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アースクライシス2019⑯〜侵略宇宙人に確実な滅びを

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #スーパープルトン #ラグランジュポイント

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 ヒーローズアース、『アースクライシス2019』。
 戦争も終盤となり、猟兵達も疲弊してきている状況だが、敢えてもうひと踏ん張り。
 残っているジェネシス・エイトの討伐へと当たる。

 グリモアベース。
 すでに、クライング・ジェネシスを仕留めにかかる段になって、今なお生き延びているジェネシス・エイトも多い。
 数体は逃す状況となるのはほぼ間違いない状況だが、そんな中でも、確実に仕留めておきたい敵の討伐へと猟兵達は奔走している。
「ラグランジュポイント、スーパーステルス宇宙船にいるスーパープルトンの討伐に協力を願いたいの」
 集まる猟兵達へ、セレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)が猟兵達へと依頼の説明を行う。

 ジェネシス・エイトの1人、スーパープルトンはスーパーステルス宇宙母船を決戦モードに変形させ、船内に突入してくる猟兵を船内に誘い込み、迎え撃とうとしている。
 スーパーステルス宇宙母船内は、多数の独立した環境ブロックが連なっている。
 この環境ブロックは、地球征服後、地球をプルトン星の環境にプルトンフォーミングする為に用意されているらしい。
「地球の環境と異なる部分はあるけれど、今回戦う分には特に問題はないわ」
 スーパープルトンは様々な戦場を用意し、猟兵達を迎え撃っているようだが、今回は森林地帯で待ち受けている。
 侵略宇宙人の指導者であるスーパープルトンは、かつて殺害したヒーローチーム「マジェスターズ」のユーベルコードを操ることができる。
 殺した者の力を奪い取る能力を持つスーパープルトン。
 倒されてしまったヒーロー達の無念を晴らす為にも、必ず討伐したい。
「相手は先制攻撃を仕掛けてくるから、ユーベルコードの対策を忘れずにね」
 いかに防御して、反撃するかの作戦を考えてから応戦を。
 セレインは戦地に向かう猟兵達へとそう念を押してから、彼らをスーパーステルス宇宙船へと転移させていくのである。


 ラグランジュポイントにあるスーパーステルス宇宙母船。
 それがジェネシス・エイトの1人、スーパープルトンの居城だ。
「ギシャーシャシャシャ! キオッタナ、チキュウジンドモメ!」
 侵略宇宙人「プルトン人」の指導者は、不気味な笑い声を上げる。
 彼が待ち受けているのは、木々の生い茂る場所。
 そのどこかに身を潜める彼はヒーローチーム「マジェスターズ」のユーベルコードを使い、必ず奇襲を仕掛けてくるはずだ。
 強力なユーベルコードを操るスーパープルトン。
 死してなお、利用され続けているこのヒーローチームの無念を晴らす為、非道な侵略宇宙人の長を皆の……猟兵の手で完全に躯の海へと還してしまいたいが……。
「ワレハムテキダ! シヌコトナドアリエナイ!!」
 オブリビオンとして、不滅の肉体を持つと信じているスーパープルトン。
 だが、猟兵達からかなりの回数討伐されており、躯の海に還されている。もう復活するのにも限界が近いはずだ。
 この戦争が終わってしまう前に、確実にこいつに止めを。
 討伐に当たる猟兵達はまずスーパープルトンの初撃を凌ぐことを考え、反撃の機会を窺うのである。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 当シナリオを目にしていただき、ありがとうございます。

 ヒーローズアースでの戦争、幹部戦への参加を願います。

 こちらのシナリオは1章構成、ボス戦シナリオです。
 スーパーステルス宇宙船を居城とする『スーパープルトン』の討伐を願います。
 リプレイは、スーパープルトンの宇宙船に突入した所から開始します。

 このシナリオでは、森の中を戦場として想定しています。
 スーパープルトンは必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要です。
 また、『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』ことでプレイングボーナスが付きますので、プレイングを手掛けるときにご配慮いただければと思います。

●執筆予定
 戦争状況もあり、6~8名のご参加を想定して受付いたします。
 現状、30日夜からの執筆予定です。可能な限り、1日の更新時までの完成を目指します。

 普段は断章も執筆していますが、スピード重視の為、カット致します。ご了承くださいませ。
 このままプレイングを執筆していただけますと幸いです。

 シナリオの運営状況はマイページ、またはツイッターでお知らせいたします。
 それでは、行ってらっしゃいませ。
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第1章 ボス戦 『スーパープルトン』

POW   :    マジェスティック・ミックス
【「マジェスティックマン」の武装化する骨】【「ミス・タイフーン」の風を操る力】【「アバドンボーイ」の全てを喰らう口】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    マジェスティック・アッセンブル
【5人組のヒーローチーム「マジェスターズ」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    マジェスティック・ツインズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【炎と光を操る「ザ・サンシャイン」】と【ダイヤの体を持つ「ダイヤジャイアント」】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。

イラスト:傘魚

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルベル・ノウフィル
僕この世界で戦うのがサポ以外で初めてのような…宇宙船というのはワクワクしますね…じゃなくて
うむ、世界のために僕も頑張るのでございます

■対策
早業は全てに活用
1、出現と同時にマントを投げ視線誘導
僕は木陰を移動し姿を眩ませる
2、聞き耳と第六感で当たりをつけ、念動力でトンネル掘りをして敵の足場を崩す
3、敵がマントの近くを通る際、念動力でマントを操作して敵の足を取り注意を引く
※味方に被弾が見込まれる時はオーラ防御支援

■攻撃
UC花焔乱舞で移動速度を増し木々の間を転々としつつ、敵だけを対象として火炎を放つ
寿命削り捨て身の一撃、鎧無視攻撃

敵は過去のヒーローさんなのです?子供たちにさぞ人気だったのでしょうね


ラモート・レーパー
「もりのなかーはーもりのなかー」
 UC対策
 ???で迷彩柄のマントを生成して羽織り戦場に溶け込む。
 あとは戦場を駆け回って罠を仕掛けたり遠くから黒剣を変化させた弓矢で攻撃を仕掛けて行くよ。自分のUCは見つかりそうになった時身を隠すために使う


シキ・ジルモント
◆SPD
マジェスターズからの攻撃は周囲の森の『地形を利用』して躱す
更に狼に変身して体勢を低くして行動する事で被弾を減らし、『聞き耳』を立てて気配を探る
物音や木の葉の揺れ等でマジェスターズの位置を察知し攻撃を『見切り』、木を盾にしたり身を隠す遮蔽物として利用して回避を試みる

攻撃を躱しつつマジェスターズが最初に向かってきた方へ逆に走る
彼等が最初に居た方角、そこに嗾けたスーパープルトンがいると判断、奴の居場所を特定したい

スーパープルトンを発見次第、人の姿に戻りユーベルコード発動
射程に入りさえすればいい、無理に接近はせず狙撃する(『スナイパー』)
…しかしこんな所に隠れるとは、いよいよ後が無くなったか?


メンカル・プルモーサ
なるほどなるほど……森の中、か……それなら……鬼ごっこでもしようか……
木々の合間を縫ってまずは逃げに徹するよ……心理隠密術式【シュレディンガー】による心理迷彩に加えて通常の風景に溶け込む迷彩術式を併用して目立たないように……
遅発連動術式【クロノス】による術式の罠を各所に設置、別場所音を出して囮に、時間差の術式発動で位置を誤認させるなどで翻弄して罠で仕留めていくよ
往年のヒーローチームならその連携で追い詰められたかもしれないけど…
借り物の力を誇るあれが頭ならいくらでも時間稼いで各個撃破できる…

しびれを切らしてスーパープルトンが前に来たときがチャンス……
【起動:海神咆哮】により纏めて吹き飛ばす……


フェリクス・フォルクエイン
連携歓迎
「逃がすわけにはいきませんもんね」
若干遠い目をしつつ参戦
先制攻撃は残像を帯び回避動作にフェイントを交え第六感も使って相手の攻撃見切りつつ躱し避けられない時はオーラで身を守り耐えます
「先制攻撃さえ耐えきれたなら――」
UCで変身。複数の敵がいる場面では効果的ですし、頂きモノのUCと装備、使わないのは申し訳ないですから
「って、何やらせるんですかーっ!」
直後にツッコミ入れつつマジェスティック・ツインズの二人を魅了の効果で同士討ちさせつつ封じ
「覚悟はいいですよね?」
「跡形もなく消し飛べーっ!」
自棄になりながら男の娘砲をスーパープルトンに連射します
「うん、さっきの水着はエミリアの姿ってことに――」


ウィルヘルム・スマラクトヴァルト
死後、力を奪われて悪用されるマジェスターズ達の
無念は如何ほどばかりでしょうか。
――彼らの無念を晴らすためにも、貴様は必ずここで討つ!

先制攻撃は「第六感」で感知した上で、攻撃の軌道を「見切り」、
緑の大盾と緑の斧槍を駆使して「盾受け」「武器受け」で
確実に受けるよう専念します。
万一受けきれなかった場合は、「オーラ防御」で防御力を高めて
ダメージを最小限に抑えつつ、「激痛耐性」で耐えます。

先制攻撃を耐えたら、「ハイパー・ガーディアン・モード」を使用。
可能な限り高速で飛翔して勢いを付けてから、
緑の斧槍で「ランスチャージ」を敢行。
チャージの勢いと「怪力」で「串刺し」にします。


ザッフィーロ・アドラツィオーネ
POW
森のブロック…か
否、地上と同じ様に動けると考えれば有利やもしれんな
視界を遮る木々は厄介だがその分『聞き耳』『第六感』を使いつつ怪し気な物音や気配を探りながら進んで行こう
足場の悪さも地形の把握は得意故『地形を利用』しつつ『忍び足』にて探索を
物音が聞こえれば即座に左手の光の盾を展開しつつ敵へと間合いを詰めんと試みよう
敵の強化は完了しているだろうが…それ以上に攻撃を与えれば良いのだろう?
攻撃された場合は『盾受け』にて受けた後反対の右手を伸ばし『カウンター』の【鍛錬の賜物】
…敵を掴み地に叩きつけんと試みよう
『怪力』には自信があるのでな。何度でも叩きつけてみせよう
…ダメージが通るまで、な?


ミルケン・ピーチ
POWで行きます

もはやクライング・ジェネシスも倒れ、残るはあなたたちのみ!

この一か月で培った【戦闘知識】を動員し、武器の骨のリーチや風の風力を【見切り】、それが届かないよう回り込みながら距離を詰めます
また風の軌道が変わってくるようならジャンプやしゃがみなど上下移動も混ぜ、相手の攻撃の軌道からそれていきます

最接近したら口を攻撃…と見せかけ【残像】に食いつかせて口の反対側へ回り込み
骨も口もない場所へ【ミルケンインパクト】を叩き込みダウンさせ、追撃で【グラップル】で骨の武器を掴んで【怪力】でもぎとり、その武器で止めの一撃

この一撃はマジェスターズの無念の一撃と思いなさい!




 ラグランジュポイントにあるスーパーステルス宇宙船。
 藍色の髪の人狼少年、ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)はヒーローズアースでサポート以外での参戦は初めてだったかなと思い返しつつ、外に見える宇宙に気分が高揚していたようだ。
「……宇宙船というのはワクワクしますね」
 ただ、状況もあってか、猟兵達は表情の険しい者も多い。
「……しかし、こんな所に隠れるとは、いよいよ後が無くなったか?」
 短くカットした銀髪の人狼、シキ・ジルモント(人狼のガンナー・f09107)は戦い前に銃のチェックをしつつ呟く。
「もりのなかーはーもりのなかー」
 とある概念が意識と少女の体を持ったラモート・レーパー(生きた概念・f03606)はお気楽に歌など歌っているが、この場は見渡す限り木々が生息する区画。
 宇宙船の壁が見えなければ、さながら地上の森林地帯を思わせた。
「森のブロック……か。否、地上と同じ様に動けると考えれば有利やもしれんな」
 サファイアの指輪のヤドリガミ、ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)はこの場が宇宙船だと思わぬようにして立ち回ろうと考える。
「なるほどなるほど……森の中、か……それなら……鬼ごっこでもしようか……」
 眼鏡の奥で眠たげな表情をしたメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)だが、その思考はハンターを思わせた。
「逃がすわけにはいきませんもんね」
 女性のような容姿をした緑髪の騎士、フェリクス・フォルクエイン(人間の天馬聖騎士・f00171)も若干遠い目をしながらも、この戦いに参加する。
 仲間達の言葉もあって、ルベルはこの内部に潜むオブリビオン討伐の為に気を引き締めて。
「うむ、世界のために僕も頑張るのでございます」
 その時、がさりと近場の草むらが音を立てる。
 敵の襲来を察した猟兵達は身構え、その襲撃に備えるのである。


 森の草むらから現れたのは、【マジェスティック・ミックス】によって強化された侵略宇宙人の長、スーパープルトンだ。
「ギシャーシャシャシャ! キオッタナ、チキュウジンドモメ!」
 その奇襲に【第六感】で気づいたウィルヘルム・スマラクトヴァルト(緑の騎士・f15865)が迎撃に当たる。
 敵の飛ばしてきた風を避けたウィルヘルムは、さらに食らいついてきた大きな口を【『緑の大盾』で受け】止めた。
「死後、力を奪われて悪用されるマジェスターズ達の無念は如何ほどばかりでしょうか」
 このままでは彼らは浮かばれないと感じるウィルヘルムへ、スーパープルトンは嘲笑うようにその力を使って攻めてくる。
「ギシャーシャシャシャ!」
 敵は力任せに、武装した骨の剣を叩きつけてきた。
 それを、【オーラ防御】で体を覆ったウィルヘルムが【『緑の斧槍』で受け】止めて。
「――彼らの無念を晴らすためにも、貴様は必ずここで討つ!」
 ウィルヘルムはその刃を思いっきり横に薙いだが、スーパープルトンはさらりと躱して見せた。
「ギシャシャ、マダマダコレカラダ……!」
 身を引いた敵は木陰に身を隠していく。
 周囲から聞こえてくる複数の気配。
 おそらく、敵が従えている「マジェスターズ」達が敢えて物音を立てて撹乱しているのだろう。
「視界を遮る木々は厄介だが……」
 ザッフィーロは【聞き耳】を立て、スーパープルトンの気配を【直感】で探る。
 森という場所は木々の根が地面から浮き出ていたり、小動物が掘り返して凹凸があったりする。
 足場の悪さはザッフィーロも織り込み済み。
 地形の把握を得意とする彼は【地形を利用】しつつ、【忍び足】を使って自らの気配を消そうとする。
 ガサリ……。
 だが、相手は襲ってくる。今度は……。
「ギシャーーーーッ!!」
「上か」
 手袋から淡く光るエネルギーの盾をザッフィーロは展開し、その骨の大剣を受け止める。
 そのままザッフィーロは間合いを詰めようとするが、敵は飛び退いて距離をとってしまう。
「もはやクライング・ジェネシスも倒れ、残るはあなたたちのみ!」
 大人ボディ、桃姫の姿で参戦しているゴーグル型ヒーローマスク、ミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)がスーパープルトンへと言い放つ。
 だが、敵は鼻を鳴らして突風を巻き起こしてまたも森の中へと姿を隠してしまう。
 すでに、ミルケンは幾度もスーパープルトンと交戦を繰り返している。
 この1ヵ月で培った【戦闘知識】を動員し、ミルケンは強襲してくる敵の骨武器のリーチを見切り、彼女もまた距離と詰めようとしていく。
 ただ、スーパープルトンは巻き起こす風の刃の軌道を変え、襲ってくる。
 時に自ら食らいつきにかかりながらも、スーパープルトンが操る風をミルケンは跳んだり、しゃがんだりといった上下運動も合わせ、相手の攻撃の軌道から逃れていた。

 しばしの交戦の後、スーパープルトンは小さく笑って。
「コレナラドウダ?」
 再び草むらへと身を隠すスーパープルトン。
 今度は次々にマジェスターズが現れ、猟兵達を強襲してくる。
 それに対し、シキも相手と同様に【森という場所を利用】して回避に当たる。
 狼へと変身したシキは体勢を低くすることで、襲い来るマジェスターズからの攻撃による被弾を減らす。
 また、シキは【聞き耳】を立て、木の葉の揺れ等、かすかな物音を感知する。
 森の木々を遮蔽物として身を隠す彼は、食らいかかり、骨の武器での殴打といった攻撃を躱していた。
 その間、ルベルは別のマジェスターズメンバーの襲撃を受けるが、自らのマントを投げつけることで視線誘導し、防いで見せた。
 木陰へと姿を眩ませ、【聞き耳】と【第六感】で相手の居場所に当たりをつけたルベルは、【念動力】で地面に【トンネルを掘って】いく。
(「敵は過去のヒーローさんなのです? 子供たちにさぞ人気だったのでしょうね」)
 今の状況だと、そう考えるのも無理はない。
 ただ、このヒーロー達はオブリビオンではなく、オブリビオンに使役されるだけの存在でしかない。
 それらのヒーローからの攻撃に対して、メンカルは木々の合間を縫うように移動し、逃げに徹する。
 その際、『心理隠密術式【シュレディンガー】』を使い、メンカルは相手に心理迷彩を施す。
 さらに、メンカルは自らにも森に溶け込む【迷彩】術式を施し、【目立たない】ように攻撃をやり過ごしていた。
 ラモートもまた『???』によって、迷彩柄のマントを生成して羽織り、身を隠そうとする。
 だが、巻き起こる風がマントを捲れ上がらせ、マジェスターズは彼女を逃さない。
「『 』、役目近き者から隠れる天の光の名を借りて、『 』が役目全うする」
 おそらくは、ラモートは何かの名前を語っているのだろうが、聞き取ることができない。
 彼女は自らを透明にして身を隠し、その場をやり過ごす。
 そして、フェリクスは【残像】を帯びて回避に努めていた。
 ダイヤの拳で殴り掛かってくる相手の一撃を【第六感】を使い、相手の攻撃を【見切って】避けていく。
 それでも、ヒーロー達も連携をとってくる。
 フェリクスが避けたタイミング、マジェスターズの1人が炎を飛ばすべく両手で構えていた。
 避けられないと判断したフェリクスは、【オーラ防御】を展開して耐えようとする。
 その時、念動力によってマントの操作していたルベルが相手の注意を引く。
 マジェスターズメンバーがそのマントに視線を向けた直後だ。
 【早業】で地面を掘っていたルベルが相手の足元を崩し、体勢を崩してしまう。
 先制攻撃から逃れようとしていたルベルは結果的に、フェリクスを助けることとなっていたようだ。
「先制攻撃さえ耐えきれたなら――」
「ギ……!」
 フェリクスは木陰に隠れていたスーパープルトンを発見し、仲間と共に反撃に転じていくのである。


 森の中、発見したスーパープルトン目がけ、猟兵達は一斉に仕掛ける。
 狼の姿で疾走して敵の居場所を発見したシキは、人の姿に戻ってユーベルコードを発動する。
「…………」
 『ハンドガン・シロガネ』を握るシキは敵を射程に捉え、無言で睨みつける。
 仲間達がうまく相手の気を引いていることもあり、シキは息を止めてスーパープルトンを狙撃していく。
「ギシャッ……!」
 腕で銃弾を弾こうとした敵だが、シキの狙撃はその腕を避けて胸部を穿つ。
 弾丸を受け、舌打ちする敵は森の中を見回して。
「ワレヲマモレ!」
 スーパープルトンは前方へとマジェスターズを揃え、自らの守りに当たらせようとする。
 だが、すでにラモートが仕掛けた罠にかかって拘束され、あるいは黒剣に変化した弓矢で穿たれ、万全の動きができないメンバーも。
 さらに、メンカルも『遅発連動術式【クロノス】』で予め仕掛けていた術式を起動させ、翻弄されていたマジェスターズは足止めする。
「借り物の力を誇るあれが頭なら、いくらでも時間稼いで各個撃破できる……」
「ギシャッ、ツカエヌヤツラメ……!」
 不遜な態度を崩さぬスーパープルトンはマジェスターズの力を使って飛びかかろうとするが、メンカルがそれを狙っていて。
「座標リンク完了。魔女が望むは世界繋げる猫の道……主砲、一斉射!」
 メンカルの合図に応じて、ワープゲートから飛空戦艦ワンダレイの主砲が放たれ、周囲の木々やマジェスターズごと吹っ飛ばしてしまう。
 スーパープルトンは炎と風を操ってダメージを軽減していたが、それでもかなりのダメージを負っていた様子。
 猟兵達はその隙をついて畳みかける。
 すでに、全身をエメラルド色に輝くオーラで覆い、空を飛翔していたウィルヘルム。
「この世界も……そこに住まう人々も……私が護るんだ!」
 一気に降下しながら、【緑の斧槍を突き出して特攻】するウィルヘルムは、その勢いと【怪力】で敵の体を【串刺し】にしていく。
 ザッフィーロも仕掛け、正面から飛び込む。
「強化されていても、それ以上に攻撃を与えれば良いのだろう?」
 ザッフィーロは【怪力】でスーパープルトンの体を殴りつけるが、敵もやられてばかりではない。
「チョウシニノルナ……!」
 骨武器で殴り掛かるスーパープルトンの一撃をザッフィーロは左腕の【エネルギーの盾で受け】、右腕で敵の身体へとつかみかかる。
「【怪力】には自信があるのでな」
 彼は強引に、スーパープルトンの体を地面へと叩きつけた。
「ギシャアアッ!!」
「何度でも叩きつけてみせよう……ダメージが通るまで、な?」
 ただ、スーパープルトンは3度目の叩きつけの際、強風を巻き起こしてそこから脱しようとする。
 爆撃地点から森へと隠れようと移動するスーパープルトンだが、火精霊を纏ったルベルが森の中を高速移動して回り込む。
「全てを投げ打ち賭して人身の短命を捧げる……そこまでの覚悟あってこそ得られる加護がある」
 彼が放射する火炎はスーパープルトンのみを対象とし、その体を燃え上がらせた。
「ギシャアアアアッ!!」
 炎に悶える敵へと迫るミルケンが相手の顔面を殴りかかろうと拳を振るうが、それは【残像】。
「ミルケンインパクト!」
 本体は敵の真横から、強烈なヒップアタックを食らわせる。
 大きくよろけた敵の手から零れ落ちる骨武器を、ミルケンは【怪力】でもぎ取って。
「この一撃はマジェスターズの無念の一撃と思いなさい!」
 力の限り顔を殴打したが、なおもスーパープルトンは抵抗し、強烈な光を放ってミルケンを怯ませる。
「ギシャッ、オノレオノレ……!」
 なんとか逃れようとするスーパープルトン。
 無敵と自称していた彼だが、その姿に余裕は全く感じられない。かなりの回数討伐され、自らの破滅が近いことを悟っているからだろう。
 そこで、フェリクスが止めに動くのだが……。
(「複数の敵がいる場面では効果的ですし、頂きモノのユーベルコードと装備、使わないのは申し訳ないですから」)
 そう考えた末でユーベルコードを使用して変身したのは、なぜか『女性用水着姿』。
「……って、何やらせるんですかーっ!」
 女性のような外見だが、フェリクスは男性である、念の為。
 ようやく罠から逃れて近づいてきたマジェスターズ達も、その姿に魅了されて同士討ちを始めてしまう。
「ギシャッ……」
 退路を探すスーパープルトンはというと、あちらこちらに布陣した猟兵達を目にして動けずにいた。
「覚悟はいいですよね?」
 仲間の注目を浴びる中、フェリクスはヤケになりながらも大口径光線銃『男の娘砲』を取り出して。
「跡形もなく消し飛べーっ!」
 砲口から連射される高出力の光線。
「ギシャアアアアアアアアアアアアアッ!!」
 それに撃ち抜かれたスーパープルトンは叫び声を上げ、マジェスターズ共々、この場から消え去っていった。

 果たして、これで完全に倒すことができただろうか。
 猟兵達はすぐさま、確認の為にグリモアベースへと戻っていく。
 しかしながら、その場にはすぐ動けずにいた猟兵が1人。
「うん、さっきの水着はエミリアの姿ってことに――」
 彼は先程の姿が自分そっくりに変身できるペガサスだったと口実を考えながらも、いそいそと着替えてからその場を後にするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年12月01日


挿絵イラスト