アースクライシス2019⑯〜ソラは果てしなく
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「あともう一息なのですが、困りましたね」
エルデラント・ズィーマ(ロストメモリーズ・f02581)が唸り声をあげている。
アースクライシスも佳境を迎えていた。
しかし悪を全て滅ぼせたわけではなく、依然として暗躍を続けている者も少なからずいるのだ。
「今回はラグランジュポイントに隠れていたステルス宇宙船の中での決戦となります」
敵の名はスーパープルトン。
かつて『マジェスターズ』と呼ばれるヒーローチームを殺害し、その力を身につけた宇宙人である。
スーパープルトンは潜伏場所がバレるや否や宇宙船を決戦モードへと変形し猟兵達を迎え撃とうとしている。
「宇宙船までの道筋はワタシの方で整えておきました。ですが、気を付けていただきたいのはその内部です」
宇宙船の内部はプルトン人が住みやすい環境に変化させるテラフォーミング……もといプルトンフォーミングするための環境ブロックが連なっているのだ。
「今回の戦場は地面が氷で出来ているそうです」
氷の下が水で出来ているわけではないが、地面にあたる部分が氷で出来ているため非常に滑りやすいのだという。
更に気温はとても低いため何かしら対策してあると安心かもしれない。
「それとやはりスーパープルトンは先制攻撃を仕掛けてくるそうです」
他の幹部たちの例に漏れず、スーパープルトンも必ず先制攻撃をしてくる。
環境の対策だけでなく、こちらの対策も必要と言って良いだろう。
「もう刻限は迫っております。申し訳ございませんがもうひと頑張りだけお願いします」
エルデラントは小さく頭を下げると宇宙船への転送の準備に取り掛かった。
ぷっさん
ぷっさんです。
まさかのここでスーパープルトンです。
日があまりないので最後まで突き進んでいきます!
どうかお付き合いいただけましたら幸いです。
今回も以下の行動に関してプレイングボーナスが付きます。
プレイングボーナス……『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』。
(スーパープルトンは必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります)
最後の正念場となるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします!
第1章 ボス戦
『スーパープルトン』
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POW : マジェスティック・ミックス
【「マジェスティックマン」の武装化する骨】【「ミス・タイフーン」の風を操る力】【「アバドンボーイ」の全てを喰らう口】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : マジェスティック・アッセンブル
【5人組のヒーローチーム「マジェスターズ」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : マジェスティック・ツインズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【炎と光を操る「ザ・サンシャイン」】と【ダイヤの体を持つ「ダイヤジャイアント」】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:傘魚
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ステラ・クロセ
迎え撃つ?違うよね、アンタは追い詰められたからこうするしかないんだ。
無策だから守る他に選択がないだけ。
根拠?今からアタシが証明してあげる、この剣でさ!!
ほら、2体もでくのぼー出して、自分に自信がないんだよね?
相手の気に障る事を言いながら、【勇気】を出して怖じ気つかないように
「ザ・サンシャイン」「ダイヤジャイアント」の攻撃を【武器受け】しつつ、後方に【ジャンプ】しながら引き付けて後退する。
プルトンと二体の間の距離が十分離れたら
UC【紅蓮の灼翼】による炎のサイキックエナジーで氷を溶かして地面を抉り、
二体の足下を抜け、スーパープルトンに一直線で飛翔、炎の【属性攻撃】で体当たり!
※アドリブ連携歓迎です
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「ギシャシャシャ! キタナリョウヘイ! ココデオマエハホネマデコオルノダ!」
スーパープルトンは大袈裟にかつ下品に笑う。
しかしステラ・クロセ(星の光は紅焔となる・f12371)は一歩も退かない。
むしろその挑発が彼女の闘争心をより一層熱く強く滾らせるのであった。
「迎え撃つ? アンタは無策で追い詰められたからこうするしかないんだ。他に選択肢がないだけ」
「コムスメノクセニナマイキナクチヲ! ナラバミヲモッテシレ!」
その言葉に呼応するようにどこからか二人のヒーロー『だった』者が現れる。
片方がステラに向けて炎の塊を飛ばす。
外気の蒸発による白い煙が煙幕の様に広がりながら炎は高速でステラを焼き尽くそうと迫っていた。
ステラは炎を同じく炎を宿した刀、【Now or Never】を交差させることで受け止める。
身体は大きく後退するも炎同士が力を相殺させ塊を消滅させる。
「この程度? 大したことないね!」
「バカメ! ウエカラクルゾ!」
直後落ちてくるダイヤモンドの両拳。
いち早く察知したステラは素早くバックステップで後退し、二人のヒーローから距離を取る。
先程までステラがいた場所には巨大なクレーターが出来上がっていた。
「遅い遅い! 結局ヒーロー任せだなんてよっぽど自信がないんだね!」
「ソノジシンノナイヤツニオマエハコロサレルノダ! アイツヲオエ! ソシテツカマエロ!」
ヒーローがステラを追いかける。
しかしそれはスーパープルトンとヒーローの距離が離れることを意味していた。
そしてそれこそがステラの狙いでもあったのだ。
「アタシはもっともっと強くなる! アンタなんかには絶対負けない!」
ステラの身体が業火に包まれる。
地を駆け、炎が翼の様に広がる様は不死鳥が大地を低空飛行するかの如く、激しく、熱く、闘志と共に燃え広がっていく。
そのままヒーローの足下を走り抜け、動けないスーパープルトンへと飛び込む様に燃え盛る体当たりを繰り出した。
「ギシャアー!? バカナ! オレノゆーべるこーどガトッパサレルトハ……」
炎の流星が巨大な敵の身体にぶち当たり、そのまま浮かせると大きく吹っ飛ばする
スーパープルトンは地を吐きながら空中で体勢を立て直すも着地と同時に膝をつく。
侵略宇宙人は小娘と侮った猟兵の力量を見誤っていたのだ。
成功
🔵🔵🔴
ジュリア・ホワイト
強敵であり、滅ぼすべき相手なのは間違いないね
でも、ミュータント相手なら何度も戦ったことはある
「生憎ボイラーを内蔵してる身でね!寒さには強いんだ」
まず敵が召喚した2体に対処しなくては
熱と光は水が相反属性、ダイヤは熱と衝撃に弱い
そして足場が悪くとも、射撃戦に不都合はない!
高圧放水銃と『No.4』でサンシャインを、ML106とプラチナハートの機関砲でジャイアントを一斉攻撃
僅かなりとも時間を稼げばいい
そして派手な射撃を目くらましにスチームレイヤーの【念動力】で機関砲の銃弾の軌道を一発捻じ曲げプルトン人を攻撃
僅かでも傷をつければUCは解除だ
後は此方のUCで足場を作り出し、本体を叩くのみ!
【アドリブ歓迎】
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「ギシャシャ……ダガココノサムサガチカラヲウバウ。オマエタチモウイチドイケ! ツギコソヤツラヲシマツスルノダ!」
スーパープルトンのしゃがれたダミ声が響き渡る。
二人のヒーロー、ザ・サンシャインとダイヤジャイアントはもう一度召喚されると螺旋状に交差した炎を放つ。
後に続く様にダイヤの両腕は大きく広げ、ラリアットを仕掛けてくる。
「残念! ボクはボイラーを内蔵してるしてる身でね! 寒さには強いんだ! それに……」
ジュリア・ホワイト(白い蒸気と黒い鋼・f17335)は蒸気機関車のヤドリガミ。
常に物体を燃やし動力エネルギーへと変換する機構を備え付けている彼女にとってはこの程度の寒さはなんて事なかったのである。
「炎とダイヤだったのが運の尽きだね。ボクにはこいつがある!」
ジュリアが取り出したのは、【高圧放水銃】と【ML106】と呼ばれる携行式ロケットランチャーである。
炎と水、熱と炭素。
どちらもヒーローの弱点となる要素である。
強烈な水圧と激しい弾幕が放たれ、炎とダイヤモンドがその一撃を浴びて怯む。
「これだけじゃないよ。本当の狙いはこっちさ!」
爆音を轟かせて放たれるミサイルの内の一つが軌道を大きく逸らす。
高く上空まで飛んだかと思うと、ある一点を目掛けて真っ直ぐ突き進んでいく。
ヒーローの後ろに陣取る動けないスーパープルトンである。
念動力によって動かされたミサイルの一発がスーパープルトンの頭上へと着弾し派手に爆発をあげる。
「ギシャア!? ヒーローノカベヲトッパシタダトォ!?」
狼狽るスーパープルトン。
「あとは本体を叩くのみ! インフィニットレールガン!」
突如ジュリアの背後の空間が裂け、そこからいくつもの線路が射出される。
【線路開通、発車準備よし!】によってどんどん放たれるレールはスーパープルトンへ当たっては地面に線路として設置されいく。
最終的にはジュリアとプルトンの間には『道』が出来上がっていた。
「線路があるならボクはどこだって走る!」
線路の上を全力で駆け抜け抜けていく。
エネルギーを得た機関車がレールの上をひた走るように、そして走れば走る程ジュリアの力は増していくのだった。
「アンタの終点はここだぁ!」
「マタタイアタリナノカァ!?」
激突する両者。
吹っ飛ぶスーパープルトン。
機関車は人類の未来と希望を乗せて過去を打ち払うのであった。
大成功
🔵🔵🔵
大豪傑・麗刃
最後なんでねえ。もう無条件で青丸3つゲットで……
ダメかやっぱり。じゃあまじめにいくのだ。
ということでまずは先制対策。
寒い場所ということで氷結耐性は積んできた。あとは滑りやすい氷を最大限に利用。ユーベルコード解禁までダッシュで逃げる!下が氷ならスケートの要領で逃げるのも容易なのだたぶん!骨や口はそのまま逃げ、風が来たら大きくかわす。
で解禁されたら。
二刀流構えて同じくスケートの要領で突っ込む!で骨、風、口のどれが来ようと、全部斬る!剣刃一閃、二刀流で二閃、2回攻撃で四閃とばかりに斬って捨てる!そして相手の攻撃を斬ったついでに本体も斬る!その後はスケートの要領で離脱、状況次第で再度接近斬撃。
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「最後の一押しなのだ! 麗ちゃんここはまじめににいくじょ!」
あっはっはと大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)が笑う。
何が面白いのかそれは当人にしか分からないが、とにかく大きな声である。
「キサマオレヲばかニシテルナ!?」
一方で面白くなさそうな表情のスーパープルトン。
麗刃の笑い声に当てられて一気に不愉快そうな声音を漏らし、自身の身体をメキメキと音を鳴らして変化させる。
「ギシャアー! ソノフザケタつらヲナクマデツブシテヤル!」
【マジェスティック・ミックス】によってかつてヒーローとして活躍していたマジェスティックマンの力、武装化する骨を使用する。
全身がトゲトゲしく変形し、頭部には大きなツノ状の骨格が鬼の如く生えた姿へと変化した。
「ツキサシテクレルワシネェ!」
「だったら逃げるのだ! 麗ちゃん鬼ごっこは得意なのだ! 鬼さんこちら!」
ツノを突き出して鈍重な足音を鳴らして追うプルトンとスケートの様に氷面を滑りながら逃げる麗刃。
側から見れば珍妙な鬼ごっこが始まった。
麗刃は滑りつつも軸を左右に傾けてカーブを描くことを意識しながら滑っていく。
対してプルトンは武装化した重みと突進の勢いもあってか真っ直ぐには安定するも、左右に曲がられると重心移動が上手くいかないようでいた。
「コノッ……ナカナカオイツカナ、ギシャアアア!?」
遂にプルトンが左右にブレる重心を支え切れず大きく転倒する。
横倒しのまま大きく滑っていくプルトン。
そしてこの大きな隙を麗刃が見逃すはずが無かった。
「自爆したのだ! ここがチャンスなのだ!」
麗刃はくるっとUターンを決めながら滑り続ける。
滑りながら鞘から二本の刀をすらっと抜き、構えに入る。
そのまま接近すると二本の刀を思い切り振り下ろし、骨に強烈な一打を与える。
【剣刃一閃】による一撃に加え、素早い打ち下ろしの連続はプルトンの骨に徐々に食い込み亀裂を生み出していく。
「ぐ、ぬ……硬いのだぁぁぁぁぁ!!」
力を込めて重心を落とすと遂に骨はゴリゴリと音をたててスライスされていった。
痛みによるスーパープルトンの慟哭が空気を揺らす。
麗刃が滑る様に離脱した後には元の姿に戻ったプルトンと骨の残骸が虚しく残っているだけだった。
「これが麗ちゃんの実力!」
「コ、コンナフザケタヤツニ……」
弱々しく呻きながらプルトンはその場を離脱する。
自分の敷いた環境を逆に利用され、無様な醜態を晒した侵略宇宙人の姿がそこにあった。
大成功
🔵🔵🔵
マギア・オトドリ
最後、なのです。追い詰めます!
敵が召喚すると同時に後方に転身。相手はかつてのヒーロー、ある程度の情報は既に握っております。
地面が氷であることから、サンシャインからの熱で足元を水にして動きを抑制し、ダイヤジャイアントでの一撃を予測します。
ならばやる事は簡単、鋼鉄結晶を足場とし空中に跳びあがり機動力を確保、炎や光に対しローブの術式より闇を広げ、その中に紛れて躱します。
そんな中でも詠唱は継続。事象は竜巻、属性は雷!雷伝奔る巨大な竜巻を宇宙船内に発生させます!
巻き込まれる?暴走の危険性が高い?
ええ、それが狙いです。私も【覚悟】はしています。この船と私諸共、貴方には沈んでいただきます!覚悟しなさい!
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「グギギ、コノワレガオイツメラレルトハ……」
「そう、最後なのです! 追い詰めましたよスーパープルトン」
しかし追い詰められたからといって攻撃の手を緩める相手ではない。
再び二人のヒーローを召喚し、スーパープルトンは休息による戦線復帰を図ろうとする。
「そうはさせません!」
マギア・オトドリ(MAG:1A・f22002)は本を開き、中に書いてある術式を読み上げ始める。
読み続けていく度に周囲の空気が変化を始める。
二人のヒーローはマギアの詠唱を妨害するべく行動に移す。
サンシャインはその身から強烈な光を放ち、ダイヤジャイアントは無防備だと踏んだのか単純ながら硬く重い拳の一撃をぶつけようと腕を振りかぶる。
マギアは身につけているローブをめくり、その内側に仕込まれていた術式を発動させる。
深い深い闇がローブの内側を漂う。
マギアの姿は闇の中に紛れ、光は闇を避けるように霧散していく。
遅れて飛んでくるダイヤジャイアントの拳。
すぐさま真上に跳躍し、地面から跳ねる氷の塊を足場にしながら距離をとって安全を確保する。
そして時は来た。
遂に詠唱の最後の一節が読まれる。
「――星よ」
ピリピリと電流が周囲を迸る。
「――我が声に応え」
風が冷気を巻き込んで唸り雷を呑み込む。
「――この地に力を示せ!」
帯電した巨大な竜巻が呼びかけに応え吠え出した。
プルトンを、宇宙船内の環境そのものを、マギアさえも巻き込みかねない大きさまで勢力を拡大させていく。
「ギシャアアアア!! ワレノウチュウセンガァァァ!!」
「このまま貴方は沈むのです! 覚悟なさい!」
雷がプルトンの身を焦がし、竜巻がプルトンの身を引き回す。
黒い塊と化したプルトンは地面に叩きつけられるとそのまま動かなくなる。
侵略宇宙人は今、敗北という名のマットに沈んだのだった。
大成功
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北千住・シャオリン
【竹輪】
転送の前に本体の穴の中に潜みます
先制攻撃によるマジェスターズ二人の攻撃への対処は
本体に任せて衝撃に備えます
可能な限り早くエレクトロレギオンで
機械兵器(ミニちくわちゃん)を220体召喚して戦場に展開
本体の中からミニ本体の指揮に集中して
スーパープルトンを包囲させ手数で
一撃でもスーパープルトンに攻撃を入れてUCを解除させます
「電磁カタパルト起動、行きます!」
解除させたら本体の穴から飛び出して奇襲を仕掛けます
頭上からMN-PDW90のフルオート射撃でスーパープルトンを攻撃します
ミニ本体が残っていたら動力炉を臨界まで暴走させ
念動力で磁石のようにスーパープルトンに殺到させて自爆特攻させます
北千住・ちくわちゃん
【竹輪】
宇宙人の侵略からみんなを守れば、いいね大量ゲット間違いなしだよね☆
目立つ【パフォーマンス】で目を引きながら敵の前へ現れ、可能な限り早く【ダーク・ヴェンジャンス】発動
上げる戦闘力ステータスは継戦能力……つまり防御を固くしながら生命力吸収だね☆
これなら、どのタイミングで発動してもリカバーできるかなって
耐えきったら全体重をぶつけるようにタックル攻撃
「ダイヤって、叩きつけるような打撃には案外弱いんだよね☆」
召喚された2体を狙って生命力吸収
邪魔者を排除したら、敵本体を羽交い締め
自爆モードになってるミニちくわちゃんを吸い込んで頭の穴から【誘導弾】発射!
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「ギシャ……ワレハ、マダ、オワッテナイ!」
黒こげのスーパープルトンが立ち上がる。
既に満身創痍だが死ぬまで諦めることはないだろう。
「うんうん、そうでなくちゃ。宇宙人の侵略からみんなを守ればいいね大量ゲット間違いなしだもんね☆」
あり体に言えばさっさと起きろということである。
スーパープルトンは、北千住・ちくわちゃん(愛よりもいいねが欲しい・f17794)の満面の笑みに若干の薄気味悪さを覚えるも再び二体のヒーローを呼び出し攻撃を仕掛ける。
「コンドコソ……コンドコソヤツザキ二スルノダァー! ギシャシャシャ!」
ダイヤジャイアントが先手を取って動き出す。
その豪腕がちくわちゃんのキュートな顔面目掛けて振り下ろされようとしていた。
「その攻撃は対策済みだよ☆ えいっ」
あり体に言えばそんなの効かないということである。
ちくわちゃんは【ダーク・ヴェンジャンス】を発動し、全身を黒い粘液でコーティングしようと力み、頭の穴から粘液が飛び出した。
スポンッ。
「もう少し器用に中身を出せなかったんですか!」
噴き出す海苔の佃煮と同時に北千住・シャオリン(ちくわちゃんのヤドリガミ・f23171)が佃煮塗れとなって飛び出したのだ。
そしてこれまた海苔の佃煮でコーティングされたちくわちゃんに重い一撃がのしかかる。
しかし硬い。ちくわなのに硬い。
「ベトベトしますけど、ミニちくわちゃん展開、いきます!」
困惑する敵をよそにシャオリンは空中で何かをバラバラとばら撒く。
それは大きさ50センチ弱のちくわちゃん、その数220。
更にこのちくわちゃん、全てが頭の穴から煙を噴いている。
動力炉が臨海寸前なのだ。
ちくわだが臨界点ギリギリなのだ。
「ギャアアアア!? ナンダコノボウジョウノばくだんハァ!?」
軽い衝撃ですぐに爆発をするミニちくわちゃん。
更に空中爆撃に巻き込まれ、二体のヒーローを失うスーパープルトン。
「まだ終わりませんよ。ミニちくわちゃん、そこで自爆してください」
シャオリンの念動力によってプルトンへわーわーと群がるミニちくわちゃん。
包囲され動けなくなった所に、煙を噴いたちくわが破裂する。
「こっちからもいっくよー☆」
あり体に言えばトドメだということである。
ちくわちゃんから射出される残ったミニちくわちゃん。
「コンナフザケタネリモノドモニィ! ギシャアアアア!!」
爆音を轟かせながら続く全方位ちくわ爆撃網によってスーパープルトンの身体は欠片一つ残らず消し炭となった。
「これでいいねもバッチリだね☆」
魚の練り物は今日も明日も戦うのだ。
いいねのために。
「私はいいねのために頑張ってませんから!」
いいねのために……?
成功
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