アースクライシス2019⑲〜滅び往く文化の継承者
●滅び往く文化の継承者
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は電子マップを展開する。
ラグランジュポイント、そこに存在する島一つ。
そこが今電子マップにて赤い光点で示されていた。
「ラグランジュポイントに存在する"島"、その一つが巨大輸送船に改造されている事が判明しました」
そこに地球上の様々な動物や植物、鉱物などの自然物品。
そう、地球上の様々な自然資源。
そして、地球文明が作り上げた多くの書物や機械。
他にも数多の地球より生み出された産物の数々。
それらが巨大輸送船に運び込まれているのだ。
「これらを運び込み、ジェスターは島ごと外宇宙に旅立つつもりです」
何故そのようなことをするのか。
それは分からない、知らない、知る必要などは存在しない。
敵性オブリビオン、なればそれを打ち砕く事こそが猟兵(イェーガー)の役目。
「敵性オブリビオン・ジェスターはこのラグランジュポイント、巨大輸送船に存在します」
それを撃破する事こそが今回の目標。
しかし、ジェスターは強敵。
ジェネシス・エイトたちと同様に猟兵たちが先手を取る事は困難。
自らの地力のみでジェスターの攻撃を防がねばならない。
紫紺の瞳が猟兵たちを見つめた。
「ジェスターは強敵ですが、当機は問題ないと判断しています」
何故ならば彼女の信じる猟兵たち。
彼らは何人もの強敵を今までも駆逐してきたのだから。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
ヒーローズアース戦争第十一弾、ジェスターとの決戦。
いつも通り強敵らしく先制攻撃です。
ユーベルコードの発動よりも速く先制してきますのでどうにかして凌ぎましょう。
第1章 ボス戦
『ジェスター』
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POW : 力押しもたまには悪くないデスね
単純で重い【魔法金属製のメイス】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 古い馴染みの仲デシて
レベル分の1秒で【意志持つ魔剣『レギオスブレイド』の群れ】を発射できる。
WIZ : 別に見捨てても良いデスよ
戦闘力のない【名も知らぬ一般人の人質】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【呪詛により人質が傷つき、悲鳴や苦痛の声】によって武器や防具がパワーアップする。
イラスト:シャル
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ヘスティア・イクテュス
【氷天】
道化師なのに収集癖?何が目的か分からないけど…倒しといた方が良いわよね?
シャオ、行きなさい!ここの物品SkyFish団が頂くわ!
シャオにタロスによるバリア【オーラ防御】を重ねて先制攻撃の盾&
ミスティルテインで【援護射撃】で魔剣を撃ち砕き数を減らす
わたしの雑技も中々でしょ?
ホログラムでシャオを作り本体が動く方向と逆に移動させ敵を惑わせる【残像】
ミスディレクション、マジックの基本よ
シャオがUCを発動させたら
ミスティルテインでブラスターモード!【力溜め】
マイクロミサイルもおまけよ【一斉発射】
頑張って避けなさいシャオ!
あら?生きてたのね
煽って味方への攻撃を必要分タロスでバリア【オーラ防御】
シャオ・フィルナート
【氷天】
…俺…Sky Fish団じゃない……
過去の経験で身に付けた【激痛耐性】と
★氷の翼で身を包むことによる防衛
翼の隙間から★氷麗ノ剣で放出する水の【属性攻撃】での攻撃相殺狙いで盾役
俺の翼は…周囲に水分があれば、何度でも再生出来る…
防ぎきれない分は無視
…まぁ…足手纏いよりは、いいんじゃない…
【暗殺】技術を活かした素早さと
★死星眼の【催眠術、生命力吸収】で敵の機動力低下+自己回復を狙い【早業】の斬撃
俺が操るのは…水だけじゃない…
翼から氷の弾丸を【一斉発射】し攻撃+凍結で隙を作り【指定UC】
武器を対の★罪咎の剣にすれば、各武器の攻撃回数が9倍…
寿命はどうでもいい…
ヘスティアさんのUCは、跳躍回避…
●盗むのは最早道理
「道化師なのに収集癖? 何が目的かわからないけど……」
ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)はその手にミストルテインを携えたまま。
道化師・ジェスターと対峙する。
それは倒すべき敵であるし、それにそれが奪われたものであるならば。
「シャオッ!! 行きなさい、ここの物品、SkyFish団(わたしたち)が頂くわッ!!」
略奪し返すのが海賊の矜持と言うもの。
タロスが展開され、ジェスターの放った意志持つ魔剣を防ぐ障壁と化す。
ミストルテインより光の粒子が散り、そのレギオスの剣を迎撃していく。
「……。…………?」
呼ばれたシャオ・フィルナート(悪魔に魅入られし者・f00507)はタロスの守りに包まれたまま首を傾げた。
数瞬の沈黙。そして気づく。
「……俺……Sky Fish団じゃない……」
「今この場にいるのならSkyFish団よッ!!」
酷い理不尽なゴリ押しであった。
シャオはタロスの守りと自らの氷翼の守り、その双方で魔剣の群れをいなしながら突き進む。
ホログラムが生み出され、シャオとシャオの幻影がそのレギオスの剣たちを惑わす。
「んん~~、コレはなかなかの難敵デスねぇ~ッ!!」
どちらがどちらか。
どちらでもよい。両方に攻撃を飛ばせばそれでことは済む。
しかし、弾幕の密度が低下すると言う事はそれは即ちの所。
「弾幕薄いわよッ!!」
切り込む隙が生じると言う事他ならない。
ミストルテインの弾幕がレギオスの剣たちを退け、シャオが肉薄する。
氷翼より無数の氷の弾丸が放たれ、ジェスターの身を打ち据える。
同時、手にした罪咎の剣による神速の連撃がその体を削り、斬撃痕を刻む。
「ミストルテイン、ブラスターモードッ!!」
手にしたそれが可変変形し、長距離精密射撃形態にへと姿を変える。
同時、マイクロミサイルが背後に無数展開された。
「頑張って避けなさい、シャオッ!!」
「……無茶振りも大概……」
放たれた光粒子、無数のマイクロミサイル。
それがシャオの攻撃によって無防備になっていたジェスターに殺到する。
「味方ごと、デスってぇ?!」
「……当たるのはお前だけ……」
直撃寸前にシャオはその大地を蹴り、高く飛び上がった。
マイクロミサイルが爆発し、爆炎に飲まれるジェスター。
そして、その爆炎を切り裂くようにミストルテインの穂先が突き立った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
甲斐・ツカサ
見捨てても良い?
だからって見捨てるわけないだろ!
そんなカッコ悪い事、ヒーローは絶対やらないね!!
活躍も、苦戦もさせないにはどうすれば良いか!
つまり、敵にも自分にもそこそこの見せ場がある状況にすれば良い
すなわち、カウンターさ!
お互いの攻撃が当たる状態で時間を稼ぎながら、その間に白鳩ドローンで人質を確保!
呪詛耐性のある上着を被せてあげて、それじゃあこっちも本気で行くよ!
この世界で数えきれないほど繰り返されてるヒーローの話
だからこそ人質だって知ってるような話を語りながら、マントを翻し、マフラーをなびかせてオレに力を
そんなオレの姿で人質を鼓舞!
呪詛に抗い、悲鳴や苦痛を打ち消すのは、いつだって勇気さ!!
●とどのつまり何時だって難事を成し遂げるものは
爆炎が光粒子を引き裂き、その身に無数の傷を負ったジェスター。
なれば、と言わんばかりにジェスターが一般の人々を盾として召喚する。
そう、それは言わば人質。
「ええ、ええ、見捨ててもイイのですよ、別にィ」
にちゃり、といやらしい笑みを浮かべるジェスター。
しかし、それと相対する少年、甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)は見捨てる事はしない。
「見捨てていい――――?」
何故ならば。
そんなことは決まっている。
見捨てるわけはない、見捨てない。
「――――そんなカッコ悪い事、ヒーローは絶対やらないからねッ!!」
この世界、ヒーローたちが"実在"する世界。
夢物語でも御伽噺でも創作の向こう側でもない紛れもないヒーローたち。
自らはヒーローであると高らかに名乗る人々がいる勇気に溢れたこの世界。
そんな人達が、見捨てることをするか? 否、するはずがない。
ならば、甲斐・ツカサと言う少年がやるべきことはただ一つ。
「ならばここで死ぬがよいのデスねェッ!!」
ジェスターが剣を振り上げて、ツカサに迫る。
その刃がツカサの血肉をえぐると同時。
「グゥ……?!」
ツカサの持った短剣の刃がジェスターの脇腹を抉っていた。
――――カウンター。
否、最早カウンターですらない。肉を斬らせ、骨を断つ。
相手の一撃をいなす事もなく、そして自らの一撃も撃つ。
活躍も苦戦もない戦い、それは即ちの所。
互いに見どころのない凡戦を繰り返すか。
互いに見どころのある接戦を繰り返すのみ。
幾度とない相打ちを繰り返す最中、密かに放たれていた白鳩が人質たちを助けていた。
最早盾はない、そうなれば、こちらも自重する必要などはない。
口ずさむ歌は語り継がれてきたヒーローたちの歌、彼らの賛歌。
生命を燃やして戦ってきた人々、その勇気。
マントが翻り、マフラーが風になびく。
――――そうだ。
今、ここに――――。
「オレ達の中にヒーローはいるんだッ!!」
ヒーローはここにいる。
大成功
🔵🔵🔵
ナギ・ヌドゥー
遊びに来たぞジェスター
する事は勿論――殺戮遊戯だ
これは戦争だぜ
見知らぬ人質一人の犠牲でアンタを殺せるなら止むをえない
……ってブラフは通じないか?
でも人質抱えたままの攻撃など回避するのは容易だ
ずっと回避だけして攻めなければアンタは活躍も苦戦も出来ないぞ?
等と、陽動の会話をしてる内にこっそり仕込んだ煙幕の罠を作動【罠使い・だまし討ち】
瞬時に人質を奪取し気絶させる【早業】
すまんな、声をあげさせる訳にはいかない
すぐに終わらせるから許してくれ
UC展開
飛翔し上空から【殺気・呪詛・呪殺弾・制圧射撃】の空爆を行い【恐怖を与える】
奴が空爆から逃れる動きを【第六感】で【見切り】急降下斬撃【早業・2回攻撃】
●殺戮遊戯
「遊びに来たぞジェスター」
「へぇ、いいデスねェ。何で遊びます?」
猟兵によって救い出された人質たち。
しかし、ジェスターの手の中にはまだ多くの人質がいる。
見せびらかすようにその人質たちがまた呼び出される。
「する事は勿論――――殺戮遊戯だ」
これは戦争なのだと。
生死をかけた戦いなのだと。
ならば、その生命一つで勝利が得られるのならやむを得ないだろう?
そう語るナギ・ヌドゥー(殺戮遊戯・f21507)に人質たちは恐怖する。
ジェスターがいやらしい笑みを浮かべ、剣を放つ。
剣鋸が抜き放たれ、甲高い音をあげて放たれた剣が弾き落とされる。
次々と放たれる攻撃はいなされ、落とされ、弾かれ――――。
「チィッ……!!」
じれたジェスターが大きく踏み込んだ瞬間、カチリ、と言う音が響く。
爆音が響き渡り、同時噴き出した白い噴煙。
視界が潰された刹那に、ナギが人質たちの背に一瞬で回り込み、その意識を墜とす。
意識がなければ、目にも見えなければ。
そこに絶望することも希望を見出す事もない。
なればあとは、敵を排除するばかり。
人質たちを攻撃の届かぬ所に移動させ、自らは強化盛装を纏う。
飛翔、高みより、ジェスター目掛けてばらまかれる無数の呪詛爆弾。
制圧爆撃が行われ、ジェスターに取り巻く呪詛が恐怖そのものとなってその身を縛る。
「――――それでは避けられまい」
急降下、剣鋸の超高速質量斬撃。
それがジェスターの体を深々と引き裂いた。
大成功
🔵🔵🔵
ダビング・レコーズ
最優先排除目標を確認
これより戦闘行動を開始します
【POW・全歓迎】
初動は攻撃対処に専念
敵の打撃が最大威力を発揮するには大きな予備動作を要すると推定
発動する瞬間を見切り瞬発力を以て回避
この際に高度を取り滞空する事で地形破壊の影響を無視します
対処成功後はSSDを起動
敵が再攻撃の兆候を見せる前に直接突進による攻撃を敢行
側面ないし後方に抜け再突入する一撃離脱を繰り返します
目標が特殊な知覚手段を持たないならば音速で飛翔する物体の捕捉は極めて困難と推定
重量負荷が高く手数に劣る主兵装も高速戦闘への対応には不向きと判断します
ただしこちらの突入角を見切られ打ち返されないよう正面からの突撃は極力避けます
●超高速質量突撃
「最優先排除目標を確認、これより当機は戦闘行動を開始します」
ダビング・レコーズ(RS01・f12341)の背のスラスターが点火し、加速する。
ジェスターが、その重量のある、一撃でも貰えば砕け散りそうなメイスを振るう。
炸裂音が響き、大地がへしゃげる。
しかし、そこにダビングの姿はない。
「回避成功。行動を続行します」
「カトンボが鬱陶しいですネェッ!!」
振るわれるメイス。超質量が空を引き裂く。
しかし、ダビングはそれを上回る速度で翻弄する。
大上段に振るわれたメイスが、大地に炸裂する。
しかし、思い切り振りかぶったそれは大地に突き刺さったまま。
「機能変形」
高みへと飛翔したダビング、その形態を変形させていく。
その身は貫く事にのみ特化した槍、その穂先の如く。
その姿は正に貫く為の槍、騎兵の持つ馬上槍(ランス)の如く。
つまるところ、その形態とは――――。
「終わらせる」
電磁障壁展開、出力系のその全てを推進系のエネルギーへと変えて。
ソリッドステートドライバー、まるで流星の如く。
音の壁を突き抜けもっと早く、速く、疾く。
その音をも越えた音速の遥か先の先、その数十倍の速度を持ってして。
白い槍と化したその穂先がジェスターの腸に風穴を開ける。
「グ、ォォオオオッ?!」
恐るべき一撃に悶え苦しみ、その傷を塞ごうと苦しむジェスター。
その姿を高みより見たままダビングの機能は演算する。
「戦闘続行」
その目標を排除するまで。
大成功
🔵🔵🔵
ガーネット・グレイローズ
ごきげんよう、道化師。子供達に一足早いクリスマスプレゼントか?
それともノアの箱舟ごっこでもするつもりか?
【SPD/初撃】
全て躱すのは不可能だろう。<第六感>で魔剣の射出タイミングと軌道を予測し、ブレイドウイングの<武器受け>で凌いで【イデア覚醒】を発動。
にわとり型ドローン『メカたまこEX』を飛ばして戦場を<撮影>させ、ジェスターの死角を調べる。
「本番はここからだ!」
魔剣の意志を見通すように<第六感>を研ぎ澄ませ、<残像>を生み出し回避。距離を詰めたら<フェイント>を交えてアカツキと躯丸による二刀流で<二回攻撃>。<吸血>と<生命力吸収>の力を武器に付与させ、初撃で受けたダメージを補いながら戦う
●クリスマスプレゼント・オブ・ノアズアーク
「ごきげんよう、道化師」
剣二刀携えて、傷だらけの道化師の前にガーネット・グレイローズ(灰色の薔薇の血族・f01964)が立ちはだかる。
満載した文化の数々、それは子どもたちへのクリスマスプレゼントか。
あるいはノアの箱舟気取りか。
どちらにせよここで見逃すと言う手などはありはしない。
無数の意志持つ魔剣がガーネット目掛けて放たれる。
手にした二つの剣、それで放たれた魔剣を撃ち落とす。
液体金属の翼剣もその姿を硬質化させ、魔剣の剣舞、それを弾き返し、落とし。
じょじょに距離を詰めながら、ひっそりと放たれていたのはにわとり。
そう、にわとり型ドローン、その名をメカたまこEX。
彼ないし彼女(あるいはソレ)はひっそりと、密やかに、戦場を見通していた。
そうして見出されたのはジェスターの死角。
ニィ、とガーネットが笑う。
「今まで遊んでいて悪かったな」
その真紅の瞳が遂に解き放たれる。
物事の本質、その先行きを瞬時に見知る力。
それは、未来予知と同等、あるいは千里眼とも呼ばれる魔眼に近いもの。
イデアは覚醒し、彼女の動きが変質する。
意志ある魔剣群とてその動きを捉えきれるものではない。
否、捉えたところで、その未来が見えているのだから、その先を取られるだけのこと。
ジェスターに彼女の姿を捉えることはできない。
常に生じるその死角に彼女は存在するのだから。
二刀の斬撃が、その身を削り、血肉をすすり喰らい、ガーネットはその身を癒やす。
「さて、また1からやり直しだな」
無傷といえるほどに傷を癒やしたガーネット、その瞳には終わりはすでに見えていた。
大成功
🔵🔵🔵
カタリナ・エスペランサ
何にせよジェネシス・エイトを逃がす道理も無いね
人質使うような手札を握ってるなら猶更だ
先制には《咄嗟の一撃+カウンター+衝撃波》を放って《時間稼ぎ》した一瞬で《空中戦》に移行。《第六感+戦闘知識》で攻撃を《見切り》《早業+武器落とし》で捌くよ
UCは【失楽の呪姫】を使用、励起した魔神の魂で《精神攻撃+催眠術+ハッキング+誘惑》を強化した《歌唱》を響かせ魔剣の支配権を奪おう
後は従えた魔剣と《属性攻撃+範囲攻撃+破魔+薙ぎ払い》の劫火を操って敵の魔剣を散らすと同時に動きを誘導。
《全力魔法+属性攻撃+鎧無視攻撃》の黒雷で撃ち抜いて仕上げだ
いつ人質を使われても対処できるよう注意を絶やさないようにしないとね
●魔神に従うは魔剣の本質なりて
「さあ、ラスト・ダンスだッ!!」
すでに終わりを見出されたジェスター。
されど、その身にはまだ抗う力が、戦う力が残っている。
「まだまだ時間はありますよォッ!!」
放った無数の魔剣、それがカタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)に殺到する。
打ち出した無数の羽弾、黒き雷が、その魔剣群を撃ち落とす。
無数の魔刃も最早打ち砕かれ、その数は減っていて。
刃も最早カタリナには届かず。
「いいや、ラスト・ダンスだよ。もう終わりは見えているよね?」
励起したのは魔神の魂、主神に追放された失楽園の主。
その響く呼応が魔刃たちの意志を震わせる。
切っ先がぐるり、と向きを変えた。
「まさか……レギオスの剣たちが……?!」
「そのと~り、そう、こうなればあとはわかるってものだよねッ!!」
その切っ先に終焉の劫火が宿り、その刃に破壊の黒雷が宿る。
手にした黒雷と共に、それを振り下ろし、放つ。
無数の焔雷剣、すべてを貫く黒き雷。
雷霆の速度でそれらはジェスターに突き立ち、破壊をもたらす。
最早、息も絶えたえに、瀕死のような体裁。
「……まだ……まだ……デス、ねェ……」
しかし、それは未だに骸の海に帰らず。
されど、その先行きなどはとうに見えてのこと。
大成功
🔵🔵🔵
死之宮・謡
アドリブ歓迎
ほう…外道だな…
いや、責めているんじゃあ無いぞ?私の趣味とは合わんがそれが一般的には有効な手段であろうとは思う…まぁ一方で逆効果な場合があることもまた否めんが…
少なくとも、私には意味の無い話だ…私は猟兵をやってはいるが…特段、助けようと思う輩では無いのでな?
…共に死ね…
・WIZ
滅殺の「呪詛」を籠めて【押し寄せる銀灰の波濤】で人質ごと叩き潰す…無駄な苦痛を味わわせない程度の配慮は出来んことも無い
ストライフに「破魔」の燐光を纏わせて「怪力」で振るって「2回攻撃」で追い討ち
●――――かくして終わりは刹那のように
「まだ……人質は……」
ジェスターは、虎の子の人質たちを出す。
そうだ、あの甘い猟兵たちのことだ。
まだ、まだなんとかなる。
そうだ、まだ逃げる手管は――――。
「外道の手を使うか」
ほら、引っかかった。
ジェスターはニタリ、と笑みを浮かべる。
人質を盾にして逃げて、その傷を癒やせばまだやれる。
「……いや、責めてはいないぞ? 私の趣味とは合わんが、それが一般的には有効な手段であろうとは思うぞ」
なんだ、何かがおかしい。
何を言い出しているこの女は。
「まぁ……一方で逆効果な場合があることもまた否めんが……」
その女の背後で、魔法陣が展開される。
膨大な魔力、濃厚な魔力が展開される。
まさか、まさか、まさかまさかまさかまさか……!!
「人質諸共、と言うのデスかぁ?! こ、この外道めがァッ!?」
「……貴様が言うのか? まぁどうでもいいが。私は猟兵だが……」
――――別に特質、助ける必要のない輩のが多いのでな。
魔法陣が解き放たれ、白熱化した液体金属が大瀑布となって押し寄せる。
飲まれた人質は絶叫の断末魔をあげ、燃えて溶けて大瀑布と同質化する。
「では、共に死ね」
「ちく、しょうがァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
白熱の大瀑布に飲まれ、もがき、這い上がろうとするジェスター。
その頭蓋に絶世の魔剣たるストライフが突き立てられる。
「――――私を一般の猟兵と一緒にしたことがそもそもの間違いだったな」
死之宮・謡(宵闇彼岸染・f13193)――――。
狂った殺戮者には、たかだか数十数百程度の犠牲など、気にするほどでもなかった。
突き立てられた魔剣が、ジェスターの最後の抵抗を奪い去り。
――――そうして、白熱した大津波が総てを飲み込んでいった。
大成功
🔵🔵🔵