アースクライシス2019⑭〜世はなべてこともなし
●ストーリー
オブリビオンに支配された、4つの「知られざる文明」を解放した事で、遂に、クライング・ジェネシスが姿を現しました。
クライング・ジェネシスは、全世界で、多くの人に注目される場所に出現すると、迎撃に出てきた猟兵に戦いを挑みます。
猟兵達を撃破する所を人々に見せつける事で、鬱憤を晴らそうというのでしょう。
クライング・ジェネシスは『骸の海発射装置』のチャージを行っています。
『骸の海発射装置』のチャージは『12月1日』に完了し、ヒーローズアースにカタストロフを引き起こします。
その前に、クライング・ジェネシスを撃破しなければなりません。
●
「はい、というわけでラスボス戦よー、さくっいこう、さくっと」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)のお気楽な声がグリモアベースに響きわたる。
「なんかこいつねぇ、見た目が観光名所に現れるみたい。そういう場所で戦うことで自己顕示欲を満たしたいみたいよ、やーねー。あ、観光名所は自分の活躍を引き立てる舞台装置だから破壊するつもりはないみたい」
要するに観光名所そのものクライング・ジェネシスを守る必要はないようだ。
「で、今回は富士川クラフトパークに現れるみたいね。本来なら薔薇の開花時期は少し前に終わってる頃なんだけど、ヒーローズアースでは戦争の影響か開花時期が少しずれて今が見頃みたいねー」
ビッグウェーブとか猟兵が抑えたとはいえバタフライなんちゃらで多少の気候への影響はあったのかもしれない。
「ま、こういう力をもった小物ってのが一番厄介だから油断しちゃだめよ? 腐ってもラスボスだし。それじゃ行ってらっしゃい」
そうして、アリスは猟兵達を戦場に送り出したのだった。
蒼汁の人
はーい♪ ごにゃーぽ☆ ごきげんよう♪
『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
このシナリオは戦争シナリオです。一章のみの1フレームとなっております。
このシナリオには特別な「プレイングボーナス」があります。これに基づく行動をすると有利になります。
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プレイングボーナス……『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』。
(クライング・ジェネシスは必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります)
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なお、通常のプレイングボーナスもありますので対処法が無くても戦えないことはないです。ないですが対処法がないと先制攻撃を喰らった扱いになりますのでそれを前提として考えてください。苦戦から覚醒して逆転的な内容だった場合は対処法として判定致します。上手く技能で演出してみてください、腕の見せ所です。
戦争シナリオは数をこなすのが重要なため、必要な🔵が貯まったら絞めにしたいと思います。人数が超過する場合は大成功した方から出目の低い順に採用いたします。
それでは、よき戦争ライフを。
第1章 ボス戦
『クライング・ジェネシス』
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POW : 俺が最強のオブリビオン・フォーミュラだ!
全身を【胸からオブリビオンを繰り出し続ける状態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : 貴様らの過去は貴様らを許さねェ!
【骸の海発射装置を用いた『過去』の具現化】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【相手と同じ姿と能力の幻影】で攻撃する。
WIZ : チャージ中でも少しは使えるんだぜェ!
【骸の海発射装置から放つ『過去』】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を丸ごと『漆黒の虚無』に変え】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
イラスト:yuga
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
大豪傑・麗刃
敵はオブリビオンを呼び出しまくるらしいではないか。
しかし質より量とばかりに雑魚が何匹いようともユーベルコード使えるようになるまで二刀流で斬りまくるのみ!
ダメそうならユーベルコード解禁までフェイントを絡めた残像付きダッシュで逃げる!
んでユーベルコード解禁後は。
そうか。きみは動けないのか。そんな相手にちょうどいい秘技がわたしにはあるのだ。
出てくるオブリビオンを斬り、あるいはフェイントや存在感のある残像を駆使して避けて、敵の目の前まで行く。
ここまで来ても動けないのかなあ。実に不便なのだ。まあ動いたら無敵解除だけど。
では早速。
必殺!鬼神フラッシュ!!
一撃決めた後は(倒せなければ)みんなに任せるのだ!
斬る。斬る斬る斬る、ひたすらに斬る、無心で斬り続ける。大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)は質より量とばかりに次から次へと湧いて出るオブリビオンを雑魚が何匹いようが無駄だとばかりに斬りまくる。斬って斬って斬……
「流石に多すぎるのだ」
あ、逃げ出した。残像まで伴うダッシュで逃げ出した。
『ギャーッハッハッハッ! さっきまでの勢いはどうしたぁ! 逃げるしか出来ないとは無様だなぁ!』
「でも、きみは動けないんだろ? そんな相手にちょうどいい秘技がわたしにはあるのだ」
『ギャーッハッハッハッ! 最強のオブリビオン・フォーミュラたる俺は無敵よぉ! どんな秘技も無駄無駄無駄ぁ! だいたい、そんな様でどうしようってんだ? ギャーッハッハッハッ!』
分かりやすく調子に乗っているクラジェネの目の前にいつの間にか現れる麗刃。逃げ回りながらもフェイントを駆使してクラジェネまでのルートを踏んでいたのだ。
「ここまで来ても動けないのかなあ。実に不便なのだ。まあ動いたら無敵解除だけど。では早速」
クラジェネの眼前に顔を突きだし麗刃は変顔を決める!
「必殺! 鬼神フラッシュ!!」
効果は覿面であった。クラジェネの怒りがあっという間に臨界を突破する。
『あ゛あ゛!! 俺を馬鹿にしやがったなぁ!! ふざけやがっててめぇ!!』
怒りのあまり動いてしまったクラジェネの無敵が解ける。その隙を逃さずに麗刃の二刀がクラジェネを切り裂いた。
「そ、それにしてもいつやってもこのワザは自尊心がズキズキいたむ!」
鬼面フラッシュを使った麗刃の精神も大ダメージを負ったようだ。
大成功
🔵🔵🔵
小烏・安芸
ここまで言動が小物臭いと逆に清々しいなー……ま、せっかくやしここは一つ知恵比べといこか。
出てくるんが過去のウチの幻影やいうならコレの出番やろ。手向けるは麗しの弔花、問いはもちろん「使っているUCの弱点は?」や。こういうシチュでウチが良く使う、弱点を自白させる手やな。
え? もちろんウチは幻影の問いに正直に答えるで。だってこれ「真実を言えば解除される」が弱点やし。
後はクライング・ジェネシスが問いに答えるまで幻影相手に防戦して時間稼ぎ……と見せかけて、隙見てバッサリ斬りに行ったろ。シンキングタイム? そんなもんやらんわ。恨むなら嘘に慣れすぎた自分を恨めや。もちろん正直に答えるならお望み通りにしたろ。
「ここまで言動が小物臭いと逆に清々しいなー……ま、せっかくやしここは一つ知恵比べといこか」
小烏・安芸(迷子の迷子のくろいとり・f03050)は予知で聞いた敵の能力を分析し如何に自分の分野に引き込むかを考える。
「出てくるんが過去のウチの幻影やいうならコレの出番やろ。手向けるは麗しの弔花、問いはもちろん「使っているUCの弱点は?」や。こういうシチュでウチが良く使う、弱点を自白させる手やな」
先制攻撃で出てくる幻影も同じ能力を使ってくるがなんら問題はない。攻撃手段は質問で「真実を言えば解除される」のだ。どんな質問でも正直に答えればいい。
『ギャーッハッハッハッ! 俺のユーベルコードに弱点なんかねぇ!』
「いや、今ウチに実質無効化されとったやん」
『はっ! ぐはぁ!』
シンキングタイム零で答えたクラジェネに安芸のツッコミが入る。本気で弱点なんかないと信じていたようだが安芸の指摘にそれが揺らいだようだ。
「もう一度訊くで「使っているUCの弱点は?」」
『むぐぐ』
安芸はクラジェネが悩んでる間に幻影を相手に防戦をして時間を稼ぐ……振りをして一気に踏み込みクラジェネに斬りかかった。
「シンキングタイム? そんなもんやらんわ。恨むなら嘘に慣れすぎた自分を恨めや。もちろん正直に答えるならお望み通りにしたろ」
悩んでいれば隙を突かれ斬りかかられる、真実を言えば弱点を晒す、そして嘘を答えればダメージだ。安芸のハメ技がクラジェネを追い詰める。
大成功
🔵🔵🔵
ウィルヘルム・スマラクトヴァルト
薔薇が咲く中でラスボス戦ですか。
では、薔薇にふさわしくない無粋なオブリビオンフォーミュラには
疾く退場願いましょう。
先制攻撃は「第六感」で予知して攻撃を「見切り」、
「残像」を囮にして回避します。
もしそれで回避出来ない場合は、緑の大盾による「盾受け」、
緑の斧槍による「武器受け」、「オーラ防御」を駆使して
ダメージを抑えつつ「気合い」で耐えます。
先制攻撃をしのいだら「クリスタライズ」発動。
『漆黒の虚無』に同化するように透明になって
クライング・ジェネシスを混乱させてから
「怪力」で緑の斧槍による攻撃。
まず「ランスチャージ」を敢行して「串刺し」を狙い、
すかさず「2回攻撃」で緑の斧槍を「なぎ払い」追撃します。
「薔薇が咲く中でラスボス戦ですか。では、薔薇にふさわしくない無粋なオブリビオンフォーミュラには疾く退場願いましょう」
ウィルヘルム・スマラクトヴァルト(緑の騎士・f15865)は薔薇の迷路を歩む。シーズンオフの時には壁の向こう側を見通せる程に寂しいこの庭園も今は満開の薔薇が彩っている。ああ、このような場所にあのような憎悪の塊など似つかわしくはない。
迷路を抜けた先の広場、そこに奴はいた。なるほど、観光名所を壊すつもりはないと聞いていた。あの広さであれば施設を傷付けずに戦うことも可能だろう。
『過去』が放たれた。これまでの戦いで培った勘と経験でその軌道を予測する。
「……これは」
回避不可能、そう読みきったウィルヘルムは緑の大盾を構え、それを支えるように緑の斧槍をセットする。そして、それをオーラで覆った。そこに『過去』が着弾する。
「ぐ、重い」
そこまでしてなお凄まじい衝撃がウィルヘルムを襲う。足が地面を削り二つの溝を作っていく。ここで負けてなるものか! 騎士の矜持が魂を燃やし肉体の限界を超えて凌駕する。
やがて、緑の大盾が弾かれるとそこにはウィルヘルムの姿は見えなかった。『漆黒の虚無』が広がっていく。
『ギャーッハッハッハッ! もう終わりかよ!』
クラジェネは気付かなかった、そこに虚無に同化するように透明化したクリスタリアンがいたことを。抱き締めることで同じく透明化している斧槍を手にウィルヘルムはランスチャージを敢行した。
大成功
🔵🔵🔵
シャルロット・シフファート
まず『光』を使い光学迷彩を自分や猟兵に付与展開してSPD攻撃を発動条件を満たさないようにする。
WIZ攻撃には空間属性を使用し空間転移で回避。
外れた時に出来た漆黒の虚無に変換した地形を電脳精霊術『土』と『空』で元のテクスチャに復元し強化を無効化、続けて空間転移で攻撃を回避しながら空間操作によりPOW攻撃によって出来た動けない隙を座標指定型空間圧縮攻撃により空間ごと圧縮してジェネシスだけを砕く。
シャオ・フィルナート
【星氷】
…仕方ないな
背に★氷の翼を広げ自分と零さんを包み
少なくとも零さんが視認されないよう防御
まぁ…俺は別に、具現化された所で…戦法読めるし
だって俺…生まれつき、水か氷しか、使えないから
俺は、水と氷を“操る者”
過去の力も全て…貰うね
【氷結耐性】と【属性攻撃】で
過去の自分が操る水、或いは氷の力の操作権を★氷麗ノ剣で奪い
ジェネシス目掛けて【一斉発射】の【範囲攻撃】
隙が出来たら
今だよ、零さん
UCが発動されたらこちらも【指定UC】
敵は精神こそ幻影に閉じ込められても、本体はここにあるから
斬撃による物理ダメージと、まとう冷気の凍結
現実に戻る頃には、氷の中かもね…
寿命は、気にしない…
必要の無いものだから…
天星・零
【星氷】
【戦闘知識+世界知識+情報収集+追跡+第六感】で戦況
弱点や死角を把握し警戒、臨機応変に対応
※防御は星天の書-零-で【オーラ防御】
先制攻撃は味方に任せつつ、万が一がない様に上記技能を使いつつ戦況によって臨機応変に動く
零
遠距離は十の死とグレイヴ・ロウを戦況に合わせ使用
近接はØ
指定UCを発動し相手を指定
幻覚空間に閉じ込め、敵が過去に倒したヒーローの霊を出して総出で襲わせる
夕夜
装備enigmaの効果で
Punishment Blasterとグレイヴ・ロウを遠距離で敵背後から出現させ騙し討ちを仕掛ける
その後
上記武器とØで味方と連携し戦闘
口調ステシ
UC秘密の設定
天星・零(零と夢幻の霊園管理人・f02413)の身体をシャオ・フィルナート(悪魔に魅入られし者・f00507)の氷の翼が包み込む。更にはその後ろに隠れるシャルロット・シフファート(ツンデレの国のアリス CV釘宮理恵・f23708)が光の魔法で光学迷彩を施せば視認することはもはや困難を極めた。
『ちぃ! めんどくせぇ!』
クラジェネが足元に『過去』を撃ち込む。『漆黒の虚無』を広げて戦闘力の強化を図ろうというのだ。だがそれも、シャルロットの操る電脳精霊術により元のテクスチャに復元され無効化されていった。空間転移したシャルロットから座標指定型空間圧縮攻撃が放たれクラジェネを空間ごと圧縮していく。
「俺は、水と氷を“操る者”過去の力も全て……貰うね」
そこへ、更にはシャオの氷麗ノ剣を触媒とした魔術が発動する。空気中の水分を結晶化させ一気に解き放つ。更には零の操る十の死が撲死、斬死、餓死、病死、毒死、溺死、焼死、感電死、凍死、圧死に準えた攻撃を行い地面から十字架の墓石がせりだしクラジェネを打つ。
Enigmaにより実体化した零の別人格、夕夜が背後からクラジェネへと襲撃する。骸骨の頭を模した四台の砲撃ユニットが集中防火、更には地面から槍のような骨が生え串刺しにする。
零と夕夜が前後から連携しクラジェネを追い詰めていく。が、ここで一度大きく距離をとる。シャルロットの極大魔法の準備が整ったのだ。
「ecaps pu eerf esaeler esaeler esaeler pu liob noitubirtsid」
エレメンタル・ファンタジア、超強力ではあるが制御が難しいそれを長い詠唱を唱えることで御しきった。空間属性の瀑布、先程の圧縮等という生易しいものでない重圧がクラジェネを押し潰しその場に押し止めた。
「今だよ、零さん」
そこに見出だした隙、それを見極めシャオが零に合図を送る。
「それは無限に続く夢幻の世界。夢も現も、希望も絶望も全ては泡沫へと消える」
その合図に応え零がインデリブル・イリュージョンを発動する。クラジェネを任意の幻覚世界に閉じ込め、クラジェネがが過去に倒したヒーローの霊を出して総出で襲わせることで精神のみを何回も殺し続ける。
そうして、精神世界へと閉じ込められ動きの止まったクラジェネにシャオが仕掛ける。
「一瞬で終わらせる……」
その死星眼が輝き圧倒的移動速度で肉薄し、怒涛の連続攻撃で刃物が閃いた。ただの斬擊ではない、シャオの水と氷を“操る者”としての力を込めた斬擊だ。一つ閃く毎にクラジェネの身を氷結させていく。
「敵は精神こそ幻影に閉じ込められても、本体はここにあるから、斬撃による物理ダメージと、まとう冷気の凍結。現実に戻る頃には、氷の中かもね……」
ピキピキピキと氷のオブジェへと変わっていくクラジェネ。凍りついたその身ではエレメンタル・ファンタジアによる空間属性の瀑布の重圧に耐えきれずに粉々に砕け散ったのだった。
大成功
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