●神殺し
「イエス、イェーガー。開拓の時間です」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)はグリモアを展開し、電子マップを虚空に浮かべた。
そこに示されるのはダークセイヴァー、その辺境。
光点はその辺境にある荒野を示していた。
「ダークセイヴァー、その辺境の地はヴァンパイアたちの領土とはなっていません」
そこには、『異端の神々』と呼ばれる超存在が支配する未開の地。
多くのヴァンパイアたちが自らの配下のオブリビオンを率いて支配しようと訪れた大地。
だが、今はその大地に手を出そうとするオブリビオンやヴァンパイアはいない。
「異端の神々は殺傷しても、オブリビオンの身に憑依し、魂と肉体を奪い取る術を持っていた為、だそうですが……」
とにもかくにも、今もなお、その地は異端の神々に支配されている。
そして、彼らはその時の戦闘によってオブリビオンの肉体を保有しているのだ。
「異端の神々は一斉の理性を持たない為に、狂気に支配されています」
故に、その辺境には常に狂ったオブリビオンたちの声が響いていると言う。
この辺境に住まうオブリビオン、それの駆逐。
これが為されれば、ヴァンパイアの支配下にない居住地を作り上げられるだろう。
「非常に危険な行動になります。……なりますが、試す価値はあるでしょう」
しかし、その為には越えなければならない障害がある。
映し出されたのは関所だ。
……そう、ヴァンパイアたちが、理性なき神々がこちらに踏み込まぬように、と築き上げた防波堤。
「ここを突破し、その先にある辺境の荒野へ。そして、そこにいるであろう狂えるオブリビオン……異端の神々を撃破します」
紫紺の瞳の少女はグリモアを解き放ち、ゲートを作り上げる。
その先に広がるのは暗雲の空、砂塵の荒野。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
辺境殺神!!
神殺しをいたしましょう!!
言葉の響きだけでかっこいいのはずるいと思います。
第1章 冒険
『関所破壊』
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POW : 力づくでぶっ壊す
SPD : 技術を駆使して分解する
WIZ : 魔法や頭脳でもって崩壊させる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
フォー・トラン
【SPD】
くぁみごろし! なんと魅力的な響きか!
だがそこまでの道のりは険しそうだな。
なんといってもこの関所、これを壊さねばならないのだから。
〈破壊工作〉の技術と知識、箱型爆弾〈トリックボックス〉の出番だな。
破壊工作はそういうのじゃないだろって?
まあ細かい事は言いっこなし。
後に続く人がやりやすいように関所の下の方、基礎部分を念入りに破壊しておこう。
よくある爆破解体の映像みたいに爆弾を等間隔に並べていく。相棒である雷の精霊にも爆弾を並べるのを手伝ってもらいながら。
指定箇所に設置し終わったら一斉に起爆するぞ。
「Fire in the hole!」
皆、後は頼んだ。アタシは休む。
●くぁみごろし
「くぁみごろし!!」
フォー・トラン(精霊術士・f12608)は叫んだ。
嗚呼、なんと言う魅力的な響きか。
だが、それを阻むのは無粋な関所。
魅力的な響きを為すにも、なんとしてもこの無粋な関所を破壊せねばならない。
フォー・トランは決意した。
「アタシの技術と知識、そして、この箱型爆弾の出番だな」
破壊工作とはそういうものだっただろうか。
誰も気にしないし、誰も突っ込まなかった。
細かい事なぞそれこそ破壊工作して爆破してしまえばいいのだ。
相棒の雷精霊をいのり、ささやき、ねんじて呼び出す。
「よっし、基礎を爆破するぞ!!」
ああ、またか。雷精霊は何もかもを理解した。
小さく呟いてから彼女たちは箱型爆弾を等間隔に並べていく。
基礎は徹底的に爆破せねばならない、フォー・トランは決意した。
該当箇所への設置完了。あとはこの手元のボタンを押すだけだ。
いいや、我慢できないね。押すぜ。
「Fire in the hole!!」
爆音が砂塵の荒野に響き渡る。
関所の基礎部分が爆破され崩れ落ちていく。
砂塵の荒野に響く狂気の叫び。
それは爆音にかき消され、フォー・トランの耳には決して届かなかった。
大成功
🔵🔵🔵
カタリナ・エスペランサ
折角だしただ壊すだけじゃなくて後で利用できるようなやり方で突破できたら嬉しいかな
まずは関所について《情報収集》。《念動力》でスキャンしたり魔力的な方面からも調べよう
《拠点防御・破壊工作》のノウハウも活かせるかもしれないね
ある程度の目星がついたらUC【架空神権】を発動、黒風で侵蝕して《ハッキング》。破壊は最低限に……といきたいところだけど、その辺りは柔軟に判断するとしようか
もし一度徹底的に壊した方が良さそうなら分子間の結合力を反転させて崩壊させるくらいはやろう
必要に応じて《高速詠唱・全力魔法》や雷羽の魔力を楔代わりに打ち込んでの《力溜め》も組み合わせて作業に取り掛かるよ
●分子崩壊
「折角だしただ壊すだけじゃなくて後で利用できるようなやり方で突破できたら……嬉しかったんだけどなぁ」
目の前にある光景。
それは基礎を無残にも破壊された関所。
そして、砂塵の荒野の彼方より響く狂気の叫び。
魂を揺さぶり、狂わせる叫びが響き続ける。
「……鬱陶しい声だなぁ」
その不快な不協和音に顔を歪めながら、カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は軽く足を大地にこつん、とぶつけ念動波を放つ。
魔力波のように空間に波打ったそれは関所の形をありありとカタリナにへと伝える。
精査された形、砕け散った瓦礫。
爆破された関所。
「……これはもう一度徹底的に壊したほうが速いかな」
最早基礎が破損しているのだからそれしかあるまい。
ユーベルコードが発動し、黒い風が吹き荒れる。
その黒い風に触れた瓦礫は、互いの分子間結合を保持出来ず、崩れ落ちていく。
さらさら、と砂のようになったそれは荒野に吹く風、その砂塵の中にまみれて消えていく。
「関所再利用……はもう関所再建築かなぁ」
再利用? できませんでした。
後にあるのは瓦礫ばかりの荒野。
狂気の叫びはいまだ続いている。
大成功
🔵🔵🔵
死之宮・謡
アドリブ歓迎
神、神…神ねぇ…まぁ何処にでも湧くGみたいなもんだろ…バンパイア共の侵攻を妨害していたことだけは評価に値するが…
まぁ良い…取り敢えずは関所破壊か…
崩壊の「呪詛」を籠めた爆発(全力魔法・属性攻撃:爆)を「2回攻撃」で乱射して「なぎ払い」
止めに【虚空より降りし星の雨】をぶっぱなす
●星によって薙ぐ
「神……」
死之宮・謡(宵闇彼岸染・f13193)は叩きつける砂塵の果ての狂気を受け流しながら呟いた。
小さく首を傾げる。
「神……神……神ねぇ……」
その声は疑問げ、と言うか胡乱げと言うか。
世界の頂きに立つであろう存在に対してはあまりにも不遜で。
「……まぁ、どこにでも湧く虫みたいなもんだろ……」
そして、あまりにも不躾であった。
ヴァンパイアすら退けた異端の神々、狂ったオブリビオン。
それらが存在するであろう砂塵の荒野、その果てを真紅の瞳が見やる。
その瞳には何の感慨もなく、嘲りすら含んで。
「ヴァンパイアどもの侵攻を妨害していた事だけは……ま、評価するか」
謡はそのまま、左手をあげる。
真っ直ぐに前を指差し、瓦礫と化した関所跡向けて、その人差し指を突きつけた。
そして、口を開く。
「薙ぎ払え」
虚空より門が開き、その先に広がるのは闇の帳、漆黒の黒、命無き空。
虚空の彼方より、無数の滅びがやってくる。
其の名は流星の瀑布、押し寄せる流れ星の数々。
それは大地に降り注ぎ、瓦礫の廃墟をさらに蹴散らし、薙ぎ払って崩壊させていく。
その様子を眺めながらふと、謡は思った。
「……別のなんか呼び出してビーム撃たせるべきセリフだったな?」
UDCアースで見たなんかのことを思い出していた。
大成功
🔵🔵🔵
リジューム・レコーズ
ダークセイヴァーには吸血鬼以外にも危険で危ない危険なデンジャラスエネミーが潜んでいるんですね
私達で撃破しましょう
だってその為のイェーガーでユーベルコードですもんね
【POW・全歓迎】
関所を突破しなければいけないんですね
了解です!思いっきりぶっ壊しましょう!
ハードデストラクションドライバー、アクティブ!
街道を滑走路に見立てて十分に加速
そして関所の正門にフルブーストで体当たりしてズドンです!
関所には吸血鬼もいるんでしょうか?
もし居たら纏めて轢き殺しちゃいましょう
オブリビオンは全滅です
私がお前達を消してやるッ!
●デンジャラス・ガール
「ダークセイヴァーには吸血鬼以外にも危険で危ない危険なデンジャラスエネミーが潜んでいるんですね」
発言ですでに危険が被っているリジューム・レコーズ(RS02・f23631)。
彼女、そして、猟兵たちの目的。
それはオブリビオンと言うデンジャラスなエネミーの撃破である。
それこそがイェーガーであり、そして、その為の力がユーベルコードである。
崩壊した関所を前に、狂気の叫びが荒野に響き渡る。
「思いっきりぶっ壊しましょうッ!!」
リジュームの周囲に強固なバリアフィールドが展開される。
ハードデストラクションドライバー、アクティブ。
その身を斥力場が覆い、リジュームの身体がふわり、と浮かび上がる。
お客様、お客様、当機はこれより大変危険で危ないデンジャラスな形態に移行致します。
なお、お客様などはいない。
街道を滑走路に見立てて、その身が加速する。
その背のウイングスラスターが点火し、より早く、風の如く。
「オブリビオンは全滅ですッ!!」
一個の質量弾頭と化したリジュームが関所をぶち抜いて打ち砕いていく。
この関所、関所と言うからには無人ではないはず。
それもそのはずで、爆破やら流星群やら分子崩壊やらを受けたが守る衛兵たちは確実にいるのである。
最も、それらを前に吹っ飛んだのだが。
だがしかし。
「私がお前達を消してやるッ!!」
生き残りがいたら執拗なまでにがっつんがっつんと突撃し、廃墟諸共轢き潰し、ひき肉に変えていく。
そう、オブリビオンはデンジャラスなエネミーだが、彼女もまたデンジャラス・ガールだったのである。
大成功
🔵🔵🔵
塔佐・弌
神の大地を貰い受ける……か。まるで国譲りだね。相手は理性のない神だけど。
理性が無いなら無いでほっとくこともできたんだろうけどオブリビオンになっちゃったしなぁ。
ヴァンパイアも余計なことしたね。
……とボヤいても仕方がないか。まずはこの関所だね。【鳳仙花】を関所に放って炎の【属性攻撃】で着火、爆破するよ。
【全力魔法】でユーベルコードを放てば関所も崩せるはずだ。
【援護射撃】で他の人の攻撃に合わせてもいいかもね。
中々良さげな関所だし程々の穴に留めておきたいものだね。後で住むことを考えたら再利用したいところだ。
……まぁ、壊しちゃっても後で立て直せばいいか。
●徹底的なる爆破
「神の大地を貰い受ける……か」
なんか色々爆裂したせいでぼろぼろの関所を見ながら塔佐・弌(左腕と心に宿すは火之迦具土神・f22495)は呟く。
それは理性なき神から行う国譲りの如く。
神たる弌は、その腕に火の粉を纏わせる。
「理性がないならないでほっとくこともできたんだろうけど……」
オブリビオンと化したそれは放っておけば世界を停滞させる。
停滞した世界に意味はなく、それは消滅を意味する。
「ヴァンパイアたちも余計なことをしたね」
腕を逆巻く火の粉の量が増す。
無造作にその腕を振るえば無数の火の粉が舞い散り、関所に散る。
同時、放った魔法はただの炎属性の魔法。
巨大な熱量を帯びた火球が放たれ、散った火の粉たちと接触する。
その無数の火の粉、それは爆発性を有する特殊な火の粉である。
そんな輝く火の粉が、膨大な熱量を持ち、燃焼する巨大火球と接触すればどうなるか。
閃光が狂気の声が響く荒野に満ちる。
遅れて爆音が響き、その狂気の声よりもよほど大きな音となり、大地を揺るがした。
もうもうと立ち込める煙、燃え盛る爆炎。
「……中々良さげな関所だし、程々の穴に留めておきたかったけど」
周りの猟兵たちが容赦なく爆破・爆破・爆破していたせいで。
最早瓦礫の方が多いそこに真紅の視線を送れば。
「……まぁ、壊しちゃっても後で立て直せばいいか」
追加の火の粉が放たれ、二度の爆発が巻き起こった。
大成功
🔵🔵🔵
リーヴァルディ・カーライル
…ん。吸血鬼の目が届かない安住の地、か。
それはこの世界に住まう者にとって楽園に等しいもの。
…必ず、成し遂げなければいけないわね。
空中戦を行う“血の翼”を広げ砦の上空を飛翔し、
砦からの攻撃はオーラで防御しつつ、
第六感を強化する“見切りの呪詛”を付与
目立たない精霊の存在感を暗視して助力を求めつつ、
吸血鬼化した自身の生命力を吸収しUCを二重発動(2回攻撃)
…折角の機会だもの。派手にいきましょう。
両掌に“闇の重力”球を形成して魔力を溜め、
怪力任せに両手を繋いで収束した後“闇の流星”として発射
超重力のオーラで防御ごと砦をなぎ払い破壊するわ
…広域殲滅呪法。集え、闇よ。
高き天より堕ちよ、闇の流星。
●収束する解は結論を一つ生み出す
「……ん。吸血鬼の目が届かない安住の地、か」
リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は、煙をあげて燃え散り、爆裂する関所を眼下に見ていた。
猟兵たちが大暴れして爆撃しまくってるせいで最早そこは関所の体裁を為していない。
荒野に響く狂気の声は、大気を渡るリーヴァルディのところにまで届いていた。
安住の地、それはこの闇に包まれた世界にとって楽園に等しいもの。
それを成し遂げれば、どれほどの救いがあるのか。
「……必ず、成し遂げなければいけないわね」
己の生命を捧げ、与える。
その両手、その手のひらに闇が生まれる。
意味を持たぬ闇はその形を保てず、曖昧に浮かび上がったまま。
「……折角の機会だもの。派手にいきましょう」
生み出された闇が、その紡いだ言葉と流し込まれる力によって意味を与えられる。
意味を与えられた闇は収束し、その手の中で球形を形成する。
それは中央に向かって流入する闇、それは強い強い引力を伴った収束する闇。
ゆっくりと、その両手が重ねられる。
否、その動作は緩慢なのではない。
互いに互いが強い反発力を有するそれを、無理やり、繋ぎ合わせ収束しているからこそ。
ゆっくり、とけれど、着実にその両掌の距離は縮まり、そして、それが重なり合った瞬間。
閃光が空に満ち、周囲の暗雲が消し飛び、散り散りとなる。
その場のみ、母なる太陽の光が差し込み、円形に暗雲が消し飛ぶ。
リーヴァルディの掌の中には、ぞっとするほど美しい漆黒の闇が、収束した闇の球が生み出されていた。
そう、これが。これこそが。
「……広域殲滅呪法」
集った闇、その収束した闇そのもの。
全てを圧潰させ、瓦解させ、押しつぶし、因果地平の彼方、その虚空の向こう側。
そこに押し流す闇の流星。
「高き天より堕ちよ、闇の流星」
リーヴァルディのする事は、その掌を返すだけ。
あとは有り得ないほどの質量と化した闇の球体は自らの重さに任せて天より墜ちるのみ。
それは、関所に降り注ぎ、地表面に接触する瞬間に弾け――――。
その全て、その総てを引き寄せ、圧縮し、光の中より。
この闇の世界よりもよっぽど深い闇、その深淵の中に引きずり込み、消失した。
後に残るものはなく、関所と言う存在そのものが消失した。
狂気の叫びが響き続けるだけの砂塵の荒野のみがそこに残る。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『オルトロス』
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POW : くらいつく
自身の身体部位ひとつを【もうひとつ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD : ほえる
【悲痛な咆哮】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : なかまをよぶ
自身が戦闘で瀕死になると【影の中から万全な状態の同一個体】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
イラスト:夏屋
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●狂気に惹かれるは理性なきもの
狂気の声、その狂気に惹かれたもの。
そうして理性を失ったもの。
理性なき神が生み出すものもまた理性なく。
その身を狂わせるほどの愛しい本能に身を任せるままに。
狂気の獣は狂気をまた生み出す。
疾駆する獣は、身を侵す狂った本能のままに牙を剥く。
獣性の発露、それこそがまたこの狂わせる音に含まれるものであるから。
彼らに理性は存在しえない。
この獣性こそが彼らであり、そして、それが愛おしいものであるのだから。
カタリナ・エスペランサ
ん、前座のお出ましか
いい加減ノイズにも辟易してたところだ、纏めて塗り替えていくとしようか!
使うUCは【暁と共に歌う者】、不死鳥と共に《歌唱+全力魔法》の歌声を響かせ辺り一帯を《ハッキング》。
敵には《精神攻撃+慰め+催眠術+マヒ攻撃》で負の感情を祓い動きを封じる効果を与えて咆哮も打ち消し、味方には《鼓舞+ドーピング+オーラ防御》の加護を授けて強化する領域を展開するよ
歌声を重ね《拠点防御》の要領で空間の掌握を盤石に。
残った敵の動きは適宜《見切り》つつ、浄化の炎による《属性攻撃+範囲攻撃+薙ぎ払い》とダガーでの《暗殺》で確実に仕留めていこう
狂えるオブリビオンだろうと、最期くらいは安らかに眠るといい
●狂声焼く幻惑の歌
狂声が響く荒野。
その中をオルトロスが、狂える唸り声をあげて疾駆する。
しかし、その狂える声を上塗る歌声が響く。
それは、幻惑する誘いの歌声。
「いい加減ノイズにも辟易してたところだ、前座さん諸共まとめて塗り替えていくよ!!」
カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)がその手に呼び出したのは焔の祝福を受けしげん枠の不死鳥。
灼熱の翼を持ちし、それの総数64。
幻惑の歌声が、周囲に響き渡り、その狂気の声を上書きし、その狂気を祓う。
悪を祓い、邪を祓うその歌声、その領域。
それが音の城塞を築き上げ、音の領域を作り上げ、音の結界と為す。
最早、カタリナの周囲は音によって作り上げられた祓魔の城。
「浄化してあげるッ!!」
暁と共に歌う不死鳥たち、その焔刃と共に、手にした剣に浄化の炎を宿す。
オルトロスの悲痛な咆哮は最早届かない。
浄炎の刃がその首筋に突き立てられ、一匹、一匹と葬られ、暁にへと帰る。
「狂ったオブリビオンでも、最期ぐらいは安らかに、ね」
大成功
🔵🔵🔵
リジューム・レコーズ
犬型のオブリビオン?
所詮は獣、人の言葉も解さないでしょう
だったら戦うだけです
ターゲット確認、排除開始
【アドリブ連携歓迎】
ロックオン設定を変更
優先度を相対距離が近い順へ
向かってくる敵から迎撃します
ジャバウォックをデュアルムーンにセット
連続攻撃(早業)とマイクロビットの追撃で瞬時に切り刻んでやります
増援を呼ぶ隙なんて与えない
退く素振りを見せたらデュアルムーンを投擲してサイココントロール(念動力)で遠隔操作
確実に生命活動を止めてやります
●獣種の天敵
疾駆するオルトロス。
その牙を剥き、飛びかかった。
しかし、轟音と共にその体躯が吹き飛び、ギャウン、と悲痛な叫びを残す。
「犬型のオブリビオン?」
リジューム・レコーズ(RS02・f23631)の鋼の拳がその横っ面を叩き落としたのだ。
柄の左右にブレードエッジを取り付けた特殊な双身剣を構える。
「所詮は獣、ヒトの言葉を解さないでしょう」
ならば、そこに相互理解の余地などは存在しない。
否、そもそもオブリビオンの多くに理解など望める他もない。
ましてや理性なき狂えるオブリビオンの狂気に晒された獣性そのものになど。
「ターゲット確認、排除開始」
蒼き輝きの双身両剣にリインフォースデバイスが装着される。
脳波制御装置(サイココントロール・デバイス)・ジャバウォック。
それが取り付けられた事によって、その蒼双刃は虚空を舞う。
「セットアップ、出力安定、制御機能同期開始……いけッ!!」
マイクロビット、射出。
ビットとの舞踏の如き連続・連携攻撃。
周囲に群がっていた犬っころ如きはそれだけで払われ、ずたずたに引き裂かれる。
所詮は獣、不利になれば退くと言う本能。
獣性に支配されているが故に本能に忠実な動き。
されど、それを見逃すリジュームではない。
「確実に生命活動を停止させますッ!!」
サイココントロールによって制御されたデュアルムーンが円月輪の如く飛び、その身を引き裂いた。
大成功
🔵🔵🔵
リーヴァルディ・カーライル
…ん。理性の無い獣には、この声はあまり関係が無いみたいね。
…ならば、こういう手はどうかしら?
第六感を頼りに目立たない精霊の残像を暗視して、
周囲に散った“闇の重力”を溜めてUCとして再発動
…巻き込まれないように注意して。
これ、加減が効かないから。
全身を重力のオーラで防御して攻撃を弾き、
肉体に染み付いた戦闘知識と経験を頼りに空中戦を行う
…………。
超重力を纏う大鎌を怪力任せに叩き付け、
傷口を抉る重力属性攻撃で獣達をなぎ払い仕留めた後、
事前に自身に施した“調律の呪詛”を時間差で発動
自我の存在感を増幅して狂気耐性を強化し理性を取り戻す
…確かに狂気の影響は排除できるけど…。
あまり有効では無いわね。
●赤方偏移世界
「……ん。理性のない獣には、この声はあまり関係がないみたいね」
手にした大鎌を振るい、狂気の声に導かれたオルトロスをその柄が弾き飛ばす。
振るった威力だけで相当な威力になったそれは骨を砕き、一つの生命を絶命に至らせる。
「……ならば、こういう手はどうかしら?」
収束し、縮退し、そして爆散し、周囲に散った精霊、その残滓。
それを再び収束し、縮退する。
周囲の小さな石や岩、砂塵がリーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)に引き寄せられる。
恐るべき引力が発生し、無差別にあらゆるモノを引き寄せてしまう。
「……巻き込まれないように注意して」
――――これ、加減が効かないから。
周囲の猟兵へ向けての警告、それと同時。
リーヴァルディの身が弾けたように加速する。
引力を発生させる事が可能と言う事は斥力とて発生させる事は可能。
全身を覆った超重力のオーラ、そのベクトルを操作するだけ。
恐ろしいほどの加速、そして闇を纏った大鎌。
超重力を纏ったが故にその質量は見た目よりも遥かに重い。
振るう怪力も相応のもの、恐るべき質量と速度によって叩きつけられた刃は、獣たちを吹き飛ばす。
切り裂く? その鋭い刃は今はその役目を果たさない。
恐るべき重さ、恐るべき速度、それによって振るわれたその勢いで死に至らしめるには十二分。
掠めただけで致命に至る一撃がオルトロスを何匹と滅ぼし殺す。
狂気の声が砂塵の荒野に響く、音の波すらも引き寄せる漆黒の闇を纏ったリーヴァルディ。
故にその音も収束し――――自我を調律する呪詛が発動した。
それは戦いの前に事前に施した狂気祓いの呪詛。
「……確かに狂気は払えるけれど……あまり有効ではないわね」
ならば――――早々に片付けるのみ。
大成功
🔵🔵🔵
塔佐・弌
神の領土に入ったら今度は番犬が出てきた……!
いや、あれは野良犬か。世話もして無さそうだしね。
とにかく手名付けも出来ないなら退いてもらうよ!
【見切り】で攻撃を避けながら様子を見るよ。噛み付かれそうになったら左腕で【武器受け】をして食らい付かせよう。
そしたらそのまま【夾竹桃】を使うよ!
【怪力】で無理矢理敵ごと地面を殴りつける!【衝撃波】と【範囲攻撃】で周りの敵も巻き込ませよう!
炎は危険だ。理性は無くても本能で分かるだろ?
……それすらを塗り潰す狂気があるならかかって来い!
(連携アドリブ歓迎)
●獣退けの炎
「神の領土に入ったら今度は番犬が出てきた……」
オルトロスを番犬と呼んだ塔佐・弌(左腕と心に宿すは火之迦具土神・f22495)。
しかし、即座に首を傾げた。
首輪もない、手懐けられてもいない、世話もされてない。
それは番犬ではなく。
「……いや、あれは野良犬か」
紛れもなくただの野良犬である。
獣性赴くままに狂う犬、噛まれれば狂犬病間違いなし。
それが真に病的な意味での狂犬病かは謎であるが。
飛びかかり、その顎を開き、弌の左腕に喰らいつく。
通常であれば、その左腕は食い破られ、失われていただろう。
しかし、甲高い音が響き、その鈍色の鋼を砕く事はできなかった。
「吹き飛べぇッ!!」
同時、その咆哮と共に食らいついていたオルトロスの頭が弾け飛んだ。
頭部なき骸がずるり、と地面に落ちる。
その鈍色の鋼、その左腕。
巨大な鋼の義腕は今は超高温の炎で燃え盛り、白熱していた。
「炎は危険だ、理性は無くても本能でわかるだろ?」
燃え盛り、白熱する腕を振るう。
その熱量に、唸り声をあげながら退く野良犬たち。
勇気ある一匹が飛びかかるが、その腕は振り上げられ、その頭を掴むと同時。
轟音をあげ、大地に叩きつけられ、そこに陥没し潰れて、へしゃげた。
「……それすらを塗りつぶす狂気があるなら、かかって来いッ!!」
大成功
🔵🔵🔵
死之宮・謡
アドリブ歓迎
……理性も無い獣共め…
…まぁ私も理性があるかって聞かれると…何とも言えんがね?
まぁ、害獣駆除と行こうか?貴様ら何ぞ害獣扱いで十分だ…
【葬ルハ黒キ柱】発動…
(先ほどの隕石に続く上空からの攻撃)
今日の天気は荒れ模様
腐食の「呪詛」を籠めた黒矢をクレイアスターで乱射(2回攻撃)して「なぎ払い」
喜び勇んで死にたまえ
●天の闇
「理性の無い獣共め……」
獣性のままにその牙をむき出しにするオルトロス。
それを見下したまま、死之宮・謡(宵闇彼岸染・f13193)は呟いた。
狂気たる死の化身そのものである謡に理性があるか、と聞かれると怪しいが。
「まぁ、害獣駆除と行こうか……」
狂気に浸った人食いの獣ですら、この女の前ではただ単なる害獣にしか過ぎない。
彼女はそれを超えうる狂気であり、死であり、闇そのものである。
天に手をかざせば消し飛んだ漆黒の暗雲の隙間より、闇が生じる。
それは全てを飲み込み、消失させる漆黒の闇。
光すら還さぬ黒点そのもの。
「消えろ」
その手を振り下ろせば、消失する闇が降り注ぎ、オルトロスを飲み込む。
超重力でもなんでもない、そこにあるのはただの闇、ただの無為、ただの無意味、ただの無意義。
飲まれれば意味を保持出来ずエントロピーが破綻し、崩壊に至るただ単なる闇。
次々と降り注ぐ「無意味」に、オルトロスたちが退く。
「喜び勇んで死ぬのが獣らしさと言うものだろう?」
番えた黒き矢は、それすら逃さない。
突き立った矢が腐らせ滅ぼす腐食の呪詛によってその生命を奪い去る。
あったものは無意味のみ、最早そこに意味はない。
ただ、狂気の悲鳴のみが響き続けていた。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『亜神』
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POW : ライフレス・スクィーズ
【触れたものから生命力を吸い取る触手】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : ソウルレス・バーン
【肩口の無数の顔から大爆発】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : フェイスレス・マイン
自身からレベルm半径内の無機物を【触れると大爆発を起こすデッサン人形】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:まつもとけーた
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠白神・杏華」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●狂いし亜神
それは異端なるもの。
それは界を違えしもの。
こことは違うどこかよりやってきた。
こことは違うどこかの法則理を持つもの。
しかし、それ故にこことは違ったが故に自らの持つ法則理が適合しなかったもの。
法則に反する論理破綻、ロジックエラーが、神の頭脳と言う中枢を侵す。
そうして壊れた中枢部はただひたすらに狂気の呪詛を撒き散らすに至る。
そこにあるものはいと高き尊き神ではなく。
ただの論理破綻を起こしたエラーを吐き続けるだけの論理機構が存在していた。
カタリナ・エスペランサ
……ようやくね
こんな世界に居ながら何も救わない神紛い
ようやく、貴方のような存在を屠れる日が来た
UC【天災輪舞】で加速、神殺しの蒼雷を纏い《空中戦》を展開。
敵の動きは《見切り》羽弾による《属性攻撃+マヒ攻撃+誘導弾+クイックドロウ》で《乱れ撃ち+制圧射撃》を仕掛けるわ
敵UCの爆発には先んじて放った羽に込められた蒼雷を《封印を解く+カウンター+破魔+先制攻撃》で解放して迎撃ね
大技の直後には隙が出来る筈
そのまま《早業+怪力+暗殺+部位破壊》技能を活かしダガーと体術の連撃を蒼雷込みで叩き込みましょう
憐れなものね
知った事ではないけど
貴方もその同類も、勿論吸血鬼たちも。いずれ悉くこの世界から駆逐してあげる
●何も救わぬ者に裁きあれ
「……ようやくね……」
カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は呟いた。
狂気の声を発する亜神を前に。
その声音にいつもの色はない。
ただ、冷たく、厳しく、嫌悪と、憎悪にまみれた声音。
「こんな世界にいながら何も救わない神紛い」
この世界に生まれて根付いた命だからこそ、その真紅の瞳には憎悪がにじみ出ていた。
何も救わない、何も助けない。
与えられる救済は救済と言う名ばかりの破滅ばかり。
だからこそ、カタリナはずっと爪を研ぎ澄ましてきた。
「ようやく、貴方のような存在を屠れる日が来た」
身にまとうのは神をも殺す蒼き雷。
狂気の悲鳴と共にその肩口、無数に蠢く顔面のその眼が光り輝く。
同時、カタリナの前が爆裂する。
否、見えない凶弾を、その翼より散った焼き焦がす羽が阻んだのだ。
「憐れなものね……!!」
ろくな理性もなく、狂気に身を浸しただけの憐れな神もどき。
だが、そんなものは知った事はない、理解する気もない、憐れむ価値もない。
蒼き雷と化したその身が肉薄し、その胸に手をとん、と軽く打ち付けた。
「貴方もその同類も、勿論吸血鬼たちも」
言葉と同時に、解き放たれた神を殺す雷、その胸を撃ち貫いた。
風穴が空き、焼け焦げる嫌な臭いが充満する。
「いずれ悉くこの世界から駆逐してあげる」
大成功
🔵🔵🔵
火土金水・明
「相手は、ダークセイヴァーの辺境に出現した狂いし亜神ですか。これは気を引き締めて戦わないと。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【先制攻撃】で【高速詠唱】し【破魔】を付けた【属性攻撃】の【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、『亜神』が何処に移動しても巻き込めようにして【2回攻撃】をします。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】【狂気耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「さあ、オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
●解き放つ凍てつく地獄
「相手は亜神、ですか」
火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は周囲の瓦礫や岩、石がいびつな人形になるのをみやった。
これが神の権能と言うのならば、なんとも歪なものなのだろうか。
「気を引き締めて戦う必要がありますね」
とん、と一歩足を踏み入れれば、そこより冷気が迸る。
それは伝播していき、大地を凍てつかせ、霜柱が立ち、それすらも凍りつかせる。
周囲は絶対零度の吹雪が吹き荒れる。
吹き荒れる氷の礫、それは全ては明のはなったもの。
いびつな人形はその矢に貫かれ爆散していく。
かろうじて、その弾幕を潜り抜けたそれが明に飛びかかり、爆裂する。
煙が立ち込めるが、それも吹雪の前に早々に吹き消された。
そして、そこに骸はなく、声は背後より響いた。
「残念、それは残像です」
そして、凍てつく冷気と共に絶対零度の矢が放たれた。
四肢を穿ち、凍らせ、砕け散る。
「さあ、オブリビオンは骸の海に帰りなさい」
それは宣言。
狂った神を討つと言う神殺しの宣言。
大成功
🔵🔵🔵
リーヴァルディ・カーライル
…ん。お前がこの地を狂気で染めている元凶ね。
少しでも話ができれば…と思ったけど、
どうやら叶わぬ願いだったみたい。残念だわ。
敵の精神攻撃の類は狂気耐性と気合いで耐え、
今までの戦闘知識から敵の殺気を暗視して攻撃を見切り、
カウンターで怪力任せに大鎌をなぎ払い迎撃
第六感が好機を捉えたらUCを使用して、
自身の生命力を吸収し【血の獄鳥】を九重発動(2回攻撃)
…良いわ。ならば、元いた場所に葬送してあげる。
この一撃で…骸の海に還るが良い。
呪詛を暴走させる9個の魔方陣の残像を直列に配置
呪力を溜め存在感を増した黒炎鳥を通過させて突撃した後、
自爆して傷口を抉る闇属性攻撃で仕留める
…消えなさい。この世界から…。
●時間凍結
「……ん。お前がこの地を狂気で染めている現況ね」
リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)が小さく首をかしげる。
それに、無数の顔面の眼が光り、輝き爆裂する。
されど、そこにはすでにリーヴァルディはいなかった。
おかしい、確実に直撃したはずなのに。
「少しでも話ができれば……と思ったけど……」
どうやらそれは叶わぬ願いだったみたい、と呟く声は背後より。
肩口の顔面の眼がまた輝き爆裂する。
今度こそ当てたはず。
だが、そこにはすでに彼女はいない。
リーヴァルディ・カーライルはその背に血色の光輪を背負っていた。
何度となくその眼が瞬き、光の爆裂がリーヴァルディを襲う。
されど、確実に捉えるタイミングであるのに、その身を捉える事はない。
まるで、そう、時間が停滞したかのように。
「……元いた場所に葬送してあげる」
呪詛が刻まれ、9つの魔法陣が虚空に描かれる。
呪力を帯びた黒き炎を纏った獄炎を纏った鳥が高く鳴いた。
連ねられた魔法陣、その全てを貫いて、黒炎鳥は飛翔する。
恐るべき呪詛の塊となったソレはそのまま、神もどきに飛来して――――。
「骸の海に、還り……消えなさい……この世界から」
黒き鳥が突き立つと同時、炎が燃え上がり、恐るべき速度で爆発的に燃焼する。
圧縮された時間、それが突き立つと同時に解き放たれたのだ。
その反作用、反発力とも言えるそれは従来の速度とは桁外れの勢いで爆裂して亜神を燃やしていく。
狂気の悲鳴をあげながら、狂った神もどきは断末魔の悲鳴を叫び続けた。
「……残念だわ」
こぼした言葉、それは言葉をかわせなかった事に対する未練。
燃え続ける亜神、けれどそれはまだ蠢いていた。
大成功
🔵🔵🔵
リジューム・レコーズ
なんですか…この化物は…
人とオウム貝のキメラ?
これが異端の神なの?
まるで滅茶苦茶ですけど確かな事はひとつ
壊れた神はどの世界にも必要ない…だから抹殺しなければならない!
【アドリブ連携歓迎】
肩口の顔が攻撃手段となっているようですね
スターダストでマルチロック
まずはこれで攻撃を封じましょう(範囲攻撃)
ここまで来たらもう出し惜しみは不要です
ムーンライト・ランページ、アクティブ!
フルブーストで肩口へ急速接近
放出した荷電粒子で永続的に焼き焦がし反撃を阻止します
更にブレード光波の連続攻撃で一気に押し切りますよ
生まれるべきでは無かったんですよ!あなたは!
消えろイレギュラー!
●イレギュラーズデリート
「なんですか……この化け物は……」
リジューム・レコーズ(RS02・f23631)はその化け物を見てそう評した。
まるでメチャクチャな造形、キメラとしか言えぬその風体。
人とオウム貝の合わせ子の如き存在。
それが、この地を狂奔にて支配した異端なる神。
しかして、それが異端なる神であれどやるべき事は、確かな事はただの一つ。
「壊れた神はどの世界にも必要ない――――!!」
故にこそくだされた結論、演算論理がはじき出した答えなどはただ一つ。
この場において、この神を抹殺すると言う事他ならない。
肩口の顔面、その眼が光り輝き、無数の爆裂が放たれる。
しかし、その爆裂は張り巡られたEMフィールド、その表面によって防がれた。
「肩口の顔面が攻撃手段と確認」
ターゲットレティクルが肩口の顔面、その全てをロックする。
FCS、完全に同期完了。
標的に対する命中率の演算――――100%。
ミサイルポッドが展開し、そこに納められた無数のマイクロミサイル。
星屑の如く、と名付けられたスターダスト・マイクロミサイルが放たれる。
噴煙を噴き出しながら、ミサイル群がその肩の顔面に殺到した。
眼が瞬き、迎撃を試みたようだが、その物量差の全てを迎撃できるわけではない。
それが着弾し、爆炎に飲まれる。
狂気の断末の悲鳴があげられたが、すでにリジュームは次の行動に移っていた。
「デュアルムーン、アクティヴ!!」
背のスラスターに火が灯り、ブースト。
その身が爆発的な加速度を得る。
「プラズマ・パーティクル、ディスチャージ!!」
手にした棒状の物、その双頭にプラズマブレードが励起する。
スラスター、ブースターへの出力はさらに増す。
「デュアルムーン、フルドライブッ!!」
超高温の粒子が、励起したばかりのプラズマブレードに収束し、大気すら焼き焦がし始める。
ブーストによって肉薄した、すでに間合いは殺しきった。
その間合いは最早リジュームの間合い。
「ムーンライト・ランページ、アクティヴッ!!」
まるで暴風雨の如き乱撃がその肩口の顔面群に叩きつけられる。
放出した荷電粒子、その大気すら焦がす刃が傷口を焼き払い、一切の再生を封じる。
ブースト加速がのったままの強烈な蹴りがその胴体に炸裂して亜神の身を吹き飛ばす。
「消えろ……イレギュラーッ!!」
その声と共に振るったデュアルムーン。
大気をも焦がす超高温の荷電粒子、その刃が光波となり放たれ亜神に突き立つ。
突き立った部分から光が溢れ、爆音と共に亜神の姿が爆炎に飲まれる。
もくもくと立ち込める爆煙、その只中、亜神はかろうじてまだ絶命していなかった。
しかし、そんな事を亜神は何も知らない。
だって、そんなことを考える理性なんてもの、元からないのだから。
大成功
🔵🔵🔵
死之宮・謡
アドリブ歓迎
元々理性無さそうな見た目しているのは突っ込んではいかんのか?
中々にアレな見た目してるね…まぁ良い…
正直、見た目なんて可愛い娘か否かくらいしか気にしないし
理性の有無に至っては如何だって良いんだ…
諸共に死ね
【押し寄せる銀灰の波濤】で叩き潰し
ストライフを「怪力」で振るって「2回攻撃」
「破魔」を籠めた爆破(属性攻撃)も序に撃っておく
●狂乱の大津波にて
「元々理性なんてなさそうだが……」
風穴を開け、圧潰され、今も瀕死の体裁で断末の悲鳴をあげ続ける亜神。
その見た目は神性は元より、理性すら元より持ち合わせていなさそうな様相。
今もなお、悲鳴をあげ続けるそれを見て死之宮・謡(宵闇彼岸染・f13193)は思った。
「……まぁ正直見た目なんて可愛い娘か否かぐらいしか気にせん」
そんなものは知らないし、理性の有無すら論じるまでもない。
彼女にとっては心躍る戦いをできるか否か。
あるいは殺戮戦と化すか否か。
殺せるか、あるいは愉しませられるか。
その2つしか論じるに値はしない。
狂気の断末魔が周囲に無数の人型を作り上げる。
しかし、それすらも謡の前には意味がない。
背後に展開された門より、死の招き手が押し寄せる。
「諸共に死ね」
赤熱を超えて白熱化した流体金属の大瀑布。
触れただけで焼き切るその大海嘯が無数のヒトガタを焼くと同時に質量によって叩き潰す。
その津波に飲まれ、全身を焼かれ、全身を殴打されながら悶えくるむ神もどき。
すでに間合いは十分、最早亜神は死の間合いに捉えられた。
「――――存外面白くなかった」
振るった槍、その穂先が神もどきの頭蓋を貫き、破裂させる。
神もどき、狂った狂騒の主、異端なる神、亜神。
その最期の音は、パン、と言う軽い破裂音、ただそれだけだった。
大成功
🔵🔵🔵