けられた場所。
この地では動植物全てが他者の魂を食糧としている恐ろしい土地だ。
無傷のまま魂を吸われた肉体は、そのまま森の番人として森へと残る。
そして今この地を彷徨い歩く森の番人はオブリビオンたちなのであった。
「まぁオブリビオンはな、片っ端からぶっ飛ばしてきてくれりゃそれでいいんだ」
この森には区画ごとに魂喰らいの森の核というものが存在しており、その核が一帯の森を形成する要になっているのだ。
核は区画で一番強い森の番人の体の中へと寄生している状態である。
「そしてこの魂喰らいの森の核は市場に流せば超高級食材。つまり一攫千金のチャンスだ!!」
半径25センチほどの脈打つ球状の核。
味は最高級の牛肉、食感はサボテンの果実のような魂喰らいの森の核。
それを森の番人の体内から綺麗に切除することができれば1つ金貨500枚程度。
UDCアースの金額にして500万ほどの値がつくと予想されている。
「森の番人から核を取り除けば周りの動植物は全て消滅。一攫千金狙いつつ群竜大陸の奥へと進むため道を切り開くこともできるという一石二鳥の依頼だ」
売りさばかず自分で食したければそれはそれでアリだろう。
なお核は1つしかないので手にすることができるのはボス撃破を行った1人。
あるいは人数分で切り分けるかどうかというところである。
切り分けたところでかなりの価値があることには違いないだろう。
とはいえそんな美味しい話に裏がないわけもなく。
その核を持つオブリビオンは攻撃と同時にこちらの魂を吸い取ろうとしてくる厄介な力を持っている。
この力に対抗するには"楽しい気持ち"が必要なのだという。
「金儲けとか美味い飯とか考えるだけでも十二分に楽しい気持ちになるもんだが、一応森に足を踏み入れる前にモチベーションを上げていくことをおすすめする」
例えば金を手に入れたら何をしようとか、食材として使うならそのための準備など。
単純に戦前の腹ごしらえをしたり踊ったりでも構わない。
とにかく楽しい思いを直前にすることが重要だ。
「あ、ちなみに敵はまず先に魔剣ドラクラという剣の形をしたオブリビオン。そして核を抱える番人は十字龍シュラウ・ドンという名の通りドラゴンのオブリビオンだ」
両者とも魂自体は吸われ知性がない状態であるため説得などは不要である。
それじゃ、頑張ってこいよ。
エコリアチはそう言いながら転送ゲートを発動し猟兵たちを送り出していくのであった。
鬼騎
1章:日常(楽しい気持ちになることをしましょう)
2章:集団戦(ひたすら倒そう)
3章:ボス戦(倒して核を手にしよう)
アックス&ウィザーズの依頼になります。
とはいえ核ごとぶっ飛ばしても良いんですがせっかくなので高級食材を手に入れましょう。
皆様のご活躍お待ちしております。
第1章 日常
『魂の祝祭』
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POW : 大いに食べて飲んで、力の限り騒ぎ楽しむ
SPD : 記憶に残る華麗な芸や踊り、話術などを披露する
WIZ : 魂が力強くあれるよう、歌や祈りを捧げる
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
烏哭・太河
行動:POW大いに食べて飲んで、力の限り騒ぎ楽しむ
いやー、稼がなきゃって泡喰ってたところにイイ仕事!
肉と酒で魂が洗われるわ~と大いに馬鹿騒ぎを楽しむ
とわいえ、このあと本番が控えているので酒は嗜む程度に。
本当に酔い潰れるのは一攫千金の後だなっと。
ある程度場が盛り上がってきたら、銃とナイフの手入れを行う。
これやってる時が一番集中力が高まるし気持ちも昂る。
最も楽しくてハッピーな瞬間を開戦のタイミングに合わせにいく。
ニコラ・クローディア
半径25センチ、つまり直径50センチ
質量にして約6.5万立方センチ、全て赤味肉なら重くて50kg程
UDCアース換算で1つ500万ってことなら、少なく見積もっても100グラム1万を切るかどうかってところね
「この核ってやつは森1つにつき1つなのかしら? 他の森でも確保できるのなら…うふふふふふ」
乱獲まではいかずとも、期間限定メニューとしてお店に並べられるくらいの量は欲しいわ
1人あたり100gと見積もって、試作も含めてせめて5kgは確保したいところだけれど…
などと完全に捕らぬ狸の皮算用
他の猟兵にも可能な限り山分けしようと提案、買取できそうならば買取も視野でね
ボスをぶっ飛ばすのが楽しみねぇ
アドリブ◎
ラティナ・ドラッケンリット
「その儲け話、私にも一口乗らせてもらおうか」
エールの入った樽を担いで宴の場に現れる
これはUDCアースの酒造技術を
A&Wで再現しようとして作った
試作品のクラフトビールだ
今は材料を仕入れるところから作っているが
行く行くはA&Wで材料から製造まで出来るようにしたいと思っている
農地を拓くにしても職人を雇うにしても金がいくらあっても足りない
経験上、分け前は事前に決めておいた方がいい
私は均等に分ける方を推させてもらおう
功を焦って無茶をしたり
足の引っ張り合いになっては達成自体が危うい
後々禍根を残すことにもなり兼ねない
まあ、ボスを倒した者の一人取りになっても構わない
その時はその時で全力を尽くさせてもらう
二本木・アロ
最高級食材があると聞いて!
A&Wに行きつけの冒険者酒場あるんだけど、金貨500枚とかドラゴン肉のステーキ何皿頼めんだ……?
捕らぬ狸のなんちゃらだけでも、もうすっげー楽しー。
よしアレだ、このテンションのまま踊っとけ!
踊るのは故郷の儀式の舞い。
故郷じゃ女が戦士を演じちゃいけねーコトになってるけど、知ったこっちゃねーよ。ずっと隠れて練習してたしな。
あたしは、誰が何と言おーと戦士だ!
ひとしきり暴れるように踊りまわったら、最後には自然を讃える舞いと祈りを。
……魂喰らいだか何だか知らねーけど、森を一つダメにしちまうからな。
巫師じゃねーから下手なのは勘弁してやってくれ。
御剣・刀也
POW行動
おー、祭りか
いいねぇ。戦闘前の景気づけに一杯やろうか!!
ジューシーに焼かれた骨付き肉に噛り付きつつ、酒を飲みながら祭りを楽しむ
飲み比べをしようと言われたら、最初は大杯で飲み比べているが
「んー、どうも飲み足りないな」
と自分は樽事飲んで、相手には大杯で飲ませつつ、肉を食い、飲み比べに興ずる
蟒蛇のように大酒のみなので、酔う事は滅多になく、酔いつぶれて倒れていく者たちをみつつ
「へへ、本当の豪傑は酒にも強いのさ」
アックス&ウィザーズの空に浮かぶ群竜大陸。
その入口に存在する魂喰らいの森の前に猟兵たちが集まり始めていた。
「いやー、稼がなきゃって泡喰ってたところにイイ仕事! ついてるぜ俺!」
それは眼前に広がる森を見つめながら喜びに浸る烏哭・太河(傭兵・f05251)である。
日銭を稼ぐような生き方をしている太河だ。
むろん一攫千金を得た後は酔いつぶれるほどパーッとやる気満々であった。
同じく森を眺め幸福そうな表情をするのはニコラ・クローディア(龍師範・f00091)である。
「半径25、直径50センチ。赤身肉なら重くて50kgほど……うふふふふ」
具体的な数字を考えれば考えるほど現実味が増し、楽しさは膨れ上がる。
足音が聞こえ後ろを振り返れば森の入り口に集まり始める猟兵たちの姿。
人数を数えれば5人、うまく山分けとなれば一人あたり10kgは手に入る計算だ。
「その儲け話、私にも一口乗らせてもらおうか」
太河とニコラの後からやってきたのはラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)だ。
ラティナは担いできた樽をその場におろし、宴のための酒だと伝える。
ふと背後から駆け寄ってくる人物に気づき、君も来ていたのかと挨拶を交わす。
「やっぱり! 後ろ姿見てラティナちゃんだと思ったんだ!」
ラティナに駆け寄り声をかけたのは二本木・アロ(ガードカツィナの娘・f02301)。
二人はラティナが切り盛りする冒険者ギルドの店主と客という関係であった。
「集まってるな。お、やっぱり戦闘前はそれだな!」
最後に集まってきたのは御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)。
ラティナが運んできていた酒があるのを見て、景気づけに一杯やるかと声をかければ全員がそれに乗り宴が始まるのであった。
アロは目的である高級食材のことに考えを巡らせる。
金貨500枚、たとえ山分けでも金貨100枚。
それだけの金額があればドラゴンステーキが何皿頼めるのか。
「金貨に替えても食材のまま調理してもらってもどっちでも絶対うまいじゃん? テンション上がってきた! よっし、踊るか!」
アロは上がったテンションの勢いにまかせ宴の中央へと出て踊り始める。
踊るのは故郷の儀式の舞。
故郷では女が戦士を演じ踊ることは禁止だが、そのようなこと知ったことではない。
部族が認めなかろうがアロは戦士として踊りたいように踊るのである。
「くぅ、肉と酒、んでもって美人さんの踊り! 魂が洗われるわ~!」
「宴はいいな、酒がより旨くなる」
宴をするとなれば用意されるのはやはり肉と酒。
それに食らいついてるのは太河と刀也だ。
力也は単純に酒好きなこともあり、それだけでも十分気分が上昇している。
ジューシーに焼かれた肉と酒の相性は抜群。
相乗効果で両方さらに旨く感じるというものだ。
しかし力也の気分をさらに上げるのはこのあと待ち受けてるであろう強敵の存在。
強いものとの戦いを思えば心は歓喜に震える。
力也は表情を変えぬまま、うわばみのごとく酒をあおり続けていく。
片や太河はある程度酒を嗜んだ所で杯を置く。
酒や馬鹿騒ぎも好物ではある。
だがこの話がうまくいけばあとで浴びるほど酒を飲む事ができるのだから、今酔いつぶれるわけにはいかないとセーブしたのだ。
そして杯の代わりに手にするのは太河の得物、銃とナイフ。
太河にとって得物の手入れを行っている時が一番集中力が高まり、このあとの戦闘に向け気持ちも昂ぶるのだ。
森に足を踏み入れるその瞬間、さらには核を持つ番人との会敵に向けて。
太河はそのタイミングに合わせ最高潮の状態に気持ちを仕上げていく。
「経験上、分け前は事前に決めておくことを提案させてもらおう。私としては均等に分ける事を推させてもらう」
ラティナは持ち込んだエールの味の仕上がりを確認するように飲みながら報酬に関しての提案を皆へと行う。
このエールはUDCアースの技術をこの世界で応用し作ったクラフトビールの試作品。
ゆくゆくは材料から製造から全てこの世界で出来るようにしたいと考えるラティナ。
そのため金銭はいくらあっても足りないところなのだが、足の引っ張りあいや後々の禍根を考えれば均等に割ったほうが良いだろうという判断だ。
「ニコラとしてはこの人数で割るのは構わないわ。あと食材自体が必要ない人が居たら、買い取らせてもらえたら嬉しいわ。もちろんちょっとぐらい色はつけるわよ」
ニコラは経営するカフェバー&ナイトクラブで期間限定メニューとしてこの食材を取り扱いと思いここへ訪れてきていたのだ。
1人前100グラムとして食材の元値は1万前後、これに人件費などを上乗せして販売したらどれだけの売上になるのか、考えただけでニコラはにやけ顔が止まらない。
さらに言えばこの核とやらは森の区画につき1つ。
他の区画へも調達にいけば大繁盛間違いなしである。
「さあ最後の仕上げは自然を讃える舞と祈りだぜ」
アロはひとしきり暴れるように踊り回った後、森のためにその舞を捧げる。
どのような森であろうと、森を駄目にしてしまうことには思う所があるのだ。
「なにはともあれ、敵を倒さないことには始まらないな」
「ええそうね、番人とやらをぶっ飛ばすのが楽しみねぇ」
今の状態は完全に捕らぬ狸の皮算用。
ラティナとニコラは他の猟兵の意思などを確認しつつ森に入る準備へと取り掛かる。
「まだ呑み足りない気もするが、ここから先は後の楽しみにとっておくことにするか」
力也が立ち上がれば周囲の準備が整い始めていることに太河も気がつく。
太河は手入れをしていた得物を仕舞い立ち上がる。
「それじゃ、仕事の時間だな」
それぞれの楽しい思いを胸に各人、魂喰らいの森へと足を踏み入れるのであった。
大成功
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第2章 集団戦
『魔剣ドラクラ』
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POW : ドラゴンクラッシャー
単純で重い【召喚した巨大な剣】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 禁忌の吸血剣
【吸血する】事で【衝撃波を放つ覚醒モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : 不可視の霊剣
自身と自身の装備、【斬撃が命中した】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
イラスト:タロコ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
魂喰らいの森に足を踏み入れてすぐに現れたのは剣の形をしたオブリビオンたちだ。
オブリビオンたちは何体も存在し木々の間を宙に浮いて飛び交っている。
この森によって魂を吸われたオブリビオンたちの自我は消失している。
飛び交うオブリビオンたちはただひたすら動くものへと攻撃をしかけてくるだろう。
森の奥ではドラゴンの咆哮が轟く。
この剣のオブリビオンたちを倒せば奥への道は開かれる。
御剣・刀也
ほう。空飛ぶ魔剣か。
似たようなオブリビオンとはサムライエンパイアでやりあったことがある
そいつらとどう違うか、楽しませてもらおうか
ドラゴンクラッシャーは第六感、見切り、残像を駆使して避けて、カウンターで叩き折る
森の合間を抜けて逃げようとしたら、ダッシュで追撃して逃げられる前に捨て身の一撃で斬り捨てる
森の合間から奇襲してくることも考えられるので、第六感は常にフル活用して、奇襲にも備える
武器受けで相手の攻撃は受け止めず、受け流す形で防御する
「お前らが空飛ぶ武器か。怨念も何も感じないが、一応、敵なんだな。さっさと潰させてもらうぜ」
魂喰らいの森に足を踏み入れ現れた剣のオブリビオンによって猟兵たちは分断される形となっていた。
「空飛ぶ魔剣か」
このような状況でありながらも、御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は敵を見てその口元に笑みを浮かべる。
以前、他の世界にて似たオブリビオンと遭遇したことがある。
その時の敵と比べ、この敵はどう己を楽しませてくれるのか。
そのような考えが刀也の脳内を駆け巡っているのだ。
「魂を吸われているせいか怨念も何も感じないが……敵である以上は潰すまでだ」
刀也は日本刀、獅子吼を構え宙を飛び交うオブリビオンたちへと意識を集中する。
刀也は背後から殺気を感じ、その場を飛び退く。
今しがたまで立っていた地面に巨大な剣が突き刺さっていた。
だがこれは魔剣が召喚したただの巨大な剣。
刀也が飛び退いた先に襲いかかってくる魔剣が2体。
どちらかが先に攻撃を仕掛けてきた個体かどうかはわからないが、そのようなこと刀也にとってどうでも良いことであった。
「つまらない攻撃だな」
ひねりもなく向かってくる魔剣に対し、その攻撃を受けるのではなく刀で軌道を変え、受け流して攻撃を回避。
その後間を開けず襲ってきた二体目は攻撃をしかけてくるタイミングにあわせて斬撃を繰り出し真っ二つに叩き割った。
「まだまだ居るよな?」
周囲を見渡しまだ敵の数が多く残っていることを確認する。
戦いを楽しむ刀也としては、この程度の攻撃で終わってほしくはない。
さらに言えば弱いものをいくら倒しても面白くもないのだ。
「てめぇらは番人なんだろ、かかってこいよ。俺を楽しませてくれ」
少しでも歯ごたえのある戦ができれば上々。
「逃げようとした所で俺が見逃したりなどしないがな」
敵が逃亡するようであればこの先の敵との戦いのためのウォーミングアップとして使うのみ。
刀也は再び刀を構え直し、敵を見据えるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
烏哭・太河
悪いが真っ向勝負はしないぜ。奥に控えた本命を狩りにきたからな。
基本中の基本として姿は隠して行動。
木で身を隠し余計な動きは控える。
敵を発見後は石でも投げて反応を見る。
動くものに釣られて敵意が逸れればサブマシンガンで掃射する。
石如きに引っかからなかったら・・・他の傭兵さん、ちょっとずつ受け持つかねぇ。
「本命はお前らじゃないからな」
魂喰らいの森に入り他の猟兵と分断された烏哭・太河(傭兵・f05251)は真っ先に敵から姿をくらまし、隠密行動をとっていた。
正面堂々などというのはもとより太河の柄ではないのだ。
それにしても他の猟兵たちと戦っている隙を付いて撃破できればなどと思っていた考えは早々に打ち砕かれた。
太河は一番近くにいるオブリビオンの様子を見る。
木と木の間でゆっくりと浮遊する魔剣のオブリビオン。
ゆったりした動きからして今は省エネモードといったところだろうか。
森へ足を踏み入れた猟兵たちに我先と襲いかかってきた激しい行動は今は見られない。
姿を確認したオブリビオン以外にも周囲に何体か展開しているであろうことが気配から伝わってくる。
太河は音を立てぬようそろりと屈み、足元に落ちている手頃な石を拾う。
事前の情報によればこのオブリビオンたちは魂を吸われ知性がのこっていない状態であるはず。
ならば――。
己の動きは最小限に無音のまま投擲された石は空を切る音を立てる。
その小さな音に対し、オブリビオンは即座に反応を示した。
太河が視覚的に捕らえられなかった箇所にいたオブリビオンもその音によって釣り出す事に成功する。
オブリビオンたちは石が転がり落ちた所に向かい己ごと突進し、刃を突き立てた。
石に注意が注がれ、さらには地面へと突き刺さりすぐに身動きがとれなくなったこの絶好の機会を逃す手はない。
隠れていた木の陰から躍り出た太河はサブマシンガンを構え、引き金を引く。
ガガガガガガ!!
硝煙をあげ撃ち出される銃弾と魔剣の金属が当たり火花が飛び散る。
オブリビオンの身体を蜂の巣にした太河はこの音によって集まるオブリビオンたちから隠れるためすぐさまその場から移動。
ヒットアンドアウェイの戦法により確実に敵の数を減らしていく太河であった。
大成功
🔵🔵🔵
ラティナ・ドラッケンリット
魂がないというのも不便なものだな
動くものを襲うという習性を利用させてもらおう
まず豆の木の種を少し離れた所に投げて
伸びた木が囮になるか観察する
次に守護者『しょこら』をフリスビーのように投げ
穿竜槍『たると』を空に向かって投げる
『たると』には勢いが緩んだら小型竜に戻って帰って来てもらう
どれかの囮に引っ掛かったら
断山戦斧『しゅとれん』を振り被ってフルスウィングでUCを叩き込む
反撃にUCを使って来たら力比べだ
腕が鳴るな
自分に向かって来たら軌道を読んで戦斧で受け
鞘から抜刀した屠竜刀『まかろん』で居合いのようにUCを繰り出す
丁寧に1本づつ叩き折りながら先に進む
ドラゴンの咆哮か
楽しみになってきたな
魂喰らいの森に入ったさい、魔剣オブリビオンの突撃により分断された猟兵達。
一度態勢を整え直すため、ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)はオブリビオンから身を潜めていた。
周囲に散開する敵の動きは次第に落ち着き、今では木々の間をゆったりと浮遊している状態になっている。
そろそろ仕掛け時だと感じたラティナはいつでも敵を叩き切れるよう断山戦斧『しゅとれん』を構えた状態で、自身より少し離れた位置へ豆の木の種を放り投げた。
地面へと転がった種は土に触れると急速に成長し、するすると木が伸びていく。
この動きにつられた魔剣たちは寄ってたかって豆の木へと攻撃を仕掛け始めた。
「魂がないというのも不便なものだな」
魂を失い自我が欠落しているオブリビオンは、ただひたすらに動くものへ無差別に攻撃をしかけている。
敵の注意は完全に成長し続ける豆の木へと注がれ、敵視から外れるラティナ。
悠々と断山戦斧を構え直し、オブリビオンをすべて背後から叩き落とした。
「これならば他の戦法も効きそうだな」
敵の数は多い。
しばらくは成長を続ける豆の木を囮として敵を呼び寄せては撃破していたラティナだが、豆の木の成長が止まった今、他の戦法によって敵をおびき出し始めることにした。
まず手にするのは盾である守護者『しょこら』。
円盤の形をした盾をフリスビーのように投げれば風を切る音を立てながら木々の間を飛び、オブリビオンの注意を引きつける。
正面にあった木へと刺さった盾をオブリビオンを撃破しながら回収したラティナが次に投げつけるのは穿竜槍『たると』だ。
これはその場で上空へと向け投擲。
それに集まったオブリビオンはすべて自然とラティナの間合いへと集まり、横薙ぎで放たれたグラウンドクラッシャーによってまとめて破壊される。
ちなみに槍は元々小型の竜であるため自然とラティナの元へと戻ってくるので回収の必要はない。
流れるように次々と繰り出される囮と攻撃によって効率的に敵を撃破し、より森の奥へと突き進んでいく。
ふと森の奥で轟く咆哮を耳にし、ラティナは唇に笑みを浮かべる。
「腕が鳴るな」
この先に待つドラゴンの元へ。
ラティナは敵を撃破しながら駆け抜けていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ニコラ・クローディア
へぇ、魔剣ドラクラ
それで、ユーベルコードがドラゴンクラッシャー…
はっ、余程思いあがったどこぞの阿呆が打った剣が元と見た
一本たりとて残しませんとも?
単純で重い一撃とはいえ、トン単位の破壊力はあるかしら?
仮にどれほど重い一撃だとしても、剣本体がトン単位もないわよね
「へぇ、それくらいで龍を壊せると思ってたのね」
龍翼外套による盾受けとオーラ防御できっちり防御を固めて真正面から攻撃を受け止めるわ
その上で龍握撃で剣そのものを掴ませてもらいましょ
召喚した剣らしいけれど、まぁ消えるか壊れるまで使い倒すわ
「ドラゴンを壊す魔剣ではなく、ドラゴンに壊される魔剣、それが貴方たちよ!」
地味にキレて猫被り大暴れ
アドリブ◎
「魔剣ドラクラだったかしら……龍殺しの剣、ね」
オブリビオンの姿を見て鼻で笑うのはニコラ・クローディア(龍師範・f00091)だ。
余程思い上がった阿呆が打った剣が元なのだろうと考える。
龍を殺せる剣だなどと、本物の龍を知らぬひよっこの戯言である。
ニコラにとって存在自体が癪に障るオブリビオンなのであった。
「一本たりとて残しませんとも」
ニコラは自発的に他の猟兵とは距離をとって魔剣の群れへと飛び込んでいく。
盛大に暴れるには周囲に仲間が居ると邪魔になるからである。
正面から殴り込むニコラの存在にオブリビオンはすぐさま反応を示す。
真っ直ぐ駆け込むニコラに向け、巨大な剣を召喚し左右から巨大な剣が叩きつけられようとしていたがニコラは止まらない。
そのまま二本の剣と正面衝突をしたニコラだが、二本の剣はオーラで防御を固めた龍翼外套によってがっしりと受け止められていたのである。
外套に擬態できる龍翼外套だが、敵と衝突する寸前、龍翼へと変形させていたのだ。
そして龍翼外套の役割はこれにとどまらない。
「この剣自体はトン単位もないでしょう? それならどれだけデカかろうと、ニコラにとってはただの軽い武器でしかなくってよ」
おあつらえ向きに穴が空いている魔剣の装飾部分、そこに左右に展開した龍翼の鉤爪をねじ込み持ち上げる。
敵が召喚した剣をニコラは武器として使い倒すつもりなのだ。
ニコラは二本の剣を龍翼に持ち敵へと肉薄。
龍翼によるリーチと腕力によって振り回された巨大剣は2本ともにオブリビオンと衝突する。
互いに火花をあげぶつかりあった箇所から両者とも粉々に砕け散った。
「この程度で龍を壊せるとおもったら大間違いだわ!」
想像以上の脆さにニコラはより仰々しい名前がつけられたオブリビオンへの憤りを募らせる。
「ドラゴンを壊す魔剣ではなく、ドラゴンに壊される魔剣、それが貴方たちよ!」
音や動きにつられてくる敵はニコラにとって好都合。
使える剣がなくなれば鉤爪や己の武器を用い、全てのオブリビオンを倒し終わるまで片っ端から敵を撃破していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
二本木・アロ
うわ剣かっけぇ。すっげー厨二心がくすぐられるんだけど!
お持ち帰りし……あ、ダメ? オブリビオン? あっそう。
まぁ核がお持ち帰り出来りゃイイか……あ、報酬山分けの提案には乗るぜ。
腹が減っては~って言うからここで持参した焼きもろこしを一つ。
近場に仲間の猟兵が居りゃそっちにもおすそわけ。
ドラクラちゃんには悪いけど剣じゃ【アヴァチュホヤの御裾分け】は食えないからなー! いやー残念だなー(棒読み)
覚醒モードだか何だか知らねーけど、これでご自慢のスピードは出ねーだろ。
速度奪ったら後は【怪力】任せの肉弾戦だ。
敵の正確な数はわかんねーけど、囲まれた仲間が居たら戦闘用人形が【武器受け】で【かばう】ぜ。
魂喰らい森に足を踏み入れた猟兵をオブリビオンは攻撃により分断する。
味方から分断された二本木・アロ(ガードカツィナの娘・f02301)だが、今そのことよりもオブリビオンの見た目に惹きつけられていた。
「剣かっけぇ……お持ち帰り……ダメだよなぁやっぱ……」
魔剣ドラクラの見た目がアロの厨二心にクリティカルヒットだったのだ。
ゴテゴテした装飾や剣のダークな色合いなどが実に厨二には刺さるものがある。
とはいえオブリビオンである魔剣をお持ち帰りするわけにはいかない。
代わりと言っては何だが持ち帰るのならば高級食材となる核がある。
報酬の山分けをしてもアロとしては十分の取り分なため、その提案には乗るつもりでいる。
しかしいつまでもこのまま魔剣を眺めているわけにもいかない。
行動を開始するかとアロがおもむろに取り出したのは焼きもろこしであった。
「んん、これぞ自然の恩恵。うまい」
焼きもろこしの味を堪能しながら、アロはオブリビオンの眼前へと歩みをすすめる。
はたから見れば不用心な行動だが、アロがこの行動を取るには理由がある。
ユーベルコード、アヴァチュホヤの御裾分けだ。
この力は焼きもろこしを給仕している間、焼きもろこしを楽しんでいない対象の行動速度を下げる効果がある。
そして今回の敵は魔剣。
「いやー残念だなー、ドラクラちゃんたちは食べれないもんなー」
アロは棒読みなセリフを述べる。
食べれない器物であることをわかっていながらこの力を選ぶあたり実に悪魔の所業であった。
「それじゃ後は叩くのみってな」
自身は焼きもろこしを片手に、空いている手で拳を握る。
オブリビオンのスピードはユーベルコードで抑えているため余程の油断がない限り敵の攻撃がアロに当たることなどないだろう。
怪力とナックルのような指輪からストレートパンチが繰り出される。
アロの攻撃は攻防どちらをするにも速度が出ないオブリビオンへと直撃。
その拳はオブリビオンの身体をぶち抜いた。
「よし! 次々行くぜ!」
アロの拳は身動きもままならないオブリビオンを次々撃破していく。
戦闘音に引きつけられ呼び寄せられたオブリビオンたちは為す術なくアロに撃破されていくのであった。
大成功
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第3章 ボス戦
『十字龍シュラウ・ドン』
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POW : シュラデュウムブレス
【闇のブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 凶天十字光
【凶眼】を向けた対象に、【天から落とされる十字光】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ : 守護龍の問いかけ
質問と共に【十字光】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
イラスト:V-7
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠白石・明日香」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
魔剣のオブリビオンを撃破した猟兵たち。
森の奥へ進むとそこには核を体内に抱える十字龍シュラウ・ドンがいた。
森への侵入者を確認したシュラウは咆哮を轟かせる。
核に関しては胴体を貫通させるような攻撃をしなければ無事に撃破後取り出すことが可能だろう。
敵の攻撃は逐一魂を吸い取ろうとしてくるため、事前に準備した楽しい気持ちをしっかりと維持して対抗しよう。
烏哭・太河
さぁ狩りの時間だ。たんまり稼ぐぜ。
この先の戦闘はないわけで多少無理してもしっかり攻めに徹する。
主には近接での戦闘。ブレスで焼かれるの極力減らしたいので回り込むように動く。
味方傭兵も入り乱れる事から同士討ちを避けて銃器封印しナイフによる近接戦を行う。
報酬出たら倒れるまで呑むぞ、気張って行こう。
御剣・刀也
おーおー、見るからに偉そうな龍だな
自分が一番強い思ってるんだろうが、世の中にはお前より強い奴なんてごまんといる
それを今から証明してやるよ
シュラデュウムブレスを放たれたら第六感、見切り、残像を使って避けて勇気をもってダッシュで次が放たれる前に接近して、捨て身の一撃で斬り捨てる
ブレスを吐いてそのまま薙ぎ払おうとしてきたら、ガス状でないなら姿勢を低くして地面との隙間で避けながらダッシュで突っ込む。ガス状なら勇気で恐れずダッシュでまっすぐ突っ込む
「お前も龍だって言うなら、もうちょっとましな攻撃をしてきな。ブレス一辺倒じゃ読まれるぜ?」
「おーおー、見るからに偉そうな龍だな」
「ようやっと獲物のお出ましだ。狩りの始まりだぜ」
『ォオオオ!!』
御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は刀を、烏哭・太河(傭兵・f05251)はナイフを手に、咆哮を上げる十字龍シュラウ・ドンへと立ちはだかった。
刀也と太河はともに己が傷つく事も覚悟の上で得物を構える。
シュラウを撃破すれば後に戦闘はもう無い。
ここで無茶をしても問題ないという判断だ。
多少怪我をした所で後に待つ時間がそれを帳消しにしてくれることだろう。
太河は報酬を貰った後、絶対倒れるまで呑むぞと気合を入れナイフを手に地を蹴った。
森の番人であるシュラウは肉薄してくる太河に対し闇のブレスを吐き出すが、コートをひるがえしながら攻撃を回避する。
同時に魂を吸い取る力を行使してくるが、戦闘に集中していながらも太河の心はすでに龍を倒した後の楽しみへと向けられている。
楽しい気持ちは魂を吸い取る力を完全にはねのける。
刀也に関してもシュラウと対峙しているだけで気持ちは最高の状態で維持される。
「俺もいるぜ。お前より強い奴なんてごまんといる。それを今から証明してやるよ」
太河とは逆サイドからシュラウの懐へと駆け込もうとする刀也。
その動きを見たシュラウは前足を地面へと叩きつけその場に踏ん張り、刀也に向かい盛大に闇のブレスを吐き出した。
「お前も龍だって言うなら、もうちょっとましな攻撃をしてきな」
ガス状ではないブレスなど回避のしようはいくらでもある。
刀也は攻撃の予兆を感じてもそのままシュラウへと駆け、ブレスが当たる直前に勢いをつけてスライディングをする。
助走がついたスライディングによって刀也の身体は地面とブレスの間をするりと抜け、シュラウの懐まで一気に飛び込む。
「せりゃあ!!」
シュラウが次の攻撃を繰り出す前に肉薄した刀也は勢いを殺さぬままシュラウへと飛びかかり、大きく振りかぶった刀を振り下ろす。
『ガアア!!』
刀也の攻撃はシュラウの肩口を大きく抉る。
力を籠めた一撃を放った刀也に対し反撃を繰り出そうとするが、それは逆サイドから駆けつけた太河が許さない。
他の猟兵との同士討ちをさけ銃器ではなくナイフを得物として選んだのが功を奏す。
シュラウの注意が刀也に引きつけられている所を、太河のナイフがシュラウを襲う。
太河のナイフは柔らかい脇へと突き刺さり激痛にシュラウが悲痛な声をあげる。
「あとは頼むぜ」
二人はそのままシュラウの後方へと駆け抜けその場から一時離脱をする。
そして刀也と太河に入れ替わり、他の猟兵たちがシュラウの前へと躍り出るのであった。
大成功
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ニコラ・クローディア
なるほど、お前が
…よし、その肉、素直に渡せば貴様の肉は食わずに骸の海へと返してやろう
抗うなら…何、サイドメニューにドラゴンテールスープが増えるだけよ!
肉を持ち帰るだけで一攫千金ウハウハパラダイスだ、尋常にお肉と化すが良い!
貴様の肉が金貨に変わることを想像するだけで滾る!
胴体貫通がよろしくないという事で徒手格闘を挑む
60t近くまでならブン回せる、尻尾でも首でも掴んでドカンと一振りしてやれば少しは静かになるだろうさ
闇のブレス?
…我が龍翼の守り(盾受け+激痛耐性)と魔術防御(全力魔法+オーラ防御+呪詛耐性)を抜けるものならば抜いてみせよ、出来たのならば亜龍ではなく龍と認めてやらんでもないぞ
アドリブ◎
ラティナ・ドラッケンリット
さて、金稼ぎの時間だ
その首と核を奪わせてもらうぞ
まず足場として豆の木の種を植えて
敵に向かって橋のように伸ばす
その上を駆けて間合いを詰めつつ
ブレスを吐く予備動作を観察する
ブレスを吐く兆候を見切ったら加速して跳躍
ブレスの範囲を抜けて
そのまま敵に突撃する
頭上から大上段に断山戦斧『しゅとれん』を構えて
脳天にUCを叩き込めるのがベストだな
地面に撃墜できたら戦斧で首を叩き斬って
首級を上げさせてもらおうか
金も大事だ
しかし私は『竜殺し』の一族だ
竜の首級を上げることは私にとって誉れでな
竜を狩る
この瞬間をどれほど愉しみにして来たか
これで私も一族の末席に名を列ねることができる
ああ、こんなに嬉しいことはない
二本木・アロ
エコリアチちゃん何つってたっけ、アレ。じゅーじゅー流シュラスコ丼?
名前からして美味そーだよな。帰ったらラティナちゃんに焼いて貰おーっと。
ってカンジで肉のコトだけ考えて戦うぜ。おっとよだれが。
つっても基本近接戦だから飛べるヤツとは相性悪ぃんだよなー。
【武器受け】と各種耐性で凌ぎつつ、高度が下がったタイミングで尻尾なり何なり掴んで【グラップル】【クライミング】でよじ登るぜ。気分はドラゴンライダー! やったー!
……いや遊んでるわけじゃねーし。うん。背中側ならブレス当たらねーかなって。
そんなわけで後頭部に灰燼拳をぶちこむ。地面に落ちやがれ!
「何つってたっけ、じゅーじゅー流シュラスコ丼?」
言葉の響きだけ聞くとめちゃくちゃ美味しそうな名前にされた十字龍シュラウ・ドン。
だが二本木・アロ(ガードカツィナの娘・f02301)にとって名称などどうでも良い。
今アロに見えているのは眼前で倒される時を待つ肉の塊である。
「その肉を素直に渡せば貴様の肉は食わずに骸の海に返してやろう。だが抗うならばドラゴンテールスープが増えるのみよ!」
その肉、もとい核を持ち帰るだけで一攫千金ウハウハパラダイス。
肉が金貨に変わることを想像するだけでニコラのテンションはうなぎのぼりである。
そんなテンションなためか、あるいは龍が敵だからか。
ニコラの猫かぶりは剥がれ本性が垣間見る。
ニコラが金儲けの事を考えていることを察しラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)はこう続ける。
「金稼ぎの時間だ。その首と核を頂戴しよう!」
『ガアアアアアア!!!』
ビリビリと空気を震わせシュラウは吠える。
すでに他の猟兵により傷を負わされた手負いの龍……それも理性がない森の番人だ。
その攻撃は闇のブレス一辺倒、とはいえ暴れまわるシュラウのブレスは広範囲に渡り、木や地面ごと猟兵たちを滅さんとしてくる。
さらにやっかいなのは地に足をつけていると危険だと本能が判断したのか、軽く宙へと浮いていることだ。
「これを足場に使え」
敵の様子を見て動いたのはラティナだ。
ラティナが放り投げたのは豆の木の種。
急速に成長するその木はシュラウに向かいぐんぐんと伸び、猟兵たちがシュラウへと近づくための橋となった。
「ラティナちゃんさっすが! 接近できればこっちのもんだぜ!!」
アロはラティナが作ってくれた足場を真っ先に駆け抜ける。
シュラウの頭部近くまで伸びた木を駆け、一気に飛び込めばアロはシュラウを飛び越え背中の羽へと掴みかかった。
背後に回られたシュラウはそれを振り落とそうと身体をよじり、暴れまわる。
「おい、そのままそいつの高度を下げろ!」
それはニコラの指示だ。
ニコラは足場を使わず地を駆けシュラウへと肉薄していた。
「よっしゃあたしにまかせろ! 灰燼拳を喰らって地面に落ちやがれ!!」
アロは足でシュラウへと組み付いた状態で両拳を握りしめて一気に振り下ろす。
『グギャアア!』
シュラウの抵抗は虚しくアロの一撃が翼の付け根へとめり込むと、その衝撃で一気に飛んでいた高度が下がった。
「よくやった! そのまま地面へと降りてろ、次は俺様の時間だ!!」
地面へと近づいたシュラウの尾をニコラはその細腕で掴む。
だがその細腕に見合わぬ怪力によって、シュラウを右へ左へと振り回し始めた。
木へ地面へと何度も叩きつけられたシュラウは腕から逃れようと空を見て羽ばたく。
「その首貰った! はああああ!!」
それは豆の木の足場を駆け上がりシュラウの頭上へと飛び込んだラティナだ。
いつになく激しく吠えたラティナは断山戦斧『しゅとれん』をシュラウの首めがけ力強く振り下ろす。
飛び上がろうとしたシュラウはラティナの攻撃を受け地面へと叩きつけられる。
舞い上がる土煙が落ち着くと、そこには首を落とされた龍とラティナの姿があった。
「竜殺しの一族として、これほどの誉れはない」
落とした龍の首を見てラティナは呟く。
報酬となる金も大事だ。
しかし龍の首級を挙げることこそがラティナにとってなによりの愉しみであり、一族の末席に名を列ねることができるようになったその瞬間でもあった。
「仕留めたな。さて、それじゃあしっかり分解して食える部位と、目的の極上肉をいただこうじゃないか」
「そっか、核の部分以外も食べれるじゃん! そしたら、お、お肉がこんなにたくさん〜!! ラティナちゃん、ドラゴン肉とか帰ったら焼いて皆で食べようぜ!!」
シュラウを倒した後早々にニコラとアロの脳内は肉のことで一杯一杯であった。
「ああ、そうだな」
その光景を受けラティナは微笑む。
猟兵たちは無事に森の番人から核を取り出し均等に分け前を配布。
それと同時にシュラウ自体の肉も欲しい者たちは持ち帰ることに。
核が番人から抜き取られたことにより森は崩壊を始め、群竜大陸の奥へと進むための道を一部切り開くことに成功したのであった。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2019年12月25日
宿敵
『十字龍シュラウ・ドン』
を撃破!
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