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乳こそが世の真理

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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●貧乳は人に非ず
「お主らはここに住まうことすら許されぬ。しかしちょっとした温情だ、命までは取らぬ、早々に出ていくがよい」
 突然現れた城から現れた傍若無人な支配者は、近隣の村々で気に入らない者を次々と追放していった。
「そんな、妹がでていくならば、私も」
「それはならぬ。お主は我が城でしっかり働いてもらおう、休む暇があると思うなよ」
「お姉ちゃん、お姉ちゃあああああん!?」
 引き裂かられた姉妹。年も近く、顔立ちもよく似た美人の姉妹だった。大きな違いといえば、たった一つだけ。
「恨むのならば、その貧しい乳を恨むのだな」

●豊乳は富であり絶対
「……ダークセイヴァーってこんなんばっかりなんじゃろか……?」
 最近大人しいなと思っていたウルフシャがグリモアベースで首をひねっている。猟兵たちが近寄ると、いつものなんとも言えない表情を浮かべながら声をかけてきた。
「その、また年端もいかない少女たちに危機が迫っとるみたいなんじゃ、うん」
 ダークセイヴァーのある地域に突如城が現れた。そこから現れた支配者——ほぼ確実にオブリビオンたち——が近隣の村々を襲い、胸の豊かな少女たちを次々に城に連れ去り、胸の乏しい少女たちを追放しているのだという。
「その城をどうにかせなあかんのは明確なんじゃが、その前に追放された女性たちがちょっと危なくてな?」
 もともと裕福な世界ではない、追放された者で集まり協力し会う事で何とか凌いでいるが、とにもかくにも食料が足りず困窮の一途をたどっているらしい。
「ということで、まずは食料を確保して、その人たちの状態を正常に戻すことじゃ。その後、城をどうにかすることができれば彼女たちは村に戻ることもできるじゃろう」
 敵の目的はわからない。いや、豊かな少女を集めていることはわかるが、それが何のためなのかということはわかっていない。
「あまり考えたくない気もするんじゃがな……ともかくこのまま放置するわけにもいかん。みんな、力を貸して欲しいんじゃ!」


しべりあ
 とある事情により潜ませていたこのシナリオを解放せざるを得なくなりました。
 どうも、しょしんしゃのしべりあです。
 胸は攻めるよりも守るほうがやりやすいですよね、多分。そうでもないですか?

 まずは村から離れたところで集まり生活することを余儀なくされた、いろんな意味で貧しい少女たちに、お腹いっぱいご馳走を集めてあげてください。そうすることで城への道が開けます。本当です、信じてください。
 城を調査するとなると連れ去られれている少女たちに会うことができるかもしれませんね。
 一体城に潜むのは何者なのか、それは皆さんの手で暴いてください。……どうせアレの仲間だろうって? わかりませんよ?
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第1章 冒険 『日々の糧を得るために』

POW   :    大型の獣や魔獣を戦って狩る。

SPD   :    小~中型の草食動物を狩る、釣りなどで魚を釣る。

WIZ   :    食べられる植物や木の実を探して採る。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ライエル・シュヴァリエ
個人的には大きい方がよいが(ぁ)胸の大きさに貴賤はないだろう。差別的な扱いをするのはよくないな。
さて、食料が必要というのならその辺の食べれそうな大型獣でも狩るとするか。

狩りに出かけ、獲物を探そう。闇雲に探すのではなく、第六感も活かしたい。

見つけたらすぐに仕掛けず様子をみて、移動し始めたら気取られないよう注意しながら追跡しよう。落ち着ける場所について、リラックスした様子を見せたら仕掛ける。
一気にダッシュして距離を詰め覚醒せし黒剣で殺傷力を上げ、一撃で大型獣の首を斬り落として仕留めにかかる。

仕留めたら血抜きの処理をしてから怪力を活かして持って帰るとしよう。
喜んでくれるといいがな。



●貧しき集落
 その集落の住人は皆痩せ細っていた。いや集落というのもおこがましいかもしれない。なにせ森近くにあったボロボロの廃村で、雨風をしのげる場所に身を寄せただけなのだから。
 一人の少女は思う。ああ、きっと私がこんなにぺったんぺったんで真っ平らなのも全て食べるものがないのが悪いんだ、と。一緒のものを食べてたはずの姉が大きくなっていたのはきっと私に隠れて何か食べていたに違いないんだと。
 ……でももし、美味しいものを食べても、何も変わらなかったとしたら、私は……。
「子どもが何難しい顔してんだ。腹でも減ってんのか?」
 少女の前に現れた一人の青年、ライエル・シュヴァリエ(忘却の黒騎士・f11932)は背中に狩ってきた大型獣を背負っていた。
「えっ!? そ、それは、空いてるけど、えっとそうじゃなくて……」
 お兄さん、だれ? そう聞こうと思っている間にも、話が進んでいく。
「ああ、これか? うまく狩れたんだが、一人で食べるにはでかすぎてな。仲間も大量に狩って来てるみたいだし……他にも人いるんだろ? 悪くなっても勿体無いし、みんなで食わないか?」
 この集落にいるのは非力なものばかり、狩などができるものはおらず、肉を食べたのは数日前に食べた保存食の干し肉が最後だった。
「おにくいいの!? 食べる!! みんな呼んでくるね!」
 どこにそんな元気があったのか、少女は目を輝かせて走っていく。猜疑心は、食欲の前に一瞬で消え去った。
「……喜んでもらえたみたいだな」
 見送るライエルの顔にも、笑みが浮かんでいた。
 彼としても大きいほうがいいのは確かだが、たとえ小さくともそこに貴賎はない。あの少女が胸のせいでひもじい思いをすることは間違っている、そう確信していた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ライラ・ムスタリンナ
『…好きで貧しく生まれたんじゃねぇ(自分の胸を触りながら)』
とにかく、あのクソ領主が何考えているかはとりあえず置いといて、
追放された少女達には精の付くようなのを食わせなきゃね。
あの子たちにはまだ可能性はあるから、…多分。Perhaps.Maybe.

POW
大型の獣や魔獣を見かけたら一直線にMurskata Maailmaで攻撃
但し、獲物の原型は残すように頭を狙う
『狙うは頭ただ一つ!なぜって?その方が持って帰りやすいし
食べる所多いし!』



●持たざる者
 森の中を駆ける女性、ライラ・ムスタリンナ(破壊詩人・f00844)が構えているのは一つの楽器。
「狙うは頭ただ一つ!」
 『Kaoottinen Huuto』と名付けられたそのギターは今、少々特殊な音色を奏でようとしていた。
 ゴッ、と、鈍く低い音が辺りに響く。その発生源となった獣は、一帯の木々を巻き込みながらも、頭を潰され絶命した
 【Murskata Maailma】それが彼女のユーベルコードの名だ。使い方は簡単。手に持ったギターを、相手に振り下ろすだけである。単純ゆえの必殺だった。
 狩った獲物を持って帰るのは少女たちの住む集落。すでに仲間が炊き出し——というにはメニューは肉がほとんどだが——を行なっており、この勢いならば今手に持つ獲物もすぐ平らげられてしまうだろう。
 あの少女たちにはまだ可能性がある。今のうちにちゃんと精のつくものを食べさせれば、健やかに育つ者も……多分いるだろう。
 笑顔で食事を頬張る少女たちの姿を眺めつつ、ライラは自らの胸に手を当て、呟く。
「……好きで貧しく生まれたんじゃ、ねぇ……」
 もし、この呟きを少女たちが耳にしていたら、涙を流しながら慰めようとしただろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠・翔
またか…また、こんな奴が出たんっすか…なんなんっすか本当に(汗)

…って、あれ?村から追放されて集まっている状態なら住む場所は…?と、とりあえず手持ちの食糧を少女達に渡して食べてもらっている間に住居をどうにかしないと…確か、前の依頼で助けた少女達の村もあったっすけど…遠いかな?

とりあえず森なんかで木材集めてレプリカクラフトで家もどきみたいなのを作ってみるっす。雨風凌げる場所必要だろうし、食べ物手に入れた場合は調理も必要ですしね。家があって困ることはないでしょうしね?

…思ったけど、20㎥って11坪ちょいの建物
少女達の人数によるっすけど…かなり作らないとまずいっすけど、頑張って作ってみるっす(汗)



●思わず中に入りたくなってしまうタイプの仕掛け罠としてすごいのができたらしい
「またか……また、こんな奴が出たんっすか……」
 なんなんっすか、本当に……。冷や汗を流している少女——と呼ぶと本人は微妙な顔を浮かべるだろうが——久遠・翔(性別迷子・f00042)は呟きながら頭を抱える。
 何か似たような相手に心当たりでもあるのだろうか、彼女はかなり遠い目をしながらも、少女たちを助けるためにできることを考えた。
 以前似たような……ある意味、故郷に帰れなくなったのでこれよりもひどい境遇の少女たちが集まった村があったが、ここの場所からだと少々遠い。なにより、この少女たちにはあの支配者さえどうにかすれば、帰ることができるのだ。遠方に連れて行くよりは、この場で一時的にでも過ごせる環境を作るほうが良いだろう。
 食料を集める仲間たちを眺め、翔は別の手段で少女たちを助けることにした。近くの森から木材を切り出し、ざっくりとした作りのおとうふハウス……もとい小屋を建てる。
 少女の数を考えれば数軒用意する必要があるだろうが、定住するわけでも無い。
今寝泊まりしている隙間風吹きすさぶボロボロのハイオクに比べれば雲泥の差だろう。
「おねえさんって大工さんなの!? すごい! お城とかも作れるの!?」
「……え、いや、お城はちょっと」
 その様を見ていた少女から、ものすごくきらきらした瞳を向けられて翔はたじろぐ。
「できないの……? あの悪い奴らに負けないようなお城があれば、私のお姉ちゃんも帰ってくるかなって……」
 姉が連れていかれ、自分が村を出されたのは、全て悪い城が現れたからだ。そんな思いが少女にはあったのだろう。彼女は手元にあった食料を少女に分け与えて静かにさせながら、呟く。
「……頑張って作ってみるっす」
 そうしてできたものが、どのようなものだとしても、少女は瞳を輝かせるだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

サフィリア・ラズワルド
POWを選択

胸が小さいから?それだけで追放されたの!?酷い!私も胸は小さいけど、代わりに翼は大きいし尻尾も太いし角だってそれなりにあるよ!胸が小さくてもいいじゃん!服の上から膨らみがちょっとあるのがわかる程度しかないけど別にいいじゃん!

と、この行き場のない怒りを狩りに向けます。狩りまくります。ドラゴンになって狩った動物を運搬します。

『お肉だよー!いっぱいあるから遠慮せずに食べてね!』

足りなければすぐに追加を狩りに行きます。

『鹿とか兎とか熊とか魔獣とか………魔獣はいらない?本当にいらない?そう、美味しいのになぁ、いらないなら私が食べよう』とちゃっかり自分もおこぼれを貰います。

アドリブ歓迎です。


アヤカ・ホワイトケープ
その支配者が何者かはともかく、目的が分からないわね
どうせロクでもないような事なんだろうけど、まずは出来る事を片付けていかないと

でも、なんで胸なのかしら?あればあったで割と苦労する事も多いと思うんだけど…

【WIZ】
飢えは…本当に辛いもんね
わたしは【世界知識】と【情報収集】で何か食べられそうな物を探してみるよ
【第六感】で美味しそうな物も見つけられると尚いいかしら?
ある程度数が集まってきたら、【料理】で美味しく食べられそうな物を作ってみて【優しさ】も込めてみようかな
これで少しでも助けになってくれるといいんだけど…
(他者との絡み全力で歓迎!)



●服の上から膨らみがあるのが分かる者は一旦保留されているらしい
「胸が小さいから?それだけで追放されたの!?」
 怒りに震えるドラゴンがいた。
「酷い!私も胸は小さいけど、代わりに翼は大きいし尻尾も太いし角だってそれなりにあるよ!」
 少女に共感し、励ますドラゴンがいた。
「胸が小さくてもいいじゃん!服の上から膨らみがちょっとあるのがわかる程度しかないけど別にいいじゃん!」
 そう言って飛び立ったドラゴンがいた。全部同一ドラゴンだった。
 ちなみに、この村の少女たちは、服の上から膨らみがわからない者たちばかりであったため、若干憧憬の眼差しを向けていた。
 それはさておき、件のドラゴン、サフィリア・ラズワルド(ドラゴン擬き・f08950)は少女たちの話を聞き、居ても立っても居られなかった。目につく獣を狩り集め、完全なるドラゴンとなりながら少女たちの元へ大量の獲物を持って戻ってきた。
「お肉だよー!いっぱいあるから遠慮せずに食べてね!」
 降り立ったドラゴンにも、そのドラゴンが気さくに話しかけてきたことにも少女たちは驚いたが、先日からお世話になっている人たちの仲間だということはすぐ察した。少女たちは白銀の龍に大いに感謝した。
 そこからはアヤカ・ホワイトケープ(ロストイノセント・f00740)の出番だ。この集落の周辺で使用できそうな香草類や少女たちでも採集できそうな材料を、サフィリアの持ち込んだ食材と合わせ、様々な料理を提供していく。
 少女たちにその様子を見せ、時には一緒に料理を作ることで親睦を深める。そうして完成した料理は、味以上の何か特別なものが感じられ、少女たちは笑顔で食していた。
「飢えは…本当に辛いもんね。慌てないで、ゆっくり食べましょう、まだたくさんありますからね」
 その様を笑顔で諭すアヤカ。彼女の後ろからドラゴンの状態を解除したサフィリアが声をかける。
「んー、もうちょっと足りない? 鹿とか兎とか熊とか魔獣とか、まだ結構いたんだけど」
 幸いなことにこの辺りは狩猟する対象には事欠かないようだ。近隣の村が廃村になっており、しばらく手付かずの状態になっていたのが幸いして動物たちが多く生息しているようだ。
「そんなに大量に狩ってしまっても食べきれないでしょう。保存食にするにも手間がかかります。もう少し彼女たちが元気になってからの方がいいと思いませんか? あと、魔獣はやめておきましょう。何が入ってるかわかりません」
 猟兵が食べるのならばまだしも、普通の少女たちに食べさせるのは抵抗があった。
「………魔獣はいらない?本当にいらない?」
「一応捌きましたけど、使っては無いですね」
「美味しいのになぁ、いらないなら私が食べようっと」
 仕方ないなぁ、と嬉しそうに魔獣肉を頬張り始めるサフィリア。その様子を眺めつつあらあら、と笑顔のままで一息つく。
 余裕ができたということもあり、アヤカは自分の豊かな胸に手を当てながら、疑問に思っていたことを考え始める。
「でも、なんで胸なのかしら?あればあったで割と苦労する事も多いと思うんだけど……」
 その言葉を耳にした、アヤカの胸を羨ましげに眺めていた一人の少女が当時のことを思い出しながら口を開いた。
「なんかね、集めて、育てて、力を得るために実験? するんだとかいってた、よくわかんないけど……」
 なにか猛烈にろくでも無い嫌な予感を感じた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

秋山・軍犬
巨乳?貧乳?
それ飯より大事な…
あ、はいスンマセンっす。

まー、しかしダークセイヴァー
聞きしに勝るクソな世界っすね…
何より飯が足りんのが許せんっす。

…そんな世界で
父ちゃん、母ちゃんが育ててくれた
あんたらの体、胸に思うところがあっても
大事にせにゃいかんっすよ?

さて、何はともあれ飯の確保っすね
野生の勘とフードファイター的な嗅覚で狩猟と採取。

まあ自分、異世界の未知の食材集めとかが人生みたいな
トコあるっすから、慣れたもんすよ?

できれば自分らがいなくなった後も
継続的に確保できるような食材と
その調理法でも確立できればいいんすけどね
まあ、料理スキル2で頑張ってみるっすよ。



●まだ見ぬ明日を生き抜くために
「巨乳? 貧乳? それ飯より大事な……」
 秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)がその言葉を口に仕掛けたとき、明確な殺気を感じた。それは果たして猟兵からか、それとも少女たちからか。
「あ、はい、スイマセンっす」
 実際お腹がすいて危ない状態だったので、食事が大事なのは確かであるのだが。
「……ただ、こんな厳しい場所でも父ちゃん、母ちゃんが育ててくれたあんたらの体、胸に思うところがあっても大事にせにゃいかんっすよ?」
 少女たちはその言葉には素直に頷いた。
 彼は飯が足りないということを何より許せない。この世界で生活する人々を見て回っても、おいしい食事を食べて幸せな顔を浮かべる人が全然見当たらないのだ。
 せめて手の届く範囲だけでも笑顔にしたい。そう決意し、食材を確保し、鍋を振るった。
 しかし一時的なものでは、少女たちはすぐに元の困窮した状態に戻ってしまう。一番大切なのは食べることができる状態を継続すること。そして、何かあった時のために貯蔵を行うことだ。
 少女たちのお腹を満たしながらも、自らの知識を総動員し、時には毒見をしながらも周辺の食べられるものやその調理法を記し、少女たちへと伝えていく。
 この知識は、たとえ彼女たちが村に帰る時が来たとしても、生かされていくだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

犬上・爪牙
女性にとって胸とは、男性にとっての筋肉のようなものだと理解しています
※見た目の筋肉の無さがコンプレックス
それは栄養に乏しい食事では育つものも育たず、また体質の問題もあり食べればいいと言うものでもありません
僕としてはスレンダーな女性が好ましいとか、いえそういうことではなく(一応思春期男子
何より、勝手な価値観での罵倒と侮蔑、許せません

まずは食糧確保を
草食であれば雑味も少ないはず
【騎獣:天狼】と共に獣の痕跡を追跡して狩り立てます

追放された女性にはコミュ力を活かし優しく励まし
連れ去られた者の親族や友もいるはず。必ずや助け出して見せましょうと誓い
今の食事だけでなく干し肉の下拵えをし、保存食も用意しますね



●明日のために今日できる事
 保存食の作成を進めることになったのは犬上・爪牙(人狼のパラディン・f06689)であった。
 『騎獣:天狼』を駆り、食べやすい草食獣を重点的に狙っていく。そうして手に入れた肉を切り分け、塩胡椒などに漬け込みながら干し肉等を作成しいった。
 肉を罠で確保し、塩の入手さえなんとかできれば、少女たちだけでも作成できるだろう。
 実際、彼の傍らには、作業を手伝う少女の姿があった。
「これであとは乾燥させておけば大丈夫でしょう。今の時期は冷えますし、空気の乾燥具合もちょうどいいです」
「ありがとう、よくしてくれて……あーあ、私もお姉ちゃんみたいにスタイルが良かったら、お兄さんの事狙ったんだけどね」
 猟兵たちがここにきて少し経つ。痩せていた体つきはだいぶ改善されていたが、胸部はなだらかな平原だった。
 どう答えたものかと苦笑しながらも、自分自身の体を見る。
 どれだけ食べても鍛えても、見た目に現れない者というのは存在する。女性にとっての胸は、男性でいえば筋肉だろう、と彼は思う。そういう意味では彼も持たざるものであった。
「僕としてはスレンダーな女性が好ましいですがね」
 少女を傷つけないように、というのもあるが、本心も混ざった言葉。
「そうなんだ……だったら、私にもチャンスあるかな?」
「あの、えっと?」
「ふふ、冗談ですよ、お兄さん」
 少女は笑い、次の作業へと移る。猟兵たちがきた頃にはなかった笑顔が、だんだんと自然に見られるようになっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

涼風・穹
【嗜好】
巨乳良し、貧乳もまた良し、おっぱい無貴賤

【心情】
……巨乳派か…
それ自体にどうこういうつもりはないけど、追放はやり過ぎだな…

【食料】
草食獣を見かけたら『影の追跡者の召喚』で追跡
俺自身は気取られない程度に離れて追跡
山菜や木の実や茸等だと有難いけど食べられるものの所まで案内して貰って、草食獣が食べたものと同じものを採り集める
この世界の植物に詳しい訳じゃないけど、動物が食べて大丈夫なものなら人間が食べても問題ないだろうしな

もし追跡している草食獣が肉食獣に襲われたならその肉食獣を狩る
草食獣を襲う瞬間を狙ってフック付きワイヤーを投擲
ワイヤーが絡んで動きを阻害した所を、風牙で急所を斬りつけて仕留める



●断じて笑顔のためであり乳のためではない
 ある程度食料も安定しており、そろそろ城の攻略の為の準備等を考えなければならない。
 だからといって狩猟物に需要がないわけはない。彼女たちが村に戻るにしても、1日2日で戻れる場所ではないのだ。移動時の食料も今のうちに確保する。それに猟兵たちがすぐ戻ってこれるとも限らない。敵がどのような卑劣な手段を使ってくるかもわからない。
「……巨乳派か……」
 涼風・穹(人間の探索者・f02404)は採集の途中だった。そこまで複雑な作業でもないため、つい色々と考えてしまい、ため息をつく。
 穹はおっぱいに貴賎はなく、みな尊いものであるという考えだった。いかに巨乳派といえど、貧乳を追放するような権利はないだろう。
 背負った籠に仲間からの情報にあった食べられる山菜、木ノ実、茸などを詰め、さぁ帰ろうかと思った瞬間に感じる、獣の気配。どうやら、自分の持つ大量の食材を狙う動物が寄ってきているらしい。
「ちょうどいいや、もう一品追加するとしますかね」
 彼は【影の追跡者】を走らせながら、最近若干発育が良くなってきた少女たちの、喜び、飛びついてきた時の感触を思い出す。
 今日も豪華な食事を出せそうだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
胸のデカイ女性だけを集める支配者…?最高じゃねぇか!何て羨ましいんだ!?(とんでもねぇクソ野郎だ。吐き気がするぜ!)←心の声が逆
…ゴホン。とにかく、その『貧しい』女性たちが心配だ。俺に出来ることは食料ぐれーだが、それで良ければ手を貸すぜ。SPD使ってユーベルコード使って手分けして獲物を狩るぜ。本体はウサギや鹿などの動物狩りで分身は釣りで魚捕りだ。銃でやったんじゃ獲物が逃げちまうから【追跡】と【ダッシュ】で静かに狩るぜ。釣りはその辺のミミズとか使えばなんか釣れるだろ。
食料と引き換えって訳じゃねぇが後は情報収集か。連れ去られた姉さんの名前とか逆に引き裂かれた妹の事とか…あ、いや、城の事とかも一応…



●それほど意味はないですが、姉はフレイ、妹はレナというらしいです
「胸のデカイ女性だけを集める支配者……? 最高じゃねぇか! 何て羨ましいんだ!?」
 という正直すぎる叫びを、少女たちの前で上げてしまったカイム・クローバー(人間のシーフ・f08018)は、僻地で【影に潜む自身】を利用しながら、釣りと狩猟を同時に行なっていた。
 それは決して少女たちの視線が冷たいから逃げてきた、だとか、最近あまり食べてない魚を用意して名誉を挽回しよう、だとか、そういう思いがあるわけでは多分ない。純粋に少女たちのことを思って、である。
 逃げ出す……もとい、集落からでかける前に聞いた話を思い出す。突然現れた、白く光り輝く城。なんの冗談だと思ったが少女たちの話は一致していた。どうやら本当の話らしい。
「名前聞く空気じゃ無くなっちまったからなぁ」
 ちょっとした心残りを呟きながら、鹿を仕留め、分身の元へと戻る、ボウズではなかったが、釣果はあまり上がってなかった。
「この辺の魚だと、そこまでスレてないと思うんだが……だれかが派手にやったのかね?」
 ちょっとした違和感に、首を傾げた。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
胸が大きかろうが小さかろうが、そんなことで魅力が変わるわけないですのに
うちの寮にも大きい人小さい人いますけど、みんな素敵な人たちですのにね
……私も胸はないですけど、このあと潜入とかどうしましょうか
(胸がないのは当たり前ですがっ)

そんなことを考えつつ、川にいってみましょう
触手を召喚して、それを釣糸に魚を釣り上げて持っていってあげますね
釣るより捕まえる方が早いかもてすけど
いっぱい釣っていきますよー

釣り上げた魚は、私が料理します
技能もありますし
焼き魚にしたり、余った分は薫製にして保存食にしたりしましょうか
喜んでもらえたら嬉しいのですけどね
「さあ、召し上がれ?」



●川魚は衰退しました
 川の穏やかなせせらぎが響く木漏れ日の中、大量の触手に囲まれる少年がいる……というのは、ものすごく異色な風景だろう。襲われていると勘違いされても仕方がない。
「ふんぐるいふんぐるい……」
 どこからどう見ても少女のように見える少年、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)。彼としてはただただ川のほとりで釣り糸を垂らしていただけだった。そう、一緒に釣りをしていたのが触手なだけだ。なんのおかしいところもない。
 そんな彼は釣りを触手に任せたまま少々考え事をしていた。
 猟兵たちが支援している少女たちは彼のことを完全に同士だと思い、とても親しみを込めて話しかけてきている。
 そう、あなたもなの、何も言わなくていいわ。きっと大きくなるから……と勝手に理解されたことになっている現状に、いまさら違うと言いにくく、なんとも微妙な感覚に陥っていた。
「大きくなる、かぁ……」
 膨らむはずのない胸を見下ろす。いや、膨らんだら膨らんだで困る……と思う。でも、大きくなることにこだわる必要はないはずだ。自分の寮に住む仲間たちは、大小に関わらず素敵な人ばかりなのだから。
「けど、潜入とかどうしましょうかね」
 この後に関してはどうしても胸の大小が関わってきそうなのが悩ましかった。
 敵の城に潜り込む時には、胸が大きければ楽に潜入できるに違いない。しかし、自分にそれを望むのはまず無理だ。他の仲間との足取りを揃えることを考えれば、潜入などではなく正面から堂々と攻め入ったほうがいいかもしれない……。
 いちごが悩む間にも触手たちはひょいひょいと魚を釣り上げていた。考え込み過ぎたようだ、魚が籠から溢れそうになっている。若干釣り過ぎただろうか。
「……魚は健康にいいですから、沢山食べても大丈夫ですよね?」
 その後、大量に持ち帰られた魚は彼自身の手によって大量に捌かれ、食卓に並んだ。川魚特有の泥臭さを感じさせることのない見事な魚料理に、少女たちは瞳を輝かせたという。
「さぁ、召し上がれ?」
「「「いただきまーす」」」

成功 🔵​🔵​🔴​

六連星・輝夜
……どうせアレの仲間であります(確信)。
【SPD小~中型の草食動物を狩る、釣りなどで魚を釣る。】
最近ようやく仕組みがわかってきたわたくしめは以前とは違うのであります。
エサになりそうなもので野ウサギあたりをおびき寄せて、クイックドロウ、スナイパー、誘導弾を使って絶対に外さない狩人となるであります。毛皮も衣料になるので無駄がないでありますよ?
ちっぱいが好きだって人もきっといるはずであります。ステータスでありますよと、貧しい少女たちを励ましたいであります。(それはそれでアレの仲間かもしれないけど言わない)



●遥かに広がるダークセイヴァーも、今や変態50を超えて
「……どうせアレの仲間であります」
 六連星・輝夜(機関車の精・f04075)は確信した。ダークセイヴァーでのこういった類で、予知した猟兵が猟兵である。その時点で間違いがないであろうと踏んでいた。
 以前戦った紳士たちの姿がフラッシュバックしかけ、首を振る。流石にアレはもう出てこないだろう。しかしアレに類するものが出てくる可能性はある。正直考えたくない。
 だからといって被害にあった少女を放っておけるわけがない。
 彼女は餌を仕掛けて獲物をおびき寄せながら狙撃したり、誘導して一網打尽にしたりと熟練の狩人を思わせる動きで少女たちの豊かさに貢献していた。
 実際、最近はかなり豊かになってきている少女もいる気がする。個人差は大きく絶壁の方が多いのは相変わらずだったが。
「……大丈夫、ちっぱいが好きだって人もきっといるはずであります。それは、立派なステータスであります」
 それはどこか祈りの籠もった言葉だった。少女たちは思わず涙した。そして願った。
 このステータスをわかってくれる人が、どうか、どうかまともな相手でありますようにと。

成功 🔵​🔵​🔴​

峰谷・恵
「好き嫌いの嗜好はどうでもいいけど、気に食わないからって追放は笑い事じゃ済まないね」

【POW】で挑戦。
食用にする大型の獣は熱線銃で狩り、魔獣はアームドフォートの砲撃で応戦(食べると胸が大きくなる魔獣とか居ないと思うので)。
狩った獣は解体して食べやすいよう【料理】して追放された人たちに振る舞う

「潜入できるか、でかすぎて引くって門前払いできるかはちょっとした賭けになりそうかなぁ…」(←胸のサイズVカップ)



●かみさま
「好き嫌いの嗜好はどうでもいいけど、気に食わないからって追放は笑い事じゃ済まないね」
「気にくわないというか……忌々しい、そんな感情すら感じました」
 峰谷・恵(神葬騎・f03180)が料理しながらのふとしたつぶやきを、近くにいた少女が返す。
 彼女の周りには、なぜかいつも誰かしら少女たちがいた。時折密かに拝んでいるものもいる気もするが、ひとまず気にしないことにしていた。
「忌々しい?」
「私たちを追放するのは温情だとか言ってましたけど、本当は近くにいるだけで許せなくて……もしかしたら、手にかけるのも嫌だから追放したのかもしれません」
不思議そうに問い返した恵に、少女が苦笑しながら返す。
「それで命が助かっているんだから喜んだ方がいいのでしょうけど」
「まぁ、そうね、どのみちまともな相手じゃないのは変わらないか……潜入できるか、でか過ぎて門前払いになるかは、ちょっとした賭になりそうかなぁ……」
 自らの胸を見下ろす。猟兵だからこそまともに生活できるが、一般人なら相当大変だろう重量を誇る立派な双丘が、そこにはあった。
「神様なら大丈夫ですよ!」
「……そうかしら……って、えっ? 今、なんて」
「あっ……な、なんでもないです! なんでもないですから!!」
 少女は慌ててどこかへと去っていき、ぽかんとした表情の恵だけが取り残された。
 そう、恵は、本人が知らない所で少女たちの間で密かに神格化されていたのだ。人は強すぎる力を持つ相手には畏れを感じるという。少女たちにとって、彼女は神の力を持つに等しい存在だったのだ。実際拝み始めてから大きくなったという少女がいたというのが、その信仰に拍車をかけつつあった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アクアヴィーテ・ワイズメル
鳥の胸肉おいしいです
物陰や木の陰に隠れて、サイコキネシスで鳥の足を掴み、飛び立てなくしたところでエレメントセイバーで頸を一太刀

手際よく頸動脈を切って血抜きして、貧しい村に持っていきます
鳥肉は焼いても煮ても揚げてもおいしいですから、きっと喜んで貰えます

そう言えば、鳩なんかは鳩胸って言うくらい胸が張ってて立派です
そんな鳥の胸肉を食べれば、きっと立派になります

どこがとは言いませんが

それが優しさです

私は体のサイズ的に人間には敵いませんが、このスケールで考えると、貧しいというほど悲観する必要はないはず

さあ、あなた達の敵の名を教えてください
サイコキネシスで潰すか、剣技で冷凍しちゃうか選ばせてあげます



●あまり見たくない敵の影
「さぁ、みなさん、鳥の胸肉を食べるのです。鳩などを見なさい。鳩胸と言われるほど立派に胸が張っているではありませんか。そのような鳥の胸肉を食べることであなた方は立派な成長を遂げるのです」
 アクアヴィーテ・ワイズメル(フェアリーのフォースナイト・f10170)が食事の前に少女たちへと語りかけるその姿は、さながら新興宗教の教祖を彷彿とさせていた。
 始まりはなんともないことだ。自分が鳥の胸肉が美味しいと思い、狩って少女たちに分け与えただけだった。
 ただの偶然だったのだろうが、なぜかその鶏肉を食べた少女たちを中心に、平原に山が産まれ始めた始めたのだ。その少女たちにあやかろうと、他の少女たちもアクアヴィーテを頼り始め、今に至っていた。
「長……これが正しいのでしょうか……」
 どうしてこうなってしまったのかと頭を抱えながら、故郷を思う。長の困り果てて頭を抱えている姿が見えたような、そんな気がした。
 少女たちは別の猟兵を拝むこともあるようだが、宗派的にはほぼ同じらしい。派閥のようなものもなさそうだった。
 しかしそんな日も終わりが近づいてきている。少女たちの衛生環境と生活基盤がある程度安定したため、敵の城を攻める時が来ようとしていた。
「さあ、あなた達の敵の名を教えてください。サイコキネシスで潰すか、剣技で冷凍しちゃうか選ばせてあげます」
 出発する直前、アクアヴィーテの問いかけに、一人の少女が答える。
「確か、部下からは、ヴゥラ様、と呼ばれていたはずです」
 なんとなくではあるが、近寄ってはいけない雰囲気を、名前から感じた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『天使城ヴァルハラ(主人はヴァンパイア)』

POW   :    力ずくで攻略する

SPD   :    器用さを駆使して攻略する

WIZ   :    知識、魔法を使って攻略する

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●光り輝く白銀の城
 その城は、吸血鬼たちが住まうには、あまりにも輝いていた。
 神聖さすら感じる調度に白亜の門。そして、建物そのものが光を放つかのような白い壁。直視すると目が痛くなりそうだった。
 門の前に立ちふさがるのは者は、屈強な筋肉たち。その肉体美を惜しげなく見せつけるためか、上半身に身につけているものはただ一つ、大胸筋の矯正用サポーターのみ。そして下はいろいろギリギリなブーメランパンツ。街角で出会ったら通報必須であった。
 この中に村々から攫われた少女たちも囚われているのだろう。おそらく中に待ち受けているのはこの筋肉どもだけではない、油断は禁物だ。
 今回の目的ははっきりしている。城のどこかにいる、今回の事件の首謀者。そいつをなんとしてでも探し出し、倒す。
 腕力で変態どもを黙らせながら突き進むか、持ち前の器用さで罠や待ち伏せなどを回避していくか、知識や魔法を使い潜入を測るかは、猟兵のキミたちの手に委ねられている。
峰谷・恵
「なにやら胸の大きな女性を集めているとのことで、お目通り願えませんでしょうか?」


【POW】で力…というか体格(Vカップの胸)ずくで突破を試みる。
【礼儀作法】【コミュ力】で門番に礼儀正しく接し、中へ入れてもらえないか頼んでみる。
門番が話を聞かなかったり拘束しようとしてきたら熱線銃抜き撃ちから畳んでマントで隠していたアームドフォート展開、フルバースト・マキシマムで変態たちを蹴散らし城に突入

「耽美趣味ならぬ変態趣味の吸血ゾンビ相手にごますりはやっぱり苦手だね」


アヤカ・ホワイトケープ
ここが黒幕の城ね。…逆に目立ちすぎないかしら、これ?
そしてあの門番の姿…アレも城主の趣味なの?
そう言えば「集めて、育てて、力を得るために実験」してるとか言う話だったっけ
…猛烈に嫌な予感しかないので、一刻も早くあの城に突入しなきゃいけないわね

【WIZ】
わたしが門の近くを通りかかったら声をかけられたりしないかな?
そうなったら「どこか働き口を探している」って言えば、城に入れてもらえたりしないかしら
城に入れれば敵の狙いがある程度掴める…と、いいんだけど
でも敵はわたしが猟兵と気付く可能性もあるので、そうなったら仲間が門番を殴り倒した隙を狙ってそのまま忍び込んでみるわ
(内容的にも他者との絡み全力推奨で)



●それはとっても邪悪だなって
「意外とすんなりと……」
「入り込めてしまいましたね……」
 応接室の様な所で椅子に座り、お茶まで出された状態で二人は呆然としていた。
 少女たちの話を聞き、もしや普通に入れるのではと思った恵とアヤカは、正面から門番に向かってみた。
「実はどこか働き口を探していまして……」
「この近隣でなにやら胸の大きな女性を集めているとのことで、お目通り願えませんでしょうか?」
 そびえ立つ筋肉にそう話したところ、意外すぎるほどあっさりと中に入ることができたのだ。
「おお、あなたたち程の立派な方でしたら、主人も歓迎しましょう。中の筋肉に説明をさせましょう」
 乳に対するセキュリティがガバガバだった。ただ、筋肉の視線は胸にこそ向かったが、そこに業務以上の感情が見受けられなかったのは意外だった。
 丁重に案内を受け、部屋の一つに通された。担当が参りますのでしばらくお待ちくださいと言われ、今に至る。
「しかし、これが、黒幕の城ね……逆に目立ちすぎないかしら、これ?」
 アヤカは視線を巡らせる。明るく、豪華な調度品がセンス良く配置され、そのデザインこそ胸の大きな女性や天使、女神の様なものがほとんどだが、いやらしさを感じるほどではなく、むしろ芸術性があるとも言えるものばかり。
「変態趣味の吸血ゾンビ……なのかしらね、あれ。もしかして、ただの筋肉……? ごまする必要もないぐらいあっさりだったね……」
 恵はまだ呆然としている。話を聞かない相手には力で押し通るしかないと思っていたが、意外なほど話を聞く相手だった。もっともそれは二人が立派なものを備えているかだ。これが大平原だとすると、彼らは容赦なく排斥にかかってきただろう。
「お待たせいたしました、早速ですが、ここで何が行われるか、というのは実際に見ていただいた方がお早いでしょう。こちらへいらしてください」
 格好こそ他の筋肉と同じだが、おそらく執事なのか、首下に蝶ネクタイをつけたちょび髭の筋肉が現れる。集められた人と合流できるかもしれない、二人は大人しく従うことにした。
「えっと、普通のお仕事……掃除とか洗濯とか、そういうのではないのですか?」
 案内される途中、アヤカは執事筋肉に問いかける。
「そう言った雑用は我々筋肉がいたしますとも。語弊を恐れずに言ってしまえば、あなた方の様な貴重な財産は、より鍛え、維持するために必要な事あるのです」
 そう言って通された場所は、広めの体育館ほどの大きさのホールだった。
「はい、ワンツースリー!ワンツースリー!其処休まない!そうその流れ!」
「も、もう許してください、村に帰らないと。また、また改めてきますから……」
「いいえだめです! トレーニングは一日休むと三日遅れます。駄肉判定になると特別メニューですよ!さぁ、動いて!」
 ……。
「あ、あの」
「なに、これ?」
 其処に広がっていたのは、邪悪なる儀式……でもなんでもなく、各村より集められたであろう高い戦闘力を持つ少女たちがトレーナーの指示の元、その戦闘力を大いに震わせながらエクササイズを行う姿だった。
 彼女たちの姿は下半身は動きやすそうな普通のものだったが、上半身がブラのみと言った凶悪なもので、大平原の少女たちからすれば邪悪な儀式に見えたかもしれない……。
「維持をし、育て、鍛えなければ、肉体はすぐにダメになります。我々はそんな貴重な財産を管理しているのです」
 何を言っているのかはよくわからないが、ともかく連れ去られた人の位置は掴めた。こっそりと仲間に情報を連携しつつ、この人たちをどう助けたものかと頭を抱える。
 しかし、彼女たちには別の危機が迫っていた。
「さぁ、あなた方もこの専用ブラに着替えて参加しましょう。大丈夫、サイズはどれだけ大きくなっても大丈夫な様にいくらでも取り揃えておりますよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ライラ・ムスタリンナ
POW

ハハハ…巨乳少女を拉致ったかと思えば門番はゴリマッチョ?
何考えてんのこのクソ領主。
色々貧しい人間への当てつけか?
だ~か~ら~好き好んで貧しい状態で生まれてくるヤツなんか
いねぇっつーの!(ライラの真の姿が解放された!)

正面からMurskata Maailmaで突破を図る
『ど~も~通りすがりの貧乳で~っす!!!!!(最高に気持ち悪い笑顔)』
『よっしゃあたしに続けぇ!』
但し、建物ごと粉砕して人質まで始末してしまわないように注意しながら攻撃する
『出てこいや変態クソ領主!』
『色々貧しい連中なめてんじゃねぇぞコラァ!!!』



●汝その名は正面突破
「ハハハ……巨乳少女を拉致ったかと思えば門番はゴリマッチョ? 何考えてんのこのクソ領主」
 いろいろ貧しい人間への当てつけか、と呟き、ライラは禍々しいオーラを放ちながら『Kaoottinen Huuto』を構える。
 その姿は自らに半分流れる吸血鬼の血が色濃く現れていた。
 門番たちはただならぬ様子で真正面から門に歩み寄る彼女の前に立ちふさがる。
「まて、この城には貴様のような貧相な者を近づけるわけには」
「だ~か~ら~好き好んで貧しい状態で生まれてくるヤツなんかいねぇっつーの!」
 直後恐ろしい勢いで吹き飛ばされる筋肉が一人。
「くっ、吸血鬼!? いや、貴様の様なさもしい胸の吸血鬼など存在するわけがない! 何者だ!」
「ど~も~通りすがりの貧乳で~っす!!!!!」
 ライラの【Murskata Maailma】が数多の筋肉を吹き飛ばし、門を叩き割る。
 いろんなものをズタズタにしようとしてくる門番たちに容赦する必要はなかった。
 幸い囚われた人が建物の奥にいる事は潜入した仲間の情報でわかっている。多少派手に暴れても問題はない。
「よっしゃあたしに続けぇ!」
 その姿はさながら民衆を導く自由の女神の絵画を彷彿とさせたという。かなり邪悪な気持ち悪い笑顔の女神だったが。
「出てこいや変態クソ領主! 色々貧しい連中なめてんじゃねぇぞコラァ!!!」

成功 🔵​🔵​🔴​

涼風・穹
【真の姿】
姿は変わりませんが、瞳が金色になり、背中に光の翼が現れます

【覚悟】
おっぱい無貴賤の境地に達した者として、巨乳の女の子達を全員力づくで浚って侍らせた挙句に貧乳の女の子達には死ねと言わんばかりの仕打ちをするような巨乳好きを拗らせた外道には人誅を、天ではなく俺が誅を下す!

【行動】
正面から突入
真っ直ぐに奥へと向かいます

正門を剣刃一閃で斬り開けて、邪魔をする方々を尽く打ち倒し、行く手を阻む扉や壁も全て剣刃一閃で斬り捨て、今回の騒動の下手人を探し出して斬るまで止まりません

女の子達を悲しませた罪は重い…死んで償って地獄で後悔しな!
(背後には巨乳貧乳問わず多数の女の子(とおっぱい)の幻影が見えます)



●特攻野郎Pチーム
 ライラの開けた道を駆け抜ける一筋の光があった。光の翼を背に、金色の瞳を輝かせる穹だ。彼はサムライブレイドを手に、吼える。
「おっぱい無貴賤!!」
 立ちふさがる筋肉を壁を扉を一刀のもとに切り払い彼はまっすぐ駆け抜けた。
「これ以上好きにはさせぬうううううん!」
 何故かツインテールに筋肉ムキムキな変態が目の前に立ちふさがろうとするも、彼は止まらない。
「巨乳の女の子たちを全員力づくで浚い侍らせた挙句、貧乳の女の子たちには死ねと言わんばかりの仕打ち! そんな巨乳好きを拗らせた外道には人誅を、天ではなく俺が誅を下す!」
「私たちは管理をしているだけ……」
 筋肉が何かを言おうとしているが、不届き者の言葉など聞く必要はなかった。
「問答無用! 女の子達を悲しませた罪は重い……死んで償って地獄で後悔しな!」
「んほおおおお!?」
 【剣刃一閃】は止まらない、彼は全てを切断し、そのまま突き抜ける、城の反対側の壁を越えるまで。
「……ん?」
 城は、複数階層に分かれていた。首謀者は1階にはいなかったのだ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

カイム・クローバー
あの門番はヤベェ!余りにもヤバすぎる!!見付かったらロクな目に遭いそうにねぇ。他の猟兵が黙らせるとは思うが、極力見つからないように侵入するぜ。
SPD判定と【早業】で侵入。本業はシーフだ。さっきはうっかり口を滑らせて非難轟轟だったが、言っとくけど俺はやれば出来る男だぜ!
見付からねぇように【忍び足】【鍵開け】【早業】ユーベルコードで行動。とりあえず人質の場所を探すとするかね。【追跡】を使って痕跡を辿る。強制的に働かせてるみてーだし、きっと何処かに収容所みてーなトコがあんじゃねぇかな。
見付けられたらテンション上がるよなぁー!!うおおお!やべぇ!秘密の胸園じゃん!って言うぜ。ああ、俺は言う(確信)



●駄肉専用特別メニュー
「あの門番はヤベェ! 余りにもヤバすぎる!!」
 何かの拍子で捕まってしまった場合、清い体で帰ってこれない予感を感じたカイムは、仲間たちが大暴れしている隙を狙い、城内に潜入していく。仲間からの情報だと、囚われた人の大部分は一か所で強制労働……エクササイズをさせられているようだが、そこから脱落したもの立ちは別の場所でひどいことをされている、かもしれないらしい。
 ならばそこを見つけるのがプロの仕事だろう。さすがは本業シーフといったところでその手際は素晴らしかった。足音を全く感じさせぬ忍び足で筋肉たちに全く悟られることなく城内を歩き回る。
 そんな中、仲間が強引に切り開いたと思われる壁の向こうに、地下への階段が隠されているのを発見した。鍵はかかっているが、単純なつくりだ。彼にかかればあってないようなものだった。
「おらおら、この程度でたるんだ体は引き締まらんぞ!」
「も、もう、限界、ですわ……」
「この厳しい世界において甘えた生活をしていた愚か者め! そんな中で育った貴様はただの駄肉! 限界を越えなければ生きてはいけぬ!」
「ひぐううううもう無理いいいいい」
 そこに広がっていたのは何人かのでっかいものをお持ちのお嬢様っぽい女性が、上に囚われている者以上のかなり激しいエクササイズを強制され、ばいんばいんしている秘密訓練場だった。
「うおおお!やべぇ! 秘密の胸園じゃん!」
 カイムは思わず叫ぶ。
「何者だ!?」
 そして瞬く間に見つかり、筋肉たちに囲まれた。
「……やべえ、あまりにもやばすぎる」
 最初に自分で言っていたことを繰り返しながら冷や汗を流すカイムに、この場の筋肉の長と思われる者が話しかける。
「表が騒がしいと思ったら、貴様のような侵入者が来ておったとはな。よかろう、貴様にはあの駄肉どもで実験する予定だった、主人から預かったこの謎の薬『ミル・クデール』の犠牲になってもらおう」
「絶対お断りだあああああ」
 仲間に位置情報を連携しながら、カイムはもう一人の自分と共に大立ち回りを演じる。あの薬の犠牲になってしまっては、いろいろと戻れなくなる、そんな予感を感じながら。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

彩波・いちご
胸の大きな少女として中に入れれば一番でしょうか
問題は私は胸が大きくもなければそもそも女子ではないということで

普段から女装生活してますし、地元温泉街のアイドルの立場上も女子扱いしてほしい身ですが
普段からパッド入りブラはつけてますし

とにかく門番を騙してみせます
具体的には、胸に詰め物をして大きく見せる【変装】と、
そしてメモリーリング使っての【催眠術】で!
「すみません、ここで働かせてもらえませんか?」
【誘惑】【コミュ力】など込みで上目遣いに媚び媚び
酷い格好の門番ですが、態度には出しません

中に案内されたら屋敷の構造とか他人の様子とか会話して【情報収集】します

騙せなかったら触手召喚して拘束して入るしか…



●この世全ての悪を煮詰めたペースト状のなにか
 城に正面から潜入しようとしていた猟兵は、実はもう一人いた。
 しかし、いちごは胸に詰め物をした状態での突破を試み、見破られてしまったのだ。
 彼女……いや、彼の誤算はいくつかある。一つは筋肉は巨乳や女性にさほど誘惑されることがない人物が選ばれているということ。もう一つは偽りを……いわゆる虚乳を見破ることを生業としていたということである。もし少女たちにそういったものがどうなるかを聞いていれば、実験材料として連れていかれたという話が聞けたかもしれない。
 いちごは暴れようかと触手を準備したが、あえて一度捕まる道を選んだ。連れていかれる先に、捕らえられている人がいる可能性が高いと踏んだのだ。
 結果としては思惑通りだった。特別訓練場というお嬢様軍団がいた部屋のさらに奥にある、実験室に連れていかれた彼はそこに倒れ伏す少女達を発見したのだ。
「し、しっかりして!?」
 そこにいた少女たちは、度重なるものすごく美味しくない……いや、有り体に言って死ぬほど不味い栄養食を無理やり食べさせられ続けたことで目が死にかけていた。
「ふははは、光栄に思うのだなぁ。お前も主人の作った特別食を味わうことができるのだから」
「特別食……ですか?」
「そうとも、味を度外視して作られた胸のためだけの食事だ。あまりにひどい味のためにエクササイズで体を動かすことも不可能になるため、表の連中で試すことができない禁断の食事だ」
 少女たちを見る。たしかに、絶壁ではない、多少の差はあれど丘ができつつある、気がする。だが絶対に様々なものを犠牲にしているのは明らかだ。
「嫌がるものが多いからな、私たちが優しく食べさせているのだよ、ククク」
 そう言いながら筋肉はいちごの目の前に食事らしきものを持ってくる。もう匂いだけで無理だった。生臭く、泥臭く、なんだかすっぱい臭いもする。それは、何をどう合わせればここまで酷い物を生み出すことができるのか……とすら思う邪悪なものだった。
「この子たちをこんな事になるまで……許さないです!」
 自身の陰から触手達を召喚し、いちごは筋肉を睨む。激しい戦いが始まろうとしていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

秋山・軍犬
ここが、支配者とかイキってる癖に
腹を空かせた子供を寒空の下に放り出した
甲斐性なしのハウスね!

前回、少女たちの為に考えた
ダークセイヴァーの食材を使用した
試作料理をモグモグしながら
変態筋肉と対峙する軍犬。

「…やっぱ、調味料が少ないのがネックすかね~?」

ダークセイヴァー食生活改善の道は遠いっすね~
とか思いながら、試作料理を食べきり
変態筋肉に目を向け

「…ところでアンタらイイ筋肉してるっすね?」

さぞかし栄養のある美味いもん食ってるんすね~?
いや~、自分が初めてあの子ら見た時は
腹空かせて震えててね~HAHAHAHAHA


おまえら全員潰すわ【POW】


人の不幸で作った筋肉で
飯の怒りに勝てると思うなよ?



●筋肉たちのスーパーウリアッ上
「ここが、支配者とかイキってる癖に腹を空かせた子供を寒空の下に放り出した甲斐性なしのハウスね!」
 地下で危機に陥っている仲間がいると聞き、助太刀に入ったのは軍犬だった。
「わからぬか? 支配される側にも、支配される資格が必要、ということだ!」
「わかりたくもないっすね!」
 筋肉たちが回転し、ダブルラリアットを繰り出すのを躱しながら彼が食すは追放された少女たちと共に作った試作料理。
「……やっぱ、調味料が少ないのがネックすかね~?」
 古代、中世では胡椒が同じ重さの金と交換されていたという話もある。調味料とは味だけではなく食料の保存にも関わってくる重要なものだ。ダークセイヴァーでの食生活改善の道の困難さに思いをはせながら、飲み込む。豪華ではないが、みんなで作った料理がまずいわけはない。
「……ところでアンタらイイ筋肉してるっすね?」
 【フードスペシャリテ・フルコースモード】が発動し、自らの肉体に力がみなぎる。
「ふ、当たり前だ。筋肉の筋肉による筋肉のための料理をいつも食しているからな」
「それはさぞかし美味いもん食ってるんっすね。……自分が始めて『あの子ら』見た時はお腹すかせて震えててねえええHAHAHAHAHA! ——お前ら全員潰すわ」
 軍犬が正面から筋肉とぶつかる。軍犬の筋肉が筋肉の筋肉を凌駕するのは筋肉的に明らかだ。筋肉は筋肉によって筋肉され、吹き飛ばされていく。
「人の不幸で作った筋肉で、飯の怒りに勝てると思うなよ!」
 なお、邪悪な特別食を目にした彼は、再度怒りを爆発させたという。

成功 🔵​🔵​🔴​

サフィリア・ラズワルド
POWを選択

【聞き耳、空中戦】で開いている窓や人のいない外の通路から侵入します。見つかったら『ここのご主人にお話がありまして』と誤魔化してみます。

『はい、私は胸が小さいです……でもそれがなんだっていうんですか!』

小さいことは悪くない!と抗議しますがきっと口論に発展するか追い出されると思うので『小さくていいの!!』と涙目でペンダントを竜騎士の槍に変えて柄の方で【鎧砕き】をして気絶させます。刃ではなく柄の方でしたのは【優しさ】です。

ところで【激痛耐性】って精神的なものも含まれるのでしょうか

アドリブ歓迎です。



●こうかが ない みたいだ ……
 仲間が城の中で暴れまわっているタイミングを狙いサフィリアも場内に侵入していた。あちこちでかなり派手にやっている影響か、かなりスムーズに調査が進んでいた。そして、城の中でも豪華そうな調度品の並ぶ、主人の部屋のようなところにまでたどり着くことができたのだが……
「誰も、いない……?」
 彼女が覗いたその部屋は不在だった。
「主人はいつもの場所におりますが……何かご用ですかな?」
「!?」
 いつの間にか後ろに立っていたのは、他の筋肉達に比べかなり筋肉な筋肉であった。主人の部屋を守る近衛筋肉というところだろうか。
「ええ、ここのご主人にお話がありまして」
 そう答えたサフィリアに、近衛筋肉が鋭い眼差しを向ける。主に胸に。
「自らの領土に貧乳の血がしみ込むことすら忌み嫌うあの方が、お前のような貧しいものを呼ぶわけがなかろう!」
 訴えは一刀両断された。あえていうならサフィリアの心も一刀両断だった。
「はい、私は胸が小さいです……でもそれがなんだっていうんですか!」
「罪だ! ここはお前のような貧しきものが近付くことができる場所ではないと知れ!」
「うるさいっ! 小さくたっていいじゃない!!」
 涙目の彼女が神速で繰り出した竜騎士の槍は、柄での一撃だったにも関わらず近衛筋肉を壁面にめり込ませる事で一体化させ、意識を刈り取った。
 しん、と静かになった廊下に、一粒の涙が落ちる。
 激痛耐性は、心の痛みには効果がないようだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

犬上・爪牙
POW
劣等感を意識し出した途端に、よもや筋肉ダルマ、いえゴリマッチョ、いや視覚的暴力に出遭おうとは(若干冷静さ崩れ

鍛えれば身に付く。そんな簡単な話なら誰も苦労などしないのです
才ある者、育つ者を育てているだけ
見せ筋共に、この爪牙。人狼の怪力をお見せしましょう(殺気と恐怖を与え
筋肉が武器を手にしていれば僕も剣と盾を構えますが、素手ならばこちらも素手です(意地

些か取り乱しました……(ひとしきり暴れた後恥じ入り
侵入後は努めて冷静に聞き耳を立てながら探索し
女性達を助けられそうなら、あられもない姿の女性に何か羽織るものを渡して逃がし
まだ難しそうなら優しく助けに来た事と、妹さん達が無事である事を伝えましょう



●手を伸ばしても届かなくて
 それはまさに暴風だった。
 数多の筋肉たちによる視覚的暴力により精神を著しく傷つけられた爪牙は、哀れな見せ筋どもを次々と薙ぎ払っていく。
「鍛えれば身に付く。そんな簡単な話なら誰も苦労などしないのです!!」
 私怨も相当込められていた。
 そんな彼の前に立ち塞がるは筋肉執事。その爪牙の様子を見ながらキレッキレのポージングを決め、語る。
「その通り、我々は選ばれた者、約束された勝利の筋肉でございます。だからこそ、まだまだ上を目指すのです。貴方様のようなスマートな体つきの者では到底たどり着けぬ境地でしょう!!」
「……いいでしょう、そこまで筋肉(ちから)を求めるのなら、この爪牙。人狼の怪力をお見せしましょう」
「ふっ、無駄な事をぶらば!?」
 完全に地雷を踏み抜いた筋肉執事たちは、彼の気が済むまで素手でボコボコにされ、地に沈んでいった。
「……いささか、取り乱しましたか……」
 辺りの惨状から目を背けながら、捕まっていた少女たちの解放の事を考える。先ほど倒したのが仲間を案内したという筋肉執事だとすれば、彼女たちが捉えられているところはもうすぐそこだろう。
 追放された少女たちの無事を伝えることで、少しでも喜んでもらえればいいのだが……。そんな事を思いながら、爪牙は足早に駆け抜けていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠・翔
…またか…またHENTAI共か…

この世界の吸血鬼事情がある意味深淵っすよ…

【影の追跡者の召喚】で各所を探し回るっす…目立たない、忍び足、残像、迷彩、地形の利用、第六感、暗視、鍵開け、見切り、聞き耳、変装、早着替え、視力、逃げ足、クライミング…これらも併用していきます

屈強な筋肉達は辟易しながら探し回って罠や待ち伏せなんかを無効化していくっす
…少女達の声?何か捕まって強制労働されているんっすか…?(こっそり忍び込むと更衣室だった)

…あかん!?騒がれる…!?
その前にここに来る前に追放された子たちから手紙を預かっていたのでみんなに見せて落ち着かせるっす
そして何か知らないか聞きます…目を逸らしながら



●男性だったら大パニックでしたね
「この世界、またHENTAI共か……」
 世界の深淵具合に呆然としながら城の中を進む翔。
 潜入のために必要なことは一通り行い、今も足音を立てないように慎重に進んでいるのだが、ここにいる筋肉たちを見る限り、変装するのは至難の技であった。女性は巨乳ばかりでほぼ一つの箇所に集められ、男性は筋肉ばかり。胸に関してはなんとか出来るだろうが、翔はなんとかするつもりはあまりない。自らの大切なものが削れる気がしたのだ。
 召喚した影の追跡者とともに罠などを解除していく。普段使いするようなところに罠はなかったが、倉庫や地下への入り口などに関しては警報の類が用意されていた。……地下に関しては壁が切り開かれていた所から仲間が侵入していたため発動することはなかったようだが。
「で、どうしてこうなったんだ……」
 翔は豊かな双丘に……もとい、少女たちに囲まれていた。少女たちの声が聞こえると思い、忍び込んだ部屋がまさかの更衣室、あれよあれよという間に囲まれてしまったのだ。なお更衣室といえど用意された服は殆どブラ的な何かだった。締め付けは成長に良くないということらしい。
 幸い、囲まれた理由というのは、
「た、助けに来たっす。ほら、追い出されてた女の子たちから手紙も預かってるっす!?」
 という言葉を受けて手紙受け渡しの順番待ちではあったのだが、それでも翔の精神力を削るには十分だった。どこに目を向けても破壊力特化の者ばかりなのだ。
「恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか、同じ女性なんですから」
 と声をかけられ、さらに色々と削れていった。
「うう……そ、それはそうと何か、領主について知ってることはないっすか?」
 いろいろと誤魔化すようになりながら話題を変えていく。実際重要なことでもある。
「うーん……実は、連れ去られてからあまり会っていないのよね。てっきりずっと観察でもされると思ってたんだけど……どこかにこもって色々作ってるらしいってぐらいね」
「色々作ってる?」
「筋肉たちが持ってくるもの、みんな主人が作った、って言ってるものばかりなのよ。姿も見せないし、どこかで引きこもって作ってるんじゃないかってみんな言ってるわ」
 研究者的な領主なのだろうか。謎は深まるばかりであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ライエル・シュヴァリエ
く、変態の下には変態が集うわけか。関わりたくないと心の奥底が叫んでいるが、そこは理性で抑えて変態どもを突っ切って親玉の変態、いやド変態の元まで向かうぞ。

筋肉自慢の変態共のようだがこちらも力には自信がある(怪力3)ダッシュで走り抜けて壁になるやつはジャンプして飛び越え、避けれそうにないやつは勢いを殺さず力尽くで弾き飛ばして突き進んでいくぞ。

だが、闇雲に進むのも効率が悪い。丁度よく単身の奴がいたら力尽くでねじ伏せてド変態、もとい、ボスがどこにいるのか吐かせる。手段は問わない、容赦は不要だ(常識的な範囲で)

さあ、待っていろド変態。大きいのがいいのは同意するが、それが全てじゃない。



●類は友をホイホイチャーハン
「く、変態の下には変態が集うわけか……」
 関わりたくない……ライエルは心の奥底から聞こえる自分の本音に、それでも理性を持ち振り払う。この変態どもを倒さなければ、第二第三の被害者が現れるのは確実なのだ。
 幸いというべきか、彼も力には自信があった。数多の筋肉たちを時になぎ払い、時に踏み台にし、時に置き去りにして駆け抜けた。
 狙うは上位筋肉、少しでも情報を多く持っている筋肉を……。
 そうして彼が押し倒した筋肉は女性たちのエクササイズ監督をしていた筋肉教官だった。屈強な男を普通の体格の男性が押し倒す様は、何かとても禁断な香りを出そうとしている。
 彼の心の本音が理性を超越しないうちに、尋問を済ませなければならなかった。
「いいからいえ、早く言え、とっとと言え……貴様らのボスはどこだ……!」
「くっ……見た目によらず貴様も筋肉か……よかろう、その筋肉に免じて教えてやろう、今の時間ならおそらく……」
 それは、城の主人がいるには意外と言える場所だった。
「厨房……だと?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

六連星・輝夜
♪ちゃんちゃちゃちゃちゃんちゃちゃちゃ……(吸血鬼を鞭でしばき倒す猫背男のテーマ)
ふふ……吸血鬼退治にはもってこいのBGMであります。
その前にあの門番でありますね。罠を仕掛けてダッシュで駆け抜けるであります。【SPD でなんとかする】
門から少し離れたところにいいプロテイン缶を投げて、物音でおびきよせてダッシュであります。あのタイプはプロテインには目がないのであります。
遠ざかる「キレてる! キレてますよ兄貴!」みたいな掛け声を背に城の奥に進むであります。



●理性的な言葉遣いをしているだけで脳筋なのはどうしようもない事実
「♪ちゃんちゃちゃちゃちゃんちゃちゃちゃ……」
 厨房の近くは、主人が中にいるためなのかたしかに厳重な守りとなっていた。
「……なんだ、この歌は」
「何か知らぬが邪悪なものを感じる……」
 どこからか聞こえてきた輝夜の奏でる? BGMに筋肉たちは困惑する。聞こえてくる方をキョロキョロと見回すと、そこには……。
「こ、これは、まさか主人が作り出していた例のプロテインという魔法の薬では!?」
「なに、それは本当か?!」
 筋肉が置かれていた品に驚愕をしている間に輝夜は走り、もう少し遠いところに再度プロテインを設置していく。
「まて、あそこにあるのもそうじゃないのか?」
「なぜこのようなところに、主人が我々を労って用意してくださったのか!?」
 疑うことがないわけではなかったが結局ホイホイされていく筋肉たち。
「みよ、力がみなぎってくるようだ!」
「デカイです! キレてますよ兄貴! 大胸筋があるいてます! グレートケツプリっす!」
 謎の言葉にも思えるが、ボディビル言語での褒め言葉である。
「……ふふん、チョロい筋肉であります」
 これは全て輝夜の計略であった。筋肉たちは厨房から引き剥がされ、猟兵たちが厨房へと向かう道が開かれつつあった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アクアヴィーテ・ワイズメル
……私達は大きな過ちをおかしてるかもしれません
相手を巨乳好きだと思ってましたが、実は……豊かな胸が好きだったのかもしれません

性別という壁を越えて、豊かな胸が好きならば……この大胸筋も謎がすべて解けます

「「「な……なんだってー!!!」」」

とか言われても困るのですけど

とりあえず、換気の小窓とあれば、小さな体を活かしこっそり潜入
他に潜入したい方や、途中で囚われてる方を見つけたら、フェアリーランドに保護しておきます

途中で厨房とか見つけたら、お鍋にマッスルの天敵であるバターとかラードをぶちこんで油ギッシュにして嫌がらせしようかな

でも、「脂身でも私は一向に構わん!」
とか言われたら困るけど

ヴァラ……薔薇様?



●変態潮流
 アクアヴィーテが潜入したのは厨房だった。
 ちょっと嫌がらせでもしようかと思い、バター片手にこっそりと入り込んだのだが、そこにいた者を見て直感的に危険と判断し、潜んで観察していたのだ。
 そして、仲間から情報が入ったことで相手の正体を確信した。
「そろそろ出てくるといい、その乏しく貧相な気配は隠しきれぬぞ」
 その声は、紛れもなく女性。そう、立派な体格というか鎧を着込んでいたので確信がもてなかったが、今回の変態は女性だったのだ。 
「失礼な方ですね……しかしてっきり女性だけを重視している巨乳好きだと思ってましたが、実は……豊かな胸が好きだったのですね。性別という壁を越えて、豊かな胸が好きならば……大胸筋の謎がすべて解けます」
 鎧の女性が用意しているのは健康を第一とした上で、胸の育成に良いといわれる食材を中心としたトレーニングメニュー。それは、男性女性両方に用意されたものだった。
「ふ、男連中は別の場所で集め、鍛え終えていたからな。今では立派な我のシンパだ。この近辺で集めた女どもも、じきに我の素晴らしさを理解し、自ら従うようになるだろう」
「そんなことはさせません、えっと、ヴァラだとかなんとか言いましたか? あなたはここで倒れてもらいます」
 アクアヴィーテは剣を敵へと向ける。この城での最後の戦いが始まろうとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『異端の騎士』

POW   :    ブラッドサッカー
【自らが他者に流させた血液】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【殺戮喰血態】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    ブラックキャバリア
自身の身長の2倍の【漆黒の軍馬】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    フォーリングローゼス
自身の装備武器を無数の【血の色をした薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ランジーリ三銃士が(そのに)
「ふん、お主たちのような貧相な者共に名乗る価値もない、と言いたいところだが、おかしな名前で呼ばれるのは気に食わぬな」
 鎧の騎士は鍛え上げられた肉体を誇りながら、名乗りをあげる。
「我はランジーリ三銃士が一人、ヴゥラ・J・ランジーリ! 才あるものを育て上げ、召抱える者だ! 貧相なお主らをこの剣に触れさせることも許しがたいのだ。我が手にかかれることを光栄に思って死ぬがよい!」
峰谷・恵
「追放された中には食事が改善されれば成長した人も居た。既に目に見えているものしか拾えず埋もれた『可能性』を発掘できないあたり『貧相』な目利きだね」

【怪力】で厨房の棚を倒して障害物にし、倒した棚を挟んで距離を取って距離を詰められにくくしてアームドフォートとブラスターで攻撃(【地形利用】。棚だけでは切られて終わりだろうけど棚を切ろうとしたら砲撃を直撃させる)。
敵がブラックキャバリアを召喚、騎乗する瞬間を狙って【一斉発射】【鎧無視攻撃】【鎧砕き】【2回攻撃】を載せたフルバーストマキシマムで漆黒の軍馬と異端の騎士にまとめて攻撃を叩き込む


「まあ、オブリビオンに可能性を発掘しろなんて無理な話か」



●マッスルドッキ……おや、誰か来たようだ
「追放された中には食事が改善されれば成長した人も居た。既に目に見えているものしか拾えず埋もれた『可能性』を発掘できないあたり『貧相』な目利きだね」
「どうやらお主はその強大な力(むね)を持ちながらも、なぜ我がわざわざ貧しい村を狙い襲っていたかを理解していないと見える」
 恵の言葉を、変態騎士は鼻で笑った。
「……どういうこと?」
「単純な事よ。恵まれた環境で育つ者が多いのは至極当然のこと。しかし、この劣悪な環境でも育つ胸を持つ者こそが真の選ばれし者なのだ。踏まれている麦が強く育つようにな」
 このオブリビオンの求めていたのはただの胸ではなく、選ばれた胸。環境が悪いなどという言い訳で育とうとしない貧弱な胸など胸ではない。
「そう、だから……」
「甘えた生活をしていたものにはより厳しい特訓(エクササイズ)を行っていたというわけよ」
 あれは性根を叩き直していただけではなかったのだ。 
「それでも、可能性だってあるっ!」
 厨房の棚を倒し障害物としながらアームドフォートを、そしてブラスターを構え、放つ。
「お主は持つ者の側であろうに、残酷な事をのたまうものよ!」
 変態騎士はポージングを決めながら体で受け止める。そして召喚されたのは、同じポージングを決めながら筋肉隆々で二本足で立つ、漆黒の軍馬。
「みよ、これぞ真の乗馬! 真の筋肉合体!!」
 彼女は華麗に跳躍し、ポージングを決めたままの軍馬の肩に仁王立ちする。
「これで我らは人馬一体、真の力を見せ……」
「【フルバースト・マキシマム】!」
 恵は長々と語ろうとする相手に全くの容赦をせずに全力で弾幕を叩き込んだ。
「ぐおおおおおお!?」
 召喚した馬はポージングを崩さないまま消えていき、変態は頭から地面に落下した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アクアヴィーテ・ワイズメル
技の二つにブラを冠するなんて……さすがランジーリ三銃士です

「ところで、あなたも豊かなお胸をお持ちですか?」
「鎧着てたら、フェイクかどうか判断できません」

とか言ったら、鎧脱いで見せてくれないかな
うまく脱いでくれたら、その隙に2回攻撃で両胸に氷結剣叩き込もう

これぞまさにアイスミルクです
約束通り凍らせましょう

敵に警戒されたら、厨房のお鍋や器具の陰に隠れつつ、敵の隙を衝き氷結剣を叩き込みます(地形の利用、空中戦)

こちらがピンチなら……敵が丹誠込めた豊乳食の鍋をひっくり返したりして、敵の気を逸らして
どうせあったって……どうみても、人が食べるモノではないですし

敵が怒って無理やり食べさせられたら……泣くかも



●特別料理、妖精の混沌煮込み
「技の二つにブラを冠するなんて……さすがランジーリ三銃士です」
 戦慄の表情を浮かべ、アクアヴィーテは墜落した敵を見下ろす。
「ほう我らを知っているか……お主、もしや、ヴァンの奴を倒した者か? 奴もなかなかのこだわりを持つものだった。相容れぬ存在だが共存ができぬ訳でもない、それゆえに我々は三銃士として成り立っていた」
 頭から落下したにもかかわらず平気そうに、そう、若干涙声だが平気そうに語りだすヴゥラ。きっと以前猟兵たちに倒され、骸の海へと帰った同僚、ヴァン=T=ランジーリを思っているのだろう。決して頭を打って痛いわけではないはずだ。
「ええ、確かにこだわりに関していえば恐ろしい相手でした。しかしあなたもこだわりは相当でしょう。さぞかし豊かなお胸をお持ちなのですね?」
「ふ、愚問だな。しかし誰彼構わず見せるほど安くはないぞ」
 問いにはポージングをしながら答える。どうやらそういう文化らしい。
「鎧着てたら、フェイクかどうか判断できません」
「ならば我が鎧を砕いてみるがよい。その貧相な体でできるというのならな!」
「一言多いのです! 言われずともそうさせてもらいます!」
 アクアヴィーテの放つ氷結剣を、ヴゥラは正面から胸で受け止める。その鋼の感触は決して鎧だけによるものではない。鍛え上げられた中身もまた、鋼の強度を誇っていることは容易に想像できた。一太刀を浴びせた後、距離を取り、体躯を生かして厨房の器具の陰に身を潜めていく。
「ふ、かくれんぼか? お主の攻撃などむちゃくちゃ冷たいだけで我慢できないわけではない、どこからでも来ると良い」
 ヴゥラは慌てることなく身をかがめて厨房の火で体を温める。そしてそんな状態でもポージングをキメていた。
「えいっ」
「ぐわあああああああああああ!?」
 女性らしからぬ叫び声をあげている変態騎士に降り注いだのはしっかりと熱せられている、調理中の豊乳食だった。ポージングの死角を狙い、ちょうどいい位置に相手がいたこともあり思いっきり鍋を蹴り飛ばしたのである。
「おのれ、わが渾身の出来の料理に何ということを……」
 怒りからか、恐ろしく俊敏な動きとなった変態騎士。その手は再度隠れようとしていたアクアヴィーテを瞬く間に捕えてしまった。
「しまっ……!?」
「お主は特別食の材料にでもなってもらうとしよう!」
 か弱き妖精は自分が叩き込まれようとしている鍋を見る。そこに広がるのは混沌な色をした、近寄るだけで生理的嫌悪感を催す臭いを放つ粘性のある液体。刺激臭やら絶望やらで涙を浮かべ、脳内に走馬灯の如く様々な思い出が駆け巡る。
 しかし、アクアヴィーテは、その鍋がヴゥラの頭に飛翔するという驚きの事態により救われることとなるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

秋山・軍犬
「支配者(笑ォォオオーーーーッッ!!)」


発見した特別食を支配者(笑)の顔面にシューッ!

グラフティスプラッシュもシューッ!

圧力拳(+怪力)もシューッ!超エキサイティン!

貧乳と巨乳が奏でるアレなシナリオが
全世界のフードファイターに喧嘩を売ってきた件

すごーい、支配者(笑)さんは貴重な食材を使って
誰も幸せにならない邪悪食を作るのが
得意な支配者(爆笑)なんだね!

これはアレだ実は変態シナリオに見せかけた
ダークセイヴァー食生活改善プロジェクト
キャンペーンシナリオの壮大なオープニング!
そうだと言って!

で?支配者(失笑)のブラジャーさん?
ごつい鎧着こんでブラジャー?だけど
良かったら圧力拳おかわりどうぞぉッ!!



●思い出した彼女の笑顔はまぶしくて
「支配者ァアアアアアア!」
「ぐおおおおおお!?」
 仲間の危機を、敵の頭に中身入りの鍋をかぶせることで救ったのは軍犬だ。
「すごーい、支配者(笑)さんは貴重な食材を使って、誰も幸せにならない邪悪食を作るのが得意な支配者(爆笑)なんだね!」
 鍋により敵の視界が塞がれているうちにグラフィティスプラッシュを叩き込み追い打ちをかけていく。変態は軍犬色に染め上げられていた。
「邪悪食……!? 必要なものをすべてそれだけで賄うことができる、聖杯の中身とも形容される我が料理になんということを!」
 軍犬色に染まったことで有利な地形とされた変態騎士。軍犬はその上に立つことで、さらに力を増した【圧力拳】を叩き込む。
「あんなの人間が、いや、生きとし生けるすべてのものが食うもんじゃねええええ!」
 それは、全フードファイターを代表したような叫びと一撃だった。
「ぐうううう……。なぜだ、なぜわからぬ。嘘をついてまで我についてこようとした者たちへの愛をなぜ理解できない!」
 なんということだ、あの料理はこの騎士なりの愛情表現だったのだ。なお、その愛は筋肉たちすらも正しく理解していなかった。それ程の料理だったのだ。
「そんなものが愛であってたまるか! おかわりどうぞ!」
 本当の愛っていうのは、美味しい料理を、一緒に、笑顔で食べる事。
 二度目の【圧力拳】を叩き込んだ彼の眼には、一筋の涙が流れていた、かもしれない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ライラ・ムスタリンナ
POW

豊かな胸大好きを拗らせた結果色々と貧しいものは眼中にないってかい?
つくづくアンタ、救えないね。

よし、色々と気分が悪いから特別に滅ぼしてあげるわ。
アンタが蔑んでやまない色々と貧しいものにね!
(ライラは真の姿第二段階に覚醒した!)

戦闘の最初に血統覚醒を使う
※この段階で力溜め発動
その後はMusta Käärmeで通常攻撃
※その際に生命力吸収、吸血、串刺し、鎧砕きを発動させる
『大方その鎧の下は色々と貧しかったりするんじゃないの?
豊かな胸への執着から察するに!』



●戦う分には正直邪魔なので頑張って押さえつけてただけなんです
 混沌料理を被りまくった影響で恐ろしい匂いと色になったヴゥラ。しかし、本人は言うほど悪いと思っていないのが始末に悪かった。
「豊かな胸大好きを拗らせた結果、色々と貧しいものは眼中にないってかい?」
 近くで対峙することになったライラは激臭に鼻を摘みたくなるのを必死に我慢し、武器へ力を込める。
「邪悪な貧乳がほざきおる。眼中にないだと? 視界に入れるだけでも忌々しいだけだ」
「つくづくあんた、救えないね!」
 真の姿がより禍々しさを増していく。手に握った黒剣『Musta Käärme』も彼女の怒りを受け止め、かの怨敵を打ち倒そうと蠢いていた。
「持たぬ者のひがみは聞くに堪えんな!」
「よし、色々と気分が悪いから特別に滅ぼしてあげるわ。アンタが蔑んでやまない色々と貧しいものにね!」
 闇に溶けるように瞬時に敵の頭上へと移動したライラは『Musta Käärme』を相手の頭へと叩き込む。ヴゥラは両手のガントレットで受け止めるも片膝をついた。
「くっ、貧相な体付きの癖に何と重い一撃を……」
「貧しいだ貧相だって……いい加減にしなさい! 大方あんただってその鎧の下は色々と貧しかったりするんじゃないの? 豊かな胸への執着から察するにぃっ!」
 そのまま流れるように胸部の鎧を切り払う。度重なる攻撃を受けていた上に、怒りの籠った強力な一撃が加わったのだ。それは強固な鎧を半壊させるに足る攻撃となった。
「……なっ……」
 そして、ライラは驚愕する。その鎧の中から現れたのは、どうやって収まっていたかも分からない、ブラに包まれた巨大な胸部であった。

成功 🔵​🔵​🔴​

涼風・穹
【推参】
真の姿になったまま、厨房の壁を切り刻んで入ってきます

【覚悟】
……巨乳がシンパ…
つまり、ヴゥラとやらは捕まっていた少女達よりも巨乳だという事か…?
……確かめるしかないな…
ここはヴゥラの鎧を破壊してその胸に飛び込み、存分に揉みまくるのみ!
レッツおっぱいダイブ!

【疑念】
……あれだけ巨乳がどうのと騒いでいる方が身体つきを隠すような鎧を着こんでいるというのは…実は貧乳なのを隠しているのでは…?

【戦闘】
やりたいこととやるべきことが一致する時、世界の声が聞こえる…
全力を持ってその鎧を破壊します

剣の技量で劣っていようとも、足りない分は気合で補う!
俺のユーベルコード剣刃一閃、そして風牙に斬れぬもの無し!



●遥か遠きなんやかんや
「くっ、ばかな、鎧がっ!?」
「覚悟おおおおおおお!!」
 邪悪な貧乳からの攻撃に気をとられすぎたヴゥラは、壁を突き破って現れた穹の攻撃を防ぐことはできなかった。光の翼を展開させたまま、ヴゥラの胸へと突撃していく。
「この『風牙』に斬れぬもの無し!」
 残った鎧を恐ろしく欲望……もとい信念を込めた【剣刃一閃】にて切り払い、目指すは恐らく鋼鉄のような硬さの双丘……!
 ふわっ、ぷにん。
「なん、だと」
 其処にあったのは理想郷。一度触れてしまえば人間をやめてしまいかねないほどの魔性の誘惑。
 ぷにんぷにん。
「この、痴れ者がああああああああああ」
 その一撃は岩をも砕いたであろう、必殺の力により放たれた攻撃だった。
 相手の被っていた料理の刺激臭により、かろうじて正気を保っていた穹。彼は何とか防御態勢をとり、致命傷を裂けた。
「鎧を砕いたことは褒めてやろう。だが、私にとって鎧はただ力(胸)を封印するための枷に過ぎない!」
 ヴゥラは巨大だが垂れることがなくブラに包まれた胸を堂々と張り、言い放つ。
「くっ、なんて、相手だ……」
 穹のその言葉が何に対しての事だったのかは、わからない。

成功 🔵​🔵​🔴​

サフィリア・ラズワルド
WIZを選択

大きい胸が好きっていうのは別にいい、でも小さい胸は価値がないって言うのが許せない!胸以外にも評価できる所は沢山あるのにそれを見ようとしないのが許せない!

ドラゴンの姿でもないのに『ガルルルルッ!!』と唸り声をあげながら槍を振り回し【竜の咆哮】を発動させ怯んだ敵に【捨て身の一撃、鎧砕き、勇気】で素手で顔面を殴り抜きます。兜を被ってても被ってなくても殴ります。効かなくても殴ります。

『これは追放された女の子達の分よ!』

ちょっと痛かった手を擦りながら『あと私と仲間達の分』とすっきりした顔で武器を構え直します。

アドリブ歓迎です。



●少女の怒りを拳に乗せて
 鎧が砕け、胸を露わにした相手だが、まだ油断ができるわけではない。むしろ戦いはここからだった。
「大きい胸が好きって言うのは別にいい、でも小さい胸は価値がないって言うのが許せない!」
 立ち向かうは怒りに燃える慎ましい竜の少女サフィリア。
「よくもまあこうも邪悪な者がそろったものよな!」
 あざける様に笑いながら相対するヴゥラ。ガントレットやグリーブ、ヘルムが残る中、鎧だけが砕けているその様は何とも言えないシュールさがあったが、それでもその立ち振る舞いは堂々としたものだった。
「胸以外にも評価できる所は沢山あるのにそれを見ようとしないのが許せない!」
「減らず口を……評価するに値する乳を持っていれば評価するとも! 貴様は何の偏見も区別もせずにすべての人々を評価できるというのか! 素晴らしい聖人君子よな!」
「そんなあなたは生まれ持ったものだけで、人の生き様を何一つ見ようとしてない愚か者ね!」
 一気に距離を詰め、槍を振る。相手はそれを受け流すが、それでよかった。本当に当てたかったのは、次の一撃。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!』
 響く咆哮。それは紛れもなく竜。至近距離で放たれた【竜の咆哮】はヴゥラを体を硬直させる。
 槍を受け流したことで体勢を崩し、がら空きとなっていた敵の顔面に、サフィリアの渾身の力を込めた拳が放たれる。
「これは追放された女の子達の分よ!」
 兜が砕け、顔が露わになる。狂気じみた瞳をたたえたいたが、きっと人間だったときは清廉潔白だっただろう金髪の女騎士だった。
「あと私と仲間たちの分、まだ残ってるんだからね!」
 彼女が何がありオブリビオンとなったかは分からないが、許せる相手ではない。サフィリアは、心持ちすっきりした顔をしながら、槍を構え直した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カイム・クローバー
し…死ぬかと思ったぜ…。凄腕シーフの俺があんなトコでドジ踏んじまうとは。【逃げ足】がなけりゃ今頃俺も…(ぞくり)
んで、逃げまどって撒いた先で派手にドンパチやってんのが聞こえたからよ、俺も流れに乗って参戦って訳だ。つーか、こんなもん(ミル・クデール盗んだ)どうしようかねぇ…

【二回攻撃】【鎧砕き】で愛用のダガー片手に参戦。正面からは厄介そうな相手だし、死角に動いて奇襲を仕掛けるぜ。【挑発】交じりで囮も。攻撃に対しては【見切り】と絶望の福音で回避だ。
それと折角盗んだんだ。【投擲】使ってあの顔面めがけてこのミル・クデール試してみっか。飲ますってのは難しいだろーが、どんなモンか本人が実践してみりゃいい。



●詳細描写をすると黒服に連れていかれそうな恐ろしい薬
「危うくいろんな意味で死んじまう所だったが挽回させてもらう!」
 顔面を殴られてふらついた隙を狙い、物陰から飛び出したカイムの素早い剣閃がヴゥラの小手を弾き飛ばす。
 筋肉の執拗な追跡によりいろんな意味で帰ってこれなくなるところだったが、いいタイミングにたどり着いて、隙をつくことができ、有力な防御手段を潰せた。それはきっと筋肉に追いかけられたからだ。全てはこの時のために追いかけられていた、と思って自分をごまかす。
 何とか思考を切り替えないとしばらく夢に奴らが出てきそうだった。
「くっ、貴様、一体どこから! こうなれば、今一度いでよ我が愛馬!」
 再度馬を召喚しようとしている隙だらけの相手の顔に『あるもの』を投げつけ距離を取る。
「こんなものっ」
 飛んできたものを武器で砕いたヴゥラだったが、その『中身』が飛散し、ほとんどは彼女の下から生えるように召喚されかかっていた軍馬に降りかかった。
「……これは!?」
 驚愕する相手に、カイムはにやりと笑う。
「それ、あんた作ったんだってな、ミルなんとかって薬」
 危うく自分で実験されそうになっていた、筋肉が持っていたある薬『ミル・クーデル』。
 ちゃっかりと掠め取ってきたその薬は一体何の効果があるか想像もつかない。
「なぜ貴様があの腑抜けた者どもの懲罰用の薬を……くっ!?」
 どうやら、なにかしらの効果はあったようで、軍馬はぷるぷるして完全に動けなくなっており、ブゥラも多少かかっていたのか苦しそうに胸を押さえ、少し動作が遅くなっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

六連星・輝夜
このままだとナイチチ好きな人にはたまらない村を作っただけで終わってしまうのであります。絶対に倒すであります!
強力な反面、弱点も多いのが吸血鬼というものであります。
ショータイム! カモン、ヴゥラ・J・ランジーリに効く属性攻撃!
……巨乳属性? うん、しってたであります。というかイロイロと台無しであります。光とか炎とかそーゆーこうかはばつぐんっぽい属性のがいいのであります。というわけでもう一回。
しかし、この変態が料理上手だったなら、みんなハッピーだったかもしれないのであります。



●たぶん効果は4倍ぐらい
「強力な反面、弱点も多いのが吸血鬼というものであります! ショータイム! カモン、ヴゥラ・J・ランジーリに効く属性攻撃!」
 今しかない、と言わんばかりにガジェットを変形させる輝夜。
 一体何が出てくるかはわからない、しかし、今なら、今ならきっとやってくれると信じる。
 そして現れたのはどう見ても……。
「……えっ、ブラジャー?」
 そう、ブラジャーだった。そして、輝夜はそれを胸につけるものだと『理解』した。してしまった。
 彼女が用途を理解したことにより、ガジェットは彼女が止める間もなくブゥラへと飛んでいく。あとついでに軍馬にも飛んでいく。
「イロイロと台無しであります!? 光とか炎とかそーゆーこうかはばつぐんっぽい属性のがいいのであります!?」
 しかしガジェットは止まらない。瞬時に相手を拘束するかのごとくに着用されるガジェットブラ。着用された瞬間、軍馬は倒れ気を失い、どんどんと小さくなっていく。どうやら何かを吸収されているようだ。馬用のブラジャーって何だろうとか現実逃避をしている間にヴゥラの様子も苦しそうになってくる。
「くっ、これは、我から力を吸っていく……!? なんと邪悪な力か!」
 確かにこうかはばつぐんだった。しかし何とも喜べない。
「あのガジェット……あの相手倒したら……」
 ビジュアルもそうだが、何を吸収したかわからないガジェットが手元に戻ってくるのもなんだか嫌だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ライエル・シュヴァリエ
なるほど、巨乳好きではなく性別問わず大きい胸を求めていたのか。…どうやらお前と分かり合える可能性は0らしい。ド変態はここで叩きのめす。

しかし、こいつは他者にどうこう言ってるが自分はどうなのだろうか?
自分が富めるものだというのなら、その鎧を脱いで証明してみせるがいい!
できぬというのならその鎧を砕くまでだ。

まずは相手の攻撃をあえて受け、ユーベルコードを使わせる。そしてこちらも覚醒せし黒剣を使う。同質のユーベルコードなのは明白。ならば真正面から雌雄を決する。マッチョ達をねじ伏せた怪力を以て黒剣を振るい、相手の一撃を打ち破り、その勢いのままぶっ飛ばす。鎧を脱いでないならこの時鎧砕きの一撃で鎧を砕く。



●砕けた最後の鎧

 相手が満足に動けぬうちに、ライエルは【覚醒せし黒剣】を発動させ、武器を振るう。
 その一撃で、ヴゥラの最後に残っていた脚部の鎧は砕け、相手が身に着けるのは鎧下だけとなっていた。元から胸部は収まらなかったのかブラのみだったようだが。
 今は仲間の猟兵のガジェットが妖しい動きをしているため、その胸部もうかがい知ることができないのは幸か不幸か。
「巨乳好きではなく性別問わず大きい胸を求めていたのか」
 鎧を砕いた後も油断せず、剣を構えながら語り掛ける。
「好きだとも、愛しているさ。男だとしても育つものと見れば、育てているだけだ」
 鎧が砕かれても心は砕けず。ヴゥラは剣を構えて立ち上がった。
「……どうやらお前と分かり合える可能性は0らしい」
 少なくとも、男性の胸をどうにかしようという趣味は彼にはない。
「お主のような貧相な者と分かり合うつもりはもとよりないな」
「その貧相な者に倒される筋肉が教官をしている時点で大したことはないようだな?」
「なに……そうか、奴が死んだか」
「いや、殺してはいないが……」
 ヴゥラはライエルの言葉を聞いていないように言葉を続ける。
「ならばお主も素質はあるということだな、失礼した、ならばお主も今日からマッスルになってもらおう」
「……ド変態はここで叩きのめす」
 マッスルになった自分を想像して青ざめながら、ライエルは変態騎士と剣戟を交わしていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アヤカ・ホワイトケープ
(これまでの経緯やら敵の目的などを知ったりするなどして)あなたが元凶ね…よし、この女の敵は全力で滅ぼしましょう!(めっちゃいい笑顔だけど内心ブチギレ状態で)
しかし三銃士って、こんなのがあと二人も…?(既に一人討伐済の事は知らない)

仲間のみんなを【鼓舞】しつつ、【見切り】と【第六感】で敵の攻撃を避けるよ
そのままわたしは敵へ対する怒りと共に『勇気と力の歌』を放つわね
うまくみんなと連携して攻撃を叩き込めれば、いい感じに戦えるかな?
実にくだらない理由でこの世界の人達を苦しめた大罪、絶対に許さないわ!
(怪力による)ビンタかアームロックだけじゃ済まさないんだから!
(ハプニング、アクシデントなど全力歓迎!)



●臭いさえなければ……
「……この女の敵は全力で滅ぼしましょう!」
 相手が女だと知った時は若干迷いもあったが、それでも倒すべき敵なのが変わるわけではない。女の敵が男だという決まりはないのだ。
 アヤカは自分の中に渦巻く怒りを胸に【勇気と力の歌】を放つ。
「わたしの歌声よ、世界に響け…そして世界の敵を……吹き飛ばせ!」
 その歌声は仲間を鼓舞しながらも、別の猟兵との戦いに集中していたヴゥラを言葉の通り吹き飛ばした。
「ぐっ!?」
 敵が壁面に叩きつけられ怯んだ隙に、アヤカは即座に接敵する。そして、鎧がはがれ無防備となっているヴゥラの肉体にアームロックをきめた。
 『サイバネティクスアーム』により強化されたその腕力に、オブリビオンといえど悲鳴を上げた。しかし一つだけ計算外だったのは……。
「くっさ!?」
 そう、鎧は砕けたが戦いの最中でついた特別食の臭いは簡単にとれるものではなかった。生理的な嫌悪感を及ぼすものは我慢しようとしてもそうそうどうにかできはしない。
「おのれっ貴様……その体、鍛え上げられたものではない、何か違和感を感じるぞ……確かめてくれる!」
 怯んだ隙を狙いヴゥラがアヤカへとベアハッグをしかける。しかし、アヤカもやられるばかりではない、だんだんと臭いに慣れてきた彼女は逆にその怪力でベアハッグを返そうとした。結果的に、お互いに激しく抱き合うような形となったことで、胸と胸が押し潰しあう恐ろしい光景となるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミュリエル・フォルクエイン
「貧相ですか……確かに私にはこれといった特徴もありません(ビキニアーマーは流行に乗っただけ、しいて言うならグリモア猟兵ということぐらい)し、戦う者としてはまだ未熟な身ですが、それは関係ありません」
罪なき人々を虐げる敵が居るというなら、それを討つだけです
「私は確かに世間知らずかもしれませんが、オブビリオンの言葉に耳を貸して惑わされる気はありませんよ」
そういえば天然と言われたことがありましたが、どういう意味なのでしょうか?
他の皆様と協力して敵とあたります。弓兵ですので援護射撃が基本ですが、隙があれば千里眼射ちで積極的に狙撃もしていきます
「皆様、今の内に」
「外しませんっ!」
「お怪我はありませんか?」



●ホワイト企業オブリビオン
 激しい格闘戦……肉弾戦……双丘戦? を繰り広げている仲間を助けるため、ミュリエル・フォルクエイン(オラトリオのアーチャー・f0145)は【千里眼射ち】を放ち、ヴゥラの腕を射貫く事に成功した。
「ぬあああああああああ!?」
「お怪我はありませんか、今の内に!」
 敵が仲間を追わないよう、次々と矢を放っていく。仲間と離れてしまえば遠慮をする必要もない。
「外しません!!」
「そのような素直すぎる攻撃ぃ!」
 無事だったもう片方の手で向かってくる矢を掴み止めていくヴゥラ、しかし、ミュリエルの仲間を助けるという目的は十分に達成していた。
「くっ、なかなかのものを持っているようだな」
 果たしてそれは一体何に対していっているのか。
「何のことでしょう……私にはこれといった特徴もありませんし、戦う者としてはまだ未熟な身です」
「ふ、謙虚なものよ。お主ほどの力を持つものならば我が配下でも十分にやっていけよう、どうだ好待遇は保証するが?」
 流れるように勧誘を行う。猟兵だろうと矢を射かけた相手だろうと、胸があれば関係ないというスタンスはある意味すがすがしいともいえる。
「私は確かに世間知らずかもしれませんが、オブビリオンの言葉に耳を貸して惑わされる気はありませんよ」
「だろうな、なに、戯れだ」
 ヴゥラは笑いながら腕から矢を引き抜き、剣を構える。
 戦いは最後の局面へと移ろうとしていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
誘惑が通じなかったのはアイドル的に悔しいですが、
召喚した触手であの場を切り抜け駆けつけました
「まさか胸の大きさの基準が筋肉だとは…そしてボスが女騎士だなんて」
正直真相には驚いてます
でもそれなら私とは胸関係なく真逆の方向なので誘惑不発も仕方ない…?

ともあれ【異界の抱擁】を召喚
「名乗った名前自体おかしな名前だと思いますけど」
なんて挑発しつつ触手を放ちます!
…女騎士を触手で攻めるとか、いろいろ危ない気もしますが…こっちが悪役みたいですしっ
「筋肉だけではこの触手の拘束は抜けられませんよっ」
絡み付いたりくすぐったりと攻めて、仲間の攻撃チャンスを作りますね

誇り高そうですけど、くっころにはならないはず、ええ



●女騎士には触手が似合う
「まさか胸の大きさの基準に筋肉が含まれるとは…そしてボスが女騎士だなんて」
「女だからといって皆油断するのだ。全く哀れなものよ」
 おそらくヴゥラの相手になった相手は油断とかではなくて胸が気になってしまったのも原因ではないだろうか、と思う。今でこそガジェットのおかげで隠れているが、ブラのみの時の破壊力は恐ろしいものがあった。
「名乗った名前自体おかしな名前だと思いますけど」
「ヴゥラ・J、はもともとの名だが……」
「……えっと、何かすいません……」
 挑発しようと思ったところでなんだかこう微妙な空気になりつつあったが、計画通り相手の注意はいちごに向かっていた。
「ほう、お主……なるほどな、お主に関しては鍛え上げた先でどうなるかが面白そうだ」
 どうやらいちごの何かを感じ取ったらしい。
「私を、あの筋肉の仲間にすると?」
「どうなるか気になるだろう? それほどまともに鍛えてもあるまい」
 確かに挑発をしようとしたが、予想外の食いつきに危機を感じたいちご。
「謹んでお断りします!」
 若干焦りの顔を浮かべながら、【異界の抱擁】を発動する。
「こんなもの!!」
「筋肉だけではこの触手の拘束は抜けられませんよっ」
 召喚された触手が目つきの悪い巨乳金髪女騎士に絡む。
「……な、なんだかいろいろと危ない気がしますが……」
 馬が健在だったり、ブゥラが腕をケガをしていなければあるいは引きはがされたかもしれない。しかし、今の彼女に触手を即座に引きはがす程の力は残っていない。
「くっ……殺すっ!」
 それでも諦めてはいないようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

犬上・爪牙
ひんそ……(心に刺さる
僕の名は犬上・爪牙。騎士ヴゥラよ、身命を賭してここで討たせて貰います

人狼病感染者たる僕の真の姿解放と共に【魔狼覚醒】にて狼と変じましょう
別に、人の姿コンプレックスじゃありませんからね!人狼姿なら筋肉だって結構ありますし!
こほん。この黒き毛並みこそ我が鎧。爪にて鋼をも引き裂き、牙にて噛み砕きましょう(テイクツー

殺気を感じ取り野生の勘で攻撃を察知します、特に味方への攻撃を
彼女の憎悪ともいうべき嫌悪……慎ましやかな女性は狙われやすいでしょう
ならばこの身を盾とするのみ

必ずや囚われの女性達を家族の元へ返しましょう
羽織る物など渡して肌を隠して貰いつつ務めて紳士的に

アドリブ&連携歓迎


久遠・翔
やっぱり変態の親玉の一部じゃねーっすか!?パンツの吸血鬼に続いて今度はブラの黒騎士かい!?最後は美脚を愛する変態じゃないよね!?

ともかくこの変態を即刻消さないと…シーブズ・ギャンビットでひたすら攻撃していきます
馬は足を狙って攻撃、花びらは高速移動で回避していくっす

もし、速度が足りなくなってきたら服を脱ぎ捨てインナー姿となり加速します
敵の体力が減ってきたら真の姿を開放させて純白のドレス姿になります
この状態になると完全に胸が隠せなくなり、Fカップの巨乳が見えるので相手もひるむかも…?でもこの姿好きじゃないんっすよね…

ともかく高火力+超高速の一撃を相手の鎧の隙間に差し込み引き裂きます
消えろ変態がぁ!



●限りなく不名誉な決まり手
「やっぱり変態の親玉の一部じゃねーっすか!? ともかくこの変態を即刻消さないと……」
 翔はククリナイフを握りなおし、服を脱ぎ捨てインナー姿となり加速しながら全身に触手を絡め捕られた状態の変態騎士に向かって駆け出す。
 もういろいろと変態というか危ない状態となっていることもあり、むしろ逆向きに駆けだしたかったが、そうも言っていられない。
「身動きがとれなくともぉおおお!」
 拘束された状態でただやられるヴゥラではなかった。手に持った剣を無数の血の色をした薔薇へと変換し、辺り一帯に攻撃を仕掛ける。
「まだこんな力がっ」
「下がって!」
 翔へと襲い来る薔薇の群れの前に、駆け付けた爪牙が立ち塞がる。
「ほう、防ぐか……貧相な成りにしてはなかなかやるではないか」
 彼が【円盾:護狼】で薔薇をはじき落としているうちに、ヴゥラは拘束から逃れ、再度剣を手にした。
「ひんそ……」
 爪牙はその言葉が心にささっていたが、貧相と認定した相手を褒めることはあまりないヴゥラ本人としては最大級の賛辞だった。
「……僕の名は犬上・爪牙。騎士ヴゥラよ、身命を賭してここで討たせて貰います」
 何とか気を取り直して名乗りを上げ【魔狼覚醒】により漆黒の毛並みの狼へと変身する。
「この黒き毛並みこそ我が鎧。爪にて鋼をも引き裂き、牙にて噛み砕きましょう」
 ――別に、人の姿コンプレックスじゃありませんからね! 人狼姿なら筋肉だって結構ありますし――凛々しい言葉の裏に何か幻聴が聞こえた気がしながらも、自分を睨む金色の瞳に向かい、ヴゥラは楽しそうに笑う。
「ほう、人狼をこえて狼となるか……気に入った、お主を捉えて我が軍馬の番となってもらおうか」
 その言葉に爪牙はぞくり、と寒気がした。動けなくなっている軍馬の方をちらりと見る。何故か潤んだ瞳のキラキラとした視線を感じる。ここで負けてしまえば、命以上に大切な何かを奪われる気がした。
「やれるものなら……いや、絶対にそんなことはさせません!」
 やってみろと言ったら本当に実現させそうな凄味があった。下手なことは口にしない方がいい。
「遠慮するな、我がそう決めたのだ。相棒も満更ではなさそうだ。従ってもらうぞ」
 剣を構え、襲い掛かってくる。なぜ先ほどの別の猟兵への勧誘はあっさり引き下がったのに僕にはこんなにぐいぐい来るのだろう。理不尽なものを感じながらも爪牙はヴゥラの剣をその牙で受け止める。
 触手からの脱出で力をかなり使ってしまっていた相手は、振り払うこともできずに拮抗した状態となった。
「忘れてないっすかっ!」
 その隙を逃さず、真の姿を開放し純白のドレス姿となった翔が、その豊満な胸を揺らしながら神速で距離を詰め切り裂いた。
「なっ、ぐぅううう、我が……バストサイズを見誤った……だとおおお!?」
 傷を負ったことよりもそっちがよほど衝撃だったのか、完全に全身から力が抜けていた。
「これで終わりです!」
「消えろ変態がぁああああ!」
「ぐああああああああああああああああ!?」
 隙だらけのヴゥラを爪牙の爪が深々と切り裂き、翔のナイフが貫く。勝敗はここに決したのだった。

●よくご存じで……
「ふ、見事……よい乳……そして、一撃だった」
「全然うれしくないっす! そもそもパンツの吸血鬼に続いて今度はブラの黒騎士なんて戦いたくもなかったっす!?」
 自分があまり表に出したくない胸が勝利の鍵となった気がした翔。恥ずかしくてどこかに埋まりたい気持ちでいっぱいだった。
 ちなみに爪牙は最後の一撃を加えた後、捕まっていた女性たちを助けるため早々にその場を後にしていた。決して主が倒れたにもかかわらず熱い視線を向けてくる軍馬から逃げたわけではない。
「そうか、お主も奴を倒した一人だったか……しかし、奴と我を倒しても三銃士は、滅びぬ」
 ぜひ早々に滅びておいてほしかった。
「最後は美脚を愛する変態じゃないよね!?」
「ふっ、奴は……理性がない、せいぜい気を付けることだな……それに、我が滅びることで、我らが主も、動き出す、ぞ」
 否定されなかった。お前らに理性は、いや、あったかもしれないけど、これより酷いということだろうか。それに主ってなんだ。疑問を残したまま、ヴゥラは骸の海へと帰って行った。あと軍馬も帰って行った。
「どっちも絶対嫌っすううううううう!」
 翔の心の叫びが、ボロボロになった厨房に反響した。

●たとえ一時の平和としても
 こうして一つの悪は滅びた。豊かな少女たちも貧しい少女たちも村々に帰り、人々には笑顔が戻った。戦闘力が強化されて帰ってきた豊かな少女たちを見る貧しい少女たちの笑顔は若干ひきつっていた気がするが気のせいだろう。何処かの猟兵も言っていたが、平らな胸も立派なステータスである。
 この世界は厳しい。平和になった村々だが、いつ過去の亡霊たちが再び襲い掛かってくるかもわからないのだ。
 それでも今はこの時を喜ぼう。笑顔を忘れなければ、きっと生きていけるのだから。

●???
「あら……あの子たちが帰っちゃったのね。残念、一緒に遊びたかったのにぃ」
 ボロボロになった城の中で一人のツインテール筋肉が起き上がる。その体にはどこから飛んできたのか黒いベビードールが纏われていた。
「あの子の育てたこの体、悪くないわね。しばらく使わせてもらおうかしら」
 確かめるように手を動かす。
「さて、まずはあちこちで遊びましょうか。人の欲望は尽きないもの、楽しみだわぁ」
 人知れず、この世界に降り立った一つの影が、騒乱を巻き起こそうとしていた。……のかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月16日


挿絵イラスト