「つい先日…アックス&ウィザーズの群竜大陸に関わる事を予知しました」
集まった猟兵達を前する泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)の顔色は優れない。
集まった猟兵達は星流の身を気遣うが、『心配はいらない』…と、星流はいつものように愛用の箒にグリモアの力を込めて放り投げ、箒が魔方陣を描き出し…その中に群竜大陸のモノと思われる地図が映し出された。
「みんなに頼みたいのは「魂喰らいの森」と呼ばれる場所の制圧です」
星流の説明によるとこの森の生物…それこそ植物に至るまで「生物の魂」を食糧とし、肉体を傷つけることなく魂だけを啜り、残った肉体を「森の番人」とする…そこからついた通り名らしい。
「すでに数人の猟兵が区画ごとに制圧して、徐々にその範囲を広げていっている」
その言葉と同時に魔方陣の映像が切り替わり、大きな湖が映し出された。
「まずはここで宴を開いてもらいたい…」
星流の説明によると、『楽しい気持ちは魂喰らいを遠ざける効果』…があるらしく、これまでも森の入り口で色々と猟兵達は楽しく宴を開いている。
そして星流は『食材は一応現地調達も可能だから…』…と、バーベキューセットとか用意してあった。
「次にこの湖の近くに森の中へと通じる洞窟があるから、そこを通って森の中へと侵入して、そこの森の区画で最も強い番人を討伐してほしい」
星流は何か質問はあるかと猟兵達へ問いかけた。
「敵の情報は?」
「…」
「いや…だから敵の情報…」
しばらく流れる沈黙…、
「…残念だけど…敵の情報は掴めなかった…」
再び流れる沈黙…、
「…それじゃあしょうがないか…」
依頼時に敵の情報が掴めていない…というのはよくある話…猟兵達はそう納得した。
「とりあえずみんな…(本当に)気を付けて行ってきてください…」
見送る星流の笑顔は…ぎこちなかった。
旅野文師
シナリオより先にマスコメ書いている旅野文師です。
先にお伝えしておきたいのが…、
『今回のシナリオは僕は全く何も考えていません』
少々ネタバレ的な事を言うなら、新シナリオとして公開時に内容確認したら、こうでした…いわゆる『マスターさんあるある』、たまにあると思うんですよ…最初から妙にはまっているフラグメントで構成されたシナリオ…、
「いや…これ…はまりすぎだろっ!!!!」
シナリオ設定をレシピ、フラグメントを素材、各マスターが調理する事でシナリオが完成するとするなら、最初から完成品出されてOPもスパイスかけるしかしてません(…っていうか、どんなマスターさんもスパイスかけるしか出来ないわ…これ)。
とりあえず…作成時?の経緯も含めて面白すぎるので一時保存しておいた…そんなシナリオです。
このシナリオは秘匿設定などはないので、各章毎のシナリオ設定をコピペしたもの+ちょっとした設定を補足代わりに書いたところでプレイング受付とさせてもらいます。
決して手抜きではありません…このシナリオは僕は一切考えてはいない…という事と、『はまりすぎだろ』…という事を理解してもらう為です(それでも理解してもらえるか不明ですが)。
今回はスパイスを各種用意してお待ちしております。
第1章 日常
『魂の祝祭』
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POW : 大いに食べて飲んで、力の限り騒ぎ楽しむ
SPD : 記憶に残る華麗な芸や踊り、話術などを披露する
WIZ : 魂が力強くあれるよう、歌や祈りを捧げる
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「なぁ…ここ湖だよな?」
湖を前にして…猟兵の一人が呟いた。
「ああ…だが、空に浮かぶ大陸だ…不思議な事の一つや二つあってもいいだろう…が…」
『こんな話は聞いてねぇ~!!!!』
うじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅる……
湖には…なんか『でっかい(一般人の倍程度)のタコやイカ…さらには巨大なウナギまでいた。
星流は『食材は一応現地調達も可能だから…』…と言っていたあたり、この事情は知っていたと思われる。
そしてそのタコやイカは…やってきた猟兵達に目をつけたのだった。
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改めまして、旅野文師です…この依頼の事については僕のマスターページの方で語るとして…今回はこんな感じの依頼になります(おそらくこのフラグメントで唯一の異色シナリオ)。
マスコメで言った通り、一章のフラグメントと補足を…
『第1章は【日常】で、特別なフラグメントになっています。森の入口で、これから戦う猟兵達の魂を強化するため、楽しいお祭りを行いましょう! 楽しい気持ちは魂喰らいを遠ざける効果があります。』
少々?戦闘シチュエーションも混じると思いますが、楽しみ方は自由です。
また湖の食材は猟兵の実力なら簡単に料理できる相手です。(戦闘でも言葉通りの意味でも…)
なお…湖の食材は栄養価が高く…めちゃくちゃ精力がつきます。
第一章『魂の祝祭』始まります(…少々違う意味に聞こえるかもしれませんが…)
ジフテリア・クレステッド
※アドリブ・連携歓迎
初めての異世界での任務、グリモア猟兵の予知っていうのがどんなものなのか楽しみにしてたんだけど……予知できないこともあるんだね。なるほど。
そしてでっかいタコやイカ、鰻……どうせ私は食べないけど、他の皆のためにアレを仕留めようかな。私は楽しい宴会芸なんてできないし、今はそれぐらいしか役に立てなさそう。
汚染毒弾を使わず、普通の銃弾を使って【スナイパー】らしく充分に離れた距離からタコたちにヘッドショット。タコの急所は両目の間。イカの急所は両目の間とそこから少し銅側の筒の手前、鰻の急所は首。それぞれに的確に命中させて【部位破壊】して活き締めするね。
大したことできなくてごめんなさい。
ニーヤ・カト
【心情】…まあ、とりあえず最初は宴会すりゃいいんにゃ?まあ楽しめるにゃら歓迎にゃ
【作戦】【見切り】でイカやタコの攻撃を交わしつつネコパンチでイカやタコやウナギをダウンさせて、【怪力】で運んでもっていくにゃ!そしたら料理で楽しむにゃー!【絡み・アドリブOK】
紫谷・康行
楽しむ、ね
色々あるよね
興味があることをするのも
好きなことをするのも
それが本当はどんなことか
思いを巡らせることも
まあ、おいしいものを食べたいという気もわかるからね
空気の刃で鰻を捌いて魔法の炎で焼いて提供しようか
味付けはサムライエンパイアで見たようにすればいいかな
鰻をつまむ間に考えようか
竜について
世界を渡る術と
世界を救う術について
そして、この世界達の真実について
誰か好奇心と興味、渇望、そんなもので満たされている人物がいれば
話をしたいね
知ることはともかく
世界を変えるための術
それには興味がある、いやそれを知って変えたいものがあるからね
命を賭けるわけじゃない
誰にでも出来るような事
それを探しているんだ
「初めての異世界での任務、グリモア猟兵の予知っていうのがどんなものなのか楽しみにしてたんだけど……予知できないこともあるんだね。なるほど。」
そういう事もあるが…ただ、今回に限っては『本当に予知できていなかったのか?』…疑問に残るところはあるが、ジフテリア・クレステッド(ビリオン・マウスユニット・f24668)は湖で『うじゅるうじゅる』してる森の番人ならぬ…『湖の番人』を見ながらつぶやいた。
「…まあ、とりあえず最初は宴会すりゃいいんにゃ?まあ楽しめるにゃら歓迎にゃ」
ニーヤ・カト(猫の冒険家・f17782)は指?(猫手)の関節を鳴らしながら湖の方へと歩いて行った。
「楽しむ、ね…色々あるよね…興味があることをするのも、好きなことをするのも、それが本当はどんなことか…思いを巡らせることも」
星流が依頼するときに言った言葉に想いをはせているのか?紫谷・康行(ハローユアワールド・f04625)は物思いにふけっていた。
「でっかいタコやイカ、鰻……どうせ私は食べないけど、他の皆のためにアレを仕留めようかな。私は楽しい宴会芸なんてできないし、今はそれぐらいしか役に立てなさそう」
武装『ジュニアスナイパーライフル』のスコープの覗き込み、うじゅるうじゅる…と、わざわざ湖から出てくるイカタコの急所に狙いをつけて…
『ズキューーーーンンッッ!!!!』
イカの急所を見事に撃ち抜くと、すぐさま別の獲物へと照準を合わせて撃ち抜いていくのだった。
大変なのはニーヤだった。
イカタコの攻撃をかわしつつ、目についたタコへと接近し…
「おいらのパンチを受けてみるニャ!」
…と、UC『ネコパンチ』でタコを殴りつける…が、相手は軟体動物…そのパンチの衝撃が柔らかい体に拡散してダメージが薄い…
「それならこれにゃ…」
一撃で仕留められないなら…と、超高速で重いパンチの連続で繰り出して文字通りタコをタコ殴り…無数のパンチの衝撃を拡散しきれずにダメージが一気に累積していった…が、相手は一体ではない。
うじゅるうじゅる…
一体のタコに意識を集中した結果…別のイカタコへの警戒が薄れ、無数のイカタコに捕獲されるのだった。
「や…やめるにゃぁー!!!!…気色わるいにゃーーーー!!!!」
…と、ニーヤはイカタコに蹂躙されるのだった。
その状況に気づいた康行がニーヤの方へ近づきながら…
「星空も見えぬ世界の果て、辿り着くこと叶わぬイーゴーに吹く無慈悲な風よ。全ての因果を絶つ決別の刃よ。我が言葉に導かれ今ここに吹け。」
近づいて行った康行を襲おうとしていたイカタコも含め、ニーヤを捕縛していた触手を音もなき風の刃で切断していった。
さらにあらかた他のイカタコを倒したジフテリアも、UC『ヘッドショット』でニーヤを捕縛していたイカタコの急所や触手を撃ち抜いて行った。
「た…助かったにゃ…」
『湖の番人』達は多少なりとも知恵があったのか?…他の『湖の番人』達が倒されると湖の奥へと引っ込んでいった。
「まあ、おいしいものを食べたいという気もわかるからね…空気の刃で鰻を捌いて魔法の炎で焼いて提供しようか、味付けはサムライエンパイアで見たようにすればいいかな?」
康行は空気の刃で食材(主にイカタコ)を解体しつつ、仲間達へと語りかけた。
「新鮮な内にちゃんと火を通してくれればいいにゃ♪」
ケットシーであるニーヤにとっては重要な事だった。
「いや…その…私は食事が必要ないから…」
偽神細胞の影響で自前の毒素から栄養を摂取できるジフテリアであったが…『美味しい食事を楽しむのも宴の一環』…と、半ば強引に食事させられた。
もっとも、彼女にとって食事よりも楽しめたのが、康行との『竜について』『世界を渡る術と世界を救う術』など…アポカリプスヘル以外の世界の話だったかもしれない。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『イボル・ローパー』
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POW : マルチフォーム・テンタクル
【吸盤触手】【肉瘤触手】【柔突起触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD : アトロシャス・コリドー
戦場全体に、【融合進化したローパーの触手群】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ : マインド・チューイング
戦闘中に食べた【敵対存在の感情(種族、性別は問わない)】の量と質に応じて【新たなローパーが増殖】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
イラスト:小日向 マキナ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
宴を終えた翌日…猟兵達は湖の近くを探索し森へと通じる洞窟を見つけ、中へと入り歩を進めていった。
「なぁ…今更だが、やっぱりあのグリモア猟兵…分かってたんじゃないか?」
「ああ…俺もそう思う…」
うじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅる……
洞窟内は無数の触手生物『イボル・ローパー』が所狭しと、入ってきた猟兵達を待ち受けていた。
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はい…旅野文師です…まぁ、予想していた人は予想していたと思いますが、こういうのが待ち受けていました。
とりあえず、二章のフラグメントと補足の説明をさせてもらいます。
『第2章は【集団戦】です。「森の番人」と化した、魂なきオブリビオンの群れと戦います。オブリビオンに知性は無く、ただただ、森への侵入者を殺そうと襲い掛かってきます。』
補足といたしましては、『イボル・ローパー』はとにかく絡みついてこようとします。(OPでは説明不足でしたが、シナリオフラグメントでは敵は『。生物にまとわりつき、肉体を傷つけることなく魂だけを啜り、残った肉体を「森の番人」とするのです。』…と書かれてます)
『アトロシャス・コリドー』はすでに発動して、洞窟と一体化しているものと考えてください。
『マインド・チューイング』は高確率で発動して、ローパーは次々増殖するものと考えてください。
また…基本的にイボル・ローパーは退治する必要はなく、洞窟の突破を優先しようとしている…と考えてください。
ジフテリア・クレステッド
食事…凄く久しぶりの体験だったけど、アレが『美味しい』ってことなのかな。慣れちゃったら普段の生活が辛くなるから気をつけよう…。
でも、食事と康行の話は楽しかったし元気出た!さっさと片付けちゃうよ!(普段より高めのテンションで)
こんな迷宮!私の偽神兵器で潰してあげる!ガスマスクを外してライフルにも偽神細胞を取り込ませて変形、巨大化。【毒使い】として毒素をバラ撒いて【範囲攻撃】。汚染毒弾も【一斉発射】。あらゆる物を侵食・溶解・破壊する毒で迷宮をドンドン【部位破壊】する。
そして【2回攻撃】できる私の3回攻撃は、6回攻撃だーっ!
という風に勢いだけで【蹂躙】するよ。他の人は…多分大丈夫、だといいな。
「食事…凄く久しぶりの体験だったけど、アレが『美味しい』ってことなのかな。慣れちゃったら普段の生活が辛くなるから気をつけよう…。」
ジフテリア・クレステッド(ビリオン・マウスユニット・f24668)は複雑な心境ではあったが、食事と康行の話は楽しかったらしく、元気は出たようだ。
うじゅるうじゅる……
そんなジフテリアの前に無数のイボル・ローパーが進路を塞いでいた。
「こんな迷宮!私の偽神兵器で潰してあげる!」
普段は自分を抑え込んでいるが、今のジフテリアは気合十分とイボル・ローパーの群れへと武装『偽神兵器アウトブレイク』を向け、ユーベルコード『ストームランページ』を発動…元々偽神細胞を取り込ませた巨大ライフルがさらに巨大化、もはやライフルの域に留まっていなかった。
「いっけええええぇぇぇぇーーーー!!!!」
ドォンッ!!ドォンッ!!ドォンッ!!
超巨大ライフルの銃口が火を吹き、ジフテリアの毒素を大量に含んだ弾丸がその毒素を振りまきながら飛んでいき、直撃を受けたイボル・ローパーはすかさず消滅…弾道付近にいたイボル・ローパーも毒素に侵食・溶解…そして徐々に細胞を破壊され消滅した。
「まだまだぁーーーー!!!!!!!!」
ドォンッ!!ドォンッ!!ドォンッ!!
素早くジフテリアは次の射撃体勢に入り追撃…視界内にいたイボル・ローパーはすべて消滅した。
「ふぅ…他の人は…多分大丈夫、だといいな。」
額に浮かんだ汗を拭い、ジフテリアは先へ歩を進めた。
大成功
🔵🔵🔵
ニーヤ・カト
ふー…うまかったにゃ。腹ごなしに運動でもするかにゃ!そこのうねうねどもー!かかってくるにゃー!
【作戦】基本ローパーの触手は【見切り】、岩などを使って【ジャンプ】し、回避するにゃ!そして【2回攻撃】のキャットクローを使って倒していくにゃ!やばくなってきたら【逃げ足】ですたこらさっさにゃー!(絡み・アドリブOK)
「ふー…うまかったにゃ。腹ごなしに運動でもするかにゃ!そこのうねうねどもー!かかってくるにゃー!」
ニーヤ・カト(猫の冒険家・f17782)は軽くお腹をこすると、目前で蠢くイボル・ローパーへと身構えた。
「おいらの爪をなめるにゃよぉぉぉ!」
ニーヤは洞窟内を所狭しと足場になる場所を飛び回り、ニーヤを捕えようと迫るイボル・ローパーの触手を見切ってかわしては、ユーベルコード『キャットクロー』でイボル・ローパーを切り裂いていった。
しかし…どういった原理かは不明だがイボル・ローパーは敵対する存在の感情という形の無い非物理的なものを食らって増殖する存在、ニーヤがイボル・ローパーを切り裂いていく一方で次々と増殖していった。
「いそいで抜けたほうがようさそうにゃ!!」
あまり時間をかけるとやばいと感じたニーヤは、洞窟が…飛び跳ねる足場が見えているうちに目前のイボル・ローパーを切り裂きつつ洞窟を抜けていった。
大成功
🔵🔵🔵
リリスフィア・スターライト(サポート)
優しく術が得意な人格のフィアとして行動
アドリブOK、NG行動はなし。
他の猟兵達との連携も可。
天体破局で大洪水を引き起こして
敵対する者達を洗い流しますね。
1体でも多く巻き込めて、仲間が被害を受けない
タイミングを狙いますね。
敵に近づかれましたら術の発動まで防戦に徹して凌ぎます。
ピンチの仲間がいましたら、積極的に援護します。
苦しい状況に陥っても諦めずに活路を見出しますね。
「せめて苦しまないように・・・」
「これぐらい大丈夫です!」
櫻庭・阿山(サポート)
『あたしの\"目\"からは逃げられやしないよ』
ヤドリガミの化身忍者×死霊術士、100歳の女です。
普段の口調は「婆臭い(あたし、お前さん、だね、だよ、~かい?)」、楽しい時は「子供っぽいテンション(あたし、お前さん、だね、だよ、~かい?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「次から次へと何なのよこいつ等っ!!」
リリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)は近づいてくるイボル・ローパーを次から次へと斬り捨てながら不満を口にした。
「まったくだよ…100歳のババァ相手に群がってきて…節操も見る目もありゃしない…」
実年齢はともかく、見た目はスタイルの良いゴスロリ少女姿の櫻庭・阿山(百目の妖怪探偵・f14179)も年齢相応の口調で憎々し気に言いながら、迫るイボル・ローパーの触手を見切ってかわし続けていた。
「こうなったらお前さん…ちょっと覚悟を決めなっ!!」
「えっ!?…何っ!?」
阿山はリリスフィアに告げるとユーベルコード『憑目神(ツクモガミ)』を発動させた。
「説明している暇はないよっ!!…さあ、我が魂を受け入れな!」
「!?」
阿山は霊体となり、リリスフィアに憑依してリリスフィアの身体を覆った。
同時にリリスフィアへと迫るイボル・ローパーの触手…を…
『スパンッ!!』
明らかに死角からの攻撃だったが、リリスフィアはその触手が見えていたかのように回避してイボル・ローパーを両断した。
いや…ある意味では『見えていた』のだが…
「今のって…」
『しばらくあたしの目を貸してやるよ…今ならどこから襲われてもお前さんなら対処できるだろう?』
リリスフィアの背後に霊体の余りで作った阿山が背後霊のように姿を見せながらかたりかけた。
阿山は義眼のヤドリガミで『見る』事に特化した猟兵…その阿山が霊体となってリリスフィアを覆う事であらゆる角度の視覚情報を捉える事が出来るのだった。
そのあとの展開は一見するとリリスフィアが防戦一方に見えるのだが、迫るイボル・ローパーはリリスフィアの間合いに入るや否や瞬く間に両断されていった。
しかも『憑目神(ツクモガミ)』の付加効果『生命力吸収』により、両断したイボル・ローパーから生命力を吸収することにより、疲れ知らずな状態だった。
「唸れ雷光、轟け嵐、渦に飲まれ、全てを灰燼に帰せ!」
リリスフィアはイボル・ローパーから吸収した生命力を魔力へと変え、ユーベルコード『天体破局(スフィア・カタストロフィ)』を発動…大洪水を引き起こして一気にイボル・ローパーを洗い流した。
「今のうちに抜けましょう…」
リリスフィアは足早に迷宮を駆け抜けていった。
『まったく…体力どころか感情まで食べる化け物だなんて…あんなの見たこともない…』
リリスフィアは阿山の言葉に納得したが、阿山を知る者がここにいたら何かしら言いたいことが事があったのではないだろうか…
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
鈴木・志乃
(触手を見た瞬間、自分に【高速詠唱】して心に【精神攻撃+催眠術】
……私は洞窟を突破する
私は洞窟を突破する
私は洞窟を突破する
私は洞窟を突破する
触手はただの蔦
触手はただの触手はただの蔦
あれはただの蔦だ、良いね?)
UC発動
【全力魔法】で全力加速しながら出口まですっ飛んで行きます
※自分の精神弄くってたのは没頭をさせなくなるブツが見えないようにする為
……つまり今は精神異常者では?
触手を芋か何かでも見るかのような様子でガンガン進んでいきます
どことなく自棄になってる気がしますが気のせいでしょう!
それはまさに一瞬の出来事であった。
鈴木・志乃(ブラック・f12101)はイボル・ローパーを見た瞬間、言葉では言い表せないほどの感情から、自分に精神攻撃を伴った催眠術を条件反射的にかけた。
『……私は洞窟を突破する』
『私は洞窟を突破する』
『私は洞窟を突破する』
『私は洞窟を突破する!!』
『触手はただの蔦』
『触手はただの触手はただの蔦!!!!』
『あれはただの蔦だ、良いね!!!?』
どういった存在か認識してしまったものを、必死に否定しようと自分に言い聞かせているようでもあった。
そしてすぐさまユーベルコード『世界はこんなにも輝いている(ロード・トゥ・ピースフルエンド)』を発動…させるや否や文字通り洞窟内をすっ飛んでいった。
イボル・ローパーを芋か何かでも見るような目で見てはいるが、強力な自己催眠で封じ込めらている精神や魂がそうさせるのか?
ユーベルコードの外部からの攻撃遮断の効果を使うまでもなく、その飛行速度による衝撃波で迫るイボル・ローパーがことごとく吹っ飛ばされていった。
洞窟を抜けた志乃は『精神を弄っていたさっきまでの自分は精神異常者だったのでは?』…と、思ったが深く考えないようにした。
そして洞窟を抜け…再会した猟兵達は互いの健闘と苦労を称えあうかのようであったとか?
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『『細切れ悪魔』と『隷属少女』』
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POW : どれ、汝の隅々まで見せてもらおうか。
【箱の中】から【眼の付いた触手】を放ち、【触手の拘束と、視線による催眠魔法】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD : 我は逃げも隠れもするぞ!
技能名「【逃げ足】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : ようこそ。我がハーレ……王国へ。
小さな【悪魔が封印されている箱】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【攫った者を捕えている触手空間】で、いつでも外に出られる。
イラスト:塚原脱兎
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「妖星・光」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
洞窟を抜けた猟兵達が森を進んでいくと…ふと目前に人影…襤褸を着た少女が向こうから歩いてきた…箱を大事そうに抱えながら…
猟兵達は警戒をしながら少女に声をかけようとした…が…
『…久方ぶりの…外からの客人か…』
少女がにやりと笑いながら言った…いや…今の声は目の前の少女のものではない…そう猟兵達が考えた瞬間…
グググッ…パカッ!!
うじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅるうじゅる……
少女の持っていた箱が開き、中から無数の目のついた触手が姿を見せた。
『男共はその魂を食らいつくし…女は…力と快楽を与え我が僕としてくれようぞ』
触手…細切れ悪魔の言葉に猟兵達は…
『いや…そんな予感はしてたんだけどね…』
細切れ悪魔の言葉は…さほど耳には入っていなかった。
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実はエロ系とかまともには書けない…と思う旅野文師です…ここまでお付き合いしてくださった方々、ありがとうございます。
このシナリオの事についてはマスターページで語るとして、三章のフラグメントと補足の説明をさせてもらいます
『第3章は【ボス戦】です。魂喰らいの森には、不気味に脈打つ「核(コア)」が存在し、それを切除すれば、核の支配する範囲内の森と動植物は全て消滅します。核はその森でもっとも強い「森の番人」の中にしまわれているので、倒して取り出しましょう。
この章に登場する「森の番人」は、通常のユーベルコードに「魂を啜る効果」を加えてきます。第1章で披露されたような「楽しい思い出」を強く心に念じるプレイングができれば、それに対抗できたという事で、プレイングボーナスをあげて構いません。
※ちなみに切除された「魂喰らいの森の核」は、最高級の牛肉の味とサボテンの果肉のような食感を持つ「伝説食材」です。持ち帰れば、半径25cm程度の一般的な球形の核で金貨500枚(500万円)程度の値段がつきます。』
不気味に脈打つ「核(コア)」…というか、もうそのものなので、ぶっちゃけ『細切れ悪魔』自体に金貨500枚(500万円)程度の値段をつけようと思ってます…触手でも目玉でもお持ち帰りください(巨大な悪魔の細切れ…らしいので、そんなに値は下がらないと思います)。
敵は『細切れ悪魔(箱込み)』…で、『我は逃げも隠れもするぞ!』の効果で基本的に逃げ回ります(箱ごと動き回る…と考えてください)。
攻撃は『どれ、汝の隅々まで見せてもらおうか。』で動きを封じた対象を『ようこそ。我がハーレ……王国へ。』で箱の中へ捕えようとする…と、考えています。
基本的には触手攻撃と『隷属少女』を操り猟兵達にしがみつかせたりします。
なお…『隷属少女』を盾にして攻撃を防ぐ…というような行為は『細切れ悪魔』はしません
クリミネル・ルプス(サポート)
関西弁の元気な肉体武闘派人狼。
人狼の身体能力と鍛えた格闘技で戦う。
痛み等の耐性用いての潰し合い上等。
体内に蓄積させた糖原物質を使用した搦め手も使う。
周囲(空間、物質)の匂いからの状況把握推察も可能。
基本は『生き残る事』だが、オブリビオンは許さない姿勢。
特に命や尊厳を踏み躙る系統には本性(真の姿など)が出る。
【ネタ、絡み、合わせなど歓迎です】
【肌の露出やエッチな事には羞恥心はあまり無い。彼氏持ちで一線は超えさせない】
・真の姿時
身体能力の向上と体の変化。
戦闘思考が先立ち、やや、残忍(確実にトドメ刺す)
ジフテリア・クレステッド
※アドリブ・連携歓迎
……変なのしかいないね、この森。
【スナイパー】ライフルによる【先制攻撃】で女の子の眉間をぶち抜く。
外れたり防がれたりしたら【2回攻撃】。それもダメなら【乱れ撃ち】で攻撃。そんな流れを【継戦能力】を活かして押し付け続けて敵に反撃の機会を与えない。【毒使い】の私が作った汚染毒弾で合間に触手も攻撃すれば触手を【部位破壊】して敵の攻撃を防ぐこともできるしね。
魂啜りをされてるなと感じたら何故か湖にいた海の幸たちを狩ってニーヤや康行と食事をしたことを思い出す。あの食材には精力を高める効果があったらしいし、それを無理矢理にでも食べた私は大丈夫だと信じる。
さて、いつまで逃げ続けられるかな?
「本当に……変なのしかいないね、この森」
「グリモアの予知っていうのも、グリモア猟兵の性格や性質とか色々影響するっていうから、そういうんじゃないのか?」
ジフテリア・クレステッド(ビリオン・マウスユニット・f24668)の呟きに、クリミネル・ルプス(人狼のバーバリアン・f02572)はそう答えた。
「私はあの女の子をどうにかする…あなたはあっちの箱入り悪魔をお願い…」
スナイパーライフルを構え隷属少女に照準を合わせながらジフテリアはクリミネルへと頼んだ。
「分かった…ウチもあの触手…どうにもいけ好かない目をしているんでな…少しばかり痛い目あわせたいと思っていたところだ」
クリミネルは過去に弄ばれた記憶を思い出し、その時の男達と同じような目を触手はしていると、拳を打ち合わせながら歩を進めた。
細切れ悪魔は自分のほうへ向かってくるクリミネルの周囲に触手を展開させると、あらゆる角度からクリミネルの肉体を見ていた。
「ほう…スタイルは良いし、引き締まったいい身体をしているではないか…硬そうではあるが、すぐに我の触手でほぐしてくれようぞ…」
言葉と同時に細切れ悪魔はクリミネルへと触手を襲い掛からせた…が…
「ふん…なんだこの程度…気色悪いったらない…」
絡みついた触手を掴み…強引に体から引きはがした。
「…こ…小癪な…ならば徹底的にその身体を弄びつくし、すぐに我に従属するようにしてくれるわっ!!」
クリミネルへと展開した触手が群れをなして襲い掛かった。
ドキューーーーン!!!!
クリミネルへと無数の触手が襲い掛かると同時…辺りに響き渡るほどの銃声…その発生源はジフテリアのスナイパーライフル…そして彼女の前には心臓を撃ち抜かれて、息も絶え絶えな隷属少女…
「あ…ありが…」
隷属少女は言葉を言い終える事無く、事切れた…
「き…貴様っ!!…よくも我が僕をっ!!!!…貴様にはその娘の代わりになってもらうぞっ!!!!」
激高した細切れ悪魔はジフテリアへと触手の群れを襲い掛からせた。
ジフテリアはスナイパーライフルで応戦するも、速射能力の低いスナイパーライフルでは対応しきれずに触手に捕らえられた。
「あっ…」
ジフテリアの口から甘い声が零れ落ちるが、それも僅かな間だけ…ジフテリアは湖での思い出を頭に思い描き、触手の魂啜りに抵抗したのだった。
「感情的になるのはよくないぜ…」
ジフテリアへと触手を向けた分、クリミネルに向けられた触手が減り、残った触手の拘束を引きちぎり、細切れ悪魔へと猛ダッシュ…細切れ悪魔の入った箱へと体当たりして吹っ飛ばすことにより、ジフテリアに絡みついた触手を引きはがした。
「まだ終わりじゃない…」
吹っ飛ばした箱へと追いつき、その箱を…
「どっ!せぇーーーーい!!!!」
思い切り遠くへと投げ飛ばした…
「あ…やばい…」
細切れ悪魔は…一時行方不明になった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ラティナ・ドラッケンリット(サポート)
先祖代々ビキニアーマー姿で相手より速く長柄武器を叩き込めば勝てるを信条にしてきた冒険者一族の末裔
鎧で動きを鈍らせてまで身を守るより熟練の戦士が攻撃に専念した方が合理的だと信じてやまない
猟兵として覚醒したことでその身体能力は銃火器や魔法等の遠距離攻撃にすら反応することができる
得意技は愛用のバトルアックスから繰り出されるグラウンドクラッシャー
相手を倒せれば使う武器にこだわらないのでレンジによって装備したドラゴンランス、鉄塊剣、シールドオブガーディアン、魔法の豆の木を状況に応じて使い分ける
グラウンドクラッシャーの発動もバトルアックスにこだわらない
依頼を達成し人々を助けることを第一に考える
「ぬぅ…僕を一人失うわ投げ飛ばされるわ酷い目にあった…」
細切れ悪魔は投げ飛ばされた先の木の上で愚痴っていた。
「この屈辱と代償…必ず払わせてやる……………むっ…何者かがこちらへ向かって来ているようだ…」
細切れ悪魔は何者かの接近を感じて、うまく木々の陰に触手を隠しながら伸ばし、接近する者の確認をしようと始めた。
猟兵達はクリミネルが細切れ悪魔を投げ飛ばした方向を探索していた。
少なくともこの森一帯の魂を食らう動植物が健在である以上、この森の中のどこかに存在はしている…そう睨んでの行動だった。
そして細切れ悪魔の方に近づいていっている猟兵が一人…ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)だった。
そんな彼女に文字通り細切れ悪魔の魔の手…触手が迫り…
ビュッ!!!!
「な…しまった!!!!」
触手は彼女の足を捕らえると、そのまま引っ張り上げて宙吊り状態にした。
「ふむ…なかなか扇情的な装い…肉付きも良い…すぐに我の僕としてくれよう…」
細切れ悪魔は触手をラティナのビキニアーマーの隙間にもぐりこませると、ビキニアーマーを内側から引っぺがそうとしつつ、ラティナの肉体を刺激しはじめた。
完全に細切れ悪魔が優位な状況…ではあったが、この状況でもラティナには打開策が存在していた。
「む…なんだ…我の触手が…逆に締め付けられるような…」
ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる…
ラティナのビキニアーマーの下から潜り込んでいた触手に巻きつきながら豆の木が成長してきていた。
そして豆の木の締め付けに触手はラティナを解放してしまい、ラティナはそのまま豆の木を伸ばしていって細切れ悪魔の本体を捕らえ、豆の木を引っ張って細切れ悪魔を地へと引きずり落とした。
「お前…よくもやってくれたな…覚悟は出来ているだろうな?」
ラティナは断山戦斧『しゅとれん』を構え…高々と振り上げた。
「くたばれええぇぇぇぇーーーー!!!!!!!!」
『しゅとれん』が細切れ悪魔へと振り下ろされるかに見えた…が…
「うわっ!!!!」
どごおおおおぉぉぉぉーーーーーーーー!!!!!!!!
「ぎええええぇぇぇぇーーーー!!!!!!!!」
『しゅとれん』は細切れ悪魔を捉えることなく、その横へと振り下ろされた…が、直撃地点の周辺地形は破壊される一撃により、再び細切れ悪魔はどこかへと吹っ飛ばされた。
あとには今の一撃で脱げかけたビキニアーマーを着なおすラティナが残されるのみだった。
成功
🔵🔵🔴
鈴木・志乃
【楽しい思い出】
まだ小さい頃ね
親友と料理作ってたんだけど、面白い生き物が空飛んでたから追いかけてお鍋放置したの
焦がしちゃって親にすっごい怒られた
いやだってあの白くてふわふわなのめっちゃ可愛くて!
もふもふするとふんわあでぬくぬくでぽよぽよなんだよ
気持ちよかったなあ……
(思い出しながらUCで発光しながら落とし穴掘ってる
【高速詠唱】による【精神攻撃】の【ハッキング催眠術】でそこら辺の植物が美女に見えるようにするよ
逃げ足速いからって落ちない訳じゃないでしょ? しかも翼生えてないし
引っ掛かったら【破壊工作】用の爆弾でどかん、だよ)
親友ってば罠も上手くてさ
落とし穴も私一回やられた
あの時は悔しかったなあ
鈴木・志乃(ブラック・f12101)は森の中で…過去の楽しい思い出に浸っていた。
まだ小さい頃ね
親友と料理作ってたんだけど、面白い生き物が空飛んでたから追いかけてお鍋放置したの…焦がしちゃって親にすっごい怒られた
…と、そんな事を考えながら細切れ悪魔と出会ったときの為に落とし穴を掘っていた。
いやだってあの白くてふわふわなのめっちゃ可愛くて!
もふもふするとふんわあでぬくぬくでぽよぽよなんだよ
気持ちよかったなあ……
ずどおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーんん!!!!!!!!
空から何かが飛んできて…地表に落下した。
…な…何かな?
…と、未だに思い出の中にある志乃は地表に落下したモノを確認しようとしたところ…ソイツ…細切れ悪魔と目が合った。
「うわああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!」
バコッ!!!!
「ぐえっ!!!!」
咄嗟の事に穴を掘っていたスコップで細切れ悪魔を殴りつけてしまった…が、すぐさま我に返ると、細切れ悪魔対策として考えた『ハッキング催眠術』を発動させた。
「な…なんだ…今、何かが我を殴ったような…」
殴られた影響でぼやけていた視界と頭がはっきりしてくると…
「ぬおおおおぉぉぉぉーーーー!!!!!!!!」
細切れ悪魔の周囲に無数の美女がいた。
「お前ら全部…我のモノにしてやるううううぅぅぅぅ!!!!!!!!」
「ふぅ…これだけ深く掘ればいいでしょう…」
当初の予定より深く掘った穴から羽ばたきながら志乃が出てきた。
そしてふと何か如何わしい声が聞こえた方を見やれば触手が森の木に絡み付いているのが見えた。
「予定と少々違うけど…あの分だと問題はないですね…」
なにやらご満悦中の細切れ悪魔だった…が、ふと視線を横にそらせば…そこに天使がフワフワと浮いてこちらを向いているではないか…当然、細切れ悪魔は…
「お…お前も我のモノにしてやるううぅぅーーーー!!!!!!!!」
ものすごい速度で天使に近づいていった…が、突如…
「!?」
足元の地面が消え…奈落のそこへと落ちていった。
細切れ悪魔が見た天使はハッキング催眠術により認識を改竄させられた志乃の姿だった。
親友ってば罠も上手くてさ
落とし穴も私一回やられた
あの時は悔しかったなあ
志乃は再び過去に思いを馳せていた。
穴の暗闇から細切れ悪魔の如何わしい言葉が聞こえてくるあたり、穴の底に仕掛けられたものに幻影をみているのだろう。
「私の綺麗な思い出を壊した罪は重い…」
志乃の背後の穴で大爆発が起こった…穴の底には破壊工作用の爆弾が仕掛けられていたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アレクシア・アークライト
生命反応はまだ残っている。逃がしはしない。
力場を広範囲に拡大し、敵の位置を補足。
手足に力場を集束し、近接攻撃を仕掛ける。
しかし、ダメージを受けたとは言え、流石は森最強の番人。
次第に幾多の触手に翻弄されていき、
「くっ、殺……」
という状態に陥ったら、分身を消す。
ああいう奴と対峙するのは初めてだから、試しに分身をけしかけてみたけど、本当に美的感覚や性的嗜好が私達と似通っているのね。鏡で自分の姿を見て絶望したりしないのかしら?
視線を合わせないように、拡大した力場により敵の位置や動きを精密に把握。
念動力を全開にして触手を捻じ切り、再生しないように雷霆で灼いていく。
――名前通り、細切れにしてあげるわ。
「生命反応はまだ残っている。逃がしはしない。」
未だに森の様子が変わらない事(ボスが討伐されれば、森は元の姿を取り戻す)から、細切れ悪魔は生存していると知り、猟兵達は再び細切れ悪魔の捜索を開始、そして猟兵の一人、アレクシア・アークライト(UDCエージェント・f11308)は力場を広範囲に拡大して細切れ悪魔の所在を調査し…
「見つけたっ!!」
アレクシアは細切れ悪魔の生命反応が示す場所へと急行するのだった。
「いい加減観念したらどう?」
「ふざけるな…のこのこ私の前に現れた愚か者がっ!!!!」
細切れ悪魔の言葉と同時に周囲の木々からアレクシアへと触手が殺到するのだった。
流石は僕を失い、ここまで追い詰められたとはいえ森の番人と言われる存在、この窮地に猟兵を捕らえる為の罠を張ってここで待ち受けていたのだった。
そして細切れ悪魔は『イカサズ…コロサズ…』…といった感じでアレクシアの体を弄んでいた。
「くっ、殺……」
「いや…そうはいかん…お前も我が僕としてあいつらを倒すために協力してもらわねばならん…」
細切れ悪魔は最後の仕上げにアレクシアの魂を…啜ろうとしたが、その肉体には『魂が存在していなかった』
『背中がお留守よ』
「ぐぼああああぁぁぁぁ!!!!
細切れ悪魔が怪訝に思っていたところ、何者かが森の暗闇から細切れ悪魔へと攻撃をしかけ、細切れ悪魔は奇怪な声を上げて吹っ飛ばされた。
「ああいう奴と対峙するのは初めてだから、試しに分身をけしかけてみたけど、本当に美的感覚や性的嗜好が私達と似通っているのね。鏡で自分の姿を見て絶望したりしないのかしら?」
そう言いながら正真正銘のアレクシアが森の中から姿を見せるのだった。
「名前通り、細切れにしてあげるわ。」
アレクシアは周囲に配置されていた触手を念動力を全開にし捻じ切った上に、再生しないように焼き切っていった…が、本体は何とか逃げおおせたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)
スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
妖狐のクレリック×アーチャー、15歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「…お…おのれ…あいつら…我にここまでの屈辱を味合わせるとは…」
元々細切れの悪魔がさらに細切れになって…現在は近くを通りかかる小型の獣を捕らえては箱の中へと引きずり込んで精気を吸い取り回復しているところだった。
「かくなる上は…」
細切れ悪魔は意を決して…
「逃げよう…この森は放棄だ…」
少なくとも猟兵達の目的は『森の開放』であり、『森の番人の討伐』はその条件に過ぎない…自分が森の支配を手放せば猟兵達も深追いはしてこないだろう…そう思って行動を開始したところ…猟兵に発見された。
「ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?」
「ここはお姉ちゃんに任せておいてね♪」
何やら似たような台詞で細切れ悪魔の前に姿を見せたのは、グレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)【101歳】とスピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)【15歳】の二人だった。
「ま…まて…我はもうこの森の支配を放棄する…これでお前達の目的は達成されただろ?」
細切れ悪魔の命乞いに二人は顔を見合わせて…
「いいや…ここであんたを見逃しても別の場所で悪さするんだろう?」
「だ…だから私達はあなたを見逃しません…」
老齢の凄みを含ませたグレナディンに対し、少々細切れ悪魔の容姿におびえを感じているスピネルも勇気を振り絞って言った。
細切れ悪魔…しばしの逡巡…
「よ…よーし、ならば我も最後まで抵抗してやるっ!!!!」
…と言った瞬間、二人へと特攻…グレナディンがブラスターを放つが、『我は逃げも隠れもするぞ!』の効果により【逃げ足】の技能が上がっている為、必死に避ける避ける避ける避ける…の神回避…そして跳躍…箱から抜け出してスピネルへ襲いかかった。
「こ…怖かったよぉぉぉぉーーーー」
えぐえぐと泣くスピネルの頭上…咄嗟に放ったスピネルのUC『森は静寂を望む(フォレストサイレント)』の効果により木々から伸びた蔦や根で逆に拘束されてもがく細切れ悪魔の姿があった。
「さてと…今度こそ年貢の納め時だね…」
グレナディンがブラスターを細切れ悪魔へと向ける。
「ま…待て…せめてババアじゃなく、そっちの子にトドメを…」
グレナディンは無言でブラスターの引き金を引いた…細切れ悪魔の核となっている目玉が撃ち抜かれ、細切れ悪魔は動かなくなった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴