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ドワーフの銀細工

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●脅威になるドラゴンを退治せよ!
「みんな! これから、アックス&ウィザーズに向かってもらえないかな?」
 グリモアベースに現れた、リクオウ・サナダ(すっとこどっこい宇宙船整備士・f05962)は、帽子を取ると話し始める。
「アックス&ウィザーズのドワーフの集落の側に、モンスター……正確にはドラゴン達が住み着いてしまったんだ」
 ドラゴン達を率いているのは、『息吹の竜『グラスアボラス』』 花や植物の属性をもったドラゴンで、グラスアボラスと共に居るのは、『戯れる仔竜』 ……ドラゴンとしては、まだまだ未成熟だが、数が30を超え、精神的にも未熟で暴れることに迷いが無いとのことだ。
「このまま、『グラスアボラス』達を放っておけば、そう遠くない内に、このドワーフの集落は襲撃されることになる。今なら、こちらが先んじて『グラスアボラス』を強襲することも可能なんだ。被害が出る前にオブリビオンの恐怖を払拭してほしい」
 リクオウの説明では、戯れる仔竜は爪や『グラスアボラス』の影響を受けた植物属性のブレス、暴走の可能性のある自然現象制御を使って来るらしい。
「グラスアボラスの攻撃手段は、咲き乱れるフラワーカッター、竜胆 の花びらを使った美しい範囲攻撃だね。あと、芽吹く息吹で花畑を作り、自己強化を図る能力も持っている。かなり手強いとは思うけど、ドワーフの皆の為によろしく頼むよ」
 何よりも敵は全てドラゴン……油断出来る相手ではないだろう。
「集落のドワーフ達も当然、グラスアボラス達の存在に気づいてはいるけれど、その集落には戦闘に秀でたドワーフも居なければ、集落を捨てて逃げることも出来なくて、不安を抱えているんだ。グラスアボラス達が住み着いている森には俺が転送するから……まずは、戯れる仔竜のたまり場付近に送るよ。戯れる仔竜を殲滅したら、一気にグラスアボラスの寝床に向かってほしい。相手はドラゴンだからね、手加減なんてものは存在しないから気を付けて」
 そこまで言うと、リクオウは少し目を優しくし、護るドワーフの集落の話を始める。
「このドワーフの集落にはね、銀細工の職人が沢山居て、UDCアースだったら国宝とか呼ばれてもおかしくないレベルのドワーフも居るんだ。無事にドラゴン退治が終わったら、報告ついでに、みんなでシルバーアクセサリーを作りに行くのはどうかな? 頑固な職人達程、受けた恩義はしっかり返そうとするからね。きっと、みんなが作りたい、シルバーアクセサリーの作り方を教えてくれる筈だよ」
 自分で造り上げたシルバーアクセサリーを身に付けたり、好きな人にプレゼントしたり……きっと楽しい思い出になるだろう。
「と言う訳で、みんな準備はいいかい? 転送を開始するよ!」
 真剣な表情に戻ったリクオウは、グリモアキューブに力を込めると、その輝きを増した。


陸野蛍
 皆様、こんにちは。
 シルバーアクセサリーは、バングルとカフスが好きな陸野でございます。

 今回は、アックス&ウィザーズに向かい、ドワーフの集落の側に住みついたドラゴン達を強襲し、オブリビオンの恐怖からドワーフ達を救って下さい。

 シナリオ構成は、
 第1章『戯れる仔竜との集団戦』
 第2章『息吹の竜『グラスアボラス』』とのボス戦』
 第3章『ドワーフの集落でシルバーアクセサリー作成』
(第3章のみ、お声掛けがあればリクオウもシルバーアクセサリー作りに顔を出します)
 となります。

 ですが、猟兵たちが途中でドラゴンに返り討ちになる様な事があれば、そこでシナリオは終了。
 次の章に進むこと無くバッドエンドを迎えます。
 皆様、油断することなく、ドラゴンを撃破し、楽しいクラフトタイムを目指して下さい。

 同時描写がご希望の方は、お相手様の名前及びIDもしくは【グループ名】の表記をお忘れ無き様に宜しくお願い致します。

 第3章でシルバーアクセサリーを作成なさっても、アイテムの自動発行等はありませんのでご了承ください。
(思い出として留めるか、通常のアイテム作成ルールに沿って、作成して頂ければと思います)

 それでは皆様の爽快で格好良く、楽しいプレイングをお待ち致しております。
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第1章 集団戦 『戯れる仔竜』

POW   :    じゃれつく
【爪 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    未熟なブレス
自身に【環境に適応した「属性」 】をまとい、高速移動と【その属性を纏わせた速いブレス】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    可能性の竜
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

サツキ・クルーエル
悪戯やわんぱくは子供の特権、とは思うけれど。
人に迷惑はかけちゃダメだよね。
ドワーフさん達がまた楽しくお仕事できるように、ボクも精一杯がんばるよっ。

すぐに突撃はせずに最初は様子見。
歌って踊って平和に解決…なら大歓迎なんだけど。そんな雰囲気って無さそうだもんね。
深呼吸一つ、よしっと覚悟を決めたら手近な仔竜から狙いを定めて。

戦闘では出来る限り接近は控えつつエレクトロレギオンで。
1体ずつ確実に減らしていけるように集中して。
他にも駆けつけてくれる人がいるなら協力して行きたいところ。
戦闘が得意だなんて背伸びしてもまだ言えないけど…ドワーフさん達の笑顔と未来を守りたい気持ちは負けないんだからっ。



●猟兵とドラゴンの戯れ
 転送された『アックス&ウィザーズ』
 目を開くと、一面の緑。
 常緑樹に緑の絨毯。
 グラスアボラス達、ドラゴンがが住み着いた森に間違いない。
 猟兵達の気配……気付いたのだろう。
 彼等、いや……子供達が。
「悪戯やわんぱくは子供の特権、とは思うけれど。人に迷惑はかけちゃダメだよね」
 現れた『戯れる仔竜』達を見ながら、サツキ・クルーエル(星宵マグノリア・f01077)が言う。
(「ドワーフさん達が、また楽しくお仕事できるように……ボクも精一杯がんばるよっ」)
 確りと心に誓うが、サツキはすぐには動かない。
 まずは、仔竜達の様子を見る。
 歌って踊って平和に解決出来るならば、大歓迎なのだから。
 だが現れた30を超える仔竜達は、バラバラに猟兵達にじゃれつくように、だが、あくまで攻撃的に、その爪を、そのブレスを放つ。
「ふぅーっ。やっぱりこうなっちゃうか。よしっと!」
 1つ深呼吸をすると、サツキは小型の幾つもの戦闘用機械兵器を召喚し、仔竜達へ突撃させる。
「戦闘が得意だなんて、背伸びしてもまだ言えないけど……ドワーフさん達の笑顔と未来を守りたい気持ちは、負けないんだからっ!」
 仔竜達と戦う決意を込めて、サツキは叫んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

佐久間・嶺滋
……いや、お守りをするのは俺らじゃないし、親も放任するなよ……。
俺らの事情も知ったこっちゃないか。
……ならこちらも知ったこっちゃないな。

【サイキックブラスト】に【目潰し】を併用。怯んだり麻痺した隙に味方に排除して貰えるように支援。可能なら【暗殺】絡めて奇襲気味に行う。

現象を発動させようとしたら【恐怖を与える】ことでびっくりさせて制御に集中出来なくさせる。
対象の自然現象が暴走したら、他の個体でも良いので竜をそちらに押し込む。
あるいは麻痺させた状態で進路上に放置する。
巻き込まれそうなら退散しつつ別個体に切り替え。



 「……いや、お守りをするのは俺らじゃないし……親も放任するなよ」
 大鎌形態の『千変万化の葬影』で仔竜の爪を受けながら、佐久間・嶺滋(想葬の黒影・f00774)が苦々しく言う。
「俺らの事情も知ったこっちゃないか。……ならこちらも知ったこっちゃないな」
 受けた爪ごと大鎌を一閃させ、嶺滋は仔竜を真っ二つにする。
 勢いで地面に刺さった大鎌から手を放すと嶺滋は、両掌にサイキックエネルギーを集め高圧電流とすると、仔竜達を感電させた上に視界を極端に狭くする。
(「このタイミングで、他の猟兵が攻撃出来るなら俺は支援に徹してもいいが……数が多いか」)
 電流を放ちながら、植物操作の自然現象を起こしそうな仔竜が居れば、苦無『影葬楔』を突き刺す。
(「自然現象の暴走には注意だな。こんな子供でもドラゴン……制御出来ない力を受けたら、被害が出かねない」)
 仔竜達に恐怖を与えるようにきつく睨み、嶺滋は影のように仲間達の援護を続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モース・レフレクソン
ドラゴンか…あまり相手したことは無いが、今回は特殊なドラゴンらしい。情報を頼りに対策は立てておくとしよう。

未成熟なドラゴン相手に大人気ないかもしれないが、ユーベルコードを使わせてもらう…!
ドラゴンが花畑やフラワーカッターを繰り出してきたら遠慮なく【蒼炎放射】で焼け野原にしてやろう。俺の体全体から出る火炎放射は全てを焼くぞ…!
焼け野原になったところ敵が弱ったところを俺のヴォラグノフ(スナイパーライフル)で敵をぶち抜く…!

可愛そうだと?今回のミッションの標的だ。容赦などしない。



『ドラゴンか……あまり相手をしたことは無いが、今回は特殊なドラゴンらしい。情報を頼りに対策は立てておくとしよう』
 転送前にグリモア猟兵にそう話した、モース・レフレクソン(サイボーグの戦場傭兵・f06734)は、初撃から手加減することなく、ユーベルコードを口にする。
「塵になれっ……!」
 モース自身の機械の体が可変し、複数の火炎放射器から放たれた蒼い炎が仔竜達を呑み込んでいく。
「未成熟なドラゴン相手に大人気ないかもしれないが、この後に『グラスアボラス』とやらも居ることだ……俺の体全体から出る蒼き火炎は、全てを焼くぞ……!」
 言葉通り、モースの周囲が焼け野原になる中、果敢にも爪を振り翳す仔竜は、セミオートスナイパーライフル『ヴォラグノフ』で容赦なく打ち抜いた。
「仔竜と言えど打ち抜くのみだ。今回のミッションの標的だ。容赦などしない」
 眼光鋭く標的を見据えながら、モースはハッキリと言った。
 可愛そう等とは思わない……ターゲットなのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​

九之矢・透
まあなー、子供はやんちゃしてナンボってモンだけどさ
ドラゴンのやんちゃはそうも言ってられないよな

【SPD】
高速移動、かつブレス?厄介だな
その動きを封じる事にしようか

『不羈への枷』を使うぜ
動き回られる前に『先制攻撃』するに限るな
一歩踏み出す、その方向を『見切り』して仕掛ける
『範囲攻撃』を『2回攻撃』したらより多く捕まえられるんじゃねーかな

特に移動する足元や、ブレスを使う口を狙うぜ


手加減はこっちもナシだ
……まだ子供なのにな、ごめんな



「まあなー、子供はやんちゃしてナンボってモンだけどさ」
 緑の息吹を力としたブレスを放つ、戯れる仔竜の攻撃をその身軽さでかわしながら、九之矢・透(人間のシーフ・f02203)がぼやく。
「ドラゴンのやんちゃは、そうも言ってられないよな……っと!」
 手に慣れ親しんだダガーを横に薙ぎ、一度バックステップで下がると、透は思考する。
(「高速移動、かつブレス? 厄介だな……その動き、封じる事にしようか」)
 群れを成して襲いかかってこようとする、仔竜達に透は、勢いよくユーベルコードを口にする。
「いつまでも自由にしていられると思うなよっ!」
 言葉と共に、子竜達に投げられた、『虎挟』と『投げ縄』、そして『投網』は、仔竜達をからめ捕るだけではなく、その獰猛なるブレスの力も封じ込める。
「動き回られる前に、捕まえさせてもらう……後は、他の猟兵がやってくれる。手加減はこっちもナシだ!」
 言葉にした言葉は猟兵としての答え。
 だが、透の心の中には、透本来の想いも抱かれていた。
(「……まだ子供なのにな、ごめんな」)
 言葉に出来ない言葉だけれど、せめて次の命として生まれる時は、オブリビオンではなく、無邪気な子供として生まれてほしいと、透は切に願った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディスターブ・オフィディアン
第一人格で行動
アドリブ歓迎
心情:「小型とはいえ竜は竜、侮るつもりはない」
「竜にふさわしい神秘を見せてもらえればよいのだがな」
行動:エレメンタルミサイルによる攻撃、可能なら敵の「可能性の竜」に干渉し、暴走により自爆させることを狙おう
エレメンタル・ミサイルの第一波として炎の矢を生成し、敵へ攻撃
高速詠唱と二回攻撃で、第二波を属性をばらけさせて発動
水、雷、衝撃波、炎、地属性、毒属性などを織り交ぜて発動
敵の攻撃に干渉できそうであれば、誘導弾で竜を攻撃して相手のUCの暴走を狙う。他の竜たちを巻き込ませてやる
オレ自身が巻き込まれてもつまらん、フック付きロープを近くの木にひっかけて、暴走が始まったら退避しよう



「小型とは言え、竜は竜……侮るつもりはない」
 二匹の蛇の意匠が施された魔杖『ケリュケイオン』を構え、ディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)が赤き瞳を光らせ仔竜達に言う。
「竜に相応しい、神秘を見せてもらえればよいのだがな……」
 その言葉に応じたように、仔竜はその爪でディスターブに襲いかかるが、ディスターブの好奇心は、その程度のことでは満たされない。
「もっとだ、もっと……。お前達の可能性を竜の力を見せてみろ」
 周囲の仔竜達が自分達の属性である『植物』に呼びかけるように瞳をギラギラさせ、竜種たるその身体にオーラを纏わせていく。
 いまだ、10以上残った仔竜達が竜の力を行使しようとしているのだ、散らばっていた猟兵達も息を呑む。
「待っていた……。待っていた……。これを待っていた! これでも食らえ!」
 ドラゴンのオーラを高め、それを仔竜達が最高潮に高めようとした時だ。
 ディスターブは、炎の矢を幾本も絶え間なく撃ち出した。
 自身の溢るる力を炎によって暴発させてしまう仔竜達。
 だが、そんな仔竜達に対しても、ディスターブに慈悲は無い。
 水、雷、衝撃波、炎、毒、ありとあらゆる属性を切り替え、魔法の矢として仔竜達を撃ち抜いていく。
「ここまでは、計算通りか……このままでは、つまらん。『グラスアボラス』とやらは、オレの好奇心を満たしてくれるのだろうな」
 木にかけたロープで、荒れる爆発の渦から退避していたディスターブは、焼け野原の後に一匹も居なくなった仔竜達から満足に得られなかった、好奇心を満たしてくれるであろう、息吹の竜に思いをはせると口元に笑みを作った。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

九之矢・透
よっし、仔竜達は蹴散らせたな!
息吹の竜サンとやらの顔を拝みにいこうか
「野生の勘」と「聞き耳」を活かしながら寝床に直行だ!


……
ン、な、なんか…カワイイ?顔したドラゴンだな……?
いやいや、そうはいってもドラゴンだからな、な!

【WIZ】
「エレメンタルディザスター」を使うぜ
「土砂」の「津波」を起こす!
高く分厚い津波を起こせば息吹に対する壁になるし、
花畑を拵えられても土砂で埋めてやるぜ

花畑だの森だのを荒らすのは好みじゃあ無いけどな
本当の自然ってのはこの位じゃあへこたれないだろ?



●花園の竜の巣
「よっし、仔竜達は蹴散らせたな! 息吹の竜サンとやらの顔を拝みにいこうか」
 そう言い、猟兵達の先頭を行くのは、九之矢・透(人間のシーフ・f02203)だ。
『戯れる仔竜』の全てを倒した猟兵達は、この森に住みついた脅威、『息吹の竜『グラスアボラス』』を目指し、森の奥へと進んでいく。
 透の『野生の勘』と『聞き耳』は、目印の無い森の中では、とても有用で、少し進むと、すぐに変化はあらわれた。
 緑豊かな森の中が、更に色取り取りの草花に覆われ、美しいと言わざるを得ない光景が広がっていたのだ。
 そして彼の竜『息吹の竜『グラスアボラス』』が、その姿を現す。
 緑の身体に、華のような翼、そしてつぶらな瞳。
「………。……。……………………。ン、な、なんか……カワイイ? 顔したドラゴンだな……?」
 長い沈黙の後、透の口から零れたのはそんな言葉だった。
 そんな、カワイイ竜は、眠たげにあくびをし、微かな、ブレスを吐いていて、猟兵達に興味を示す様子はない。
「いやいや、そうは言ってもドラゴンだからな、な!」
 頭を振ると透は、ダガーを構える。
 それを見ると、息吹の竜は面倒くさそうに、息吹 を吐きだし、自分の周囲を一層の花畑で埋め尽くし、自身のドラゴンの力を上げる。
「どんなに、綺麗な花でもな! 所詮自然にゃ敵わねえよ!」
 息吹の竜の動きを見た透は、言葉と共に、土砂の津波を引き起こす。
「花畑だの、森だのを荒らすのは、好みじゃあ無いけどな……本当の自然ってのは、この位じゃあ、へこたれないだろ?」
 大地への強い信頼。
 息吹の竜を倒す為、透には微塵の迷いも無かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
佐久間・嶺滋
……問題の『親』か。
……どれだけ持っている物が害が無さそうに見えても
害を為そうとしている事実は変わらないからな。先を打たせて貰おうか

【目潰し】【マヒ攻撃】【呪詛】を重ねた『影葬楔』の苦無投げで
ブレスの命中精度を下げながら、【第六感】【残像】を活かして回避狙い。
じわじわと距離を詰めれたならば、隙を伺い、
【暗殺】の要領で【後ろの正面】を叩き込む。
攻撃には長期戦を見越して【生命力吸収】を忘れずに。

「親だからこそ言いたいんだが、遊ばせるのならば兎も角……」
「……目を離して野放しに好き勝手させるのだけは止めて欲しい、な」
(話が通じるとは到底思えないけどな)



「……問題の『親』か」
 息吹の竜を見据えて、佐久間・嶺滋(想葬の黒影・f00774)は油断なく得物を構える。
 どれほど無害そうな顔をしていても、この竜がドワーフ達に害を成そうとしている事実は変わらない。ならば、悲劇が引き起こされる前に先を打つまでだ。手の中でくるりと苦無を回し、嶺滋は伏せる竜との距離を測る。最初の牽制には、この位置からで十分だ。瞬間の判断から放たれた投げ苦無が、するりと縫うように竜鱗の隙間に突き刺さった。
 痛みを厭うように片目でちらと嶺滋を見て、息吹の竜が大きくあぎとを開く。草の上を転がり、吐き出された息吹を躱しながら、嶺滋は冷静に呟いた。
「あまり何度も吐きかけられたいものではない、な……」
 目を眩ませ、身体を麻痺させる呪詛を存分に塗り込めた苦無の一撃によって、竜の動きは確かに僅かながら鈍っている。とは言えそのブレス、そしてその後に続くカッターの威力は間違いなくなめてかかれる類のものではない。敵の体力を鑑み、長期戦を見越していた嶺滋が、息吹の竜の攻撃を鈍らせる手段と共に自らの体力を維持する手段も持ち込んでいたのは正しい判断だったと言えよう。
 苦無を放ち、じわじわと少しずつ竜の自由を奪い取りながら、同時に嶺滋は少しずつ竜との距離を詰めていく。早くどこかへ行けと言いたげに翼をはためかせ、再びブレスを吐き出す息吹の竜の顔を見つめて、嶺滋はひとつ言葉を投げた。
「親だからこそ言いたいんだが、遊ばせるのならば兎も角……目を離して野放しに好き勝手させるのだけは止めて欲しい、な」
 もっとも、言って通じる相手とも思えない。それでも一言言ってやりたかった。白き息吹が、黒き影を焼く。白に焼かれる黒めがけて、鋭利な花弁がここぞとばかりに殺到する。邪魔者は始末したと言わんばかりに再び目を閉じかけた竜の聴覚に、恐らくその声は届いたのだろう。
「……今、お前の後ろに居る」
 竜が振り向くより早く、『後ろの正面』――真後ろからの超高速の一撃が、その背に深々と突き刺さる。息吹に焼かれ、花に切り刻まれたのは、高速で踏み込む嶺滋の残像だったのだ。
 天を仰ぎ、苦痛の声を上げる竜から再び飛び退って距離を取り、嶺滋は苦無を濡らす竜血を払った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フェミルダ・フォーゼル
「初めての仕事がドラゴン退治というのも無茶かもしれませんが、ドワーフさん達の危機を知った以上見過ごす訳にもいきません。」
 この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。

 戦闘中、敵の攻撃をかわしてからの反撃を狙います。
「Enforced……」
 息吹の竜『グラスアボラス』の「フラワリングブレス(POW)」に対し、ユーベルコード「聖撃(ディヴァインウェポン)」を使うことで、まず全力で初撃を回避した後、懐に飛び込んで切りつけます。
 最大の目的は、戦闘を有利に進め、勝利に導くことです。
 その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。


カーバンクル・スカルン
あなたに罪はないけれど、ここから進まれたら何十何百の人が悲しむことになるんだ。だから……逝ってもらいます。

車輪で拘束したグラスアボラスを黒炎の盾に押し付けて燃やし尽くす。

もし息吹を放って花弁の刃が舞い散っても、黒炎の盾から吹き出る炎で飛んでくる前に全て焼き尽くしてしまいます!

どれだけ当たりやすくても当たる前に無くなれば意味がないでしょう!


青葉・まどか
ドラゴンに悪気はないんだろうけど。
ドワーフの皆さんに迷惑が掛かるからね。
さあ、ドラゴン退治だ!

ドラゴン相手に独りで戦うなんて無茶だしね、仲間との連携・フォローを心掛けるよ。
仲間の行動に合わせて【援護射撃】。

此度の戦闘では『射撃武器・魔改造』を発動、射撃で対応させてもらうよ。

一箇所に留まり続けたらドラゴンに潰されちゃうからね、フック付きワイヤーを駆使してヒット&アウェイが基本戦術。
【視力】でよく観察して【情報収集】、攻撃の動作を【見切り】回避していくよ。

硬いドラゴンの鱗は【鎧無視攻撃】で貫いてあげるよ。
仲間の攻撃で大怪我を負ったら【スナイパー】【誘導弾】で狙い撃ち、【傷口をえぐる】よ。


霑国・永一
いやぁ、どうやらドラゴンにしては比較的大人しめだったりする個体なのかな?はいそうですか、見逃しましょう……とはならないけどねぇ。脅威というのは生きてることが罪なのさぁ

狂気の分身を発動
とりあえず数には数を、花弁に対して余りあるくらいに自爆分身を生み出し続け、全方向から次々にダガーで襲撃させ続ける。
接近成功した分身は振り払われる前に即自爆、分身は減り次第随時追加する。敵が空を飛ぶならば分身全員に銃撃を行わせる
本体の自身は基本目立たないよう後ろから銃撃で援護。必要あらば分身も盾にする
『ハハハッ!やっべ俺様死ぬわー!』『綺麗な花びらだなおい!お礼に俺様のきたねぇ花火でも食らえ!』

「いやぁ面白いなぁ」



 首をもたげて猟兵達を睥睨する息吹の竜を前に、霑国・永一(盗みの名SAN値・f01542)は僅かに首を傾げる。
「どうやらドラゴンにしては比較的大人しめだったりする個体なのかな?」
「悪気はないんだろうけど。ドワーフの皆さんに迷惑が掛かるからね」
 だからここで退治しなければという青葉・まどか(玄鳥・f06729)の言葉に異を唱える者など、いよう筈もない。彼女の援護射撃を受け、息吹の竜の隙を突くようにして飛び出しながら、フェミルダ・フォーゼル(人間の聖者・f13437)はぐっと片手を握り締める。
(「初めての仕事がドラゴン退治というのも無茶かもしれませんが、ドワーフさん達の危機を知った以上見過ごす訳にもいきません」)
 ひとりでは敵わない相手かも知れない。けれど、同じ猟兵である誰かと共に戦えたならば。勇気を奮い起こし、敵の挙動を見切ることに全神経を注いで、フェミルダは走る。吐き出された息吹をかわそうと横っ飛びに跳んだ足が、けれど僅かに足りずに息に焼かれた。――思わず、息を止める。
 次に襲い来るであろう花の刃を予感して身を固くしたフェミルダの真横を、赤い煌きが駆け抜ける。炎にも似た輝きを放つ髪を持つその猟兵は、カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)。
「どれだけ当たりやすくても当たる前に無くなれば意味がないでしょう!」
 放たれた花弁に黒炎の盾を突き付け、花の刃の大部分を焼き捨てて、彼女は叫ぶ。盾からの紅炎を逃れた花弁が頬を鋭く切りつけるが、それでもカーバンクルは怯まない。はっと気を取り直したように息を呑み、フェミルダもまた、自らの得物に聖者の光を宿す。
「Enforced……」
 ブレスを吐き終えた竜の胸元が、僅かに膨らむ。息を吸い直す為のその一瞬に割り込んで、フェミルダは光の尾を引く一閃を放った。鱗が剥がれ、花のように舞い落ちるのを追うようにして、永一が自らの分身を走らせる。
『ハハハッ! やっべ俺様死ぬわー!』
『綺麗な花びらだなおい! お礼に俺様のきたねぇ花火でも食らえ!』
 狂気じみた声を上げながら、無数の――それこそ舞い踊る花弁にも負けないほどの数の『永一』が、竜目掛けて殺到する。ある者はダガーを閃かせ、ある者は竜の間近で自ら爆発し、そうして彼らは着実に竜の体力を削っていく。分身たちの派手な仕事の陰に潜み、慎重な銃撃で竜の肉体の柔らかい箇所を狙い撃つ永一本人も、また。
「当たらないよ!」
 フック付きワイヤーを近くの樹に引っ掛けたまどかが、襲い来る竜胆の嵐を軽々と飛び越える。いかに上手く気配を消し、距離を離して撃ったとて、一撃放てば敵にもこちらの位置を把握される。撃っては動き、また敵の動きを見切り、撃っては離脱――ひらりひらりと身軽に戦場を舞い踊りながら、まどかは何度でも竜へと射撃を見舞う。鎧をも貫く一射が、竜の胸元の鱗を砕き割った。
「あなたに罪はないけれど、ここから進まれたら何十何百の人が悲しむことになるんだ」
 太い尾を振るい、地上を薙ぎつつブレスを吐き出す竜に向け、カーバンクルが太い針に覆われた巨大な車輪を走らせる。それはまるで意志を持つように竜の巨体を捉え、はりつけるように動きを縛る! 竜の喉から、苦悶の声が絞られるように溢れた。
「だから……!」
 そして、縛られた竜へと紅蓮の炎が放たれる。のたうち、炎を振り払うように暴れる竜の膂力を恐れることなく、フェミルダが踏み込んでその尾を切りつける。その傷口をさらに広げるように、まどかが強化を重ねた武器から狙い澄ましての射撃を見舞う。自身も新たな分身を息吹の竜へとけしかけつつ、永一はうそぶくように口元を笑みの形に歪めた。
「いやぁ面白いなぁ」
 舞い飛ぶ花が千切れ、焼け、散っていく。勝利の女神の天秤は、既にこちらへ傾きつつあった。息吹の竜を見据え、猟兵達はそれぞれの武器を今ひとたび握り締める。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

須藤・莉亜
「可愛いドラゴンだねぇ。血の味はどんなかな?」
甘い感じ?ワンチャン辛いとかもありそう?

竜血摂取のUCを発動。んでもって、敵さんに向かって突っ込む。
花びらの動きを、強化された反応速度を駆使して【見切り】、悪魔の見えざる手と血飲み子での【武器受け】で、攻撃を防ぎながら敵さんに近づいていこう。

近付けたらどこでも良いから噛み付いて、全力【吸血】して【生命力吸収】。吸えるだけ吸って、存分に味わいたいところ。

「ドラゴンって吸いごたえがあって良い感じ。」


ディスターブ・オフィディアン
第一人格で行動
発見したグラスアラボスの姿と能力に興味津々です
「ふむ、自身を有利にするためにああやって植物を撒き散らしていくのか。アレは一種の共生関係だな」
花畑が竜を強化するという事は、花粉あたりに強壮効果があるのか。可能なら研究用に無事な花を一本入手しておきたいところだ

「まあ、まずは貴様を仕留めるとしよう」
 木々など周辺の地形を利用し、目立たない位置に身を隠した状態から、不意を衝く様に騙し討ちを仕掛けるぞ
 油断しているところに全力魔法での炎の矢(UC)を叩き込む
敵の反撃に対しては残像を残して回避、高速詠唱から二回攻撃でもう一度、炎の矢を発射、地面の花畑を焼き、敵の強化を打ち消しておこう


アテナ・アイリス
かわいいドラゴンだけど、オブリビオンである以上、戦うしかないわね。
【武器受け】【誘導弾】【2回攻撃】【属性攻撃】をつかって、仲間と連携しながら攻撃をする。
右手にアーパスブレード、左手にフレースヴェルグ・ブラスターを手に持って、剣とブラスターの二刀流で戦う。
ブレスなどの特殊攻撃は、【守護女神の煌めき】をつかって、攻撃を見切ってかわす。

「かわいいけど、戦うしかないわね。」
「さあ、行くわよ。」
「ブラスターで羽を狙い撃ちにするわね。」
「そんな攻撃は当たらないわよ。」

アドリブ・連携好きです。



「かわいいドラゴンだけど、オブリビオンである以上、戦うしかないわね」
 花纏う竜を前にアテナ・アイリス(才色兼備な勇者見届け人・f16989)が呟けば、須藤・莉亜(メランコリッパー・f00277)もその言葉には頷いて。
「血の味はどんなかな?」
 甘いか、それとも辛いか――冗談めかすでもなく笑って、彼は片手の指で小瓶の蓋を弾く。名状しがたい味に耐えて眷属の腐蝕竜の血を飲み干し、その身を竜人と変え、そうして莉亜は白き大鎌を手に走った。
「さあ、行くわよ」
 竜の翼、それも薄い皮膜に狙いを定め、アテナがフレースヴェルグ・ブラスターの引き金を引く。羽を穿たれた竜は、じろりとそちらに目を向け、深く息を吸い込んだ。瞬間、竜胆の花弁が渦を巻き、瑠璃色の嵐となって猟兵達に襲い掛かる!
 広範囲に広がる花弁の嵐を、全て回避しきるのは至難の業だ。だがそれでも、二人の目は青き暴風の最も薄い箇所を的確に見つけ出し、そこへ踏み込みつつ武器を構えることでダメージを最小限に抑え込む。大鎌を振るい、最後の花弁を目の前から払って、更に莉亜は竜との距離を詰めにかかった。
「ふむ、自身を有利にするためにああやって植物を撒き散らしていくのか。アレは一種の共生関係だな」
 花畑の中央に陣取り、今も花を撒き散らす息吹の竜を、ディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)は立木の陰からそう分析する。この花に竜を強化する特殊な力があるのか、或いはこの竜が花から無差別に力を得るような能力の持ち主なのか――興味は尽きないが、今すぐその答えを得ることは難しい。気を取り直すようにかぶりを振って、ディスターブは密かに詠唱を開始した。
「まあ、まずは貴様を仕留めるとしよう」
 気付かれていない――或いは警戒されていないからこそ、最初の一撃に全力を。指先から膨れ上がった炎の矢が、竜の背中に降り注ぎ、突き刺さり、そして一層火勢を増す。振り向きざま吐きかけられた竜のブレスを、ディスターブは己の残像を囮に避けてみせた。その足が草を踏むと同時に、追いかけるように重ねた第二の詠唱が完結する。そうして追撃とばかりに降り注いだ火の雨が、竜もろともにその足元の花をも焼いた。それが意味することは、言うまでもない。
「今ね!」
「勿論」
 強化の解けた今が好機とアテナが剣を手に竜に迫れば、莉亜は竜がそちらに気を取られた隙に背後へと回り込み、後脚に組み付く。息吹の竜が声を上げたのは、水の如き刀身に切り裂かれた痛みにか、それとも己の血を容赦なく吸い上げられる未知の感覚にか。暴れる竜に吹き飛ばされまいと腕に力を込めつつ、莉亜はなおも竜の血と共にその生命力を吸い上げる。――腕の下、厚い鱗の向こう側で、徐々に竜の鼓動が弱まっていくのが分かる。
(「吸いごたえがあって良い感じだね。……たぶん、あと、少し」)
 唇を竜から離し、突き飛ばすようにして飛び退る。一瞬の後、最後の抵抗とばかりに振るい抜かれた尾が、莉亜のいた丁度その位置を薙ぎ払った。その軌跡を塗り替えるように、二百もの炎の矢が再びディスターブの指先から放たれる。熱と輝きに満ちた雨の中、息吹の竜は潤んだようにも見える目でアテナをじっと睨んだ。否、それはきっと炎の反射が見せた幻だったのだろうけれど。
「これで、終わりにしましょう」
 啓示に導かれたように、アテナの身体がごく自然に動く。風のように花の嵐を掻い潜り、彼女は竜の胸元へと滑り込んだ。そして、やはり導かれるような優美な軌跡が、彼女の得物と竜の心臓を結ぶ。
 竜は、今わの際まで猟兵を見つめていた。二、三度その口元が動き、牙の隙間から花弁が溢れて落ちる。
 ――そして、竜の巨体がどうと倒れた。吹き抜ける風にさらわれ、最後の花弁が散っていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『ドワーフ細工師のシルバーアクセサリー教室』

POW   :    とにかく格好いいアクセサリーを作る!

SPD   :    洗練された美しいアクセサリーを作る。

WIZ   :    神秘的で魅惑的なアクセサリーを作る……。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 かくして、ドワーフの集落は竜の脅威から守られた。そのことを知らされたドワーフ達は、恩人である猟兵達に口々にこう申し出る。
 この大恩に報いねば、それは里にとって恥ずべきこと。差し出せるものと言えばこの銀細工の技くらいだが、どうか受け取ってほしい――と。
 戦いも済んだ今、彼らの厚意に甘えて好きなように銀細工を作ってみるのも、きっといい経験になる筈だ。
アテナ・アイリス
これで、竜の脅威はなくなったわね。
まずは、ドワーフ達と仲良くなるために、世間話でもしましょうか。
せっかくだし、自分用のモルフォ蝶の銀細工のブローチを作ろうかしら。
元になる青い宝石は、自分で調達してあるから大丈夫。
ドワーフ達にお願いして、シルバーアクセサリーの作り方のコツを教えてもらいながら、自分で作成してみる。
見てもらうのがとても楽しみだわ。

「わたしの友人にもドワーフの職人がいるけど、やはり腕は確かなのよね。」
「この青い宝石を使って、蝶のブローチが作りたいわ。」
「ここは、どうすればいいのかしら?」
「さあ、完成だわ!」

アドリブ・連携好きです。



「これで、竜の脅威はなくなったわね」
 安堵の息と共に笑みを浮かべて、アテナ・アイリス(才色兼備な勇者見届け人・f16989)はドワーフの職人に掌を差し出した。感謝を込めてしかとその握手に応えるごつい手を、やはりしっかりと握り返して、彼女は集落のことや細工のことなど、いくつかの質問を彼に投げかける。初めは言葉少なに短い返答だけを返していたドワーフがすっかり砕けた声音を聞かせるようになったあたりで、アテナは懐から青い宝石を取り出してみせて。
「この青い宝石を使って、蝶のブローチが作りたいのだけど……作り方のコツを教えてくれない?」
 それならまさに自分の得意分野だと胸を叩くドワーフに引き連れられて、アテナは早速作業台へ。まずは土台となる銀を打ち出したら、蝶の翅脈を象るように慎重に切り抜いていく。職人の助言を細かに請いつつ糸鋸を握り、少しずつ少しずつ模様を切れば、やがて優美な蝶の翅が台上に出来上がる。土台に宝石を嵌め込み、磨き上げた銀の翅脈を重ねれば、まさに思い描いた通りのモルフォ蝶がそこにいた。
「さあ、完成だわ! ……ドワーフの職人って、本当にすごいわね。わたしの友人にもいるのだけれど……」
 楽しげに語るアテナの話に、彼女を傍で手伝っていた職人もどこか誇らしげな様子で頷きを重ねる。作業台際での語らいは、まだもうしばらく続きそうだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディスターブ・オフィディアン
第一人格で行動
「細工の技法をドワーフに教えてもらえる、教師としては最上もいいところだな」
折角だ、技法を習得する意味でも何かの細工を作ってみたいところだが……
銀細工といえば、退魔の力を込めたアセイミナイフか、それともアンデット対策の銀の銃弾か
いや、待てよ。つい最近、使い魔代わりの狼を飼うことにしたな
「――やつに何か護身具を持たせてやるべきか」

今回の件も、竜との戦闘を想定して連れてきていなかったが、何か魔力を込めた品でも持たせれば、もう少し活躍の幅も広がるだろう。
「良し、防御用のアミュレットでも作るとしよう。宝石はドワーフに掛け合って売ってもらうか」
ドワーフの技術を少しでも学ぼうと本気で製作します



「教師としては最上もいいところだな」
 ドワーフと言えば鍛冶師や石工としても名高い種族。そんな彼らに銀細工を教われる機会とあって、ディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)も張り切っていた。技法を覚える為にも、さて、一体何を作ろうか。やはり定番は退魔の刃物か、それとも銃弾か――そんな風にあれこれ考え始め、ややあって彼は最近飼い始めた狼の顔を思い出す。
「――やつに何か護身具を持たせてやるべきか」
 そうすれば、使い魔代わりでもあるその狼にももっと活躍の場を与えてやれる。自らの思い付きに確かな満足を覚えつつ、ディスターブは早速近くにいたドワーフに声をかけた。
「宝石を少し売って貰えないだろうか。防御用のアミュレットを作りたい」
 そういう用途なら、と目の前に並べられた色とりどりの宝石に、ほう、と感嘆交じりの声が漏れた。それらをひとつひとつ手に取り、光に透かして見比べ、ようやく選び取った石を手に、ディスターブは堂々とした足取りで作業場へ向かう。椅子に掛け、教導を頼むとドワーフに一言告げて鎚を手に取る彼の目は、どこまでも真剣だ。
 そして、作業場にまたひとつ、高い鎚音が響き始めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カーバンクル・スカルン
アクセサリーはいりません、それを作る様子を見せていただければ!

一応スクラップビルダーの端くれなもので……金属を溶かして綺麗な形に加工する様子って中々見れないんだよねー。どんな感じにやっているんだろ?

流石にこれだけじゃ技は盗めないけど……見させてもらうだけでも眼福です。


白峰・雪
【WIZ】

銀細工のアクセサリー作りって、初めてね。
こういうキレイなのは、村で見たことが無くて。
作ってみたいな、雪柄の銀細工。
よし、頑張る、うん。

ドワーフさんに教わりつつ、頑張って作るよ。
わからなくなったら、聞いてみたり、
ドワーフさんの手元とか、熱心に見ながら作るね。

アドリブとか連携とか、歓迎よ。



「こういうキレイなのは、村で見たことが無くて」
 はにかんだように笑う白峰・雪(白癒の旅巫女・f19137)に、作ってみるかいと壮年のドワーフが笑いかける。是非、と頷く彼女の横から、カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)がひょいと顔を出した。
「よければ見学させていただいても? 金属を加工する様子って、スクラップビルダーの端くれとして気になっていて……」
 勿論見るだけで盗める技術とは思っていないけれど、純粋にどんな感じなのか一度見てみたいというカーバンクルに、雪はひとつ笑って頷いた。そんな彼女たちを我が子か孫を眺めるように見つめた後、それでどんなものが作りたい、とドワーフは問うてくる。
「作ってみたいな、雪柄の銀細工。どんな風に作れるかな……」
 そう首を傾げれば、タガネで模様を彫り込む方法、スタンプを作って打ち込み、模様の部分に燻し仕上げを施す方法、地金の上に透かしで模様を入れたプレートを重ねる方法など、いくつものやり方がドワーフから挙げられる。それぞれの手法で実際に作られた細工物をサンプルとして目の前に並べられれば、カーバンクルもその見事さに目を輝かせた。
「すごい……これはますます作業の工程が気になってきます!」
「どれも素敵で、迷うけど……うん、透かし模様のが、作ってみたいな」
「頑張れ!」
 カーバンクルのエールに笑顔を返した雪の表情が、作業台に向かうなりきゅっと引き締まる。時折手を止め、その度に手順やコツを聞いてくる真面目な生徒に、ドワーフも教え甲斐があるとばかりににっと笑った。やり取りを聞くカーバンクルの表情も、真剣でありながらどことなく微笑ましげだ。
 少しずつ、丁寧に、糸鋸で銀が切り抜かれていく。それにつれて少なくなっていく言葉とは引き換えに、銀の六花が美しく台上に浮き上がってくる。
 カーバンクルから差し出されたタオルをお礼を言って受け取り、そこでいつの間にか額に滲んでいた汗に気付く。小さく笑い、気合を入れ直すように拳を握って、雪は再び銀のプレートに向き直った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

青葉・まどか
無事にドラゴンを退治出来てよかったよ。

ふんふん、銀細工を指導してくれるの?
職人さんの技術を教えてもらえるなんて贅沢だね。
簡単に身につくとは思えないけど、せっかくの機会だしお言葉に甘えようかな。

さて、何を作ろうかな?
生憎、アクセサリーを身につける習慣はないんだよね。
拘っている物といえるのは……眼鏡。
職人さんの指導があるとはいえ、眼鏡は難易度が高いよね。
でも、せっかくだしチャレンジするよ。



 せっかくの機会だし、職人の技術はぜひ学んでみたい。そう思いつつも、青葉・まどか(玄鳥・f06729)は少しばかり困ったように首を捻る。
「生憎、アクセサリーを身につける習慣はないんだよね」
 とは言えどうせ作るのなら、しまい込まずに使えるものを作りたい。ならば……と考えた後、まどかは職人に聞いてみる。
「眼鏡のフレーム……って、作れるかな。丁度こういう感じのなんだけど」
 今まさにかけていた眼鏡を外して見せてみると、ドワーフはそれを手に取り、短く唸った。その様子に少しだけ心配になって、まどかは職人の顔を覗いて。
「やっぱりいきなりだと難しい?」
 フレームを切り出し、磨き、レンズを嵌め込むための溝を刻み、顔に合わせる為の曲線をつける。返ってきたのは、工程も多いが大丈夫かとの問いだった。つまりは、不可能とは言われていない。返された眼鏡をかけ直し、少し考えて、まどかは頷いた。
「やってみたい! せっかくだし、チャレンジするよ」
 ならば、と髭を揺らしたドワーフの目に、鋭い光が灯った気がした。どうやら、教師役も本気を出してくれるつもりらしい。気合を込めるようにもう一度深く頷き、眼鏡を僅かに持ち上げて、まどかは作業台へ歩き出す職人の背中に続いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

須藤・莉亜
【WIZ】
「シルバーアクセサリーねぇ。そだ、新しいイアリングでも作ろかな。」

とりま、僕の血やら魔力やら混ぜたのを作ってみたいかなぁ。
なんか面白い効果でもつかないもんかね?

「んー、なかなかむずい…。これを3つ作るのって、もしかして結構大変?」
ま、のんびり作ろうか。煙草休憩をちょくちょく挟みながらね。



 工房の外壁にもたれつつ、須藤・莉亜(メランコリッパー・f00277)は煙草をくゆらせる。すっきりと青い空を見上げながら、彼は深々と煙混じりの息を吐きだした。
「ふー……なかなかむずい」
 作っているのは、新しいイヤリング。面白い効果でもつかないかと魔力を織り込みながら銀を打ち出していたのだが、意外な重労働に少しばかり疲れてきたので、今はこうして休憩中というわけだ。完成図を頭に思い描きつつ、莉亜はぼんやりと考える。
(「……これを三つ作るのって、もしかして結構大変?」)
 作業台の上に残してきたパーツのうち、綺麗な形に仕上がったのはまだひとつだけ。あとふたつの銀塊を同じように仕上げることを考え、彼は空の更に遠い所へと視線を飛ばす。
 だが、あの作業自体は決して嫌なものではない。自分の手で物言わぬ銀を打ち、ひとつのアクセサリーに仕上げていく工程は、どこか美しい魔法じみてもいる。――そう、思えた。
「ま、のんびり作ろうか」
 呟き、短くなってきた煙草の火を消して、莉亜はくるりと工房の戸の方へ身体を向ける。扉越しにも聞こえる鎚音の方へ歩み出せば、吐き出した最後の紫煙がゆらゆらと尾を引きながら青い空へ昇っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月12日


挿絵イラスト