2

鋼神ウルカヌスを討伐せよ！

作者：傭兵

「諸君！Ｑの力で、戦争で生き延びた、鋼神ウルカヌスの居場所が判明した！」

　純・ハイトは大きな声で言いながら、鋼神ウルカヌスの居場所について、話し始める。

「鋼神ウルカヌスの居場所は、知られざる文明のダストブロンクスの最奥場所だ！そこで、鋼神ウルカヌスは、大規模な反撃作戦を行う準備をしている事も判明している！」

　そう言い終えると、猟兵達に資料を配る。
　資料には、鋼神ウルカヌスがいる場所を示した地図と大規模な反撃作戦の内容が書かれていた。
　内容は、鋼神ウルカヌスがしばらく身を隠しながら、自らの鋼と炎の神力で神鋼兵団を製造して、大規模な反撃作戦を行う内容であった。

「資料に書いてある通り、そのまま放置していれば、危険です。そこで、我々猟兵が、準備が整う前に攻めて、大規模な反撃作戦を阻止するんだ！」

　力強く言いながら、話を続けていく純・ハイトは、鋼神ウルカヌスの居場所まで行くまでに、オブリビオンが邪魔をしてくる情報を話す。

「鋼神ウルカヌスは神鋼兵団を製造しているために、オブリビオンが邪魔をしてくるだろうから、邪魔をしてくるオブリビオンから討伐してください。最初に、強化人間奴隷少女兵が集団で現れるが、神鋼の鎧は供給が間に合っていないのか、装備してないので普通に戦える。問題なのは、壊人ヴァルニールからだ、神鋼の鎧を着て、強化されているが、戦争の時みたいな強さではないので安心してほしい。それらを突破すれば、鋼神ウルカヌスの討伐だ！」

　そう言い終えると、最後に。

「諸君！戦争が終わったからと油断はするべきではない！鋼神ウルカヌスは、ジェネシス・エイトの一人で、必ず先制攻撃をしてくる。だが、対策さえできれば、大ダメージを与える事が大成功するであろう。諸君！鋼神ウルカヌスを倒して、大規模な反撃作戦を阻止するために、頑張ってくれ！」

第1章 集団戦 『強化人間奴隷少女兵』

POW   :    ディーモニック・パワー 全身を【オブリビオン因子由来の禍々しきオーラ】で覆い、自身の【総身を襲う、想像を絶する激痛】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。 SPD   :    ディーモニック・アクセレレイション 【オブリビオン因子から力を引出す】事で【高速戦闘モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。 WIZ   :    ディーモニック・サイキック 見えない【オブリビオン因子由来のサイキックパワー】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。 イラスト：すねいる 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「オブビリオン因子という単独でも世界を滅ぼしかねない危ないモノをその危険性を知らずにばら撒く連中は危険すぎますね」

　カグヤ・アルトニウス（辺境の万（面倒）事（請負）屋）はオブリビオンの集団、強化人間奴隷少女兵達を見ながら警戒して数分後、強化人間奴隷少女兵が先に攻撃を仕掛け始める。
　強化人間奴隷少女兵がカグヤ・アルトニウスに向かって、指を指すと同時に見えない何かが襲い掛かるが、カグヤ・アルトニウスは第六感の勘が危険と感じてディストーション・フィールドを素早く構えながら、念動力とオーラ防御で見えない何かを何回も移動しながら受け流す。
　見えない何かはオブリビオンのユーベルコード、ディーモニック・サイキックの力で出した、オブリビオン因子由来のサイキックパワーの力である。

「危ないですね」

　カグヤ・アルトニウスはどんな攻撃が来るか知ってはいたが、実際に見えない攻撃を防ぐのは、目を閉じて街中を歩くくらい難しいのだが、勘を信じて攻撃を防いでいるのだ。
　そして、防いでいる間に強化人間奴隷少女兵の攻撃の隙をつくように、ユーベルコードを詠唱する。

「私の支配するこの世の物ならぬ理論の空間にようこそ…お仕置きの時間ですね」

　詠唱の言葉を言った瞬間、周りに落ちているスクラップが消えると同時に、数体の強化人間奴隷少女兵が苦しみだす。
　カグヤ・アルトニウスの使ったユーベルコードは、Overlord The Dimension（オーバーロード・ザ・ディメンジョン）であり、効果は56m半径内の無機物を自分が定めるルールが一つ適用される超空間に変換し、操作する力だ。
　数体の強化人間奴隷少女兵が苦しみだしたのは、カグヤ・アルトニウスがユーベルコードの力で、ルールを触れたオブビリオン因子を清水に変えた結果、半径内にいた数体の強化人間奴隷少女兵に組み込まれていたオブリビオン因子が清水に変わり、苦しんでいるのだ。

　そして数秒後、苦しんでいた数体の強化人間奴隷少女兵は骸の海に消えていき、残った強化人間奴隷少女兵は猟兵達を警戒しながら襲い掛かるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

　ルード・シリウス（暴食せし黒の凶戦士)は気配と音を消しながら、オブリビオンの強化人間奴隷少女兵の死角となる位置に移動しながら、思う。
　ウルカヌスがアースクライシス2019の戦争で生き延びた1体であり、仕掛けてくる前に潰すのが当然と、そして、喰らう獲物が残ってた事に、個人的に有難いと。
　だが、このまま放っておいていい事ではないと感じていた。
　その事を思いながら移動していると、オブリビオンの強化人間奴隷少女兵達が、見えてきて、死角となる位置に着いた瞬間。

「さてと、先ずは雑兵…といっても侮るつもりはないが、コイツ等を殲滅しないと先には進めねぇな」

　そう言葉にしながら、気を引き締めて、気付かれないように接近して、暴食剣と呪詛剣を抜き放つのと同時に。

「お前、運が悪いな…。そこは俺の領域だ」

　と言い放ちながら、ユーベルコードの黒獣爪牙を発動して、暴食剣と呪詛剣を地面に突き立てる。
　突き立てられた暴食剣・呪詛剣から、縦横無尽に走る黒い斬撃が半径54ｍ内の強化人間奴隷少女兵達に襲い掛かる。
　攻撃を食らった強化人間奴隷少女兵達は突然の事で驚きはするが、すぐに反撃行動を行うが、流れはルード・シリウスにあり、暴食剣と呪詛剣を地面から引き抜き、素早く攻撃して、次々と強化人間奴隷少女兵を骸の海に消していく。

　だが、まだまだ強化人間奴隷少女兵は残っており、猟兵達を警戒しながら、襲って来るのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

　ハル・インフィジャール（魔導仕掛けのレッドラム）は強化人間奴隷少女兵達を見ながら。
(強化人間の奴隷かよ、俺もあの連中をローストしてなきゃこの女どもみたいになってたのかもな)
　そう思いながら気合を入れて。

「ま…だからって容赦する気はねぇけど、よ！」

　と言い終えると同時に、ユーベルコードのウィザード・ミサイルを発動させて、50本の炎属性の魔法の矢を放つ。
　強化人間奴隷少女兵達は、正面から攻めてきたハル・インフィジャールを迎撃するために、ユーベルコードのディーモニック・サイキックで応戦する。
　互いの攻撃が衝突して爆発をしながら、煙で視界が悪くなるが、互いの攻撃が数発衝突せずに両者の方向に向かっていく。

「お前らも妙な力を身体に埋め込まれた口だろ、俺もだよ！」

　ハル・インフィジャールは、互いの攻撃が衝突して数発が強化人間奴隷少女兵達に向かったのを感じて声を上げるが、衝突でできた一部の煙が、何かがハル・インフィジャールに向かって来るのに気付くが、ユーベルコードのディーモニック・サイキックは見えない攻撃であり、回避行動をとっていなかったハル・インフィジャールはこのまま攻撃を受けると感じた時に、一人の猟兵が前に出て。

「お願い、護って、蛇神様っ！」

　と鏡盾に霊力を籠めながら、防御の体勢で構える。
　前に出たのは、蛇塚・レモン（白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘)であり、ユーベルコードの戦闘召喚使役術式・か弱き者を守護せよ、慈愛の鉄蛇を発動したのだ。
　そして、見えない攻撃は蛇塚・レモンに直撃すると思われた瞬間、蛇塚・レモンにケガは無く、煙で視界が見えなくなっていたのが、何かが通ったのか視界が晴れて、強化人間奴隷少女兵達が見えるようになる。
　一部の強化人間奴隷少女兵はハル・インフィジャールの攻撃で、骸の海に消えていく最中であり、見えている一部の強化人間奴隷少女兵は攻撃を再開しようとしている所であったが、突然、攻撃を再開しようとしていた強化人間奴隷少女兵が何かの攻撃を受けたのか倒れて、骸の海に消え始める。
　答えは簡単だ、蛇塚・レモンがユーベルコードで強化人間奴隷少女兵達の攻撃を反射したのだ。

「さて、行くよっ！」

　蛇塚・レモンは強化人間奴隷少女兵達が隙を見せている間に、蛇腹剣を片手で持ちながら指鉄砲から放つオーラガンで強化人間奴隷少女兵を攻撃する。
　ハル・インフィジャールも、遅れないように魔法を念じて、強化人間奴隷少女兵に攻撃をするのであった。

　そして、強化人間奴隷少女兵が次々と骸の海に消えていき、残りは後少しになる。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

「鋼神ウルカヌスの元にたどり着くためには、まずは目の前にいるオブリビオン達を倒す必要がありますね。我、炎により敵を焼き尽くす」

　強化人間奴隷少女兵達と先行して戦っている猟兵達を見ながら、目標の確認の言葉を終えると素早く詠唱し、ユーベルコードのフレイムランスを発動させて炎属性の魔法の槍を335本放つ。
　強化人間奴隷少女兵達は、新たに現れた猟兵の火土金水・明（夜闇のウィザード）に向けて、見えないオブリビオン因子由来のサイキックパワーを放って応戦する。
　両者の攻撃は衝突することなく目標に向かっていき、お互いに攻撃が命中するかと思われたが。

「残念、それは残像です」

　火土金水・明は、強化人間奴隷少女兵達の攻撃を見切りながら残像を作り、残像に攻撃が向かうようにしていたのである。
　一方、強化人間奴隷少女兵達は、散開して受ける攻撃を最小限にしようとしたが、フェイントと全力魔法による範囲攻撃で散開の意味がなさず、フレイムランスの餌食となる事になったのだ。

「オブリビオン達は骸の海へ帰りなさい」

　攻撃を受けて力尽きていった強化人間奴隷少女兵達が、骸の海に消えていくのを見ながら言い放つのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

第2章 ボス戦 『壊人ヴァルニール』

POW   :    塵拳 【瘴気を纏った拳】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。 SPD   :    壊世 【破滅願望】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。 WIZ   :    冥連 自身が【壊したい感情】を感じると、レベル×1体の【瘴気で作られた小型の分体】が召喚される。瘴気で作られた小型の分体は壊したい感情を与えた対象を追跡し、攻撃する。 イラスト：純志 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

　強化人間奴隷少女兵達を倒して、鋼神ウルカヌスを倒すために進み続ける猟兵達に立ち塞がるオブリビオンの壊人ヴァルニールが現れる。
　壊人ヴァルニールは神鋼の鎧を着ていて、猟兵達を睨みつけてくる。
　その姿は、猟兵達を蹂躙して壊したいという目をしていた、それが分かりやすく周りの物が一部破壊されていたからだ。
　猟兵達が壊人ヴァルニールが着ている神鋼の鎧を見ると、戦争の時の力を感じず完全無敵には見えないが、隙間を狙わなければ全ての攻撃に高い耐性をもっている事に気付く。
　壊人ヴァルニールは、すぐに蹂躙をしたくて猟兵達に向かって襲い掛かってくるのであった。




「そんなに壊したいのかよ…」

　ルード・シリウスは、迫りくる壊人ヴァルニールを見ながら言葉にするが、その言葉に対する返答は言葉ではなく、蹂躙するために迫りくる姿であった。

「だが悪いな、ウルカヌスを喰らう為の糧になって貰うぜ。それと、蹂躙するのは『俺達』だ」

　そう言い終えると同時に、ルード・シリウスは壊人ヴァルニールの懐まで行くために接近する。
　壊人ヴァルニールは、接近してくるルード・シリウスを蹂躙するために、手で掴みかかろうとしながら尾で回避しにくいように大降り体勢に入り襲い掛かるが、手は残像で回避され尾は地面すれすれまで両手を地面に着けてしゃがみ込まれて回避される。
　だが、壊人ヴァルニールの攻撃は途切れないように次々と攻撃を繰り出してきて、ルード・シリウスは防戦一方の状態であった。

「チッ…こんだけ強そうなのにまだ本命じゃねえのかよ、猟兵稼業も楽じゃないぜ！」

　ハル・インフィジャールは、壊人ヴァルニールの攻撃を見ながら大変だと感じるが、壊人ヴァルニールを倒すために、無尽の焔の炎を壁にするように立ち上がらせ、ユーベルコードの焔火狂嵐（ラズルダズル）を使用しようとすると、壊人ヴァルニールがそのことに気付き睨みつけてくる。
　すると、瘴気で作られた小型の分体を召喚してターゲットを変更したのだ。

「踊れよ、焼き尽くされる日まで」

　ハル・インフィジャールは落ち着いてユーベルコードの詠唱をすると、瘴気で作られた小型の分体と壊人ヴァルニールをまとめて、如何なる存在をも焼き尽くす火炎旋風で焼き払う。
　壊人ヴァルニールは火炎旋風内で苦しみながら接近してくるが、その隙を逃がさないルード・シリウスはユーベルコードの掴撃・暴食獣咬で攻撃を仕掛けようとするが、壊人ヴァルニールがそのことに気付き、瘴気を纏った拳で素早く攻撃してくるのであった。

「させないんだぜ」

　ハル・インフィジャールは、壊人ヴァルニールの行動を阻止するために、ユーベルコードの攻撃を、壊人ヴァルニールの顔に集中させて苦しませる。

「悪いが、そいつは貰っていくぜ…」

　ルード・シリウスはその言葉を言い終えると同時に、壊人ヴァルニールの攻撃とルード・シリウスの攻撃がすれ違う。
　両者の攻撃は、ユーベルコードのために威力があり、食らえばひとたまりもないが、ルード・シリウスは攻撃を受けずに立っており、壊人ヴァルニールは地面に拳を突き刺しながら、尾が破壊されていたのだ。
　両者の攻撃はすれ違いはしたが、壊人ヴァルニールは顔に集中攻撃をされて、視界が悪く拳一つ分ずれて外したのである。
　ルード・シリウスは倒すつもりで動いたが、壊人ヴァルニールの攻撃を地味に回避行動で回避しながら倒すのは厳しいと判断して尾を狙ったのである。

　結果、壊人ヴァルニールは拳を地面から引き抜くとバランスがうまく取れなくなっており、さらに2人の攻撃で大ダメージを与える事に成功する。
　壊人ヴァルニールは大ダメージを受けても、バランスを崩しそうにしながら、猟兵達に襲い掛かってくるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

「制御出来ずに自壊しない様に鎧を着せている様にも見えるのですが、まあ、頑張って弔ってあげましょう」

　カグヤ・アルトニウスはそう言って、迫りくる壊人ヴァルニールに向かってオーラ防御を張りながら接近する。
　壊人ヴァルニールはユーベルコードの壊世の力により、破滅願望の感情を爆発させて、身体サイズと戦闘能力が少し増大するが、カグヤ・アルトニウスが念動力と催眠術の合わせたテレパスの力で、破滅願望の感情の爆発を抑え込む形にしたので大幅な増大を避ける事に成功するのであった。
　壊人ヴァルニールは、破壊衝動が強く、その事に気づかずに拳で攻撃してくる。
　カグヤ・アルトニウスは残像を置きながらフェイントで攻撃をかわし、壊人ヴァルニールの死角に飛び込み。

「まずは…試しの一撃と行きますか…」

　ユーベルコードの無明翔斬・探真照影を発動させて、不可視の居合斬りで壊人ヴァルニールの胴体に神鋼の鎧に阻まれながらも命中してダメージを与える。
　しかし、カグヤ・アルトニウスの攻撃はこれで終わりではなかった、一閃した攻撃が返す刃で神鋼の鎧の急所を狙い、二回連続の大きな衝撃波が壊人ヴァルニールに命中して、壊人ヴァルニールを大きく怯む。
　何故、壊人ヴァルニールが大きく怯んだのか、それは、尾を失いバランスを崩しているだけでなく、暗殺の如く強力な一撃で鎧を無視するような攻撃が、二回連続で胴体に衝撃波が命中したことにより、大ダメージを受けて踏ん張れなかったのだ。

　壊人ヴァルニールは全身ボロボロになりながらも、なお破壊や蹂躙の衝動が収まらずに襲い掛かってくるのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

　死絡・送（ノーブルバット）は、ノーブルバットの姿になりながら、壊人ヴァルニールに向かって苦衷浮遊しながら空中戦するために、一定距離近づく。
　壊人ヴァルニールは全身ボロボロになりながらも、ノーブルバットに気付き破壊や蹂躙の衝動を強く出しながら、接近してくる。
　死絡・送と壊人ヴァルニールが一定距離まで接近すると、両者持久戦レベルの攻防になる。
　死絡・送は壊人ヴァルニールの攻撃をギリギリよけながら、投擲武器や近接武器で隙を見つけて攻撃を行う、壊人ヴァルニールは死絡・送の攻撃をまともに攻撃を受けながらも、耐えながら超重たい一撃を何回も連続で、攻撃を仕掛ける。
　お互いの攻防が数分間続くが、攻防は無限に続くわけが無く、ついに死絡・送は壊人ヴァルニールが終わりに向かおうとしていた。
　壊人ヴァルニールが何回も攻撃を受けて、ついに地面に膝をつく、その隙を死絡・送は見逃さず。

「哀れなその命、俺が止めてやる！」

　そう言い終えると同時に壊人ヴァルニールに急接近して、ユーベルコードのノーブルブローを発動させて、全ての敵を撃ち砕く正義の心で燃える必殺拳で頭に向けて攻撃をする。
　死絡・送のユーベルコードの攻撃は、壊人ヴァルニールの頭に命中するが、神鋼の鎧がユーベルコードの攻撃を弱らせて、ダメージを軽減させる。
　壊人ヴァルニールは、ユーベルコードの攻撃を受けて大きく怯み、地面に倒れるが、ゆらりと立ち上がり、ゆっくりとした動きで攻撃をしてくるが、その攻撃は死絡・送に命中する前に、壊人ヴァルニールがそのまま地面に倒れて、骸の海に消えていったのである。

　猟兵達の活躍により、鋼神ウルカヌスに進む道を邪魔する存在がいなくなった。
　猟兵達は、鋼神ウルカヌスを倒すために進むのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

第3章 ボス戦 『鋼神ウルカヌス』

POW   :    超鋼神装 無敵の【金色に輝く『神の鎧』】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。 SPD   :    鋼と炎の神 自身の身体部位ひとつを【自在に液体化も可能な超高熱の金属】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。 WIZ   :    原初の神炎 自身からレベルm半径内の無機物を【使用者以外の全てを焼き尽くす原初の炎】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。 イラスト：あなQ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

「貴様らか、戦争では負けたが、大規模な反撃作戦の神鋼兵団の製造のために、この場は勝たせてもらうぞ！」

　鋼神ウルカヌスは、強者の風格を出しながら、交戦体勢をとり迎え撃つ構えであり、その体勢は、普通に戦えば厳しいと分かるぐらいの構えであった。




「相手はジェネシス・エイトの一人、鋼神ウルカヌスですか。確実に倒しておくべき相手ですね」
「反撃計画、潰しに来たぞウルカヌス！お前が強いのは知っているが俺たち猟兵のが強い。諦めてやられとけ！」

　ミスティル・エンドウ（神のパラディン）と亜儀流野・珠（狐の恩返し）はそう言いうと、鋼神ウルカヌスに攻撃するために動く。

「諦めるわけが無い！そして、貴様ら猟兵どもに負けることなぞあるわけがなかろう！」

　鋼神ウルカヌスが力強く言うと同時に、ユーベルコードの原初の神炎を発動して、自身を中心に周りの無機物を使用者以外の全てを焼き尽くす原初の炎に変換して、2人に向けて操作された原初の炎が襲い掛かる。
　ミスティル・エンドウは迫りくる原初の炎に対して、残像とフェイントを使いながら操作されている原初の炎を回避する。
　亜儀流野・珠は、巨大ハンマーのB.Kハンマーを前方の地面に叩きつけて原初の炎の攻撃を防ごうとすると、原初の炎が巨大ハンマーのB.Kハンマーの叩きつけにより、原初の炎が大きく拡散して炎と煙が亜儀流野・珠の姿をを見えなくする。

「そろそろ、戦争の延長戦を終わりにしましょう」

　ミスティル・エンドウはこの戦いに勝つために、ユーベルコードの黄昏の魔法弾（ラグナロク・ミサイル）を発動して、235本の破魔の魔法の矢を放つ。
　鋼神ウルカヌスは、迫りくる235本の破魔の魔法の矢を最小限のダメージでかわすために、大きく回避行動をとるが。

「貫き通せ！」

　鋼神ウルカヌスは、亜儀流野・珠の存在を忘れてしまって回避する事すらできずに、真横から突然現れた亜儀流野・珠のユーベルコード、焔弾（ホムラダマ）が鋼神ウルカヌスの横腹に超圧縮した狐火の弾丸が命中して怯み、すぐさま体勢を立て直そうとする鋼神ウルカヌスに235本の破魔の魔法の矢が多く命中する。

「この程度で！」

　そう言う鋼神ウルカヌスは、大ダメージを受けて少しよろめくが、ジェネシス・エイトの一人であり、強者の風格が消えず、油断できない相手だと感じるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

「悪いが、お前の反撃作戦は決行されねぇぜ」

　ルード・シリウスは、鋼神ウルカヌスを見ながら、神喰と無愧を携えて迎撃態勢に入る。

「貴様ら如きに、私が負けるはずはない！貴様らを倒し、神鋼兵団の製造をして反撃をさせてもらうぞ！」

　鋼神ウルカヌスはユーベルコードの超鋼神装を発動して、無敵の金色に輝く神の鎧を想像から創造し、装備して攻撃するために接近してくる。

「その前に、俺がお前を喰らうつもりだからな。さぁ、神喰らいと洒落込もうか」

　ルード・シリウスはそう言いながら、攻撃が来ると、残像を囮にするようにして、攻撃をかわし、攻撃の軌道やタイミングを見切る。
　鋼神ウルカヌスは、攻撃をされても絶対にダメージを受けないという自信を持ちながら攻撃を仕掛けるが、攻撃が命中しない事に少し苛立ちを感じていた。
　ルード・シリウスは、回避と同時に二刀による受け流しで、仕掛けられる攻撃を全力で凌ぎ続ける。

　その戦いが数分間立った時、鋼神ウルカヌスは苛立ちにより、超鋼神装の効果に少し疑念を抱く。

「！我が渇望と血の下に真なる姿を示せ、暴食と呪詛の剣。神も魔王も等しく喰らい尽くし、奴等の世界を果てまで蹂躙するぞ」

　ルード・シリウスは回避をしてる最中に、鋼神ウルカヌスの攻撃に雑念が混ざってることを感じて、ユーベルコードの真名・神喰無愧を発動して、無敵の上位存在を屠る域に到達した神喰と無愧を想像から創造して、自身の力にし、外套と靴の能力で音と気配を殺しながら、地形とできるだけ同化し、残像を囮にしながら鋼神ウルカヌスの死角に回り込み、二刀による攻撃を叩き込む。
　鋼神ウルカヌスは、疑念のせいで、ユーベルコードの超鋼神装の能力が弱体化したために、大ダメージを受け、連続攻撃を受けないために、一度大きく後退して、猟兵達を睨む。

　連続で大ダメージを受けた鋼神ウルカヌスは全身にダメージの跡が見えるぐらいまでになっており、追い詰めている事が分かるが、まだまだ油断できないほどの、強者の風格を出していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「次の相手は貴様か！」

　鋼神ウルカヌスは、ハル・インフィジャールを睨みながら、すぐさまユーベルコードの原初の神炎を発動して、鋼神ウルカヌスの周りの無機物を原初の炎に変えてすぐに襲い掛かる。

「神なる炎…相手にとって不足はねぇ！」

　ハル・インフィジャールは、迫りくる原初の炎を見ながら、炎には炎で対抗するために、無尽の焔の無尽の炎を壁のように張り巡らせる。
　そして、両者の炎は互いにぶつかり合い、炎の勢いが増しながら大きく揺らめき、ダストブロンクスの広大な下水道迷宮の温度を上げていく。
　炎を同士の攻防は、鋼神ウルカヌスの方が優勢に見えたが、予想外の事態が起きる。
　それは、鋼神ウルカヌスが勝ったと思い別の猟兵を相手にする準備をした瞬間、ハル・インフィジャールが炎の中を突破してきたのである。

「湧き上がる焔の叫び、過去へと捧ぐ報いの劫炎！」

　ハル・インフィジャールは、ユーベルコードの劫炎爆壊（アルトラバイオレンス）を発動させながら、勢いに任せて鋼神ウルカヌスに向かっていく。

「炎勝負なら負けねぇって顔だな、確かにテメェは神で俺はただの強化人間だよ。だがな、この偶然で得た無尽の炎は炎の神すら焼き尽くす！」

　その言葉と同時に、魔術防御や無敵の物質すら破壊する大爆轟を鋼神ウルカヌスの足元で炸裂させて、地形を融解させ周囲一帯に火炎旋風を巻き起こさせる。
　何故、ハル・インフィジャールは炎の中を突破できたのか、それは無尽の炎を壁で原初の炎を相殺するようにしながら、炎に残像を出させて炎の勢いを強く見せていたのである。
　そして、原初の炎が弱い所を突破したのだ。
　鋼神ウルカヌスはすぐさま体勢を立て直して攻撃を仕掛けるが、火炎旋風内で強化されたハル・インフィジャールは、無尽の焔の無尽の炎で攻撃を仕掛けながら、残像で回避をする。
　両者の攻防は激しく、秒単位の攻防が数分間行われていたが、鋼神ウルカヌスが無尽の炎に耐えきれずに、膝を地面に着ける。
　しかし、鋼神ウルカヌスの目には、戦う意思がまだ残っていても、体力が無く、骸の海に消え始める。

「鋼神ウルカヌス、テメェの炎は原初の炎で自信があるようだが、俺の無限に出る炎には勝てないんだぜ」

　ハル・インフィジャールはそう言放つと、鋼神ウルカヌスは悔しそうにしながら骸の海に消えていくのであった。

　猟兵達の活躍により、鋼神ウルカヌスを討伐する事に成功して、鋼神ウルカヌスの大規模な反撃作戦の計画の阻止の一歩を進めたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

最終結果：成功 完成日:2020年03月01日