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隠れ怯える人々に救済の手を

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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●絶望を与えるオブリビオン達
 ダークセイヴァー。
 そこは夜と闇に覆われ、異端の神々が跋扈する世界。
 すでに、この地に住む人類は100年も前に蘇ったオブリビオン……ヴァンパイアに敗北し、支配下にある。
 ヴァンパイア達は次々と異形の姿をしたオブリビオン達を呼び寄せ、さらなる破滅が進んでおり、世界は滅亡の危機にすらあった。
 辺境はすでにオブリビオンが闊歩し、人々はそれらに屈服、もしくは陰に隠れて怯えている。
 絶望にまみれた世界を救い出す為に、猟兵は身を投じていく。

 とある寂れた集落。
 この地もまた、多数のオブリビオン……大きな角と灰色の毛並み、そして、狼のような頭とゴリラを思わせる発達した筋肉を持つ4本足の『暗闇の獣』達に蹂躙されていた。
「アオオオオオオォォォ……」
「オオオオォォォォーーーン!!」
 吠える獣達の声が集落内にこだまする。
 魔獣どもは咆哮を上げ、獲物を求めて徘徊を続けていた。
 すでにそいつらによって、家々は破壊され、畑は踏み固められ、家畜は食い荒らされてしまっている。もはや、そこは人の住むべき空間ですらない。
 元々、この地に住んでいた人々はその獣からなんとか逃げ延びていた。
 彼らは壊れた家に掘られた地下室でひっそりと身を寄せ合い、残り少ない食料を分け合い、身を寄せ合ってなんとか生きている。
「お母さん、おなかすいた……」
「もう、やだよ、こんな生活……」
 やつれた子供達を見て、青年達はやるせない声を上げる。
「アオオオォォォォーーーン!!」
「ひっ……」
 そこで、聞こえてきた獣の雄たけびに身を竦める人々。
 圧倒的な力を持つオブリビオン達に対し、力を持たぬ人間に対抗するすべなどない。
 また、この集落に現れたオブリビオンは、暗闇の獣だけではない。
「……どこだ、ヴァンパイア様の支配に抗う愚か者どもは」
 黒い甲冑の中から、くぐもった声を上げる大柄の騎士『異端の騎士』。
 人類を裏切り、ヴァンパイアの配下へと自ら成り果てた男達にもはや騎士としてのプライドはなく、ただ、強者に屈服して残忍さで塗り固められた本性をむき出し、人々へと刃を向ける。
 集落を彷徨い、生き残る人々を探し回る魔獣や騎士。
「もう、ダメなのか……?」
 人々の一人が嘆きの声を上げる。
 オブリビオンどもから見つかってしまうのはもはや、時間の問題と言えた。

 生き残った集落の人々を助けるべく、猟兵達はこの集落へと向かう。
 だが、集落の周囲には、それらの獣や騎士に殺された半透明の人影が怨霊となり果てて彷徨い、行く手を阻む。
「おおおおぉおぉぉおお……」
「にくいにくい、生きているだけでにくい……」
 それもまた、オブリビオンとなり果てた哀れなる人々。
 人々に害なす存在となり果てた彼らの解放から、猟兵は着手していくのである……。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 当シナリオを目にしていただき、ありがとうございます。

 今回は獣、騎士といったオブリビオンが徘徊する集落から、地下へと隠れる人々の解放の為に向かうシナリオです。
 まずは、集落に入る為、行く手を阻む怨霊達の解放を願います。

 それでは、よろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『彷徨う魂』

POW   :    持ち前のタフネスや生命力で呪詛に耐え、命の力を見せつける。

SPD   :    魂を縛り付けている何かを見つけ出し、それを示したり破壊することで魂を解き放つ。

WIZ   :    魂の精神に寄り添い、祈りや聖句などで浄化する。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

峰谷・恵
「ダークセイヴァーは久しぶりだけど、陰気さが悪化してるね…」

時間を掛けていられないので、【POW】と【呪詛耐性】で強引に突破を図る。
怨霊のど真ん中を突っ切って怨霊を引きつけて他のメンバーが怨霊を掻い潜る隙を作り、取り囲まれたら血統覚醒を使い、ヴァンパイアの力で怨霊を威圧して気合と生命力とタフネスで呪詛を振り切る。

「吸血ゾンビの力は嫌いなんだけど、好き嫌い言って遅れたら本末転倒だからね」
「道を開けろ。死者が生者の足を引っ張るな。其処を、退け!」



●集落を目指して
 オブリビオンに襲撃され、蹂躙されてしまった集落。
「オオオオオオォォォ……ン」
「隠れていないで出てこい。いるのは分かっているぞ」
 咆哮を上げる多数の暗闇の獣ども、そして、重々しい金属音が鳴り響かせる黒い甲冑の騎士が生き残った集落民を探し回る。
 集落のどこかで、隠れ怯える人々の解放を目指す猟兵達だが……。
「ダークセイヴァーは久しぶりだけど、陰気さが悪化してるね……」
 ずば抜けた爆乳の持ち主、峰谷・恵がまだ距離のある集落を仰ぎ見た後、近場の状況を確認する。
 集落までの行く手には、半透明の人型が群がっていた。
「「おおおおぉぉおおぉおおぉお……」」
 それらは、オブリビオンに殺されてしまった哀れな人々。
 怨霊となり果てた彼らは新たなオブリビオンとして生ある者に執着し、呪いを振りまいてくるのだ。
 ――時間を掛けていられない。
 恵は真紅の瞳に覚醒し、ヴァンパイアへと変身する。
「吸血ゾンビの力は嫌いなんだけど、好き嫌い言って遅れたら本末転倒だからね」
 怨霊達の呪詛に耐え、恵は強引にこの場を突破すべく敢えて怨霊達のど真ん中を突っ走っていく。
「道を開けろ」
「「「おおおぉおおぉおおお……」」」
 その声に反応した多数の怨霊達の視線を、彼女は集めて。
「死者が生者の足を引っ張るな。其処を、退け!」
 アームドフォートを発射し、恵はヴァンパイアの力で怨霊を威圧していく。
 その隙に、他の仲間達がこの場を突破してくれれば。
 恵はそう考え、ブラスターのビームで怨霊達を撃ち抜いていくのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィーユ・エバーラスト
「負の連鎖……とでも言うのかな、アレは」
理不尽に殺され、潔く成仏しろ、というのは酷だろう。
しかし、アレはいただけない。
怨嗟の声を聞かせるべき相手は、生きようと足掻いてる人々ではない筈だ。

【POW】
「悪いけど、ボクは不器用なんだ。今はキミ達の恨み言まで聞いてあげられないよ」
今は生きてる人達を助けるのが優先、二つのことは同時に出来ないんだ。
キミ達の恨みつらみは、後でまとめて元凶に叩き返すから、今は我慢してくれ。



●その恨みつらみは……
 他の猟兵が怨霊の気を引いている間、『銀帝』『蒼空の主』の異名を持つ青髪のフィーユ・エバーラストは集落の方向を見つめて。
「おおおおおぉおおぉおおぉ……」
「つらいつらい、にくいにくいにくいにくい……」
 目の前で恨み辛みをただ連ねるそれらは……半透明の怨霊達は生きる者へと呪いで襲い掛かる。
「負の連鎖……とでも言うのかな、アレは」
 この場を行くフィーユとて、例外ではない。
 幾多の呪いで、徐々にその身を蝕まれるフィーユ。
 ――しかし、アレはいただけない。
 彼女は怨霊達へと手は出さない。
 いくら生者を襲うとはいえ、相手はオブリビオンの手で理不尽に殺された者達。潔く成仏しろなどとは、あまりに酷というもの。
 それらが怨嗟の声を聴かせるべき相手は、生きようと足掻いている人々ではないはずなのだ。
「悪いけど、ボクは不器用なんだ。今はキミ達の恨み言まで聞いてあげられないよ」
 フィーユに、2つのことは同時にできない。今は生きている人々の救出が優先だ。
「キミ達の恨みつらみは、後でまとめて元凶に叩き返すから、今は我慢してくれ」
 無念を訴えかけてくる魂へと告げたフィーユはこの場を駆け抜け、集落を目指す。

成功 🔵​🔵​🔴​

アンテロ・ヴィルスカ
方針【SPD】
まだ悪目立ちしたくはないね
外套に【迷彩】を使い、のんびり調査しよう

悩める魂に寄り添ってやりたいとこだが、俺は本体の見た目ほど清浄な精神のヤドリガミではないのだよねェ

怨霊とやらは、集落の周囲にのみ出るのかな?
ならば墓地から当たってみよう
肉体と精神が云々って、大体何処の神も説いているしね

亡骸や墓に仕掛けでもあればラッキーだな


(アドリブ歓迎)


サラ・ノアール
【SPD】
愛する人族のピンチ!
そしてその成れの果てがオブリビオンか・・・。
怨みでその存在を維持するのは苦しいでしょう
その依り代を探し出して解放する方向で行ってみるわ!

ヴァンパイアの配下に殺された時の遺品とかが
魂を縛り付けてそうだけど・・・私の本体とかと同じ感じかしら?
「第六感」「失せ物探し」でそれっぽいの探して見ましょう

探し出して怨霊に見せてあげて反応があれば「言いくるめ」含めて開放
壊すしか無さそうならメイスで粉砕するわね
襲ってきたら【蛇眼】で動きを止めて一時退却するわ

まったく。私なら殺されたとしても愛を持って残された人達を守護霊になって守るのになぁ!



●怨霊達を縛り付けるモノは……?
 事態の解決にと駆け付けた、鎖のヤドリガミのサイキッカー、サラ・ノアール。
「愛する人族のピンチ!」
 人間に対する好感度が非常に高い彼女は、生きている人々の救出をと意気込む。
 だが、目の前にいる怨霊達……オブリビオンはその成れの果て。怨みでその存在を維持するのは苦しいだろうとサラは考えて。
「依り代を探し出して、解放する方向で行ってみるわ!」
 対して、黒騎士然とした風貌のアンテロ・ヴィルスカはまだ悪目立ちしたくないと判断して外套を羽織り、『迷彩』を使ってできる限り身を潜める。
「悩める魂に寄り添ってやりたいとこだが……」
 ヤドリガミであるアンテロは自身の本体……小さな白銀のロザリオの見た目ほど清浄な精神のヤドリガミではないと、自己分析している。
 彼はまずのんびりと探索し、怨霊がこの場に縛られて顕現している状況を探ることにしていた。

 集落の外にしか現れていない怨霊達。
 状況を見たアンテロが集落の外周にあると思われる墓地を探す合間、サラが着目したのは、ヴァンパイアの配下に殺された時の人々の遺品だ。
「……私の本体とかと同じ感じかしら?」
 何かが怨霊を、この場に留めているのかもしれない。
 ヤドリガミであるからこそ物品に着目する彼女は第六感を働かせ、失せ物探しでこの近辺を捜索する。
 だが、怨霊達数体がサラに近寄り、呪いによって襲い掛かってくる。
 サラは蛇眼でその動きを止め、止む無く一時離脱していく。
「まったく。私なら殺されたとしても、愛を持って残された人達を守護霊になって守るのになぁ!」
 大声で悪態をついたサラはその時、怨霊の足元に大きな石の断片を見つけた。
「ひょっとして、これかしら?」
 よくよく見ると、それは何かの腕から手のあたりのようにも見える。それは、この集落の人々が祈りを捧げていた神像だろうか。
「これはキミ達と何か関係あるのかしら?」
 サラが半ば土の中に埋まった石の塊を示すと……。
「おお、おおおぉぉ……」
 どうやら当たりだったらしく、それを確認した怨霊数体が突然光に包まれ、この場から消えていく。
 神像はその後、音もなく砕けてしまう。その役割を終えてしまったのだろうか。

 同じく、アンテロは墓地で、亡骸や墓に仕掛けでもと考えて捜索をしていた。
(「肉体と精神が云々って、大体何処の神も説いているしね」)
「「おおおぉおおぉおおぉお……」」
 だが、こちらにも怨霊が近寄ってくる。
 ここまで戦いを避けてやってきたアンテロだが、この場に猟兵は彼1人のみ。
 怨霊達も彼を見定め、呪いで襲ってくる。
 しばしそれに耐える彼は、不自然に墓地の道の真ん中に埋め込まれた石の塊を発見した。
 石像の下半身の一部にも見えたそれが仕掛けだと確信し、アンテロは迷わず駆け寄っていく。
「こ、この光は……」
 次の瞬間、神像らしき欠片が砕け散り、怨霊達が呻きを止めて完全に消えてしまった。
「まあ、ラッキーだったな」
 ビジネスライクな思考の彼のこと、怨霊が消えたことにも何の感慨を抱くこともなく、次の手を打つ為に動き始めるのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

天星・暁音
ああ、ここもまた痛いや。
泣きたいくらいに…

…可哀想に…突然奪われて悲しくて苦しくて生きてる者が憎くて辛いんだね。

貴方達の苦しみと痛みを強く感じる。
本当は憎くんで彷徨って誰かを傷つける様なそんなことしたくないよね。

眠ろうよ。そのお手伝いをするから…

心配ないよ
貴方達の大切だった
ううん、きっと今も大切な人はいるよね。
その人達もきっと俺達が助けるから…
だから暗示して眠って…


武器【共苦】による痛みかなりのものかと思いますが、ただ優しく微笑んで巫女として安息と鎮魂を願い【祈り・破魔】で縛りつける力を弱らせ【歌唱・楽器演奏】で巫女服を纏い神楽鈴を鳴らし歌い舞い少しでも彼等が心安らかに眠れる様に力を尽くします


終夜・還
【WIZ】魂の精神に寄り添い、俺なりに説得してみよう。……お前等の恨み辛み、俺が晴らしてやるよ。

さあおいで。お前等の嘆き、哀しみ、苦しみを一身に受けて俺が背負い、連れて行ってやろう。
俺(術師)の戯れに付き合って、殺された恨みを晴らすと良いさ。

蹂躙されるだけは嫌だろ?同郷の者としてその辺は察するぜ。
死んだのもお悔やみ申し上げる。……んで、体良く俺が通り掛かったんだ。お前等の怨嗟を俺が利用してやるからお前等も俺を砲台として利用するといい。

気が晴れたら好きに逝け。
気が晴れなかったのなら俺と来い。他の戦場にも連れて行ってやるからよ!


京条・響
魂の解放か……難しいね……。
怨霊となってしまった人たちの、大切な人が集落に残っていたりはしないのかな?
そういう怨霊がいれば、大切な人を救うためだと説得してみるのも悪くないかもしれないね。
あとは、そうだね……やっぱりここは歌手らしく、鎮魂歌を歌うべきなのかな。


カナタ・アシヤ
「誰かが先に戦っているみたいね」
数が多すぎるオブリビオンを一体ずつ浄化させてる暇はない。そう決断するや否や、薙刀を構えると破魔の力でもって、ほかに注意が向いているオブリビオン達の側面から一気に突破を図る。

【POW】
低いステータスからできる隙を『絶望の福音』で補いながら、薙刀で攻撃し、隙あらば霊符で手数を増やす。
「あとで必ず、御祓いに来るわ」
「その時には、不動明王の真言を唱えてあげる」



●苦しむ魂を救うには……?
 まだ猟兵達を遮るほどに、呻き声を上げる怨霊が残っている。
「ああ、ここもまた痛いや。泣きたいくらいに……」
 その声に、黄色の髪に半ズボンから出る素足が目を引く少年、天星・暁音が僅かに顔をしかめて。
「……可哀想に……突然奪われて悲しくて苦しくて生きてる者が憎くて辛いんだね」
 他人の痛みや苦しみを自らのものとする彼は、それでも笑顔を失わないよう努めている。
 この場の惨状に、役者、バンドマンの顔も持つダンピール、京条・響は唸りこむ。
「魂の解放か……難しいね……」
 すでに、それを成しえて突破した猟兵もいたが、それはさておき。
 もしかしたら、怨霊となってしまった人々の大切な人が集落内に取り残されている可能性も高い。
 そういう怨霊がいたなら、大切な人を救う為と説得するのも悪くはない。響はそこまで思い至ったが……。
 苦しみ、痛み……さらなる強い負の感情。
「本当は憎んで彷徨って、誰かを傷つける様なそんなことしたくないよね」
 暁音が呼びかけを行うも、怨霊達は反応を見せない。
「魂の精神に寄り添い、俺なりに説得してみよう」
 そこで、普段のお気楽な態度を内に秘める人狼、終夜・還が怨霊達を鎮めようと進み出る。
「……お前等の恨み辛み、俺が晴らしてやるよ」
「「「おおおおぉおおぉおおおおぉおお!!」」」
 だが、怨霊達は一層大声で、慟哭の叫びをこだました。
 怨霊達へと近づいていく暁音は、そんな苦しむ人々へと優しく語り掛ける。
「眠ろうよ。そのお手伝いをするから……」

●一気に突破を
 仲間達が怨霊達の相手をしている間に、この場にやってきた陰陽師の女性。
「誰かが先に戦っているみたいね」
 金髪、青い瞳のカナタ・アシヤは、数こそ減ってはいたが、この場の怨霊達全てを1体ずつ浄化させる暇はないと判断していた。
 ならば、この場は一気に突破するのみ。
 決断したカナタは薙刀を構え、破魔の力を使って怨霊達の側面を通り抜けようとしてくる。
 まだまだ、力量不足と自覚するカナタは、『絶望の福音』で怨霊達の行動を先読みして回避しつつ先へと進む。
 それでも進路上に立ち塞がってくる相手には、カナタは薙刀で切りかかって。
「後で必ず、御祓いに来るわ」
 呪詛での攻撃に耐え、彼女は霊符も合わせて怨霊を追い払う。
「その時には、不動明王の真言を唱えてあげる」
 幸い、仲間の方に数が集まっていたこともあり、カナタはうまくこの場を突破していったのだった。

●自分達なりの救済を
「さあ、おいで」
 準備を整え、まず還が怨霊の魂へと説得を始める。
「蹂躙されるだけは嫌だろ? 同郷の者として、その辺は察するぜ。死んだのもお悔やみ申し上げる」
 怨霊達の呻きは止まらないが、同じダークセイヴァー出身である還が何をするのかと関心を抱いているようにも見える。
 体よくこの場へと通りがかった還は、彼らの怨嗟を利用してやると語り掛ける。
 相手の嘆き、哀しみ、苦しみ。
 それらを還は一身に受け止め、背負い、別所まで連れて行こうというのだ。
「お前等も俺を砲台として、利用するといい」
 ユーベルコード『術師の戯れ』。
 それで、殺された恨みを晴らすことができるのなら、怨霊達も少しは気が楽になるのではないか。還はそう考えている。
「気が晴れたら好きに逝け。気が晴れなかったのなら、俺と来い」
「「おおおぉおおぉお……」」
 誘いかける還の言葉に数体の怨霊達は集まり、彼に取りつくようにして怨霊は姿を消していった。

 暁音もまた『共苦の痛み』を抱いたまま、怨霊の集団へと呼びかける。
「心配ないよ。貴方達の大切だった。ううん、きっと今も大切な人はいるよね」
「そうだよ。大切な人を救う為、ここを通してほしい」
 響も暁音のアシストを行い、呼びかけを行う。
 そこで、響が歌手らしくギター状のサウンドウェポンをかき鳴らし、鎮魂歌を奏で始める。
 すると、暁音は手早く持ち替えた神楽鈴を鳴らして歌い、そして、舞っていく。
 彼らが少しでも心安らかに眠れるように。暁音は強い祈りを込めて力の限り演舞して見せた。
「その人達もきっと俺達が助けるから……。だから、安心して眠って……」
「あぁああぁ、あありが、とう……」
 一声、礼を言い残し、この場に留まっていた魂は光に包まれて天へと召されていったのだった。

 この場で苦しむ怨霊達の数も、かなり減ってきていた。
 その対処を一旦後に回し、猟兵達は暗闇の獣が徘徊する集落へと突入していくのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『暗闇の獣』

POW   :    魔獣の一撃
単純で重い【血塗られた爪】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    暗闇の咆哮
【血に餓えた叫び】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    見えざる狩猟者
自身と自身の装備、【自身と接触している】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●血に餓えた獣達
 かなりの数の怨霊達を鎮めた猟兵達は、集落内へと突入していく。
 そこは、3mほどある巨躯を持つ何体もの獣達が我が物顔で徘徊していた。
「アオオオオオオォォォ……」
「オオオオォォォォーーーン!!」
 非常に発達した筋肉を持つ4つ足の狼。その頭には幾本もの角が生えており、見た目の禍々しさを強めている。
 オブリビオン『暗闇の獣』。
 ヴァンパイアに呼び出されたこの獣達は僅かに地面を揺らしながら歩き、どこかに潜む生き残りの人々を探し求める。
 その人々を見つけ次第、暗闇の獣はその強靭な肉体で人々の体を裂き、鋭い牙で食らいつくのだろう。
 まだ、『異端の騎士』は猟兵達の出現に気づいていない。
 これを機に猟兵達は少しでも状況を有利にすべく、一気にその殲滅へと当たる……。
天星・暁音
大物の前哨戦だ。こんな所で躓いて何かいられない。
死者の弔いをちゃんと行う為にも…彼等の大切な人たちを、そして彼等を大切に思う人たちを護る為に、そしてそう約束したこの想いと彼等の痛みの為に、君たちの好きに何かさせない。
君たちを永遠の闇へと放逐する!

【覚悟・勇気】で立ち向かい【全力魔法・高速詠唱・範囲攻撃】でとにかく虹色の光線を撃ちまくります。属性は光で弾幕を抜けて来た者には銀糸で張られたトラップでなるべく周囲に散らばらないように足止めするなりすっぱり切り裂いたりとするかも。


終夜・還
さて、憑いてきたのは数人分か。【呪詛耐性】で乗っ取られるとかは気にしてねぇよ。…俺と共に屠る側を御賞味あれ、ってなァ

【激痛耐性】もあるし、一撃アレを受けて同じ土俵に立ってやろうか。嗚呼、そうだ
一撃貰った時に軽くでも血を流させれるとイイな
そうすりゃ姿が視えなくても【追跡】できるだろ

真似っ子するタイミングは、そうだな……向こうが獲った、と思って突っ込んで来る気配を察知したらかな
勝ったと思った所に獲物が姿を消したら焦るだろう?あとは【怪力】込めてぶっ飛ばしてやるよ

ちな、他の村で同じ様な獣と遊んでてな

オブリビオンっつーのは厄介だわ
倒した奴とまた顔を合わせにゃならん
嗚呼、面倒くせぇなァ!!(愉し気に)


峰谷・恵
「獣と騎士が連携したら厄介だからね、先に獣掃除しないと」

【忍び足】【地形の利用】で獣から隠れて機を伺い、獣が隙を見せたら【鎧無視攻撃】【鎧砕き】【2回攻撃】【一斉発射】をのせたフルバースト・マキシマムを暗闇の獣に叩き込む。
暗闇の獣が姿を消したら砲撃で起こした土煙に注目、姿を消しても動けば土煙も動くので土煙の動きから獣の動きを予測、飛び退いて距離を取りながら透明になった暗闇の獣にアームドフォートの砲撃を叩き込む(それでおこった土煙でさらに獣の動きを予測)

「獣に手こずってるようじゃ耽美趣味吸血ゾンビどもを全滅させるなんて夢のまた夢だからね」



●人の住む地を徘徊する獣の群れ
 集落へと踏み込む猟兵達。
 そこはもはや、人の住む場所ではなかった。
 4つ足の暗闇の獣どもが闊歩し、道を、畑を、家畜を、そして家々をことごとく破壊し、歩き回っている。……どこかに潜む生き残りの人々を探して。
「大物の前哨戦だ。こんな所で躓いてなんかいられない」
 黄色の瞳に髪を持つ天星・暁音(貫く想い・f02508)は、強い思いを抱いて目の前の獣どもへと覚悟、勇気を抱いて立ち向かう。
 ――死者の弔いをちゃんと行う為に。
 ――彼等の大切な人達を、そして彼等を大切に思う人達を護る為に。
 ――そして、そう約束したこの想いと彼等の痛みの為に。
 獣どもの好きになど、させるわけにはいかないのだ。
「君たちを永遠の闇へと放逐する!」
 叫ぶ暁音は全力で、高速詠唱を始める。
「オオオオォォォォーーーン」
 獣どもも、猟兵達が集落へと入った来たことで、その駆除に当たり出す。
「さて、憑いてきたのは数人分か」
 黒髪の人狼の男性、終夜・還(一匹狼・f02594)は先ほど、集落の周囲で怨霊を数体その身に憑りつかせている。呪詛耐性を持つ彼のこと、とりわけこの状況に問題はなさそうだ。
「アオオオォォォォーーーン!!」
 1体が血に餓えた叫びをしてくる間に、別の1体が血塗られた一撃を猛然と振るってくる。
「……これで、同じ土俵に立ったな。嗚呼、そうだ」
 先んじて、相手にその攻撃を受ける形となっていた還だが、ただやられるばかりではない。
 しっかりと彼は防御したタイミングで、相手に軽く黒爪で強靭な獣の肉体にも傷を入れていた。
 これなら、相手が姿を消しても追跡ができるはずと、彼はほくそ笑む。
「獣と騎士が連携したら厄介だからね。先に獣掃除しないと」
 Vカップの爆乳を持つダンピール、峰谷・恵(神葬騎・f03180)は仲間が気を引いているうちに、忍び足と集落の瓦礫などを使って隠れて様子を窺う。
 仲間達へと獣が攻撃を仕掛けるタイミング、アームドフォートを構えた恵は一気に砲撃を連射していく。
 その火力は、相手の強靭な筋肉すらも貫通してしまう。
 恵のフルバースト・マキシマムに、暗闇の獣はなすすべなく1体が黒煙を吐いて崩れ落ちたが、そばにいた別の獣が彼女目掛けて飛び掛かり始めていた。

 徐々に集まってくる獣を、詠唱していた暁音は纏めて捉える。
「遥か彼方より全ての境を越えて、神威を此処に天翔けて来たれ。虹の制裁!!」
 暁音愛用の『星杖シュテルシア』の先端、三日月状の部分から発せられる虹色の光線。
 それらが近づいてくる獣どもを、一気に撃ち抜いていく。
 だが、強靭な肉体でそいつらは弾幕の中でも近づき、暁音の体を引き裂こうとしてくる。
 彼もそれは見越していたらしく、銀糸でトラップを仕掛けて足止めをはかっていた。
 それでも、1,2体の敵が力任せにそれらを破り、暁音に近づいて爪で薙ぎ払ってくる。気づけば、姿を消して迫ってくる獣の姿も……。
 だが、恵がそれを察しており、土煙などの状況を察して敵の動きを予測し、砲撃を撃ちこんでいく。
「獣に手こずってるようじゃ、耽美趣味吸血ゾンビどもを全滅させるなんて夢のまた夢だからね」
 敵も姿を消して近づけば、確実に猟兵達を仕留められると慢心していたのだろう。
「ちな、他の村で同じ様な獣と遊んでてな」
 還はそこを突いて相手の真似っこをして見せ、血塗られた爪での一撃を浴びせかけていく。
「オブリビオンっつーのは厄介だわ。倒した奴とまた顔を合わせにゃならん」
 さらに、彼は怪力も生かして、相手の巨体を吹き飛ばす。
「嗚呼、面倒くせぇなァ!!」
 言葉とは裏腹に、還は楽しそうに相手と同様の咆哮をしてみせ、獣どもを攻め立てるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カナタ・アシヤ
「多いし、大きいわね」
集落内を闊歩する『暗闇の獣』達を見て、ため息を漏らす。
誰か生きている人がいるかもしれない。可能性があるなら、早めに片づけないと。

【WIZ】
『暗闇の獣』達に攻撃していると、突然姿を消す。
「消えた!?」
急いでその場を離れれば、先ほどいた場所に何か攻撃された跡が見える。
「見えなくなる技……なら、わたしにはうってつけね」
ユーベルコードを辺りに展開しながら、反応があればそこへ霊符を飛ばして攻撃を加えていく。


フィーユ・エバーラスト
獣に語る言葉無し、さっさと片づけてしまおう。
【属性攻撃】で銀雷を強化した【皇輪閃墜矢】で、家に近づくものを優先して遠距離から攻撃、こちらに標的を向けさせる。
透明になられたら、【2回攻撃】で矢の数を増やして、ばら撒くように放つ。
別の敵も透明になって襲ってくる可能性もあるから、特に物音には注意しておく。
「さて、地下室と言っていたね。どの建物がそうなのかな?」
壊れた家と言っていたから、恐らく瓦礫で入り口を隠しているのだろうけど。
考えても仕方がないか、結局はこれらを片付けなければ人々に救いはない。
せめて少しでも、獣どもの目をこちらに集められればいい。
「まあ、『こっち』の方が得意だし、性に合ってるさ」


サラ・ノアール
も~。ホントに人族を玩具にして支配してるのね!
集落内は酷いものだし、早くこの集落の人々を助けなきゃ!

獣は全力魔法で威力を最大にした天邪鬼の鎖で死角から奇襲をかけるわ
そのままの勢いでアサルトメイスで頭を勝ち割る!
逃げ足とか見切りで翻弄して、壊れた建物とかの地形も利用して攻撃に当たらないように気をつけましょう

後はコミュ力を駆使して協力できそうな猟兵と一緒に獣を駆逐しましょ
チェーンウィップの範囲攻撃とかでも援護できそうだわ

※アドリブ大歓迎!


ネラ・イッルジオーネ
敵は複数で面積は大きいのですね。

それでしたら私はその敵達の動きを止める事に集中します。
ユーベルコード『プニツィオーネ・ディ・ディオ』を『範囲攻撃』で使って、複数の敵を行動不能にさせます。魔の者には光や神に苦手そうですからね。

さらに『二回攻撃』で再度唱えて、敵の行動不能時間を伸ばしますが、余裕がある時は他のユーベルコードも活用してみます。

獣達の処理がある程度終わりましたら、端末機に敵の行動や性格などを記憶しておきます。



●見えぬ獣の討伐を
 後続として、集落に駆け付けてきた猟兵達はいずれも10代の若い女性ばかりだ。
 その中でも最年長な上、立ち振る舞いもあって非常に大人びて見える金髪碧眼の女性、カナタ・アシヤ(人間の陰陽師・f12158)。
「多いし、大きいわね」
 彼女は集落を闊歩する『暗闇の獣』達の姿に、溜息を漏らしてしまう。
「敵は複数で、体積が大きいのですね」
 こちらは、金と銀の髪を併せ持つ人型機械人形のネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)。
 早速、彼女は見た目から戦うべき相手の分析を始めていたようだ。
「も~。ホントに人族を玩具にして支配してるのね!」
 黒髪の一房のみ赤のメッシュが入ったサラ・ノアール(明るく繋がれた鎖・f03336)は、呆れと苛立ちを率直に示す。
 好き勝手に暴れる暗闇の獣達によって荒らされた集落を、サラは一通り見回して。
「集落内は酷いものだし、早くこの集落の人々を助けなきゃ!」
「本当に生きている人がいるのなら、早めに片づけないと」
 カナタが同意して獣の討伐に意欲を見せると、澄んだ青の髪と銀の瞳を持つフィーユ・エバーラスト(銀帝・f01873)が前に出て。
「獣に語る言葉無し、さっさと片づけてしまおう」
 彼女は早速、家やその残骸へと近づく獣目掛けてルーンソードの切っ先を向ける。
「貫け、銀雷」
 放たれた無数の雷の矢が一気に獣の体を撃ち抜き、その巨躯に雷を駆け巡らせた。
「オオォォーーン!」
 それでもなお、暗闇の獣は咆哮を上げてこちらを振り返る。
 相手がこちらに注意を向ければ、どこかに隠れている集落民も少しは気を楽にしてくれるかもしれない。
「なるほどね」
 コミュ力を働かせるサラが同意し、チェーンウィップで纏めて複数の獣を打ちつける。
「それでしたら……」
 相手の動きを止めることに集中しようと、ネラも詠唱を始める。
「時を刻む古の歯車。狭間より再来しは神の万雷。放たれし閃光は汝に戒めの時を与えん」
 すると、天空に巨大な時空の門が発生し、そこから眩い光が放たれた。
「プニツィオーネ・ディ・ディオ」
 ネラが詠唱を完了すると、その審判の稲妻は一斉に暗闇の獣へと降り注いでいく。
 雷に射抜かれて絶命した敵もいたが、一部はしぶとく生き残り、その場から忽然と姿を消した。
「消えた!?」
 敵を相手取っていたカナタがその場から飛びのくと、鋭い爪が地面を抉ったような跡がつけられていた。
 相手も追い込まれているからこそ、姿を消すなど姑息な手段を多用してきているのだろう。
「見えなくなる技……なら、わたしにはうってつけね」
 しかし、カナタはそれを逆手に取り、所持する霊符を無数の炎の花びらへと変える。
 カナタはそれらを相手の攻撃痕が残る場所目掛けて飛ばし、見えない敵を焼き払っていく。
 フィーユも相手が見えないからこそ、雷の矢を連続してバラ撒くように飛ばす。
 いつの間にか、不自然に敵の数が減っている場合などは特に、フィーユは物音などに警戒していた。
 相手の強襲が怖い状況となれば、サラは逃げ足とか見切りといった手段で相手を翻弄する。
 ネラも再度、天空より審判の稲妻を連続して降り注がせていく。
 そうすることで敵を撃ち抜く頻度も上がり、動けなくなる頻度も上がる。
 敵が動きを止めれば、ネラも余裕をもって長杖『ラプソディ・デッラ・ルーナ』を振るい、他のユーベルコードを試しつつ数を減らしていく。
「さて、地下室と言っていたね。どの建物がそうなのかな?」
 フィーユはどこに人々が潜んでいるのか、気に掛ける。
 事前情報によれば壊れた家ということから、瓦礫で入り口を隠しているのだろうとまでは彼女も当たりを付けていた。
 とはいえ、今は獣どもを片付けねば、人々に救いはない。
「まあ、『こっち』の方が得意だし、性に合ってるさ」
 せめて少しでも、獣どもの目をこちらに向けられれば。
 フィーユはルーンソードを手にしてさらに雷の矢を飛ばし、襲い来る獣を撃ち抜いていく。
 序盤から戦い続ける猟兵の働きもあり、獣の数はかなり減ってきていた。
 雷の矢に射抜かれた獣へ、サラは指先を向ける。
 すると、どこからか現れた鎖が獣の体を縛り付けていく。
 サラは勢いのままに、フック付きのアサルトメイスで相手の頭を粉砕してしまった。
「これで終わり……かな?」
 一応、まだ姿を消したままの獣がいるかもと、サラは気を緩めることなく周囲を見回す。
 その間、ネラは端末機へと暗闇の獣の行動、性格などを記憶させてから、仲間と共に集落のどこかにいるはずの『異端の騎士』の捜索へと移るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『異端の騎士』

POW   :    ブラッドサッカー
【自らが他者に流させた血液】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【殺戮喰血態】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    ブラックキャバリア
自身の身長の2倍の【漆黒の軍馬】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    フォーリングローゼス
自身の装備武器を無数の【血の色をした薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●人を捨てた『異端の騎士』
 気づけば集落からは、暗闇の獣の咆哮も、闊歩する際の地響きも、聞こえなくなっていた。
 それでも、地下に隠れているはずの人々が出てくる様子はない。
 集落内ではまだ、金属が擦れるような音と共に、地面を歩く何者かが存在感を放っていたのだ。
「ほう、あれだけの暗闇の獣どもを駆逐してしまうとはな……」
 ヴァンパイアに忠誠を誓い、自らも異形の存在となり果てた大柄の騎士『異端の騎士』。
 3m近い身長を持つそいつは甲冑の中から、くぐもった声で猟兵達へと言い放つ。
「ヴァンパイア様に仇名す者どもめ、この私が直々に手を下してやろう」
 とうの昔に人の心は捨て去り、オブリビオンとなり果てたこの騎士を終わらせる為、猟兵達は再度武器を手に取るのである……。
天星・暁音
お出ましだね。
例え小さな1歩でも…前に進む為に…君を止めさせてもらう。
彼等との約束の為にも、彼等の安息を祈る為にも…そして何より町の人達の為に…
君にこのまま邪魔される訳にはいかない。

味方を癒やし鼓舞し、騎士をおびき寄せ、誘惑で注意を自分に向け攻撃する人達が少しでも動きやすいように援護します。

可能であれば戦闘後に死者の為に祈り、安息と鎮魂を願って歌と舞を捧げます。


ネラ・イッルジオーネ
闇に染まった騎士の様な感じでしょうか。
それと騎士とは何かを護る為に存在するものと聞いたことがありますが、この騎士も何か護っているのでしょうか。

そして闇と光は相容れないものなのでしょうか……何かきっかけがあれば闇と光は共存は出来そうですが、今は戦う事に集中します。

使える技能は有効的に使いながら、ユーベルコード『ラ・リヴォルツィオーネ・デェラ・グローリア』で、その大きな巨体に何かしら影響を及ぼす魔法の槍で刺してさしあげます。



●倒すべき『異端の騎士』とは
 金属音を立て、大柄な騎士が猟兵の目の前へとやってくる。
「さて、どいつから始末してくれようか」
 黒の全身鎧に身を包む『異端の騎士』。
 暗闇の獣を連れてこの集落を壊滅に追いやり、なおも人々を苦しめる元凶だ。
「お出ましだね」
 年不相応に落ち着きを見せる6歳の少年、天星・暁音(貫く想い・f02508)は相手を見つめ、決意を新たにする。
「例え小さな1歩でも……、前に進む為に……君を止めさせてもらう」
 ――町の周囲で、苦しみの声を上げる怨霊達との約束の為にも。
 ――彼らの安息を祈る為にも。
「……そして、何より町の人達の為に……」
 このまま、邪魔されるわけにはいかない。
 毅然と暁音が告げると、騎士はどこからか漆黒の軍馬を呼び出す。
 騎士の倍はあろうかという巨躯を持つ軍馬は、重々しい音を立てて集落を駆けてきた。
 中心から対称となるような金と銀の長髪を持つミレナリィドール、ネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)は青と赤のオッドアイで、やや距離をとって相手を見つめていた。
「闇に染まった騎士の様な感じでしょうか」
 ネラは手にする長杖『ラプソディ・デッラ・ルーナ』で刃を防ぎつつ、漆黒の騎士の挙動をしばし観察する。
 騎士は何かを守る為に存在するものとネラは聞き覚えがあったが……、この騎士も何か護っているのだろうか。
 確かに、以前は何か強い想いを抱いて、民を守っていたのかもしれないが、今はヴァンパイアに傾倒するだけの存在でしかない。
「はああぁぁっ!」
 非常に大きく、長い騎士の大剣が振るわれ、交戦する仲間達が斬られてしまう。
 飛び散る猟兵達の血を使い、騎士は大剣に施された封印を解き、『殺戮喰血態』へと変化させていく。
「くくく、この剣も貴様らの血を啜りたいようだ」
 手綱を操り、騎馬を反転させて次なる獲物を見定める騎士。
 仲間の交戦の間に、ネラは詠唱を行う。
「天翔ける奇蹟。集いて満ちるは栄光の槍。邪悪な魂に渾沌の審判を」
 彼女の前方に、9つの属性を持つ魔法の槍がいくつも発生して。
「ラ・リヴォルツィオーネ・デェラ・グローリア」
 それらは一気に、騎士へと飛んでいく。
「ふん……」
 次々と槍に射抜かれた騎士は僅かな痺れを、体の重さを感じていたようである。
「祈りを此処に、妙なる光よ。命の新星を持ちて、立ち向かう者達に闇祓う祝福の抱擁を……傷ついた翼に再び力を!」
 暁音も詠唱を行い、神聖なる光によって傷つく仲間達を癒し鼓舞する。
「こっちだよ」
 そして、暁音は騎士に誘惑を試みることで気を引こうとし、少しでも仲間達が動きやすいようにと援護していく。
(「闇と光は相容れないものなのでしょうか……」)
 何かきっかけがあれば、闇と光は共存は出来そうだとネラはふと思う。
 しかしながら、今は目の前の戦いに集中をと、彼女は思考を切り替えて再び詠唱を始めたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

峰谷・恵
「吸血ゾンビの下僕…アレを倒せいようじゃ吸血ゾンビの駆逐なんて果たせない」

吸血ゾンビと嫌悪するヴァンパイアの下僕を確実に倒すためにまずは【地形の利用】【忍び足】で潜んで砲撃位置を確保しつつチャンスを伺う。
敵がブラックキャバリアで漆黒の軍馬を呼び出し騎乗する瞬間を狙い、【一斉発射】【鎧無視攻撃】【鎧砕き】【2回攻撃】を使ったフルバースト・マキシマムでアームドフォートの砲撃と熱線銃の射撃を叩き込み軍馬と異端の騎士両方にダメージを与え、騎乗の瞬間に砲撃を加えることで敵の体勢を崩す。

「吸血ゾンビの下僕に成り下がりながら騎士を名乗るとか大したウケ狙いだね。欠片も笑えないのが欠点だけど」


神元・眞白
終わってるのに。終わったものにまた力を振るう。……無駄。
飛威(人形)に戦いは任せて、私は補助。飛威、お願い。

他に戦う人もいるだろうし、ある程度序盤は様子見。
戦う相手の癖だったり、予備動作は記録?…記憶。
タイミング見て相殺できれば戦況も動くし狙うのもいいかも


サラ・ノアール
ふぅん。私は長い間人の姿になるのを渇望したというのに、
キミは人を捨てたのね。論外よ。
私の愛する人族を解放してもらうわよ!

明らかに格上。けどやるしかない。
逃げ足、見切りを駆使してジェットブーツによるダッシュで攪乱して
カウンター狙いのメイスで鎧砕きしていくわ。
範囲攻撃はチェーンウィップを他の鎖に繋げて伸ばして薙ぎ払いで弾くかロープワークでどこかに引っかけて範囲を離脱する。
コミュ力で他の猟兵に声掛けして連携を取れたら
全力魔法で力を増した身喰らう鎖蛇を叩き込む!
人族から奪ったものを私が吸い取ってやるんだから!

多少は攻撃を受ける覚悟は持っておくわね・・・

アドリブ大歓迎よ。人と一杯喋れたら最高!


カナタ・アシヤ
「遅い登場ね、『異端の騎士』」
「援護するわね!」

味方と戦い、サポート役を引き受ける。

【WIZ】ユーベルコードを使用し、味方の支援を行う。七星七縛符で異端の騎士の行動とユーベルコードを封じ、味方が攻撃する隙を作る。
攻撃で怯んだところを、霊符を放って追い討ちをかける。


フィーユ・エバーラスト
「やあ、何か勘違いしているようだね。手を下してあげるのはボクの方だよ。強者に尻尾をふるしか出来ない獣に、ボクら猟兵が、ね」
「それに、今日は道すがら、届け物を任されてしまってね。結構な量だから、存分に受け取ってくれ」

懐に入り、【見切り】で相手の攻撃を捌く。
殺傷力が増そうが、当たらなければ意味がないからね。
攻撃の隙を突いて相手の体を掴み、【属性攻撃】で銀雷を強化した【襲奏雷撃】を放つ。
「全身の痛みを以って聞け、これがお前を憎いと叫ぶ魂達の声だ」



●本当にその騎士を終わらせる為に
 その力は、歴戦を潜った証か。
 はたまた、その身を代償として人外となり果てた故に得た対価か。
「ならば、これならどうだ」
 何やら言葉を紡ぐ騎士は、自身の大剣を瞬時に鮮血の色をした薔薇へと変える。
 鋭いトゲを持つ薔薇はこの場の猟兵達の体を切り裂き、さらに血を吸っていく。
 そうして、騎士の元に戻った大剣の刀身は一層赤く煌めいていた。
 呼び出した軍馬が消えた為か、騎士は自らの大剣を地面に立って手に取ることになる。
「遅い登場ね、『異端の騎士』」
 戦闘の開始に気づいて、参戦するセミロングの女性陰陽師、カナタ・アシヤ(千年続く陰陽師家の末裔・f12158)が告げる。
「気にするな。遅くとも、貴様ら全員を斬ることには変わらん」
「やあ、何か勘違いしているようだね」
 そんな態度の敵を、銀髪のエルフであるフィーユ・エバーラスト(銀帝・f01873)は鼻で笑って。
「手を下してあげるのはボクの方だよ。強者に尻尾を振るしか出来ない獣に、ボクら猟兵が、ね」
「終わってるのに。終わったものにまた力を振るう。……無駄」
 再び剣を構える敵へ、銀髪の人形遣いであり、自らもミレナリィドールである神元・眞白(真白のキャンパス・f00949)がそっけなく言い放つ。
「何……?」
 騎士の声音が変わる。眞白の言葉の何かがそいつの琴線に引っかかったのだろう。
「ふぅん。私は長い間人の姿になるのを渇望したというのに、キミは人を捨てたのね。論外よ」
 鎖のヤドリガミであるサラ・ノアール(明るく繋がれた鎖・f03336)にとっては、人間というのはとても大事な存在。
 だからこそ、サラは自ら人間としての生を終わらせた敵に、呆れを通り越してくだらなさと憤りを感じて。
「私の愛する人族を解放してもらうわよ!」
 早速、サラは攻撃の為に構えるが、相手の見た目だけでもその力が自分より上だと悟る。
(「けど、やるしかない」)
 ジェットブーツで戦場を駆け回り、彼女は逃げ足、見切りも活かして騎士をかく乱しようとする。
「吸血ゾンビの下僕……アレを倒せないようじゃ、吸血ゾンビの駆逐なんて果たせない」
 黒髪に爆乳を持つ峰谷・恵(神葬騎・f03180)にとって、ヴァンパイアとその眷属は嫌悪する存在。
 だが、相手の力は脅威であり、まともにぶつかれば太刀打ちできない。
 確実に倒すべく、恵は周囲の地形を把握して砲撃の為の手頃な位置の確保へと動く。その際、忍び足を利用して敵の狙いから外れるよう意識していたようだ。
 丁度、前線ではうまく、他の猟兵達が気を引いてくれている。
「それに、今日は道すがら、届け物を任されてしまってね」
 フィーユは確実に命中させるべく、颯爽と相手の懐へと潜り込んで。
「結構な量だから、存分に受け取ってくれ」
 手のひらから、彼女は全力の雷撃を騎士の鎧へと直接撃ち込んでいく。
 超高速、かつ大威力のフィーユの一撃。
「うぐっ……」
 さすがの騎士も嗚咽を漏らすが、それでも簡単に倒れるような相手ではない。
 踏みとどまった騎士が真横に刃を振るうと、近づいたサラがカウンターとして『アサルトメイス』で殴りかかり、騎士の鎧を砕きにかかる。
 眞白は身を引いて様子見する。戦いは、彼女の世話役兼近接戦闘用人形の役目だ。
「飛威、お願い」
 こくりと頷くメイド人形飛威が相手へと切り込む。その人形……彼女は両手の刃で騎士を攻め立てていく。
 その間、眞白はしばらく敵の行動を注視していた。
 相手の行動の癖、予備動作を特にチェックし、後のチャンスの為に己の脳裏に記憶していくのである。

 戦いは激しさを増し、集落中に剣戟と銃声が溢れていた。
 カラッ……。
 その戦いの様子は、瓦礫の下に隠れる人々の知るところとなる。
 彼らは救出にやってきた猟兵に気づき、その勝利を信じて皆で祈りを捧げてくれていた。
 さて、戦場では、騎士が再度薔薇へと変化させた大剣を投げ飛ばし、猟兵達の体を切り裂く。
「これほどまでに鮮やかに……。なんとも美しい色ではないか」
 相手から奪った力を、騎士はこの上なく愛でる。やはり、ヴァンパイアの影響なのだろうか。
 瓦礫の一部へとチェーンウィップを引っかけて移動し、何とか避けていたサラ。
「行ける? 後詰めは頼むわね!」
 彼女は他のメンバーに声を掛け、一気に攻め入る。
「人族から奪ったものを、私が吸い取ってやるんだから!」
 全力魔法を使って力を高めたサラは、己の腕から先を鎖の蛇へと変化させ、異端の騎士へと食らいつかせていく。
「小癪な……!」
 敵は鋭さを増す大剣でサラの体を切り裂くが、彼女もしっかりと体力を奪い返してみせる。
「援護するわね!」
 カナタがそこで護符……七星七縛符を飛ばし、騎士の行動を封じようとしていく。
「……何!?」
 それだけではない。符にはユーベルコードを封じる力もある。
 しばらくはそれで、仲間が攻撃する時間を稼げるはずだ。
「お願い、仲間の援護を」
 相手が抗う間、眞白が再度飛威へと指示を出し、両手の刃で相手の動きをさらに止めようとする。
 その間に、フィーユが強化した一撃を見舞うべく、再び相手の懐へと迫って。
「全身の痛みを以って聞け、これがお前を憎いと叫ぶ魂達の声だ」
「うぐ、ぐおおおぉぉぉっ!!」
 腹に強力な雷撃を撃ちこまれ、先ほど以上の威力に騎士が吠える。
 その間に、カナタも霊符を撃ちこんで追い討ちをかけていた。
 彼女が手間暇かけて作った霊符を喰らってなお、異端の騎士は荒い息をしながら強引に動いて見せて。
「ヴァンパイア様に抗う、愚か者どもめ……!」
 己のユーベルコードが使用できることを確認し、漆黒の軍馬を呼び寄せようとする。
 その瞬間こそ、次なる攻撃の為に恵は待ち続けていた。
「吸血ゾンビの下僕に成り下がりながら騎士を名乗るとか大したウケ狙いだね」
 アームドフォートと熱線銃を相手に向けた恵は、全ての火力を相手へと叩き込む。
「ぐおおおおおおっ!!」
 最後の最後まで、大剣の刃を振るっていた異端の騎士。
「欠片も笑えないのが欠点だけど」
 恵の言葉を聞き届けることなく、そいつは軍馬と共に突撃した態勢のまま骸の海へと還っていったのだった。

 獣も、騎士も倒れ、ヴァンパイアの手から解放された集落。
 瓦礫の中から現れる住民達がようやく顔を出し、久々の外の空気に思いっきり背伸びをする。
「空気が……うまい」
「本当に、救われたのですね……」
 この状況を喜ぶ者もいたが、その反面、犠牲となった知人に涙する者も……。
 集落の周囲には、怨霊となり果てた者がまだ彷徨い続けていたこともあり、猟兵達が祈りを捧げ、暁音が鎮魂の為に歌と踊りを捧げる。
「「「おおおぉぉぉ……」」」
「光……あたた……かい……」
 本当の意味で救いを感じた怨霊達も安らぎを感じ、この場から姿を消していく。今度こそ、穏やかな眠りにつくことだろう。
 集落民達は逞しくも、すぐに集落の復興へと動き出す。
 ダークセイヴァーはまだ夜闇が支配しており、日の光が照らすにはどれだけかかるかはわからない。
 猟兵達は本当の意味での解放を目指し、新たな戦いの場へと向かっていくのである……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月18日


挿絵イラスト