アースクライシス2019⑪~死亡フラグをへし折れ!!
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「シーヴォウ!」
『ふー♪』
「ラグカイシュ!」
ドーシ・T・コナタはオペレーションカーの中、画面の向こうの出来事に歯噛みする。オブリビオンに捕まった仲間が色々いたされてる姿を見ていることしか出来ない。今だって耳に息を吹き掛けられ身悶えているではないか。
「くそ!」
苛立ち紛れに机を殴る。
「おい、お前らちょっとそこ変われ!」
……男ってやーね。そうは見えなくても一応二人は命の危機なのよ?
まぁ、これは予知の出来事。まだ起こってない出来事。出発前に合流すれば二人が生命力を吸い付くされてミイラにされることは防げるだろう。
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ダストブロンクス・アッパーを猟兵達が制圧した事で、オブリビオンによって支配されていた、ダストブロンクスで住民が蜂起しました。
勿論、その先頭に立つのは、ダストブロンクスのヒーロー達です。
スカムキングは、ダストブロンクス内に『巨大汚水槽』を多数設置しており、自分に逆らえば、汚水槽を爆破してダストブロンクスを人の住めない環境に変えてしまうといって脅迫していましたが、ヒーロー達の努力によって、その汚水層の場所と爆弾の解除方法が解明されています。
あとは『巨大汚水槽』を守るオブリビオンさえ猟兵が排除できれば、ダストブロンクスの解放が可能です。
猟兵達は、ダストブロンクスのヒーローと合流し、その案内に従って、ダストブロンクス・ダウンへと向かってください。
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前置きもなく説明を始めるアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)。
「現地にいるヒーローと共闘して『巨大汚水槽』を解体してもらいたいのだけど、問題はこの『巨大汚水槽』をオブリビオンが守っていることね」
そこでね、とアリスは続ける。
「猟兵の皆にはオブリビオンの排除をお願いすることになるわ。共闘というよりも『巨大汚水槽』の解体技術をもったヒーローの護衛任務が近いわね。後方支援型の子達だから間違っても戦闘に巻き込まないように。死ぬわよ?」
オブリビオンさえ惹き付けておけば、解体はヒーロー達がやってくれる。
「で、現地にいるヒーローはシーヴォウ、ラグカイシュ、ドーシ・T・コナタの三人組よ。前線に立つよりは後方でヒーロー達を支える縁の下の力持ち的なことを得意とするチームみたいね」
そそなりにベテランのチームだ。オブリビオンさえ押さえておけばきっちり仕事をこなしてくれるだろう。
「で、『巨大汚水槽』を守ってるオブリビオンだけど……また、ヒロコちゃんだし説明必要?」
初参加の人もいるので説明は必要だろう。性癖神ヒーロー・コンプレークス(以後ヒロコ)だ。ヒーローが好き過ぎてヒーロー同士やヴィラン同士や架空のモンスターとの掛け算を妄想し、果ては自らヒーローコスプレをしてその妄想シチュを楽しんでいた、オブリビオンになってからは猟兵も対象にしている。
「妄想シチュエーションこそがそいつの攻撃だけどこいつチョロインだし、それ利用して遊んでる人も出てるし、ま、どうとでもなるわよね」
汝が為したいように為せばいいんじゃない? と締めるとアリスはぺこりと頭を下げた。
「皆ならきっと達成できると信じてるわ。それじゃ、いってらっしゃい」
そうして、アリスは猟兵達を戦場に送り出した。
蒼汁の人
はーい♪ ごにゃーぽ☆ ごきげんよう♪
『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
このシナリオは戦争シナリオです。一章のみの1フレームとなっております。
このシナリオには特別な「プレイングボーナス」があります。これに基づく行動をすると有利になります。
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プレイングボーナス……ヒーローを守り共に戦う。
☆ =============================☆
ヒーローの説明いる? 絡む場合、各自で設定を付け加えればだいたい反映されます。理想のヒロインは自分で作れ。いや、私が絡みたくなるような魅力的な設定作っちゃうと吟遊しない自信はないので、任せた。決して思い付かなかった訳じゃないんだ、いいね?
ヒロコちゃんはチョロインなので、妄想シチュエーションはこちら側で色々仕込めます。いちゃいちゃしてもよし酷い目に合わせるのもよしヒーローごっこするもよしお好きなように。解体までの時間を稼ぎましょう。もちろん、いつものだって歓迎です。
ぶっちゃけ妄想シチュエーション大喜利で遊ぶシナリオだよ☆
戦争シナリオは数をこなすのが重要なため、必要な🔵が貯まったら絞めにしたいと思います。人数が超過する場合は大成功した方から出目の低い順に採用いたします。
それでは、よき戦争ライフを。
第1章 ボス戦
『ヒーロー・コンプレークス』
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POW : ああん♪こんなのがいいかもー♡
無敵の【妄想シチュエーション】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD : あなたの相手はこれね☆
【妄想シチュエーション】から、【妄想のシチュを再現】の術を操る悪魔「【対象の掛け算に相応しい相手】」を召喚する。ただし命令に従わせるには、強さに応じた交渉が必要。
WIZ : ああ、あんなことやこんなことなシチュがみたい☆
自身が【妄想シチュみたいなことしたいという妄想】を感じると、レベル×1体の【具現化した妄想のシチュ】が召喚される。具現化した妄想のシチュは妄想シチュみたいなことしたいという妄想を与えた対象を追跡し、攻撃する。
イラスト:しらゆき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠二色・ありす」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
仙堂・十来
アドリブ歓迎
時間さえ稼げは良いのだろう?
任せろ武侠小説は私の好みだ
「我が故郷を滅ぼした女……見つけたぞ」
敵がノるかわからんが、そのまま畳み掛ける
「覚えていない?そうさな、私とてあの頃はまだ『ヒト』であった」
「貴様に逢い、殺すためだけに、私は闇の呪法にて鬼となった」
「神々よ慈悲あらば目を背け給え、復讐の鬼が恨みの刃から!往くぞ邪道!」
UCを使い戦いつつ、設定を小出しに敵の興味を引き伸ばす
「かつて私を妹と呼んだ、あれも嘘であったか!」
「しかし盃を交わした義姉妹である以上、邪道に堕ちた姉を倒すのは責務」
「……嗚呼。無論、その為に鬼となった私も、同じ邪道よ」
「――先に地獄で待っていてくれ、『義姉上』」
一陣の風が荒野を駆け抜けていく。降り注ぐ日射しがなにもかもを融かすかのようだった。不意に風が止まる。
「我が故郷を滅ぼした女……見つけたぞ」
風――仙堂・十来(空駆ける角の民・f05493)が声を荒らげた。
『ふん、なんのことだか分からぬな』
その声の先で女が答える。
「覚えていない? そうさな、私とてあの頃はまだ『ヒト』であった」
その女の答えに十来は更に言葉を重ねる。
「貴様に逢い、殺すためだけに、私は闇の呪法にて鬼となった」
『貴様、もしや』
その十来の言葉に女の目が見開かれた。
「神々よ慈悲あらば目を背け給え、復讐の鬼が恨みの刃から! 往くぞ邪道!」
その女に十来が斬りかかる。女はそれを剣の腹で受けるとその表面を滑らせるように受け流す。
『その太刀筋、そうか貴様は』
「かつて私を妹と呼んだ、あれも嘘であったか!」
翻る十来の刃が胴を薙ぐ。女は一歩引いてそれを避けると刺突を繰り出した。
『そのような過去など既に棄てた』
「しかし盃を交わした義姉妹である以上、邪道に堕ちた姉を倒すのは責務」
『鬼に堕ちた貴様がそれを言うなど笑止』
「……嗚呼。無論、その為に鬼となった私も、同じ邪道よ」
戦いは激しさを増していく、幾合刃を交えたか。その時は訪れた。女の手から剣が弾き飛ばされる。
「――先に地獄で待っていてくれ、『義姉上』」
復讐の刃が女を断罪する。
はらはらと風景が崩れていく。十来ははっとすると頭を振った。
「今のは……ああ、あれが妄想シチュエーションか」
次第に頭がしっかりとしてくる。確かヒロコと相対し、
「時間さえ稼げは良いのだろう? 任せろ武侠小説は私の好みだ」
と言った瞬間にあの荒野に立っていたのだ。それが崩れたのならば上手くいったのだろう。十来は確かな手応えを実感するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・フォーサイス
あれ?シーヴォウとラグカイシュって、 A&Wにいた……いや、名前が同じだけか。
ヒロコちゃんを引き付ければいいんだね。わかったよ。
フハハハ……よくぞここまで来たな、ヒーローコンプレークス。
しかし、お前が倒した悪魔王は我々四天王の中でも一番の小物。
お前の幸運もここまでだ。
効かんわ!この絶対防御シールドはお前が道中で捨てた錆びた剣がなければ破れんのだ。
もう、お前は詰んでおる。
みたいな感じ?
「あれ? シーヴォウとラグカイシュって、 A&Wにいた……いや、名前が同じだけか」
ははは、なんのことやらアリス・フォーサイス(好奇心豊かな情報妖精・f01022)さん。使い回しだなんてまさかそんな、ははは。
「ヒロコちゃんを引き付ければいいんだね。わかったよ」
アリスはそう言いながらヒロコの前に出るとエアマントを翻した。両腕を組み高らかに笑う。
「フハハハ……よくぞここまで来たな、ヒーロー・コンプレークス。しかし、お前が倒した悪魔王は我々四天王の中でも一番の小物。お前の幸運もここまでだ」
『そんなことはない! この聖剣がある限りボクは負けない!』
アリスの言葉を受けて妄想シチュエーションが具現化していった。アリスの身を禍々しいマントが包み込みその衣装が黒を基調としたゴシックパンク風のものへと変じていく。
ヒロコが聖剣を振りかざし、アリスへと斬りかかる。しかし、それはアリスの回りに張られていた魔法障壁に弾かれた。
「効かんわ! この絶対防御シールドはお前が道中で捨てた錆びた剣がなければ破れんのだ」
『そ、そんな』
「そう、あれこそが真の聖剣だったのだ。もう、お前は詰んでおる」
アリスの極大魔法がヒロコを呑み込んでいく。
大成功
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宝海院・棗
妄想シチュ:超軟体(ゴムや粘土のように伸縮変形可)爆乳幼女の変化(球体、車輪、独楽)からの超光速回転
基本的に【空中戦】【空中浮遊】【残像】【スライディング】で動き回りながら自分やヒーローへの攻撃を【範囲攻撃】で弾く
加えて【ダンス】【パフォーマンス】【誘惑】【催眠術】で相手の思考を支配しヒーローに攻撃が来ないように
さらにUCで相手を上記の妄想シチュと同じように変形させて超光速回転させて遊ぶ(自分も同様に変形、回転してピンボール遊びみたいなのを)
戻ったら今度はお互い軟体能力で絡み合った状態でUCを使用し、マーブル状になって合体(その際も上記のように変形、回転)
可能な範囲内ギリギリのエロ描写希望
ぽよんぽよんぽよん、跳ねる跳ねるボールが跳ねる。
『わ、わ、わ、な、なにこれ? りょ、猟兵もホントいろんなのがいるなぁ』
跳ねる跳ねる、宝海院・棗(もち・ぷに・とろり。・f02014)が回って回って飛び回る。回るよ回るヒロコのお目目もぐるぐる回るよ。思考と嗜好かぐるぐる交ざって融け合った。
『な、軟体変化もなんだかいいかもー?』
ぐるぐるぐるぐる交ざって回って気がつきゃ身体も球体に。
「私の趣味に付き合って?」
ぽよんぽよん跳ねて回ってぶつかって、弾けて回って飛び回る気分はなんだかピンホール。最後にも一度ぶつかって、球体ほどけて絡み合う。ゴムのような弾力の、胸が互いに潰しあう。こねこね粘土のように捏ね合えば、いつしか交ざってマーブル状。
交ざって融けて分離して、再び交ざって捏ね回す。こねこね捏ね回す。ぐるぐるぐるぐる回って交ざって融け合って、一つとなって踊り合う。くるくる踊り合う。脚と脚を絡めてぐるぐるぐちゃぐちゃ交わって、激しく激しく踊るのさ。
大成功
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シャルロッテ・ヴェイロン
あー・・・「掛け算」ですか?
それってヒーローものによくある「〇〇vs××」みたいなものですか?(多分全っ然違うと思う)
まぁ私はそういうものには興味ありませんので、ちゃちゃっと片付けちゃっておきましょう。
てなわけで、FPSの兵士キャラを大量召喚して、一斉射撃といきましょうか。
まずは手足に撃ち込んで動けなくしたうえで、囲んで弾丸を大量に食らわせてネギトロにしちゃいましょう。
――あ、ヒーローの皆さんは気にしないで爆弾解除に専念してください(ぉぃ)。
※アドリブ・連携大歓迎です。
「あー……「掛け算」ですか? それってヒーローものによくある「〇〇vs××」みたいなものですか?」
だいたい間違ってはいない、そこにあーるでじうはちな年齢制限はかかるがな。もっともシャルロッテ・ヴェイロン(お嬢様ゲーマーAliceCV・f22917)にとってそこはあまり重要ではなかった。興味がないともいう。説明に出てきたから何となく疑問に思った、その程度のものである。
「まぁ私はそういうものには興味ありませんので、ちゃちゃっと片付けちゃっておきましょう」
シャルロッテはそう言うとFPSの……FPS? 少々お待ちください……ふぁ、ふぁーすとぱ? ……うん……主観視点のシューティングゲームのキャラクターを召喚した。銃で武装した兵士達が一斉に射撃してヒロコの手足を撃ち抜く。そして、何故か兵士達の動きが止まった。
「? どうしました? 早く弾丸を大量に食らわせてネギトロにしちゃいましょう」
しかし、兵士達は召喚主であるシャルロッテの入力操作を受け付けない。おかしい、バグなどないはずだ。ハッキングもされるわけがな……いや、ユーベルコードで干渉された? だとしたらまずい。そう身構えたシャルロッテをしかし兵士達は見向きもせずに下卑た笑みを浮かべながらヒロコへと近づいていく。
『くっ、殺せ』
ヒロコがそう言った時点でシャルロッテの視界が閉ざされた。
「こっから先はシャルロッテちゃんにはまだ見せられないかなー?」
「な、なんですか? ヒーローの皆さんは気にしないで爆弾解除に専念してください」
「まぁまぁ、そう言わずに此方においで」
幼いシャルロッテに対するヒーロー達の気遣いであったが、バトルキャラクターである兵士達の交戦記録はゲーミングノートPCにばっちり残っているということを、まだ知らないのであった。後日、その記録を確認してしまったシャルロッテがどう反応するかは、また別のお話である。
大成功
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