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ちょっイチゴ味で船埋め尽くしたらそれ、滅茶乙女じゃね?

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●襲来!
「いやーーーっ!!!やめてーーーっ!!!」
「スパパー!」
 逃げるスペースノイドの女性にスパゲッティが絡みつく!
 そして鼻腔へと放たれるイチゴ味臭!
「……あぁ、あぁ。イチゴ味、スパゲッティ、いいかも、しれない」
 そこには味覚の概念を破壊された一人の犠牲者がいた。
「カハッケヘッキャハッ」
 更なる獲物を求め、空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターは飛翔する!
 助けてくれ、イェーガー!
 早くしないとこの宇宙船の内部がイチゴ味の甘ったるいにおいで充満してしまうっ!


「凶悪な宇宙海賊『キャプテンラブリーマリー』が、スペースシップの一隻を襲撃する未来が視えたのじゃ」
 ケーシー・ヒゲヨシ(ヒーローマスクのビーストマスター・f00695)は付け髭の身体をふんふんしながら滅茶苦茶渋い声で語る。
 決してスパゲッティモンスターに色々されてしまったスペースノイドの女性に魅入ってしまっていた訳ではないぞ!
「キャプテンラブリーマリーは自称『美少女アイドル宇宙海賊♡』でな。スペースシップの中身を全てイチゴ味スパゲッティモンスターで埋め尽くす事でなんとなく女の子らしくて可愛いんじゃね?デコっしょ!?みたいな目的で、一般人の沢山いるスペースシップを襲うようなのじゃ」
 『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』に襲われた一般人はなんかこー味覚の概念に疑問を持ったり破壊されたりしてしまうらしい。
 大変危険なモンスターである。

「そこでお主たちを、スペースシップが襲われる前に、逆に『キャプテンラブリーマリー』の船に転移させる」
 敵船内に多数存在する『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』を集団戦で掃討。
 その後、親玉の『キャプテンラブリーマリー』を倒すという流れだ。
「わしが言うのもなんじゃが、今回の敵は見た目はあれじゃが、放っておくと大変な被害が出てしまう。出来れば悲劇は見たくないのでの。よろしく頼むぞぃ、お主たち」
 付け髭をふよふよさせながら、ケーシーは君たちを送り出すのであった。
「お、それと、襲われるスペースシップなんじゃが、なんでも今『バーチャルリアリティゲームショー』の真っ最中らしいぞい。無事にオブリビオンを倒したら、ちょっと位遊んできてもバチは当たらんじゃろ」


ナイン高橋

 ナイン高橋です。

 なんかよくわかんないけどイチゴ味スパゲッティって乙女ちっくじゃね?それを船一隻丸ごとで作ったら乙女モード最強じゃね?無双じゃん!な精神を大切にしていきたいと思います。

 第一章は、敵の船に突入します。中にはスパゲッティが満載です。
 第二章は、ボス戦です。スパゲッティが甘すぎて普段は部屋から出て来ないようです。
 第三章は、日常です。VRとかした事ないけど、きっとスペースシップの超世代ゲームは妄想のVRを超える技術がきっとあるのではないでしょうか。

 なお第三章の日常パートでは、お客様が誘ってくれるプレイングをかけてくれた場合のみ、
 オープニングに登場したグリモア猟兵のケーシー・ヒゲヨシ(ヒーローマスクのビーストマスター・f00695)を、リプレイに登場させる事も可能です。
 ケーシーは誘われると嬉しそうに気軽にほいほいついていきますが、皆が楽しそうに遊んでるのをみてるだけでも楽しいのでご自由にお持ちください。
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第1章 集団戦 『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』

POW   :    いちご味
【鼻腔をつく爽やかないちごの香り】が命中した対象を爆破し、更に互いを【味の固定概念への疑問】で繋ぐ。
SPD   :    できたてパスタぁ!
【汁気を出すことで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
WIZ   :    空を飛ぶ
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メーティオル・スター
宇宙船で空気の汚染は死活問題だっていうのに…!
やらせるもんか!

敵の宇宙船はイチゴスメルが充満していそうだから、宇宙服は着たままにしておこう。もちろんヘルメットも被ってるよ!

WIZで判定!何回空中でジャンプできるのか知らないけど、鞭で捕まえちゃえば関係ない!
それに、オレだって空中戦は得意なんだ!黒焦げにして、イチゴ味なんて言えなくしてやるぞ!


シーラ・フリュー
苺は好きな方ですけど、スパゲッティはちょっと…駄目ですね…。
…スパゲッティにイチゴジャム、なんていうのも見た事はありますが…私は無理です…。
ですが、もしかしたら、食わず嫌いで…実際には美味しかったり…どうなんでしょう。
後、デコるにしても、もう少し迷惑にならない形にした方が…デコ自体は可愛いもの、ですし…。
…あぁ、いえ、そんな話は、別にいいのですが…。

とりあえず、まずはモンスターを片付けないと、ですね…。
判定は【POW】で、なるべく香りが届かないように距離を取り【スナイパー】で攻撃します。
こちらに来そうな敵を最優先、余裕があれば味方の援護等できれば、と思ってます。


ヒルダ・ナインハルテン
色々な意味で冒涜的な相手ですわね…ですが引くわけには行きませんわ!
転移後即座に戦闘が始まると思われますわ。私はとにかく敵の目を引きつけて他の猟兵の方々が動きやすくなるようにすること、ですわね。
【挑発】で敵を【おびき寄せ】ることにしましょうか。そこで用意するのは普通のスパゲッティナポリタン。
「いちご味のスパゲッティなんて食えたモンじゃありませんわ!!向こうでナポリタンでも食べましょうか!」
…言葉が通じるか不安でもありますがあのモンスター達にとっては屈辱であることは確かなはず。
注意を引きつける事に成功したら相手の攻撃を●シールドリフレクトで相殺しつつ防御し攻撃を引き受けますわよ。


紅月・美亜
「愚かな、何と愚かな! FSM様は世界最軽量、最薄の神なり。故に、何か凄い迷惑をかけたりとかはしない。よって貴様をFSM様とは認めん。真なるFSM様の力を見よ、ら~めん!」
 と、今調べてきた内容で何かそれっぽい事を言うだけ言ってみたがとりあえずBLACKでFSMもどきを焼き払おう。
「イチゴ味だと、愚かな。スパゲッティならタラコ味が最強である事は確定的に明らか。スイーツ(笑)か!」
 我ながらネタが古いな。ついでに聖なる手榴弾でも投げとくか。
「聖なる手榴弾を食らえ! ら~めん! 1、2、5、いや3!」
 ……何、空飛ぶモンティ・パイソンは関係ないのか。まあいいや。


砲撃怪獣・ガンドドン
ガオオオオォォォン!!!
おお、見よ!人々を襲う悪逆の徒を目前にして、砲撃怪獣ガンドドンが怒りの咆哮をあげる!!

砲撃怪獣ガンドドンは無口だが、その精神は人々に危害を加えるオブリビオンを決して許さない正義に燃えている。

ガンドドンが吼える!熱い正義に燃える電脳回路をフル回転させ、人々に害なすスパゲッティ怪獣を一匹残らず葬るのだ。起動せよ、ベルセルクトリガー!ガンドドンはこどもたちの味方だ。みんなの夢と希望を守るため、ガンドドンは吼える!
これ以上、涙は流させない。ガンドドンは知っているのだ。破壊することしかできないロボット怪獣でも、人々の笑顔を守ることができるのだと!ゆけ、砲撃怪獣ガンドドン!



●テレポートを潜ったらそこは、いちご臭でした
 猟兵たちがオブリビオンのスペースシップに転移すると、むせかえるような甘いイチゴ臭に襲われた。
 さらに船内を見回すと、スパゲッティで作られたやたらごてごてしいリボンや垂れ幕っぽいイメージの装飾が壁一面に広がっている。
 きっと何処まででいいのか分からないので船内全域に至るまでやってしまったのだろう。
 だがそれらは全てオブリビオン『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』なのだ!
「宇宙船で空気の汚染は死活問題だっていうのに……!」
 メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)は充満しているイチゴスメルに対してヘルメット付き宇宙服を着たままでいく事を固く決意。宇宙服の密封性に期待をかける。
「苺は好きな方ですけど、スパゲッティはちょっと……駄目ですね……」
 シーラ・フリュー(天然ポーカーフェイス・f00863)はイチゴに対して好意を寄せるかのように見せかけつつも飾られているイチゴ味スパゲッティを見て無表情に相容れない存在である事を呟く。
「色々な意味で冒涜的な相手ですわね…ですが引くわけには行きませんわ!」
 ヒルダ・ナインハルテン(女神を信仰するツインテ神官騎士・f00910)はイチゴ味スパゲッティのデコレーション無法地帯と化してしまっている船室を見て戦慄を覚え身震いするが、シスターにして聖騎士である彼女は己を奮い立たせ、一歩前に出る。
「私が敵の敵の目を引きつけますわ。その隙に皆さま、あの空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターを殲滅してくださいまし!」
 ピンク色のツインテールを揺らし、神官騎士の大盾を構えながら勇ましく一緒にテレポートしてきた猟兵たちに声をかける。
「クックックッ、この私『大いなる始祖の末裔 レイリス・ミィ・リヴァーレ・輝・スカーレット』も手伝ってやるぞ。感謝するがいい」
 派手な迷彩のついた目立ちたいのか隠れないのか不明なゴスロリ軍服に身を包んだ少女。本名、紅月・美亜(厨二系姉キャラSTG狂・f03431)がやたらと格好いい斜めのポーズをしながらイチゴスメルの中へと飛び込む!
 そして一緒にテレポートした最後の一人、砲撃怪獣・ガンドドン(攻城兵器・f12004)は一人佇んでいた。
「グルルル……」
  金の瞳、黒いボディのウォーマシン。砲撃怪獣ガンドドンは無口だが、その精神は人々に危害を加えるオブリビオンを決して許さない正義に燃えている。
「ここは私にお任せなさい!」
 ここでヒルダが用意したのは普通のスパゲッティナポリタン。
「いちご味のスパゲッティなんて食えたモンじゃありませんわ!!向こうでナポリタンでも食べましょうか!」
 言葉が通じるかどうかは分からないものの、あのモンスター達にとっては屈辱であることは確かなはず。そう考え、ヒルダはスパゲッティナポリタンを持ち、アメリカ人ばりの演技力で注意を惹き付ける!
 それに対して本当に怒りを覚えたのかどうかは分からないが、船内で擬態(?)していた空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターが一斉に動き出した。
 猟兵たちのその味覚を崩壊させんとくねくねびたんびたん空を舞う!
「うお、飛んできた!いっぱい来るぞ!」
「乗ってきましたわね」
「愚かな、何と愚かな! FSM様は世界最軽量、最薄の神なり。故に、何か凄い迷惑をかけたりとかはしない。よって貴様をFSM様とは認めん。真なるFSM様の力を見よ、ら~めん!」
 美亜が今調べてきた内容で何かそれっぽい事を言うだけ言ってユーベルコード:Operation;BLACK(オペレーションブラック)を発動!
 小型の戦闘用【新型光学兵器搭載戦闘機】を多数召喚し、陣形射撃で飛来してきた空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター達を焼き払う。
「……スパゲッティにイチゴジャム、なんていうのも見た事はありますが……私は無理です……」
 シーラが緑色の瞳で敵に狙いをつけ、スナイパーの射撃で味覚を壊してくる香りが届く前に撃ち落としていく。
 騒ぎに反応して次々と流れ込む空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターだが、シーラの射撃が的確に近づこうとする空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターを狙い撃ち、包囲網は中々完成できそうにない。
「イチゴ味だと、愚かな。スパゲッティならタラコ味が最強である事は確定的に明らか。スイーツ(笑)か!」
 美亜のシューティングゲームで鍛えた射撃技術も合わさり弾幕が壁のように張られていく。
「シールドリフレクトっ!」
 さらに弾幕を抜けてきた一部の空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターをヒルダがユーベルコード:シールドリフレクトで聖なる力を纏った盾によるガードを放ち、相殺。はじき返す。
「オレだって空中戦は得意なんだ!黒焦げにして、イチゴ味なんて言えなくしてやるぞ!」
 一部の空中ジャンプを繰り返して頭上から襲い掛かろうとしていた空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターもスターライダーのメーティオルが電磁ウィップを放ち、空中でスパゲッティを叩き落とす。
「何回空中でジャンプできるのか知らないけど、鞭で捕まえちゃえば関係ない!」
 巻きつけた鞭からは高圧電流が放たれ、感電したスパゲッティは満足に動くこともできずに地に堕ちていく。
 そこをガガンドンがとどめを刺す。
「ギャオーン!!」
「その程度じゃコレを突破することはできなくてよ!」
 ガン!と大盾を地面に突き立て鉄壁の防御を誇るヒルダ・
「ですが、もしかしたら、食わず嫌いで……実際には美味しかったり……どうなんでしょう」
「我ながらネタが古いな。ついでに聖なる手榴弾でも投げとくか。聖なる手榴弾を食らえ! ら~めん! 1、2、5、いや3!」
 その後ろでシーラや美亜が狙撃や射撃を繰り返し殲滅していき5人は協力しあって空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターの群れを倒していく。
「ガオオオオォォォン!!!
 突如ガンドドンが吼える!
 熱い正義に燃える電脳回路をフル回転させ、人々に害なすスパゲッティ怪獣を一匹残らず葬るのだ。
 起動せよ、ベルセルクトリガー!
 ガンドドンはこどもたちの味方だ。みんなの夢と希望を守るため、ガンドドンは吼える!
「えぇっ!?最前衛の盾職の私を飛び越えるの?」
 ヒルダを飛び越え、空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターの群れに飛び込むガガンドン!
 ベルセルクモードを起動したガンドドンは最終武装モード変化し、超攻撃力と超耐久力を得られるのだ。
 ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。敵味方の区別なく暴走し、素早く動くもの全てを攻撃するのだ!
 しかし今回に限って言えば、理性なくうねうね跳ねまくる空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターを相手取るには最適とも言えなくもない戦術だ!
「ガオオオオン!!!」
 船内の部屋をそのまま暴走するガンドドンに合わせて突き進みむ一行。
「後、デコるにしても、もう少し迷惑にならない形にした方が……デコ自体は可愛いもの、ですし……あぁ、いえ、そんな話は、別にいいのですが……」
 力づくで空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターをスナイプして黙らせていくシーラは、しかしスパゲッティモンスターによって作られていたデコレーションの出来に残念な様子を見せる。
「……何、空飛ぶモンティ・パイソンは関係ないのか。まあいいや。」
 実は調べて色々言っていたのが全く別物だった事にやっと気づいた美亜だったが、気にせず射撃砲撃で殲滅する事にした。
「ガオオオオン!!!」
 そして先頭を突き進むガンドドン!!!
 これ以上、涙は流させない。ガンドドンは知っているのだ。破壊することしかできないロボット怪獣でも、人々の笑顔を守ることができるのだと!
 ゆけ、砲撃怪獣ガンドドン!!!
「ガオオオオン!!!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『キャプテンラブリーマリー』

POW   :    今、乙女に対してなんて言ったオメェ?
【年齢を言われる等してガチギレモード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    ラブリー♡スレイブショット
【ウィンク♡】【投げキッス♡】【可愛いポーズ♡】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    ラブリー♡オンステージ
【渾身の自作ラブソング】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は暴星・メテオです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ボス戦登場!
 あらすじ!
 5人の猟兵の進撃によってオブリビオンの海賊船にデコられていた空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター達は全滅したのだった!
 ででん!
「ちょっとーっ!五月蠅いわよっ!静かに出来ないの!」
 そこへばーんと登場する、ばいーんなお胸……ではなく、キャプテンラブリーマリー!
 空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターのイチゴスメルに辟易して自室にこもっていたのに出てきたようだ!
「なっ、これは……アンタたち、よく私の可愛いデコシップの船内を荒らしまわってくれたわね!」
 においだけはちょっとましなったけど!とキャプテンラブリーマリーは猟兵たちをにらみにつける。
 戦闘は避けられない。
 キャプテンラブリーマリーを打ち倒し、スペースシップワールドに平和を取り戻すのだ!
メーティオル・スター
お、ようやくお出ましか!…て、自分でも匂いきつくなってんじゃん!
せっかくデコっても、自分が部屋に居なかったら意味ないじゃん!

端的にいってぐだぐだ過ぎると思いながら思いっきりツッコむ。
あと、服が(いろんな意味で)キツそうだなー…と思いながら眺める。

そしてPOWで判定!
速く動くものを無差別に攻撃するってことは…ゆっくり動けば攻撃されないってこと!

静かにパイレーツマグナムを構えて、じっと相手の動きをよく見て…
必中の一発を放つ!

え?オレは無事でも仲間が狙われたって?
…ま、まぁ。勝てたんだからいいじゃん!結果オーライってことで!
…ダメかな?


ヒルダ・ナインハルテン
いよいよ敵キャプテンの登場ですわね!
先程みたいにこちらへ注意を引き付けたい所ですが今度の相手は挑発で怒らせたりすると厄介そうですわね…

そこで私は考えましたわ、怒らせるのが駄目なら褒めてみよ!褒め殺し作戦ですわ!!

ラブリーな格好や行動に執着心が見えましてよ。そこを褒めて肯定しておだてますの。これなら相手の逆鱗に振れることなく注目をこっちに引き付けられるって寸法ですのよ。【言いくるめ】てやりますわ!
…まぁ失敗したらその時は怒らせた私に敵意がまず向くでしょうからどっちに転んでもOKですわ。
その後は敵の攻撃を●シールドリフレクトで防ぎつつ味方の援護に回りましてよ。



●登場!キャプテンラブリーマリー!
「なっ、これは……アンタたち、よく私の可愛いデコシップの船内を荒らしまわってくれたわね!」
 においだけはちょっとましなったけど!とキャプテンラブリーマリーは猟兵たちをにらみにつける。
「いよいよ敵キャプテンの登場ですわね」
 ヒルダ・ナインハルテン(女神を信仰するツインテ神官騎士・f00910)は現れたキャプテンラブリーマリーと向き合う。
「先程みたいにこちらへ注意を引き付けたい所ですが今度の相手は挑発で怒らせたりすると厄介そうですわね……」
 そこでヒルダは仲間に自らの作戦を語る。
「そこで私は考えましたわ、怒らせるのが駄目なら褒めてみよ!褒め殺し作戦ですわ!!」
 ラブリーな格好や行動に執着心が見える。そこを褒めて肯定しておだてる完璧な作戦だ!
「私、感動しましたわっ!あのデコレーション、凄く可愛いですわね!」
「え?マヂで。なによーあんた見所あるじゃーん。あんたもそのツインテール可愛いわよ」
 ヒルダの言いくるめおだて攻撃!
 キャプテンラブリーマリーはおだてられた!
 キャプテンラブリーマリーの注意はヒルダに惹き付けられている!
(……静かに、ゆっくり動いて、バレないように)
 その隙にメーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)がヒルダの背後からキャプテンラブリーマリーの死角へと移動。
 静かにパイレーツマグナムを構えて、じっと相手の動きをよく見て狙いをつける。
(それにしても、服が(いろんな意味で)キツそうだなー……)
 マグナムの狙いをつけようとしているのだがどうしてもパツンパツンの服を眺めてしまうメーティオル。
「仕方ないわねぇ私の自作の歌を聞かせてあげるわ」
「わーすごーい」
 ヒルダが自作の歌を聞かされるという拷問に頑張って耐えているおかげでキャプテンラブリーマリーは一切メーティオルの視線に気付いていない!
「とりあえず、撃ってみる!」
 的(どことは言えない)を絞ってユーベルコード:武器攻撃を発動!
 手持ちの銃でキャプテンラブリーマリーを狙撃する!
「きゃーっ!あにすんのよぉ!」
「いやだって自分でも匂いきつくなってんじゃん!」
 は端的にいってぐだぐだ過ぎると思いながら思いっきりツッコむ。
「せっかくデコっても、自分が部屋に居なかったら意味ないじゃん!」
「は、はぁっ?!可愛ければ正義だしぃー。別にどーせ使わないんだからデコりまくって何が悪いんだしぃー」
 キャプテンラブリーマリーがバツが悪そうに視線を逸らす。
「つか何?今、乙女に対してなんて言ったオメェ?潰すわ」
 しかし突然思い直したようにぶちぎれモードに映ったキャプテンラブリーマリーがとりあえず目の前にいるもの……ヒルダをぶっとばそうと大きく振りかぶる。
「そんな大ぶりな動き、私には見え見えでしてよ?」
 ヒルダは大盾をその軌道に合わせて設置。ユーベルコード:シールドリフレクトで受け止めて相殺する。
「はぁっ?!なにこれっ?!ウザっ!」
「その程度じゃコレを突破することはできなくてよ!」
 ガンガンガン!と暴走する攻撃を華麗に受け止め続けるヒルダ。
 その後ろで気配を消しているメーティオル。
「え?オレは無事でも仲間が狙われたって?ま、まぁ攻撃は通るし結果オーライじゃん?……ダメかな?」
 まぁ、役割分担、かな?!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

シーラ・フリュー
どう怒らせずに行動するか考えていたら、すでに怒っていました…。
これは仕方ないですね、なんとかするしかないです…。

…よく考えたら、今なら火に油を注ぎ放題なのでは…?
別に、悪口等を言うつもりはないので…しませんけど…。
キャプテンラブリーマリーさん、迷惑な事とスパゲッティ以外は、センスは良い方だと思っていますし…。
…それでも、こちらにウィンク等されたら…目を反らしてしまうかもしれませんが…。

【SPD】判定
距離を取って【スナイパー】を使い攻撃します。
あまり攻撃しすぎると、こっちに来られるかもしれないので、ほどほどに…。
もしこっちに来られたら【零距離射撃】でなんとかできたらいいな…程度で、応戦してみます




(どう怒らせずに行動するか考えていたら、すでに怒っていました……。)
 キャプテンラブリーマリーが年甲斐もなくひたすらに盾を殴りつけて暴れている姿を見てシーラ・フリュー(天然ポーカーフェイス・f00863)は
(これは仕方ないですね、なんとかするしかないです……。)
 銃のスコープを覗き込みひとまず狙撃体勢を取るシーラ。
 すると暴れ疲れたのか攻撃を止めて肩で息をし始めたキャプテンラブリーマリー。若さには勝てないって。
(……よく考えたら、今なら火に油を注ぎ放題なのでは……?)
 ユーベルコード:鷹の目で狙いを定めたシーラはキャプテンラブリーの肩を狙撃する。
「ぎゃっ!んだテメェ、飛び道具なんざしてくるたぁいい度胸じゃねぇか!」
 キャプテンラブリーマリーに命中した弾は別の意味でも狙い通りに相手の感情を乱す事に成功。キャプテンラブリーマリーは一直線に足音を響かせてシーラの元へと迫ってくる。
「別に、悪口等を言うつもりはないので……しませんけど……。」
 早業で素早く次の弾丸を装填しながらシーラは声をかける。
「キャプテンラブリーマリーさん、迷惑な事とスパゲッティ以外は、センスは良い方だと思っていますし……」
「やだー☆私ってばちょっと取り乱しちゃったー☆ここにも私の事分かってくれる子いるじゃなーい」
 褒められ慣れていないのか。シーラの発言に対してキャプテンラブリーマリーはキキーッとブレーキ音がなるような動きで途端にくねくねと恥ずかしがる。
 そして【ウィンク♡】【投げキッス♡】【可愛いポーズ♡】の三連続ラブリーアピールをシーラに向けて一生懸命に出す。
「……うっ」
 あまりの健気な仕草に目を反らしてしまったシーラ。仕方ない。
「アァン!?オメー、今なんで目反らしやがった!?」
 やっぱり大股ダッシュで接近して来てしまったキャプテンラブリー!
「……あ、いえ……すみません」
 実はこっちに来られても困るなーと思ってほどほどに射撃していたシーラだったが、残念ながら完璧に狙われてしまった。
(あ……でももしこっちに来られたら)
 ダッシュしながら腕を振りかぶるキャプテンラブリーマリーに対してシーラは感情を出さない顔で逆に接近。
 銃口を突きつけ零距離で射撃。銃弾と発射時の衝撃でキャプテンラブリーマリーを弾き距離を稼ぐ。
「ぎゃっ!」
「……距離を……取らせて、いただきます……」

成功 🔵​🔵​🔴​

百鬼・葛葉
たとえ30歳をすぎた乙女だとしても、ママの包容力で優しくつつんであげますっ!(宣戦布告
ガチギレすると素早く動く物にはんのうするということで…
催眠術を用いつつフォックスファイアを幾つか組み合わせて人型に見えるように操作しておびき寄せてみますっ
そうして時間を稼いで、天狐の見えざる手を張り巡らせて罠のようにして…
私もそんなすてきな年のとり方をしてみたいですっ!(純真無垢な発言
糸を張って作った地形を利用してラブリーの動きをそがいしつつ、攻撃は盾受けして「ラブリーさんよりかるい体重」を利用。敢えて吹き飛んで衝撃を殺して凌いで
頑張ってラブリーさんに糸を巻き付けて盾(的)みたいにできるようにがんばりますっ!




「たとえ30歳をすぎた乙女だとしても、ママの包容力で優しくつつんであげますっ!」
 百鬼・葛葉(百鬼野狐・f00152)(注:6歳)が母性溢れる笑みでキャプテンラブリーマリーに両手を広げて宣戦布告した!
「はい!それは宣戦布告と受け取ったー!」
 キャプテンラブリーマリー(年齢:乙女のヒミツ?)は葛葉を指さして大音量マイクで迎撃歌バトルを仕掛けにいく。
 しかしキャプテンラブリーマリーさん、その葛葉はフォックスファイアで作られた人型なんです。
 しれっとかけている葛葉の催眠術と任意操作可能な狐火にしっかり騙されてなんか殴ったり蹴ったりするたびに逆に火傷を負っちゃってるよ!
(今の内に、天狐の見えざる手を張り巡らせて罠のようにして……)
 狐火と戯れるキャプテンラブリーマリーを横目に極限にまで細く織り込まれた曲弦の糸を戦場に張り巡らせていく葛葉。ハムを縛ったり意外と使い勝手のいい一品らしい。
「ぜぃぜぃ。おかしいわね、なんで幾ら殴っても倒れないのよっ」
 ダイナミックキックやパンチを繰り出し続けて体力をかなり消耗したキャプテンラブリーマリーはやっと冷静になったのかフォックスファイアの人型に疑問を持つことに成功した。
「私もそんなすてきな年のとり方をしてみたいですっ!」
 そこへ追撃として放たれる6歳(皆のママ)の純粋無垢な発言口撃!
「テメェそれ明らかに馬鹿にしてんじゃねーかっ!」
 怒涛の勢いを持つ16文キックが葛葉へと襲い掛かる!
 しかし誘い出された攻撃に対して葛葉は盾受け。「キャプテンラブリーマリーよりかるい体重」を利用。
 敢えて吹き飛んで衝撃を殺して凌いで、逆にキャプテンラブリーマリーに糸を巻き付けると怒涛の勢いがキャプテンラブリーマリーの身体を締め上げる!
「うぉー!テメェぶっころーす!」
 糸で絡め取られたキャプテンラブリーマリーが喚くが葛葉の仕掛けた糸はそう簡単には崩れそうにはない。
 これが母性の勝利!?

大成功 🔵​🔵​🔵​

佑・盾
こういう手合いは何をされると辛くなるかはよく知っているんだよー
というわけで相手の顔に向けて高圧水流を放水するよ。

判定はWIZで。
武装を【BurstFireEngineUnit】に換装。【BurstBinder/code:IMPULSE】で高圧水流による水の【属性攻撃】を相手の顔面に向けて【スナイパー】で狙い撃ちするよー
ふはは、攻撃のついでに年増の化粧も剥がしてやるー!




「こういう手合いは何をされると辛くなるかはよく知っているんだよー」
 糸で絡まっているキャプテンラブリーマリーに対し、佑・盾(BurstBinder/JUNE・f11075)は得意げな顔で前に出てきた。
 無邪気な笑顔とない胸を張って対キャプテンラブリーマリー用の武装へと換装する。
「ばすとばいーんだー!せっとあっぷ!」
 説明しよう!盾の武装『BurstBinder』とは!
 無数のロケット付きロボットハンドによる武装換装システムを搭載したアームドフォートなのだ!
 因みにひらがなに直すと『ばーすとばいんだー』と読む所を盾は『ばすとばいーんだー』と勘違いしているのだ!
 そして今回彼女が換装した武装は『BurstFireEngineUnit』。【BurstBinder】の胸部に換装可能な二門の放水銃なのだ!
「というわけで相手の顔に向けて高圧水流を放水するよ」
 BurstBinder/code:IMPULSE(バーストバインダー・コード・インパルス)。ロボットハンド達が何処からか運んできた水を胸部に換装された二門の巨大な放水銃から高圧水流として放つユーベルコードがキャプテンラブリーマリーの顔面に直撃する!
 こっちはこっちで溢れる母性のような何か。なお判定は水の【属性攻撃】で【スナイパー】の補正がかかっている!
「ふはは、攻撃のついでに年増の化粧も剥がしてやるー!」
「ぎゃーーーっ!!!年増じぇねーよ!乙女の顔に水を撒くとか、非常識だろっ!!!」
 水でドロドロになった顔を必死で隠すキャプテンラブリーマリー。
 効果はばつぐんだ!

成功 🔵​🔵​🔴​

オックスマン・ポジクラーシャ
遅れてすまない。状況は理解した。
俺は…この年増を破壊する!

我が叫びに応え、目覚めよ!俺の内に眠る吸血鬼の血よ!
フッ…こうなった俺は加減が効かん…
元よりオブリビオンを相手にそんなことをする気もないがな…
というよりオブリビオンを見ると
半ば自分の意志に関係なく真紅の瞳に覚醒してしまうのだ…

さあ!かかってくるがいい!
キャラメルラベルドリー!どうした、怖いのか…

ククク…ならばこちらから行くぞ…と見せかけて待ちの姿勢だ…
体勢を低くして守りの姿勢…これだ…

ゴフッ…(吐血

暢気に近づいてくるならば精霊術で…
それを飛び越えて来るならば対空技の剣で迎撃する…
オブリビオンを破壊するためならば…寿命が縮もうが関係ない…




「遅れてすまない。状況は理解した」
 真打は、遅れて登場する。
 今まで一言も発していなかったオックスマン・ポジクラーシャ(遅れてきた破壊者・f12872)は既に戦いが佳境に入ったように見せかけて実は中盤過ぎ位の場面で参戦してきた。
「俺は…この年増を破壊する!」
 そして自らのポジションを一方的に宣言するスタイル!これがオックスマン・ポジクラーシャだ!
「おいちょっとまてコラァ?今、乙女に対してなんて言ったオメェ?」
 キャプテンラブリーマリーは年齢について言われることを聞き逃す事なく、青筋を浮かべて怒りをあらわにする!
「我が叫びに応え、目覚めよ!俺の内に眠る吸血鬼の血よ!」
 対するオックスマンはユーベルコード:血統覚醒を発動!
 【真紅の瞳】が覚醒され【ヴァンパイア】に変身。戦闘能力が爆発的に増大する。
「フッ……こうなった俺は加減が効かん……元よりオブリビオンを相手にそんなことをする気もないがな……」
 右手を顔の前に持ってきて身体を斜めにするヴァンパイアポーズで格好よく決めるオックスマン。
(というよりオブリビオンを見ると半ば自分の意志に関係なく真紅の瞳に覚醒してしまうのだ……)
「さあ!かかってくるがいい!キャラメルラベルドリー!」
 右手を大きく広げ、左手を顔の前に入れ替えながら体勢を前傾姿勢に変化させるヴァンパイアポーズを決めるオックスマン。
「ちょっ!なんかいまの私より甘甘で乙女チックな名前にしてんじゃないわよっ!」
「どうした、怖いのか……」
 今度は顔の横に右手を置きながら伸びあがり左手を流れるように下斜め横に配するヴァンパイアポーズをキメに来るオックスマンを相手にキャプテンラブリーマリーはどう攻めるべきか考えあぐねてしまう。
「ククク……ならばこちらから行くぞ……」
 そして両手をクロスさせながら体勢を低くするヴァンパイアポーズを取るオックスマン。
「来る……!」
 キャプテンラブリーマリーもまたオックスマンの攻撃に備えて身構える。
「ククク……」
「くっ……」
 しばしの沈黙が流れる。
 なお言い忘れていたが、戦闘能力を高めるユーベルコード:血統覚醒には発動している間生じるデメリットが存在している。
 戦闘終了まで毎秒寿命を削るのだ。
「ゴフッ……」
 オックスマンは吐血した。
「ククク、行くと見せかけての待ちの姿勢を取っていたが、まさか見破られるとはな……」
 オックスマンは口元の血をぬぐいながらニヒルにキャプテンラブリーマリーを睨む。
「違ぇし!オメェが勝手に血を吐いてるだけじゃねーか!」
「オブリビオンを破壊するためならば……寿命が縮もうが関係ない……」
「オメェが無意味に縮ませてるだけじゃねーかっ!」
 キャプテンラブリーマリーは地団駄を踏んで憤る。もう付き合ってもいられないと大股ダッシュでオックスマンに突撃してくる。
「ふっ、暢気に近づいてくるならば精霊術をお見舞いしてくれる」
 暢気とは言えないドスドスした走り方のキャプテンラブリーマリーだったがオックスマンは精霊術士としての技を発動。
 横薙ぎにエレメンタルファンタジアを射出する。
「だがそれ飛び越えて来るならば対空技の剣で迎撃する……完璧な作戦だ」
 敵の動きを予測したオックスマンは剣を構える。
「ふんぬらばーぁっ!!!」
 だが超重級キャプテンラブリーマリーは飛ぶなんてことはせずに体当たりで自然現状を吹っ飛ばした!
「なんだと!」
 そのままタックルによって場外に吹き飛ばされてしまうオックスマン!
「グオォォォーっ!」
 負けるなオックスマン!戦えオックスマン!
 君のその流れた血液はきっとヤツを倒す糧になる!次があればね!

失敗 🔴​🔴​🔴​

メルフローレ・カノン
遅れての推参ですいませんが、助太刀します。

とりあえず、目前の妙齢の女性のオブリビオンを撃破すればいいのですね?
年齢については触れない旨も了解です。(←聞こえるように言う可能性大)

なんか精神攻撃が強烈そうですので、
[見切り]を活かしてかわしていきます。
耐えなければならない状況なら【無敵城塞】を使用しましょう。
「ここは堪えてみせます!」

その上で、攻撃しましょう。
もし、厚化粧の彼女を後頭部からメイスで思い切りたたいたら、
顔からなにかが飛び散ったり剥がれたりするかも……
それはさておき、
[力溜め]の上で、[2回攻撃][気絶攻撃]を駆使して
攻撃していきます。




「遅れての推参ですいませんが、助太刀します」
 破壊者の次にやってきたのは、守護者だった。
 13歳にしてはスタイルのいい身体を修道服に包んだメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)だ。
「とりあえず、目前の妙齢の女性のオブリビオンを撃破すればいいのですね?」
 今までの攻防をきちんと読んできたメルフローレはメイスを構え、キャプテンラブリーマリーと対峙する。
「年齢については触れない旨も了解です!」
 しかし空気を読む力なのか心なのかはなかったのか、堂々と地雷原を踏み抜いていった!
「だからテメェら、乙女に対して年を聞くとかなめてんのかオメェ?」
 速攻でガチギレモードに変化したキャプテンラブリーマリーが超攻撃力と超耐久力の強烈パンチをお見舞いしてくる!
「はっ、ほっ!」
 だが大ぶりな攻撃は見切りやすい。まだまだ若く身体の軽いメルフローレはキャプテンラブリーマリーの攻撃を躱していく。
「だーっ!ちょこまか逃げてんじゃねーよ!」
 理性を失った身体能力でキャプテンラブリーマリーがひたすらにパンチやキックを繰り出してくる。見切りやすいとはいってもその速度は段々と跳ね上がっていき、遂にはメルフローレを追い詰める。
「ここは堪えてみせます!」
 しかしユーベルコード:無敵城塞を発動!
「オラオラオラァ!!」
 怒涛の勢いで乙女拳舞を叩き込みまくるキャプテンラブリーマリー!超重級の拳の乱打がメルフローレを襲う!
「オラァ!!!はぁはぁはぁ……思い知ったか、小娘め」
「いいえ、思い知るのは、貴女の方です!」
 肩で息をする程に拳を繰り出し続けたキャプテンラブリーマリー。
 しかしメルフローレは無敵城塞によって全身を【超防御モード】に変え、自身では動けない代わりにあらゆる攻撃に対してほぼ無敵の状態になっていたのだ!
 そして乱打を浴びている間に力溜めをしていたメルフローレは、自慢のメイスを大上段からキャプテンラブリーマリーの顔面に叩き付ける!
「えぇぇいっ!!!」
「ぴぎゃっ!」
 ビキッ、とキャプテンラブリーマリーの厚化粧の顔にひびが入る。
 強烈な打撃にフラつくキャプテンラブリーマリー。
「二回っ、攻撃ーっ!!!」
 そこへ身体を回転させ、初撃と変わらぬ速度を持たせたメイスが再び振り下ろされる!
「ぎゃーーーっ!!!」
 二度の顔面メイスにキャプテンラブリーマリーの顔からなにかが飛び散っていくのが分かる。
「なにしてくれてんのオメェー!?化粧箱、どこだー!?」
 ドタドタとキャプテンラブリーはお色直しに忙しくなってしまったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オックスマン・ポジクラーシャ
フッ…俺としたことが
先の予定と壁を破壊してしまうとはな…
だがその古いプランは既に破壊した!

真の実力を示す時が遅れてすまない。
今こそ、この俺が黒き風を纏う時!
先の戦いは今ここに立ち上がり
真の姿を強化するためのエサであったのだ!

今ここに、二つに分かたれた星は一つとなった…
俺自身の哀しい運命故に
この姿を見せる機会はそうあるまいと思っていたがいきなりやってきた…
イラストはない…
だがせっかくの見せ場だ…もう後戻りはできんぞ…!

もはやこの吹き荒れる黒き風に惑わされ、俺の姿を捉える事は出来まい…!
理性があれば見極める事も出来ただろうにな…!
さっきのお返しだ…
この溢れんばかりの力で体当たりして破壊してやる!




「フッ……俺としたことが先の予定と壁を破壊してしまうとはな……」
 ガラガラと瓦礫を引きずりながら隣の部屋から歩いてやってきた男がいた。
 そう、彼こそがオックスマン・ポジクラーシャ(遅れてきた破壊者・f12872)。
 キャプテンラブリーマリーのハッスルラッセルタックルに吹き飛ばされて隣の部屋にちょっと移動していた男だ。
 ちょっと見ない間にレベルも上がって強くなっているぞ!
「だがその古いプランは既に破壊した!」
 オックスマンの元々赤い瞳が【真紅の瞳】に覚醒しヴァンパイアへと変貌する!
「真の実力を示す時が遅れてすまない。今こそ、この俺が黒き風を纏う時!」
 それだけではない!先ほどの戦闘では出せなかった【漆黒の旋風】がオックスマンの身体を覆う!
「先の戦いは今ここに立ち上がり、真の姿を強化するためのエサであったのだ!」
 今ここに、二つに分かたれた星は一つとなった……。
 俺自身の哀しい運命故に、この姿を見せる機会はそうあるまいと思っていたがいきなりやってきた……。
 イラストはない……。(待ってます。)
「だがせっかくの見せ場だ……もう後戻りはできんぞ……!」
 そしてオックスマンはヴァンパイアポーズでキャプテンラブリーを見据える!
「はァ!?ちょ、テメェ今、もう後戻りは出来ねぇ年齢って言ったか?死にさらすぞ!?」
 凄まじい偏見っぷりを発揮してキャプテンラブリーマリーが再びガチギレモードになってドスドス突撃してくる!
 まさに過去の再来!オブリビオン!
「ふっ……馬鹿め。もはやこの吹き荒れる黒き風に惑わされ、俺の姿を捉える事は出来まい……!」
 だが今回は待ちの姿勢ではない!
 オックスマンは極限強化された身体能力を駆使して高速移動!キャプテンラブリーマリーを翻弄する!
 理性を失ったキャプテンラブリーマリーは素早く動くものを無差別に手当たり次第に攻撃するが、その全てが残像であった!
「理性があれば見極める事も出来ただろうにな……!」
 黒い旋風と超速移動で翻弄しながらキャプテンラブリーマリーの隙を誘い出すと、オックスマンは自らの思うベストポジションでヴァンパイアポーズを構える。
「さっきのお返しだ……この溢れんばかりの力で体当たりして破壊してやる!」
 そして身を低くしての突撃!
 真の姿を解放し、漆黒の旋風で更なる強化を得たその力でキャプテンラブリーマリーへと体当たりを敢行する!
「砕け散れーっ!」
「ふんぬらばーぁっ!!!」
 だが理性を失ったキャプテンラブリーマリーは素早く近づくオックスマンに反射的に自動攻撃!
 超重量級タックルがオックルマンの体当たりとぶつかり合う!
「なんだと!」
 悲しきは重量差!そのままタックルによって場外に吹き飛ばされてしまうオックスマン!
「グオォォォーっ!」
 負けるなオックスマン!戦えオックスマン!
 まさかこの流れで吹っ飛ぶなんて思いもしなかった!
 君のその流れた赤い●はきっとヤツを倒す糧になる!次があればね!

失敗 🔴​🔴​🔴​

オックスマン・ポジクラーシャ
ボス戦だけで3度も登場してすまない。
だが俺は破壊者だ…オブリビオンを破壊せずに引き下がるわけにはいかん!
そして分かった…認めよう、その重さ!

だが!流れた血も!
この身に纏った黒き風を強化するあのよくわからん赤い丸も!
全て貴様を破壊するための下準備に過ぎなかったのだ!


俺はパワーもすごいが…知性派だ!魔力もすごい!
そう、今吹き荒れるは…血属性の嵐!
宇宙空間に嵐は起きない…だが!俺が起こす!
ブラッディガイストと名付けよう!

貴様がどれだけ重かろうと!
どれだけ痛々しかろうと!
どれだけ声を張り上げようと!
この嵐で吹き飛ばしてくれるわ!

言っておこう!流石に次はない!
故に今ここで貴様を破壊するっ!



●遅れてきた破壊者の最後の出番
「ボス戦だけで3度も登場してすまない」
 ガラガラと瓦礫を引きずりながら隣の部屋から歩いてやってきた男がいた。
 そう、彼こそがオックスマン・ポジクラーシャ(遅れてきた破壊者・f12872)。
 キャプテンラブリーマリーのハッスルラッセルタックルに2度も吹き飛ばされて隣の部屋にちょっと移動していた男だ。
 ちょっと見ない間にまたもレベルも上がって強くなっているぞ!
「だが俺は破壊者だ……オブリビオンを破壊せずに引き下がるわけにはいかん!」
 オックスマンの元々赤い瞳が【真紅の瞳】に覚醒しヴァンパイアへと変貌する!
「だが!流れた血も!この身に纏った黒き風を強化するあのよくわからん赤い丸も!全て貴様を破壊するための下準備に過ぎなかったのだ!」
 それだけではない!先ほどの戦闘でも出していた【漆黒の旋風】だが、その大きさは先の戦闘の時の倍!6旋風位ある圧倒的旋風力がオックスマンの身体を覆う!
「そして分かった…認めよう、その重さ!」
 身体を後ろに反るようなヴァンパイアポーズでキャプテンラブリーマリーを見据えるオックスマン。
「はぁっ!?重くねーし!ここ宇宙空間だし!無重力だから重量ゼロだし!」
 実はそもそも跳躍が出来なかったんじゃないかとひそかに読み直したら思ったキャプテンラブリーマリーが地団駄を踏みながら反論してくる。
「ククク……俺はパワーもすごいが……知性派だ!魔力もすごい!」
 知性と魔力は別々な気配もするが実際にオックスマンはその魔力と頭脳回路から「属性」と「自然現象」を合成する。
 ユーベルコード:エレメンタル・ファンタジア。
 そう、今吹き荒れるは……血属性の嵐!
「確かにここは宇宙空間だ。そして宇宙空間に嵐は起きない……だが!俺が起こす!ブラッディガイストと名付けよう!」
「はぁっ!?テメェのちっちぇ嵐なんざ、あたしの歌でかき消してやるし!」
 マイクを取り出し渾身の自作ラブソングを披露し始めるキャプテンラブリーマリー。
 オックスマンは『ブラッディガイスト』を横薙ぎに払って繰り出す。血属性の嵐は、オックスマンの血と赤丸を吸収し、その歌をかき消す程に船内を激しく吹き荒れる!
「貴様がどれだけ重かろうと!どれだけ痛々しかろうと!どれだけ声を張り上げようと!この嵐で吹き飛ばしてくれるわ!」
「だから重くねーし痛くねーて言ってんだろぉぉぉぉおおおおお!!!」
 思わずツッコミで歌を中断してしまったキャプテンラブリーマリーの肉厚な身体がブラッディガイストの風圧によって持ち上げられ、空を舞う!
「言っておこう!流石に次はない!……故に今ここで貴様を破壊するっ!」
「なっ、ぎゃーーーっ!!!」
 オックスマンが後ろを振り向きながら手を振ると、嵐の頂点で飛散する血液の刃!
 遂にオックスマンは、長きに渡り吹き跳ばれてきたキャプテンラブリーマリーを打ち倒す事に成功したのだった!
「遅れてすまない。オブリビオンは、破壊した」
 ありがとうオックスマン!また会おうオックスマン!
 キャプテンラブリーマリーとの戦いはきっと君の糧になる。経験値として。次も待ってるよ!

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『バーチャルリアリティゲームショー』

POW   :    VRガンアクションにチャレンジ!

SPD   :    VRレースにチャレンジ!

WIZ   :    VR脱出ゲームにチャレンジ!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●バーチャルリアリティゲームショー!!!
 女海賊キャプテンラブリーマリーを撃退した猟兵たちに感謝したスペースシップワールドの人たち。
 お礼は何と、今開催しているバーチャルリアリティゲームショーへの無料招待パスだった!
 やったー!これがあれば時間の許す限り好きなだけVRゲームを遊べるぞ!
 とは言っても、今やれるのは次の三種類だけのようだけど。

・飛来するスパゲッティを撃ち落とせ!【VRガンアクションゲーム】!
・宇宙海賊とのデッドレース!【VRレースゲーム】!
・迫るスパゲッティ、追いかけてくる痛い宇宙海賊。【VR脱出ゲーム】!

 いずれも迫力満載のVRゲームだ!あと必ずスパゲッティが出る訳でもないみたいだけどデフォルトがスパゲッティらしい!
 え、戦ってないのに参加していいのかって?
 そりゃー勿論!楽しむ事こそが、一番重要な事じゃないか!
ルーナ・ユーディコット
シーラ(f00863)さんと参加
VR脱出ゲームに挑戦

シーラさんに誘われてきたよ
遊ぶ……らしいけど
それにしてもこの世界、見たことのないものだらけでそわそわする

VRゲーム……っていうのは初めて遊ぶから、
シーラさんにやり方を教えてもらいながら遊べるといいな
機械?の操作は自信無いけど……頑張る

スパゲッティと、なんかすごいこう、すごい異様な人も追いかけてくるけど
あれは……えっと、倒せばいいの?そういうのじゃない?
謎解き……難しい……
破壊しちゃダメ……?ダメか

自分の体と違ってゲームの操作って難しいんだね

初めてのことだらけだけど、楽しかったよ
機械のことは……もっと関心を持とうと思う
誰かに教えてもらおう


シーラ・フリュー
ルーナさん(f01373)をお誘いして、遊びに来ました

長く苦しい戦い…でしたね…。最後の方は、見ている事しかできなかったです…
さて、無事に終わったことですし。後は思いっきり遊びましょう…
VR、大体は分かるのですが…私も、体験自体は初めてですね…
まぁ、なんとかなるでしょう、多分…

【WIZ】脱出ゲームに挑戦(頭は弱いです)
何で敵があんなのなんでしょうか…!別に良いのですが…!
とりあえず…脱出できればいいんですよね、頑張りましょう…!

…えぇ、難しいですね…迷いましたし、敵も来ますし…困りましたね…
破壊はだめですよ…!?
ここはもう【第六感】に頼って…なんとか…!

…難しかったですけれど、楽しかったです…


ヒルダ・ナインハルテン
【WIZ】
折角ですので私も一つ体験したいと思いますわ!VRとかよく分かりませんけどもきっと楽しいはずですわ。

なになに【VR脱出ゲーム】?ということはあれですわねこうお化けとか怪物とかに襲われたりする…ってなんでさっきまで殴り合ってた連中が出てきますのよ!?

しかもあの女海賊自作の歌歌いながら追いかけてきますし……あれずっと聞かされて軽くトラウマになりかけてますわよ!
と、とにかく逃げますわよアレに捕まったらまたひたすら聞かされる地獄が……ふぇぇ。

(アドリブ、他の方との絡みも大歓迎です!)



●VR初体験
「長く苦しい戦い……でしたね……。最後の方は、見ている事しかできなかったです……」
 シーラ・フリュー(天然ポーカーフェイス・f00863)が戦闘していた時よりも若干気の抜けた表情で激しい戦いを思い出す。
 飛来するイチゴ味スパゲッティ。けばけばしいキャプテンラブリーマリー。
 特にウィンク、投げキッス、可愛いポーズの破壊力は抜群だった。
「さて、無事に終わったことですし。後は思いっきり遊びましょう……」
 一通り思いを馳せたシーラはゲームへと意識を向ける。
「シーラさんに誘われてきたよ。えっと遊ぶ……らしいけど」
 人狼の少女、ルーナ・ユーディコット(Basilico・f01373)は戦いには参加しなかったがゲームショーには参加してくれるらしい。
 スペースシップワールドの住人も大歓迎だ。
「それにしてもこの世界、見たことのないものだらけでそわそわする……」
 宇宙船の内装はまさに近未来。
 見慣れない風景が続いているときょろきょろと視線を彷徨わせてしまう。
「折角ですので私も一つ体験したいと思いますわ!」
  自信に溢れた表情でその横に経ったのはシスタ―服を着たヒルダ・ナインハルテン(女神の盾・f00910)だった。
 戦闘時の盾は一旦置いてきて、ゲームを楽しむようだ。
「最新ゲームはこのVR脱出ゲームだよ。お嬢さんたちも体験していかないかい?」
「へぇ。VRゲーム……っていうのは初めて遊ぶから、シーラさんにやり方を教えてもらいながら遊べるといいな」
 ルーナはゲームスタッフから受け取ったバイザーを目を凝らしてみている。
「VR、大体は分かるのですが……私も、体験自体は初めてですね……」
 シーラも同じくバイザーを受け取りVR脱出ゲームに挑戦する事にする。
「機械?の操作は自信無いけど……頑張る」
 ルーナもその様子を見て見様見真似でバイザーを装着。
「VRとかよく分かりませんけどもきっと楽しいはずですわ」
 最後にヒルダも同じくバイザーを装着すると、ゲームスタート!の声がかかる。
「まぁ、なんとかなるでしょう、多分……」
 そして3人はVRの世界に旅立つ事になる。 

●迫るスパゲッティ、追いかけてくる痛い宇宙海賊!いざ、VR脱出ゲーム!
 最初に説明しよう!
 今回のVR脱出ゲームは仲間と一緒にVR空間に潜り込み、仕掛けや謎を解き、迷宮から脱出するのが目的だ。
 しかし当然そこには敵キャラが存在している。
 あまり道に迷ったり謎解きに時間をかけてしまうと、こわーい敵キャラに追いつかれてしまうぞ!
 そしてルーナ、シーラ、ヒルダの三人娘は全員揃って全力ダッシュで逃げだしていた。
「何で敵があんなのなんでしょうか……!別に良いのですが……!」
「スパゲッティと、なんかすごいこう、すごい異様な人も追いかけてくるけど」
「VR脱出ゲームといえばこうお化けとか怪物とかに襲われたりする……ってなんでさっきまで殴り合ってた連中が出てきますのよ!?」
 三人の後ろに迫るのは空中をびたんびたん舞う空飛ぶイチゴ味スパゲッティモンスターの軍団(VR)と、それを率いるキャプテンラブリーマリー(VR)だったのだ!
 最近のVRは存在しないはずのイチゴ味臭まで再現されてしまっているらしい!
「あれは……えっと、倒せばいいの?そういうのじゃない?」
「VRですから、倒せませんわ。というより脱出ゲームの敵キャラを倒しちゃダメですわよ!」
 ヒルダのつっこみにしゅん、とするルーナ。その二人を連れて部屋に入ると。
「とりあえず……脱出できればいいんですよね、頑張りましょう……!」
 だん、と扉を閉めてシーラは時間稼ぎをする。
「謎を解いていけば……いいのだっけ」
「あ、あそこに意味深な石板がありますわ!」
「……パズルの、ようです……ね」
 逃げてきた部屋の奥には偶然にも脱出のための謎が鎮座されてあった。
(ダンダンダン!)
「扉、あまり持ちそうにない」
「手分け……する、必要が、ありそうです」
「こうなれば私が、囮になってあのスパゲッティと女海賊を惹き付けますわっ。ですからお二人、その間に謎を解いてくださいませ!」
 言うや否やヒルダは一人別の出口から出ると、空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター(VR)と女海賊キャプテンラブリーマリー(VR)の前に出て敵を惹きつける
「私はこちらですわよ!」
「♪~ぼえ~~♪」
「ひぃぃ!あの女海賊自作の歌歌いながら追いかけてきてますわ!あれずっと聞かされて軽くトラウマになりかけてますわよ!」
 ダッシュで逃げだす音がする。扉の前のスパゲッティもヒルダを追いかけ始めたようだ。
「今の……うち」
(こくり)
 そしてヒルダの想いを受け取ったルーナとシーラの二人は、謎に挑戦する!
 二人がかりで謎を解き、ヒルダと合流して脱出するのだ!
「謎解き……難しい……破壊しちゃダメ……?」
「破壊はだめですよ……!?」
「ダメか」
「ここはもう【第六感】に頼って……なんとか……!」
 あ、うん。……ちょっと時間かかるかもしれない。  
 頑張るんだヒルダ!君の背後には女海賊(VR)が迫っている!
「アレに捕まったらまたひたすらあの歌を聞かされる地獄が……ふぇぇぇ」

●脱出!
 こうして頭も体も大いに使って、途中イチゴ味を浴びたり自作歌を聞かされ続けたりはしたものの、3人は脱出に成功したのだった。
「自分の体と違ってゲームの操作って難しいんだね」
 初めてのことだらけだけど、楽しかったよ。ルーナは感想を呟く。
 なんだかんだと一番楽しんだのはルーナだったのかもしれなかった。
「……難しかったですけれど、楽しかったです……」
 主に謎解きに労力を使ってシーラも心地よい疲労感を得る事が出来たようだ。
「もう、歌はこりごりですわぁ」
 何度か囮になったヒルダはやっぱり捕まって歌を聞かされる事になって、観客をおおいに沸かせるヒロインだった。
(機械のことは……もっと関心を持とうと思う。誰かに教えてもらおう)
 ルーナは脱出の証のバッチを受け取りつつそっと心に決めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

オックスマン・ポジクラーシャ
次はないといいながら結局VRを遊ぼうとしてすまない。
しかし宇宙が俺を呼んでいるのだ。
ところでぶいあーるとは一体なんだ?
ヴィクトリーロックの省略であろうか。
いや、ヴィクトリーロックとやらがなにかも知らんが。

ほう!遊戯か!
器具を装着するのが遅くてすまない。
だか俺はこのランキングを破壊する!

…なんだと!
やはり俺は破壊することしかできない運命なのか!
よもや俺がさわったVRだけがこわれるとは!
やはりこの+60とかいうよくわからん数字のせいか…?

俺は…破壊することしかできない。
猟兵達の楽しみを破壊する前に立ち去るとしよう。
その判断が遅れてすまない。
だが俺はいつかこの運命さえも破壊する立ち位置につこう!



●失敗の失敗は成功じゃない?
「次はないといいながら結局VRを遊ぼうとしてすまない」
 気軽に前言を撤回して遊びに来た男がいた。
 そう、彼こそがオックスマン・ポジクラーシャ(遅れてきた破壊者・f12872)だ。
「しかし宇宙が俺を呼んでいるのだ。VRガンアクションにチャレンジしろと!」
 なんかやたらと黒い旋風を6旋風くらいさせながらガンアクションのベースに行くオックスマン。
「ところでぶいあーるとは一体なんだ?ヴィクトリーロックの省略であろうか」
「えっ旦那、もしかしてあの伝説のガンマン、ヴィクトリーロックを知ってるんですかい!?」
 ガウボーイハットを被ったスペースシップワールドの住人のゲームスタッフがオックスマンにVRガンアクションのステージまで案内する。
「いや、ヴィクトリーロックとやらがなにかも知らんが」
「いやー伝説のヴィクトリーロックのお知り合いなら、これは期待できますな!こいつがバーチャルガンバイザー。そしてバーチャルガンシューターですぜ」
 ぶんぶん回ってる漆黒の旋風が間にある所為で会話が届きにくいオックスマンとゲームスタッフであった。
「ほう!遊戯か!」
 だが例え言葉が通じなくても楽しめる。それがゲームというコミュニケーションツールなのだ!
「器具を装着するのが遅くてすまない。だか俺はこのランキングを破壊する!」
 バイザーと銃を構え、ヴァンパイアポーズを取るオックスマン。
 しばしの沈黙が流れる。
「……ん?なんだと!やはり俺は破壊することしかできない運命なのか!よもや俺がさわったVRだけがこわれるとは!やはりこの+60とかいうよくわからん数字のせいか……?」
 ノリノリで構えたオックスマンが何かに気付いたようにバイザーとシューターの様子を確かめる。
 うんともすんとも言わないバイザーとシューター。そして自分の周囲をぶんぶん回っている漆黒の旋風。
 何かを悟ったオックスマンは力なく、だらりとシューターの銃口を地面に向ける。
「俺は……破壊することしかできない。猟兵達の楽しみを破壊する前に立ち去るとしよう」
 天を仰ぎ、そっと、己の運命を再認識する。
「この判断が遅れてすまない」
 くるりと哀愁を漂わせる背中を向け、去っていこうとするオックスマン。
 最後にカウボーイなゲームスタッフに器具を返そうとして。
「あ、すみません。そろそろゲームスタートしていですか?」
「なんだと!」
 まだスイッチが入ってなかっただけだったらしい!
 ぶんぶん回ってる漆黒の旋風が間にある所為で会話が届きにくいオックスマンとゲームスタッフであった。

―――ブィィィン。
 起動するVR。
 6旋風を纏いながら、めっちゃガンアクションで飛来するイチゴ味スパゲッティをレッツパーリィするオックスマン。
 放てオックスマン!舞えオックスマン!
 まさか日常でも赤丸を稼ぎに来るなんて思いもしなかった!
 君のガンアクションは物語を進めないけどゲームショーでは楽しまれたよきっと!
(……だが俺はいつかこの運命さえも破壊する立ち位置につこう!)
 なんか別の運命に好かれてる気がするけど次は頑張ってね!

失敗 🔴​🔴​🔴​

百鬼・葛葉
ぶいあーる。
こう、…あれですよね?
最近子供たちが手元でぽちぽちしているやつ、みたいなのですよね?
大丈夫です、任せてください!
何やら目隠しを被るみたいですが、普段からほぼ目を閉じているような感じの私には大差ありませんっ!(かぽっと
…はじまりませんね?
ぇ、これ目を開けないといけない系です?
仕方ないですね…今こそ封印を解いて瞳を開く時ですね…!
目隠しもありますし、気にせずいきましょうっ!(カッと
(左目の聖痕は隠せても聖者(ママ)オーラが隠せない頭隠して尻隠さず状態)
ここは迷路…?
普段なら歌声を反響させて位置を特定するのですが…ここではその手が通じないみたいですね…!
ぶいあーる迷路、おそるべしです…!



●VR体験!
「ぶいあーる」
 渡されたバーチャンゲイザーを手に百鬼・葛葉(百鬼野狐・f00152)が呟く。
「へい、お嬢さん。バーチャルリアリティーゲームは初めてかい?」
 カウボーイハットを被ったゲームスタッフが葛葉を案内する。
「こう、……あれですよね?最近子供たちが手元でぽちぽちしているやつ、みたいなのですよね?」
 既に手元でぽちぽちしてる時点でVRゲームとは違う気がするけれども、まぁ大体同じゲームかな!?
「オーケーイ!お嬢さん!その認識があれば大体万事問題ないぜ!」
 カウボーイハットのゲームスタッフがニカっと笑顔で応える。
「大丈夫です、任せてください!」
 葛葉は謎の自信と共にゲームステージへと到達する。
「何やら目隠しを被るみたいですが、普段からほぼ目を閉じているような感じの私には大差ありませんっ!」
 かぽっとバーチャルゲイザーを装着。
「さぁ!レッツバーチャルダイブ!!!」
 カウボーイハットのゲームスタッフの掛け声と共にボタンが押されるとVRゲーム機が起動する。
―――ヴィィィイン
 葛葉のバーチャルゲイザーにはVRで構成された本物さながらのリアルな迷路が展開されている。
 しかし。
「……はじまりませんね?」
「ハハハ!お嬢さん、目をつぶってたらゲームは出来ないぜ!」
「ぇ、これ目を開けないといけない系です?」
 葛葉は目をつぶってプレイしようとしてたらしい。
「仕方ないですね……今こそ封印を解いて瞳を開く時ですね……!」
 特殊技能封印を解くまでして瞑っていた瞼を開ける。
「目隠しもありますし、気にせずいきましょうっ!」
 カッと両眼を見開く葛葉。その眼前にはVRで表現された迷路が広がっていた!
「ここは迷路……?」
 VRの世界に広がる迷路に驚きを隠せない葛葉。だが迷路の脱出であれば、葛葉であっても分かりやすいルールだ。
「~♪~♪」
 試しに歌声を出してみる。
「普段なら歌声を反響させて位置を特定するのですが……ここではその手が通じないみたいですね……!」
 当たり前のようだがVRは実態はない。
 そういった小細工は通用しないのだ!
「しかしぶいあーる迷路!必ずや攻略してみせましょう!」
 そして葛葉は、VR迷路へと足を踏み出したのだった。
 なお、宇宙海賊から救ってくれた猟兵である葛葉がやるゲームは勿論ゲームショーなので実況されており、可愛らしい見た目と新鮮なリアクションが大変人気を呼んだ。
 何よりもその左目の聖痕は隠せても漏れ出てしまう聖者(ママ)オーラが隠せなかったためにゲームショーを行っていたスペースシップ内では多くのスペースシップワールドの住人たちに甘やかし系幼妻が流行ってしまったとかなんとか。
「ぶいあーる迷路、おそるべしです……!」


 こうして宇宙海賊によるイチゴ味テロが行われそうになっていたスペースシップは猟兵たちの活躍により無事にゲームショーを終える事が出来たのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月02日


挿絵イラスト