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その悪意は何処に

#UDCアース

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#UDCアース


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「……ふぅむ、これまた奇怪。ああ、相変わらずちょうどいいタイミングですよ、皆さん」
 グリモアを片手に、予知を完了したウインド・ノーワルド(自称ドクター・f09121)は丁度到着した猟兵達に1枚の地図を手渡した。
 それはUDCアースのとある都市の地図の一つ。近代都市に近く、それなりの大きさのある都市で、高層ビルが立ち並び、地下鉄や車道なども多く巡っている都市。
「これから近いうちにこの都市に住む人たちが全てUDCモンスターとして変化させられちまいます」
 この規模全てが、となると笑い事ではない。どういう事だろうか、と彼女に説明を求める。
「この都市にオブリビオンが紛れ込んでいるみたいなんですよ。正体は『大神霊』と呼ばれる存在。えー……なんでしたっけ、『大神霊尊敬教会』に所属するUDC……だったと思います」
 人類を愛しすぎているがゆえに、全人類のシャーマンズゴースト化してしまおう、という存在だったはず。と説明してくれるが、問題はそこではない。
「この規模を一気に……となるとどっかしらで大規模な儀式でもやってると思うんですが、その儀式の場所が一切わからねーんですよね」
 結局のところ、一番の問題はそれだろう。位置さえ判明してしまえば、連中を叩きに行くことは簡単だが、姑息にも相手は潜んだままである。
「儀式自体は本当に大がかりなんですよ。都市全体に魔法陣を敷き、それによって人々をシャーマンズゴーストにする、という方法です」
 だが、その都市全体に魔法陣は見られず、どうやって都市全体に魔術や魔力を巡らせているかもわからない。
「まぁ、すぐに相手も儀式を完了することはないと思います。なので『どうやって犯人は都市全体に魔力を巡らせているか』という事を中心に調査してもらえば、自ずとあいつらの足は掴めると思います」
 都市にある施設は、住宅街に商店街、移動施設も車道や地下鉄と豊富に存在し、電波塔や娯楽施設、考え付くUDCの一般的な施設はかねそろえられているだろう。
 しかし、このまま相手の思い通りに行かせるわけにはいかない。足も頭も技術もすべて使い、とにかく追い詰めるしかない。
「ってことで、気合入れてお願いしますよ。皆さん」
 決意を新たにしたところで、ウインドが転移の準備を開始する。
 さぁ、隠された悪意を探しに行こう。


トビカゼ
 犯人はどこに……と、いうよりもどうやって、が今回の肝になります。UDCアースでシナリオを用意させていただきました、トビカゼです。
 情報収集のパートの特徴として、基本的に当てずっぽうで行動しても判定の結果基本的に情報は出てきますが、私の判定の場合は推測や推理が添えられている場合、大成功になりやすい場合がございます。
 今回は『どうやって』がキーとなりますので、是非お考えいただければと思います。
 調査を終えてしまえば、後は戦闘となります。それではご参加お待ちしております。
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第1章 冒険 『見えない儀式』

POW   :    とにかく現地を訪れ、しらみつぶしに調査し、痕跡を探す。

SPD   :    情報屋や事情通から話を聞くか、SNSなどを駆使する。

WIZ   :    召喚の術式を調べたり、現地の霊的ポイントを調べたりすることで、候補地をしぼる。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

四軒屋・綴
やれやれ、この世に悪の尽きる事無しだなッ!

選択する行動は【POW:しらみ潰しに探し回る】だッ!

景気付けにユーベルコードを使用して防御力重視の蒸気機関車系ヒーローに変身ッ!……とはいってもギャラリーも敵もいないな、名乗りは省略だ。

さて、とるべき行動はいくつかあるだろうが……これだけの都市を一度にと考えると魔方陣のようなものがあるんだろう、それもこの都市を覆うようなものが、なんかのマンガで読んだ。

そうだな、目につかないとなると候補は縛られるだろうから……とりあえず地下を調べようッ!地下鉄の路線図を調べて都市の中心部に近い線路から順番に【ダッシュ】で調べて行くぞッ!目指せ全駅制覇ッ!


楠瀬・亜夜
これはまたとんでもない事を考えて……
自分の住んでる世界でこんな事件が多発してるなんて
気が気じゃないですよまったく……

魔法陣の位置が不明……となると人目に付かない位置に
あると考えるべきでしょうか。
これほどの規模の魔法陣を敷けてその上で隠蔽できる場所となると
地下鉄が怪しいですかね?

【SPD】
この都市の地下鉄の路線図を入手した上で
地下鉄職員などのその辺りに詳しい人に
廃棄された路線などを聞いてみましょう。

地下路線も実際に訪れて
なにか痕跡がないか調べてみましょうか。
迷惑が掛からないよう鉄道会社の方に事情は説明してから
懐中電灯を用意して挑んでみます。


江戸川・律
WIZ使用
都市の地図をホワイトボードに貼り付けジッと考えます
『都市を丸ごと?』
今までの奴らと規模が違う、でもどうやって?
大規模になれば
相応の魔法陣
強力な祭具
または複数の祭具の並列起動
また大量の贄が必要
贄…いやまてよ
行方不明事件とか、今回はまだ情報が無い?
もしかして陣が完成したらその上に居る人達が贄にされるんじゃ?
…潜伏に適して人知れず動ける場所となれば
『地下鉄』コレが環状線型ならあり得るか?
鏡写しの影法師を起動
情報収集、ハッキングを使用し
昔の地図や工事に使って今使われていないホームの情報
人影を見た等の噂話など
集めれるだけ集め
真実を掴むため情報を精査していきます
アドリブOKです



「やれやれ、この世に悪の尽きる事無しだなッ!」
 具現化プログラムにより、自身の身体を構築した四軒屋・綴(大騒動蒸煙活劇・f08164)はその顔に自信を装着させると、ずしんと重厚感のあるちゃくてつで地下鉄の路線上に降り立った。
「さて、ギャラリーも敵もいないな。残念だが、やるべきことをやらねばッ!」
 都市の住民全てのUDCモンスター化。これだけの規模を一気に行う為にはどこかに魔法陣のようなものがあるはず。そう、何かの漫画で読んだから間違いはない。
「だが目に付くところにはない、そうなれば地下だなッ!」
 地下でも特に目の付かない場所と言えば地下鉄の奔る線路、調べるにしても膨大な時間がかかる。
 だが、その膨大な時間をかけてしまうのが四軒屋・綴というヒーローだ。
「ウオオオオッ! 目指せ、全駅制覇ッ!!」
 あろうことかダッシュだ、ダッシュして線路全部を調べには回りだした。
「とんでもない調査してるなぁ……いや、足を使わなくて楽なんだけど」
 地下鉄の監視カメラをハッキングした江戸川・律(摩天楼の探求者・f03475)はちょくちょくカメラに映る綴の姿を見て少し唖然とした。
「だがまぁ、都市を丸ごとか……」
 それだけの事をするのであれば、相応の魔法陣と強力な祭具が必要になる。だが魔法陣は今のところ見つかってさえもいない。
「とんでもないことを考えていますよね……」
 自分が住んでいる世界でこのような事ばかりが起きる、気が気ではないといった様子で楠瀬・亜夜(追憶の断片・f03907)は地下鉄の路線図を広げながら、地下路線に挑んでいた。
 無論、律とは連絡が取れるようにしてあり、事情も説明済み。後で記憶はなくしてもらうのだが、問題なく調査が行えるようにはしていた。
「何かあったか?」
「今のところは……」
 調査自体の成果は芳しくない。別のカメラにはウオオオオッ! と、全力疾走する綴の姿が見えるがこちらもまだ何か見つかった様子はない。
「地下鉄……環状線型である以上、陣に見立てることは可能だから、何かあると思うんだが……」
「廃棄路線もありませんでした。いったいどこに……?」
 考えられる可能性を一つ、また一つと潰していく。だがしかし、いまだに足取りはつかめない。
 経過する時間が二人を焦らせていくが、突如通信が入る。
「オオオオオッ!! 一通り回ったぞッ!!」
「お、何かあったか?」
 綴からの通信だ、何か見つかったかと期待を募らせる。
「魔法陣は見つからん!」
「……そうか」
 仕方ない、と落胆する律だったが綴はだが、と続ける。
「途中ですれ違った電車。なんか魔力の反応があったぞ」
「……何!?」
 電車から魔力の反応。魔法陣に見立てるであろう路線。そして必要な祭具。
「電車そのものが祭具で、生贄を乗せた媒介か……! 亜夜、近くの電車を調べてくれ、多分車体の上とかだ!」
「車体の……? わかりました」
 律の中で推測がまとまっていく。
 亜夜が近くに停車した電車に飛び乗り、出発前に電車の上を確認してみる。
「……これは!」
 あった。車体の上に張り付けられた教会の祭具。電力を受けて起動し、一体に魔力を撒き散らす仕組みの作りのようだ。
「ビンゴ、です。電気を受けて、走る電車を使って都市全体に魔力を巡らせた……」
「よし、それはすぐに対処してくれ。綴もだ」
「応ッ!」
 二人は即座に動き始める。これで大きく相手の目的を削ぐことはできるだろう。
「だが、生贄にするにしても準備はいるだろ……奴ら、どこにいる?」
 まだ全てが見えたわけではない。律は思考を再び巡らせる。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ウイシア・ジンジャーエール
パンツスーツに眼鏡(にみえる変装用の仮面)で探索。

●SPD対抗
アイテム「スマホ」で「情報収集」。
まずは、町の名前、大神霊尊敬教会、噂話など思いつくものを。

「町全体を使った儀式って、魔法陣とかありそう」
以前、漫画か小説でそのような内容に触れた事を思い出します。
五芒星、円形、三角形、中心…。
マップを表示し「第六感」で大きな建物が無いか探してみるわ。

「そうだ、大きな事件や事故は無いかも調べておこう」
儀式といえば生贄の単語がよぎる。
行方不明・不可解な自殺など新聞・ニュース・SNSで検索します。

全て空振りだったらその足で情報屋に。
「言いくるめ」で話してくれたら嬉しいけど…いや、純粋にお金を握らせよう。


コモフォ・グリード
オブリビオンとは何か?突き詰めて言えば過去そのもの
未来を産む為には過去が要る
つまりオブリビオンが産まれる為には過去が要る訳だねぇ?

手段というのも別に目に見えた方法を取る必要なんてないんだよぉ
人々に己の本質を過去だと認識させればいい…
まぁ早い話が今という時を消費してしまえばそれはもう過去というわけだねぇ
そうすればわざわざ新しい肉体を用意せずともみーんなオブリビオンへ早代わり…ねっ?簡単でしょ?

情報という認識を汚染していくなんて方法はどうかなぁ?
UDCアースならそれを成す為の方法が山ほどあるねぇ~

実地調査は他の猟兵の手もある
わしは情報の海を探ってくるとしよう。

グリードは愉しむ様な声色で話す。WIZ



「魔法陣は見つかりましたか……」
 猟兵達の確保した小さなオフィス。
 スマホに入った他の猟兵達の連絡を受けたウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)はひとまず一番の問題が片付いたことに安堵の様子を見せた。
「おや、それはそろそろ戻るかい?」
 同じ空間で、PCを操作するコモフォ・グリード(欲望喰らい・f05224)は愉しそうにキーボードを弄る。
「……まだ連中の居場所は分かってないわ」
「ヒヒ、そうか。ま、オブリビオンとは何か、という点から突き詰めてざっくり言えば過去が必要になる。生贄にするにしても変化させるにしてもそう簡単にホイホイとはいかないだろう」
 奴らは自分自身、この都市に暮らす人々が過去と認識させるための活動を既に行っているのではないか、と考えていた。
「情報操作の類……ですか」
「そうだねぇ、例えばこの情報の海。探ってみれば案外簡単に吊り上がるかもねぇ?」
 PCを操作するグリードとスマホを用いてこの近辺で過去の事件や行方不明者、不可解な自殺などといったものがないか。一通り調べて回る。
「ふむ、案外なさげではあるねぇ」
「ネットの方はそこまで活動はしてないのかも……ん?」
 SNSを調べていて、ウイシアは一つ気がかりなものを発見した。
「何か、病気にかかって苦しんだけど……新しい医薬店で治療してもらったという話が多いですね」
「ほぉ……?」
 情報を共有し、二人でその話を追いかけてみる。
「なるほど、これは怪しいね」
「ええ」
 突如、不可解な病気が流行りだしたが、新しくできた医薬店が販売した薬によって回復したという発言がSNS上に多く上がっている。
「調べますか」
 ここを追い詰めてみよう。そう思ってウイシアは立ち上がる。
「おや、どこに?」
「情報屋へ行きます」
 先ほどまで一通り調べていて、この街には情報屋がいるという話を掴んでいた。その医薬店について聞きに行こうと彼女はオフィスを後にする。
「ふふ、なるほどねぇ……」
 一方、グリードはその医薬店のHPを調べてみているが、妙に宗教臭い内容が多いのだ。新しい、次の世代へという言葉がやけに並ぶ。
「随分ややこしいが、見えてきたねぇ」
 愉しそうに彼は笑う。手段は違えど二人は確実に真相へとたどり着きつつあった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

パラス・アテナ
「この都市に住んでいる連中全員オブリビオンとは、景気のいい話じゃないか」

地図を手に、都市全体を眺める。
この都市にいる人間「全員」モンスター化するとなれば、「全員」が関係するものが元凶に他ならない。

「……アタシが儀式をするなら、水だね」

人々が必ず関わるもの。
電気・ガス・水道。
電気はこの都市にだけでなく他の都市にも影響がある。
ガスは直接使用する人間は限られる。
水なら、誰もが必ず使用する。
飲んでよし触れて良し、最高の媒体だ。

「アタシの考えが確かなら、連中がいるのはここだね」

指差したのは、上流にある給水 所。

「さて、鬼が出るか蛇が出るか」

何もなけりゃ、次点は地下鉄か道路網だね。
難儀なことだよ。


四季乃・瑠璃
【ダブル】で分身。
本体:瑠璃、分身:緋瑪
二人で情報収集と分析を分担

都市部ならではって言うなら幾つか考えられない事もないけど…地下を這う下水道や電線等を魔力の導線として使うのが考えられるかな…。
下水道局のHPから下水道台帳を確認して、下水道の通り道と街の地図と照合して魔法陣を描ける配置を確認してみる。
電線の場合も街を覆う様に魔力を通してるなら、地図から要所を確認。
そんな感じでアタリを着けて、街の霊的ポイントに合わせて儀式を行ってそうな場所を絞り込み、現地へ向かうよ

緋瑪「犯人は遠慮なく全員殺っちゃって良いんだよね?瑠璃」
瑠璃「まぁ、これだけの事を仕出かそうとしてるんだし、良いんじゃないかな。緋瑪」



「この都市に住んでいる連中全員オブリビオンとは、景気のいい話じゃないか」
 これから盛大に儀式が行われる都市の外れでパラス・アテナ(サトラレ・f10709)はコツコツと靴の音を鳴らしながら歩を進めていた。
「ねー、凄いことしてるよねぇ?」
「どこにいるんだろうね」
 そんなパラスについていくように四季乃・瑠璃(瑠璃色の殺人姫・f09675)は二人で楽しそうに話し合う。
「多分ここだね」
 二人の疑問に答える様に、パラスは広げた地図の一角を指し示す。
「あ、やっぱりそう思う?」
「まぁね、アタシが儀式の準備をするとして水を使うだろう。人の生活には切っても切り捨てられないもんだよ」
 電気・ガス・水道。これらは人の生活には切っても切り捨てられないもの、電機はほかの都市に影響が出るし、ガスの直接使用ならば使用者も限られるが、水は生活する以上必須である。
「そういえばさっき連絡あったよね、瑠璃」
「妙な病気になって薬で治してもらったってね」
「その一手の要因、なりそうな場所。アタシの考えが確かなら、連中がいるのはここだね」
 たどり着いたのはこの都市に水を供給する給水所。下水管理も行っており、都市のライフラインといっても過言ではないだろう。
「へぇ、パラスさんもやっぱりそう思う?」
 水回りが怪しいと思っていたのは瑠璃も同じだった。彼女と行動する前に地下を這う下水道や電線等を手分けして回っていた、幸い水道周りは魔法陣としては一致しなかったものの、これもまた都市全体に巡っている物には間違いない。
「それじゃ、鬼が出るか蛇が出るか」
 拳銃を片手に、パラスは給水所に飛び込む。
「な、何者だ!」
 慌てふためく従業員。それだけならいい、だが実際はそれだけで終わらない。奥に一体、骸骨のような頭部をした存在、シャーマンズゴーストの姿が見える。
「認識障害を起こさせる奴か……!」
 グリモワ猟兵としての経験と知識が敵を即座に判別する。
「すごーい、ほんとにいたね。瑠璃」
「だね、まぁ、見つかったのが運の尽きだよね、緋瑪」
 即座に二人が飛び込む。幸いここにいるシャーマンズゴーストは1体。二人の姿になった殺人姫にかなうはずもなく瞬く間に制圧され、殲滅される。
「ふん、やるね。だが大当たりだ、こうなると例の薬局……情報をもって全員で行こうじゃないか」
 ここにいた人々はこの存在にうまく利用されていたのだろう。病気を引き起こす細菌類がこの給水所からは発見され、これで医薬店に誘導していることは容易に予想が付いた。
 企みは潰し、足取りも掴んだ。さぁ、後は制圧の時間だろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『シャーマンズゴースト・ボーン・リボーン』

POW   :    クロウボーン・ライダー
自身の身長の2倍の【白骨化した馬】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
SPD   :    サイキックボーン・パレード
【念力で操った自分自身の骨】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    ストーンエイジ
【杖の先端に嵌った宝玉】から【物体を石化させる光線】を放ち、【石化】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「いやはや、流石ですよ皆さん。目的阻止と居場所の把握まで済ませるとは」
 ほとんど完璧というべき猟兵達の動きにウインドは素直に喜んだ。
「しかし薬……ですか。何らかの魔力を込めて生贄にしやすくしたんでしょうね」
 どんなものを使っているかは分からないが、これによって何かしらを人々に植え込んでいたことは容易に想像がつく。
「周囲の人払いはもう済ませてあります。その医薬店、さっさと行って潰してきちまってください」
 情報処理や後処理もこちらでやる、と言いながらも不機嫌さを隠せないまま彼女は君達に指示を出す。内容が内容だけに思うところはあるのだろう。
「ともかく、おそらく本拠点です。シャーマンズゴーストの迎撃があるでしょうから、まずはそちらの対応、よろしくお願いしますよ」
ウイシア・ジンジャーエール
「なるほど、水ですか。すごい、思いつきもしませんでした」
他参加者の結果を聞き、驚きと感嘆の言葉を零します。

ところで…これ、屋内で戦うの?
クロウボーン・ライダーで召喚する馬って身長の2倍よね?
天井に頭ぶつけたりしないのかしら…。

オラトリオの羽と花を顕現させ[空中戦]を開始。
[オーラ防御][全力魔法][呪詛耐性]でブースト。
敵攻撃は[第六感]で回避、万が一食らった場合は[激痛耐性]で攻撃に耐える。

「数が多いわね。白木蓮の舞!」
ユーベルコード【白木蓮の舞】で範囲攻撃中心に立ち回り。
左手「花の盾(ビームシールド」で攻撃を受け流しした場合は[カウンター]で通常攻撃を。


四軒屋・綴
あの腰のこれ見よがしな骸骨ベルト…

間違いないッ!奴は『ライダー』……ッ!(間違いです)

ともあれ戦闘ッ!【一斉発射】による【援護射撃】を軸に囲まれないように【吹き飛ばし】て味方の行動を支援ッ!ついでに味方がピンチなら【オーラ防御】で【かばう】ッ!
ライダーらしく突っ込んでくる的が居ればユーベルコードで迎撃だッ!ついでに壁とか床とか壊れたらやつらの仕業ってことでよろしく頼むッ!

「『貴方の風邪は』ここからというわけだなッ!」

「薬なら自分で飲むんだなッ!馬鹿に付けるヤツをッ!」



「なるほど、水ですか。すごい、思いつきもしませんでした」
 医薬店に乗り込んだ猟兵達の中で、ウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)水という悪意を見抜いた猟兵に感嘆の声を零した。
「しかし……案外広めですね」
 相手も戦闘になる場所は確保していたようで、それなりの広さがあり、猟兵達が入るや否やシャーマンズゴースト達が一斉に出迎える。
「あの腰のこれ見よがしな骸骨ベルト……間違いないッ!」
 謎の確信を得た四軒屋・綴(大騒動蒸煙活劇・f08164)ビシッと指を突き付ける。
「貴様、『ライダー』だな……ッ!?」
 綴の宣言が走り、沈黙が空間を支配する。いや、人違いだと言わんばかりの雰囲気を醸し出して沈黙した後、即座に彼らは反撃の構えを取る。
「ともあれ成敗ッ! 一斉発射ァッ!」
 腕に備え付けた武器から様々な銃弾を放ち続け、並んだゴースト達を一気に牽制する。支援を想定した攻撃だが、その総火力は凄まじく、立て続けにシャーマンズゴーストを1体、2体を撃破していく。
「すごいですね……」
 綴の猛々しい戦いぶりと反比例するようにウイシアの背に美しい羽根、ふわりと髪から花弁が舞い散る。
 同時に彼女の周囲にオーラが巡り、放つ魔力が沸き上がっていく。
「でしたら、私も」
 舞い散る花弁が綴の打ち漏らしたゴーストを切り裂き、地に沈めていく。波状攻撃に次々と倒れていく相手だが数ばかりが多い。
「っ……!」
 骨を念力で操り飛ばしてくる一撃と合わせて、相手の一体が白骨化した馬を召喚し、ウイシアに突撃してくる。
 店内のものと破壊しながら直進してくるそれを回避しようにも、周囲に展開された骨が退路を塞ぐ。
「させんぞッ!」
 その間に、飛び込んだ綴が正面から突撃を受けとめると、両腕のユニットから蒸気が噴き出る。
「爆・圧・列・車ッッ!!」
 軋むボディなど気にせず、単純に重い一撃を叩きつけ、店内の一部を吹き飛ばす。
「無茶をするわね……でも、そのお返しわさせてもらうわ」
 綴が攻撃を受け止めてくれた隙に、ウイシアの準備が完了した。
「散って、白木蓮の舞!」
 彼女の持つ無数の武器、それらが全て白木蓮の花弁へと転じると、周囲に湧き出たゴースト達を薙ぎ払い、蹴散らしていく。
 踊るように舞い散る花弁は、次々とゴースト達を切り刻み、気が付けば二人の周囲のゴーストは殲滅されていた。
「ふぅ……」
「うむ、流石だなッ!」
 一度治療してから、と先に進もうとする綴を窘めてウイシア達は再びゴースト達の殲滅を開始する。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

江戸川・律
WIZ使用
「罠使い 戦闘知識 破魔 地形利用 早業 先制攻撃」を使用

一番面倒なのが
「シャーマンズゴースト・ボーン・リボーン」を囮に
重要な祭具を持ち逃げされることだし
正面は仲間たちに任せて、俺は店舗の裏にまわるよ

もし逃げないようなら挟み撃ちに出来るし
上手くいけば
「ワイヤートラップ」や「炎のルーンを利用したブービートラップ」
を仕掛けられる
「罠使い」としては、どうにかこっちのペースに巻き込みたいね

アドリブOKです



 こっちだ、こっちだ。戦場となった医薬店の裏手、退路を確保するために一部のシャーマンズゴースト達は戦線から離脱して、安全と思われる店の裏手の扉を開けた。
 誰もいない、これならばすぐに撤退することもできるだろう。急ぎ彼らは店内から飛び出す。
 ぷつり、と。何かが足に引っかかり切れる。
「残念、推理済みだ」
 そんな声を共に、周囲にルーン文字が浮かび、瞬く間に炎が吹き上がる。
「一番厄介なのは雑兵を利用して逃げおおせられること。それだけは防がなきゃならないからな」
 予測を立て、最悪の事態を防ぐべしと活動していた江戸川・律(摩天楼の探求者・f03475)は物陰から飛び出すと同時に、炎から逃げようとするゴースト達を見て笑みを浮かべる。
「そっちは危険だぜ?」
 足元に張り巡らされたワイヤーがゴーストの足に引っかかりると、それに連動して周囲から漆黒のワイヤーが一斉に伸び、ゴーストを縛り上げる。
「おっと、遅かったか……だがまぁ、どっちも危険でね」
 ルーンを避け、ワイヤーから逃げるように走り回る彼らの行く先には、また待ち受ける炎のルーン。
 炎に焼かれ、燃え尽きた仲間を見た相手はここは危険と判断したのか、一斉に店内へと逃げ帰っていく。
「作戦成功……ってとこかな。さて、大詰めと行こうか」
 退路も完全にふさいだ。後は相手の頭を取るだけだと、律はゆっくりと店内の中へと踏み入っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

楠瀬・亜夜
こちらが拠点……と
制圧が目的とあれば派手にやってやりましょう

医薬店の外から【knife vision】を発動し
大量のナイフで窓を突き破って一気に襲撃を仕掛けます。
その後、割れた窓から自分も飛び込み敵へ向けて
銃撃を浴びせてあげましょう……これはカッコよくキマリましたね
……くふふ。

室内での乱戦になるでしょうし、机などの遮蔽物で敵の攻撃を
躱しつつ味方の援護をしましょう。
遠くの敵へは射撃を行い、近くでこちらに気が回っていない敵がいたら
一気に距離を詰めナイフで攻めます。

敵の操る骨は積極的に撃ち落として
敵の攻撃を潰してしまうのもいいかも……ですね。


四季乃・瑠璃
【ダブル】で分身。

医薬店の中に一般人がいないのを確認し、確認した瞬間、まずは閃光仕様のジェノサイドボム(以下ボム)で目眩ましし、その後二人がかりで【範囲攻撃】【2回攻撃】接触式ボムを建物ごと粉砕する勢いで大量に放出。石化が一番厄介と見て、敵の杖は最優先で爆砕。パレードは爆破に巻き込んでまとめて粉砕するか【クイックドロウ】【2回攻撃】K100で撃ち落とす。ライダーは爆風で動きを止めた後、乗ったヤツごと爆殺するかな♪

「遠慮はいらないよね、瑠璃♪」
「そうだね。派手にいこうか、緋瑪」

「「さぁ、ここから殺戮ショーの始まりだよ(♪)」」



 医薬店内部から響く戦闘音。それを外部から様子見する楠瀬・亜夜(追憶の断片・f03907)は妖しく笑う。
 制圧が目的である以上、派手にやってしまっても問題はない。
「……くふふ」
 大量のナイフと共に一気に突入、かっこよくキマる姿を想像しながら笑う。少々抜けているところもあるが、これはこれで彼女の魅力なのだろう。
 だが、彼女が行動に移るよりも早く、店内から凄まじい閃光と爆音が響き渡る。
「……!?」
 突如の事に何事かと様子を確認すれば、店内に爆弾を放り投げる四季乃・瑠璃(瑠璃色の殺人姫・f09675)の姿が見えた。
「遠慮はいらないよね、瑠璃♪」
「そうだね。派手にいこうか、緋瑪」
 二人の姿となった彼女達は、閃光爆弾を店内に投げ込んだ後に、次々と爆弾を放り込み爆破する。
 凄まじい爆撃と衝撃が店そのものをつぶすような勢いで炸裂するが、店内に他の猟兵達もいる以上壊れないように加減はしていた。
「っと、杖は危ないよ、瑠璃」
「わかってるさ、緋瑪」
 ゴースト達の持つ杖の石化能力が危険と判断していた緋瑪は、優先して杖へ向けて接着爆弾を射出し、爆破する。
 次いで襲ってくる念力による骨は瑠璃の持つ拳銃が的確に撃ち落とし、目の前に迫る被害を防ぐ。
「……おっと」
 だが、相手も一斉に仕掛け続ける二人にやられっぱなしでもない。数の暴力と言わんばかりに、店内の至る所から顔を見せたゴースト達。一気に爆破するにも少々手が足りない。
 しかし、その場にいた誰よりも早く動くものがあった。
 店内の外から一斉にナイフが窓から顔を出すゴースト達に降り注ぎ、その体の至る所に突き刺さる。
「……遅れましたが。夢か現か幻か、その身で味わって頂きましょう」
 ナイフの雨と共に、窓から店内に飛び込んだ亜夜は手近なゴーストの頭部に逆手に振りかぶったナイフを突き立てると、ゴーストの身体に隠れるようにして銃撃を繰り返し、動く対象を沈めていく。
 予定とは違うが、カッコよくキマった。あたりにはばらばらと崩れ落ちるゴースト達。
「おねーさん、ちょっとまだ早いよ♪」
「っと!」
 店内に飛び込んできた二人の殺人姫の声に反応して亜夜は即座に奥から現れたゴーストに襲撃を行い、怯んだ相手に瑠璃の投げた爆弾が接着と同時に爆破される。
 いったいどれぐらいいるのか、まだまだ数はいるようだが乗り込んだ猟兵達に対応できる質はない。
「「さぁ、ここから殺戮ショーの始まりだよ」」
「悪夢のショーもお忘れなく」
 3人のショーはこれからだ。程なくして医薬店の制圧は完了するだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『大神霊』

POW   :    大神霊分裂増殖撃
自身の身体部位ひとつを【シャーマンズゴースト】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    大神霊巨鳥進化撃
【大神霊としての尊厳】に覚醒して【頭部と鬣はそのままに、燃え盛る巨鳥】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    大神霊超常災害撃
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は火奈本・火花です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 医薬店を制圧した猟兵達が店の内部を調べれば、地下へと続く隠し階段はあっさりと見つかる。
 その階段を下り、折りていった先には仰々しい儀式空間と、『大神霊』の姿があった。
「やってくれましたね……」
 自身の目的、自身の作戦、蓄えてきた戦力。それら全てを潰された大神霊には隠し切れぬほどの怒りが見えていた。
「いいや、まだやり直しは効く。貴様らを消してしまえばまだいくらでも目的は達成できる」
 いい加減諦める気も無いようで、大神霊は自身の魔力を高めて明確な敵意を猟兵達に向ける。
「我が目的のために……全ての人々を救わんために……! ここで潰えるわけにはいかない!」
 全く持って、捻じ曲がった愛だ。そんな迷惑な救いはここで潰してしまおう。
 猟兵達よ、今回の最後の戦いのときだ。
パラス・アテナ
「全ての人を救う」、ね
御大層なお題目だよ。そういうお題目は得てして、誰も救わないものさ

両手の銃を【クイックドロウ】
同時に大神霊と、その周囲へ向けて【弾幕】を張るよ
位置取りが許しゃ、儀式空間のガラクタを巻き込んで目くらましにするね
大神霊が怯みゃしめたもの。肉迫して眉間に右手の銃口を突きつけて【零距離射撃】
その後はすぐに距離を取って、敵の反撃をくらわないようにする
どんな攻撃も、避けりゃ無いのと同じさ
状況を冷静に判断。【零距離射撃】が不利な時は【二回攻撃】で攻撃

張った弾幕は、利用したい猟兵がいれば利用すればいいさ
勝手におし

大神霊の消滅を確認したら、こんな辛気臭い場所に用はない
振り返りもせずに立ち去る


ウイシア・ジンジャーエール
「人を導くなら、私の方がいいのでは?」
挑発するように、オラトリオの羽をフワリと見せびらかします。
「私、天使様ですもの」
優雅にニッコリ。

●POW対抗
自然攻撃なら範囲が広そうね。[逃げ足]で全力退避。ヒット&アウェイで。
制御が難しいなら、[カウンター]が狙えるかな。

[空中戦]で距離を取りながら攻撃。
アイテム【花通り】で地下でも[暗視][視力]で攻撃タイミングを見逃さない。
[第六感]で回避、[オーラ防御]で物理耐性、[激痛耐性][呪詛耐性]で精神的にも負けません。

武器を敵に向けユーベルコード【天罰】を[全力魔法]で放つ。
光の柱に包まれる姿は綺麗でしょうね。
「ほら、神々しい。そっちの方がいいわよ」


楠瀬・亜夜
ついに首謀者とご対面……と
そっちにも都合はあるでしょうけど
私達の暮らすこの世界……勝手にいじられては困ります


先手必勝……!そんな訳で
技能【先制攻撃】【クイックドロウ】を駆使し
一気に銃撃で攻撃を与えます。

他の味方達と連携を取り味方の攻撃を
【援護射撃】で支援しながら敵の様子を伺い
大きな隙があれば【ダッシュ】で一気に距離を詰め【ジャンプ】で
敵の頭上へと跳躍し【knife vision】を発動
ナイフの雨を降らせ、その後頭部へナイフでの一撃を加えます。

敵の自然現象を利用した攻撃が特に厄介そうですが……
無傷で耐えるのは難しそうですし、できるだけ被害を抑えられるよう
攻撃発生時の挙動に注意しておきましょう。


四季乃・瑠璃
「わたし達はUDCになんてなりたくないし、余計なお世話ってヤツだねー」
「貴方の思惑なんてどうでも良いよ…私達はただ貴方を殺すだけ」

【ダブル】で分身。
増殖撃対策に中距離戦。災害撃対策に、隙を与えず、他の猟兵とも連携して絶え間なく攻撃。
二人掛かりで【範囲攻撃】【2回攻撃】接触式ボムで連続爆破やK100の【クイックドロウ】【2回攻撃】で動きを止める。
巨鳥には全火力で連続爆破。
更に第3人格の翡翠を宿した切り札、シスターズ起動。爆風に紛れて翡翠が死角から回り込み追撃を加え、三人掛かりで爆殺する。

「私達は2人で1人の殺人姫♪」
「でも、姉妹は二人だけじゃない」
「このまま焼き鳥にさせて貰うよ、大神霊さん」


四軒屋・綴
ふむ…愛か、気に入らないな。

【ダッシュ】で接近し徒手空拳を仕掛ける、杖による打撃か、あるいはユーベルコードによる反撃が待っているだろうが…前者であれば【怪力】と【グラップリング】による『掴んで反らす』防御を、後者であれば【オーラ防御】でダメージを軽減させつつ【生命力吸収】を逆に仕掛けて無効を図る…『噛みつき』を受けているとなれば懐には潜り込めているだろう、ユーベルコードで攻撃する。

「貴様が愛を語る姿は…癪に障る。」


江戸川・律
SPD使用

逃げ道の無い地下でお待ちとは中々強気!!
まぁ逃げ道を先に潰した俺が言うのもなんだけどね

儀式空間の手前の階段に腰を下ろしつつ
仲間の動きと
部屋の規模や大神霊の攻撃パターン等
様子を伺います

う~~ん…
部屋の内装も簡素だし
これぐらいの規模ならコレならハメれるかな?

タイミングを合わせ大神霊の攻撃を遮るように
罠使い+早業+高速詠唱+衝撃破使用のレプリカクラフトで
以下の【仕掛け罠】を作成

◇【迫る透明な壁】
逃げ場を無くすため部屋のサイズピッタリの迫る透明な分厚い壁を作成
敵の拘束+質量で押しつぶします

仲間との連携&アドリブ歓迎です


ネラ・イッルジオーネ
今回は補助的な動きをします。

敵のユーベルコードで被害が大きそうな行動に「スコンパルサ・ディ・モメント」を放ち、時空を捻じ曲げて無かった事にします。

余裕がある時は他のユーベルコードのどれかを使いますが、基本は相手の行動を制限する事に集中します。

終わった時は情報収集として、敵の外見や行動などを端末に記憶しておきます。


コモフォ・グリード
【コモフォ】
グリードの小難しい話にはうんざりだ。
私は後方で指揮を執るより現場で動く方が性に合っている。
重火器があれば十分だ…武力制圧に移らせて貰おうか。
私が尊ぶのは本質的な欲望だけだ…押し付けがましい自己愛はドブ川にでも流すんだな。
【グリード】
コモフォはねぇ、あぁ言うけどねぇ~物事には順序があるものなんだねぇ。
わしのユーベルコード『欲喰らいの行群』は環境を制圧するのに役立つんだよぉ?
彼女の行軍をわしが影ながら支援してあげる…ふふっ。
そういえば此処の手合いは水路を利用しようとしたんだっけねぇ?…ならそれを侵食するとしようねぇ…
用意されていた順路がそのままわしらの侵攻路として役立つという訳だねぇ。



「全ての人々の為に、ですか」
 ふふ、とウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)がほほ笑むと、背中でオラトリオの羽がはためく。
「人を導くなら、私の方がいいのでは? 私、天使様ですもの」
 優雅に、そして挑発的に微笑む。
「貴様……私に代わってだと!?」
 ええ、とウイシアが微笑みかければ、大神霊は怒りを露わに憤慨し始める。
「実に分かりやすい……が」
 何かを言い返そうとするよりも早く、楠瀬・亜夜(追憶の断片・f03907)の引き抜いた銃から放たれた一射が大神霊の側面をかすめる。
 的中コースだったが、流石に侮れない、一瞬で障壁を作り逸らしたのだろう。
「貴様ッ!」
「問答する気はないという事ですよ、そちらの都合はあるでしょうが……私たちの暮らすこの世界、勝手に弄られては困ります」
 亜夜と行動に完全に良かった大神霊はその杖を大きく振るう。この際何でもいいと言わんばかりに、無作為に引き起こされる事象が猟兵達へ迫る。
「ふんッ!!」
 だが、大神霊がその事象を完全に引き起こすよりも早く、飛び込んだ四軒屋・綴(大騒動蒸煙活劇・f08164)の拳が大神霊の胴へと突き刺さる。
「貴様が愛を語る姿は……癪に障る」
「おのれ……!」
 ゼロ距離に踏み込んだ綴を追い払うが様に、大神霊はその杖を大きく振るう。想定済みの行動、贅力を持ってその杖を受け止め、逸らさんとする。
「くっ、見た目の割にッ!」
 ドスンという強烈な衝撃。単純に受けて逸らそうにも、純粋な暴力と力がそれを許さないが綴はそれを受け止めて掴むという行動までは成功した。
 彼は続けざまに動くことはできないが、武器を完全に止めているという事は即ち。
「爆破の時間だよ」
「隙だらけね、鳥頭さん♪」
 大神霊の身体に両面から二つの接触式爆弾が押し付けられたかと思えば、二方面からの銃撃が襲い掛かる。
 爆裂と銃撃による衝撃、大きく怯んだ大神霊を綴が蹴り飛ばして吹き飛ばす。
「助かった、二人ともッ!」
「お礼はあとでねヒーローさん♪」
「あんまり余裕もなさそうだからね」
 距離が開いたところを見計らったウイシアが大神霊に向けて立て続けに光を放つ。
 全力で高めた魔力が巨大な柱となり、大神霊を貫いていく。
「ほら、神々しい。そっちの方がいいわよ」
「貴様! 貴様貴様ァ!!」
 光に穿たれながら大神霊は叫ぶ。
「何故どいつもこいつも否定する! 貴様らも含めて救ってやろうというのに!」
「わたし達はUDCになんてなりたくないし、余計なお世話ってヤツだねー」
「貴方の思惑なんてどうでも良いよ…私達はただ貴方を殺すだけ」
 杖を構え、叫ぶ大神霊を瑠璃と緋瑪が否定する。ギラリと相手の目が光る。
「そうか、そうかそうか。ならば消えろ、消えてしまえ……!」
 大神霊が杖を振るう。
「集え集え、全てを昇華せしめんこの力で消えてしまえ!」
 地下空間が揺れる、風が吹く。灼熱を思わせる気温が空間を支配したかと思えば、豪雨と共に嵐が舞い起こり、揺れる大地がまともな行動を阻害する。
 多少なりに自分をまきこむというのに、一切の制御をおこなわずただただ暴走させた力が超常的な大災害を引き起こし、猟兵達を飲み込んでいく。
「少々……まずいですね」
 引き起こされた事象は完全に空間を支配し、まともな戦闘を行う事さえ許される環境ではない。
「ですが、皆さんの行動を邪魔させはしません」
 ネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)は、その様子を見て杖を構えなおす。
「廻る世界。鎖す運命。汝を裁く門が開かれし時。全ての現は無に帰す」
 ネラの詠唱が続く。あたりを巻き込む嵐が、熱気が、突如として歪みだす。
「――スコンパルサ・ディ・モメント」
 ぐにゃり、ぐらりと空間がねじ曲がり、嵐が闇に飲まれて消えていく。
「くっ、まだ完全には……ですが……!」
 しかし、闇に飲まれて無に帰った事象は全てではない。完全に消しきれない事象がネラを、猟兵達を飲み込んでいく。
「これ以上は……!」
 させない。そういわんばかりにネラは再び自身の魔力を収束させる。
「無に還りなさい……!」
 再び放たれるユーベルコード。体が嵐によって発生された刃によって裂かれていくが、次の瞬間完全に事象は消滅した。
「……っ」
「無茶しすぎだよ。そこで休んでな」
 ぐらりとネラの身体が揺れるが、その体はパラス・アテナ(サトラレ・f10709)によって支えられた。
「それにしても、『全ての人を救う』、ね」
 視線は大神霊に向けられた。御大層なお題目だが、パラスはそれが得てして誰も救わないことを知っている。ただ一つ救われるとすれば、それは救おうと思っている目の前のオブリビオンの心ひとつにすぎない。
「ふん、くだらないね。ガキでももっとマシなこと考えるよ」
「同感だ。小難しい話はうんざり……武力制圧に移らせてもらおうか」
 コモフォ・グリード(欲望喰らい・f05224)。その中のコモフォの人格がライフルを構え、大神霊へと向ける。
「もう一人の方にも伝えな。一気に行くよ」
「ああ」
 もう一人、グリードの人格がころりと表に出てくればくすくすと笑う。
「あぁは言うけど、物事には順序があるものなんだねぇ……ふふ、そういえばそちらは水を利用としていたんだったか」
 ぐねぐねと足場が歪む。不意の出来事に大神霊が自身の足元を確認すれば、スライムのような何かが大神霊の足場を侵食していた。
「欲望というものに果ては無い、どこまでも深く広く湧き上がり続ける……そして新たな欲求へと繋がり増していく……愉しく素晴らしい事だねぇ?」
 けらけらと笑うクリードの声。だが、それはコモフォの人格が表に出てくると同時に掻き消える。
「これで終わりだ。押し付けがましい自己愛はドブ川にでも流すんだな」
 ライフルのトリガーにかかる指に力が入る。
「さて、一斉砲撃だ。全員配置につきな! 奴に逃げ場はもうないよ!」
 パラスの怒号と共に、パラスやクリードをはじめとした猟兵達の一斉射撃が始まる。
 逃げ場のない銃撃の合間を縫うように、ウイシアの光が走り、立ち上がる光を貫くように銃弾が襲い掛かり、次々と大神霊を撃ち抜いていく。
「銃撃と光の弾幕。悪くはないわね」
「ぐおおっ……」
 その凄まじい弾幕に耐え切れず、大神霊はたまらず後方に逃げていこうとする。
 だが、その体は何もない空間で、"壁にぶつかった"ように止まった。
「なっ!?」
「言ってただろう。逃げ場はもうないってさ」
 大神霊の後方では、祭器を片手に持ちながら、内装を確認していた江戸川・律(摩天楼の探求者・f03475)の姿があった。
「ど、どういうことだこれは!」
「あ、これは壊させてもらうぜ。んで種明かしは簡単さ」
 祭器を床に叩きつけて破壊すると律は二っと笑う。
「ほんとは防御用の壁だったんだどね。ネラがいるから退路を潰すために使わせてもらった」
 戦闘開始直後から、階段手前から様子を窺っていた律は隙を見て部屋の内部に侵入。簡素な部屋のレプリカ。ぴったりなサイズの壁を作ったうえでそれを迫りくる壁の罠として利用したのだ。
「ま、勿論ばれないように透明にしたけど……話を聞いてる暇、あるかい?」
 しまった、と言わんばかりに大神霊が正面を向く。目の前には踏み込んだパラスの姿。押し付けられた銃の引き金が引かれたかと思えば銃弾が大神霊を貫く。
「ふん、探偵も案外やるじゃないか」
「そっちもね。後は任せようぜ!」
 動きを止め、大きく力を削ぐ。だが完全に吹き飛ばすにはまだまだ力が足りない。
 パラスと律が距離を置くと亜夜が遅れて迫ってくる姿が見えた。
「夢か現か幻か……さぁ、どれでしょうか」
 ナイフを構え、自身の周囲に無数のナイフを複製して展開する。
「させるか!」
 念力で操り、襲い掛からせる。亜夜の行動を阻害するようにオーラを展開し、防御行動をとるがナイフは一向に迫らないどころか、目の前の亜夜は攻撃どころか目の前で跳躍する。
「あはは、答えは私達。2人で1人の殺人姫♪」
「でも、姉妹は二人だけじゃない」
 亜夜の背後から現れた殺人姫が全く同じ動きで接触式爆弾を押し付け飛びのくと同時に、さらに二人を陰にして現れたもう一人の姿が銃撃を放ち、爆弾ごと大神霊を撃ち抜く。
「このまま焼き鳥にさせて貰うよ、大神霊さん」
 凄まじい爆発が大神霊を飲み込む。だが、このままでは終わらないのは大神霊も、猟兵達もまた同じ。
「おおおおッ!!」
 真っ直ぐ愚直に、正面から綴が突撃する。右手の切り札、大振りに構えた腕を見て何もしない相手でもない。
「いや、その反撃は無粋ですよ」
 完全に意識が綴に向けられた瞬間。それこそが狙っていた亜夜の最大の攻撃のチャンス。
 降り注ぐナイフと共に空中から飛び降りた彼女のナイフが大神霊の頭部に突き刺さる。
「これは一か八かの切り札(ジョーカー)ではない。確実に仲間達が追い詰め、導き出した最善の一手」
 振りかぶった拳から、自身の身体から溢れ出す蒸気が綴を加速させる。
「だからこそこの一撃は、"届く"」
 その言葉と共に、撃ち抜かれた拳が銀の杭のように加速し、大神霊を貫いた。
 凄まじい衝撃と遅れて聞こえた破裂音。完全に決まった一撃に耐え切れず、大神霊は動きを止める。

 戦いは終わった。
 動きを止めた大神霊は次第に消滅し、パラスをはじめとした猟兵達は振り返りもせずこの場を後にしていた。
「……厄介な敵でしたね」
 残っていたネラは、大神霊の姿や行動の一部を端末に記録していた。
 全く同じ状態で現れるかは分からない為、利用できるかは不明確だが記録を取る事は大事なことだ。
「まぁ、また出てくるかもだが、そん時はまた同じようにやっちまえばいいさ」
「……ですね」
 律もこれ以上危険なものは残ってない、とこの場の安全を確認した後は、ネラと共に現場を後にする。
 悪意は暴かれ、被害も出る前にオブリビオンは消滅した。
 多少なりに後処理は残るものの、この都市の平穏は無事に守られたのだ。猟兵達もまた無事にこの都市を後にし、思い思いに自分達が守り抜いた平和を見守る事になるだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月14日


挿絵イラスト