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冬だし南に行ってきませんか?(作者 雪宮みゆき
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「……あ、えっと?寒くなってきた、ね?」

 グリモア猟兵である御霊・タタリが気まずそうに話を切り出した。

「南に、ね?ちょっと遺跡調査してきて欲しい、所があるんだ」

 どうやらUDC組織からの要請で調査員の護衛を、頼まれたらしく今回は集まってもらったとのこと。
 今の季節ならば、南にバカンスとなれば嬉しいものだ。

「調査員は、えっと?『雀野・なみだ』さんかな?かなり優秀らしいけど、怖がりで、一般人だから……無理はさせられない、ね」

  UDC組織に属しているとはいえ、一般人が占めている様な部署からきたのだから、彼女が命を落とさない、効率や安全の対策を考えて対象しなければ達成は難しい依頼であるだろう。

「実際には、訓練は受けているんだけど……」

 もごもごと言い淀むグリモア猟兵に視線が集まり、観念したように語り出す。

「彼女は特殊な装備を、身に着けていくから、動きが制限されてしまう、生命維持とかそれなりに重量はかさむから」

 集められた猟兵に疑問が浮かぶ

【そんな重装備。何処の南なのだろうか】

「……………………そ、それは、南極か、かな?」

 南に行き過ぎであった。

「実は、かなり以前から南極には怪しい、疑わしい報告が上がっていた、けれど、人材?時期?……問題が不確かだから、優先が下がってた」

 どこでも人では足りない、ならば優先は自然と生まれてしまうものである。

「そこで、今回は雀野なみださんが、手を上げてくれたの。怪しいなら、白黒着けましょうって」

「だから、どうか皆、彼女の調査手伝って上げて欲しいの、どうやら敵もいるのは見えちゃったから」





第2章 集団戦 『傍観者達』

POW ●静観
【自身から溢れ出続ける赤い液体】が命中した対象を高速治療するが、自身は疲労する。更に疲労すれば、複数同時の高速治療も可能。
SPD ●観戦
【自身の身体の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【自身は弱体化。対象の装備武器を殺戮捕食態】に変化させ、殺傷力を増す。
WIZ ●観賞
【対象の精神に「生きる力」を削ぎ落とす衝動】【を放ち、耐えきった、或いは回避した者に】【強制的に自身の力の一部】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


紅葉・智華
※アドリブ・連携歓迎

調査員の方には調査に集中してもらうとして、守る必要があるでありますから、そうなってくると【選択UC】の出番でありますね。

護衛対象の周囲に壁を展開。敵勢力が攻撃を仕掛けてきたら防御(盾受け)して高圧電流(属性攻撃、追跡)による【カウンター】。索敵も同時にできるケド、一応自分自身の眼でも警戒は怠らない。
直感(第六感、見切り)や経験(戦闘知識)も判断基準に入れながら、迎撃に徹する。アサルトライフル『刹那』による連続攻撃(2回攻撃、クイックドロウ)や、場合によっては近接戦闘(串刺し)で敵を仕留める。

「――引っ掛かったでありますね! 護衛対象を放置するとでも?」



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月日は何時だ、天候はどうなっている

もうわからない
闇ある所に光はあり、強き光は畏怖である
私は今それを目にしているのだ、光があるから人は心休まるのではないのだと、無知な私を誰か責めてくれないか。
あぁ、やつらが観ている…あの隙間の陰から、私の背後の影から…私がくるっているのだろうか?
探索員の書記より一部抜粋
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 洞窟に足を踏み入れた猟兵と雀野・なみだの一同は大なり小なり動揺を隠せないでいた。
 なぜならば、光の差し込まない洞窟内を想像していた雀野・なみだは高性能のライトを携えていた、眼前に広がる光景を眺めそれは腕からぶら下げて地面を照らす。

「あ、あの…此処って地下、洞窟内ですよね?」
「そうであります、入口は確かに自然でありました…しかし、これは」

 それは、まさに昼間のように明るく穏やかで力強い光であった。
 洞窟を進むにつれ監視されている様な視線は強くなり警戒を強めながら進んでいたが、ドーム状に開けた空間へと足を踏み入れた時その空間全てを照らすような光に一同は包まれた。
 そして、目が光になれ辺りを見渡せばドーム状の空間には小規模であるがそこの部分には都市の様な建築物がそびえ、都市上空には暖かな光源が光り輝き浮いていたのである。

「地下都市っと、仮に名付けておいた方が名称には困らないでありますな」
「そ、そうですね…でも、どれも倒壊しそうで危ないです」
「…一層気を引き締めて行かねばならないであります…」

 そう呟くと辺りに視線をおくる紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)は、チリチリと首の後ろに違和感を覚える。
 その正体は定かではないが、どうやらかなりまずい状況にいるのではないか?そんな気がしてやまないのである。

「早急に探索を始めた方がよさそうでありますな、長居することは推奨しかねるのであります…」
「そうですか…ならば、あのタワーのようなところまで行きたいのですがお願いできますか?」

 雀野・なみだが指さす先には、倒壊を免れている建物の中でも綺麗な状態で残っている様に見える塔があり、収穫があるとすればそこが一番可能性があるのではと研究をしない猟兵でも感じるものがあった。

「一応聞くのでありますが、なぜあそこへ?」
「建物の配置は一見してバラバラに見えますが、あの塔に道でしょうか…集まるような作りになっていますから」
「なるほどであります、ならば急いでいくでありますよ!貴女は必ず守って見せますから」
「え、いきなりって、ひゃぁぁー!」

 紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)が他の猟兵たちに目配せすると、仲間が雀野・なみだを担ぐと走り出した。
 それを囲うように猟兵は陣を作るとスピードを上げる。

「来た!」

 誰かが発した声…振り返り見たそれは影からあふれる様に現れ、ぐしゃぐしゃに顔の崩れた異形がのそりと怠慢な動きで追る姿であった。
 
「え?いつの間に!いたっ!」
「口は塞いでおくであります…さて、そのまま」

 走りながら下っているのか、落ちているのか分からないスピードで進行する猟兵達のしんがりを務めていた紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)は冷静にUCを発動させると、反射的に側面に展開させた。

「----引っかかったでありますね!護衛対象を放置するとでも?」

 下る最中にあった物陰から生まれ怪物は『矛反転する見えぬ壁(ヴェンジェンス・ウォール)』に接触すると、一瞬の火花ののちに生まれた電流の奔流が飲み込むように包み込む。

「--------!!!」

 絶叫を上げる暇を与えることなく怪物は消えていく、それに目もくれずに猟兵は走る。

「急ぐであります!目的を果たすであります!」

 そう、今回は戦いに来たのではない目的は探索である。
 理解しているからこそ足は止まらない、目指す塔までは猟兵は全力で走っていくのであった。
大成功 🔵🔵🔵

※新しい情報です。

○塔
 ここに地下都市の中核としての機能があるようです。
 調べるには時間が掛かるでしょうが、幸いなことに時間さえかければ情報は得られる環境です。
 雀野・なみだは次回から調査に移るため、猟兵の皆様には基本防衛となります。
 
●怪物[傍観者]
 現状では猟兵たちはまだ知りませんが、基本この傍観者は危害を与えては来ません。
 それでも、複数の同個体が監視するように集まってきております。
 そうなると、一般人の雀野・なみだが長期接触すれば精神がどうなるか…倒しても、倒さなくてもよい敵となりますが、対処は皆さまにお任せいたします。
ロベルタ・ヴェルディアナ
おー。なんだかスプラッタなのが出てきたねぃ。
呼び方は…グロさんでいいや♪グロでも可ッ!
僕の方からはグロさんに攻撃はしないでおこうかな。
切り口や銃創から有毒物質が出るかもしれないしね。
猟兵なら耐えられそうでも雀野ねーがいることだし。
今は洞窟の中で物質が籠ったら嫌な感じだからねぃ。
僕はとりあえず戦えるように構えつつ様子見かな?
それはそうと…雀野ねーは大丈夫かな?グロさん見て。
少し声かけてみるじょ。
雀野ねーを囲むようにして周囲の厳重警戒は常にする。
グロさん以外にも壁壊して登ぉー場!とかいるかもだし。
面倒だからグロさんをUCの迷宮内に封じ込めちゃえ!
何人いるか判らないけど目の前のグロさんを優先だじぇ♪




 輝く塔に近づくにつれ猟兵の眼に拡がる景色は光に包まれていく、洞窟の暗闇から光り輝く世界になっていく。
 その光景が綺麗と見えるか恐怖を覚えるか…これは、きっと後者であろうここは未知の地下都市である、塔を目指し大通りを走る猟兵だが後方を確認する事はない。
 
ヒタヒタ・・・ペタペタ・・・

 その音はゆっくりではあったが、距離は離れる事はない。
 
「み・みなさん、敵がもう少で…もう!!きゃぁー!」
「雀野ねーちゃん!見ないで目をつぶって!もうすぐだから!」
「は、はいぃぃ!」

 担がれながら運ばれている雀野・なみだは恐怖で悲鳴を上げてしまうが、ロベルタ・ヴェルティアナ(ちまっ娘アリス・f22361)はそれを遮る様に進行をとり叱咤する。
 この存在は雀野・なみだには害でしかないと判断したためだ。

「もう、なんなんだよー雀野ねーちゃんにちょっかいだすなよー」
『ウロォォ、ウオォォォ』
「グロさんでいいや♪グロでも可ッ!いい加減にしてよね!」

 グロと呼ばれた傍観者は何も感じないのか、そのままヒタヒタと距離を保ってくる姿にロベルタ・ヴェルティアナ(ちまっ娘アリス・f22361)は薄気味悪さを感じる。
 無機質にしか見えない傍観者たちにロベルタ・ヴェルティアナ(ちまっ娘アリス・f22361)は違和感を覚える。

「もしかして…グロちゃん、なんかあるの?なに、なにかな?」

 その一言で猟兵たちの動きを変える雀野・なみだを庇うように壁を作る者がいれば、元凶たる傍観者を殲滅すべきと動くものが現れた。

「んーグロさん以外にも壁壊して登ぉー場!とかいるかもだし。面倒だからグロさんをUCの迷宮内に封じ込めちゃえ!」

 塔の入口に仲間が入っていくのを確認すると、ガラスの迷宮を展開させ敵を隔離させる。
 光り輝く都市が全体が身震いしたように震えた、大地から透き通るガラスの壁が次々に現れると傍観者たちを囲むように迷宮が出現した。

「さて、何人いるか判らないけど目の前のグロさんを優先だじぇ♪」

 ロベルタ・ヴェルティアナ(ちまっ娘アリス・f22361)が迷宮が生まれるのを確認すると、塔に突入する。

 その塔の頭上、光の塊がゆらりと震えた。
苦戦 🔵🔴🔴

防人・拓也
「…おい、感じるか、相棒? あちこちから見られているのが」
と分身に語り掛ける。返答を聞いたら
「何かと面倒事になりそうだな。動きながら数を減らしていくぞ」
と言い、自分が前に行って分身に後方を警戒させながら進む。敵を見つけたら止まって狙撃銃『OB-D110 SASS』で頭や左胸を狙撃していく。
「仕留めるなら確実に仕留めていけ。こんなのはウォーミングアップに過ぎん。本番はこれからなのだからな」

アドリブ・連携可。




 塔に入った雀野・なみだが出来る限り迅速に調査を開始した頃… 防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)は、塔の周辺を囲む様に現れたガラスの迷宮と建物を利用し辺りを伺う。

「…おい、感じるか、相棒? あちこちから見られているのが」

 既に発動させていたUC『マイ・バディ・ソルジャー(マイ・バディ・ソルジャー)』で生まれた分身に語り掛ける。
すると、同じ姿からの返答は……

「何かと面倒事になりそうだな。動きながら数を減らしていくぞ」

 考えていたいたのか数瞬の思考のあと、冷静な判断を下した、それを聞いた防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)は満足そうに頷く。

「仕留めるなら確実に仕留めていけ。こんなのはウォーミングアップに過ぎん。本番はこれからなのだからな」

 その言葉は自分に言い聞かせる様に、そして分身へと情報を共有する様に……

 かつぎ上げる狙撃銃『OB-D110 SASS』を確認すると2人は行動を、開始した。



 傍観者達はガラスの壁にぶつかりながらも塔に近づいていた、ゆっくりとだが確実に距離を詰めていたのだが

バスンッ

 サプレッサーで抑えられた発砲音が無機質に都市に響くと、傍観者は動きを止める。

『ア”ーガッ?』

バスンッ

 一発目は胸に風穴をあけた、間髪入れないで放たれた二発目は頭に風穴をあけた。
 正確に、そしてそれは無慈悲に

「着弾確認、誤差無し風なし」
「了解、次に行く…」

 それは、狙撃と観測に分かれた防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)のスナイプであり、傍観者に確認されないように撃っては次のポイントへ移動を繰り返しながら数を減らす。

「5時の方向、敵影更に増加…やはり、手は出して来ないか」
「何がしたいか分からないが、塔には近づかせない」

 僅かな疑問を感じる防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)であったが、傍観者の数は時間が経つにつれて増えてくる現状やはり万が一があるかも知れない。

「数は減らして置かないとな…」

 スコープを覗き込み、指はトリガーを引くと発砲音が響き更に傍観者は倒れる。

 それは、静かな戦場を支配する者だと言わんばかりの静かな音であった。
成功 🔵🔵🔴

波狼・拓哉
んー…?こっちに積極的に働きかけるわけではない…?いやまあUDCっているだけで害になるやつの方が多いんですけど。さて…倒していいものなんだろうか

取り敢えず化け撃ちなミミック。出来るだけ地形に被害出ないようになー。あと一応こっちに近い奴からで頼むわ。
何体か倒して周りの様子に変わったことがないか確認。ミミックも上からみて何か変わったとこあったら戻ってきなさい。自分に違和感あっても戻ってきてくれる?

自分は雀野さんの近くで防衛しましょう。衝撃波込めた弾で近い奴から戦闘知識、第六感使って適当に撃って行こう。倒した数で変化がおき、なんかやばそうなら相手を吹き飛ばすくらいの威力に変えとこ
(アドリブ絡み歓迎)




「わぁー凄いです、塔の中はこんなになってるなんて」
「いや、こりゃ圧巻ですなぁ…いや、本当に」

 波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)が雀野なみだを護衛しながら眺めた先、研究室だろうかテーブルが真ん中に置かれ壁には未知なる機械が埋め尽くされ、天井は吹き抜けの様になり最上部は確認できない。
 そして、テーブルには先程まで人がいたかのように湯気がたつカップがあり、食べかけのスナックがある。
異質である事はひと目でわかる、それでも圧巻と言わしめる機械はそれを上回っているだろう。

「どうやって接続を、いえ…それ以前になんの機械なのかしら、ほら!大戦前に使われていたコンソールから伸びるのは未知の機械なのに、そこから現在レベルまで下がってきて」
「雀野さんはこれが分かるのか?」
「いえ全く!でもお時間頂けたら分かるかも知れませんね、全体的には何らかの制御かも」

 ブツブツと雀野・なみだが唸っている中、
波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)はこっそりと気配を伺う。

「んー…?こっちに積極的に働きかけるわけではない…?いやまあUDCっているだけで害になるやつの方が多いんですけど。さて…倒していいものなんだろうか」

 外に出していたミミックにあまりにも変化がない事に違和感をおぼえたが

「取り敢えず化け撃ちなミミック。出来るだけ地形に被害出ないようになー。あと一応こっちに近い奴からで頼むわ」

 驚異になるやもしれない、ミミックには指示を出し自らも改めて護衛に専念するのであった。
大成功 🔵🔵🔵